JP2004037583A - クリーニングブレード、画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【課題】表面にトナー像が形成される像担持体と、該トナー像を転写材に転写したあとの像担持体表面を清掃するクリーニングブレードとを有し、該クリーニングブレードは、弾性体により構成され、かつその先端エッジが、移動する像担持体表面に当接して該表面を清掃するように構成されている画像形成装置において、クリーニングブレードのクリーニング性能を向上させる。
【解決手段】クリーニングブレード8が像担持体表面10に当接していない状態で、クリーニングブレード8の先端エッジ9を形成する2面11,12のなす角度αが鋭角となるようにクリーニングブレード8を構成する。
【選択図】 図2
【解決手段】クリーニングブレード8が像担持体表面10に当接していない状態で、クリーニングブレード8の先端エッジ9を形成する2面11,12のなす角度αが鋭角となるようにクリーニングブレード8を構成する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被清掃体表面を清掃するクリーニングブレードと、クリーニングブレードを有する画像形成装置と、同じくクリーニングブレードを有するプロセスカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
弾性体より成るクリーニングブレードの先端エッジを被清掃体表面に当接させることにより、移動する被清掃体表面を清掃するクリーニング装置は、多くの技術分野における機械、装置等に用いられている。例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ或いはこれらの複合機などとして構成される画像形成装置においては、帯電、露光、現像によって表面にトナー像が形成される感光体より成る像担持体が用いられ、そのトナー像を転写材に転写したあとの像担持体表面を清掃するためにクリーニングブレードが用いられている。この転写材には、転写紙などの最終記録媒体のほかに、感光体より成る像担持体からトナー像を転写される中間転写体も含まれる。また中間転写体も、トナー像が形成される像担持体の一例をなすものであり、かかる像担持体上のトナー像を転写紙などの転写材に転写したあとの像担持体表面を清掃するためにもクリーニングブレードが用いられている。
【0003】
図6は、従来のクリーニングブレード8Aの一例を示す概略図である。このクリーニングブレード8Aは平板状の弾性体、例えばゴムにより構成され、その先端エッジ9Aが被清掃体の一例である像担持体1Aの表面10Aに圧接している。像担持体表面10Aは矢印A1方向に移動し、その表面に付着したトナーTがクリーニングブレード8Aの先端エッジ9Aによって掻き取られ、その表面10Aが清掃される。クリーニングブレード8Aは像担持体表面の移動方向A1に対してカウンタ向きに配置され、先端エッジ9Aはクリーニングブレード8Aの先端面11Aと、像担持体表面10Aに対向する側面12Aとが交差する稜線として形成される。
【0004】
従来のクリーニングブレード8Aは、そのクリーニングブレードが被清掃体表面、すなわち像担持体表面10Aから離れたフリー状態にあるときに、先端エッジ9Aを形成する2面11A,12Aのなす角度α1が90°に設定されていた。これは、クリーニングブレード8Aの製造時に、その素材をカットして先端エッジ9Aを形成する際、当該先端エッジ9Aが90°となるように素材をカットすることが最も容易であるためである。
【0005】
図7は、図6に示したクリーニングブレード8Aの先端エッジ9Aの近傍を拡大した図であり、この図ではトナーTを模式的に拡大して示してある。図7から判るように、クリーニングブレード8Aの先端面11Aの先端エッジ近傍の部分は、像担持体表面10Aから受ける摩擦力によって当該表面の移動方向A1に引っ張られ、先端エッジ9Aに近づくに従って、像担持体表面10Aとのなす角度が小さくなっている。ここで、像担持体表面上のトナーTがクリーニングブレード8Aの先端面11Aにおける符号13Aで示した接点でクリーニングブレード8Aに接触したとする。このときトナーTの粒子は、クリーニングブレード8Aと像担持体表面10Aから外力を受ける。そこで、接点13Aにおいて、クリーニングブレード8AからトナーTに加えられる力をFとし、像担持体表面10Aの移動方向A1と反対方向における力Fの分力をFa、トナーTと像担持体表面10Aとの接点14AにおいてトナーTが像担持体表面から受ける像担持体表面移動方向における力をFpとしたとき、Fa>Fpを満足させる必要がある。これを満足しないと、トナーTがクリーニングブレード8Aの先端エッジ9Aをすり抜けてしまうおそれがあるからである。
【0006】
