JP2004045871A - リハーサル機能をもつ電子楽音発生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】安価な構成で、入力された音声情報や演奏情報における音量、音量バランスなどが適切かどうかを知ることができるリハーサル機能をもつ電子楽音発生装置を提供すること。
【解決手段】デジタルシグナルプロセッサ9はリバーブ効果付加用に外部RAM14を備える。リハーサルコントローラ34およびリハーサル用レコーダ33は、リハーサルモードボタン4−1とレコードボタン4−2によるリハーサル記憶指示に基づき、外部RAM14の少なくとも一部に、マイクより入力された音声情報や演奏情報を記憶させ、プレイボタン4−3によるリハーサル再生指示に基づき、記憶されている音声情報や演奏情報を読み出して出力させる。
【選択図】 図1
【解決手段】デジタルシグナルプロセッサ9はリバーブ効果付加用に外部RAM14を備える。リハーサルコントローラ34およびリハーサル用レコーダ33は、リハーサルモードボタン4−1とレコードボタン4−2によるリハーサル記憶指示に基づき、外部RAM14の少なくとも一部に、マイクより入力された音声情報や演奏情報を記憶させ、プレイボタン4−3によるリハーサル再生指示に基づき、記憶されている音声情報や演奏情報を読み出して出力させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リハーサル機能をもつ電子楽音発生装置に関し、特に、入力された音声(ボーカル)や伴奏などのオーディオ情報における音量や音量バランスなどが適切かどうかを知ることができるリハーサル機能をもつ電子楽音発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子ピアノなどの電子楽音発生装置には、自動演奏や自動伴奏などの演奏情報による楽音を発生させることができるものがあり、これにマイクを接続すればカラオケとして機能させることもできる。また、演奏情報をFDに記憶して保存し得る機能を備えたものもあり、MIDI規格に従えば、ノート・オンやノート・オフ、ベロシティなどの演奏情報を高い圧縮率でFDに記憶することができ、また、記憶した演奏情報を楽音として適時再生して聴くこともできる。
【0003】
近年、このような電子楽音発生装置において、マイクなどから入力した音声情報を演奏情報と共に記憶し、当該装置あるいは別の装置で楽音として適時再生して聴きたいという要求がある。しかしながら、音声情報はPCM符号化して記憶しなければならないため大きな記憶容量が必要であり、FDでは容量が不足するという問題がある。この記憶容量の不足の問題を解消するために、図6に示すように、CDRあるいはCDR/Wに音声情報と演奏情報とを書き込んで記憶することが考えられる。
【0004】
図6は、マイク入力による音声情報と演奏情報を楽音としてスピーカより発音させることができ、また、CDRあるいはCDR/Wに書き込んで記憶させることができる電子ピアノのブロック図である。同図において、CPU1は、ROM2に格納されている制御プログラムに従って電子ピアノ全体の制御を行い、RAM3は、CPU1のワークエリアとして使用される。
【0005】
操作パネル4の操作子の操作により装置状態が設定される。キーボード5の押鍵による演奏情報や自動演奏による演奏情報などは、音源LSI6に送られる。MIDIインタフェース7を通して外部MIDI機器から演奏情報を送り込むことができ、また、外部MIDI機器へ演奏情報を送り出すこともできる。
【0006】
音源LSI6はアサインメントメモリを用いて、送られてくる演奏情報に対して波形メモリ8に記憶されている音源波形を割り当てる。デジタルシグナルプロセッサ(以下、DSPと記す。)9は、波形処理用のプログラムを格納したROMおよび波形処理用のワークエリアあるいはバッファとして用いられるRAMを内蔵しており、音源LSI6から送られてくる音源波形や、マイク10からプリアンプ11、ボリューム12およびA/D変換器13を通して送られてくるマイク波形にリバーブ(残響)やコーラスなどの効果を付加する。この効果付加の波形遅延のために外部RAM14が用いられる。
【0007】
効果付加された波形がD/A変換器15およびアンプ16を通してスピーカ17に送出されて発音がなされる。マイク10から入力された音声情報、キーボード5の押鍵による演奏情報、自動演奏による演奏情報などは、バス18に接続されたCDRあるいはCDR/W19に書き込んで記憶させることができる。なお、この記憶に際し、音声情報や演奏情報はPCM符号化される。また、マイク10から入力される音声情報における音量は、ボリューム12で調整され、演奏情報における音量は、操作パネル4に設けられているマスタボリュームにより音源LSI6中の各系列のボリューム情報を変えることで調整される。
【0008】
図7は、従来の電子ピアノにおけるDSP9の機能ブロック図であり、マイク(Mic)波形は、マイク10(図6)から入力される音声情報を表す。音源波形1は、例えばティビアの音を中心とした上鍵盤の押鍵による演奏情報を表し、音源波形2は、例えばオーケストラ系の音を中心とした下鍵盤の押鍵による演奏情報を表す。これらの演奏情報は、ステレオでもよい。
【0009】
これらの波形は、音源波形1についてはコーラス効果付加部20でコーラス効果が付加された後、それぞれ乗算器21、22、23に入力されて係数Ma、Mb、Mcが乗算され、加算器24でミキシングされる。加算器24の出力は、リバーブ効果付加部25でリバーブ効果が付加され、さらに乗算器26に入力されて係数Meが乗算される。
【0010】
また、加算器24の出力は、乗算器27に入力されて係数Mdが乗算される。乗算器26の出力と乗算器27の出力とが加算器28でミキシングされてDSP9の出力となる。この出力がスピーカ17からの発音やCDRあるいはCDR/W19への書き込みのために送出される。コーラス効果やリバーブ効果には、入力波形が遅延された波形を必要とし、この遅延のために外部RAM14が用いられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
スピーカ16から発音させるにせよ、CDRあるいはCDR/W19に書き込んで記憶させるにせよ、マイク10から入力される音声情報における音量や歪み、バックを盛り立てる自動伴奏の演奏情報における音量、それら音量のバランスは、適切に調整されなければならない。しかしながら、この調整は、困難なことであり、特に、カラオケにおいて歌い手自身が歌いながらリアルタイムでそれを調整することは、不可能である。
【0012】
CDRは、1回の書き込みしかできず、一旦、音声情報や演奏情報を書き込んでしまえば、音量や音量バランスが不適切な場合でも書き直すことができないため、事前に音量や音量バランスを適切に調整することは特に重要である。CDRへの書き込みの失敗をなくすには、スタジオでの録音のように、ミキサと呼ばれる各種入力楽音情報における音量をリアルタイムで制御する専門の人を付けるなどしなければならない。
