JP2004046637A - 筆記入力装置、筆記入力方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

筆記入力装置、筆記入力方法、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】電子原稿を印刷時に位置ずれを起こして出力された印刷原稿に対してもタブレットの所定の入力面に載置した際に電子原稿での入力欄と印刷原稿での入力欄のずれを認識して補正する筆記入力装置を提供する。
【解決手段】印刷原稿7には棒状のコード101が印刷されている。タブレット1には座標入力部2の紙面が載置される位置の縦辺Aと平行に第一のレール部102を備えており、そのレール上を上下に移動可能な駆動部103がある。さらに第一のレール部102と直角方向に駆動部103に固定されている第二のレール部104がある。その第二のレール部104には棒状のコードを読み取る傾き読み取り部105が設置してある。さらに傾き読み取り部105は第二のレール部104上を左右に移動可能である。したがって第一のレール部102と第二のレール部105は載置される印刷原稿紙面の縦辺Aおよび横辺Bに対してそれぞれ平行となっている。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筆記入力装置に関し、さらに詳しくは、印刷原稿への筆記軌跡を電子原稿の入力位置と対応させるための座標補正に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータの発達により、文書編集ソフト(ワープロソフト)などを用いて電子的に作成された文書である原稿(以下、電子原稿と記す)を作成し、メモリに保存することができる。また、作成された電子原稿は印刷を行い、紙の原稿(以下、印刷原稿と記す)として保存したり、持ち運んだりすることもできる。さらに、電子原稿が作成途中である場合などは、この印刷原稿に対して筆記用具を用いて加筆、修正を行うこともできる。しかしながら、印刷原稿に対する加筆などは、その印刷原稿上に筆記軌跡が残るのみであり、筆記軌跡をそのまま電子的に保存したい場合、タブレットのような筆記入力装置を用いることが多く行われている。すなわち、印刷原稿をタブレットの所定の入力面に載置し、筆記用具を用いて印刷原稿に加筆などを行うことにより、筆記軌跡が電子的に保存される。従って、ユーザはタブレットで電子的に保存された電子軌跡を、コンピュータで電子的に保存されている電子原稿と合成することにより、加筆された印刷原稿と同一内容の電子化された文書を得ることができる。
このようなタブレットによる従来技術として、特開2001−14095公報には、タブレットで電子的に保存された電子軌跡を、コンピュータで電子的に保存されている電子原稿と合成する手順をタブレットで行うことで、ユーザがさらに容易に加筆された印刷原稿と同一内容の電子化された文書を得ることができる技術について開示されている。
【0003】
図9(a)は従来の筆記入力装置の一例であるタブレットの外観構成図であり、図9(b)は印刷原稿の図である。印刷原稿7には、ユーザに入力欄の意味を伝えるキャプション9、10、11やタブレットで記入する入力欄12、13、14などの入力情報と、印刷原稿と電子原稿との対応を認識するための管理ID番号を含むIDコード8が印刷されている。また、タブレット1は、主に、印刷原稿7を載置する領域の入力面2、タブレット1に対して入力などの制御タイミングを指示するためのボタン3、印刷原稿7のIDコード8を読み取るスキャナ4、外部のコンピュータなどとデータのやり取りを行う入出力I/F部5などから構成されている。座標入力部への加筆時の座標データの入力手段として、超音波方式、電磁誘導方式、磁気歪式、感圧式などを採用しうる。例えば、入力面2が感圧式であれば一般的な筆記具6を使うことでタブレット1へ入力することが可能である。
【0004】
図10はタブレット1内の主要な機能ブロック構成と制御やデータのやり取りの方向を示す構成図である。これは、操作入力部22はボタン3、印刷原稿に筆記する際の入力面2、スキャナ4などからのデータやタイミング情報などを制御部23に伝える。外部入出力部25はタブレット1と接続された外部のコンピュータとのデータのやり取りを行う。制御部23は操作入力部22や外部入出力部25からの送信してくるデータに対して処理を行い、またデータを送信してタブレット全体の制御を行っている。記憶部24は制御部23が動作するプログラム命令を格納したり、また制御部24が動作する際のデータを保持したりするプログラム動作領域となる。
