JP2004042814A - 自動二輪車用フートレスト - Google Patents
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Abstract
【課題】フートレストを支持する部分が大型化するのを防ぎながら、乗員の足に振動や衝撃が伝わるのを確実に防ぐことができるようにする。
【解決手段】フートレスト本体26とブラケット22との間に介装するゴム31を円筒状に形成する。前記ゴム31の内周部を前記フートレスト本体26側に固着するとともに、外周部を前記ブラケット22側に固着する。このゴム31は、フートレスト本体26に乗員の体重が加えられたときに内周部と外周部とに軸線方向に荷重が加えられるように構成されている。
【選択図】 図5
【解決手段】フートレスト本体26とブラケット22との間に介装するゴム31を円筒状に形成する。前記ゴム31の内周部を前記フートレスト本体26側に固着するとともに、外周部を前記ブラケット22側に固着する。このゴム31は、フートレスト本体26に乗員の体重が加えられたときに内周部と外周部とに軸線方向に荷重が加えられるように構成されている。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体にゴムを介して弾性支持された自動二輪車用フートレストに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動二輪車用のフートレストとしては、エンジンや車輪の振動が乗員の足に伝達されるのを防いで乗り心地を向上させるために、フートレストの支持系の途中にゴムが介装されたものがある。この種のフートレストとしては、例えば特開平5−50967号公報に開示されている。この公報に示されたフートレストは、乗員の足を載せるためのフートレスト本体と、このフートレスト本体を車体フレームに取付けるためのブラケットとによって構成されており、このブラケットと車体フレームとの間に前記ゴムが介装されている。
【0003】
前記ブラケットは、車体後側の端部にフートレスト本体が固定されるとともに、車体前側の端部の二箇所が車体フレームに取付けられている。これらの二箇所の取付部分のうち、上側に位置する取付部分は、ブラケットを車体フレームに上下方向に回動できるように枢支する構造が採られ、下側に位置する取付部分は、ブラケットをゴムによって弾性支持する構造が採られている。
【0004】
前記ゴムは、円筒状に形成されて内周部と外周部とに金属製の内筒と外筒が固着されており、軸線方向が車幅方向と平行になる状態で装着されている。詳述すると、このゴムの内周部に固着された内筒がボルトによって車体フレームに固定され、ゴムの外周部に固着された外筒が前記ブラケットの円形穴に嵌着されている。すなわち、このゴムが径方向に弾性変形することによって、ブラケットが上側の取付部分を中心にしてゴムの弾性変形分だけ上下方向に揺動する。
【0005】
このように構成された従来の自動二輪車用フートレストにおいては、車体フレームを介して前記ブラケットに伝達されるエンジンや車輪の振動を前記ゴムが弾性変形することによって減衰させることができる。
従来の自動二輪車用フートレストとしては、上述したようにゴムが車体フレームとフートレスト用ブラケットとの間に介装されるものの他に、フートレスト用ブラケットとフートレスト本体との間に介装されたものもあった。このようにブラケットとフートレスト本体との間にゴムを介装する場合であっても、円筒状のゴムが径方向に弾性変形する構造が採られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように構成された従来の自動二輪車用フートレストにおいては、エンジンの振動などの相対的に小さい振動が乗員の足に伝わるのを防ぐことはできるが、例えば車輪が路面上の突起を乗り越えたりしたときに生じる衝撃は、乗員の足に伝わるのを防ぐことはできなかった。これは、円筒状を呈するゴムに径方向に荷重が加えられることが原因であると考えられる。
【0007】
すなわち、前記ゴムに部分的に荷重が加えられることになり、この一部が前記衝撃によって弾性変形するようになるから、衝撃の一部しか緩和することができないからである。このような不具合は、ゴムを厚みが厚くなるように大きく形成することによってある程度は解消することができる。しかし、このように構成すると、フートレストを支持する部分が大型化してしまう。
【0008】
本発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、フートレストを支持する部分が大型化するのを防ぎながら、乗員の足に振動や衝撃が伝わるのを確実に防ぐことができる自動二輪車用フートレストを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明に係る自動二輪車用フートレストは、フートレスト本体とブラケットとの間に介装するゴムを円筒状に形成してその内周部と外周部のうち一方を前記フートレスト本体側に固着するとともに他方を前記ブラケット側に固着し、このゴムは、前記フートレスト本体に乗員の体重が加えられたときに内周部と外周部とに軸線方向に荷重が加えられるように構成されているものである。
本発明によれば、ゴムに加えられる荷重は内周部と外周部との間で伝達され、ゴムの全域が弾性変形する。
【0010】
請求項2に記載した発明に係る自動二輪車用フートレストは、請求項1に記載した発明に係る自動二輪車用フートレスにおいて、ゴムを車体の前後方向に間隔をおいて複数設け、これらのゴムは、車体内側と車体外側とに振り分けられるように配設され、車体外側より車体内側に多く設けられているものである。
【0011】
この発明によれば、前記ゴムをフートレスト本体とブラケットとに取付けるための固定用ボルトは、車体外側より車体内側に多く設けられるから、車体を左右方向に傾斜させたときに相対的に路面に近くなる車体外側の固定用ボルトが少なくなる。
【0012】
請求項3に記載した発明に係る自動二輪車用フートレストは、請求項2に記載した発明に係る自動二輪車用フートレストにおいて、ゴムの外周部をブラケット側の支持板に固着するとともに、前記支持板の上面と対向するフートレスト本体側の連結用プレートに前記ゴムの内周部を固着し、この連結用プレートと前記支持板との間にゴム製のシートを介装し、この連結用プレートは、フートレスト本体に乗員の体重が加えられることにより車体外側に位置するゴムの近傍を支点として車体外側が下がる方向にモーメントが作用する構成が採られているものである。
【0013】
この発明によれば、フートレスト本体に乗員の体重が加えられたときにゴムに加えられる負荷は、前記支点の近傍に位置する車体外側のゴムより車体内側に位置するゴムの方が大きくなる。ゴムの数は、車体内側の方が車体外側より多いから、相対的に大きな負荷を複数のゴムに分散させることができるようになり、フートレスト本体から加えられる乗員の体重を確実に受けることができる。また、過大な荷重がフートレスト本体から加えられたときには、連結用プレートと支持板との間に介装されたゴム製のシートが圧縮され、連結用プレートと支持板とが互いに直接接触するのを防ぐことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る自動二輪車用フートレストの一実施の形態を図1ないし図14によって詳細に説明する。
