JP2004046373A - 無人車の衝突防止制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】合流領域内での無人車相互間の信号伝達手段に障害が生じてもフェールセーフ制御を可能とする。
【解決手段】合流領域P内での無人車Ba,Bb相互間の信号伝達手段である導電線25X,25Yに,信号発生器30によりベース信号(電流信号)を出力し,各無人車Ba,Bbは,情報読取り装置15a,15bでプレート21a,21bのバーコード情報を読み取ることにより合流領域P内に進入したことが検知されている場合であって,ベース信号受信コイル15a,15bにより前記ベース信号が検知されていない場合は,一時停止プレーと22a,22bの位置で停止するよう制御される。無人車Ba,Bb相互間で授受する信号とベース信号とは,それぞれ異なる周波数又は信号パターンを有する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,所定の走行路上を走行する複数の無人車が,複数の走行路が合流する合流点で衝突することを防止する無人車の衝突防止制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
クリーンルーム等で無人搬送車を床面や天井に配設された走行経路に沿って自律走行させる無人車走行システム等においては,複数の前記走行経路が1つに合流する合流点が存在する場合,該合流点における衝突を防止して各無人車を安全且つスムーズに合流点に進入させるための衝突防止制御装置が必要となる。このような衝突防止制御装置が,例えば実開平2−95404号公報(公報1)や特開平10−301626号公報(公報2)等に提案されている。以下,前記公報2に示される従来技術について簡単に説明する。
前記公報2に示される従来の衝突防止制御装置ZAは,図2に示すように,例えば,2つの流入路(走行路)10a,10bの合流点に対して適用される。なお,合流点11から手前所定距離の範囲を合流領域P(流入路10a上をPa,流入路10b上をPb)とする。
衝突防止制御装置ZAは,前記合流領域P内に配設された2本の導電線5X,5Yと,前記流入路10a,10b上の前記合流点手前にそれぞれ設置された一時停止点12a,12b(一時停止点12で総称する)と,各無人車1a,1b(無人車1で総称する)上に設置され,前記導電線5X,5Yに誘導電流(前記進入信号の一例)を誘起する励磁コイル3a,3b(励磁コイル3で総称する)(前記進入信号送信手段の一例)と,各無人車1a,1b上に設置され,前記導電線5X,5Y上を流れる電流を検出する受信コイル2a,2b(受信コイル2で総称する)(前記進入信号受信手段の一例)とを具備している。
無人車1は,合流領域P内に進入したとき,まず受信コイル2を動作させ,所定時間遅れて励磁コイル3を動作させる。このとき,前記受信コイル2により前記導電線5に流れる電流が検出されると,他車が先に合流領域P内に進入していることを認識し,前記励磁コイル3を停止させるとともに当該無人車(自車)を徐行させ,前記一時停止点12で停止させる。そして,前記一時停止点12に停止するまでの間,又は前記一時停止点12に停止中に前記受信コイル2による電流の検出が無くなれば,前記制御装置は他車が合流領域Pから脱出したことを認識し,その時点で前記励磁コイル3による送信を開始させるとともに自車を加速又は発進させて前記合流点11に進入させる。以上のような制御を行うことにより,無人車1a,1bのいずれかが先に合流領域P内に進入していれば,後から進入した無人車は,先に進入している無人車が前記合流領域Pを通過するまでは徐行又は一時停止することになり,合流点11での衝突は防止される。
