JP2004040579A - デジタル放送受信装置、およびデジタル放送同期再生方法 - Google Patents

デジタル放送受信装置、およびデジタル放送同期再生方法 Download PDF

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松尾 英治
Tatsuya Kurioka
栗岡 辰弥
Tomonari Nishimoto
西本 友成
Akitsugu Baba
馬場 秋継
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Abstract

【課題】記録媒体からの再生状態に、現在放送中のデジタル放送信号のデコードと同期をとり、同時に蓄積番組もデコードできるデジタル放送受信装置を得ることを目的とする。
【解決手段】トランスポートストリームにタイムスタンプを付加するタイムスタンプ処理部210、TS切替えスイッチ部203、HDD記録再生装置212、タイムスタンプが付加されたトランスポートストリームをHDD記録再生装置212に記録するHDD記録再生処理部211、複数TS同期制御部205、およびマイクロプロセッサ部209の指令に従ってTS切替えスイッチ部203、タイムスタンプ処理部210、HDD記録再生処理部211および複数TS同期制御部205の動作を制御する記録・同時再生手段213を有する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主にデジタル放送受信装置に関し、なかでもデジタル情報の蓄積機能を持ち、蓄積番組と実放送番組を同期して再生するデジタル放送受信装置、およびデジタル放送同期再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図11は例えば特開平9−247603号公報に記載された従来のデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図であり、図11において、101は受信復調部であり、102はパケットフィルタであり、103はCPUであり、104は情報テーブル抽出器であり、105はユーザインタフェース(I/F)部であり、106は切換スイッチであり、107はDEMUXであり、108はAVデコーダである。109はモニタであり、110は情報テーブル書換器であり、111は情報テーブル生成器であり、112は情報テーブル解析器であり、113は記録再生装置である。
【0003】
次に、動作について説明する。
受信復調部101は受信したデジタル放送信号を復調する。情報テーブル抽出器104は、MPEG2システムに準じて、デジタル放送信号中に多重化されて伝送されてくるネットワークに関する情報テーブルNIT(Network Information Table)、および各チャンネルの各番組に関する情報テーブル、即ち送信された番組全体の情報であるPAT(Program Association Table)、各番組毎のパケット構成等に関する情報であるPMT(Program Mapping Table)、各番組の詳細な情報であるEIT(Event Information Table)を、デジタル放送信号中から抽出する。
【0004】
ユーザがユーザインタフェース部105を通じて記録したい番組を選択すると、CPU103はテーブル情報によって記録する番組のパケットをパケットフィルタ102に指定する。パケットフィルタ102は指定のパケットを選択して出力する。またCPU103は、情報テーブル抽出器104によって抽出された各情報テーブル中の情報のうち、特にPMTあるいはEITの中の記述子から記録するデジタル放送信号の番組関連情報を抽出する。
【0005】
記録再生用の情報テーブル生成器111は、CPU103によって抽出された記述子および情報から、MPEG2トランスポートパケット形式でかつ所定のMPEG2のテーブルIDをもつテーブル形式の記録再生用の情報テーブルを生成する。情報テーブル書換器110は抽出した情報テーブルのうちNITを生成した記録再生用の情報テーブルによって置き換える。またPATおよびPMTをパケットフィルタにより選択した番組およびパケットに関する情報のみが記載されるように書き換える。こうして生成された記録再生用の情報テーブルは、デジタル放送信号と共に記録再生装置113に送出され記録される。
【0006】
再生時には、記録再生装置113は記憶媒体からの再生信号を出力する。出力されたデジタルテレビジョン信号から、情報テーブル解析器112は記録再生用の情報テーブルをはじめとする情報テーブルを抽出する。CPU103は、情報テーブルの中から、受信したデジタル放送信号の番組のビットレート、放送開始日時、放送の時間長、番組の名前、および再生するチャンネル名を抽出する。CPU103は、さらに切換スイッチ106を記録再生装置113側に切換える。またCPU103は抽出した情報、特に各ストリームの種別に基づき、受信したテレビジョン信号をDEMUX107により分離し、AVデコーダ108に送り復号再生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のデジタル放送受信装置は以上のように構成されているので、現在放送されている実放送と蓄積された放送を同時間に同期して再生して、同じ表示装置に時間を合わせて同時に表示したり、切り替えて表示したりすることができないという課題があった。
【0008】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、記録媒体からの再生状態に、現在放送中のデジタル放送信号のデコードと同期をとり、同時に蓄積番組もデコードでき、同じ表示装置に時間を合わせて同時に表示したり、切り替えて表示したりすることが容易にできるデジタル放送受信装置、およびデジタル放送同期再生方法を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るデジタル放送受信装置は、再生タイミングを示すタイムスタンプ等の時間情報を有するデジタル放送を受信するデジタル放送受信部と、デジタル情報にその再生タイミングを示すタイムスタンプを付与するタイムスタンプ付与部と、タイムスタンプ付与部によってタイムスタンプの付与されたデジタル情報を蓄積するデジタル情報蓄積部と、デジタル放送受信部が受信したデジタル放送の時間情報と、デジタル情報蓄積部に蓄積されたデジタル情報のタイムスタンプとに基づいて、当該デジタル放送およびデジタル情報の同期再生を制御する同期制御部とを有するものである。