【0013】
CDR/Wは、書き直しが可能であり、不適切な音量や音量バランスで書き込んでしまった音声情報や演奏情報でも書き直すことができるが、セクタ管理などのために書き直しに数10秒もの時間がかかり、また、無限に何回も書き直しができる訳でもない。
【0014】
楽音発生装置にHDD(ハードディスク装置)を内蔵させ、HDに音声情報や演奏情報を書き込んで記憶させることも考えられるが、HDDは、高価であり、低価格の電子楽器やカラオケシステムに内蔵させるには不向きである。
【0015】
本発明は、前記の事情にかんがみなされたものであり、安価な構成で、入力された音声情報や演奏情報における音量、それら音量のバランスなどが適切かどうかを知ることができるリハーサル機能をもつ電子楽音発生装置を提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、演奏情報に基づき音源波形情報を出力する電子音源手段と、前記電子音源手段の出力する音源波形情報と音声情報とを入力して処理するデジタルシグナルプロセッサと、前記デジタルシグナルプロセッサに付随して設けられ、コーラス効果およびリバーブ効果の少なくとも一方を含む効果を付加するための効果付加用のRAMとを備え、前記デジタルシグナルプロセッサは、前記RAMの少なくとも一部に、前記音源波形情報および前記音声情報のうち少なくとも音声情報をオーディオ情報として記憶させ、リハーサル再生指示に基づき、前記RAMに記憶されている該オーディオ情報を読み出す点に第1の特徴がある。
【0017】
また、本発明は、入力されたオーディオ情報に記憶が、リハーサル記憶指示に基づいて行われる点に第2の特徴がある。
【0018】
また、本発明は、前記制御手段が、リハーサル記憶指示に基づき、リハーサル記憶指示直後の所定期間のオーディオ情報を前記RAMに記憶させる点に第3の特徴がある。
【0019】
また、本発明は、前記制御手段が、入力されたオーディオ情報を更新しつつ前記RAMに記憶させ、リハーサル再生指示に基づき、その指示の時点で前記RAMに記憶されている所定期間のオーディオ情報を読み出す点に第4の特徴がある。
【0020】
また、本発明は、前記制御手段が、入力されたオーディオ情報を前記RAMに記憶させるに際し、効果付加用のサンプリングレートとは異なるサンプリングレートで前記オーディオ情報をサンプリングする点に第5の特徴がある。
【0021】
さらに、本発明は、前記制御手段が、入力されたオーディオ情報を前記RAMに記憶させるに際し、前記オーディオ情報のサンプリングレートを下げるとともに、効果付加用のサンプリングレートを下げる点に第6の特徴がある。
【0022】
第1の特徴によれば、コーラス効果やリバーブ効果を付加するために電子楽音発生装置で既存している外部RAMを利用するという安価な構成で、入力された音声の音量や、音声と演奏との音量バランスなどが適切かどうかを知ることができ、音声や演奏のCDRやCDR/Wへの書き込みを失敗なく行うことができるようになる。
【0023】
また、第2および第3の特徴によれば、音声や演奏を記憶させる期間がリハーサル記憶指示により指定されるため、意識的な特定時点での音量や音量バランスを判断するのに便利である。
【0024】
また、第4の特徴によれば、リハーサル記憶を演奏前などにおいて予め設定しておけば、演奏途中で特にリハーサル記憶指示を行う必要がなくなり、適宜の時点でリハーサル再生指示によりその指示時点での量や音量バランスを判断することができる。
【0025】
さらに、第5および第6の特徴によれば、外部RAMの記憶容量を増大させることなく、リハーサル用として記憶させるオーディオ情報の長さを延ばすことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態の電子ピアノのDSP9の機能を示すブロック図である。同図は、図6および図7に示した従来技術と主な相違点である操作パネル4およびDSP9の構成を示し、他の部分は省略している。なお、図6および図7と同一あるいは同等部分には同じ番号を付してある。
【0027】
マイク10(図6)から入力されるMic波形、下鍵盤の押鍵による音源波形2は、それぞれ乗算器21、23で係数Ma、Mcが乗算されて加算器24に入力され、上鍵盤の押鍵による音源波形1は、コーラス効果付加部20でコーラス効果が付加され、さらに乗算器22で係数Mbが乗算された後、加算器24に入力される。
【0028】
本実施形態では、コーラス効果付加部20は、内部RAM30を使用して入力波形を一定時間遅延させ、コーラス効果を付加する。コーラス効果用の内部RAM30は、僅かの容量でよく、アクセスタイムに問題がなければ、これを省略して外部RAM14をコーラス効果用に用いることもできる。また、図示しないが、Mic波形の入力系にピッチ変換などの効果付加部を設けてもよい。
【0029】
加算器24によりミキシングされた出力は、乗算器27で係数Mdが乗算されて加算器28に入力され、また、リバーブ効果付加部25でリバーブ効果が付加され、乗算器26で係数Meが乗算された後、加算器28に入力される。
【0030】
加算器28からの出力は、乗算器(係数Mgの乗算)31および加算器32を介してDSPの出力としてD/A変換器15(図6)に出力される。リバーブ効果付加部25は、入力波形を遅延させてリバーブ効果を付加するために外部RAM14を用いる。
【0031】
加算器28の出力は、リハーサル用レコーダ33にも入力される。このリハーサル用レコーダ33は、リハーサルコントローラ34からのレコード/プレイ指令に従って加算器28の出力を外部RAM14に記憶し、また、外部RAM14にリハーサル用として記憶された波形を読み出す。なお、リハーサルコントローラ34は、本実施形態ではDSP9に内蔵されたものとしたが、CPU1の一機能などとしてDSPの外部に設けることもできる。
【0032】
リハーサルコントローラ34からレコード/プレイ指令を出力させるために、例えば、操作パネル4にはリハーサルモードボタン4−1、およびリハーサルモードにおけるレコードボタン4−2、プレイボタン4−3が設けられる。レコードボタン4−2とプレイボタン4−3は、いずれか一方のオンのみが可能になっている。
【0033】
ボタン4−1によりリハーサルモードが指示され、ボタン4−2あるいは4−3が操作(リハーサル記憶/再生指示)されると、これをCPU1が検知し、リハーサルコントローラ34よりリハーサル用レコーダ33にレコード指令あるいはプレイ指令が出力さる。
【0034】
リハーサル用レコーダ33は、レコード指令を受けると加算器28の出力を外部RAM14に記憶し、プレイ指令を受けると外部RAM14にリハーサル用として記憶された波形を読み出す。外部RAM14から読み出された波形は、低域通過フィルタ35、乗算器(係数Mfの乗算)36および加算器32を介してD/A変換器15に出力される。
【0035】