また、タブレット1による加筆における制御手順は、まず操作入力部22よりIDコードを読み取り、制御部24に送り、IDコードをデコードする。そして、そのID値からその印刷原稿の電子原稿またはその格納場所情報を取得する。その電子原稿は記憶部24、または外部入出力により接続された図示しない外部のコンピュータ内の記憶部などである。続いて操作入力部22より筆記データを読み取り、その座標位置と電子原稿の入力欄の座標の位置から個々の筆記内容(図9では12、13、14のなどの入力欄の領域)を取り出す。
ここで、印刷原稿において、タブレットの所定の入力面に設置した際に位置ずれが生じる可能性があり、コンピュータで作成した電子原稿での入力欄の位置との補正が必要である。さらに同一原稿を複数枚印刷した場合でも一枚一枚印刷位置が異なることもあり得る。これを解決するために従来、印刷原稿をタブレットの所定の入力面に載置した状態で、あらかじめ決められている印刷原稿上のマーク位置を指し示す操作をユーザが行うことで位置のキャリブレーションを行うようにしている。しかし、これは印刷原稿をタブレットに載置する毎に毎回ユーザがキャリブレーション操作を行う必要があり煩雑であった。
それを解消する方法として、特開平10−301701号公報には、印刷原稿がタブレット上の所定の入力面の正規な位置からどれだけのずれがあるかを検知する手段を設けることにより、ユーザがキャリブレーションする手間を省く技術について開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、印刷原稿と電子原稿との位置ずれは上記のような印刷原稿の設定時の位置ずれだけではなく、電子原稿を印刷する際に生じる印刷ずれもある。前記特開平10−301701号公報は、印刷ずれに関してずれがないときに印刷原稿を補正するものであり、そのため印刷ずれが生じた印刷原稿に関しては有効な手段ではないという問題点があった。
図11はその課題を説明するための図であり、実線が電子原稿60、その入力欄がA’、B’、C’、D’により囲まれた領域61であり、点線が印刷原稿63、その入力位置がA、B、C、Dにより囲まれた領域62であるとすると、印刷原稿63が点線のように曲がって印刷された場合、A、B、C、Dにより囲まれた領域62の加筆入力を正しく認識することができない。
本発明は、かかる課題に鑑み、電子原稿を印刷時に位置ずれを起こして出力された印刷原稿に対してもタブレットの所定の入力面に載置した際に電子原稿での入力欄と印刷原稿での入力欄のずれを認識して補正する筆記入力装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、印刷原稿上の筆記軌跡を座標データとして入力する筆記入力装置であって、前記印刷原稿は、該原稿の紙面に対して所定の角度を有する複数のコードを備え、前記筆記入力装置は、前記印刷原稿を載置する面に対して水平で、且つ前記印刷原稿を載置する面の一片と平行に設置された第1のレール部と、該第1のレール部上を移動可能な駆動部と、前記第1のレール部と直角な位置関係になるように前記駆動部に固定された第2のレール部と、該第2のレール部上を移動可能で、且つ前記印刷原稿上の前記コードを読み取るコード読み取り部と、基準となる電子原稿と前記印刷原稿での座標のずれを認識して補正する座標補正手段と、を備え、前記印刷原稿を前記筆記入力装置に設置する際に、前記コード読み取り部で前記複数のコードを読み取り、読み取られたコードの傾きに基ずいて前記印刷原稿の傾きを補正することを特徴とする。
印刷原稿とタブレットとの位置関係を検出するには、印刷原稿側にその原稿に対する絶対的な指標となるべきものが必要である。例えば、原稿の所定の場所に、角度を有する棒状のコードを設ける。また、タブレット側にはタブレットの縦横の辺に対して平行となる位置を設定して、それを基準として移動可能な読み取り部を設ける。そして、この読み取り部により原稿上のコードを読み込むことにより原稿の傾きを検出する。その傾き量から原稿の座標を計算して傾きを補正することができる。
かかる発明によれば、原稿上のコードを読み込むことにより、原稿とタブレットの傾きを検出し、その検出量から傾きを補正するので、印刷における位置ずれがあっても筆記データを正確に取得できる。
請求項2は、前記筆記入力装置上の点の位置座標を検出する座標検出部を更に備え、前記電子原稿での座標位置が既知である少なくとも一点を前記座標検出部で読み取ったデータと、前記コード読み取り部で読み取られたデータとに基づいて前記電子原稿と印刷原稿での座標のずれを検出することを特徴とする。
印刷原稿に電子原稿上での規定の点が印刷されており、タブレット上で規定の点の座標位置を取得する。タブレット上での絶対位置の取得は、ユーザがその点を最初に筆記具で指し示すことなどで実現できる。この規定の点は例えば、ある線分の交点やまたは特別なマークとして印刷されているなどユーザが識別可能であれば紙面上どこでも良い。
かかる発明によれば、印刷原稿に印刷されている棒状のコードをコード読み取り部で読み取り、さらに座標検出部で電子原稿上での座標位置が既知である点を読み取り、印刷されている画像の傾きとその傾きの中心点を求めることで電子原稿と印刷原稿での座標のずれを補正するため、筆記データをより正確に取得することができる。
