JP2004039518A - ガラス管ヒータ及びそれを設けた冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷蔵庫の可燃性ガス冷媒が漏れた場合でも安全性の高いガラス管ヒータ及びそれを設けた冷蔵庫を提供する。
【解決手段】ガラス管ヒータを、筒状のガラス管9と、ガラス管9の両端の開口を塞ぐ一対のキャップ10と、ガラス管9内に配設され、スパイラル部11を有するヒータ線12とから構成し、スパイラル部11とガラス管9の下側面9aとの間隙を保持して、両者の接触を防止する手段として、例えば、スパイラル部を芯材に巻きつけ、スパイラル部の垂れ下がりを防ぎ、ガラス管9が可燃性ガスの発火点温度以上になるのを防止する。
【選択図】図1
【解決手段】ガラス管ヒータを、筒状のガラス管9と、ガラス管9の両端の開口を塞ぐ一対のキャップ10と、ガラス管9内に配設され、スパイラル部11を有するヒータ線12とから構成し、スパイラル部11とガラス管9の下側面9aとの間隙を保持して、両者の接触を防止する手段として、例えば、スパイラル部を芯材に巻きつけ、スパイラル部の垂れ下がりを防ぎ、ガラス管9が可燃性ガスの発火点温度以上になるのを防止する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラス管ヒータ及びそれを設けた冷蔵庫に関し、特に可燃性ガスを冷媒として使用する冷蔵庫に用いるのに好適なガラス管ヒータである。
【0002】
【従来の技術】
図7は冷蔵庫の冷凍サイクルを示す構成図、図8は蒸発器の周辺構成を示す図である。冷蔵庫の冷凍サイクルは、図7に示すように、圧縮機2、凝縮器3、減圧機構4及び蒸発器5が順次接続されて循環路を構成している。そして、図8に示すように、冷蔵庫の蒸発器や周辺部品に付着した霜を除くために、蒸発器の下にガラス管ヒータ7を設けて発熱させるようにした冷蔵庫が知られている。ガラス管ヒータ7は、圧縮機(図示せず)が一定時間運転経過後に通電され、蒸発器5に付着した霜の除霜を行う。なお、図中1は冷蔵庫本体、8は庫内冷却用ファンを示す。
【0003】
しかしながら、冷媒として可燃性ガスを用いた冷蔵庫において、その可燃性ガスが漏れ、ガラス管ヒータ7のガラス管内に侵入して高温になったヒータに接触してしまった場合、発火する危険性があった。
【0004】
そこで、冷媒漏れによる発火を防止したガラス管ヒータが、特開平9−61041号公報に開示されている。特開平9−61041号公報記載のガラス管ヒータ7は、図9に示すように、ガラス管9と、ガラス管9の両端を覆う一対のキャップ10と、ガラス管9の内部に配設され、スパイラル部11を有するヒータ線12とからなり、ガラス管9とキャップ10との間の密閉する密閉手段を備えたものである。この構成によると、可燃性ガスが漏れたとしても、ガラス管9とキャップ10とが密閉されているので、ガスはガラス管9内に侵入できず、発火を防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ヒータ線12の両端はキャップにより支持されているが、図9に示すように、ヒータ線12のスパイラル部11が重力の影響を受けて垂れ下がり、ガラス管9の下側面9aに接触することがあった。
【0006】
一般的に、除霜中のヒータ線の温度は非常に高温度であり、ガラス管9のスパイラル部11と接触していない部分の温度は、冷媒として用いる炭化水素系の可燃性ガスの発火点温度以下であっても、ガラス管9のスパイラル部11と接触している部分(ヒータ線接触部と称す)は、スパイラル部11の熱が直接伝えられるため、冷媒のガスの発火点温度以上になる場合がある。可燃性ガスが漏れてガラス管ヒータ7の周囲に充満した場合、高温となったガラス管9のヒータ線接触部から発火することも予想される。
【0007】
この発火を避けるため、ヒータ線の入力を下げ、ガラス管9のヒータ線接触部でも可燃性ガスの発火点温度以下となるようにすると、全体的にガラス管9の温度が下がってしまうため、十分な除霜性能が得られず、除霜不良や除霜時間が長くなるといった不具合がある。
【0008】
本発明は、上記に鑑み、ヒータ線とガラス管とが接触しない構造とすることにより、冷媒漏れによる発火を防止することができるガラス管ヒータの提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、筒状のガラス管と、ガラス管の両端の開口を塞ぐ一対のキャップと、ガラス管内に配設され、スパイラル部を有するヒータ線とからなるガラス管ヒータであって、スパイラル部とガラス管の下側面との間隙を保持する手段(以下、間隙保持手段と称す)を設けたガラス管ヒータを提供するものである。
【0010】
