JP2004039420A - 燃料電池発電システム - Google Patents

燃料電池発電システム Download PDF

Info

Publication number
JP2004039420A
JP2004039420A JP2002194292A JP2002194292A JP2004039420A JP 2004039420 A JP2004039420 A JP 2004039420A JP 2002194292 A JP2002194292 A JP 2002194292A JP 2002194292 A JP2002194292 A JP 2002194292A JP 2004039420 A JP2004039420 A JP 2004039420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow rate
value
fuel cell
air
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002194292A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohiko Ishibashi
石橋 直彦
Setsuo Omoto
大本 節男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2002194292A priority Critical patent/JP2004039420A/ja
Publication of JP2004039420A publication Critical patent/JP2004039420A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

【課題】燃料電池のアノード排ガスを改質器のバーナで安定に燃焼させる。
【解決手段】O2センサ3でバーナ排ガス中の酸素濃度を計測する。乗算器4と偏差演算器5とPID制御器6と変換器7と加算器8と乗算器9で、目標酸素濃度値SVに対する酸素濃度計測値PVの偏差がゼロになるように、空気流量設定値をフィードバック制御により変更する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、改質器のバーナ燃焼を安定化させるための燃焼空気流量制御装置を備えた燃料電池発電システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料電池発電システムは主として、改質器と燃料電池で構成される。改質器は、炭化水素を主成分とする原料を、蒸発器で蒸発させた水蒸気と反応させて、水素を主成分とする改質ガスに改質する。燃料電池では、アノード(燃料極または水素極)に改質器から改質ガスが供給され、改質ガス中の水素と、カソード(空気極)に供給される空気等の酸素含有ガス中の酸素との化学反応により、発電を行う。
【0003】
改質器は、改質処理に必要な熱源として、燃料電池のアノードから排出されるガス(以下、アノード排ガス)を燃焼させるバーナを有している。これは、アノード排ガス中に残留する水素(燃料電池で利用あるいは消費されなかった水素)をバーナ燃料として有効利用(再利用)するためである。但し、アノード排ガスの燃焼熱が熱源として不足する場合や起動時には、バーナに追い焚き用燃料が供給される。燃料としては原料と同じものが使われることが多い。
【0004】
このようにアノード排ガスを改質器のバーナで燃焼させる場合、アノード排ガス中に含まれる水素を始めとする可燃性ガスの成分量の変動は燃料による発熱量の変動を招き、その結果バーナ燃焼温度が変動し、改質器における安定な改質反応への外乱となり、系(燃料電池発電システム)全体の不安定化につながる。
【0005】
アノード排ガス中の可燃性ガスの成分量変動は、燃料電池での水素利用効率の変動、蒸発器での蒸発変動、改質器での改質反応の変動等により生じるものと考えられる。
【0006】
従来のバーナ燃焼を安定化する技術では、バーナに供給する燃料の流量目標値の上限と下限をバーナに供給した空気流量の実測値に基づいて制限し、また、この空気流量目標値の上限と下限を改質器に供給した燃料流量の実測値に基づいて制限するという、いわゆるクロスリミット制御により、燃料電池の負荷が変動しても空燃比に大きな変動が生じないようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の改質器には以下の問題がある。
