JP2004039394A - 発光装置 - Google Patents

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JP2004039394A
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Atsushi Haniyu
羽生 篤史
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Abstract

【課題】ケーシングから側部反射体を容易に取り外せるようにする。
【解決手段】底面部8と当該底面部8の周縁から立設された側面部9a,9b,9c,9dとを有して一面が開口したケーシング5と、前記ケーシング開口を覆うように当該ケーシング5に設けられた発光面構成体6と、前記ケーシング5内に設けられた線状光源30と、前記ケーシング内において前記線状光源30の長手方向両端側に位置して当該光源の光を反射する側部反射体51a,51bと、を備え、前記発光面構成体6は、前記ケーシング5から取り外し可能に設けられ、前記側部反射体51a,51bは前記発光面構成体6に設けられている。
【選択図】   図15

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、X線写真を観察するシャウカステンや写真のネガを見るためのライトボックスなどの発光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のシャウカステンとしては、例えば、特開昭55−164878号公報に記載のもの(以下、従来技術という)がある。このシャウカステンは、前方が開放された箱状のシャウカステン本体の内部に光源として蛍光灯を備えている。シャウカステン本体の前方開口端は半透明の白色透光板で覆われ、この白色透光板は、ねじによってシャウカウステン本体に着脱自在に取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
蛍光灯の光は、ほぼ全方向に照射されるため、直接透光板に向かって前方に照射されるものだけではなく、箱状シャウカステン本体の底部に向かって背後に照射されるものや、箱状シャウカステンの側面部に向かって側方に照射されるものもある。
従来技術では、箱状シャウカステン本体の側面部に向かって側方に照射される光を反射して透光板に向かわせるために、箱状シャウカステン本体の側面部に反射板を設けている。
【0004】
ここで、シャウカステン本体側面部の反射板は、箱状シャウカステン本体に取り付けられており、透光板を取り付けているねじを外して、透光板をシャウカステン本体から取り外しても、反射板はシャウカステン本体内に存在したままとなる。したがって、保守点検時などに、装置を分解して反射板まで取り外そうとすると、透光板とは別に反射板を取り外す必要があり面倒である。また、組立の工数も増加する。
【0005】
特に、従来技術では、蛍光灯に接続される電気配線は明示されていないものの、蛍光灯用ソケットが、当該蛍光灯の長手方向端部側に位置する反射板の裏側に位置していることから、蛍光灯に接続される電気配線は、少なくとも蛍光灯の長手方向端部側に位置する反射板の裏側のスペースに配置されものと推察される。したがって、電気配線の保守・点検を行うには、透光板を取り外すだけでなく、さらに前記反射板も取り外す必要があり、面倒である。
一方、電線を前記反射板の裏側に配置して隠さなければ、電線が影となって透光板上に現れ、発光品位が低下する。
【0006】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、その課題は、側部反射体を容易に取り外せるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、底面部と当該底面部の周縁から立設された側面部とを有して一面が開口したケーシングと、前記ケーシング開口を覆うように当該ケーシングに設けられた発光面構成体と、前記ケーシング内に設けられた線状光源と、前記ケーシング内において前記線状光源の長手方向両端側に位置して当該光源の光を反射する側部反射体と、を備え、前記発光面構成体は、前記ケーシングから取り外し可能に設けられ、前記側部反射体は前記発光面構成体に設けられていることを特徴とする。