【0007】
請求項3は、前記印刷原稿上のコードの領域内に前記電子原稿での座標位置が既知である少なくとも一点の座標点を設定し、該座標点を前記コード読み取り部で読み取り、該データに基づいて前記電子原稿と印刷原稿での座標のずれを検出することを特徴とする。
規定の点を印刷原稿の任意の点ではなく、印刷原稿に規定の座標点を棒状のコード周辺に設定する。さらに、その印刷原稿をタブレットのコード読み取り部がタブレット上の座標を検出するものである。この規定の点はコード読み取り部によって読み取れる領域内であれば何処でも良い。
かかる発明によれば、印刷原稿に印刷されている棒状のコードの読み取りと、電子原稿での座標位置が既知である点をコード読み取り部で読み取り、それらより印刷されている画像の傾きと、その傾きの中心点を求めることで電子原稿と印刷原稿での座標のずれを補正するため、ユーザは棒状のコードへコード読み取り部を一度設定するだけでより容易に正確に筆記データを取得することができる。請求項4は、前記印刷原稿上の端部に前記コードが印刷されており、前記印刷原稿を前記筆記入力装置の所定の入力面に載置した際、前記コードが印刷された位置に前記コード読み取り部が位置するように構成されていることを特徴とする。
タブレット上の設定位置に印刷原稿を載置した場合、原稿の規定の位置に棒状のコードが印刷されているので、その個所にコード読み取り部を設定して読み取ることにより、どの程度傾いているかを容易に検出することが可能である。
かかる発明によれば、印刷原稿が筆記入力装置の所定の入力面に載置されたときに、傾き読み取り部で印刷原稿に印刷されている棒状のコードをよみとり、電子原稿と印刷原稿での座標のずれを認識して補正するため、ユーザは入力面に合わせて印刷原稿を載置するだけで、より容易に正確な筆記データを取得することができる。
【0008】
請求項5は、前記印刷原稿上の複数の位置に前記コードが印刷されており、前記印刷原稿を前記筆記入力装置の所定の入力面に載置した際、前記複数のコードが印刷された位置に夫々前記コード読み取り部が位置するように構成されていることを特徴とする。
タブレット上の設定位置に印刷原稿を載置した場合、原稿の規定の複数の位置に棒状のコードが印刷されているので、夫々の個所にコード読み取り部を設定して読み取ることにより、どの程度傾いているかを容易更に正確に検出することが可能である。
かかる発明によれば、印刷原稿の複数個所に存在するコードをコード読み取り部により読み取ることにより、より多くの傾きデータを取得するため、より正確な筆記データを取得することができる。
請求項6は、前記印刷原稿上には該原稿上の端部から所定の長さに前記コードが印刷されており、且つ前記コード読み取り部が前記原稿の挿入口に位置することにより、前記印刷原稿を前記筆記入力装置の所定の入力面に載置する過程で、前記コード読み取り部により前記コードを読み込むように構成されていることを特徴とする。
原稿上のコードを所定の長さにし、しかも、コード読み取り部を原稿挿入口に設置することにより、印刷原稿をタブレットに挿入する過程で同時にコードを読み込むことが可能となる。
かかる発明によれば、コード読み取り部が筆記入力装置の原稿挿入口に位置し、ユーザが印刷原稿の棒状のコードを読み取り部にかざしながら印刷原稿を筆記入力装置に設置することで多くの傾きデータを取得し、それにより電子原稿と印刷原稿の入力座標のずれを補正して、より正確な筆記データを取得することができる。
【0009】
請求項7は、前記コード読み取り部の位置から前記筆記入力装置の端部に向けて、前記印刷原稿を案内する誘導部を備えることを特徴とする。
原稿を載置する場合、できるだけ原稿が傾かないようにするのが好ましい。そのためには、原稿を正確な位置に案内する誘導部が必要である。
かかる発明によれば、ユーザは印刷原稿の棒状のコードを読み取り部にかざしながら印刷原稿を筆記入力装置に載置する際、ガイドに沿って印刷原稿を設定するので、原稿の傾きを最小限にすることができる。
請求項8は、前記筆記入力装置は、前記印刷原稿を載置する面に対して水平で、且つ前記印刷原稿を載置する面の一辺と平行に設置されたレール部と、該レール部上を移動可能なコード読み取り部と、を備え、前記印刷原稿上には該原稿上の端部から所定の長さに前記コードが印刷されており、前記印刷原稿を前記筆記入力装置の所定の入力面に載置した際、前記コード読み取り部が前記レール部上を移動して前記印刷原稿上のコードを読み取るように構成されていることを特徴とする。
前記請求項6では、原稿上に所定の長さ印刷された棒状のコードを、その入口に設置されたコード読み取り部により読み取ったが、逆にコード読み取り部を移動可能な構成にして、原稿上のコードを読み込んでも可能である。
