JP2004043074A - 光ファイバ心線用ボビン - Google Patents
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Abstract
【課題】光ファイバ心線に接続されたコネクタとの接触で光ファイバ心線が損傷することを防止できる光ファイバ心線用ボビンを得る。
【解決手段】ボビン11の鍔部11bに、ボビン11の胴部11aに巻かれた光ファイバ心線13の端部に接続したコネクタ15を埋没可能に収容保持するための凹部17を設けることで、前記鍔部11bに固定した前記コネクタ15が光ファイバ心線13や他のボビン11等に接触することを回避する。
【選択図】 図1
【解決手段】ボビン11の鍔部11bに、ボビン11の胴部11aに巻かれた光ファイバ心線13の端部に接続したコネクタ15を埋没可能に収容保持するための凹部17を設けることで、前記鍔部11bに固定した前記コネクタ15が光ファイバ心線13や他のボビン11等に接触することを回避する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ心線が巻かれる胴部と、この胴部の両端に装備されて光ファイバ心線の巻き崩れを防ぐ鍔部とを備えた光ファイバ心線用ボビンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
線引き処理を経て製造された光ファイバや光ファイバテープは、ボビンに巻かれた状態で、保存される(なお、以下の説明では、光ファイバ及び光ファイバテープの双方を含めて、光ファイバ心線と呼ぶ)。
このボビン1は、図9及び図10に示すように、光ファイバ心線2が巻かれる胴部1aと、この胴部1aの両端に装備されて前記胴部1aに巻かれた光ファイバ心線2の巻き崩れを防ぐ鍔部1bとを備える構造である。
【0003】
このようにボビン1に巻かれた光ファイバ心線2は、ケーブル化されずに、ボビン1に巻かれた状態のまま、両端にコネクタ4を接続して、伝送実験用ファイバ又は分散補償ファイバ等のモジュールとして利用する場合がある。
【0004】
このように、ボビン1に巻かれた状態で、両端にコネクタ4を接続した光ファイバ心線2は、保管時や移送時に、コネクタ4がぶらついて邪魔にならないように、図9又は図11に示すように、コネクタ4を粘着テープ5によって鍔部1bに固定した状態にしている。
図9はコネクタ4の固定位置が鍔部1bの内面の場合を示し、図11はコネクタ4の固定位置が鍔部1bの外面の場合を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図9に示したように、鍔部1bの内面にコネクタ4をテープ止めした場合は、鍔部1bの内面から突出したコネクタ4が、胴部1aに巻かれた光ファイバ心線2に接触して、光ファイバ心線2に損傷を与える虞があった。
また、鍔部1bの内面外周部に、コネクタ4を止めるスペースを確保するために、光ファイバ心線2の巻き量が制限されるという問題もあった。
【0006】
また、図11に示すように、鍔部1bの外面にコネクタ4をテープ止めした場合は、鍔部1bの外面に突出したコネクタ4が、他のボビンや梱包用ケースに当たって破損することを防止するため、使用時や保管時にボビン1の周囲に、コネクタ4の接触を避けるクリアランスを確保しなければならず、ボビンの収容スペースをコンパクトにできないという問題があった。
【0007】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、胴部に巻かれた光ファイバ心線にコネクタを接続して保存する場合に、コネクタとの接触で光ファイバ心線が損傷することを防止でき、また、コネクタが他のボビンや器物等に接触して破損することも防止でき、更には、ボビンの収容スペースのコンパクト化を図ることもできる光ファイバ心線用ボビンを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る光ファイバ心線用ボビンは、請求項1に記載したように、光ファイバ心線が巻かれる胴部と、鍔部とを備えた光ファイバ心線用ボビンであって、
前記鍔部に、前記光ファイバ心線の端部に接続したコネクタを埋没可能に収容保持するための凹部を設けたことを特徴とする。
【0009】
このように構成された光ファイバ心線用ボビンにおいては、胴部に巻かれた光ファイバ心線にコネクタを接続して保存する場合に、コネクタをボビンの鍔部に埋没状態で収容できて、コネクタが鍔部の胴部側の面及び鍔部の胴部側と反対の面の何れからも突出しないため、コネクタがボビンの胴部に巻かれている光ファイバ心線に接触して光ファイバ心線を損傷させることを防止でき、また、コネクタが他のボビンや器物等に接触して破損することも防止でき、更には、ボビンの収容スペースのコンパクト化を図ることもできる。
【0010】
