JP2013120028A - 気液分離器および冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化、低コストに適した可逆式の気液分離器を提供する。
【解決手段】気液分離器1Aは、密閉容器2の外部から内部に延びる3本の配管である第1配管3A、第2配管3Bおよびガス出口管4を備えている。密閉容器2内に配置されたガイド部材5は、上覆い部21との間に流入空間11を形成するとともに、筒状部22の内周面との間に二層流Fを通過させる流通路15を形成する。第1配管3Aおよび第2配管3Bは、どちらが気液二相流体を密閉容器2の内部へ流入させるときでも、他方が液溜まり13の液を液出口穴(31または32)から密閉容器2の外部へ流出させるように構成されている。したがって、気液二相流体をガスと液に効率よく分離でき、かつ、第1配管および第2配管はその一方が流入管、他方が出口管として機能し、小型かつ低コストで双方向式を実現できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、小型化に適した気液分離器およびこの気液分離器を用いた冷凍サイクル装置に関する。
従来から、旋回流による遠心力を利用して気液二相流体を液とガスに分離する気液分離器が知られている。このような気液分離器は、大きな遠心力を得るためにある程度の大きさが必要である。これに対し、近年では、表面張力を利用した気液分離器が提案されている。この表面張力を利用した気液分離器は、旋回流を形成する必要がなく、小型化が可能である(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、図14に示すような気液分離器100が開示されている。この気液分離器100では、密閉容器110の頂きに、密閉容器110の内部へ気液二相流体を流入させる入口管151が接続されており、密閉容器110の側部に、密閉容器110内で分離された液を密閉容器110の外部へ流出させる液出口管152が接続されている。また、密閉容器110内で分離されたガスを密閉容器110の外部へ流出させるガス出口管153は、密閉容器110の底を貫通して延びている。
密閉容器110内には、当該密閉容器110の内部を流入空間111と拡大空間113に仕切るとともに、それらの間に密閉容器110の内周面に沿った環状の極小空間112を形成する仕切り板120が配設されている。すなわち、入口管151から流入空間111へ流入した気液二相流体は極小空間112を通じて拡大空間113に流れ込むようになっており、極小空間112から拡大空間113にかけては流路断面積が急拡大する。
さらに、仕切り板120の下方には、密閉容器110の内周面に沿う筒状の分離部材130が仕切り板120に接するように配設されている。この分離部材130は、径方向内側に開口する複数の縦溝を有している。このように、流路面積が急拡大する部分に縦溝があることにより、表面張力を利用した気液分離が可能となっている。すなわち、縦溝内に流入した気液二相流体中の液は表面張力により溝内に留められ、ガスのみが溝から流出する。分離部材130によって分離された液は、密閉容器110の下部に溜まり、液出口管152を通じて外部に排出される。一方、分離されたガスは、密閉容器110の中心に集められ、ガス出口管153を通じて外部に排出される。
国際公開第2007/055386号公報
ところで、例えば空調に用いられる冷凍サイクル装置では、暖房運転と冷房運転とでヒートポンプ回路を流れる冷媒の向きが反転するため、双方向式の気液分離器が求められる。しかしながら、図14に示す気液分離器100では、流体の流れ方向が一方向のみであるため、流体の流れ方向が反転する箇所に使用することができない。
本発明は、このような事情に鑑み、小型化に適した双方向式の気液分離器およびこの気液分離器を用いた冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、上向きに噴射される気液二相流体を拡散させながら下向きに誘導することにより前記気液二相流体中に含まれる液を内側面に付着させて前記気液二相流体を液層とガスリッチ層の二層流に変換する上覆い部、前記液層を内周面に沿って流下させる筒状部、および、前記液層を保持して液溜まりを形成する下覆い部を含む密閉容器と、前記密閉容器内に配置され、前記上覆い部との間に流入空間を形成するとともに前記密閉容器の内周面との間に前記二層流を通過させる流通路を形成し、前記ガスリッチ層を前記密閉容器の内周面に沿って流下するようにガイドするガイド部材と、先端が前記流入空間内に開口するように前記下覆い部および前記ガイド部材を貫通して延び、前記液溜まりに浸る部分に液出口穴が設けられた第1配管と、先端が前記流入空間内に開口するように前記下覆い部および前記ガイド部材を貫通して延び、前記液溜まりに浸る部分に液出口穴が設けられた第2配管と、前記液層の表面張力によって前記ガスリッチ層から液が取り除かれたガスを前記密閉容器の外部に流出させるためのガス出口管とを備え、前記第1配管および前記第2配管は、どちらが前記気液二相流体を前記密閉容器の外部から前記流入空間へ流入させるときでも、他方が内部の前記液出口穴よりも上側に液面を形成しつつ前記液溜まりの液を前記液出口穴から前記密閉容器の外部へ流出させるように構成してある。