【0010】
この発明に係るデジタル放送受信装置は、タイムスタンプ付与部が、デジタル情報にタイムスタンプを付与して、タイムスタンプが付加されたデジタル情報を生成するタイムスタンプ発生部と、デジタル情報蓄積部から再生されたデジタル情報のタイムスタンプから同期信号を抽出するタイムスタンプ同期信号抽出部とを有し、デジタル情報蓄積部へのタイムスタンプが付与されたデジタル情報の記録およびデジタル情報蓄積部からのデジタル情報の再生を制御するデジタル情報記録再生処理部をさらに有するものである。
【0011】
この発明に係るデジタル放送受信装置は、同期制御部が、デジタル情報蓄積部に蓄積されたデジタル情報のタイムスタンプに基づいて、デジタル放送受信部が受信したデジタル放送およびデジタル情報蓄積部に蓄積されたデジタル情報を復号するタイミングを同期させることにより、当該デジタル放送およびデジタル情報の同期再生を制御するものである。
【0012】
この発明に係るデジタル放送受信装置は、ネットワークインタフェース部をさらに有するものである。
【0013】
この発明に係るデジタル放送受信装置は、タイムスタンプ発生部が、デジタル情報を時間圧縮して圧縮されたデジタル情報を生成する時間圧縮部と、タイムスタンプを生成するタイムスタンプ生成部と、圧縮されたデジタル情報の各パケットにタイムスタンプを付加してタイムスタンプが付加されたデジタル情報を生成するタイムスタンプ合成部とを有するものである。
【0014】
この発明に係るデジタル放送同期再生方法は、アンテナからの放送波の番組のデジタル情報を受信する蓄積放送受信過程と、デジタル情報にタイムスタンプを付加してタイムスタンプが付加されたデジタル情報を生成する番組タイムスタンプ付加過程と、タイムスタンプが付加されたデジタル情報を記録する記録処理過程と、受信された放送波の番組のデジタル情報が蓄積番組のデジタル情報と同期されるものであるか否かを判定するライブ番組デコード処理制御過程と、蓄積番組のデジタル情報を再生する旨の指令を記録再生処理装置に伝える再生シーケンス決定過程と、同期させるべき蓄積番組のデジタル情報を選択して、選択されたデジタル情報の再生を開始する再生番組デコード処理制御過程と、選択されたデジタル情報から番組のタイムスタンプを抽出し、抽出したタイムスタンプを同期制御部へ伝達する番組タイムスタンプ処理過程と、受信された放送波の番組のデジタル情報および蓄積番組のデジタル情報を同期させてデコードする放送番組との同期デコード過程とを有するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。図1において、201はアンテナに接続されたデジタルチューナ部であり、202はインターネットに接続されたネットワークインタフェース部である。203はTS(transport Stream)切替えスイッチ部であり、204はデマルチプレクサ部である。205は複数TS同期制御部であり、206はMPEG音声デコーダ部であり、207はMPEG映像デコーダ部である。208はグラフィック表示部であり、209はマイクロプロセッサ部である。210はタイムスタンプ処理部であり、211はHDD(ハードディスクドライブ)記録再生処理部であり、212はHDD記録再生装置である。120はスピーカであり、109はモニタであり、121は加算部である。
【0016】
213はマイクロプロセッサ部209からの指令に従って動作する記録・同時再生手段であり、マイクロプロセッサ部209上で動作するソフトウエアとして実現される。214は番組タイムスタンプ付加手段であり、215はHDD記録処理手段である。216はライブ番組デコード処理制御手段であり、217はHDD再生シーケンス決定手段であり、218はHDD再生番組デコード処理制御手段であり、219は番組タイムスタンプ処理手段であり、220は放送番組との同期デコード手段である。記録・同時再生手段213は、番組タイムスタンプ付加手段214、HDD記録処理手段215、ライブ番組デコード処理制御手段216、HDD再生シーケンス決定手段217、HDD再生番組デコード処理制御手段218、番組タイムスタンプ処理手段219、および放送番組との同期デコード手段220で構成されている。この実施の形態1およびその他の実施の形態では、記録媒体としてHD(ハードディスク)を用いているが、例えばDVD−RAM(Digital Versatile Disc−Random Access Memory)などのその他の記録媒体を用いるようにしてもよく、上記のHDD記録再生処理部211、HDD記録再生装置212およびHDD記録処理手段215などの名称は記録媒体としてその他の記録媒体を用いることを排除するものではない。
【0017】
次に動作について説明する。
まず、映像データを記録(蓄積)する場合の動作について説明する。
放送電波をアンテナで受信し、デジタルチューナ部201で復調を行い所定のTS(Transport Stream:トランスポートストリーム)を獲得する。このトランスポートストリームをTS切替えスイッチ部203で下流のデコーダ部(MPEG音声デコーダ部206およびMPEG映像デコーダ部207)に至る経路に接続するか、蓄積のためのHDD記録再生装置212に至る経路に接続するかを選択する。記録(蓄積)の場合は、HDD記録再生装置212に至る経路に接続され、タイムスタンプ処理部210で記録すべきトランスポートストリーム内にタイムスタンプを付加する。ここで、タイムスタンプとは、デマルチプレクサ部204で取りだされた放送波に含まれる番組情報のうちの時間情報との比較を行うための時間情報である。
【0018】
次に、タイムスタンプが付加されたトランスポートストリームをHDD記録再生処理部211によりHDD記録再生装置212のディスク媒体に記録する。従来のパーソナルコンピュータに使用されているHDDはデータの記録の管理をOSの内部のソフトウエアが行っていたが、映像データを記録する場合には連続したデータを高速にHDDに記録する必要があるため、この発明の実施の形態1では、ハードウエアを主体に構成されたHDD記録再生処理部211が高速に処理をおこない、HDDに直接書き込むようにしている。