また、請求項2に記載の光ファイバ心線用ボビンは、上記目的を達成するために、請求項1に記載の光ファイバ心線用ボビンにおいて、更に、前記凹部が、前記鍔部の胴部側の面に形成されたことを特徴とするものである。
このように構成された光ファイバ心線用ボビンにおいては、コネクタを鍔部の胴部側の面(内面)にテープ止めした従前の場合に比べて、コネクタがボビンの胴部に巻かれている光ファイバ心線に接触して光ファイバ心線を損傷させることを防止でき、更に、テープ止めのスペースを確保する必要が無くなる分、巻き量を増やすことができる。
【0011】
また、請求項3に記載の光ファイバ心線用ボビンは、上記目的を達成するために、請求項1に記載の光ファイバ心線用ボビンにおいて、更に、前記凹部が、前記鍔部の胴部側と反対の面に形成されたことを特徴とするものである。
このように構成された光ファイバ心線用ボビンにおいては、コネクタを鍔部の胴部側と反対の面(外面)にテープ止めした場合に比べて、複数の光ファイバ心線用ボビンを近接して収容する場合に、コネクタがそれぞれのボビンの鍔部の外面から突出していないため、ボビン相互間でのコネクタの干渉による破損を防止することができ、また、ボビン間にコネクタの干渉を回避するためのクリアランスを確保する必要が無くなって、収容スペースをコンパクト化することができる。
【0012】
また、請求項4に記載の光ファイバ心線用ボビンは、上記目的を達成するために、請求項1に記載の光ファイバ心線用ボビンにおいて、更に、前記凹部が、前記鍔部の外周面に形成されたことを特徴とするものである。
このように構成された光ファイバ心線用ボビンにおいては、鍔部の内面や外面に前記凹部を形成する場合と比較して、コネクタと光ファイバ心線との接触回避性能や、コネクタと他のボビンとの接触回避性能を更に向上させることが可能になる。
【0013】
また、請求項5に記載の光ファイバ心線用ボビンは、上記目的を達成するために、請求項2乃至4の何れかに記載の光ファイバ心線用ボビンにおいて、更に、前記凹部を、前記各鍔部のそれぞれについて2箇所以上、合計4箇所以上に形成したことを特徴とするものである。
前記凹部の装備が一箇所の場合は、コネクタが先端に接続された光ファイバ心線の長さが適切でないと、余剰部分が弛み、光ファイバ心線の巻き緩みの原因になる。しかし、このように構成された光ファイバ心線用ボビンにおいては、使用する凹部を選択することで、光ファイバ心線の余剰長調節を行って、過剰な余剰長の発生を防止し、光ファイバ心線の巻き緩みを防止することができる。
従って、保管時や移送時における光ファイバ心線用ボビンの取り扱い性が向上する。
【0014】
また、請求項6に記載の光ファイバ心線用ボビンは、上記目的を達成するために、請求項5に記載の光ファイバ心線用ボビンにおいて、更に、前記凹部は、ボビン回転時に回転ムラを招く重心位置の偏心を抑えるように配置されていることを特徴とするものである。
このように構成された光ファイバ心線用ボビンにおいては、凹部の装備によってボビンの重心が偏心することがないため、ボビンの回転時に、回転ムラを抑えた安定した回転ができ、光ファイバ心線の巻き取り時等の高速回転が可能になる。
なお、複数個の凹部の設定のみで偏心が充分に解消できない場合には、コネクタ収容位置と対応した位置の凹部にバランサーとしてのダミーのコネクタを収容させて回転ムラを確実に抑えることもできる。
【0015】
また、請求項7に記載の光ファイバ心線用ボビンは、上記目的を達成するために、請求項1乃至6の何れかに記載の光ファイバ心線用ボビンにおいて、更に、前記凹部が、前記コネクタに雌雄嵌合する相手側コネクタを埋没可能に収容保持する形状を有することを特徴とするものである。
このように構成された光ファイバ心線用ボビンにおいては、光ファイバ心線に接続したコネクタは、相手側コネクタへの接続と同様の操作で鍔部にしっかりと保持させることができ、コネクタを凹部に固定する際の操作性の向上と、固定強度の向上を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る光ファイバ心線用ボビンの好適な実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明に係る光ファイバ心線用ボビンの第1の実施の形態を示したものである。
この第1の実施の形態の光ファイバ心線用ボビン11は、光ファイバ心線13が巻かれる胴部11aと、この胴部11aに巻かれた光ファイバ心線13の巻き崩れを防ぐために前記胴部11aの両端に装備された鍔部11b(図示では片側のみ)とを備え、且つ、それぞれの鍔部11bの内面に、胴部11aに巻かれた光ファイバ心線13の始端および終端に接続されたコネクタ15を埋没可能に収容保持するための凹部17を形成している。
【0017】
本実施の形態の場合、各左右鍔部11bにおける凹部17の装備数は、1個である。また、この凹部17は、前記コネクタ15に雌雄嵌合する相手側コネクタ(図示略)を埋没可能に収容保持する形状の嵌合構造17aを有して、該嵌合構造17aへの嵌合によりコネクタ15を保持する。
