JP2004047513A - 静電吸着構造および静電吸着方法ならびにプラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 - Google Patents

静電吸着構造および静電吸着方法ならびにプラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】速やかにかつ安定に被処理体を離脱可能な、静電吸着構造および静電吸着方法ならびにプラズマ処理装置およびプラズマ処理方法を提供する。
【解決手段】誘電体25に埋設された一対の電極26a、26bに、それぞれ互いに異なる極性の直流電圧を印加し、ウェハWを誘電体25上に吸着させる。誘電体25に吸着されたウェハWに、プラズマ処理を施した後、給電用スイッチ30を切って、チャック電圧の印加を停止する。所定時間後、残留電荷を自然消滅させた後、リフトピン22を上昇させ、ウェハWを離脱させる。ウェハWは、リフトピン上から搬出される。その後、誘電体上には新たなウェハWが載置され、吸着状態で処理が施される。ここで、制御装置100は、極性切替スイッチ31によって、1枚のウェハWを処理する毎に印加電圧の極性を切り替える。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被処理体を静電気力を用いて載置面上に吸着保持する、静電吸着構造および静電吸着方法ならびにプラズマ処理装置およびプラズマ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置、液晶表示装置等の製造工程において、半導体ウェハ等の被処理基板を所定の位置に保持する構造として、静電チャックが用いられている。静電チャックは、静電気力(クーロン力)を用いて基板を吸着保持する。静電チャックは、真空中でも利用可能であることなどから、プラズマエッチング等のプラズマ処理に好適に利用可能である。このような真空チャックとして、双極式の真空チャックが広く用いられている。
【0003】
双極式の静電チャックは、誘電体と、一対の電極と、から構成される。誘電体は、セラミック、樹脂等の絶縁性材料から構成される。基板は、誘電体に形成された載置面上に載置され、後述するように静電気力によって吸着される。また、電極は、誘電体の内部に埋め込まれている。電極は平板状に形成され、誘電体を介して基板に対向するようそれぞれ配置される。電極は、例えば、基板の半面とそれぞれ重なり、同一面を形成するように並設される。
【0004】
2つの電極には、異なる極性の直流電圧がそれぞれ印加される。直流電圧の印加により、電極と重なる誘電体の表面には、印加電圧の極性と逆極性の電荷がそれぞれ誘起される。誘電体表面に誘起された電荷により、基板の裏面にこれとは逆の極性の電荷が誘起される。これにより、基板の裏面と誘電体の載置面との間に静電気力が発生し、基板は誘電体表面に吸着保持される。
【0005】
吸着は、電極への直流電圧の印加を停止することにより解除される。しかし、電圧の印加を停止した後にも、誘電体の表面には電荷が残留し、誘電体と基板との間にはいわゆる残留吸着力が働く。基板は、例えば、誘電体を貫通するリフトピンの上昇によって離脱される。このとき、残留吸着力が大きいと、離脱が失敗し、または、離脱時に基板が損傷する場合がある。このため、電圧印加の停止から所定時間後の、残留電荷が十分に減少するタイミングで、基板の離脱が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、高いスループットを得るため、基板の脱離は、残留電荷が完全に消滅しない状態で行われる。このため、基板離脱後の誘電体の表面にある程度の残留電荷が残った状態で、未処理の基板が新たに載置される。この状態で電極に直流電圧が印加され、基板が新たに誘電体に吸着される。この新たな吸着動作によって、誘電体の表面に残留電荷がさらに蓄積される。
【0007】
このように、基板の連続処理に伴って吸着動作を繰り返す毎に、誘電体表面に蓄積される残留電荷の量は次第に増大し、これとともに、残留吸着力が増大する。このため、リフトピンの上昇タイミングは、残留電荷の蓄積分のマージンをとって設定されている。
【0008】
しかし、このようにリフトピンの上昇タイミングを設定した場合、特に、基板の連続処理の初期において、スループットはマージンの分だけ実質的に低下する。しかし、マージンを少なくすると、上述したように、基板の安定な離脱が行われなくなる。
【0009】
このように、従来の静電チャック構造は、処理後の基板を離脱させる毎に残留電荷が蓄積され、残留吸着力の増大により、速やかにかつ安定に基板の離脱が行われないおそれがあった。
【0010】