本発明によると、側部反射体が発光面構成体に設けられているので、発光面構成体をケーシングから取り外すときに一緒に取り外される。
【0008】
また、前記側部反射体は、前記ケーシング側面部との間に空間が確保されるよう前記発光面構成体に設けられ、前記空間には、前記線状光源へ接続される点灯が収納され、前記側部反射体が設けられている前記発光面構成体を取り外すことで、収納されている前記点灯装置が前記ケーシング内において露出状態となるのが好ましい。この場合、発光面構成体を取り外すことで側部反射体も取り外され、点灯装置が露出状態となり、保守点検を容易に行うことができる。
【0009】
さらに、前記光源は、長手方向両端に電極を有して当該長手方向両端近傍が非有効発光領域である線状光源によって構成され、前記側部反射体は、前記非有効発光領域が前記空間内に位置するように設けられているのが好ましい。非有効発光領域を前記空間内に位置させることで、比較的暗い非有効発光領域による発光ムラを無くすことができる。しかも、非有効発光領域を側部反射体で覆っても発光面構成体を取り外すことで線状光源全体を露出させることができ、線状光源の交換・保守点検などが容易である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。ここでは、発光装置の一例として、X線フィルムを観察するためのシャウカステンを挙げて説明する。このシャウカステン1は、装置本体2内に光源ユニット3を複数備えて構成されている。
装置本体2は、図1に示すように、光源ユニット3が取り付けられるケーシング5と、ケーシング5に着脱可能に装着される発光面構成体6とを備えている。図2に示すように、この装置本体2には、発光面が横向き(図2において左方向き)となるように装置本体2を自立させるための支持台7が取り付けられている。
【0011】
図3に示すように、前記ケーシング5は、矩形状の底面部8と、底面部8の周縁から立設された側面部9a,9b,9c,9dとを有するとともに一面(正面)が開口しており、正面開口の箱状に形成されている。なお、図面において符号9a,9bで示す側面部は長辺側であり、符号9c,9dで示す側面部は短辺側である。
【0012】
前記発光面構成体6は、ケーシング5の正面開口を覆うように当該ケーシング5に装着されている(図1参照)。この発光面構成体6は、発光面となる拡散板11の周縁にフレーム12を取り付けて構成されている。拡散板11は、背後の光源3からの光を拡散しつつ透過させて発光面を形成するものである。この拡散板11は、矩形状に形成されており、矩形状の発光面となる。
拡散板11は、白色透明のガラス又は合成樹脂製である。一方、フレーム12は、金属製であって矩形枠状に形成されており、拡散板11周縁において拡散板11を補強している。また、フレーム12が、後述のネジ53などによって前記ケーシング5に取り付けられており、フレーム12は拡散板11の取付体としても機能している。
【0013】
前記フレーム12には、X線写真固定具14が設けられており、X線写真を発光面である拡散板11上に載せた状態で保持させることができる。具体的には、X線写真固定具14と拡散板11との間にX線写真を差し込むことによって、X線写真が挟み込まれて保持され、複数枚のX線写真を並べて置くことができる。
【0014】
図3は、ケーシング5の内部であって光源ユニット3を取り除いたときの状態を示している。このケーシング5の内部には、底部反射板16と、光源点灯装置17a−1,17a−2,17b−1,17b−2とが設けられている。
底部反射板16は、光源3から背後(ケーシング底面側)に照射された光を正面(拡散板側)へ反射するためのものであり、複数枚の白色板状(シート状のものを含む)の分割体16a,16bによって構成されている。ここでは、可撓性の合成樹脂製のシート体によって形成した2枚の矩形状の分割体16a,16bを並べて1つの大きな矩形状の反射板領域を形成しているが、分割体の数は特に限定されず、1枚の大きな板状体で反射板16を構成してもよい。なお、反射体16全体の大きさは拡散板11の大きさに略対応している。
【0015】