【0018】
このように構成された光ファイバ心線用ボビン11においては、胴部11aに巻かれた光ファイバ心線13にコネクタ15を接続して保存する場合に、コネクタ15をボビン11の鍔部11bに埋没状態で収容でき、コネクタ15が鍔部11bの内面及び外面の何れからも突出しないため、コネクタ15がボビン11の胴部11aに巻かれている光ファイバ心線13に接触して光ファイバ心線13を損傷させることを防止でき、また、コネクタ15が他のボビン11や器物等に接触して破損することも防止でき、更には、ボビン11の収容スペースのコンパクト化を図ることもできる。
【0019】
また、コネクタ15を鍔部11bの内面にテープ止めした従前の場合に比べて、コネクタ15がボビン11の胴部11aに巻かれている光ファイバ心線13に接触して光ファイバ心線13を損傷させることをより確実に防止でき、更に、テープ止めのスペースを確保する必要が無くなる分、巻き量を増やすことができる。
【0020】
更に、本実施の形態の光ファイバ心線用ボビン11では、凹部17には、コネクタ15に雌雄嵌合する嵌合構造17aを装備していて、コネクタ15は、相手コネクタへの接続と同様の操作で鍔部11bにしっかりと保持させることができ、コネクタ15を凹部17に固定する際の操作性の向上と、固定強度の向上を図ることができる。
【0021】
なお、前記凹部17の装備位置は、鍔部11bの内面に限らない。
図3及び図4に示すように、凹部17を鍔部11bの外周面に形成するようにしても良く、更に、図5及び図6に示すように、凹部17を鍔部11bの外面に装備するようにしても良い。
なお、図3に示すように、凹部17を鍔部11bの外周面に設けた場合には、コネクタ15に接続された光ファイバ心線13の端部を挿通案内する溝19を、凹部17に連通して装備しておくと良い。
【0022】
図5及び図6に示すように、凹部17を鍔部11bの外面に形成した場合は、コネクタ15を鍔部11bの外面にテープ止めした場合に比べて、複数の光ファイバ心線用ボビン11を近接して収容する場合に、それぞれのボビン11の鍔部11bの外面からコネクタ15が突出していないため、ボビン11相互間でのコネクタ15の干渉による破損を防止することができ、また、複数のボビン11間にコネクタ15の相互干渉を回避するためのクリアランスを確保する必要が無くなって、収容スペースをコンパクト化することができる。
【0023】
また、図3及び図4に示したように、前記凹部17を、前記鍔部11bの外周面に形成した場合は、鍔部11bの内面や外面に前記凹部17を形成する場合と比較して、コネクタ15と光ファイバ心線13との接触回避性能や、コネクタ15と他のボビン11との接触回避性能を更に向上させることが可能になる。
【0024】
また、凹部17の装備数は、上記の各実施の形態で示した1個に限らない。
図7及び図8に示すように、凹部17を、前記各鍔部11bのそれぞれについて2箇所以上、合計4箇所以上に形成するようにしても良い。
図7及び図8に示した例では、各鍔部11bには、内面及び外面のそれぞれに3個ずつ、凹部17を装備している。
即ち、一つの鍔部11bにおいて、装備した凹部17は6個であり、両方の鍔部11bでは、合計12個の凹部17が形成されている。
【0025】
しかも、この実施の形態の場合、各鍔部11b上の複数個の凹部17は、ボビン回転時に回転ムラを招く重心位置の偏心を抑えるように、ボビンの回転中心に対して均等な位置に、配置を設定している。
【0026】
一つの鍔部11bに装備する凹部17が一箇所の場合は、コネクタ15が先端に接続された光ファイバ心線13の長さが適切でないと、余剰部分が弛み、光ファイバ心線13の巻き緩みの原因になる。しかし、このように一つの鍔部11bに複数個の凹部17を装備しておくと、使用する凹部17を選択することで、光ファイバ心線13の余剰長調節を行って、過剰な余剰長の発生を防止し、光ファイバ心線13の巻き緩みを防止することができる。
従って、保管時や移送時における光ファイバ心線用ボビン11の取り扱い性が向上する。
【0027】
また、図7及び図8に示したように、各鍔部11bの複数個の凹部17は、ボビン回転時に回転ムラを招く重心位置の偏心を抑えるように、各凹部17相互をボビンの回転中心に対して均等な配置となるように配置しておくと、凹部17の装備によってボビン11の重心が偏心することがないため、ボビン11の回転時に、回転ムラを抑えた安定した回転ができ、光ファイバ心線13の巻き取り時等の高速回転が可能になる。
しかし、このような複数個の凹部17の設定のみで回転ムラが充分に抑えられない場合には、コネクタ収容位置と対応した位置の凹部にバランサーとなるダミーのコネクタを収容して回転ムラを確実に抑えることもできる。