これにより、密閉容器の上覆い部によって気液二相流体の向きが180度反転させられるため、そのときの慣性力によってガスと液とをある程度分離することができる。さらに、そのようにして形成された二層流が密閉容器の内周面に沿って流下するため、液層の表面張力によってガスと液とをほぼ完全に分離することができる。この構成により、気液分離器の小型化を図ることができる。
さらに、上記の構成によれば、第1配管および第2配管の一方が気液二相流体の流入管として機能するときには、他方が液の出口管として機能する。そして、第1配管と第2配管の機能は、どちらに気液二相流体を供給するかを選択するだけで、流体の性状によって自然と入れ替わる。これにより、小型化に適したシンプルな構成で双方向式を実現することができる。
本発明は、上記の構成により、ガスと液とをほぼ完全に分離することができ、気液分離器の小型化を図ることができるとともに、第1配管と第2配管の流出入機能は、どちらに気液二相流体を供給するかを選択するだけで、流体の性状によって自然と入れ替わるから、逆止弁などを用いた従来の双方向式の気液分離器と比べ、小型化に適したシンプルな構成で双方向式を実現することができる。
本発明の実施形態1に係る気液分離器の縦断面図 図1のII−II線に沿った横断面図 (a)同実施の形態1における第1、第2配管に設けた円形の液出口穴を示す拡大図、(b)長円径の液出口穴を示す拡大図 (a)同実施の形態1に設けた整流板の一例を示し板に穴をあけたパンチングメタルの整流板を示す拡大図、(b)同実施の形態1に設けた整流板の他の例を示しメッシュの整流板を示す拡大図 本発明の実施の形態1に示す気液分離器を用いた冷凍サイクル装置の構成図 本発明の実施の形態2における気液分離器の縦断面図 本発明の実施の形態3における気液分離器縦断面図 本発明の実施の形態4に係る気液分離器の縦断面図 図8のII−II線に沿った横断面図 (a)同実施の形態4に設けたバネ形状の充填材を示す拡大図、(b)同実施の形態4に設けたメッシュ形状の充填材を示す拡大図 本発明の実施の形態5に係る気液分離器の縦断面図 図11のII−II線に沿った横断面図 (a)同実施の形態5に設けた発砲金属を示す拡大図、(b)同実施の形態5に設けた金属たわしを示す拡大図 従来の気液分離器の縦断面図
第1の発明は、上向きに噴射される気液二相流体を拡散させながら下向きに誘導することにより前記気液二相流体中に含まれる液を内側面に付着させて前記気液二相流体を液層とガスリッチ層の二層流に変換する上覆い部、前記液層を内周面に沿って流下させる筒状部、および、前記液層を保持して液溜まりを形成する下覆い部を含む密閉容器と、前記密閉容器内に配置され、前記上覆い部との間に流入空間を形成するとともに前記密閉容器の内周面との間に前記二層流を通過させる流通路を形成し、前記ガスリッチ層を前記密閉容器の内周面に沿って流下するようにガイドするガイド部材と、先端が前記流入空間内に開口するように前記下覆い部および前記ガイド部材を貫通して延び、前記液溜まりに浸る部分に液出口穴が設けられた第1配管と、先端が前記流入空間内に開口するように前記下覆い部および前記ガイド部材を貫通して延び、前記液溜まりに浸る部分に液出口穴が設けられた第2配管と、前記液層の表面張力によって前記ガスリッチ層から液が取り除かれたガスを前記密閉容器の外部に流出させるためのガス出口管とを備え、前記第1配管および前記第2配管は、どちらが前記気液二相流体を前記密閉容器の外部から前記流入空間へ流入させるときでも、他方が内部の前記液出口穴よりも上側に液面を形成しつつ前記液溜まりの液を前記液出口穴から前記密閉容器の外部へ流出させるように構成してある。
これにより、密閉容器の上覆い部によって気液二相流体の向きが180度反転させられるため、そのときの慣性力によってガスと液とをある程度分離することができる。さらに、そのようにして形成された二層流が密閉容器の内周面に沿って流下するため、液層の表面張力によってガスと液とをほぼ完全に分離することができる。この構成により、気液分離器の小型化を図ることができる。加えて、上記の構成によれば、第1配管および第2配管の一方が気液二相流体の流入管として機能するときには、他方が液の出口管として機能する。そして、第1配管と第2配管の機能は、どちらに気液二相流体を供給するかを選択するだけで、流体の性状によって自然と入れ替わる。これにより、逆止弁などを用いた従来の双方向式の気液分離器と比べ、小型化に適したシンプルな構成で双方向式を実現することができる。