(1) アノード排ガス中の可燃性ガスの成分量が変動してから、改質器の温度が変動するまでの間に改質器の熱容量等による時間遅れが生じるので、可燃性ガスの成分量変動に対して空燃比を即座に追従させることができない。
(2) 燃料電池の劣化等により、原料流量に対する燃料電池の出力電力の関係が変化し、適正な燃料の流量と、原料流量設定値と燃料電池の出力電流とから推定した燃料の流量との間に定常的なオフセットが生じることとなり、適正な空燃比が設定されなくなってバーナ燃焼が不安定となる。
【0008】
アノードから排出されるアノード排ガス中の可燃性ガスの主成分は水素であることから、この排ガスの流量とそれの水素濃度とを連続的に計測して空気流量を制御することができれば、適正な空燃比となってバーナ燃焼が安定化するはずである。
【0009】
しかし、水素濃度を連続的に計測するには、非常に高価で大掛かりな水素濃度計が必要であり、実用的でない。
【0010】
そこで、本発明の課題は、水素濃度計の代わりに簡便な計器(具体的には、酸素濃度計)を用いてバーナ燃焼を安定化することができる燃焼空気流量制御装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成する第1発明は、炭化水素を主成分とする原料を水蒸気と反応させて水素を主成分とする改質ガスに改質する改質器と、前記改質器からの改質ガスがアノードに供給される燃料電池とを備え、前記改質器は改質処理に必要な熱源として前記燃料電池のアノードから排出されるガスを燃焼させるバーナを有している燃料電池発電システムにおいて、バーナ排ガス中の酸素濃度を計測する酸素濃度センサと、前記バーナに供給する空気の流量設定値を前記酸素濃度センサで計測した酸素濃度計測値に基づいてフィードバック制御するフィードバック制御手段と、フィードバック制御された空気流量設定値に基づいて前記バーナに供給する空気の流量を制御する空気流量制御手段とを具備する燃焼空気流量制御装置を有することを特徴とする燃料電池発電システムである。
【0012】
第2発明は、第1発明において、前記酸素濃度センサが100°C以下に冷却された後のバーナ排ガスが通る流路に設置されることを特徴とする燃料電池発電システムである。
【0013】
第3発明は、第1発明において、前記フィードバック制御手段は、前記空気流量設定値として前記改質器に供給する原料の流量設定値と燃料電池の出力電流とに応じて算出した空気流量設定値を、目標酸素濃度値に対する前記酸素濃度計測値の偏差がゼロになるように変更することを特徴とする燃料電池発電システムである。
【0014】
第4発明は、第3発明において、前記目標酸素濃度値が2パーセントから4パーセントの間の値であることを特徴とする燃料電池発電システムである。
【0015】
第5発明は、第3発明において、前記フィードバック制御手段として、前記原料流量設定値と前記燃料電池出力電流とによって燃料流量推定値を算出する燃料流量推定手段と、前記燃料流量推定値に理論空燃比を乗算して空気流量設定値を算出する理論空燃比乗算手段と、前記偏差に応じた空気比を算出する空気比算出手段と、この空気比を前記空気流量設定値に乗算する空気比乗算手段を具備することを特徴とする燃料電池発電システムである。但し、熱量が不足してバーナに追い焚き燃料を供給する場合は、燃料流量推定値に追い焚き燃料流量を加算する。
【0016】
第6発明は、第5発明において、前記空気比算出手段として、前記偏差を算出する偏差算出手段と、前記偏差を入力してPID処理を行い、偏差ゼロが50パーセントに対応するようにパーセントで規格化した値を出力するPID制御手段と、前記PID制御手段の出力値をMVとするとき、(MV−50)/50なる変換式を演算する変換手段と、前記変換手段の演算結果に1よりも大きいオフセット値を加算して前記空気比とする加算手段とを具備することを特徴とする燃料電池発電システムである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施例に係る燃焼空気流量制御装置の構成を示し、図2は図1の燃焼空気流量制御装置を適用した燃料電池発電システムの構成例を示す。
【0018】
図1において、1は電流センサ、2は燃料流量推定器、3はO2センサ(酸素濃度センサ)、4は乗算器、5は偏差演算器、6はPID制御器、7は変換器、8は加算器、9は乗算器、10は空気流量制御器である。
【0019】