【0028】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜の変更が可能である。例えば、上記の各実施の形態では、凹部には、コネクタに雄雌嵌合する嵌合構造が装備されているとしたが、単に凹部の互いに対向する内壁面にそれぞれ突出する微少突起を設け、この微少突起を弾性変形させてコネクタを凹部に収容保持するようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1に記載した本発明の光ファイバ心線用ボビンによれば、ボビンの胴部に巻かれた光ファイバ心線にコネクタを接続して保存する場合に、コネクタをボビンの鍔部に埋没状態で収容でき、コネクタが鍔部の内面及び外面の何れからも突出しないため、コネクタがボビンの胴部に巻かれている光ファイバ心線に接触して光ファイバ心線を損傷させることを防止でき、また、コネクタが他のボビンや器物等に接触して破損することも防止でき、更には、ボビンの収容スペースのコンパクト化を図ることもできる。
【0030】
また、請求項2に記載の光ファイバ心線用ボビンにおいては、コネクタを鍔部の内面にテープ止めした従前の場合に比べて、コネクタがボビンの胴部に巻かれている光ファイバ心線に接触して光ファイバ心線を損傷させることを防止でき、更に、テープ止めのスペースを確保する必要が無くなる分、巻き量を増やすことができる。
【0031】
また、請求項3に記載の光ファイバ心線用ボビンにおいては、コネクタを鍔部の外面にテープ止めした場合に比べて、複数の光ファイバ心線用ボビンを近接して収容する場合に、コネクタがそれぞれのボビンの鍔部の外面から突出していないため、ボビン相互間でのコネクタの干渉による破損を防止することができ、また、ボビン間にコネクタの干渉を回避するためのクリアランスを確保する必要が無くなって、収容スペースをコンパクト化することができる。
【0032】
また、請求項4に記載の光ファイバ心線用ボビンにおいては、鍔部の内面や外面に前記凹部を形成する場合と比較して、コネクタと光ファイバ心線との接触回避性能や、コネクタと他のボビンとの接触回避性能を更に向上させることが可能になる。
【0033】
また、請求項5に記載の光ファイバ心線用ボビンにおいては、使用する凹部を選択することで、光ファイバ心線の余剰長調節を行って、過剰な余剰長の発生を防止し、光ファイバ心線の巻き緩みを防止することができる。
従って、保管時や移送時における光ファイバ心線用ボビンの取り扱い性が向上する。
【0034】
また、請求項6に記載の光ファイバ心線用ボビンにおいては、凹部の装備によってボビンの重心が偏心することがないため、ボビンの回転時に、回転ムラを抑えた安定した回転ができ、光ファイバ心線の巻き取り時等の高速回転が可能になる。
【0035】
また、請求項7に記載の光ファイバ心線用ボビンにおいては、光ファイバ心線に接続したコネクタは、相手側コネクタを埋没可能に収容保持する形状を有して鍔部にしっかりと保持させることができ、コネクタを凹部に固定する際の操作性の向上と、固定強度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバ心線用ボビンの第1の実施の形態の要部の斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明に係る光ファイバ心線用ボビンの第2の実施の形態の要部の斜視図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】本発明に係る光ファイバ心線用ボビンの第3の実施の形態の要部の斜視図である。
【図6】図5のC−C断面図である。
【図7】本発明に係る光ファイバ心線用ボビンの第4の実施の形態の側面図である。
【図8】図7に示した光ファイバ心線用ボビンの正面図である。
【図9】光ファイバ心線に接続したコネクタを鍔部の内面にテープで固定した従来の光ファイバ心線用ボビンの斜視図である。
【図10】図9に示した従来の光ファイバ心線用ボビンの正面図である。
【図11】光ファイバ心線に接続したコネクタを鍔部の外面にテープで固定した従来の光ファイバ心線用ボビンの保管時の正面図である。
【符号の説明】
11 光ファイバ心線用ボビン
11a 胴部
11b 鍔部
13 光ファイバ心線
15 コネクタ
17 凹部
17a 嵌合構造
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ心線が巻かれる胴部と、この胴部の両端に装備されて光ファイバ心線の巻き崩れを防ぐ鍔部とを備えた光ファイバ心線用ボビンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
線引き処理を経て製造された光ファイバや光ファイバテープは、ボビンに巻かれた状態で、保存される(なお、以下の説明では、光ファイバ及び光ファイバテープの双方を含めて、光ファイバ心線と呼ぶ)。
このボビン1は、図9及び図10に示すように、光ファイバ心線2が巻かれる胴部1aと、この胴部1aの両端に装備されて前記胴部1aに巻かれた光ファイバ心線2の巻き崩れを防ぐ鍔部1bとを備える構造である。