反射板16(が設けられている領域:反射板領域)は、ケーシング5の底部よりも一回り小さい。すなわち、反射板16の面積(分割体16a,16bの面積の和)は、ケーシング底面部8の面積よりも小さく、底面部8の周縁部に反射板16が非配置である領域19a,19b,19c,19dが確保されている。なお、反射板非配置領域19a,19b,19c,19dは、ケーシング側面部9a,9b,9c,9dの各内面と反射板16の周縁との間に、それぞれ確保されており、反射板非配置領域19a,19b,19c,19dの全体形状は矩形枠状となっている。以下では、対をなす長辺側の反射板非配置領域19a、19bのうちの一方(図3において下側)を第1反射板非配置領域19aといい、対をなす長辺側の反射板非配置領域19a,19bのうちの他方(図3において上側)を第2反射板非配置領域19bという。
【0016】
前記点灯装置17a−1,17a−2,17b−1,17b−2は、光源ユニット3の冷陰極管(後述)を点灯させるためのものであり、図4に示すように、回路基板21の一面21aに点灯装置等を構成する電気部品(コイル、コンデンサ、抵抗など)22を搭載して主構成されている。これらの点灯装置は、インバータ方式であり、光源3を10kHz〜60kHz程度の高周波で点灯させる。なお、蛍光灯を高周波で点灯させると発光効率が向上する。
点灯装置17a−1,17a−2,17b−1,17b−2は、光源ユニットの数(4個)に対応して4個設けられ、反射板非配置領域19a,19bに配置されている。具体的には、図3に示すように、2個の点灯装置(以下、第1点灯装置という)17a−1,17a−2が、第1反射板非配置領域19aに配置され、他の2個の点灯装置(以下、第2点灯装置という)17b−1,17b−2が、第2反射板非配置領域19bに配置されている。
【0017】
各点灯装置17a−1,17a−2,17b−1,17b−2は、帯板状の回路基板21がケーシング側面部9a(又は9b)に並行に沿うように底面部8に対して立設状(縦置き状)にケーシング5に取り付けられている(図15も参照)。なお、基板21は、ケーシング5に形成された取付ステー24に対してネジ等で固定されている。
また、基板21は、電気部品22が搭載されている面21aとは反対の面21bが側面部9a(又は9b)の内面に所定間隔をおいて対向している。また、電気部品22が設けられている面21aが光源ユニット3に臨むように取り付けられている。
【0018】
点灯装置17には、点灯装置17の出力端子となる出力コネクタ部25a,25bが設けられている。出力端子には、高圧側(HOT側)と低圧側(COLD側)とがあり、高圧側のコネクタ部25aは、光源ユニット3を構成する後述の線状光源30の数に応じた数(6個)ほど設けられており、低圧側のコネクタ部25bは、一つだけ設けられている。なお、低圧側出力はアース接続される。また、すべてのコネクタ部25a,25bは、電気部品22が設けられている面21aに設けられており、光源ユニット3に臨むよう配置されている。
【0019】
前述の反射板非配置領域19a,19b,19cには、各点灯装置17a−1,17a−2,17b−1,17b−2に電力を供給するための主配線26も配置されている(図3参照)。この主配線26は、ケーシング側面部9bに設けられた電源スイッチ27(図2参照)からケーシング5内部に延びて引き回し配置されている。具体的には、反射板非配置領域19aから反射板非配置位置領域19cを通って反射板非配置領域19bに至るように配線されている。この主配線26は、各点灯装置17a−1,17a−2,17b−1,17b−2とケーシング側面部9a,9bとの間のスペースに通されており、光源ユニット3と点灯装置とを接続する後述の電線46の邪魔にならない(図15参照)。なお、主配線26には、各点灯装置17a−1,17a−2,17b−1に接続するために分岐した分岐線28が設けられており、各点灯装置は互いに並列接続されている。また、主配線26には、電源スイッチ27を介して装置本体2外部に延びる電源ケーブル(図示省略)が接続されている。
【0020】
本実施形態では、反射板非配置領域19a,19b,19c,19dに、点灯装置及び主配線26が配置されており、反射板16の上に点灯装置や主配線26がないため、図3のようにケーシング5から発光面構成体6及び光源ユニット3が取り外された状態にすれば、点灯装置や主配線26に邪魔されることなく、簡単に反射板16を取外し・取付けすることができ、劣化した反射板16の交換が容易である。