また、図2において、11は温度センサ、12は原料流量制御器、13は原料供給路、14は原料用流量センサ、15は原料用流量調節弁、16は空気供給路、17は空気用流量センサ、18は空気用流量調節弁、20は改質部、21はバーナ、22はCO変成部、23はCO低減部、24は改質ガス流路、25は燃料電池、26は燃料電池のアノード(水素極)、27は燃料電池のカソード(空気極)、28はアノード排ガス流路、29は電気負荷、30はバーナ排ガス流路、31は蒸発器、32は熱交換器である。この例では、改質部20とバーナ21とCO変成部22とCO低減部23とをまとめて、改質器19と呼ぶ。燃料電池発電システムは主として改質器19と燃料電池25で構成される。なお、図1と同様、1は電流センサ、3はO2センサ(酸素濃度センサ)、10は空気流量制御器である。
【0020】
電流センサ1は燃料電池25とその電気負荷29との間に設置されており、燃料電池25の出力電流を計測する。O2センサ3はバーナ排ガス流路30内に設置されており、バーナ排ガス中の酸素濃度を計測する。温度センサ11は改質器19内に設置されており、改質部20の温度を計測する。
【0021】
O2センサ3の設置場所は、それが耐え得る温度以下であればバーナ排ガス流路30内のどこでも良いが、一般的なO2センサ3の耐温度が100°C程度と低いことを考慮して、100°C以下に冷却された後のバーナ排ガスが通る場所に設置している。本例では蒸発器31及び熱交換器32の後流側に設置している。その理由は、改質器19出口でのバーナ排ガスの温度は例えば800°C程度と高温であるが、蒸発器31及び熱交換器32で熱回収した後のバーナ排ガス32aの温度は100°C以下、例えば80°C程度まで下がっているからである。なお、蒸発器31は水をバーナ排ガスの熱で蒸発、過熱させることで、改質処理に必要な水蒸気を発生する。熱交換器32は、蒸発器31で熱回収された後のバーナ排ガスの熱を更に回収するために用いられており、例えば、蒸発器31に供給される水を冷却流体とすることで、同水の予熱に用いられる。
【0022】
まず、改質器19に対する燃料の流量推定を説明し、バーナ21に対する空気の供給量制御は後から説明する。
【0023】
燃料流量推定器2は、改質器19に供給されるアノード排ガスの熱量を燃料に換算した燃料流量を推定するものである。一例として、燃料流量推定器2は、原料が改質されたときの改質ガス燃焼熱量を換算した燃料流量を原料流量設定値から推定し、更に、電流センサ1で計測した燃料電池25の出力電流PIに基づいて燃料電池25で消費される改質ガスを換算した燃料流量を差し引いて、アノード排ガス26a中の改質ガスの換算燃料流量を推定する。温度センサ11で計測した改質器19の計測温度値PTが目標温度値STより低い場合は、追い焚き燃料が必要と判断し、計測温度値PTと目標温度値STとの偏差からフィードバック制御により追い焚き燃料流量を決めても良い。また、原料流量設定値からフィードフォワード制御により追い焚き燃料流量を求めても良いし、このようなフィードバック制御とフィードフォワード制御を併用して追い焚き燃料流量を決めても良い。このようにして求められた追い焚き燃料設定値も、燃料流量設定器2にて燃料流量推定値に加算する。つまり、熱量が不足してバーナに追い焚き燃料を供給する場合は、燃料流量推定値に追い焚き燃料流量が加算される。
【0024】
原料流量制御器12は負荷電力に基づいて、改質器19に供給する原料の流量を制御する。例えば、原料流量制御器12は、原料供給路13に設置した流量センサ14による原料流量の計測値が原料流量設定値となるように、原料供給路13に設置した流量調節弁15の開度を制御する。
【0025】
ここで、改質と発電を簡単に説明する。
【0026】
改質器19には原料(都市ガスなど、炭化水素を主成分とする燃料)と水蒸気とが混合されて通気され、改質部20の改質触媒の下で原料と水蒸気が反応して、水素を主成分とする改質ガスが生成される。CO変成部22では、CO変成触媒の下で、改質ガス中のCO(一酸化炭素ガス)を水素ガスに転化して、より水素リッチな改質ガスを作る。CO低減部23では、選択酸化触媒の下で、改質ガス中のCOを選択的に酸化してCO2(炭酸ガス)とし、CO濃度が極めて低い改質ガス23aを作る。
【0027】
燃料電池25では、そのアノード(水素極)26に改質ガス23aが供給され、また、カソード(空気極)27に酸素含有ガスとして空気が供給され、改質ガス23a中の水素と空気中の酸素との化学反応により発電が行われる。
【0028】
バーナ21は、改質処理に必要な熱源として、改質器19に備えられている。このバーナ21の燃料入口はアノード排ガス流路28で燃料電池25のアノード出口と接続されており、アノード26から排出されるアノード排ガス26aを空気で燃焼させるようにしている。これにより、燃料電池25で利用または消費されずにアノード排ガス26a中に残留した水素がバーナ燃料として有効利用される。
