JP2009070803A - 抵抗付き温度ヒューズ及び電池保護回路板 - Google Patents

抵抗付き温度ヒューズ及び電池保護回路板 Download PDF

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Abstract

【課題】抵抗付き温度ヒューズの本体部の小型化、抵抗付き温度ヒューズ搭載の二次電池保護用回路体のコンパクト化を達成する。
【解決手段】
基板片面上の両側膜電極a、bと中間膜電極2にわたってヒューズエレメント3が設けられ、各膜電極a、bに帯状リード導体A、Bの先端が接合され、前記基板の片面が絶縁封止物5で覆われ、基板他面上の前後膜電極41、42にまたがって膜抵抗rが設けられ、一方膜電極42が前記中間膜電極2に電気的に結線され、他方膜電極41のサイド部cに帯状リード導体Cの先端部が面接触のもとで接合されてなり、帯状リード導体A、Bの前記基板の縁端に近接する箇所に基板他面側に上がる段差eが形成され、その段差の上側面と基板他面との高さの差が帯状リード導体Cの厚みにほぼ等しくされている。
【選択図】図1

Description

本発明は抵抗付き温度ヒューズに関し、例えば二次電池保護用回路体に搭載する抵抗付き温度ヒューズとして有用なものである。
二次電池、例えばリチウムイオン電池を携帯用電子機器の電源として使用する場合、二次電池セルと保護回路とをパック内に収容しており、その保護回路は、過充電防止スイッチ、過放電防止スイッチを備え、更に、これらのスイッチでは対処できないときに回路を非復帰的に遮断するヒューズ部を備えている。
図4は、二次電池に対する保護回路の一例を示し、過充電防止スイッチ用FET(N)と過放電防止スイッチ用FET(M)との間に抵抗付き温度ヒューズAを接続している。
この抵抗付き温度ヒューズにおいては、直列の2つのヒューズエレメント部分n、mに対し抵抗r例えば膜抵抗を該抵抗の通電発熱で両ヒューズエレメント部分を溶断させ得るように熱的に結合して設け、この抵抗を両ヒューズエレメント部分に対し電気的に並列に接続してある。SはIC制御部であり、充電時、過充電を検出し過充電防止信号を発生して過充電防止用FETをスイッチオフさせ、放電時、過放電を検出し過放電防止信号を発生して過放電防止用FETをスイッチオフさせている。これらFETでは対処できないときには、IC回路SからトランジスタTrにオン信号が発せられ、トランジスタTrの導通により抵抗付き温度ヒューズAの抵抗rを二次電池を電源として通電発熱させ、その発生熱でヒューズエレメントを溶断させて二次電池と負荷(充電時は充電源)との間を遮断している。
従来、抵抗付き温度ヒューズとして、図9の(イ)に示すように、絶縁基板1の片面101に両側膜電極a,bと中間膜電極2とを設け、これらの膜電極a,b,2にまたがってヒューズエレメント3を接続し、このヒューズエレメント3にフラックスを塗布し、図9の(ロ)に示すように、絶縁基板1の他面10に、前記膜電極a,bにスルーホールにより導通させた両側膜電極a’,b’を設け、これらの膜電極a’,b’に帯状リード導体A,Bを接合し、更に、同上基板他面10に前後の膜電極41、42を設け、これら前後の膜電極41、42の一方42と前記中間膜電極2とをスルーホール24により導通し、前後の膜電極41、42間に膜抵抗rを設け、前後膜電極41、42の他方41に帯状リード導体Cを接合し、図9の(ハ)に示すように、基板片面101を絶縁封止物5で覆ったものが提案されている(特許文献1)
特開2003−217416号公報
前記の抵抗付き温度ヒューズでは、基板他面10の平面寸法を、膜抵抗r及びその端子用膜電極41、42の形成に必要なメインスペースに、ヒューズエレメントリード導体接続用膜電極a’、b’の形成に必要なサブスペースを付加したものとしなければならず、メインスペースよりも広いスペースを基板に付与する必要があるので、抵抗付き温度ヒューズ本体部の小型保証に不利である。
前記した二次電池保護回路において、図4に示す充電時、充電源D側ヒューズエレメント部分nを二次電池側ヒューズエレメント部分mより時間的に優先させて溶断させてパワーの大きい充電源Dを先に切り離すことが安全である。しかしながら、前記の抵抗付き温度ヒューズでは、この優先的溶断の確実な保証は難しい。
