JP2004039576A - サーモプロテクター及びサーモプロテクターの製造方法 - Google Patents

サーモプロテクター及びサーモプロテクターの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】一対の電極2,2を設けた絶縁基体1の各電極2に扁平リード導体3を接続し、両電極間に可溶合金片4を接続し、可溶合金片から前記リード導体の先端部にわたってフラックス5を被覆し、絶縁基体1よりも外郭の小さい長方形の絶縁カバー6を前記の絶縁基体1上に配設し、該絶縁カバー周囲を絶縁基体に接着剤7により封着してサーモプロテクターにおいて、サーモプロテクターの小型寸法を良好に維持しつつ可溶合金片の一様な分断球状化を保証して円滑な遮断作動を確保する。
【解決手段】絶縁基体1に対する間隔保持用の凸部61を短辺側内面に有する長方形の絶縁カバー6が前記の絶縁基体1上に配設され、該絶縁カバー周囲が絶縁基体1に接着剤7により封着されている。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は可溶合金片をエレメントとして用いたサーモプロテクターとその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近来、携帯電話、ノート型パソコン等の携帯電子機器の二次電源として、リチウムイオン2次電池やリチウムポリマー二次電池等のエネルギー密度の大きい二次電池が使用されている。
これらの二次電池においては、異常時に生じる発熱温度がその大なるエネルギー密度のために高温である。
そこで、サーモプロテクターを装着し、その高温に達する前に電池の通電回路を遮断して重大な事故に至るのを未然に防止することが知られている。
例えば、図11に示す電池パックのように、二次電池を収納する扁平ケース8の側面にサーモプロテクターP’を装着し、サーモプロテクターP’の作動で二次電池を負荷から遮断させ得るように所定の回路板81を介して二次電池に回路接続している。図11において、3’,3’はサーモプロテクターP’の扁平リード導体、82a,82bは電池パックの外部電極であり、リード導体と電極との間をスポット抵抗溶接等により接続してある。
【0003】
図12の(イ)は上記サーモプロテクターの一例を一部を断面で示す平面図、図12の(ロ)は図12の(イ)におけるロ−ロ断面図である。
図12において、1’はアルミナセラミックス板等の絶縁基体、2’,2’は絶縁基体の片面上に設けた一対の電極、3’,3’は各電極2’,2’に溶接等により接続した扁平リード導体、4’は電極2’,2’間に接続した可溶合金片、5’は可溶合金片4’の全体及び電極2’の一部並びにリード導体3’の端部に塗布したフラックスである。6’はアルミナセラミックス板等の絶縁カバープレートであり、外郭を絶縁基体1’よりも小さくし、その周囲を絶縁基体1’にエポキシ樹脂等の接着剤7’により封着してある。
上記可溶合金片4’の融点は、二次電池の異常発熱に対し異常発熱温度よりも充分に低い温度で可溶合金片を溶断させ得るように設定してある。
【0004】
而して、可溶合金片が溶融されると、溶融合金が既溶融のフラックスとの共存下、電極やリード導体端部に濡れて引っ張られ、その濡れが球状化により拡大されて溶融合金の分断が促進され、その分断により通電が遮断されて前記電池の発熱が停止されると、分断溶融合金が凝固されて非復帰のカットオフが終結される。
前記フラックスは、易酸化性の可溶合金片の酸化を防止すること、可溶合金片に不可避的に含有されている酸化物を加熱によるフラックスの活性化で溶解すること等により、可溶合金片を所定の融点で正確に溶融させると共に表面エネルギー面から溶融合金の前記電極やリード導体端部に対する濡れを促進させる作用を奏し、更に、溶融合金を球状化させる際の空間の確保にも不可欠であり、電極やリード導体端部にも充分な量のフラックスを存在させることが必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記サーモプロテクターのフラックスの塗布においては、通常、加熱溶融させた液状フラックスを所定の外郭で付着させ、冷却凝固させている。この場合、塗布フラックスの縦断面形状を考察すると、図2の(ロ)に示すように、電極等の表面張力をr、凝固直前のフラックスの表面知揚力をr、同フラックスと電極等表面との間の界面張力をrmL、接触角をαとすると、
