JP2004042675A - ワイパブレード - Google Patents

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Masayuki Shimoyama
下山 正之
Yasuo Ohashi
大橋 弥寿夫
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Jidosha Denki Kogyo KK
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Abstract

【課題】ブレードラバー中央部から長手方向両端部に至る払拭ガラス面に対する該ラバーの払拭面圧接部の接触角度を、該ラバー自体の形状を徐々に変えるか、該ラバーを把持する複数のブレードラバー把持部の対払拭ガラス面角度を徐々に変えることで、曲率が大きく、かつ、上記ラバーの長手方向の湾曲度が異なる払拭ガラス面であっても、払拭ムラが生じないワイパブレードを提供する。
【解決手段】払拭ガラス面に圧接される払拭面圧接部を先端に有する長尺のブレードラバーと、該ラバーを把持するブレードラバー把持部を有し、該ラバーの長尺方向に配列された複数のレバーヨークと、を備えたワイパブレードであって、上記ラバーの中央部から長手方向の両端部に至る上記払拭面圧接部を、払拭ガラス面に対する接触角度が所要角度まで相反対方向に徐々に傾斜するように形成した。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車のウインドシールドガラス等の払拭ガラス面を拭うワイパブレードに係り、ブレードラバーの中央部から長手方向の両端部に至る該ブレードラバーの払拭面圧接部の接触角度を徐々に変えることで、特に、高曲率ガラスの払拭ガラス面に対する払拭効率を向上させることができるワイパブレードに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の払拭面を拭うワイパブレードとしては、ワイパアームに回動可能に結合されるブレードレバーにレバーヨークが回動可能に結合され、レバーヨークにブレードラバーが把持され、ブレードラバーに設けられた溝にバーティブラが収容されているものが知られている。このようなワイパブレードのブレードラバーは、その長さ方向に配置された一対の金型を用い、それらの金型を分割することによって直線状に成形され、バーティブラが抜けないようにするため、溝の端部に壁が設けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年の自動車においては、ウインドガラスの両端部が車体サイド方向まで延設された高曲率ガラスが用いられるものも多くなってきており、かかる高曲率ガラスをワイパで払拭する場合には、ブレードラバーが圧接する高曲率ガラスの払拭ガラス面の角度が一様ではなく、部分部分によっては、曲率の大きさや湾曲度が大きく変化するため、図9と図10に示すように、ワイパブレード1の先端部1Bと中央部1A及び後端部1Cにおけるブレードラバーの払拭面圧接部と高効率ガラスの払拭ガラス面Wとの接触角度が、図11に破線で示すように、ワイパブレード1の下反転位置(停止位置でもある)から上反転位置までの払拭範囲において適正範囲から外れてしまい、払拭ムラが発生する、という問題を有していた。尚、図9及び図10中符号50は、ワイパブレード1に連結されたワイパアームを、符号51は上記ワイパアーム50を往復回動させるリンクを夫々示しており、該リンク51はモータ52の回転作動によって図10左右方向に往復動するように構成されている。
【0004】
