JP2003076117A - 帯電ローラの感光ドラムへの加圧当接力を軽減ないし解除及び復帰させる方法及びプロセスカートリッジ - Google Patents
帯電ローラの感光ドラムへの加圧当接力を軽減ないし解除及び復帰させる方法及びプロセスカートリッジInfo
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- JP2003076117A JP2003076117A JP2001312024A JP2001312024A JP2003076117A JP 2003076117 A JP2003076117 A JP 2003076117A JP 2001312024 A JP2001312024 A JP 2001312024A JP 2001312024 A JP2001312024 A JP 2001312024A JP 2003076117 A JP2003076117 A JP 2003076117A
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 安価な構成で且つ既に市販された通常のプロ
セスカートリッジにも適用できる、帯電ローラの永久変
形を防止手段を有するプロセスカートリッジ。 【解決手段】 帯電ローラ2の両端部側の露出している
シャフト4と感光ドラム1の間に、感光ドラム1に加圧
当接するスペーサ3を取り付ける。スペーサ3の外周部
は、シャフト4の中心からの距離が帯電ローラ2の半径
より大きい円弧状の部分Aを有し、工場出荷の際はスペ
ーサ3の外周部Aを感光ドラム1表面に加圧当接させて
帯電ローラ2と感光ドラム1を離間あるいは加圧力を軽
減させる。使用開始すると感光ドラム1の回転に従動し
てスペーサ3が回転し、感光ドラム1がA部から離れる
ので帯電ローラ2が感光ドラム1に当接する。
セスカートリッジにも適用できる、帯電ローラの永久変
形を防止手段を有するプロセスカートリッジ。 【解決手段】 帯電ローラ2の両端部側の露出している
シャフト4と感光ドラム1の間に、感光ドラム1に加圧
当接するスペーサ3を取り付ける。スペーサ3の外周部
は、シャフト4の中心からの距離が帯電ローラ2の半径
より大きい円弧状の部分Aを有し、工場出荷の際はスペ
ーサ3の外周部Aを感光ドラム1表面に加圧当接させて
帯電ローラ2と感光ドラム1を離間あるいは加圧力を軽
減させる。使用開始すると感光ドラム1の回転に従動し
てスペーサ3が回転し、感光ドラム1がA部から離れる
ので帯電ローラ2が感光ドラム1に当接する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真画像形成装
置(複写機、プリンター、ファクシミリ等)に使用され
るプロセスカートリッジに関する。
置(複写機、プリンター、ファクシミリ等)に使用され
るプロセスカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真画像形成装置は、帯電装置によ
って一様に帯電された感光ドラムに画像状の露光を行っ
て静電潜像を形成し、この静電潜像に現像装置によって
トナーを付着させてトナー像として現像し、次いでこの
トナー像を紙等の記録材に転写し、更に転写されたトナ
ー像を定着して画像を形成するものである。トナー像の
転写後に感光ドラムは、表面に残留したトナーをクリー
ニングして次の画像形成に供される。
って一様に帯電された感光ドラムに画像状の露光を行っ
て静電潜像を形成し、この静電潜像に現像装置によって
トナーを付着させてトナー像として現像し、次いでこの
トナー像を紙等の記録材に転写し、更に転写されたトナ
ー像を定着して画像を形成するものである。トナー像の
転写後に感光ドラムは、表面に残留したトナーをクリー
ニングして次の画像形成に供される。
【0003】近年、感光ドラム、帯電装置、現像装置、
クリーニング装置等をカートリッジ容器に一体的に組み
込んでプロセスカートリッジ化したものが知られてい
る。このプロセスカートリッジは、画像形成装置本体に
対して着脱自在に構成されているので、これをユーザー
が画像形成装置本体に装着することによって、トナーの
供給や感光ドラムの交換をユーザー自身で簡単に行うこ
とができ、メンテナンスの容易化を図っている。
クリーニング装置等をカートリッジ容器に一体的に組み
込んでプロセスカートリッジ化したものが知られてい
る。このプロセスカートリッジは、画像形成装置本体に
対して着脱自在に構成されているので、これをユーザー
が画像形成装置本体に装着することによって、トナーの
供給や感光ドラムの交換をユーザー自身で簡単に行うこ
とができ、メンテナンスの容易化を図っている。
【0004】上述のプロセスカートリッジにおける帯電
装置としては、コロナ放電を用いた非接触方式と、帯電
ローラ等を用いた接触方式が一般的であるが、近年では
オゾン発生の防止のため後者の接触方式が一般的に用い
られるようになってきている。
装置としては、コロナ放電を用いた非接触方式と、帯電
ローラ等を用いた接触方式が一般的であるが、近年では
オゾン発生の防止のため後者の接触方式が一般的に用い
られるようになってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
帯電ローラ方式の帯電装置は、帯電ローラを感光ドラム
に対して長期間接触させたままの状態に放置しておく
と、帯電ローラのうちの感光ドラムと接触する部分が永
久変形を起こし帯電能力に変化をきたし、濃度ムラ等の
画像不良を生ずる場合があった。
帯電ローラ方式の帯電装置は、帯電ローラを感光ドラム
に対して長期間接触させたままの状態に放置しておく
と、帯電ローラのうちの感光ドラムと接触する部分が永
久変形を起こし帯電能力に変化をきたし、濃度ムラ等の
画像不良を生ずる場合があった。
【0006】これらの解決手段としては、従来から感光
ドラム表面と帯電部材との間の特に画像が形成される領
域の外側の領域にスペーサ部材を挟み込み、未使用状態
では両者を離間させた状態に保持しておく方法(特開平
2−39169号公報)やソレノイドを用いて加圧、離
間を行う方法(特開平3−48879号公報)等が開示
されている。しかし、特開平2−39169号公報に記
載の方法によると、ユーザーがプロセスカートリッジを
使用する前にスペーサを取り外さねばならないので、ユ
ーザーの負担が大きくなる問題があった。また、上記両
公報に記載の方法においてはプロセスカートリッジを画
像形成装置本体に装填して電源を入れると、上記スペー
サがはずれるようにした特別な機構を、プロセスカート
リッジ及び画像形成装置本体に設けるものであるが、こ
れらの機構が複雑でコストがかかるという問題があっ
た。また、この機構は画像形成装置本体及びプロセスカ
ートリッジ特有のものであり、過去に発売された画像形
成装置本体及びプロセスカートリッジには適用できない
問題があった。
ドラム表面と帯電部材との間の特に画像が形成される領
域の外側の領域にスペーサ部材を挟み込み、未使用状態
では両者を離間させた状態に保持しておく方法(特開平
2−39169号公報)やソレノイドを用いて加圧、離
間を行う方法(特開平3−48879号公報)等が開示
されている。しかし、特開平2−39169号公報に記
載の方法によると、ユーザーがプロセスカートリッジを
使用する前にスペーサを取り外さねばならないので、ユ
ーザーの負担が大きくなる問題があった。また、上記両
公報に記載の方法においてはプロセスカートリッジを画
像形成装置本体に装填して電源を入れると、上記スペー
サがはずれるようにした特別な機構を、プロセスカート
リッジ及び画像形成装置本体に設けるものであるが、こ
れらの機構が複雑でコストがかかるという問題があっ
た。また、この機構は画像形成装置本体及びプロセスカ
ートリッジ特有のものであり、過去に発売された画像形
成装置本体及びプロセスカートリッジには適用できない
問題があった。
【0007】特開2001−194866号公報にはプ
ロセスカートリッジ側のガイド部材と軸受部材との間に
引っ張りバネを介装し、画像形成装置本体に対するプロ
セスカートリッジの未装着時には、帯電ローラを感光ド
ラムから離間させ、プロセスカートリッジを画像形成装
置本体に装着すると、画像形成装置本体側の、加圧バネ
によって付勢された加圧部材が、前記ガイド部材と軸受
との間に入り込んで軸受部材を感光ドラムの方に付勢し
て、帯電ローラを感光ドラム表面に加圧する手段が記載
されている。更に、特開2001−194977号公報
には画像形成装置本体に対するプロセスカートリッジの
装着時にアームが画像形成装置本体の一部に係合してド
ラムシャッターが閉鎖位置から開放位置に移動するのに
連動して、アームの切換えピンが帯電ローラを保持して
いるハウジングを移動させて、帯電ローラを感光ドラム
に当接させることが開示されている。しかしながら、こ
れらのプロセスカートリッジも機構が複雑であるばかり
でなく、この技術を採用しないですでに市販された画像
形成装置及びプロセスカートリッジには適用できない問
題がある。また、この機構を有する使用済みのカートリ
ッジを回収して、クリーニングしたり劣化した部品を交
換してカートリッジを再生しても、この技術採用前の画
像形成装置には適用できない問題がある。
ロセスカートリッジ側のガイド部材と軸受部材との間に
引っ張りバネを介装し、画像形成装置本体に対するプロ
セスカートリッジの未装着時には、帯電ローラを感光ド
ラムから離間させ、プロセスカートリッジを画像形成装
置本体に装着すると、画像形成装置本体側の、加圧バネ
によって付勢された加圧部材が、前記ガイド部材と軸受
との間に入り込んで軸受部材を感光ドラムの方に付勢し
て、帯電ローラを感光ドラム表面に加圧する手段が記載