上記構成によると、スパイラル部とガラス管の下側面との間に間隙を保持することにより、両者が接触することを防止することができるので、ガラス管がスパイラル部と接触することにより、ガラス管のヒータ線接触部が超高温になるのを防止することができる。
【0011】
したがって、冷媒として可燃性ガスを使用した冷蔵庫の蒸発器の除湿用に用いた場合において、十分な除霜性能を確保する入力をヒータ線に与えた場合にも、ガラス管のどの部分も可燃性ガスの発火点温度未満の温度にしかならないので、可燃性ガスが漏れた場合に、ガスがガラス管に接触しても発火することはない。
【0012】
間隙保持手段として、両端がキャップに保持された芯材をスパイラル部内に設ければ、スパイラル部が重力により垂れ下がるのを防止できる。芯材としては、スパイラル部の垂れ下がりを防止できる程度の強度があり、断熱性のある素材であれば種々の素材を適用可能である。ガラス管の下側面とスパイラル部の間の隙間を確保することができる。
【0013】
また、間隙保持手段として、スパイラル部の巻き径を中央部で最小とすれば、スパイラル部の中央部とガラス管の下側面との間の間隙が広く設けられているので、重力によりスパイラル部の中央部が垂れ下がったとしても、スパイラル部とガラス管とが接触しにくい。したがって、ガラス管の下側面とスパイラル部の間の隙間を確保することができる。
【0014】
また、間隙保持手段として、ヒータ線に形状記憶特性を持たせ、ヒータ線の温度が冷媒の発火点温度近くまで上昇すると、ヒータ線の巻き径を縮小するようにすれば、ヒータ線の温度が冷媒の発火点温度近くまで上昇したときに、ガラス管の下側面とスパイラル部の間の隙間を確保することができる。
【0015】
したがって、たとえスパイラル部とガラス管とが接触していたとしても、ヒータ線の温度が冷媒の発火点温度近くまで上昇したときに、ヒータ線の巻き径を縮小させてスパイラル部とガラス管とが接触しないようにすれば、ガラス管が冷媒の発火点温度以上に熱せられることはないため、冷媒が発火するのを防止できる。
【0016】
また、間隙保持手段として、ヒータ線を複数本、並列に配列すれば、それぞれのヒータ線の長さを短くしても、合計すれば長さは十分に取ることができるので、各ヒータ線の長さを短くすることにより、ガラス管長さ方向の中心部で垂れ下がりにくくすることがきる。したがって、ガラス管の下側面とスパイラル部の間の隙間を確保することができる。
【0017】
また、間隙保持手段として、ガラス管の内径を中央部で最大とすれば、スパイラル部の中央部とガラス管の下側面との間の間隙が広く設けられているので、重力によりスパイラル部の中央部が垂れ下がったとしても、スパイラル部とガラス管とが接触しない。したがって、ガラス管の下側面とスパイラル部の間の隙間を確保することができる。
【0018】
上記のガラス管ヒータは、種々の電気機器に採用可能であるが、ガラス管ヒータを冷蔵庫又は冷凍庫の蒸発器の除霜用に設ければ、蒸発器の表面につく霜を溶かして、取り去ることができ、蒸発器の冷却能の低下を防ぐことができる。
【0019】
また、冷媒として可燃性ガスを用いた冷蔵庫に本ガラス管ヒータを使用した場合、可燃性ガスが漏洩することによりガラス管ヒータの周囲に充満したとしても、上記のようにヒータ線のスパイラル部とガラス管とが接触しない構造となっているため、ガラス管が可燃性ガスの発火点温度にまで上昇することはなく、可燃性ガスが発火する危険性を防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
<第1の実施形態>
以下、本発明に係るガラス管ヒータを冷蔵庫に適用した実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、従来技術項で説明した冷蔵庫の構成は共通しているので、図7および図8を用いて再度説明する。
【0021】
冷蔵庫は、図7に示すように、圧縮機2と凝縮器3と減圧機構4と蒸発器5とが環状に接続された冷凍サイクルが配設され、冷凍サイクル6の内部には可燃性冷媒が封入されている。可燃性冷媒としては、例えばイソブタン、プロパンなど炭化水素系のガス又はアンモニア等種々のガスを用いてよい。そして、蒸発器5に付着した霜を除霜するガラス管ヒータ7が蒸発器の下に配される。
【0022】
図7に示すように、圧縮機(図示せず)の運転により冷凍サイクル6の蒸発器5が冷却され、圧縮機(図示せず)の運転と同時に作動する庫内冷却用ファン8により冷蔵庫の庫内空気が冷却された蒸発器5の通風され、蒸発器5において熱交換され、その冷気が庫内へ吐出される。ガラス管ヒータ7は蒸発器5の下に設置され、圧縮機(図示せず)が一定時間運転した後に通電され、蒸発器5に付着した霜の除霜を行う。
【0023】
