JP2004037050A - 横長式のアキュムレータ - Google Patents

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石川 雅邦
Riyousuke Tanishige
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Abstract

【課題】横長の中空構造を有する横長式で、傾きや振動に対して液冷媒の流出を抑えることができる冷凍サイクル用のアキュムレータを提供する。
【解決手段】冷媒を収容する収容空間が形成された容器と、収容空間に冷媒を流入する流入口部と、収容空間の気相領域に連通する流出管を備え、この流出管を介して気相領域から冷媒を流出させる流出口部とを有し、容器を横長の中空構造に形成し、流出管を前記容器のほぼ中央に配設する。収容空間10を水平方向に分割するバッフル板20を配設し、バッフル板20の上端部及び下端部に隣り合う空間を連通する通孔21a,21bを形成する。また、容器内に収容空間10を鉛直方向に分割するバッフル板22を配設し、このバッフル板22に上下の空間を連通する通孔23を形成する。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両に搭載して用いる場合に適した横長式のアキュムレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用冷凍サイクルに用いられるアキュムレータは、縦長の中空構造を有する縦置型のものが多く、乗用車にあっては、主としてエンジンルームに配設されている。ところが、電動機などを駆動源とする電動駆動型コンプレッサを用いるエアコンシステムにおいては、電動駆動型コンプレッサを横置きにして用いる場合が多いことから、上下方向のスペースに制限が設けられ、縦置型のアキュムレータをそのまま設置できなくなる不都合が生じている。このため、電動駆動型コンプレッサの置き方にあわせて横長の中空構造を備えた横置型アキュムレータの開発が望まれている。
【0003】
このようなアキュムレータとしては、従来、例えば特開平10−267472号公報に示されるものが公知となっている。これは、ビル用パッケージエアコンの室外機などに用いられる定置用タイプのもので、容器内を水平方向に分割する仕切板によって冷媒を収容する第1の部屋とオイルを収容する第2の部屋とに分割し、さらに、第1の部屋を、仕切板とほぼ平行に配設されると共に下部に開口を有する分割板によって分割し、この分割板と仕切板との間を冷媒流出部屋とすることでここに冷媒流出管を配設し、第1の部屋の残りの部分を冷媒流入部屋とすることでここに冷媒流入管を配設するようにしたものである。そして、第1の部屋を分割する分割板は、冷媒流入管と冷媒流出管のそれぞれの開口の見通しを遮るように形成されると共に、各管の開口位置よりも下方まで延在し、冷媒液面との間に隙間が形成されるようになっている。
【0004】
このような構成によれば、アキュムレータに流入される冷媒は、主として第1の部屋の冷媒流入部屋で行われ、冷媒流出部屋に流れ込む冷媒の殆どをガス冷媒とすることができるので、液冷媒が冷媒流出管から流出する不都合を抑えることができるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の横置型アキュムレータは、ビル用エアコンなどの定置用としては適したものであるが、車両用として要求される機能を備えておらず、そのまま車両用として用いるのは適当でない。即ち、車両用として要求されるアキュムレータは、車体の傾きや振動に対してオイルや冷媒の蓄積を確実にすることが必要となるが、上述の横置型のアキュムレータにあっては、冷媒を収容する第1の部屋に開口を有する分割板が設けられているだけであるので、容器が大きく傾斜したり振れたりすると、収容されている液冷媒が大きく波打ち、この液冷媒が冷媒流出管に直接流入し、圧縮機へ供給されてしまう不都合がある。
【0006】
そこで、この発明においては、横長の中空構造を有する横長式で、傾きや振動に対して液冷媒の流出を抑えることができる冷凍サイクル用のアキュムレータを提供することを主たる課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、この発明に係るアキュムレータは、冷媒を収容する収容空間が形成された容器と、前記収容空間に冷媒を流入する流入口部と、前記収容空間の気相領域に連通する流出管を備え、この流出管を介して前記気相領域から冷媒を流出させる流出口部とを有し、前記容器を横長の中空構造に形成し、前記流出管を前記容器のほぼ中央に配設するようにしたことを特徴としている(請求項1)。
【0008】
したがって、容器が傾斜又は振動し、容器内に収容される液冷媒が波打つような場合でも、流出管は容器のほぼ中央に配設されて気相領域に開口しているので、流出管を配設した箇所は、他の箇所に比べて液面の変化量が小さくなり、液冷媒が流出管に入り込む不都合を回避することが可能となる。