【0029】
バーナ21には空気供給路16を通して空気が供給される。空気流量制御器12は、後述のようにフィードバック制御された空気流量設定値に基づいて、バーナ21に供給する空気の流量を制御する。例えば、空気流量制御器12は、空気供給路16に設置した流量センサ17による空気流量の計測値が空気流量設定値となるように、空気供給路16に設置した流量調節弁18の開度を制御する。
【0030】
次に、空気流量設定値のフィードバック制御を説明する。
【0031】
乗算器4と偏差演算器5とPID制御器6と変換器7と加算器8と乗算器9でフィードバック制御手段が構成され、基本的には、O2センサ3で計測した酸素濃度計測値PVに基づいてバーナ21に供給する空気の流量設定値をフィードバック制御する。より詳しくは、フィードバック制御手段は、空気流量設定値を改質器19に供給する原料の流量設定値と燃料電池25の出力電流とに応じて算出し、算出した空気流量設定値を目標酸素濃度値SVに対する酸素濃度計測値PVの偏差がゼロになるように変更する。
【0032】
目標酸素濃度値SVは好ましくは、2パーセントから4パーセントの間の値に設定される。これは、目標酸素濃度値SVが2パーセントより低いと空気流量が適正値より少なくなってバーナ火炎に煤が生じる可能性があり、4パーセントより高いと空気流量が適正値より多くなって非効率的な燃焼を行う可能性があるためである。
【0033】
乗算器4は理論空燃比乗算手段に相当し、燃料流量推定器2で推定した燃料流量推定値に理論空燃比K2を乗算して理論空気流量設定値(=燃料流量設定値×K2)を算出する。
【0034】
偏差演算器5とPID制御器6と変換器7と加算器8は空気比算出手段に相当し、目標酸素濃度値SVに対する酸素濃度計測値PVの偏差に応じた空気比K1を算出する。
【0035】
空気比K1の算出について詳述すれば、本例では、偏差演算器5は、目標酸素濃度値SVに対する酸素濃度計測値PVの偏差(SV−PV)を算出する。PID制御器6は、この偏差(SV−PV)を入力してPID処理を行い、偏差ゼロが50パーセントに対応するようにパーセントで規格化した値MVを出力する。つまり、PID制御器6の出力値MV(パーセント)は偏差(SV−PV)に応じて0から100までの値をとる。変換器7は、PID制御器6の出力値MV(パーセント)から(MV−50)/50なる変換式を演算する。MV=0〜100であるから、(MV−50)/50の演算結果は−1から+1までの値をとる。加算器8は、変換器7の演算結果(−1〜+1)に1よりも大きいオフセット値を加算して空気比K1とする。オフセット値は例えば1.02とされる。オフセット値が1.02の場合、空気比K1は1.02から2.02までの値となる。
【0036】
乗算器9は空気比乗算手段に相当し、空気比K1を理論空気流量(元の空気流量設定値)に乗算する。この乗算結果(理論空気流量×K1=燃料流量推定値×K2×K1)が最終的な空気流量設定値となる。
【0037】
【発明の効果】
以上、発明の実施の形態とともに具体的に説明したように、第1発明によれば、バーナ排ガス中の酸素濃度を計測する酸素濃度センサと、前記バーナに供給する空気の流量設定値を前記酸素濃度センサで計測した酸素濃度計測値に基づいてフィードバック制御するフィードバック制御手段と、フィードバック制御された空気流量設定値に基づいて前記バーナに供給する空気の流量を制御する空気流量制御手段とを具備する燃焼空気流量制御装置を燃料電池システムが有するので、高価で大掛かりな水素濃度計を用いることなく、バーナ排ガスの流量や成分の変動、燃料電池の水素利用効率の変動等の外乱に対して、改質器のバーナ燃焼を安定化し、改質器の安定な温度制御が可能である。
【0038】
第2発明によれば、前記酸素濃度センサが100°C以下に冷却された後のバーナ排ガスが通る流路に設置されるので、酸素濃度センサが劣化することがない。
【0039】
第3発明によれば、前記フィードバック制御手段は、前記空気流量設定値として前記改質器に供給する原料の流量設定値と燃料電池出力電流とに応じて算出した空気流量設定値を、目標酸素濃度値に対する前記酸素濃度計測値の偏差がゼロになるように変更するので、高価で大掛かりな水素濃度計を用いることなく、バーナ排ガスの流量や成分の変動、燃料電池の水素利用効率の変動等の外乱に対して、改質器のバーナ燃焼を安定化し、改質器の安定な温度制御が可能である。
【0040】
第4発明によれば、前記目標酸素濃度値が2パーセントから4パーセントの間の値であるので、火炎が消えるなどの非効率的な燃焼をしたり、火炎に煤が発生したりすることなく、改質器の安定な温度制御が可能である。