【0003】
このようにボビン1に巻かれた光ファイバ心線2は、ケーブル化されずに、ボビン1に巻かれた状態のまま、両端にコネクタ4を接続して、伝送実験用ファイバ又は分散補償ファイバ等のモジュールとして利用する場合がある。
【0004】
このように、ボビン1に巻かれた状態で、両端にコネクタ4を接続した光ファイバ心線2は、保管時や移送時に、コネクタ4がぶらついて邪魔にならないように、図9又は図11に示すように、コネクタ4を粘着テープ5によって鍔部1bに固定した状態にしている。
図9はコネクタ4の固定位置が鍔部1bの内面の場合を示し、図11はコネクタ4の固定位置が鍔部1bの外面の場合を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図9に示したように、鍔部1bの内面にコネクタ4をテープ止めした場合は、鍔部1bの内面から突出したコネクタ4が、胴部1aに巻かれた光ファイバ心線2に接触して、光ファイバ心線2に損傷を与える虞があった。
また、鍔部1bの内面外周部に、コネクタ4を止めるスペースを確保するために、光ファイバ心線2の巻き量が制限されるという問題もあった。
【0006】
また、図11に示すように、鍔部1bの外面にコネクタ4をテープ止めした場合は、鍔部1bの外面に突出したコネクタ4が、他のボビンや梱包用ケースに当たって破損することを防止するため、使用時や保管時にボビン1の周囲に、コネクタ4の接触を避けるクリアランスを確保しなければならず、ボビンの収容スペースをコンパクトにできないという問題があった。
【0007】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、胴部に巻かれた光ファイバ心線にコネクタを接続して保存する場合に、コネクタとの接触で光ファイバ心線が損傷することを防止でき、また、コネクタが他のボビンや器物等に接触して破損することも防止でき、更には、ボビンの収容スペースのコンパクト化を図ることもできる光ファイバ心線用ボビンを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る光ファイバ心線用ボビンは、請求項1に記載したように、光ファイバ心線が巻かれる胴部と、鍔部とを備えた光ファイバ心線用ボビンであって、
前記鍔部に、前記光ファイバ心線の端部に接続したコネクタを埋没可能に収容保持するための凹部を設けたことを特徴とする。
【0009】
このように構成された光ファイバ心線用ボビンにおいては、胴部に巻かれた光ファイバ心線にコネクタを接続して保存する場合に、コネクタをボビンの鍔部に埋没状態で収容できて、コネクタが鍔部の胴部側の面及び鍔部の胴部側と反対の面の何れからも突出しないため、コネクタがボビンの胴部に巻かれている光ファイバ心線に接触して光ファイバ心線を損傷させることを防止でき、また、コネクタが他のボビンや器物等に接触して破損することも防止でき、更には、ボビンの収容スペースのコンパクト化を図ることもできる。
【0010】
また、請求項2に記載の光ファイバ心線用ボビンは、上記目的を達成するために、請求項1に記載の光ファイバ心線用ボビンにおいて、更に、前記凹部が、前記鍔部の胴部側の面に形成されたことを特徴とするものである。
このように構成された光ファイバ心線用ボビンにおいては、コネクタを鍔部の胴部側の面(内面)にテープ止めした従前の場合に比べて、コネクタがボビンの胴部に巻かれている光ファイバ心線に接触して光ファイバ心線を損傷させることを防止でき、更に、テープ止めのスペースを確保する必要が無くなる分、巻き量を増やすことができる。
【0011】
また、請求項3に記載の光ファイバ心線用ボビンは、上記目的を達成するために、請求項1に記載の光ファイバ心線用ボビンにおいて、更に、前記凹部が、前記鍔部の胴部側と反対の面に形成されたことを特徴とするものである。
このように構成された光ファイバ心線用ボビンにおいては、コネクタを鍔部の胴部側と反対の面(外面)にテープ止めした場合に比べて、複数の光ファイバ心線用ボビンを近接して収容する場合に、コネクタがそれぞれのボビンの鍔部の外面から突出していないため、ボビン相互間でのコネクタの干渉による破損を防止することができ、また、ボビン間にコネクタの干渉を回避するためのクリアランスを確保する必要が無くなって、収容スペースをコンパクト化することができる。
【0012】
また、請求項4に記載の光ファイバ心線用ボビンは、上記目的を達成するために、請求項1に記載の光ファイバ心線用ボビンにおいて、更に、前記凹部が、前記鍔部の外周面に形成されたことを特徴とするものである。
このように構成された光ファイバ心線用ボビンにおいては、鍔部の内面や外面に前記凹部を形成する場合と比較して、コネクタと光ファイバ心線との接触回避性能や、コネクタと他のボビンとの接触回避性能を更に向上させることが可能になる。
【0013】
