JP2015064128A - アキュムレータおよび冷凍装置 - Google Patents

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隆浩 尾崎
Takahiro Ozaki
隆浩 尾崎
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Abstract

【課題】冷媒回路に設けられたアキュムレータにおいて、信頼性を確保しつつ、液冷媒と冷凍機油とが二相分離した場合にも圧縮機への油戻しを確実に行えるようにする。
【解決手段】アキュムレータ(50)の容器本体(51)の内部に、液冷媒の貯留空間(70)を上下に仕切り、液冷媒の流通路(72)を区画形成する仕切部材(60)を設ける。仕切部材(60)に、流通路(72)の一端に開口する液冷媒の流入口(71)と、流通路(72)の他端に開口する液冷媒の流出口(73,74)とを形成する。流入口(71)を、流出口(73,74)よりも下方に配置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、アキュムレータおよびそれを備えた冷凍装置に関し、特に、アキュムレータの内部構造に係るものである。
従来より、冷凍サイクルを行う冷媒回路において、蒸発器と圧縮機との間にアキュムレータを設けることが知られている。このアキュムレータは、蒸発器から気液二相冷媒が流出する状態において液冷媒が圧縮機に流入するのを防止すると共に、適量の冷凍機油を圧縮機に戻して圧縮機の油切れを防止する。ここで、冷凍機油を圧縮機に戻すには、例えば、アキュムレータの下部に設けられた油戻し穴を通じて液冷媒と冷凍機油との混合液(以下、単に混合液という)を圧縮機に送る。しかし、使用環境や運転条件によっては、液冷媒と冷凍機油とが二相分離して比重の小さい冷凍機油が混合液の液面近傍に集まってしまう場合がある。この場合、混合液の液面よりも下側にある油戻し穴からは冷凍機油を吸入できないため、冷凍機油を圧縮機に十分に送れずに圧縮機の油切れが生じてしまう。
そこで、例えば特許文献1に示すように、液冷媒と冷凍機油とが二相分離して比重の小さい冷凍機油が混合液の液面近傍に集まった場合でも、適量の冷凍機油を圧縮機に戻せるようにしたアキュムレータが提案されている。この特許文献1のアキュムレータでは、混合液を吸入するための上下に延びる油戻し管の下端部にフロートが取り付けられている。このフロートの比重は、油戻し管の重さが加わった状態で混合液に浮くように設定されている。よって、油戻し管の下部に設けられた吸入口が混合液の液面近傍に位置する。そして、液面近傍に集まった冷凍機油が吸入口から吸入されて圧縮機へ送られる。
特開昭59−142364号公報
しかし、特許文献1のアキュムレータでは、油戻し管は、その上部を案内具によって上下動可能に支持されていて、混合液の液面の昇降に伴って上下動を行う。この上下動において油戻し管の上部と案内具とは互いに摺動する。ここで、例えば摺動部分に異物が侵入すると、油戻し管の上下動が不安定になるか、または上下動が行われなくなって、アキュムレータの正常な動作が損なわれるおそれがある。つまり、特許文献1のアキュムレータは信頼性に欠けるという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、冷媒回路に設けられたアキュムレータにおいて、信頼性を確保しつつ、液冷媒と冷凍機油とが二相分離した場合にも圧縮機への油戻しを確実に行えるようにすることにある。
第1の発明は、冷凍機油が用いられる冷媒回路(10)に設けられ、気液二相冷媒を液冷媒とガス冷媒とに分離する容器本体(51)と、上記気液二相冷媒の流入管(52)と、上記ガス冷媒のガス流出管(53)と、上記液冷媒の液流出管(54)とを備えたアキュムレータ(50)を対象とする。
そして、第1の発明は、上記容器本体(51)の内部には、上記液冷媒の貯留空間(70)を上下に仕切り、上記液冷媒の流通路(72)を区画形成し、液冷媒よりも比重の小さい冷却加熱を集合させる仕切部材(60)が設けられ、上記仕切部材(60)には、上記流通路(72)の一端に開口する上記液冷媒の流入口(71)と、上記流通路(72)の他端に開口する上記液冷媒の流出口(73,74)とが形成され、上記流入口(71)は、上記流出口(73,74)よりも下方に配置されていることを特徴とする。
第1の発明では、仕切部材(60)に液冷媒の流入口(71)および流出口(73,74)が形成されており、流入口(71)は流出口(73,74)よりも下方に配置されている。
気液二相冷媒および冷凍機油は、流入管(52)から容器本体(51)へ流入する。容器本体(51)へ流入した気液二相冷媒は、容器本体(51)内でガス冷媒と液冷媒とに分離される。分離されたガス冷媒は、ガス流出管(53)を通って容器本体(51)外へ流出する。分離された液冷媒および冷凍機油は、混合液となって貯留空間(70)に流れ込む。
貯留空間(70)に流れ込んだ混合液は、流入口(71)から流通路(72)に流入する。流通路(72)に流入した混合液は、流入口(71)よりも上方に配置された流出口(73,74)へ向かって流れる。このとき、液冷媒と冷凍機油とが二相分離した状態であれば、液冷媒よりも比重の小さい冷凍機油は、流通路(72)内を流れる混合液の内部で上側に集合する。よって、流入口(71)よりも上方に配置された流出口(73,74)には、冷凍機油を多く含む混合液が流れ込む。流出口(73,74)から流出した冷凍機油を多く含む混合液は、液流出管(54)を通って容器本体(51)外へ流出する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記仕切部材(60)は、上記容器本体(51)の平面方向に延びかつ下方に上記流通路(72)を形成する平面仕切部材(62,63,66)を備えていることを特徴とする。
第2の発明では、仕切部材(60)は平面仕切部材(62,63,66)を備えている。平面仕切部材(62,63,66)は容器本体(51)の平面方向に延びているので、その下方に形成される流通路(72)も容器本体(51)の平面方向に延びている。よって、混合液が流通路(72)を流れる時間がある程度確保されるので、流入口(71)付近では混合液の流れが乱れていたとしても、混合液が流出口(73,74)に到達するまでの間にその乱れは収まる。混合液の流れが乱れていなければ、液冷媒よりも比重の小さい冷凍機油が上側に集合しやすい。従って、より多くの冷凍機油が流出口(73,74)から流出する。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記平面仕切部材(62,63,66)は、上下方向に複数並べて設けられていることを特徴とする。