【0021】
図5は、装置本体2(のケーシング5)に装着される光源ユニット3を示している。この光源ユニット3は、複数(6本)の線状光源30を連結具31にて一体化したものであり、ケーシングに対して複数の線状光源30を一体的に着脱することができる。
線状光源30は、直管状の蛍光ランプであり、より具体的には冷陰極管である。冷陰極管は、一般的な蛍光ランプとして使用されている熱陰極管に比べて、長寿命である。また、熱陰極管は管径が20〜40mmであって、その構造上、管径を細くするのが困難であるのに対し、冷陰極管は、その構造上、管径を細くできる。したがって、光源ユニット3をコンパクトにでき、ひいては装置本体2の厚みを薄くすることができる。なお、冷陰極管の管径としては2〜6mm程度のものを使用するのが好ましい。
【0022】
図6(a)に示すように、冷陰極管30には、ガスが封入された管本体33内部の長手方向両端に電極34a,34bを備えて構成されている。また、これらの電極34a,34bからはリード端子35が管本体33外部に延設されている。なお、冷陰極管30の電極34a,34b近傍は、その原理上、点灯時であっても冷陰極管30の長手方向中途部の有効発光域E1に比べて暗い非有効発光領域E2,E2となる。
図6(b)に示すように、冷陰極管30には、長手方向両端をそれぞれ覆うように断熱材37が設けられている。この断熱材37は、シリコンゴム製であり、電極34a,34bを略覆うように管本体33に嵌合されており、電極34a,34bが発熱して温度が高くなっても他の部材(特に、連結具31)に熱が伝わらないように保護している。断熱材37を構成するシリコンゴムは、難燃性であるとともに電気絶縁性も有するため、連結具31等に対する絶縁体としても機能する。
【0023】
また、冷陰極管30は、断熱材37を介して連結具31に保持されるため、断熱材37は、かかる保持のための保持体としても機能する。保持体として機能するため、シリコンゴム37には、溝部38が形成されている。
複数の冷陰極管30は、冷陰極管長手方向に直交する方向に所定間隔をおいて並設されており、この状態で、各冷陰極管30の長手方向両端部が連結具31によって保持連結されている。
【0024】
連結具31は、冷陰極管30の長手方向一端側(の断熱材37;保持体)に取り付けられる第1連結片40と、冷陰極管30の長手方向他端側(の断熱材37;保持体)に取り付けられる第2連結片41とによって構成されている。冷陰極管30の長手方向両端で保持することで、複数の冷陰極管30の保持状態が安定する。また、連結片40,41は冷陰極管30の非有効発光領域E2に取り付けられているので、連結片40,41を取り付けても冷陰極管30の発光を阻害することにならない。
【0025】
各連結片40、41は、金属製であって、帯板状に形成されており、各連結片40,41は、冷陰極管30の本数に応じた光源取付部43を有している。また、各連結片40,41の長手方向両端と中途部には、連結片40,41をネジ42aでケーシング5に取り付けるためのネジ孔42bが形成されている。また、反射板16及びケーシング5にもネジ42a用のネジ孔42cが形成されている(図3参照)。
【0026】
光源取付部43は、連結片40,41の長手方向に所定間隔をおいて並設されている。図7(a)に示すように、各光源取付部43は、一対の立ち上がり爪44,44を有しており、一方の立ち上がり爪44には、その上部に幅狭の首部44aが形成され、首部44aよりも上部が抜止め片44bとされている。
図7(b)に示すように、立ち上がり爪44を保持体37に形成された溝部38,38に差し込み、一方の立ち上がり爪44の首部44aを曲げて、抜止め片44bにより保持体37を抜け止めすることで、冷陰極管30が各連結片40,41に位置決め固定される。なお、首部44aの曲げを戻すことで、冷陰極管30を連結片40,41から取り外すこともできる。すなわち、各冷陰極管30を個別に連結具31から取り外すことができる。
【0027】