接点13Aにおいてクリーニングブレード8Aの先端面11Aに引いた接線と、像担持体表面10Aとのなす角度をθ1とすると、Fa>Fpを満足させるべく、Faを大きくするには、接点13Aにおいて、クリーニングブレード8AがトナーTを押す力Fと、その分力Faとのなす角度が小さくなればよく、このためには上述の角度θ1を90°に近づければよい。ところが、クリーニングブレード8Aの先端面11Aと側面12Aのなす角度α1(図6)が90°であるため、角度θ1を90°に近づけると、側面12Aと像担持体表面10Aとのなす角度が0°に近づき、当該側面12Aが像担持体表面10Aに接触するおそれがある。このような接触は、腹当りと称せられており、かかる腹当り現象が発生すると、クリーニングブレード8Aが像担持体表面10Aに接触する面積が大きくなり、これによってクリーニングブレード8Aが像担持体表面10Aに当接したときの単位面積当りの圧力が低下し、トナーTに対するクリーニング不良が発生する。
【0007】
上述した不具合は、被清掃体が像担持体以外のものであるときも同様に発生するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上述した従来の欠点を除去し、従来よりもクリーニング性能を高めることのできるクリーニングブレードと、クリーニングブレードを有する画像形成装置と、同じくクリーニングブレードを有するプロセスカートリッジを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、弾性体により構成されていて、先端エッジが、移動する被清掃体表面に当接して該表面を清掃するクリーニングブレードにおいて、該クリーニングブレードが被清掃体表面に当接していない状態で、前記先端エッジを形成する2面のなす角度が鋭角であることを特徴とするクリーニングブレードを提案する(請求項1)。
【0010】
また、本発明は、上記目的を達成するため、表面にトナー像が形成される像担持体と、該トナー像を転写材に転写したあとの像担持体表面を清掃するクリーニングブレードとを有し、該クリーニングブレードは、弾性体により構成され、かつその先端エッジが、移動する像担持体表面に当接して該表面を清掃するように構成されている画像形成装置において、前記クリーニングブレードが像担持体表面に当接していない状態で、前記先端エッジを形成する2面のなす角度が鋭角であることを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項2)。
【0011】
その際、前記像担持体がドラム状に形成され、該像担持体の内部に制振部材が設けられていると有利である(請求項3)。
【0012】
また、上記請求項2又は3に記載の画像形成装置において、前記トナー像を形成するトナーとして、重合法により製造されたトナーが使用されていると有利である(請求項4)。
【0013】
さらに、上記請求項2乃至4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記像担持体は、その表面に低摩擦材料を有していると有利である(請求項5)。
【0014】
また、上記請求項2乃至5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記像担持体表面に潤滑剤を塗布する塗布装置を有していると有利である(請求項6)。
【0015】
さらに、本発明は、上記目的を達成するため、少なくとも、表面にトナー像が形成される像担持体と、該トナー像を転写材に転写したあとの像担持体表面を清掃するクリーニングブレードとが一体的に組み付けられたプロセスカートリッジであって、前記クリーニングブレードは、弾性体により構成され、かつその先端エッジが、移動する像担持体表面に当接して該表面を清掃するように構成されているプロセスカートリッジにおいて、前記クリーニングブレードが像担持体表面に当接していない状態で、前記先端エッジを形成する2面のなす角度が鋭角であることを特徴とするプロセスカートリッジを提案する(請求項7)。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、クリーニングブレードが画像形成装置に用いられた場合の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0017】
図1は画像形成装置の一例を示す概略部分断面図である。ここに示した画像形成装置は、矢印A方向に回転駆動されるドラム状の感光体より成る像担持体1を有し、この像担持体1は帯電装置2によって所定の極性に帯電される。その帯電面に対して、図示していない露光装置からの書き込み光Lが照射され、これによって像担持体1に静電潜像が形成され、この静電潜像は現像装置3によってトナー像として可視像化される。このようにして、像担持体1の表面にトナー像が形成される。一方、図示していない給紙装置から、例えば転写紙より成る最終記録媒体としての転写材Pが矢印B方向に給送され、転写装置4の作用によって、像担持体上のトナー像がこの転写材Pに転写される。像担持体1を離れた転写材Pは図示していない定着装置を通り、このとき熱と圧力の作用によってトナー像が転写材P上に定着される。