一方,前記公報1に示される衝突防止制御装置は,前記誘導電線5が合流領域Pに1つであり,自車の存在を知らせるための前記励磁コイル3による信号送信と,他車の存在を検知するための前記受信コイル2による電流検出とを時間をずらして行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,前記公報1及び公報2のいずれに示される技術によっても,他車から発せられる進入信号を検知した場合に自車を合流点に進入させないように制御するものであるため,その進入信号の伝達手段(前記誘導電線等)に断線等の障害が生じて信号伝達に支障が生じた場合,衝突防止制御が機能しないためフェールセーフ制御とならず,衝突が生じ得るという問題点があった。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,合流領域内での無人車相互間の信号伝達手段に障害が生じてもフェールセーフ制御を可能とする無人車の衝突防止制御装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は,所定の走行路を走行する各無人車に設けられ,複数の前記走行路が合流する合流点を含む所定の合流領域内に自車が進入したことを通知するための進入信号を所定の信号伝達手段を介して他車に送信する進入信号送信手段と,前記各無人車に設けられ,他車からの前記進入信号を前記信号伝達手段を介して受信する進入信号受信手段と,を具備し,前記進入信号受信手段により受信した前記進入信号に基づいて無人車の衝突防止制御を行う無人車の衝突防止制御装置において,前記信号伝達手段の信号伝達機能を確認するための所定のベース信号を該信号伝達手段に出力するベース信号出力手段と,前記各無人車に設けられ,前記ベース信号を受信するベース信号受信手段と,前記各無人車に設けられ,自車が前記合流領域内へ進入したことを検知する進入検知手段と,前記各無人車に設けられ,前記進入検知手段により自車が前記合流領域内へ進入したことが検知されている場合に,前記進入信号受信手段により受信した他車からの前記進入信号と前記ベース信号受信手段により受信した前記ベース信号とに基づいて,自車の走行を制御する走行制御手段と,を具備してなることを特徴とする無人車の衝突防止制御装置として構成されている。ここで,前記信号伝達手段は,例えば,前記合流領域内に設置される。
これにより,前記各無人車は,前記ベース信号の受信によって前記信号伝達手段の信号伝達機能に障害が生じているか否かを確認できるので,前記信号伝達手段の信号伝達機能に障害が生じたことによって他車からの前記進入信号が受信されない場合であっても,前記合流点で他車と衝突しないようにその走行をフェールセーフ側に制御することが可能となる。
【0005】
ここで,フェールセーフ制御を行うために,前記進入検知手段により自車が前記合流領域内へ進入したことが検知されている場合であって,前記ベース信号受信手段で前記ベース信号が受信されないときは,前記走行制御手段により自車を前記合流点へ進入させないよう制御することが考えられる。
また,前記進入検知手段により自車が前記合流領域内へ進入したことが検知されている場合であって,前記進入信号受信手段で他車からの前記進入信号が受信されないときに自車の前記進入信号送信手段による信号送信を開始させ,前記進入信号受信手段で他車からの前記進入信号が受信されたときには前記進入信号送信手段による信号送信を停止させるようにするとともに,他車からの前記進入信号が受信されている間は,前記走行制御手段により自車を前記合流点へ進入させないよう制御することも考えられる。
これにより,他車が先に前記合流領域内に進入している場合には,自車が前記合流点へ進行せず衝突が防止されるとともに,後から前記合流領域内に進入した自車からは前記進入信号を送信しないため,自車と他車とがともに前記合流点に進行しなくなるという問題を回避できる。
さらに,前記進入検知手段により自車が前記合流領域内へ進入したことが検知されている場合であって,前記ベース信号が受信されかつ他車からの前記進入信号が受信されないときに,前記走行制御手段により自車を前記合流点へ進行させるよう制御すれば,前記信号伝達手段の信号伝達機能に障害が生じていないことと,他車が同じ前記合流領域内に進入していないこととがともに確認されたときのみ自車が前記合流点へ進行するので,前記合流点での衝突を確実に防止できる。