図1はガラス管ヒータ7の構成図である。ガラス管ヒータ7は、筒状のガラス管9と、ガラス管9の両端の開口を塞ぐ一対のキャップ10と、ガラス管9内に配設され、スパイラル部11を有するヒータ線12と、スパイラル部11とガラス管9の下側面9aとの間の間隙を保持する間隙保持手段とからなる。
【0024】
キャップ10は、耐熱性シリコンゴムで形成され、ガラス管9の開口を密封する。したがって、可燃性ガスが漏れたとしても、ガラス管9の開口がキャップ10により密閉されているので、ガスはガラス管9内に侵入できない。
【0025】
ヒータ線12は、電気抵抗性のある金属製とされ、螺旋状に巻かれた中央のスパイラル部11と、その両端直線部12aとから構成され、両端直線部12aがキャップ10を貫通してリード線13に接続される。スパイラル部11の巻き径は、ガラス管9の内径よりも小とされ、スパイラル部11とガラス管9とが接触しないようにされる。
【0026】
間隙保持手段は、図1に示すように、スパイラル部11内に芯材14が設けられる。芯材14は、円柱状に形成され、スパイラル部11内に挿入され、その両端が一対のキャップ10に固着又は嵌合などにより固定される。芯材14の素材としては、スパイラル部11が垂れ下がらないように保持できる程度の強度があり、耐熱性を備えた素材であれば、種々のものを採用可能であり、例えば石英が挙げられる。
【0027】
したがって、ヒータ線12のスパイラル部11は、芯材14に巻きついた状態となっているので、重力がかかってもスパイラル部11は垂れ下がることなく、ガラス管9の下側面9aとスパイラル部11との間の隙間を確保できる。
【0028】
このように、ガラス管9の下側面9aとスパイラル部11との接触を防止することができるので、ガラス管9とスパイラル部11とが接触することにより、ガラス管9のヒータ線接触部の温度が可燃性ガスの発火点温度以上となるのを防ぐことができ、発火を防止することができる。したがって、十分な除霜性能を発揮できる程度の入力をヒータ線に与えた場合にも、ガラス管9のどの部分の表面温度も、可燃性冷媒の発火点温度よりも低くできる。
【0029】
例えば、冷媒として炭化水素系のイソブタンを用いる場合、冷媒の発火点温度は494℃であり、ヒータ線12の温度は494℃を超えた場合でも、ガラス管9の下側面9aとスパイラル部11との間には隙間が確保され、ガラス管9の下側面9aを含むガラス管9の表面温度は494℃未満の温度にしかならない。そのため、冷凍サイクル6内のイソブタンが庫内に漏洩した場合に除霜が行われても、安全性を確保できる。
【0030】
<第2の実施形態>
図2は本発明に係る第2の実施形態のガラス管ヒータの構成図である。間隙保持手段は、図2に示すように、ヒータ線12のスパイラル部11の巻き径が、中央部で最小となるように設定される。中央部とは、ヒータ線12の長さ方向の中心付近で、重力による垂れ下がりの大きい部分である。
【0031】
ヒータ線12の重力による垂れ下がりは、スパイラル部11の中央部で一番大きいため、中央部の巻き径を小さくすれば、スパイラル部11と下側面9aとの間隙を大きくすることができる。そのため、スパイラル部11が垂れ下がったとしても、ガラス管9の下側面9aとスパイラル部11との間に隙間を確保することができる。なお、その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
【0032】
<第3の実施形態>
図3(a)は本発明に係る第3の実施形態のガラス管ヒータのスパイラル部の巻き径が縮小する前の状態を示す図、図3(b)は同じくスパイラル部の巻き径が縮小した状態を示す図である。間隙保持手段は、図3(a)及び(b)に示すように、ヒータ線12に形状記憶特性を持たせ、ヒータ線12の温度が冷媒の発火点温度近くまで上昇すると、ヒータ線12の巻き径を縮小させたものである。
【0033】
ヒータ線12は、Ni−Ti系などの形状記憶合金で形成され、ヒータ線12の温度が冷媒発火点温度近くにまで上昇すると、スパイラル部11の巻き径を縮小させる。図3(a)に示すように、スパイラル部11とガラス管9とが接触していたとしても、ヒータ線12が冷媒発火点温度になる前に図3(b)に示すように、スパイラル部11とガラス管9とを非接触とすることにより、ガラス管が冷媒発火点温度以上に熱せられるのを防ぐことができる。
【0034】
なお、スパイラル部11の中央部のみを形状記憶合金で構成し、スパイラル部11の両端部は通常のヒータ線12を用いても同様の効果が得られることは言うまでもない。なお、その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
【0035】
<第4の実施形態>