前記抵抗付き温度ヒューズにおいては、前記した通り、保護回路異常時での膜抵抗rの発生熱がヒューズエレメント3に伝達されてヒューズエレメント3が溶断されることにより作動されるから、膜抵抗rの前記発生熱量(電力)が小さ過ぎると作動せず運転電力に対し下限があり、また膜抵抗rに加わる電力が大電力の場合にヒューズエレメントが溶断しないと、その大電力のために膜抵抗が爆裂破壊される危険性がある。
而るに、従来の抵抗付き温度ヒューズでは、動作可能な運転電力の下限が相当に高く、またヒューズエレメントの溶断可能な運転電力の上限が相当に低く、全体として運転電力範囲が狭いという不都合もある。
本発明の目的は、基板の片面に互いに直列のヒューズエレメント部分を有し、基板の他面に膜抵抗を有し、膜抵抗の通電発熱によりヒューズエレメントを溶断させる抵抗付き温度ヒューズにおいて、本体部の小型性、一方のヒューズエレメント部分の他方のヒューズエレメント部分に対する確実な優先的溶断、抵抗付き温度ヒューズ搭載の二次電池保護用回路体のコンパクト化を良好に達成することにある。
更に、抵抗付き温度ヒューズの使用可能な運転電力範囲を拡大することにある。
本願の請求項1に係る抵抗付き温度ヒューズは、基板の片面上に両側膜電極a、bと中間膜電極を有し、これらの膜電極にわたってヒューズエレメントが設けられ、両側の各膜電極に帯状リード導体A、Bの先端が接合され、前記基板の片面が絶縁封止物で覆われ、基板の他面上に前後の膜電極が設けられ、これら前後の膜電極にまたがって膜抵抗が設けられ、両膜電極のうちの一方が前記ヒューズエレメントに対する前記中間膜電極に電気的に結線され、同両膜電極のうちの他方の膜電極にサイド部cが設けられ、このサイド部cに帯状リード導体Cの先端部が面接触のもとで接合されてなり、帯状リード導体A、Bの前記基板の縁端に近接する箇所に基板他面側に上がる段差が形成され、その段差の上側面と基板他面との高さの差が帯状リード導体Cの厚みにほぼ等しくされていることを特徴とする。
本願の請求項2に係る抵抗付き温度ヒューズは、基板の片面上に両側膜電極a、bと中間膜電極とを有し、これらの膜電極にわたってヒューズエレメントが設けられ、両側の各膜電極a、bに基板他面に通じる孔が設けられ、先端がかぎ状に曲げられ先端近傍部が基板他面に面接触された状態でのかぎ状先端部の基板他面側からの前記孔への収容と各孔へのはんだ充填によって前記帯状リード導体A、Bが前記膜電極a、bに接続され、基板の他面上に前後の膜電極が設けられ、これら前後の膜電極にまたがって膜抵抗が設けられ、両膜電極のうちの一方が前記ヒューズエレメントに対する前記中間膜電極に電気的に結線され、同両膜電極のうちの他方の膜電極にサイド部cが設けられ、このサイド部cに帯状リード導体Cの先端部が面接触のもとで接合され、前記基板の片面が絶縁封止物で覆われていることを特徴とする。
本願の請求項3に係る抵抗付き温度ヒューズは、基板の片面上に両側膜電極a、bと中間膜電極とサイド膜電極とを有し、両側膜電極a、bと中間膜電極にわたってヒューズエレメントが設けられ、基板他面に前記膜電極a、bにスルーホールにより導通された補助膜電極a”、b”が設けられ、各補助膜電極a”、b”に帯状リード導体A、Bが面接触で接合され、基板の他面上に前後の膜電極が設けられ、これら前後の膜電極にまたがって膜抵抗が設けられ、前後の両膜電極のうちの一方が前記ヒューズエレメントに対する前記中間膜電極にスルーホールにより電気的に結線され、前後の両膜電極のうちの他方が前記基板片面のサイド膜電極に電気的に結線され、サイド膜電極に帯状リード導体Cの先端が接合され、その接合箇所に臨む基板切欠部を経て基板の他面側に上がる段差が帯状リード導体Cに形成され、前記基板の片面が絶縁封止物で覆われていることを特徴とする。
本願の請求項4に係る抵抗付き温度ヒューズは、請求項1〜3何れかの抵抗付き温度ヒューズにおいて、前後の両膜電極のうちの一方の前記ヒューズエレメントに対する前記中間膜電極への電気的結線がスルーホールにより行われていることを特徴とする。
本願の請求項5に係る抵抗付き温度ヒューズは、請求項1〜4何れかの抵抗付き温度ヒューズにおいて、帯状リード導体A、B、Cの厚みが等しくされていることを特徴とする。