第3の発明では、平面仕切部材(62,63,66)は、上下方向に複数並べて設けられている。容器本体(51)内において、混合液の液面高さは一定ではない。混合液の液面高さが比較的低いときには、下側に設けられた平面仕切部材(62,63,66)の下方に形成された流通路(72)のみを混合液が流れる。混合液の液面高さが比較的高いときには、下側から上側に亘って設けられた平面仕切部材(62,63,66)の下方に形成された流通路(72)を混合液が流れる。
第4の発明は、上記第2または第3の発明において、上記平面仕切部材(62,63,66)は、上記流入口(71)から上記流出口(73,74)に向かって上方に傾斜していることを特徴とする。
第4の発明では、平面仕切部材(62,63,66)は、流入口(71)から流出口(73,74)に向かって上方に傾斜している。これにより、流入口(71)が流出口(73,74)よりも下方に配置される構成を実現する平面仕切部材(62,63,66)は、平板等の簡単な部材で構成され得る。
第5の発明は、上記第2または第3の発明において、上記平面仕切部材(62,63,66)は、水平方向に延びる平板状の本体部(63a)と、上記流入口(71)側の上記本体部(63a)の一端から下方に折れ曲がりかつ下方に上記流入口(71)を構成する折れ板部(63b)とを備えていることを特徴とする。
第5の発明では、平面仕切部材(62,63,66)は、本体部(63a)および折れ板部(63b)を備えている。流入口(71)は、本体部(63a)の一端から下方に折れ曲がった折れ板部(63b)の下方に構成されていて、本体部(63a)よりも下方にある。本体部(63a)は水平方向に延びているので、組立工程における本体部(63a)の配置が容易になされ得る。
第6の発明は、上記第2〜第5の発明のいずれか1つにおいて、上記仕切部材(60)は、下端が上記容器本体(51)の底面に連続すると共に、上記流出口(73,74)が形成され、上記液流出管(54)が開口する液流出路(75)を区画する垂直仕切部材(61,65)を備え、上記平面仕切部材(62,63,66)の一端は、上記垂直仕切部材(61,65)に連続していることを特徴とする。
第6の発明では、仕切部材(60)は垂直仕切部材(61,65)を備えている。平面仕切部材(62,63,66)の下方の流通路(72)を流れた混合液は、垂直仕切部材(61,65)に形成された流出口(73,74)を通って液流出路(75)に流入する。液流出路(75)に流入した混合液は、液流出管(54)から容器本体(51)外へ流出する。
第7の発明は、上記第6の発明において、上記垂直仕切部材(61,65)は、両側端が上記容器本体(51)の内周面に連続する板状部材(61)により構成され、上記平面仕切部材(62,63,66)は、上記垂直仕切部材(61)の流出口(73,74)の上方から平面方向に延びていることを特徴とする。
第7の発明では、垂直仕切部材(61,65)は、板状部材(61)により構成されている。板状部材(61)は、下端が容器本体(51)の底面に連続し、両側端が容器本体(51)の内周面に連続している。つまり、板状部材(61)は、貯留空間(70)を水平方向に2つの空間に仕切っている。一方の空間には、板状部材(61)の流出口(73,74)の上方から平面方向に延びる平面仕切部材(62,63,66)により、流通路(72)が形成されている。他方の空間は、液流出管(54)が開口する液流出路(75)を構成している。
流入管(52)から容器本体(51)内に流入した液冷媒および冷凍機油は、混合液となって流通路(72)に流れ込む。流通路(72)に流れ込んだ混合液は、板状部材(61)に形成された流出口(73,74)へ向かって流れる。流出口(73,74)を通って液流出路(75)に流入した混合液は、液流出管(54)から容器本体(51)外へ流出する。
第8の発明は、上記第6の発明において、上記垂直仕切部材(61,65)は、上記容器本体(51)の水平方向の中央に配置された筒状部材(65)により構成され、上記平面仕切部材(62,63,66)は、上記垂直仕切部材(65)における上記流出口(73,74)の上方の全周から上記垂直仕切部材(65)の遠心方向に延びていることを特徴とする。
第8の発明では、垂直仕切部材(61,65)は、筒状部材(65)で構成されている。筒状部材(65)は、下端が容器本体(51)の底面に連続していて、貯留空間(70)をその内部の空間と外部の空間とに仕切っている。筒状部材(65)の外部の空間には、筒状部材(65)における流出口(73,74)の上方の全周から遠心方向に延びる平面仕切部材(62,63,66)により、流通路(72)が形成されている。筒状部材(65)の内部の空間は、液流出管(54)が開口する液流出路(75)を構成している。
流入管(52)から容器本体(51)内に流入した液冷媒および冷凍機油は、混合液となって流通路(72)に流れ込む。流通路(72)に流れ込んだ混合液は、筒状部材(65)に形成された流出口(73,74)へ向かって流れる。流出口(73,74)を通って液流出路(75)に流入した混合液は、液流出管(54)から容器本体(51)外へ流出する。
第9の発明は、上記第6〜第8の発明のいずれか1つにおいて、上記垂直仕切部材(61,65)の上端には、上記液流出路(75)を閉鎖する蓋部材(67)が設けられていることを特徴とする。
第9の発明では、垂直仕切部材(61,65)の上端に、液流出路(75)を閉鎖する蓋部材(67)が設けられている。この蓋部材(67)により、流入管(52)から容器本体(51)に流入した液冷媒が流通路(72)を介さずに液流出路(75)へ直接流れ込むことが防止される。
第10の発明は、上記第2〜第5の発明のいずれか1つにおいて、上記仕切部材(60)は、有底筒状に形成されて上記容器本体(51)の内面との間に所定間隔を存するように配置されると共に、上記液流出管(54)が開口する液流出路(75)を上記容器本体(51)の内面との間に区画する筒状仕切部材(64)を備え、上記流出口(73,74)は、上記筒状仕切部材(64)の側板(64a)に形成され、上記平面仕切部材(62,63,66)は、上記筒状仕切部材(64)の内部に設けられ、一端が上記筒状仕切部材(64)の流出口(73,74)の上方に連続していることを特徴とする。
第10の発明では、仕切部材(60)は有底筒状の筒状仕切部材(64)を備えている。筒状仕切部材(64)は、貯留空間(70)をその内部と空間と外部の空間とに仕切っている。筒状仕切部材(64)の内部の空間には、一端が筒状仕切部材(64)の流出口(73,74)の上方に連続する平面仕切部材(62,63,66)により、流通路(72)が形成されている。筒状仕切部材(64)の外部の空間、すなわち筒状仕切部材(64)と容器本体(51)の内面との間の空間は、液流出路(75)として区画されている。液流出路(75)には、液流出管(54)が開口している。
流入管(52)から容器本体(51)内に流入した液冷媒および冷凍機油は、混合液となって流通路(72)に流れ込む。流通路(72)に流れ込んだ混合液は、筒状仕切部材(64)の側板(64a)に形成された流出口(73,74)へ向かって流れる。流出口(73,74)を通って液流出路(75)に流入した混合液は、液流出管(54)から容器本体(51)外へ流出する。