レコード指令を受けてから入力される波形を外部RAM14に記憶し、その記憶容量分が記憶された以後に入力される波形は廃棄するようにすれば、リハーサル用として記憶される入力波形は、レコード指令を受けてから所定期間の入力波形となる。また、記憶内容を更新して常に新たに入力される波形が残っているようにすれば、リハーサル用として記憶される入力波形は、プレイ指令を受ける直前の所定期間の入力波形となる。
【0036】
外部RAM14は、通常時にはリバーブ効果付加用にその全記憶容量あるいは一部記憶容量を使用し、リハーサルモードが指示された時には効果付加をやめてその全記憶容量をリハーサル用に使用するようにすることができる。
【0037】
プレイ指令に基づいて、外部RAM14にリハーサル用として記憶されている波形を繰り返し読み出して発音させるようにすれば、入力された音声情報や演奏情報における音量、それら音量のバランスなどが適切かどうかの判断が容易になる。
【0038】
前記したように、マイク10から入力される音声情報における音量は、ボリューム12で調整でき、演奏情報における音量は、操作パネル4に設けられているマスタボリュームにより調整できるが、DSP9内の乗算器21、22、23における係数Ma、Mb、Mcを変えることによってもこの調整は可能である。
【0039】
電子ピアノなどの電子楽器やCDのサンプリングレートは通常44.1kHzであり、1サンプルを16ビットで表すものとすれば、1秒の波形を記憶するのに(16×44.1k)ビット(=約0.7Mビット)を要する。外部RAM14は普通、4Mビット程度であるので、全部をこの記憶のために使用し、入力された波形を44.1kHzでサンプリングして記憶させるものとすれば、約6秒の波形の記憶が可能であり、これは、リハーサル機能において音量や音量バランスなどが適切かどうかを判断するのには十分である。
【0040】
外部RAM14の記憶容量を大きくしておけば、より長期間の波形を書き込むことができるが、リハーサル機能という点からは64Mビットを越える容量は不要であり、コストの面からもその程度までが好ましい。
【0041】
また、リハーサルにおいて音質をそれ程問題にしない場合には、入力された波形を外部RAM14に記憶させるに際してのサンプリングレートを下げることができ、これにより記憶する波形の長さを延ばすことができる。例えば、サンプリングレートを1/2(=22.05kHz)にすれば、記憶する波形の長さを2倍にすることができる。
【0042】
外部RAM14から読み出して発音させた音声の音量や、音声と演奏との音量バランスなどが適切と判断されれば、それをPCM符号化してCDRやCDR/W19へ書き込み記憶させる。この符号化・復号化のための構成は、図示しないが、DSP9、CPU1あるいはCDRあるいはCDR/W19に対するインタフェース部などに設けることができる。
【0043】
図2は、本発明の実施形態の電子ピアノ全体の処理を示すメインフローチャートである。電源がオンされたならば、まず、CPU1、RAM3、音源LSI6、DSP9等を初期化する(S1)。
【0044】
パネルイベント検出・設定処理(S2)では、操作パネル4における操作子の操作を検出し、その検出に応じた状態に電子楽器を設定する。ここでの処理(S2)は、リハーサルモードの設定やその設定に応じた処理、CDRやCDR/W19への書き込み処理を含むが、これについては後でさらに説明する。
【0045】
キーイベント検出処理(S3)では、キーボード5において操作されたキーのキーコードやタッチの強さに対応するベロシティ情報などを検出する。
【0046】
発音処理(S4)は、パネルイベント検出・設定処理(S2)、キーイベント検出処理(S3)の結果に基づいてスピーカ17より発音させる処理である。その他の処理(S5)では、自動演奏などが設定されて場合の自動演奏処理やMIDI処理などを行う。
【0047】
図3は、図2のパネルイベント検出・設定処理(S2)のフローチャートであり、ここでは特にリハーサル機能についての処理を詳細に示している。まず、リハーサルモードボタン4−1がオンか否かを調べる(S10)。これがオンでなければ、その他のパネルイベント処理を実行して(S15)パネルイベント検出・設定処理から抜け出す。
【0048】
リハーサルモードボタン4−1がオンであれば、続いてレコードボタン4−2がオンであるか否かを調べる(S11)。ここでレコードボタン4−2がオンであれば、リハーサルモードにおいて入力波形の記憶が指示されていることになるから、入力波形を外部RAM14に記憶する(S12)。この場合の入力波形のサンプリングレートfsは、例えば22.05kHzである。
【0049】
その後、その他のパネルイベント処理を実行して(S15)パネルイベント検出・設定処理から抜け出す。なお、外部RAM14へ記憶する(S12)入力波形は、前述のように、レコードボタンがオンされた後の一定期間の入力波形とすることができるし、レコードボタンがオンされている間中に更新させることもできる。
【0050】
S11でレコードボタン4−2がオンでなければ、続いてプレイボタン4−3がオンであるか否かを調べる(S13)。ここでプレイボタン4−3がオンであれば、リハーサルモードにおいて外部RAMに記憶された波形の読み出しが指示されていることになるから、外部RAM14にリハーサル用として記憶されている波形を読み出し再生する(S14)。
【0051】
その後、その他のパネルイベント処理を実行して(S15)パネルイベント検出・設定処理から抜け出す。なお、S14での読み出し再生において、前述のように、外部RAM14から波形を繰り返し読み出すようにすることもできる。S14でプレイボタン4−3がオンでなければ、その他のパネルイベント処理を実行して(S15)パネルイベント検出・設定処理から抜け出す。
【0052】
図4は、本発明の他の実施形態の電子ピアノのDSP9の機能を示すブロック図である。なお、図1と同一あるいは同等部分には同じ番号を付してある。本実施形態は、リハーサルモード時においても外部RAM14の記憶容量の一部を効果付加のために残しておく例である。
【0053】
図4に示すように、例えば、通常時およびリハーサルモード時に外部RAM14の全容量の1/3ずつをコーラス効果付加用、リバーブ効果付加用、リハーサル用とする。外部RAM14の全容量の1/2ずつを効果付加用、リハーサル用とすることなどもできる。この場合においても、入力された波形をリハーサル用として記憶させるに際してのサンプリングレートを下げるようにしてもよい。また、同時に、効果付加におけるサンプリングレートを下げるようにしてもよく、このようにすれば、効果付加に使用される容量を通常時より圧縮することができるため、その分、リハーサル用に使用し得る記憶容量を増すことができる。
【0054】
また、通常時に外部RAM14の全容量を効果付加用とし、リハーサルモード時に効果付加におけるサンプリングレートを下げるようにしてリハーサル用に使用する容量を生み出すようにすることもできる。例えば、通常時に外部RAM14の全容量を効果付加用とし、リハーサルモード時に効果付加におけるサンプリングレートを1/2に下げれば、リハーサルモード時の効果付加に要する容量は1/2に圧縮され、残り1/2の容量をリハーサル用に使用することができる。