本願の請求項6に係る抵抗付き温度ヒューズは、請求項1〜5何れかの抵抗付き温度ヒューズにおいて、ヒューズエレメントが複数本の並列素線からなることを特徴とする。
本願の請求項7に係る抵抗付き温度ヒューズは、請求項1〜6何れかの抵抗付き温度ヒューズにおいて、基板の厚みが450〜250μmであり、帯状リード導体A、BまたはCと膜電極との接合がはんだ付けにより行われていることを特徴とする。
本願の請求項8に係る抵抗付き温度ヒューズは、請求項7の抵抗付き温度ヒューズにおいて、はんだの融点がヒューズエレメントの融点よりも高くされていることを特徴とする。
本願の請求項9に係る抵抗付き温度ヒューズは、請求項7または8の抵抗付き温度ヒューズにおいて、膜電極aまたはbに、帯状リード導体AまたはBと膜電極aまたはbとのはんだ付け箇所から膜電極aまたはbとヒューズエレメントとの接合箇所に至る間にはんだ拡がり防止バリアが設けられていることを特徴とする。
本願の請求項10に係る抵抗付き温度ヒューズは、請求項1〜9何れかの抵抗付き温度ヒューズにおいて、膜電極aと中間電極との間のヒューズエレメント部分と膜電極bと中間電極との間のヒューズエレメント部分とを所定の優先順位で溶断させるように、膜電極aと中間電極との間隔と膜電極bと中間電極との間隔または両ヒューズエレメント部分に対する中間電極の縁端形状が異ならされていることを特徴とする。
本願の請求項11に係る抵抗付き温度ヒューズは、請求項1〜10何れかの抵抗付き温度ヒューズにおいて、ヒューズエレメントがフラックスで覆われていることを特徴とする。
本願の請求項12に係る抵抗付き温度ヒューズは、請求項1〜11何れかの抵抗付き温度ヒューズにおいて、基板の片面上にフラックスと接触して所定の高さで配された保護シートと、該シートと基板片面との間にフラックスを囲んで配された硬化樹脂とから絶縁封止物が構成されていることを特徴とする。
本願の請求項13に係る抵抗付き温度ヒューズは、請求項1〜12何れかの抵抗付き温度ヒューズにおいて、ヒューズエレメントがFETの許容温度で溶断されるようにヒューズエレメントの融点が設定されていることを特徴とする。
本願の請求項14に係る抵抗付き温度ヒューズは、請求項1〜13何れかの抵抗付き温度ヒューズにおいて、帯状リード導体Cの長手方向熱抵抗が帯状リード導体AまたはBの長手方向熱抵抗よりも高くされていることを特徴とする。
本願の請求項15に係る抵抗付き温度ヒューズは、請求項14の抵抗付き温度ヒューズにおいて、帯状リード導体Cの材質が鉄系とされ、帯状リード導体A及びBの材質が銅系とされていることを特徴とする。
本願の請求項16に係る電池保護用回路板は、配線板上に順方向が互いに逆のFETを間隔を隔てて実装し、請求項1〜15何れかの抵抗付き温度ヒューズの基板部の絶縁封止物側を配線板側に向けてFET間の空間に収容し、帯状リード導体A、Bを一方のFET上に当接し、帯状リード導体Cを他方のFET上面に当接し、帯状リード導体A、B、Cを配線板の配線パターンの所定位置に接合したことを特徴とする。
(1)基板他面の全面を膜抵抗端子用の膜電極及び膜抵抗の形成に使用でき、その外郭を広めることなく膜抵抗形成スペースを確保でき、抵抗付き温度ヒューズ本体部の小型性を保証できる。
(2)基板他面の膜抵抗を、基板片面における中間膜電極両側の各ヒューズエレメント部分に対し、遠近の距離を隔てるようにして設けることができ、一方のヒューズエレメント部分を他方のヒューズエレメント部分より確実に早く溶断させることができる。
(3)図6に示すように、間隔を隔てて実装したFETの間に、抵抗付き温度ヒューズの絶縁封止物5を収容し、各帯状リード導体(A,B)、Cを各FETの(M)、Nの上面に乗載する場合、帯状リード導体の上面レベルより上側に突出する部分がなく、実装に必要なスペースが〔(FETの実装高さ)+(帯状リード導体の厚み)〕となり、充分に薄い二次電池保護用回路板を提供できる。
(4)膜抵抗rのリード導体である帯状リード導体Cの長手方向熱抵抗が高くされているから、膜抵抗発生熱をそのリード導体Cより漏出するのをよく防止してヒューズエレメントに効率良く伝達させることができるから、膜抵抗の発熱に費やされる電力が低くてもヒューズエレメントを良好に溶断作動させ得る。また、ヒューズエレメントの溶断性を高めヒューズエレメント不溶断の危険性を低減でき、高い運転電力のもとでも、ヒューズエレメントの不溶断を排除して膜抵抗の爆裂破断をよく回避できる。従って、抵抗付き温度ヒューズを使用できる運転電力範囲を拡張できる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る抵抗付き温度ヒューズの実施例を説明する。