上記事情を鑑みて、本発明は、速やかにかつ安定に被処理体を離脱可能な、静電吸着構造および静電吸着方法ならびにプラズマ処理装置およびプラズマ処理方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る静電吸着構造は、
被吸着物が載置される誘電体と、
前記誘電体内に埋設され、前記被吸着物と前記誘電体とを静電気力によって吸着させるように、直流電圧が印加される電極と、
前記電極への直流電圧の印加と、印加の停止と、を切り替える給電切替手段と、
前記電極に印加される直流電圧の極性を切り替える極性切替手段と、
前記被吸着物を前記誘電体から離間させる離間手段と、
前記電極への直流電圧の印加により前記誘電体に吸着された前記被吸着物を、前記直流電圧の印加を停止した後に前記誘電体から離間させ、所定数の前記被吸着物を離間させる毎に前記極性切替手段によって前記電極に印加される直流電圧の極性を切り替える制御手段と、
を備える、ことを特徴とする。
【0012】
上記構成の静電吸着構造において、前記電極は、それぞれ互いに極性の異なる直流電圧が印加される一対の電極から構成されてもよい。
【0013】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るプラズマ処理装置は、
チャンバを備え、前記チャンバ内で被処理体に所定のプラズマ処理を施すプラズマ処理装置であって、
前記チャンバ内に設けられ、前記被処理体が載置される誘電体と、
前記誘電体内に埋設され、前記被処理体と前記誘電体とを静電気力によって吸着させるように、直流電圧が印加される電極と、
前記電極への直流電圧の印加と、印加の停止と、を切り替える給電切替手段と、
前記電極に印加される直流電圧の極性を切り替える極性切替手段と、
前記被処理体を前記誘電体から離間させる離間手段と、
前記電極への直流電圧の印加により前記誘電体に吸着され、前記プラズマ処理が施された前記被処理体を、前記直流電圧の印加を停止した後に前記誘電体から離間させ、所定数の前記被処理体を離間させる毎に前記極性切替手段によって前記電極に印加される直流電圧の極性を切り替える制御手段と、
を備える、ことを特徴とする。
【0014】
上記構成のプラズマ処理装置において、前記電極は、それぞれ互いに極性の異なる直流電圧が印加される一対の電極から構成されてもよい。
【0015】
上記構成のプラズマ処理装置は、さらに、前記チャンバに接続され、前記離間手段によって離間された前記被処理体を前記チャンバから搬出する搬送機構が設けられた搬送チャンバを備えてもよい。
【0016】
上記構成のプラズマ処理装置において、前記誘電体は、導電性の基台上に設けられてもよく、前記基台は、高周波電源に接続されてプラズマ生成電極を構成してもよい。
【0017】
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係る静電吸着方法は、
内部に電極が埋設された誘電体上に被吸着物を載置する工程と、
前記電極に直流電圧を印加して、前記被吸着物と前記誘電体とを静電気力によって吸着させる工程と、
前記電極への前記直流電圧の印加を停止する工程と、
前記被吸着物を前記誘電体から離脱させる工程と、
を備え、
所定数の前記被吸着物を離脱させる毎に、前記電極に印加する電圧の極性を切り替える、
ことを特徴とする。
【0018】
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点に係るプラズマ処理方法は、
内部に電極が埋設された誘電体上に被処理体を載置する工程と、
前記電極に直流電圧を印加して、前記被処理体と前記誘電体とを静電気力によって吸着させる工程と、
前記誘電体に吸着された前記被処理体に所定のプラズマ処理を施す工程と、
前記電極への前記直流電圧の印加を停止する工程と、
前記被処理体を前記誘電体から離脱させる工程と、
を備え、
所定数の前記被処理体を離脱させる毎に、前記電極に印加する電圧の極性を切り替える、
ことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係るプラズマ処理装置について、以下図面を参照して説明する。本実施の形態は、本発明を、被処理体である半導体ウェハ(以下、ウェハW)にプラズマエッチングを施すプラズマエッチング装置に適用した例である。
【0020】
図1に、本実施の形態に係るプラズマ処理装置11の構成を示す。図1に示すプラズマ処理装置11の行う一連の動作は、制御装置100によって制御される。
【0021】
図1に示すように、本実施の形態のプラズマ処理装置11は、略円筒形状のチャンバ12を備える。チャンバ12は、アルマイト処理されたアルミニウム等から構成されている。チャンバ12は、接地されている。