【0041】
第5発明によれば、前記フィードバック制御手段として、前記原料流量設定値と燃料電池出力電流とによって燃料流量推定値を算出する燃料流量推定手段と、前記燃料流量推定値に理論空燃比を乗算して空気流量設定値を算出する理論空燃比乗算手段と、前記偏差に応じた空気比を算出する空気比算出手段と、この空気比を前記空気流量設定値に乗算する空気比乗算手段を具備するので、適正な空気流量を設定することができ、改質器の安定な温度制御が可能である。
【0042】
第6発明によれば、前記空気比算出手段として、前記偏差を算出する偏差算出手段と、前記偏差を入力してPID処理を行い、偏差ゼロが50パーセントに対応するようにパーセントで規格化した値を出力するPID制御手段と、前記PID制御手段の出力値をMVとするとき、(MV−50)/50なる変換式を演算する変換手段と、前記変換手段の演算結果に1よりも大きいオフセット値を加算して前記空気比とする加算手段を具備するので、パーセントで規格化した値を出力するPID制御手段を用いた場合に適正な空気流量を設定することができ、改質器の安定な温度制御が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る燃焼空気流量制御装置の構成を示す図。
【図2】図1の燃焼空気流量制御装置を適用した燃料電池発電システムの構成例を示す図。
【符号の説明】
1 電流センサ
2 燃料流量推定器
3 O2センサ(酸素濃度センサ)
4 乗算器
5 偏差演算器
6 PID制御器
7 変換器
8 加算器
9 乗算器
10 空気流量制御器
11 温度センサ
12 原料流量制御器
13 原料供給路
14 原料用流量センサ
15 原料用流量調節弁
16 空気供給路
17 空気用流量センサ
18 空気用流量調節弁
19 改質器
20 改質部
21 バーナ
22 CO変成部
23 CO低減部
23a 改質ガス
24 改質ガス流路
25 燃料電池
26 燃料電池のアノード(水素極)
26a アノード排ガス
27 燃料電池のカソード(空気極)
28 アノード排ガス流路
29 電気負荷
30 バーナ排ガス流路
31 蒸発器
32 熱交換器
32a バーナ排ガス

Claims (6)

  1. 炭化水素を主成分とする原料を水蒸気と反応させて水素を主成分とする改質ガスに改質する改質器と、前記改質器からの改質ガスがアノードに供給される燃料電池とを備え、前記改質器は改質処理に必要な熱源として前記燃料電池のアノードから排出されるガスを燃焼させるバーナを有している燃料電池発電システムにおいて、
    前記バーナの排ガス(以下、バーナ排ガス)中の酸素濃度を計測する酸素濃度センサと、前記バーナに供給する空気の流量設定値を前記酸素濃度センサで計測した酸素濃度計測値に基づいてフィードバック制御するフィードバック制御手段と、フィードバック制御された空気流量設定値に基づいて前記バーナに供給する空気の流量を制御する空気流量制御手段とを具備する燃焼空気流量制御装置
    を有することを特徴とする燃料電池発電システム。
  2. 請求項1において、
    前記酸素濃度センサが100°C以下に冷却された後のバーナ排ガスが通る流路に設置されることを特徴とする燃料電池発電システム。
  3. 請求項1において、
    前記フィードバック制御手段は、前記空気流量設定値として前記改質器に供給する原料の流量設定値と燃料電池の出力電流とに応じて算出した空気流量設定値を、目標酸素濃度値に対する前記酸素濃度計測値の偏差がゼロになるように変更することを特徴とする燃料電池発電システム。
  4. 請求項3において、
    前記目標酸素濃度値が2パーセントから4パーセントの間の値であることを特徴とする燃料電池発電システム。
  5. 請求項3において、
    前記フィードバック制御手段として、前記原料流量設定値と前記燃料電池出力電流とによって燃料流量推定値を算出する燃料流量推定手段と、前記燃料流量推定値に理論空燃比を乗算して空気流量設定値を算出する理論空燃比乗算手段と、前記偏差に応じた空気比を算出する空気比算出手段と、この空気比を前記空気流量設定値に乗算する空気比乗算手段を具備することを特徴とする燃料電池発電システム。
  6. 請求項5において、
    前記空気比算出手段として、前記偏差を算出する偏差算出手段と、前記偏差を入力してPID処理を行い、偏差ゼロが50パーセントに対応するようにパーセントで規格化した値を出力するPID制御手段と、前記PID制御手段の出力値をMVとするとき、(MV−50)/50なる変換式を演算する変換手段と、前記変換手段の演算結果に1よりも大きいオフセット値を加算して前記空気比とする加算手段とを具備することを特徴とする燃料電池発電システム。