図1は請求項1に係る実施例を示し、図1の(イ)は絶縁封止物を省略して図示した上面図、図1の(ロ)は裏面図、図1の(ハ)は図1の(イ)におけるハ−ハ断面図である。
図1の(イ)において、1は耐熱性、熱良伝導性の絶縁基板例えばセラミックス板である。a及びbは絶縁基版の片面の両側に形成した膜電極、2は中間電極であり、導体ペースト例えば銀ペーストの印刷・焼付けにより形成してある。3はヒューズエレメントであり、両側膜電極a、b及び中間膜電極2にまたがって配設し、膜電極a、b、2の交差箇所を溶接してある。ヒューズエレメント3は中間膜電極2を挾む部分n及びmに区分されている。ヒューズエレメント3にはフラックスが塗布されているが、その図示は省略されている。A、Bは両側膜電極a、bのそれぞれに接合された帯状リード導体であり、基板1の手前側の両隅が切欠けられ、各帯状リード導体A、Bに図1の(ハ)に示すように、切欠縁端に近接した位置において基板の他面側に上る段差eが形成され、段差eの上側の面α(β)が基板他面10に対し、帯状リード導体A、Bの厚みだけ上側に位置されている。
図1の(ロ)において、41、42は基板他面10上に設けられた前後の膜電極であり、前記基板片面の膜電極a、bと同様に導体ペーストの印刷・焼付けにより設けられている。rは前後の膜電極41、42間に設けられた膜抵抗であり、抵抗ペースト例えば酸化ルテニウム粉末ペーストの印刷・焼付けにより設けられている。膜抵抗r上には、保護膜例えばガラス焼付け膜gが設けられている。前後の膜電極41、42の一方42は、基板片面の中間膜電極2にスルーホール24により結線されている。cは前後膜電極41、42の他方41に付設されたサイド部、Cは帯状リード導体であり、先端部が前記サイド部cに面接合で接合されている。5は基板片面101を覆う絶縁封止物であり、例えば図1の(ハ)に示すように、基板片面上にフラックスと接触して配された保護シート例えばセラミックスシート、ガラスクロスシートと該保護シート51と基板片面101との間にフラックスを囲んで固まった硬化性樹脂例えばエポキシ樹脂52とから構成されている。
前記帯状リード導体A、B及び帯状リード導体Cとは共に厚みが等しく、図1の(ハ)に示すように、基板他面よりその厚みだけ高いレベルで同一面内で延びている。
図2は請求項2に係る実施例を示し、図2の(イ)は絶縁封止物を省略して図示した上面図、図2の(ロ)は裏面図、図2の(ハ)は図2の(イ)におけるハ−ハ断面図である。
図2の(イ)において、1は耐熱性、熱良伝導性の絶縁基板例えばセラミックス板である。a、bは絶縁基版1の片面101の両側に形成した膜電極、2は中間電極であり、導体ペースト例えば銀ペーストの印刷・焼付けにより形成してある。3はヒューズエレメントであり、両側膜電極a、b及び中間膜電極2にまたがって配設し、膜電極a、b、2との交差箇所を溶接してある。ヒューズエレメント3は中間膜電極2を挾む部分n及びmに区分されている。ヒューズエレメント3にはフラックスが塗布されているが、その図示は省略されている。a’、b’は前記各膜電極a、bに設けられたリード導体接合用孔、A、Bは帯状リード導体であり、図2の(ハ)に示すように、先端がかぎ状に曲げられ、このかぎ部が前記の孔a’、b’に基板他面10側から収容され孔a’、b’へのはんだの充填により先端部が基板他面10に面接触された状態で前記の各膜電極a、bに接合されている。
図2の(ロ)において、41、42は基板他面10上に設けられた前後の膜電極であり、前記基板片面101の膜電極a、bと同様に導体ペーストの印刷・焼付けにより設けられている。rは前後の膜電極41、42間に設けられた膜抵抗であり、抵抗ペースト例えば酸化ルテニウム粉末ペーストの印刷・焼付けにより設けられている。膜抵抗上には、保護膜例えばガラス焼付け膜gが設けられている。前後の膜電極41、42の一方42は、基板片面101の中間膜電極2にスルーホール24により結線されている。cは前後膜電極41、42の他方41に付設されたサイド部、Cは帯状リード導体であり、先端部が前記サイド部cに面接触で接合されている。5は基板片面101を覆う絶縁封止物であり、例えば図2の(ハ)に示すように、基板片面101上にフラックスと接触して配された保護シート51例えばセラミックスシート、ガラスクロスシートと該保護シート51と基板片面101との間にフラックスを囲んで固まった硬化性樹脂52例えばエポキシ樹脂とから構成されている。