【0019】
タイムスタンプ処理部210およびHDD記録再生処理部211の動作は、マイクロプロセッサ部209の指令に従って動作する記録・同時再生手段213の番組タイムスタンプ付加手段214およびHDD記録処理手段215で決定される。すなわち、番組タイムスタンプ付加手段214は、マイクロプロセッサ部209の指令に従ってタイムスタンプ処理部210を用いてTS切替スイッチ部203からのトランスポートストリームにタイムスタンプを付加して、タイムスタンプが付加されたトランスポートストリームがタイムスタンプ処理部210から出力される。HDD記録処理手段215は、マイクロプロセッサ部209の指令に従ってHDD記録再生処理部211を用いてタイムスタンプ処理部210から出力されたタイムスタンプが付加されたトランスポートストリームをHDD記録再生装置212に記録(蓄積)する。
【0020】
次に、映像データをHDD記録再生装置212から再生する場合の動作について説明する。
まず、放送波が受信され、デジタルチューナ部201で復調を行い、所定のトランスポートストリームをTS切替えスイッチ部203経由でデマルチプレクサ部204に入れ、番組情報と現在の時間情報を取り出す。記録・同時再生手段213のライブ番組デコード処理制御手段216は、マイクロプロセッサ部209の指令に従って、受信された放送波の番組のトランスポートストリームが蓄積番組のトランスポートストリームと同期されるものであるか否かを判定する。受信された放送波の番組のトランスポートストリームが蓄積番組のトランスポートストリームと同期されるものであると認識された場合は、記録・同時再生手段213のHDD再生シーケンス決定手段217はマイクロプロセッサ部209の指令に従って蓄積番組のトランスポートストリームを再生する指令をHDD記録再生装置212に伝える。次に、HDD再生番組デコード処理制御手段218は、マイクロプロセッサ部209の指令に従って、蓄積番組のテーブル情報から同期させるべき番組IDに等しいトランスポートストリームのデータを選択して、選択されたトランスポートストリームの再生を開始する。
【0021】
選択されたトランスポートストリームの再生が始まると、番組タイムスタンプ処理手段219は、マイクロプロセッサ部209の指令に従って、タイムスタンプ処理部210を用いて選択されたトランスポートストリームから番組のタイムスタンプを抽出し、抽出したタイムスタンプを複数TS同期制御部205へ伝達する。
【0022】
ライブ番組デコード処理制御手段216によって、受信された放送波の番組(放送番組)のトランスポートストリームが蓄積番組のトランスポートストリームと同期されるものでないと判定された場合には、上記のHDD再生シーケンス決定手段217およびHDD再生番組デコード処理制御手段218の動作は行なわれずに、番組タイムスタンプ処理手段219からは抽出したタイムスタンプが無いことを表すデータが複数TS同期制御部205へ伝達される。
【0023】
放送番組のトランスポートストリームはデマルチプレクサ部204で映像のトランスポートストリームと音声のトランスポートストリームに分離され複数TS同期制御部205に入力される。同時にHDD記録再生装置212から再生された蓄積番組のトランスポートストリームはTS切替えスイッチ部203を経由してデマルチプレクサ部204で映像のトランスポートストリームと音声のトランスポートストリームに分離され複数TS同期制御部205に入力される。
【0024】
放送番組との同期デコード手段220は、マイクロプロセッサ部209の指令に従って、複数TS同期制御部205を用いて、入力された放送番組のトランスポートストリームの時間情報と蓄積番組のトランスポートストリームのタイムスタンプを比較して、蓄積番組が放送番組に同期するように蓄積番組のトランスポートストリームの音声のトランスポートストリームおよび映像のトランスポートストリームのデコードの開始タイミングを調整して、放送番組と蓄積番組のトランスポートストリームの音声のトランスポートストリームおよび映像のトランスポートストリームを、MPEG映像デコーダ部207およびMPEG音声デコーダ部206を用いてデコード(復号)する。複数TS同期制御部205で調整しきれないずれは、放送番組との同期デコード手段220がHDD記録再生処理部211に指令を出してタイムスタンプ処理部210で抽出できるタイムスタンプを確認しながらHDD記録再生装置212からの蓄積番組のトランスポートストリームの読み出しのタイミングを調整する。
【0025】
放送番組と蓄積番組の映像のトランスポートストリームと音声のトランスポートストリームはそれぞれMPEG映像デコーダ部207とMPEG音声デコーダ部206でデコードされる。デコードは放送番組との同期デコード手段220で制御されながら行なわれる。二つの番組は同じ表示画面に重ね合わされて合成されるか、もしくはユーザのリモコンのボタン指示によって切り替えられて、ビデオ信号としてモニタ(表示装置)109に出力される。
【0026】
以上のように、この実施の形態1のデジタル放送受信装置は、再生タイミングを示すタイムスタンプ等の時間情報を有するデジタル放送を受信するデジタル放送受信部(201)と、デジタル情報にその再生タイミングを示すタイムスタンプを付与するタイムスタンプ付与部(210)と、タイムスタンプ付与部(201)によってタイムスタンプの付与されたデジタル情報を蓄積するデジタル情報蓄積部(212)と、デジタル放送受信部(201)が受信したデジタル放送の時間情報と、デジタル情報蓄積部(212)に蓄積されたデジタル情報のタイムスタンプとに基づいて、当該デジタル放送およびデジタル情報の同期再生を制御する同期制御部(205)とを有するものである。
【0027】
以上のように、この実施の形態1によれば、予め記録した番組を放送番組と同期して再生するように構成したので、帯域の狭いバンド幅をもった放送においても複数の高精細の番組を同期させて表示することができ、さらに同期した番組を切り替えて表示することが可能になるという効果が得られる。
【0028】