図4は本発明に係る第4の実施形態のガラス管ヒータの構成図である。間隙保持手段は、図4に示すように、ヒータ線12を複数本、並列に配列したものである。並列させる状態としては、数本を横に並列させてもよいが、一方12bの巻き径を他方12cの巻き径よりも小にして、他方のヒータ線12cの内部に一方のヒータ線12bを設置すれば、ヒータ線12の設置面積が大きくならず、ガラス管ヒータ7を小型化できるので好ましい。なお、このとき、ヒータ線12同士が接触しない構造とするのがよい。
【0036】
この構成によると、ヒータ線12を短くしても、複数本のヒータ線12の長さを合計すれば長さは十分に取れるため、ヒータ線12の長さをガラス管9の長さ方向の中央部が垂れ下がらない程度に短くすることができる。したがって、ガラス管9の下側面9aとスパイラル部11の間に隙間を確保できる。なお、ヒータ線12を短くするのに伴ってガラス管9の長さを短くできるので、冷蔵庫内における設置面積も小さくできる。なお、その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
【0037】
<第5の実施形態>
図5は、本発明に係る第4の実施形態のガラス管ヒータの構成図である。間隙保持手段は、図5及び図6に示すように、ガラス管9の内径を中央部で最大としたものである。ガラス管9の中央部とは、ガラス管9の長さ方向の中心付近である。
【0038】
ガラス管9の内径を中央部で最大とする形態としては、図5に示すように、ガラス管9の外径はそのままに内径のみを中央部で大としてもよいし、図6に示すように、ガラス管9の中央部で内径及び外径を大としてもよい。
【0039】
ヒータ線12の重力による垂れ下がりは、スパイラル部11の中央部で一番大きいが、ガラス管9の内径を中央部で大きくすれば、スパイラル部11とガラス管9の下側面9aとの間隙を大きくすることができる。そのため、スパイラル部11が垂れ下がったとしても、両者は接触せず、ガラス管9の下側面9aとスパイラル部11との間に隙間を確保することができる。なお、その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
【0040】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施形態では、冷蔵庫にガラス管ヒータ7を設けた例を示したが、これに限定されるものではなく、本ガラス管ヒータは、冷凍庫、空気調和機などの他の電気機器に使用できる。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな通り、本発明によると、ガラス管の下側面とスパイラル部との間の間隙保持手段を設けることにより、ガラス管の下側面とスパイラル部との接触を防止することができるので、ガラス管とスパイラル部とが接触することによるガラス管の可燃性冷媒の発火点温度以上となるのを防ぐことができ、発火を防止することができる。
【0042】
したがって、十分な除霜性能を確保する入力をヒータ線に与えた場合にも、ガラス管のどの部分の表面温度も、可燃性冷媒の発火点温度未満の温度にしかならないため、冷凍サイクル内の可燃性冷媒が庫内に漏洩した場合に除霜が行われても発火の危険性が低くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本ガラス管ヒータの要部断面図
【図2】第2の実施形態のガラス管ヒータの要部断面図
【図3】(a)は、第3の実施形態のガラス管ヒータのスパイラル部の巻き径が縮小する前の状態を示す図
(b)は、同じくスパイラル部の巻き径が縮小した状態を示す図
【図4】第4の実施形態のガラス管ヒータの要部断面図
【図5】第5の実施形態のガラス管ヒータの要部断面図
【図6】他の実施形態のガラス管ヒータの要部断面図
【図7】一般的な冷蔵庫の冷凍サイクルを示す構成図
【図8】一般的な冷蔵庫の要部断面図
【図9】従来のガラス管ヒータの要部断面図
【符号の説明】
7 ガラス管ヒータ
9 ガラス管
9a 下側面
11 スパイラル部
12 ヒータ線
14 芯材
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラス管ヒータ及びそれを設けた冷蔵庫に関し、特に可燃性ガスを冷媒として使用する冷蔵庫に用いるのに好適なガラス管ヒータである。
【0002】
【従来の技術】
図7は冷蔵庫の冷凍サイクルを示す構成図、図8は蒸発器の周辺構成を示す図である。冷蔵庫の冷凍サイクルは、図7に示すように、圧縮機2、凝縮器3、減圧機構4及び蒸発器5が順次接続されて循環路を構成している。そして、図8に示すように、冷蔵庫の蒸発器や周辺部品に付着した霜を除くために、蒸発器の下にガラス管ヒータ7を設けて発熱させるようにした冷蔵庫が知られている。ガラス管ヒータ7は、圧縮機(図示せず)が一定時間運転経過後に通電され、蒸発器5に付着した霜の除霜を行う。なお、図中1は冷蔵庫本体、8は庫内冷却用ファンを示す。