かかる発明によれば、印刷原稿を筆記入力装置に載置した後に、コード読み取り部が筆記入力装置の一辺方向と平行に走査して印刷原稿上の棒状のコードを読み取ることにより、より容易にまた正確に筆記データを取得することができる。請求項9は、前記印刷原稿上のコードにバーコード情報を含めて印刷し、且つ前記コード読み取り部がバーコード読み取りの機能を兼ね備え、前記電子原稿と印刷原稿の対応を関連づけているバーコードを前記コード読み取り部で読み取り、さらに前記バーコードの傾きを読み取ることで前記電子原稿と印刷原稿の座標のずれを検出することを特徴とする。
印刷原稿での棒状のコードをバーコードとしてその並びや太さに情報をもたせておき、さらにタブレットのコード読み取り部では、コードの傾きとともにその棒状のコード集合からID情報を取得する機能を持つようにしても良い。
かかる発明によれば、コード読み取り部により棒状のコードから傾きを求め、電子原稿の入力欄と印刷原稿での入力座標のずれを認識して補正し、さらにそれらの集合をバーコードとして識別し、デコードしてIDデータを取得するため、印刷時にIDコードを傾き検出のための棒状のコードとは別に印刷原稿に付与することがなく、また、タブレットではIDコード読み取りのためのスキャナが不要となり、より簡易な構成とすることができる。
【0010】
請求項10は、印刷原稿を所定の入力面に載置し、筆記器具を用いて前記印刷原稿上の入力欄に記入することにより筆記軌跡を座標データとして入力可能な筆記入力方法において、前記印刷原稿にはコードが印刷されており、前記印刷原稿を前記筆記入力装置に設置した際に、前記コードの傾きを読み取る読み取りステップにより前記電子原稿と印刷原稿の座標のずれを検出して補正することを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項1と同様な作用効果を奏する。
請求項11は、前記印刷原稿には前記コードと共に、あらかじめ前記電子原稿での座標位置が既知である少なくとも一点の座標点が印刷されており、前記印刷原稿のコードの傾きと共に、前記座標点の座標位置を読み取る読み取りステップにより前記電子原稿と印刷原稿での座標のずれを検出して補正することを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項2と同様な作用効果を奏する。
請求項12は、情報処理装置上で実行されるプログラムにおいて、請求項10又は11に記載の筆記入力方法に従ってプログラミングしたことを特徴とする。かかる発明によれば、本発明の筆記入力装置の制御プログラムは、コンピュータにより制御可能なものである必要がある。つまり、本発明による筆記入力方法に従ったプログラムを作成することにより、情報処理装置上で実行することができる。
請求項13は、プログラムを記憶した記憶媒体において、請求項12の筆記入力プログラムを記憶したことを特徴とする。
また、このプログラムを記憶媒体に記憶することにより、筆記入力方法に従ったプログラムを他の情報処理装置に自由に挿入して実行することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るタブレットの外観構成図と印刷原稿を示す図である。(a)はタブレットの外観構成図であり、(b)は印刷原稿である。なお、タブレットの機能ブロック構成は図10に示すものと同様であり、同じ構成要素には同じ参照番号が付されているので、重複する説明は省略する。図1(a)が図9(a)と異なる点は、第一のレール部102、駆動部103、第二のレール部104、傾き読み取り部105が追加されている点であり、図1(b)が図9(b)と異なる点は、棒状のコード101が追加された点である。本実施形態では、印刷原稿7には一本以上の並列な直線の列(棒状のコード)101が印刷されているものとする。この棒状のコード101は電子原稿では紙面に対して固定角度を持っているものとする。この例では原稿面のa辺に対して直角の角度を持っている。タブレット1には座標入力部2の紙面が載置される位置の縦辺Aと平行に第一のレール部102を備えており、そのレール上を上下に移動可能な駆動部103がある。さらに第一のレール部102と直角方向に駆動部103に固定されている第二のレール部104がある。その第二のレール部104には棒状のコードを読み取る傾き読み取り部105が設置してある。この傾き読み取り部105はCCD、CMOSセンサなどの光学的読み取りをおこなう機能と、その読み取りから線部を切出し、規定方向との傾きを算出する計算機能からなるものである。さらに傾き読み取り部105は第二のレール部104上を左右に移動可能である。したがって第一のレール部102と第二のレール部105は載置される印刷原稿紙面の縦辺Aおよび横辺Bに対してそれぞれ平行となっている。
