JP2004041609A - 空気圧式美容整形装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】左右の膝脚部が互いに外側へ湾曲したO脚状態の膝脚部を効率良く矯正することができる程度に空気圧による圧迫力を付与可能にする。
【解決手段】給排気装置11に給排気管12を介して連通する膨縮可能な空気袋体1を、袋底部2の中央に突出した袋中央部3、袋底部2の両側に突出した袋側面部4相互間に形成した膝脚部収容凹部5と、膝脚部収容凹部5の上部開口側を閉塞するよう一端側縁部を袋側面部4に連結し且つ他端側縁部を袋中央部3の上面側位置にて連結手段7により締結可能にしたシート状閉塞部6とを備えた構成とする。連結手段7は、スライドファスナーもしくは雄雌面ファスナー等によって形成し、空気袋体1の内部には、給気膨張の際の当該空気袋体1の破裂を未然に防止すべく複数の補強部8を架橋状に配設する。また、袋中央部3、袋側面部4それぞれの横幅間隔d1,d2の比率を7:10とする。
【選択図】 図3
【解決手段】給排気装置11に給排気管12を介して連通する膨縮可能な空気袋体1を、袋底部2の中央に突出した袋中央部3、袋底部2の両側に突出した袋側面部4相互間に形成した膝脚部収容凹部5と、膝脚部収容凹部5の上部開口側を閉塞するよう一端側縁部を袋側面部4に連結し且つ他端側縁部を袋中央部3の上面側位置にて連結手段7により締結可能にしたシート状閉塞部6とを備えた構成とする。連結手段7は、スライドファスナーもしくは雄雌面ファスナー等によって形成し、空気袋体1の内部には、給気膨張の際の当該空気袋体1の破裂を未然に防止すべく複数の補強部8を架橋状に配設する。また、袋中央部3、袋側面部4それぞれの横幅間隔d1,d2の比率を7:10とする。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気袋体を所定の空気圧に膨張させた状態で使用者に対し一定の圧迫力を付与させることで脚足を美しい形態に整えるように、例えば左右の膝脚部が互いに外側へ湾曲したO脚状のものを真っ直ぐな状態に矯正するための空気圧式美容矯正装置として使用したり、あるいは空気袋体を圧縮空気の給排でもって膨縮を繰り返すことにより使用者に対し圧迫マッサージを付与したりするための空気圧式美容マッサージ装置として使用したりする空気圧式美容整形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の空気圧式美容装置としては、例えば膝脚部の内股側をサポートするために、硬質部材から成る型枠部材を左右の膝脚部の間に挟み込むように配置させておいてから空気袋体で両膝脚部の周囲全体を巻装させ、この空気袋体を圧縮空気の給排でもって繰り返し膨縮させることにより、左右の膝脚部に対して揉み効果を付与させるという技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来における空気圧式美容装置では、空気袋体を膝脚部に巻装させるに際し、硬質な中央の型枠部材を跨ぐように膝脚部が配置されるため、空気袋体が空気圧で膨張した時に膝脚部の内股側が硬質な型枠部材によって激しく圧迫されて膝脚部の内股側を極度に傷めてしまう虞れがある等の問題点を有していた。
【0004】
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、膝脚部の内股側が激しく圧迫されて極度に傷めてしまうことがなく、左右の膝脚部の内股側、外股側それぞれに対し適度な加圧感を感じさせる程度に空気圧による圧迫力を付与させることで左右の膝脚部を美しい形態に、例えば左右の膝脚部が互いに外側へ湾曲したO脚状のものを真っ直ぐな状態に整える空気圧式美容矯正装置として使用することができ、しかも使用者に対し圧迫マッサージを付与するための空気圧式美容マッサージ装置としても使用可能とした空気圧式美容整形装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を達成するため、本発明にあっては、給排気装置11に給排気管12を介して連通する膨縮可能な空気袋体1から成るものであって、空気袋体1は袋底部2の中央に突出した袋中央部3、袋底部2の両側に突出した袋側面部4相互間に形成された膝脚部収容凹部5と、膝脚部収容凹部5の上部開口側を閉塞するよう一端側縁部が袋側面部4に連結され且つ他端側縁部が袋中央部3の上面側位置にて連結手段7により締結されるシート状閉塞部6とを備えたものである。