【0018】
トナー像を転写したあとの像担持体表面に付着する転写残トナーは、クリーニング装置5により除去され、次いでその像担持体表面は除電ランプ6からの光を照射されてその表面電位が初期化される。図1に示したクリーニング装置5は、クリーニングケース7と、基端部がこのクリーニングケース7に固定支持されたクリーニングブレード8を有しており、クリーニングブレード8は、トナー像を転写したあとの像担持体表面を清掃する用をなす。
【0019】
図1に示した画像形成装置においては、感光体より成る像担持体1上のトナー像が直接、最終記録媒体としての転写材Pに転写されるように構成されているが、像担持体上のトナー像を中間転写体より成る転写材に転写し、そのトナー像を最終記録媒体としての転写材に転写するように構成することもできる。このように、転写材には、最終記録媒体のほかに中間転写体が含まれる。
【0020】
図2は、図1に示した像担持体1とクリーニングブレード8の相対位置関係を示す説明図である。ここに示したクリーニングブレード8の基本構成は、図6及び図7に示した従来のクリーニングブレード8Aと変わりはない。すなわち、このクリーニングブレード8も例えばゴムなどの弾性体より成る平板状に形成され、その先端エッジ9が、矢印A方向に移動する被清掃体表面、この例では像担持体表面10に当接して、その表面10に付着した転写残トナーTを掻き取り除去して当該表面10を清掃する。このクリーニングブレード8も、像担持体表面10の移動方向Aに対してカウンタ向きに配置され、その先端エッジ9が、当該クリーニングブレード8の先端面11と、像担持体表面10に対向した側面12の2つの面とが交差する稜線として形成されている。
【0021】
ここで、クリーニングブレード8が従来のクリーニングブレード8Aと異なるところは、当該クリーニングブレード8が被清掃体表面(この例では像担持体表面10)に当接していない状態で、先端エッジ9を形成する2面、すなわち先端面11と側面12のなす角度αが鋭角となっている点である。図3は、図2に示したクリーニングブレード8の先端エッジ9の近傍を拡大して示す説明図であり、この図においても像担持体上の転写残トナーの粒子を模式的に拡大して示し、そのトナーに符号Tを付してある。このトナーTは、クリーニングブレード8の先端面11に接点13において接触するものとする。またそのトナーTがクリーニングブレード8から受ける力をF、像担持体表面10の移動方向Aと反対方向における力Fの分力をFa、トナーTと像担持体表面10との接点14においてトナーTが像担持体表面10から受ける像担持体表面移動方向の力をFpとする。さらに、接点13においてクリーニングブレード8の先端面11に引いた接線と、像担持体表面10とのなす角度をθとする。ここで、分力Faを大きくして、Fa>Fpを満足させるには、前述のように角度θを90°近傍に設定すればよいが、このように角度θの値を大きく設定しても、角度αが90°よりも小さいため、クリーニングブレード8の側面12と像担持体表面10とのなす角度が極端に小さくなることはない。このため、クリーニングブレード8の腹当り現象の発生を阻止でき、像担持体表面10に対するクリーニングブレード8の単位面積当りの圧力の低下を阻止できる。このように支障なく角度θを90°近くに設定し、効率よく転写残トナーを像担持体表面から除去することができ、クリーニングブレード8によるクリーニング性能を高めることができる。しかも、角度θを90°近くに設定することにより、分力Faと力Fとのなす角度が小さくなり、分力Faが大きくなるので、像担持体表面10に対して垂直な方向の力Fの分力Fbが小さくなる。これにより、トナーTと像担持体表面10との接点14において、トナーTに作用する像担持体表面10からの反力が減少し、その結果として像担持体表面からトナーTに作用する摩擦が低くなり、Fpが小さくなるので、Fa>Fpの関係をより確実に満足させることができる。
【0022】
ところで、先端エッジ9の角度αを鋭角に設定すると、クリーニングブレード8の先端部の厚みが従来のクリーニングブレード8Aより薄くなり、像担持体1の回転中にクリーニングブレード8が大きな振幅でスティックスリップを起こし、これによって像担持体1が大きな異音を発生しやすくなる。そこで、図4に示すように、ドラム状に形成された像担持体1の内部に制振部材15を設け、像担持体の振動、ひいてはその異音の発生を抑制できるように構成することが好ましい。制振部材15を、振動吸収率の高い弾性体や、質量の大なる金属などから構成すると有利である。
【0023】
また、図1に示した現像装置3によって像担持体表面10にトナー像を形成するトナーとして、重合法により製造されたトナーを使用すると、当該トナーは、その粒径分布や帯電分布が均一であるため、高画質なトナー像を形成できる。ところが、かかるトナーの粒子は球形に近くなるため、一般にそのトナーをクリーニングブレードによって除去し難くなる。ところが、本例のクリーニングブレード8は前述の如く構成されているので、そのクリーニングブレード8によって、重合法により製造されたトナーも効率よく像担持体表面から掻き取ることができる。クリーニング不良の防止と高画質化を両立させることができる。