されている。更に、特開2001−194977号公報
には画像形成装置本体に対するプロセスカートリッジの
装着時にアームが画像形成装置本体の一部に係合してド
ラムシャッターが閉鎖位置から開放位置に移動するのに
連動して、アームの切換えピンが帯電ローラを保持して
いるハウジングを移動させて、帯電ローラを感光ドラム
に当接させることが開示されている。しかしながら、こ
れらのプロセスカートリッジも機構が複雑であるばかり
でなく、この技術を採用しないですでに市販された画像
形成装置及びプロセスカートリッジには適用できない問
題がある。また、この機構を有する使用済みのカートリ
ッジを回収して、クリーニングしたり劣化した部品を交
換してカートリッジを再生しても、この技術採用前の画
像形成装置には適用できない問題がある。
【0008】本発明の第1の目的は、帯電ローラの変形
による画像ムラの発生を、ユーザーに負担をかけること
なく、しかも簡単な構成で防止し得るプロセスカートリ
ッジを提供することである。本発明の第2の目的は、す
でに市販されて市場に出回っている画像形成装置及び回
収したカートリッジの再利用の際にも適用できるプロセ
スカートリッジを提供することである。本発明の第3の
目的は、帯電ローラの変形による画像ムラの発生を防止
するために、使用開始時までの帯電ローラの感光ドラム
への加圧当接力を軽減ないし解除し、使用時にそれを復
帰させる方法を提供することである。
による画像ムラの発生を、ユーザーに負担をかけること
なく、しかも簡単な構成で防止し得るプロセスカートリ
ッジを提供することである。本発明の第2の目的は、す
でに市販されて市場に出回っている画像形成装置及び回
収したカートリッジの再利用の際にも適用できるプロセ
スカートリッジを提供することである。本発明の第3の
目的は、帯電ローラの変形による画像ムラの発生を防止
するために、使用開始時までの帯電ローラの感光ドラム
への加圧当接力を軽減ないし解除し、使用時にそれを復
帰させる方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、少
なくとも回転駆動される電子写真感光体、感光体に加圧
当接し得る程度に付勢され、しかも該感光体に加圧当接
された際に該感光体の回転駆動に従動して回転し得る帯
電ローラ、及び該帯電ローラに対する加圧付勢のための
機構を内部に備え、且つ電子写真画像形成装置本体に着
脱可能なプロセスカートリッジにおいて、前記帯電ロー
ラは、導電性シャフトと、この導電性シャフトの周りに
設けられた導電性弾性円筒、及びこの導電性弾性円筒の
周りに設けられた帯電層又はシームレス帯電チューブと
を有するものであって、前記シャフトの両端側の露出し
ている部分と感光ドラムの間にこの両方に加圧当接して
帯電ローラの感光ドラムに対する押し圧を軽減ないし解
除するためのスペーサが設けられており、該スペーサの
外周の感光ドラムに加圧当接し得る部分は、感光ドラム
が回転した際にこれと従動し得る形状であり、このプロ
セスカートリッジを電子写真画像形成装置本体に装着
し、プロセスカートリッジの使用開始と同時に、スペー
サが感光ドラムの回転に従動して移動し、感光ドラムを
加圧当接している部分が感光ドラムから離れることによ
り、帯電ローラの感光ドラムに対する加圧当接が行われ
るようにしたプロセスカートリッジによって達成され
る。
なくとも回転駆動される電子写真感光体、感光体に加圧
当接し得る程度に付勢され、しかも該感光体に加圧当接
された際に該感光体の回転駆動に従動して回転し得る帯
電ローラ、及び該帯電ローラに対する加圧付勢のための
機構を内部に備え、且つ電子写真画像形成装置本体に着
脱可能なプロセスカートリッジにおいて、前記帯電ロー
ラは、導電性シャフトと、この導電性シャフトの周りに
設けられた導電性弾性円筒、及びこの導電性弾性円筒の
周りに設けられた帯電層又はシームレス帯電チューブと
を有するものであって、前記シャフトの両端側の露出し
ている部分と感光ドラムの間にこの両方に加圧当接して
帯電ローラの感光ドラムに対する押し圧を軽減ないし解
除するためのスペーサが設けられており、該スペーサの
外周の感光ドラムに加圧当接し得る部分は、感光ドラム
が回転した際にこれと従動し得る形状であり、このプロ
セスカートリッジを電子写真画像形成装置本体に装着
し、プロセスカートリッジの使用開始と同時に、スペー
サが感光ドラムの回転に従動して移動し、感光ドラムを
加圧当接している部分が感光ドラムから離れることによ
り、帯電ローラの感光ドラムに対する加圧当接が行われ
るようにしたプロセスカートリッジによって達成され
る。
【0010】本発明の上記目的はまた、少なくとも回転
駆動される電子写真感光体、感光体に加圧当接し得る程
度に付勢され、しかも該感光体に加圧当接された際に該
感光体の回転駆動に従動して回転し得る帯電ローラ、及
び該帯電ローラに対する加圧付勢のための機構を内部に
備え、且つ電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロ
セスカートリッジにおいて、前記帯電ローラは、導電性
シャフトと、この導電性シャフトの周りに設けられた導
電性弾性円筒、及びこの導電性弾性円筒の周りに設けら
れた帯電層又はシームレス帯電チューブとを有するもの
であって、前記シャフトの両端側の露出している部分と
感光ドラムの間にこの両方に加圧当接して帯電ローラの
感光ドラムに対する押し圧を軽減ないし解除するための
スペーサを設け、該スペーサの外周の感光ドラムに加圧
当接し得る部分は、感光ドラムが回転した際にこれと従
動し得る形状であり、このプロセスカートリッジを電子
写真画像形成装置本体に装着し、プロセスカートリッジ
の使用開始と同時に、スペーサを感光ドラムの回転に従
動して移動させることにより、感光ドラムに加圧当接し
ている部分を感光ドラムから離し、帯電ローラの感光ド
ラムに対する加圧当接を行うようにする方法によって達
成される。
駆動される電子写真感光体、感光体に加圧当接し得る程
度に付勢され、しかも該感光体に加圧当接された際に該
感光体の回転駆動に従動して回転し得る帯電ローラ、及
び該帯電ローラに対する加圧付勢のための機構を内部に
備え、且つ電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロ
セスカートリッジにおいて、前記帯電ローラは、導電性
シャフトと、この導電性シャフトの周りに設けられた導
電性弾性円筒、及びこの導電性弾性円筒の周りに設けら
れた帯電層又はシームレス帯電チューブとを有するもの
であって、前記シャフトの両端側の露出している部分と
感光ドラムの間にこの両方に加圧当接して帯電ローラの
感光ドラムに対する押し圧を軽減ないし解除するための
スペーサを設け、該スペーサの外周の感光ドラムに加圧
当接し得る部分は、感光ドラムが回転した際にこれと従
動し得る形状であり、このプロセスカートリッジを電子
写真画像形成装置本体に装着し、プロセスカートリッジ
の使用開始と同時に、スペーサを感光ドラムの回転に従
動して移動させることにより、感光ドラムに加圧当接し
ている部分を感光ドラムから離し、帯電ローラの感光ド
ラムに対する加圧当接を行うようにする方法によって達
成される。
【0011】
【発明の実施の形態】図8はプロセスカートリッジ10
を有する一般的な画像形成装置の一部を表す図である。
感光ドラム1を画像状に露光するための不図示の露光手
段、感光ドラム上に形成されたトナー像を紙の如き記録
材14に転写するための転写手段15、転写部に記録材
を給紙するための不図示の給紙手段、トナー像が転写さ
れた記録材を加熱・加圧してトナー像を記録材表面に定
着するための定着手段16等から構成されている。
を有する一般的な画像形成装置の一部を表す図である。
感光ドラム1を画像状に露光するための不図示の露光手
段、感光ドラム上に形成されたトナー像を紙の如き記録
材14に転写するための転写手段15、転写部に記録材
を給紙するための不図示の給紙手段、トナー像が転写さ
れた記録材を加熱・加圧してトナー像を記録材表面に定
着するための定着手段16等から構成されている。
【0012】次に一般的なプロセスカートリッジについ
て図8を用いて説明する。プロセスカートリッジ10
は、カートリッジ容器11に感光ドラム1、帯電ローラ
2、帯電ローラのシャフトを押圧する加圧バネ6、帯電
ローラのシャフトを支持する軸受8、現像手段12、ク
リーニング手段13を一体的に組み込んでカートリッジ
化したものであり、画像形成装置本体に対して着脱自在
である。19はクリーニング手段により回収されたトナ
ーを収容するトナー回収室を他の部分から仕切るための
仕切り部材で、その先端部にはクリーニングブレードが
取り付けられている。
て図8を用いて説明する。プロセスカートリッジ10
は、カートリッジ容器11に感光ドラム1、帯電ローラ
2、帯電ローラのシャフトを押圧する加圧バネ6、帯電
ローラのシャフトを支持する軸受8、現像手段12、ク
リーニング手段13を一体的に組み込んでカートリッジ
化したものであり、画像形成装置本体に対して着脱自在
である。19はクリーニング手段により回収されたトナ
ーを収容するトナー回収室を他の部分から仕切るための
仕切り部材で、その先端部にはクリーニングブレードが
取り付けられている。
【0013】画像形成は次のように行われる。プロセス
カートリッジを画像形成装置本体に装着し、プリント開
始操作を行うと感光ドラム1が回転し、それに帯電ロー
ラ2が従動して回転することにより感光ドラム1が一様
に帯電され、次いで露光手段により発生されカートリッ
ジ容器11に設けられた露光窓18を通る露光ビーム1
7により画像状に露光されて静電潜像が形成され、この
