JP2004044233A - 車両用施解錠制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドアの解錠を短時間で行うことができる車両用施解錠制御装置を提供する。
【解決手段】施解錠制御装置15は車両側マイコン及び送信アンテナ22を備えている。車両側マイコンは、リクエスト信号に応答してユーザ13によって所持される携帯機14から送信されたIDコード信号を受信したときに、車両12のドア12bを解錠させ、IDコード信号を受信できなくなったときにドア12bを施錠させる。また、送信アンテナ22は、少なくとも一部が車両12の外周に沿ってループ状に延設されており、車両12の周辺に対してリクエスト信号を送信するのに用いられている。
【選択図】 図2
【解決手段】施解錠制御装置15は車両側マイコン及び送信アンテナ22を備えている。車両側マイコンは、リクエスト信号に応答してユーザ13によって所持される携帯機14から送信されたIDコード信号を受信したときに、車両12のドア12bを解錠させ、IDコード信号を受信できなくなったときにドア12bを施錠させる。また、送信アンテナ22は、少なくとも一部が車両12の外周に沿ってループ状に延設されており、車両12の周辺に対してリクエスト信号を送信するのに用いられている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メカキーを用いることなく車両のドアを施解錠させる車両用施解錠制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車においては、その基本性能や安全性の向上はもとより、その操作性の向上が求められている。従来、こうした操作性の向上を目的として、例えばスマートエントリ機能を有する車両用施解錠制御システムが提案されている。スマートエントリ機能とは、車両のユーザ(運転者)が車両に近接した際に車両のドアを自動的に解錠させ、運転者が車両から離れた際にドアを自動的に施錠させる機能である。
【0003】
例えば図4に示すように、従来の車両用施解錠制御システム31は、車両32のユーザ33によって所持される携帯機34と、車両32内に配設された施解錠制御装置35とを備えている。施解錠制御装置35は、車両32のほぼ中央に配設された制御部36と、各ドア32a毎に配置された送信部37とを備えている。そして、制御部36から各送信部37に対して送信信号が送信されたときに、各送信部37から各送信アンテナ37aを介して車両32周辺の所定領域B1に所定周波数のリクエスト信号が送信される。
【0004】
携帯機34は、所定領域B1内に進入してリクエスト信号を受信すると、所定のIDコードを含むIDコード信号を送信する。施解錠制御装置35は、リクエスト信号に応答して携帯機34から送信されたIDコード信号を受信すると、同IDコード信号のIDコードと自身に予め設定されたIDコードとの比較(IDコード照合)を行う。そして、施解錠制御装置35は、それらIDコード同士が一致したときに各ドア32aを自動的に解錠させる。すなわち、施解錠制御装置35は、携帯機34との相互通信が確立したときにドア32aを自動的に解錠させるようになっている。よって、携帯機34のユーザ33は何ら操作を行うことなく各ドア32aの解錠を行うことが可能となり、車両32の操作性が向上する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の施解錠制御装置35においては、各送信部37から同時にリクエスト信号を送信させると、それぞれの所定領域B1に出力されたリクエスト信号が、所定領域B1同士が重なり合う部分(所定領域B2)において互いに干渉してしまうおそれがある。このとき、所定領域B2に出力されたリクエスト信号に含まれる通信データが歪んでしまい、施解錠制御装置35と携帯機34とのあいだの相互通信が正常に行われなくなる可能性がある。
【0006】
この問題を解決するために、制御部36は、一つの送信部37に送信信号を出力しているときに、4つの送信部37に対する送信信号の出力を停止させる制御を行っている。また、制御部36は、各送信部37から出力されるリクエスト信号をそれぞれ異なるタイミングで送信する制御を行っている。これらの制御によって、各送信部37から出力されるリクエスト信号が干渉する領域が生じないようにしている。
【0007】
しかし、携帯機34がリクエスト信号を受信するまでの時間が長くなる場合があるため、ドア32aを解錠させるのに時間がかかってしまう可能性がある。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、ドアの解錠を短時間で行うことができる車両用施解錠制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車両の周辺に対してリクエスト信号を送信する送信アンテナと、前記リクエスト信号に応答して前記車両のユーザが所持する携帯機から送信される送信信号を受信したときに前記車両のドアを解錠させ、前記送信信号を受信できなくなったときに前記ドアを施錠させる施解錠制御手段とを備える車両用施解錠制御装置であって、前記送信アンテナは、少なくとも一部が前記車両の外周に沿ってループ状に延設されていることを要旨とする。