【0024】
また、クリーニングブレード8の先端部の厚みが薄くなることにより、像担持体表面10から受ける摩擦力によって、クリーニングブレード8が図5に破線で示すように反転するおそれがある。そこで、像担持体1が、その表面に低摩擦材料、例えばポリテトラフルオロエチレンを有しているように構成することが好ましい。これにより、クリーニングブレード8に対する像担持体表面の摩擦係数が低下し、クリーニングブレード8が反転することを阻止でき、常に高いクリーニング性能を維持することができる。同様の理由で、像担持体表面10に潤滑剤を塗布する塗布装置を設けることもできる。例えば、図1に示すように塗布ブラシ16を像担持体表面10に接触させると共に、この塗布ブラシ16に固形状の潤滑剤ブロック17を当接させ、塗布ブラシ16によって潤滑剤を少量ずつ削りながら、これを像担持体表面10に塗布する。これによっても像担持体表面の摩擦係数を下げ、クリーニングブレード8の反転を防止することができる。潤滑剤としては、例えばステアリン酸亜鉛などを用いることができる。
【0025】
また、少なくとも、表面にトナー像が形成される像担持体と、そのトナー像を転写材に転写したあとの像担持体表面を清掃するクリーニングブレードとを一体的に組み付けたプロセスカートリッジを構成することもできる。図1に示した画像形成装置においては、像担持体1と、その像担持体表面10に当接した帯電ローラより成る帯電装置2と、現像装置3と、クリーニング装置5と、除電ランプ6とがケース18に組み付けられて一体的なプロセスカートリッジ19が構成され、そのプロセスカートリッジ19が画像形成装置の本体筐体に着脱自在に装着されている。かかるプロセスカートリッジ19の構成要素であるクリーニングブレード8が前述のように構成されているので、転写残トナーがそのクリーニングブレード8をすり抜けることを防止でき、これによって像担持体表面に当接した部材、例えば帯電ローラの周面にトナーが付着し、その帯電ローラの寿命が縮められる不具合を防止できる。このため、プロセスカートリッジ自体の寿命を長くすることができる。
【0026】
以上、像担持体が表面にトナー像を形成される感光体より成る場合についての具体例を説明したが、像担持体が、感光体からトナー像を転写されて当該トナー像を形成される中間転写体であるときも、本発明を適用でき、前述の各構成をそれぞれ採用することができる。さらに、被清掃体が像担持体以外のものであるときも、本発明を適用することができる。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、クリーニングブレードによるクリーニング性能を、従来よりも効果的に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例を示す概略図である。
【図2】図1に示した像担持体とクリーニングブレードとの位置関係を説明する図である。
【図3】図2に示したクリーニングブレードの先端エッジ近傍の拡大図である。
【図4】像担持体内に制振部材を設けた例を示す断面図である。
【図5】クリーニングブレードが反転することを説明する図である。
【図6】従来のクリーニングブレードを示す図である。
【図7】図6に示したクリーニングブレードの先端エッジ近傍の拡大図である。
【符号の説明】
1 像担持体
8 クリーニングブレード
9 先端エッジ
10 像担持体表面
11 面
12 面
15 制振部材
19 プロセスカートリッジ
P 転写材
T トナー
α 角度
【発明の属する技術分野】
本発明は、被清掃体表面を清掃するクリーニングブレードと、クリーニングブレードを有する画像形成装置と、同じくクリーニングブレードを有するプロセスカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
弾性体より成るクリーニングブレードの先端エッジを被清掃体表面に当接させることにより、移動する被清掃体表面を清掃するクリーニング装置は、多くの技術分野における機械、装置等に用いられている。例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ或いはこれらの複合機などとして構成される画像形成装置においては、帯電、露光、現像によって表面にトナー像が形成される感光体より成る像担持体が用いられ、そのトナー像を転写材に転写したあとの像担持体表面を清掃するためにクリーニングブレードが用いられている。この転写材には、転写紙などの最終記録媒体のほかに、感光体より成る像担持体からトナー像を転写される中間転写体も含まれる。また中間転写体も、トナー像が形成される像担持体の一例をなすものであり、かかる像担持体上のトナー像を転写紙などの転写材に転写したあとの像担持体表面を清掃するためにもクリーニングブレードが用いられている。