各冷陰極管30の第1連結片40側の各リード端子35には、それぞれ電線46が接続されており、各電線46の先端にはそれぞれコネクタ部47が設けられている。これらのコネクタ部47は、点灯装置17の高圧側の出力コネクタ部25aに接続される。したがって、第1連結片40側の電極34aは高圧側電極となる。
【0028】
図8に示すように、冷陰極管30の第2連結片41側の端部(保持体37)には、帯板状の導電板48が設けられている。この導電板48は、複数の冷陰極管30の第2連結片41側の各リード端子35に対してハンダ48a等によって固定されており、第2連結片41側の各リード端子35間が互いに電気的に接続された状態となっている。この導電板48には、一本の電線49が接続されており、この電線49の先端にはコネクタ部50が設けられている。コネクタ部50は、点灯装置17の低圧側の出力コネクタ部25bに接続される。したがって、第2連結片40側の電極34bは低圧側電極となる。また、複数の冷陰極管30に対して単一の低圧側コネクタ部50が設けられているため、配線が簡素であり、接続も容易である。
【0029】
図9は、図3のケーシング5内に複数(4個)の光源ユニット3を設置した状態を示している。各光源ユニット3は、反射板16に重なる位置に配置され、光源ユニット3の背後に反射板16が位置する。各光源ユニット3はネジ42aによってそれぞれケーシング5に取り付けられており、個別に着脱することができる。光源ユニット3単位で線状光源30を着脱できるため、複数の線状光源30を一括して交換することができる。
【0030】
ここで、各光源ユニット3は、一枚のX線写真の大きさに略対応した大きさに形成されている。一方、拡散板(発光面)11は、複数枚のX線写真を並べることができる大きさに形成されており、光源ユニット3が複数設けられているのは拡散板11の大きさに対応したものである。また、光源ユニット3は、複数の線状光源30を並設した状態で連結したものであるから、全体形状が矩形面状である。
前述のように光源ユニット単位で線状光源30が交換されるため、一つの光源ユニット3内の線状光源30の輝度が揃いやすく、発光面11において、一つの光源ユニット3によって発光する範囲では、ほぼ均一な輝度が確保される。そして、一つの光源ユニット3によって発光する範囲は、一定の範囲を持つ面状であるから、X線写真の読影を正確に行うことができる。しかも、一つの光源ユニット3(によって発光する範囲)の大きさがX線写真の大きさに対応していることから、仮に光源ユニット3間で輝度差があっても光源ユニット3の位置に合わせてX線写真を置くことで輝度ムラがほとんどない状態で読影を行うことができる。
【0031】
また、反射板16は、図3に示す状態では、ケーシング底部8に単に載せられているだけであるが、ケーシング5に光源ユニット3を装着することで、連結具31(連結片40,41)とケーシング底部8とで反射板16を挟み込んだ状態となって、反射板16がケーシング5に固定される。したがって、ネジ42aを外して光源ユニット3を取り外すことで、反射板16をケーシング5から取り外すことができる。
【0032】
各光源ユニット3は、ケーシング5内において、線状光源30の長手方向と直交する方向に並設されている。また、4個の光源ユニット3が設けられていることにより、計24本の線状光源30が備わっているが、隣接する光源ユニット3間の線状光源30の間隔も含めて、隣接する線状光源30間の間隔がすべて等しくなっている。
それぞれの光源ユニット4は、隣接する光源ユニット3に対して長手方向の向きが反対になるように並べられている。すなわち、図9において最も左側にある光源ユニット3−1は、第1連結片40が第1反射板非配置領域19a側(図9において下側)に配置され、第2連結片41(及び導電板48)が第2反射板非配置領域19b側(図9において上側)に配置されている。したがって、高圧側コネクタ47が接続されている冷陰極管電極43aは、第1反射板非配置領域19a側にあり、低圧側コネクタ50が接続されている冷陰極管電極43bは、第2反射板非配置領域19b側にある。
【0033】