また,前記各手段の具体例としては,前記信号伝達手段が導電線であり,前記進入信号送信手段が前記導電線に誘導電流を誘起させる励磁手段であり,前記ベース信号出力手段が前記励磁手段による誘導電流と周波数又は信号パターンの異なる電流信号を前記導電線に出力する手段であり,前記進入信号受信手段及び前記ベース信号受信手段が前記導電線上を流れる電流を検知する電流検知手段であるものが考えられる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態及び実施例について説明し,本発明の理解に供する。なお,以下の実施の形態及び実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係る無人車の衝突防止制御装置Xの概略構成を示す模式図,図2は従来の無人車の衝突防止制御装置ZAの概略構成を示す模式図である。
本発明の実施の形態に係る無人車の衝突防止制御装置Xは,図1に示すように,例えば,2つの流入路10a,10bの合流点に対して適用される。なお,合流点11から手前所定距離の範囲を合流領域P(流入路10a上をPa,流入路10b上をPb)とする。
本衝突防止制御装置Xは,前記合流領域P内に配設された2本の導電線25X,25Yと,前記流入路10a,10b上の前記合流領域Pへの入口にそれぞれ設置され,そこが前記合流領域Pの入口であることを表す情報(例えば,バーコード等)が記録された合流領域進入プレート21a,21bと,前記流入路10a,10b上の前記合流点11手前にそれぞれ設置され,そこが前記合流点11手前の一時停止位置であることを表す情報が記録された一時停止プレート22a,22bと,前記導電線25X,25Yに所定電流のベース信号を出力する信号発生器30と,各無人車Ba,Bbに設置され,前記導電線25X,25Yに前記ベース信号とは異なる周波数或いは異なる信号パターンの誘導電流(前記進入信号の一例)を誘起する励磁コイル13a,13b(前記励磁手段に相当)と,前記無人車Ba,Bbに設置され,前記導電線25X,25Y上を流れる各2種類の電流信号それぞれを検出する進入信号受信コイル12a,12b(前記電流検知手段に相当)及びベース信号受信コイル15a,15bと,前記無人車Ba,Bbに設置され,前記各プレート21,22に記録された情報を読み取る情報読取り装置14a,14b(例えば,バーコード読取り装置等)とを具備している。該情報読取り装置14a,14bで前記各プレート21,22の情報を読み取ることにより,自車が前記合流領域P内に進入したこと,及び前記一時停止位置に到達したことを検知できる。また,各無人車Ba,Bbには,前記ベース信号受信コイル15a,15b及び前記進入信号受信コイル12a,12bによる検出信号に基づいて各無人車Ba,Bbの走行制御を行う制御装置16a,16b(前記走行制御手段の一例)が設けられている。さらに該制御装置16a,16bは,前記合流領域進入プレート21a,21bが検知されてから,前記一時停止プレート22a,22bを検知後,所定時間(又は所定距離)走行するまでの間を,前記合流領域P内に進入している状態であるとして検知する(前記情報読取り装置14a,14b及び前記制御装置16a,16bにより前記進入検知手段の一例を構成)。
【0007】
前記導電線25Xは,流入路10aの走行方向の右側路面から流入路10bの走行方向の左側路面にかけて,前記導電線25Yは,流入路10aの走行方向の左側路面から流入路10bの走行方向の右側路面にかけて,各流入路10a,10b上にそれぞれ配設されている。また,前記励磁コイル13a,13bは無人車Ba,Bbの左側下面に,前記進入信号受信コイル12a,12b及び前記ベース信号受信コイル15a,15bは無人車Ba,Bbの右側下面にそれぞれ設置されている。従って,前記導電線25Xには,無人車Bbの励磁コイル13bと無人車Baの進入信号受信コイル12aと前記信号発生器30とが,前記導電線25Yには,無人車Baの励磁コイル13aと無人車Bbの進入信号受信コイル12bと前記信号発生器30とが,それぞれ作用する。
このように,無人車Baの励磁コイル13aと無人車Bbの受信コイル2b,無人車Bbの励磁コイル13bと無人車Baの進入信号受信コイル12aが,それぞれ個別の信号伝達手段である導電線25Y,25Xにより接続されるため,自車の励磁コイル13a又は13bによる電流を自車で検出することによる誤動作は発生せず,その結果励磁コイル13a,13bと進入信号受信コイル12a,12bとを同時に動作させることも可能となる。