静電潜像は現像手段12によってトナー像が形成され
る。このトナー像は転写手段15により記録材に転写さ
れ、定着手段16に案内されて定着された後、不図示の
排紙トレイに排出される。トナー像が記録材14に転写
された感光ドラム1は、感光ドラム1上に残っているト
ナーがクリーニング手段13のクリーニングブレードに
より除去され、次の工程に備えられる。
カートリッジを画像形成装置本体に装着し、プリント開
始操作を行うと感光ドラム1が回転し、それに帯電ロー
ラ2が従動して回転することにより感光ドラム1が一様
に帯電され、次いで露光手段により発生されカートリッ
ジ容器11に設けられた露光窓18を通る露光ビーム1
7により画像状に露光されて静電潜像が形成され、この
静電潜像は現像手段12によってトナー像が形成され
る。このトナー像は転写手段15により記録材に転写さ
れ、定着手段16に案内されて定着された後、不図示の
排紙トレイに排出される。トナー像が記録材14に転写
された感光ドラム1は、感光ドラム1上に残っているト
ナーがクリーニング手段13のクリーニングブレードに
より除去され、次の工程に備えられる。
【0014】本発明のスペーサの第1の例としては、ス
ペーサがシャフトの両端側の露出している部分に回転自
在に取り付けられており、スペーサの外周の一部であっ
てシャフトの中心からの距離が、感光ドラムを帯電ロー
ラの感光ドラムに対する押圧より大きい圧力で加圧当接
し得る程度に大きく、且つ感光ドラムが回転した際にこ
れと従動し得る形状である外周部Aと、前記シャフトの
中心からの距離が感光ドラムを加圧当接し得ない程度で
ある外周部Bと、スペーサが感光ドラムの回転に従動し
て回転し、感光ドラムを加圧当接している部分が感光ド
ラムから離れた後、帯電ローラ近傍の部材に当接してス
ペーサの回転が停止する外周部Cを有する形状のもので
ある。
ペーサがシャフトの両端側の露出している部分に回転自
在に取り付けられており、スペーサの外周の一部であっ
てシャフトの中心からの距離が、感光ドラムを帯電ロー
ラの感光ドラムに対する押圧より大きい圧力で加圧当接
し得る程度に大きく、且つ感光ドラムが回転した際にこ
れと従動し得る形状である外周部Aと、前記シャフトの
中心からの距離が感光ドラムを加圧当接し得ない程度で
ある外周部Bと、スペーサが感光ドラムの回転に従動し
て回転し、感光ドラムを加圧当接している部分が感光ド
ラムから離れた後、帯電ローラ近傍の部材に当接してス
ペーサの回転が停止する外周部Cを有する形状のもので
ある。
【0015】次に第1の例のスペーサを使用した本発明
の特徴を図1を用いて説明する。図1は本発明の具体例
の一つのプロセスカートリッジ内に装填されている感光
ドラム1と帯電ローラ2の位置関係を示す図である。図
1の例では、帯電ローラ2は導電性シャフト4と、この
導電性シャフト4の周りに一体的に設けられた導電性弾
性円筒2aと、この導電性弾性円筒の外周に一体的に設
けられた帯電層あるいはシームレス帯電チューブ2bと
を有している。帯電層あるいはシームレス帯電チューブ
の表面に保護層を設けてもよい。帯電層及び保護層は、
塗布方式によって、或いはシームレスフィルムを被覆す
る方法等によって設けられる。導電性弾性円筒は、導電
性ゴム、導電性スポンジ等が用いられ、各種ゴム、エラ
ストマー、スポンジ等にカーボンの如き導電性微粒子を
含有させたものである。導電性弾性円筒、帯電層、シー
ムレス帯電チューブ、保護層等は公知のものが使用でき
る。
の特徴を図1を用いて説明する。図1は本発明の具体例
の一つのプロセスカートリッジ内に装填されている感光
ドラム1と帯電ローラ2の位置関係を示す図である。図
1の例では、帯電ローラ2は導電性シャフト4と、この
導電性シャフト4の周りに一体的に設けられた導電性弾
性円筒2aと、この導電性弾性円筒の外周に一体的に設
けられた帯電層あるいはシームレス帯電チューブ2bと
を有している。帯電層あるいはシームレス帯電チューブ
の表面に保護層を設けてもよい。帯電層及び保護層は、
塗布方式によって、或いはシームレスフィルムを被覆す
る方法等によって設けられる。導電性弾性円筒は、導電
性ゴム、導電性スポンジ等が用いられ、各種ゴム、エラ
ストマー、スポンジ等にカーボンの如き導電性微粒子を
含有させたものである。導電性弾性円筒、帯電層、シー
ムレス帯電チューブ、保護層等は公知のものが使用でき
る。
【0016】図1(a)は第1の例のスペーサ3のA部
が感光ドラムに加圧当接されており、このため帯電ロー
ラ2と感光ドラム1の表面が離間している状態を示して
いる。図1(b)はスペーサ3のB部が感光ドラムと対
面し、帯電ローラ2が感光ドラム1の表面に加圧当接し
た状態を示している。図1のスペーサ3は本発明に用い
られるスペーサの第1の例の中の1具体例を示すもの
で、A部が2箇所、B部が2箇所あり、A部とB部は交
互に設けられており、A部は円弧、B部は直線である。
また、2箇所のA部は、シャフト4の中心軸を含む平面
に関して対称である。更に、2箇所のB部も、シャフト
の中心軸を含む平面に関して対称である。A部はシャフ
トの中心からの距離が、帯電ローラの半径(シャフトの
半径+導電性弾性円筒の肉厚+帯電層又はシームレス帯
電チューブの厚さ+保護層の厚さ)より大きく、B部の
シャフトの中心からの最短距離は帯電ローラの半径より
小さく設定されている。図1では、2箇所のA部のうち
感光ドラム1の表面に接している側をA1、反対側をA
2とする。2箇所のB部も図示のようにB1、B2とし
た。A部とB部の境界部の感光ドラムに当接している部
分がC部である。
が感光ドラムに加圧当接されており、このため帯電ロー
ラ2と感光ドラム1の表面が離間している状態を示して
いる。図1(b)はスペーサ3のB部が感光ドラムと対
面し、帯電ローラ2が感光ドラム1の表面に加圧当接し
た状態を示している。図1のスペーサ3は本発明に用い
られるスペーサの第1の例の中の1具体例を示すもの
で、A部が2箇所、B部が2箇所あり、A部とB部は交
互に設けられており、A部は円弧、B部は直線である。
また、2箇所のA部は、シャフト4の中心軸を含む平面
に関して対称である。更に、2箇所のB部も、シャフト
の中心軸を含む平面に関して対称である。A部はシャフ
トの中心からの距離が、帯電ローラの半径(シャフトの
半径+導電性弾性円筒の肉厚+帯電層又はシームレス帯
電チューブの厚さ+保護層の厚さ)より大きく、B部の
シャフトの中心からの最短距離は帯電ローラの半径より
小さく設定されている。図1では、2箇所のA部のうち
感光ドラム1の表面に接している側をA1、反対側をA
2とする。2箇所のB部も図示のようにB1、B2とし
た。A部とB部の境界部の感光ドラムに当接している部
分がC部である。
【0017】図1(c)は、図1(a)の感光ドラムの
軸に対して直角方向から見た図で、感光ドラム1と帯電
ローラ2の一方の端部近傍のみ示されている。シャフト
が露出している部分は、シャフトに導電性弾性円筒及び
シームレス帯電チューブの何れも存在しない領域であ
り、当然帯電機能が無いから画像形成に寄与しない領域
である。
軸に対して直角方向から見た図で、感光ドラム1と帯電
ローラ2の一方の端部近傍のみ示されている。シャフト
が露出している部分は、シャフトに導電性弾性円筒及び
シームレス帯電チューブの何れも存在しない領域であ
り、当然帯電機能が無いから画像形成に寄与しない領域
である。
【0018】図1を用いてスペーサ3の作用について説
明する。図1(a)では、シャフト4に取り付けられた
スペーサ3のA部が感光ドラム1の表面に図8に示され
た加圧バネ6により加圧当接されており、このためスペ
ーサ3のシャフト4に接触している部分がバネ6の感光
ドラム1への押圧に抗して帯電ローラ2を感光ドラム1
から離す方向へ圧力を及ぼす。その結果、帯電ローラ2
と感光ドラム1の表面とは離間される。生産工場あるい
はリサイクル工場からは、このような状態で出荷され
る。ユーザーがこのプロセスカートリッジを画像形成装
置本体に装着し、電源スイッチを入れると画像形成装置
がウォーミングアップ動作を開始する。ウォーミングア
ップ動作により、感光ドラム1が回転を行う。感光ドラ
ム1が図1(a)のように時計まわりに回転すると、そ
れに従動してスペーサ3が反時計まわりに回転し、A1
部が感光ドラム1表面から離れると同時に、加圧バネに
より付勢されている帯電ローラ2が直接感光ドラム1に
接触して加圧する。その結果、帯電ローラ2は感光ドラ
ム1の表面に加圧当接される。帯電ローラ2の回転とと
もにスペーサ3も回転を続け、図1(b)のようにA2
部のC部である端部Cが感光ドラム1の表面に当接す
る。その時点でスペーサ3の回転は停止し、以後は感光
ドラム1が回転を続けても、スペーサ3の端部Cにおい
て感光ドラム1の表面を滑るのである。
明する。図1(a)では、シャフト4に取り付けられた
スペーサ3のA部が感光ドラム1の表面に図8に示され
た加圧バネ6により加圧当接されており、このためスペ
ーサ3のシャフト4に接触している部分がバネ6の感光
ドラム1への押圧に抗して帯電ローラ2を感光ドラム1
から離す方向へ圧力を及ぼす。その結果、帯電ローラ2
と感光ドラム1の表面とは離間される。生産工場あるい
はリサイクル工場からは、このような状態で出荷され
る。ユーザーがこのプロセスカートリッジを画像形成装
置本体に装着し、電源スイッチを入れると画像形成装置
がウォーミングアップ動作を開始する。ウォーミングア
ップ動作により、感光ドラム1が回転を行う。感光ドラ
ム1が図1(a)のように時計まわりに回転すると、そ
れに従動してスペーサ3が反時計まわりに回転し、A1
部が感光ドラム1表面から離れると同時に、加圧バネに
より付勢されている帯電ローラ2が直接感光ドラム1に