【0009】
また、上述した構成において、収容空間を水平方向に区画するバッフル板を前記容器内に配設し、前記バッフル板の上端部及び下端部に、隣り合う空間と連通する通孔を形成することが好ましい(請求項2)。
【0010】
このような構成を採用することにより、バッフル板で区画された各部屋は、バッフル板の下端部の通孔を介して液冷媒が流通するので、同一の液面レベルに調節されることとなり、液冷媒中に残留するオイルにあっても、この下端部の通孔を介して流動することになる。また、バッフル板の上端部に形成された通孔によって気相領域の圧力を各部屋で同一に保つことが可能となる。そして、このバッフル板により、収容空間が小空間に分断されるので、固有振動数を高めて波を立ちにくくすることが可能となり、流出管に入り込む液冷媒の頻度を低く抑えることが可能となる。
【0011】
さらに、収容空間を上下に区画し、上下の空間を連通する通孔が形成されたバッフル板を容器内に配設するようにしてもよい。特に、このバッフル板は、液面よりも上方に設けるようにすることが好ましい(請求項3)。
【0012】
したがって、このような構成を付加することで、収容空間内の液冷媒の跳ね上がりを抑え、流出管に入り込む液冷媒を一層抑えることが可能となる。
【0013】
尚、流出管には、液冷媒中のオイルを回収する必要から、収容空間の液相領域に連通するオイル戻し穴を形成することが好ましい(請求項4)。また、容器内には、気液分離を促進するために、流入口部から流入した冷媒に旋回流を与える遠心分離機構を設けるようにしても(請求項5)、また、流出管の振動を抑えるために、容器内に流出管を保持する保持板を設けるようにしてもよい(請求項6)。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の態様を図面に基づいて説明する。図1において、車両用空調装置に用いられる冷凍サイクル1が示されている。この冷凍サイクル1は、電動機によって駆動され、冷媒を圧縮する電動駆動型の圧縮機2と、この圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器3と、凝縮器3から流出した冷媒を減圧するキャピラリーチューブなどによって構成された減圧装置4と、冷媒を蒸発気化する蒸発器5と、蒸発器5から流出した冷媒を気液分離するアキュムレータ6とを有して構成されている。
【0015】
ここで用いられるアキュムレータ6は、図2に示されるように、横長に形成された横置タイプのもので、内部に冷媒を収容する収容空間10が形成された横長の中空構造を有する容器11と、容器上部に形成された膨出部11aに設けられ、収容空間10に冷媒を流入するよう上方から冷媒流入管12が挿着される流入口部13と、収容空間10の気相領域に開口し、この気相領域から液相領域を過ぎるよう下方へ延設され、容器11の下部に形成された流出口部14から引き出される冷媒流出管15とを有して構成されている。
【0016】
容器11は、その全体が一体的に成形されるものであっても、複数の分割部材を組み合わせて構成されるものであってもよく、冷媒流入管12および冷媒流出管15は、容器11のほぼ中央に配設されている。容器11の膨出部11aには、冷媒流入管12の開口端に対峙して設けられ、冷媒流入管12から流入された全ての冷媒を通過させるフィルタ16が収容されている。ここで、フィルタ16は、碗状に形成された網状に形成されており、冷媒流入管15から流入される冷媒中の異物を除去すると共に、流入する冷媒を減速する機能を有している。
【0017】
また、フィルタ16の下方には、膨出部11aの下端部を塞ぐように固定された旋回流形成板17が設けられている。この旋回流形成板17は、冷媒流出管15の開口端に対して中央部分が離して対峙するように配設されているもので、この旋回流形成板17には、図3にも示されるように、下方へ押し出すように形成された隆起状開口部18が複数形成されている。この隆起状開口部18は、冷媒流出管15の開口端が対峙している部分の周囲、即ち、周縁近傍の周方向に所定の間隔を置いて複数形成されているもので、周方向の一方から他方にかけて徐々に下方へ隆起させ、最も下方へ隆起させた部分の周方向端部を開口させ、旋回流形成板17の上方から下方へ通過する冷媒に旋回動を与えるようになっている。この旋回流形成板17によってオイルと気液冷媒の分離機構が構成され、この例においては、隆起状開口部18を周方向の4箇所に90度づつ位相をずらして形成し、冷媒の旋回方向が全ての隆起状開口部18で同じとなるように形成されている。
【0018】
容器11内には、収容空間10を水平方向に分割するバッフル板20が冷媒流出管15の両側に配設されている。この例において、バッフル板20は、容器11の長手方向を分割するよう該長手方向に対して略垂直に設けられているもので、冷媒流出管の両側に2枚づつ配設して計4枚設けられ、容器内を5つの小空間10a〜10eに区画している。そして、それぞれのバッフル板20の上端部及び下端部には、隣り合う小空間を連通する通孔21a,21bが形成されている。