この発明は、かかる現状に鑑み創案されたものであって、その目的とするところは、ワイパブレードのブレードラバーの中央部から長手方向の両端部に至る払拭ガラス面に対する該ブレードラバーの払拭面圧接部の接触角度を、ブレードラバー自体の形状を徐々に変えるか、或は、ブレードラバーを把持する複数のブレードラバー把持部の払拭ガラス面に対する角度を徐々に変えるといった簡単な構成により変えて、高曲率ガラスのように曲率が大きく、かつ、ブレードラバーの長手方向の湾曲部が異なる払拭ガラス面であっても、払拭ムラが生じないワイパブレードを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、払拭ガラス面に圧接される払拭面圧接部を先端に有する長尺のブレードラバーと、該ブレードラバーを把持するブレードラバー把持部を有し、ブレードラバーの長尺方向に間隔をおいて配列された複数のレバーヨークと、該各レバーヨークを回動可能に結合する複数の連結レバーヨークと、該各連結レバーヨークを回動可能に結合し、かつ、ワイパアームに回動可能に結合されるブレードレバーと、を有するワイパブレードにおいて、上記ブレードラバーの中央部から長手方向の両端部に至る該ブレードラバーの払拭面圧接部を、上記払拭ガラス面に対する接触角度が所要角度まで相反対方向に徐々に傾斜するように形成したことを特徴とするものである。
【0006】
また、上記目的を達成するため、請求項2の発明は、払拭ガラス面に圧接される払拭面圧接部を先端に有する長尺のブレードラバーと、該ブレードラバーを把持するブレードラバー把持部を有し、ブレードラバーの長尺方向に間隔をおいて配列された複数のレバーヨークと、該各レバーヨークを回動可能に結合する複数の連結レバーヨークと、該各連結レバーヨークを回動可能に結合し、かつ、ワイパアームに回動可能に結合されるブレードレバーと、を有するワイパブレードにおいて、上記ブレードラバーの中央部から長手方向の両端部方向に向って上記複数のレバーヨークのブレードラバー把持部を、上記払拭ガラス面に対する角度が所要角度まで相反対方向に徐々に傾斜するように夫々形成して、上記ブレードラバーの中央部から長手方向の両端部に至る上記払拭面圧接部の上記払拭ガラス面に対する接触角度を変えたことを特徴とするものである。
【0007】
さらに、上記目的を達成するため、請求項3の発明は、払拭ガラス面に圧接される払拭面圧接部を先端に有する長尺のブレードラバーと、該ブレードラバーを把持するブレードラバー把持部を有し、ブレードラバーの長尺方向に間隔をおいて配列された複数のレバーヨークと、該各レバーヨークを回動可能に結合する複数の連結レバーヨークと、該各連結レバーヨークを回動可能に結合し、かつ、ワイパアームに回動可能に結合されるブレードレバーと、を有するワイパブレードにおいて、上記ブレードラバーの中央部から長手方向の両端部に至る該ブレードラバーの払拭面圧接部の上記払拭ガラス面に対する接触角度が、所要角度まで相反対方向に徐々に傾斜するよう、該ブレードラバー自体の形状を変えたことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の作用】
この発明の請求項1乃至請求項3に係わるワイパブレードにあっては、ブレードラバーの中央部から先端部及び後端部に至る払拭面圧接部の払拭ガラス面に対する接触角度が、所要角度まで相反対方向に徐々に傾斜するようになっているので、高曲率ガラスのように曲率が大きく、かつ、ブレードラバーの長手方向の湾曲度が異なる払拭ガラス面であっても、全払拭範囲において払拭ムラが生じない。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す発明の実施の形態例に基づき、この発明を詳細に説明する。
【0010】
図1と図2及び図3は、この発明の実施の第1形態例に係るワイパブレードを示しており、本形態例に係るワイパブレード1は、ブレードレバー2、第1の連結レバーヨーク3、第2の連結レバーヨーク4、第3のレバーヨーク5、第4のレバーヨーク6、第5のレバーヨーク7、第6のレバーヨーク8、ブレードラバー9から構成されている。
【0011】
ブレードレバー2は、ワイパブレード1の中央部に配置されており、このブレードレバー2のほぼ中央部にワイパアーム結合部20が形成されている。ワイパアーム結合部20は、ワイパアーム50の先端部に形成された図示しないワイパブレード取付部にクリップを介して回動可能に結合される。ワイパアーム50の基端部は、図示しないワイパモータの回転により往復回動するピボットシャフト53に固着されるため、該ワイパアーム50は高曲率の払拭ガラス面W上を往復で揺動する。
【0012】