連結手段7は、スライドファスナーもしくは雄雌面ファスナー等によって形成されているものとできる。
空気袋体1の内部には複数の補強部8を架橋状に配設してあるものとできる。
袋中央部3、袋側面部4それぞれの横幅間隔d1,d2の比率が7:10である構成とすることができる。
【0006】
以上のように構成された本発明に係る空気圧式美容整形装置において、袋底部2の中央に突出した袋中央部3、袋底部2の両側に突出した袋側面部4相互間に形成された膝脚部収容凹部5は、給排気装置11によって圧縮空気を袋中央部3、左右の袋側面部4それぞれに同時に給気して膨張させた際に、膝脚部収容凹部5に挿入配置させた左右の膝脚部の外股側面を均一に圧迫させ、当該膝脚部の湾曲形状、例えば左右の膝脚部Pが互いに外側へ湾曲したO脚状であるものを真っ直ぐな状態に矯正させる。
袋中央部3の上面側位置にてスライドファスナーもしくは雄雌面ファスナー等によって形成されている連結手段7により締結されるシート状閉塞部6は、空気袋体1自体が空気圧で膨張してもその膨らみによって膝脚部収容凹部5の上部開口側が開裂しないよう常に閉塞保持させる。
空気袋体1の内部に架橋状に配設してある複数の補強部8は、給気膨張の際の当該空気袋体1の保形を維持させる。
7:10の比率による袋中央部3、袋側面部4それぞれの横幅間隔d1,d2は、左右の膝脚部Pの内股側からの空気圧よりも外股側からの空気圧による圧迫力を大きくさせ、これにより、例えば左右の膝脚部Pが互いに外側へ湾曲したO脚状態を効率良く矯正させる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の一実施の形態を説明すると、図において示される符号1は、空気圧式美容整形装置を構成する例えば外形寸法が幅約25cm、高さ約18.5cm、奥行き約33cm程度、重量約6kg程度の空気袋体である。この空気袋体1は、例えばO脚状である膝脚部Pの骨を一定の加圧力によって矯正し真っ直ぐに整えることで膝脚部P全体を美しいレッグラインに形成するための空気圧式美容矯正装置として使用したり、あるいは膝脚部P自体に例えば使用圧力範囲0.065〜0.2kg/cm2 程度の加圧と減圧を交互に繰り返すことで圧迫マッサージを付与したりするための空気圧式美容マッサージ装置として使用するものである。
【0008】
図1に示すように、空気袋体1は、袋底部2の中央に突出した袋中央部3、袋底部2の両側に突出した袋側面部4相互間に形成された長溝状の左右の膝脚部収容凹部5によって全体の断面が上向き開放の略E字状を呈するものとしてある。そして空気袋体1の袋底部2、袋中央部3、左右の袋側面部4それぞれの内部には、給気膨張の際の空気圧による当該空気袋体1の破裂を未然に防止させるよう複数の補強部8を所定の間隔をおいて内径方向に沿って架橋状に配設してある。
【0009】
図3に示すように、袋中央部3、袋側面部4それぞれの横幅間隔d1,d2の比率は、およそ7:10の割合に設定してあり、これによって左右の膝脚部Pの内股側からの空気圧よりも外股側からの空気圧による圧迫力を大きくすることができ、例えば左右の膝脚部Pが互いに外側へ湾曲したO脚状態を効率良く矯正することができるものとしてある。しかもこのような横幅間隔d1,d2の割合設定によって、内股側、外股側それぞれに対し適度な加圧感を感じさせる程度に空気圧による圧迫力が均等に掛かるようにしてある。
【0010】
また、膝脚部収容凹部5の上部開口側を閉塞し、空気袋体1自体が空気圧で膨張してもその膨らみによって上部開口側が開裂しないよう常に閉塞保持しておくために相互に開閉締結可能な左右一対のシート状閉塞部6を備えている。すなわちこのシート状閉塞部6は、それぞれのシート状閉塞部6の一端側縁部を袋側面部4に縫合、溶着等によって連結し且つ両シート状閉塞部6の他端側縁部同士を袋中央部3の上面側位置にて合致させ、例えばスライドファスナーもしくは雄雌面ファスナー等によって形成された連結手段7によりしっかりと締結されるようにしてある。
