JP2004042923A - 輸送コンテナ用コーナモジュールの製造方法 - Google Patents

輸送コンテナ用コーナモジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コストパフォーマンスが優れるとともに、工場等の美観を損ねることのない、汎用性に富んだ輸送コンテナと輸送コンテナに使用される輸送コンテナ用コーナモジュールを提供する。
【解決手段】輸送コンテナ10の底面に配されるキャスタ板1の下面にキャスタ2を取り付けるとともに、キャスタ板1のコーナに縦枠支持手段3を形成し、またキャスタ板1のコーナ両辺側に横枠支持手段4を形成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、部品搬送等に用いられる輸送コンテナに関し、特に輸送コンテナ10の底面に配されるコーナのモジュール化を図ったものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の輸送コンテナ10のコーナ部分を示すものである。以下、図4に基づき、従来の輸送コンテナ10のコーナ部分を説明する。
【0003】
従来の輸送コンテナ10は、角パイプを溶接接合方法により格子状に組み立ててなり、また輸送コンテナ10本体の底面にキャスタ2を取り付けるためのキャスタ板1が溶接接合方法により取り付けられていた。具体的には、横枠6となる角パイプがその先端部で互いに垂直に溶接接合されており、また、この角パイプの溶接部分を補強するため補強板11が溶接接合されている。横枠6の角部には、さらに横枠6と垂直になるように縦枠5となる角パイプが溶接接合されている。上述のように横枠6と縦枠5となる角パイプによって、輸送コンテナ10が格子状に形成されており、さらに輸送コンテナ10の底面には、溶接によりキャスタ板1が取り付けられ、このキャスタ板1の下面に、キャスタ2が取り付けられる。
【0004】
ところで、従来の輸送コンテナ10においては、輸送する荷物の大きさや形状に合わせた容積を持つように生産されるものである。しかし、その構成が溶接接合された角パイプで形成されていることから、一度生産してしまうと、大きさや形状の違う荷物を輸送することはできず、大きさや形状の違う荷物を輸送する際には、新たに輸送コンテナ10を用意しなおさなければならないから、コスト高の一因となっていた。
【0005】
また、生産ピーク時においては多くの輸送コンテナ10が必要であるが、減産時には、不要の輸送コンテナ10が客先等にあふれ、その保管場所を用意する必要があり、コスト高の一因となっていた。また、上述のような輸送コンテナ10を納入する際、溶接接合された完成品を輸送しなくてはならず、輸送コンテナ10を納入する際の輸送効率についても問題視されている。
【0006】
特に、自動車内装部品を輸送する輸送コンテナ10の場合、車種によってその内装部品は、大きさや形状が全く異なり、さらに新車発表における生産ピーク時と通常生産時とでは、その生産量が全く異なり、上述のようなコスト高は特に問題視されている。
【0007】
さらに、このような輸送コンテナ10は通常メッキ等が好ましいが、輸送コンテナ10自体が大きいためコスト上不可能であるから溶接組立後塗装するのが普通であり、輸送コンテナ10を屋外に保管しておいた場合、雨濡れ等で錆腐食がひどくなり工場等の美観を損ねていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上述の問題点を解決し、コストパフォーマンスが優れるとともに、工場等の美観を損ねることのない、汎用性に富んだ輸送コンテナと輸送コンテナに使用される輸送コンテナ用コーナモジュールを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、この発明は、輸送用コンテナのコーナに配されるキャスタ板と、上記キャスタ板の下面に固定されてなるキャスタと、上記キャスタ板のコーナの両辺側に形成されるとともに、横枠を支持する横枠支持手段と、上記キャスタ板1のコーナに形成されるとともに、縦枠を支持する縦枠支持手段とを具備すること、を特徴とする。
【0010】
上述のような構成により、従来の輸送コンテナのコーナに配されるキャスタ板と補強板11をモジュール化することができるから、輸送コンテナの組み立てが容易になるとともに、部品点数が削減し、生産コストを削減することができる。
【0011】