第11の発明は、上記第10の発明において、上記筒状仕切部材(64)の上端には、上記液流出路(75)を閉鎖する蓋部材(67)が設けられていることを特徴とする。
第11の発明では、筒状仕切部材(64)の上端に、液流出路(75)を閉鎖する蓋部材(67)が設けられている。この蓋部材(67)により、流入管(52)から容器本体(51)に流入した液冷媒が流通路(72)を介さずに液流出路(75)へ直接流れ込むことが防止される。
第12の発明は、冷凍装置(20)であって、上記第1〜第11の発明のいずれか1つに係るアキュムレータ(50)が設けられた上記冷媒回路(10)を備え、上記冷媒回路(10)において冷媒を循環させて冷凍サイクルを行うことを特徴とする。
第12の発明では、第1〜第11の発明のいずれか1つのアキュムレータ(50)が冷媒回路(10)に接続される。
第13の発明は、上記第12の発明において、上記冷媒回路(10)に充填された冷媒がR32であることを特徴とする。
第13の発明では、冷媒回路(10)に充填される冷媒としてR32が用いられている。
本発明では、容器本体(51)の内部に設けられた仕切部材(60)により、流通路(72)が区画形成されている。流入口(71)から流通路(72)に流入した混合液は、流入口(71)よりも上方に配置された流出口(73,74)に向かって流れる。このとき、液冷媒と冷凍機油とが二相分離した状態であれば、液冷媒よりも比重の小さい冷凍機油は、流通路(72)を流れる混合液の内部で上側に集合する。よって、冷凍機油を多く含む混合液が流出口(73,74)を通って容器本体(51)外へ流出する。つまり、本発明のアキュムレータ(50)によれば、圧縮機(41)へ冷凍機油を十分に送ることができる。また、仕切部材(60)は可動部分を有していないので、アキュムレータ(50)の動作を長期にわたって安定させることができる。従って、本発明によれば、信頼性を確保しつつ、液冷媒と冷凍機油とが二相分離した場合にも圧縮機(41)への油戻しを確実に行うことができる。
また、上記第2の発明では、仕切部材(60)に、容器本体(51)の平面方向に延びかつ下方に流通路(72)を形成する平面仕切部材(62,63,66)を設けた。これにより、流出口(73,74)付近では混合液の流れの乱れが収まるので、より多くの冷凍機油を流通路(72)内の上側に集合させることができる。従って、流出口(73,74)を通って液流出管(54)から容器本体(51)外に流出する混合液に、より多くの冷凍機油を含ませることができる。
また、上記第3の発明によれば、平面仕切部材(62,63,66)を、上下方向に複数並べて設けたことにより、容器本体(51)内における混合液の液面高さによらず、圧縮機(41)への油戻しを確実に行うことができる。
また、上記第4の発明では、平面仕切部材(62,63,66)を、流入口(71)から流出口(73,74)に向かって上方に傾斜させた。これにより、流入口(71)が流出口(73,74)よりも下方に配置される構成を実現するための平面仕切部材(62,63,66)を平板等の簡単な部材で構成し得るので、平面仕切部材(62,63,66)を容易に作製することができる。
また、上記第5の発明では、平面仕切部材(62,63,66)に、水平方向に延びる平板状の本体部(63a)を備えるものとした。これにより、組立工程における本体部(63a)の配置が容易になされ得る。従って、アキュムレータ(50)の生産性を向上させることができる。
また、上記第6の発明では、仕切部材(60)に、流出口(73,74)が形成され、液流出管(54)が開口する液流出路(75)を区画する垂直仕切部材(61,65)を設けた。これにより、流通路(72)を流れて流出口(73,74)から流出した混合液のみが流れる液流出路(75)が形成される。つまり、冷凍機油を多く含む混合液のみが流れる液流出路(75)が形成される。従って、冷凍機油を多く含む混合液のみを液流出路(75)に開口する液流出管(54)から流出させることができる。
また、上記第7の発明では、垂直仕切部材(61,65)を板状部材(61)により構成したことにより、垂直仕切部材(61,65)の構成が簡単なものとなる。従って、垂直仕切部材(61,65)を容易に作製することができる。
また、上記第8の発明では、垂直仕切部材(61,65)を、容器本体(51)の水平方向の中央に配置された筒状部材(65)により構成し、平面仕切部材(62,63,66)を、筒状部材(65)における流出口(73,74)の上方の全周から筒状部材(65)の遠心方向に延びるものとした。よって、容器本体(51)内で分離された液冷媒は、まず貯留空間(70)のうち径方向外側の部分に全周に亘って流入した後に、容器本体(51)の水平方向の中央に向かって流通路(72)内を流れる。従って、容器本体(51)の内壁面に沿って気液二相冷媒の旋回流を発生させる遠心分離方式の気液分離手段を容易に適用できる。
また、上記第9の発明では、垂直仕切部材(61,65)の上端に、液流出路(75)を閉鎖する蓋部材(67)を設けた。これにより、流入管(52)から流入した液冷媒が流通路(72)を介さずに液流出路(75)へ直接流れ込むことが防止される。従って、冷凍機油をあまり含まない混合液が液流出管(54)から流出することを防ぐことができる。
また、上記第10の発明では、仕切部材(60)に、容器本体(51)の内面との間に所定間隔を存しかつ容器本体(51)の内面に沿った有底筒状に形成されると共に、側板(64a)に流出口(73,74)が形成され、液流出管(54)が開口する液流出路(75)を容器本体(51)の内面との間に区画する筒状仕切部材(64)を設けた。これにより、貯留空間(70)における外周寄りの全体にわたって液流出路(75)が形成されることになる。従って、容器本体(51)における貯留空間(70)に対応する任意の部位に液流出管(54)を配置できるので、アキュムレータ(50)の設計自由度を向上することができる。
また、上記第11の発明では、筒状仕切部材(64)の上端に、液流出路(75)を閉鎖する蓋部材(67)を設けた。これにより、流入管(52)から流入した液冷媒が流通路(72)を介さずに液流出路(75)へ直接流れ込むことが防止される。従って、冷凍機油をあまり含まない混合液が液流出管(54)から流出することを防ぐことができる。