前記帯状リード導体A、B及び帯状リード導体Cとは共に厚みが等しく、図2の(ハ)に示すように、基板他面10よりそのリード導体厚みだけ高いレベルで同一面内で延びている。
図3は請求項3に係る実施例を示し、図3の(イ)は絶縁封止物を省略して図示した上面図、図3の(ロ)は裏面図、図3の(ハ)は図3の(イ)におけるハ−ハ断面図である。
図3の(イ)において、1は耐熱性、熱良伝導性の絶縁基板例えばセラミックス板である。a、bは絶縁基版1の片面101の両側に形成した膜電極、2は中間電極であり、導体ペースト例えば銀ペーストの印刷・焼付けにより形成してある。3はヒューズエレメントであり、両側膜電極a、b及び中間膜電極2にまたがって配設し、膜電極a、b、2との交差箇所を溶接してある。ヒューズエレメント3は中間膜電極2を挾む部分n及びmに区分されている。ヒューズエレメント3にはフラックスが塗布されているが、その図示は省略されている。a”、b”は基板他面10に設けられた補助膜電極であり、前記膜電極a、bにスールホールa’、b’により導通されている。A、Bは補助膜電極a”、b”のそれぞれに面接触で接合された帯状リード導体でる。
図3の(ロ)において、41、42は基板他面10上に設けられた前後の膜電極であり、前記基板片面101の膜電極a、bと同様に導体ペーストの印刷・焼付けにより設けられている。rは前後の膜電極41、42間に設けられた膜抵抗であり、抵抗ペースト例えば酸化ルテニウム粉末ペーストの印刷・焼付けにより設けられている。膜抵抗上には、保護膜例えばガラス焼付け膜gが設けられている。
前後の膜電極41、42の一方42は、基板片面101の中間膜電極2にスルーホール24により結線されている。
図3の(イ)において、cは基板片面101に設けられたサイド膜電極であり、基板他面10の前記した前後膜電極41、42の他方41にスルホール240により結線されている。Cは基板片面101のサイド膜電極cに接合された帯状リード導体であり、基板縁端にサイド膜電極cに臨んで形成された凹溝〔図3の(ロ)(ハ)においてc”で示されている〕を経て図3の(ハ)に示すように基板他面側に上がる段差eが形成され、帯状リード導体Cの先端が基板片面101のサイド膜電極cに接合され、図3の(ハ)に示すように前記段差eのために基板他面10側に上がって基板他面10と同一面内で延在している。
5は基板片面101を覆う絶縁封止物であり、例えば図3の(ハ)に示すように、基板片面101上にフラックスと接触して配された保護シート51例えばセラミックスシート、ガラスクロスシートと該保護シート51と基板片面101との間にフラックスを囲んで固まった硬化性樹脂52例えばエポキシ樹脂とから構成されている。
前記帯状リード導体A、B及び帯状リード導体Cとは共に厚みが等しく、基板他面よりその厚みだけ高いレベルで同一面内で延びている。
前記何れの実施例においても、帯状リード導体A、Bと帯状リード導体Cの厚みを等しくしているが、帯状リード導体A、Bと帯状リード導体Cとの厚みが異なる場合は、帯状リード導体A、Bの上面と帯状リード導体Cの上面を同一面状に位置させるように、前記段差eの高さを調整してその厚みの差をこの調整で吸収することが可能である。
上記抵抗付き温度ヒューズにおける膜抵抗の外郭寸法を可及的に小さくするには、単位面積当たりの抵抗値を可及的に大きくすること、従って、膜抵抗の厚みを可及的に薄くすることが要求される。しかしながら、抵抗ペーストの印刷上、膜厚みの薄さに限度がある。通常、膜抵抗厚みは、5μm〜15μmとされ、かかるもとで二次電池保護回路用抵抗付き温度ヒューズに要求される膜抵抗の寸法は、縦方向(電流方向)長さ1.2mm×巾1.5mmである。