【数1】
=rcosα+rmL
の関係があり、接触端から中央に至るほど角度が次第に小さくなっていき、中央で角度0となり、中央から接触端までの距離xが大きくなるほど、中央の高yさが大となる。従って、前記フラックスをリード導体端部にまで被覆させるには、中央高さyを相当に高くする必要があり、冷却凝固後のフラックスの立体形状が背の高いドーム状曲面になり、図13の(イ)に示すように、かかるドーム状曲面の被覆フラックス5’上に絶縁カバープレート6’を載置すると、曲面と平面との接触のために絶縁カバープレート6’の支持状態が不安定になり、絶縁カバープレートが長軸中心線に対し振れてバランスを崩し傾動が避けられない。
而して、図13の(ロ)に示すように、可溶合金片が両側に分断球状化する際の分断溶融合金4a’、4b’に対するフラックス量に異同を来し、フラックス量の少ない側の溶融合金の球状化が他側の溶融合金の球状化よりも鈍化されれて分断作動に遅れが生じるようになる。この際、前記絶縁カバープレート6’の傾き角が製品ごとに異なるために分断作動のバラツキが惹起される。
前記分断溶融合金4a’,4b’に対するフラックス量の異同は、サーモプロテクターが薄型あり、フラックスがカバープレートの内面に接触しているために生じるのであり、前記絶縁カバープレート6’の傾き角が一定しないことに起因する分断作動のバラツキは、薄型サーモプロテクター固有の問題である。
【0006】
従来、前記の絶縁カバーとして、図14に示すように周囲四方の内面側に凸部を設けた箱型絶縁カバーを用いることが公知である。しかしながら、この箱型絶縁カバーを使用する場合、凸部と絶縁基体との間にフラックス端を挾み込まないようにする必要があり(フラックス端を挾み込むと、凸部外側にフラツクス端が拡がって凸部外側の接着巾が狭くなり、充分な接着を保証し難くなる。これを防止するために必要)、被覆フラックスの最大横幅をb、凸部の巾をc、絶縁カバーと絶縁基体との封着に必要な巾をdとすると、サーモプロテクターの横幅Wが、最小でも、
【数2】
W=b+2c+2d
となり、小型寸法を維持できず、サーモプロテクターを図11に示した電池パックの側面に納め得なくなる。
【0007】
本発明の目的は、一対の電極を設けた絶縁基体の各電極に扁平リード導体を接続し、両電極間に可溶合金片を接続し、可溶合金片から前記リード導体の先端部にわたってフラックスを被覆し、絶縁基体よりも外郭の小さい長方形の絶縁カバーを前記の絶縁基体上に配設し、該絶縁カバー周囲を絶縁基体に接着剤により封着してサーモプロテクターにおいて、サーモプロテクターの小型寸法を良好に維持しつつ可溶合金片の一様な分断球状化を保証して円滑な遮断作動を確保することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係るサーモプロテクターは、長方形の絶縁基体の片面に一対の電極が設けられ、各電極に扁平リード導体が接続され、両電極間に可溶合金片が接続され、可溶合金片から前記リード導体の先端部にわたってフラックスが被覆され、絶縁基体よりも外郭が小さく、かつ前記絶縁基体に対する間隔保持用の凸部を短辺側内面に有する長方形の絶縁カバーが前記の絶縁基体上に配設され、該絶縁カバー周囲が絶縁基体に接着剤により封着されていることを特徴とし、請求項2では、可溶合金片をリード導体にも接続してある。
【0009】
請求項3に係るサーモプロテクターは、長方形の絶縁基体の片面に一対の扁平リード導体が配設され、両リード導体間に可溶合金片が接続され、可溶合金片から前記リード導体の先端部にわたってフラックスが被覆され、絶縁基体よりも外郭が小さく、かつ前記絶縁基体に対する間隔保持用の凸部を短辺側内面に有する長方形の絶縁カバーが前記の絶縁基体上に配設され、該絶縁カバー周囲が絶縁基体に接着剤により封着されていることを特徴とする。
【0010】