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2によるデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。図2において、301はタイムスタンプ発生部であり、302はタイムスタンプ同期信号抽出部である。タイムスタンプ処理部210はタイムスタンプ発生部301およびタイムスタンプ同期信号抽出部302で構成されている。303はデータ制御部であり、304は記録部であり、305は再生部である。HDD記録再生処理部211は、データ制御部303、記録部304および再生部305で構成されている。図1と等しい符号は同様の構成要素を示している。この実施の形態2は、実施の形態1のタイムスタンプ処理部210およびHDD記録再生処理部211の構成を詳細化したもので、その他の構成は図1の実施の形態1と等しい。
【0029】
次に動作について説明する。
上述したように、この実施の形態2は実施の形態1のタイムスタンプ処理部210およびHDD記録再生処理部211の構成を詳細化したものであり、その他の部分の動作は実施の形態1と等しい。
【0030】
データ制御部303は記録および再生の開始・終了の制御と記録された番組テーブルの管理を行い、HDD記録処理手段215(図1)やHDD再生番組デコード処理制御手段218(図1)の指令に基づき、再生部305を用いた再生の制御(HDD記録再生装置212からの再生されたトランスポートストリームの読み出し)および記録部304を用いた記録(蓄積)の制御(HDD記録再生装置212へのタイムスタンプが付加されたトランスポートストリームの書き込み)を行う。タイムスタンプ発生部301は、デマルチプレクサ部204において取りだされた放送波に含まれる番組情報のうちの時間情報と比較しながら、番組開始からの時間情報としてのタイムスタンプを発生し、タイムスタンプをトランスポートストリームに付加してタイムスタンプを付加されたトランスポートストリームを生成する。タイムスタンプ同期信号抽出部302は蓄積番組(再生されたトランスポートストリーム)のタイムスタンプから複数TS同期制御部205で同期させるための同期信号を発生させると共に再生されたトランスポートストリームをTS切替えスイッチ部203に供給する。
【0031】
以上のように、この実施の形態2のデジタル放送受信装置は、タイムスタンプ付与部(201)が、デジタル情報にタイムスタンプを付与して、タイムスタンプが付加されたデジタル情報を生成するタイムスタンプ発生部(301)と、デジタル情報蓄積部(212)から再生されたデジタル情報のタイムスタンプから同期信号を抽出するタイムスタンプ同期信号抽出部(302)とを有し、デジタル情報蓄積部(212)へのタイムスタンプが付与されたデジタル情報の記録およびデジタル情報蓄積部(212)からのデジタル情報の再生を制御するデジタル情報記録再生処理部(211)をさらに有するものである。
【0032】
以上のように、この実施の形態2によれば、予め記録した番組を放送番組と同期して再生するように構成したので、帯域の狭いバンド幅をもった放送においても複数の高精細の番組を同期させて表示することができ、さらに同期した番組を切り替えて表示することが可能になるという効果が得られる。
【0033】
実施の形態3.
図3は、この発明の実施の形態3によるデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。図1および図2と等しい符号は同様の構成要素を示している。この実施の形態3は、実施の形態1および実施の形態2においてMPEG音声デコーダ部206およびMPEG映像デコーダ部207とマイクロプロセッサ部209との間に複数TS同期制御部205を設けて、デマルチプレクサ部204をMPEG音声デコーダ部206およびMPEG映像デコーダ部207に直接接続するようにした構成である。その他の構成は実施の形態1および実施の形態2と等しい。
【0034】
次に動作について説明する。
上述したように、この実施の形態3は、実施の形態1および実施の形態2においてMPEG音声デコーダ部206およびMPEG映像デコーダ部207とマイクロプロセッサ部209との間に複数TS同期制御部205を設けて、デマルチプレクサ部204をMPEG音声デコーダ部206およびMPEG映像デコーダ部207に直接接続するようにした構成であり、その他の構成要素の動作は実施の形態1および実施の形態2と等しい。
【0035】
タイムスタンプ同期信号抽出部302が、MPEG音声デコーダ部206およびMPEG映像デコーダ部207とマイクロプロセッサ部209との間に設けられた複数TS同期制御部205を直接制御する。これにより、HDD記録再生装置212からのトランスポートストリームを制御して、放送番組と蓄積番組の同期をとる動作が行なわれる。
【0036】
この実施の形態3は、実施の形態1の複数TS同期制御部205をMPEG音声デコーダ部206およびMPEG映像デコーダ部207とマイクロプロセッサ部209との間に設けて、デマルチプレクサ部204をMPEG音声デコーダ部206およびMPEG映像デコーダ部207に直接接続するようにした構成であり、このような構成にすることで、デマルチプレクサを経由して伝送されたトランスポートストリームをMPEG映像デコーダ部207およびMPEG音声デコーダ部206中のバッファで時間調整して同期をとることができ、複数TS同期制御部205の内部回路が簡単なもので済むという効果がある。
【0037】
以上のように、この実施の形態3のデジタル放送受信装置は、同期制御部(205)が、タイムスタンプ同期信号抽出部(302)によって抽出された同期信号に基づいて、デジタル放送受信部(201)が受信したデジタル放送およびデジタル情報蓄積部(212)に蓄積されたデジタル情報の同期再生を制御するものである。
【0038】
以上のように、この実施の形態3によれば、複数TS同期制御部が、タイムスタンプ同期信号抽出部によって抽出された同期信号に基づいて、デジタル放送受信部が受信したデジタル放送およびデジタル情報蓄積部に蓄積されたデジタル情報の同期再生を制御するように構成したので、複数TS同期制御部の内部回路が簡単なもので済むという効果が得られる。
【0039】
実施の形態4.