【0003】
図6は、従来のクリーニングブレード8Aの一例を示す概略図である。このクリーニングブレード8Aは平板状の弾性体、例えばゴムにより構成され、その先端エッジ9Aが被清掃体の一例である像担持体1Aの表面10Aに圧接している。像担持体表面10Aは矢印A1方向に移動し、その表面に付着したトナーTがクリーニングブレード8Aの先端エッジ9Aによって掻き取られ、その表面10Aが清掃される。クリーニングブレード8Aは像担持体表面の移動方向A1に対してカウンタ向きに配置され、先端エッジ9Aはクリーニングブレード8Aの先端面11Aと、像担持体表面10Aに対向する側面12Aとが交差する稜線として形成される。
【0004】
従来のクリーニングブレード8Aは、そのクリーニングブレードが被清掃体表面、すなわち像担持体表面10Aから離れたフリー状態にあるときに、先端エッジ9Aを形成する2面11A,12Aのなす角度α1が90°に設定されていた。これは、クリーニングブレード8Aの製造時に、その素材をカットして先端エッジ9Aを形成する際、当該先端エッジ9Aが90°となるように素材をカットすることが最も容易であるためである。
【0005】
図7は、図6に示したクリーニングブレード8Aの先端エッジ9Aの近傍を拡大した図であり、この図ではトナーTを模式的に拡大して示してある。図7から判るように、クリーニングブレード8Aの先端面11Aの先端エッジ近傍の部分は、像担持体表面10Aから受ける摩擦力によって当該表面の移動方向A1に引っ張られ、先端エッジ9Aに近づくに従って、像担持体表面10Aとのなす角度が小さくなっている。ここで、像担持体表面上のトナーTがクリーニングブレード8Aの先端面11Aにおける符号13Aで示した接点でクリーニングブレード8Aに接触したとする。このときトナーTの粒子は、クリーニングブレード8Aと像担持体表面10Aから外力を受ける。そこで、接点13Aにおいて、クリーニングブレード8AからトナーTに加えられる力をFとし、像担持体表面10Aの移動方向A1と反対方向における力Fの分力をFa、トナーTと像担持体表面10Aとの接点14AにおいてトナーTが像担持体表面から受ける像担持体表面移動方向における力をFpとしたとき、Fa>Fpを満足させる必要がある。これを満足しないと、トナーTがクリーニングブレード8Aの先端エッジ9Aをすり抜けてしまうおそれがあるからである。
【0006】
接点13Aにおいてクリーニングブレード8Aの先端面11Aに引いた接線と、像担持体表面10Aとのなす角度をθ1とすると、Fa>Fpを満足させるべく、Faを大きくするには、接点13Aにおいて、クリーニングブレード8AがトナーTを押す力Fと、その分力Faとのなす角度が小さくなればよく、このためには上述の角度θ1を90°に近づければよい。ところが、クリーニングブレード8Aの先端面11Aと側面12Aのなす角度α1(図6)が90°であるため、角度θ1を90°に近づけると、側面12Aと像担持体表面10Aとのなす角度が0°に近づき、当該側面12Aが像担持体表面10Aに接触するおそれがある。このような接触は、腹当りと称せられており、かかる腹当り現象が発生すると、クリーニングブレード8Aが像担持体表面10Aに接触する面積が大きくなり、これによってクリーニングブレード8Aが像担持体表面10Aに当接したときの単位面積当りの圧力が低下し、トナーTに対するクリーニング不良が発生する。
【0007】
上述した不具合は、被清掃体が像担持体以外のものであるときも同様に発生するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上述した従来の欠点を除去し、従来よりもクリーニング性能を高めることのできるクリーニングブレードと、クリーニングブレードを有する画像形成装置と、同じくクリーニングブレードを有するプロセスカートリッジを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、弾性体により構成されていて、先端エッジが、移動する被清掃体表面に当接して該表面を清掃するクリーニングブレードにおいて、該クリーニングブレードが被清掃体表面に当接していない状態で、前記先端エッジを形成する2面のなす角度が鋭角であることを特徴とするクリーニングブレードを提案する(請求項1)。
【0010】
また、本発明は、上記目的を達成するため、表面にトナー像が形成される像担持体と、該トナー像を転写材に転写したあとの像担持体表面を清掃するクリーニングブレードとを有し、該クリーニングブレードは、弾性体により構成され、かつその先端エッジが、移動する像担持体表面に当接して該表面を清掃するように構成されている画像形成装置において、前記クリーニングブレードが像担持体表面に当接していない状態で、前記先端エッジを形成する2面のなす角度が鋭角であることを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項2)。