【0011】
袋中央部3、左右の袋側面部4それぞれは、給排気管12を介して相互連通器13に集中接続され、相互連通器13を経て例えばエアーコンプレッサー等を内装した給排気装置11に連通されており、給排気装置11による空気の給排によって袋中央部3、左右の袋側面部4それぞれが略独立に且つ同時に膨縮可能となるようにしてある。尚、この給排気装置11には、使用タイマーの設定機構、使用圧力調整の範囲設定機構が組み込まれている。
【0012】
図示による説明を省略するが、空気袋体1を空気圧式美容マッサージ装置として構成する場合には、この空気袋体1の内部を隔壁を介して分割構成することで複数の空気室を設ける。そしてこれら複数の空気室それぞれを給排気管12を介して相互連通器13に集中接続し、相互連通器13を経て給排気装置11に連通させるものとし、この給排気装置11による空気の給排によって複数の空気室それぞれが例えば膝脚部Pの長さ方向に沿って同時にもしくは交互に膨縮可能となるようにする。
【0013】
また給排気装置11による空気の給排制御は、例えば空気圧力調整範囲が約45〜137mmHg程度であって、それぞれの空気室に接続した複数の給排気用電磁弁を同時に且つ周期的に開閉させるか、あるいは所定時間間隔すなわち位相をずらして交互に且つ周期的に開閉させるかのいずれかの構成とし、しかもマッサージパターンも例えば揉み上げ方式、絞り上げ方式のモード選択が可能となるようにする。
【0014】
次に以上のように構成された実施の形態についての使用、動作の一例を説明するに、図1に示すように、先ず連結手段7を外して左右一対のシート状閉塞部6を開放させ、左右の膝脚部収容凹部5に左右の膝脚部Pを、それぞれ膝が上に向くようにして挿入した後、シート状閉塞部6を閉塞して当該シート状閉塞部6の端縁部同士を連結手段7によって締結する。そして、使用タイマーを設定し、使用圧力調整範囲を設定してある給排気装置11によって圧縮空気を袋中央部3、左右の袋側面部4それぞれに同時に給気して膨張させる。
【0015】
このとき図2、図3に示すように、袋中央部3と袋側面部4とによって左右の膝脚部Pの内股側、外股側それぞれに対し過度な加圧感を感じさせる程度に空気圧による圧迫力が掛けられ、これにより膝脚部Pの骨を一定の加圧力によって矯正し、例えばO脚状になっている膝脚部が真っ直ぐに整えられて膝脚部P全体が美しいレッグラインとなるのである。
【0016】
使用後には、給排気装置11によって袋中央部3、左右の袋側面部4それぞれから同時に圧縮空気を排気して収縮させておいてから、連結手段7を外して左右一対のシート状閉塞部6を開放させ、左右の膝脚部収容凹部5から左右の膝脚部Pを抜脱すれば良い。
【0017】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されているために、膝脚部Pの内股側が激しく圧迫されて極度に傷めてしまうことがなく、左右の膝脚部Pの内股側、外股側それぞれに対し適度な加圧感を感じさせる程度に空気圧による圧迫力を付与させることで左右の膝脚部Pを美しい形態に、例えば左右の膝脚部Pが互いに外側へ湾曲したO脚状のものを真っ直ぐな状態に整える空気圧式美容矯正装置として使用することができ、しかも使用者に対し圧迫マッサージを付与するための空気圧式美容マッサージ装置としても使用することができる。
【0018】
すなわちこれは本発明が、給排気装置11に給排気管12を介して連通する膨縮可能な空気袋体1から成り、空気袋体1は袋底部2の中央に突出した袋中央部3、袋底部2の両側に突出した袋側面部4相互間に形成された膝脚部収容凹部5と、膝脚部収容凹部5の上部開口側を閉塞するよう一端側縁部が袋側面部4に連結され且つ他端側縁部が袋中央部3の上面側位置にて連結手段7により連結されるシート状閉塞部6とを備えたからであり、これにより、左右の膝脚部Pの内股側、外股側それぞれに対し適度な加圧感を感じさせる程度に空気圧による圧迫力を付与させ、例えば左右の膝脚部Pが互いに外側へ湾曲したO脚状のものを容易に矯正することができる。
【0019】