【0003】
しかしながら、冷媒として可燃性ガスを用いた冷蔵庫において、その可燃性ガスが漏れ、ガラス管ヒータ7のガラス管内に侵入して高温になったヒータに接触してしまった場合、発火する危険性があった。
【0004】
そこで、冷媒漏れによる発火を防止したガラス管ヒータが、特開平9−61041号公報に開示されている。特開平9−61041号公報記載のガラス管ヒータ7は、図9に示すように、ガラス管9と、ガラス管9の両端を覆う一対のキャップ10と、ガラス管9の内部に配設され、スパイラル部11を有するヒータ線12とからなり、ガラス管9とキャップ10との間の密閉する密閉手段を備えたものである。この構成によると、可燃性ガスが漏れたとしても、ガラス管9とキャップ10とが密閉されているので、ガスはガラス管9内に侵入できず、発火を防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ヒータ線12の両端はキャップにより支持されているが、図9に示すように、ヒータ線12のスパイラル部11が重力の影響を受けて垂れ下がり、ガラス管9の下側面9aに接触することがあった。
【0006】
一般的に、除霜中のヒータ線の温度は非常に高温度であり、ガラス管9のスパイラル部11と接触していない部分の温度は、冷媒として用いる炭化水素系の可燃性ガスの発火点温度以下であっても、ガラス管9のスパイラル部11と接触している部分(ヒータ線接触部と称す)は、スパイラル部11の熱が直接伝えられるため、冷媒のガスの発火点温度以上になる場合がある。可燃性ガスが漏れてガラス管ヒータ7の周囲に充満した場合、高温となったガラス管9のヒータ線接触部から発火することも予想される。
【0007】
この発火を避けるため、ヒータ線の入力を下げ、ガラス管9のヒータ線接触部でも可燃性ガスの発火点温度以下となるようにすると、全体的にガラス管9の温度が下がってしまうため、十分な除霜性能が得られず、除霜不良や除霜時間が長くなるといった不具合がある。
【0008】
本発明は、上記に鑑み、ヒータ線とガラス管とが接触しない構造とすることにより、冷媒漏れによる発火を防止することができるガラス管ヒータの提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、筒状のガラス管と、ガラス管の両端の開口を塞ぐ一対のキャップと、ガラス管内に配設され、スパイラル部を有するヒータ線とからなるガラス管ヒータであって、スパイラル部とガラス管の下側面との間隙を保持する手段(以下、間隙保持手段と称す)を設けたガラス管ヒータを提供するものである。
【0010】
上記構成によると、スパイラル部とガラス管の下側面との間に間隙を保持することにより、両者が接触することを防止することができるので、ガラス管がスパイラル部と接触することにより、ガラス管のヒータ線接触部が超高温になるのを防止することができる。
【0011】
したがって、冷媒として可燃性ガスを使用した冷蔵庫の蒸発器の除湿用に用いた場合において、十分な除霜性能を確保する入力をヒータ線に与えた場合にも、ガラス管のどの部分も可燃性ガスの発火点温度未満の温度にしかならないので、可燃性ガスが漏れた場合に、ガスがガラス管に接触しても発火することはない。
【0012】
間隙保持手段として、両端がキャップに保持された芯材をスパイラル部内に設ければ、スパイラル部が重力により垂れ下がるのを防止できる。芯材としては、スパイラル部の垂れ下がりを防止できる程度の強度があり、断熱性のある素材であれば種々の素材を適用可能である。ガラス管の下側面とスパイラル部の間の隙間を確保することができる。
【0013】
また、間隙保持手段として、スパイラル部の巻き径を中央部で最小とすれば、スパイラル部の中央部とガラス管の下側面との間の間隙が広く設けられているので、重力によりスパイラル部の中央部が垂れ下がったとしても、スパイラル部とガラス管とが接触しにくい。したがって、ガラス管の下側面とスパイラル部の間の隙間を確保することができる。
【0014】
また、間隙保持手段として、ヒータ線に形状記憶特性を持たせ、ヒータ線の温度が冷媒の発火点温度近くまで上昇すると、ヒータ線の巻き径を縮小するようにすれば、ヒータ線の温度が冷媒の発火点温度近くまで上昇したときに、ガラス管の下側面とスパイラル部の間の隙間を確保することができる。
【0015】
したがって、たとえスパイラル部とガラス管とが接触していたとしても、ヒータ線の温度が冷媒の発火点温度近くまで上昇したときに、ヒータ線の巻き径を縮小させてスパイラル部とガラス管とが接触しないようにすれば、ガラス管が冷媒の発火点温度以上に熱せられることはないため、冷媒が発火するのを防止できる。
【0016】
