JP2004045004A - 空気循環型フード、その方式と循環用装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】発生する熱気、蒸気、臭気、油分を排気する為にそれらを含む大量の空気を排気しなければならず、これに伴って排気、給気用送風機やダクトなどの付帯のコストが増大し、また大きな設置スペースが必要であった。
これらを使用する為の電気エネルギーにより、運転コストも非常に大きかった。
【解決手段】排気空気を水カーテン、水噴霧の中を通過させる事で直接水に接触させ、空気中の熱気、蒸気、臭気、油分を取除き清浄し、さらに水冷却コイルを通過させる事で再冷却、除湿し室内条件に影響を与えない空気状態にして室内に開放する。
方式を装置にまとめ、フードに取付ける事でダクトなどの付帯設備を無くし、省コスト、省スペース、省エネルギーを提供する。
【選択図】図2
これらを使用する為の電気エネルギーにより、運転コストも非常に大きかった。
【解決手段】排気空気を水カーテン、水噴霧の中を通過させる事で直接水に接触させ、空気中の熱気、蒸気、臭気、油分を取除き清浄し、さらに水冷却コイルを通過させる事で再冷却、除湿し室内条件に影響を与えない空気状態にして室内に開放する。
方式を装置にまとめ、フードに取付ける事でダクトなどの付帯設備を無くし、省コスト、省スペース、省エネルギーを提供する。
【選択図】図2
Description
フードにて排気していた空気を、水道水を利用した水カーテンと水噴霧の中を通し、水を直接、排気空気に作用させる事で蒸気除去、冷却、脱臭、油分除去を行い、さらにその後、水冷却コイルを通過させ、最度冷却し、温度と湿度を安定させ、排気せず室内に返す方式と、それを採用した循環用装置。
【発明の所属する技術分野】換気設備
【従来の技術】蒸気や熱気、臭気、油分などの発生物を、フードにて周囲空気と一緒にして室外に排気していた。
【発明が解決しようとする課題】実際にフードで排気したい物は、その空気中に含まれる蒸気や熱気、臭気、油分であって空気では無い。しかしそれらを有効に取除く事が出来ない為仕方なくそれらを含む大量の空気を排気している。これは非常な無駄で、また排気する為にそれと同量の給気が必要となってしまう。
フード排気を必要とする場合、これに伴った排気・給気用送風機、ダクト設備が必要となり、法的規制や大きな設備スペースと多額の設置費用を必要とした。この従来の方式では、排気、給気用送風機のモーター電気容量が大きくなり、使用にあたっても運転費用が多大であった。
また、排気する事により外気を導入する必要が発生する為、空調室に於いては、その外気は新たな空調負荷となり、大きなエネルギーを必要とした。
【問題を解決する為の手段】フードからの排気空気を、水道水を利用した水カーテン、水噴霧の中を通過させ、直接排気空気に水を作用させる事で、空気中の蒸気、臭気、油分等を取除き、空気を清浄にし、次に水冷却コイルの中を通し間接的に除湿、冷却し、室内条件に影響を与えない空気状態にして室内に返す。
【発明実施の形態】水カーテン、水噴霧用設備を設け、その後に水冷却コイルを取付ける。空気の流れとしては、フードから水カーテン、水噴霧、水冷却コイルの順に流れ、水の流れとしては水冷却コイルから水噴霧、水カーテンの順に流し、小水量にてエネルギー交換効率と、ろ過作用を有効的に行う。
一般水道水の温度は18℃前後と考えられ、この温度を利用して室内温度条件、26℃から28℃、相対湿度50%から60%前後においても、循環空気が室内に影響を与えないよう、最後に最も温度の低い水冷却コイルを通過させる事で、再冷却、除湿を行う。結果、処理空気は、温度22℃前後、相対湿度99%前後となり、室内に開放したとしても、一般室内条件に対応が出来る。
処理した空気は、循環用送風機を経てフード周囲に開放する事で再度、蒸気、熱気、臭気などと共にフードに吸い込まれ、処理循環を繰り返す事で、室内への影響を最小限に抑えられる。
装置を取付けたフードに、脚、キャスターを取付ける事でブース式移動フードとしても利用が可能となる。
【実施例】工場・実験・研究施設の機器局所排気用、興行・イベントなどの屋台用臨時フード、厨房室のフードとして使用。
【発明の効果】従来はフードにて蒸気、熱気などを排気し、それに見合った給気を部屋内に供給していたが、排気空気を清浄に処理し循環させる事で、従来の排気用、給気用の送風機が不要になる。これに伴った大掛かりなダクト設備も不要となる。この方式によれば、循環用の送風機と、ホースによる程度の給排水設備が必要なだけなので、送風機のモーター電気容量は10分の1程度になり、ダクト設備も不要、機器、ダクトスペースも不要で、省コスト、省スペース、省エネルギーである。
また排気、給気用のダクトが不要なので、従来のフード設置に伴う事前の大掛かりな付帯設備が必要無く、必要な所に自由に取付けが可能である。