【0055】
図5は、本発明のさらに他の実施形態の電子ピアノのDSP9の機能を示すブロック図である。なお、図1と同一あるいは同等部分には同じ番号を付してある。本実施形態は、外部RAM14に記憶するリハーサル用のオーディオ情報をMic波形のみとした例である。また、本実施形態ではリハーサルコントローラ34をCPU1の一機能として実現している。
【0056】
図5において、Mic波形の入力経路にリハーサル用レコーダ33が設けられており、マイク10(図6)から入力されるMic波形は、乗算器21(係数Ma1の乗算)を通して加算器24に入力されると共に、リハーサル用レコーダ33に入力される。リハーサル用レコーダ33は、リハーサルコントローラ34からレコード指令を受けるとMic波形を外部RAM14に記憶し、プレイ指令を受けると、外部RAM14にリハーサル用として記憶されたMic波形を読み出す。外部RAM14から読み出されたMic波形は、低域通過フィルタ37、乗算器(係数Ma2の乗算)38を通して加算器24に入力される。乗算器21、38の係数Ma1、Ma2を、例えば、リハーサル記憶時と通常演奏時にMa1=100、Ma2=0とし、リハーサル再生時にMa1=0、Ma2=100に制御すれば、リハーサル記憶や再生の切換のために特別な切換手段を信号波形経路に設ける必要はない。その他の構成は、図1と同じである。
【0057】
本実施形態の特徴は、Mic波形のみをリハーサル用として外部RAM14に記憶し、音源波形1、2までミキシングした波形は記憶しないため、サンプリングレートを例えば11kHz程度にまで下げても全く問題がないことである。すなわち、図1や図4の実施形態でMic波形と音源波形1、2とがミキシングされたリハーサル用のオーディオ情報をサンプリングレートを下げて記憶すると、音源波形1、2は元々44.1kHzsで生成されるため、高調波(高次倍音)が不足した音として再生されるが、図5の実施形態ではリハーサル用として記憶する波形はMic波形(ボーカル)のみであるため、サンプリング周波数は11kHz程度で十分となる。したがって、同時に行われるリバーブ演算のための外部RAM14への書き込み、読み出しのサンプリングレートを44.1kHzとしてしておけば全く音質劣化なく再生できる。
【0058】
ただし、本実施形態では、リハーサル再生時に外部RAM14から読み出されるのはMic波形のみであるため、Mic波形と音源波形1、2との音量バランスが適切がどうかをみる際には、そのMic波形を記憶したときに自動演奏により出力されコーラス効果やリバーブ効果が付加されて発音された音源波形1、2を、Mic波形の読み出しと同期して再び出力し、DSPに入力する必要がある。この制御はCPU1による実現できる。
【0059】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、種々の変形が可能である。例えば、図1、図4の実施形態では、Mic波形と音源波形1と音源波形2とをミキシングした後に外部RAM14に記憶しているが、これら全てを別系統とし、あるいはMic波形と音源波形1、2とを別系統として別々に外部RAM14記憶し、読み出して発音させる時にミキシングするようにしてもよい。
【0060】
また、図1、図4の実施形態では、外部RAM14に波形を書き込む前にコーラスやリバーブの効果を付加しているが、これら効果は外部RAM14から読み出した後に付加することもできる。
【0061】
また、入力された波形を外部RAM14に最新のものに更新しつつ常時記憶するように設定し、リハーサル再生指示があった時点で記憶されている波形を読み出すようにしてもよく、本発明におけるリハーサル記憶指示は、波形入力の途中で行うもののみでなく、入力された波形を、リハーサル用として用意された容量部分に常時更新しつつ記憶させるように演奏などの前に予め設定されるものも含む。
【0062】
さらに、DSP9の内部に外部RAM14と同等の機能および容量の記憶手段を有する装置においては、その記憶手段を前記実施形態における外部RAM14として用いることができる。
【0063】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、電子楽音発生装置に既存する外部RAMを利用するという安価な構成で、入力された音声情報や演奏情報における音量、それら音量のバランスなどが適切かどうかを知ることができ、適切と知った後にCDRやCDR/Wに音声や伴奏を書き込むことができるため、CDRへの書き込みの失敗やCDR/Wへの書き込みのやり直しなどを防ぐことことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の電子ピアノのDSPの機能を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態の電子ピアノ全体の処理を示すメインフローチャートである。
【図3】図2のパネルイベント検出・設定処理のフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施形態の電子ピアノのDSPの機能を示すブロック図である。
【図5】本発明のさらに他の実施形態の電子ピアノのDSPの機能を示すブロック図である。
【図6】CDRやCDR/Wを備えた電子ピアノのブロック図である。
【図7】従来の電子ピアノにおけるDSPの機能ブロック図である。
【符号の説明】
1・・・CPU、2・・・ROM、3・・RAM、4・・・操作パネル、4−1・・・リハーサルモードボタン、4−2・・・レコードボタン、4−3・・・プレイボタン、5・・・キーボード、6・・・音源LSI、7・・・MIDIインタフェース、8・・・波形メモリ、9・・・DSP、10・・・マイク、11・・・プリアンプ、12・・・ボリューム、13・・・A/D変換器、14・・外部RAM、15・・・D/A変換器、16・・・アンプ、17・・・スピーカ、18・・・バス、19・・・CDRまたはCDR/W、20・・・コーラス効果付加部、21、22、23、26、27、31、36、38・・・乗算器、24、28、32・・・加算器、25・・・リバーブ効果付加部、30・・・内部RAM、33・・・リハーサル用レコーダ、34・・・リハーサルコントローラ、35、37・・・LPF
【発明の属する技術分野】
本発明は、リハーサル機能をもつ電子楽音発生装置に関し、特に、入力された音声(ボーカル)や伴奏などのオーディオ情報における音量や音量バランスなどが適切かどうかを知ることができるリハーサル機能をもつ電子楽音発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子ピアノなどの電子楽音発生装置には、自動演奏や自動伴奏などの演奏情報による楽音を発生させることができるものがあり、これにマイクを接続すればカラオケとして機能させることもできる。また、演奏情報をFDに記憶して保存し得る機能を備えたものもあり、MIDI規格に従えば、ノート・オンやノート・オフ、ベロシティなどの演奏情報を高い圧縮率でFDに記憶することができ、また、記憶した演奏情報を楽音として適時再生して聴くこともできる。