【0011】
その際、前記像担持体がドラム状に形成され、該像担持体の内部に制振部材が設けられていると有利である(請求項3)。
【0012】
また、上記請求項2又は3に記載の画像形成装置において、前記トナー像を形成するトナーとして、重合法により製造されたトナーが使用されていると有利である(請求項4)。
【0013】
さらに、上記請求項2乃至4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記像担持体は、その表面に低摩擦材料を有していると有利である(請求項5)。
【0014】
また、上記請求項2乃至5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記像担持体表面に潤滑剤を塗布する塗布装置を有していると有利である(請求項6)。
【0015】
さらに、本発明は、上記目的を達成するため、少なくとも、表面にトナー像が形成される像担持体と、該トナー像を転写材に転写したあとの像担持体表面を清掃するクリーニングブレードとが一体的に組み付けられたプロセスカートリッジであって、前記クリーニングブレードは、弾性体により構成され、かつその先端エッジが、移動する像担持体表面に当接して該表面を清掃するように構成されているプロセスカートリッジにおいて、前記クリーニングブレードが像担持体表面に当接していない状態で、前記先端エッジを形成する2面のなす角度が鋭角であることを特徴とするプロセスカートリッジを提案する(請求項7)。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、クリーニングブレードが画像形成装置に用いられた場合の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0017】
図1は画像形成装置の一例を示す概略部分断面図である。ここに示した画像形成装置は、矢印A方向に回転駆動されるドラム状の感光体より成る像担持体1を有し、この像担持体1は帯電装置2によって所定の極性に帯電される。その帯電面に対して、図示していない露光装置からの書き込み光Lが照射され、これによって像担持体1に静電潜像が形成され、この静電潜像は現像装置3によってトナー像として可視像化される。このようにして、像担持体1の表面にトナー像が形成される。一方、図示していない給紙装置から、例えば転写紙より成る最終記録媒体としての転写材Pが矢印B方向に給送され、転写装置4の作用によって、像担持体上のトナー像がこの転写材Pに転写される。像担持体1を離れた転写材Pは図示していない定着装置を通り、このとき熱と圧力の作用によってトナー像が転写材P上に定着される。
【0018】
トナー像を転写したあとの像担持体表面に付着する転写残トナーは、クリーニング装置5により除去され、次いでその像担持体表面は除電ランプ6からの光を照射されてその表面電位が初期化される。図1に示したクリーニング装置5は、クリーニングケース7と、基端部がこのクリーニングケース7に固定支持されたクリーニングブレード8を有しており、クリーニングブレード8は、トナー像を転写したあとの像担持体表面を清掃する用をなす。
【0019】
図1に示した画像形成装置においては、感光体より成る像担持体1上のトナー像が直接、最終記録媒体としての転写材Pに転写されるように構成されているが、像担持体上のトナー像を中間転写体より成る転写材に転写し、そのトナー像を最終記録媒体としての転写材に転写するように構成することもできる。このように、転写材には、最終記録媒体のほかに中間転写体が含まれる。
【0020】
図2は、図1に示した像担持体1とクリーニングブレード8の相対位置関係を示す説明図である。ここに示したクリーニングブレード8の基本構成は、図6及び図7に示した従来のクリーニングブレード8Aと変わりはない。すなわち、このクリーニングブレード8も例えばゴムなどの弾性体より成る平板状に形成され、その先端エッジ9が、矢印A方向に移動する被清掃体表面、この例では像担持体表面10に当接して、その表面10に付着した転写残トナーTを掻き取り除去して当該表面10を清掃する。このクリーニングブレード8も、像担持体表面10の移動方向Aに対してカウンタ向きに配置され、その先端エッジ9が、当該クリーニングブレード8の先端面11と、像担持体表面10に対向した側面12の2つの面とが交差する稜線として形成されている。
【0021】