接触して加圧する。その結果、帯電ローラ2は感光ドラ
ム1の表面に加圧当接される。帯電ローラ2の回転とと
もにスペーサ3も回転を続け、図1(b)のようにA2
部のC部である端部Cが感光ドラム1の表面に当接す
る。その時点でスペーサ3の回転は停止し、以後は感光
ドラム1が回転を続けても、スペーサ3の端部Cにおい
て感光ドラム1の表面を滑るのである。
【0019】スペーサ3は端部Cにおいて感光ドラム1
に摺動するのであるが、後述のようにスペーサ3の形状
と材質を適当に選べば、感光ドラム1のスペーサ3との
摺動部は殆ど磨耗しないことが確認されている。万一、
磨耗しても、或いは異物が摺動部に挟まって感光ドラム
1の摺動部に傷がついても、その部分は画像形成領域外
であるから問題はない。
に摺動するのであるが、後述のようにスペーサ3の形状
と材質を適当に選べば、感光ドラム1のスペーサ3との
摺動部は殆ど磨耗しないことが確認されている。万一、
磨耗しても、或いは異物が摺動部に挟まって感光ドラム
1の摺動部に傷がついても、その部分は画像形成領域外
であるから問題はない。
【0020】本発明のスペーサ3は上記のように作用す
るから、図1(b)において帯電ローラ2と感光ドラム
1とのニップ部の中心7と、スペーサ3と感光ドラム1
との接点Cとの距離は大きいほど望ましい。この距離が
小さいと、スペーサ3が接点Cの部分で滑らずに、感光
ドラム1の回転に従動して回転してしまうことがある。
そうなると帯電ローラ2が、感光ドラム1の回転中、加
圧当接と離間を繰り返すことになり、正常な帯電が行わ
れなくなる。このような現象が起こらないようにするに
は、上述のB部におけるシャフトの中心からの最短距離
をできるだけ小さくすることと、B部の長さを可能な限
り大きくすることである。また、後述のようにスペーサ
3のような形状の場合は、スペーサ3の材質が感光ドラ
ム表面に対して摺動性を有することが必要である。
るから、図1(b)において帯電ローラ2と感光ドラム
1とのニップ部の中心7と、スペーサ3と感光ドラム1
との接点Cとの距離は大きいほど望ましい。この距離が
小さいと、スペーサ3が接点Cの部分で滑らずに、感光
ドラム1の回転に従動して回転してしまうことがある。
そうなると帯電ローラ2が、感光ドラム1の回転中、加
圧当接と離間を繰り返すことになり、正常な帯電が行わ
れなくなる。このような現象が起こらないようにするに
は、上述のB部におけるシャフトの中心からの最短距離
をできるだけ小さくすることと、B部の長さを可能な限
り大きくすることである。また、後述のようにスペーサ
3のような形状の場合は、スペーサ3の材質が感光ドラ
ム表面に対して摺動性を有することが必要である。
【0021】図1(a)では、スペーサ3により帯電ロ
ーラ2と感光ドラム1の表面とが完全に離間されている
場合を説明したが、実際には、A1部のシャフトの中心
からの距離が、帯電ローラの半径に等しいか、それより
やや小さくても帯電ローラの感光ドラムに対する押圧が
減少し、それによって帯電ローラ2の永久変形が画像む
らにならない範囲となれば構わない。本発明において
は、帯電ローラの感光ドラムへの押圧は完全に除去され
なくても、このような範囲になればよい。
ーラ2と感光ドラム1の表面とが完全に離間されている
場合を説明したが、実際には、A1部のシャフトの中心
からの距離が、帯電ローラの半径に等しいか、それより
やや小さくても帯電ローラの感光ドラムに対する押圧が
減少し、それによって帯電ローラ2の永久変形が画像む
らにならない範囲となれば構わない。本発明において
は、帯電ローラの感光ドラムへの押圧は完全に除去され
なくても、このような範囲になればよい。
【0022】次に図1の具体例に用いられているスペー
サ3について更に詳細に説明する。まず、形状について
説明する。図1におけるA1の部分のシャフトの中心か
らの距離は、帯電ローラの半径より大きいことが望まし
いが、前述のように半径に等しいか、やや小さくてもよ
い。実際には0.05〜0.1mm程度小さくてもよい
ことがある。この数値は使用する帯電ローラの材質、外
径、感光ドラムの外径等によって異なるので一概には決
まらない。B部のシャフトの中心からの最短距離は、帯
電ローラが感光ドラムに加圧当接している状態(図1
(b))における当接部(ニップ部)の中心7における
帯電ローラの半径より小さいことが必要である。また、
B1とB2の少なくとも一方のシャフトの中心からの最
短距離は、シャフトの半径より大きくなければならな
い。図4に示したように、軸穴部周辺の一部が、スペー
サが脱落しない程度に欠落していてもよい。この場合、
スペーサ3の形は非対称になり、しかもスペーサ3の穴
は全体がつながっておらず、一部欠如した形状になる。
この場合、スペーサ3がシャフトから脱落しないことが
必要である。この条件は図4で、L4がシャフトの半径
より小さいことである。
サ3について更に詳細に説明する。まず、形状について
説明する。図1におけるA1の部分のシャフトの中心か
らの距離は、帯電ローラの半径より大きいことが望まし
いが、前述のように半径に等しいか、やや小さくてもよ
い。実際には0.05〜0.1mm程度小さくてもよい
ことがある。この数値は使用する帯電ローラの材質、外
径、感光ドラムの外径等によって異なるので一概には決
まらない。B部のシャフトの中心からの最短距離は、帯
電ローラが感光ドラムに加圧当接している状態(図1
(b))における当接部(ニップ部)の中心7における
帯電ローラの半径より小さいことが必要である。また、
B1とB2の少なくとも一方のシャフトの中心からの最
短距離は、シャフトの半径より大きくなければならな
い。図4に示したように、軸穴部周辺の一部が、スペー
サが脱落しない程度に欠落していてもよい。この場合、
スペーサ3の形は非対称になり、しかもスペーサ3の穴
は全体がつながっておらず、一部欠如した形状になる。
この場合、スペーサ3がシャフトから脱落しないことが
必要である。この条件は図4で、L4がシャフトの半径
より小さいことである。
【0023】スペーサ3がシャフトに回転自在であるた
めに、シャフトが入る軸穴はシャフトの径より大きけれ
ばよいが、あまりガタツキがないようにシャフトの径よ
り0.05〜0.5mm程度、好ましくは0.05〜
0.2mm程度大きめに設けるのが望ましい。実際には
市販されているプロセスカートリッジに使用されている
帯電ローラ及びシャフトの外径は、A4サイズ用の帯電
ローラは殆どがそれぞれ12mm程度と6mmである。
その場合、A部のシャフトの中心からの距離は、約6〜
8mmが好ましい。更に好ましくは約6〜7mmであ
る。上限は帯電ローラ周りのスペースによって決まる。
スペースに余裕があれば、8mm以上でも構わない。ま
た、B部のシャフトの中心からの最短距離は、一方(B
1)は約3.5〜5mm、他方(B2)は2〜4.5程
度が適当である。
めに、シャフトが入る軸穴はシャフトの径より大きけれ
ばよいが、あまりガタツキがないようにシャフトの径よ
り0.05〜0.5mm程度、好ましくは0.05〜
0.2mm程度大きめに設けるのが望ましい。実際には
市販されているプロセスカートリッジに使用されている
帯電ローラ及びシャフトの外径は、A4サイズ用の帯電
ローラは殆どがそれぞれ12mm程度と6mmである。
その場合、A部のシャフトの中心からの距離は、約6〜
8mmが好ましい。更に好ましくは約6〜7mmであ
る。上限は帯電ローラ周りのスペースによって決まる。
スペースに余裕があれば、8mm以上でも構わない。ま
た、B部のシャフトの中心からの最短距離は、一方(B
1)は約3.5〜5mm、他方(B2)は2〜4.5程
度が適当である。
【0024】図1に記載したスペーサ3の形は一つの具
体例に過ぎず、多数の変形が可能である。図2はスペー
サの他の具体例を示す。31は図1におけるスペーサ3
のA1とA2の一方の、シャフトの中心からの距離を帯
電ローラの半径よりも十分に小さくしたスペーサであ
る。即ち、Aの部分もBの部分も1つだけになったもの
と考えることができる。このようにA部が1つだけでも
本発明の目的が達成されるのである。
体例に過ぎず、多数の変形が可能である。図2はスペー
サの他の具体例を示す。31は図1におけるスペーサ3
のA1とA2の一方の、シャフトの中心からの距離を帯
電ローラの半径よりも十分に小さくしたスペーサであ
る。即ち、Aの部分もBの部分も1つだけになったもの
と考えることができる。このようにA部が1つだけでも
本発明の目的が達成されるのである。
【0025】図3はスペーサの更に他の形の具体例を示
す。32はスペーサで、扇形である。Aの円弧部分の長
さを図2の例より大きくしやすいので、感光ドラムに加
圧当接可能な領域が広くなり、工場での組立てが容易に
なる利点がある。
す。32はスペーサで、扇形である。Aの円弧部分の長
さを図2の例より大きくしやすいので、感光ドラムに加
圧当接可能な領域が広くなり、工場での組立てが容易に
なる利点がある。
【0026】以上の例では、スペーサと感光ドラム1と
の接点即ちC部において、スペーサが感光ドラム1の表
面を摺動する構成であったが、次に摺動しない構成のス
ペーサの例を図4により説明する。図4(a)におい
て、33はスペーサ、19は図8におけるトナー回収室
の仕切り部材である。通常この仕切り部材19は、帯電
ローラ2から数mm(約1〜5mm)程度はなれてい
る。スペーサ33は感光ドラムの軸方向から見てシャフ
トの一部が露出している。即ち軸穴の一部が開口してい
る切り欠き部35があり、帯電ローラ2と感光ドラム1
が組み込まれた後に、スペーサ33を挿入し、しかもシ
ャフトに回転自在に取り付けることができる。切り欠き
部35の、シャフトの軸に直角な面内での最大長さ(図