【0022】
チャンバ12の下部には、排気管13が接続されている。排気管13は、ターボ分子ポンプ等の真空引き可能なポンプに接続され、チャンバ12内は、数Pa程度まで減圧可能となっている。
【0023】
チャンバ12の底部には、セラミック等の絶縁体からなる支持板14が設けられている。支持板14の上には、略円筒状のサセプタ15が設けられている。サセプタ15は、後述するように、ウェハWの載置台として、および、プラズマ生成用の下部電極として機能する。
【0024】
サセプタ15は、表面がアルマイト処理されたアルミニウム等から構成される。サセプタ15およびその周辺部分を拡大した図を図2に示す。図2に示すように、サセプタ15は、略円筒形状に形成されている。サセプタ15本体の上面には、平坦面が形成されている。
【0025】
サセプタ15の内部には、冷媒流路16が形成されている。冷媒流路16には、チラー(冷媒)が導通可能であり、サセプタ15およびその近傍を所定の温度に調節する。また、サセプタ15には、これを上下に貫通する貫通孔17が設けられている。
【0026】
サセプタ15上には、ヒータ層18が設けられている。ヒータ層18は、例えば、抵抗体が埋設された平板状の絶縁体層から構成されている。絶縁体層は、例えば、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム等のセラミックから構成される。ヒータ層18により、サセプタ15上に載置されたウェハWは、所定温度に加熱される。
【0027】
ヒータ層18の上には、平板状の静電チャック19が設けられている。静電チャック19の上面は、ウェハWの載置面を構成する。また、後述するように、静電チャック19は、載置されたウェハWを静電気力で吸着し、保持する。
【0028】
サセプタ15およびヒータ層18内には、例えば、ヘリウムガスなどの伝熱ガスの流路(図示せず)が形成されている。静電チャック19上に保持されたウエハWの裏面に伝熱ガスを供給することによって、ウエハWと静電チャック19との間の熱伝達は均一となり、伝達効率が向上される。
【0029】
ヒータ層18および静電チャック19は、サセプタ15よりも小径に形成されている。サセプタ15上面の周縁には、ヒータ層18および静電チャック19を囲む、環状のフォーカスリングが設けられている。フォーカスリングは、内側フォーカスリング20aと、外側フォーカスリング20bと、から構成されている。
【0030】
内側フォーカスリング20aは、単結晶シリコン等の導電性材料から構成されている。内側フォーカスリング20aは静電チャック19の外径とほぼ同じ内径を有し、その外周を包囲する。内側フォーカスリング20aは、プラズマ中のイオンを効果的にウエハWに入射させる機能を有している。
【0031】
外側フォーカスリング20bは、石英等の絶縁性材料から構成されている。外側フォーカスリング20bは、内側フォーカスリング20aの外径とほぼ同じ内径を有し、その外周を包囲する。外側フォーカスリング20bは、サセプタ15の上方のプラズマの拡散を抑制する。
【0032】
また、サセプタ15と、ヒータ層18と、静電チャック19と、には、これらを貫通するリフトピン孔21が設けられている。リフトピン孔21は、例えば、3つ設けられ、それぞれの内部をリフトピン22が進退可能となっている。
【0033】
複数のリフトピン22は、リング状の指示部材23によって固定され、シリンダ24によって、一体に昇降可能に構成されている。リフトピン22は、静電チャック19から突出し、かつ、埋没するように駆動する。リフトピン22の昇降動作によって、図3に示すように、ウェハWの静電チャック19上への載置および載置面からの離脱がなされる。
【0034】
ここで、図2に示す静電チャック19について詳述する。静電チャック19は、誘電体25と、一対の電極26a、26bと、から構成される。
【0035】
誘電体25は、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム等のセラミック、ポリイミド等の樹脂等から構成されている。誘電体25は、例えば、厚さ4mm程度の円板状に形成されている。誘電体25の一面(下面)は、ヒータ層18の上面に接合されている。また、誘電体25の他面(上面)は、ウェハWの載置面を構成する。
【0036】
一対の電極26a、26bは、誘電体25の内部に埋設されている。電極26a、26bは、例えば、タングステン等の高融点金属の薄板から構成されている。電極26a、26bは、例えば、図4に示すように、それぞれ半円状に形成されている。図2に戻り、一対の電極26a、26bは、貫通孔17を通る給電線27a、27bの一端にそれぞれ接続されている。給電線27a、27bの他端は、貫通孔17を介して引き出され、給電部28に接続されている。