図1は本発明に係るフートレストを装備した自動二輪車の側面図、図2は同じく正面図、図3は本発明に係るフートレストの平面図、図4は同じく側面図である。図5は図3におけるV−V線断面図、図6は図3におけるVI−VI線断面図、図7は図3におけるVII−VII線断面図、図8は図3におけるVIII−VIII線断面図、図9はゴムユニットの断面図、図10はブラケットを示す図で、同図(a)は平面図、同図(b)は正面図、同図(c)は車体内側から見た状態を示す側面図である。図11は上側連結用プレートを示す図で、同図(a)は平面図、同図(b)は正面図、同図(c)は車体外側から見た状態を示す側面図である。図12は下側連結用プレートを示す図で、同図(a)は底面図、同図(b)は側面図である。図13は上側ゴムシートの平面図、図14は下側ゴムシートの平面図である。
【0015】
これらの図において、符号1で示すものは、この実施の形態によるフートレスト2を装備した自動二輪車である。この自動二輪車1は、いわゆるアメリカンタイプのもので、シート3に着座した乗員が足を前方へ伸ばすようにして乗車できるように、フートレスト2がエンジン4の前部の側方に配設されている。5はこの自動二輪車1の車体フレーム、6は前輪、7はフロントフォーク、8は操向ハンドル、9は燃料タンク、10は後輪をそれぞれ示す。
【0016】
前記車体フレーム5は、ヘッドパイプ11から車体の後方へ延びるメインパイプ12と、ヘッドパイプ11からエンジン4の前方で後下がりに延びてエンジン4の下方を通って後方に延びる左右一対のダウンチューブ13と、これらの両フレーム部材の後端部どうしを接続するリヤアームブラケット14などによって構成されている。
【0017】
前記フートレスト2は、図3〜図6に示すように、前記ダウンチューブ13に固定用ボルト21(図1参照)によって固定されたブラケット22と、このブラケット22に後述するゴムユニット23(例えば図5参照)および上下の連結用プレート24,25を介して支持されたフートレスト本体26と、このフートレスト本体26の上に設けた足載せ板27などから構成されている。
【0018】
前記ブラケット22は、図2および図10に示すように、鋼板に曲げ加工を施すことによって形成された基部22aの先端部分22bに支持板28を溶接することによって形成されており、この支持板28が車体外側に位置するように基部22aの基端部分22cが前記ダウンチューブ13に取付けられている。この実施の形態では、このブラケット22は、前記支持板28が後下がりに傾斜するようにダウンチューブ13に取付けられている。
【0019】
前記支持板28は、図10(a)に示すように、3個のゴムユニット23が車体の前後方向(同図においては上下方向)に間隔をおいて設けられている。この実施の形態では、3個のゴムユニット23のうち中央のゴムユニット23が他の二つのゴムユニット23,23より車体外側に位置付けられている。
ゴムユニット23は、図5,6および図9に示すように、円筒状を呈するように形成されたゴム31と、このゴム31の内周部と外周部とに固着された金属製の内筒32と外筒33とによって構成されている。請求項1および請求項2に記載されたゴムは、前記ゴムユニット23のゴム31によって構成されている。
【0020】
前記ゴム31は、成形時に外筒33と内筒32との間に充填し固化させたものであり、外径より軸線方向の長さが短くなるように形成されている。前記内筒32は、軸線方向の長さが前記支持板28の厚みより長くなるように形成され、前記外筒33は、軸線方向の長さが前記支持板28の厚みと略等しくなるように形成されている。
【0021】
このように形成された3個のゴムユニット23は、それぞれ支持板28の丸穴28aに外筒33が圧入されて支持板28に固定されている。すなわち、円筒状を呈するゴム31は、支持板28の上面と直交する方向に軸線が延びる状態で支持板28と外筒33とによって保持されている。また、各ゴムユニット23は、内筒32が前記支持板28から上方と下方にそれぞれ突出するように取付けられている。
【0022】
前記内筒32は、図4〜図6に示すように、中空部に第1〜第3の固定用ボルト34〜36が挿通され、これらの固定用ボルト34〜36によって、上端と下端とに上側連結用プレート24と下側連結用プレート25とが固定されている。言い換えれば、前記内筒32は、これらの上下の連結用プレート24,25によって挟持されている。
【0023】
前記上側連結用プレート24は、図11(a)に示すように、平面形状が前記支持板28と同等の形状になるように形成され、前後方向{図11(a)においては上下方向}の両端部に後述するフートレスト本体26を連結するための軸受板37が設けられている。また、この上側連結用プレート24は、前記3個のゴムユニット23のうち最前部と最後部に位置するゴムユニット23,23と対応する位置に第1の固定用ボルト34と第3の固定用ボルト36がそれぞれ下方へ突出する状態で溶接されている。さらに、上側連結用プレート24における中央のゴムユニット23と対応する部位には、第2の固定用ボルト35を挿通するための透孔38が穿設されている。なお、第2の固定用ボルト35は、前記第1および第3の固定用ボルト34,36で上側連結用プレート24を支持板28に取付けた状態で透孔38に上方から挿入される。
【0024】
前記下側連結用プレート25は、図12に示すように、前記3個のゴムユニット23のうち中央のゴムユニット23と対応する部位にナット39が溶接され、他の二つのゴムユニット23と対応する部位に第1および第3の固定用ボルト34,36を挿通させるための透孔40,41が穿設されている。
これらの上側連結用プレート24と下側連結用プレート25は、図5および図6に示すように、前記支持板28との間に上側ゴムシート42と下側ゴムシート43とを挟んだ状態でゴムユニット23に取付けられている。
【0025】
前記上側ゴムシート42と下側ゴムシート43は、図13および図14に示すように、前記上側連結用プレート24、下側連結用プレート25と平面形状が略等しくなるように形成され、ゴムユニット23の内筒32を通すための透孔42a,43aが穿設されている。また、上側ゴムシート42は、前記支持板28から上方に突出する前記内筒32の突出寸法と厚みが略等しくなるように形成され、下側ゴムシート43は、前記支持板28から下方へ突出する前記内筒32の突出寸法より厚みが薄くなるように形成されている。このため、下側ゴムシート43と前記支持板28との間には隙間が形成されている。
【0026】
前記フートレスト本体26は、図3〜図8に示すように、足載せ板27を支持する板状部44と下面の二つのリブ45,45とが一体に形成され、これらのリブ45,45を貫通する連結軸46によって前記上側連結用プレート24に揺動自在に取付けられている。前記板状部44は、図3に示すように、乗員の足を載せ易いように前後方向に長い長方形状を呈するように形成され、前記ブラケット22の先端部から車体の前後方向の両方と側方とに突出している。
【0027】
前記二つのリブ45,45は、フートレスト本体26の車体内側の端部で前後方向に間隔をおいて並ぶとともに、前記上側連結用プレート24の両端の軸受板37の内側に挿入できるように形成されている。これらのリブ45,45は、フートレスト本体26の位置を決めるためのストッパーを兼ねており、前記上側連結用プレート24の上面に当接してフートレスト本体26がそれ以上傾くのを規制する位置決め面45aが下端部に形成されている。