ここで、クリーニングブレード8が従来のクリーニングブレード8Aと異なるところは、当該クリーニングブレード8が被清掃体表面(この例では像担持体表面10)に当接していない状態で、先端エッジ9を形成する2面、すなわち先端面11と側面12のなす角度αが鋭角となっている点である。図3は、図2に示したクリーニングブレード8の先端エッジ9の近傍を拡大して示す説明図であり、この図においても像担持体上の転写残トナーの粒子を模式的に拡大して示し、そのトナーに符号Tを付してある。このトナーTは、クリーニングブレード8の先端面11に接点13において接触するものとする。またそのトナーTがクリーニングブレード8から受ける力をF、像担持体表面10の移動方向Aと反対方向における力Fの分力をFa、トナーTと像担持体表面10との接点14においてトナーTが像担持体表面10から受ける像担持体表面移動方向の力をFpとする。さらに、接点13においてクリーニングブレード8の先端面11に引いた接線と、像担持体表面10とのなす角度をθとする。ここで、分力Faを大きくして、Fa>Fpを満足させるには、前述のように角度θを90°近傍に設定すればよいが、このように角度θの値を大きく設定しても、角度αが90°よりも小さいため、クリーニングブレード8の側面12と像担持体表面10とのなす角度が極端に小さくなることはない。このため、クリーニングブレード8の腹当り現象の発生を阻止でき、像担持体表面10に対するクリーニングブレード8の単位面積当りの圧力の低下を阻止できる。このように支障なく角度θを90°近くに設定し、効率よく転写残トナーを像担持体表面から除去することができ、クリーニングブレード8によるクリーニング性能を高めることができる。しかも、角度θを90°近くに設定することにより、分力Faと力Fとのなす角度が小さくなり、分力Faが大きくなるので、像担持体表面10に対して垂直な方向の力Fの分力Fbが小さくなる。これにより、トナーTと像担持体表面10との接点14において、トナーTに作用する像担持体表面10からの反力が減少し、その結果として像担持体表面からトナーTに作用する摩擦が低くなり、Fpが小さくなるので、Fa>Fpの関係をより確実に満足させることができる。
【0022】
ところで、先端エッジ9の角度αを鋭角に設定すると、クリーニングブレード8の先端部の厚みが従来のクリーニングブレード8Aより薄くなり、像担持体1の回転中にクリーニングブレード8が大きな振幅でスティックスリップを起こし、これによって像担持体1が大きな異音を発生しやすくなる。そこで、図4に示すように、ドラム状に形成された像担持体1の内部に制振部材15を設け、像担持体の振動、ひいてはその異音の発生を抑制できるように構成することが好ましい。制振部材15を、振動吸収率の高い弾性体や、質量の大なる金属などから構成すると有利である。
【0023】
また、図1に示した現像装置3によって像担持体表面10にトナー像を形成するトナーとして、重合法により製造されたトナーを使用すると、当該トナーは、その粒径分布や帯電分布が均一であるため、高画質なトナー像を形成できる。ところが、かかるトナーの粒子は球形に近くなるため、一般にそのトナーをクリーニングブレードによって除去し難くなる。ところが、本例のクリーニングブレード8は前述の如く構成されているので、そのクリーニングブレード8によって、重合法により製造されたトナーも効率よく像担持体表面から掻き取ることができる。クリーニング不良の防止と高画質化を両立させることができる。
【0024】
また、クリーニングブレード8の先端部の厚みが薄くなることにより、像担持体表面10から受ける摩擦力によって、クリーニングブレード8が図5に破線で示すように反転するおそれがある。そこで、像担持体1が、その表面に低摩擦材料、例えばポリテトラフルオロエチレンを有しているように構成することが好ましい。これにより、クリーニングブレード8に対する像担持体表面の摩擦係数が低下し、クリーニングブレード8が反転することを阻止でき、常に高いクリーニング性能を維持することができる。同様の理由で、像担持体表面10に潤滑剤を塗布する塗布装置を設けることもできる。例えば、図1に示すように塗布ブラシ16を像担持体表面10に接触させると共に、この塗布ブラシ16に固形状の潤滑剤ブロック17を当接させ、塗布ブラシ16によって潤滑剤を少量ずつ削りながら、これを像担持体表面10に塗布する。これによっても像担持体表面の摩擦係数を下げ、クリーニングブレード8の反転を防止することができる。潤滑剤としては、例えばステアリン酸亜鉛などを用いることができる。
【0025】
また、少なくとも、表面にトナー像が形成される像担持体と、そのトナー像を転写材に転写したあとの像担持体表面を清掃するクリーニングブレードとを一体的に組み付けたプロセスカートリッジを構成することもできる。図1に示した画像形成装置においては、像担持体1と、その像担持体表面10に当接した帯電ローラより成る帯電装置2と、現像装置3と、クリーニング装置5と、除電ランプ6とがケース18に組み付けられて一体的なプロセスカートリッジ19が構成され、そのプロセスカートリッジ19が画像形成装置の本体筐体に着脱自在に装着されている。かかるプロセスカートリッジ19の構成要素であるクリーニングブレード8が前述のように構成されているので、転写残トナーがそのクリーニングブレード8をすり抜けることを防止でき、これによって像担持体表面に当接した部材、例えば帯電ローラの周面にトナーが付着し、その帯電ローラの寿命が縮められる不具合を防止できる。このため、プロセスカートリッジ自体の寿命を長くすることができる。