【0037】
給電部28は、第1および第2の直流電源29a、29bと、給電スイッチ30と、極性切替スイッチ31と、電流計32と、を備える。給電部28は、制御装置100に接続されている。
【0038】
第1および第2の直流電源29a、29bは、それぞれ、正極または負極の直流電力、例えば、大きさ1kV〜2kVの直流電力を供給する。
【0039】
給電スイッチ30は、第1および第2の直流電源29a、29bからの給電線27a、27bへの電力供給のオン/オフを切り替える。給電スイッチ30がオンのとき、給電線27a、27bは第1および第2の直流電源29a、29bに接続され、オフのときは接地される。制御装置100は、給電スイッチ30のオン/オフにより、ウェハWを静電チャック19上に静電吸着させ、また、吸着を解除する。
【0040】
上述のように、第1および第2の直流電源29a、29bと、一対の電極26a、26bと、は給電線27a、27bによってそれぞれ接続され、一対の電極26a、26bの双方には、それぞれ極性の異なる直流電圧が印加される。給電スイッチ30がオンとされ、一対の電極26a、26bに直流電圧が印加されると、各電極26a、26bの近傍の誘電体25の表面には、それぞれ正電荷と負電荷とが誘起される。これらの電荷は、誘電体25上に載置されたウェハWの載置面に、それぞれ、これらと逆極性の電荷を誘起する。これにより、誘電体25表面とウェハWの裏面との間に静電気力(クーロン力)が形成され、ウェハWは誘電体25の表面に静電吸着される。
【0041】
極性切替スイッチ31は、一対の電極26a、26bにそれぞれ接続された給電線27a、27bと、第1および第2の直流電源29a、29bと、の接続を切り換え、一対の電極26a、26bに印加される直流電圧の極性を同時に切り替える。制御装置100は、後述するように、極性切替スイッチ31によって、所定枚数のウェハWを処理する毎に、一対の電極26a、26bに印加する電圧の極性を切り替える。すなわち、ウェハWの吸着保持動作を所定回数繰り返す毎に、印加する電圧の極性を切り替える。
【0042】
電流計32は、第1および/または第2の直流電源29a、29bに接続された給電線27a、27b上に設けられている。図2中、電流計32は、第2の直流電源29bと給電スイッチ30との間に設けられている。なお、電流計32は、図中の位置に限らず、一対の電極26a、26b間に流れる電流を検出可能であれば、どこに配置されていてもよい。
【0043】
電流計32は、静電チャック19上のウェハWの有無、載置状態等をチェックするために設けられている。電流計32は、図示しないA/Dコンバータ等の変換器を介して制御装置100に接続されている。制御装置100は、以下に示すように、誘電体25を介して一対の電極26a、26b間に流れる電流に基づいて、静電チャック19上のウェハWの有無、および、載置状態を判別する。
【0044】
図5に、静電チャック19上にウェハWが載置されている場合の、静電チャック19の構成する等価回路図を示す。図5中、Eは電源電圧、iは回路を流れる電流、Rは電極26a、26b間の抵抗、RおよびRは2つの電極26a、26bとウェハWの裏面との間の抵抗、をそれぞれ示す。
【0045】
静電チャック19上にウェハWが載置されている場合、図5の回路を流れる電流iは、i=E/R+E/(R+R)で表される。一方、ウェハWが載置されていない場合には、RとRの回路が切り離された状態となり、このときに回路に流れる電流iは、i=E/Rと表される。
【0046】
従って、静電チャック19上にウェハWがある場合と無い場合とでは、電流計32で検出される電流はE/(R+R)分だけ異なる。また、載置面上の異物等により、ウェハWが静電チャック19上に正常に載置されておらず、静電チャック19とウェハWとの接触が正常でない場合にも、このような電流量の違いが検出される。このように、一対の電極26a、26b間に流れる電流を調べることにより、静電チャック19上のウェハWの有無、載置状態等を判別することができる。
【0047】
具体的には、制御装置100は、電流計32から、A/Dコンバータ等によってデジタル化された電流データを受け取る。制御装置100は、例えば、ウェハWの載置動作の後、および、離脱動作の後に電極26a、26b間を流れる電流データを取得する。制御装置100は取得した電流データに基づいて、ウェハWの載置状態およびウェハWの有無を判別する。
【0048】
図1に戻り、チャンバ12の上部には、上部電極33が設けられている。上部電極33は、絶縁性材料からなる絶縁支持体34によってチャンバ12に支持されている。上部電極33は、電極支持体35と、拡散部材36と、電極板37と、を備える。