本発明に係る抵抗付き温度ヒューズにおいては、基板他面10のほぼ全面を膜抵抗r及びその端子用膜電極41、42の形成に使用しており、膜抵抗の形成に必要な上記スペースを基板の他面に確保でき、小型性を担保できる。
図4は本発明に係る抵抗付き温度ヒューズを組み込んだ二次電池保護回路の充電時での等価回路を示し、A0は本発明に係る抵抗付き温度ヒューズ、n及びmはヒューズエレメント部分、rは膜抵抗、Nは過充電防止スイッチ用FET、Mは過放電防止スイッチ用FET、SはIC制御部、Trはトランジスタ、Eは二次電池、Dは充電源である。
この充電時、充電源D側のヒューズエレメント部分nを二次電池E側のヒューズエレメント部分mよりも先に溶断させることが、パワーの大きい充電源Dを先に切り離すことになり安全である。
而るに、本発明に係る抵抗付き温度ヒューズにおいては、基板他面の膜抵抗rを基板片面のヒューズエレメント3の中心に対し偏在させ、ヒューズエレメント部分nは膜抵抗rに近く、ヒューズエレメント部分mは遠くしてあるから、ヒューズエレメント部分nをヒューズエレメント部分mよりも先に溶断させることができる。
膜電極aと中間電極2との間のヒューズエレメント部分mと膜電極bと中間電極2との間のヒューズエレメント部分nとを所定の優先順位で溶断させるように、膜電極aと中間電極2との間隔と膜電極bと中間電極2との間隔を異ならしめること、または図5−1または図5−2に示すように両ヒューズエレメント部分n、mに対する中間電極2の縁端形状を異ならしめることもできる。
図6は本発明に係る抵抗付き温度ヒューズを搭載した二次電池保護用回路板を示し、プリント配線板Pに過放電防止スイッチ用FET(N)及び過充電防止スイッチ用FET(M)とを実装し、本発明に係る抵抗付き温度ヒューズの絶縁封止物5を下側に向けてFET間の空間に収容し、帯状リード導体A,Bを一方のFETの上面に乗載させ、帯状リード導体Cを他方のFETの上面に乗載させ、各帯状リード導体A,B.Cをプリント配線板Pの配線導体の所定位置に接続してある。IC制御回路部も搭載されるが、図示の高さHよりも低い。
この二次電池保護用回路板においては、抵抗付き温度ヒューズの基板他面10が帯状リード導体A、B、Cの上面よりも低い位置にあり、抵抗付き温度ヒューズの本体部がリード導体の上面に対して出張っておらず、最大実装厚みHをFETの実装高さhに帯状リード導体A、B、Cの厚みを足したものにとどめることができ、二次電池保護用回路板の最大厚みHmaxを2000μm程度に抑え得て電池パック内への収容を容易に行うことができる。
抵抗付き温度ヒューズにおいて、基板(セラミックス板)は、膜電極の通電発生熱をヒューズエレメントに迅速に伝達できるように薄厚とし、450μm〜250μmとしてある。かかる薄厚のセラミックス板の膜電極に帯状リード導体をスポット溶接などにより溶接すると、セラミックス板のクラック破損が懸念される。
従って、膜電極と帯状リード導体との接合ははんだ付けにより行うことが好ましい。
本発明に係る抵抗付き温度ヒューズは、図4に示す二次電池保護回路のヒューズとして使用され、電池電圧を検知し電池電圧が設定値以上になると、IC制御回路からの信号によりトランジスタTrが導通され、膜抵抗rが充電源Dまたは二次電池Eを電源として通電発熱されてヒューズエレメント部分n、mが溶断される。また、FETの許容温度でもヒューズエレメントを溶断させるようにヒューズエレメントの融点を設定することもでき、融点125℃〜145℃のヒューズエレメントを使用できる。
前記帯状リード導体A,B,Cの膜電極a,b,cへのはんだ付け温度は、ヒューズエレメントの融点よりも高く設定され、帯状リード導体のはんだ付け接合後に、ヒューズエレメントと両側膜電極及び中間膜電極との溶接が行われる。この溶接には、レーザ溶接、抵抗溶接、リフロー溶接を使用できる。
図7に示すように、両側膜電極a(b)とヒューズエレメント2との各溶接箇所からそれら膜電極a(b)への帯状リード導体A(B)のはんだ付け箇所までの距離は、基板の縮小化のために極力短くし、その間にはんだの濡れ拡がり遮断バリア6a(6b)を設けることが好ましい。例えばガラス糸を融着させることが好ましい。この構成とすれば、両側の各膜電極a(b)とヒューズエレメント2との各溶接箇所からそれら膜電極a(b)への帯状リード導体A(B)の接合箇所までの間隔を狭くしても、ヒューズエレメントを接合する際、ヒューズエレメントが濡れ拡がって帯状リード導体に繋がるのを防止でき、ヒューズエレメントの合金組成の変化による融点変動、従って作動ずれを防止できる。図7において、fはフラックスをしめしている。