第2の発明は、第1の発明におけるガイド部材はその外周面が下向きに拡径するテーパー状としたものであり、液とガスの二層流をスムーズに流通路に流入させつつも、ガスリッチ層の流速を徐々に速めることができ、液層の表面張力によってガスリッチ層から液の取り除き効果が向上し、液とガスとに分離する効果がより向上する。
第3の発明は、第1または第2の発明における第1配管および前記第2配管は並行に配置されるとともに、それぞれに設けられた液出口穴は配管の並ぶ方向において互いに反対向きに開口された構成としてあり、第1配管および前記第2配管の液出口穴同士間での気液二相流体の短絡を抑止できる。
第4の発明は、第1〜第3の発明における第1配管および前記第2配管は互いに近接して配置され、ガス出口管は当該ガス出口管の先端が下向きに開口するように上覆い部およびガイド部材の天井部を貫通して延びる構成としてあり、第1配管、第2配管の近接によって密閉容器を小径化することができるとともに、ガス出口管の先端をガイド部材で囲まれる空間の最も上方位置に配置することが可能なので、密閉容器内で完全に分離しきれな
かったミスト状の液を分離空間において重力でガスから分離する効果をより顕著に得ることができる。
第5の発明は、第1〜第4の発明における密閉容器の内周面とガイド部材の外周面との間に形成される流通路の下方に、密閉容器内周面に沿う筒状の分離部材を配設した構成としてあり、小型で分離効率の高い構成を低コストに実現することができる。
第6の発明は、第1〜第5の発明におけるガイド部材より下方で、密閉容器の筒状部から下覆い部の空間内に位置し、少なくとも第1配管と第2配管が貫通してなる整流板を備えた構成としてあり、第1配管または第2配管の一方が気液二相流体の流入管として機能する場合に、気液二相流体の一部が液出口穴を迂回するように流れ、液出口穴から流出した場合でも密閉容器の下部に溜まっている液成分の発泡を抑制することができ、液溜まりの流動をより安定に保つことが可能となる。その結果、整流板がない場合に比べて、気液分離器の動作範囲(流量)を広く取ることが可能となる。
第7の発明は、第1〜第6の発明における密閉容器の下部の整流板の下に充填材を充填した構成としたものであり、第1あるいは第2配管の穴から一部吹き出されたガス層による液溜まり部の乱れを、より効果的に抑えることができ、さらに小型で分離効率の高い構成を低コストに実現することができる。
第8の発明は、第1〜第7の発明における充填材に、整流板と一体になった多孔質発泡材を用いた構成としてあり、充填材を整流板で押さえる必要がなく、液溜まり部の乱れを効果的に抑えることができ、構成の簡素化による低コスト化が実現できる。
第9の発明は、第8の発明における多孔質の発泡材の空隙率を略80%以上としたものであり、密閉容器の内容積を稼ぎつつ、液溜まり部の攪拌防止を効果的に行うことが可能となる。
第10の発明は、冷媒を圧縮する圧縮機、室内の空気と冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器、冷媒を膨張させる第1膨張機構および第2膨張機構、ならびに室外の空気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器を含むとともに、上記第1〜第9発明のいずれか1項に記載の気液分離器であって、第1配管が前記第2膨張機構に接続され第2配管が前記第1膨張機構に接続された気液分離器を含むヒートポンプ回路と、前記圧縮機に冷媒の圧縮中に冷媒が注入されるように前記気液分離器の前記ガス出口管と前記圧縮機とを接続するインジェクション管と、前記ヒートポンプ回路に流れる冷媒の流れの方向を、暖房運転時に前記圧縮機から吐出された冷媒が前記室内熱交換器に導かれる第1方向に切り換え、冷房運転時に前記圧縮機から吐出された冷媒が前記室外熱交換器に導かれる第2方向に切り換える切換手段と、を備えた、冷凍サイクル装置であり、四方弁等を追加することなく簡単かつ安価な構成で高効率の冷凍サイクル装置を実現することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は、以下の実施形態によって限定されるものではない。
(実施形態1)
