JP2004045041A - 回転角検出装置及びトルク検出装置 - Google Patents

回転角検出装置及びトルク検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】故障時の検出性がオペアンプにおいて損なわれることを防止する。
【解決手段】回転体に設けられたターゲット3a,3b,3c,3dと、当該ターゲットに対向配置されて当該ターゲットの回転に応じた検出信号を出力する第1センサ1A,2A,3A,4A及び当該第1センサの検出信号とは位相が異なる検出信号を出力する第2センサ1B,2B,3B,4Bと、第1センサの検出信号を増幅するための第1オペアンプ26a及び第2センサの検出信号を増幅するための第2オペアンプ26bと、を備え、増幅された前記検出信号に基づいて前記回転体の回転角度を検出する回転角度検出装置であって、前記第1オペアンプ26a及び第2オペアンプ26bは互いに異なるICパッケージ28a,28bに内蔵されたオペアンプである。
【選択図】   図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用の電動パワーステアリング装置などに用いられる回転角検出装置及びトルク検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のパワーステアリング装置には、電動モータを駆動して操舵補助を行い、運転者の負担を軽減するものがある。これは、操舵部材(ステアリングホイール)に繋がる入力軸と、ピニオン及びラック等により操向車輪に繋がる出力軸と、入力軸及び出力軸を連結する連結軸とを備え、連結軸に生じる捩れ角度によって、トルク検出装置が入力軸に加わる操舵トルクを検出し、トルク検出装置が検出した操舵トルクに基づき、出力軸に連動する操舵補助用の電動モータを駆動制御するものである。
【0003】
そして、本出願人は、回転体に設けられたターゲットと、当該ターゲットに対向配置されて当該ターゲットの回転に応じた検出信号を出力する第1センサと、当該第1センサの検出信号とは位相が異なる検出信号を出力する第2センサと、を備えた回転角検出装置及びトルク検出装置を特願2002−152530号等において提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、同一のターゲットの回転に従って変化するが位相差のある前記第1センサ検出信号及び前記第2センサ検出信号を相互監視することにより、フェールセーフ判定をすることに着目した。
すなわち、第1センサと第2センサとは同一のターゲットの回転を検出しているため、正常時においては、各センサ検出信号は、位相が異なるだけの略同じ波形となるが、一方のセンサが故障すれば、故障したセンサの出力と正常なセンサの出力とが異なるものとなる。したがって、各検出信号を相互監視することで、フェールセーフ判定を行うことができる。
【0005】
また、故障時の検出性を高めるには、第1センサの回路系統と、第2センサの回路系統が独立していることが必要である。そして、センサ自体は、第1センサと第2センサとで独立しており、故障時の検出性は高い。
ところが、回転角検出装置等では、第1センサ検出信号及び第2センサ検出信号の信号増幅のため、オペアンプも必要とされ、このオペアンプにおいても、独立性が確保される必要がある。
【0006】
ここで、オペアンプはIC化されたものが一般的であり、一つのICパッケージに2つのオペアンプが内蔵されたデュアル型、一つのICパッケージに4つのオペアンプが内蔵されたクワッド型などがある。
そして、第1センサ検出信号増幅用の第1オペアンプと第2センサ検出信号増幅用の第2オペアンプとで複数のオペアンプが必要とされる場合には、一つのICパッケージの複数のオペアンプの何れかを第1オペアンプとし、同ICパッケージの他のオペアンプを第2オペアンプとし、一つのICパッケージ中に第1オペアンプと第2オペアンプとを混在させて、ICパッケージの数を節約することが考えられる。
【0007】