【0009】
本発明においては、送信アンテナは、少なくとも一部が車両の外周に沿ってループ状に延設されており、特定の方向に指向性を有することはない。よって、リクエスト信号は、送信アンテナのどの部分からも所定距離だけ送信可能になる。そのため、一つの送信アンテナだけでリクエスト信号を車両の周辺全体に対して出力させることができる。ゆえに、送信アンテナを複数用いた場合のように、各送信アンテナから送信されるリクエスト信号同士が互いに干渉するのを防止するために、リクエスト信号を送信するタイミングを制御する必要はない。よって、リクエスト信号を送信アンテナから常時送信させることができるため、ユーザが車両の周辺に接近してから携帯機がリクエスト信号を受信するまでの時間を短縮させることができる。したがって、ドアの解錠を短時間で行うことができる。
【0010】
ここで、「ドア」とは、車両の乗員が乗降するときに開閉されるドアに限定されるものではなく、荷物の積み降ろしを行うときに開閉されるトランクフードやリアゲート等も含むものとする。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記送信アンテナは、前記車両のルーフの外周縁に沿って延設されていることを要旨とする。
本発明においては、送信アンテナは、リクエスト信号を遮蔽する遮蔽物が少ない車両のルーフに設置されているため、リクエスト信号が出力される領域が遮蔽物の影響を受けて変形するのを防止することができる。よって、リクエスト信号が出力される領域の確保が容易になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した車両用施解錠制御装置の一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
【0013】
図1,図2に示すように、車両用施解錠制御システム11は、車両12のユーザ(運転者)13によって所持される携帯機14と、車両12内に配設された施解錠制御装置15とを備えている。
【0014】
図1に示すように、携帯機14は、携帯機側受信回路16、携帯機側送信回路17及び携帯機側マイクロコンピュータ(以下、携帯機側マイコンという)18を備えている。携帯機側受信回路16には受信アンテナ19が接続され、携帯機側送信回路17には送信アンテナ20が接続されている。また、携帯機側受信回路16は携帯機側マイコン18に接続され、施解錠制御装置15から送信されるリクエスト信号を受信アンテナ19によって受信したときに、その信号をパルス信号に復調して携帯機側マイコン18に入力する。携帯機側送信回路17は携帯機側マイコン18に接続され、携帯機側マイコン18から出力された送信信号としてのIDコード信号を所定周波数(本実施形態では300MHz)の電波に変調し、送信アンテナ20を介して外部に送信する。携帯機側マイコン18は、図示しないCPU、ROM、RAM等からなるCPUユニットである。この携帯機側マイコン18は、携帯機側受信回路16からリクエスト信号が入力されると、所定のIDコードを含むIDコード信号を携帯機側送信回路17に対して出力する。
【0015】
一方、施解錠制御装置15は、制御部21及び送信アンテナ22を備えている。図2に示すように、制御部21は、車両12内(本実施形態では車両12の後部座席近傍)に設置され、送信アンテナ22と電気的に接続されている。図1に示すように、この制御部21は、車両側送信回路23、車両側受信回路24及び施解錠制御手段としての車両側マイクロコンピュータ(以下、車両側マイコンという)25を備えている。
【0016】
車両側送信回路23は、車両側マイコン25に接続され、同車両側マイコン25から出力されるリクエスト信号を所定周波数(ここでは134kHz)の電波に変調し、送信アンテナ22を介して送信する。車両側受信回路24は、携帯機14から送信されたIDコード信号を受信アンテナ26を介して受信する。そして、車両側受信回路24は、IDコード信号をパルス信号に復調するとともに、その信号を車両側マイコン25に対して出力する。車両側マイコン25は、図示しないCPU、ROM、RAMからなるCPUユニットであり、不揮発性のメモリ25aを備えている。そして、メモリ25aには、予め設定された所定のIDコードが記憶されている。
【0017】
また、車両側マイコン25には、ドアカーテシスイッチ27及びドアロック駆動装置28が電気的に接続されている。図2に示すように、ドアカーテシスイッチ27は、運転席側のドア12bに設けられたスイッチであり、同ドア12bの開閉状態を検出するのに用いられている。ドアロック駆動装置28は、各ドア12bのドア錠を施解錠するアクチュエータを備え、入力された電気信号に基づいて同アクチュエータの駆動制御を行う装置である。