【0028】
前記連結軸46は、図4に示すように、前記二つの軸受板37の間に二つのリブ45,45を挿入した状態でこれらを貫通しており、一端に形成れた頭部46aと他端部に装着されたサークリップ46bとによって外れることがないように保持されている。この実施の形態による連結軸46は、図5に示すように、前記3個のゴムユニット23のうち車体外側に位置するゴムユニット23の上方であって僅かに車体内側に位置付けられており、前記リブ45と軸受板37とにそれぞれ回動自在に嵌挿されている。
【0029】
また、この連結軸46における二つのリブ45,45の間の部位には、フートレスト本体26をその車体外側の端部が下方へ向かうように付勢するトーションばね47が装着されている。
フートレスト本体26の車体外側の後部には、図3および図8に示すように、保護部材48が取付けられている。この保護部材48は、車体を大きく傾斜させたときに最初に接地する部位に設けられており、フートレスト本体26の代わりに路面に接触させるものである。
【0030】
前記足載せ板27は、板状に成形されたゴム51の内部に金属製の補強板52が埋設された構造が採られ、三箇所に設けられた脚部53〜55によってフートレスト本体26に外れることがないように保持されている。また、図7に示すように、足載せ板27の下面には、フートレスト本体26の上面に当接する荷重受け27aが一体に形成されている。前記三箇所の脚部53〜55は、前後方向の両端部と、前後方向の中央部であって車体外側の端部とに配設されている。
【0031】
これらの脚部53〜55のうち、車体前側の端部に設けられた脚部53は、図7に示すように、前記補強板52に下方へ突出するように溶接されてフートレスト本体26を上下方向に貫通する取付用ボルト53aと、このボルト53aの下端部に固着されたダンパーゴム53bとによって構成されている。このダンパーゴム53bは、有底円筒状を呈するように形成され、底部が前記ボルト53aに固着された状態で開口側端部がフートレスト本体26の円形穴26aに嵌合されている。他の二箇所の脚部54,55は、図5に示すように、フートレスト本体26を上下方向に貫通する円筒56が設けられ、この円筒56に設けられたフランジ56aがフートレスト本体26に下方から係合する構造が採られている。
【0032】
上述したように構成されたフートレスト2においては、足載せ板27に乗員が足を載せることにより、乗員の体重が足載せ板27からフートレスト本体26と連結軸46および上下の連結用プレート24,25とを介してゴムユニット23の内筒32に加えられ、この内筒32からゴム31および外筒33を介してブラケット22に伝達される。すなわち、前記ゴムユニット23のゴム31は、内周部と外周部とに軸線方向に荷重が加えられる。
【0033】
一方、このフートレスト2のブラケット22は、車体フレーム5に剛直に取付けられているために、エンジン4や車輪の振動や、車輪が路面の凹凸を乗り越えたりしたときに生じる衝撃などが伝達される。しかし、フートレスト本体26は、ブラケット22との間に介装された前記ゴム31が振動を減衰させるとともに衝撃を緩和するために、ブラケット22に較べると伝達される振動や衝撃が低減する。このとき、前記ゴム31は、振動や衝撃が外周部から内周部に伝達されるから、形成された範囲の全域で弾性変形するようになる。
【0034】
したがって、前記ゴム31は、その一部分が弾性変形する従来のフートレストのものに較べて変形する部分が多くなるから、外径を大きく形成することなく、振動や衝撃をより多く減衰させることができる。この結果、この実施の形態によるフートレスト2においては、乗員の足に伝達される前記振動や衝撃を著しく低減することができる。
【0035】
この実施の形態では、ゴムユニット23のゴム31が弾性変形することによって、上側連結用プレート24と下側連結用プレート25とが支持板28に対して上下方向に変位したり左右または前後方向に傾斜したりする。このときには、両連結用プレート24,25と支持板28との間に挟まれている上側ゴムシート42と下側ゴムシート43にも荷重が伝達されるようになるから、これらのゴムシート42,43によっても前記振動や衝撃を減衰させることができる。また、このことにより、フートレスト本体26から過大な荷重が上側連結用プレート24に加えられたときに、上側連結用プレート24と支持板28とが互いに直接接触するのを上側ゴムシート42によって防ぐことができるという利点もある。
【0036】
また、このフートレスト2のゴムユニット23は、車体の前後方向に間隔をおいて三箇所に設けられ、中央部のゴムユニット23が他の二つのゴムユニット23より車体外側に配設されているから、フートレスト本体26とブラケット22との接続部は、車体内側にゴム31が相対的に多く設けられているために車体内側が相対的に強固になるように構成される。
【0037】
このため、足載せ用のスペースを広くとるためにフートレスト本体26をブラケット22より車体の外側に大きく突出させているにもかかわらず、フートレスト本体26を強固に支持することができる。詳述すると、フートレスト本体26を支持する部分には、乗員の体重がフートレスト本体26に加えられることにより図5および図6において時計方向へ回るようなモーメントが上部連結用プレート24の外端部(中央のゴムユニット23の近傍)を支点にして生じ、3個のゴムユニット23のゴム31に応力が生じる。
【0038】
このとき、3個のゴムユニット23の負荷は、前記支点に近い車体外側のものより、支点から遠くなる車体内側のものの方が大きくなる。すなわち、この相対的に大きくなる負荷を2個のゴムユニットに分散させているから、上述したように車体外側に大きく突出するフートレスト本体26を3個のゴムユニット23によって確実に弾性支持することができる。
【0039】
さらに、3個のゴムユニット23をこの実施の形態で示したように配設することによって、車体のバンク角を可及的大きくすることができる。車体のバンク角を図2中にαで示す。図2において、L1は直進時の路面を示し、L2は左バンク時の路面を示す。この実施の形態によるフートレスト2は、図1,2および図4に示すように、乗員が足を載せ易いように後下がりに傾斜されており、車体外側でしかも車体後側の部位が最も路面L1,L2に近くなる。
【0040】
フートレスト本体26は、連結軸46を中心にして揺動できるため、車体は、フートレスト本体26が接触している状態でもさらに傾斜するようなことがある。このように車体の傾斜する角度が大きくなったときには、ブラケット22の先端部から下方に突出している部材が路面に接触する。このときに接触する部材としては、この実施の形態では、第2の固定用ボルトに螺着したナット39や第3の固定用ボルト36に螺着したナット57である。すなわち、3個のゴムユニット23のうち最も後側に位置するゴムユニット23が相対的に車体内側に配設されているから、前記ナット57は、最も後で下方に突出しているにもかかわらず、前側に位置するナット39と同様に路面L2から離れるようになる。このため、バンク角を大きくすることができる。
【0041】