また、請求項5に記載の光ファイバ心線用ボビンは、上記目的を達成するために、請求項2乃至4の何れかに記載の光ファイバ心線用ボビンにおいて、更に、前記凹部を、前記各鍔部のそれぞれについて2箇所以上、合計4箇所以上に形成したことを特徴とするものである。
前記凹部の装備が一箇所の場合は、コネクタが先端に接続された光ファイバ心線の長さが適切でないと、余剰部分が弛み、光ファイバ心線の巻き緩みの原因になる。しかし、このように構成された光ファイバ心線用ボビンにおいては、使用する凹部を選択することで、光ファイバ心線の余剰長調節を行って、過剰な余剰長の発生を防止し、光ファイバ心線の巻き緩みを防止することができる。
従って、保管時や移送時における光ファイバ心線用ボビンの取り扱い性が向上する。
【0014】
また、請求項6に記載の光ファイバ心線用ボビンは、上記目的を達成するために、請求項5に記載の光ファイバ心線用ボビンにおいて、更に、前記凹部は、ボビン回転時に回転ムラを招く重心位置の偏心を抑えるように配置されていることを特徴とするものである。
このように構成された光ファイバ心線用ボビンにおいては、凹部の装備によってボビンの重心が偏心することがないため、ボビンの回転時に、回転ムラを抑えた安定した回転ができ、光ファイバ心線の巻き取り時等の高速回転が可能になる。
なお、複数個の凹部の設定のみで偏心が充分に解消できない場合には、コネクタ収容位置と対応した位置の凹部にバランサーとしてのダミーのコネクタを収容させて回転ムラを確実に抑えることもできる。
【0015】
また、請求項7に記載の光ファイバ心線用ボビンは、上記目的を達成するために、請求項1乃至6の何れかに記載の光ファイバ心線用ボビンにおいて、更に、前記凹部が、前記コネクタに雌雄嵌合する相手側コネクタを埋没可能に収容保持する形状を有することを特徴とするものである。
このように構成された光ファイバ心線用ボビンにおいては、光ファイバ心線に接続したコネクタは、相手側コネクタへの接続と同様の操作で鍔部にしっかりと保持させることができ、コネクタを凹部に固定する際の操作性の向上と、固定強度の向上を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る光ファイバ心線用ボビンの好適な実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明に係る光ファイバ心線用ボビンの第1の実施の形態を示したものである。
この第1の実施の形態の光ファイバ心線用ボビン11は、光ファイバ心線13が巻かれる胴部11aと、この胴部11aに巻かれた光ファイバ心線13の巻き崩れを防ぐために前記胴部11aの両端に装備された鍔部11b(図示では片側のみ)とを備え、且つ、それぞれの鍔部11bの内面に、胴部11aに巻かれた光ファイバ心線13の始端および終端に接続されたコネクタ15を埋没可能に収容保持するための凹部17を形成している。
【0017】
本実施の形態の場合、各左右鍔部11bにおける凹部17の装備数は、1個である。また、この凹部17は、前記コネクタ15に雌雄嵌合する相手側コネクタ(図示略)を埋没可能に収容保持する形状の嵌合構造17aを有して、該嵌合構造17aへの嵌合によりコネクタ15を保持する。
【0018】
このように構成された光ファイバ心線用ボビン11においては、胴部11aに巻かれた光ファイバ心線13にコネクタ15を接続して保存する場合に、コネクタ15をボビン11の鍔部11bに埋没状態で収容でき、コネクタ15が鍔部11bの内面及び外面の何れからも突出しないため、コネクタ15がボビン11の胴部11aに巻かれている光ファイバ心線13に接触して光ファイバ心線13を損傷させることを防止でき、また、コネクタ15が他のボビン11や器物等に接触して破損することも防止でき、更には、ボビン11の収容スペースのコンパクト化を図ることもできる。
【0019】
また、コネクタ15を鍔部11bの内面にテープ止めした従前の場合に比べて、コネクタ15がボビン11の胴部11aに巻かれている光ファイバ心線13に接触して光ファイバ心線13を損傷させることをより確実に防止でき、更に、テープ止めのスペースを確保する必要が無くなる分、巻き量を増やすことができる。
【0020】
更に、本実施の形態の光ファイバ心線用ボビン11では、凹部17には、コネクタ15に雌雄嵌合する嵌合構造17aを装備していて、コネクタ15は、相手コネクタへの接続と同様の操作で鍔部11bにしっかりと保持させることができ、コネクタ15を凹部17に固定する際の操作性の向上と、固定強度の向上を図ることができる。
【0021】
なお、前記凹部17の装備位置は、鍔部11bの内面に限らない。
図3及び図4に示すように、凹部17を鍔部11bの外周面に形成するようにしても良く、更に、図5及び図6に示すように、凹部17を鍔部11bの外面に装備するようにしても良い。
なお、図3に示すように、凹部17を鍔部11bの外周面に設けた場合には、コネクタ15に接続された光ファイバ心線13の端部を挿通案内する溝19を、凹部17に連通して装備しておくと良い。