【0018】
車両側マイコン25は、リクエスト信号に応答して携帯機14から送信されたIDコード信号が車両側受信回路24によって受信されたときに、そのIDコード信号に含まれるIDコードとメモリ25aに記憶されたIDコードとの比較(IDコード照合)を行う。そして、車両側マイコン25は、それらIDコード同士が一致したときにドアロック駆動装置28に対して解錠の旨を示す解錠駆動信号を出力して各ドア12bのドア錠を解錠させる。また、車両側マイコン25は、IDコード信号を受信できなくなると、ドアロック駆動装置28に対して施錠の旨を示す施錠駆動信号を出力して各ドア12bのドア錠を施錠させる。
【0019】
図2に示すように、前記送信アンテナ22は車両12の上部に設置されている。具体的に言うと、送信アンテナ22は、車両12のルーフ12aの外装と内装との間に生じた空間に配置されており、ルーフ12aの外周縁に沿ってループ状に延設されている。すなわち、送信アンテナ22は、電線をルーフ12aの外周縁に沿って周回させることによって形成されるループアンテナである。この送信アンテナ22は、前記車両側送信回路23によって変調されたリクエスト信号を、車両12の各ドア12bの開閉状態に拘わらず、各ドア12b付近の所定領域A1に出力する。ここで、所定領域A1は、送信アンテナ22の外周縁から車外側に約1mだけ離間した範囲となっている。
【0020】
次に、こうした車両側マイコン25によって行われる携帯機14との通信制御の詳細な処理を図3に示すフローチャートに従って説明する。
まずステップS1において、車両側マイコン25は、ドアカーテシスイッチ27のON・OFF状態に基づき、運転席側のドア12bが閉じられているか否かを判断する。これにより、車両側マイコン25は、運転席側のドア12bが開かれているときにはここでの処理を終了し、ドア12bが閉じられているときにはステップS2の処理へ移行する。そして、車両側マイコン25は、ステップS2において車両側送信回路23に対してリクエスト信号を出力し、ステップS3の処理へ移行する。
【0021】
ステップS5において、車両側マイコン25は、リクエスト信号に応答して携帯機14から送信されたIDコード信号に含まれるIDコードと、メモリ25aに記憶されたIDコードとが一致したか否かを判断する。そして、これらIDコード同士が一致したとき、車両側マイコン25はステップS4の処理へ移行する。ステップS4において、車両側マイコン25は、各ドア12bのドア錠が施錠状態であるか否かを判断する。これにより、車両側マイコン25は、ドア錠が施錠状態であればステップS5の処理へ移行し、同ステップS5においてドアロック駆動装置28に対して解錠駆動信号を出力してここでの処理を終了する。このため、ドアロック駆動装置28は、解錠駆動信号に基づいて各ドア12bのドア錠を解錠させる。また、車両側マイコン25は、ステップS4において各ドア12bのドア錠が解錠状態であれば、ステップS5の処理を行わずにここでの処理を終了する。すなわち、図2に示される状態において、各ドア12bのドア錠が施錠されているときに、送信アンテナ22から送信されるリクエスト信号の出力領域A1内に携帯機14のユーザ13が進入すると、携帯機14と施解錠制御装置15との相互通信が確立して各ドア12bのドア錠が自動的に解錠される。そして、所定領域A1内に携帯機14が位置している間は、各ドア12bのドア錠が解錠されたままの状態に維持される。
【0022】
一方、ステップS3において携帯機14からのIDコード信号を受信できなかったとき、または各IDコード同士が一致しなかったとき、すなわち携帯機14と施解錠制御装置15との相互通信が確立しないとき、車両側マイコン25はステップS6の処理へ移行する。そして、ステップS6において、車両側マイコン25は、各ドア12bのドア錠が解錠状態であるか否かを判断する。これにより、車両側マイコン25は、ドア錠が解錠状態であればステップS7の処理へ移行し、同ステップS7においてドアロック駆動装置28に対して施錠駆動信号を出力してここでの処理を終了する。このため、ドアロック駆動装置28は、施錠駆動信号に基づいて各ドア12bのドア錠を施錠させる。また、車両側マイコン25は、ステップS6において各ドア12bのドア錠が施錠状態であれば、ステップS7の処理を行わずにここでの処理を終了する。すなわち、各ドア12bが閉じた状態であるとともに各ドア12bのドア錠が解錠した状態で、リクエスト信号の出力領域A1から携帯機14のユーザ13が離間すると、携帯機14と施解錠制御装置15との相互通信が確立しなくなり、各ドア12bのドア錠が自動的に施錠される。したがって、携帯機14のユーザ13は、何ら操作を行うことなく各ドア12bのドア錠の施解錠を行うことができる。
【0023】