図8はタブレット1と、それに接続されている外部コンピュータ121のブロック構成である。タブレット1は前記図10と同様であり、同じ構成要素には同じ参照番号が付されているので、重複する説明は省略する。コンピュータ121は主要にはタブレット1とのデータ送受信をとりもつタブレットインターフェース部124と全体の制御を司る制御部122と、データの格納や制御部が動作するための作業領域である記憶部123からなる。
【0012】
次に、この動作について図1を参照して説明する。ユーザはこの二本のレール上の駆動部103及び傾き読み取り部105を各レールに沿って移動させ、タブレットに載置した印刷原稿7の棒状のコード101の上に合わせる。次にスタートボタン3を押下して図示しない制御部23に読み取り制御動作を指示し、傾き読み取り部105より図示しない操作入力部22を通じて傾きのデータが送られる。
図2(a)は、紙面に対して傾きが生じて印刷された印刷原稿の様子を示す図である。また、その棒状のコードを拡大した様子が図2(b)に示してある。点線部112は、タブレット面1における水平、垂直方向を示している。(b)では本来縦方向に平行であるべきである棒状のコード101に傾きθが生じている。本タブレットの読み取り部は縦横の方向を保ったまま移動するので、傾きを検出することが可能である。以上のようにしてタブレットは操作入力部の傾き読み取り部より紙面上の傾きθを検出する。または、傾き読み取り部105は棒状のコードをスキャンしてイメージデータとして操作入力部22より制御部23に渡し、制御部23で画像処理を行うことで傾きθを検出するものでもよい。
また、紙への印刷時には用紙の中心で回転することが考えられる。用紙の中心点の座標をM(Xm,Ym)とすると、回転の関係から図3の式のようにタブレットでの印刷原稿座標(X’,Y’)を電子原稿座標(X,Y)に補正できる。このようにタブレットでの印刷原稿の設定位置に対して、印刷されている画像がどの程度傾いているかを検出して、タブレットでの加筆における座標を図3の式により計算して電子原稿上の座標に補正することが可能である。
また、印刷原稿に電子原稿上での規定の点が印刷されており、そのタブレット上での座標位置を取得する。タブレット上での絶対位置の取得は、ユーザがその点を最初に筆記具で指し示すことなどで実現できる。この規定の点は、例えば印刷原稿である線分の交点や、または特別なマークとして印刷されているなどユーザが識別可能であれば紙面上どこでも良い。
【0013】
図2(a)での電子原稿上の規定点A(Xa,Ya)が印刷原稿上でのA’(Xa’,Ya’)で検出されたとすると、図4のように回転の関係から、回転の中心点(Xm,Ym)を正確に算出することが可能となり、図3の示す座標補正計算と併せてタブレットでの加筆における座標をより正確に補正することが可能である。また、規定の点を印刷原稿の任意の点A’ではなく、印刷原稿に図2(b)の点B’のように規定の座標点を棒状のコード周辺に設定する。さらに、その印刷原稿をタブレットの傾き読み取り部105読み取り、点B’のタブレット上の座標を検出するものである。この規定の点は傾き読み取り部105によって読み取れる領域内であればよく、例えば棒状のコード内の黒点や特別なマークであったり、左端の棒状のコードの最上端の位置であってもよく、ユーザはその位置を意識することはない。また、傾き読み取り部105は棒状のコードのイメージをスキャンして操作入力部22を経由して制御部23に渡し、制御部23で画像処理を行うことでタブレット上の座標を算出する形態でも良い。これにより棒状のコードへ傾き読み取り部を一度設定するだけで容易に精密な座標補正をすることが可能である。
また、印刷原稿上の棒状のコードをバーコードとして、その並びや太さに情報を持たせておき、さらにタブレットの傾き読み取り部105ではコードの傾きとともにその棒状のコード集合からID情報を取得する機能を持つものであっても良い。これにより印刷時にIDコードを傾き検出のための棒状のコードとは別に印刷原稿に付与することがなく、また、タブレットでは印刷原稿用のIDコードスキャナが不要となり、より簡易な構成となる。
【0014】
図5は、本発明の第2の実施形態に係るタブレットの概観構成図と印刷原稿を示図である。(a)はタブレットの外観構成図であり、(b)は印刷原稿である。なお、タブレットの機能ブロック構成は図10に示すものと同様であり、同じ構成要素には同じ参照番号が付されているので、重複する説明は省略する。図5(a)が図1(a)と異なる点は、第一のレール部102、駆動部103、第二のレール部104、傾き読み取り部105に代わって、傾き読み取り部133、134が設けられた点であり、図5(b)が図1(b)と異なる点は、棒状のコード132が追加された点である。本実施形態では、印刷原稿7には一本以上の並列な直線の列(棒状のコード)131が印刷原稿7の端よりの規定位置に印刷され、また、印刷原稿7の左下側に棒状のコード132が印刷されている。この棒状のコード131、132は電子原稿では紙面に対して固定の角度を持っているものとする。この例では原稿面のa辺に対して直角の角度を持っている。そして本実施形態のタブレット1には座標入力部の紙面が載置されたときの棒状のコード131の位置に傾き読み取り部133を、また、棒状のコード132の位置に傾き読み取り部134を設置したものである。そのためユーザが印刷原稿7の載置後に棒状のコード場所に読み取り部をあてる煩雑な動作が不要となる。