【0049】
電極支持体35は、アルミニウム等の導体から構成されている。電極支持体35の内部には、温調手段としての図示しない冷媒流路16が形成され、電極支持体35およびその周辺は、所定の温度に維持される。
【0050】
拡散部材36は、電極支持体35の内部に中空部を形成するように構成されている。拡散部材36はガス供給管38に接続され、ガス供給管38から供給された処理ガスは拡散部材36によって拡散される。処理ガスとしては、エッチングガスおよびその他のガス、例えば、四フッ化炭素と、窒素と、が用いられる。なお、複数のガス供給管から各種ガスを混合して、あるいは、単独で供給する構成であってもよい。
【0051】
電極板37は、シリコン、炭化シリコン等から構成される円盤状部材から構成される。電極板37は、上部電極33の下面を構成し、サセプタ15(静電チャック19)上に載置されたウェハWと対向するように配置される。電極板37は、その周縁において、電極支持体35に図示しないねじによって係止されている。このねじ止め部分は、セラミック、フッ素樹脂等の絶縁性材料からなる環状のシールドリング39によって覆われている。
【0052】
電極板37には、多数のガス孔40が設けられている。ガス孔40は、拡散部材36の形成する中空部と連通している。拡散部材36にて拡散された処理ガスは、多数のガス孔40から均一に、チャンバ12内の空間、特に、ウェハWの上方の空間に吐出される。
【0053】
電極板37は、整合器41を介して高周波電源42に接続されている。上部電極33の電極板37には、1MHz以上の周波数、例えば、27.12MHzの高周波電力が印加される。
【0054】
一方、下部電極を構成するサセプタ15には、整合器43を介して高周波電源44が接続されている。サセプタ15には、周波数が数百kHz程度以上、例えば、800kHzの高周波電力が印加される。
【0055】
上部電極33と下部電極とに高周波電力を印加することにより、これらの間には、高周波電界が形成される。このように形成されたプラズマ空間において、電極板37のガス孔40より吐出された処理ガスはプラズマ状態とされる。プラズマ中に生成されたエッチング活性種(イオン等)によって、ウェハWの表面がエッチングされる。
【0056】
チャンバ12の側部には、ゲートバルブ45を介して、ロードロックチャンバ46が設けられている。ロードロックチャンバ46は、チャンバ12内にウェハWを搬入し、また、チャンバ12内から搬出するための、搬送用ポートとして機能する。ロードロックチャンバ46内には、ウェハWをチャンバ12とロードロックチャンバ46との間で搬送するための、搬送アーム等の搬送機構47が設けられている。
【0057】
以下、上記構成のプラズマ処理装置11のエッチング動作について説明する。ここでは、シリコンのウェハWに形成されたシリコン酸化膜をエッチングする場合について説明する。図6にタイミングチャートの一例を示す。なお、以下に示す構成は一例であり、同様の結果が得られる構成であればいかなる構成であってもよい。
【0058】
まず、ゲートバルブ45が開放され、搬送機構47によってロードロックチャンバ46からチャンバ12内にウェハWが搬入される。このとき、リフトピン22は上昇位置にあり、静電チャック19の表面から突出している。搬送機構47は、ウェハWをリフトピン22上に載置する。その後、搬送機構47はチャンバ12外に退避し、ゲートバルブ45は閉鎖される。
【0059】
制御装置100は、シリンダ24を駆動してリフトピン22を下降させる。リフトピン22が、静電チャック19内に埋没することにより、ウェハWは静電チャック19の表面に載置される。
【0060】
次いで、制御装置100は、ポンプを作動させ、チャンバ12内を、所定の真空度とする。チャンバ12内は、例えば、0.001Pa(0.1mTorr)程度の圧力とされる。
【0061】
ここで、制御装置100は、給電スイッチ30をオンとする。静電チャック19の一対の電極26a、26bには、それぞれ極性の異なる直流電圧(チャック電圧)が印加される。一対の電極26a、26bには、例えば、1kV〜2kVの大きさの正負いずれかの直流電圧がそれぞれ印加される。これにより、ウェハWは、上述したように、静電チャック19の表面に静電気力によって吸着される。
【0062】
このとき、制御装置100は、電流計32から電極26a、26b間に流れる電流の値を取得する。制御装置100は、取得した電流データに基づいて、ウェハWの載置状態を、例えば、以下のように判別する。
【0063】