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)送信アンテナ22はルーフ12aの外周縁に沿ってループ状に延設されており、特定の方向に指向性を有することはない。よって、リクエスト信号は、送信アンテナ22のどの部分からも所定距離(本実施形態において約1m)だけ送信可能になる。そのため、特に制御部21の送信出力を高くしなくても、一つの送信アンテナ22だけでリクエスト信号を所定領域A1に対して出力させることができる。ゆえに、従来のように送信アンテナを複数用いた場合とは異なり、各送信アンテナから送信されるリクエスト信号同士が互いに干渉するのを防止するために、各送信アンテナからリクエスト信号を送信するタイミングを制御部によって制御する必要はない。よって、制御部21は、リクエスト信号を常時出力させることができるため、ユーザ13が所定領域A1内に進入してから携帯機14がリクエスト信号を受信するまでの時間を短縮させることができる。したがって、ドア12bの解錠を短時間で行うことができる。
【0024】
また、送信アンテナ22はループアンテナであるため、従来の送信アンテナを一つだけ用いた場合のように、所定領域A1を得るためにリクエスト信号の送信出力を高くする必要はない。よって、リクエスト信号の送信出力の設定が電波法の規定等に抵触するのを防止することができる。
【0025】
(2)所定領域A1は、送信アンテナ22の外周縁から車外側に約1mだけ離間した範囲となっている。すなわち、所定領域A1は、各ドア12bの外側面から所定距離だけ離間した範囲に設定されている。そのため、携帯機14は、同携帯機14を所持したユーザ13が車両12のどの方向から近付いても、各ドア12bから所定距離だけ離れた位置でリクエスト信号を受信する。ゆえに、各ドア12bを解錠させるまでの時間のばらつきを小さくすることができる。
【0026】
(3)車両用施解錠制御システム11においては、送信アンテナ22及び車両側送信回路23がそれぞれ一つずつ搭載されるだけであり、図4に示す従来の車両用施解錠制御システム31のように、送信アンテナ37a及び送信部37をそれぞれ5個ずつ搭載する必要はない。したがって、車両用施解錠制御システム11の構成を簡略化することができる。
【0027】
(4)送信アンテナ22は、リクエスト信号を遮蔽するドア12b等の遮蔽物が少ない車両12のルーフ12aに設置されているため、リクエスト信号が出力される所定領域A1が遮蔽物の影響を受けて小さくなるのを防止することができる。よって、リクエスト信号が出力される所定領域A1を、送信アンテナ22の外周縁から車外側に約1mだけ離間した範囲に確保することが容易になる。
【0028】
また、送信アンテナ22はルーフ12aに設置されているため、例えば開閉動作するドア12b付近に送信アンテナ22を設置する場合のように、電線の設置が困難な各ドア12bの開口部付近に電線を周回させなくてもよい。したがって、電線を周回させるのが容易になり、送信アンテナ22の設置が容易になる。
【0029】
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態では、送信アンテナ22は、車両12のルーフ12aに設置されていた。しかし、送信アンテナ22を、車両12の外周面(前面、後面、左側面及び右側面)に沿って延設してもよい。また、送信アンテナ22を、例えば車室内のフロアパネル上や車両12の床下等に設置してもよい。
【0030】
次に、上記実施形態及び他の実施形態によって把握される技術的思想を以下に記載する。
(1)請求項1または2において、前記送信アンテナは前記車両の上部に設置されていることを特徴とする車両用施解錠制御装置。
【0031】
(2)請求項1,2、技術的思想(1)のいずれか一項において、前記送信アンテナは前記施解錠制御手段に電気的に接続されていることを特徴とする車両用施解錠制御装置。
【0032】
(3)車両のユーザが所持する携帯機と、前記携帯機との相互通信に基づいてドアの施解錠制御を行う施解錠制御装置とを備える車両用施解錠制御システムであって、前記携帯機は、前記施解錠制御装置から送信されるリクエスト信号を受信したときに所定の送信信号を自動的に送信可能となるように構成され、前記施解錠制御装置は、車両の周辺に対して前記リクエスト信号を送信する送信アンテナと、前記送信信号を受信したときに前記車両のドアを解錠させ、前記送信信号を受信できなくなったときに前記ドアを施錠させる施解錠制御手段とを備え、前記送信アンテナは、少なくとも一部が前記車両の外周に沿ってループ状に延設されていることを特徴とする車両用施解錠制御システム。
【0033】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、ドアの解錠を短時間で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における車両用施解錠制御システムの概略構成を示すブロック図。
【図2】施解錠制御装置を搭載した車両の平面図。
【図3】施解錠制御装置によって行われる処理を示すフローチャート。
【図4】従来技術における車両用施解錠制御システムの概略構成を示すブロック図。
【符号の説明】
