JP2004038010A - 分割型光ファイバテープ心線及び光ファイバケーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】各光ファイバ心線10を目視によって瞬時に識別できると共に、各光ファイバ心線セット8を目視によって瞬時に識別できるようにする。
【解決手段】複数枚の光ファイバ心線セット8を並べてテーブ心線用一括被覆層9により一体化しかつ光ファイバ心線セット8毎に分割可能に構成してあって、各光ファイバ心線セット8は、それぞれ、複数本の光ファイバ心線10を並べてセット用一括被覆層11により一体化してなる分割型光ファイバテープ心線7において、各光ファイバ心線10の外周部にそれぞれ着色層12を有すると共に、いずれかの光ファイバ心線セット8におけるセット用一括被覆層11の外周部に半透明の着色を施してなる。
【選択図】 図1
【解決手段】複数枚の光ファイバ心線セット8を並べてテーブ心線用一括被覆層9により一体化しかつ光ファイバ心線セット8毎に分割可能に構成してあって、各光ファイバ心線セット8は、それぞれ、複数本の光ファイバ心線10を並べてセット用一括被覆層11により一体化してなる分割型光ファイバテープ心線7において、各光ファイバ心線10の外周部にそれぞれ着色層12を有すると共に、いずれかの光ファイバ心線セット8におけるセット用一括被覆層11の外周部に半透明の着色を施してなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ心線セット毎に分割可能な分割型光ファイバテープ心線、及び光ファイバケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術について図面を参照して説明する。
【0003】
図2は、従来の分割型光ファイバテープ心線の断面図である。
【0004】
光ファイバテープ心線の中には図2に示すような分割型光ファイバテープ心線1があり、この分割型テープ心線1は別の光ファイバテープ心線(図示省略)との接続等を考慮して2枚に分割可能である。
【0005】
即ち、分割型光ファイバテープ心線1は、2枚の光ファイバ心線セット2を並べてテープ心線用一括被覆層3により一体化しかつ2枚の光ファイバ心線セット2に分割可能である。また、各光ファイバ心線セット2は、それぞれ、4本の光ファイバ心線4を並べてセット用一括被覆層5により一体化してある。ここで、テープ心線用一括被覆層2及びセット用一括被覆層5は、それぞれ透明の紫外線硬化型樹脂により構成される。
【0006】
また、各光ファイバ心線4を目視によって識別できるように、光ファイバ心線4の外周部には着色層6が有してあって、光ファイバ心線セット毎に4本の光ファイバ心線4の着色層6における色の組合せを変えることによって、各光ファイバ心線セット2を目視によって識別することも可能である。なお、図2中において左側の光ファイバ心線セット2における前記色の組合せは、青色,白色,白色,桃色であって、図2中において右側の光ファイバ心線セット2における前記色の組合せは、黄色,白色,白色,桃色である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述のような分割型光ファイバテープ心線1にあっては、着色層6の色により各光ファイバ心線4を目視によって瞬時に識別できるものの、前記色の組合せにより光ファイバ心線セット2を目視によって瞬時に識別することは容易でない。そのため、分割された光ファイバ心線セット2を前記別の光ファイバテープ心線に接続する作業等において、作業時間が長くなって作業能率が悪くなるという問題がある。特に、光ファイバケーブル(図示省略)内において光ファイバテープ心線の積層枚数が急増して、前記前記光ファイバケーブルの多心化傾向にある現状を考えると、前述の問題は今後より顕著になる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明にあっては、複数枚の光ファイバ心線セットを並べてテーブ心線用一括被覆層により一体化しかつ前記光ファイバ心線セット毎に分割可能に構成してあって、各光ファイバ心線セットは、それぞれ、複数本の光ファイバ心線を並べてセット用一括被覆層により一体化してなる分割型光ファイバテープ心線において、
各光ファイバ心線を識別できるように、各光ファイバ心線の外周部にそれぞれ心線識別情報を有すると共に、各光ファイバ心線セットを識別できるように、各光ファイバ心線セットにおける前記セット用一括被覆層の外周部にそれぞれセット識別情報を有することを特徴とする。
【0009】