このようにタブレット1での印刷原稿の設定位置に対して規定の位置に棒状のコードが印刷されている個所を設定された傾き読み取り部で読み取り、どの程度傾いているかを容易に検出して、タブレットでの加筆における任意の座標(X,Y)を図3に示す式で電子原稿上の座標(X’,Y’)に補正することが可能である。また、印刷原稿には一本以上の並列な直線の列(棒状のコード)が印刷原稿の端よりの規定位置に複数個印刷されている(131と132)ので、さらにタブレットには棒状のコードを座標入力部の紙面が載置されたときの棒状のコードの位置に傾き読み取り部を複数(133と134)設置することにより、タブレットの制御部は複数の傾き読み取り部の読み取りから多くの傾きを取得する。その数が多いほどより正確な傾きを算出することが可能となる。
【0015】
図6は、本発明の第3の実施形態に係るタブレットの概観構成図と印刷原稿を示図である。(a)はタブレットの外観構成図であり、(b)は印刷原稿である。なお、タブレットの機能ブロック構成は図10に示すものと同様であり、同じ構成要素には同じ参照番号が付されているので、重複する説明は省略する。図6(a)が図1(a)と異なる点は、第一のレール部102、駆動部103、第二のレール部104、傾き読み取り部105に代わって、傾き読み取り部142、ガイド部143、及びストッパ部144が設けられた点であり、図6(b)が図1(b)と異なる点は、所定の長さを有する棒状のコード141が追加された点である。本実施形態では、印刷原稿7には一本以上の並列な直線の列(棒状のコード)141が印刷原稿の端よりの規定位置に広く印刷されているものとする。この棒状のコード141は電子原稿では紙面に対して固定の角度を持っているものとする。この例では原稿面のa辺に対して直角の角度を持っている。そして本実施の形態のタブレット1には座標入力部2に紙面が載置されたときの棒状の幅広いコード141の末端位置(図例では紙の上部右端)に傾き読み取り部142を備えるものである。ユーザは印刷原稿7をタブレット1に設定する際に、上部の読み取り部142を通しながら右から左へ紙を滑らせて設定する。その際に傾き読み取り部142は長い棒状のコード141を読み取り、多くの傾きを取得する。つまり、傾き読み取り部141を一つだけにしても多くの棒状のコードを読み取り、正確な傾きを取得することができ、容易に正確にタブレット1での加筆における座標を電子原稿上の座表に補正することが可能である。また、タブレット1の傾き読み取り部142に紙がスムースに差し込まれていくようなガイド部143を設定するものである。また、最後に紙が停止するようストッパ部144を設定しても良い。これによりユーザが印刷原稿7をタブレット1にセットする際にもぶれが生じることがなく正確な傾きの読み取りが可能となる。
【0016】
図7は、本発明の第4の実施形態に係るタブレットの概観構成図と印刷原稿を示図である。(a)はタブレットの外観構成図であり、(b)は印刷原稿である。なお、タブレットの機能ブロック構成は図10に示すものと同様であり、同じ構成要素には同じ参照番号が付されているので、重複する説明は省略する。図7(a)が図1(a)と異なる点は、第一のレール部102、駆動部103、第二のレール部104、傾き読み取り部105に代わって、傾き読み取り部152、レール部153が設けられた点であり、図7(b)が図1(b)と異なる点は、所定の長さを有する棒状のコード151が追加された点である。本実施形態では、印刷原稿には一本以上の並列な直線の列(棒状のコード)151が印刷原稿の端よりの規定位置に広く印刷されているものとする。この棒状のコードは電子原稿では紙面に対して固定の角度を持っているものとする。この例では原稿面のa辺に対して直角の角度を持っている。タブレット1では棒状のコード151と平行にレール部153が設置されていて、さらにその上を走査するように傾き読み取り部152を備えるようにしたものである。これによりユーザが印刷原稿7が載置してスタートボタン3を押下するなどの方法で、タブレット1に開始を知らせると傾き読み取り部152が幅広く印刷されている印刷原稿の棒状のコード151の上を走査し、それぞれの傾きを検出する。このように、ユーザが印刷原稿7を載置した後にスタートボタン3を押下するという動作のみで、多くの棒状のコードの傾きを取得できるので、より容易にまた正確に補正してタブレット1での加筆における座標を電子原稿上の座標に補正することが可能である。
【0017】
【発明の効果】