図5を参照して、制御装置100は、ウェハWが載置された状態に流れる電流i(i=E/R+E/(R+R))を記憶している。ウェハWの載置動作の後に、検出された電流iが電流iとほぼ同じ場合、制御装置100はウェハWが正常に載置されていると判別し、エッチング処理を開始する。しかし、検出された電流iが電流iと異なる場合、制御装置100はウェハWが正常に載置されていないと判別する。また、i=0であるときは、給電部28等で断線が生じていると判別する。このような場合、制御装置100は処理の続行を中止する。
【0064】
ウェハWが正常に載置されていると判別した場合、制御装置100は、チャンバ12内にCFガスを導入し、チャンバ12内を、エッチング圧力、例えば、2Pa(20mTorr)の圧力とする。その後、上部電極33に、例えば、周波数27.12MHz、パワー2kWの高周波電力を供給する。また、下部電極としてのサセプタ15に、例えば、周波数800kHz、パワー1kWの高周波電力を供給する。
【0065】
高周波電力の供給により、上部電極33と、サセプタ15と、の間には、上記ガスのプラズマが生成される。ガスプラズマ中のエッチング活性種が、サセプタ15(静電チャック19)上に載置されたウェハWの表面に入射し、ウェハWの表面のシリコン酸化膜をエッチングする。
【0066】
上記のようにして、所定のエッチング工程を行った後、制御装置100は、給電スイッチ30をオフとして、一対の電極26a、26bへのチャック電圧の印加を停止する。この状態で、ウェハWおよび誘電体25には電荷が残留している。
【0067】
一方で、制御装置100は、チャンバ12内に窒素ガス等のパージガスを導入する。パージガスの導入により、チャンバ12内に残存するエッチングガスは除去される。このとき、チャンバ12内の圧力は、9Pa〜10Pa(70mTorr〜80mTorr)の圧力とされる。
【0068】
電圧印加の停止から所定時間後、残留電荷が所定程度まで消滅するタイミングで、制御装置100は、シリンダ24を駆動させてリフトピン22を上昇させる。リフトピン22は、処理後のウェハWを持ち上げる。また、このとき、制御装置100は、ゲートバルブ45を開放する。
【0069】
このとき、制御装置100は、ウェハWの離脱が完全になされたかどうかを判別する。すなわち、制御装置100は、給電スイッチ30をオンとし、電極26a、26bにパルス状の検出電圧を印加する。制御装置100は、電流計32からこのときの電流iを検出する。制御装置100は、ウェハWが載置されていない状態に流れる電流i(i=E/R)を記憶しており(図5参照)、検出電流iと比較する。
【0070】
制御装置100は、検出電流iがiとほぼ等しい場合、ウェハWが完全に離脱したと判別し、搬送機構47によってウェハWをチャンバ12から搬出する。しかし、検出電流iがiと異なる場合、ウェハWの離脱が不完全であると判別し、離脱を再試行するなど一旦処理を中断する。ウェハWの搬出により、一枚のウェハWの処理工程は終了する。
【0071】
その後、ひき続いて、チャンバ12内には新たに未処理のウェハWが搬入され、上記一連の工程を繰り返してエッチング処理が施される。このような枚葉の処理は複数枚のウェハWに対して連続的に行われる。
【0072】
ここで、本実施の形態では、上記連続処理において、所定枚数のウェハWを処理する毎に、一対の電極26a、26bに印加する直流電圧の極性をそれぞれ変化させる。図7に、制御装置100が極性を変化させるシーケンスの一例を示す。
【0073】
図7に示す例では、上述のようにウェハWを吸着する際に電極26a、26bに印加する直流電圧の極性を、ウェハWの処理毎に変化させている。すなわち、n枚目のウェハWを処理する(吸着する)際には、一方の電極26aに負極電圧を、他方の電極26bに正極電圧を印加している。次いで、(n+1)枚目のウェハWを処理する際には、一方の電極26aに正極電圧を、他方の電極26bに負極電圧を印加している。
【0074】
本実施の形態のように、所定枚数のウェハWを処理(吸着)する毎に、一対の電極26a、26bに印加する直流電圧の極性を切り替えることにより、以下のような効果が得られる。上述したウェハWの静電チャック19からの離脱過程において、ウェハWが離脱した後の静電チャック19の表面には、電極26a、26bに印加されていた電圧の極性とは逆の極性の電荷がそれぞれ残留している。このような残留電荷は、ウェハWの吸着、脱離を繰り返す毎に蓄積される。しかし、印加する電圧の極性を切り替えることにより、誘電体25に残留していた電荷は消滅し、これにより、残留電荷の蓄積は防止される。
【0075】