ここで、「各光ファイバ心線の外周部にそれぞれ心線識別情報を有する」とは、各光ファイバ心線の外周部にそれぞれ着色層を有することの他に、各光ファイバ心線の外周に心線識別符号を付することも含む意である。また、「前記セット用一括被覆層の外周部にそれぞれセット識別情報を有する」とは、前記セット用一括被覆層の外周部にそれぞれ着色を施すことの他に、前記セット用一括被覆層の外周部にセット識別符号を付することも含む意である。更に、「分割型光ファイバテープ心線」とは、分割型光ファイバテープコードを含む意である。
【0010】
請求項1に記載の発明特定事項によると、各光ファイバ心線の外周部にそれぞれ心線識別情報を有するため、各光ファイバ心線を瞬時に識別できると共に、各光ファイバ心線セットにおける前記セット用一括被覆層の外周部にそれぞれセット識別情報を有するため、各光ファイバ心線セットを瞬時に識別できる。
【0011】
請求項2に記載の発明にあっては、複数枚の光ファイバ心線セットを並べてテーブ心線用一括被覆層により一体化しかつ前記光ファイバ心線セット毎に分割可能に構成してあって、各光ファイバ心線セットは、それぞれ、複数本の光ファイバ心線を並べてセット用一括被覆層により一体化してなる分割型光ファイバテープ心線において、
各光ファイバ心線を目視によって識別できるように、各光ファイバ心線の外周部にそれぞれ着色層を有すると共に、各光ファイバ心線セットを目視によって識別できるように、少なくともいずれかの前記光ファイバ心線セットにおける前記セット用一括被覆層の外周部に半透明の着色を施してなることを特徴とする。
【0012】
ここで、「少なくともいずれかの前記光ファイバ心線セットにおける前記セット用一括被覆層の外周部に半透明の着色を施してなる」とは、各光ファイバ心線セットにおける前記セット用一括被覆層の外周部にそれぞれ半透明の着色を施すことも含む意である。また、「前記セット用一括被覆層の外周部に半透明の着色を施す」とは、前記セット用一括被覆層の外周部に半透明の着色層を有することの他に、前記セット用一括被覆層全体を半透明の着色の材料から構成することも含む。更に、「分割型光ファイバテープ心線」とは、分割型光ファイバテープコードを含む意である。
【0013】
請求項2に記載の発明特定事項によると、各光ファイバ心線の外周部にそれぞれ着色層を有するため、各光ファイバ心線を目視によって瞬時に識別できると共に、少なくともいずれかの前記光ファイバ心線セットにおける前記セット用一括被覆層の外周部に半透明の着色を施してあるため、各光ファイバ心線セットを目視によって瞬時に識別できる。
【0014】
請求項3に記載の発明にあっては、請求項1又は請求項2に記載の発明特定事項によると、前記テーブ心線用一括被覆層及び前記セット用一括被覆層をそれぞれ紫外線硬化型樹脂により構成してなることを特徴とする。
【0015】
請求項3に記載の発明特定事項によると、請求項1又は請求項2に記載の発明特定事項による作用と同様の作用を奏する。
【0016】
請求項4に記載の発明にあっては、請求項1から請求項3のうちのいずれかの記載の分割型光ファイバテープ心線を多数備えてなることを特徴とする。
【0017】
請求項4に記載の発明特定事項によると、請求項1から請求項3のうちのいずれの請求項に記載の発明特定事項による作用と同様の作用を奏する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0019】
図1は、本発明の実施の形態に係わる分割型光ファイバテープ心線の断面図である。
【0020】
図1に示すように、分割型光ファイバテープ心線7は、2枚の光ファイバ心線セット8を並べてテープ心線用一括被覆層9により一体化しかつ2枚の光ファイバ心線セット8に分割可能である。また、各光ファイバ心線セット8は、それぞれ、4本の光ファイバ心線10を並べてセット用一括被覆層11により一体化してある。ここで、テープ心線用一括被覆層9及びセット用一括被覆層11は、それぞれ紫外線硬化型樹脂により構成されてあって、テープ心線用一括被覆層9は透明に構成してある。
【0021】
各光ファイバ心線10を目視によって識別できるように、各光ファイバ心線10の外周部には着色層12が有してあって、着色層12はインク状の紫外線硬化型樹脂を硬化させてなるものである。ここで、図1中左側の光ファイバ心線セット8における4本の光ファイバ心線10の着色層12の色の組合せ、及び図1中右側の光ファイバ心線のセット8における4本の光ファイバ心線10の着色層12の組合せは、それぞれ、青色,白色,白色,桃色である。また、各光ファイバ心線10の外周部に着色層12を有する代わりに、各光ファイバ心線10の外周部に心線識別符号(例えば特開平10−246843号公報に示すような心線識別符号)を付するようにしてもよい。