12…車両、12a…ルーフ、12b…ドア、13…ユーザ、14…携帯機、15…施解錠制御装置、22…送信アンテナ、25…施解錠制御手段としての車両側マイクロコンピュータ(車両側マイコン)。
【発明の属する技術分野】
本発明は、メカキーを用いることなく車両のドアを施解錠させる車両用施解錠制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車においては、その基本性能や安全性の向上はもとより、その操作性の向上が求められている。従来、こうした操作性の向上を目的として、例えばスマートエントリ機能を有する車両用施解錠制御システムが提案されている。スマートエントリ機能とは、車両のユーザ(運転者)が車両に近接した際に車両のドアを自動的に解錠させ、運転者が車両から離れた際にドアを自動的に施錠させる機能である。
【0003】
例えば図4に示すように、従来の車両用施解錠制御システム31は、車両32のユーザ33によって所持される携帯機34と、車両32内に配設された施解錠制御装置35とを備えている。施解錠制御装置35は、車両32のほぼ中央に配設された制御部36と、各ドア32a毎に配置された送信部37とを備えている。そして、制御部36から各送信部37に対して送信信号が送信されたときに、各送信部37から各送信アンテナ37aを介して車両32周辺の所定領域B1に所定周波数のリクエスト信号が送信される。
【0004】
携帯機34は、所定領域B1内に進入してリクエスト信号を受信すると、所定のIDコードを含むIDコード信号を送信する。施解錠制御装置35は、リクエスト信号に応答して携帯機34から送信されたIDコード信号を受信すると、同IDコード信号のIDコードと自身に予め設定されたIDコードとの比較(IDコード照合)を行う。そして、施解錠制御装置35は、それらIDコード同士が一致したときに各ドア32aを自動的に解錠させる。すなわち、施解錠制御装置35は、携帯機34との相互通信が確立したときにドア32aを自動的に解錠させるようになっている。よって、携帯機34のユーザ33は何ら操作を行うことなく各ドア32aの解錠を行うことが可能となり、車両32の操作性が向上する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の施解錠制御装置35においては、各送信部37から同時にリクエスト信号を送信させると、それぞれの所定領域B1に出力されたリクエスト信号が、所定領域B1同士が重なり合う部分(所定領域B2)において互いに干渉してしまうおそれがある。このとき、所定領域B2に出力されたリクエスト信号に含まれる通信データが歪んでしまい、施解錠制御装置35と携帯機34とのあいだの相互通信が正常に行われなくなる可能性がある。
【0006】
この問題を解決するために、制御部36は、一つの送信部37に送信信号を出力しているときに、4つの送信部37に対する送信信号の出力を停止させる制御を行っている。また、制御部36は、各送信部37から出力されるリクエスト信号をそれぞれ異なるタイミングで送信する制御を行っている。これらの制御によって、各送信部37から出力されるリクエスト信号が干渉する領域が生じないようにしている。
【0007】
しかし、携帯機34がリクエスト信号を受信するまでの時間が長くなる場合があるため、ドア32aを解錠させるのに時間がかかってしまう可能性がある。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、ドアの解錠を短時間で行うことができる車両用施解錠制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車両の周辺に対してリクエスト信号を送信する送信アンテナと、前記リクエスト信号に応答して前記車両のユーザが所持する携帯機から送信される送信信号を受信したときに前記車両のドアを解錠させ、前記送信信号を受信できなくなったときに前記ドアを施錠させる施解錠制御手段とを備える車両用施解錠制御装置であって、前記送信アンテナは、少なくとも一部が前記車両の外周に沿ってループ状に延設されていることを要旨とする。
【0009】
本発明においては、送信アンテナは、少なくとも一部が車両の外周に沿ってループ状に延設されており、特定の方向に指向性を有することはない。よって、リクエスト信号は、送信アンテナのどの部分からも所定距離だけ送信可能になる。そのため、一つの送信アンテナだけでリクエスト信号を車両の周辺全体に対して出力させることができる。ゆえに、送信アンテナを複数用いた場合のように、各送信アンテナから送信されるリクエスト信号同士が互いに干渉するのを防止するために、リクエスト信号を送信するタイミングを制御する必要はない。よって、リクエスト信号を送信アンテナから常時送信させることができるため、ユーザが車両の周辺に接近してから携帯機がリクエスト信号を受信するまでの時間を短縮させることができる。したがって、ドアの解錠を短時間で行うことができる。
【0010】