図1からび図4に、本発明の実施形態1に係る気液分離器1Aを示す。この気液分離器1Aは、鉛直方向に延びる密閉容器2と、密閉容器2の外部から内部に延びる3本の配管である第1配管3A、第2配管3Bおよびガス出口管4とを備えている。本実施形態では、ガス出口管4が密閉容器2の中心軸上に配置されており、第1配管3Aおよび第2配管3Bはガス出口管4を挟んで180度反対に位置している。
密閉容器2は、下向きに開口する半球状の上覆い部21、円筒状の筒状部22、および上向きに開口する半球状の下覆い部23を含む。上覆い部21は、上向きに噴射される気液二相流体を拡散させながら下向きに誘導することにより、気液二相流体中に含まれる液を内側面に付着させて、気液二相流体を液層F1とガスリッチ層F2の二層流Fに変換する。筒状部22は、液層F1を内周面に沿って流下させる。下覆い部23は、液層F1を保持して液溜まり13を形成する。
なお、上覆い部21および下覆い部23は、必ずしも半球状である必要はなく、例えば円盤状の主壁とこの主壁の周縁部から立ち上がる周壁とからなる桶状であってもよい。また、上覆い部21および下覆い部23の高さも、特に限定されるものではなく、任意に設定可能である。
密閉容器2内には、ガイド部材5が筒状部22の上部と対応する位置に配置されている。ガイド部材5は、上覆い部21との間に流入空間11を形成するとともに、筒状部22の内周面との間に二層流Fを通過させる流通路15を形成する。そして、ガイド部材5は、ガスリッチ層F2を筒状部22の内周面に沿って流下するようにガイドする。ガイド部材5の下方には、分離空間12が形成されている。換言すれば、ガイド部材5は、密閉容器2の内部を流入空間11と分離空間12とが筒状部22の内周面に沿った環状の極小空間のみで連通するように仕切っている。
ガイド部材5は、天井部51およびこの天井部51の周縁から垂れ下がる側壁部52を有する下向きに開口する軸対称な容器状の形状をなしており、ガス出口管4の先端は、ガイド部材5で囲まれる空間内に位置している。天井部51は、円盤状であり、フラットなガイド部材5の上面を構成している。側壁部52は、筒状部22の内周面と対向する、下向きに拡径するテーパー状のガイド部材5の外周面を構成している。ただし、ガイド部材5の上面は、必ずしもフラットである必要はなく、ガイド部材5の外周面と連続するようなドーム状の曲面であってもよいし、円錐面であってもよい。また、ガイド部材5の形状は、必ずしも軸対称である必要はないし、必ずしも容器状である必要はない。
ガス出口管4は、液層F1の表面張力によってガスリッチ層F2から液が取り除かれたガスを密閉容器2の外部に流出させるためのものである。具体的に、ガス出口管4は、当該ガス出口管4の先端が上向きに開口するように密閉容器2の下覆い部23を貫通して延びている。本実施形態では、ガス出口管4が鉛直方向に延びているが、ガス出口管4は、密閉容器2の筒状部22およびガイド部材5の側壁部52を貫通するように水平方向に延びていてもよい。また、ガイド部材5の天井部51と密閉容器2の上覆い部21を貫通して鉛直方向に延びていてもよい(図6)。
第1配管3Aおよび第2配管3Bは、先端が流入空間11内に開口するように密閉容器2の下覆い部23およびガイド部材5の天井部51を貫通して延びている。第1配管3Aおよび第2配管3Bは、例えば液溜まり13中で略90度折れ曲がっていてもよいが、ストレートでもよい。実施形態では、第1配管3Aおよび第2配管3Bは、鉛直方向に延びている。
第1配管3Aには、液溜まり13に浸る部分に液出口穴31が設けられ、第2配管3Bには、液溜まり13に浸る部分に液出口穴32が設けられている。そして、第1配管3Aおよび第2配管3Bは、どちらが気液二相流体を密閉容器2の外部から流入空間11へ流入させるときでも、他方が内部の液出口穴(31または32)よりも上側に液面を形成しつつ液溜まり13の液を液出口穴(31または32)から密閉容器2の外部へ流出させるように構成されている。
具体的には、液出口穴31,32が、液溜まり13の液面が降下した場合でもその液面よりも下方に位置するように、密閉容器2の底に近い位置に設けられている。
加えて上記第1配管3Aの液出口穴31と第2配管3Bの液出口穴32とは第1配管3Aと第2配管3Bとが並ぶ方向において互いに反対向きに開口している。
ここで、密閉容器2内では流入空間11と分離空間12の間以外では圧力損失がないと仮定し、液出口穴31,32の位置から液溜まり13の液面までの高さをha[m]、液出口穴31,32の位置から第1配管3A、第2配管3Bの先端までの高さをhb[m]、液の密度をρa[kg/m3]、ガスの密度をρb[kg/m3]とする。