例えば、極性を変化させずに一対の電極26a、26bに直流電圧を印加する場合には、ウェハWを処理する毎に残留電荷が蓄積される。このため、残留電荷の所定量までの減少に要する時間は次第に増大し、予め設定されているリフトピン22の上昇時間における残留吸着力は、1,2,…,N枚のウェハWを処理する毎に、図8に示すように、f<f<…<fのように増大する。残留吸着力が増大し、安定なウェハWの離脱が可能な力fを超えると、ウェハWの損傷等の問題が生じてしまう。
【0076】
一方、本実施の形態のように、ウェハWを所定枚数処理する毎に電極26a、26bに印加する電圧の極性を変える構成によれば、残留電荷の蓄積は防止される。このとき、図9に示すように、ウェハWを連続的に処理した場合にも、残留吸着力はほぼ一定に保たれる。図に示すように、常にf1〜N<fとできることから、ウェハWの安定な離脱が可能となる。
【0077】
また、残留電荷の蓄積を防止可能なことから、残留電荷が所定程度まで減少し、残留吸着力がfより低い程度まで低下するまでの時間は増大することなく、ほぼ一定である。このため、通常、残留電荷の蓄積を考慮して長く設定していたリフトピン22の上昇時間(t)を、残留電荷の蓄積のマージンを確保することなく設定することができる。従って、リフトピン22の上昇時間をより短い時間(t)に短縮することができる。このように、ウェハWの離脱を速やかなものとすることにより、スループットの向上が図れる。
【0078】
以上説明したように、静電チャック19への印加電圧の極性をウェハWの処理毎に逆極性に変化させる本実施の形態によれば、ウェハW離脱後に誘電体25に残留する電荷の蓄積を防止することができる。このため、残留吸着力の増大による、ウェハWの脱離失敗、脱離時のウェハWの損傷等が防止された、安定なウェハWの離脱が可能となる。さらに、ウェハWの離脱タイミングを速めることができ、ウェハWの静電チャック19からの速やかな離脱が可能となる。
【0079】
本発明は、上記実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記実施の形態の変形態様について、説明する。
【0080】
上記実施の形態では、一対の電極26a、26bを用いる双極式の静電チャック19を用いるものとした。しかし、本発明は、単極式、あるいは、3つ以上の電極を備える構造にも適用可能である。
【0081】
上記実施の形態では、静電チャック19の電極26a、26b間に流れる電流に基づいて、ウェハWの載置状態を判別するものとした。しかし、ウェハWの載置状態を判別する方法は、上記のものに限らず、ウェハWの裏面への伝熱ガスの漏れ量から判別する方法、ウェハWの裏面に赤外線を照射する方法など、他のいかなる方法であってもよい。
【0082】
上記実施の形態では、ウェハWを一枚処理する毎に印加電圧の極性を切り替える場合を例として説明した。しかし、これに限らず、数枚のウェハW、1カセット分のウェハWなど、速やかかつ安定なウェハWの離脱が可能であれば、何枚毎に極性を変化させる構成としてもよい。
【0083】
また、極性の切り替えは、処理したウェハWの枚数に限られない。例えば、制御装置がシリンダの駆動をカウントするカウンタを備え、リフトピンの昇降動作(ウェハWの離脱)を繰り返した回数に基づいて極性の切り替えを行うようにしてもよい。
【0084】
上記実施の形態では、シリコン半導体ウェハ表面のシリコン酸化膜をフッ素ガスを用いてエッチングするプラズマエッチング装置を例として説明した。しかし、上記例に限らず、エッチングする膜種、エッチングガス種等は上記のものに限られない。
【0085】
また、上記例では、いわゆる平行平板型のプラズマ処理装置を用いたが、誘導結合型、マイクロ波型、ECR型等の他のいかなるプラズマ処理装置に用いてもよい。また、プラズマエッチングに限らず、アッシング、スパッタリング、CVD等の他のプラズマ処理を行う装置にも適用可能である。また、プラズマ処理装置に限らず、熱処理装置、CVD装置、スパッタリング装置等のプラズマを用いない処理を行う処理装置にも用いることができることはもちろんである。すなわち、本発明は、被処理体を静電吸着構造によって吸着した状態で枚葉式の処理を施すどのような処理装置にも適用可能である。
【0086】
また、被処理体も、半導体ウェハに限らず、液晶表示装置基板にも適用可能であり、さらには、静電吸着可能であり、所定の処理が施されるものであればいかなるものであってもよい。
【0087】
【発明の効果】
本発明によれば、速やかにかつ安定に被処理体を離脱可能な、静電吸着構造および静電吸着方法ならびにプラズマ処理装置およびプラズマ処理方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるプラズマ処理装置の構成を示す図である。
【図2】図1に示すプラズマ処理装置のサセプタ周辺の構造を示す図である。
【図3】ウェハの載置状態を示す図である。
【図4】静電チャックの電極の構造を示す図である。