ブレードレバー2の両端部には、第1、第2のレバーヨーク結合部21、22がそれぞれ形成されている。一端部に配置された第1のレバーヨーク結合部21には、第1の連結レバーヨーク3のほぼ中央部に形成されたブレードレバー結合部23が回動可能に結合されている。他端部に配置された第2のレバーヨーク結合部22には、第2の連結レバーヨーク4のほぼ中央部に形成されたブレードレバー結合部26が回動可能に結合されている。
【0013】
第1の連結レバーヨーク3のほぼ中央部にはブレードレバー結合部23が配置され、その一端部に第3のレバーヨーク結合部24が形成されている。第3のレバーヨーク結合部24には、第3のレバーヨーク5のほぼ中央部に形成されたレバーヨーク結合部27が回動可能に結合されている。
【0014】
第1の連結レバーヨーク3の他端部には、第4のレバーヨーク結合部25が形成されている。第4のレバーヨーク結合部25には、第4のレバーヨーク6のほぼ中央部に形成されたレバーヨーク結合部28が回動可能に結合されている。
【0015】
第3のレバーヨーク5のほぼ中央部にはレバーヨーク結合部27が配置され、その一端部に第1のブレードラバー把持部29が形成されているとともに、その他端部に第2のブレードラバー把持部30が形成されている。
【0016】
第4のレバーヨーク6のほぼ中央部にはレバーヨーク結合部28が配置され、その一端部に第3のブレードラバー把持部31が形成されているとともに、その他端部には第4のブレードラバー把持部32が形成されている。
【0017】
第2の連結レバーヨーク4のほぼ中央部にはブレードレバー結合部26が配置され、その一端部に第5のレバーヨーク結合部33が形成されている。第5のレバーヨーク結合部33には、第5のレバーヨーク7のほぼ中央部に形成されたレバーヨーク結合部34が回動可能に結合されている。
【0018】
第2の連結レバーヨーク4の他端部には第6のレバーヨーク結合部35が形成されている。第6のレバーヨーク結合部35には、第6のレバーヨーク8のほぼ中央部に形成されたレバーヨーク結合部36が回動可能に結合されている。
【0019】
第5のレバーヨーク7のほぼ中央部にはレバーヨーク結合部34が配置され、その一端部に第5のブレードラバー把持部37が形成されているとともに、その他端部に第6のブレードラバー把持部38が形成されている。
【0020】
第6のレバーヨーク8のほぼ中央部には、レバーヨーク結合部36が配置され、その一端部に第7のブレードラバー把持部39が形成されているとともに、その他端部に第8のブレードラバー把持部40が形成されている。
【0021】
そして、上記各ブレードラバー把持部29,30,31,32,37,38,39,40は、夫々横倒略C字形にされており、これら各ブレードラバー把持部29,30,31,32,37,38,39,40には、基部K1と、第1の腕部K2と、第2の腕部K3と、第1の突出片K4と、第2の突出片K5と、から構成されている。
【0022】
ブレードラバー9は、長尺に形成され、上記ブレードラバー把持部29と30、31と32、37と38、および39と40を両端にそれぞれ有する上記各レバーヨーク5,6,7および8は、該ブレードラバー9の長尺方向に所定の間隔をおいて配列されている。
【0023】
ワイパブレード1の長尺のブレードラバー9が高曲率ガラスの払拭ガラス面W上に圧接される際、ブレードラバー9の先端部1Bと後端部1Cにおける該ブレードラバー9が、該払拭ガラス面Wに対してそれぞれ所要角度で傾斜して圧接され、かつ、ブレードラバー9の中央部1Aにおける該ブレードラバー9が、払拭ガラス面Wに対して傾斜せず垂直に圧接されるように、各ブレードラバー把持部29、30、31、32、37、38、39、40で該ブレードラバー9を保持している。
【0024】
即ち、この形態例では、図2に示すように、ブレードラバー9の中央部1Aから先端部1B方向に向かってブレードラバー把持部32→31→30→29の順に該各ブレードラバー把持部32、31、30、29がそれぞれ図2時計方向に徐々に傾斜角度が大きくなるように傾斜して各レバーヨーク6,5の両端部に形成されており、その傾斜角度は、図3と図4及び図5に示すように、ブレードラバー9の中央部1Aの垂直度を基準0度として、先端部1Bのブレードラバー把持部29で、例えば、+2.5度となるように設定されている。