そして、光源ユニット3−1の右隣りの光源ユニット3−2は、長手方向の向きが光源ユニット3−2とは逆であり、第1連結片40が第2反射板非配置領域19b側に配置され、第2連結片41(及び導電板48)が第1反射板非配置領域19a側に配置されている。したがって、高圧側コネクタ47に接続されている冷陰極管電極43aは、第2反射板非配置領域19b側にあり、低圧側コネクタ50に接続されている冷陰極管電極43bは、第1反射板非配置領域19a側にある。
さらに、光源ユニット3−2の右隣りの光源ユニット3−3は、長手方向の向きが光源ユニット3−2とは逆であって、光源ユニット3−1と同じ向きとされている。さらに、光源ユニット3−3の右隣りの(図9において最も右側にある)光源ユニット3−4は、長手方向の向きが光源ユニット3−3とは逆であって、光源ユニット3−2と同じ向きとされている。
【0034】
前記点灯装置17a−1,17a−2,17b−1,17b−2は、各光源ユニットをそれぞれ点灯するものであり、図10に示すように、第1点灯装置17a−1は光源ユニット3−1を、第2点灯装置17b−1は光源ユニット3−2を、第1点灯装置17a−2は光源ユニット3−3を、第2点灯装置17b−2は光源ユニット3−4を点灯するよう接続されている。
また、前記点灯装置17a−1,17a−2,17b−1,17b−2は、冷陰極管30の高圧側電極43a側の反射板非配置領域19a,19bに位置するように、光源ユニット3の方向性に対応して配置されている。すなわち、第1点灯装置17a−1,17a−2は第1反射板非配置領域19aにあり、第2点灯装置17b−1,17b−2は第2反射板非配置領域19bにある。換言すると、第1点灯装置17a−1,17a−2が冷陰極管30の長手方向一端側にあり、第2点灯装置17b−2,17b−2は冷陰極管30の長手方向他端側にある。
【0035】
点灯装置は、熱を発生するが、前述のように複数の点灯装置を冷陰極管30の長手方向両側方の複数の反射板非配置領域19a,19bに分散配置することで、熱発生源が分散され、装置内の温度上昇を防止できる。また、冷陰極管は温度上昇により輝度が低下するため、温度上昇防止により輝度低下防止も図れる。また、点灯装置を分散配置することで、点灯装置の長手方向長さが光源ユニット3の幅よりも大きくても、点灯装置の設置が可能である。
また、各点灯装置17a−1,17a−2,17b−1,17b−2と、各点灯装置によって点灯される冷陰極管30の高圧側電極43aとが近くなるように、各点灯装置17a−1,17a−2,17b−1,17b−2は、当該点灯装置によって点灯する光源ユニットの長手方向延長位置に配置されている。これにより、高圧側の電線46の長さを短くでき、電線46に高周波の電流を流しても漏れ電流が少なくなり、消費電力を低減できる。また、点灯装置の高圧側出力のコネクタ部25aが冷陰極管30(の電極43)側に向くように立設した基板21の一面21a側に設けられているため、点灯装置コネクタ部25aと冷陰極管高圧側電極43aとの間の距離を短くすることができる。
【0036】
なお、点灯装置を冷陰極管高圧側電極43a側に配置したことにより、点灯装置と冷陰極管低圧側電極43bとが遠くなるが、低圧側の電線49は長くなっても高圧側電線46に比べて漏れ電流が少なく、装置全体での漏れ電流を抑えることができる。また、低圧側の電線49は長くなっても、一つの光源ユニット3において一本だけであるため、配線も簡素である。
また、低圧側電線49の長さをできるだけ短くすべく、電線49は、反射板16とケーシング底部8との間に通されている。図示の光源ユニット3と点灯装置の配置からすると、電線49を反射板16とケーシング底部8との間に通さない場合には、電線49を反射板非配置領域19a,19b,19c,19dに迂回させるか、電線49を反射板16の上に通す必要がある。しかし、前者では電線49が長くなり、特に光源ユニット3−2,3−3については電線49が非常に長くなる。また、後者では反射板16上にある電線49が影となって発光品位を低下させる。これに対し、反射板16とケーシング底部8との間を通すことで、かかる問題を回避できる。
【0037】
図11(a)に示すように、ケーシング底部8の上にある反射板16は、電線49が通されていなければ平坦であるが、図11(b)に示すように、電線49が通されている部分16−1は、反射板16が可撓性のシート体であるため、冷陰極管30側に膨出状に変形する。