JP2002194292A 2002-07-03 2002-07-03 燃料電池発電システム Withdrawn JP2004039420A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002194292A JP2004039420A (ja) 2002-07-03 2002-07-03 燃料電池発電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002194292A JP2004039420A (ja) 2002-07-03 2002-07-03 燃料電池発電システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004039420A true JP2004039420A (ja) 2004-02-05

Family

ID=31703023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002194292A Withdrawn JP2004039420A (ja) 2002-07-03 2002-07-03 燃料電池発電システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004039420A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006073215A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 燃料電池システム
JP2006111492A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Toshiba Fuel Cell Power Systems Corp 燃料処理システムとその制御方法、および制御プログラム
AT502267B1 (de) * 2006-06-08 2007-08-15 Avl List Gmbh Verfahren zur überwachung eines brennstoffzellensystems
JP2007254252A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Aisin Seiki Co Ltd 改質装置
JP2007258039A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Aisin Seiki Co Ltd 燃料電池システムの制御方法及び燃料電池システム
WO2007119736A1 (ja) * 2006-04-11 2007-10-25 Panasonic Corporation 水素生成装置、これを備える燃料電池システムおよびその運転方法
KR101159608B1 (ko) * 2009-08-11 2012-06-27 주식회사 효성 연료전지용 개질기 버너 제어방법
CN103413955A (zh) * 2013-08-07 2013-11-27 东南大学 一种防止固体氧化物燃料电池燃料利用率超限的控制方法
KR101335505B1 (ko) * 2011-10-06 2013-12-02 지에스칼텍스 주식회사 연료전지용 개질기의 버너 공연비 조절 장치 및 방법

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4742540B2 (ja) * 2004-08-31 2011-08-10 パナソニック株式会社 燃料電池システム
JP2006073215A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 燃料電池システム
JP4675080B2 (ja) * 2004-10-15 2011-04-20 東芝燃料電池システム株式会社 燃料処理システム
JP2006111492A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Toshiba Fuel Cell Power Systems Corp 燃料処理システムとその制御方法、および制御プログラム
JP2007258039A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Aisin Seiki Co Ltd 燃料電池システムの制御方法及び燃料電池システム