【0022】
図5及び図6に示すように、凹部17を鍔部11bの外面に形成した場合は、コネクタ15を鍔部11bの外面にテープ止めした場合に比べて、複数の光ファイバ心線用ボビン11を近接して収容する場合に、それぞれのボビン11の鍔部11bの外面からコネクタ15が突出していないため、ボビン11相互間でのコネクタ15の干渉による破損を防止することができ、また、複数のボビン11間にコネクタ15の相互干渉を回避するためのクリアランスを確保する必要が無くなって、収容スペースをコンパクト化することができる。
【0023】
また、図3及び図4に示したように、前記凹部17を、前記鍔部11bの外周面に形成した場合は、鍔部11bの内面や外面に前記凹部17を形成する場合と比較して、コネクタ15と光ファイバ心線13との接触回避性能や、コネクタ15と他のボビン11との接触回避性能を更に向上させることが可能になる。
【0024】
また、凹部17の装備数は、上記の各実施の形態で示した1個に限らない。
図7及び図8に示すように、凹部17を、前記各鍔部11bのそれぞれについて2箇所以上、合計4箇所以上に形成するようにしても良い。
図7及び図8に示した例では、各鍔部11bには、内面及び外面のそれぞれに3個ずつ、凹部17を装備している。
即ち、一つの鍔部11bにおいて、装備した凹部17は6個であり、両方の鍔部11bでは、合計12個の凹部17が形成されている。
【0025】
しかも、この実施の形態の場合、各鍔部11b上の複数個の凹部17は、ボビン回転時に回転ムラを招く重心位置の偏心を抑えるように、ボビンの回転中心に対して均等な位置に、配置を設定している。
【0026】
一つの鍔部11bに装備する凹部17が一箇所の場合は、コネクタ15が先端に接続された光ファイバ心線13の長さが適切でないと、余剰部分が弛み、光ファイバ心線13の巻き緩みの原因になる。しかし、このように一つの鍔部11bに複数個の凹部17を装備しておくと、使用する凹部17を選択することで、光ファイバ心線13の余剰長調節を行って、過剰な余剰長の発生を防止し、光ファイバ心線13の巻き緩みを防止することができる。
従って、保管時や移送時における光ファイバ心線用ボビン11の取り扱い性が向上する。
【0027】
また、図7及び図8に示したように、各鍔部11bの複数個の凹部17は、ボビン回転時に回転ムラを招く重心位置の偏心を抑えるように、各凹部17相互をボビンの回転中心に対して均等な配置となるように配置しておくと、凹部17の装備によってボビン11の重心が偏心することがないため、ボビン11の回転時に、回転ムラを抑えた安定した回転ができ、光ファイバ心線13の巻き取り時等の高速回転が可能になる。
しかし、このような複数個の凹部17の設定のみで回転ムラが充分に抑えられない場合には、コネクタ収容位置と対応した位置の凹部にバランサーとなるダミーのコネクタを収容して回転ムラを確実に抑えることもできる。
【0028】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜の変更が可能である。例えば、上記の各実施の形態では、凹部には、コネクタに雄雌嵌合する嵌合構造が装備されているとしたが、単に凹部の互いに対向する内壁面にそれぞれ突出する微少突起を設け、この微少突起を弾性変形させてコネクタを凹部に収容保持するようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1に記載した本発明の光ファイバ心線用ボビンによれば、ボビンの胴部に巻かれた光ファイバ心線にコネクタを接続して保存する場合に、コネクタをボビンの鍔部に埋没状態で収容でき、コネクタが鍔部の内面及び外面の何れからも突出しないため、コネクタがボビンの胴部に巻かれている光ファイバ心線に接触して光ファイバ心線を損傷させることを防止でき、また、コネクタが他のボビンや器物等に接触して破損することも防止でき、更には、ボビンの収容スペースのコンパクト化を図ることもできる。
【0030】
また、請求項2に記載の光ファイバ心線用ボビンにおいては、コネクタを鍔部の内面にテープ止めした従前の場合に比べて、コネクタがボビンの胴部に巻かれている光ファイバ心線に接触して光ファイバ心線を損傷させることを防止でき、更に、テープ止めのスペースを確保する必要が無くなる分、巻き量を増やすことができる。
【0031】
また、請求項3に記載の光ファイバ心線用ボビンにおいては、コネクタを鍔部の外面にテープ止めした場合に比べて、複数の光ファイバ心線用ボビンを近接して収容する場合に、コネクタがそれぞれのボビンの鍔部の外面から突出していないため、ボビン相互間でのコネクタの干渉による破損を防止することができ、また、ボビン間にコネクタの干渉を回避するためのクリアランスを確保する必要が無くなって、収容スペースをコンパクト化することができる。
【0032】