請求項4では、絶縁基体と絶縁カバーとの短辺側の寸法差を、同じく長辺側の寸法差より大きくし、請求項5では、前記間隔保持用の凸部をリード導体の扁平部に当接させ、請求項6では、前記間隔保持用の凸部に扁平リード導体逃がし溝を設け、当該凸部を電極乃至は絶縁基体に当接させ、請求項7では、リード導体をNi製とし、少なくとも先端部にSn,Cu,Ag,Auの何れか、またはこれらを主成分とする合金を被覆し、請求項8では、絶縁カバーと絶縁基体との周囲封着部より外側の扁平リード導体部分の巾に対し内側の扁平リード導体部分の巾を狭くし、請求項9では、外側の扁平リード導体部分の巾を絶縁基体の巾以上にし、請求項10では、可溶合金片を溶断させるための発熱体を付設している。
【0011】
請求項11に係るサーモプロテクターの製造方法は、長方形の絶縁基体の片面に一対の電極を設け、各電極に扁平リード導体を接続し、両電極間に可溶合金片を接続し、可溶合金片から前記リード導体の先端部にわたってフラックスを被覆し、絶縁基体よりも外郭の小さい長方形の絶縁カバーを前記の絶縁基体上に配設し、該絶縁カバー周囲を絶縁基体に接着剤により封着してサーモプロテクターを製造する方法において、絶縁カバーに前記絶縁基体に対する間隔保持用の凸部を設け、該絶縁カバーを絶縁基体に対し押圧したうえで、または押圧しつつ、前記接着剤による封着を行なうことを特徴とし、請求項12では、絶縁カバーの間隔保持用の凸部を、絶縁カバーの短辺側内面に設けている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1の(イ)は本発明に係るサーモプロテクターの一実施例を一部断面で示す平面図、図1の(ロ)は図1の(イ)におけるロ−ロ断面図である。
図1において、1は耐熱性、熱伝導性に優れた長方形の絶縁基体、例えばアルミナセラミックスのようなセラミックス板である。2,2は長方形絶縁基体1の片面の長手方向両側に設けた一対の電極であり、導電ペーストの塗布・焼き付けにより設けることができる。3,3は各電極2,2に溶接等により接続した扁平リード導体であり、溶接にはスポット抵抗溶接やレーザ溶接等を用いることができる。4は電極2,2間に溶接等により接続した可溶合金片であり、図示の圧延扁平線または丸線を使用でき、溶接にはスポット抵抗溶接やレーザ溶接等を用いることができる。5は可溶合金片2の全体及び電極2の一部並びにリード導体3の端部に被覆したフラックスであり、加熱溶融した液状フラックスを所定の外郭で付着させ、表面張力や界面張力の作用下、フラックスを流延させつつ自然冷却のもとで凝固させてある。
【0013】
図2の(イ)は被覆フラックスの平面図、図2の(ロ)は図2の(イ)におけるロ−ロ断面図、図2の(ハ)は図2の(イ)におけるハ−ハ断面図であり、50は前記付着させた液状フラックスの付着当初の外郭を、α及びβは接触角をそれぞれ示し、接触角αは凝固直前のフラックスの表面張力rと電極・リード導体の表面張力r及びフラックス−電極・リード導体間の界面張力rmLにより規制され、接触角βは凝固直前のフラックスの表面張力rと絶縁基体の表面張力r及びフラックス−絶縁基体間の界面張力rPLにより規制される。
【0014】
図3の(イ)及び(ロ)〔図3の(イ)におけるロ−ロ断面図〕に示すように、電極2上のフラックス被覆厚みを厚くするために、各扁平リード導体の先端に、付着フラックス4の長手方向流延に対して堰の作用をする上向き折り曲げ部30を設け、電極2上のフラックス面を可溶合金片4上のフラックス面とほぼ面一にすることもできる。
【0015】
更に、図1及び図3において、6は長方形の絶縁カバーであり、絶縁基体1より小さい外郭とし、図4にも示すように、短辺側内面に絶縁基体1に対する間隔保持用の凸部61を設けてある。この絶縁カバーの材質は、通常絶縁基体と同じ材質、例えばアルミナセラミックスのようなセラミックス製とすることができ、絶縁カバーの厚みは、通常絶縁基体と同じか、若しくはやや薄くすることができる。
図1及び図3において、7は接着剤、例えばエポキシ樹脂等の二液常温硬化型接着剤であり、前記絶縁カバー6の凸部61を扁平リード導体3の上面に当接して絶縁カバー下面と絶縁基体上面との間隔を所定の高さに保持し、絶縁カバー周囲と絶縁基体との間を接着剤7で封着してある。