本発明に係る抵抗付き温度ヒューズにおいて、動作速度を迅速化するには、前記した基板の薄厚化の他、図8の(イ)及び図8の(ロ)〔図8の(イ)におけるロ−ロ断面図〕に示すように、ヒューズエレメント3を並列多本素線例えば並列2本素線30,30により構成することも有効である。すなわち、ヒューズエレメントの断面積が同じでも、多本数とすると一本当たりの断面を細くでき、それだけ早く溶断させることができ、動作速度を迅速化できる。
図4において、A、B、Cは帯状リード導体A、B、Cに対応し、帯状リード導体A、Bには、常時、回路電流が流れるので、銅、銅合金等の通常の導電性材質にSnメッキしたものが使用される。異常時のみに、トランジスタスイッチTrがオンされて帯状リード導体Cに電流が流され、膜抵抗rが発熱してヒューズエレメントn,mが前記した優先順位で溶断される。この場合、帯状リード導体Cには、膜抵抗rの発生熱がそのリード導体Cを伝って漏洩するのを防止するために、熱抵抗の高い金属、例えば、鉄、鉄合金等の鉄系またはニッケル等にSnメッキしたものを使用し、帯状リード導体Cの長手方向熱抵抗を帯状リード導体AまたはBの長手方向熱抵抗よりも高くすることが望ましい。更に、帯状リード導体Cの幅を帯状リード導体AまたはBの幅よりも細くして帯状リード導体Cの長手方向熱抵抗を帯状リード導体AまたはBの長手方向熱抵抗よりも高くしてもよい。この場合でも、帯状リード導体Cの電気抵抗を膜抵抗rの電気抵抗に較べて充分に低くでき、二次電池Eまたは充電源Dによる膜抵抗rの高効率な発熱を保証できる。
本発明に係る抵抗付き温度ヒューズの一実施例を示す図面である。 本発明に係る抵抗付き温度ヒューズの上記とは別の実施例を示す図面である。 本発明に係る抵抗付き温度ヒューズの上記とは別の実施例を示す図面である。 本発明に係る抵抗付き温度ヒューズを組み込んだ二次電池保護回路の等価回路を示す図面である。 本発明に係る抵抗付き温度ヒューズの上記とは別の実施例の要部を示す図面である。 本発明に係る抵抗付き温度ヒューズの上記とは別の実施例の要部を示す図面である。 本発明に係る抵抗付き温度ヒューズを搭載した二次電池保護回路板を示す図面である。 本発明に係る抵抗付き温度ヒューズの上記とは別の実施例の要部を示す図面である。 本発明に係る抵抗付き温度ヒューズの上記とは別の実施例の要部を示す図面である。 従来の抵抗付き温度ヒューズを示す図面である。
符号の説明
1 基板
10 基板他面
101 基板片面
a、b 両側膜電極
2 中間膜電極
3 ヒューズエレメント
n、m ヒューズエレメント部分
41、42 前後膜電極
c 前膜電極のサイド部
r 膜抵抗
A、B、C 帯状リード導体
5 絶縁封止物

Claims (16)

  1. 基板の片面上に両側膜電極a、bと中間膜電極を有し、これらの膜電極にわたってヒューズエレメントが設けられ、両側の各膜電極に帯状リード導体A、Bの先端が接合され、前記基板の片面が絶縁封止物で覆われ、基板の他面上に前後の膜電極が設けられ、これら前後の膜電極にまたがって膜抵抗が設けられ、前後の両膜電極のうちの一方が前記ヒューズエレメントに対する前記中間膜電極に電気的に結線され、同両膜電極のうちの他方の膜電極にサイド部cが設けられ、このサイド部cに帯状リード導体Cの先端部が面接触のもとで接合されてなり、帯状リード導体A、Bの前記基板の縁端に近接する箇所に基板他面側に上がる段差が形成され、その段差の上側面と基板他面との高さの差が帯状リード導体Cの厚みにほぼ等しくされていることを特徴とする抵抗付き温度ヒューズ。
  2. 基板の片面上に両側膜電極a、bと中間膜電極とを有し、これらの膜電極にわたってヒューズエレメントが設けられ、両側の各膜電極a、bに基板他面に通じる孔a’、b’が設けられ、リード導体先端がかぎ状に曲げられ先端近傍部が基板他面に面接触された状態でのかぎ状先端部の基板他面側からの前記孔への収容と各孔へのはんだ充填によって前記帯状リード導体A、Bが前記膜電極a、bに接続され、基板の他面上に前後の膜電極が設けられ、これら前後の膜電極にまたがって膜抵抗が設けられ、前後の両膜電極のうちの一方が前記ヒューズエレメントに対する前記中間膜電極に電気的に結線され、同両膜電極のうちの他方の膜電極にサイド部cが設けられ、このサイド部cに帯状リード導体Cの先端部が面接触のもとで接合され、前記基板の片面が絶縁封止物で覆われていることを特徴とする抵抗付き温度ヒューズ。
