JP2004041605A - 検査/処置情報記録システム、情報処理装置、情報端末、及び情報記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】検査・処置の流れを総合的に容易に把握でき、検査ないしは処置における細部まで記録に残して検査後に確認し説明可能な検査/処置情報記録システムを提供する。
【解決手段】室内における検査ないしは処置の様子を当該室内の全体の映像として取得可能な第1の映像取得手段と、前記室内の術者の術中の手元映像を取得可能な第2の映像取得手段と、前記術者の術中の音声情報を取得可能な音声情報取得手段と、前記術者により検査される被検体に関する画像を収集して画像診断を行うための医用画像診断装置と、前記術中に前記医用画像診断装置にて撮像されて全ての各診断画像情報、前記術中に前記音声情報取得手段にて取得された音声情報を合成した合成情報ファイルを情報処理装置と通信可能に形成され、作成された合成情報ファイルの各情報を画面を分割した各表示領域に各々対応するように連動して表示される情報端末と、により構成される。
【選択図】 図1
【解決手段】室内における検査ないしは処置の様子を当該室内の全体の映像として取得可能な第1の映像取得手段と、前記室内の術者の術中の手元映像を取得可能な第2の映像取得手段と、前記術者の術中の音声情報を取得可能な音声情報取得手段と、前記術者により検査される被検体に関する画像を収集して画像診断を行うための医用画像診断装置と、前記術中に前記医用画像診断装置にて撮像されて全ての各診断画像情報、前記術中に前記音声情報取得手段にて取得された音声情報を合成した合成情報ファイルを情報処理装置と通信可能に形成され、作成された合成情報ファイルの各情報を画面を分割した各表示領域に各々対応するように連動して表示される情報端末と、により構成される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、検査/処置情報記録システム、情報処理装置、情報端末及び情報記録媒体に関し、特に、病院の検査室、手術室内のX線診断装置を使用した検査、ないしは処置における状況を把握する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、検査や処置中の状況を把握するために、一般的に市販されている家庭用のビデオカメラ等を前記検査を行う検査室や手術室に設置しておき、当該ビデオカメラを利用して前記検査ないしは処置の様子を撮影することが行われている。この際、音声なども同時に記録することもできる。
【0003】
前記検査ないしは処置を終了した後においては、技師や医師は、これら撮影による取得された撮影像や音声などの記録を参考にして、前記検査や手術に関するレポートを作成することを行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のビデオカメラにより前記検査や処置などの状況を撮影する手法では、取得される情報が画像や音声のみであるために、前記術後においてレポートを作成する際に、手技などの細部を確認することができなかった。
【0005】
特に、前記検査や処置などにおいて、室内に設置される医用画像診断装置、例えばX線撮影装置などを利用して被検体に関する画像を収集撮影したような場合には、前記レポート作成の際に再生して見返すと、前記ビデオカメラの映像を見ただけでは、室内において検査や処置などに携わるメンバー個々に役割があることに起因して検査や処置後にそれぞれの操作を関連付けて思い出すことは非常に困難であるため、前記医用画像診断装置の収集画像が検査の流れの中で如何なる状況の時に撮影したものであるのか、前記収集画像と検査との関連性について容易に把握することができず、検査・処置後の患者への説明、レポート作成、レビューでも細部を説明・確認することは困難であった。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、検査ないしは処置における細部まで記録に残して検査後に確認したり説明を行うことの可能な検査/処置情報記録システム、情報処理装置、情報端末、及び情報記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、室内における検査ないしは処置の様子を当該室内の全体の映像として取得可能な第1の映像取得手段と、前記室内の術者の術中の手元映像を取得可能な第2の映像取得手段と、前記術者の術中の音声情報を取得可能な音声情報取得手段と、前記術者により検査される被検体に関する画像を収集して画像診断を行うための医用画像診断装置と、前記第1の映像取得手段、前記第2の映像取得手段、前記音声情報取得手段、および前記医用画像診断装置と通信可能に形成され、術中に前記第1の映像取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記第2の映像取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記医用画像診断装置にて撮像されて全ての各診断画像情報、前記術中に前記音声情報取得手段にて取得された音声情報を、取得されたタイミングでの各時間情報に基づいて関連付けする情報処理装置と、前記情報処理装置と通信可能に形成され、関連付けされた各情報を、少なくとも1つの表示画面を分割した各表示領域に、各々対応するように連動して表示される情報端末と、を含むことを特徴としている。
【0008】
また、請求項5に記載の発明は、検査の様子を室内の全体の映像として取得可能な第1の取得手段と、前記検査室内の術者の術中の手元映像を取得可能な第2の取得手段と、前記術者の術中の音声情報を取得可能な音声情報取得手段と、前記術者により検査される被検体に関する画像を収集して画像診断を行うための医用画像診断装置とが配設された検査室を複数備え、各検査室の各前記第1の取得手段、各前記第2の取得手段、各前記音声情報取得手段、および各前記医用画像診断装置と各々通信可能に形成され、術中に前記第1の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記第2の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記医用画像診断装置にて撮像されて全ての各診断画像情報、前記術中に前記音声情報取得手段にて取得された音声情報を合成した合成情報ファイルを、取得されたタイミングでの各時間情報に基づいて前記各検査室毎に各々作成可能な情報処理装置と、前記情報処理装置と通信可能に形成され、作成された合成情報ファイルの各情報を、少なくとも1つの表示画面を分割した各表示領域に、各々対応するように連動させ、前記合成情報ファイルを各検査室毎に表示可能な情報端末と、を含むことを特徴としている。
【0009】
また、請求項8に記載の発明は、検査の様子を室内の全体の映像として取得可能な第1の取得手段と、前記検査室内の術者の術中の手元映像を取得可能な第2の取得手段と、前記術者の術中の音声情報を取得可能な音声情報取得手段と、前記術者により検査される被検体に関する画像を収集して画像診断を行うための医用画像診断装置と、前記第1の映像取得手段、前記第2の映像取得手段、前記音声情報取得手段、および前記医用画像診断装置と通信可能に形成され、術中に前記第1の映像取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記第2の映像取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記医用画像診断装置にて撮像されて全ての各診断画像情報、前記術中に前記音声情報取得手段にて取得された音声情報を合成した合成情報ファイルを、取得されたタイミングでの各時間情報に基づいて作成する検査/処置情報記録装置と、が配設された検査室を複数備え、各検査室の各検査/処置情報記録装置と通信可能に形成され、各検査/処置情報記録装置からの各合成情報ファイルを保管する医用画像保管装置と、前記医用画像保管装置と通信可能に形成され、作成された各合成情報ファイルの各情報を、少なくとも1つの表示画面を分割した各表示領域に、各々対応するように連動させ、前記合成情報ファイルを各検査室毎に表示可能な情報端末と、を含むことを特徴としている。
【0010】
また、請求項10に記載の発明は、検査室内における検査の様子を室内の全体の映像として取得可能な第1の取得手段、前記検査室内の術者の術中の手元映像を取得可能な第2の取得手段、前記術者の術中の音声情報を取得可能な音声情報取得手段、および、前記術者により検査される被検体に関する画像を収集して画像診断を行うための医用画像診断装置と通信可能に形成された情報処理装置であって、術中に前記第1の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記第2の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記医用画像診断装置にて撮像されて全ての各診断画像情報、前記術中に前記音声情報取得手段にて取得された音声情報を合成した合成情報ファイルを、取得されたタイミングでの各時間情報に基づいて作成する合成情報ファイル作成手段と、作成された合成情報ファイルの各情報を、少なくとも1つの表示画面を分割した各表示領域に、各々対応するように連動して表示するように表示制御する表示制御手段と、を含むことを特徴としている。
【0011】
また、請求項12に記載の発明は、検査室内における検査の様子を室内の全体の映像として取得可能な第1の取得手段、前記検査室内の術者の術中の手元映像を取得可能な第2の取得手段、前記術者の術中の音声情報を取得可能な音声情報取得手段、および、前記術者により検査される被検体に関する画像を収集して画像診断を行うための医用画像診断装置と通信可能に形成された情報処理装置に対してアクセス可能な情報端末であって、術中に前記第1の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記第2の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記医用画像診断装置にて撮像されて全ての各診断画像情報、前記術中に前記音声情報取得手段にて取得された音声情報を、取得されたタイミングでの各時間情報に基づいて前記情報処理装置において合成された合成情報ファイルの各情報を、少なくとも1つの表示画面を分割した各表示領域に、各々対応するように連動した表示がなされる表示制御手段を有することを特徴としている。
【0012】
また、請求項13に記載の発明は、検査室内における検査の様子を室内の全体の映像として取得可能な第1の取得手段、前記検査室内の術者の術中の手元映像を取得可能な第2の取得手段、前記術者の術中の音声情報を取得可能な音声情報取得手段、および、前記術者により検査される被検体に関する画像を収集して画像診断を行うための医用画像診断装置からの各情報を取得して情報処理を行なうプログラムを記録した情報記録媒体であって、術中に前記第1の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記第2の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記医用画像診断装置にて撮像されて全ての各診断画像情報、前記術中に前記音声情報取得手段にて取得された音声情報を合成した合成情報ファイルを、取得されたタイミングでの各時間情報に基づいて作成する処理を行なう情報と、作成された合成情報ファイルの各情報を、少なくとも1つの表示画面を分割した各表示領域に、各々対応するように連動して表示させる処理を行なうための情報と、を含むことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態の一例について、図面を参照して具体的に説明する。
【0014】
[第1の実施の形態]
(システムの全体構成)
先ず、本発明の検査/処置情報記録システムの全体の概略構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施の形態の検査/処置情報記録システムの全体の概略構成を示す説明図である。
【0015】
本実施の形態の検査/処置情報記録システム1は、図1に示すように、室内映像を取得可能な第1の映像取得手段である第1のデジタルカメラ2と、術者の手元映像を取得可能な第2の映像取得手段である第2のデジタルカメラ3と、術中の音声情報を取得可能な音声情報取得手段であるマイク4と、被検体に関する画像を取得して画像診断可能な医用画像診断装置の一例であるX線診断装置5と、これら第1、第2のデジタルカメラ2・3およびマイク4並びにX線診断装置5からの映像、音声情報を合成処理する検査/処置情報記録装置10(情報処理装置)と、前記検査/処置情報記録装置10にて合成された情報を記録する記録媒体17と、前記記録媒体17の情報を前記検査/処置情報記録装置10を介して読み出し、前記情報を参照するための参照端末(情報端末)である観察モニタ18と、が各々通信可能に構成されている。
【0016】
なお、これら各部間を通信可能に形成するためのネットワークは、情報の授受が可能であれば、有線、無線を問わない。前記ネットワークとしては、例えばインターネット(乃ち主としてTCP/IPプロトコルを用いた通信態様)であることが好ましいが、特定区域のLANやWAN等であってもよく、これらのネットワークに携帯電話回線網(基地局及び交換システムを含む)、公衆電話回線網、ブロードバンド対応可能な専用回線、ケーブルTVなどの各種回線、無線(衛星通信等を含む)ネットワーク等を含んでいてよく、また、他の種々の通信プロトコルを用いたネットワークであっても構わず、他の種々のネットワークと接続されたシステムであってもよい。
【0017】
第1のデジタルカメラ2、第2のデジタルカメラ3は、動画を撮像することの可能な装置であることが前提となる。なお、デジタルでない場合であってもよく、この際、デジタル画像で連動処理を行う前処理においてA/Dコンバータを介して構成すればよい。
【0018】
医用画像診断装置の一例ではX線診断装置5は、例えば支持器(例えばCアーム等)、該支持器の一端に備えられたX線発生源としてのX線管球、他端に備えられているX線検出器としてのイメージ・インテンシファイア(I.I.(Image Intensifier)、また、被検体を静穏に載置するための天板及び寝台、そして収集された投影データを処理する画像処理装置、等からなるX線画像撮影装置とするの好ましい。このようなX線画像撮影装置によれば、被検体中へのカテーテルの挿入作業等その他の医師による手術ないし検査と併せ、これに並行したX線撮影を行うこと等を可能である。
【0019】
なお、医用画像診断装置としては、X線診断装置に限らず、例えば、IVR−CT装置、X線CT装置、SPECT装置、PET装置、MRI装置、超音波診断装置、等の各種の医用画像診断装置であってよい。
【0020】
検査/処置情報記録装置(情報処理装置)10は、例えばサーバー等の情報処理装置にて形成され、画像データベース等を含んだ構成としてもよい。
【0021】
この検査/処置情報記録装置10は、図示しないが、観察モニタ18側にメニュー画面等の各種画面が表示されるように促す例えばCGIプログラム等により形成された表示処理手段、観察モニタ18との間で例えばユーザー情報などの各種データの送受信を行う送受信手段、システム管理者用の表示手段及び操作入力手段、各種制御プログラム、サービス実行プログラムなどを記憶しておく記憶手段、などを含んで構成される。これらの各手段の構成は、種々のハードウエア及びソフトウエアによって実現できるよう構成される。
【0022】
