JP2016114308A - 中間圧レシーバおよび冷凍サイクル装置 - Google Patents

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貴宏 図司
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Abstract

【課題】本発明は、容器の内部に飽和液となった蓄えられた液相冷媒を、フラッシュを生じさせることなく膨張装置に導くことができる中間圧レシーバを得ることにある。【解決手段】中間圧レシーバ(5)は、円筒状の容器(15)、冷媒流入管(17又は18)、冷媒流出管(17又は18)および気相流出管(16)を備えている。冷媒流入管(17又は18)は、気液二相冷媒を容器(15)に導く要素であり、容器(15)の底に接続されている。冷媒流出管(17又は18)は、容器(15)に蓄えられた液相冷媒を膨張装置(10, 11)に導く要素であり、容器(15)の底に接続されている。気相流出管(16)は、容器(15)内で気液二相冷媒から分離された気相冷媒が流入する要素であり、容器(15)に接続されている。容器(15)は、膨張装置(10, 11)よりも高い位置に保持されている。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、気液分離機能を有する中間圧レシーバおよび中間圧レシーバを搭載した冷凍サイクル装置に関する。
凝縮器と蒸発器との間で冷媒を循環させる経路に、気液分離機能を有する中間圧レシーバを設置した冷凍サイクル装置が知られている。
この種の冷凍サイクル装置によると、凝縮器で凝縮された高圧の液相冷媒は、第1の膨張装置で減圧されて中間圧の気液二相冷媒に相変化する。第1の膨張装置を通過した気液二相冷媒は、第1の冷媒流通管を介して中間圧レシーバに流入し、当該中間圧レシーバ内で気相冷媒と液相冷媒とに分離される。気相冷媒は、気相流出管から圧縮機に戻される。
一方、中間圧レシーバに蓄えられた液相冷媒は、第2の冷媒流通管を介して第2の膨張装置に導かれ、第2の膨張装置で減圧されて低温・低圧の気液二相冷媒に相変化する。低温・低圧の気液二相冷媒は、蒸発器を通過する過程で低温・低圧の気相冷媒に相変化するとともに、四方弁を経て圧縮機に戻される。
中間圧の気液二相冷媒が流入する中間圧レシーバは、円筒状の容器を備えており、当該容器の底部に第1の冷媒流通管および第2の冷媒流通管が接続されている。従来の中間圧レシーバでは、第1の冷媒流通管の下流端部および第2の冷媒流通管の上流端部が容器の周壁の接線方向に沿って延びている。さらに、第1の冷媒流通管から容器内に流入した気液二相冷媒により生じる旋回流に対し、第2の冷媒流通管の上流端部が向かい合うように第2の冷媒流通管の向きが規定されている。
これにより、気液二相冷媒に含まれる気相冷媒が第2の冷媒流通管の上流端部に流入し難くなり、中間圧レシーバの内部で気液分離が効率よく行われる。
特許第5143040号公報
従来の中間圧レシーバによると、容器内の液相冷媒は、容器の底部から第2の冷媒流通管を通じてそのまま上方に流出する。そのため、容器内の液相冷媒の液面と第2の膨張装置との位置関係によっては、容器の底部に開口された第2の冷媒流通管の内部に液ヘッド分の圧力を十分に作用させることが困難となる。
この結果、第2の冷媒流通管の内部を流れる液相冷媒に圧力降下が生じ、液相冷媒の一部が気化して第2の膨張装置に導かれる液相冷媒中に気泡が発生するのを否めない。
本発明の目的は、容器の内部に飽和液となった蓄えられた液相冷媒を、フラッシュを生じさせることなく膨張装置に導くことができる中間圧レシーバおよび冷凍サイクル装置を得ることにある。
実施形態によれば、中間圧レシーバは、円筒状の容器、冷媒流入管、冷媒流出管および気相流出管を備えている。前記冷媒流入管は、気液二相冷媒を前記容器に導く要素であり、前記容器の底に接続されている。前記冷媒流出管は、前記容器に蓄えられた液相冷媒を膨張装置に導く要素であり、前記容器の前記底に接続されている。前記気相流出管は、前記容器内で気液二相冷媒から分離された気相冷媒が流入する要素であり、前記容器に接続されている。前記容器は、前記膨張装置よりも高い位置に保持されている。
第1の実施形態に係る冷凍サイクル装置の回路図である。 第1の実施形態で用いる中間圧レシーバの断面図である。 図2のF3−F3線に沿う断面図である。 第2の実施形態に係る冷凍サイクル装置の回路図である。 第2の実施形態で用いる中間圧レシーバの断面図である。 図5のF6−F6線に沿う断面図である。 第3の実施形態で用いる中間圧レシーバの断面図である。 図7のF8−F8線に沿う断面図である。 第4の実施形態で用いる中間圧レシーバの断面図である。 (A)は、第1の冷媒流通管の上端部の断面図である。(B)は、図10(A)のF10B−F10Bに沿う断面図である。(C)は、図10(A)の矢印F10Cの方向から見た側面図である。 第5の実施形態で用いる中間圧レシーバの断面図である。 (A)は、第1の冷媒流通管の先端部の断面図である。(B)は、第1の冷媒流通管の先端部を曲げた状態を示す断面図である。 第6の実施形態で用いる中間圧レシーバの断面図である。 第7の実施形態において、冷却モードで冷凍サイクル装置を運転した時の中間圧レシーバの断面図である。 第7の実施形態において、加熱モードで冷凍サイクル装置を運転した時の中間圧レシーバの断面図である。 第8の実施形態において、冷却モードで冷凍サイクル装置を運転した時の中間圧レシーバの断面図である。 第8の実施形態において、加熱モードで冷凍サイクル装置を運転した時の中間圧レシーバの断面図である。 第1の冷媒流通管、第2の冷媒流通管および邪魔板の位置関係を示す中間圧レシーバの断面図である。 第9の実施形態に係る冷凍サイクル装置の回路図である。 第9の実施形態で用いる中間圧レシーバの断面図である。