ここで、反射板16が変形していないときの反射板16と冷陰極管30との距離をL1とし、反射板16が変形したときの反射板16と冷陰極管30との距離をL2とすると、反射板16の変形によってL2はL1より小さくなる。本実施形態では、反射板16が電線49によって変形しても、シート体16の膨出部16−1先端が冷陰極管30の背後(ケーシング底面部側)に位置して、反射板16と冷陰極管30との間の間隔L2が確保されるように、冷陰極管30を反射板16から離して比較的大きな距離L1をとっている。反射板変形時に間隔L2が確保されないと、反射板16が冷陰極管30に接触するなどして発光品位が低下するが、間隔L2を確保することで、反射板16が変形しても発光品位低下を防止できる。
なお、比較的大きな距離L1を確保するには、冷陰極管30の長手方向両端に設けられる断熱材(保持体)37を大きくしたり、連結片40,41の厚みを大きくすればよい。
【0038】
図12は、発光面構成体6の背面図を示しており、発光面構成体6のフレーム12の背面側(内側)には、側部反射体51a,51b,51c,51dが設けられている。側部反射板51a,51b,51c,51dは、発光面構成体5がケーシング5に装着されたときに、ケーシング5内において線状光源30の側方に位置し、光源30から直接、拡散板11に向かわずに側方に照射された拡散板11側に反射するためのものである。なお、側部反射板51a,51b,51c,51dは金属製であって、線状光源30側の面は白色塗装されている。
側部反射体51a,51b,51c,51dは、矩形枠状のフレーム12の四辺すべてに設けられており、線状光源30の長手方向両側方に位置する一対の(長辺)側部反射体51a,51bと、各側部反射体51a,51bの両端をそれぞれつなぐ一対の(短辺)側部反射体51c,51dとを備え、側部反射体51a,51b,51c,51d全体で矩形枠状となっている(図13及び図14参照)。
【0039】
図15に示すように、側部反射体51a,51b,51c,51dは、フレーム12の背面側にネジ53によって固定されている。なお、当該ネジ53によって拡散板11もフレーム12に固定されている。
側部反射体が備わった発光面構成体6をケーシング5に装着すると、側部反射体51a,51b,51c,51dは、フレーム12から反射体16の近傍まで延び、ケーシング5内部には、拡散板11、反射板16、及び側部反射体51a,51b,51c,51dによって囲まれた発光室55が形成される。光源ユニット3は、長手方向両端(連結片40,41近傍)を除く大部分(有効発光領域B1)が発光室55内に位置する。なお、側部反射体51a,51b,51c,51dの延出方向先端56は、ケーシング底部8の反射板16とは接触しておらず浮いた状態となっており、反射板16が側部反射体によって損傷するのが防止され、ひいては反射板16損傷による発光品位低下が防止されている。
【0040】
側部反射体51a,51b,51c,51dの背後空間57(ケーシング側面部9a,9b,9c,9d、ケーシング底面部8(の反射板非配置領域19a,19b,19c,19d)、フレーム12、及び側部反射体51a,51b,51c,51dで化もまれた空間)には、点灯装置17a−1,17a−2,17b−1,17b−2、光源ユニット3の連結具31、線状光源30の非有効発光領域B2、配線46などが収納され、発光室55から隔離されている。特に、線状光源30の非有効発光領域B2が発光室55に位置しないことで、発光室55内において発光ムラが生じず、発光品位が向上する。
また、熱を発生する点灯装置17a−1,17a−2,17b−1,17b−2や線状光源30の長手方向両端の電極34a,34bが、側部反射体によって発光室55とは仕切られた背後空間57に位置しているため、発光室55の温度の上昇が抑えられている。しかも、ケーシング側面部9a,9b,9c,9dに形成された空気孔60によって背後空間57自体の冷却も確保される。また、空気孔60から外気がケーシング内に進入しても、側部反射体によって発光室55に外気が進入し難いため温度の急激な変化を防止でき、線状光源30の輝度のふらつきを防止できる。
【0041】
線状光源30は、発光室55と背後空間57に跨って位置しているため、線状光源30の長手方向両側の側部反射体51a,51bには、線状光源30が貫通するための切欠部58が線状光源30の数に対応して形成されている。