ハードウエア構成の具体例としては、図示しないが、通信機能の制御を行う通信用インターフェース、ハードディスク等の記憶装置、端末からのデータ入出力を行う入出力インターフェース、及びそれらの制御を司る中央演算処理装置(CPU)等が挙げられる。
【0023】
また、ソフトウエアとしては、このグラフィカルユーザインターフェースを実現するための、標準ウェブページオーサリングツールおよびHTML、XML、CGI、Java(R)、Java(R)script、ActiveX等の言語を用いてプログラムされている。
【0024】
さらに、「検査/処置情報記録装置10」には、通常のサーバーのみならず、データベース、電子メールを送受信するためのPOP及びSMTPサーバーやその他DNSサーバーなどの各種サーバーを含んで構成され、これらを含むシステムの総称として機能してもよい。
【0025】
なお、検査/処置情報記録装置10は、デスクトップ、ラップトップコンピュータその他無線・有線通信機能を有する情報機器、またはこれに類するコンピュータなどいかなるコンピュータでもよく、移動式・固定式を問わない。
【0026】
そして、検査/処置情報記録装置10は、デジタルカメラ2、デジタルカメラ3、マイク4、およびX線診断装置5と通信可能に形成され、術中に前記デジタルカメラ2にて取得された映像情報、前記術中に前記デジタルカメラ3にて取得された映像情報、前記術中に前記X線診断装置5にて撮像されて全ての各診断画像情報、前記術中に前記マイク4にて取得された音声情報を合成した合成情報ファイルを、取得されたタイミングでの各時間情報に基づいて作成する合成情報ファイル作成手段を含んで構成される。この合成情報ファイル作成手段は、各前記映像情報、各前記診断画像情報、前記音声情報が各々取得されたタイミングでの時間情報に基づいて、時間順にどの情報を呼び出すのかその手順を記述してなり、各前記映像情報、各前記診断画像情報、前記音声情報を関連付けした関連情報を作成する。
【0027】
また、検査/処置情報記録装置10は、観察モニタ18からのアクセス要求に応じて前記合成情報ファイルを記録媒体17から呼び出して観察モニタ18に対して転送する。
【0028】
記録媒体17は、前記合成情報ファイルを保存記録するものであり、例えば検査/処置情報記録装置10に接続される各種リムーバブルメディアであってもよいし、検査/処置情報記録装置10に内蔵されるハードディスクなどであってもよい。
【0029】
観察モニタ(情報端末)18は、来客者が利用又は所有しているものであり、ネットワーク関連の機能を有していれば、携帯電話端末・パームコンピュータ・PDA、デスクトップ、ラップトップコンピュータ、モバイル、ページャその他無線・有線通信機能を有する情報機器、またはこれに類するコンピュータなどいかなるコンピュータでもよく、移動式・固定式を問わない。
【0030】
なお、観察モニタ18は、図示しないが、種々の画像情報等を表示するための表示手段(スクリーン)、この表示手段の表示画面上にデータを入力するための操作入力手段、データを送受信するための送受信手段、各種データを記憶するための記憶手段(メモリ)、これらの制御を司る制御手段などを有している。これらの各手段の構成は、種々のハードウエア及びソフトウエアによって実現できるよう構成される。
【0031】
なお、観察モニタ18は、ビューワ(PCのモニター)、記録媒体17は、PCでもディスク(CD、DVD、MO等)でもよい。
【0032】
また、観察モニタ18は、例えば検査/処置情報記録装置10と通信可能に形成され、作成された合成情報ファイルの各情報を、少なくとも1つの表示画面を分割した各表示領域に、各々対応するように連動して表示するように制御する表示制御手段を含んで構成される。
【0033】
第1のデジタルカメラ2、第2のデジタルカメラ3、X線診断装置5、マイク4は、各々検査室に設置され、観察モニタ18は操作室などに設置される。ここで、検査室に医師がおり、操作室には観察モニタ18が設置され、技師がいてその検査をサポートする。そして、医者が見る画面モニターは、通常、X線診断装置5の中に含まれており、検査室の外の観察モニタ18と中のX線診断装置5のモニターとでは、同じ診断画像を参照することができる。
【0034】
本実施の形態においては、1つの検査室の中に全体を映すようなデジタルカメラ2、手元を映すようなデジタルカメラ3が設置されている。なお、本実施の形態においては、1つの検査室の場合を例に説明しているが、複数の検査室からの情報を同時に収集できるようにしてもよい。
【0035】
また、デジタルカメラ3は、術者の頭部に設置する場合であってもよいが、これに限らず、この他、各部に設置するようにしてもよい。例えば、X線診断装置に近接して専用の機構を設けて、当該機構にデジタルカメラ3を設けて撮影の自由度を増やすようにしてもよい。
【0036】
上述のような構成を有する検査/処置情報記録システム1では、患者に対して動脈を使ってカテーテルを挿入するような手技において、検査/処置室の一隅に室内全体を映せるように設置されたデジタルカメラ2による室内の映像を収集する。また、それと同時に、術者の頭部に設置された小型のデジタルカメラ3により手元映像を収集する。
【0037】
さらに、術者の頭部に設置された小型のマイク4により、検査/処置中の音声を収集する。また、X線診断装置5でデジタル画像を収集するとともに、タイムコードを発行する。そして、以上のように収集された、室内映像、術者手元映像、音声情報、デジタル画像、タイムコード等の情報を検査/処置情報記録装置10に各々入力する。
【0038】
検査/処置情報記録装置10内では、第1のデジタルカメラ2、第2のデジタルカメラ3、X線診断装置5によるデジタル画像を、内部のイメージメモリ上で合成し、その画像に音声情報、タイムコードを付加した情報をリアルタイムで記録媒体17に記録する。
【0039】
この際、X線診断装置5によるデジタル画像の収集時には、マーキング情報を付加し、収集した画像でサーチができるようにしておく。
【0040】
観察モニタ18での情報表示時には、第1のデジタルカメラ2の室内映像、第2のデジタルカメラ3の術者手元映像、マイク4による音声情報、X線診断装置5によるデジタル画像、タイムコードの情報を関連付けて表示する。なお、観察モニタ18の表示画面上に表示される操作ボタンには、正/逆方向の再生ボタン、早送りボタン、最も近い撮影像の検査ボタン、そして停止ボタンが含まれる(図3参照)。
【0041】
(表示画面)
図3は、観察モニタ15の表示画面上に表示される表示態様の一例を示す説明図である。同図に示すように、表示画面20においては、前記第1のデジラルカメラ2からの室内映像21、前記第2のデジタルカメラ3からの術者手元映像22、前記X線診断装置5からの収集画像が連動されて表示される。さらに加えて、表示画面20においては、患者情報や検査情報等、また、各種操作を行うための操作ボタン(表示操作部)などが表示可能に形成された表示部24を有する。
【0042】
このように、前記情報は、観察モニタ18(参照端末であるビューア)により操作室で技師などが閲覧可能となっており、操作ボタンから様々な画像の閲覧、選択を行うことができる。この際、タイムコードなどの情報がキーとなり、室内映像、術者手元映像は連続的に流れて連動して表示される。また、検査中は、常時モニターしており、なおかつ、X線診断装置5からの診断画像も連像して表示される。
【0043】
また、表示画面内の再生・早送りボタンは1つ形成され、室内映像、術者手元映像、収集画像の連動表示を一度に早送りすることができる。この際、画像1個1個に収集されていた時のタイムコード(マーキング情報=タイムコード情報)が入っているために、それによって画像の識別を行う。
【0044】
このように、X線診断装置の撮影画像をタイムコードを使って室内映像および術者手元映像と連動させることにより、手技の記録の詳細、ならびに診断画像と術者手元画像などとの関連付けを容易に把握することができる。
【0045】
(本実施の形態の特徴的構成)
ここで、本実施の形態の特徴、すなわち、前記連動処理を前記観察モニタから参照可能とするための検査/処置情報記録装置10内部において処理されるソフトウエアモジュール構成について図2を参照しつつ説明する。
【0046】
検査/処置情報記録装置10の内部においては、前記室内映像、手元映像、術中音声情報などに基づいて、第1の動画像ファイル、第2の動画像ファイル、各診断画像ファイル、音声情報ファイルなどの各ファイルを各々生成する処理11と、生成された各ファイルをタイムコードに基づいて合成する合成処理12と、合成された合成情報ファイルを記録媒体17に書き込む書込処理13からなる記録保存処理が行われる。
【0047】
ここで、前記合成処理12では、タイムコードなどの時間情報をもとに各ファイルが関連付けされて合成されることとなるが、より詳細には、図4に示されるようなタイミングで合成されることが好ましい。
【0048】
すなわち、第1の動画像ファイルは、室内映像に関する情報を格納した画像データ部と、前記室内映像の撮影を開始した第1撮影開始時刻ならびに撮影を終了した第1撮影終了時刻などの付帯情報を格納したヘッダ部と、を有し、前記第1の動画像ファイルを開いて呼び出すと、第1撮影開始時刻に対応する画像の画像表示を開始して、前記第1撮影終了時刻に対応する画像に至るまで前記室内映像を動画像表示する。
【0049】
同様にして、第2の動画像ファイルは、手元映像に関する情報を格納した画像データ部と、前記手元映像の撮影を開始した第2撮影開始時刻ならびに撮影を終了した第2撮影終了時刻などの付帯情報を格納したヘッダ部と、を有し、前記第2の動画像ファイルを開いて呼び出すと、第2撮影開始時刻に対応する画像の画像表示を開始して、前記第2撮影終了時刻に対応する画像に至るまで前記手元映像を動画像表示する。
【0050】
この際、室内映像ないしは術者手元画像は、ファイルとして保存した場合には、MPEGなどの動画像ファイルとして保存されることとなる。
【0051】
また、音声情報ファイルは、術中音声に関する情報を格納した音声データ部と、前記術中音声の録音を開始した第3開始時刻ならびに録音を終了した第3終了時刻などの付帯情報を格納したヘッダ部と、を有し、前記音声情報ファイルを開いて呼び出すと、第3開始時刻に対応する音声の再生を開始して、前記第3終了時刻に対応する音声に至るまで前記術中音声を再生する。
【0052】
さらに、術中などにおいて、例えば診断画像が4枚撮影されたとすると、診断画像ファイル01、02、03、04が各々作成される。
【0053】
例えば診断画像ファイル01は、図5に示すように、診断画像に関する情報を格納した画像データDTと、前記診断画像の撮影を行った撮影時刻などの画像付帯情報ATと、を有し、前記診断画像ファイル01を開いて呼び出すと、前記診断画像の画像表示を行う。
【0054】
ここで、図4に示すように、診断画像ファイル01において収集画像1が撮影された時刻(時間1)をT1、診断画像ファイル02において収集画像2が撮影された時刻(時間2)をT2、診断画像ファイル03において収集画像3が撮影された時刻(時間3)をT3、診断画像ファイル04が収集画像4を撮影した時刻(時間4)をT4とする。
【0055】
このような各ファイルが各々形成された場合において、合成情報ファイルを作成するための実行プログラムは以下に示すような手法で合成処理を行う。
【0056】
すなわち、先ず、各ファイルを時間情報を抽出し、時間順を決定する。具体的には、第1の動画像ファイルの第1撮影開始時刻、第2の動画像ファイルの第2撮影開始時刻、音声情報ファイルの第3開始時刻、診断画像ファイル01の時刻T1、診断画像ファイル02の時刻T2、診断画像ファイル03の時刻T3、診断画像ファイルの時刻T4を各々抽出する。
【0057】
ところで、この際、第1撮影開始時刻、第2撮影開始時刻、第3開始時刻は、ほぼ同様であることが多いため(第1のデジタルカメラ、第2のデジタルカメラ、マイクの録画ないしは録音開始ボタン等は検査開始直前などにほぼ同時に押下されることが多いため)、同一の撮影開始時刻TSとみなしてもさしつかえ差し障りない。
【0058】
このため、各時間情報を抽出した後に時間順を規定する場合には、図4の例では、撮影開始時刻TSの第1の動画像ファイル・第2の動画像ファイル・音声情報ファイル、時刻T1の診断画像ファイル01、時刻T2の診断画像ファイル02、時刻T3の診断画像ファイル03、時刻T4の診断画像ファイル04の順に順番が規定されることとなる。
【0059】
なお、厳密には、第1の動画像ファイル・第2の動画像ファイル・音声情報ファイルの各撮影開始時間が異なる場合もあり得るので、そのような場合には、同様にして時間順を決めればよい。ここでは、簡単のため同じであるとみなして説明する。
【0060】
これによって、再生時に各ファイルをどのような順番で呼び出せばよいのかが決定される。
【0061】
このようにして順番が規定されると、例えば第1の動画像ファイルを呼び出した後に、どのタイミングで診断画像ファイル01を呼び出せばよいのかを決めるために、例えばT1―TSを算出する。同様にして、T2―TS、T3―TS、T4―TSを各々算出する。
【0062】
これにより、再生時には、第1の動画像ファイルが呼び出されてからT1―TS時間後に診断画像ファイル01を呼び出し、T2―TS時間後に診断画像ファイル02を呼び出し、T3―TS時間後に診断画像ファイル03を呼び出し、T4―TS時間後に診断画像ファイル04を呼び出すことにより、実際に検査室等で行われたのと同一の時間順にて再生画像による再現を行うことができる。
【0063】
そして、このようなファイルを呼び出して開くための手順、合成情報ファイルを開くコマンドが要求されると、先ず最初に第1の動画像ファイル、第2の動画像ファイル、音声情報ファイルをほぼ同時に呼び出し、第1の動画像ファイルが呼び出されてからT1―TS時間後に診断画像ファイル01を呼び出し、T2―TS時間後に診断画像ファイル02を呼び出し、T3―TS時間後に診断画像ファイル03を呼び出し、T4―TS時間後に診断画像ファイル04を呼び出すことを記述したプログラムを作成する。このプログラムは関連情報として合成情報ファイルのヘッダ部などの管理領域に格納しておくことが好ましい。
【0064】
このようにして前記関連情報とともに各ファイルが合成処理12され、前記関連情報を含む前記合成情報ファイルが作成される。なお、前記関連情報には、第1の動画像ファイルを表示画面の所定の箇所に所定の大きさの第1表示領域に、第2の動画像ファイルを表示画面の所定の箇所に所定の大きさの第2表示領域に、診断画像ファイルを表示画面の所定の箇所に所定の大きさの第3表示領域に、各々表示するように規定した情報なども予め記述されるようにしておくことが好ましい。
【0065】
以上のようにして作成された合成情報ファイルは、図2に示すように、書込処理13によって、記録媒体17の所定の記録領域に合成情報ファイル17aとして記録されることとなる。言わずもがな、いま述べたように、合成情報ファイル17aには、前記関連情報やタイムコードなどに時間情報とともに、第1の動画像ファイルからの室内映像情報、第2の動画像ファイルからの手元映像情報、音声情報ファイルからの術中音声情報、各診断画像ファイルからの各収集画像情報などが保有されている。
【0066】
一方、前記のようにして記録保存処理により記録媒体に記録された複数の合成情報ファイルを、観察モニタ18から参照する場合に必要となるソフトウエア構成として、検査/処置情報記録装置10の内部においては、指定された合成情報ファイルを読み出す読出処理15と、読み出された合成情報ファイルを観察モニタ18に対して表示するように処理する再生表示処理16とからなる再生処理が行われる。
【0067】
再生表示処理16においては、指定された合成情報ファイルの前記関連情報に基づいて、どのタイミングでどの情報をどの表示領域に表示すればよいのか等の情報が把握されることとなるから、このような情報によって観察モニタ18に図3に示すようなレイアウトの画面を表示することが可能となる。