第1配管3Aを通じて気液二相流体が導入されるときには、第2配管3Bの内部は液溜まり13の液面高さ近傍まで液出口穴32から流入した液に満たされ、これにより第2配管3B内に液面が形成される。逆に、第2配管3Bを通じて気液二相流体が導入されるときには、第1配管3Aの内部は液溜まり13の液面高さ近傍まで液出口穴31から流入した液に満たされ、これにより第1配管3A内に液面が形成される。
第1配管3Aを通じて気液二相流体が導入されるときには、液出口穴32基準で第2配管3B内の圧力をPINとしたとき、第2配管3Bの先端からガスが流入すると仮定すると、PINは流入空間11の圧力Pbを用いて、
IN=ρbghb+Pb ・・・(式1)
と表せる。また、液出口穴32基準で液溜り13内の圧力をPOUTとしたとき、POUTは分離空間12の圧力 a を用いて、
OUT=ρagha+Pa+ρbg(hb−ha) ・・・(式2)
と表せる。また、流入空間11と分離空間12の間の圧力損失ΔPの関係から、
a=Pb−ΔP ・・・(式3)
となる。これらの式1〜3からPaおよびPbを消去すると、
OUT−PIN=gha(ρa―ρb)−ΔP ・・・(式4)
となる。第2配管3Bの先端からガスが流入せずに液出口穴32から液が流出して第2配管3B内で液面が形成されるには、POUT>PINである必要があるので、以下の式5が導かれる。なお、この式5は、第2配管3Bを通じて気液二相流体が導入されるときでも同じである。
gha(ρa―ρb)−ΔP>0 ・・・(式5)
従って、流入空間11と分離空間12の間の圧力損失ΔP、すなわちガイド部材5と密閉容器2の筒状部22の内周面との間に形成される流通路15およびその近傍で発生する圧力損失ΔPが式5を満たすように、ガイド部材5の形状および液出口穴31,32の位置を設計すればよい。
液出口穴31、32の形状は、図3(a)に示すように円形でもよいが、図3(b)に示すように長円形でもよい。液出口穴31の面積は第1配管3Aの流路断面積以下、液出口穴32の面積は第2配管3Bの流路断面積以下に設定される。
さらに整流板7が、ガイド部材5より下方で、密閉容器2の筒状部22から下覆い部23の空間内に配設されており、第1配管3Aと第2配管3Bが貫通する構成になっている。この整流板7は、例えば図4の(a)で示すようにメッシュ構造、あるいは同図(b)で示す板に複数個穴を開けた構成とすればよい。
次に、気液分離器1Aの動作を説明する。なお、第1配管3Aを通じて気液二相流体が導入される場合と第2配管3Bを通じて気液二相流体が導入される場合とでは、第1配管
3Aと第2配管3Bの機能が逆になるだけであるので、以下では、第1配管3Aを通じて気液二相流体が導入される場合のみ説明する。
気液二相流体は、第1配管3Aを通じて密閉容器2の内部に導かれる。第1配管3Aには横向きに液出口穴31が設けられているが、流れは慣性により直進しようとするため、大半の気液二相流体が第1配管3Aの先端から流入空間11へと流入する。
流入空間11は上覆い部21によって上方から覆われているため、流入空間11へ流入した気液二相流体は周囲に拡散する。このとき、気液二相流体は、上覆い部21に衝突してもよいし、上覆い部21に衝突しなくてもよい。その後、気液二相流体は、徐々に下向きに向きを変えながら二層流Fへと変化する。すなわち、密閉容器2の上覆い部21によって気液二相流体の向きが180度反転させられるため、そのときの遠心力(慣性力)によってガスと液とをある程度分離することができる。
上覆い部21によって形成された二層流Fは、流通路15を通過し、筒状部22の内周面に沿って流下する。このとき、ガスリッチ層F2の流下速度は液層F1の流下速度よりも速いため、ガスリッチ層F2は液層F1の表面上を擦るように流れる。そのため、液層F1の表面張力によってガスリッチ層F2から液の大半が取り除かれ、二層流Fが液とガスとに分離される。
分離されたガスは、分離空間12内で上昇し、ガイド部材5で囲まれる空間内で下向きに向きを変える。このとき、ガス中に僅かに混入するミスト状の液が遠心力や重力で取り除かれる。その後、ガスは、ガス出口管4から密閉容器2の外部へと排出される。
一方、分離された液は、筒状部22の内周面上をそのまま流下し、液溜まり13を形成した後、第2配管3Bに横向きに設けられた液出口穴32から第2配管3Bへと流入し、密閉容器2の外部へと排出される。このとき、上述したように第2配管3Bの内部は液溜まり13の液面高さ近傍まで液出口穴32から流入した液に満たされるため、その液が第2配管3Bを閉塞する作用により、流入空間11内の気液二相流体は第2配管3Bを通じて密閉容器2の外部へと流出することはできない。
ここで、第1配管3Aの液出口穴31から気液二相流体の一部が液溜まり13へ流出してフォーミングが発生し液面が乱れるが、筒状部22から下覆い部23に配設された整流板7を設けることによりフォーミングが抑制され、液面の乱れも低減される。