【0003】
近年、このような電子楽音発生装置において、マイクなどから入力した音声情報を演奏情報と共に記憶し、当該装置あるいは別の装置で楽音として適時再生して聴きたいという要求がある。しかしながら、音声情報はPCM符号化して記憶しなければならないため大きな記憶容量が必要であり、FDでは容量が不足するという問題がある。この記憶容量の不足の問題を解消するために、図6に示すように、CDRあるいはCDR/Wに音声情報と演奏情報とを書き込んで記憶することが考えられる。
【0004】
図6は、マイク入力による音声情報と演奏情報を楽音としてスピーカより発音させることができ、また、CDRあるいはCDR/Wに書き込んで記憶させることができる電子ピアノのブロック図である。同図において、CPU1は、ROM2に格納されている制御プログラムに従って電子ピアノ全体の制御を行い、RAM3は、CPU1のワークエリアとして使用される。
【0005】
操作パネル4の操作子の操作により装置状態が設定される。キーボード5の押鍵による演奏情報や自動演奏による演奏情報などは、音源LSI6に送られる。MIDIインタフェース7を通して外部MIDI機器から演奏情報を送り込むことができ、また、外部MIDI機器へ演奏情報を送り出すこともできる。
【0006】
音源LSI6はアサインメントメモリを用いて、送られてくる演奏情報に対して波形メモリ8に記憶されている音源波形を割り当てる。デジタルシグナルプロセッサ(以下、DSPと記す。)9は、波形処理用のプログラムを格納したROMおよび波形処理用のワークエリアあるいはバッファとして用いられるRAMを内蔵しており、音源LSI6から送られてくる音源波形や、マイク10からプリアンプ11、ボリューム12およびA/D変換器13を通して送られてくるマイク波形にリバーブ(残響)やコーラスなどの効果を付加する。この効果付加の波形遅延のために外部RAM14が用いられる。
【0007】
効果付加された波形がD/A変換器15およびアンプ16を通してスピーカ17に送出されて発音がなされる。マイク10から入力された音声情報、キーボード5の押鍵による演奏情報、自動演奏による演奏情報などは、バス18に接続されたCDRあるいはCDR/W19に書き込んで記憶させることができる。なお、この記憶に際し、音声情報や演奏情報はPCM符号化される。また、マイク10から入力される音声情報における音量は、ボリューム12で調整され、演奏情報における音量は、操作パネル4に設けられているマスタボリュームにより音源LSI6中の各系列のボリューム情報を変えることで調整される。
【0008】
図7は、従来の電子ピアノにおけるDSP9の機能ブロック図であり、マイク(Mic)波形は、マイク10(図6)から入力される音声情報を表す。音源波形1は、例えばティビアの音を中心とした上鍵盤の押鍵による演奏情報を表し、音源波形2は、例えばオーケストラ系の音を中心とした下鍵盤の押鍵による演奏情報を表す。これらの演奏情報は、ステレオでもよい。
【0009】
これらの波形は、音源波形1についてはコーラス効果付加部20でコーラス効果が付加された後、それぞれ乗算器21、22、23に入力されて係数Ma、Mb、Mcが乗算され、加算器24でミキシングされる。加算器24の出力は、リバーブ効果付加部25でリバーブ効果が付加され、さらに乗算器26に入力されて係数Meが乗算される。
【0010】
また、加算器24の出力は、乗算器27に入力されて係数Mdが乗算される。乗算器26の出力と乗算器27の出力とが加算器28でミキシングされてDSP9の出力となる。この出力がスピーカ17からの発音やCDRあるいはCDR/W19への書き込みのために送出される。コーラス効果やリバーブ効果には、入力波形が遅延された波形を必要とし、この遅延のために外部RAM14が用いられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
スピーカ16から発音させるにせよ、CDRあるいはCDR/W19に書き込んで記憶させるにせよ、マイク10から入力される音声情報における音量や歪み、バックを盛り立てる自動伴奏の演奏情報における音量、それら音量のバランスは、適切に調整されなければならない。しかしながら、この調整は、困難なことであり、特に、カラオケにおいて歌い手自身が歌いながらリアルタイムでそれを調整することは、不可能である。
【0012】
CDRは、1回の書き込みしかできず、一旦、音声情報や演奏情報を書き込んでしまえば、音量や音量バランスが不適切な場合でも書き直すことができないため、事前に音量や音量バランスを適切に調整することは特に重要である。CDRへの書き込みの失敗をなくすには、スタジオでの録音のように、ミキサと呼ばれる各種入力楽音情報における音量をリアルタイムで制御する専門の人を付けるなどしなければならない。
【0013】
CDR/Wは、書き直しが可能であり、不適切な音量や音量バランスで書き込んでしまった音声情報や演奏情報でも書き直すことができるが、セクタ管理などのために書き直しに数10秒もの時間がかかり、また、無限に何回も書き直しができる訳でもない。
【0014】
楽音発生装置にHDD(ハードディスク装置)を内蔵させ、HDに音声情報や演奏情報を書き込んで記憶させることも考えられるが、HDDは、高価であり、低価格の電子楽器やカラオケシステムに内蔵させるには不向きである。
【0015】
本発明は、前記の事情にかんがみなされたものであり、安価な構成で、入力された音声情報や演奏情報における音量、それら音量のバランスなどが適切かどうかを知ることができるリハーサル機能をもつ電子楽音発生装置を提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、演奏情報に基づき音源波形情報を出力する電子音源手段と、前記電子音源手段の出力する音源波形情報と音声情報とを入力して処理するデジタルシグナルプロセッサと、前記デジタルシグナルプロセッサに付随して設けられ、コーラス効果およびリバーブ効果の少なくとも一方を含む効果を付加するための効果付加用のRAMとを備え、前記デジタルシグナルプロセッサは、前記RAMの少なくとも一部に、前記音源波形情報および前記音声情報のうち少なくとも音声情報をオーディオ情報として記憶させ、リハーサル再生指示に基づき、前記RAMに記憶されている該オーディオ情報を読み出す点に第1の特徴がある。
【0017】
また、本発明は、入力されたオーディオ情報に記憶が、リハーサル記憶指示に基づいて行われる点に第2の特徴がある。
【0018】
また、本発明は、前記制御手段が、リハーサル記憶指示に基づき、リハーサル記憶指示直後の所定期間のオーディオ情報を前記RAMに記憶させる点に第3の特徴がある。
【0019】
また、本発明は、前記制御手段が、入力されたオーディオ情報を更新しつつ前記RAMに記憶させ、リハーサル再生指示に基づき、その指示の時点で前記RAMに記憶されている所定期間のオーディオ情報を読み出す点に第4の特徴がある。