【0068】
なお、観察モニタ18においては、合成情報ファイルを開くことを要求するコマンド(読出要求)を実行する前段階において、予め複数の合成情報ファイルの中から患者情報や検査情報などをキーとして特定の合成情報ファイルを検索、抽出する処理が行われることはもちろんである。
【0069】
このように、再生する場合に、動画像ファイルを開くと、当該映像は撮影開始時点から表示が再生されることとなる。この際、室内映像の第1の画像ファイル、術者手元映像の第2の画像ファイル、収集画像の第3の画像ファイルとの関連付けは、例えば、患者IDなどによるファイル名を共通化することによって関連付けることもできるし、ファイルのヘッダなどに患者ID等を埋め込んでおいてもよい。
【0070】
あるいは、第1の画像ファイル、第2の画像ファイル、第3の画像ファイルは1セットで保存されるようにしてもよい。
【0071】
いずれにしても、再生して連動表示を行なうと、室内映像等は連続的に映し出されている一方、収集画像は断続的に撮像された収集画像が表示されることとなる。
【0072】
(処理手順について)
次に、上述のような構成を有するシステムの処理手順について、図3を参照しつつ説明する。
【0073】
先ず、デジタルカメラにより室内映像情報を収集取得し、第1の動画像ファイルを生成する(ステップ、以下「S」101)。同時に、デジタルカメラにより手元映像情報を収集取得し、第2の動画像ファイルを生成する(S102)。さらには、マイクにより術中音声情報を収集取得し、音声情報ファイルを生成する(S103)。
【0074】
術中にX線診断装置により撮像された全ての各診断画像を収集取得し、各々の診断画像ファイルを生成する(S104)。
【0075】
ここで、装置使用者は、X線診断装置5によって、被検体Pに関する何らかの画像データを取得する。この画像データとしては、例えば単なる1枚の断層像から、上述した動画像たるCT透視画像に至るまで、種々のもの(画像種別)を想定し得る。また、この画像データは、複数の被検体P各々に関する1枚1枚の画像、あるいは一の被検体Pに関し複数枚取得された画像等として、一般に復数存在し、かつ、これら復数の画像データの各々には、これらを識別するためのファイル名等が付され、「(診断)画像ファイル」として検査処置情報記録装置10に記憶されることになる。
【0076】
なお、図5においては、当該(診断)画像ファイルの構成の一例を示す。この図において、画像ファイルは、上記した画像データDTと画像付随情報(付帯情報)ATとから構成されている。ここに画像付随情報ATとは、例えば上記ファイル名や画像が取得されたあるいは保存作成された時間情報等が該当し、図においてはそれが先頭に付されていることが示されている。また、この画像付随情報ATとしては、被検体Pの名前に関する情報・時間情報をも含ませることが可能である。さらにこの他、上述したような画像データの識別可能性を確保し得る情報(例えば撮影開始時刻や撮影終了時刻等)であれば、基本的にどのようなものであっても、画像付随情報ATとして書き込むことが可能である。要するに、図5に示す画像付随情報ATとは、前記識別情報となり得る情報の集合体とみなし得る。
【0077】
次に、各ファイルの各時間情報を取得する(S105)。そして、第1の動画像ファイルに付帯する付帯情報に含まれる、前記取得されたタイミングにおける時間情報、前記第2の動画像ファイルに付帯する付帯情報に含まれる、前記取得されたタイミングにおける時間情報、前記音声情報ファイルに付帯する付帯情報に含まれる、前記取得されたタイミングにおける時間情報、前記診断画像ファイルに付帯する付帯情報に含まれる、撮影されたタイミングにおける時間情報などの各時間情報をもとに、時間順に各ファイルを呼び出すことを記した(各診断画像ファイルと、前記第1の動画像ファイルおよび前記第2の動画像ファイル並びに音声情報ファイルを関連付けした情報)を作成する(S106)。
【0078】
ここで、前記関連情報の具体例としては、例えば、図4に示す例の場合には、時刻TSでは、前記第1の動画像ファイル、第2の動画像ファイル、前記音声情報ファイルを同時に開いて各表示領域において各々表示実行させ、時刻T1では、診断画像ファイル01を開いて対応する表示領域において表示実行させ、時刻T2では、診断画像ファイル02を開いて対応する表示領域において表示実行させ、時刻T3では、診断画像ファイル03を開いて対応する表示領域において表示実行させ、時刻T4では、診断画像ファイル04を開いて対応する表示領域において表示実行させるという具合に、時間順に呼び出すべきファイルが記述されたプログラムなどであることが好ましい。
【0079】
さらに、前記関連情報に含まれる前記時間情報を基準とした合成情報ファイルを作成する(S107)。この合成情報ファイルは、関連情報を付帯情報として記録媒体に格納されることなる。
【0080】
このようにして、記録媒体の記録面に対し、上記送信されてきた合成情報ファイル(画像ファイル)に基づき、その内容を記録する。なお、この記録媒体への合成情報ファイルの記録は、複数の被検体Pに係る合成情報ファイルが指定された場合には、まず、その最初に指定された被検体Pに係る合成情報ファイルについて行われる。これを簡単に説明すると、記録媒体上には、例えば(複数の)合成情報ファイルと、一つの管理情報ファイルとから構成されるような記録が行われることになる。ここに「管理情報ファイル」とは、合成情報ファイル中の付随情報から、所定の基準で抽出された管理データにより構成される。また、ある1人の被検体Pに関し複数の合成情報ファイルが存在する場合には、そのような複数の合成情報ファイル01、02、…が記録されるとともに、前記管理情報ファイルは当該複数の合成情報ファイル01、02、…の各々に関する上記管理データから構成されるものとなる。
【0081】
そして、前記診断画像を参照する旨の操作がなされか否かを判断する(S108)。このS108の判断処理において、前記診断画像を参照する旨の操作がなされていないと判断された場合には、処理を終了する。
【0082】
一方、前記S108の判断処理において、前記診断画像を参照する旨の操作がなされているものと判断された場合には、参照される合成情報ファイルを呼び出し、前記第1の動画像ファイル、第2の動画像ファイル、音声情報ファイル、前記診断画像ファイルを対応する各表示領域に連動して表示するように処理(表示制御)する(S109)。
【0083】
以上のように本実施の形態によれば、検査/処置中の映像、音声、タイムコードを関連付けた情報を利用することにより、複数の情報を関連付けることで総合的に細部まで記録に残すことができ、連動して表示されることで、各診断画像が如何なる状況のときに撮影されたものであるのかなど、再生時に手技の内容を総合的に細部まで把握することができ、検査/処置後のレポート作成、医師/技師の教育、また、検査中の人員配置を検討することによる検査の効率化に非常に有効である。また、この情報を病院サービスの一環として患者に公開することで、医療情報の開示が進む中、病院の信頼向上にも非常に有効である。
【0084】
また、通常しなしば発生する医療ミス等は、前記医療に従事する者、例えば技師やドクターなどが、後で記憶を辿って認識され得るものであるが、本実施の形態では、前記画像情報や音声情報をリアルタイムで収集することにより、当該医療ミスのような事項も確認することも可能である。
【0085】
[第2の実施の形態]
次に、本発明にかかる第2の実施の形態について、図7に基づいて説明する。なお、以下には、前記第1の実施の形態の実質的に同様の構成に関しては説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。図7は、本実施の形態の検査/処置情報記録システムの全体構成を示す説明図である。
【0086】
上述の第1の実施の形態では、一つの検査室についての室内映像、手元映像、収集画像、術中音声等を連動して再生する構成としたが、本実施の形態では複数の検査室に関する情報を選択的に再生可能に形成した例を開示している。
【0087】
具体的には、本実施の形態の検査/処置情報記録システム200は、図7に示すように、複数の検査室201、202、203、204、・・と、これら各検査室の室内映像、手元映像、収集画像、術中音声等を各々保管する医用画像保管装置(画像サーバー)210と、複数の画像参照用端末(ビューア)220、・・、220nと、レポート作成に関する情報を格納したレポートサーバー230とが通信線Cを介したネットワークを形成して構成されている。
【0088】
検査室201、202、203、204、・・には、各々前記第1の実施の形態同様に、室内映像を撮影するデジタルスチルカメラ、手元映像を撮影するデジタルスチルカメラ、医用画像診断装置、術中音声を取得するマイク等が各々形成されている。なお、検査室に応じて医用画像診断装置は、異なる種類のものであってもよい。例えば、X線画像撮影装置、IVR−CT装置、X線CT装置、SPECT装置、PET装置、MRI装置、超音波診断装置、等の各種の医用画像診断装置であってよい。
【0089】
X線CT装置は、被検体を透過することで吸収の度合いが空間的に変化したX線を検知することにより、SPECT装置は、体内に投与し分布させた放射性同位体(RI)から発せられるガンマ線を検知することにより、MRI装置は、核磁気共鳴信号を検知することにより、それぞれ被検体内の情報を取得し、これに基づき画像を再構成することが可能となっている。なお、上記X線画像撮影装置としては、例えばCアーム等を備えたいわゆる「アンギオ装置」等を想定すればよい。なお、上記各種の医用画像診断装置は、それぞれ三次元画像をも生成することの可能なものであってよい。
【0090】
医用画像保管装置210は、通常の画像サーバー等の情報処理装置でもよいし、高速CPUや大容量メモリ、さらに場合によっては、画像処理専用のアクセラレータ等を装備するとともに、各種の三次元観察をするための様々な機能を有してよい。また、医用画像保管装置210には、例えばCD−R、DVD等の搬送可能な大容量の記録媒体Mに対するデータの記録、また該記録媒体Mからのデータの読み出しを行うことの可能な記録・読出装置が付設されることが好ましい。
【0091】
一方、上記通信線Cに対しては、図7に示すように、複数の画像参照用端末220、…、220nが接続されている。(被検体に関する)元となる画像データは、上記各種の医用画像診断装置より供給されるが、本実施形態においては、該画像参照用端末と各種医用画像診断装置とを接続する通信線Cを介して(ネットワーク経由で)、参照可能になっている。これら画像参照用端末220、…、220nは、通常市販にて容易に手に入る情報処理装置が想定され、上記医用画像保管装置210に比べて一般に低速のCPU及び小容量のメモリを装備する。なお、本実施形態においては、医用画像保管装置210からの画像データの読み出しを行うことができる。
【0092】
なお、これら画像参照用端末220、…、220nには、記録媒体Mに対するデータの記録及び該媒体Mからのデータの読み出しが可能な記録・読出装置が接続されてることが好ましい。
【0093】
また、レポートサーバー230(レポート作成装置)なども情報処理装置などによって構成されており、前記検査ないしは処置に関するレポートを作成する。これにより、画像参照用端末220は、前記合成情報ファイルにて表示される情報の内容を前記レポートサーバー230からのレポート情報に反映可能に構成される。
【0094】
さらに、通信線Cは、図7に示すように、外部との接続を図ることが可能となっている。ここにいう「外部」とは、例えばいわゆるインターネットを想定すればよく、その他、別の有線接続されたネットワークを想定してもよい。
【0095】
画像参照用端末220に表示される表示画面としては、例えば、図8に示すようなものが挙げられる。図8に示すように、表示画面330には、検査室1に関する情報を表示する第1検査室情報表示部310、・・、検査室Nに関する情報を表示する第N検査室表示部320と、レポート作成サーバーからのレポート作成画面を表示したレポート作成画面表示部330と、が形成されている。
【0096】
これら各表示部は例えばウインドウ形式で表示形成され、各種映像や診断画像を前記第1の実施の形態同様に関連性を持たしては把握することができる他、検査室や患者毎にも前記画像情報を手技などの細部に亘って把握でき、例えばレポート作成の参考とすることができる。また、特定の診断画像等を、レポート作成用の表示部に貼り付けるなどをして利用することもできる。
【0097】
第1検査室情報表示部310では、検査室1の患者に関する室内映像を表示した室内映像表示部311、同じく術者手元映像を表示した術者手元映像表示部312、収集画像を表示した収集画像表示部313、ロードマップ像等を表示した表示部314、各種操作ボタンを表示した表示部316などが形成されている。
【0098】
因みに、室内映像表示部311においては、特定のタイミングでの動画像を再生可能とするための設定部311aが形成される。そして、当該設定部311aにより動画像の再生開始時期を随意に変更することができる。この変更により、動画像の任意の途中部分から再生することができる。例えば、特定タイミングから室内映像が再生されると、同じタイミングからそれと連動して術者手元映像やその他の収集画像、ロードマップ像等も連動して再生されることとなる。このために、前記設定部311aは、動画像の再生可能な表示部に一つだけ設けておけばよい。
【0099】
また、各種操作ボタン等が形成された表示部316においては、出力される音量などを調整する音量調整操作部316aなどが形成されている。
【0100】
以下では、上記構成例となる本実施形態のシステムの作用効果について説明する。まず、上記各種の検査室201乃至204によって生成された合成情報ファイルは、通信線C、つまりネットワークを経由して医用画像保管装置210に転送され、この転送された合成情報ファイルは、内蔵する大容量メモリに記録される。さらに、記録媒体Mに対して記録することもできる。
【0101】
そして、画像参照用端末220、・・、220nから医用画像保管装置210にアクセスすることにより、特定の合成情報ファイルを前記画像参照用端末220において参照することが可能となる。
【0102】
この他、画像参照用端末220からはレポートサーバー230に対してアクセスして、レポート作成のための情報が閲覧可能となり、図8に示す表示画面として表示することができる。
【0103】
以上のように本実施の形態によれば、ネットワークを介して複数の各検査室の各合成情報ファイルを医用画像保管装置にて一元的に保管し、当該医用画像保管装置に対して画像参照用端末からアクセスすることにより、複数の各合成情報ファイルを必要に応じて参照することができる。
【0104】
しかも、画像参照用端末からはネットワークを介してレポートサーバーに対してもアクセス可能なことから、レポート作成を行なうにあたり、同時に前記医用画像保管装置からの対応する患者ないしは手技または診断画像の合成情報ファイルを取得することができるので、合成情報ファイルの内容をレポート作成の参考とすることができる。
【0105】
なおまた、本実施形態における画像参照用端末としては、上記したようにネットワークを形成するパソコンのみでなく、通信線Cに接続されていない(いわゆる「スタンド・アローン」な)パソコンも存在する。ただし、このようなパソコンにも、上記と同様な記録・読出装置が接続される構成としてもよい。
【0106】
なお、記録・作成された記録媒体Mは、医用画像参照端末220、…、220nに接続されていた記録・読出装置に装着可能である。そして、これら医用画像参照端末220、…、220nでは、当該装着された記録媒体Mから画像データを読み出すことにより、画像の表示を行うことが可能となる。