ここで、「ドア」とは、車両の乗員が乗降するときに開閉されるドアに限定されるものではなく、荷物の積み降ろしを行うときに開閉されるトランクフードやリアゲート等も含むものとする。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記送信アンテナは、前記車両のルーフの外周縁に沿って延設されていることを要旨とする。
本発明においては、送信アンテナは、リクエスト信号を遮蔽する遮蔽物が少ない車両のルーフに設置されているため、リクエスト信号が出力される領域が遮蔽物の影響を受けて変形するのを防止することができる。よって、リクエスト信号が出力される領域の確保が容易になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した車両用施解錠制御装置の一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
【0013】
図1,図2に示すように、車両用施解錠制御システム11は、車両12のユーザ(運転者)13によって所持される携帯機14と、車両12内に配設された施解錠制御装置15とを備えている。
【0014】
図1に示すように、携帯機14は、携帯機側受信回路16、携帯機側送信回路17及び携帯機側マイクロコンピュータ(以下、携帯機側マイコンという)18を備えている。携帯機側受信回路16には受信アンテナ19が接続され、携帯機側送信回路17には送信アンテナ20が接続されている。また、携帯機側受信回路16は携帯機側マイコン18に接続され、施解錠制御装置15から送信されるリクエスト信号を受信アンテナ19によって受信したときに、その信号をパルス信号に復調して携帯機側マイコン18に入力する。携帯機側送信回路17は携帯機側マイコン18に接続され、携帯機側マイコン18から出力された送信信号としてのIDコード信号を所定周波数(本実施形態では300MHz)の電波に変調し、送信アンテナ20を介して外部に送信する。携帯機側マイコン18は、図示しないCPU、ROM、RAM等からなるCPUユニットである。この携帯機側マイコン18は、携帯機側受信回路16からリクエスト信号が入力されると、所定のIDコードを含むIDコード信号を携帯機側送信回路17に対して出力する。
【0015】
一方、施解錠制御装置15は、制御部21及び送信アンテナ22を備えている。図2に示すように、制御部21は、車両12内(本実施形態では車両12の後部座席近傍)に設置され、送信アンテナ22と電気的に接続されている。図1に示すように、この制御部21は、車両側送信回路23、車両側受信回路24及び施解錠制御手段としての車両側マイクロコンピュータ(以下、車両側マイコンという)25を備えている。
【0016】
車両側送信回路23は、車両側マイコン25に接続され、同車両側マイコン25から出力されるリクエスト信号を所定周波数(ここでは134kHz)の電波に変調し、送信アンテナ22を介して送信する。車両側受信回路24は、携帯機14から送信されたIDコード信号を受信アンテナ26を介して受信する。そして、車両側受信回路24は、IDコード信号をパルス信号に復調するとともに、その信号を車両側マイコン25に対して出力する。車両側マイコン25は、図示しないCPU、ROM、RAMからなるCPUユニットであり、不揮発性のメモリ25aを備えている。そして、メモリ25aには、予め設定された所定のIDコードが記憶されている。
【0017】
また、車両側マイコン25には、ドアカーテシスイッチ27及びドアロック駆動装置28が電気的に接続されている。図2に示すように、ドアカーテシスイッチ27は、運転席側のドア12bに設けられたスイッチであり、同ドア12bの開閉状態を検出するのに用いられている。ドアロック駆動装置28は、各ドア12bのドア錠を施解錠するアクチュエータを備え、入力された電気信号に基づいて同アクチュエータの駆動制御を行う装置である。
【0018】
車両側マイコン25は、リクエスト信号に応答して携帯機14から送信されたIDコード信号が車両側受信回路24によって受信されたときに、そのIDコード信号に含まれるIDコードとメモリ25aに記憶されたIDコードとの比較(IDコード照合)を行う。そして、車両側マイコン25は、それらIDコード同士が一致したときにドアロック駆動装置28に対して解錠の旨を示す解錠駆動信号を出力して各ドア12bのドア錠を解錠させる。また、車両側マイコン25は、IDコード信号を受信できなくなると、ドアロック駆動装置28に対して施錠の旨を示す施錠駆動信号を出力して各ドア12bのドア錠を施錠させる。
【0019】
図2に示すように、前記送信アンテナ22は車両12の上部に設置されている。具体的に言うと、送信アンテナ22は、車両12のルーフ12aの外装と内装との間に生じた空間に配置されており、ルーフ12aの外周縁に沿ってループ状に延設されている。すなわち、送信アンテナ22は、電線をルーフ12aの外周縁に沿って周回させることによって形成されるループアンテナである。この送信アンテナ22は、前記車両側送信回路23によって変調されたリクエスト信号を、車両12の各ドア12bの開閉状態に拘わらず、各ドア12b付近の所定領域A1に出力する。ここで、所定領域A1は、送信アンテナ22の外周縁から車外側に約1mだけ離間した範囲となっている。