【0022】
各光ファイバ心線セット8を目視によって識別できるように、図1中左側の光ファイバ心線セット8におけるセット用一括被覆層11(図1中ハッチングをしてある)の外周部に半透明の着色(緑色)を施してあって、図1中右側の光ファイバ心線セット8におけるセット用一括被覆層11は透明に構成してある。ここで、前記右側の光ファイバ心線セット8におけるセット用一括被覆層11を透明に構成する代わりに、前記右側の光ファイバ心線セット8におけるセット用一括被覆層11の外周部に半透明の着色(緑以外の色)を施してもよい。また、「セット用一括被覆層11の外周部に半透明の着色を施す」とは、セット用一括被覆層11の外周部に半透明の着色層を有することの他に、セット用一括被覆層11全体を半透明の材料から構成することも含む意である。更に、前記左側の光ファイバ心線セット8におけるセット用一括被覆層11の外周部に半透明の着色を施す代わりに、前記左側の光ファイバ心線セット8におけるセット用一括被覆層11の外周部にセット識別符号を付するようにしてもよい。
【0023】
次に、本発明の実施の形態の作用について説明する。
【0024】
各光ファイバ心線10の外周部にそれぞれ着色層12を有するため、各光ファイバ心線10を目視によって瞬時に識別できると共に、前記左側の光ファイバ心線セット8におけるセット用一括被覆層11の外周部に半透明の着色を施してあって、前記右側のセット用一括被覆層11を透明に構成してあるため、各光ファイバ心線セット8を目視によって瞬時に識別できる。
【0025】
以上の如き、本発明の実施形態によれば、各光ファイバ心線10を目視によって瞬時に識別できると共に、各光ファイバ心線セット8を目視によって瞬時に識別できるため、分割された光ファイバ心線セット8を前記別の光ファイバテープ心線に接続する作業等において、作業時間を短くして作業能率の向上を図ることができる。
【0026】
また、各光ファイバ心線セット8を目視によって瞬時に識別できるため、光ファイバ心線セット8における4本の光ファイバ心線10の着色層12の組合せによって光ファイバ心線セット8を識別する必要がなくなり、例えば、前記左側の光ファイバ心線セット8における4本の光ファイバ心線10の着色層12の色の組合せと、前記右側の光ファイバ心線セット8における4本の光ファイバ心線10の着色層12の組合せを同じにすることができる。
【0027】
なお、本発明は、前述の発明の実施の形態の説明に限るものではなく、次のように適宜に変更可能である。
【0028】
即ち、分割型光ファイバ心線7における光ファイバ心線セット8の枚数、各光ファイバ心線セット8における光ファイバ心線10の本数を適宜に変更することができる。
【0029】
また、分割型光ファイバテープ心線7をコード化して光ファイバテープコードに適用してもよく、更に、多数枚の分割型光ファイバテープ心線7を積層してケーブル化して光ファイバケーブルに適用してもよい。なお、この場合にも、略同一の作用、効果を奏するものである。
【0030】
【発明の効果】
請求項1から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれば、各光ファイバ心線を瞬時に識別できると共に、各光ファイバ心線セットを瞬時に識別できるため、分割された前記光ファイバ心線セットを前記別の光ファイバテープ心線に接続する作業等において、作業時間を短くして作業能率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の実施の形態に係わる分割型光ファイバテープ心線の断面図である。
【図2】
従来の分割型光ファイバテープ心線の断面図である。
【符号の説明】
7 分割型光ファイバテープ心線
8 光ファイバ心線セット
9 テープ心線用一括被覆層
10 光ファイバ心線
11 セット用一括被覆層
12 着色層
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ心線セット毎に分割可能な分割型光ファイバテープ心線、及び光ファイバケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術について図面を参照して説明する。
【0003】
図2は、従来の分割型光ファイバテープ心線の断面図である。
【0004】