連結手段7は、スライドファスナーもしくは雄雌面ファスナー等によって形成されているので、左右一対のシート状閉塞部6による膝脚部収容凹部5の上部開口側の開放乃至閉塞が簡単に行なえると共に、使用時における空気袋体1の膨張に伴って発生するシート状閉塞部6に掛かる引っ張り力に対抗する強度が常に維持されるものとなる。
【0020】
空気袋体1の内部には複数の補強部8を架橋状に配設してあるので、給気膨張の際の当該空気袋体1の破裂を未然に防止させると共に、膨張時の所定形状の保形を維持させることができる。
【0021】
袋中央部3、袋側面部4それぞれの横幅間隔d1,d2の比率が7:10である構成としたので、左右の膝脚部Pの内股側からの空気圧よりも外股側からの空気圧による圧迫力を大きくすることができ、これにより例えば左右の膝脚部Pが互いに外側へ湾曲したO脚状のものを効率良く矯正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における概略斜視図である。
【図2】同じく使用状態を示す概略斜視図である。
【図3】同じく使用状態の縦断面図である。
【符号の説明】
P…膝脚部
d1…袋中央部の横幅間隔 d2…袋側面部の横幅間隔
1…空気袋体 2…袋底部
3…袋中央部 4…袋側面部
5…膝脚部収容凹部 6…シート状閉塞部
7…連結手段 8…補強部
11…給排気装置 12…給排気管
13…相互連通器
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気袋体を所定の空気圧に膨張させた状態で使用者に対し一定の圧迫力を付与させることで脚足を美しい形態に整えるように、例えば左右の膝脚部が互いに外側へ湾曲したO脚状のものを真っ直ぐな状態に矯正するための空気圧式美容矯正装置として使用したり、あるいは空気袋体を圧縮空気の給排でもって膨縮を繰り返すことにより使用者に対し圧迫マッサージを付与したりするための空気圧式美容マッサージ装置として使用したりする空気圧式美容整形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の空気圧式美容装置としては、例えば膝脚部の内股側をサポートするために、硬質部材から成る型枠部材を左右の膝脚部の間に挟み込むように配置させておいてから空気袋体で両膝脚部の周囲全体を巻装させ、この空気袋体を圧縮空気の給排でもって繰り返し膨縮させることにより、左右の膝脚部に対して揉み効果を付与させるという技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来における空気圧式美容装置では、空気袋体を膝脚部に巻装させるに際し、硬質な中央の型枠部材を跨ぐように膝脚部が配置されるため、空気袋体が空気圧で膨張した時に膝脚部の内股側が硬質な型枠部材によって激しく圧迫されて膝脚部の内股側を極度に傷めてしまう虞れがある等の問題点を有していた。
【0004】
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、膝脚部の内股側が激しく圧迫されて極度に傷めてしまうことがなく、左右の膝脚部の内股側、外股側それぞれに対し適度な加圧感を感じさせる程度に空気圧による圧迫力を付与させることで左右の膝脚部を美しい形態に、例えば左右の膝脚部が互いに外側へ湾曲したO脚状のものを真っ直ぐな状態に整える空気圧式美容矯正装置として使用することができ、しかも使用者に対し圧迫マッサージを付与するための空気圧式美容マッサージ装置としても使用可能とした空気圧式美容整形装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を達成するため、本発明にあっては、給排気装置11に給排気管12を介して連通する膨縮可能な空気袋体1から成るものであって、空気袋体1は袋底部2の中央に突出した袋中央部3、袋底部2の両側に突出した袋側面部4相互間に形成された膝脚部収容凹部5と、膝脚部収容凹部5の上部開口側を閉塞するよう一端側縁部が袋側面部4に連結され且つ他端側縁部が袋中央部3の上面側位置にて連結手段7により締結されるシート状閉塞部6とを備えたものである。
連結手段7は、スライドファスナーもしくは雄雌面ファスナー等によって形成されているものとできる。