【0026】
以上、像担持体が表面にトナー像を形成される感光体より成る場合についての具体例を説明したが、像担持体が、感光体からトナー像を転写されて当該トナー像を形成される中間転写体であるときも、本発明を適用でき、前述の各構成をそれぞれ採用することができる。さらに、被清掃体が像担持体以外のものであるときも、本発明を適用することができる。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、クリーニングブレードによるクリーニング性能を、従来よりも効果的に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例を示す概略図である。
【図2】図1に示した像担持体とクリーニングブレードとの位置関係を説明する図である。
【図3】図2に示したクリーニングブレードの先端エッジ近傍の拡大図である。
【図4】像担持体内に制振部材を設けた例を示す断面図である。
【図5】クリーニングブレードが反転することを説明する図である。
【図6】従来のクリーニングブレードを示す図である。
【図7】図6に示したクリーニングブレードの先端エッジ近傍の拡大図である。
【符号の説明】
1 像担持体
8 クリーニングブレード
9 先端エッジ
10 像担持体表面
11 面
12 面
15 制振部材
19 プロセスカートリッジ
P 転写材
T トナー
α 角度
Claims (7)
- 弾性体により構成されていて、先端エッジが、移動する被清掃体表面に当接して該表面を清掃するクリーニングブレードにおいて、該クリーニングブレードが被清掃体表面に当接していない状態で、前記先端エッジを形成する2面のなす角度が鋭角であることを特徴とするクリーニングブレード。
- 表面にトナー像が形成される像担持体と、該トナー像を転写材に転写したあとの像担持体表面を清掃するクリーニングブレードとを有し、該クリーニングブレードは、弾性体により構成され、かつその先端エッジが、移動する像担持体表面に当接して該表面を清掃するように構成されている画像形成装置において、前記クリーニングブレードが像担持体表面に当接していない状態で、前記先端エッジを形成する2面のなす角度が鋭角であることを特徴とする画像形成装置。
- 前記像担持体がドラム状に形成され、該像担持体の内部に制振部材が設けられている請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記トナー像を形成するトナーとして、重合法により製造されたトナーが使用されている請求項2又は3に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体は、その表面に低摩擦材料を有している請求項2乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記像担持体表面に潤滑剤を塗布する塗布装置を有している請求項2乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 少なくとも、表面にトナー像が形成される像担持体と、該トナー像を転写材に転写したあとの像担持体表面を清掃するクリーニングブレードとが一体的に組み付けられたプロセスカートリッジであって、前記クリーニングブレードは、弾性体により構成され、かつその先端エッジが、移動する像担持体表面に当接して該表面を清掃するように構成されているプロセスカートリッジにおいて、前記クリーニングブレードが像担持体表面に当接していない状態で、前記先端エッジを形成する2面のなす角度が鋭角であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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JP2002191324A JP2004037583A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | クリーニングブレード、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
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US8103207B2 (en) | 2007-11-09 | 2012-01-24 | Ricoh Company, Ltd. | Lubricant application apparatus, process cartridge, and image forming apparatus using same |
-
2002
- 2002-06-28 JP JP2002191324A patent/JP2004037583A/ja active Pending
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