光ファイバテープ心線の中には図2に示すような分割型光ファイバテープ心線1があり、この分割型テープ心線1は別の光ファイバテープ心線(図示省略)との接続等を考慮して2枚に分割可能である。
【0005】
即ち、分割型光ファイバテープ心線1は、2枚の光ファイバ心線セット2を並べてテープ心線用一括被覆層3により一体化しかつ2枚の光ファイバ心線セット2に分割可能である。また、各光ファイバ心線セット2は、それぞれ、4本の光ファイバ心線4を並べてセット用一括被覆層5により一体化してある。ここで、テープ心線用一括被覆層2及びセット用一括被覆層5は、それぞれ透明の紫外線硬化型樹脂により構成される。
【0006】
また、各光ファイバ心線4を目視によって識別できるように、光ファイバ心線4の外周部には着色層6が有してあって、光ファイバ心線セット毎に4本の光ファイバ心線4の着色層6における色の組合せを変えることによって、各光ファイバ心線セット2を目視によって識別することも可能である。なお、図2中において左側の光ファイバ心線セット2における前記色の組合せは、青色,白色,白色,桃色であって、図2中において右側の光ファイバ心線セット2における前記色の組合せは、黄色,白色,白色,桃色である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述のような分割型光ファイバテープ心線1にあっては、着色層6の色により各光ファイバ心線4を目視によって瞬時に識別できるものの、前記色の組合せにより光ファイバ心線セット2を目視によって瞬時に識別することは容易でない。そのため、分割された光ファイバ心線セット2を前記別の光ファイバテープ心線に接続する作業等において、作業時間が長くなって作業能率が悪くなるという問題がある。特に、光ファイバケーブル(図示省略)内において光ファイバテープ心線の積層枚数が急増して、前記前記光ファイバケーブルの多心化傾向にある現状を考えると、前述の問題は今後より顕著になる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明にあっては、複数枚の光ファイバ心線セットを並べてテーブ心線用一括被覆層により一体化しかつ前記光ファイバ心線セット毎に分割可能に構成してあって、各光ファイバ心線セットは、それぞれ、複数本の光ファイバ心線を並べてセット用一括被覆層により一体化してなる分割型光ファイバテープ心線において、
各光ファイバ心線を識別できるように、各光ファイバ心線の外周部にそれぞれ心線識別情報を有すると共に、各光ファイバ心線セットを識別できるように、各光ファイバ心線セットにおける前記セット用一括被覆層の外周部にそれぞれセット識別情報を有することを特徴とする。
【0009】
ここで、「各光ファイバ心線の外周部にそれぞれ心線識別情報を有する」とは、各光ファイバ心線の外周部にそれぞれ着色層を有することの他に、各光ファイバ心線の外周に心線識別符号を付することも含む意である。また、「前記セット用一括被覆層の外周部にそれぞれセット識別情報を有する」とは、前記セット用一括被覆層の外周部にそれぞれ着色を施すことの他に、前記セット用一括被覆層の外周部にセット識別符号を付することも含む意である。更に、「分割型光ファイバテープ心線」とは、分割型光ファイバテープコードを含む意である。
【0010】
請求項1に記載の発明特定事項によると、各光ファイバ心線の外周部にそれぞれ心線識別情報を有するため、各光ファイバ心線を瞬時に識別できると共に、各光ファイバ心線セットにおける前記セット用一括被覆層の外周部にそれぞれセット識別情報を有するため、各光ファイバ心線セットを瞬時に識別できる。
【0011】
請求項2に記載の発明にあっては、複数枚の光ファイバ心線セットを並べてテーブ心線用一括被覆層により一体化しかつ前記光ファイバ心線セット毎に分割可能に構成してあって、各光ファイバ心線セットは、それぞれ、複数本の光ファイバ心線を並べてセット用一括被覆層により一体化してなる分割型光ファイバテープ心線において、
各光ファイバ心線を目視によって識別できるように、各光ファイバ心線の外周部にそれぞれ着色層を有すると共に、各光ファイバ心線セットを目視によって識別できるように、少なくともいずれかの前記光ファイバ心線セットにおける前記セット用一括被覆層の外周部に半透明の着色を施してなることを特徴とする。
【0012】
ここで、「少なくともいずれかの前記光ファイバ心線セットにおける前記セット用一括被覆層の外周部に半透明の着色を施してなる」とは、各光ファイバ心線セットにおける前記セット用一括被覆層の外周部にそれぞれ半透明の着色を施すことも含む意である。また、「前記セット用一括被覆層の外周部に半透明の着色を施す」とは、前記セット用一括被覆層の外周部に半透明の着色層を有することの他に、前記セット用一括被覆層全体を半透明の着色の材料から構成することも含む。更に、「分割型光ファイバテープ心線」とは、分割型光ファイバテープコードを含む意である。