空気袋体1の内部には複数の補強部8を架橋状に配設してあるものとできる。
袋中央部3、袋側面部4それぞれの横幅間隔d1,d2の比率が7:10である構成とすることができる。
【0006】
以上のように構成された本発明に係る空気圧式美容整形装置において、袋底部2の中央に突出した袋中央部3、袋底部2の両側に突出した袋側面部4相互間に形成された膝脚部収容凹部5は、給排気装置11によって圧縮空気を袋中央部3、左右の袋側面部4それぞれに同時に給気して膨張させた際に、膝脚部収容凹部5に挿入配置させた左右の膝脚部の外股側面を均一に圧迫させ、当該膝脚部の湾曲形状、例えば左右の膝脚部Pが互いに外側へ湾曲したO脚状であるものを真っ直ぐな状態に矯正させる。
袋中央部3の上面側位置にてスライドファスナーもしくは雄雌面ファスナー等によって形成されている連結手段7により締結されるシート状閉塞部6は、空気袋体1自体が空気圧で膨張してもその膨らみによって膝脚部収容凹部5の上部開口側が開裂しないよう常に閉塞保持させる。
空気袋体1の内部に架橋状に配設してある複数の補強部8は、給気膨張の際の当該空気袋体1の保形を維持させる。
7:10の比率による袋中央部3、袋側面部4それぞれの横幅間隔d1,d2は、左右の膝脚部Pの内股側からの空気圧よりも外股側からの空気圧による圧迫力を大きくさせ、これにより、例えば左右の膝脚部Pが互いに外側へ湾曲したO脚状態を効率良く矯正させる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の一実施の形態を説明すると、図において示される符号1は、空気圧式美容整形装置を構成する例えば外形寸法が幅約25cm、高さ約18.5cm、奥行き約33cm程度、重量約6kg程度の空気袋体である。この空気袋体1は、例えばO脚状である膝脚部Pの骨を一定の加圧力によって矯正し真っ直ぐに整えることで膝脚部P全体を美しいレッグラインに形成するための空気圧式美容矯正装置として使用したり、あるいは膝脚部P自体に例えば使用圧力範囲0.065〜0.2kg/cm2 程度の加圧と減圧を交互に繰り返すことで圧迫マッサージを付与したりするための空気圧式美容マッサージ装置として使用するものである。
【0008】
図1に示すように、空気袋体1は、袋底部2の中央に突出した袋中央部3、袋底部2の両側に突出した袋側面部4相互間に形成された長溝状の左右の膝脚部収容凹部5によって全体の断面が上向き開放の略E字状を呈するものとしてある。そして空気袋体1の袋底部2、袋中央部3、左右の袋側面部4それぞれの内部には、給気膨張の際の空気圧による当該空気袋体1の破裂を未然に防止させるよう複数の補強部8を所定の間隔をおいて内径方向に沿って架橋状に配設してある。
【0009】
図3に示すように、袋中央部3、袋側面部4それぞれの横幅間隔d1,d2の比率は、およそ7:10の割合に設定してあり、これによって左右の膝脚部Pの内股側からの空気圧よりも外股側からの空気圧による圧迫力を大きくすることができ、例えば左右の膝脚部Pが互いに外側へ湾曲したO脚状態を効率良く矯正することができるものとしてある。しかもこのような横幅間隔d1,d2の割合設定によって、内股側、外股側それぞれに対し適度な加圧感を感じさせる程度に空気圧による圧迫力が均等に掛かるようにしてある。
【0010】
また、膝脚部収容凹部5の上部開口側を閉塞し、空気袋体1自体が空気圧で膨張してもその膨らみによって上部開口側が開裂しないよう常に閉塞保持しておくために相互に開閉締結可能な左右一対のシート状閉塞部6を備えている。すなわちこのシート状閉塞部6は、それぞれのシート状閉塞部6の一端側縁部を袋側面部4に縫合、溶着等によって連結し且つ両シート状閉塞部6の他端側縁部同士を袋中央部3の上面側位置にて合致させ、例えばスライドファスナーもしくは雄雌面ファスナー等によって形成された連結手段7によりしっかりと締結されるようにしてある。
【0011】
袋中央部3、左右の袋側面部4それぞれは、給排気管12を介して相互連通器13に集中接続され、相互連通器13を経て例えばエアーコンプレッサー等を内装した給排気装置11に連通されており、給排気装置11による空気の給排によって袋中央部3、左右の袋側面部4それぞれが略独立に且つ同時に膨縮可能となるようにしてある。尚、この給排気装置11には、使用タイマーの設定機構、使用圧力調整の範囲設定機構が組み込まれている。