加えて、この実施の形態によるフートレスト2は、ブラケット22にゴムユニット23を介してフートレスト本体26が接続されており、車体フレーム5に組付ける以前に一つの組立体として形成することができる。このため、ゴムユニット23による防振性能などを検査する作業を車体フレーム5に組付ける以前に行うことができるから、この作業をし易い環境で円滑に行うことができる。
【0042】
(第2の実施の形態)
フートレスト本体をより一層強固に支持できるようにするためには、図15および図16に示すように、下側連結用プレート25の代わりに補強用プレートを設けることができる。
図15は補強用プレートを設けた他の実施の形態を示す図で、同図は補強用プレートとダンパーゴムの一部を破断した状態で描いてある。図16は補強用プレートを示す図で、同図(a)は正面図、同図(b)は平面図である。これらの図において、前記図1〜図14によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
【0043】
図15および図16に示すブラケット22は、先端部に支持板28が設けられるととともに、車幅方向の中央部に受圧板61が設けられている。また、3個のゴムユニット23のうち車体外側に位置するゴムユニット23は、内筒32にナット62が直接当接されており、車体内側に位置する二つのゴムユニット23は、補強用プレート63がナット64によって取付けられている。
【0044】
この補強用プレート63は、支持板28の下方から前記受圧板61の下方へ延びるように形成されるとともに、前記受圧板61と平行な押圧面63aが形成されており、受圧板61と対向する部位にダンパーゴム65が装着されている。
このダンパーゴム65は、車体の前後方向に間隔をおいて2個設けられており、それぞれ受圧板61に接触している。補強用プレート63におけるダンパーゴム65を装着する穴を図16中に符号63bで示す。
【0045】
このように構成されたフートレスト2においては、乗員の体重の一部をブラケット22の受圧板61で受けることができるから、より一層強固にフートレスト本体26を支持することができる。この支持系に介装されたダンパーゴム65によっても振動や衝撃が乗員の足に伝達されるのを低減することができる。
【0046】
(第3の実施の形態)
第2の固定用ボルトは図17および図18に示すように下側連結用プレートに設けることができる。
図17は他の実施の形態を示す断面図、図18は他の実施の形態による下側連結用プレートを示す図で、同図(a)は正面図、同図(b)は平面図、同図(c)は車体外側から見た状態を示す側面図である。これらの図において、前記図1〜図14によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
【0047】
図17および図18に示す第2の固定用ボルト35は、下側連結用プレート25に頭部35aが溶接され、下側連結用プレート25を貫通して上方に突出され、上端部にナット71が螺着されている。前記頭部35aは、ナット57に較べて軸線方向の寸法が短くなるように形成されている。
【0048】
この構成を採ることにより、ブラケット22の最も車体外側となる部位での高さが高くなるから、車体のバンク角を大きくとることができる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ゴムに加えられる荷重は内周部と外周部との間で伝達され、ゴムの全域が弾性変形するから、従来のフートレストに較べると、ゴムの径を大きく形成することなく、振動・衝撃を減衰させ易くなる。したがって、フートレストを支持する部分が大型化するのを防ぎながら、乗員の足に振動や衝撃が伝わるのを確実に防ぐことができる自動二輪車用フートレストを提供することができる。
【0050】
請求項2記載の発明によれば、ゴムをフートレスト本体とブラケットとに取付けるための固定用ボルトは、車体外側より車体内側に多く設けられるから、車体を左右方向に傾斜させたときに相対的に路面に近くなる車体外側の固定用ボルトが少なくなる。
このため、車体のバンク角を大きくとることができる。
【0051】
請求項3記載の発明によれば、フートレスト本体に乗員の体重が加えられたときにゴムに加えられる負荷は、車体外側のゴムより車体内側に位置するゴムの方が大きくなる。ゴムの数は、車体内側の方が車体外側より多いから、相対的に大きな負荷を複数のゴムに分散させることができるようになり、フートレスト本体から加えられる乗員の体重を確実に受けることができる。また、過大な荷重がフートレスト本体から加えられたときには、連結用プレートと支持板との間に介装されたゴム製のシートが圧縮され、連結用プレートと支持板とが互いに直接接触するのを防ぐことができる。
【0052】
このため、フートレスト本体を強固に支持させながら、フートレスト本体をゴムより車体の外側に突出するように形成して足載せ用のスペースを広くとることができる。このため、振動や衝撃が伝わり難いばかりか足を載せ易い自動二輪車用フートレストを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフートレストを装備した自動二輪車の側面図である。
【図2】本発明に係るフートレストを装備した自動二輪車の正面図である。
【図3】本発明に係るフートレストの平面図である。
【図4】本発明に係るフートレストの側面図である。
【図5】図3におけるV−V線断面図である。
【図6】図3におけるVI−VI線断面図である。
【図7】図3におけるVII−VII線断面図である。
【図8】図3におけるVIII−VIII線断面図である。
【図9】ゴムユニットの断面図である。
【図10】ブラケットを示す図である。
【図11】上側連結用プレートを示す図である。
【図12】下側連結用プレートを示す図である。
【図13】上側ゴムシートの平面図である。
【図14】下側ゴムシートの平面図である。
【図15】補強用プレートを設けた他の実施の形態を示す図である。
【図16】補強用プレートを示す図である。
【図17】他の実施の形態を示す断面図である。
【図18】他の実施の形態による下側連結用プレートを示す図である。
【符号の説明】
2…フートレスト、5…車体フレーム、22…ブラケット、23…ゴムユニット、24…上側連結用プレート、25…下側連結用プレート、26…フートレスト本体、27…足載せ板、28…支持板、31…ゴム、32…内筒、33…外筒、34〜36…第1〜第3の固定用ボルト、42…上側ゴムシート、43…下側ゴムシート、46…連結軸。
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体にゴムを介して弾性支持された自動二輪車用フートレストに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動二輪車用のフートレストとしては、エンジンや車輪の振動が乗員の足に伝達されるのを防いで乗り心地を向上させるために、フートレストの支持系の途中にゴムが介装されたものがある。この種のフートレストとしては、例えば特開平5−50967号公報に開示されている。この公報に示されたフートレストは、乗員の足を載せるためのフートレスト本体と、このフートレスト本体を車体フレームに取付けるためのブラケットとによって構成されており、このブラケットと車体フレームとの間に前記ゴムが介装されている。
【0003】