以上記載のごとく請求項1、10の発明によれば、原稿上のコードを読み込むことにより、原稿とタブレットの傾きを検出し、その検出量から傾きを補正するので、印刷における位置ずれがあっても筆記データを正確に取得できる。
また請求項2、11では、印刷原稿に印刷されている棒状のコードをコード読み取り部で読み取り、さらに座標検出部で電子原稿上での座標位置が既知である点を読み取り、印刷されている画像の傾きとその傾きの中心点を求めることで電子原稿と印刷原稿での座標のずれを補正するため、筆記データをより正確に取得することができる。
また請求項3では、印刷原稿に印刷されている棒状のコードの読み取りと、電子原稿での座標位置が既知である点をコード読み取り部で読み取り、それらより印刷されている画像の傾きと、その傾きの中心点を求めることで電子原稿と印刷原稿での座標のずれを補正するため、ユーザは棒状のコードへコード読み取り部を一度設定するだけでより容易に正確に筆記データを取得することができる。
また請求項4では、印刷原稿が筆記入力装置の所定の入力面に載置されたときに、傾き読み取り部で印刷原稿に印刷されている棒状のコードをよみとり、電子原稿と印刷原稿での座標のずれを認識して補正するため、ユーザは入力面に合わせて印刷原稿を載置するだけで、より容易に正確な筆記データを取得することができる。
【0018】
また請求項5では、印刷原稿の複数個所に存在するコードをコード読み取り部により読み取ることにより、より多くの傾きデータを取得するため、より正確な筆記データを取得することができる。
また請求項6では、コード読み取り部が筆記入力装置の原稿挿入口に位置し、ユーザが印刷原稿の棒状のコードを読み取り部にかざしながら印刷原稿を筆記入力装置に設置することで多くの傾きデータを取得し、それにより電子原稿と印刷原稿の入力座標のずれを補正して、より正確な筆記データを取得することができる。
また請求項7では、ユーザは印刷原稿の棒状のコードを読み取り部にかざしながら印刷原稿を筆記入力装置に載置する際、ガイドに沿って印刷原稿を設定するので、原稿の傾きを最小限にすることができる。
また請求項8では、印刷原稿を筆記入力装置に載置した後に、コード読み取り部が筆記入力装置の一辺方向と平行に走査して 印刷原稿上の棒状のコードを読み取ることにより、より容易にまた正確に筆記データを取得することができる。また請求項9では、コード読み取り部により棒状のコードから傾きを求め、電子原稿の入力欄と印刷原稿での入力座標のずれを認識して補正し、さらにそれらの集合をバーコードとして識別し、デコードしてIDデータを取得するため、印刷時にIDコードを傾き検出のための棒状のコードとは別に印刷原稿に付与することがなく、また、タブレットではIDコード読み取りのためのスキャナが不要となり、より簡易な構成とすることができる。
また請求項12では、本発明の筆記入力装置の制御プログラムは、コンピュータにより制御可能なものである必要がある。つまり、本発明による筆記入力方法に従ったプログラムを作成することにより、情報処理装置上で実行することができる。
また請求項13では、このプログラムを記憶媒体に記憶することにより、筆記入力方法に従ったプログラムを他の情報処理装置に自由に挿入して実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るタブレットの外観構成図と印刷原稿を示す図。
【図2】本発明の紙面に対して傾きが生じて印刷された印刷原稿の様子を示す図。
【図3】本発明の用紙の中心点の座標を回転して補正する式を示す図。
【図4】本発明の用紙の座標を回転して補正する式を示す図。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るタブレットの概観構成図と印刷原稿を示す図。
【図6】本発明の第3の実施形態に係るタブレットの概観構成図と印刷原稿を示す図。
【図7】本発明の第4の実施形態に係るタブレットの概観構成図と印刷原稿を示す図。
【図8】本発明のタブレットに接続されている外部コンピュータのブロック構成図。
【図9】従来の筆記入力装置の一例であるタブレットの外観構成図と印刷原稿の図。
【図10】従来のタブレット内の主要な機能ブロック構成と制御やデータのやり取りの方向を示す構成図。
【図11】従来の課題を説明するための図。
【符号の説明】
1 タブレット、2 入力面、3 ボタン、4 スキャナ、5 入出力I/F部、7 印刷原稿、8 IDコード、9,10,11 キャプション、12,13,14 入力欄、101 棒状のコード、102 第一のレール部、103 駆動部、104 第二のレール部、105 傾き読み取り部

Claims (13)

  1. 印刷原稿上の筆記軌跡を座標データとして入力する筆記入力装置であって、