【0107】
さらに加えて、上記実施形態では、記録媒体Mの具体例として、CD−R及びDVDが利用されることが示されていたが、本発明はこれに限らず、例えばMO(光磁気ディスク)、光ディスク等を利用する形態であっても当然に適用可能である。
【0108】
なお、本発明にかかる装置と方法は、そのいくつかの特定の実施の形態に従って説明してきたが、本発明の主旨および範囲から逸脱することなく本発明の本文に記述した実施の形態に対して種々の変形が可能である。
【0109】
例えば、前記第2の実施の形態において、各検査室に各々、第1の映像取得手段、第2の映像取得手段、音声情報取得手段、医用画像診断装置、検査処置情報記録装置、記録媒体を設置し、当該検査処置情報記録装置と通信線を介して前記医用画像保管装置、画像参照用端末、レポートサーバーと接続されたシステム構成としてもよい。
【0110】
また、例えば、上述の各実施の形態の検査処置情報記録システム、それに用いるサーバー、例えば、検査処置情報記録装置、医用画像保管装置、レポートサーバー等の情報処理装置、観察モニタ、画像参照用端末(ビューア)などの情報端末などにおいて処理される処理プログラム、説明された処理、データ(例えば、診断画像ファイル、第1の動画像ファイル、第2の動画像ファイル、音声情報ファイル、タイムコード情報、合成情報ファイル、管理情報ファイル、各種表示画面データ等)の全体もしくは各部を情報記録媒体に記録した構成であってもよい。さらに、上述の処理プログラムを、一般のパソコンや携帯端末で動作可能な電子メールソフトに組み込んだもの、あるいは組み込んだ電子メールソフトを記録した情報記録媒体も含む。
【0111】
この情報記録媒体としては、例えばROM、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ並びに集積回路、光ディスク、光磁気ディスク、磁気記録媒体等を用いてよく、さらに、CD−ROM、ハードディスク、CD―R、CD―RW、FD、DVDRAM、DVDROM、MO、ZIP、磁気カード、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ICカード等に記録して構成して用いてよい。
【0112】
具体的には、情報記録媒体は、検査室内における検査の様子を室内の全体の映像として取得可能な第1の取得手段、前記検査室内の術者の術中の手元映像を取得可能な第2の取得手段、前記術者の術中の音声情報を取得可能な音声情報取得手段、および、前記術者により検査される被検体に関する画像を収集して画像診断を行うための医用画像診断装置からの各情報を取得して情報処理を行なうプログラムを記録したものであり、術中に前記第1の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記第2の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記医用画像診断装置にて撮像されて全ての各診断画像情報、前記術中に前記音声情報取得手段にて取得された音声情報を合成した合成情報ファイルを、取得されたタイミングでの各時間情報に基づいて作成する処理を行なう情報と、作成された合成情報ファイルの各情報を、少なくとも1つの表示画面を分割した各表示領域に、各々対応するように連動して表示させる処理を行なうための情報と、を含む。
【0113】
さらにまた、媒体の例としては、コンピュータと別のデバイスの間の無線又は赤外線送信チャンネル、コンピュータで読取可能なカード、例えばPCMCIAカード、別のコンピュータ又はネットワーク上のデバイスへのネットワーク接続、及び電子メール送信とウェブサイトその他に記録された情報を含むインターネットやイントラネットにて利用されるものなどが挙げられる。
【0114】
この情報記録媒体を上記各実施の形態によるシステム以外の他のシステムあるいは装置で用い、そのシステムあるいはコンピュータがこの記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し、実行することによっても、上記各実施の形態と同等の機能を実現できると共に、同等の効果を得ることができる。
【0115】
また、コンピュータ上で稼働しているOS、サーバー、端末(携帯電話)上のRTOS等が処理の一部又は全部を行う場合、あるいは記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータ、情報処理装置に挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された拡張機能ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づいて、上記拡張機能ボードや拡張機能ユニットに備わるCPU等が処理の一部又は全部を行う場合にも、上記実施の形態と同等の機能を実現できると共に、同等の効果を得ることができる。
【0116】
また、上述の実施の形態の「検査処置情報記録システム」を、ある「システム」の下位階層に組み込んだシステムとして、これら全体を本発明の「検査処置情報記録システム」として構成することも一向に構わない。
【0117】
なお、上述のシステムが搭載される情報処理装置としては、例えばパーソナルコンピュータに限らず、各種サーバー、EWS(エンジニアリングワークステーション)、中型コンピュータ、メインフレームなどが挙げられ、サーバーとして利用する際にはこのサーバーにアクセス可能な端末にも一部のプログラムを搭載して構成することもでき、その他、携帯型情報端末、各種モバイル端末、PDA、携帯電話機、ページャ等からも利用できる構成としても構わない。あるいは、これらの端末に表示されるアプリケーションとして改良されたもの(すなわち、本行動記録自動作成システムにサービスを提供するための種々の改良ユーザーインターフェースを組み入れたもの、あるいはパソコン表示用画面や携帯電話機用表示用画面などハードウエア環境の違いによって生じ得る異なるプログラム要素)も本システムの範囲に含めることができる。
【0118】
さらに、前記方法(処理手順)及び本明細書で全般的に記述される手法並びに各種データベース、画面データの情報は、コンピュータシステムを用いて実施されてよい。このようなシステムでは、コンピュータシステム内で実行されるアプリケーションプログラムなどのソフトウェアとして、コンピュータにより実行されるソフトウェア中の命令により達成される。ソフトウェアは、前記方法を実行する部分と、コンピュータとユーザとのユーザインタフェースを管理する部分の2つの別々の部分に分割してもよい。ソフトウェアは、例えば、記憶装置を含むコンピュータ読み取り可能な媒体に格納してもよい。ソフトウェアは、コンピュータ読み取り可能な媒体からコンピュータにロードされ、コンピュータにより実行される。そのようなソフトウェア又はコンピュータプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータプログラム製品である。コンピュータにおけるコンピュータプログラム製品の使用は、好都合な装置を達成する。
【0119】
なお、本実施の形態にて説明されたプログラムは、ハードディスクもしくはメモリに常駐することが好ましく、実行時にCPUにより読み出され、制御される。プログラムの中間記憶領域及びネットワークから取得したいかなるデータも半導体メモリを用いて、あるいはハードディスク装置とともに用いて達成してもよい。幾つかの例においては、アプリケーションプログラムは、CD−ROM又はフロッピー(R)ディスクに記録してユーザーに供給し、対応する装置を介して読み出すか、あるいはモデム装置を介してユーザーがネットワークから読み出してもよい。
【0120】
さらに、ソフトウェアは、磁気テープと、ROM又は集積回路と、光磁気ディスクと、コンピュータモジュールと別の装置との間の無線又は赤外線の伝送チャネルと、PCMCIAカードなどのコンピュータ読み取り可能なカードと、電子メール伝送及びウェブサイト上などで記録された情報を含むインターネット及びイントラネットとを含むその他のコンピュータ読み取り可能な媒体からコンピュータシステムにロードすることも可能である。これまでの説明は、関連するコンピュータ読み取り可能な媒体のただの例示である。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体も、本発明の趣旨から逸脱することなく実施することができる。
【0121】
さらに、本発明の実施形態は、コンピュータ産業及びデータ処理産業に適用可能であり、必ずしも特定の基準に準拠していない可能性のあるコンピュータソフトウェアアプリケーションに適用可能であることは、上述から明らかである。
【0122】
さらに、上記実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。つまり、上述の各実施の形態同士、あるいはそれらのいずれかと各変形例のいずれかとの組み合わせによる例をも含むことは言うまでもない。また、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除された構成であってもよい。
【0123】
そして、これまでの記述は、本発明の理解を容易にするために、本発明の実施の形態の一例を開示したものであり、前記実施の形態は例証するものであり制限するために記載されたものではなく、所定の範囲内で適宜変形及び/又は変更が可能である。従って、上記の実施の形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物を含む趣旨である。
【0124】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、検査/処置中の映像情報、音声情報、時間情報により関連付けた情報を利用することにより、連動して表示されることで、各診断画像が如何なる状況のときに撮影されたものであるのかなど、再生時に手技の内容を総合的に細部まで把握することができ、検査/処置後のレポート作成、医師/技師の教育などに、また、検査中の人員配置を検討することによる検査の効率化に非常に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る検査/処置情報記録システムの全体の概略構成の一例を示すシステムブロック図である。
【図2】図1の検査/処置情報記録装置の詳細を示す機能ブロック図である。
【図3】図1の検査/処置情報記録システムの観察モニタに表示される表示画面の一例を示す説明図である。
【図4】取得される各情報と時間との関係を説明するための説明図である。
【図5】ファイル構造を説明するための説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る検査/処置情報記録システムの処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の他の実施の形態に係る検査/処置情報記録システムの全体の概略構成の一例を示すシステムブロック図である。
【図8】図7の検査/処置情報記録システムの画像参照用端末に表示される表示画面の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 検査/処置情報記録システム
2 デジタルカメラ(第1の映像取得手段)
3 デジタルカメラ(第2の映像取得手段)
4 マイク(音声情報取得手段)
5 X線診断装置
10 検査/処置情報記録装置
17 記録媒体
18 観察モニタ
200 検査/処置情報記録システム
210 医用画像保管装置
220 画像参照用端末
【発明の属する技術分野】
本発明は、検査/処置情報記録システム、情報処理装置、情報端末及び情報記録媒体に関し、特に、病院の検査室、手術室内のX線診断装置を使用した検査、ないしは処置における状況を把握する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、検査や処置中の状況を把握するために、一般的に市販されている家庭用のビデオカメラ等を前記検査を行う検査室や手術室に設置しておき、当該ビデオカメラを利用して前記検査ないしは処置の様子を撮影することが行われている。この際、音声なども同時に記録することもできる。
【0003】
前記検査ないしは処置を終了した後においては、技師や医師は、これら撮影による取得された撮影像や音声などの記録を参考にして、前記検査や手術に関するレポートを作成することを行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のビデオカメラにより前記検査や処置などの状況を撮影する手法では、取得される情報が画像や音声のみであるために、前記術後においてレポートを作成する際に、手技などの細部を確認することができなかった。
【0005】
特に、前記検査や処置などにおいて、室内に設置される医用画像診断装置、例えばX線撮影装置などを利用して被検体に関する画像を収集撮影したような場合には、前記レポート作成の際に再生して見返すと、前記ビデオカメラの映像を見ただけでは、室内において検査や処置などに携わるメンバー個々に役割があることに起因して検査や処置後にそれぞれの操作を関連付けて思い出すことは非常に困難であるため、前記医用画像診断装置の収集画像が検査の流れの中で如何なる状況の時に撮影したものであるのか、前記収集画像と検査との関連性について容易に把握することができず、検査・処置後の患者への説明、レポート作成、レビューでも細部を説明・確認することは困難であった。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、検査ないしは処置における細部まで記録に残して検査後に確認したり説明を行うことの可能な検査/処置情報記録システム、情報処理装置、情報端末、及び情報記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、室内における検査ないしは処置の様子を当該室内の全体の映像として取得可能な第1の映像取得手段と、前記室内の術者の術中の手元映像を取得可能な第2の映像取得手段と、前記術者の術中の音声情報を取得可能な音声情報取得手段と、前記術者により検査される被検体に関する画像を収集して画像診断を行うための医用画像診断装置と、前記第1の映像取得手段、前記第2の映像取得手段、前記音声情報取得手段、および前記医用画像診断装置と通信可能に形成され、術中に前記第1の映像取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記第2の映像取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記医用画像診断装置にて撮像されて全ての各診断画像情報、前記術中に前記音声情報取得手段にて取得された音声情報を、取得されたタイミングでの各時間情報に基づいて関連付けする情報処理装置と、前記情報処理装置と通信可能に形成され、関連付けされた各情報を、少なくとも1つの表示画面を分割した各表示領域に、各々対応するように連動して表示される情報端末と、を含むことを特徴としている。
【0008】