また、間隙保持手段として、ヒータ線を複数本、並列に配列すれば、それぞれのヒータ線の長さを短くしても、合計すれば長さは十分に取ることができるので、各ヒータ線の長さを短くすることにより、ガラス管長さ方向の中心部で垂れ下がりにくくすることがきる。したがって、ガラス管の下側面とスパイラル部の間の隙間を確保することができる。
【0017】
また、間隙保持手段として、ガラス管の内径を中央部で最大とすれば、スパイラル部の中央部とガラス管の下側面との間の間隙が広く設けられているので、重力によりスパイラル部の中央部が垂れ下がったとしても、スパイラル部とガラス管とが接触しない。したがって、ガラス管の下側面とスパイラル部の間の隙間を確保することができる。
【0018】
上記のガラス管ヒータは、種々の電気機器に採用可能であるが、ガラス管ヒータを冷蔵庫又は冷凍庫の蒸発器の除霜用に設ければ、蒸発器の表面につく霜を溶かして、取り去ることができ、蒸発器の冷却能の低下を防ぐことができる。
【0019】
また、冷媒として可燃性ガスを用いた冷蔵庫に本ガラス管ヒータを使用した場合、可燃性ガスが漏洩することによりガラス管ヒータの周囲に充満したとしても、上記のようにヒータ線のスパイラル部とガラス管とが接触しない構造となっているため、ガラス管が可燃性ガスの発火点温度にまで上昇することはなく、可燃性ガスが発火する危険性を防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
<第1の実施形態>
以下、本発明に係るガラス管ヒータを冷蔵庫に適用した実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、従来技術項で説明した冷蔵庫の構成は共通しているので、図7および図8を用いて再度説明する。
【0021】
冷蔵庫は、図7に示すように、圧縮機2と凝縮器3と減圧機構4と蒸発器5とが環状に接続された冷凍サイクルが配設され、冷凍サイクル6の内部には可燃性冷媒が封入されている。可燃性冷媒としては、例えばイソブタン、プロパンなど炭化水素系のガス又はアンモニア等種々のガスを用いてよい。そして、蒸発器5に付着した霜を除霜するガラス管ヒータ7が蒸発器の下に配される。
【0022】
図7に示すように、圧縮機(図示せず)の運転により冷凍サイクル6の蒸発器5が冷却され、圧縮機(図示せず)の運転と同時に作動する庫内冷却用ファン8により冷蔵庫の庫内空気が冷却された蒸発器5の通風され、蒸発器5において熱交換され、その冷気が庫内へ吐出される。ガラス管ヒータ7は蒸発器5の下に設置され、圧縮機(図示せず)が一定時間運転した後に通電され、蒸発器5に付着した霜の除霜を行う。
【0023】
図1はガラス管ヒータ7の構成図である。ガラス管ヒータ7は、筒状のガラス管9と、ガラス管9の両端の開口を塞ぐ一対のキャップ10と、ガラス管9内に配設され、スパイラル部11を有するヒータ線12と、スパイラル部11とガラス管9の下側面9aとの間の間隙を保持する間隙保持手段とからなる。
【0024】
キャップ10は、耐熱性シリコンゴムで形成され、ガラス管9の開口を密封する。したがって、可燃性ガスが漏れたとしても、ガラス管9の開口がキャップ10により密閉されているので、ガスはガラス管9内に侵入できない。
【0025】
ヒータ線12は、電気抵抗性のある金属製とされ、螺旋状に巻かれた中央のスパイラル部11と、その両端直線部12aとから構成され、両端直線部12aがキャップ10を貫通してリード線13に接続される。スパイラル部11の巻き径は、ガラス管9の内径よりも小とされ、スパイラル部11とガラス管9とが接触しないようにされる。
【0026】
間隙保持手段は、図1に示すように、スパイラル部11内に芯材14が設けられる。芯材14は、円柱状に形成され、スパイラル部11内に挿入され、その両端が一対のキャップ10に固着又は嵌合などにより固定される。芯材14の素材としては、スパイラル部11が垂れ下がらないように保持できる程度の強度があり、耐熱性を備えた素材であれば、種々のものを採用可能であり、例えば石英が挙げられる。
【0027】
したがって、ヒータ線12のスパイラル部11は、芯材14に巻きついた状態となっているので、重力がかかってもスパイラル部11は垂れ下がることなく、ガラス管9の下側面9aとスパイラル部11との間の隙間を確保できる。
【0028】
このように、ガラス管9の下側面9aとスパイラル部11との接触を防止することができるので、ガラス管9とスパイラル部11とが接触することにより、ガラス管9のヒータ線接触部の温度が可燃性ガスの発火点温度以上となるのを防ぐことができ、発火を防止することができる。したがって、十分な除霜性能を発揮できる程度の入力をヒータ線に与えた場合にも、ガラス管9のどの部分の表面温度も、可燃性冷媒の発火点温度よりも低くできる。
【0029】