【0020】
次に、こうした車両側マイコン25によって行われる携帯機14との通信制御の詳細な処理を図3に示すフローチャートに従って説明する。
まずステップS1において、車両側マイコン25は、ドアカーテシスイッチ27のON・OFF状態に基づき、運転席側のドア12bが閉じられているか否かを判断する。これにより、車両側マイコン25は、運転席側のドア12bが開かれているときにはここでの処理を終了し、ドア12bが閉じられているときにはステップS2の処理へ移行する。そして、車両側マイコン25は、ステップS2において車両側送信回路23に対してリクエスト信号を出力し、ステップS3の処理へ移行する。
【0021】
ステップS5において、車両側マイコン25は、リクエスト信号に応答して携帯機14から送信されたIDコード信号に含まれるIDコードと、メモリ25aに記憶されたIDコードとが一致したか否かを判断する。そして、これらIDコード同士が一致したとき、車両側マイコン25はステップS4の処理へ移行する。ステップS4において、車両側マイコン25は、各ドア12bのドア錠が施錠状態であるか否かを判断する。これにより、車両側マイコン25は、ドア錠が施錠状態であればステップS5の処理へ移行し、同ステップS5においてドアロック駆動装置28に対して解錠駆動信号を出力してここでの処理を終了する。このため、ドアロック駆動装置28は、解錠駆動信号に基づいて各ドア12bのドア錠を解錠させる。また、車両側マイコン25は、ステップS4において各ドア12bのドア錠が解錠状態であれば、ステップS5の処理を行わずにここでの処理を終了する。すなわち、図2に示される状態において、各ドア12bのドア錠が施錠されているときに、送信アンテナ22から送信されるリクエスト信号の出力領域A1内に携帯機14のユーザ13が進入すると、携帯機14と施解錠制御装置15との相互通信が確立して各ドア12bのドア錠が自動的に解錠される。そして、所定領域A1内に携帯機14が位置している間は、各ドア12bのドア錠が解錠されたままの状態に維持される。
【0022】
一方、ステップS3において携帯機14からのIDコード信号を受信できなかったとき、または各IDコード同士が一致しなかったとき、すなわち携帯機14と施解錠制御装置15との相互通信が確立しないとき、車両側マイコン25はステップS6の処理へ移行する。そして、ステップS6において、車両側マイコン25は、各ドア12bのドア錠が解錠状態であるか否かを判断する。これにより、車両側マイコン25は、ドア錠が解錠状態であればステップS7の処理へ移行し、同ステップS7においてドアロック駆動装置28に対して施錠駆動信号を出力してここでの処理を終了する。このため、ドアロック駆動装置28は、施錠駆動信号に基づいて各ドア12bのドア錠を施錠させる。また、車両側マイコン25は、ステップS6において各ドア12bのドア錠が施錠状態であれば、ステップS7の処理を行わずにここでの処理を終了する。すなわち、各ドア12bが閉じた状態であるとともに各ドア12bのドア錠が解錠した状態で、リクエスト信号の出力領域A1から携帯機14のユーザ13が離間すると、携帯機14と施解錠制御装置15との相互通信が確立しなくなり、各ドア12bのドア錠が自動的に施錠される。したがって、携帯機14のユーザ13は、何ら操作を行うことなく各ドア12bのドア錠の施解錠を行うことができる。
【0023】
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)送信アンテナ22はルーフ12aの外周縁に沿ってループ状に延設されており、特定の方向に指向性を有することはない。よって、リクエスト信号は、送信アンテナ22のどの部分からも所定距離(本実施形態において約1m)だけ送信可能になる。そのため、特に制御部21の送信出力を高くしなくても、一つの送信アンテナ22だけでリクエスト信号を所定領域A1に対して出力させることができる。ゆえに、従来のように送信アンテナを複数用いた場合とは異なり、各送信アンテナから送信されるリクエスト信号同士が互いに干渉するのを防止するために、各送信アンテナからリクエスト信号を送信するタイミングを制御部によって制御する必要はない。よって、制御部21は、リクエスト信号を常時出力させることができるため、ユーザ13が所定領域A1内に進入してから携帯機14がリクエスト信号を受信するまでの時間を短縮させることができる。したがって、ドア12bの解錠を短時間で行うことができる。
【0024】
また、送信アンテナ22はループアンテナであるため、従来の送信アンテナを一つだけ用いた場合のように、所定領域A1を得るためにリクエスト信号の送信出力を高くする必要はない。よって、リクエスト信号の送信出力の設定が電波法の規定等に抵触するのを防止することができる。
【0025】