ところが、複数のオペアンプがIC化されたものの場合、電気特性上、故障するときには、一つのICに含まれるオペアンプすべてが同時に故障することがある。つまり、第1オペアンプと第2オペアンプとが同時に故障してしまい、故障の検出性が低下する。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであって、その課題は、故障時の検出性がオペアンプにおいて損なわれることを防止することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
回転角検出装置に係る本発明は、回転体に設けられたターゲットと、当該ターゲットに対向配置されて当該ターゲットの回転に応じた検出信号を出力する第1センサ及び当該第1センサの検出信号とは位相が異なる検出信号を出力する第2センサと、第1センサの検出信号を増幅するための第1オペアンプ及び第2センサの検出信号を増幅するための第2オペアンプと、を備え、増幅された前記検出信号に基づいて前記回転体の回転角度を検出する回転角度検出装置であって、前記第1オペアンプ及び第2オペアンプは互いに異なるICパッケージに内蔵されたオペアンプであることを特徴とする。第1オペアンプと第2オペアンプが同じICパッケージに混在していると第1オペアンプと第2オペアンプが同時に故障し、故障の検出性が低下するおそれがあるが、第1オペアンプと第2オペアンプを異なるICパッケージに分けることで故障の検出性を良くすることができる。
【0009】
また、前記ICパッケージは、オペアンプを複数個内蔵したものが複数個設けられ、各ICパッケージ内には、第1オペアンプと第2オペアンプが混在しないように当該ICパッケージに内蔵されているオペアンプには第1センサ又は第2センサのいずれか一方が接続されているのが好ましい。
【0010】
さらに、前記ターゲットは、前記回転体の周方向に略等間隔で突設された突起からなり、前記センサは、磁気抵抗効果素子であるのが好ましい。
また、トルク検出装置に係る本発明は、前記回転角検出装置を、連結軸により連結された第1軸及び第2軸にそれぞれ備え、第1軸の前記第1センサ又は第2センサの検出信号と、第2軸の第1センサ又は第2センサの検出信号との差に基づき、トルクを検出するよう構成されていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による電動パワーステアリング装置の構造を模式的に示す図である。当該装置は、例えば、自動車に搭載され、上端が操舵部材1(操舵輪)に連結された入力軸16(回転体、第1軸として機能する)と、下端が舵取機構のピニオン18に連結された出力軸17(回転体、第2軸)とを、細径のトーションバー19(連結軸)を介して同軸状に連結し、前記操舵部材1と操舵機構とを連絡する操舵軸13が構成されており、前記入力軸16及び出力軸17の連結部近傍は以下のように構成されている。
【0012】
入力軸16には、出力軸17との連結側端部近傍に、円板形をなすターゲット板12a,12bが同軸状に、ターゲット板12a(回転体)を操舵部材1側にして外嵌固定されている。ターゲット板12aの外周面には、磁性体製の突起であるターゲット3aが、例えば、36個、周方向に等間隔で突設され、ターゲット板12bの外周面には、磁性体製の突起であるターゲット3bが、ターゲット3aの個数N(=36)とは互いに素(1以外の公約数をもたない)である数(例えば35個)、周方向に等間隔で突設されている。
【0013】
このターゲット3a,3bは、インボリュート歯形を有する平歯車の歯からなり、環状の平歯車がターゲット板12a,12b及びターゲット3a,3bを構成している。
出力軸17には、入力軸16との連結側端部近傍に、ターゲット板12c,12dが同軸状に、ターゲット板12c(回転体)を操舵輪1側にして外嵌固定されている。ターゲット板12cは、上述したターゲット板12aと同様のものであって、36個のターゲット3cを備えている。また、ターゲット板12dは、上述したターゲット板12bと同様のものであって、35個のターゲット3dを備えている。なお、ターゲット板12cのターゲット3cはターゲット板12aのターゲット3aと、ターゲット板12dのターゲット3dはターゲット板12bのターゲット3bと周方向に整合されて並設されている。
【0014】