図4は、この発明の実施の形態4によるデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。図4において、501は蓄積放送受信手段であり、502はネットワーク伝送データ受信手段である。記録・同時再生手段213は、蓄積放送受信手段501、およびネットワーク伝送データ受信手段502を含むように構成されている。図1と等しい符号は同様の構成要素を示す。この実施の形態4は実施の形態1において記録・同時再生手段213が、蓄積放送受信手段501、およびネットワーク伝送データ受信手段502を含むように構成したものである。
【0040】
次に動作について説明する。
上述したように、この実施の形態4は、実施の形態1において記録・同時再生手段213が、蓄積放送受信手段501、およびネットワーク伝送データ受信手段502を含むように構成したものであり、この構成の相違による動作以外は実施の形態1と同様の動作となる。
【0041】
蓄積放送受信手段501は、マイクロプロセッサ部209の指令に従ってデジタルチューナ部201を動作させてアンテナからの放送波の番組(放送番組)のトランスポートストリームを受信する。ネットワーク伝送データ受信手段502は、マイクロプロセッサ部209の指令に従ってネットワークインタフェース部202を動作させて外部ネットワークのサーバからのコンテンツのトランスポートストリームを取得する。番組タイムスタンプ付加手段214は、マイクロプロセッサ部209の指令に従ってタイムスタンプ処理部210を用いてTS切替えスイッチ部203からのトランスポートストリームにタイムスタンプを付加して、タイムスタンプが付加されたトランスポートストリームがタイムスタンプ処理部210から出力される。HDD記録処理手段215は、マイクロプロセッサ部209の指令に従ってHDD記録再生処理部211を用いてタイムスタンプ処理部210から出力されたタイムスタンプが付加されたトランスポートストリームをHDD記録再生装置212に記録(蓄積)する。
【0042】
以上のように、この実施の形態4のデジタル放送受信装置は、実施の形態1のデジタル放送受信装置において、ネットワークインタフェース部(202)を更に有するものである。
【0043】
以上の説明では、実施の形態4をデジタル放送受信装置として説明したが、この実施の形態4をデジタル放送同期再生方法として実現することもできる。すなわち、図1に示された実施の形態1および図4に示された実施の形態4のデジタル放送受信装置の記録・同時再生手段213に含まれる各手段が行なう処理に対応する過程を有するデジタル放送同期再生方法として、実施の形態4を実現することもできる。
【0044】
図10は、この発明の実施の形態4のデジタル放送同期再生方法のフローチャートである。
【0045】
次に動作について説明する。
蓄積番組記録時の動作について説明する。
ステップST500では、マイクロプロセッサの指示に従って、放送波の番組を受信するか、外部ネットワークのサーバからのコンテンツを取得するかを選択し、放送波の番組を受信する場合にはステップST501に進み、外部ネットワークのサーバからのコンテンツを取得する場合にはステップST502に進む。ステップST501では、アンテナからの放送波の番組(放送番組)のトランスポートストリームを受信する。ステップST502では、ネットワークインタフェース部202を動作させて外部ネットワークのサーバからのコンテンツのトランスポートストリームを取得する。
【0046】
ステップST214では、タイムスタンプ処理部210を用いてTS切替えスイッチ部203からのトランスポートストリームにタイムスタンプを付加する。ステップST215では、HDD記録再生処理部211を用いてタイムスタンプ処理部210から出力されたタイムスタンプが付加されたトランスポートストリームをHDD記録再生装置212に記録(蓄積)する。
【0047】
次に同時再生時の動作について説明する。
ステップST216では、受信された放送波の番組のトランスポートストリームが蓄積番組のトランスポートストリームと同期されるものであるか否かを判定する。受信された放送波の番組のトランスポートストリームが蓄積番組のトランスポートストリームと同期されるものであると認識された場合は、ステップST217に進み、そうでない場合にはステップST219に進む。
【0048】
ステップST217では、蓄積番組のトランスポートストリームを再生する指令をHDD記録再生装置212に伝える。ステップST218では、蓄積番組のテーブル情報から同期させるべき番組IDに等しいトランスポートストリームのデータを選択して、選択されたトランスポートストリームの再生を開始する。
【0049】
ステップST219では、タイムスタンプ処理部210を用いて選択されたトランスポートストリームから番組のタイムスタンプを抽出し、抽出したタイムスタンプを複数TS同期制御部205へ伝達する。ステップST220では、複数TS同期制御部205を用いて、入力された放送番組のトランスポートストリームの時間情報と蓄積番組のトランスポートストリームのタイムスタンプを比較して、蓄積番組が放送番組に同期するように蓄積番組のトランスポートストリームの音声のトランスポートストリームおよび映像のトランスポートストリームのデコードの開始タイミングを調整して、放送番組と蓄積番組のトランスポートストリームの音声のトランスポートストリームおよび映像のトランスポートストリームを、MPEG映像デコーダ部207およびMPEG音声デコーダ部206を用いてデコード(復号)する。
【0050】