また、請求項5に記載の発明は、検査の様子を室内の全体の映像として取得可能な第1の取得手段と、前記検査室内の術者の術中の手元映像を取得可能な第2の取得手段と、前記術者の術中の音声情報を取得可能な音声情報取得手段と、前記術者により検査される被検体に関する画像を収集して画像診断を行うための医用画像診断装置とが配設された検査室を複数備え、各検査室の各前記第1の取得手段、各前記第2の取得手段、各前記音声情報取得手段、および各前記医用画像診断装置と各々通信可能に形成され、術中に前記第1の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記第2の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記医用画像診断装置にて撮像されて全ての各診断画像情報、前記術中に前記音声情報取得手段にて取得された音声情報を合成した合成情報ファイルを、取得されたタイミングでの各時間情報に基づいて前記各検査室毎に各々作成可能な情報処理装置と、前記情報処理装置と通信可能に形成され、作成された合成情報ファイルの各情報を、少なくとも1つの表示画面を分割した各表示領域に、各々対応するように連動させ、前記合成情報ファイルを各検査室毎に表示可能な情報端末と、を含むことを特徴としている。
【0009】
また、請求項8に記載の発明は、検査の様子を室内の全体の映像として取得可能な第1の取得手段と、前記検査室内の術者の術中の手元映像を取得可能な第2の取得手段と、前記術者の術中の音声情報を取得可能な音声情報取得手段と、前記術者により検査される被検体に関する画像を収集して画像診断を行うための医用画像診断装置と、前記第1の映像取得手段、前記第2の映像取得手段、前記音声情報取得手段、および前記医用画像診断装置と通信可能に形成され、術中に前記第1の映像取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記第2の映像取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記医用画像診断装置にて撮像されて全ての各診断画像情報、前記術中に前記音声情報取得手段にて取得された音声情報を合成した合成情報ファイルを、取得されたタイミングでの各時間情報に基づいて作成する検査/処置情報記録装置と、が配設された検査室を複数備え、各検査室の各検査/処置情報記録装置と通信可能に形成され、各検査/処置情報記録装置からの各合成情報ファイルを保管する医用画像保管装置と、前記医用画像保管装置と通信可能に形成され、作成された各合成情報ファイルの各情報を、少なくとも1つの表示画面を分割した各表示領域に、各々対応するように連動させ、前記合成情報ファイルを各検査室毎に表示可能な情報端末と、を含むことを特徴としている。
【0010】
また、請求項10に記載の発明は、検査室内における検査の様子を室内の全体の映像として取得可能な第1の取得手段、前記検査室内の術者の術中の手元映像を取得可能な第2の取得手段、前記術者の術中の音声情報を取得可能な音声情報取得手段、および、前記術者により検査される被検体に関する画像を収集して画像診断を行うための医用画像診断装置と通信可能に形成された情報処理装置であって、術中に前記第1の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記第2の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記医用画像診断装置にて撮像されて全ての各診断画像情報、前記術中に前記音声情報取得手段にて取得された音声情報を合成した合成情報ファイルを、取得されたタイミングでの各時間情報に基づいて作成する合成情報ファイル作成手段と、作成された合成情報ファイルの各情報を、少なくとも1つの表示画面を分割した各表示領域に、各々対応するように連動して表示するように表示制御する表示制御手段と、を含むことを特徴としている。
【0011】
また、請求項12に記載の発明は、検査室内における検査の様子を室内の全体の映像として取得可能な第1の取得手段、前記検査室内の術者の術中の手元映像を取得可能な第2の取得手段、前記術者の術中の音声情報を取得可能な音声情報取得手段、および、前記術者により検査される被検体に関する画像を収集して画像診断を行うための医用画像診断装置と通信可能に形成された情報処理装置に対してアクセス可能な情報端末であって、術中に前記第1の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記第2の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記医用画像診断装置にて撮像されて全ての各診断画像情報、前記術中に前記音声情報取得手段にて取得された音声情報を、取得されたタイミングでの各時間情報に基づいて前記情報処理装置において合成された合成情報ファイルの各情報を、少なくとも1つの表示画面を分割した各表示領域に、各々対応するように連動した表示がなされる表示制御手段を有することを特徴としている。
【0012】
また、請求項13に記載の発明は、検査室内における検査の様子を室内の全体の映像として取得可能な第1の取得手段、前記検査室内の術者の術中の手元映像を取得可能な第2の取得手段、前記術者の術中の音声情報を取得可能な音声情報取得手段、および、前記術者により検査される被検体に関する画像を収集して画像診断を行うための医用画像診断装置からの各情報を取得して情報処理を行なうプログラムを記録した情報記録媒体であって、術中に前記第1の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記第2の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記医用画像診断装置にて撮像されて全ての各診断画像情報、前記術中に前記音声情報取得手段にて取得された音声情報を合成した合成情報ファイルを、取得されたタイミングでの各時間情報に基づいて作成する処理を行なう情報と、作成された合成情報ファイルの各情報を、少なくとも1つの表示画面を分割した各表示領域に、各々対応するように連動して表示させる処理を行なうための情報と、を含むことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態の一例について、図面を参照して具体的に説明する。
【0014】
[第1の実施の形態]
(システムの全体構成)
先ず、本発明の検査/処置情報記録システムの全体の概略構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施の形態の検査/処置情報記録システムの全体の概略構成を示す説明図である。
【0015】
本実施の形態の検査/処置情報記録システム1は、図1に示すように、室内映像を取得可能な第1の映像取得手段である第1のデジタルカメラ2と、術者の手元映像を取得可能な第2の映像取得手段である第2のデジタルカメラ3と、術中の音声情報を取得可能な音声情報取得手段であるマイク4と、被検体に関する画像を取得して画像診断可能な医用画像診断装置の一例であるX線診断装置5と、これら第1、第2のデジタルカメラ2・3およびマイク4並びにX線診断装置5からの映像、音声情報を合成処理する検査/処置情報記録装置10(情報処理装置)と、前記検査/処置情報記録装置10にて合成された情報を記録する記録媒体17と、前記記録媒体17の情報を前記検査/処置情報記録装置10を介して読み出し、前記情報を参照するための参照端末(情報端末)である観察モニタ18と、が各々通信可能に構成されている。
【0016】
なお、これら各部間を通信可能に形成するためのネットワークは、情報の授受が可能であれば、有線、無線を問わない。前記ネットワークとしては、例えばインターネット(乃ち主としてTCP/IPプロトコルを用いた通信態様)であることが好ましいが、特定区域のLANやWAN等であってもよく、これらのネットワークに携帯電話回線網(基地局及び交換システムを含む)、公衆電話回線網、ブロードバンド対応可能な専用回線、ケーブルTVなどの各種回線、無線(衛星通信等を含む)ネットワーク等を含んでいてよく、また、他の種々の通信プロトコルを用いたネットワークであっても構わず、他の種々のネットワークと接続されたシステムであってもよい。
【0017】
第1のデジタルカメラ2、第2のデジタルカメラ3は、動画を撮像することの可能な装置であることが前提となる。なお、デジタルでない場合であってもよく、この際、デジタル画像で連動処理を行う前処理においてA/Dコンバータを介して構成すればよい。
【0018】
医用画像診断装置の一例ではX線診断装置5は、例えば支持器(例えばCアーム等)、該支持器の一端に備えられたX線発生源としてのX線管球、他端に備えられているX線検出器としてのイメージ・インテンシファイア(I.I.(Image Intensifier)、また、被検体を静穏に載置するための天板及び寝台、そして収集された投影データを処理する画像処理装置、等からなるX線画像撮影装置とするの好ましい。このようなX線画像撮影装置によれば、被検体中へのカテーテルの挿入作業等その他の医師による手術ないし検査と併せ、これに並行したX線撮影を行うこと等を可能である。
【0019】
なお、医用画像診断装置としては、X線診断装置に限らず、例えば、IVR−CT装置、X線CT装置、SPECT装置、PET装置、MRI装置、超音波診断装置、等の各種の医用画像診断装置であってよい。
【0020】
検査/処置情報記録装置(情報処理装置)10は、例えばサーバー等の情報処理装置にて形成され、画像データベース等を含んだ構成としてもよい。
【0021】
この検査/処置情報記録装置10は、図示しないが、観察モニタ18側にメニュー画面等の各種画面が表示されるように促す例えばCGIプログラム等により形成された表示処理手段、観察モニタ18との間で例えばユーザー情報などの各種データの送受信を行う送受信手段、システム管理者用の表示手段及び操作入力手段、各種制御プログラム、サービス実行プログラムなどを記憶しておく記憶手段、などを含んで構成される。これらの各手段の構成は、種々のハードウエア及びソフトウエアによって実現できるよう構成される。
【0022】
ハードウエア構成の具体例としては、図示しないが、通信機能の制御を行う通信用インターフェース、ハードディスク等の記憶装置、端末からのデータ入出力を行う入出力インターフェース、及びそれらの制御を司る中央演算処理装置(CPU)等が挙げられる。
【0023】
また、ソフトウエアとしては、このグラフィカルユーザインターフェースを実現するための、標準ウェブページオーサリングツールおよびHTML、XML、CGI、Java(R)、Java(R)script、ActiveX等の言語を用いてプログラムされている。
【0024】
さらに、「検査/処置情報記録装置10」には、通常のサーバーのみならず、データベース、電子メールを送受信するためのPOP及びSMTPサーバーやその他DNSサーバーなどの各種サーバーを含んで構成され、これらを含むシステムの総称として機能してもよい。
【0025】
なお、検査/処置情報記録装置10は、デスクトップ、ラップトップコンピュータその他無線・有線通信機能を有する情報機器、またはこれに類するコンピュータなどいかなるコンピュータでもよく、移動式・固定式を問わない。
【0026】
そして、検査/処置情報記録装置10は、デジタルカメラ2、デジタルカメラ3、マイク4、およびX線診断装置5と通信可能に形成され、術中に前記デジタルカメラ2にて取得された映像情報、前記術中に前記デジタルカメラ3にて取得された映像情報、前記術中に前記X線診断装置5にて撮像されて全ての各診断画像情報、前記術中に前記マイク4にて取得された音声情報を合成した合成情報ファイルを、取得されたタイミングでの各時間情報に基づいて作成する合成情報ファイル作成手段を含んで構成される。この合成情報ファイル作成手段は、各前記映像情報、各前記診断画像情報、前記音声情報が各々取得されたタイミングでの時間情報に基づいて、時間順にどの情報を呼び出すのかその手順を記述してなり、各前記映像情報、各前記診断画像情報、前記音声情報を関連付けした関連情報を作成する。
【0027】
また、検査/処置情報記録装置10は、観察モニタ18からのアクセス要求に応じて前記合成情報ファイルを記録媒体17から呼び出して観察モニタ18に対して転送する。
【0028】
記録媒体17は、前記合成情報ファイルを保存記録するものであり、例えば検査/処置情報記録装置10に接続される各種リムーバブルメディアであってもよいし、検査/処置情報記録装置10に内蔵されるハードディスクなどであってもよい。
【0029】
観察モニタ(情報端末)18は、来客者が利用又は所有しているものであり、ネットワーク関連の機能を有していれば、携帯電話端末・パームコンピュータ・PDA、デスクトップ、ラップトップコンピュータ、モバイル、ページャその他無線・有線通信機能を有する情報機器、またはこれに類するコンピュータなどいかなるコンピュータでもよく、移動式・固定式を問わない。
【0030】
なお、観察モニタ18は、図示しないが、種々の画像情報等を表示するための表示手段(スクリーン)、この表示手段の表示画面上にデータを入力するための操作入力手段、データを送受信するための送受信手段、各種データを記憶するための記憶手段(メモリ)、これらの制御を司る制御手段などを有している。これらの各手段の構成は、種々のハードウエア及びソフトウエアによって実現できるよう構成される。
【0031】
なお、観察モニタ18は、ビューワ(PCのモニター)、記録媒体17は、PCでもディスク(CD、DVD、MO等)でもよい。
【0032】
また、観察モニタ18は、例えば検査/処置情報記録装置10と通信可能に形成され、作成された合成情報ファイルの各情報を、少なくとも1つの表示画面を分割した各表示領域に、各々対応するように連動して表示するように制御する表示制御手段を含んで構成される。
【0033】
第1のデジタルカメラ2、第2のデジタルカメラ3、X線診断装置5、マイク4は、各々検査室に設置され、観察モニタ18は操作室などに設置される。ここで、検査室に医師がおり、操作室には観察モニタ18が設置され、技師がいてその検査をサポートする。そして、医者が見る画面モニターは、通常、X線診断装置5の中に含まれており、検査室の外の観察モニタ18と中のX線診断装置5のモニターとでは、同じ診断画像を参照することができる。
【0034】
本実施の形態においては、1つの検査室の中に全体を映すようなデジタルカメラ2、手元を映すようなデジタルカメラ3が設置されている。なお、本実施の形態においては、1つの検査室の場合を例に説明しているが、複数の検査室からの情報を同時に収集できるようにしてもよい。
【0035】
また、デジタルカメラ3は、術者の頭部に設置する場合であってもよいが、これに限らず、この他、各部に設置するようにしてもよい。例えば、X線診断装置に近接して専用の機構を設けて、当該機構にデジタルカメラ3を設けて撮影の自由度を増やすようにしてもよい。
【0036】
上述のような構成を有する検査/処置情報記録システム1では、患者に対して動脈を使ってカテーテルを挿入するような手技において、検査/処置室の一隅に室内全体を映せるように設置されたデジタルカメラ2による室内の映像を収集する。また、それと同時に、術者の頭部に設置された小型のデジタルカメラ3により手元映像を収集する。
【0037】
さらに、術者の頭部に設置された小型のマイク4により、検査/処置中の音声を収集する。また、X線診断装置5でデジタル画像を収集するとともに、タイムコードを発行する。そして、以上のように収集された、室内映像、術者手元映像、音声情報、デジタル画像、タイムコード等の情報を検査/処置情報記録装置10に各々入力する。
【0038】
検査/処置情報記録装置10内では、第1のデジタルカメラ2、第2のデジタルカメラ3、X線診断装置5によるデジタル画像を、内部のイメージメモリ上で合成し、その画像に音声情報、タイムコードを付加した情報をリアルタイムで記録媒体17に記録する。
【0039】
この際、X線診断装置5によるデジタル画像の収集時には、マーキング情報を付加し、収集した画像でサーチができるようにしておく。
【0040】