ターゲット板12a,12b,12c,12dの外側には、それぞれの外周のターゲット3a,3b,3c,3dの外縁を臨むようにセンサボックス11が配設されている。センサボックス11は、入力軸16及び出力軸17を支承するハウジング(図示せず)等の動かない部位に固定支持されている。センサボックス11の内部には、入力軸16側のターゲット3aの周方向に異なる部位に対向する第1磁気センサ(第1センサ)1A及び第2磁気センサ(第2センサ)1Bと、ターゲット3bの周方向に異なる部位に対向する第1磁気センサ(第1センサ)3A及び第2磁気センサ(第2センサ)3Bと、出力軸17側のターゲット3cの周方向に異なる部位に対向する第1磁気センサ(第1センサ)2A及び第2磁気センサ(第2センサ)2Bと、ターゲット3dの周方向に異なる部位に対向する第1磁気センサ(第1センサ)4A及び第2磁気センサ(第2センサ)4Bとが、それぞれ周方向位置を正しく合わせて収納されている。
【0015】
磁気センサ1A,1B,2A,2B,3A,3B,4A,4Bは、磁気抵抗効果素子(MR素子)等、磁界の作用により電気的特性(抵抗)が変化する特性を有する素子を用い、対向するターゲット3a,3c,3b,3dの近接する部位に応じて検出信号が変わるように構成されたセンサである。
磁気センサ1A,1B,2A,2B,3A,3B,4A,4Bは、各ターゲット3a,3c,3b,3dの通過に応じて三角波又は正弦波に近似した検出信号を出力する。図2は、第1磁気センサ1Aの検出信号V1A及び第2磁気センサの検出信号V1Bの波形を示している。第1磁気センサ1Aと第2磁気センサ1Bとは、ターゲット板12aの周方向に、所定の電気角(ここでは、90゜)位相が異なるように配置されているため、図2では、検出信号V1Aと検出信号V1Bとは位相が90゜ずれている。なお、他の磁気センサ2A,2B,3A,3B,4A,4Bについても第1磁気センサと第2磁気センサとは位相が90゜異なっている。
【0016】
各磁気センサの検出信号は、図3に示すように、増幅回路20、フィルタ21、A/Dコンバータ22等によって構成される信号処理回路25を経由して、マイクロプロセッサを用いてなる演算処理回路10に与えられている。
ここで、図3に示す増幅回路20は、オペアンプ26を非反転増幅器として用いて構成されており、各センサ検出信号を増幅する。また、フィルタ21は、ノイズカットを行い、A/Dコンバータ22は、各センサ検出信号をデジタル信号に変換する。前記演算処理回路10へは、デジタル信号に変換された検出信号が与えられる。
【0017】
図3の信号処理回路25は、各磁気センサ1A,1B,2A,2B,3A,3B,4A,4Bに対応して、それぞれ設けられている。すなわち、信号処理回路25は複数設けられており、具体的には第1磁気センサ1A,2A,3A,4A用に4個、第2磁気センサ1B,2B,3B,4B用に4個、計8個設けられている。したがって、オペアンプ26も第1磁気センサ1A,2A,3A,4A用に4個、第2磁気センサ1B,2B,3B,4B用に4個、計8個必要である。
8個のオペアンプ26を得るために、本実施形態では、クワッド型のオペアンプICパッケージ28a,28bを2個用いている。ここで、クワッド型とは、図4に示すように、一つのICパッケージに4個のオペアンプ26が内蔵されているものをいう。なお、2個のオペアンプが内蔵されているICパッケージをデュアル型、1個のオペアンプが内蔵されているICパッケージをシングル型という。
【0018】
図5に示すように、4個(複数)の第1磁気センサ1A,2A,3A,4Aは、2個のICパッケージ28a,28bのうちの一方のICパッケージ28a(以下、第1ICパッケージ28aという)に接続されており、4個(複数)の第2磁気センサ1B,2B,3B,4Bは、他方のICパッケージ28b(以下、第2ICパッケージ28bという)に接続されている。第1磁気センサ1A,2A,3A,4Aの検出信号を増幅するオペアンプを第1オペアンプ26aとし、第2磁気センサ1B,2B,3B,4Bの検出信号を増幅するオペアンプを第2オペアンプ26bとすると、第1ICパッケージ28aには、第1オペアンプ26aがあるが第2オペアンプ26bはなく、第2ICパッケージ28bには第2オペアンプ26bがあるが第1オペアンプ26aがないことになる。なお、図4においては、磁気センサとICパッケージとの接続関係を簡潔に示すため、抵抗等その他の回路素子の図示を省略している。
【0019】
