JP2004042871A - 発光ダイオードを用いた自転車用前照灯 - Google Patents

Abstract

【目的】小さな発電で高効率な灯火の自転車前照灯
【構成】車輪の中に磁石４を置き自転車の走行中、発電コイル３で発電をする。発電された電力を二次電池２で蓄え、消費電力の小さい発光ダイオード１で自転車の前照灯とする。昼夜の明暗を明暗センサ５で感知し、昼間自転車の走行中は充電され、夜間走行中灯火する。その制御をコンピューター又は制御器６で制御する。
【選択図】　図１

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は発光ダイオードを用いて自転車の前照灯とする照明装置の技術分野に属するものである。
【０００２】
【従来の技術】
白熱灯ランプは発光ダイオードに比べ消費電力が大きく、又、発電機がタイヤに接触して発電している為、自転車の走行中ペダルを踏むのに非常に重く感じられる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は自転車の走行中、ペダルを踏むのに軽く感じるためには、発電方法と制御方法が課題となる。
【０００４】
【課題を解決する為の手段】
本発明は上記課題を解決する為図１の如く構成する。発電方法として車輪（７）に取付けた磁石（４）と発電コイル（３）を無接触にして発電した為、走行中労力を感じることなく常に発電し、整流器Ｄ１〜Ｄ４を経て二次電池（２）に充電される。
【０００５】
次の課題として制御方法にワンチップマイコン（６）を使用する。図２の如くワンチップマイコン（６）は二次電池（２）より電源供給を受け、入力側に自転車の走行を感知する入力（ＩＮ１）、明暗センサ（５）を検知する入力（ＩＮ２）を入力ポートとして接続し、出力側の（ＯＵＴ１）に前照灯の発光ダイオード（１）を、（ＯＵＴ２）に明暗センサ（５）用の電源を接続する。
【０００６】
ワンチップマイコン（６）は自転車の停車中は図３の示す様に常にスリープ状態になっている。ワンチップマイコン（６）のスリープ状態は、消費電力が零に等しく、従って二次電池（２）の消費はほとんどない。自転車の走行で発電コイル（３）に電圧が発生すると、その信号はダイオードＤ５を通じて走行感知信号がワンチップマイコン（ＩＮ１）に入り、スリープ状態からウェークアップする。ウェークアップしたマイコンは明暗センサ（５）に電力を（ＯＵＴ２）から供給する。明暗センサ（５）は周囲の照度に応じて電圧を発生させマイコンに入力する（ＩＮ２）。周囲が暗いと発光ダイオード（１）を点灯する。周囲が明るいと発光ダイオード（１）を消灯してスリープ状態に入り電力の消費を抑える。
【０００７】
【作用】
以上説明したように本発明は人為的な操作によらず、走行中は無接触発電で二次電池（２）に充電し停車中は二次電池（２）の放電を抑える、そして夜間、自転車の無灯火運転を防ぎ、安全走行の確保ができる省エネ前照灯である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の構成図
【図２】本発明の電気回路図
【図３】本発明のワンチップマイコンのフローチャート
【符号の説明】
１　発光ダイオード
２　二次電池
３　発電コイル
４　磁石
５　明暗センサ
６　ワンチップマイコン
７　車輪

Claims (1)

1. 車輪（７）の中に磁石（４）を置き自転車の走行中、発電コイル（３）で発電をする。発電された電力を二次電池（２）で蓄え、消費電力の小さい発光ダイオード（１）で自転車の前照灯とする。昼夜の明暗を明暗センサ（５）で感知し、昼間自転車の走行中は充電され、夜間走行中のみ点灯する。その制御をワンチップマイコン（６）で制御する。停車中はワンチップマイコン（６）をスリープ状態にして二次電池の消費を抑えることを特徴とする。

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