以上説明したように、本実施形態では、上覆い部21による気液二相流体の向きの反転および液層F1の表面張力によってガスと液とをほぼ完全に分離することができるため、気液分離器1Aの小型化を図ることができる。
しかも、第1配管3Aおよび第2配管3Bの一方が気液二相流体の流入管として機能するときには、他方が液の出口管として機能する。そして、第1配管3Aと第2配管3Bの機能は、どちらに気液二相流体を供給するかを選択するだけで、流体の性状によって自然に入れ替わる。これにより、小型化に適したシンプルな構成で双方向式を実現することができる。さらには、密閉容器2内でアクチュエータなどによって流路を切り替える必要がないので、逆止弁などを用いた従来の双方向式の気液分離器と比べ、低コスト化を図ることが可能である。
また、第1配管3Aの液出口穴31と第2配管3Bの液出口穴32とは第1配管3Aと第2配管3Bとが並ぶ方向において互いに反対向きに開口しているので、液出口穴31,32間での気液二相流体の短絡を抑止できる。
また、ガイド部材5の外周面が下向きに拡径するテーパー状であるので、二層流Fをスムーズに流通路15に流入させつつも、ガスリッチ層F2の流速を徐々に速めることができる。
さらに、ガス出口管4の先端が上向きに開口しているので、ガイド部材5で囲まれる空間内では、ガスの流れが上向きから下向きに変更される。これにより、流れの向き変更に伴う遠心力をさらに利用してガス中に僅かに混入する液をより精度良く取り除くことができる。
また、第1配管3Aおよび第2配管3Bが実質的にストレートであれば、液出口穴31,32を液溜まり13の最深部付近に設けることが可能であり、液面高さが変動した場合でも、液出口穴31,32の位置から液溜まり13の液面までの高さhaを十分に確保することができる。これにより、気液分離器1Aの分離性能の安定性を向上させることができる。
また、筒状部22から下覆い部23に配設された整流板7を設けることによりフォーミングを抑制することができ、液面の乱れも低減され、分離性能の向上を図ることができる。
次に、図5を参照して、気液分離器1Aを用いた冷凍サイクル装置9を説明する。
この冷凍サイクル装置9は、室内の暖房および冷房を行う空調に用いられるものであり、冷媒を循環させるヒートポンプ回路90と、冷媒をバイパスするインジェクション管97とを備えている。
ヒートポンプ回路90は、冷媒を圧縮する圧縮機91、室内の空気と冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器93、冷媒を膨張させる第1膨張機構94および第2膨張機構95、ならびに室外の空気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器96を含む。気液分離器1Aは、第1配管3Aが第2膨張機構95に接続され第2配管3Bが第1膨張機構94に接続されるようにヒートポンプ回路90に組み込まれている。
圧縮機91は、低段作動室と高段作動室とが内部流路で接続された構成を有している。インジェクション管97は、圧縮機91に冷媒の圧縮中に冷媒が注入されるように気液分離器1Aのガス出口管4と圧縮機91の内部流路とを接続している。
さらに、ヒートポンプ回路90には、切換手段として四方弁92が設けられている。四方弁92は、ヒートポンプ回路90に流れる冷媒の流れの方向を、暖房運転時に圧縮機91から吐出された冷媒が室内熱交換器93に導かれる第1方向に切り換え、冷房運転時に圧縮機91から吐出された冷媒が室外熱交換器96に導かれる第2方向に切り換える。すなわち、暖房運転では、冷媒が室外熱交換器96で吸熱して室内熱交換器93で放熱し、冷房運転では、冷媒が室内熱交換器93で吸熱して室外熱交換器96で放熱する。なお、本発明の切換手段は四方弁92に限られるものではなく、例えばブリッジ回路などであってもよい。
図14に示すような従来の気液分離器100を暖房運転と冷房運転とで冷媒の流れの向きが逆転する冷凍サイクル装置9に用いる場合は、気液分離器100への冷媒の流入方向を一定にするための四方弁をさらに追加する必要がある。これに対し、双方向式の気液分離器1Aを冷凍サイクル装置9に用いれば、そのような四方弁を追加する必要がなく、膨張行程の途中で気液分離器1Aからガス冷媒を圧縮行程の途中に注入するインジェクショ
ンサイクルを実現することができる。これにより、冷媒の蒸発潜熱を用いて低温側熱源と熱交換する冷房運転時の室内熱交換器93や暖房運転時の室外熱交換器96の冷媒配管の圧力損失低減や、圧縮機91の圧縮動力低減等による冷凍サイクル装置9の高効率化を実現することができる。しかも、圧縮行程の途中に注入される冷媒による冷却効果で、圧縮比の高くなる低外気温時の吐出温度を抑制することができる。これにより、圧縮機91の回転数の上限を緩和することができるので、暖房能力の向上を図ることができる。