また,他車の前記励磁コイル13a又は13bによる励磁電流信号と,前記信号発生器30による前記ベース信号とが,同じ導電線25X又は25Yによって伝達されるので,少なくとも1台の無人車Bが前記合流領域P内に存在する間中,前記信号発生器30により前記ベース信号を出力し続けるよう構成すれば,前記合流領域P内において,前記ベース信号が検知されなければ,前記導電線25X,25Yの断線等の異常が発生していると認知することができ,前記励磁電流信号が検知されない原因が,他車が前記合流領域P内に存在しないことによるのか,前記導電線25X,25Yの断線等によるのかを判別できる。ここでは,前記信号発生器30は,前記ベース信号を常時出力しているものとする。
【0008】
次に,自車(ここでは,無人車Baとする)が前記合流領域P内に進入していると検知されている場合の前記制御装置16aによる無人車Baの走行制御について説明する。他方の無人車Bbも無人車Baと同様の制御を行う。
まず,前記合流領域P内で前記ベース信号コイル15により前記ベース信号が受信されないときは,前記誘導線25Xの断線等の異常が生じているものとして,自車Baを徐行させ,前記一時停止プレート22aが検知された時点で自車Baを停止させる。これにより,前記誘導線25Xに断線等の異常が生じていることが原因で他車Bbからの前記進入信号が受信されない場合でも,自車Baは前記合流点へ進入しないため衝突を防止できる。
また,前記進入信号受信コイル12aにより他車Bbからの前記進入信号が受信されないときには自車Baの前記励磁コイル13aによる信号送信(励磁)を開始させ,前記進入信号受信コイル12aで他車Bbからの前記進入信号が受信されたときには前記励磁コイル13aによる信号送信を停止させるようにする。このとき,前記進入信号受信コイル12aで他車Bbの前記進入信号を受信している間は自車Baを徐行させ,前記一時停止プレート22aが検知された時点で自車Baを停止させる。さらに,前記ベース信号が受信されかつ他車Bbからの前記進入信号が受信されないときに,自車Baを前記合流点11へ進行させるよう制御される。
これにより,他車Bbが先に前記合流領域Pに進入している場合(前記受信コイル13aによる検知がある場合)には,自車Baは前記合流点11へ進入しないので衝突が生じない。さらに,他車Bbからの前記進入信号の受信中は,自車Baから前記進入信号を出力しないので,前記合流領域P内で,自車Baと他車Bbとがともに前記合流領域P内で停止してしまうことを防止できる。ここで,ごく稀な状況ではあるが,自車Baと他車Bbとが全く同時に前記合流領域P内に侵入した場合には自車Baと他車Bbとがともに停止してしまう等の問題が生じ得るが,これを解決する手段については,前記公報2に詳説されているのでここでは説明を省略する。
【0009】
【実施例】
前記衝突防止制御装置Xは,一方の無人車Baから他方の無人車Bbへの信号伝達手段(導電線25Y)と,その逆方向の信号伝達手段(導電線25X)とをそれぞれ個別に設けたものであるが,前記公報1に示されるように,1つの信号伝達手段(導電線等)を,自車の存在を知らせるための信号送信と,他車の存在を検知するための信号受信とで共用するものであっても適用可能である。この場合も,その共用する信号伝達手段に出力された前記ベース信号の受信を前記合流点11への進行させる必要条件とすればよい。
また,前記衝突防止制御装置Xでは,前記導電線25X,25Yは,前記合流領域P内に配設されているが,少なくとも前記合流領域P内で前記進入信号及び前記ベース信号を伝達するものであれば,他の構成,例えば,前記合流領域Pを越えて配設されたもの等であってもよい。