【0012】
図示による説明を省略するが、空気袋体1を空気圧式美容マッサージ装置として構成する場合には、この空気袋体1の内部を隔壁を介して分割構成することで複数の空気室を設ける。そしてこれら複数の空気室それぞれを給排気管12を介して相互連通器13に集中接続し、相互連通器13を経て給排気装置11に連通させるものとし、この給排気装置11による空気の給排によって複数の空気室それぞれが例えば膝脚部Pの長さ方向に沿って同時にもしくは交互に膨縮可能となるようにする。
【0013】
また給排気装置11による空気の給排制御は、例えば空気圧力調整範囲が約45〜137mmHg程度であって、それぞれの空気室に接続した複数の給排気用電磁弁を同時に且つ周期的に開閉させるか、あるいは所定時間間隔すなわち位相をずらして交互に且つ周期的に開閉させるかのいずれかの構成とし、しかもマッサージパターンも例えば揉み上げ方式、絞り上げ方式のモード選択が可能となるようにする。
【0014】
次に以上のように構成された実施の形態についての使用、動作の一例を説明するに、図1に示すように、先ず連結手段7を外して左右一対のシート状閉塞部6を開放させ、左右の膝脚部収容凹部5に左右の膝脚部Pを、それぞれ膝が上に向くようにして挿入した後、シート状閉塞部6を閉塞して当該シート状閉塞部6の端縁部同士を連結手段7によって締結する。そして、使用タイマーを設定し、使用圧力調整範囲を設定してある給排気装置11によって圧縮空気を袋中央部3、左右の袋側面部4それぞれに同時に給気して膨張させる。
【0015】
このとき図2、図3に示すように、袋中央部3と袋側面部4とによって左右の膝脚部Pの内股側、外股側それぞれに対し過度な加圧感を感じさせる程度に空気圧による圧迫力が掛けられ、これにより膝脚部Pの骨を一定の加圧力によって矯正し、例えばO脚状になっている膝脚部が真っ直ぐに整えられて膝脚部P全体が美しいレッグラインとなるのである。
【0016】
使用後には、給排気装置11によって袋中央部3、左右の袋側面部4それぞれから同時に圧縮空気を排気して収縮させておいてから、連結手段7を外して左右一対のシート状閉塞部6を開放させ、左右の膝脚部収容凹部5から左右の膝脚部Pを抜脱すれば良い。
【0017】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されているために、膝脚部Pの内股側が激しく圧迫されて極度に傷めてしまうことがなく、左右の膝脚部Pの内股側、外股側それぞれに対し適度な加圧感を感じさせる程度に空気圧による圧迫力を付与させることで左右の膝脚部Pを美しい形態に、例えば左右の膝脚部Pが互いに外側へ湾曲したO脚状のものを真っ直ぐな状態に整える空気圧式美容矯正装置として使用することができ、しかも使用者に対し圧迫マッサージを付与するための空気圧式美容マッサージ装置としても使用することができる。
【0018】
すなわちこれは本発明が、給排気装置11に給排気管12を介して連通する膨縮可能な空気袋体1から成り、空気袋体1は袋底部2の中央に突出した袋中央部3、袋底部2の両側に突出した袋側面部4相互間に形成された膝脚部収容凹部5と、膝脚部収容凹部5の上部開口側を閉塞するよう一端側縁部が袋側面部4に連結され且つ他端側縁部が袋中央部3の上面側位置にて連結手段7により連結されるシート状閉塞部6とを備えたからであり、これにより、左右の膝脚部Pの内股側、外股側それぞれに対し適度な加圧感を感じさせる程度に空気圧による圧迫力を付与させ、例えば左右の膝脚部Pが互いに外側へ湾曲したO脚状のものを容易に矯正することができる。
【0019】
連結手段7は、スライドファスナーもしくは雄雌面ファスナー等によって形成されているので、左右一対のシート状閉塞部6による膝脚部収容凹部5の上部開口側の開放乃至閉塞が簡単に行なえると共に、使用時における空気袋体1の膨張に伴って発生するシート状閉塞部6に掛かる引っ張り力に対抗する強度が常に維持されるものとなる。
【0020】
空気袋体1の内部には複数の補強部8を架橋状に配設してあるので、給気膨張の際の当該空気袋体1の破裂を未然に防止させると共に、膨張時の所定形状の保形を維持させることができる。