【図5】静電チャックの等価回路を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態にかかるプラズマ処理装置の動作のタイミングチャートを示す図である。
【図7】電極へ印加電圧の極性の変化を示す図である。
【図8】残留吸着力の変化を示す図である。
【図9】残留吸着力の変化を示す図である。
【符号の説明】
11 プラズマ処理装置
12 チャンバ
15 サセプタ
19 静電チャック
22 リフトピン
24 シリンダ
25 誘電体
26a、26b 電極
27a、27b 給電線
28 給電部
29a、29b 直流電源
30 給電スイッチ
31 極性切替スイッチ
32 電流計
33 上部電極
45 ゲートバルブ
46 ロードロックチャンバ
47 搬送機構
100 制御装置

Claims (8)

  1. 被吸着物が載置される誘電体と、
    前記誘電体内に埋設され、前記被吸着物と前記誘電体とを静電気力によって吸着させるように、直流電圧が印加される電極と、
    前記電極への直流電圧の印加と、印加の停止と、を切り替える給電切替手段と、
    前記電極に印加される直流電圧の極性を切り替える極性切替手段と、
    前記被吸着物を前記誘電体から離間させる離間手段と、
    前記電極への直流電圧の印加により前記誘電体に吸着された前記被吸着物を、前記直流電圧の印加を停止した後に前記誘電体から離間させ、所定数の前記被吸着物を離間させる毎に前記極性切替手段によって前記電極に印加される直流電圧の極性を切り替える制御手段と、
    を備える、ことを特徴とする静電吸着構造。
  2. 前記電極は、それぞれ互いに極性の異なる直流電圧が印加される一対の電極から構成される、ことを特徴とする請求項1に記載の静電吸着構造。
  3. チャンバを備え、前記チャンバ内で被処理体に所定のプラズマ処理を施すプラズマ処理装置であって、
    前記チャンバ内に設けられ、前記被処理体が載置される誘電体と、
    前記誘電体内に埋設され、前記被処理体と前記誘電体とを静電気力によって吸着させるように、直流電圧が印加される電極と、
    前記電極への直流電圧の印加と、印加の停止と、を切り替える給電切替手段と、
    前記電極に印加される直流電圧の極性を切り替える極性切替手段と、
    前記被処理体を前記誘電体から離間させる離間手段と、
    前記電極への直流電圧の印加により前記誘電体に吸着され、前記プラズマ処理が施された前記被処理体を、前記直流電圧の印加を停止した後に前記誘電体から離間させ、所定数の前記被処理体を離間させる毎に前記極性切替手段によって前記電極に印加される直流電圧の極性を切り替える制御手段と、
    を備える、ことを特徴とするプラズマ処理装置。
  4. 前記電極は、それぞれ互いに極性の異なる直流電圧が印加される一対の電極から構成される、ことを特徴とする請求項3に記載のプラズマ処理装置。
  5. さらに、前記チャンバに接続され、前記離間手段によって離間された前記被処理体を前記チャンバから搬出する搬送機構が設けられた搬送チャンバを備える、ことを特徴とする請求項3または4に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記誘電体は、導電性の基台上に設けられ、前記基台は、高周波電源に接続されてプラズマ生成電極を構成する、ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
  7. 内部に電極が埋設された誘電体上に被吸着物を載置する工程と、
    前記電極に直流電圧を印加して、前記被吸着物と前記誘電体とを静電気力によって吸着させる工程と、
    前記電極への前記直流電圧の印加を停止する工程と、
    前記被吸着物を前記誘電体から離脱させる工程と、
    を備え、
    所定数の前記被吸着物を離脱させる毎に、前記電極に印加する電圧の極性を切り替える、
    ことを特徴とする静電吸着方法。
  8. 内部に電極が埋設された誘電体上に被処理体を載置する工程と、
    前記電極に直流電圧を印加して、前記被処理体と前記誘電体とを静電気力によって吸着させる工程と、
    前記誘電体に吸着された前記被処理体に所定のプラズマ処理を施す工程と、
    前記電極への前記直流電圧の印加を停止する工程と、
    前記被処理体を前記誘電体から離脱させる工程と、
    を備え、
    所定数の前記被処理体を離脱させる毎に、前記電極に印加する電圧の極性を切り替える、
    ことを特徴とするプラズマ処理方法。
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