実施形態1に係るアキュムレータを備える冷凍装置の概略構成を示す冷媒回路図である。 実施形態1に係るアキュムレータを示す概略図であって、(A)は容器本体および仕切部材の平面断面図であり、(B)はアキュムレータの正面断面図であり、(C)は容器本体の底面図であり、(D)は仕切部材の側面図である。 (A)は実施形態1の変形例1に係る容器本体および仕切部材の平面断面図であり、(B)は変形例1に係る仕切部材の側面図である。 実施形態1の変形例2に係るアキュムレータの正面断面図である。 実施形態2に係るアキュムレータを示す概略図であって、(A)は容器本体および仕切部材の平面断面図であり、(B)はアキュムレータの正面断面図であり、(C)は容器本体の底面図であり、(D)は仕切部材の側面図である。 実施形態2の変形例に係るアキュムレータの正面断面図である。 実施形態3に係るアキュムレータを示す概略図であって、(A)は容器本体および仕切部材の平面断面図であり、(B)はアキュムレータの正面断面図であり、(C)は容器本体の底面図であり、(D)は仕切部材の側面断面図である。 実施形態3の変形例1に係るアキュムレータの正面断面図である。 実施形態3の変形例2に係るアキュムレータを示す概略図であって、(A)は容器本体および仕切部材の平面断面図であり、(B)はアキュムレータの正面断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
《発明の実施形態1》
本発明の実施形態1について説明する。
本実施形態は、図1に示すように、本発明に係るアキュムレータ(50)を備える冷凍装置(20)である。本実施形態の冷凍装置(20)は、空気調和装置として構成されている。冷凍装置(20)は、冷房運転と暖房運転とを選択することができるように構成されている。
本実施形態の冷凍装置(20)は、冷媒としてR32(CH)が充填された冷媒回路(10)を備えている。この冷媒回路(10)では、圧縮機(41)の各摺動部を潤滑する冷凍機油として、特に低温時にR32よりも比重が小さくなるポリビニルエーテルが用いられている。冷媒回路(10)では、冷媒を循環させて蒸気圧縮冷凍サイクルが行われる。
冷媒回路(10)は、複数(図1に示す例では3つ)の室内ユニット(30)と、1つの室外ユニット(40)とを備えている。各室内ユニット(30)は、液連絡配管(11)およびガス連絡配管(12)によって室外ユニット(40)に対して互いに並列に接続されている。
〈室外ユニットの構成〉
室外ユニット(40)には、圧縮機(41)、アキュムレータ(50)、室外熱交換器(43)、室外側膨張弁(44)および四方切換弁(45)が設けられている。
圧縮機(41)は、吸入した冷媒を所定の圧力まで圧縮し、その圧縮した冷媒を吐出するものである。圧縮機(41)からは、圧縮された冷媒と共に、冷凍機油が吐出される。圧縮機(41)から吐出された冷凍機油は、冷媒と共に冷媒回路(10)を循環する。圧縮機(41)の運転容量は、所定の範囲内で可変自在である。具体的には、インバータ制御により運転容量が変化する。圧縮機(41)の吐出管は、四方切換弁(45)の第1ポートに接続されている。また、圧縮機(41)の吸入管は、アキュムレータ(50)の出口に接続されている。
アキュムレータ(50)は、気液二相冷媒を液冷媒とガス冷媒とに分離し、液冷媒を内部に貯留して、ガス冷媒を外部へ流出するものである。アキュムレータ(50)の流入管(52)は、四方切換弁(45)の第2ポートに接続されている。
室外熱交換器(43)は、クロスフィンアンドチューブ式の熱交換器で構成されている。室外熱交換器(43)の近傍には、この室外熱交換器(43)へ室外空気を送風する室外ファン(図示せず)が設置されている。室外側膨張弁(44)は、開度調節可能な電子膨張弁で構成されている。
四方切換弁(45)は、第1から第4までの4つのポートを備えている。四方切換弁(45)では、第1ポートが圧縮機(41)の吐出管と接続され、第2ポートがアキュムレータ(50)の流入管(52)と接続されている。また、四方切換弁(45)では、第3ポートが室外熱交換器(43)および室外側膨張弁(44)を介して液連絡配管(11)の一端と接続され、第4ポートがガス連絡配管(12)の一端と接続されている。四方切換弁(45)は、第1ポートと第4ポートとが連通すると同時に、第2ポートと第3ポートとが連通する第1状態(図1に点線で示す状態)と、第1ポートと第3ポートとが連通すると同時に、第2ポートと第4ポートとが連通する第2状態(図1に実線で示す状態)とに切り換え可能に構成されている。
圧縮機(41)の吐出管には、油分離器(46)が設けられている。この油分離器(46)には、油戻し管(47)の一端が接続され、この油戻し管(47)の他端は、圧縮機(41)の吸入管と接続されている。また、油戻し管(47)には、キャピラリーチューブ(48)が設けられている。このようにして、油分離器(46)で分離された冷凍機油が、油戻し管(47)を流れる際に減圧されて圧縮機(41)に戻されるように構成されている。
〈室内ユニットの構成〉
各室内ユニット(30)には、室内熱交換器(33)および室内側膨張弁(34)が設けられている。室内熱交換器(33)は、クロスフィンアンドチューブ式の熱交換器で構成されている。室内熱交換器(33)の近傍には、この室内熱交換器(33)へ室内空気を送風する室内ファン(図示せず)が設置されている。室内側膨張弁(34)は、開度調節可能な電子膨張弁で構成されている。
室内ユニット(30)においては、液連絡配管(11)の他端が、室内側膨張弁(34)および室内熱交換器(33)を介してガス連絡配管(12)の他端に接続されている。
−運転動作−
次に、本実施形態の冷凍装置(20)の運転動作について説明する。この冷凍装置(20)では、冷房運転と暖房運転との切り換えが四方切換弁(45)によって行われる。
〈冷房運転〉
冷房運転時には、四方切換弁(45)が図1に実線で示す第2状態に設定される。各室内ユニット(30)では、室内側膨張弁(34)の開度が個別に調節される。この状態で圧縮機(41)を駆動すると、冷媒回路(10)で冷媒が循環して冷凍サイクルが行われる。その際、室外熱交換器(43)が放熱器として機能し、各室内熱交換器(33)が蒸発器として機能する。
具体的に、圧縮機(41)からは、高圧となった冷媒が吐出される。この高圧の冷媒は、室外熱交換器(43)において室外空気へ放熱して凝縮液化する。室外熱交換器(43)で凝縮した液冷媒は、室外側膨張弁(44)を通って液連絡配管(11)を流れ、室内ユニット(30)に導入される。
室内ユニット(30)に導入された冷媒は、室内側膨張弁(34)を通過する際に減圧されて膨張し、低圧冷媒となる。この低圧冷媒は、室内熱交換器(33)を流れて、室内空気から吸熱して蒸発する。この結果、室内空気が冷却され、冷房が行われる。室内熱交換器(33)で蒸発した冷媒は、ガス連絡配管(12)を流れ、室外ユニット(40)へ導入される。室外ユニット(40)に導入された冷媒は、アキュムレータ(50)へと流入して、液冷媒とガス冷媒とに分離される。分離された液冷媒は、アキュムレータ(50)の内部に貯留される。分離されたガス冷媒は、圧縮機(41)に吸入され、圧縮されて高圧冷媒となる。
〈暖房運転〉
暖房運転時には、四方切換弁(45)が図1に点線で示す第1状態に設定される。各室内ユニット(30)では、室内側膨張弁(34)の開度が個別に調節される。この状態で圧縮機(41)を駆動すると、冷媒回路(10)で冷媒が循環して冷凍サイクルが行われる。その際、各室内熱交換器(33)が放熱器として機能し、室外熱交換器(43)が蒸発器として機能する。