【0020】
また、本発明は、前記制御手段が、入力されたオーディオ情報を前記RAMに記憶させるに際し、効果付加用のサンプリングレートとは異なるサンプリングレートで前記オーディオ情報をサンプリングする点に第5の特徴がある。
【0021】
さらに、本発明は、前記制御手段が、入力されたオーディオ情報を前記RAMに記憶させるに際し、前記オーディオ情報のサンプリングレートを下げるとともに、効果付加用のサンプリングレートを下げる点に第6の特徴がある。
【0022】
第1の特徴によれば、コーラス効果やリバーブ効果を付加するために電子楽音発生装置で既存している外部RAMを利用するという安価な構成で、入力された音声の音量や、音声と演奏との音量バランスなどが適切かどうかを知ることができ、音声や演奏のCDRやCDR/Wへの書き込みを失敗なく行うことができるようになる。
【0023】
また、第2および第3の特徴によれば、音声や演奏を記憶させる期間がリハーサル記憶指示により指定されるため、意識的な特定時点での音量や音量バランスを判断するのに便利である。
【0024】
また、第4の特徴によれば、リハーサル記憶を演奏前などにおいて予め設定しておけば、演奏途中で特にリハーサル記憶指示を行う必要がなくなり、適宜の時点でリハーサル再生指示によりその指示時点での量や音量バランスを判断することができる。
【0025】
さらに、第5および第6の特徴によれば、外部RAMの記憶容量を増大させることなく、リハーサル用として記憶させるオーディオ情報の長さを延ばすことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態の電子ピアノのDSP9の機能を示すブロック図である。同図は、図6および図7に示した従来技術と主な相違点である操作パネル4およびDSP9の構成を示し、他の部分は省略している。なお、図6および図7と同一あるいは同等部分には同じ番号を付してある。
【0027】
マイク10(図6)から入力されるMic波形、下鍵盤の押鍵による音源波形2は、それぞれ乗算器21、23で係数Ma、Mcが乗算されて加算器24に入力され、上鍵盤の押鍵による音源波形1は、コーラス効果付加部20でコーラス効果が付加され、さらに乗算器22で係数Mbが乗算された後、加算器24に入力される。
【0028】
本実施形態では、コーラス効果付加部20は、内部RAM30を使用して入力波形を一定時間遅延させ、コーラス効果を付加する。コーラス効果用の内部RAM30は、僅かの容量でよく、アクセスタイムに問題がなければ、これを省略して外部RAM14をコーラス効果用に用いることもできる。また、図示しないが、Mic波形の入力系にピッチ変換などの効果付加部を設けてもよい。
【0029】
加算器24によりミキシングされた出力は、乗算器27で係数Mdが乗算されて加算器28に入力され、また、リバーブ効果付加部25でリバーブ効果が付加され、乗算器26で係数Meが乗算された後、加算器28に入力される。
【0030】
加算器28からの出力は、乗算器(係数Mgの乗算)31および加算器32を介してDSPの出力としてD/A変換器15(図6)に出力される。リバーブ効果付加部25は、入力波形を遅延させてリバーブ効果を付加するために外部RAM14を用いる。
【0031】
加算器28の出力は、リハーサル用レコーダ33にも入力される。このリハーサル用レコーダ33は、リハーサルコントローラ34からのレコード/プレイ指令に従って加算器28の出力を外部RAM14に記憶し、また、外部RAM14にリハーサル用として記憶された波形を読み出す。なお、リハーサルコントローラ34は、本実施形態ではDSP9に内蔵されたものとしたが、CPU1の一機能などとしてDSPの外部に設けることもできる。
【0032】
リハーサルコントローラ34からレコード/プレイ指令を出力させるために、例えば、操作パネル4にはリハーサルモードボタン4−1、およびリハーサルモードにおけるレコードボタン4−2、プレイボタン4−3が設けられる。レコードボタン4−2とプレイボタン4−3は、いずれか一方のオンのみが可能になっている。
【0033】
ボタン4−1によりリハーサルモードが指示され、ボタン4−2あるいは4−3が操作(リハーサル記憶/再生指示)されると、これをCPU1が検知し、リハーサルコントローラ34よりリハーサル用レコーダ33にレコード指令あるいはプレイ指令が出力さる。
【0034】
リハーサル用レコーダ33は、レコード指令を受けると加算器28の出力を外部RAM14に記憶し、プレイ指令を受けると外部RAM14にリハーサル用として記憶された波形を読み出す。外部RAM14から読み出された波形は、低域通過フィルタ35、乗算器(係数Mfの乗算)36および加算器32を介してD/A変換器15に出力される。
【0035】
レコード指令を受けてから入力される波形を外部RAM14に記憶し、その記憶容量分が記憶された以後に入力される波形は廃棄するようにすれば、リハーサル用として記憶される入力波形は、レコード指令を受けてから所定期間の入力波形となる。また、記憶内容を更新して常に新たに入力される波形が残っているようにすれば、リハーサル用として記憶される入力波形は、プレイ指令を受ける直前の所定期間の入力波形となる。
【0036】
外部RAM14は、通常時にはリバーブ効果付加用にその全記憶容量あるいは一部記憶容量を使用し、リハーサルモードが指示された時には効果付加をやめてその全記憶容量をリハーサル用に使用するようにすることができる。
【0037】
プレイ指令に基づいて、外部RAM14にリハーサル用として記憶されている波形を繰り返し読み出して発音させるようにすれば、入力された音声情報や演奏情報における音量、それら音量のバランスなどが適切かどうかの判断が容易になる。
【0038】
前記したように、マイク10から入力される音声情報における音量は、ボリューム12で調整でき、演奏情報における音量は、操作パネル4に設けられているマスタボリュームにより調整できるが、DSP9内の乗算器21、22、23における係数Ma、Mb、Mcを変えることによってもこの調整は可能である。
【0039】
電子ピアノなどの電子楽器やCDのサンプリングレートは通常44.1kHzであり、1サンプルを16ビットで表すものとすれば、1秒の波形を記憶するのに(16×44.1k)ビット(=約0.7Mビット)を要する。外部RAM14は普通、4Mビット程度であるので、全部をこの記憶のために使用し、入力された波形を44.1kHzでサンプリングして記憶させるものとすれば、約6秒の波形の記憶が可能であり、これは、リハーサル機能において音量や音量バランスなどが適切かどうかを判断するのには十分である。
【0040】
外部RAM14の記憶容量を大きくしておけば、より長期間の波形を書き込むことができるが、リハーサル機能という点からは64Mビットを越える容量は不要であり、コストの面からもその程度までが好ましい。
【0041】
また、リハーサルにおいて音質をそれ程問題にしない場合には、入力された波形を外部RAM14に記憶させるに際してのサンプリングレートを下げることができ、これにより記憶する波形の長さを延ばすことができる。例えば、サンプリングレートを1/2(=22.05kHz)にすれば、記憶する波形の長さを2倍にすることができる。