4(a)のL4)は、シャフトの外径よりも少し小さく
成形し、シャフトに装填する際は少し強く押せば容易に
嵌合するが、一旦嵌合すると容易には外れないようにし
てある。開口部の一方の先端36の近傍のスペーサの厚
さ及び幅を調整することにより、この部分に容易に弾性
を持たせることができる。即ちスナップ性を持たせるこ
とができるのである。スペーサ33の開口部の他の先端
部37はテーパー9により楔状にすることにより、容易
に帯電ローラ2と感光ドラム1との間に挿入できる。
の接点即ちC部において、スペーサが感光ドラム1の表
面を摺動する構成であったが、次に摺動しない構成のス
ペーサの例を図4により説明する。図4(a)におい
て、33はスペーサ、19は図8におけるトナー回収室
の仕切り部材である。通常この仕切り部材19は、帯電
ローラ2から数mm(約1〜5mm)程度はなれてい
る。スペーサ33は感光ドラムの軸方向から見てシャフ
トの一部が露出している。即ち軸穴の一部が開口してい
る切り欠き部35があり、帯電ローラ2と感光ドラム1
が組み込まれた後に、スペーサ33を挿入し、しかもシ
ャフトに回転自在に取り付けることができる。切り欠き
部35の、シャフトの軸に直角な面内での最大長さ(図
4(a)のL4)は、シャフトの外径よりも少し小さく
成形し、シャフトに装填する際は少し強く押せば容易に
嵌合するが、一旦嵌合すると容易には外れないようにし
てある。開口部の一方の先端36の近傍のスペーサの厚
さ及び幅を調整することにより、この部分に容易に弾性
を持たせることができる。即ちスナップ性を持たせるこ
とができるのである。スペーサ33の開口部の他の先端
部37はテーパー9により楔状にすることにより、容易
に帯電ローラ2と感光ドラム1との間に挿入できる。
【0027】次に図4(b)によりスペーサ33の作用
を説明する。スペーサ33の感光ドラム1と対面してい
る部分は円弧状であり、感光ドラム1が回転を始めると
スペーサ33もそれに従動して回転する。スペーサ33
が回転してテーパー部9に達すると、帯電ローラ2は感
光ドラム1に近づきテーパー9が終了すると完全に感光
ドラム1に当接加圧する。スペーサ33はさらに回転を
続け、やがてC点が仕切り部材19に当接して回転が停
止する。即ちスペーサはシャフトの表面と摺動するだけ
となる。スペーサ33はシャフトに回転自在なので、以
後はこの状態が維持される。このように開口部の大きさ
を適当に選ぶことにより、シャフトにスペーサの軸穴を
貫通させる必要がないこと、帯電ローラをカートリッジ
に取り付けた後においても、いわゆるワンタッチ操作で
スペーサを取り付けることができるので、組立て工程が
簡単になる利点がある。またスペーサも射出成形により
安価に製造することができる。
を説明する。スペーサ33の感光ドラム1と対面してい
る部分は円弧状であり、感光ドラム1が回転を始めると
スペーサ33もそれに従動して回転する。スペーサ33
が回転してテーパー部9に達すると、帯電ローラ2は感
光ドラム1に近づきテーパー9が終了すると完全に感光
ドラム1に当接加圧する。スペーサ33はさらに回転を
続け、やがてC点が仕切り部材19に当接して回転が停
止する。即ちスペーサはシャフトの表面と摺動するだけ
となる。スペーサ33はシャフトに回転自在なので、以
後はこの状態が維持される。このように開口部の大きさ
を適当に選ぶことにより、シャフトにスペーサの軸穴を
貫通させる必要がないこと、帯電ローラをカートリッジ
に取り付けた後においても、いわゆるワンタッチ操作で
スペーサを取り付けることができるので、組立て工程が
簡単になる利点がある。またスペーサも射出成形により
安価に製造することができる。
【0028】以上の説明では、A部は円弧であったが、
必ずしも円弧である必要はない。楕円の一部でもよい
し、任意の曲線でよいが下記条件を満たす必要がある。
即ち、第1に、曲線のどの部分をとっても、シャフト4
の中心から外方に凸であることが必要である。第2に、
曲線の曲率が大きすぎても小さすぎてもならないことが
必要である。曲率が大きすぎると、A部が感光ドラム1
に加圧当接している場合に、スペーサがどちらかの方向
に滑ってしまい、目的の機能を果たさなくなる恐れがあ
る。例えば、図1(a)のような場合、A部の円弧を含
む円の半径が、帯電ローラ2の半径の半分以下では安定
に感光ドラム1に当接していることは困難で、取付作業
中にどちらかの方向に滑ってしまうことがある。円弧で
なくても同様のことが言えるのである。逆に、曲線の曲
率が小さすぎると、スペーサが感光ドラム1に当接して
いる状態では安定であるが、感光ドラム1が回転しても
それに従動して回転せず、滑ってしまうことがあるので
ある。従って、曲線が円弧であり、且つその円弧を含む
円の半径が帯電ローラの半径程度である場合は理想的な
のである。その中でも、シャフトの中心からA部までの
距離を、スペーサが感光ドラムの回転開始に従動して回
転するにつれて次第に小さくなる形状にすることによ
り、帯電ローラが感光ドラムと離間状態から当接状態に
突然移ることによる衝撃を無くすことができるので特に
優れている。
必ずしも円弧である必要はない。楕円の一部でもよい
し、任意の曲線でよいが下記条件を満たす必要がある。
即ち、第1に、曲線のどの部分をとっても、シャフト4
の中心から外方に凸であることが必要である。第2に、
曲線の曲率が大きすぎても小さすぎてもならないことが
必要である。曲率が大きすぎると、A部が感光ドラム1
に加圧当接している場合に、スペーサがどちらかの方向
に滑ってしまい、目的の機能を果たさなくなる恐れがあ
る。例えば、図1(a)のような場合、A部の円弧を含
む円の半径が、帯電ローラ2の半径の半分以下では安定
に感光ドラム1に当接していることは困難で、取付作業
中にどちらかの方向に滑ってしまうことがある。円弧で
なくても同様のことが言えるのである。逆に、曲線の曲
率が小さすぎると、スペーサが感光ドラム1に当接して
いる状態では安定であるが、感光ドラム1が回転しても
それに従動して回転せず、滑ってしまうことがあるので
ある。従って、曲線が円弧であり、且つその円弧を含む
円の半径が帯電ローラの半径程度である場合は理想的な
のである。その中でも、シャフトの中心からA部までの
距離を、スペーサが感光ドラムの回転開始に従動して回
転するにつれて次第に小さくなる形状にすることによ
り、帯電ローラが感光ドラムと離間状態から当接状態に
突然移ることによる衝撃を無くすことができるので特に
優れている。
【0029】本発明で使用する上記の例のようなスペー
サの厚さは、通常約0.1〜2mm、好ましくは約0.
2〜1.8mm、更に好ましくは約0.5〜1.5mm
の範囲である。下限はスペーサが加圧バネの押圧により
変形したり、傾いたりしない程度であること、上限はシ
ャフトが露出している部分の長さによって決まる。十分
な長さがあれば、2mm以上でもよい。
サの厚さは、通常約0.1〜2mm、好ましくは約0.
2〜1.8mm、更に好ましくは約0.5〜1.5mm
の範囲である。下限はスペーサが加圧バネの押圧により
変形したり、傾いたりしない程度であること、上限はシ
ャフトが露出している部分の長さによって決まる。十分
な長さがあれば、2mm以上でもよい。
【0030】スペーサの材質は、図1(b)から明らか
なように、感光ドラム1の表面に対して滑りやすいこと
が必要である。例えば、ポリフェニレンサルファイド、
ポリアセタール、ポリアミド、ポリイミド、ポリエチレ
ン等の摺動性のよいエンジニアリングプラスチックを用
いることができる。
なように、感光ドラム1の表面に対して滑りやすいこと
が必要である。例えば、ポリフェニレンサルファイド、
ポリアセタール、ポリアミド、ポリイミド、ポリエチレ
ン等の摺動性のよいエンジニアリングプラスチックを用
いることができる。
【0031】スペーサは射出成型、摺動性エンジニアリ
ングプラスチックシートの打ち抜き、切削加工等により
製造することができる。
ングプラスチックシートの打ち抜き、切削加工等により
製造することができる。
【0032】以上の本発明の実施の形態では、帯電ロー
ラのシャフト、導電性弾性円筒及びシームレス帯電チュ
ーブとが一体であるが、図5は導電性弾性円筒2aにシ
ームレス帯電チューブ2bが遊嵌されている場合を示し
ている。このような帯電ローラは特開2000−235
294号公報に記載されている。この例では、シームレ
ス帯電チューブは回転により軸方向に移動するので、本
発明の図1〜図5に示したような離脱しない形状のスペ
ーサはチューブの軸方向への移動を規制する役割も兼ね
ることができる。導電性弾性円筒とシームレス帯電チュ
ーブとが一体であり、これがシャフトに遊嵌されている
場合も同様である。
ラのシャフト、導電性弾性円筒及びシームレス帯電チュ
ーブとが一体であるが、図5は導電性弾性円筒2aにシ
ームレス帯電チューブ2bが遊嵌されている場合を示し
ている。このような帯電ローラは特開2000−235
294号公報に記載されている。この例では、シームレ
ス帯電チューブは回転により軸方向に移動するので、本
発明の図1〜図5に示したような離脱しない形状のスペ
ーサはチューブの軸方向への移動を規制する役割も兼ね
ることができる。導電性弾性円筒とシームレス帯電チュ
ーブとが一体であり、これがシャフトに遊嵌されている
場合も同様である。
【0033】また、本発明において帯電ローラはシャフ
トに導電性弾性円筒が遊嵌され、導電性弾性円筒にシー
ムレス帯電チューブが遊嵌されたものであってもよい。
即ち、3者が別体であってもよい。このような帯電ロー
ラは特開2000−321846号公報に記載されてい
る。この例では、導電性弾性円筒とチューブが回転によ
り軸方向に移動するので、本発明の上記のようなスペー