前記ブラケットは、車体後側の端部にフートレスト本体が固定されるとともに、車体前側の端部の二箇所が車体フレームに取付けられている。これらの二箇所の取付部分のうち、上側に位置する取付部分は、ブラケットを車体フレームに上下方向に回動できるように枢支する構造が採られ、下側に位置する取付部分は、ブラケットをゴムによって弾性支持する構造が採られている。
【0004】
前記ゴムは、円筒状に形成されて内周部と外周部とに金属製の内筒と外筒が固着されており、軸線方向が車幅方向と平行になる状態で装着されている。詳述すると、このゴムの内周部に固着された内筒がボルトによって車体フレームに固定され、ゴムの外周部に固着された外筒が前記ブラケットの円形穴に嵌着されている。すなわち、このゴムが径方向に弾性変形することによって、ブラケットが上側の取付部分を中心にしてゴムの弾性変形分だけ上下方向に揺動する。
【0005】
このように構成された従来の自動二輪車用フートレストにおいては、車体フレームを介して前記ブラケットに伝達されるエンジンや車輪の振動を前記ゴムが弾性変形することによって減衰させることができる。
従来の自動二輪車用フートレストとしては、上述したようにゴムが車体フレームとフートレスト用ブラケットとの間に介装されるものの他に、フートレスト用ブラケットとフートレスト本体との間に介装されたものもあった。このようにブラケットとフートレスト本体との間にゴムを介装する場合であっても、円筒状のゴムが径方向に弾性変形する構造が採られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように構成された従来の自動二輪車用フートレストにおいては、エンジンの振動などの相対的に小さい振動が乗員の足に伝わるのを防ぐことはできるが、例えば車輪が路面上の突起を乗り越えたりしたときに生じる衝撃は、乗員の足に伝わるのを防ぐことはできなかった。これは、円筒状を呈するゴムに径方向に荷重が加えられることが原因であると考えられる。
【0007】
すなわち、前記ゴムに部分的に荷重が加えられることになり、この一部が前記衝撃によって弾性変形するようになるから、衝撃の一部しか緩和することができないからである。このような不具合は、ゴムを厚みが厚くなるように大きく形成することによってある程度は解消することができる。しかし、このように構成すると、フートレストを支持する部分が大型化してしまう。
【0008】
本発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、フートレストを支持する部分が大型化するのを防ぎながら、乗員の足に振動や衝撃が伝わるのを確実に防ぐことができる自動二輪車用フートレストを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明に係る自動二輪車用フートレストは、フートレスト本体とブラケットとの間に介装するゴムを円筒状に形成してその内周部と外周部のうち一方を前記フートレスト本体側に固着するとともに他方を前記ブラケット側に固着し、このゴムは、前記フートレスト本体に乗員の体重が加えられたときに内周部と外周部とに軸線方向に荷重が加えられるように構成されているものである。
本発明によれば、ゴムに加えられる荷重は内周部と外周部との間で伝達され、ゴムの全域が弾性変形する。
【0010】
請求項2に記載した発明に係る自動二輪車用フートレストは、請求項1に記載した発明に係る自動二輪車用フートレスにおいて、ゴムを車体の前後方向に間隔をおいて複数設け、これらのゴムは、車体内側と車体外側とに振り分けられるように配設され、車体外側より車体内側に多く設けられているものである。
【0011】
この発明によれば、前記ゴムをフートレスト本体とブラケットとに取付けるための固定用ボルトは、車体外側より車体内側に多く設けられるから、車体を左右方向に傾斜させたときに相対的に路面に近くなる車体外側の固定用ボルトが少なくなる。
【0012】
請求項3に記載した発明に係る自動二輪車用フートレストは、請求項2に記載した発明に係る自動二輪車用フートレストにおいて、ゴムの外周部をブラケット側の支持板に固着するとともに、前記支持板の上面と対向するフートレスト本体側の連結用プレートに前記ゴムの内周部を固着し、この連結用プレートと前記支持板との間にゴム製のシートを介装し、この連結用プレートは、フートレスト本体に乗員の体重が加えられることにより車体外側に位置するゴムの近傍を支点として車体外側が下がる方向にモーメントが作用する構成が採られているものである。
【0013】
この発明によれば、フートレスト本体に乗員の体重が加えられたときにゴムに加えられる負荷は、前記支点の近傍に位置する車体外側のゴムより車体内側に位置するゴムの方が大きくなる。ゴムの数は、車体内側の方が車体外側より多いから、相対的に大きな負荷を複数のゴムに分散させることができるようになり、フートレスト本体から加えられる乗員の体重を確実に受けることができる。また、過大な荷重がフートレスト本体から加えられたときには、連結用プレートと支持板との間に介装されたゴム製のシートが圧縮され、連結用プレートと支持板とが互いに直接接触するのを防ぐことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る自動二輪車用フートレストの一実施の形態を図1ないし図14によって詳細に説明する。
図1は本発明に係るフートレストを装備した自動二輪車の側面図、図2は同じく正面図、図3は本発明に係るフートレストの平面図、図4は同じく側面図である。図5は図3におけるV−V線断面図、図6は図3におけるVI−VI線断面図、図7は図3におけるVII−VII線断面図、図8は図3におけるVIII−VIII線断面図、図9はゴムユニットの断面図、図10はブラケットを示す図で、同図(a)は平面図、同図(b)は正面図、同図(c)は車体内側から見た状態を示す側面図である。図11は上側連結用プレートを示す図で、同図(a)は平面図、同図(b)は正面図、同図(c)は車体外側から見た状態を示す側面図である。図12は下側連結用プレートを示す図で、同図(a)は底面図、同図(b)は側面図である。図13は上側ゴムシートの平面図、図14は下側ゴムシートの平面図である。
【0015】
これらの図において、符号1で示すものは、この実施の形態によるフートレスト2を装備した自動二輪車である。この自動二輪車1は、いわゆるアメリカンタイプのもので、シート3に着座した乗員が足を前方へ伸ばすようにして乗車できるように、フートレスト2がエンジン4の前部の側方に配設されている。5はこの自動二輪車1の車体フレーム、6は前輪、7はフロントフォーク、8は操向ハンドル、9は燃料タンク、10は後輪をそれぞれ示す。
【0016】
前記車体フレーム5は、ヘッドパイプ11から車体の後方へ延びるメインパイプ12と、ヘッドパイプ11からエンジン4の前方で後下がりに延びてエンジン4の下方を通って後方に延びる左右一対のダウンチューブ13と、これらの両フレーム部材の後端部どうしを接続するリヤアームブラケット14などによって構成されている。
【0017】
前記フートレスト2は、図3〜図6に示すように、前記ダウンチューブ13に固定用ボルト21(図1参照)によって固定されたブラケット22と、このブラケット22に後述するゴムユニット23(例えば図5参照)および上下の連結用プレート24,25を介して支持されたフートレスト本体26と、このフートレスト本体26の上に設けた足載せ板27などから構成されている。