【0016】
上記において、電極2の巾両側には、少なくとも封着スペースを設ける必要がある。また、通常、電極2に接続する扁平リード導体3の前端の巾は電極巾よりも狭くされる。また、通常、図1の(イ)に示されているように、絶縁基体1の巾が封着部7より外側の扁平リード導体部分31の巾に等しくされるか、若しくは、小さくされる。従って、封着部7より外側の扁平リード導体部分31の巾wと内側の扁平リード導体部分32の巾wとの間には、
【数3】
<w
の関係があり、絶縁基体の短辺側封着部と外側リード導体部分との間にスリット30が設けられている。このスリット30の巾は、接着剤7の外側リード導体部分31への濡れ拡がりを防止するために0.3mm以上とすることが好ましい。
【0017】
上記扁平リード導体は、絶縁カバー6と絶縁基体1との間に挾まれる部分が扁平であればよく、全体が扁平で、前記のように内側の導体部分の巾をw、外側の導体部分の巾をwとして、w<wとしたもの、図6の(イ)に示すように、w=wとしたもの、図6の(ロ)に示すように、w>wとしたものの外、図6の(ハ)に示すように、丸線材の前半部を圧延し、この圧延部分を内側リード導体部分とするものも使用できる。
【0018】
上記絶縁カバーの凸部の高さは、サーモプロテクターの薄型化を図るために0.3〜0.7mmとすることが好ましい。前記被覆フラックスの最大高さが前記絶縁カバーの凸部の高さより高い場合は、絶縁カバーを押圧して被覆フラックスを圧潰し、凸部を扁平リード導体に当接した状態で前記接着剤による封着を行うことができる。あるいは、封着作業中、絶縁カバーを押圧しつづけ、絶縁カバーを押圧しつつ前記接着剤による封着を行うことができる。
【0019】
上記絶縁基体1の長さをL,巾をWとし、絶縁カバー6の長さをL,巾をWとすれば、L>L,W>Wの関係があり、通常
【数4】
−L=W−W
とされるが、図5の(イ)に示すように、(L−L)>(W−W)とすれば、前記の封着工程での絶縁カバー6の傾き角〔図5の(ロ)における角度γ〕の許容範囲を大きくでき、製品歩留りを向上できる。
【0020】
上記絶縁カバー6の凸部61には、図7に示すようにリード導体逃がし溝610を設け、当該凸部61を電極2から絶縁基体1にわたり当接させるようにしてもよい。このようにしても、電極2の厚みが凸部61の高さに較べて極めて小さいために、絶縁カバー6を絶縁基体1に実質的に平行に保持できる。
【0021】
前記絶縁カバー6の凸部61と相手面(電極上面乃至絶縁基体上面、扁平リード導体の扁平上面等)との界面にフラックスを介在させないように前記被覆フラックスの外郭寸法や絶縁基体の外郭寸法を規制してある。その界面は密接させるようにするが、凸部を接着剤塗布のうえ電極上面乃至絶縁基体上面やリード導体の扁平上面に当接し、前記界面に接着剤膜を介在させるようにしてもよい。
【0022】
上記実施例では、電極2を絶縁カバー6の短辺側から食み出させ、リード導体3と電極2との界面を溶接し、この溶接と前記接着剤7とでリード導体の導出箇所の封止を保証しているが、絶縁基体とリード導体との界面を接着剤で封止のうえ前記接着剤による封止を行うか、この封止の際に絶縁基体の端面とリード導体とのコーナを接着剤で充填するようにしてもよい。
【0023】
なお、上記において、被覆フラックスの巾両端と絶縁基体の巾両端との間隔を必要以上にやや大きく採っいている場合は、絶縁カバーに四方内面側に凸部を設けた箱型絶縁カバーを使用することができるが、この場合も、被覆フラックスの最大高さが凸部の高さよりも高くても良好な封止を保証するために、絶縁カバーを押圧したうえで、または押圧しつつ絶縁カバー周囲の絶縁基体への接着剤による封着を行うことが好ましい。
【0024】
上記実施例では、可溶合金片を電極のみに接続しているが、図8に示すように可溶合金片4とリード導体3との間も溶接等により接続してもよい。また、図9に示すように、可溶合金片4をリード導体3,3のみに溶接等により接続してもよい。図9示の実施例では、リード導体3,3を電極2,2に溶接してリード導体2,2を絶縁基体1に固着しているが、電極を省略し、リード導体を接着剤により絶縁基体に固定することも可能である。