観察モニタ18での情報表示時には、第1のデジタルカメラ2の室内映像、第2のデジタルカメラ3の術者手元映像、マイク4による音声情報、X線診断装置5によるデジタル画像、タイムコードの情報を関連付けて表示する。なお、観察モニタ18の表示画面上に表示される操作ボタンには、正/逆方向の再生ボタン、早送りボタン、最も近い撮影像の検査ボタン、そして停止ボタンが含まれる(図3参照)。
【0041】
(表示画面)
図3は、観察モニタ15の表示画面上に表示される表示態様の一例を示す説明図である。同図に示すように、表示画面20においては、前記第1のデジラルカメラ2からの室内映像21、前記第2のデジタルカメラ3からの術者手元映像22、前記X線診断装置5からの収集画像が連動されて表示される。さらに加えて、表示画面20においては、患者情報や検査情報等、また、各種操作を行うための操作ボタン(表示操作部)などが表示可能に形成された表示部24を有する。
【0042】
このように、前記情報は、観察モニタ18(参照端末であるビューア)により操作室で技師などが閲覧可能となっており、操作ボタンから様々な画像の閲覧、選択を行うことができる。この際、タイムコードなどの情報がキーとなり、室内映像、術者手元映像は連続的に流れて連動して表示される。また、検査中は、常時モニターしており、なおかつ、X線診断装置5からの診断画像も連像して表示される。
【0043】
また、表示画面内の再生・早送りボタンは1つ形成され、室内映像、術者手元映像、収集画像の連動表示を一度に早送りすることができる。この際、画像1個1個に収集されていた時のタイムコード(マーキング情報=タイムコード情報)が入っているために、それによって画像の識別を行う。
【0044】
このように、X線診断装置の撮影画像をタイムコードを使って室内映像および術者手元映像と連動させることにより、手技の記録の詳細、ならびに診断画像と術者手元画像などとの関連付けを容易に把握することができる。
【0045】
(本実施の形態の特徴的構成)
ここで、本実施の形態の特徴、すなわち、前記連動処理を前記観察モニタから参照可能とするための検査/処置情報記録装置10内部において処理されるソフトウエアモジュール構成について図2を参照しつつ説明する。
【0046】
検査/処置情報記録装置10の内部においては、前記室内映像、手元映像、術中音声情報などに基づいて、第1の動画像ファイル、第2の動画像ファイル、各診断画像ファイル、音声情報ファイルなどの各ファイルを各々生成する処理11と、生成された各ファイルをタイムコードに基づいて合成する合成処理12と、合成された合成情報ファイルを記録媒体17に書き込む書込処理13からなる記録保存処理が行われる。
【0047】
ここで、前記合成処理12では、タイムコードなどの時間情報をもとに各ファイルが関連付けされて合成されることとなるが、より詳細には、図4に示されるようなタイミングで合成されることが好ましい。
【0048】
すなわち、第1の動画像ファイルは、室内映像に関する情報を格納した画像データ部と、前記室内映像の撮影を開始した第1撮影開始時刻ならびに撮影を終了した第1撮影終了時刻などの付帯情報を格納したヘッダ部と、を有し、前記第1の動画像ファイルを開いて呼び出すと、第1撮影開始時刻に対応する画像の画像表示を開始して、前記第1撮影終了時刻に対応する画像に至るまで前記室内映像を動画像表示する。
【0049】
同様にして、第2の動画像ファイルは、手元映像に関する情報を格納した画像データ部と、前記手元映像の撮影を開始した第2撮影開始時刻ならびに撮影を終了した第2撮影終了時刻などの付帯情報を格納したヘッダ部と、を有し、前記第2の動画像ファイルを開いて呼び出すと、第2撮影開始時刻に対応する画像の画像表示を開始して、前記第2撮影終了時刻に対応する画像に至るまで前記手元映像を動画像表示する。
【0050】
この際、室内映像ないしは術者手元画像は、ファイルとして保存した場合には、MPEGなどの動画像ファイルとして保存されることとなる。
【0051】
また、音声情報ファイルは、術中音声に関する情報を格納した音声データ部と、前記術中音声の録音を開始した第3開始時刻ならびに録音を終了した第3終了時刻などの付帯情報を格納したヘッダ部と、を有し、前記音声情報ファイルを開いて呼び出すと、第3開始時刻に対応する音声の再生を開始して、前記第3終了時刻に対応する音声に至るまで前記術中音声を再生する。
【0052】
さらに、術中などにおいて、例えば診断画像が4枚撮影されたとすると、診断画像ファイル01、02、03、04が各々作成される。
【0053】
例えば診断画像ファイル01は、図5に示すように、診断画像に関する情報を格納した画像データDTと、前記診断画像の撮影を行った撮影時刻などの画像付帯情報ATと、を有し、前記診断画像ファイル01を開いて呼び出すと、前記診断画像の画像表示を行う。
【0054】
ここで、図4に示すように、診断画像ファイル01において収集画像1が撮影された時刻(時間1)をT1、診断画像ファイル02において収集画像2が撮影された時刻(時間2)をT2、診断画像ファイル03において収集画像3が撮影された時刻(時間3)をT3、診断画像ファイル04が収集画像4を撮影した時刻(時間4)をT4とする。
【0055】
このような各ファイルが各々形成された場合において、合成情報ファイルを作成するための実行プログラムは以下に示すような手法で合成処理を行う。
【0056】
すなわち、先ず、各ファイルを時間情報を抽出し、時間順を決定する。具体的には、第1の動画像ファイルの第1撮影開始時刻、第2の動画像ファイルの第2撮影開始時刻、音声情報ファイルの第3開始時刻、診断画像ファイル01の時刻T1、診断画像ファイル02の時刻T2、診断画像ファイル03の時刻T3、診断画像ファイルの時刻T4を各々抽出する。
【0057】
ところで、この際、第1撮影開始時刻、第2撮影開始時刻、第3開始時刻は、ほぼ同様であることが多いため(第1のデジタルカメラ、第2のデジタルカメラ、マイクの録画ないしは録音開始ボタン等は検査開始直前などにほぼ同時に押下されることが多いため)、同一の撮影開始時刻TSとみなしてもさしつかえ差し障りない。
【0058】
このため、各時間情報を抽出した後に時間順を規定する場合には、図4の例では、撮影開始時刻TSの第1の動画像ファイル・第2の動画像ファイル・音声情報ファイル、時刻T1の診断画像ファイル01、時刻T2の診断画像ファイル02、時刻T3の診断画像ファイル03、時刻T4の診断画像ファイル04の順に順番が規定されることとなる。
【0059】
なお、厳密には、第1の動画像ファイル・第2の動画像ファイル・音声情報ファイルの各撮影開始時間が異なる場合もあり得るので、そのような場合には、同様にして時間順を決めればよい。ここでは、簡単のため同じであるとみなして説明する。
【0060】
これによって、再生時に各ファイルをどのような順番で呼び出せばよいのかが決定される。
【0061】
このようにして順番が規定されると、例えば第1の動画像ファイルを呼び出した後に、どのタイミングで診断画像ファイル01を呼び出せばよいのかを決めるために、例えばT1―TSを算出する。同様にして、T2―TS、T3―TS、T4―TSを各々算出する。
【0062】
これにより、再生時には、第1の動画像ファイルが呼び出されてからT1―TS時間後に診断画像ファイル01を呼び出し、T2―TS時間後に診断画像ファイル02を呼び出し、T3―TS時間後に診断画像ファイル03を呼び出し、T4―TS時間後に診断画像ファイル04を呼び出すことにより、実際に検査室等で行われたのと同一の時間順にて再生画像による再現を行うことができる。
【0063】
そして、このようなファイルを呼び出して開くための手順、合成情報ファイルを開くコマンドが要求されると、先ず最初に第1の動画像ファイル、第2の動画像ファイル、音声情報ファイルをほぼ同時に呼び出し、第1の動画像ファイルが呼び出されてからT1―TS時間後に診断画像ファイル01を呼び出し、T2―TS時間後に診断画像ファイル02を呼び出し、T3―TS時間後に診断画像ファイル03を呼び出し、T4―TS時間後に診断画像ファイル04を呼び出すことを記述したプログラムを作成する。このプログラムは関連情報として合成情報ファイルのヘッダ部などの管理領域に格納しておくことが好ましい。
【0064】
このようにして前記関連情報とともに各ファイルが合成処理12され、前記関連情報を含む前記合成情報ファイルが作成される。なお、前記関連情報には、第1の動画像ファイルを表示画面の所定の箇所に所定の大きさの第1表示領域に、第2の動画像ファイルを表示画面の所定の箇所に所定の大きさの第2表示領域に、診断画像ファイルを表示画面の所定の箇所に所定の大きさの第3表示領域に、各々表示するように規定した情報なども予め記述されるようにしておくことが好ましい。
【0065】
以上のようにして作成された合成情報ファイルは、図2に示すように、書込処理13によって、記録媒体17の所定の記録領域に合成情報ファイル17aとして記録されることとなる。言わずもがな、いま述べたように、合成情報ファイル17aには、前記関連情報やタイムコードなどに時間情報とともに、第1の動画像ファイルからの室内映像情報、第2の動画像ファイルからの手元映像情報、音声情報ファイルからの術中音声情報、各診断画像ファイルからの各収集画像情報などが保有されている。
【0066】
一方、前記のようにして記録保存処理により記録媒体に記録された複数の合成情報ファイルを、観察モニタ18から参照する場合に必要となるソフトウエア構成として、検査/処置情報記録装置10の内部においては、指定された合成情報ファイルを読み出す読出処理15と、読み出された合成情報ファイルを観察モニタ18に対して表示するように処理する再生表示処理16とからなる再生処理が行われる。
【0067】
再生表示処理16においては、指定された合成情報ファイルの前記関連情報に基づいて、どのタイミングでどの情報をどの表示領域に表示すればよいのか等の情報が把握されることとなるから、このような情報によって観察モニタ18に図3に示すようなレイアウトの画面を表示することが可能となる。
【0068】
なお、観察モニタ18においては、合成情報ファイルを開くことを要求するコマンド(読出要求)を実行する前段階において、予め複数の合成情報ファイルの中から患者情報や検査情報などをキーとして特定の合成情報ファイルを検索、抽出する処理が行われることはもちろんである。
【0069】
このように、再生する場合に、動画像ファイルを開くと、当該映像は撮影開始時点から表示が再生されることとなる。この際、室内映像の第1の画像ファイル、術者手元映像の第2の画像ファイル、収集画像の第3の画像ファイルとの関連付けは、例えば、患者IDなどによるファイル名を共通化することによって関連付けることもできるし、ファイルのヘッダなどに患者ID等を埋め込んでおいてもよい。
【0070】
あるいは、第1の画像ファイル、第2の画像ファイル、第3の画像ファイルは1セットで保存されるようにしてもよい。
【0071】
いずれにしても、再生して連動表示を行なうと、室内映像等は連続的に映し出されている一方、収集画像は断続的に撮像された収集画像が表示されることとなる。
【0072】
(処理手順について)
次に、上述のような構成を有するシステムの処理手順について、図3を参照しつつ説明する。
【0073】
先ず、デジタルカメラにより室内映像情報を収集取得し、第1の動画像ファイルを生成する(ステップ、以下「S」101)。同時に、デジタルカメラにより手元映像情報を収集取得し、第2の動画像ファイルを生成する(S102)。さらには、マイクにより術中音声情報を収集取得し、音声情報ファイルを生成する(S103)。
【0074】
術中にX線診断装置により撮像された全ての各診断画像を収集取得し、各々の診断画像ファイルを生成する(S104)。
【0075】
ここで、装置使用者は、X線診断装置5によって、被検体Pに関する何らかの画像データを取得する。この画像データとしては、例えば単なる1枚の断層像から、上述した動画像たるCT透視画像に至るまで、種々のもの(画像種別)を想定し得る。また、この画像データは、複数の被検体P各々に関する1枚1枚の画像、あるいは一の被検体Pに関し複数枚取得された画像等として、一般に復数存在し、かつ、これら復数の画像データの各々には、これらを識別するためのファイル名等が付され、「(診断)画像ファイル」として検査処置情報記録装置10に記憶されることになる。
【0076】
なお、図5においては、当該(診断)画像ファイルの構成の一例を示す。この図において、画像ファイルは、上記した画像データDTと画像付随情報(付帯情報)ATとから構成されている。ここに画像付随情報ATとは、例えば上記ファイル名や画像が取得されたあるいは保存作成された時間情報等が該当し、図においてはそれが先頭に付されていることが示されている。また、この画像付随情報ATとしては、被検体Pの名前に関する情報・時間情報をも含ませることが可能である。さらにこの他、上述したような画像データの識別可能性を確保し得る情報(例えば撮影開始時刻や撮影終了時刻等)であれば、基本的にどのようなものであっても、画像付随情報ATとして書き込むことが可能である。要するに、図5に示す画像付随情報ATとは、前記識別情報となり得る情報の集合体とみなし得る。
【0077】
次に、各ファイルの各時間情報を取得する(S105)。そして、第1の動画像ファイルに付帯する付帯情報に含まれる、前記取得されたタイミングにおける時間情報、前記第2の動画像ファイルに付帯する付帯情報に含まれる、前記取得されたタイミングにおける時間情報、前記音声情報ファイルに付帯する付帯情報に含まれる、前記取得されたタイミングにおける時間情報、前記診断画像ファイルに付帯する付帯情報に含まれる、撮影されたタイミングにおける時間情報などの各時間情報をもとに、時間順に各ファイルを呼び出すことを記した(各診断画像ファイルと、前記第1の動画像ファイルおよび前記第2の動画像ファイル並びに音声情報ファイルを関連付けした情報)を作成する(S106)。
【0078】
ここで、前記関連情報の具体例としては、例えば、図4に示す例の場合には、時刻TSでは、前記第1の動画像ファイル、第2の動画像ファイル、前記音声情報ファイルを同時に開いて各表示領域において各々表示実行させ、時刻T1では、診断画像ファイル01を開いて対応する表示領域において表示実行させ、時刻T2では、診断画像ファイル02を開いて対応する表示領域において表示実行させ、時刻T3では、診断画像ファイル03を開いて対応する表示領域において表示実行させ、時刻T4では、診断画像ファイル04を開いて対応する表示領域において表示実行させるという具合に、時間順に呼び出すべきファイルが記述されたプログラムなどであることが好ましい。
【0079】
さらに、前記関連情報に含まれる前記時間情報を基準とした合成情報ファイルを作成する(S107)。この合成情報ファイルは、関連情報を付帯情報として記録媒体に格納されることなる。
【0080】
このようにして、記録媒体の記録面に対し、上記送信されてきた合成情報ファイル(画像ファイル)に基づき、その内容を記録する。なお、この記録媒体への合成情報ファイルの記録は、複数の被検体Pに係る合成情報ファイルが指定された場合には、まず、その最初に指定された被検体Pに係る合成情報ファイルについて行われる。これを簡単に説明すると、記録媒体上には、例えば(複数の)合成情報ファイルと、一つの管理情報ファイルとから構成されるような記録が行われることになる。ここに「管理情報ファイル」とは、合成情報ファイル中の付随情報から、所定の基準で抽出された管理データにより構成される。また、ある1人の被検体Pに関し複数の合成情報ファイルが存在する場合には、そのような複数の合成情報ファイル01、02、…が記録されるとともに、前記管理情報ファイルは当該複数の合成情報ファイル01、02、…の各々に関する上記管理データから構成されるものとなる。
【0081】
そして、前記診断画像を参照する旨の操作がなされか否かを判断する(S108)。このS108の判断処理において、前記診断画像を参照する旨の操作がなされていないと判断された場合には、処理を終了する。