サはこれらの移動を規制する役割も兼ねている。導電性
弾性円筒、シームレス帯電チューブの材質、形状等は上
記公知文献に記載されているものと同じもが使用でき
る。
トに導電性弾性円筒が遊嵌され、導電性弾性円筒にシー
ムレス帯電チューブが遊嵌されたものであってもよい。
即ち、3者が別体であってもよい。このような帯電ロー
ラは特開2000−321846号公報に記載されてい
る。この例では、導電性弾性円筒とチューブが回転によ
り軸方向に移動するので、本発明の上記のようなスペー
サはこれらの移動を規制する役割も兼ねている。導電性
弾性円筒、シームレス帯電チューブの材質、形状等は上
記公知文献に記載されているものと同じもが使用でき
る。
【0034】図5では、スペーサ3の2箇所のA部間の
距離はチューブの外径より大きくなっているが、必ずし
もその必要は無く、帯電ローラが永久変形しない程度に
A部が感光ドラム1に当接していればよい。チューブの
下端が感光ドラム1に接触していても、導電性弾性円筒
が感光ドラム1に向かって押されていないか、軽く押さ
れている状態であれば、永久変形することはない。
距離はチューブの外径より大きくなっているが、必ずし
もその必要は無く、帯電ローラが永久変形しない程度に
A部が感光ドラム1に当接していればよい。チューブの
下端が感光ドラム1に接触していても、導電性弾性円筒
が感光ドラム1に向かって押されていないか、軽く押さ
れている状態であれば、永久変形することはない。
【0035】本発明の以上のようなスペーサはシャフト
4に回転自在に取り付けられるのであるが、シャフトの
両端側の、シームレス帯電チューブの端部とシャフトの
末端との間に、シャフトの外周にシャフトの軸と直角方
向に、シャフトを1周する溝を形成し、この溝に嵌合す
るようにしてもよい。
4に回転自在に取り付けられるのであるが、シャフトの
両端側の、シームレス帯電チューブの端部とシャフトの
末端との間に、シャフトの外周にシャフトの軸と直角方
向に、シャフトを1周する溝を形成し、この溝に嵌合す
るようにしてもよい。
【0036】以上の記載では、スペーサはシャフト4の
周りに回転自在に取り付けられている例であったが、次
にスペーサがプロセスカートリッジの使用開始後、感光
ドラムの回転に従動して移動し、シャフトから離脱する
タイプのものの具体例について説明する。
周りに回転自在に取り付けられている例であったが、次
にスペーサがプロセスカートリッジの使用開始後、感光
ドラムの回転に従動して移動し、シャフトから離脱する
タイプのものの具体例について説明する。
【0037】スペーサはシャフトと感光ドラムの間に挿
入され、感光ドラムが回転を始めるまでは安定してシャ
フトと感光ドラムの間に存在し得る形状であればよい。
例えば、直方体、挿入し易いようにその先端を楔状にし
たもの(図9(a))、楔状(図9(b))、L字型と
して挿入を容易(押す場所ができ、また突き当たるまで
押せばよいので挿入位置が一定にできる)にしたもの
(図9(c))等々が可能である。図4において、スペ
ーサ33の弾性先端部36近傍を除去し、スペーサ33
がシャフトに回転自在でないようにすれば、上記のL型
スペーサと同様の機能のものが得られる。
入され、感光ドラムが回転を始めるまでは安定してシャ
フトと感光ドラムの間に存在し得る形状であればよい。
例えば、直方体、挿入し易いようにその先端を楔状にし
たもの(図9(a))、楔状(図9(b))、L字型と
して挿入を容易(押す場所ができ、また突き当たるまで
押せばよいので挿入位置が一定にできる)にしたもの
(図9(c))等々が可能である。図4において、スペ
ーサ33の弾性先端部36近傍を除去し、スペーサ33
がシャフトに回転自在でないようにすれば、上記のL型
スペーサと同様の機能のものが得られる。
【0038】図6(a)及び図6(b)はシャフトから
離脱する形状のスペーサが装填されている場合の図1
(a)及び図1(c)に相当する図である。本例におい
てスペーサ34は直方体状である。このタイプのスペー
サの厚さ(L1)は、シャフトの中心から感光ドラム上
の加圧当接している感光ドラム表面までの距離からシャ
フトの半径を差し引いた値と同程度以上が望ましい。例
えば、帯電ローラの直径が12mm、シャフトの直径が
6mmの場合、約3mm程度が望ましい。スペーサ34
の厚さ(L1)が2.9mmの場合、帯電ローラは感光
ドラムに加圧当接してその部分が通常約0.1mmへこ
む。長期間この状態に置かれると、0.1mm弱の永久
変形が生ずる恐れがあるが、この変形量が画像ムラにな
らない程度であり、これ以上の永久変形が生ずると画像
ムラになるとすれば、スペーサの厚さは2.9mmより
大きくなければならない。厚さの上限は特に規定はない
が、現実的には帯電ローラと感光ドラムが丁度接する時
の厚さ(この例では3mm)に1mm程度加えた厚さが
望ましい。厚さがあまり大きくなると、感光ドラムが回
転を始めて、スペーサが離脱する瞬間に感光ドラムと帯
電ローラとが激しく衝突するので好ましくない。楔状で
あればスペーサの厚い部分が先に抜け、薄い部分で抜け
切るようにすることができるのでこのような恐れはな
い。感光ドラム1の軸方向でのスペーサの長さ(図6
(b)のL3)は、それを挿入する際に手或いは治具で
持てる程度の大きさでなるべく小さい方が望ましい。具
体的には約1〜5mmが好ましい。これがあまり小さい
と倒れやすく、あまり大きいとシャフトの露出している
部分に収まらなくなる。スペーサの感光ドラム1の軸と
スペーサの厚さ方向とに直角方向の長さ(図6(a)の
L2)は、帯電ローラのシャフト4と感光ドラム1との
間に安定に保持される程度の大きさであればよく、例え
ば上記のような帯電ローラにおいては好ましくは約2〜
20mm、さらに好ましくは約5〜10mm程度であ
る。
離脱する形状のスペーサが装填されている場合の図1
(a)及び図1(c)に相当する図である。本例におい
てスペーサ34は直方体状である。このタイプのスペー
サの厚さ(L1)は、シャフトの中心から感光ドラム上
の加圧当接している感光ドラム表面までの距離からシャ
フトの半径を差し引いた値と同程度以上が望ましい。例
えば、帯電ローラの直径が12mm、シャフトの直径が
6mmの場合、約3mm程度が望ましい。スペーサ34
の厚さ(L1)が2.9mmの場合、帯電ローラは感光
ドラムに加圧当接してその部分が通常約0.1mmへこ
む。長期間この状態に置かれると、0.1mm弱の永久
変形が生ずる恐れがあるが、この変形量が画像ムラにな
らない程度であり、これ以上の永久変形が生ずると画像
ムラになるとすれば、スペーサの厚さは2.9mmより
大きくなければならない。厚さの上限は特に規定はない
が、現実的には帯電ローラと感光ドラムが丁度接する時
の厚さ(この例では3mm)に1mm程度加えた厚さが
望ましい。厚さがあまり大きくなると、感光ドラムが回
転を始めて、スペーサが離脱する瞬間に感光ドラムと帯
電ローラとが激しく衝突するので好ましくない。楔状で
あればスペーサの厚い部分が先に抜け、薄い部分で抜け
切るようにすることができるのでこのような恐れはな
い。感光ドラム1の軸方向でのスペーサの長さ(図6
(b)のL3)は、それを挿入する際に手或いは治具で
持てる程度の大きさでなるべく小さい方が望ましい。具
体的には約1〜5mmが好ましい。これがあまり小さい
と倒れやすく、あまり大きいとシャフトの露出している
部分に収まらなくなる。スペーサの感光ドラム1の軸と
スペーサの厚さ方向とに直角方向の長さ(図6(a)の
L2)は、帯電ローラのシャフト4と感光ドラム1との
間に安定に保持される程度の大きさであればよく、例え
ば上記のような帯電ローラにおいては好ましくは約2〜
20mm、さらに好ましくは約5〜10mm程度であ
る。
【0039】スペーサ34の材質は、木、樹脂等の絶縁
性で、感光ドラムを傷つけないものが望ましい。キズが
ついても画像形成に関与しない領域なので、実質的に悪
影響はない。
性で、感光ドラムを傷つけないものが望ましい。キズが
ついても画像形成に関与しない領域なので、実質的に悪
影響はない。
【0040】このタイプのスペーサを使用したカートリ
ッジが画像形成装置本体に装填され、感光ドラム1が回
転するとスペーサは感光ドラム1の回転に従動して移動
し、カートリッジ内のどこかに落下する。スペーサはシ
ャフトと摺動するが、シャフトは表面が平滑であり、ま
た感光ドラムに比べて外径が小さいので、摺動抵抗が小
さいからスペーサの移動を邪魔しない。また落下した場
所が感光ドラム、帯電ローラ、現像器等の回転の邪魔に
ならない部分となるようにするか、落下したスペーサの
保持部をもうけてカートリッジ内で邪魔にならない位置
に保持し得るようにする。
ッジが画像形成装置本体に装填され、感光ドラム1が回
転するとスペーサは感光ドラム1の回転に従動して移動
し、カートリッジ内のどこかに落下する。スペーサはシ
ャフトと摺動するが、シャフトは表面が平滑であり、ま
た感光ドラムに比べて外径が小さいので、摺動抵抗が小
さいからスペーサの移動を邪魔しない。また落下した場
所が感光ドラム、帯電ローラ、現像器等の回転の邪魔に
ならない部分となるようにするか、落下したスペーサの
保持部をもうけてカートリッジ内で邪魔にならない位置
に保持し得るようにする。
【0041】図7(a)及び図7(b)は離脱する形状
のスペーサが装填されている場合の他の具体例の図6
(a)及び図6(b)に相当する図である。38は図6
のスペーサ34と同様の形状のスペーサである。21は
薄片状のスペーサ保持部材で、カートリッジ内の諸部品
の動作の邪魔にならない位置に離脱後のスペーサ38が
来るような位置(例えば、カートリッジ天井壁、仕切り
部材等)に取り付けてある。取り付け方法は粘着剤、接
着剤、熱溶着等による固定法が用いられる。保持部材2