【0025】
上記リード導体には、Cu、Fe等の使用も可能であるが、溶接、特にスポット抵抗溶接が容易なニッケルを使用することが好ましい。また、リード導体の少なくとも先端部には、可溶合金片との溶接の容易化、電極との溶接の容易化のために、Sn,Cu,Ag,Auの何れか、またはこれらの金属を主成分とする合金を被覆しておくことが好ましい。特に、Niリード導体の場合、電極への固着をスポット抵抗溶接により行うとき、Sn皮膜がナゲットでの熱的衝撃を熱的、応力的に緩和するから、セラミックス製絶縁基体のクラック防止の保証に有効である。
【0026】
上記絶縁基体や絶縁カバーとしては、セラミックス、特にアルミナセラミックスが好適であるが、繊維強化エポキシ樹脂板、繊維強化フエノール樹脂板、絶縁被覆金属板等の使用も可能である。
【0027】
上記電極は、Agペースト、Cuペースト、Auペースト、Ptペースト、Ag−Ptペースト、Ag−Pdペースト等の導電ペーストの塗布・焼き付けの外、金属箔積層絶縁基板の金属箔の印刷・エッチング等により形成することもできる。
【0028】
上記可溶合金片には、所定融点の可溶合金が使用され、融点は機器の保護温度に応じて選定されるが、電池用の場合、固相線温度が80℃〜120℃、液相線温度が90℃〜120℃である合金が使用される。例えばIn50〜55%、Sn25〜40%、残部Biの合金、In30〜75%、Sn5〜50%、Cd0.5〜25%の合金、更にこの合金組成にCu、Ag、Au、Al、Biのうちの1種または2種以上を合計0.1〜5%添加した合金、Bi48〜53%、Pb28〜33%、Sn13〜19%の合金、In0.5〜4%、Bi50〜54%、Pb30〜34%、Sn14〜18%の合金等を例示できる。
【0029】
上記フラックスには、天然ロジン、変性ロジン(水添ロジン、不均化ロジン、重合ロジン等)及びこれらの精製ロジンにジエチルアミンの塩酸塩、ジエチルアミンの臭化水素酸塩、アジピン酸等の有機酸等を添加したものを使用できる。
【0030】
上記接着剤には、通常エポキシ樹脂が使用されるが、フエノール樹脂やポリウレタン等の硬化性樹脂も使用可能である。
【0031】
上記絶縁基体の寸法は、通常長辺が5.0〜15.0mm,短辺が2.0〜4.0mm,厚みが0.2〜0.5mmとされる。
上記絶縁カバーの寸法は、通常長辺が3.0〜12.0mm,短辺が1.5〜3.0mm,厚みが0.2〜0.5mmとされる。
上記リード導体の寸法は、通常外側部分の巾が2.0〜4.0mm,内側部分の巾が1.0〜3.0mm,厚みが0.15〜0.3mmとされる。
【0032】
本発明に係るサーモプロテクターは二次電池用として使用できる。例えば、図11に示すように、二次電池パックの扁平ケースの側面に装着して電池と負荷との間に直列に挿入させることができる。従って、電池に異常が生じ、電池の発熱によりサーモプロテクターの可溶合金片がその融点温度、例えば80℃〜100℃内の所定温度に達すると、可溶合金片が溶断されて電池と負荷との間が電気的に遮断され、以後の電池の温度上昇が停止される。従って、電池の異常発熱を未然に防止できる。
【0033】
上記において、可溶合金片のジュール発熱を無視できるときは、電池が許容温度Tmに達したときの可溶合金片の温度TxはTmより2℃〜3℃低くなり、可溶合金片の融点を〔Tm−(2℃〜3℃)〕に設定すればよい。
しかしながら、可溶合金片のジュール発熱を無視できないときは、可溶合金片の電気抵抗をR、通電電流をI、機器とヒューズエレメント間の熱抵抗をHとすれば、
【数5】
Tx=Tm−(2℃〜3℃)+HRI
が成立し、可溶合金片の融点を上式に基づき設定することが有効である。
【0034】
本発明に係るサーモプロテクターでは、通電発熱体を付設し、例えば抵抗ペースト(例えば、酸化ルテニウム等の酸化金属粉のペースト)の塗布・焼き付けにより膜抵抗を付設し、電池の異常発熱の原因となる前兆、例えば過充電時の電池電圧の異常上昇を検出し、この検出信号で膜抵抗を通電して発熱させ、この発熱で可溶合金片を溶断させることもできる。