【0082】
一方、前記S108の判断処理において、前記診断画像を参照する旨の操作がなされているものと判断された場合には、参照される合成情報ファイルを呼び出し、前記第1の動画像ファイル、第2の動画像ファイル、音声情報ファイル、前記診断画像ファイルを対応する各表示領域に連動して表示するように処理(表示制御)する(S109)。
【0083】
以上のように本実施の形態によれば、検査/処置中の映像、音声、タイムコードを関連付けた情報を利用することにより、複数の情報を関連付けることで総合的に細部まで記録に残すことができ、連動して表示されることで、各診断画像が如何なる状況のときに撮影されたものであるのかなど、再生時に手技の内容を総合的に細部まで把握することができ、検査/処置後のレポート作成、医師/技師の教育、また、検査中の人員配置を検討することによる検査の効率化に非常に有効である。また、この情報を病院サービスの一環として患者に公開することで、医療情報の開示が進む中、病院の信頼向上にも非常に有効である。
【0084】
また、通常しなしば発生する医療ミス等は、前記医療に従事する者、例えば技師やドクターなどが、後で記憶を辿って認識され得るものであるが、本実施の形態では、前記画像情報や音声情報をリアルタイムで収集することにより、当該医療ミスのような事項も確認することも可能である。
【0085】
[第2の実施の形態]
次に、本発明にかかる第2の実施の形態について、図7に基づいて説明する。なお、以下には、前記第1の実施の形態の実質的に同様の構成に関しては説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。図7は、本実施の形態の検査/処置情報記録システムの全体構成を示す説明図である。
【0086】
上述の第1の実施の形態では、一つの検査室についての室内映像、手元映像、収集画像、術中音声等を連動して再生する構成としたが、本実施の形態では複数の検査室に関する情報を選択的に再生可能に形成した例を開示している。
【0087】
具体的には、本実施の形態の検査/処置情報記録システム200は、図7に示すように、複数の検査室201、202、203、204、・・と、これら各検査室の室内映像、手元映像、収集画像、術中音声等を各々保管する医用画像保管装置(画像サーバー)210と、複数の画像参照用端末(ビューア)220、・・、220nと、レポート作成に関する情報を格納したレポートサーバー230とが通信線Cを介したネットワークを形成して構成されている。
【0088】
検査室201、202、203、204、・・には、各々前記第1の実施の形態同様に、室内映像を撮影するデジタルスチルカメラ、手元映像を撮影するデジタルスチルカメラ、医用画像診断装置、術中音声を取得するマイク等が各々形成されている。なお、検査室に応じて医用画像診断装置は、異なる種類のものであってもよい。例えば、X線画像撮影装置、IVR−CT装置、X線CT装置、SPECT装置、PET装置、MRI装置、超音波診断装置、等の各種の医用画像診断装置であってよい。
【0089】
X線CT装置は、被検体を透過することで吸収の度合いが空間的に変化したX線を検知することにより、SPECT装置は、体内に投与し分布させた放射性同位体(RI)から発せられるガンマ線を検知することにより、MRI装置は、核磁気共鳴信号を検知することにより、それぞれ被検体内の情報を取得し、これに基づき画像を再構成することが可能となっている。なお、上記X線画像撮影装置としては、例えばCアーム等を備えたいわゆる「アンギオ装置」等を想定すればよい。なお、上記各種の医用画像診断装置は、それぞれ三次元画像をも生成することの可能なものであってよい。
【0090】
医用画像保管装置210は、通常の画像サーバー等の情報処理装置でもよいし、高速CPUや大容量メモリ、さらに場合によっては、画像処理専用のアクセラレータ等を装備するとともに、各種の三次元観察をするための様々な機能を有してよい。また、医用画像保管装置210には、例えばCD−R、DVD等の搬送可能な大容量の記録媒体Mに対するデータの記録、また該記録媒体Mからのデータの読み出しを行うことの可能な記録・読出装置が付設されることが好ましい。
【0091】
一方、上記通信線Cに対しては、図7に示すように、複数の画像参照用端末220、…、220nが接続されている。(被検体に関する)元となる画像データは、上記各種の医用画像診断装置より供給されるが、本実施形態においては、該画像参照用端末と各種医用画像診断装置とを接続する通信線Cを介して(ネットワーク経由で)、参照可能になっている。これら画像参照用端末220、…、220nは、通常市販にて容易に手に入る情報処理装置が想定され、上記医用画像保管装置210に比べて一般に低速のCPU及び小容量のメモリを装備する。なお、本実施形態においては、医用画像保管装置210からの画像データの読み出しを行うことができる。
【0092】
なお、これら画像参照用端末220、…、220nには、記録媒体Mに対するデータの記録及び該媒体Mからのデータの読み出しが可能な記録・読出装置が接続されてることが好ましい。
【0093】
また、レポートサーバー230(レポート作成装置)なども情報処理装置などによって構成されており、前記検査ないしは処置に関するレポートを作成する。これにより、画像参照用端末220は、前記合成情報ファイルにて表示される情報の内容を前記レポートサーバー230からのレポート情報に反映可能に構成される。
【0094】
さらに、通信線Cは、図7に示すように、外部との接続を図ることが可能となっている。ここにいう「外部」とは、例えばいわゆるインターネットを想定すればよく、その他、別の有線接続されたネットワークを想定してもよい。
【0095】
画像参照用端末220に表示される表示画面としては、例えば、図8に示すようなものが挙げられる。図8に示すように、表示画面330には、検査室1に関する情報を表示する第1検査室情報表示部310、・・、検査室Nに関する情報を表示する第N検査室表示部320と、レポート作成サーバーからのレポート作成画面を表示したレポート作成画面表示部330と、が形成されている。
【0096】
これら各表示部は例えばウインドウ形式で表示形成され、各種映像や診断画像を前記第1の実施の形態同様に関連性を持たしては把握することができる他、検査室や患者毎にも前記画像情報を手技などの細部に亘って把握でき、例えばレポート作成の参考とすることができる。また、特定の診断画像等を、レポート作成用の表示部に貼り付けるなどをして利用することもできる。
【0097】
第1検査室情報表示部310では、検査室1の患者に関する室内映像を表示した室内映像表示部311、同じく術者手元映像を表示した術者手元映像表示部312、収集画像を表示した収集画像表示部313、ロードマップ像等を表示した表示部314、各種操作ボタンを表示した表示部316などが形成されている。
【0098】
因みに、室内映像表示部311においては、特定のタイミングでの動画像を再生可能とするための設定部311aが形成される。そして、当該設定部311aにより動画像の再生開始時期を随意に変更することができる。この変更により、動画像の任意の途中部分から再生することができる。例えば、特定タイミングから室内映像が再生されると、同じタイミングからそれと連動して術者手元映像やその他の収集画像、ロードマップ像等も連動して再生されることとなる。このために、前記設定部311aは、動画像の再生可能な表示部に一つだけ設けておけばよい。
【0099】
また、各種操作ボタン等が形成された表示部316においては、出力される音量などを調整する音量調整操作部316aなどが形成されている。
【0100】
以下では、上記構成例となる本実施形態のシステムの作用効果について説明する。まず、上記各種の検査室201乃至204によって生成された合成情報ファイルは、通信線C、つまりネットワークを経由して医用画像保管装置210に転送され、この転送された合成情報ファイルは、内蔵する大容量メモリに記録される。さらに、記録媒体Mに対して記録することもできる。
【0101】
そして、画像参照用端末220、・・、220nから医用画像保管装置210にアクセスすることにより、特定の合成情報ファイルを前記画像参照用端末220において参照することが可能となる。
【0102】
この他、画像参照用端末220からはレポートサーバー230に対してアクセスして、レポート作成のための情報が閲覧可能となり、図8に示す表示画面として表示することができる。
【0103】
以上のように本実施の形態によれば、ネットワークを介して複数の各検査室の各合成情報ファイルを医用画像保管装置にて一元的に保管し、当該医用画像保管装置に対して画像参照用端末からアクセスすることにより、複数の各合成情報ファイルを必要に応じて参照することができる。
【0104】
しかも、画像参照用端末からはネットワークを介してレポートサーバーに対してもアクセス可能なことから、レポート作成を行なうにあたり、同時に前記医用画像保管装置からの対応する患者ないしは手技または診断画像の合成情報ファイルを取得することができるので、合成情報ファイルの内容をレポート作成の参考とすることができる。
【0105】
なおまた、本実施形態における画像参照用端末としては、上記したようにネットワークを形成するパソコンのみでなく、通信線Cに接続されていない(いわゆる「スタンド・アローン」な)パソコンも存在する。ただし、このようなパソコンにも、上記と同様な記録・読出装置が接続される構成としてもよい。
【0106】
なお、記録・作成された記録媒体Mは、医用画像参照端末220、…、220nに接続されていた記録・読出装置に装着可能である。そして、これら医用画像参照端末220、…、220nでは、当該装着された記録媒体Mから画像データを読み出すことにより、画像の表示を行うことが可能となる。
【0107】
さらに加えて、上記実施形態では、記録媒体Mの具体例として、CD−R及びDVDが利用されることが示されていたが、本発明はこれに限らず、例えばMO(光磁気ディスク)、光ディスク等を利用する形態であっても当然に適用可能である。
【0108】
なお、本発明にかかる装置と方法は、そのいくつかの特定の実施の形態に従って説明してきたが、本発明の主旨および範囲から逸脱することなく本発明の本文に記述した実施の形態に対して種々の変形が可能である。
【0109】
例えば、前記第2の実施の形態において、各検査室に各々、第1の映像取得手段、第2の映像取得手段、音声情報取得手段、医用画像診断装置、検査処置情報記録装置、記録媒体を設置し、当該検査処置情報記録装置と通信線を介して前記医用画像保管装置、画像参照用端末、レポートサーバーと接続されたシステム構成としてもよい。
【0110】
また、例えば、上述の各実施の形態の検査処置情報記録システム、それに用いるサーバー、例えば、検査処置情報記録装置、医用画像保管装置、レポートサーバー等の情報処理装置、観察モニタ、画像参照用端末(ビューア)などの情報端末などにおいて処理される処理プログラム、説明された処理、データ(例えば、診断画像ファイル、第1の動画像ファイル、第2の動画像ファイル、音声情報ファイル、タイムコード情報、合成情報ファイル、管理情報ファイル、各種表示画面データ等)の全体もしくは各部を情報記録媒体に記録した構成であってもよい。さらに、上述の処理プログラムを、一般のパソコンや携帯端末で動作可能な電子メールソフトに組み込んだもの、あるいは組み込んだ電子メールソフトを記録した情報記録媒体も含む。
【0111】
この情報記録媒体としては、例えばROM、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ並びに集積回路、光ディスク、光磁気ディスク、磁気記録媒体等を用いてよく、さらに、CD−ROM、ハードディスク、CD―R、CD―RW、FD、DVDRAM、DVDROM、MO、ZIP、磁気カード、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ICカード等に記録して構成して用いてよい。
【0112】
具体的には、情報記録媒体は、検査室内における検査の様子を室内の全体の映像として取得可能な第1の取得手段、前記検査室内の術者の術中の手元映像を取得可能な第2の取得手段、前記術者の術中の音声情報を取得可能な音声情報取得手段、および、前記術者により検査される被検体に関する画像を収集して画像診断を行うための医用画像診断装置からの各情報を取得して情報処理を行なうプログラムを記録したものであり、術中に前記第1の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記第2の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記医用画像診断装置にて撮像されて全ての各診断画像情報、前記術中に前記音声情報取得手段にて取得された音声情報を合成した合成情報ファイルを、取得されたタイミングでの各時間情報に基づいて作成する処理を行なう情報と、作成された合成情報ファイルの各情報を、少なくとも1つの表示画面を分割した各表示領域に、各々対応するように連動して表示させる処理を行なうための情報と、を含む。
【0113】
さらにまた、媒体の例としては、コンピュータと別のデバイスの間の無線又は赤外線送信チャンネル、コンピュータで読取可能なカード、例えばPCMCIAカード、別のコンピュータ又はネットワーク上のデバイスへのネットワーク接続、及び電子メール送信とウェブサイトその他に記録された情報を含むインターネットやイントラネットにて利用されるものなどが挙げられる。
【0114】
この情報記録媒体を上記各実施の形態によるシステム以外の他のシステムあるいは装置で用い、そのシステムあるいはコンピュータがこの記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し、実行することによっても、上記各実施の形態と同等の機能を実現できると共に、同等の効果を得ることができる。
【0115】
また、コンピュータ上で稼働しているOS、サーバー、端末(携帯電話)上のRTOS等が処理の一部又は全部を行う場合、あるいは記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータ、情報処理装置に挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された拡張機能ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づいて、上記拡張機能ボードや拡張機能ユニットに備わるCPU等が処理の一部又は全部を行う場合にも、上記実施の形態と同等の機能を実現できると共に、同等の効果を得ることができる。
【0116】
また、上述の実施の形態の「検査処置情報記録システム」を、ある「システム」の下位階層に組み込んだシステムとして、これら全体を本発明の「検査処置情報記録システム」として構成することも一向に構わない。
【0117】
なお、上述のシステムが搭載される情報処理装置としては、例えばパーソナルコンピュータに限らず、各種サーバー、EWS(エンジニアリングワークステーション)、中型コンピュータ、メインフレームなどが挙げられ、サーバーとして利用する際にはこのサーバーにアクセス可能な端末にも一部のプログラムを搭載して構成することもでき、その他、携帯型情報端末、各種モバイル端末、PDA、携帯電話機、ページャ等からも利用できる構成としても構わない。あるいは、これらの端末に表示されるアプリケーションとして改良されたもの(すなわち、本行動記録自動作成システムにサービスを提供するための種々の改良ユーザーインターフェースを組み入れたもの、あるいはパソコン表示用画面や携帯電話機用表示用画面などハードウエア環境の違いによって生じ得る異なるプログラム要素)も本システムの範囲に含めることができる。