1は樹脂製フィルム、金属フィルム等で形成される。保
持部材は弾性を有していることが望ましい。具体的には
ポリエステルその他大部分のフィルム、燐青銅のフィル
ム等が用いられる。保持部材21の厚さは、約0.5〜
約1mmの範囲が適当である。あまり薄いと弾性が小さ
くなり、あまり大きいと弾性が大きすぎて取り扱いにく
い。保持部材の幅は、約1〜約10mmが適当である。
のスペーサが装填されている場合の他の具体例の図6
(a)及び図6(b)に相当する図である。38は図6
のスペーサ34と同様の形状のスペーサである。21は
薄片状のスペーサ保持部材で、カートリッジ内の諸部品
の動作の邪魔にならない位置に離脱後のスペーサ38が
来るような位置(例えば、カートリッジ天井壁、仕切り
部材等)に取り付けてある。取り付け方法は粘着剤、接
着剤、熱溶着等による固定法が用いられる。保持部材2
1は樹脂製フィルム、金属フィルム等で形成される。保
持部材は弾性を有していることが望ましい。具体的には
ポリエステルその他大部分のフィルム、燐青銅のフィル
ム等が用いられる。保持部材21の厚さは、約0.5〜
約1mmの範囲が適当である。あまり薄いと弾性が小さ
くなり、あまり大きいと弾性が大きすぎて取り扱いにく
い。保持部材の幅は、約1〜約10mmが適当である。
【0042】保持部材21として、薄片状のものの替わ
りに糸状、ワイヤー状のものでもよい。例えば、釣り糸
用のナイロンテグス(太さ0.2〜0.5mm)を用い
ることができる。
りに糸状、ワイヤー状のものでもよい。例えば、釣り糸
用のナイロンテグス(太さ0.2〜0.5mm)を用い
ることができる。
【0043】図7のスペーサ38の動作は次のようであ
る。カートリッジを画像形成装置本体に装填して感光ド
ラム1が回転すると、それに従動してスペーサ38が移
動し感光ドラム1とシャフト4の間から離脱する。スペ
ーサ38は保持部材21に保持されているので、カート
リッジ内に落下せずに保持部材21に保持されて帯電ロ
ーラの近くの空間に存在する。保持部材の長さと取り付
け位置を適当に選択することにより、空間にあるスペー
サ38がカートリッジの動作に邪魔にならないようにす
ることは容易である。図7(b)では、離脱後のスペー
サ38が感光ドラム1の表面を摺動する場合を示してい
る。保持部材21の長さを短くするか、あるいは剛性を
大きくすることにより、どの部材にも触れずに空間に存
在するようにすることが可能である。
る。カートリッジを画像形成装置本体に装填して感光ド
ラム1が回転すると、それに従動してスペーサ38が移
動し感光ドラム1とシャフト4の間から離脱する。スペ
ーサ38は保持部材21に保持されているので、カート
リッジ内に落下せずに保持部材21に保持されて帯電ロ
ーラの近くの空間に存在する。保持部材の長さと取り付
け位置を適当に選択することにより、空間にあるスペー
サ38がカートリッジの動作に邪魔にならないようにす
ることは容易である。図7(b)では、離脱後のスペー
サ38が感光ドラム1の表面を摺動する場合を示してい
る。保持部材21の長さを短くするか、あるいは剛性を
大きくすることにより、どの部材にも触れずに空間に存
在するようにすることが可能である。
【0044】
【実施例】(実施例1)内径約5.6mmの導電性スポ
ンジ円筒(EPDMゴムにカーボンを混入、肉厚約3m
m)に外径6mmのステンレス製シャフトを圧縮エアで
圧入した。これを肉厚0.2mm、外径12.3mmの
半導電性チューブ(ポリアミドエラストマーにカーボン
を混入し、表面抵抗が109Ωcmに調整されたもの)
に圧縮エアにより圧入して、外径約12.3mmの帯電
ローラを得た。この帯電ローラをカートリッジに組み込
み、感光ドラムに加圧当接(両端の加圧バネによる加圧
力が各約500グラム)した状態で6ヶ月間保管した
後、ハーフトーン画像をプリントすると、帯電ローラの
円周長のピッチむらを生ずることが判明していた。そこ
で、図1の形状のスペーサを用意した。A部は直径13
mmの円の円弧、B部は直線状でB1とB2間の距離は
12mm、厚さは2mm、穴径は6.05mm、材質は
ポリアセタール樹脂とした。これを上記帯電ローラのシ
ャフトの両端側に取り付け、A部が感光ドラムに当接す
るように取り付けた。帯電ローラと感光ドラム表面との
間隙は0.2〜0.3mmとなり、この状態で長期間保
管しても当然のことながら帯電ローラの変形はあり得な
い。6ヵ月後にこのカートリッジを画像形成装置本体に
装填し、電源を入れて感光ドラムを回転させたところ、
帯電ローラは静かに感光ドラムに加圧当接し、正常にプ
リントすることができた。
ンジ円筒(EPDMゴムにカーボンを混入、肉厚約3m
m)に外径6mmのステンレス製シャフトを圧縮エアで
圧入した。これを肉厚0.2mm、外径12.3mmの
半導電性チューブ(ポリアミドエラストマーにカーボン
を混入し、表面抵抗が109Ωcmに調整されたもの)
に圧縮エアにより圧入して、外径約12.3mmの帯電
ローラを得た。この帯電ローラをカートリッジに組み込
み、感光ドラムに加圧当接(両端の加圧バネによる加圧
力が各約500グラム)した状態で6ヶ月間保管した
後、ハーフトーン画像をプリントすると、帯電ローラの
円周長のピッチむらを生ずることが判明していた。そこ
で、図1の形状のスペーサを用意した。A部は直径13
mmの円の円弧、B部は直線状でB1とB2間の距離は
12mm、厚さは2mm、穴径は6.05mm、材質は
ポリアセタール樹脂とした。これを上記帯電ローラのシ
ャフトの両端側に取り付け、A部が感光ドラムに当接す
るように取り付けた。帯電ローラと感光ドラム表面との
間隙は0.2〜0.3mmとなり、この状態で長期間保
管しても当然のことながら帯電ローラの変形はあり得な
い。6ヵ月後にこのカートリッジを画像形成装置本体に
装填し、電源を入れて感光ドラムを回転させたところ、
帯電ローラは静かに感光ドラムに加圧当接し、正常にプ
リントすることができた。
【0045】(実施例2)スペーサとして図4の形状の
ものを製作した。軸穴の内径を6.05mm、開口部L
4の長さを5.5mm、軸穴の中心からC部までの距離
8mm、スペーサのシャフト軸方向の長さを2mm、材
質をポリエチレンとした。また感光ドラムとの加圧当接
部はシャフトの中心からの距離6.5mmの円弧とし
た。スペーサの先端部(図4(a)の37)にはテーパ
ーを設けず、円弧のままとした。帯電ローラとして実施
例1と同じものを用い、感光ドラムと加圧当接させた
後、スペーサを感光ドラムと帯電ローラのシャフトとの
間に挿入した。帯電ローラと感光ドラムとの間には約
0.5mmの間隙が形成された。この状態で長期間保管
しても、帯電ローラの変形が生じないことは実施例1に
おいて確認済みなので、保管テストは行わず、カートリ
ッジを画像形成装置に装填して電源をいれ、感光ドラム
を回転させた。スペーサが感光ドラムに従動回転して移
動し、感光ドラムから離れ、帯電ローラが感光ドラムに
加圧当接する瞬間の衝撃はなかった。スペーサのC部は
カートリッジの仕切り部材に当接して停止したまま、帯
電ローラのシャフトと安定に摺動した。
ものを製作した。軸穴の内径を6.05mm、開口部L
4の長さを5.5mm、軸穴の中心からC部までの距離
8mm、スペーサのシャフト軸方向の長さを2mm、材
質をポリエチレンとした。また感光ドラムとの加圧当接
部はシャフトの中心からの距離6.5mmの円弧とし
た。スペーサの先端部(図4(a)の37)にはテーパ
ーを設けず、円弧のままとした。帯電ローラとして実施
例1と同じものを用い、感光ドラムと加圧当接させた
後、スペーサを感光ドラムと帯電ローラのシャフトとの
間に挿入した。帯電ローラと感光ドラムとの間には約
0.5mmの間隙が形成された。この状態で長期間保管
しても、帯電ローラの変形が生じないことは実施例1に
おいて確認済みなので、保管テストは行わず、カートリ
ッジを画像形成装置に装填して電源をいれ、感光ドラム
を回転させた。スペーサが感光ドラムに従動回転して移
動し、感光ドラムから離れ、帯電ローラが感光ドラムに
加圧当接する瞬間の衝撃はなかった。スペーサのC部は
カートリッジの仕切り部材に当接して停止したまま、帯
電ローラのシャフトと安定に摺動した。
【0046】(実施例3)実施例1において、導電性弾
性円筒をシームレス帯電チューブに圧入せずに、導電性
弾性円筒の周りに外径12.7mm、肉厚0.15mm
の同素材のチューブを遊嵌した。シャフトには前もって
導電性弾性円筒の両端部から1mmの位置に、幅0.5
mm、深さ0.3mmの溝をシャフトを1周して設け
た。スペーサとして図1の形状のものをポリアセタール
樹脂を用いて下記寸法に製作した。A1、A2部は外径
14mmの円の円弧、B1とB2間の距離は11mm、
軸穴の内径は6.05mm、厚さは2mmとした。さら
に軸穴の端部には高さ0.1mm、幅2mm、厚さ0.
1mmの突起を設け、この突起が溝に嵌合したらスペー
サが外れないようにした。このスペーサは実施例1の場
合と同様に使用することによって、帯電ローラの変形防
止し、またシームレス帯電チューブが軸方向に移動する
のを規制する効果も得た。
性円筒をシームレス帯電チューブに圧入せずに、導電性
弾性円筒の周りに外径12.7mm、肉厚0.15mm
の同素材のチューブを遊嵌した。シャフトには前もって
導電性弾性円筒の両端部から1mmの位置に、幅0.5
mm、深さ0.3mmの溝をシャフトを1周して設け
た。スペーサとして図1の形状のものをポリアセタール
樹脂を用いて下記寸法に製作した。A1、A2部は外径
14mmの円の円弧、B1とB2間の距離は11mm、
軸穴の内径は6.05mm、厚さは2mmとした。さら
に軸穴の端部には高さ0.1mm、幅2mm、厚さ0.