一つのICパッケージ28a,28bに内蔵されている複数のオペアンプは、電源端子などが共通であるため、故障する際には、一つのICパッケージ28a,28bに含まれる個々のオペアンプが故障するのではなく、すべてのオペアンプが故障することがある。ところが、本実施形態では、第1磁気センサ群用のICパッケージ28aと、第2磁気センサ群用のICパッケージ28bとを分けているため、例えば、第2磁気センサが接続されている第2ICパッケージ28bが故障したとしても、第1磁気センサが接続されている第1ICパッケージ28aは別物であるため正常に動作できる。
【0020】
図2において直線状の点線は、第2オペアンプ26b(第2ICパッケージ28b)故障時の第2オペアンプ26bの出力(演算処理回路10に与えられる検出信号V1B)を例示しており、第2オペアンプ26bの電源電圧値等の一定値になることが多い。このように、いずれかのオペアンプ26a,26bが故障すると、演算処理回路10に与えられる検出信号V1Aと検出信号V1Bとが異なった波形となる。
【0021】
演算処理回路10では、両検出信号V1A,V1Bを監視して、フェールセーフ判定を行っている。いずれかの検出信号V1A,V1Bに異常があるか否かを判定するために、検出信号V1A,V1Bが正常であるときの両者の関係を示すテーブル30を備えている。このテーブル30のデータは、両検出信号V1A,V1Bから得られるリサージュ図形に相当するデータである。すなわち、正常時において検出信号V1Aと検出信号V1Bとがともに正弦波であって位相差が90゜である場合には、検出信号V1A,V1Bをそれぞれx座標,y座標にとったリサージュ図形は図6に示すように円形の図形R1であり、テーブル30は、この図形R1の座標をデータとして持っている。
【0022】
演算処理回路10では、入力された検出信号V1A,V1Bが図形R1の線の近傍にあれば、正常であると判断できる。一方、第1オペアンプ26aが故障して検出信号V1Aが異常であるときには、両検出信号V1A,V1Bから得られるリサージュ図形は直線状の図形R2になる。また、第2オペアンプ26bが故障して検出信号V2Aが異常であるときには、両検出信号V1A,V1Bから得られるリサージュ図形は直線状の図形R3になり、いずれも正しい図形R1から外れているので、異常であると判定することができる。また、この判定においては、いずれか一方の検出信号が正常である必要があり、本実施形態では、第1磁気センサ用のオペアンプ26aのICパッケージ28aと第2磁気センサ用のオペアンプ26bのICパッケージ28bとを分けているため、いずれか一方の検出信号が正常である可能性が高く、検出性に優れている。
【0023】
各検出信号が正常であれば、当該検出信号に基づいて、演算処理回路10は、入力軸16及び出力軸17の回転角並びに入力軸16に加えられたトルクを算出することができる。
ここで、磁気センサ1A,1Bの検出信号は、これらに対応するターゲット3aが設けられた入力軸16の回転角度に対応するものとなり、磁気センサ3A,3Bの検出信号は、これらに対応するターゲット3bが設けられた入力軸16の回転角度に対応するものとなり、磁気センサ2A,2Bの検出信号は、これらに対応するターゲット3cが設けられた出力軸17の回転角度に対応するものとなり、磁気センサ4A,4Bの検出信号は、これらに対応するターゲット3dが設けられた出力軸17の回転角度に対応するものとなる。
【0024】
したがって、演算処理回路10は、磁気センサ1A,1Bの検出信号から入力軸16の相対回転角度を算出することができ、演算処理回路10及び磁気センサ1A,1Bは入力軸16の回転角検出装置として作動する。
また、演算処理回路10は、磁気センサ2A,2Bの検出信号から出力軸17の相対回転角度を検出することができ、演算処理回路10及び磁気センサ2A,2Bは出力軸17の回転角検出装置として作動する。
【0025】
入力軸16にトルクが加わった場合、磁気センサ1A,1Bの各検出信号と磁気センサ2A,2Bの各検出信号とには差が生じる。ここで、磁気センサ1Aの検出信号と磁気センサ2Aの検出信号との差、又は磁気センサ1Bの検出信号と磁気センサ2Bの検出信号との差は、入力軸16と出力軸17との回転角度の差(相対角度変位)に対応するものとなる。この相対角度変位は、入力軸16に加わるトルクの作用下において、入力軸16と出力軸17とを連結するトーションバー19に生じる捩れ角度に対応する。従って、前述した検出信号の差に基づいて入力軸16又は出力軸17に加わるトルクを算出することができ、トルク検出装置として作動することができる。