具体的に、圧縮機(41)からは、高圧となった冷媒が吐出される。この高圧の冷媒は、ガス連絡配管(12)を経て各室内ユニット(30)へ分配される。各室内ユニット(30)では、分配された冷媒が、室内熱交換器(33)で室内空気へ放熱して凝縮液化する。この結果、室内空気が加熱され、暖房が行われる。室内熱交換器(33)で凝縮した液冷媒は、室内側膨張弁(34)を通って液連絡配管(11)を流れ、室外ユニット(40)に導入される。
室外ユニット(40)に導入された冷媒は、室外側膨張弁(44)を通過する際に減圧されて膨張し、低圧冷媒となる。この低圧冷媒は、室外熱交換器(43)を流れて、室外空気から吸熱して蒸発する。室外熱交換器(43)で蒸発した冷媒は、アキュムレータ(50)へと流入して、液冷媒とガス冷媒とに分離される。分離されたガス冷媒は、圧縮機(41)に吸入され、圧縮されて高圧冷媒となる。
−アキュムレータ−
本実施形態のアキュムレータ(50)について、図2を参照しながら説明する。
〈アキュムレータの構成〉
アキュムレータ(50)は、図2(B)に示すように、容器本体(51)、流入管(52)、ガス流出管(53)および液流出管(54)を備えている。なお、図中の矢印は冷媒の流れを示し、網掛けの領域は冷凍機油を多く含む混合液を示している(以下、同様)。
容器本体(51)は、上下が閉塞された円筒形状の部材である。容器本体(51)の内部では、冷媒回路(10)の蒸発器から流入する気液二相冷媒がガス冷媒と液冷媒とに分離される。
流入管(52)は、容器本体(51)の頂板に貫通して設けられた筒状の部材である。流入管(52)は、容器本体(51)の頂板から下方に向かって突出している。流入管(52)の一端は、容器本体(51)内の上部において下方に向かって開口している。流入管(52)の他端は、四方切換弁(45)の第2ポートと接続されている。
ガス流出管(53)は、容器本体(51)の側板に貫通して設けられた筒状の部材である。ガス流出管(53)は、容器本体(51)の側板から容器本体(51)内の中央に向かって延びている。ガス流出管(53)の先端部は上方に折れ曲がっている。ガス流出管(53)の一端は、容器本体(51)内の上部において上方に向かって開口している。ガス流出管(53)の他端は、圧縮機(41)の吸入管と接続されている。
液流出管(54)は、容器本体(51)の底板に開けられた貫通孔(55)(図2(C)を参照)に挿通された細い筒状の部材である。液流出管(54)は、容器本体(51)の底板から上方に向かって突出している。液流出管(54)の一端は、容器本体(51)内の底部において上方に開口している。液流出管(54)の他端は、容器本体(51)の外部において開閉弁(56)を介してガス流出管(53)に接続されている。
容器本体(51)の底部には、流入管(52)から流入した液冷媒および冷凍機油が溜まる貯留空間(70)が形成されている。貯留空間(70)には、仕切部材(60)が設けられている。仕切部材(60)は、容器本体(51)の底板に固定されている。仕切部材(60)は、垂直仕切部材としての板状部材(61)と、平面仕切部材としての傾斜板(62)とを備えている。
板状部材(61)は、下端が容器本体(51)の底板に接合されていて、上下方向に延びている。つまり、板状部材(61)の下端は、容器本体(51)の底面に連続している。板状部材(61)には、図2(B)および図2(D)に示すように、液冷媒および冷凍機油が流出する流出口としての流出孔(73)が形成されている。流出孔(73)は、板状部材(61)を厚さ方向に貫通する円形の孔である。流出孔(73)は、板状部材(61)の幅方向の中央に、上下方向に複数(図2に示す例では4つ)並べて設けられている。
板状部材(61)は、図2(A)に示すように、両側端が容器本体(51)の内周面に接合されている。つまり、板状部材(61)の両側端は、容器本体(51)の内周面に連続している。板状部材(61)は、貯留空間(70)を水平方向に2つの空間に区画している。一方の空間(図2(B)で右側の空間)は、液流出路(75)を構成している。液流出路(75)の下部には、液流出管(54)が開口している。
他方の空間には、傾斜板(62)が設けられている。傾斜板(62)は、円板のうち互いに対向する2つの部分を直線状に切り欠いた形状を有している。一方の直線状に切り欠かれた部分は、板状部材(61)の流出孔(73)の上方に接合されている。つまり、傾斜板(62)の一端は、板状部材(61)に連続している。傾斜板(62)は、板状部材(61)の流出孔(73)の上方から平面方向に延びている。つまり、流出孔(73)は、傾斜板(62)の直下に開口している。傾斜板(62)は、貯留空間(70)を上下に仕切っている。傾斜板(62)は、上下方向に等間隔に複数(図2に示す例では4つ)並べて設けられている。傾斜板(62)は、図2(A)に示すように、上面視において、互いに対向しかつ容器本体(51)の内面に沿った円弧状の部分と、これらの円弧状の部分に連続する弦状の部分とを有している。
隣り合う傾斜板(62)の間の空間と、最も下の傾斜板(62)と容器本体(51)の底板の間の空間とは、液冷媒および冷凍機油の流通路(72)となっている。つまり、各傾斜板(62)の下方には、液冷媒および冷凍機油の流通路(72)が形成されている。流通路(72)の一端(図2(B)で左側端)には、液冷媒および冷凍機油が流入する流入口(71)が開口している。流通路(72)の他端には、上記流出孔(73)が開口している。傾斜板(62)は、流入口(71)から流出孔(73)に向かって上方に傾斜している。従って、流入口(71)は、流出孔(73)よりも下方に配置されている。また、流出孔(73)は、流通路(72)において最も高い位置に配置されている。
〈アキュムレータの動作〉
蒸発器から流出した気液二相冷媒は、冷凍機油とともに流入管(52)から容器本体(51)に流入する。容器本体(51)に流入した気液二相冷媒は、容器本体(51)の内部でガス冷媒と液冷媒とに分離される。ガス冷媒は、ガス流出管(53)を通って容器本体(51)の外部へ流出する。液冷媒および冷凍機油は、混合液となって容器本体(51)の底部の貯留空間(70)に流れ込む。貯留空間(70)に流れ込んだ混合液は、流入口(71)を通って各傾斜板(62)の下方の流通路(72)に流入し、流出孔(73)へ向かって流れる。液冷媒よりも比重の小さい冷凍機油は、流入口(71)から流出孔(73)へ向かう間に流通路(72)内において混合液の上側に集合する。つまり、冷凍機油は、各傾斜板(62)の直下の領域に集合する。従って、冷凍機油を多く含む混合液が、傾斜板(62)の直下に開口する流出孔(73)を通って液流出路(75)に流れ込む。液流出路(75)に流れ込んだ冷凍機油を多く含む混合液は、液流出管(54)を通って容器本体(51)の外部へ流出して、ガス流出管(53)を流れるガス冷媒と合流する。
−実施形態1の効果−