【0019】
また、容器11内に収容空間10を鉛直方向に分割するバッフル板22が略水平に配設されている。このバッフル板22は、バッフル板20で分割されたそれぞれの小空間10a〜10eを上下の空間に分割するよう配設されているもので、それぞれの小空間10a〜10eにおいて上下の空間は、容器11の内壁とバッフル板22との間に形成された通孔23によって連通されている。
【0020】
さらに、容器11には、冷媒流出管15の上端部を保持し、この冷媒流出管15のがたつきを抑える保持板24が冷媒流出管15の両脇に配設されたバッフル板の間に架設されている。この保持板24は、図4にも示されるように、冷媒流出管15を配設した小空間10cの断面形状に合わせて形成されているもので、この小空間10cのバッフル板22よりも上方の気相領域に設けられ、バッフル板22の上方の空間をさらに上下に分割するようにしている。この保持板24には、中央に冷媒流出管15を挿通する流出管挿通孔25が形成され、その両脇に上下の空間を連通する通孔26が形成されている。
【0021】
尚、分離された液冷媒はバッフル板22よりも下方において溜められるようになっており、冷媒流出管15のバッフル板22よりも下方の部位には、収容空間10の液相領域に連通する油戻し穴27が形成され、液相冷媒中に残留するオイルを回収することができるようになっている。
【0022】
上述の構成において、蒸発器5から冷媒流入管12を介してアキュムレータ6内に流入される気液混合冷媒は、フィルタ16を通過した後に旋回流形成板17に至り、隆起状開口部18を通って旋回しながら旋回流形成板17と保持板24との間の空間に入る。この際、隆起状開口部18によって旋回運動を与えられた冷媒は、この空間において、遠心力によって液相冷媒と気相冷媒とに分離され、液相冷媒は外側へ勢いよく飛ばされた後に、バッフル板20や容器11の内面に当ってここを伝って下方へ落ち、保持板24の通孔26を通って下方へ滴下し、さらにバッフル板22に形成された通孔23を介して、冷媒流出管15が配設された小空間10cの下部に滴下する。これに対して、分離された気相冷媒は、冷媒流出管15を通ってアキュムレータ6から流出され、圧縮機へ送られる。
【0023】
また、各バッフル板20には、上端部と下端部において通孔21a,21bが形成されているので、それぞれの小空間10a〜10eの気相領域は、上端部の通孔21aを介して圧力が均一に保たれ、また、それぞれの小空間10a〜10eの液相冷媒は、下端部の通孔21bを介して流動が可能であることから、液面が等しく形成されることとなる。そして、液冷媒中に混在するオイルは、下端部の通孔21bを介して容器11の底部を流動し、冷媒流出管15に形成されたオイル戻し穴27から回収されることとなる。
【0024】
このようなアキュムレータ6を車両に搭載した場合において、車両が傾き、又は、振動するような場合には、アキュムレータ自体も傾斜又は振動することとなるが、アキュムレータ6の冷媒流出管15は容器11のほぼ中央に配設されているので、冷媒流出管周囲の液面変化は他の箇所に比べて小さく、液冷媒が冷媒流出管15の開口端から入り込む頻度を低くすることが可能となる。しかも、容器内はバッフル板20によって水平方向が複数の小空間10a〜10eに仕切れらているので、冷媒流出管15が配設された小空間10cの液面変動をさらに小さくすることが可能となる。さらに、容器11には、収容空間10の上下を分割するバッフル板22が設けられているので、液冷媒が波打つような場合でも、バッフル板22より上方へ冷媒が跳ね上がるのを抑えることが可能となる。仮に、バッフル板22より上方へ冷媒が溢出るような場合でも、バッフル板22に形成された通孔23を介してのみ上方に流出されるので、液面の大きな変動を抑えることが可能となり、また、バッフル板22の上部には保持板24が配設されているので、液冷媒が保持板24よりも上方へ至る頻度を大幅に抑えることが可能となり、冷媒流出管15への液冷媒の入り込みを一層抑えることが可能となる。
【0025】
よって、上述のアキュムレータにおいては、容器11の略中央に配設された冷媒流出管15、収容空間10を水平方向に分割するバッフル板20、収容空間10を鉛直方向に分割するバッフル板22、及び、冷媒流出管15を保持する保持板24により、冷媒流出管15に液冷媒を流入しにくくする機構が何重にも形成されているので、アキュムレータ6が大きく傾斜又は振動するような場合においても、液冷媒やオイルを収容空間10に確実に蓄積させておくことが可能となる。
【0026】
したがって、車両用冷凍サイクルにおいて、上述した横置型のアキュムレータ6を用いるような場合にあっても、液冷媒が圧縮機2へ供給され、液圧縮により圧縮機2が破損してしまう恐れをなくすことが可能となる。
【0027】