この場合、上記発熱体を絶縁基体の上面に設け、この上に耐熱性・熱伝導性の絶縁膜、例えばガラス焼き付け膜を形成し、更に一対の電極を設け、各電極に扁平リード導体を接続し、両電極間に可溶合金片を接続し、可溶合金片から前記リード導体の先端部にわたってフラックスを被覆し、絶縁基体よりも外郭が小さく、かつ前記絶縁基体に対する間隔保持用の凸部を短辺側内面に有する長方形の絶縁カバーを前記の絶縁基体上に配設し、該絶縁カバー周囲を絶縁基体に接着剤により封着することができる。
【0035】
図10は発熱体付きサーモプロテクターの使用状態を示す回路図であり、Pはサーモプロテクターを、4は可溶合金片を、Rは抵抗体を、ICは異常電圧検出通電回路を、Dはツエナダイオードを、Trはトランジスターを、Eは電池を、Sは充電機をそれぞれ示し、過充電により電池電圧が上昇すると、ツエナダイオードDが降伏導通され、トランジスターTrが導通して抵抗体Rに電流が流され、その抵抗体Rの通電発熱で可溶合金片4が溶断される。前記異常電圧検出通電回路は電池パックに装着した回路板に形成してある。
【0036】
【実施例】
〔実施例〕
長辺7.0mm,短辺2.6mm,厚み0.3mmの長方形アルミナセラミックス絶縁基体に、Agペーストの塗布焼き付けにより長辺2.8mm,短辺1.8mm,厚み35μmの電極を間隔0.9mmを隔てて一対形成し、これらの電極間に長辺2.5mm,短辺0.85mm,厚み0.23mmで組成がIn52%−Sn36%−Bi12%の可溶合金片を溶接し、内側部分の巾1.2mm,外側部分の巾3.0mm,厚み0.15mmの錫メッキNiリード導体を各電極に各電極前端とリード導体先端との間隔を1.2mmにしてスポット抵抗溶接し、ロジンを主成分とするフラックスを加熱溶融させて可溶合金片全長及び電極並びにリード導体先端部にわたり付着させ、更に冷却凝固させ、次いで、長辺4.5mm,短辺1.6mm,厚み0.2mm,短辺内面側凸部の高さ0.5mmの長方形アルミナセラミックス絶縁カバーを絶縁基体上に配置し、絶縁カバーを押圧した状態で絶縁カバーの周囲を絶縁基体及び扁平リード導体にエポキシ樹脂接着剤で封着し、かつリード導体と絶縁基体端面との間を同じエポキシ樹脂接着剤で封止した。
【0037】
〔比較例〕
実施例に対し、絶縁カバーの凸部を省略し、絶縁カバーの押圧を行わなかった以外、実施例に同じとした。
【0038】
実施例品及び比較例品のそれぞれの試料数を30箇とし、0.1アンペア通電下でシリコンオイル中に浸漬し、シリコンオイルを1分間に1℃の割合で昇温し、試料が分断作動したときのシリコンオイル温度を測定したところ、実施例品では93.0〜95.9℃であったが、比較例品では93.0〜98.0℃であった。
この測定結果から、本発明によれば、薄型サーモプロテクターの作動の遅れ乃至は作動温度のバラツキを従来品に較べて充分に低減できることが確認できる。
【0039】
【発明の効果】
本発明に係るサーモプロテクターにおいては、リード導体の薄肉扁平化等によりサーモプロテクターのボデイ部を薄肉化しているために、可溶合金片の分断球状化が行われる空間が薄厚であるが、絶縁カバーに絶縁基体に対する間隔保持用の凸部を設け、絶縁カバーを水平に、かつ一様な高さに保持して上記空間の不定化を排除し一定化しているから、作動のバラツキをよく抑えて円滑な作動を保証でき、しかも、絶縁カバーの横巾両端側には凸部を設けていないから、サーモプロテクターの横幅を増大させることなく元のままに保持でき、扁平電池パックの側面にはみ出しなく納めることができ、電池パックへの装着を良好に行うことができる。
本発明に係るサーモプロテクターの製造方法によれば、前記のサーモプロテクターを良好に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサーモプロテクターの一実施例を示す図面である。
【図2】本発明に係るサーモプロテクターにおける被覆フラックスの形状を示す図面である。
【図3】本発明に係るサーモプロテクターの上記とは別の実施例を示す図面である。
【図4】本発明において使用する絶縁カバーの一例を示す図面である。
【図5】本発明に係るサーモプロテクターにおける絶縁基体と絶縁カバーとの寸法関係の一例を示す図面である。
【図6】本発明において使用する扁平リード導体の異なる例を示す図面である。