以上のように、この実施の形態4のデジタル放送同期再生方法は、アンテナからの放送波の番組のデジタル情報を受信する蓄積放送受信過程(ステップST501)と、デジタル情報にタイムスタンプを付加してタイムスタンプが付加されたデジタル情報を生成する番組タイムスタンプ付加過程(ステップST214)と、タイムスタンプが付加されたデジタル情報を記録する記録処理過程(ステップST215)と、受信された放送波の番組のデジタル情報が蓄積番組のデジタル情報と同期されるものであるか否かを判定するライブ番組デコード処理制御過程(ステップST216)と、蓄積番組のデジタル情報を再生する旨の指令を記録再生処理装置(211)に伝える再生シーケンス決定過程(ステップST217)と、同期させるべき蓄積番組のデジタル情報を選択して、選択されたデジタル情報の再生を開始する再生番組デコード処理制御過程(ステップST218)と、選択されたデジタル情報から番組のタイムスタンプを抽出し、抽出したタイムスタンプを同期制御部(205)へ伝達する番組タイムスタンプ処理過程(ステップST219)と、受信された放送波の番組のデジタル情報および蓄積番組のデジタル情報を同期させてデコードする放送番組との同期デコード過程(ステップST220)とを有するものである。
【0051】
以上のように、この実施の形態4によれば、ネットワークインタフェース部を用いて外部ネットワークのサーバからのコンテンツを取得するようにしたので、取得したコンテンツを記録して再生できる効果が得られる。
【0052】
実施の形態5.
図5は、この発明の実施の形態5によるデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。図5において、601はTSパケット時間圧縮部であり、607はTSデータ書き込み部であり、608はメモリであり、609はTSデータ読み出し部である。TSパケット時間圧縮部601は、TSデータ書き込み部607、メモリ608、およびTSデータ読み出し部609で構成されている。605はタイムスタンプ生成部であり、606はタイムスタンプ合成部である。タイムスタンプ発生部301(図2にも示されている)は、TSパケット時間圧縮部601、タイムスタンプ生成部605、およびタイムスタンプ合成部606で構成されている。602はTSパケット時間圧縮手段であり、603はタイムスタンプ生成手段であり、604はタイムスタンプ挿入手段である。記録・同時再生手段213の番組タイムスタンプ付加手段214(図1にも示されている)は、TSパケット時間圧縮手段602、タイムスタンプ生成手段603、およびタイムスタンプ挿入手段604を含む。この実施の形態5は実施の形態2のタイムスタンプ発生部301を詳細化し、詳細化されたタイムスタンプ発生部301に対応して実施の形態1の記録・同時再生手段213の番組タイムスタンプ付加手段214を構成したものである。
【0053】
次に動作について説明する。
図6は記録されるトランスポートストリームにタイムスタンプを挿入する状態を概念的に示す図である。図6において、701はトランスポートストリームであり、702は圧縮されたトランスポートストリームであり、703はタイムスタンプであり、704はタイムスタンプが付加されたトランスポートストリームである。TS方式の伝送(デジタルBS放送およびデジタルCS放送はこれを用いている)は、188バイト単位のパケットに分割してデータ(トランスポートストリーム)を伝送している。各パケットの間隔は一定なので、バースト的に間隔を縮めたり長くしたりして伝送レートを調節する場合があり、到達時間を再現するには、記録的に188バイトのパケットが到達するたびに、受信機の内部時計を参照してHDDにタイムスタンプを記録しておく必要がある。このようにすれば、再生時にこのタイムスタンプを見て、この時間間隔で188バイトのパケットを送出することによりトランスポートストリームを再現できる。188バイトのパケットが送信される間隔でHDDにタイムスタンプを記録するために、188バイトで送られてくるパケットのバイトの間隔を圧縮する。
【0054】
番組タイムスタンプ付加手段214は、マイクロプロッサ部209の指令に従って、TSパケット時間圧縮部601を用いて以下のように圧縮を行う。TSデータ書き込み部607によりデータがメモリ608に書き込まれる。次に、例えば圧縮率を2分の1にする場合は、188バイト書き込みが終了した時点で、TSデータ読み出し部609で2倍の速度で読み出す。TSパケットの圧縮の制御はTSパケット時間圧縮手段602によりなされ、圧縮率やメモリ書き込み・読み出しタイミングなどをTSパケット時間圧縮部601を制御して実現する。これにより1パケット188バイトのデータ列からなるトランスポートストリーム701(図6)はデータ圧縮されて圧縮されたパケットの列からなる圧縮されたトランスポートストリーム702(図6)のようにパケットの間隔を開けることができる。
【0055】
タイムスタンプ生成手段603は、マイクロプロセッサ部209の指令に従いタイムスタンプ生成部605を用いてタイムスタンプ703を作成する。タイムスタンプ挿入手段604は、マイクロプロセッサ部209の指令に従いタイムスタンプ合成部606を用いて作成されたタイムスタンプ703を圧縮されたパケットの列からなる圧縮されたトランスポートストリーム702に挿入して、図6に示すように挿入されたタイムスタンプ703が圧縮されたトランスポートストリーム702の各パケットの後に付加されて、タイムスタンプが付加されたトランスポートストリーム704が生成されて、HDD記録再生装置212(図1)に記録される。
【0056】