【0025】
一方、上記ブレードラバー9の中央部1Aから後端部1C方向に向かっては、この形態例では、ブレードラバー把持部37→38→39→40の順に該各ブレードラバー把持部37、38、39、40がそれぞれ図2反時計方向に徐々に傾斜角度が大きくなるように傾斜して各レバーヨーク7,8の両端部に形成されており、その傾斜角度は、図3と図4及び図5に示すように、ブレードラバー9の中央部1Aの垂直度を基準0度として、後端部1Cのブレードラバー把持部40で、例えば、−3.5度となるように設定されている。
【0026】
このように傾斜角度を有して構成された上記各ブレードラバー把持部29,30,31,32,37,38,39,40は、特に図4に示すように、上記突出片K4,K5が上記ブレードラバー9の係止溝91,92に嵌合係止されて、ブレードラバー9を各ブレードラバー把持部29,30,31,32,37,38,39,40の傾斜角度を維持しつつ抱持する。
【0027】
尚、上記ブレードラバー9は、図4に示すように、天板部90、第1のバーティブラ収容部93、第2のバーティブラ収容部94、倒れ防止用首部95、第1の係止溝91、第2の係止溝92、連結片部96及び鏃状に形成された払拭面圧接部97が押出成形により一体で形成されている。
【0028】
この形態例に係るワイパブレード1は、以上説明したように、ブレードラバー9の中央部1Aにおける該ブレードラバー9の払拭面圧接部97が払拭ガラス面Wに対し垂直に圧接するように、該中央部1Aをブレードラバー把持部32,37により保持させる。また、図4(B)に示すように、ブレードラバー9の中央部1Aから先端部1Bに向かっては、上記払拭面圧接部97が図2の時計方向に+2.5度まで徐々に傾斜するように、該中央部1Aおよび先端部1Bをブレードラバー把持部32、31、30、29により保持させる。さらに、ブレードラバー9の中央部1Aから後端部1Cに向っては、上記払拭面圧接部97が図2の反時計方向に−3.5度まで徐々に傾斜するように、該中央部1Aおよび後端部1Cをブレードラバー把持部37、38、39、40により保持させる。従って、ブレードラバー9の各部における払拭面圧接部97と払拭ガラス面Wとの接触角度を、図5に示すように、ワイパブレード1の下反転位置(停止位置でもある)から上反転位置までの払拭範囲において、適正範囲内にすることができる。その結果、高曲率ガラスのように曲率が大きく、かつ、ブレードラバーの長手方向の湾曲度が異なる払拭ガラス面であっても、全払拭範囲において払拭ムラが生じない状態で効率的に払拭することができ、しかも、この形態例では、各各ブレードラバー把持部29,30,31,32,37,38,39,40の傾斜角度を上記したように調整するだけで、部品点数を増加させることなく上記効果を得ることができる。
【0029】
図6乃至図8は、この発明の実施の第2形態例に係るワイパブレード1を示しており、この形態例に係るワイパブレード1では、第1形態例の各ブレードラバー把持部29,30,31,32,37,38,39,40の傾斜角度を全て、第1形態例の中央部1Aの保持状態と同じ0度(垂直)となるように各レバーヨーク5,6,7,8の各両端部に取り付けると共に、ブレードラバー9の中央部から長手方向の両端部に至る該ブレードラバー9の払拭面圧接部97Aの払拭ガラス面Wに対する接触角度が、所要角度まで相反対方向に徐々に傾斜するよう、該ブレードラバー9自体の形状を変えた他は、他の構成・作用は、第1形態例のワイパブレード1と同様であるので、図面には第1形態例で用いた符号と同一の符号を付して、その詳細な説明をここでは省略する。
【0030】
即ち、この形態例に係る上記ブレードラバー9は、その中央部9Aが、天板部90と、第1のバーティブラ収容部93と、第2のバーティブラ収容部94と、倒れ防止用首部95と、第1の係止溝91と、第2の係止溝92と、連結片部96Aと、鏃状に形成された払拭面圧接部97Aと、上記倒れ防止用首部95と連結片部96Aとを連結する水平方向に延設された第1の肩部98A及び第2の肩部99Aと、から構成されている。
【0031】