本実施形態のアキュムレータ(50)では、容器本体(51)の内部に設けられた仕切部材(60)により、冷凍機油を多く含む混合液が容器本体(51)外へ流出するようにした。つまり、本実施形態のアキュムレータ(50)によれば、圧縮機(41)へ冷凍機油を十分に送ることができる。また、仕切部材(60)は可動部分を有しないので、アキュムレータ(50)の動作を長期にわたって安定させることができる。従って、信頼性を確保しつつ、液冷媒と冷凍機油とが二相分離した場合にも圧縮機(41)への油戻しを確実に行うことができる。
また、仕切部材(60)に、流出孔(73)が形成され、液流出管(54)が開口する液流出路(75)を区画する垂直仕切部材を設けた。これにより、流通路(72)を流れて流出孔(73)から流出した混合液のみが流れる液流出路(75)が形成される。つまり、冷凍機油を多く含む混合液のみが流れる液流出路(75)が形成される。従って、冷凍機油を多く含む混合液のみを液流出路(75)に開口する液流出管(54)から流出させることができる。
また、垂直仕切部材を、両側端が容器本体(51)の内周面に接合された板状部材(61)により構成したことにより、垂直仕切部材の構成が簡単なものとなる。従って、垂直仕切部材を容易に作製することができる。
また、仕切部材(60)に、容器本体(51)の平面方向に延びかつ下方に流通路(72)を形成する傾斜板(62)を設けたことにより、液冷媒および冷凍機油が流通路(72)を流れる時間がある程度確保される。よって、流出孔(73)付近では混合液の流れの乱れが収まるので、より多くの冷凍機油を流通路(72)内の上側に集合させることができる。従って、流出孔(73)を通って液流出管(54)から容器本体(51)外に流出する混合液に、より多くの冷凍機油を含ませることができる。
また、傾斜板(62)を、上下方向に複数(4つ)並べて設けたことにより、容器本体(51)内における混合液の液面高さによらず、圧縮機(41)への油戻しを確実に行うことができる。
また、平面仕切部材を、流入口(71)から流出孔(73)に向かって上方に傾斜する傾斜板(62)で構成したことにより、平面仕切部材を容易に作製することができる。
−実施形態1の変形例1−
実施形態1のアキュムレータ(50)では、図3(A)および図3(B)に示すように、板状部材(61)に形成される流出口の形状を変更してもよい。具体的に、本変形例のアキュムレータ(50)では、流出口は、板状部材(61)の幅方向に延びて開口する流出スリット(74)により構成されている。流出スリット(74)は、板状部材(61)を厚さ方向に貫通する細長い長方形状の孔である。
−実施形態1の変形例2−
実施形態1のアキュムレータ(50)では、図4に示すように、平面仕切部材の形状を変更してもよい。具体的に、本変形例のアキュムレータ(50)では、平面仕切部材は、流出孔(73)の上方から水平方向に延びる平板状の本体部(63a)と、流入口(71)側の本体部(63a)の一端から下方に折れ曲がる折れ板部(63b)とを備える水平板(63)により構成されている。折れ板部(63b)の下方には、流入口(71)が構成されている。この水平板(63)は、その本体部(63a)が水平方向に延びているので、組立工程における水平板(63)の配置が容易になされ得る。従って、アキュムレータ(50)の生産性を向上させることができる。
《発明の実施形態2》
本発明の実施形態2について説明する。本実施形態は、上記実施形態1のアキュムレータ(50)において、仕切部材(60)の構成を変更したものである。ここでは、本実施形態のアキュムレータ(50)について、図5を参照しながら、上記実施形態1と異なる点を説明する。
図5(B)に示すように、容器本体(51)内の底部の貯留空間(70)には、仕切部材(60)が設けられている。仕切部材(60)は、容器本体(51)の底板に固定されている。仕切部材(60)は、筒状仕切部材(64)と、平面仕切部材としての傾斜板(62)とを備えている。
筒状仕切部材(64)は、有底の円筒状に形成されている。筒状仕切部材(64)は、その外面と容器本体(51)の内面との間に所定間隔を存する姿勢で配置されている。筒状仕切部材(64)は、円筒形状の側板(64a)および円板状の底板(64b)(図5(A)を参照)を有している。筒状仕切部材(64)の側板(64a)は、全周にわたって容器本体(51)の側板と所定間隔をおいて対向している。筒状仕切部材(64)の底板(64b)は、容器本体(51)の底板と所定間隔をおいて対向している。
筒状仕切部材(64)の底板(64b)には支持脚(57)が設けられており、筒状仕切部材(64)はこの支持脚(57)により容器本体(51)の底板に支持されている。
筒状仕切部材(64)の側板(64a)には、図5(B)および図5(D)に示すように、液冷媒が流出する流出口としての流出孔(73)が形成されている。流出孔(73)は、筒状仕切部材(64)の側板(64b)を厚さ方向に貫通する円形の孔である。流出孔(73)は、上下方向に複数(図5に示す例では3つ)並べて設けられている。
筒状仕切部材(64)は、図5(A)に示すように、容器本体(51)と同軸に設けられていて、容器本体(51)の内面との間に液流出路(75)を区画している。液流出路(75)の下部の中央に開けられた貫通孔(55)(図5(C)を参照)には、液流出管(54)が挿通されている。液流出管(54)は、液流出路(75)の下部において上方に向かって開口している。
筒状仕切部材(64)の内部の空間には、傾斜板(62)が設けられている。傾斜板(62)は、円板の一部を直線状に切り欠いた形状を有している。傾斜板(62)は、筒状仕切部材(64)の内部に設けられていて、一端(直線状に切り欠かれた部分)が筒状仕切部材(64)の流出孔(73)の上方に接合されている。つまり、傾斜板(62)の一端は、筒状仕切部材(64)の流出孔(73)の上方に連続している。また、流出孔(73)は、傾斜板(62)の直下に開口している。傾斜板(62)は、上下方向に等間隔に複数(図5に示す例では3つ)並べて設けられている。傾斜板(62)は、図5(A)に示すように、上面視において、筒状仕切部材(64)の内面に沿った円弧状の部分と、この円弧状の部分に連続する弦状の部分とを有している。
隣り合う傾斜板(62)の間の空間と、最も下の傾斜板(62)と筒状仕切部材(64)の底板の間の空間とは、液冷媒および冷凍機油の流通路(72)となっている。つまり、各傾斜板(62)の下方には、液冷媒および冷凍機油の流通路(72)が区画形成されている。流通路(72)の一端(図5(B)で左側端)には、液冷媒および冷凍機油が流入する流入口(71)が開口している。流通路(72)の他端には、上記流出孔(73)が開口している。傾斜板(62)は、流入口(71)から流出孔(73)に向かって上方に傾斜している。従って、流入口(71)は、流出孔(73)よりも下方に配置されている。また、流出孔(73)は、流通路(72)において最も高い位置に配置されている。その他の構成は上記実施形態1と同様である。
−実施形態2の効果−
本実施形態のアキュムレータ(50)では、上記実施形態1のアキュムレータ(50)と同様の効果が得られる。