また、線状光源30は、側部反射体によって区切られた発光室55と背後空間57に跨っているが、発光面構成体6を取り外せば、側部反射体がなくなり、ケーシング5内において光源ユニット3全体が露出し、光源ユニット3の取外しが可能となる。また、点灯装置・コネクタ・配線類も露出し、コネクタ接続などが可能となる。このように、本実施形態では、発光面構成体6を取り外すだけで、装置内部の保守・点検が行える。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
【0042】
【発明の効果】
本発明によると、側部反射体が発光面構成体に設けられているので、発光面構成体をケーシングから取り外すときに一緒に取り外すことができる。
また、側部反射体が設けられている発光面構成体を取り外すことで、収納されている点灯装置がケーシング内において露出状態となる場合には、保守点検を容易に行うことができる。
さらに、非有効発光領域が側部反射体とケーシング側面部との間の空間内に位置している場合には、比較的暗い非有効発光領域による発光ムラを無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャウカステンの平面図である。
【図2】シャウカステンの側面図である。
【図3】光源ユニットを取り除いたケーシング内部の平面図である。
【図4】点灯装置の側面図である。
【図5】光源ユニットの斜視図である。
【図6】(a)は冷陰極管の正面図であり、(b)は断熱材(保持体)を取り付けた冷陰極管の正面図である。
【図7】(a)は連結具と冷陰極管の組立図であり、(b)は組立後の冷陰極管と連結具を示す斜視図である。
【図8】光源ユニットの第2連結片側(低圧側)を示す拡大図である。
【図9】光源ユニットを装着したケーシング平面図である(主配線26及び電線46は省略されている)。
【図10】ケーシング内部の電気配線図である。
【図11】(a)はケーシング底部、反射板、及び光源の断面図であり、(b)は(a)のケーシング底部と反射板の間に電線が通っている状態を示す断面図である。
【図12】発光面構成体の背面図である。
【図13】図12のA−A線断面図である。
【図14】発光面構成体とケーシングの組立図である。
【図15】図1のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 シャウカステン(発光装置)
5 ケーシング
6 発光面構成体
8 ケーシング底面部
9a ケーシング側面部
9b ケーシング側面部
9c ケーシング側面部
9d ケーシング側面部
30 線状光源
51a 側部反射体
51b 側部反射体
57 空間
E2 非有効発光領域

Claims (3)

  1. 底面部と当該底面部の周縁から立設された側面部とを有して一面が開口したケーシングと、
    前記ケーシング開口を覆うように当該ケーシングに設けられた発光面構成体と、
    前記ケーシング内に設けられた線状光源と、
    前記ケーシング内において前記線状光源の長手方向両端側に位置して当該光源の光を反射する側部反射体と、を備え、
    前記発光面構成体は、前記ケーシングから取り外し可能に設けられ、
    前記側部反射体は前記発光面構成体に設けられていることを特徴とする発光装置。
  2. 前記側部反射体は、前記ケーシング側面部との間に空間が確保されるよう前記発光面構成体に設けられ、
    前記空間には、前記線状光源へ接続される点灯装置が収納され、
    前記側部反射体が設けられている前記発光面構成体を取り外すことで、収納されている前記点灯装置が前記ケーシング内において露出状態となることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  3. 前記光源は、長手方向両端に電極を有して当該長手方向両端近傍が非有効発光領域である線状光源によって構成され、
    前記側部反射体は、前記非有効発光領域が前記空間内に位置するよう設けられていることを特徴とする請求項2記載の発光装置。
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