図7はタイムスタンプのデータ構造を示す図である。図7において、801は番組ID番号であり、802は番組放送予定開始時間であり、803は番組開始からのタイムスタンプである。タイムスタンプのデータ構造は、番組ID番号801、番組放送予定開始時間802、および番組開始からのタイムスタンプ803から成り立っている。
【0057】
図8はこの発明のデジタル放送受信装置により受信される番組例を示す図である。図8において901は放送で伝送された映像であり、902は予め蓄積された映像である。料理番組などの放送でハイビジョン1番組の帯域で2番組分を同時に同期させて放送する場合を示している。予めアングルの違う2つの映像を撮影しておき、1つ目のアングルの映像を予め蓄積装置に蓄積させておき、もう1つのアングルの映像を放送で伝送する。
【0058】
図8の例では表示装置(モニタ)に主映像として放送で伝送された映像901を表示させ、料理をしている様子を上側のカメラで撮影した映像からなる予め蓄積された映像902をピクチャーインピクチャーで表示している。リモコンを用いて放送で伝送された映像901と予め蓄積された映像902を入れかえることも可能である。このように2つの映像を同期させて再生することで、1つの帯域で複数の高精細の番組を同期させて再生するという効果を生ずる。
【0059】
図9はこの発明のデジタル放送受信装置により受信される他の番組例を示す図である。図9において、1001は放送で伝送された映像であり、1002は予め蓄積された映像である。図9の例では、表示装置(モニタ)の画面を2分割してアングルの異なる放送で伝送された映像1001と予め蓄積された映像1002を同時に同期させて表示している。
【0060】
図8および図9では、アングルの異なる2つの映像を同期させて表示する例を示したが、その他の例としてスピードスケートの映像を表示する場合がある。前日放送した予選の内容を予めHDDに自動的に(放送局の指令で)予め蓄積された映像として蓄積させておき、当日の決勝戦の映像を放送で伝送された映像とすることにより、前日の予選でのすべりと当日の決勝戦でのすべりを同期させて比較して放送できるという効果がある。
【0061】
同様に、スポーツ番組(ジャンプ、アルペン、滑降、マラソン、短距離走、体操など)では、過去の競技のフォームやタイムなどを比較して放送できるという効果がある。
【0062】
自然をテーマにした番組では、動物の生態を過去に撮った映像を予め放送番組前にいくつか伝送しておき、ユーザの好みに応じて本放送の映像と同期させて比較できるという効果がある。また、特定の動物の成長の過程を現在の様子と比較しながら観察することができるという効果がある。
【0063】
以上のように、この実施の形態5のデジタル放送受信装置は、タイムスタンプ発生部(301)が、デジタル情報を時間圧縮して圧縮されたデジタル情報を生成する時間圧縮部(601)と、タイムスタンプを生成するタイムスタンプ生成部(605)と、圧縮されたデジタル情報の各パケットにタイムスタンプを付加してタイムスタンプが付加されたデジタル情報を生成するタイムスタンプ合成部(606)とを有するものである。
【0064】
以上のように、この実施の形態5によれば、トランスポートストリームを圧縮してタイムスタンプを付加するように構成したので、付加されたタイムスタンプをもとに予め記録した番組を放送番組と同期して再生することができる効果が得られる。
【0065】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、予め記録した番組を放送番組と同期して再生するように構成したので、帯域の狭いバンド幅をもった放送においても複数の高精細の番組を同期させて表示することができ、さらに同期した番組を切り替えて表示することが可能になるという効果がある。
【0066】
この発明によれば、同期制御部が、タイムスタンプ同期信号抽出部によって抽出された同期信号に基づいて、デジタル放送および蓄積されたデジタル情報の同期再生を制御するように構成したので、同期制御部の内部回路が簡単なもので済むという効果がある。
【0067】
この発明によれば、ネットワークインタフェース部を用いて外部ネットワークのサーバからのコンテンツを取得するように構成したので、取得したコンテンツを記録して再生できる効果がある。
【0068】
この発明によれば、デジタル情報を圧縮してタイムスタンプを付加するように構成したので、付加されたタイムスタンプをもとに予め記録した番組を放送番組と同期して再生することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態2によるデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施の形態3によるデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図4】この発明の実施の形態4によるデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図5】この発明の実施の形態5によるデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図6】記録されるトランスポートストリームにタイムスタンプを挿入する状態を概念的に示す図である。
【図7】タイムスタンプのデータ構造を示す図である。
【図8】この発明のデジタル放送受信装置により受信される番組例を示す図である。
【図9】この発明のデジタル放送受信装置により受信される他の番組例を示す図である。
【図10】この発明の実施の形態4のデジタル放送同期再生方法のフローチャートである。