【0013】
請求項2に記載の発明特定事項によると、各光ファイバ心線の外周部にそれぞれ着色層を有するため、各光ファイバ心線を目視によって瞬時に識別できると共に、少なくともいずれかの前記光ファイバ心線セットにおける前記セット用一括被覆層の外周部に半透明の着色を施してあるため、各光ファイバ心線セットを目視によって瞬時に識別できる。
【0014】
請求項3に記載の発明にあっては、請求項1又は請求項2に記載の発明特定事項によると、前記テーブ心線用一括被覆層及び前記セット用一括被覆層をそれぞれ紫外線硬化型樹脂により構成してなることを特徴とする。
【0015】
請求項3に記載の発明特定事項によると、請求項1又は請求項2に記載の発明特定事項による作用と同様の作用を奏する。
【0016】
請求項4に記載の発明にあっては、請求項1から請求項3のうちのいずれかの記載の分割型光ファイバテープ心線を多数備えてなることを特徴とする。
【0017】
請求項4に記載の発明特定事項によると、請求項1から請求項3のうちのいずれの請求項に記載の発明特定事項による作用と同様の作用を奏する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0019】
図1は、本発明の実施の形態に係わる分割型光ファイバテープ心線の断面図である。
【0020】
図1に示すように、分割型光ファイバテープ心線7は、2枚の光ファイバ心線セット8を並べてテープ心線用一括被覆層9により一体化しかつ2枚の光ファイバ心線セット8に分割可能である。また、各光ファイバ心線セット8は、それぞれ、4本の光ファイバ心線10を並べてセット用一括被覆層11により一体化してある。ここで、テープ心線用一括被覆層9及びセット用一括被覆層11は、それぞれ紫外線硬化型樹脂により構成されてあって、テープ心線用一括被覆層9は透明に構成してある。
【0021】
各光ファイバ心線10を目視によって識別できるように、各光ファイバ心線10の外周部には着色層12が有してあって、着色層12はインク状の紫外線硬化型樹脂を硬化させてなるものである。ここで、図1中左側の光ファイバ心線セット8における4本の光ファイバ心線10の着色層12の色の組合せ、及び図1中右側の光ファイバ心線のセット8における4本の光ファイバ心線10の着色層12の組合せは、それぞれ、青色,白色,白色,桃色である。また、各光ファイバ心線10の外周部に着色層12を有する代わりに、各光ファイバ心線10の外周部に心線識別符号(例えば特開平10−246843号公報に示すような心線識別符号)を付するようにしてもよい。
【0022】
各光ファイバ心線セット8を目視によって識別できるように、図1中左側の光ファイバ心線セット8におけるセット用一括被覆層11(図1中ハッチングをしてある)の外周部に半透明の着色(緑色)を施してあって、図1中右側の光ファイバ心線セット8におけるセット用一括被覆層11は透明に構成してある。ここで、前記右側の光ファイバ心線セット8におけるセット用一括被覆層11を透明に構成する代わりに、前記右側の光ファイバ心線セット8におけるセット用一括被覆層11の外周部に半透明の着色(緑以外の色)を施してもよい。また、「セット用一括被覆層11の外周部に半透明の着色を施す」とは、セット用一括被覆層11の外周部に半透明の着色層を有することの他に、セット用一括被覆層11全体を半透明の材料から構成することも含む意である。更に、前記左側の光ファイバ心線セット8におけるセット用一括被覆層11の外周部に半透明の着色を施す代わりに、前記左側の光ファイバ心線セット8におけるセット用一括被覆層11の外周部にセット識別符号を付するようにしてもよい。
【0023】
次に、本発明の実施の形態の作用について説明する。
【0024】
各光ファイバ心線10の外周部にそれぞれ着色層12を有するため、各光ファイバ心線10を目視によって瞬時に識別できると共に、前記左側の光ファイバ心線セット8におけるセット用一括被覆層11の外周部に半透明の着色を施してあって、前記右側のセット用一括被覆層11を透明に構成してあるため、各光ファイバ心線セット8を目視によって瞬時に識別できる。
【0025】
以上の如き、本発明の実施形態によれば、各光ファイバ心線10を目視によって瞬時に識別できると共に、各光ファイバ心線セット8を目視によって瞬時に識別できるため、分割された光ファイバ心線セット8を前記別の光ファイバテープ心線に接続する作業等において、作業時間を短くして作業能率の向上を図ることができる。