【0021】
袋中央部3、袋側面部4それぞれの横幅間隔d1,d2の比率が7:10である構成としたので、左右の膝脚部Pの内股側からの空気圧よりも外股側からの空気圧による圧迫力を大きくすることができ、これにより例えば左右の膝脚部Pが互いに外側へ湾曲したO脚状のものを効率良く矯正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における概略斜視図である。
【図2】同じく使用状態を示す概略斜視図である。
【図3】同じく使用状態の縦断面図である。
【符号の説明】
P…膝脚部
d1…袋中央部の横幅間隔 d2…袋側面部の横幅間隔
1…空気袋体 2…袋底部
3…袋中央部 4…袋側面部
5…膝脚部収容凹部 6…シート状閉塞部
7…連結手段 8…補強部
11…給排気装置 12…給排気管
13…相互連通器
Claims (4)
- 給排気装置に給排気管を介して連通する膨縮可能な空気袋体から成る空気圧式美容整形装置であって、空気袋体は袋底部の中央に突出した袋中央部、袋底部の両側に突出した袋側面部相互間に形成された膝脚部収容凹部と、膝脚部収容凹部の上部開口側を閉塞するよう一端側縁部が袋側面部に連結され且つ他端側縁部が袋中央部の上面側位置にて連結手段により締結されるシート状閉塞部とを備えたことを特徴とする空気圧式美容整形装置。
- 連結手段は、スライドファスナーもしくは雄雌面ファスナー等によって形成されている請求項1記載の空気圧式美容整形装置。
- 空気袋体の内部には複数の補強部を架橋状に配設してある請求項1または2記載の空気圧式美容整形装置。
- 袋中央部、袋側面部それぞれの横幅間隔の比率が7:10である請求項1乃至3のいずれか記載の空気圧式美容整形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002206470A JP2004041609A (ja) | 2002-07-16 | 2002-07-16 | 空気圧式美容整形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002206470A JP2004041609A (ja) | 2002-07-16 | 2002-07-16 | 空気圧式美容整形装置 |
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Family
ID=31711446
Family Applications (1)
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004041609A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008104872A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-05-08 | Toyamaken Shakai Fukushi Sogo Center | 身体補装具 |
KR200457098Y1 (ko) | 2011-03-18 | 2011-12-05 | 최영수 | 다리 교정장치 |
CN110355985A (zh) * | 2019-07-17 | 2019-10-22 | 西安交通大学 | 一种大尺寸环类件的橡皮囊精密校形装置 |
-
2002
- 2002-07-16 JP JP2002206470A patent/JP2004041609A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008104872A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-05-08 | Toyamaken Shakai Fukushi Sogo Center | 身体補装具 |
KR200457098Y1 (ko) | 2011-03-18 | 2011-12-05 | 최영수 | 다리 교정장치 |
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