循環式なので排気の為の新鮮空気を入れる必要が無く、新鮮空気導入の為の空調負荷が無くなり省エネルギーである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方式概念を示すフロー図である。
【図2】本発明の装置正面立断面・透視図である。
【図3】本発明の装置側面立断面・透視図である。
【図4】本発明の装置平面透視図である。
【図5】本発明の実験検証用実験機写真である。
【図6】本発明の実験検証用実験機写真である。
【図7】本発明の実験検証用実験機写真である。
【図8】本発明の実験検証結果の折れ線図である。
【図9】本発明の実験検証結果の折れ線図である。
【符号の説明】
1 水冷却コイル
2 循環用送風機(耐湿型有圧換気扇)
3 水噴霧器(スプリンクラー)
4 水カーテン(噴霧水の再利用)
5 空気の流れ
6 給水管
7 ドレン管
【発明の所属する技術分野】換気設備
【従来の技術】蒸気や熱気、臭気、油分などの発生物を、フードにて周囲空気と一緒にして室外に排気していた。
【発明が解決しようとする課題】実際にフードで排気したい物は、その空気中に含まれる蒸気や熱気、臭気、油分であって空気では無い。しかしそれらを有効に取除く事が出来ない為仕方なくそれらを含む大量の空気を排気している。これは非常な無駄で、また排気する為にそれと同量の給気が必要となってしまう。
フード排気を必要とする場合、これに伴った排気・給気用送風機、ダクト設備が必要となり、法的規制や大きな設備スペースと多額の設置費用を必要とした。この従来の方式では、排気、給気用送風機のモーター電気容量が大きくなり、使用にあたっても運転費用が多大であった。
また、排気する事により外気を導入する必要が発生する為、空調室に於いては、その外気は新たな空調負荷となり、大きなエネルギーを必要とした。
【問題を解決する為の手段】フードからの排気空気を、水道水を利用した水カーテン、水噴霧の中を通過させ、直接排気空気に水を作用させる事で、空気中の蒸気、臭気、油分等を取除き、空気を清浄にし、次に水冷却コイルの中を通し間接的に除湿、冷却し、室内条件に影響を与えない空気状態にして室内に返す。
【発明実施の形態】水カーテン、水噴霧用設備を設け、その後に水冷却コイルを取付ける。空気の流れとしては、フードから水カーテン、水噴霧、水冷却コイルの順に流れ、水の流れとしては水冷却コイルから水噴霧、水カーテンの順に流し、小水量にてエネルギー交換効率と、ろ過作用を有効的に行う。
一般水道水の温度は18℃前後と考えられ、この温度を利用して室内温度条件、26℃から28℃、相対湿度50%から60%前後においても、循環空気が室内に影響を与えないよう、最後に最も温度の低い水冷却コイルを通過させる事で、再冷却、除湿を行う。結果、処理空気は、温度22℃前後、相対湿度99%前後となり、室内に開放したとしても、一般室内条件に対応が出来る。
処理した空気は、循環用送風機を経てフード周囲に開放する事で再度、蒸気、熱気、臭気などと共にフードに吸い込まれ、処理循環を繰り返す事で、室内への影響を最小限に抑えられる。
装置を取付けたフードに、脚、キャスターを取付ける事でブース式移動フードとしても利用が可能となる。
【実施例】工場・実験・研究施設の機器局所排気用、興行・イベントなどの屋台用臨時フード、厨房室のフードとして使用。
【発明の効果】従来はフードにて蒸気、熱気などを排気し、それに見合った給気を部屋内に供給していたが、排気空気を清浄に処理し循環させる事で、従来の排気用、給気用の送風機が不要になる。これに伴った大掛かりなダクト設備も不要となる。この方式によれば、循環用の送風機と、ホースによる程度の給排水設備が必要なだけなので、送風機のモーター電気容量は10分の1程度になり、ダクト設備も不要、機器、ダクトスペースも不要で、省コスト、省スペース、省エネルギーである。
また排気、給気用のダクトが不要なので、従来のフード設置に伴う事前の大掛かりな付帯設備が必要無く、必要な所に自由に取付けが可能である。
循環式なので排気の為の新鮮空気を入れる必要が無く、新鮮空気導入の為の空調負荷が無くなり省エネルギーである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方式概念を示すフロー図である。
【図2】本発明の装置正面立断面・透視図である。
【図3】本発明の装置側面立断面・透視図である。
【図4】本発明の装置平面透視図である。
【図5】本発明の実験検証用実験機写真である。
【図6】本発明の実験検証用実験機写真である。
【図7】本発明の実験検証用実験機写真である。
【図8】本発明の実験検証結果の折れ線図である。
【図9】本発明の実験検証結果の折れ線図である。
【符号の説明】
1 水冷却コイル
2 循環用送風機(耐湿型有圧換気扇)