また、上述の課題を解決するために、上記縦枠支持手段は、上記キャスタ板のコーナに穿設されてなるとともに、上記縦枠の断面と同形状を有してなる縦枠挿入口と、上記キャスタ板の下面であって、上記縦枠挿入口と連通するように形成されてなるとともに、上記縦枠の断面と同形状を有してなる縦枠挿入路とから構成されており、上記縦枠支持手段は、上記縦枠を上記縦枠挿入口を介して上記縦枠挿入路に挿入し、ボルト等で固定することにより、上記縦枠を着脱自在に支持すること、を特徴とする。
【0012】
また、上述の課題を解決するために、上記横枠支持手段は、上記キャスタ板のコーナの両辺側に形成されるとともに、上記横枠の断面と同形状を有してなる横枠挿入路で構成されており、上記横枠支持手段は、上記横枠を上記横枠挿入路に挿入し、ボルト等で固定することにより、上記横枠を着脱自在に支持すること、を特徴とする。
【0013】
上述のような構成により、大きさや形状の違う荷物を搭載する場合、縦枠または横枠の長さを適宜変更して組み立て直すことが可能となり、汎用性に優れた輸送コンテナを提供することができるとともに、経費削減を実現できる。さらに、輸送コンテナ用コーナモジュールはそのまま再使用が可能であり、また、モジュール化された輸送コンテナは保管が容易であるから、維持費を削減することができる。
【0014】
また、上述の課題を解決するために、上記横枠挿入路は、上記キャスタ板のコーナ側の両辺側を、口の字形状に折り曲げて形成されること、を特徴とする。
【0015】
上述のような構成により、キャスタ板を折り曲げ加工するだけで、輸送コンテナ用コーナモジュールを作成することができるから、一体成形が可能となり、さらにコストを削減することができる。
【0016】
また、上述の課題を解決するために、上記縦枠支持手段及び上記横枠支持手段に挿入される上記縦枠及び上記横枠は、断面が31mm×31mmである角パイプである、ことを特徴とする。
【0017】
上述のような構成により、市販の角パイプを適宜長さを調整して使用することができるので、輸送コンテナを組み立てるのにあたり、特別な技術と設備を必要とせず、さらに汎用性に優れるとともに、生産コストを削減することができる。
【0018】
また、上述の課題を解決するために、この発明は、上記縦枠挿入路の下面に、開口部を下面方向に有する受皿を配すること、を特徴とする。
【0019】
上述のような構成により、この発明の輸送コンテナ用コーナモジュールを使用して組み立てられた輸送コンテナは、複数段積み重ねることが可能であるから、輸送効率を向上できる。
【0020】
また、上述の課題を解決するために、この発明は、上記キャスタ板の下面には、上記横枠支持手段に追加して、上記横枠支持手段と同一構成を有する第2の横枠支持手段が形成されていること、を特徴とする。
【0021】
上述のような構成により、この発明の輸送コンテナ用コーナモジュールを使用して組み立てられた輸送コンテナの底面の強度を向上することができ、搭載できる荷物の総重量が増えるから、輸送効率を向上させることができる。
【0022】
また、上述の課題を解決するために、この発明は、輸送コンテナの底面のコーナに配される上述の構成を有する輸送コンテナ用コーナモジュールと、上記輸送コンテナ用コーナモジュールの上記横枠支持手段によって支持されるとともに、上記輸送コンテナの底面を形成する横枠と、上記輸送コンテナ用コーナモジュールの上記縦枠支持手段によって支持されるとともに、上記輸送コンテナの側面を形成する縦枠と、を具備すること、を特徴とする。
【0023】
上述のような構成により、コストパフォーマンスに優れ、汎用性に富んだ輸送コンテナを提供することができるとともに、保管時には、バラして保管することができるから保管スペースを確保しやすい。バラした各部品は、その大きさからメッキ処理がしやすく、工場の美観を損ねることもなくなる。また、本願発明の輸送コンテナは特別な技術や設備を必要とすることなく組み立てることができるから、納入先には組み立て前の各部品を納入すればよく、輸送効率が向上する。さらに輸送用コーナモジュールのみを納入することによっても、納入先で市販の角パイプを調達すればよいから、その輸送効率はさらに向上する。
【0024】
また、上述の課題を解決するために、上記輸送コンテナは、自動車内装部品を輸送するコンテナとして使用されることを特徴とする。
【0025】