【0042】
外部RAM14から読み出して発音させた音声の音量や、音声と演奏との音量バランスなどが適切と判断されれば、それをPCM符号化してCDRやCDR/W19へ書き込み記憶させる。この符号化・復号化のための構成は、図示しないが、DSP9、CPU1あるいはCDRあるいはCDR/W19に対するインタフェース部などに設けることができる。
【0043】
図2は、本発明の実施形態の電子ピアノ全体の処理を示すメインフローチャートである。電源がオンされたならば、まず、CPU1、RAM3、音源LSI6、DSP9等を初期化する(S1)。
【0044】
パネルイベント検出・設定処理(S2)では、操作パネル4における操作子の操作を検出し、その検出に応じた状態に電子楽器を設定する。ここでの処理(S2)は、リハーサルモードの設定やその設定に応じた処理、CDRやCDR/W19への書き込み処理を含むが、これについては後でさらに説明する。
【0045】
キーイベント検出処理(S3)では、キーボード5において操作されたキーのキーコードやタッチの強さに対応するベロシティ情報などを検出する。
【0046】
発音処理(S4)は、パネルイベント検出・設定処理(S2)、キーイベント検出処理(S3)の結果に基づいてスピーカ17より発音させる処理である。その他の処理(S5)では、自動演奏などが設定されて場合の自動演奏処理やMIDI処理などを行う。
【0047】
図3は、図2のパネルイベント検出・設定処理(S2)のフローチャートであり、ここでは特にリハーサル機能についての処理を詳細に示している。まず、リハーサルモードボタン4−1がオンか否かを調べる(S10)。これがオンでなければ、その他のパネルイベント処理を実行して(S15)パネルイベント検出・設定処理から抜け出す。
【0048】
リハーサルモードボタン4−1がオンであれば、続いてレコードボタン4−2がオンであるか否かを調べる(S11)。ここでレコードボタン4−2がオンであれば、リハーサルモードにおいて入力波形の記憶が指示されていることになるから、入力波形を外部RAM14に記憶する(S12)。この場合の入力波形のサンプリングレートfsは、例えば22.05kHzである。
【0049】
その後、その他のパネルイベント処理を実行して(S15)パネルイベント検出・設定処理から抜け出す。なお、外部RAM14へ記憶する(S12)入力波形は、前述のように、レコードボタンがオンされた後の一定期間の入力波形とすることができるし、レコードボタンがオンされている間中に更新させることもできる。
【0050】
S11でレコードボタン4−2がオンでなければ、続いてプレイボタン4−3がオンであるか否かを調べる(S13)。ここでプレイボタン4−3がオンであれば、リハーサルモードにおいて外部RAMに記憶された波形の読み出しが指示されていることになるから、外部RAM14にリハーサル用として記憶されている波形を読み出し再生する(S14)。
【0051】
その後、その他のパネルイベント処理を実行して(S15)パネルイベント検出・設定処理から抜け出す。なお、S14での読み出し再生において、前述のように、外部RAM14から波形を繰り返し読み出すようにすることもできる。S14でプレイボタン4−3がオンでなければ、その他のパネルイベント処理を実行して(S15)パネルイベント検出・設定処理から抜け出す。
【0052】
図4は、本発明の他の実施形態の電子ピアノのDSP9の機能を示すブロック図である。なお、図1と同一あるいは同等部分には同じ番号を付してある。本実施形態は、リハーサルモード時においても外部RAM14の記憶容量の一部を効果付加のために残しておく例である。
【0053】
図4に示すように、例えば、通常時およびリハーサルモード時に外部RAM14の全容量の1/3ずつをコーラス効果付加用、リバーブ効果付加用、リハーサル用とする。外部RAM14の全容量の1/2ずつを効果付加用、リハーサル用とすることなどもできる。この場合においても、入力された波形をリハーサル用として記憶させるに際してのサンプリングレートを下げるようにしてもよい。また、同時に、効果付加におけるサンプリングレートを下げるようにしてもよく、このようにすれば、効果付加に使用される容量を通常時より圧縮することができるため、その分、リハーサル用に使用し得る記憶容量を増すことができる。
【0054】
また、通常時に外部RAM14の全容量を効果付加用とし、リハーサルモード時に効果付加におけるサンプリングレートを下げるようにしてリハーサル用に使用する容量を生み出すようにすることもできる。例えば、通常時に外部RAM14の全容量を効果付加用とし、リハーサルモード時に効果付加におけるサンプリングレートを1/2に下げれば、リハーサルモード時の効果付加に要する容量は1/2に圧縮され、残り1/2の容量をリハーサル用に使用することができる。
【0055】
図5は、本発明のさらに他の実施形態の電子ピアノのDSP9の機能を示すブロック図である。なお、図1と同一あるいは同等部分には同じ番号を付してある。本実施形態は、外部RAM14に記憶するリハーサル用のオーディオ情報をMic波形のみとした例である。また、本実施形態ではリハーサルコントローラ34をCPU1の一機能として実現している。
【0056】
図5において、Mic波形の入力経路にリハーサル用レコーダ33が設けられており、マイク10(図6)から入力されるMic波形は、乗算器21(係数Ma1の乗算)を通して加算器24に入力されると共に、リハーサル用レコーダ33に入力される。リハーサル用レコーダ33は、リハーサルコントローラ34からレコード指令を受けるとMic波形を外部RAM14に記憶し、プレイ指令を受けると、外部RAM14にリハーサル用として記憶されたMic波形を読み出す。外部RAM14から読み出されたMic波形は、低域通過フィルタ37、乗算器(係数Ma2の乗算)38を通して加算器24に入力される。乗算器21、38の係数Ma1、Ma2を、例えば、リハーサル記憶時と通常演奏時にMa1=100、Ma2=0とし、リハーサル再生時にMa1=0、Ma2=100に制御すれば、リハーサル記憶や再生の切換のために特別な切換手段を信号波形経路に設ける必要はない。その他の構成は、図1と同じである。
【0057】
本実施形態の特徴は、Mic波形のみをリハーサル用として外部RAM14に記憶し、音源波形1、2までミキシングした波形は記憶しないため、サンプリングレートを例えば11kHz程度にまで下げても全く問題がないことである。すなわち、図1や図4の実施形態でMic波形と音源波形1、2とがミキシングされたリハーサル用のオーディオ情報をサンプリングレートを下げて記憶すると、音源波形1、2は元々44.1kHzsで生成されるため、高調波(高次倍音)が不足した音として再生されるが、図5の実施形態ではリハーサル用として記憶する波形はMic波形(ボーカル)のみであるため、サンプリング周波数は11kHz程度で十分となる。したがって、同時に行われるリバーブ演算のための外部RAM14への書き込み、読み出しのサンプリングレートを44.1kHzとしてしておけば全く音質劣化なく再生できる。