【0118】
さらに、前記方法(処理手順)及び本明細書で全般的に記述される手法並びに各種データベース、画面データの情報は、コンピュータシステムを用いて実施されてよい。このようなシステムでは、コンピュータシステム内で実行されるアプリケーションプログラムなどのソフトウェアとして、コンピュータにより実行されるソフトウェア中の命令により達成される。ソフトウェアは、前記方法を実行する部分と、コンピュータとユーザとのユーザインタフェースを管理する部分の2つの別々の部分に分割してもよい。ソフトウェアは、例えば、記憶装置を含むコンピュータ読み取り可能な媒体に格納してもよい。ソフトウェアは、コンピュータ読み取り可能な媒体からコンピュータにロードされ、コンピュータにより実行される。そのようなソフトウェア又はコンピュータプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータプログラム製品である。コンピュータにおけるコンピュータプログラム製品の使用は、好都合な装置を達成する。
【0119】
なお、本実施の形態にて説明されたプログラムは、ハードディスクもしくはメモリに常駐することが好ましく、実行時にCPUにより読み出され、制御される。プログラムの中間記憶領域及びネットワークから取得したいかなるデータも半導体メモリを用いて、あるいはハードディスク装置とともに用いて達成してもよい。幾つかの例においては、アプリケーションプログラムは、CD−ROM又はフロッピー(R)ディスクに記録してユーザーに供給し、対応する装置を介して読み出すか、あるいはモデム装置を介してユーザーがネットワークから読み出してもよい。
【0120】
さらに、ソフトウェアは、磁気テープと、ROM又は集積回路と、光磁気ディスクと、コンピュータモジュールと別の装置との間の無線又は赤外線の伝送チャネルと、PCMCIAカードなどのコンピュータ読み取り可能なカードと、電子メール伝送及びウェブサイト上などで記録された情報を含むインターネット及びイントラネットとを含むその他のコンピュータ読み取り可能な媒体からコンピュータシステムにロードすることも可能である。これまでの説明は、関連するコンピュータ読み取り可能な媒体のただの例示である。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体も、本発明の趣旨から逸脱することなく実施することができる。
【0121】
さらに、本発明の実施形態は、コンピュータ産業及びデータ処理産業に適用可能であり、必ずしも特定の基準に準拠していない可能性のあるコンピュータソフトウェアアプリケーションに適用可能であることは、上述から明らかである。
【0122】
さらに、上記実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。つまり、上述の各実施の形態同士、あるいはそれらのいずれかと各変形例のいずれかとの組み合わせによる例をも含むことは言うまでもない。また、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除された構成であってもよい。
【0123】
そして、これまでの記述は、本発明の理解を容易にするために、本発明の実施の形態の一例を開示したものであり、前記実施の形態は例証するものであり制限するために記載されたものではなく、所定の範囲内で適宜変形及び/又は変更が可能である。従って、上記の実施の形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物を含む趣旨である。
【0124】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、検査/処置中の映像情報、音声情報、時間情報により関連付けた情報を利用することにより、連動して表示されることで、各診断画像が如何なる状況のときに撮影されたものであるのかなど、再生時に手技の内容を総合的に細部まで把握することができ、検査/処置後のレポート作成、医師/技師の教育などに、また、検査中の人員配置を検討することによる検査の効率化に非常に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る検査/処置情報記録システムの全体の概略構成の一例を示すシステムブロック図である。
【図2】図1の検査/処置情報記録装置の詳細を示す機能ブロック図である。
【図3】図1の検査/処置情報記録システムの観察モニタに表示される表示画面の一例を示す説明図である。
【図4】取得される各情報と時間との関係を説明するための説明図である。
【図5】ファイル構造を説明するための説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る検査/処置情報記録システムの処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の他の実施の形態に係る検査/処置情報記録システムの全体の概略構成の一例を示すシステムブロック図である。
【図8】図7の検査/処置情報記録システムの画像参照用端末に表示される表示画面の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 検査/処置情報記録システム
2 デジタルカメラ(第1の映像取得手段)
3 デジタルカメラ(第2の映像取得手段)
4 マイク(音声情報取得手段)
5 X線診断装置
10 検査/処置情報記録装置
17 記録媒体
18 観察モニタ
200 検査/処置情報記録システム
210 医用画像保管装置
220 画像参照用端末
Claims (13)
- 室内における検査ないしは処置の様子を当該室内の全体の映像として取得可能な第1の映像取得手段と、
前記室内の術者の術中の手元映像を取得可能な第2の映像取得手段と、
前記術者の術中の音声情報を取得可能な音声情報取得手段と、
前記術者により検査される被検体に関する画像を収集して画像診断を行うための医用画像診断装置と、
前記第1の映像取得手段、前記第2の映像取得手段、前記音声情報取得手段、および前記医用画像診断装置と通信可能に形成され、術中に前記第1の映像取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記第2の映像取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記医用画像診断装置にて撮像されて全ての各診断画像情報、前記術中に前記音声情報取得手段にて取得された音声情報を、取得されたタイミングでの各時間情報に基づいて関連付けする情報処理装置と、
前記情報処理装置と通信可能に形成され、関連付けされた各情報を、少なくとも1つの表示画面を分割した各表示領域に、各々対応するように連動して表示される情報端末と、
を含むことを特徴とする検査/処置情報記録システム。 - 前記情報処理装置は、前記各映像情報、全ての各診断画像情報、前記音声情報を合成した合成情報ファイルを、取得されたタイミングでの各時間情報に基づいて作成し、
前記情報端末は、作成された合成情報ファイルの各情報を、少なくとも1つの表示画面を分割した各表示領域に、各々対応するように連動して表示されることを特徴とする請求項1に記載の検査/処置情報記録システム。 - 前記情報処理装置と通信可能に形成され、前記情報処理装置からの前記合成情報ファイルを保存記録する記録媒体を有し、
前記情報処理装置は、前記情報端末からのアクセス要求に応じて前記合成情報ファイルを前記記録媒体から呼び出して前記情報端末に対して転送することを特徴とする請求項2に記載の検査/処置情報記録システム。 - 前記医用画像診断装置は、略C字形状となる支持器並びに該支持器の一端および他端にそれぞれ対向するよう備えられたX線発生手段およびX線検出手段を有し前記支持器の位置ないし姿勢に応じた種々の撮影位置にて被検体に関するX線画像を撮影し、撮影された複数の投影データを収集可能なX線画像撮影装置を含むことを特徴とする請求項1に記載の検査/処置情報記録システム。
- 検査の様子を室内の全体の映像として取得可能な第1の取得手段と、前記検査室内の術者の術中の手元映像を取得可能な第2の取得手段と、前記術者の術中の音声情報を取得可能な音声情報取得手段と、前記術者により検査される被検体に関する画像を収集して画像診断を行うための医用画像診断装置とが配設された検査室を複数備え、
各検査室の各前記第1の取得手段、各前記第2の取得手段、各前記音声情報取得手段、および各前記医用画像診断装置と各々通信可能に形成され、術中に前記第1の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記第2の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記医用画像診断装置にて撮像されて全ての各診断画像情報、前記術中に前記音声情報取得手段にて取得された音声情報を合成した合成情報ファイルを、取得されたタイミングでの各時間情報に基づいて前記各検査室毎に各々作成可能な情報処理装置と、
前記情報処理装置と通信可能に形成され、作成された合成情報ファイルの各情報を、少なくとも1つの表示画面を分割した各表示領域に、各々対応するように連動させ、前記合成情報ファイルを各検査室毎に表示可能な情報端末と、
を含むことを特徴とする検査/処置情報記録システム。 - 前記情報端末と通信可能に形成され、前記検査ないしは処置に関するレポートを作成するレポート作成装置を有し、
前記情報端末は、前記合成情報ファイルにて表示される情報の内容を前記レポート作成装置からのレポート情報に反映可能に構成されることを特徴とする請求項5に記載の検査/処置情報記録システム。 - 前記情報処理装置と通信可能に形成され、前記情報処理装置からの前記合成情報ファイルを保存記録する記録媒体を有し、
前記情報処理装置は、前記情報端末からのアクセス要求に応じて前記合成情報ファイルを前記記録媒体から呼び出して前記情報端末に対して転送することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の検査/処置情報記録システム。 - 検査の様子を室内の全体の映像として取得可能な第1の取得手段と、
前記検査室内の術者の術中の手元映像を取得可能な第2の取得手段と、
前記術者の術中の音声情報を取得可能な音声情報取得手段と、前記術者により検査される被検体に関する画像を収集して画像診断を行うための医用画像診断装置と、
前記第1の映像取得手段、前記第2の映像取得手段、前記音声情報取得手段、および前記医用画像診断装置と通信可能に形成され、術中に前記第1の映像取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記第2の映像取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記医用画像診断装置にて撮像されて全ての各診断画像情報、前記術中に前記音声情報取得手段にて取得された音声情報を合成した合成情報ファイルを、取得されたタイミングでの各時間情報に基づいて作成する検査/処置情報記録装置と、が配設された検査室を複数備え、
各検査室の各検査/処置情報記録装置と通信可能に形成され、各検査/処置情報記録装置からの各合成情報ファイルを保管する医用画像保管装置と、
前記医用画像保管装置と通信可能に形成され、作成された各合成情報ファイルの各情報を、少なくとも1つの表示画面を分割した各表示領域に、各々対応するように連動させ、前記合成情報ファイルを各検査室毎に表示可能な情報端末と、
を含むことを特徴とする検査/処置情報記録システム。 - 各前記医用画像診断装置は、X線画像撮影装置、CT像撮影装置、核医学診断装置、超音波診断装置、磁気共鳴映像装置、放射線治療装置のいずれか又は全てであることとを特徴とする請求項5乃至請求項8のいずれか一項に記載の検査/処置検査情報記録システム。
- 検査室内における検査の様子を室内の全体の映像として取得可能な第1の取得手段、前記検査室内の術者の術中の手元映像を取得可能な第2の取得手段、前記術者の術中の音声情報を取得可能な音声情報取得手段、および、前記術者により検査される被検体に関する画像を収集して画像診断を行うための医用画像診断装置と通信可能に形成された情報処理装置であって、
術中に前記第1の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記第2の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記医用画像診断装置にて撮像されて全ての各診断画像情報、前記術中に前記音声情報取得手段にて取得された音声情報を合成した合成情報ファイルを、取得されたタイミングでの各時間情報に基づいて作成する合成情報ファイル作成手段と、
作成された合成情報ファイルの各情報を、少なくとも1つの表示画面を分割した各表示領域に、各々対応するように連動して表示するように表示制御する表示制御手段と、
を含むことを特徴とする情報処理装置。 - 前記合成情報ファイル作成手段は、
各前記映像情報、各前記診断画像情報、前記音声情報が各々取得されたタイミングでの時間情報に基づいて、時間順にどの情報を呼び出すのかその手順を記述してなり、各前記映像情報、各前記診断画像情報、前記音声情報を関連付けした関連情報を作成することを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。 - 検査室内における検査の様子を室内の全体の映像として取得可能な第1の取得手段、前記検査室内の術者の術中の手元映像を取得可能な第2の取得手段、前記術者の術中の音声情報を取得可能な音声情報取得手段、および、前記術者により検査される被検体に関する画像を収集して画像診断を行うための医用画像診断装置と通信可能に形成された情報処理装置に対してアクセス可能な情報端末であって、
術中に前記第1の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記第2の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記医用画像診断装置にて撮像されて全ての各診断画像情報、前記術中に前記音声情報取得手段にて取得された音声情報を、取得されたタイミングでの各時間情報に基づいて前記情報処理装置において合成された合成情報ファイルの各情報を、少なくとも1つの表示画面を分割した各表示領域に、各々対応するように連動した表示がなされる表示制御手段を有することを特徴とする情報端末。 - 検査室内における検査の様子を室内の全体の映像として取得可能な第1の取得手段、前記検査室内の術者の術中の手元映像を取得可能な第2の取得手段、前記術者の術中の音声情報を取得可能な音声情報取得手段、および、前記術者により検査される被検体に関する画像を収集して画像診断を行うための医用画像診断装置からの各情報を取得して情報処理を行なうプログラムを記録した情報記録媒体であって、
術中に前記第1の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記第2の取得手段にて取得された映像情報、前記術中に前記医用画像診断装置にて撮像されて全ての各診断画像情報、前記術中に前記音声情報取得手段にて取得された音声情報を合成した合成情報ファイルを、取得されたタイミングでの各時間情報に基づいて作成する処理を行なう情報と、
作成された合成情報ファイルの各情報を、少なくとも1つの表示画面を分割した各表示領域に、各々対応するように連動して表示させる処理を行なうための情報と、
を含むことを特徴とする情報記録媒体。
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