上述のような構成により、車種ごとに大きさや形状が異なり、また頻繁にモデルチェンジが行われ、生産ピークと減産時の生産量の差が著しい自動車内装部品においては、特に本願発明の輸送コンテナ用コーナモジュールとこれを使用した輸送コンテナは待望されており、その効果は顕著である。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る輸送コンテナ用コーナモジュールとこれを使用した輸送コンテナについて、図1を基に詳細に説明する。
【0027】
(第1の実施形態)
図1は、本願発明の輸送コンテナ用コーナモジュールの構成説明図、図4は本願発明の輸送コンテナ用コーナモジュールを使用した輸送コンテナの分解図である。
【0028】
図1に示す輸送コンテナ用コーナモジュール9は、輸送コンテナ10のコーナに配されるキャスタ板1の下面にキャスタ2を設け、またキャスタ板1のコーナに縦枠支持手段3を配し、さらに、キャスタ板1下面のコーナ側両辺に横枠支持手段4を配することにより構成されている。
【0029】
上述のキャスタ2について説明すると、キャスタ板1の中央部分には、取付け穴が貫通して形成されており、かつキャスタ板1上面側の取付け穴周囲には、エンボスが設けられている。キャスタ2は、取付け穴にボルトやネジ等を通すことにより、キャスタ板1の中央部分下面に固定されている。また、キャスタ2をボルトやネジ等で締結した状態において、ボルトやネジ等のキャスタ板1上面側の先端部の高さは、キャスタ板1上面より低くなるように設定されている。
【0030】
上述の横枠支持手段4について説明すると、本実施形態の横枠支持手段4は、コーナ側両辺にそれぞれ沿うように配される横枠挿入路4Aで構成されている。横枠挿入路4Aは、開口部を有する四角筒を有しており、四角筒の長手側の側面には、両側面を貫通するように取付け穴が複数箇所設けられている。
【0031】
上述の縦枠支持手段3について説明すると、本実施形態の縦枠支持手段3は、コーナにキャスタ板1を貫通するよう穿設されると縦枠挿入口3Aと、キャスタ板1下面に立設して形成される縦枠挿入路3Bで構成されている。縦枠挿入路3Bは、開口部を有する四角筒を有しており、四角筒の長手側の側面には、両側面を貫通するように取付け穴が複数箇所設けられている。また、縦枠挿入口3Aと、縦枠挿入路3Bの開口部は、連通するように配されている。
【0032】
このような構成の輸送コンテナ用コーナモジュール9を使用した輸送コンテナ10を図3に示す。また、図3の輸送コンテナの組み立て方について、図4を基に説明する。
【0033】
図4の輸送コンテナ10は、輸送コンテナ10の底面の各コーナに配される輸送コンテナ用コーナモジュール9と、輸送コンテナ用コーナモジュール9の横枠支持手段4に支持される4本の横枠6と、輸送コンテナ用コーナモジュール9の縦枠支持手段3に支持される4本の縦枠5で構成されている。
【0034】
まず、各コーナに輸送コンテナ用コーナモジュール9が配され、各横枠支持手段4の各横枠挿入路4Aには横枠6が挿入される。横枠挿入路4Aに横枠6が挿入されると、横枠挿入路4Aと横枠6は、横枠挿入路4Aに設けられた取付け穴にボルトやネジ等を通すことにより締結される。
【0035】
各縦枠支持手段3の各縦枠挿入路3Bには、各縦枠挿入口3Aを介して縦枠5が挿入される。縦枠挿入路3Bに縦枠5が挿入されると、縦枠挿入路3Bと縦枠5は、縦枠挿入路3Bに設けられた取付け穴にボルトやネジ等を通すことにより締結される。
【0036】
輸送コンテナ10は、上述の組立工程を経ることにより組み立てられる。
【0037】
また、図4に示すように、縦枠5の上部に周知の支持手段を設け、上枠12を取り付けてもよい。上記周知の支持手段とは、例えば、縦枠5に図示しないダルマ穴を穿設し、上枠12をダルマ穴に嵌合させる構成などが考えられる。
【0038】
したがって、本実施形態によると、輸送コンテナ用コーナモジュール9に挿入される縦枠5及び横枠6は、その長さを限定されることはなく、仕様に応じて長さを調整し、組み立てることが可能となる。よって、輸送コンテナ10の容積は、自由に設定が可能となる。また、輸送コンテナ10の保管時や、荷物を搭載しない輸送コンテナ10のみの輸送時においては、輸送コンテナ10をバラしておくことができる。
【0039】
次に、本実施形態における横枠挿入路4Aは、輸送コンテナ用コーナモジュール9のコーナ側の両辺を下方向に口の字形状に折り曲げ加工することによって、形成してもよい。
【0040】
上述のような構成をとった場合、横枠挿入路4Aは、キャスタ板1と一体形成することが可能となる。
【0041】