【0058】
ただし、本実施形態では、リハーサル再生時に外部RAM14から読み出されるのはMic波形のみであるため、Mic波形と音源波形1、2との音量バランスが適切がどうかをみる際には、そのMic波形を記憶したときに自動演奏により出力されコーラス効果やリバーブ効果が付加されて発音された音源波形1、2を、Mic波形の読み出しと同期して再び出力し、DSPに入力する必要がある。この制御はCPU1による実現できる。
【0059】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、種々の変形が可能である。例えば、図1、図4の実施形態では、Mic波形と音源波形1と音源波形2とをミキシングした後に外部RAM14に記憶しているが、これら全てを別系統とし、あるいはMic波形と音源波形1、2とを別系統として別々に外部RAM14記憶し、読み出して発音させる時にミキシングするようにしてもよい。
【0060】
また、図1、図4の実施形態では、外部RAM14に波形を書き込む前にコーラスやリバーブの効果を付加しているが、これら効果は外部RAM14から読み出した後に付加することもできる。
【0061】
また、入力された波形を外部RAM14に最新のものに更新しつつ常時記憶するように設定し、リハーサル再生指示があった時点で記憶されている波形を読み出すようにしてもよく、本発明におけるリハーサル記憶指示は、波形入力の途中で行うもののみでなく、入力された波形を、リハーサル用として用意された容量部分に常時更新しつつ記憶させるように演奏などの前に予め設定されるものも含む。
【0062】
さらに、DSP9の内部に外部RAM14と同等の機能および容量の記憶手段を有する装置においては、その記憶手段を前記実施形態における外部RAM14として用いることができる。
【0063】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、電子楽音発生装置に既存する外部RAMを利用するという安価な構成で、入力された音声情報や演奏情報における音量、それら音量のバランスなどが適切かどうかを知ることができ、適切と知った後にCDRやCDR/Wに音声や伴奏を書き込むことができるため、CDRへの書き込みの失敗やCDR/Wへの書き込みのやり直しなどを防ぐことことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の電子ピアノのDSPの機能を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態の電子ピアノ全体の処理を示すメインフローチャートである。
【図3】図2のパネルイベント検出・設定処理のフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施形態の電子ピアノのDSPの機能を示すブロック図である。
【図5】本発明のさらに他の実施形態の電子ピアノのDSPの機能を示すブロック図である。
【図6】CDRやCDR/Wを備えた電子ピアノのブロック図である。
【図7】従来の電子ピアノにおけるDSPの機能ブロック図である。
【符号の説明】
1・・・CPU、2・・・ROM、3・・RAM、4・・・操作パネル、4−1・・・リハーサルモードボタン、4−2・・・レコードボタン、4−3・・・プレイボタン、5・・・キーボード、6・・・音源LSI、7・・・MIDIインタフェース、8・・・波形メモリ、9・・・DSP、10・・・マイク、11・・・プリアンプ、12・・・ボリューム、13・・・A/D変換器、14・・外部RAM、15・・・D/A変換器、16・・・アンプ、17・・・スピーカ、18・・・バス、19・・・CDRまたはCDR/W、20・・・コーラス効果付加部、21、22、23、26、27、31、36、38・・・乗算器、24、28、32・・・加算器、25・・・リバーブ効果付加部、30・・・内部RAM、33・・・リハーサル用レコーダ、34・・・リハーサルコントローラ、35、37・・・LPF
Claims (6)
- 演奏情報に基づき音源波形情報を出力する電子音源手段と、
前記電子音源手段の出力する音源波形情報と音声情報とを入力して処理するデジタルシグナルプロセッサと、
前記デジタルシグナルプロセッサに付随して設けられ、コーラス効果およびリバーブ効果の少なくとも一方を含む効果を付加するための効果付加用のRAMとを備え、
前記デジタルシグナルプロセッサは、前記RAMの少なくとも一部に、前記音源波形情報および前記音声情報のうち少なくとも音声情報をオーディオ情報として記憶させ、リハーサル再生指示に基づき、前記RAMに記憶されている該オーディオ情報を読み出すことを特徴とするリハーサル機能をもつ電子楽音発生装置。 - 前記制御手段は、リハーサル記憶指示に基づき、入力されたオーディオ情報を前記RAMに記憶させることを特徴とする請求項1に記載のリハーサル機能をもつ電子楽音発生装置。
- 前記制御手段は、リハーサル記憶指示に基づき、リハーサル記憶指示直後の所定期間のオーディオ情報を前記RAMに記憶させることを特徴とする請求項2に記載のリハーサル機能をもつ電子楽音発生装置。
- 前記制御手段は、入力されたオーディオ情報を更新しつつ前記RAMに記憶させ、リハーサル再生指示に基づき、その指示の時点で前記RAMに記憶されている所定期間のオーディオ情報を読み出すことを特徴とする請求項1または2に記載のリハーサル機能をもつ電子楽音発生装置。
- 前記制御手段は、入力されたオーディオ情報を前記RAMに記憶させるに際し、効果付加用のサンプリングレートとは異なるサンプリングレートで前記オーディオ情報をサンプリングすることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のリハーサル機能をもつ電子楽音発生装置。
- 前記制御手段は、入力されたオーディオ情報を前記RAMに記憶させるに際し、前記オーディオ情報のサンプリングレートを下げるとともに、効果付加用のサンプリングレートを下げることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のリハーサル機能をもつ電子楽音発生装置。
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JP2011141358A (ja) * | 2010-01-06 | 2011-07-21 | Casio Computer Co Ltd | 音源装置およびプログラム |
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2002
- 2002-07-12 JP JP2002204493A patent/JP2004045871A/ja active Pending
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