3 水噴霧器(スプリンクラー)
4 水カーテン(噴霧水の再利用)
5 空気の流れ
6 給水管
7 ドレン管
Claims (3)
- フードによる排気空気を、水道水利用の水カーテンと水噴霧にて蒸気、熱気、臭気、油分をろ過し、その後水冷却コイルを通し再冷却、除湿し、排気せずに室内に返す、空気循環方式。
- 請求項1を採用した循環用装置。
- 請求項2を採用した移動式循環フード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002236704A JP2004045004A (ja) | 2002-07-11 | 2002-07-11 | 空気循環型フード、その方式と循環用装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002236704A JP2004045004A (ja) | 2002-07-11 | 2002-07-11 | 空気循環型フード、その方式と循環用装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004045004A true JP2004045004A (ja) | 2004-02-12 |
Family
ID=31712031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002236704A Pending JP2004045004A (ja) | 2002-07-11 | 2002-07-11 | 空気循環型フード、その方式と循環用装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004045004A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100630422B1 (ko) | 2005-05-31 | 2006-10-09 | 주식회사 성림피에스 | 주방배기탈취장치 |
JP2009208004A (ja) * | 2008-03-04 | 2009-09-17 | Koichi Takada | 空気洗浄機 |
KR101096013B1 (ko) | 2011-10-28 | 2011-12-19 | (주) 협신기업 | 악취정화장치 |
JP2013142522A (ja) * | 2012-01-12 | 2013-07-22 | Shimizu Corp | モジュール型顕熱処理装置および空調システム |
CN113483392A (zh) * | 2021-07-13 | 2021-10-08 | 珠海格力电器股份有限公司 | 过滤机构、空调室内机、空调器及杂质清除方法 |
CN113623791A (zh) * | 2021-08-17 | 2021-11-09 | 扬州市职业大学(扬州市广播电视大学) | 一种自动化降温系统 |
-
2002
- 2002-07-11 JP JP2002236704A patent/JP2004045004A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100630422B1 (ko) | 2005-05-31 | 2006-10-09 | 주식회사 성림피에스 | 주방배기탈취장치 |
JP2009208004A (ja) * | 2008-03-04 | 2009-09-17 | Koichi Takada | 空気洗浄機 |
KR101096013B1 (ko) | 2011-10-28 | 2011-12-19 | (주) 협신기업 | 악취정화장치 |
JP2013142522A (ja) * | 2012-01-12 | 2013-07-22 | Shimizu Corp | モジュール型顕熱処理装置および空調システム |
CN113483392A (zh) * | 2021-07-13 | 2021-10-08 | 珠海格力电器股份有限公司 | 过滤机构、空调室内机、空调器及杂质清除方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050401 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050712 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051115 |
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A521 | Request for written amendment filed |
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