尚、上述の構成においては、液冷媒の流出を阻止する工夫として、容器のほぼ中央に冷媒流出管15を配設し、その上で収容空間10を水平方向に分割するバッフル板22、上下方向に分割するバッフル板20、及び、冷媒流出管15を保持する保持板24を設けるようにした構成例を示したが、バッフル板20,22と保持板24は、いずれか1つを設けることにより、また、いずれか2つを組み合わせて設けるようにしてもよい。また、冷媒流出管15を保持する保持板24は、冷媒流出管15のガタツキをバッフル板22によって抑えることが可能であれば、取り除くようにしてもよい。
【0028】
また、収容空間10を水平方向に分割するバッフル板20や上下方向に分割するバッフル板22の数は、アキュムレータ6の大きさなどの条件によって必要に応じて変更するようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、冷媒を収容する収容空間が形成された容器と、収容空間に冷媒を流入する流入口部と、収容空間の気相領域に連通する流出管を備え、この流出管を介して気相領域から冷媒を流出させる流出口部とを有し、容器を横長の中空構造に形成し、流出管を容器のほぼ中央に配設するようにしたので、容器が傾斜または振動するような場合でも、液冷媒が流出管に入り込む不都合を低減することが可能となり、車両用の冷凍サイクルに適した横長式のアキュムレータを提供することが可能となる。
【0030】
また、容器内に収容空間を水平方向に分割するバッフル板を配設し、このバッフル板の上端部及び下端部に隣り合う空間を連通する通孔を形成する構成とすれば、各空間の液冷媒を同一液面にすることができると共に、液冷媒中のオイルを下端部の通孔を介して流動させることが可能となり、また、各空間の気相領域の圧力を一定に保つことも可能となる。しかも、収容空間の液面を分断することで波を立ちにくくすることが可能となり、流出管に液冷媒が入り込む頻度を抑えることが可能となる。
【0031】
さらに、容器内に収容空間を鉛直方向に分割するバッフル板を配設し、このバッフル板に上下の空間を連通する通孔を形成する構成とすれば、液冷媒の跳ね上がりを抑え、流出管に液冷媒が入り込む頻度をさらに抑えることが可能となる。
【0032】
尚、流出管に、収容空間の液相領域と連通するオイル戻し穴を形成すれば、液冷媒中を移動するオイルを回収することが可能となり、また、容器内に、流入口部から流入した冷媒に旋回流を与える遠心分離機構を設けるようにすれば、気液分離の促進を図ることが可能となり、さらには、容器内に流出管を保持する保持板を設けるようにすれば、排出管の振動を抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかる冷凍サイクルの構成例を示す図である。
【図2】図2は本発明に係る冷凍サイクルに用いられるアキュムレータの構成例を示す図であり、図2(a)は図2(b)のA−A線で切断したアキュムレータの側断面図であり、図2(b)はアキュムレータを上方からみた平面図である。
【図3】図3は、図2に示すアキュムレータに用いられる旋回流形成板の拡大図である。
【図4】図4は、図2に示すアキュムレータに用いられる保持板の拡大図である。
【符号の説明】
1 冷凍サイクル
6  アキュムレータ
10 収容空間
11 容器
13 流入口部
14 流出口部
15 冷媒流出管
17 旋回流形成板
20 バッフル板
21a,21b 通孔
22 バッフル板
23 通孔
24 保持板
26 通孔
27 オイル戻し穴

Claims (6)

  1. 冷媒を収容する収容空間が形成された容器と、前記収容空間に冷媒を流入する流入口部と、前記収容空間の気相領域に連通する流出管を備え、この流出管を介して前記気相領域から冷媒を流出させる流出口部とを有する横長式のアキュムレータにおいて、
    前記容器を横長の中空構造に形成し、前記流出管を前記容器のほぼ中央に配設するようにしたことを特徴とする横長式のアキュムレータ。
  2. 前記容器内に前記収容空間を水平方向に分割するバッフル板を配設し、前記バッフル板の上端部及び下端部に隣り合う空間を連通する通孔を形成するようにしたことを特徴とする請求項1記載の横長式のアキュムレータ。
  3. 前記容器内に前記収容空間を鉛直方向に分割するバッフル板を配設し、前記バッフル板に上下の空間を連通する通孔を形成するようにしたことを特徴とする請求項2記載の横長式のアキュムレータ。
  4. 前記流出管に、前記収容空間の液相領域に連通するオイル戻し穴を形成したことを特徴とする請求項1記載の横長式のアキュムレータ。
  5. 前記容器内に、前記流入口部から流入した冷媒に旋回流を与える遠心分離機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の横長式のアキュムレータ。
  6. 前記容器内に、前記流出管を保持する保持板を設けたことを特徴とする請求項1記載の横長式のアキュムレータ。
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