また、仕切部材(60)に、液流出管(54)が開口する液流出路(75)を容器本体(51)の内面との間に区画する筒状仕切部材(64)を設けたことにより、貯留空間(70)における外周寄りの全体にわたって液流出路(75)が形成されることになる。従って、容器本体(51)における貯留空間(70)に対応する任意の部位に液流出管(54)を配置できるので、アキュムレータ(50)の設計自由度を向上することができる。
−実施形態2の変形例−
実施形態2のアキュムレータ(50)では、図6に示すように、平面仕切部材の形状を変更してもよい。具体的に、本変形例のアキュムレータ(50)では、平面仕切部材は、流出孔(73)の上方から水平方向に延びる平板状の本体部(63a)と、流入口(71)側の本体部(63a)の一端から下方に折れ曲がる折れ板部(63b)とを備える水平板(63)により構成されている。折れ板部(63b)の下方には、流入口(71)が構成されている。この水平板(63)は、その本体部(63a)が水平方向に延びているので、組立工程における水平板(63)の配置が容易になされ得る。従って、アキュムレータ(50)の生産性を向上させることができる。
《発明の実施形態3》
本発明の実施形態3について説明する。本実施形態は、上記実施形態1のアキュムレータ(50)において、仕切部材(60)の構成を変更したものである。ここでは、本実施形態のアキュムレータ(50)について、図7を参照しながら、上記実施形態1と異なる点を説明する。
図7(B)に示すように、容器本体(51)内の底部の貯留空間(70)には、仕切部材(60)が設けられている。仕切部材(60)は、容器本体(51)の底板に固定されている。仕切部材(60)は、垂直仕切部材としての筒状部材(65)と、平面仕切部材としての傘状板(66)とを備えている。
筒状部材(65)は、容器本体(51)の水平方向の中央に配置されている(図7(A)を参照)。筒状部材(65)は、下端が容器本体(51)の底板に接合されていて、上下方向に延びている。つまり、筒状部材(65)の下端は、容器本体(51)の底面に連続している。筒状部材(65)には、図7(A)および図7(B)に示すように、液冷媒が流出する流出口としての一対の流出孔(73)が径方向において対向するように開口している。流出孔(73)は、筒状部材(65)を厚さ方向に貫通する円形の孔である。一対の流出孔(73)は、上下方向に複数(図7に示す例では4対)並べて設けられている。
筒状部材(65)は、貯留空間(70)をその内部の空間と外部の空間とに区画している。筒状部材(65)の内部の空間は、液流出路(75)を構成している。液流出路(75)の下部の中央に開けられた貫通孔(55)(図7(C)を参照)には、液流出管(54)が挿通されている。液流出管(54)は、液流出路(75)の下部において上方に向かって開口している。
筒状部材(65)の外部の空間には、傘状板(66)が設けられている。傘状板(66)は、筒状部材(65)における流出孔(73)の上方の全周から遠心方向に延びている。傘状板(66)は、図7(A)に示すように、上面視において、筒状部材(65)を中心として円形に広がっている。傘状板(66)の径方向内側の端部は、筒状部材(65)の流出孔(73)の上方に接合されている。つまり、傘状板(66)の一端は、筒状部材(65)に連続している。傘状板(66)は、貯留空間(70)を上下に仕切っている。傘状板(66)は、上下方向に等間隔に複数(図7に示す例では4つ)並べて設けられている。
隣り合う傘状板(66)の間の空間と、最も下の傘状板(66)と容器本体(51)の底板の間の空間とは、液冷媒および冷凍機油の流通路(72)となっている。つまり、各傘状板(66)の下方には、液冷媒および冷凍機油の流通路(72)が区画形成されている。流通路(72)の径方向外側の端部には、混合液が流入する流入口(71)が開口している。流通路(72)の径方向内側の端部には、上記流出孔(73)が開口している。傘状板(66)は、流入口(71)から流出孔(73)に向かって上方に傾斜している。従って、流入口(71)は、流出孔(73)よりも下方に配置されている。また、流出孔(73)は、流通路(72)において最も高い位置に配置されている。その他の構成は上記実施形態1と同様である。
−実施形態3の変形例1−
実施形態3のアキュムレータ(50)では、図8に示すように、筒状部材(65)の上端に蓋部材(67)を設けてもよい。
具体的に、本変形例のアキュムレータ(50)では、筒状部材(65)の上端には、液流出路(75)を閉鎖する蓋部材(67)が設けられている。蓋部材(67)は、筒状部材(65)の上端に連続していて、液流出路(75)の上端を覆っている。この蓋部材(67)により、流入管(52)から流入した液冷媒が、流通路(72)を介さずに液流出路(75)へ直接流れ込むことが防止される。従って、冷凍機油をあまり含まない混合液が液流出管(54)から流出することを防ぐことができる。
また、最上段の傘状板(66)と蓋部材(67)との間における筒状部材(65)には、一対の均圧孔(68)が径方向において対向するように開けられている。均圧孔(68)は、筒状部材(65)を厚さ方向に貫通する円形の孔である。これらの均圧孔(68)により、最上段の傘状板(66)の径方向外側の端部よりも混合液の液面高さが上昇したときは、筒状部材(65)内のガス冷媒が均圧孔(68)を通って筒状部材(65)外へ排出される。このため、蓋部材(67)の下方の空間にガス冷媒が密閉されて最上段の流通路(72)内における液面高さの上昇が妨げられることが回避される。
−実施形態3の変形例2−
実施形態3のアキュムレータ(50)では、図9に示すように、流入管(52)を容器本体(51)の頂板ではなく容器本体(51)の側板に貫通して設けてもよい。
具体的に、本変形例のアキュムレータ(50)では、流入管(52)は、容器本体(51)の側板の上部に貫通して設けられている。また、流入管(52)は、図9(A)に示すように、容器本体(51)の接線方向に沿うように接続されている。
容器本体(51)内では、流入管(52)から流入した気液二相冷媒が容器本体(51)の内壁面に沿うように流れることで、気液二相冷媒の旋回流が発生する。これにより、気液二相冷媒に遠心力が働いて、互いに比重の異なるガス冷媒と液冷媒とが分離される。分離されたガス冷媒は、ガス流出管(53)を通って容器本体(51)の外部へ流出する。分離された液冷媒および冷凍機油は、容器本体(51)の内壁面に沿って貯留空間(70)のうち径方向外側の部分に流れ落ちる。その後、液冷媒および冷凍機油は、混合液となって流入口(71)から流通路(72)へ流入する。
このように、実施形態3の変形例2に係るアキュムレータ(50)では、容器本体(51)の内壁面に沿って気液二相冷媒の旋回流を発生させる遠心分離方式の気液分離手段を容易に適用できる。
《その他の実施形態》
上記各実施形態では、平面仕切部材(62,63,66)および流出口(73,74)の個数を具体的に示しているが、これに限らず、平面仕切部材(62,63,66)および流出口(73,74)の個数はその他の任意の数であってもよい。