また、液出口穴31,32が小さく、かつ、冷媒の循環量が大きな場合には、液側の戻りが低下し、気液分離を達成するのが困難となる。その場合、単純に液出口穴31,32を大きくすると、液側の戻りが改善するが、今度は気液二相流体の流入側において、液出口穴31,32からの気液二相流体の流出量が増え、液溜まり13内の液の安定性が失われ、気液分離性能を保てなくなる恐れがある。
そこで、本実施形態のように、ガイド部材51より下方で、密閉容器2の筒状部22から下覆い部23の空間内に位置し、少なくとも第1配管3Aと第2配管3Bが貫通してなる整流板を設けたことによって液溜まり13内の液面安定性を向上することができ、液出口穴31,32をより大きくとることが可能となる。すなわち、気液分離器の流量に対する操作範囲を広げることが可能となる。
(実施の形態2)
気液分離器1Aの構成は、上述したものに限らず、種々の変形が可能である。例えば、図6や図7に示す構成を採用することも可能である。なお、実施形態1と同一構成部分には同一符号を付して、その説明を省略する。これらの点は、後述する実施形態3〜4でも同様である。
図6に示す気液分離器1Bでは、第1配管3Aおよび第2配管3Bが、互いに近接して配置されており、ガス出口管4が、当該ガス出口管4の先端が下向きに開口するように上覆い部21およびガイド部材5の天井部51を貫通して延びている。
この構成によれば、第1配管3Aおよび第2配管3Bを互いに近接して配置することができるため、密閉容器2を小径化することができる。また、ガス出口管4の先端をガイド部材5で囲まれる空間の最も上方位置に配置することが可能なので、密閉容器2内で完全に分離しきれなかったミスト状の液を分離空間12において重力でガスから分離する効果をより顕著に得ることができる。
(実施の形態3)
図7に示す気液分離器1Cでは、筒状部22の内周面とガイド部材5の外周面との間に形成される流通路15の下方に、筒状部22の内周面に沿う筒状の分離部材6が配設されている。分離部材6としては金属や樹脂からなるメッシュ材が用いられており、分離部材6の上部と側壁部52が概接触している。
本実施形態のように、分離部材6としてメッシュ材を用いれば、小型で分離効率の高い構成を低コストに実現することができる。メッシュ材は予め円筒状に形成されていてもよいし、帯状にカットしたメッシュ材を例えば2重または3重に円筒状に巻いて密閉容器2の内側に嵌め込んでもよい。
(実施形態4)
図8から図10に示す実施形態4に係る気液分離器は、実施形態1の気液分離器1Aと比べて、密閉容器2内の整流板7から下に充填材8が配設されていてこの充填材8が異なるだけであり、以下では充填材8のみについて説明する。
本実施形態では、密閉容器2の筒状部22から下覆い部23近傍に配置された整流板7の下方に、バネ状の充填材8が配設されている。
本実施形態のように、充填材8を用いれば、第1配管3Aの穴31から一部吹き出されたガス層により液溜まり13の乱れを、整流板をつける以上に抑えることができ、さらに小型で分離効率の高い構成を低コストに実現することができる。
ここで充填材8にはバネ形状の図10(a)を用いたが、メッシュ形状の図10(b)の充填材を用いてもよい。
(実施形態5)
図11から図13に示す実施形態5に係る気液分離器は、密閉容器2の筒状部22から下覆い部23の位置に、整流板と一体になった多孔質発泡材9が充填されている点が実施の形態1と異なる。
本実施形態のように、充填材と整流板が一体構成となっている多孔質発泡材9を用いれば、実施形態4の充填材による構成と比べて、充填材を整流板で押さえる必要がなく、液溜まり13の乱れをさらに抑えることができ、構成の簡素化、しいては低コスト化で実現することができる。さらに、多孔質発泡材9として空隙率を概ね80%以上にすることにより、密閉容器2の内容積を稼ぎつつ、液溜まり部13の攪拌防止を効果的に行うことが可能となる。
図13に本発明の実施形態5で用いた充填材を示す。ここでは(a)の多孔質発泡材9を用いたが、(b)の金属たわしなどを使用してもよい。また、金属製に限らず、樹脂を用いてもよい。
以上説明した各実施の形態の気液分離器はその所期の目的を達成する範囲において種々の変形が可能であるとともに、それらを組み合わせた構成とすることも可能であり、いずれの形態でも冷凍サイクル装置に適用可能である。
1A〜1G 気液分離器
11 流入空間
12 分離空間
13 液たまり
2 密閉容器
21 上覆い部
22 筒状部
23 下囲い部
3A 第1配管
3B 第2配管