【0010】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,合流領域内での無人車相互間の信号伝達手段に,無人車以外からベース信号を出力し,各無人車が前記ベース信号の検知を合流点への進行条件としているので,前記信号伝達手段の信号伝達機能に障害が生じた場合であっても無人車の衝突を防止するフェールセーフ制御が可能となる。また,前記信号伝達手段にベース信号を出力する手段を設けて各無人車が自律制御を行うだけなので,各無人車を外部から制御するコントローラ等を必要とせず,簡単な構成で無人車の衝突を防止するフェールセーフ制御を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る無人車の衝突防止制御装置Xの概略構成を示す模式図。
【図2】従来の無人車の衝突防止制御装置ZAの概略構成を示す模式図。
【符号の説明】
1a,1b,Ba,Bb…無人車
2a,2b,12a,12b…受信コイル
3a,3b,13a,13b…励磁コイル
5X,5Y,25X,25Y…導電線
10a,10b…流入路
11…合流点
14a,14b…情報読取り装置
15a,15b…ベース信号受信コイル
16a,16b…制御装置
21a,21b…合流領域進入プレート
22a,22b…一時停止プレート
30…信号発生器
P…合流領域

Claims (6)

  1. 所定の走行路を走行する各無人車に設けられ,複数の前記走行路が合流する合流点を含む所定の合流領域内に自車が進入したことを通知するための進入信号を所定の信号伝達手段を介して他車に送信する進入信号送信手段と,前記各無人車に設けられ,他車からの前記進入信号を前記信号伝達手段を介して受信する進入信号受信手段と,を具備し,前記進入信号受信手段により受信した前記進入信号に基づいて無人車の衝突防止制御を行う無人車の衝突防止制御装置において,
    前記信号伝達手段の信号伝達機能を確認するための所定のベース信号を該信号伝達手段に出力するベース信号出力手段と,
    前記各無人車に設けられ,前記ベース信号を受信するベース信号受信手段と,
    前記各無人車に設けられ,自車が前記合流領域内へ進入したことを検知する進入検知手段と,
    前記各無人車に設けられ,前記進入検知手段により自車が前記合流領域内へ進入したことが検知されている場合に,前記進入信号受信手段により受信した他車からの前記進入信号と前記ベース信号受信手段により受信した前記ベース信号とに基づいて,自車の走行を制御する走行制御手段と,
    を具備してなることを特徴とする無人車の衝突防止制御装置。
  2. 前記信号伝達手段が,前記合流領域内に設置されてなる請求項1に記載の無人車の衝突防止制御装置。
  3. 前記進入検知手段により自車が前記合流領域内へ進入したことが検知されている場合であって,前記ベース信号受信手段で前記ベース信号が受信されないときは,前記走行制御手段により自車を前記合流点へ進入させないよう制御してなる請求項1又は2のいずれかに記載の無人車の衝突防止制御装置。
  4. 前記進入検知手段により自車が前記合流領域内へ進入したことが検知されている場合であって,前記進入信号受信手段で他車からの前記進入信号が受信されないときに自車の前記進入信号送信手段による信号送信を開始させ,前記進入信号受信手段で他車からの前記進入信号が受信されたときには前記進入信号送信手段による信号送信を停止させるようにするとともに,他車からの前記進入信号が受信されている間は,前記走行制御手段により自車を前記合流点へ進入させないよう制御される請求項3に記載の無人車の衝突防止制御装置。
  5. 前記進入検知手段により自車が前記合流領域内へ進入したことが検知されている場合であって,前記ベース信号が受信されかつ他車からの前記進入信号が受信されないときに,前記走行制御手段により自車を前記合流点へ進行させるよう制御してなる請求項3又は4のいずれかに記載の無人車の衝突防止制御装置。
  6. 前記信号伝達手段が導電線であり,前記進入信号送信手段が前記導電線に誘導電流を誘起させる励磁手段であり,前記ベース信号出力手段が前記励磁手段による誘導電流と周波数又は信号パターンの異なる電流信号を前記導電線に出力する手段であり,前記進入信号受信手段及び前記ベース信号受信手段が前記導電線上を流れる電流を検知する電流検知手段である請求項1〜5のいずれかに記載の無人車の衝突防止制御装置。
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