【図11】従来のデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
109 モニタ、120 スピーカ、121 加算部、201 デジタルチューナ部、202 ネットワークインタフェース部、203 TS切替えスイッチ部、204 デマルチプレクサ部、205 複数TS同期制御部、206 MPEG音声デコーダ部、207 MPEG映像デコーダ部、208 グラフィック表示部、209 マイクロプロセッサ部、210 タイムスタンプ処理部、211 HDD記録再生処理部、212 HDD記録再生装置、213 記録・同時再生手段、214 番組タイムスタンプ付加手段、215 HDD記録処理手段、216 ライブ番組デコード処理制御手段、217 HDD再生シーケンス決定手段、218 HDD再生番組デコード処理制御手段、219 番組タイムスタンプ処理手段、220 放送番組との同期デコード手段、301 タイムスタンプ発生部、302 タイムスタンプ同期信号抽出部、303 データ制御部、304 記録部、305 再生部、501 蓄積放送受信手段、502 ネットワーク伝送データ受信手段、601 TSパケット時間圧縮部、602 TSパケット時間圧縮手段、603 タイムスタンプ生成手段、604 タイムスタンプ挿入手段、605 タイムスタンプ生成部、606 タイムスタンプ合成部、607 TSデータ書き込み部、608 メモリ、609 TSデータ読み出し部、701 トランスポートストリーム、702 圧縮されたトランスポートストリーム、703 タイムスタンプ、704 タイムスタンプが付加されたトランスポートストリーム、801 番組ID番号、802 番組放送予定開始時間、803 番組開始からのタイムスタンプ、901 放送で伝送された映像、902 予め蓄積された映像、1001 放送で伝送された映像、1002 予め蓄積された映像。

Claims (6)

  1. 再生タイミングを示すタイムスタンプ等の時間情報を有するデジタル放送を受信するデジタル放送受信部と、
    デジタル情報にその再生タイミングを示すタイムスタンプを付与するタイムスタンプ付与部と、
    上記タイムスタンプ付与部によってタイムスタンプの付与されたデジタル情報を蓄積するデジタル情報蓄積部と、
    上記デジタル放送受信部が受信したデジタル放送の時間情報と、上記デジタル情報蓄積部に蓄積されたデジタル情報のタイムスタンプとに基づいて、当該デジタル放送およびデジタル情報の同期再生を制御する同期制御部とを有することを特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. タイムスタンプ付与部が、
    デジタル情報にタイムスタンプを付与して、タイムスタンプが付加されたデジタル情報を生成するタイムスタンプ発生部と、
    デジタル情報蓄積部から再生されたデジタル情報のタイムスタンプから同期信号を抽出するタイムスタンプ同期信号抽出部とを有し、
    上記デジタル情報蓄積部へのタイムスタンプが付与されたデジタル情報の記録および上記デジタル情報蓄積部からのデジタル情報の再生を制御するデジタル情報記録再生処理部をさらに有することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。
  3. 同期制御部が、デジタル情報蓄積部に蓄積されたデジタル情報のタイムスタンプに基づいて、デジタル放送受信部が受信したデジタル放送および上記デジタル情報蓄積部に蓄積された上記デジタル情報を復号するタイミングを同期させることにより、当該デジタル放送およびデジタル情報の同期再生を制御することを特徴とする請求項2記載のデジタル放送受信装置。
  4. ネットワークインタフェース部をさらに有することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。
  5. タイムスタンプ発生部が、
    デジタル情報を時間圧縮して圧縮されたデジタル情報を生成する時間圧縮部と、
    タイムスタンプを生成するタイムスタンプ生成部と、
    上記圧縮されたデジタル情報の各パケットに上記タイムスタンプを付加してタイムスタンプが付加されたデジタル情報を生成するタイムスタンプ合成部とを有することを特徴とする請求項2または請求項3記載のデジタル放送受信装置。
  6. アンテナからの放送波の番組のデジタル情報を受信する蓄積放送受信過程と、
    上記デジタル情報にタイムスタンプを付加してタイムスタンプが付加されたデジタル情報を生成する番組タイムスタンプ付加過程と、
    上記タイムスタンプが付加されたデジタル情報を記録する記録処理過程と、
    受信された放送波の番組のデジタル情報が蓄積番組のデジタル情報と同期されるものであるか否かを判定するライブ番組デコード処理制御過程と、
    上記蓄積番組のデジタル情報を再生する旨の指令を記録再生処理装置に伝える再生シーケンス決定過程と、
    同期させるべき上記蓄積番組のデジタル情報を選択して、選択されたデジタル情報の再生を開始する再生番組デコード処理制御過程と、
    上記選択されたデジタル情報から番組のタイムスタンプを抽出し、抽出したタイムスタンプを同期制御部へ伝達する番組タイムスタンプ処理過程と、
    上記受信された放送波の番組のデジタル情報および上記蓄積番組のデジタル情報を同期させてデコードする放送番組との同期デコード過程とを有することを特徴とするデジタル放送同期再生方法。
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