31,32 液出口穴
4 ガス出口管
5 ガイド部材
6 分離部材
7 整流板
8 充填材
9 冷凍サイクル装置
90 ヒートポンプ回路
91 圧縮機
92 四方弁
93 室内熱交換器
94 第1膨張機構
95 第2膨張機構
96 室外熱交換器
97 インジェクション管

Claims (10)

  1. 上向きに噴射される気液二相流体を拡散させながら下向きに誘導することにより前記気液二相流体中に含まれる液を内側面に付着させて前記気液二相流体を液層とガスリッチ層の二層流に変換する上覆い部、前記液相を内周面に沿って流下させる筒状部、および、前記液層を保持して液溜まりを形成する下覆い部を含む密閉容器と、
    前記密閉容器内に配置され、前記上覆い部との間に流入空間を形成するとともに前記密閉容器の内周面との間に前記二層流を通過させる流通路を形成し、前記ガスリッチ層を前記密閉容器の内周面に沿って流下するようにガイドするガイド部材と、
    先端が前記流入空間内に開口するように前記下覆い部および前記ガイド部材を貫通して延び、前記液溜まりに浸る部分に液出口穴が設けられた第1配管と、
    先端が前記流入空間内に開口するように前記下覆い部および前記ガイド部材を貫通して延び、前記液溜まりに浸る部分に液出口穴が設けられた第2配管と、
    前記液層の表面張力によって前記ガスリッチ層から液が取り除かれたガスを前記密閉容器の外部に流出させるためのガス出口管とを備え、
    前記第1配管および前記第2配管は、どちらが前記気液二相流体を前記密閉容器の外部から前記流入空間へ流入させるときでも、他方が内部の前記液出口穴よりも上側に液面を形成しつつ前記液溜まりの液を前記液出口穴から前記密閉容器の外部へ流出させるように構成された、気液分離器。
  2. ガイド部材はその外周面が下向きに拡径するテーパー状である請求項1に記載の気液分離器。
  3. 第1配管および前記第2配管は並行に配置するとともに、それぞれに設けられた液出口穴は配管の並ぶ方向において互いに反対向きに開口された請求項1または2に記載の気液分離器。
  4. 第1配管および前記第2配管は互いに近接して配置され、ガス出口管は当該ガス出口管の先端が下向きに開口するように上覆い部およびガイド部材の天井部を貫通して延びている請求項1〜3のいずれか1項に記載の気液分離器。
  5. 密閉容器の内周面とガイド部材の外周面との間に形成される流通路の下方に、密閉容器内周面に沿う筒状の分離部材を配設した請求項1〜4のいずれか1項に記載の気液分離器。
  6. ガイド部材より下方で、密閉容器の筒状部から下覆い部の空間内に位置し、少なくとも第1配管と第2配管が貫通してなる整流板を備えている請求項1〜5のいずれか1項に記載の気液分離器。
  7. 密閉容器の整流板の下に充填材を充填した請求項1〜6のいずれか1項に記載の気液分離器。
  8. 充填材に、整流板と一体になった多孔質発泡材を用いた請求項1〜7のいずれか1項に記載の気液分離器。
  9. 多孔質の発泡材の空隙率は略80%以上にした請求項8に記載の気液分離器。
  10. 冷媒を圧縮する圧縮機、室内の空気と冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器、冷媒を膨張させる第1膨張機構および第2膨張機構、ならびに室外の空気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器を含むとともに、上記請求項1〜8のいずれか1項に記載の気液分離器であって、第1配管が前記第2膨張機構に接続され第2配管が前記第1膨張機構に接続さ
    れた気液分離器を含むヒートポンプ回路と、
    前記圧縮機に冷媒の圧縮中に冷媒が注入されるように前記気液分離器の前記ガス出口管と前記圧縮機とを接続するインジェクション管と、
    前記ヒートポンプ回路に流れる冷媒の流れの方向を、暖房運転時に前記圧縮機から吐出された冷媒が前記室内熱交換器に導かれる第1方向に切り換え、冷房運転時に前記圧縮機から吐出された冷媒が前記室外熱交換器に導かれる第2方向に切り換える切換手段と、
    を備えた、冷凍サイクル装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016114308A (ja) * 2014-12-16 2016-06-23 東芝キヤリア株式会社 中間圧レシーバおよび冷凍サイクル装置
WO2020195711A1 (ja) 2019-03-22 2020-10-01 日本電気株式会社 液分離器、冷却システム及び気液分離方法

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