【0018】
前記ブラケット22は、図2および図10に示すように、鋼板に曲げ加工を施すことによって形成された基部22aの先端部分22bに支持板28を溶接することによって形成されており、この支持板28が車体外側に位置するように基部22aの基端部分22cが前記ダウンチューブ13に取付けられている。この実施の形態では、このブラケット22は、前記支持板28が後下がりに傾斜するようにダウンチューブ13に取付けられている。
【0019】
前記支持板28は、図10(a)に示すように、3個のゴムユニット23が車体の前後方向(同図においては上下方向)に間隔をおいて設けられている。この実施の形態では、3個のゴムユニット23のうち中央のゴムユニット23が他の二つのゴムユニット23,23より車体外側に位置付けられている。
ゴムユニット23は、図5,6および図9に示すように、円筒状を呈するように形成されたゴム31と、このゴム31の内周部と外周部とに固着された金属製の内筒32と外筒33とによって構成されている。請求項1および請求項2に記載されたゴムは、前記ゴムユニット23のゴム31によって構成されている。
【0020】
前記ゴム31は、成形時に外筒33と内筒32との間に充填し固化させたものであり、外径より軸線方向の長さが短くなるように形成されている。前記内筒32は、軸線方向の長さが前記支持板28の厚みより長くなるように形成され、前記外筒33は、軸線方向の長さが前記支持板28の厚みと略等しくなるように形成されている。
【0021】
このように形成された3個のゴムユニット23は、それぞれ支持板28の丸穴28aに外筒33が圧入されて支持板28に固定されている。すなわち、円筒状を呈するゴム31は、支持板28の上面と直交する方向に軸線が延びる状態で支持板28と外筒33とによって保持されている。また、各ゴムユニット23は、内筒32が前記支持板28から上方と下方にそれぞれ突出するように取付けられている。
【0022】
前記内筒32は、図4〜図6に示すように、中空部に第1〜第3の固定用ボルト34〜36が挿通され、これらの固定用ボルト34〜36によって、上端と下端とに上側連結用プレート24と下側連結用プレート25とが固定されている。言い換えれば、前記内筒32は、これらの上下の連結用プレート24,25によって挟持されている。
【0023】
前記上側連結用プレート24は、図11(a)に示すように、平面形状が前記支持板28と同等の形状になるように形成され、前後方向{図11(a)においては上下方向}の両端部に後述するフートレスト本体26を連結するための軸受板37が設けられている。また、この上側連結用プレート24は、前記3個のゴムユニット23のうち最前部と最後部に位置するゴムユニット23,23と対応する位置に第1の固定用ボルト34と第3の固定用ボルト36がそれぞれ下方へ突出する状態で溶接されている。さらに、上側連結用プレート24における中央のゴムユニット23と対応する部位には、第2の固定用ボルト35を挿通するための透孔38が穿設されている。なお、第2の固定用ボルト35は、前記第1および第3の固定用ボルト34,36で上側連結用プレート24を支持板28に取付けた状態で透孔38に上方から挿入される。
【0024】
前記下側連結用プレート25は、図12に示すように、前記3個のゴムユニット23のうち中央のゴムユニット23と対応する部位にナット39が溶接され、他の二つのゴムユニット23と対応する部位に第1および第3の固定用ボルト34,36を挿通させるための透孔40,41が穿設されている。
これらの上側連結用プレート24と下側連結用プレート25は、図5および図6に示すように、前記支持板28との間に上側ゴムシート42と下側ゴムシート43とを挟んだ状態でゴムユニット23に取付けられている。
【0025】
前記上側ゴムシート42と下側ゴムシート43は、図13および図14に示すように、前記上側連結用プレート24、下側連結用プレート25と平面形状が略等しくなるように形成され、ゴムユニット23の内筒32を通すための透孔42a,43aが穿設されている。また、上側ゴムシート42は、前記支持板28から上方に突出する前記内筒32の突出寸法と厚みが略等しくなるように形成され、下側ゴムシート43は、前記支持板28から下方へ突出する前記内筒32の突出寸法より厚みが薄くなるように形成されている。このため、下側ゴムシート43と前記支持板28との間には隙間が形成されている。
【0026】
前記フートレスト本体26は、図3〜図8に示すように、足載せ板27を支持する板状部44と下面の二つのリブ45,45とが一体に形成され、これらのリブ45,45を貫通する連結軸46によって前記上側連結用プレート24に揺動自在に取付けられている。前記板状部44は、図3に示すように、乗員の足を載せ易いように前後方向に長い長方形状を呈するように形成され、前記ブラケット22の先端部から車体の前後方向の両方と側方とに突出している。
【0027】
前記二つのリブ45,45は、フートレスト本体26の車体内側の端部で前後方向に間隔をおいて並ぶとともに、前記上側連結用プレート24の両端の軸受板37の内側に挿入できるように形成されている。これらのリブ45,45は、フートレスト本体26の位置を決めるためのストッパーを兼ねており、前記上側連結用プレート24の上面に当接してフートレスト本体26がそれ以上傾くのを規制する位置決め面45aが下端部に形成されている。
【0028】
前記連結軸46は、図4に示すように、前記二つの軸受板37の間に二つのリブ45,45を挿入した状態でこれらを貫通しており、一端に形成れた頭部46aと他端部に装着されたサークリップ46bとによって外れることがないように保持されている。この実施の形態による連結軸46は、図5に示すように、前記3個のゴムユニット23のうち車体外側に位置するゴムユニット23の上方であって僅かに車体内側に位置付けられており、前記リブ45と軸受板37とにそれぞれ回動自在に嵌挿されている。
【0029】
また、この連結軸46における二つのリブ45,45の間の部位には、フートレスト本体26をその車体外側の端部が下方へ向かうように付勢するトーションばね47が装着されている。
フートレスト本体26の車体外側の後部には、図3および図8に示すように、保護部材48が取付けられている。この保護部材48は、車体を大きく傾斜させたときに最初に接地する部位に設けられており、フートレスト本体26の代わりに路面に接触させるものである。
【0030】
前記足載せ板27は、板状に成形されたゴム51の内部に金属製の補強板52が埋設された構造が採られ、三箇所に設けられた脚部53〜55によってフートレスト本体26に外れることがないように保持されている。また、図7に示すように、足載せ板27の下面には、フートレスト本体26の上面に当接する荷重受け27aが一体に形成されている。前記三箇所の脚部53〜55は、前後方向の両端部と、前後方向の中央部であって車体外側の端部とに配設されている。
【0031】