【図7】本発明において使用する絶縁カバーの上記とは別の例を示す図面である。
【図8】本発明に係るサーモプロテクターの上記とは別の実施例の要部を示す図面である。
【図9】本発明に係るサーモプロテクターの上記とは別の実施例の要部を示す図面である。
【図10】本発明に係るサーモプロテクターの内の発熱体付きの実施例の作動機構を示す回路図である。
【図11】本発明に係るサーモプロテクターが装着される電池パックを示す図面である。
【図12】従来のサーモプロテクターを示す図面である。
【図13】従来のサーモプロテクターの問題点を説明するために使用した図面である。
【図14】従来のサーモプロテクターにおいて使用されている絶縁カバーの一例を示す図面である。
【符号の説明】
1      絶縁基体
2      電極
3      扁平リード導体
31     外側リード導体部分
32     内側リード導体部分
4      可溶合金片
5      被覆フラックス
6      絶縁カバー
61     凸部
610    導体逃がし溝
7      接着剤

Claims (12)

  1. 長方形の絶縁基体の片面に一対の電極が設けられ、各電極に扁平リード導体が接続され、両電極間に可溶合金片が接続され、可溶合金片から前記リード導体の先端部にわたってフラックスが被覆され、絶縁基体よりも外郭が小さく、かつ前記絶縁基体に対する間隔保持用の凸部を短辺側内面に有する長方形の絶縁カバーが前記の絶縁基体上に配設され、該絶縁カバー周囲が絶縁基体に接着剤により封着されていることを特徴とするサーモプロテクター。
  2. 可溶合金片がリード導体にも接続されている請求項1記載のサーモプロテクター。
  3. 長方形の絶縁基体の片面に一対の扁平リード導体が配設され、両リード導体間に可溶合金片が接続され、可溶合金片から前記リード導体の先端部にわたってフラックスが被覆され、絶縁基体よりも外郭が小さく、かつ前記絶縁基体に対する間隔保持用の凸部を短辺側内面に有する長方形の絶縁カバーが前記の絶縁基体上に配設され、該絶縁カバー周囲が絶縁基体に接着剤により封着されていることを特徴とするサーモプロテクター。
  4. 絶縁基体と絶縁カバーとの短辺側の寸法差が、同じく長辺側の寸法差より大きくされている請求項1〜3何れか記載のサーモプロテクター。
  5. 前記間隔保持用の凸部が扁平リード導体の扁平部に当接されている請求項1〜4何れか記載のサーモプロテクター。
  6. 前記間隔保持用の凸部に扁平リード導体逃がし溝が設けられ、当該凸部が電極乃至は絶縁基体に当接されている請求項1〜4何れか記載のサーモプロテクター。
  7. リード導体がNi製とされ、少なくとも先端部にSn,Cu,Ag,Auの何れか、またはこれらを主成分とする合金が被覆されている請求項1〜6何れか記載のサーモプロテクター。
  8. 絶縁カバーと絶縁基体との周囲封着部より外側の扁平リード導体部分の巾に対し内側の扁平リード導体部分の巾が狭くされている請求項1〜7何れか記載のサーモプロテクター。
  9. 外側の扁平リード導体部分の巾が絶縁基体の巾以上とされている請求項8記載のサーモプロテクター。
  10. 可溶合金片を溶断させるための発熱体が付設されている請求項1〜9何れか記載のサーモプロテクター。
  11. 長方形の絶縁基体の片面に一対の電極を設け、各電極に扁平リード導体を接続し、両電極間に可溶合金片を接続し、可溶合金片から前記リード導体の先端部にわたってフラックスを被覆し、絶縁基体よりも外郭の小さい長方形の絶縁カバーを前記の絶縁基体上に配設し、該絶縁カバー周囲を絶縁基体に接着剤により封着してサーモプロテクターを製造する方法において、絶縁カバーに前記絶縁基体に対する間隔保持用の凸部を設け、該絶縁カバーを絶縁基体に対し押圧したうえで、または押圧しつつ、前記接着剤による封着を行なうことを特徴とするサーモプロテクターの製造方法。
  12. 絶縁カバーの間隔保持用の凸部を、絶縁カバーの短辺側内面に設ける請求項11記載のサーモプロテクターの製造方法。
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