また、上記ブレードラバー9の先端部9Bは、天板部90と、第1のバーティブラ収容部93と、第2のバーティブラ収容部94と、倒れ防止用首部95と、第1の係止溝91と、第2の係止溝92と、連結片部96Bと、鏃状に形成された払拭面圧接部97Bと、上記倒れ防止用首部95と連結片部96Bとを連結する水平方向に延設された第1の肩部98B及び第2の肩部99Bと、から構成されており、上記倒れ防止用首部95の図7左側壁部95Aの高さ寸法に対して図7右側壁部95Bの高さ寸法がブレードラバー9の中央部9Aから先端部9Bに向って徐々に大きくなるように構成されている。その結果、天板部90と第1のバーティブラ収容部93及び第2のバーティブラ収容部94は先端部9Bでも水平を保っているが、先端部9Bの第1の肩部98Bと第2の肩部99Bと連結片部96B及び払拭面圧接部97Bが図7時計方向に徐々に傾斜し、その傾斜角度は、ブレードラバー9における中央部9Aの各部の垂直度を基準0度とした場合、先端部9Bの払拭面圧接部97Bで、例えば、+2.5度となるように設定されている。
【0032】
さらに、上記ブレードラバー9の後端部9Cは、天板部90と、第1のバーティブラ収容部93と、第2のバーティブラ収容部94と、倒れ防止用首部95と、第1の係止溝91と、第2の係止溝92と、連結片部96Cと、鏃状に形成された払拭面圧接部97Cと、上記倒れ防止用首部95と連結片部96Cとを連結する水平方向に延設された第1の肩部98C及び第2の肩部99Cと、から構成されており、上記倒れ防止用首部95の図7左側壁部95Aの高さ寸法が図7右側壁部95Bの高さ寸法よりもブレードラバー9の中央部9Aから後端部9Cに向って徐々に大きくなるように構成されている。その結果、天板部90と第1のバーティブラ収容部93及び第2のバーティブラ収容部94は後端部9Cでも水平を保っているが、後端部9Cの第1の肩部98Cと第2の肩部99Cと連結片部96C及び払拭面圧接部97Cが図7反時計方向に徐々に傾斜し、その傾斜角度は、ブレードラバー9における中央部9Aの各部の垂直度を基準0度とした場合、後端部9Cの払拭面圧接部97Cで、例えば、−3.5度となるように設定されている。
【0033】
この形態例に係るワイパブレード1は、以上説明したように、ブレードラバー9の中央部9Aを払拭ガラス面Wに対して垂直に圧接するように成形し、かつ、該中央部9Aから先端部9Bに向かっては、上記倒れ防止用首部95の左側壁部95Aの高さ寸法に対して右側壁部95Bの高さ寸法を徐々に大きく形成し、ブレードラバー9の払拭面圧接部97Bが先端部9Bにおいて図7時計方向に例えば+2.5度となるように徐々に傾斜させて成形すると共に、上記中央部9Aから後端部9Cに向かっては、上記倒れ防止用首部95の左側壁部95Aの高さ寸法が右側壁部95Bの高さ寸法よりもブレードラバー9の中央部9Aから後端部9Cに向って徐々に大きくなるように形成し、ブレードラバー9の払拭面圧接部97Cが後端部9Cにおいて図7反時計方向に例えば、−3.5度傾斜するように成形して構成したので、ブレードラバー9の各部における払拭ガラス面Wとの接触角度を、図5に示す適正範囲内に調整することができ、その結果、高曲率ガラスのような曲率の大きさや湾曲度が異なるガラスであっても、払拭ムラが生じない状態で効率的に払拭することができ、しかも、この形態例では、ワイパブレード1のブレードラバー9を除く各構成部品は従来のものをそのまま使用することができ、ブレードラバー9を上記したような傾斜角度で成形するだけで上記効果を得ることができるので、コストの増加を抑えることができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明のワイパブレードによれば、ブレードラバーの中央部から長手方向の両端部に至る払拭ガラス面に対する該ブレードラバーの払拭面圧接部の接触角度を、ブレードラバー自体の形状を徐々に変えるか、或は、ブレードラバーを把持する複数のブレードラバー把持部の払拭ガラス面に対する角度を徐々に変えるといった簡単な構成により変えて、高曲率ガラスのように曲率が大きく、かつ、ブレードラバーの長手方向の湾曲度が異なる払拭ガラス面であっても、払拭ムラが生じない、という非常に優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の第1形態例に係わるワイパブレードの斜視図である。