次に、本実施形態の輸送コンテナ用コーナモジュール9の横枠挿入路4A及び縦枠挿入路3Bについては、その開口部を31mm×31mmに設定した構成にしてもよい。上記形状の角パイプは一般に市販されている角パイプと同形を有する形状である。
【0042】
横枠挿入路4A及び縦枠挿入路3Bの開口部を上記の形状に設定すると、縦枠5及び横枠6に市販で流通している角パイプを挿入することができる。
【0043】
したがって、本実施形態によると、輸送コンテナ用コーナモジュール9を保有するだけで、容易に輸送コンテナ用コーナモジュール9を使用した輸送コンテナ10の容積を変更することが可能となる。
【0044】
上述の輸送コンテナ用コーナモジュール9は、自動車内装部品を輸送する輸送コンテナ10に使用することにより、顕著な効果をあらわすが、もちろん、自動車内装部品を輸送する輸送コンテナ10に限らず、輸送する荷物の大きさや形状が頻繁に変わるような荷物を輸送するコンテナであって、その荷物にあわせて輸送コンテナ10を生産しなくてはならないような荷物を輸送する輸送コンテナ10であれば、同様に顕著な効果をあらわす。
【0045】
(第2の実施形態)
次にこの発明の他の実施形態について説明する。図2は、この発明の第2の実施形態の輸送コンテナ用コーナモジュールの構成説明図である。尚、本実施形態において第1の実施形態と同一構成のものについては同一符号を付してその詳細な説明を省略する。また本実施形態の輸送コンテナ用コーナモジュールを使用した輸送コンテナの組み立て方については、第1の実施形態と同様であり、詳細な説明を省略する。
【0046】
本実施形態の輸送コンテナ用コーナモジュール9は、縦枠挿入路3Bの縦枠5を挿入しない開口部側に、下向きにテーパ形状を有した受皿7を配してなるものである。このとき、受皿7の最低部は、キャスタ2の最低部よりも高く設定する。
【0047】
上述のように受皿7を配した場合、輸送コンテナ10の縦枠5の縦枠支持手段3に支持されない先端を受皿7に挿入するようにして輸送コンテナ10を積み重ねることができる。
【0048】
したがって、本実施形態によると、荷物を搭載した輸送コンテナ10を複数積み重ねて輸送することが可能になる。
【0049】
次に本実施形態の輸送コンテナ用コーナモジュール9は、キャスタ板1下面に、第1の実施形態と同一構成の横枠支持手段4をさらに第2の横枠支持手段として追加したものである。このとき、追加した第2の横枠支持手段は、コーナの両辺側に形成されている横枠支持手段4のいずれかと対向する辺側の下面に形成される。
【0050】
上述のように第2の横枠支持手段を形成した場合、輸送コンテナ10の底辺の横枠6内に、さらに、横枠6を追加することができる。
【0051】
したがって、本実施形態によると、輸送コンテナ10の底面の強度を高く保つことが可能になる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明は、輸送コンテナのコーナに配されるキャスタ板に、横枠を支持する横枠支持手段と縦枠を支持する縦枠支持手段を形成したから、輸送コンテナのコーナ部分をモジュール化できるから輸送コンテナの組み立てが容易になるとともに、部品点数が削減され、生産コストを削減することができる。
【0053】
また、この発明は、横枠支持手段を横枠挿入路で構成し、横枠と横枠挿入路をボルトやネジ等で締結するとともに、縦枠支持手段を縦枠挿入口と縦枠挿入路で構成し、縦枠と縦枠挿入路をボルトやネジ等で締結するようにしたから、輸送コンテナ用コーナモジュールの再使用が可能であり、経費節減につながるとともに、保管が容易になる。さらに、縦枠と横枠の長さを適宜調節することにより、輸送コンテナの容積を自在に変化させることができるから、汎用性に富んだ輸送コンテナを提供することができる。また、輸送コンテナの納入時において、バラしたまま納入できるから、輸送効率を向上させることができる。
【0054】
また、横枠挿入路とキャスタ板を一体に成形するようにしたから、生産コストを削減することができる。
【0055】
また、横枠支持手段及び縦枠支持手段に支持される横枠及び縦枠の断面形状を、31mm×31mmにしたから、市販の角パイプを使用することが可能となり、さらに汎用性に富んだ輸送コンテナを提供することができる。また、どこでも組み立てることが可能になり、輸送コンテナの納入時には、輸送コンテナ用コーナモジュールのみを納入すればよいから、輸送効率をさらに向上させることができる。
【0056】