例えば、冷媒として炭化水素系のイソブタンを用いる場合、冷媒の発火点温度は494℃であり、ヒータ線12の温度は494℃を超えた場合でも、ガラス管9の下側面9aとスパイラル部11との間には隙間が確保され、ガラス管9の下側面9aを含むガラス管9の表面温度は494℃未満の温度にしかならない。そのため、冷凍サイクル6内のイソブタンが庫内に漏洩した場合に除霜が行われても、安全性を確保できる。
【0030】
<第2の実施形態>
図2は本発明に係る第2の実施形態のガラス管ヒータの構成図である。間隙保持手段は、図2に示すように、ヒータ線12のスパイラル部11の巻き径が、中央部で最小となるように設定される。中央部とは、ヒータ線12の長さ方向の中心付近で、重力による垂れ下がりの大きい部分である。
【0031】
ヒータ線12の重力による垂れ下がりは、スパイラル部11の中央部で一番大きいため、中央部の巻き径を小さくすれば、スパイラル部11と下側面9aとの間隙を大きくすることができる。そのため、スパイラル部11が垂れ下がったとしても、ガラス管9の下側面9aとスパイラル部11との間に隙間を確保することができる。なお、その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
【0032】
<第3の実施形態>
図3(a)は本発明に係る第3の実施形態のガラス管ヒータのスパイラル部の巻き径が縮小する前の状態を示す図、図3(b)は同じくスパイラル部の巻き径が縮小した状態を示す図である。間隙保持手段は、図3(a)及び(b)に示すように、ヒータ線12に形状記憶特性を持たせ、ヒータ線12の温度が冷媒の発火点温度近くまで上昇すると、ヒータ線12の巻き径を縮小させたものである。
【0033】
ヒータ線12は、Ni−Ti系などの形状記憶合金で形成され、ヒータ線12の温度が冷媒発火点温度近くにまで上昇すると、スパイラル部11の巻き径を縮小させる。図3(a)に示すように、スパイラル部11とガラス管9とが接触していたとしても、ヒータ線12が冷媒発火点温度になる前に図3(b)に示すように、スパイラル部11とガラス管9とを非接触とすることにより、ガラス管が冷媒発火点温度以上に熱せられるのを防ぐことができる。
【0034】
なお、スパイラル部11の中央部のみを形状記憶合金で構成し、スパイラル部11の両端部は通常のヒータ線12を用いても同様の効果が得られることは言うまでもない。なお、その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
【0035】
<第4の実施形態>
図4は本発明に係る第4の実施形態のガラス管ヒータの構成図である。間隙保持手段は、図4に示すように、ヒータ線12を複数本、並列に配列したものである。並列させる状態としては、数本を横に並列させてもよいが、一方12bの巻き径を他方12cの巻き径よりも小にして、他方のヒータ線12cの内部に一方のヒータ線12bを設置すれば、ヒータ線12の設置面積が大きくならず、ガラス管ヒータ7を小型化できるので好ましい。なお、このとき、ヒータ線12同士が接触しない構造とするのがよい。
【0036】
この構成によると、ヒータ線12を短くしても、複数本のヒータ線12の長さを合計すれば長さは十分に取れるため、ヒータ線12の長さをガラス管9の長さ方向の中央部が垂れ下がらない程度に短くすることができる。したがって、ガラス管9の下側面9aとスパイラル部11の間に隙間を確保できる。なお、ヒータ線12を短くするのに伴ってガラス管9の長さを短くできるので、冷蔵庫内における設置面積も小さくできる。なお、その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
【0037】
<第5の実施形態>
図5は、本発明に係る第4の実施形態のガラス管ヒータの構成図である。間隙保持手段は、図5及び図6に示すように、ガラス管9の内径を中央部で最大としたものである。ガラス管9の中央部とは、ガラス管9の長さ方向の中心付近である。
【0038】
ガラス管9の内径を中央部で最大とする形態としては、図5に示すように、ガラス管9の外径はそのままに内径のみを中央部で大としてもよいし、図6に示すように、ガラス管9の中央部で内径及び外径を大としてもよい。
【0039】
ヒータ線12の重力による垂れ下がりは、スパイラル部11の中央部で一番大きいが、ガラス管9の内径を中央部で大きくすれば、スパイラル部11とガラス管9の下側面9aとの間隙を大きくすることができる。そのため、スパイラル部11が垂れ下がったとしても、両者は接触せず、ガラス管9の下側面9aとスパイラル部11との間に隙間を確保することができる。なお、その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