【図2】同ワイパブレードの正面図と、該ブレードラバーの先端部、中央部及び後端部における傾斜例を示す側面説明図である。
【図3】同ブレードラバーの払拭ガラス面に対する接触角度を示す説明図である。
【図4】(A)は同ブレードラバーの側面図を、(B)は同ブレードラバーの先端部と後端部における傾斜状態を示す説明図である。
【図5】同ブレードラバーの中央部と先端部と後端部の払拭ガラス面に対する接触角度を説明するグラフである。
【図6】この発明の実施の第2形態例に係わるワイパブレードの斜視図である。
【図7】同ワイパブレードの正面図と、該ワイパブレードのブレードラバーにおける先端部、中央部及び後端部の傾斜例を示す側面説明図である。
【図8】同ワイパブレードの右側面図である。
【図9】従来のワイパブレードの高曲率ガラスに対する払拭作動範囲例を示す斜視説明図である。
【図10】従来のワイパブレードの高曲率ガラスに対する払拭作動範囲例を示す正面説明図である。
【図11】従来のワイパブレードの中央部と先端部と後端部の払拭ガラス面に対する接触角度を説明するグラフである。
【符号の説明】
W 払拭ガラス面
1 ワイパブレード
1A ブレードラバーの中央部
1B ブレードラバーの先端部
1C ブレードラバーの後端部
2 ブレードレバー
3,4 連結レバーヨーク
5,6,7,8 レバーヨーク
9 ブレードラバー
9A ブレードラバーの中央部
9B ブレードラバーの先端部
9C ブレードラバーの後端部
29乃至32,37乃至40 ブレードラバー把持部
50 ワイパアーム
97,97A,97B,97C 払拭面圧接部

Claims (3)

  1. 払拭ガラス面に圧接される払拭面圧接部を先端に有する長尺のブレードラバーと、該ブレードラバーを把持するブレードラバー把持部を有し、ブレードラバーの長尺方向に間隔をおいて配列された複数のレバーヨークと、該各レバーヨークを回動可能に結合する複数の連結レバーヨークと、該各連結レバーヨークを回動可能に結合し、かつ、ワイパアームに回動可能に結合されるブレードレバーと、を有するワイパブレードにおいて、
    上記ブレードラバーの中央部から長手方向の両端部に至る該ブレードラバーの払拭面圧接部を、上記払拭ガラス面に対する接触角度が所要角度まで相反対方向に徐々に傾斜するように形成したことを特徴とするワイパブレード。
  2. 払拭ガラス面に圧接される払拭面圧接部を先端に有する長尺のブレードラバーと、該ブレードラバーを把持するブレードラバー把持部を有し、ブレードラバーの長尺方向に間隔をおいて配列された複数のレバーヨークと、該各レバーヨークを回動可能に結合する複数の連結レバーヨークと、該各連結レバーヨークを回動可能に結合し、かつ、ワイパアームに回動可能に結合されるブレードレバーと、を有するワイパブレードにおいて、
    上記ブレードラバーの中央部から長手方向の両端部方向に向って上記複数のレバーヨークのブレードラバー把持部を、上記払拭ガラス面に対する角度が所要角度まで相反対方向に徐々に傾斜するように夫々形成して、上記ブレードラバーの中央部から長手方向の両端部に至る上記払拭面圧接部の上記払拭ガラス面に対する接触角度を変えたことを特徴とするワイパブレード。
  3. 払拭ガラス面に圧接される払拭面圧接部を先端に有する長尺のブレードラバーと、該ブレードラバーを把持するブレードラバー把持部を有し、ブレードラバーの長尺方向に間隔をおいて配列された複数のレバーヨークと、該各レバーヨークを回動可能に結合する複数の連結レバーヨークと、該各連結レバーヨークを回動可能に結合し、かつ、ワイパアームに回動可能に結合されるブレードレバーと、を有するワイパブレードにおいて、
    上記ブレードラバーの中央部から長手方向の両端部に至る該ブレードラバーの払拭面圧接部の上記払拭ガラス面に対する接触角度が、所要角度まで相反対方向に徐々に傾斜するよう、該ブレードラバー自体の形状を変えたことを特徴とするワイパブレード。
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