また、縦枠挿入路の下面に受皿を配した構成にしたことにより、輸送コンテナの積み重ねが可能となり、輸送効率をさらに向上させることができる。
【0057】
また、キャスタ板の下面に第2の横枠支持手段を形成する構成にしたから、輸送コンテナの底面の強度を向上させることができ、搭載できる荷物の総重量が増えるから、輸送効率を向上させることができる。
【0058】
また、輸送コンテナは、上述の輸送コンテナ用コーナモジュールを使用して組み立てる構成にしたから、コストパフォーマンスに優れるとともに、汎用性に富んだ輸送コンテナを提供することができる。また、この輸送コンテナは、バラすことが容易であるから、保管スペースに困らず、また、バラした角部品は、メッキ処理が容易であるので、工場の美観を損なわない。
【0059】
また、輸送コンテナ用コーナモジュールを自動車内装部品を輸送する輸送コンテナに使用するようにしたから、上記効果は顕著にあらわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の輸送コンテナ用コーナモジュールの構成説明図であり、(a)上面図,(b)正面図,(c)背面図,(d)左面図,(e)右面図である。
【図2】本願発明の輸送コンテナ用コーナモジュールの他の実施形態を示す構成説明図であり、(a)上面図,(b)正面図,(c)背面図,(d)左面図,(e)右面図である。
【図3】本願発明の輸送コンテナ用コーナモジュールを使用した輸送コンテナ10の構成説明図であり、(a)正面図,(b)上面図である。
【図4】本願発明の輸送コンテナ用コーナモジュールを使用した輸送コンテナの分解図であり、(a)正面図,(b)上面図である。
【図5】従来のコーナ部分の構成を示す上面図。
【符号の説明】
1  キャスタ板
2  キャスタ
2a キャスタの取付け穴
3  縦枠支持手段
3A 縦枠挿入口
3B 縦枠挿入路
3b 縦枠挿入路の取付け穴
4  横枠支持手段
4A 横枠挿入路
4a 横枠挿入路の取付け穴
5  縦枠
6  横枠
7  受皿
8  第2の横枠支持手段
9  輸送コンテナ用コーナモジュール
10 輸送コンテナ用コーナモジュールを使用した輸送コンテナ
11 補強板
12 上枠
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、この発明は、輸送用コンテナのコーナに配されるとともに、縦枠と横枠を支持するキャスタ板によって構成される輸送コンテナ用コーナモジュールの製造方法であって、上記キャスタ板の下面にキャスタを固定する工程と、上記キャスタ板のコーナの両辺を、口の字形状に折り曲げることにより横枠挿入路を形成する工程と、上記キャスタ板のコーナに穴を貫通するよう穿設することにより縦枠挿入口を形成する工程と、上記キャスタ板の下面に四角筒を上記穴に連通させて立設することにより縦枠挿入路を形成する工程と、を含み、上記縦枠を上記縦枠挿入口を介して上記縦枠挿入路に挿入し、ボルトで締結することにより、上記縦枠を着脱自在に支持するとともに、上記横枠を上記横枠挿入路に挿入し、ボルトで締結することにより、上記縦枠を着脱自在に支持すること、を特徴とする
【0016】
また、上述の課題を解決するために、上記縦枠挿入路および上記横枠挿入路は、その開口部が31mm×31mmであること、を特徴とする
【0018】
また、上述の課題を解決するために、この発明は、上記縦枠挿入路の下面に、開口部を下面方向に有する受皿を配する工程をさらに含むこと、を特徴とする
【0020】
また、上述の課題を解決するために、この発明は、上記横枠支持手段のいずれかと対向する辺側を、口の字形状に折り曲げることにより第2の横枠挿入路を形成する工程をさらに含むこと、を特徴とする
【0022】
また、上述の課題を解決するために、この発明は、輸送コンテナ用コーナモジュールと、縦枠および横枠により構成される輸送コンテナの製造方法であって、上記輸送コンテナの底面の各コーナに上記輸送コンテナ用コーナモジュールを配し、上記縦枠を上記縦枠挿入口を介して上記縦枠挿入路に挿入し、ボルトで締結することにより、上記縦枠を着脱自在に支持する工程と、上記横枠を上記横枠挿入路に挿入し、ボルトで締結することにより、上記縦枠を着脱自在に支持する工程と、を含むこと、を特徴とする