これらの脚部53〜55のうち、車体前側の端部に設けられた脚部53は、図7に示すように、前記補強板52に下方へ突出するように溶接されてフートレスト本体26を上下方向に貫通する取付用ボルト53aと、このボルト53aの下端部に固着されたダンパーゴム53bとによって構成されている。このダンパーゴム53bは、有底円筒状を呈するように形成され、底部が前記ボルト53aに固着された状態で開口側端部がフートレスト本体26の円形穴26aに嵌合されている。他の二箇所の脚部54,55は、図5に示すように、フートレスト本体26を上下方向に貫通する円筒56が設けられ、この円筒56に設けられたフランジ56aがフートレスト本体26に下方から係合する構造が採られている。
【0032】
上述したように構成されたフートレスト2においては、足載せ板27に乗員が足を載せることにより、乗員の体重が足載せ板27からフートレスト本体26と連結軸46および上下の連結用プレート24,25とを介してゴムユニット23の内筒32に加えられ、この内筒32からゴム31および外筒33を介してブラケット22に伝達される。すなわち、前記ゴムユニット23のゴム31は、内周部と外周部とに軸線方向に荷重が加えられる。
【0033】
一方、このフートレスト2のブラケット22は、車体フレーム5に剛直に取付けられているために、エンジン4や車輪の振動や、車輪が路面の凹凸を乗り越えたりしたときに生じる衝撃などが伝達される。しかし、フートレスト本体26は、ブラケット22との間に介装された前記ゴム31が振動を減衰させるとともに衝撃を緩和するために、ブラケット22に較べると伝達される振動や衝撃が低減する。このとき、前記ゴム31は、振動や衝撃が外周部から内周部に伝達されるから、形成された範囲の全域で弾性変形するようになる。
【0034】
したがって、前記ゴム31は、その一部分が弾性変形する従来のフートレストのものに較べて変形する部分が多くなるから、外径を大きく形成することなく、振動や衝撃をより多く減衰させることができる。この結果、この実施の形態によるフートレスト2においては、乗員の足に伝達される前記振動や衝撃を著しく低減することができる。
【0035】
この実施の形態では、ゴムユニット23のゴム31が弾性変形することによって、上側連結用プレート24と下側連結用プレート25とが支持板28に対して上下方向に変位したり左右または前後方向に傾斜したりする。このときには、両連結用プレート24,25と支持板28との間に挟まれている上側ゴムシート42と下側ゴムシート43にも荷重が伝達されるようになるから、これらのゴムシート42,43によっても前記振動や衝撃を減衰させることができる。また、このことにより、フートレスト本体26から過大な荷重が上側連結用プレート24に加えられたときに、上側連結用プレート24と支持板28とが互いに直接接触するのを上側ゴムシート42によって防ぐことができるという利点もある。
【0036】
また、このフートレスト2のゴムユニット23は、車体の前後方向に間隔をおいて三箇所に設けられ、中央部のゴムユニット23が他の二つのゴムユニット23より車体外側に配設されているから、フートレスト本体26とブラケット22との接続部は、車体内側にゴム31が相対的に多く設けられているために車体内側が相対的に強固になるように構成される。
【0037】
このため、足載せ用のスペースを広くとるためにフートレスト本体26をブラケット22より車体の外側に大きく突出させているにもかかわらず、フートレスト本体26を強固に支持することができる。詳述すると、フートレスト本体26を支持する部分には、乗員の体重がフートレスト本体26に加えられることにより図5および図6において時計方向へ回るようなモーメントが上部連結用プレート24の外端部(中央のゴムユニット23の近傍)を支点にして生じ、3個のゴムユニット23のゴム31に応力が生じる。
【0038】
このとき、3個のゴムユニット23の負荷は、前記支点に近い車体外側のものより、支点から遠くなる車体内側のものの方が大きくなる。すなわち、この相対的に大きくなる負荷を2個のゴムユニットに分散させているから、上述したように車体外側に大きく突出するフートレスト本体26を3個のゴムユニット23によって確実に弾性支持することができる。
【0039】
さらに、3個のゴムユニット23をこの実施の形態で示したように配設することによって、車体のバンク角を可及的大きくすることができる。車体のバンク角を図2中にαで示す。図2において、L1は直進時の路面を示し、L2は左バンク時の路面を示す。この実施の形態によるフートレスト2は、図1,2および図4に示すように、乗員が足を載せ易いように後下がりに傾斜されており、車体外側でしかも車体後側の部位が最も路面L1,L2に近くなる。
【0040】
フートレスト本体26は、連結軸46を中心にして揺動できるため、車体は、フートレスト本体26が接触している状態でもさらに傾斜するようなことがある。このように車体の傾斜する角度が大きくなったときには、ブラケット22の先端部から下方に突出している部材が路面に接触する。このときに接触する部材としては、この実施の形態では、第2の固定用ボルトに螺着したナット39や第3の固定用ボルト36に螺着したナット57である。すなわち、3個のゴムユニット23のうち最も後側に位置するゴムユニット23が相対的に車体内側に配設されているから、前記ナット57は、最も後で下方に突出しているにもかかわらず、前側に位置するナット39と同様に路面L2から離れるようになる。このため、バンク角を大きくすることができる。
【0041】
加えて、この実施の形態によるフートレスト2は、ブラケット22にゴムユニット23を介してフートレスト本体26が接続されており、車体フレーム5に組付ける以前に一つの組立体として形成することができる。このため、ゴムユニット23による防振性能などを検査する作業を車体フレーム5に組付ける以前に行うことができるから、この作業をし易い環境で円滑に行うことができる。
【0042】
(第2の実施の形態)
フートレスト本体をより一層強固に支持できるようにするためには、図15および図16に示すように、下側連結用プレート25の代わりに補強用プレートを設けることができる。
図15は補強用プレートを設けた他の実施の形態を示す図で、同図は補強用プレートとダンパーゴムの一部を破断した状態で描いてある。図16は補強用プレートを示す図で、同図(a)は正面図、同図(b)は平面図である。これらの図において、前記図1〜図14によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
【0043】
図15および図16に示すブラケット22は、先端部に支持板28が設けられるととともに、車幅方向の中央部に受圧板61が設けられている。また、3個のゴムユニット23のうち車体外側に位置するゴムユニット23は、内筒32にナット62が直接当接されており、車体内側に位置する二つのゴムユニット23は、補強用プレート63がナット64によって取付けられている。
【0044】
この補強用プレート63は、支持板28の下方から前記受圧板61の下方へ延びるように形成されるとともに、前記受圧板61と平行な押圧面63aが形成されており、受圧板61と対向する部位にダンパーゴム65が装着されている。
このダンパーゴム65は、車体の前後方向に間隔をおいて2個設けられており、それぞれ受圧板61に接触している。補強用プレート63におけるダンパーゴム65を装着する穴を図16中に符号63bで示す。
【0045】
このように構成されたフートレスト2においては、乗員の体重の一部をブラケット22の受圧板61で受けることができるから、より一層強固にフートレスト本体26を支持することができる。この支持系に介装されたダンパーゴム65によっても振動や衝撃が乗員の足に伝達されるのを低減することができる。