1mmの突起を設け、この突起が溝に嵌合したらスペー
サが外れないようにした。このスペーサは実施例1の場
合と同様に使用することによって、帯電ローラの変形防
止し、またシームレス帯電チューブが軸方向に移動する
のを規制する効果も得た。
【0047】(実施例4)スペーサとして、図6の形状
のものを製作した。ポリアミド樹脂で図6の直方体(L
1=3.3mm、L2=10mm、L3=3mm)を形
成し、これの1面に両面粘着テープを用いて、幅3m
m、厚さ0.15mm、長さ24mmのポリエステルフ
ィルムの端部を図7(a)のように貼り付けた。次いで
ポリエステルフィルムの他端部を両面粘着テープでカー
トリッジの容器壁に図7(b)のように貼り付けた。帯
電ローラとして実施例1のものを使用し、感光ドラムと
帯電ローラの両端側のシャフトの間にスペーサを図7
(a)のように挿入したところ、感光ドラムと帯電ロー
ラとの間に0.3〜0.4mmの間隙がしょうじた。カ
ートリッジを画像形成装置に装填して電源を入れ、感光
ドラムを回転させたところ、スペーサは感光ドラムの回
転に従動して移動し、感光ドラムと帯電ローラの間から
離脱して図7(b)の状態になった。同時に帯電ローラ
は感光ドラムに加圧当接し、安定に動作した。
のものを製作した。ポリアミド樹脂で図6の直方体(L
1=3.3mm、L2=10mm、L3=3mm)を形
成し、これの1面に両面粘着テープを用いて、幅3m
m、厚さ0.15mm、長さ24mmのポリエステルフ
ィルムの端部を図7(a)のように貼り付けた。次いで
ポリエステルフィルムの他端部を両面粘着テープでカー
トリッジの容器壁に図7(b)のように貼り付けた。帯
電ローラとして実施例1のものを使用し、感光ドラムと
帯電ローラの両端側のシャフトの間にスペーサを図7
(a)のように挿入したところ、感光ドラムと帯電ロー
ラとの間に0.3〜0.4mmの間隙がしょうじた。カ
ートリッジを画像形成装置に装填して電源を入れ、感光
ドラムを回転させたところ、スペーサは感光ドラムの回
転に従動して移動し、感光ドラムと帯電ローラの間から
離脱して図7(b)の状態になった。同時に帯電ローラ
は感光ドラムに加圧当接し、安定に動作した。
【0048】
【発明の効果】本発明プロセスカートリッジは、簡単な
構成で帯電ローラの、感光ドラムとの加圧当接による永
久変形を防止することができる。カートリッジ側にも、
画像形成装置本体側にも何ら特別な機構を設ける必要が
無く、既存の帯電ローラのシャフトにあと付けでスペー
サを嵌めるだけ、あるいはスペーサを嵌めてスペーサの
保持部材をカートリッジの適当な位置に粘着剤等で取り
付けるだけでよいので、既存のプロセスカートリッジに
容易に適用できるのである。従って、新しく開発した画
像形成装置本体及びそれ専用のプロセスカートリッジの
組合せでしか使えないということは無く、過去のあらゆ
るカートリッジ式画像形成装置にも、あらゆるプロセス
カートリッジにも適用できる。カートリッジのリユー
ス、リサイクルの分野にメリットが大きい。
構成で帯電ローラの、感光ドラムとの加圧当接による永
久変形を防止することができる。カートリッジ側にも、
画像形成装置本体側にも何ら特別な機構を設ける必要が
無く、既存の帯電ローラのシャフトにあと付けでスペー
サを嵌めるだけ、あるいはスペーサを嵌めてスペーサの
保持部材をカートリッジの適当な位置に粘着剤等で取り
付けるだけでよいので、既存のプロセスカートリッジに
容易に適用できるのである。従って、新しく開発した画
像形成装置本体及びそれ専用のプロセスカートリッジの
組合せでしか使えないということは無く、過去のあらゆ
るカートリッジ式画像形成装置にも、あらゆるプロセス
カートリッジにも適用できる。カートリッジのリユー
ス、リサイクルの分野にメリットが大きい。
【図1】本発明プロセスカートリッジ内に装填されてい
る感光ドラムと帯電ローラ及び、スペーサの位置関係を
示す図である。
る感光ドラムと帯電ローラ及び、スペーサの位置関係を
示す図である。
【図2】本発明に使用されるスペーサの他の具体例を示
す図である。
す図である。
【図3】本発明に使用されるスペーサの更に他の具体例
を示す図である。
を示す図である。
【図4】本発明に使用されるスペーサの更に他の具体例
を示す図である。
を示す図である。
【図5】本発明プロセスカートリッジに使用されるスペ
ーサと他の帯電ローラの具体例を感光ドラムの軸方向か
ら見た図である。
ーサと他の帯電ローラの具体例を感光ドラムの軸方向か
ら見た図である。
【図6】本発明に使用されるスペーサの更に他の具体例
を示す図である。
を示す図である。
【図7】本発明に使用されるスペーサの更に他の具体例
を示す図である。
を示す図である。
【図8】従来のプロセスカートリッジ及び画像形成装置
の概略を示す図である。
の概略を示す図である。
【図9】本発明に使用されるスペーサの更に他の具体例
を示す図である。
を示す図である。
1 感光ドラム
2 帯電ローラ
3、31、32、33、34、38 スペーサ
4 シャフト
6 加圧バネ
7 帯電ローラと感光ドラムのニップ部の中心
8 軸受
9 テーパー部
10 プロセスカートリッジ
11 カートリッジ容器
12 現像手段
13 クリーニング手段
14 記録材
15 転写手段
16 定着手段
17 露光ビーム
18 露光窓
19 仕切り部材
35 開口部
Claims (16)
- 【請求項1】 少なくとも回転駆動される電子写真感光
体、感光体に加圧当接し得る程度に付勢され、しかも該
感光体に加圧当接された際に該感光体の回転駆動に従動
して回転し得る帯電ローラ、及び該帯電ローラに対する
加圧付勢のための機構を内部に備え、且つ電子写真画像
形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおい
て、前記帯電ローラは、導電性シャフトと、この導電性
シャフトの周りに設けられた導電性弾性円筒、及びこの
導電性弾性円筒の周りに設けられた帯電層又はシームレ
ス帯電チューブとを有するものであって、前記シャフト
の両端側の露出している部分と感光ドラムの間にこの両
方に加圧当接して帯電ローラの感光ドラムに対する押し
圧を軽減ないし解除するためのスペーサが設けられてお
り、該スペーサの外周の感光ドラムに加圧当接し得る部
分は、感光ドラムが回転した際にこれと従動し得る形状
であり、このプロセスカートリッジを電子写真画像形成
装置本体に装着し、プロセスカートリッジの使用開始と
同時に、スペーサが感光ドラムの回転に従動して移動
し、感光ドラムを加圧当接している部分が感光ドラムか
ら離れることにより、帯電ローラの感光ドラムに対する
加圧当接が行われるようにしたことを特徴とするプロセ
スカートリッジ。 - 【請求項2】 スペーサがシャフトの両端側の露出して
いる部分に回転自在に取り付けられており、スペーサの
外周の一部であってシャフトの中心からの距離が、感光
ドラムを帯電ローラの感光ドラムに対する押圧より大き
い圧力で加圧当接し得る程度に大きく、且つ感光ドラム
が回転した際にこれと従動し得る形状である外周部A
と、前記シャフトの中心からの距離が感光ドラムを加圧
当接し得ない程度である外周部Bと、スペーサが感光ド
ラムの回転に従動して回転し、感光ドラムを加圧当接し
ている部分が感光ドラムから離れた後、帯電ローラ近傍
の部材に当接してスペーサの回転が停止する外周部Cを
有することを特徴とする請求項1に記載のプロセスカー
トリッジ。 - 【請求項3】 帯電ローラ近傍の部材が感光ドラムであ
り、スペーサの外周部Cが感光ドラム表面を摺動する形
状であることを特徴とする請求項2に記載のプロセスカ
ートリッジ。 - 【請求項4】 帯電ローラ近傍の部材がカートリッジの
容器壁の一部あるいは仕切り部材であることを特徴とす
る請求項2に記載のプロセスカートリッジ。 - 【請求項5】 帯電ローラが導電性シャフトと、この導
電性シャフトの周りに一体的に設けられた導電性弾性円
筒と,この導電性弾性円筒の周りに一体的に設けられた
帯電層あるいはシームレス帯電チューブを有するもので
あることを特徴とする請求項1に記載のプロセスカート
リッジ。 - 【請求項6】 帯電ローラが、(1)導電性シャフト
と、(2)この導電性シャフトの周りに設けられた導電
性弾性円筒と,(3)この導電性弾性円筒の周りに設け
られたシームレス帯電チューブとを有するものであっ
て、(1)と(2)、(2)と(3)の少なくともいず
れかが遊嵌されていることを特徴とする請求項1に記載
のプロセスカートリッジ。 - 【請求項7】 スペーサをシャフトの軸方向から見た場
合に、Aの部分の形がシャフトの中心から外方に凸の曲
線であり、シャフトの中心から帯電ローラと感光ドラム
との加圧当接部までの距離が、シャフトの半径と導電性
弾性円筒の厚さと、帯電層或いはシームレス帯電チュー
ブの厚さと、保護層との和より大きいことを特徴とする
請求項2に記載のプロセスカートリッジ。 - 【請求項8】曲線が円弧であることを特徴とする請求項
7に記載のプロセスカートリッジ。 - 【請求項9】 スペーサをシャフトの軸方向から見た場
合に、Aの部分の形がシャフトの中心から外方に凸の曲
線であり、シャフトの中心からスペーサの最遠部までの
距離が帯電ローラの最大半径より大きいことを特徴とす
る請求項6に記載のプロセスカートリッジ。 - 【請求項10】 スペーサの軸穴の一部が開口してお
り、この開口端間の距離はシャフトの外径より小さいも
のであり、スペーサの開口部をシャフトの軸と直角方向
に押してシャフトに取り付けられるものであることを特
徴とする請求項2に記載のプロセスカートリッジ。 - 【請求項11】 スペーサがシャフトの軸と直角な方向
に、シャフトの外周に1周して設けられた溝に回転自在
に嵌合していることを特徴とする請求項2に記載のプロ
セスカートリッジ。 - 【請求項12】 スペーサがプロセスカートリッジの使
用開始後、感光ドラムの回転に従動して移動し、シャフ
トから離脱する形状であることを特徴とする請求項1に
記載のプロセスカートリッジ。 - 【請求項13】 離脱したスペーサがカートリッジ内に
落下する形状であることを特徴とする請求項12に記載
のプロセスカートリッジ。 - 【請求項14】 離脱したスペーサが落下しないように
カートリッジ内に設けた保持部材に保持されていること
を特徴とする請求項12に記載のプロセスカートリッ
ジ。 - 【請求項15】 保持部材が薄片状あるいは細線状であ
ることを特徴とする請求項14に記載のプロセスカート
リッジ。 - 【請求項16】 少なくとも回転駆動される電子写真感
光体、感光体に加圧当接し得る程度に付勢され、しかも
該感光体に加圧当接された際に該感光体の回転駆動に従
動して回転し得る帯電ローラ、及び該帯電ローラに対す
る加圧付勢のための機構を内部に備え、且つ電子写真画
像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにお
いて、前記帯電ローラは、導電性シャフトと、この導電
性シャフトの周りに設けられた導電性弾性円筒、及びこ
の導電性弾性円筒の周りに設けられた帯電層又はシーム
レス帯電チューブとを有するものであって、前記シャフ
トの両端側の露出している部分と感光ドラムの間にこの
両方に加圧当接して帯電ローラの感光ドラムに対する押
し圧を軽減ないし解除するためのスペーサを設け、該ス
ペーサの外周の感光ドラムに加圧当接し得る部分は、感
光ドラムが回転した際にこれと従動し得る形状であり、
このプロセスカートリッジを電子写真画像形成装置本体
に装着し、プロセスカートリッジの使用開始と同時に、
スペーサを感光ドラムの回転に従動して移動させること
により、感光ドラムに加圧当接している部分を感光ドラ
ムから離し、帯電ローラの感光ドラムに対する加圧当接
を行うようにすることを特徴とする帯電ローラの感光ド
ラムへの加圧当接力を軽減ないし解除及び復帰させる方
法。
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