【0026】
また、磁気センサ1A及び磁気センサ1Bに対向するターゲット3aの個数が36個であるのに対して、磁気センサ3A及び磁気センサ3Bに対向するターゲット3bの個数は35個であるから、磁気センサ3A及び3Bの出力は、磁気センサ1A及び磁気センサ1Bの出力と比べて、入力軸16の回転量(2π/36)当たりに((2π/36)−(2π/35))の位相ずれを生じ、入力軸16の1回転でずれがなくなる。従って、予め出力軸33の絶対回転位置と上記位相のずれとの関係をテーブル化して演算処理回路に記憶させておくことで、位相ずれから入力軸16の絶対回転位置を割り出すことができる。
さらに、同様に、磁気センサ2A,2B及び磁気センサ4A,4Bに生じる位相差から出力軸17の絶対回転位置を割り出すことができる。
【0027】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、第1センサ及び第2センサの数は、それぞれ1又は複数の任意の数とすることができる。また、ICパッケージとしては、クワッド型以外にデュアル型、シングル型などを採用してもよい。さらに、ターゲットの形状、センサの特性などは特に限定されない。
【0028】
【発明の効果】
本発明によると、第1オペアンプと第2オペアンプを異なるICパッケージに分けたので、故障の検出性を良くすることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転角検出装置及びトルク検出装置の構成を模式的に示す模式図である。
【図2】磁気センサの検出信号の波形図である。
【図3】信号処理回路の回路図である。
【図4】クワッド型のICパッケージ図である。
【図5】磁気センサとオペアンプの接続関係を示す図である。
【図6】磁気センサの検出信号のリサージュ図形である。
【符号の説明】
3a ターゲット
3b ターゲット
3c ターゲット
3d ターゲット
1A 第1磁気センサ(第1センサ)
2A 第1磁気センサ(第1センサ)
3A 第1磁気センサ(第1センサ)
4A 第1磁気センサ(第1センサ)
1B 第2磁気センサ(第2センサ)
2B 第2磁気センサ(第2センサ)
3B 第2磁気センサ(第2センサ)
4B 第2磁気センサ(第2センサ)
16 入力軸(回転体)
17 出力軸(回転体)
19 トーションバー(連結軸)
26a 第1オペアンプ
26b 第2オペアンプ
28a 第1ICパッケージ
28b 第2ICパッケージ

Claims (4)

  1. 回転体に設けられたターゲットと、
    当該ターゲットに対向配置されて当該ターゲットの回転に応じた検出信号を出力する第1センサ及び当該第1センサの検出信号とは位相が異なる検出信号を出力する第2センサと、
    第1センサの検出信号を増幅するための第1オペアンプ及び第2センサの検出信号を増幅するための第2オペアンプと、を備え、
    増幅された前記検出信号に基づいて前記回転体の回転角度を検出する回転角度検出装置であって、
    前記第1オペアンプ及び第2オペアンプは互いに異なるICパッケージに内蔵されたオペアンプであることを特徴とする回転角検出装置。
  2. 前記ICパッケージは、オペアンプを複数個内蔵したものが複数個設けられ、各ICパッケージ内には、第1オペアンプと第2オペアンプが混在しないように当該ICパッケージに内蔵されているオペアンプには第1センサ又は第2センサのいずれか一方が接続されていることを特徴とする請求項1記載の回転角検出装置。
  3. 前記ターゲットは、前記回転体の周方向に略等間隔で突設された突起からなり、
    前記センサは、磁気抵抗効果素子であることを特徴とする請求項1又は2記載の回転角検出装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の前記回転角検出装置を、連結軸により連結された第1軸及び第2軸にそれぞれ備え、
    第1軸の前記第1センサ又は第2センサの検出信号と、第2軸の第1センサ又は第2センサの検出信号との差に基づき、トルクを検出するよう構成されていることを特徴とするトルク検出装置。
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