【0046】
(第3の実施の形態)
第2の固定用ボルトは図17および図18に示すように下側連結用プレートに設けることができる。
図17は他の実施の形態を示す断面図、図18は他の実施の形態による下側連結用プレートを示す図で、同図(a)は正面図、同図(b)は平面図、同図(c)は車体外側から見た状態を示す側面図である。これらの図において、前記図1〜図14によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
【0047】
図17および図18に示す第2の固定用ボルト35は、下側連結用プレート25に頭部35aが溶接され、下側連結用プレート25を貫通して上方に突出され、上端部にナット71が螺着されている。前記頭部35aは、ナット57に較べて軸線方向の寸法が短くなるように形成されている。
【0048】
この構成を採ることにより、ブラケット22の最も車体外側となる部位での高さが高くなるから、車体のバンク角を大きくとることができる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ゴムに加えられる荷重は内周部と外周部との間で伝達され、ゴムの全域が弾性変形するから、従来のフートレストに較べると、ゴムの径を大きく形成することなく、振動・衝撃を減衰させ易くなる。したがって、フートレストを支持する部分が大型化するのを防ぎながら、乗員の足に振動や衝撃が伝わるのを確実に防ぐことができる自動二輪車用フートレストを提供することができる。
【0050】
請求項2記載の発明によれば、ゴムをフートレスト本体とブラケットとに取付けるための固定用ボルトは、車体外側より車体内側に多く設けられるから、車体を左右方向に傾斜させたときに相対的に路面に近くなる車体外側の固定用ボルトが少なくなる。
このため、車体のバンク角を大きくとることができる。
【0051】
請求項3記載の発明によれば、フートレスト本体に乗員の体重が加えられたときにゴムに加えられる負荷は、車体外側のゴムより車体内側に位置するゴムの方が大きくなる。ゴムの数は、車体内側の方が車体外側より多いから、相対的に大きな負荷を複数のゴムに分散させることができるようになり、フートレスト本体から加えられる乗員の体重を確実に受けることができる。また、過大な荷重がフートレスト本体から加えられたときには、連結用プレートと支持板との間に介装されたゴム製のシートが圧縮され、連結用プレートと支持板とが互いに直接接触するのを防ぐことができる。
【0052】
このため、フートレスト本体を強固に支持させながら、フートレスト本体をゴムより車体の外側に突出するように形成して足載せ用のスペースを広くとることができる。このため、振動や衝撃が伝わり難いばかりか足を載せ易い自動二輪車用フートレストを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフートレストを装備した自動二輪車の側面図である。
【図2】本発明に係るフートレストを装備した自動二輪車の正面図である。
【図3】本発明に係るフートレストの平面図である。
【図4】本発明に係るフートレストの側面図である。
【図5】図3におけるV−V線断面図である。
【図6】図3におけるVI−VI線断面図である。
【図7】図3におけるVII−VII線断面図である。
【図8】図3におけるVIII−VIII線断面図である。
【図9】ゴムユニットの断面図である。
【図10】ブラケットを示す図である。
【図11】上側連結用プレートを示す図である。
【図12】下側連結用プレートを示す図である。
【図13】上側ゴムシートの平面図である。
【図14】下側ゴムシートの平面図である。
【図15】補強用プレートを設けた他の実施の形態を示す図である。
【図16】補強用プレートを示す図である。
【図17】他の実施の形態を示す断面図である。
【図18】他の実施の形態による下側連結用プレートを示す図である。
【符号の説明】
2…フートレスト、5…車体フレーム、22…ブラケット、23…ゴムユニット、24…上側連結用プレート、25…下側連結用プレート、26…フートレスト本体、27…足載せ板、28…支持板、31…ゴム、32…内筒、33…外筒、34〜36…第1〜第3の固定用ボルト、42…上側ゴムシート、43…下側ゴムシート、46…連結軸。
Claims (3)
- フートレスト本体を車体フレームに取付けるブラケットと前記フートレスト本体との間にゴムが介装された自動二輪車用フートレストにおいて、前記ゴムを円筒状に形成してその内周部と外周部のうち一方を前記フートレスト本体側に固着するとともに他方を前記ブラケット側に固着し、このゴムは、前記フートレスト本体に乗員の体重が加えられたときに内周部と外周部とに軸線方向に荷重が加えられるように構成されていることを特徴とする自動二輪車用フートレスト。
- 請求項1記載の自動二輪車用フートレストにおいて、ゴムを車体の前後方向に間隔をおいて複数設け、これらのゴムは、車体内側と車体外側とに振り分けられるように配設され、車体外側より車体内側に多く設けられていることを特徴とする自動二輪車用フートレスト。
- 請求項2記載の自動二輪車用フートレストにおいて、ゴムの外周部をブラケット側の支持板に固着するとともに、前記支持板の上面と対向するフートレスト本体側の連結用プレートに前記ゴムの内周部を固着し、この連結用プレートと前記支持板との間にゴム製のシートを介装し、この連結用プレートは、フートレスト本体に乗員の体重が加えられることにより車体外側に位置するゴムの近傍を支点として車体外側が下がる方向にモーメントが作用する構成が採られていることを特徴とする自動二輪車用フートレスト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002203897A JP2004042814A (ja) | 2002-07-12 | 2002-07-12 | 自動二輪車用フートレスト |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002203897A JP2004042814A (ja) | 2002-07-12 | 2002-07-12 | 自動二輪車用フートレスト |
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ID=31709639
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JP (1) | JP2004042814A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012076485A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 鞍乗型乗物のステップステー構造 |
-
2002
- 2002-07-12 JP JP2002203897A patent/JP2004042814A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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