【0040】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施形態では、冷蔵庫にガラス管ヒータ7を設けた例を示したが、これに限定されるものではなく、本ガラス管ヒータは、冷凍庫、空気調和機などの他の電気機器に使用できる。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな通り、本発明によると、ガラス管の下側面とスパイラル部との間の間隙保持手段を設けることにより、ガラス管の下側面とスパイラル部との接触を防止することができるので、ガラス管とスパイラル部とが接触することによるガラス管の可燃性冷媒の発火点温度以上となるのを防ぐことができ、発火を防止することができる。
【0042】
したがって、十分な除霜性能を確保する入力をヒータ線に与えた場合にも、ガラス管のどの部分の表面温度も、可燃性冷媒の発火点温度未満の温度にしかならないため、冷凍サイクル内の可燃性冷媒が庫内に漏洩した場合に除霜が行われても発火の危険性が低くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本ガラス管ヒータの要部断面図
【図2】第2の実施形態のガラス管ヒータの要部断面図
【図3】(a)は、第3の実施形態のガラス管ヒータのスパイラル部の巻き径が縮小する前の状態を示す図
(b)は、同じくスパイラル部の巻き径が縮小した状態を示す図
【図4】第4の実施形態のガラス管ヒータの要部断面図
【図5】第5の実施形態のガラス管ヒータの要部断面図
【図6】他の実施形態のガラス管ヒータの要部断面図
【図7】一般的な冷蔵庫の冷凍サイクルを示す構成図
【図8】一般的な冷蔵庫の要部断面図
【図9】従来のガラス管ヒータの要部断面図
【符号の説明】
7 ガラス管ヒータ
9 ガラス管
9a 下側面
11 スパイラル部
12 ヒータ線
14 芯材
Claims (8)
- 筒状のガラス管と、該ガラス管の両端の開口を塞ぐ一対のキャップと、前記ガラス管内に配設され、スパイラル部を有するヒータ線とからなるガラス管ヒータであって、前記スパイラル部と前記ガラス管の下側面との間隙を保持する間隙保持手段を設けたことを特徴とするガラス管ヒータ。
- 前記間隙保持手段として、両端がキャップに保持された芯材を前記スパイラル部内に設けたことを特徴とする請求項1記載のガラス管ヒータ。
- 前記間隙保持手段として、該スパイラル部の巻き径を中央部で最小としたことを特徴とする請求項1記載のガラス管ヒータ。
- 前記間隙保持手段として、前記ヒータ線に形状記憶特性を持たせ、該ヒータ線の温度が冷媒の発火点温度近くまで上昇すると、ヒータ線の巻き径を縮小することを特徴とする請求項1記載のガラス管ヒータ。
- 前記間隙保持手段として、前記ヒータ線を複数本、並列に配列したことを特徴とする請求項1記載のガラス管ヒータ。
- 前記間隙保持手段として、前記ガラス管の内径を中央部で最大としたことを特徴とする請求項1記載のガラス管ヒータ。
- 請求項1〜6のいずれかに記載のガラス管ヒータを蒸発器の除霜用に設けたことを特徴とする冷蔵庫。
- 冷媒として可燃性ガスを用いたことを特徴とする請求項7記載の冷蔵庫。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008057648A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Nec Tokin Corp | 配管用ヒータ |
WO2011124452A3 (de) * | 2010-04-09 | 2012-01-05 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Abtauheizung für ein kältegerät |
CN104333927A (zh) * | 2014-11-19 | 2015-02-04 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空调器、电加热管及防止空调器的电加热管凝露的方法 |
CN105261849A (zh) * | 2015-10-16 | 2016-01-20 | 珠海格力电器股份有限公司 | 接线板 |
JP2017537637A (ja) * | 2014-12-15 | 2017-12-21 | フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム | エアロゾル発生装置 |
-
2002
- 2002-07-05 JP JP2002196955A patent/JP2004039518A/ja active Pending
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