【0026】
また、各光ファイバ心線セット8を目視によって瞬時に識別できるため、光ファイバ心線セット8における4本の光ファイバ心線10の着色層12の組合せによって光ファイバ心線セット8を識別する必要がなくなり、例えば、前記左側の光ファイバ心線セット8における4本の光ファイバ心線10の着色層12の色の組合せと、前記右側の光ファイバ心線セット8における4本の光ファイバ心線10の着色層12の組合せを同じにすることができる。
【0027】
なお、本発明は、前述の発明の実施の形態の説明に限るものではなく、次のように適宜に変更可能である。
【0028】
即ち、分割型光ファイバ心線7における光ファイバ心線セット8の枚数、各光ファイバ心線セット8における光ファイバ心線10の本数を適宜に変更することができる。
【0029】
また、分割型光ファイバテープ心線7をコード化して光ファイバテープコードに適用してもよく、更に、多数枚の分割型光ファイバテープ心線7を積層してケーブル化して光ファイバケーブルに適用してもよい。なお、この場合にも、略同一の作用、効果を奏するものである。
【0030】
【発明の効果】
請求項1から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれば、各光ファイバ心線を瞬時に識別できると共に、各光ファイバ心線セットを瞬時に識別できるため、分割された前記光ファイバ心線セットを前記別の光ファイバテープ心線に接続する作業等において、作業時間を短くして作業能率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の実施の形態に係わる分割型光ファイバテープ心線の断面図である。
【図2】
従来の分割型光ファイバテープ心線の断面図である。
【符号の説明】
7 分割型光ファイバテープ心線
8 光ファイバ心線セット
9 テープ心線用一括被覆層
10 光ファイバ心線
11 セット用一括被覆層
12 着色層
Claims (4)
- 複数枚の光ファイバ心線セットを並べてテーブ心線用一括被覆層により一体化しかつ前記光ファイバ心線セット毎に分割可能に構成してあって、各光ファイバ心線セットは、それぞれ、複数本の光ファイバ心線を並べてセット用一括被覆層により一体化してなる分割型光ファイバテープ心線において、各光ファイバ心線を識別できるように、各光ファイバ心線の外周部にそれぞれ心線識別情報を有すると共に、各光ファイバ心線セットを識別できるように、各光ファイバ心線セットにおける前記セット用一括被覆層の外周部にそれぞれセット識別情報を有することを特徴とする分割型光ファイバテープ心線。
- 複数枚の光ファイバ心線セットを並べてテーブ心線用一括被覆層により一体化しかつ前記光ファイバ心線セット毎に分割可能に構成してあって、各光ファイバ心線セットは、それぞれ、複数本の光ファイバ心線を並べてセット用一括被覆層により一体化してなる分割型光ファイバテープ心線において、各光ファイバ心線を目視によって識別できるように、各光ファイバ心線の外周部にそれぞれ着色層を有すると共に、各光ファイバ心線セットにおける前記光ファイバ心線セットを目視によって識別できるように、少なくともいずれかの前記光ファイバ心線セットにおける前記セット用一括被覆層の外周部に半透明の着色を施してなることを特徴とする分割型光ファイバテープ心線。
- 前記テーブ心線用一括被覆層及び前記セット用一括被覆層をそれぞれ紫外線硬化型樹脂により構成してなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の分割型光ファイバテープ心線。
- 請求項1から請求項3のうちのいずれかの記載の分割型光ファイバテープ心線を多数備えてなることを特徴とする光ファイバケーブル。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011175100A (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-08 | Fujikura Ltd | 多心テープ心線及び光ケーブル |
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2002
- 2002-07-05 JP JP2002197418A patent/JP2004038010A/ja active Pending
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