    前記印刷原稿は、該印刷原稿の紙面に対して所定の角度を有する複数のコードを備え、前記筆記入力装置は、前記印刷原稿を載置する面に対して水平で、且つ前記印刷原稿を載置する面の一辺と平行に設置された第1のレール部と、該第1のレール部上を移動可能な駆動部と、前記第1のレール部と直角な位置関係になるように前記駆動部に固定された第2のレール部と、該第2のレール部上を移動可能で、且つ前記印刷原稿上の前記コードを読み取るコード読み取り部と、基準となる電子原稿と前記印刷原稿での座標のずれを認識して補正する座標補正手段と、を備え、
    前記印刷原稿を前記筆記入力装置に設置する際に、前記コード読み取り部で前記複数のコードを読み取り、読み取られたコードの傾きに基ずいて前記印刷原稿の傾きを補正することを特徴とする筆記入力装置。
  2. 前記筆記入力装置上の点の位置座標を検出する座標検出部を更に備え、前記電子原稿での座標位置が既知である少なくとも一点を前記座標検出部で読み取ったデータと、前記コード読み取り部で読み取られたデータとに基づいて前記電子原稿と印刷原稿での座標のずれを検出することを特徴とする請求項1に記載の筆記入力装置。
  3. 前記印刷原稿上のコードの領域内に前記電子原稿での座標位置が既知である少なくとも一点の座標点を設定し、該座標点を前記コード読み取り部で読み取り、該データに基づいて前記電子原稿と印刷原稿での座標のずれを検出することを特徴とする請求項1に記載の筆記入力装置。
  4. 前記印刷原稿上の端部に前記コードが印刷されており、前記印刷原稿を前記筆記入力装置の所定の入力面に載置した際、前記コードが印刷された位置に前記コード読み取り部が位置するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の筆記入力装置。
  5. 前記印刷原稿上の複数の位置に前記コードが印刷されており、前記印刷原稿を前記筆記入力装置の所定の入力面に載置した際、前記複数のコードが印刷された位置に夫々前記コード読み取り部が位置するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の筆記入力装置。
  6. 前記印刷原稿上には該原稿上の端部から所定の長さに前記コードが印刷されており、且つ前記コード読み取り部が前記原稿の挿入口に位置することにより、前記印刷原稿を前記筆記入力装置の所定の入力面に載置する過程で、前記コード読み取り部により前記コードを読み込むように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の筆記入力装置。
  7. 前記コード読み取り部の位置から前記筆記入力装置の端部に向けて、前記印刷原稿を案内する誘導部を備えることを特徴とする請求項6に記載の筆記入力装置。
  8. 前記筆記入力装置は、前記印刷原稿を載置する面に対して水平で、且つ前記印刷原稿を載置する面の一辺と平行に設置されたレール部と、該レール部上を移動可能なコード読み取り部と、を備え、
    前記印刷原稿上には該原稿上の端部から所定の長さに前記コードが印刷されており、前記印刷原稿を前記筆記入力装置の所定の入力面に載置した際、前記コード読み取り部が前記レール部上を移動して前記印刷原稿上のコードを読み取るように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の筆記入力装置。
  9. 前記印刷原稿上のコードにバーコード情報を含めて印刷し、且つ前記コード読み取り部がバーコード読み取りの機能を兼ね備え、
    前記電子原稿と印刷原稿の対応を関連づけているバーコードを前記コード読み取り部で読み取り、さらに前記バーコードの傾きを読み取ることで前記電子原稿と印刷原稿の座標のずれを検出することを特徴とする請求項1に記載の筆記入力装置。
  10. 印刷原稿を所定の入力面に載置し、筆記器具を用いて前記印刷原稿上の入力欄に記入することにより筆記軌跡を座標データとして入力可能な筆記入力方法において、
    前記印刷原稿にはコードが印刷されており、前記印刷原稿を前記筆記入力装置に設置した際に、前記コードの傾きを読み取る読み取りステップにより前記電子原稿と印刷原稿の座標のずれを検出して補正することを特徴とする筆記入力方法。
  11. 前記印刷原稿には前記コードと共に、あらかじめ前記電子原稿での座標位置が既知である少なくとも一点の座標点が印刷されており、前記印刷原稿のコードの傾きと共に、前記座標点の座標位置を読み取る読み取りステップにより前記電子原稿と印刷原稿での座標のずれを検出して補正することを特徴とする請求項10に記載の筆記入力方法。
  12. 情報処理装置上で実行されるプログラムにおいて、請求項10又は11に記載の筆記入力方法に従ってプログラミングしたことを特徴とする筆記入力プログラム。
  13. プログラムを記憶した記憶媒体において、請求項12の筆記入力プログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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