また、請求項4に記載の光ファイバ心線用ボビンにおいては、鍔部の内面や外面に前記凹部を形成する場合と比較して、コネクタと光ファイバ心線との接触回避性能や、コネクタと他のボビンとの接触回避性能を更に向上させることが可能になる。
【0033】
また、請求項5に記載の光ファイバ心線用ボビンにおいては、使用する凹部を選択することで、光ファイバ心線の余剰長調節を行って、過剰な余剰長の発生を防止し、光ファイバ心線の巻き緩みを防止することができる。
従って、保管時や移送時における光ファイバ心線用ボビンの取り扱い性が向上する。
【0034】
また、請求項6に記載の光ファイバ心線用ボビンにおいては、凹部の装備によってボビンの重心が偏心することがないため、ボビンの回転時に、回転ムラを抑えた安定した回転ができ、光ファイバ心線の巻き取り時等の高速回転が可能になる。
【0035】
また、請求項7に記載の光ファイバ心線用ボビンにおいては、光ファイバ心線に接続したコネクタは、相手側コネクタを埋没可能に収容保持する形状を有して鍔部にしっかりと保持させることができ、コネクタを凹部に固定する際の操作性の向上と、固定強度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバ心線用ボビンの第1の実施の形態の要部の斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明に係る光ファイバ心線用ボビンの第2の実施の形態の要部の斜視図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】本発明に係る光ファイバ心線用ボビンの第3の実施の形態の要部の斜視図である。
【図6】図5のC−C断面図である。
【図7】本発明に係る光ファイバ心線用ボビンの第4の実施の形態の側面図である。
【図8】図7に示した光ファイバ心線用ボビンの正面図である。
【図9】光ファイバ心線に接続したコネクタを鍔部の内面にテープで固定した従来の光ファイバ心線用ボビンの斜視図である。
【図10】図9に示した従来の光ファイバ心線用ボビンの正面図である。
【図11】光ファイバ心線に接続したコネクタを鍔部の外面にテープで固定した従来の光ファイバ心線用ボビンの保管時の正面図である。
【符号の説明】
11 光ファイバ心線用ボビン
11a 胴部
11b 鍔部
13 光ファイバ心線
15 コネクタ
17 凹部
17a 嵌合構造
Claims (7)
- 光ファイバ心線が巻かれる胴部と、鍔部とを備えた光ファイバ心線用ボビンであって、
前記鍔部に、前記光ファイバ心線の端部に接続したコネクタを埋没可能に収容保持するための凹部を設けたことを特徴とする光ファイバ心線用ボビン。 - 前記凹部が、前記鍔部の胴部側の面に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ心線用ボビン。
- 前記凹部が、前記鍔部の胴部側と反対の面に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ心線用ボビン。
- 前記凹部が、前記鍔部の外周面に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ心線用ボビン。
- 前記凹部を、前記各鍔部のそれぞれについて2箇所以上、合計4箇所以上に形成したことを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の光ファイバ心線用ボビン。
- 前記凹部は、ボビン回転時に回転ムラを招く重心位置の偏心を抑えるように配置されていることを特徴とする請求項5に記載の光ファイバ心線用ボビン。
- 前記凹部が、前記コネクタに雌雄嵌合する相手側コネクタを埋没可能に収容保持する形状を有することを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の光ファイバ心線用ボビン。
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JP2002201108A JP2004043074A (ja) | 2002-07-10 | 2002-07-10 | 光ファイバ心線用ボビン |
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---|---|---|---|---|
JP2007041014A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-15 | Swcc Showa Cable Systems Co Ltd | 光ケーブルの固定構造および固定方法 |
-
2002
- 2002-07-10 JP JP2002201108A patent/JP2004043074A/ja active Pending
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