JP2007254252A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Aisin Seiki Co Ltd 改質装置
WO2007111123A1 (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 改質装置
WO2007119736A1 (ja) * 2006-04-11 2007-10-25 Panasonic Corporation 水素生成装置、これを備える燃料電池システムおよびその運転方法
US8097371B2 (en) 2006-04-11 2012-01-17 Panasonic Corporation Hydrogen generator, fuel cell system comprising the same, and operation method thereof
JP5135209B2 (ja) * 2006-04-11 2013-02-06 パナソニック株式会社 水素生成装置、これを備える燃料電池システムおよびその運転方法
AT502267B1 (de) * 2006-06-08 2007-08-15 Avl List Gmbh Verfahren zur überwachung eines brennstoffzellensystems
KR101159608B1 (ko) * 2009-08-11 2012-06-27 주식회사 효성 연료전지용 개질기 버너 제어방법
KR101335505B1 (ko) * 2011-10-06 2013-12-02 지에스칼텍스 주식회사 연료전지용 개질기의 버너 공연비 조절 장치 및 방법
CN103413955A (zh) * 2013-08-07 2013-11-27 东南大学 一种防止固体氧化物燃料电池燃料利用率超限的控制方法
CN103413955B (zh) * 2013-08-07 2015-04-01 东南大学 一种防止固体氧化物燃料电池燃料利用率超限的控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101379646B (zh) 燃料电池系统
JP2006273619A (ja) 改質装置
US8097371B2 (en) Hydrogen generator, fuel cell system comprising the same, and operation method thereof
JP2001338665A (ja) 燃料電池システム
JP5906423B2 (ja) 水素生成装置および燃料電池システム
JP2004039420A (ja) 燃料電池発電システム
JPH0789493B2 (ja) 燃料電池発電プラントの燃料システム制御装置
Dolanc et al. Control of autothermal reforming reactor of diesel fuel
JP2004047438A (ja) 燃料電池発電装置の運転制御方法
JP5991631B2 (ja) 水素生成装置およびその運転方法、ならびに燃料電池システム
JP4902165B2 (ja) 燃料電池用改質装置およびこの燃料電池用改質装置を備える燃料電池システム
JP3212181B2 (ja) 燃料電池燃料オフガスの燃焼空気量制御方法及びその装置
JP2002373695A (ja) 燃料電池システム
JP4780906B2 (ja) 燃料電池システム
JP2014047083A (ja) 水素含有ガス生成装置及び水素含有ガス生成量調節方法
JP4791698B2 (ja) 改質型燃料電池システム及び改質型燃料電池システムの運転制御方法
JP2004296235A (ja) 燃料電池用の改質装置
JP2860208B2 (ja) 燃料電池発電装置の運転制御装置
JP3758070B2 (ja) 燃料電池発電装置の運転方法
JP2005268190A (ja) 燃料電池システム
JP2016012521A (ja) 燃料電池システム
JP2003077517A (ja) 燃料電池システム
JP2000034101A (ja) 改質器の制御装置
US9184455B2 (en) Fuel cell system and method of operating the same
JP7315507B2 (ja) 燃料電池システム、及び、燃料電池システム運転方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050906