(2)所定領域A1は、送信アンテナ22の外周縁から車外側に約1mだけ離間した範囲となっている。すなわち、所定領域A1は、各ドア12bの外側面から所定距離だけ離間した範囲に設定されている。そのため、携帯機14は、同携帯機14を所持したユーザ13が車両12のどの方向から近付いても、各ドア12bから所定距離だけ離れた位置でリクエスト信号を受信する。ゆえに、各ドア12bを解錠させるまでの時間のばらつきを小さくすることができる。
【0026】
(3)車両用施解錠制御システム11においては、送信アンテナ22及び車両側送信回路23がそれぞれ一つずつ搭載されるだけであり、図4に示す従来の車両用施解錠制御システム31のように、送信アンテナ37a及び送信部37をそれぞれ5個ずつ搭載する必要はない。したがって、車両用施解錠制御システム11の構成を簡略化することができる。
【0027】
(4)送信アンテナ22は、リクエスト信号を遮蔽するドア12b等の遮蔽物が少ない車両12のルーフ12aに設置されているため、リクエスト信号が出力される所定領域A1が遮蔽物の影響を受けて小さくなるのを防止することができる。よって、リクエスト信号が出力される所定領域A1を、送信アンテナ22の外周縁から車外側に約1mだけ離間した範囲に確保することが容易になる。
【0028】
また、送信アンテナ22はルーフ12aに設置されているため、例えば開閉動作するドア12b付近に送信アンテナ22を設置する場合のように、電線の設置が困難な各ドア12bの開口部付近に電線を周回させなくてもよい。したがって、電線を周回させるのが容易になり、送信アンテナ22の設置が容易になる。
【0029】
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態では、送信アンテナ22は、車両12のルーフ12aに設置されていた。しかし、送信アンテナ22を、車両12の外周面(前面、後面、左側面及び右側面)に沿って延設してもよい。また、送信アンテナ22を、例えば車室内のフロアパネル上や車両12の床下等に設置してもよい。
【0030】
次に、上記実施形態及び他の実施形態によって把握される技術的思想を以下に記載する。
(1)請求項1または2において、前記送信アンテナは前記車両の上部に設置されていることを特徴とする車両用施解錠制御装置。
【0031】
(2)請求項1,2、技術的思想(1)のいずれか一項において、前記送信アンテナは前記施解錠制御手段に電気的に接続されていることを特徴とする車両用施解錠制御装置。
【0032】
(3)車両のユーザが所持する携帯機と、前記携帯機との相互通信に基づいてドアの施解錠制御を行う施解錠制御装置とを備える車両用施解錠制御システムであって、前記携帯機は、前記施解錠制御装置から送信されるリクエスト信号を受信したときに所定の送信信号を自動的に送信可能となるように構成され、前記施解錠制御装置は、車両の周辺に対して前記リクエスト信号を送信する送信アンテナと、前記送信信号を受信したときに前記車両のドアを解錠させ、前記送信信号を受信できなくなったときに前記ドアを施錠させる施解錠制御手段とを備え、前記送信アンテナは、少なくとも一部が前記車両の外周に沿ってループ状に延設されていることを特徴とする車両用施解錠制御システム。
【0033】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、ドアの解錠を短時間で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における車両用施解錠制御システムの概略構成を示すブロック図。
【図2】施解錠制御装置を搭載した車両の平面図。
【図3】施解錠制御装置によって行われる処理を示すフローチャート。
【図4】従来技術における車両用施解錠制御システムの概略構成を示すブロック図。
【符号の説明】
12…車両、12a…ルーフ、12b…ドア、13…ユーザ、14…携帯機、15…施解錠制御装置、22…送信アンテナ、25…施解錠制御手段としての車両側マイクロコンピュータ(車両側マイコン)。
Claims (2)
- 車両の周辺に対してリクエスト信号を送信する送信アンテナと、前記リクエスト信号に応答して前記車両のユーザが所持する携帯機から送信される送信信号を受信したときに前記車両のドアを解錠させ、前記送信信号を受信できなくなったときに前記ドアを施錠させる施解錠制御手段とを備える車両用施解錠制御装置であって、
前記送信アンテナは、少なくとも一部が前記車両の外周に沿ってループ状に延設されていることを特徴とする車両用施解錠制御装置。 - 前記送信アンテナは、前記車両のルーフの外周縁に沿って延設されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用施解錠制御装置。
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JP2002203174A JP2004044233A (ja) | 2002-07-11 | 2002-07-11 | 車両用施解錠制御装置 |
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