また、上記各実施形態では、蓋部材(67)は、筒状部材(65)の上端にのみ設けられているが、これに限らず、板状部材(61)または筒状仕切部材(64)の上端に設けられていてもよい。
さらに、上記各実施形態では、冷凍装置(20)は、3台の室内ユニット(63)を備えているが、これに限らず、2台以下または4台以上の室内ユニット(63)を備えていてもよい。
また、上記各実施形態では、冷凍装置(20)は、1台の室外ユニット(40)を備えているが、これに限らず、2台以上の室外ユニット(40)を備えていてもよい。
また、上記各実施形態では、冷媒回路(10)にはR32が充填されているが、これに限らず、その他の冷媒が充填されていてもよい。
さらに、上記各実施形態では、冷凍機油としてポリビニルエーテルが用いられているが、これに限らず、液冷媒よりも比重の小さくなるものであれば、その他の冷凍機油が用いられていてもよい。
以上説明したように、本発明は、アキュムレータおよびそれを備えた冷凍装置について有用である。
10 冷媒回路
50 アキュムレータ
51 容器本体
52 流入管
53 ガス流出管
54 液流出管
60 仕切部材
61 板状部材(垂直仕切部材)
62 傾斜板(平面仕切部材)
63 水平板(平面仕切部材)
63a 本体部
63b 折れ板部
64 筒状仕切部材
64a 側板
65 筒状部材(垂直仕切部材)
66 傘状板(平面仕切部材)
67 蓋部材
70 貯留空間
71 流入口
72 流通路
73 流出孔(流出口)
74 流出スリット(流出口)
75 液流出路

Claims (13)

  1. 冷凍機油が用いられる冷媒回路(10)に設けられ、気液二相冷媒を液冷媒とガス冷媒とに分離する容器本体(51)と、上記気液二相冷媒の流入管(52)と、上記ガス冷媒のガス流出管(53)と、上記液冷媒の液流出管(54)とを備えたアキュムレータ(50)であって、
    上記容器本体(51)の内部には、上記液冷媒の貯留空間(70)を上下に仕切り、上記液冷媒の流通路(72)を区画形成し、液冷媒よりも比重の小さい冷凍機油を集合させる仕切部材(60)が設けられ、
    上記仕切部材(60)には、上記流通路(72)の一端に開口する上記液冷媒の流入口(71)と、上記流通路(72)の他端に開口する上記液冷媒の流出口(73,74)とが形成され、
    上記流入口(71)は、上記流出口(73,74)よりも下方に配置されている
    ことを特徴とするアキュムレータ。
  2. 請求項1において、
    上記仕切部材(60)は、上記容器本体(51)の平面方向に延びかつ下方に上記流通路(72)を形成する平面仕切部材(62,63,66)を備えている
    ことを特徴とするアキュムレータ。
  3. 請求項2において、
    上記平面仕切部材(62,63,66)は、上下方向に複数並べて設けられている
    ことを特徴とするアキュムレータ。
  4. 請求項2または3において、
    上記平面仕切部材(62,63,66)は、上記流入口(71)から上記流出口(73,74)に向かって上方に傾斜している
    ことを特徴とするアキュムレータ。
  5. 請求項2または3において、
    上記平面仕切部材(62,63,66)は、水平方向に延びる平板状の本体部(63a)と、上記流入口(71)側の上記本体部(63a)の一端から下方に折れ曲がりかつ下方に上記流入口(71)を構成する折れ板部(63b)とを備えている
    ことを特徴とするアキュムレータ。
  6. 請求項2〜5のいずれか1項において、
    上記仕切部材(60)は、下端が上記容器本体(51)の底面に連続すると共に、上記流出口(73,74)が形成され、上記液流出管(54)が開口する液流出路(75)を区画する垂直仕切部材(61,65)を備え、
    上記平面仕切部材(62,63,66)の一端は、上記垂直仕切部材(61,65)に連続している
    ことを特徴とするアキュムレータ。
  7. 請求項6において、
    上記垂直仕切部材(61,65)は、両側端が上記容器本体(51)の内周面に連続する板状部材(61)により構成され、
    上記平面仕切部材(62,63,66)は、上記垂直仕切部材(61)の流出口(73,74)の上方から平面方向に延びている
    ことを特徴とするアキュムレータ。
  8. 請求項6において、
    上記垂直仕切部材(61,65)は、上記容器本体(51)の水平方向の中央に配置された筒状部材(65)により構成され、
    上記平面仕切部材(62,63,66)は、上記垂直仕切部材(65)における上記流出口(73,74)の上方の全周から上記垂直仕切部材(65)の遠心方向に延びている
    ことを特徴とするアキュムレータ。
  9. 請求項6〜8のいずれか1項において、
    上記垂直仕切部材(61,65)の上端には、上記液流出路(75)を閉鎖する蓋部材(67)が設けられている
    ことを特徴とするアキュムレータ。
  10. 請求項2〜5のいずれか1項において、
    上記仕切部材(60)は、有底筒状に形成されて上記容器本体(51)の内面との間に所定間隔を存するように配置されると共に、上記液流出管(54)が開口する液流出路(75)を上記容器本体(51)の内面との間に区画する筒状仕切部材(64)を備え、
    上記流出口(73,74)は、上記筒状仕切部材(64)の側板(64a)に形成され、
    上記平面仕切部材(62,63,66)は、上記筒状仕切部材(64)の内部に設けられ、一端が上記筒状仕切部材(64)の流出口(73,74)の上方に連続している
    ことを特徴とするアキュムレータ。
  11. 請求項10において、
    上記筒状仕切部材(64)の上端には、上記液流出路(75)を閉鎖する蓋部材(67)が設けられている
    ことを特徴とするアキュムレータ。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のアキュムレータ(50)が設けられた上記冷媒回路(10)を備え、
    上記冷媒回路(10)において冷媒を循環させて冷凍サイクルを行う
    ことを特徴とする冷凍装置。
  13. 請求項12において、
    上記冷媒回路(10)に充填された冷媒がR32である
    ことを特徴とする冷凍装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018091557A (ja) * 2016-12-05 2018-06-14 株式会社富士通ゼネラル 気液分離器およびこれを備えた空気調和装置
CN111059805A (zh) * 2019-12-11 2020-04-24 珠海格力电器股份有限公司 回油系统、冷水机组及空调器
US11828510B2 (en) 2019-10-31 2023-11-28 Daikin Industries, Ltd. Refrigeration apparatus

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