  3. 基板の片面上に両側膜電極a、bと中間膜電極とサイド膜電極とを有し、両側膜電極a、bと中間膜電極にわたってヒューズエレメントが設けられ、基板他面に前記膜電極a、bにスルーホールにより導通された補助膜電極a”、b”が設けられ、各補助膜電極a”、b”に帯状リード導体A、Bが面接触で接合され、基板の他面上に前後の膜電極が設けられ、これら前後の膜電極にまたがって膜抵抗が設けられ、前後の両膜電極のうちの一方が前記ヒューズエレメントに対する前記中間膜電極に電気的に結線され、前後の両膜電極のうちの他方が前記基板片面のサイド膜電極に電気的に結線され、サイド膜電極に帯状リード導体Cの先端が接合され、その接合箇所に臨む基板切欠部を経て基板の他面側に上がる段差が帯状リード導体Cに形成され、前記基板の片面が絶縁封止物で覆われていることを特徴とする抵抗付き温度ヒューズ。
  4. 前後の両膜電極のうちの一方の前記ヒューズエレメントに対する前記中間膜電極への電気的結線がスルーホールにより行われていることを特徴とする請求項1〜3何れか記載の抵抗付き温度ヒューズ。
  5. 帯状リード導体A、B、Cの厚みが等しくされていることを特徴とする請求項1〜4何れか記載の抵抗付き温度ヒューズ。
  6. ヒューズエレメントが複数本の並列素線からなることを特徴とする請求項1〜5何れか記載の抵抗付き温度ヒューズ。
  7. 基板の厚みが450〜250μmであり、帯状リード導体A、BまたはCと膜電極との接合がはんだ付けにより行われていることを特徴とする請求項1〜6何れか記載の抵抗付き温度ヒューズ。
  8. リード導体接合はんだの融点がヒューズエレメントの融点よりも高くされていることを特徴とする請求項7記載の抵抗付き温度ヒューズ。
  9. 膜電極aまたはbに、帯状リード導体AまたはBと膜電極aまたはbとの接合箇所から膜電極aまたはbとヒューズエレメントとの接合箇所に至る間にはんだ拡がり防止バリアが設けられていることを特徴とする請求項7または8記載の抵抗付き温度ヒューズ。
  10. 膜電極aと中間電極との間のヒューズエレメント部分と膜電極bと中間電極との間のヒューズエレメント部分とを所定の優先順位で溶断させるように、膜電極aと中間電極との間隔と膜電極bと中間電極との間隔または両ヒューズエレメント部分に対する中間電極の縁端形状が異ならされていることを特徴とする請求項1〜9何れか記載の抵抗付き温度ヒューズ。
  11. ヒューズエレメントがフラックスで覆われていることを特徴とする請求項1〜10何れか記載の抵抗付き温度ヒューズ。
  12. 基板の片面上にフラックスと接触して所定の高さで配された保護シートと、該シートと基板片面との間にフラックスを囲んで配された硬化樹脂とから絶縁封止物が構成されていることを特徴とする請求項1〜11何れか記載の抵抗付き温度ヒューズ。
  13. ヒューズエレメントがFETの許容温度で溶断されるようにヒューズエレメントの融点が設定されていることを特徴とする請求項1〜12何れか記載の抵抗付き温度ヒューズ。
  14. 帯状リード導体Cの長手方向熱抵抗が帯状リード導体AまたはBの長手方向熱抵抗よりも高くされていることを特徴とする請求項1〜13何れか記載の抵抗付き温度ヒューズ。
  15. 帯状リード導体Cの材質が鉄系とされ、帯状リード導体A及びBの材質が銅系とされていることを特徴とする請求項14記載の抵抗付き温度ヒューズ。
  16. 配線板上に順方向が互いに逆のFETを間隔を隔てて実装し、請求項1〜15何れか記載の抵抗付き温度ヒューズの基板部の絶縁封止物側を配線板側に向けてFET間の空間に収容し、帯状リード導体A、Bを一方のFET上に当接し、帯状リード導体Cを他方のFET上面に当接し、帯状リード導体A、B、Cを配線板の配線パターンの所定位置に接合したことを特徴とする電池保護用回路板。
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