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、この発明は、輸送用コンテナのコーナに配されるとともに、縦枠と横枠を支持する金属製のキャスタ板によって構成される輸送コンテナ用コーナモジュールの製造方法であって、上記金属製のキャスタ板の下面にキャスタを固定する工程と、上記金属製のキャスタ板のコーナの両辺を、口の字形状に折り曲げることにより横枠挿入路を形成する工程と、上記金属製のキャスタ板のコーナに穴を貫通するよう穿設することにより縦枠挿入口を形成する工程と、上記金属製のキャスタ板の下面に四角筒を上記穴に連通させて立設することにより縦枠挿入路を形成する工程と、上記横枠挿入路のいずれかと対向する辺側を、口の字形状に折り曲げることにより第2の横枠挿入路を形成する工程と、を含み、上記縦枠を上記縦枠挿入口を介して上記縦枠挿入路に挿入し、ボルトで締結することにより、上記縦枠を着脱自在に支持するとともに、上記横枠を上記横枠挿入路に挿入し、ボルトで締結することにより、上記縦枠を着脱自在に支持する、輸送コンテナ用コーナモジュールの製造方法である

Claims (9)

  1. 輸送用コンテナのコーナに配されるキャスタ板と、
    上記キャスタ板の下面に固定されてなるキャスタと、
    上記キャスタ板のコーナの両辺側に形成されるとともに、横枠を支持する横枠支持手段と、
    上記キャスタ板のコーナに形成されるとともに、縦枠を支持する縦枠支持手段とを具備すること、
    を特徴とする輸送コンテナ用コーナモジュール。
  2. 上記縦枠支持手段は、
    上記キャスタ板のコーナに穿設されてなるとともに、上記縦枠の断面と同形状を有してなる縦枠挿入口と、
    上記キャスタ板の下面であって、上記縦枠挿入口と連通するように形成されてなるとともに、上記縦枠の断面と同形状を有してなる縦枠挿入路とから構成されており、
    上記縦枠支持手段は、
    上記縦枠を上記縦枠挿入口を介して上記縦枠挿入路に挿入し、ボルト等で固定することにより、上記縦枠を着脱自在に支持すること、
    を特徴とする請求項1に記載の輸送コンテナ用コーナモジュール。
  3. 上記横枠支持手段は、
    上記キャスタ板のコーナの両辺側に形成されるとともに、上記横枠の断面と同形状を有してなる横枠挿入路で構成されており、
    上記横枠支持手段は、
    上記横枠を上記横枠挿入路に挿入し、ボルト等で固定することにより、上記横枠を着脱自在に支持すること、
    を特徴とする請求項1乃至2記載の輸送コンテナ用コーナモジュール。
  4. 上記横枠挿入路は、
    上記キャスタ板のコーナの両辺側を、口の字形状に折り曲げて形成されること、
    を特徴とする請求項3に記載の輸送コンテナ用コーナモジュール。
  5. 上記縦枠支持手段及び上記横枠支持手段に支持される上記縦枠及び上記横枠は、
    断面が31mm×31mmである角パイプであること、
    を特徴とする請求項1乃至4に記載の輸送コンテナ用コーナモジュール。
  6. 上記縦枠挿入路の下面に、開口部を下面方向に有する受皿を配すること、
    を特徴とする請求項2乃至5に記載の輸送コンテナ用コーナモジュール。
  7. 上記キャスタ板の下面には、上記横枠支持手段に追加して、上記横枠支持手段と同一構成を有する第2の横枠支持手段が形成されていること、
    を特徴とする請求項1乃至6に記載の輸送コンテナ用コーナモジュール。
  8. 輸送コンテナの底面のコーナに配される上記請求項1乃至7に記載の輸送コンテナ用コーナモジュールと、
    上記輸送コンテナ用コーナモジュールの上記横枠支持手段によって支持されるとともに、上記輸送コンテナの底面を形成する上記横枠と、
    上記輸送コンテナ用コーナモジュールの上記縦枠支持手段によって支持されるとともに、上記輸送コンテナの側面を形成する上記縦枠とを具備すること、
    を特徴とする輸送コンテナ。
  9. 上記輸送コンテナは、
    自動車内装部品を輸送するコンテナとして使用されること、
    を特徴とする請求項8記載の輸送コンテナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101203620B1 (ko) 2012-07-03 2012-11-21 주식회사 삼덕티엘에스 초정밀설비 셋업용 슬라이딩식 위치조절장치
CN104493798A (zh) * 2014-12-27 2015-04-08 普克科技(苏州)股份有限公司 工具柜通用底板

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