[第1の実施形態]
以下、第1の実施形態について、図1ないし図3を参照して説明する。
図1は、例えば冷水もしくは温水を生成する空冷ヒートポンプチリングユニット温水循環加湿器等に用いられる冷凍サイクル装置1の回路図である。本実施形態の冷凍サイクル装置1は、冷却モードおよび加熱モードで運転が可能である。
図1に示すように、冷凍サイクル装置1は、圧縮機2、四方弁3、第1の熱交換器としての空気熱交換器4、中間圧レシーバ5、第2の熱交換器としての水熱交換器6およびアキュームレータ7を主要な要素として備えている。前記複数の要素は、冷媒が循環する循環回路8を介して接続されている。
具体的に述べると、圧縮機2の吐出口は、四方弁3の第1ポート3aに接続されている。四方弁3の第2ポート3bは、空気熱交換器4に接続されている。空気熱交換器4は、膨張弁又はキャピラリーチューブのような第1の膨張装置10を介して中間圧レシーバ5の底部に接続されている。中間圧レシーバ5の底部は、膨張弁又はキャピラリーチューブのような第2の膨張装置11を介して水熱交換器6の冷媒流路の上流端に接続されている。
水熱交換器6は、冷媒流路との間で熱交換を行なう水流路を有している。水流路の上流端は、給水源に接続されている。水流路の下流端は、例えば貯湯タンク、給湯栓又は空調用機器に接続されている。水熱交換器6の下流端は、四方弁3の第3ポート3cに接続されている。四方弁3の第4ポート3dは、アキュームレータ7を介して圧縮機2の吸入口に接続されている。
さらに、中間圧レシーバ5の上部は、膨張弁又はキャピラリーチューブのようなバイパス用膨張装置12を介してバイパス配管13に接続されている。バイパス配管13は、四方弁3の第4ポート3dとアキュームレータ7との間を結ぶ循環回路8の吸入回路8aに接続されている。
本実施形態では、循環回路8のうち中間圧レシーバ5と第1の膨張装置10とを接続する箇所が第1の冷媒配管14aで構成され、中間圧レシーバ5と第2の膨張装置11との間を接続する箇所が第2の冷媒配管14bで構成されている。さらに、中間圧レシーバ5とバイパス用膨張装置12とを接続する箇所が第3の冷媒配管14cで構成されている。
中間圧レシーバ5は、第1の膨張装置10を通過した中間圧の気液二相冷媒を中間圧の気相冷媒と中間圧の液相冷媒とに分離する機能を兼ね備えている。図2および図3に示すように、中間圧レシーバ5は、円筒状の容器15、気相流出管16、第1の冷媒流通管17および第2の冷媒流通管18を主要な要素として備えている。
容器15は、中空円筒状の容器本体20と、容器本体20の下端開口部を閉塞する底板21と、容器本体20の上端開口部を閉塞する上蓋22と、で構成されている。本実施形態によると、容器本体20は、容器15の周壁15aを構成している。底板21は、円盤状の中間部21aと、中間部21aの周縁から上向きに張り出す外周部21bと、を含んでいる。同様に、上蓋22は、比較的フラットな円盤状の中間部22aと、中間部22aの周縁から下向きに張り出す外周部22bと、を含んでいる。底板21の外周部21bおよび上蓋22の外周部22bは、共に円弧状に湾曲されている。
このため、底板21および上蓋22は、夫々椀形の形状を有している。底板21および上蓋22を椀形とすることで、容器15を薄肉化しつつ容器15の強度を確保することができる。
底板21の外周部21bの上縁部は、容器本体20の下端部に嵌合されるとともに、例えば溶接等の手段により容器本体20に固定されている。上蓋22の外周部22bの下縁部は、容器本体20の上端部に嵌合されるとともに、例えば溶接等の手段により容器本体20に固定されている。このため、容器本体20、底板21および上蓋22は、互いに協働して液相冷媒を蓄える分離室23を規定している。さらに、容器15は、分離室23の中心を通って鉛直方向に延びる中心線O1を有している。
本実施形態によると、容器15は、脚24a,24bを介して水平な設置面Gの上に据え付けられている。脚24a,24bは、容器15の底部から設置面Gを指向するように下向きに延びている。そのため、容器15は、設置面Gよりも高い位置で起立した姿勢に保持されている。
図2に示すように、気相流出管16は、真っ直ぐな直管で構成されているとともに、容器15の中心線O1と同軸状に配置されている。気相流出管16の下端部16aは、上蓋22の中間部22aに接続されている。本実施形態では、気相流出管16の下端部16aは、上蓋22の中間部22aを貫通するとともに、当該中間部22aに溶接等の手段により固定されている。
冷媒入口26が気相流出管16の下端部16aに形成されている。冷媒入口26は、分離室23に蓄えられた液相冷媒の液面Lよりも上方に位置するように分離室23の上端部に開口されている。気相流出管16の上端部16bは、容器15の上方に突出されているとともに、第3の冷媒配管14cを介してバイパス用膨張装置12に接続されている。
図2に示すように、第1の冷媒流通管17および第2の冷媒流通管18は、夫々真っ直ぐな直管で構成されている。第1の冷媒流通管17は、容器15の中心線O1に沿って起立している。第1の冷媒流通管17の上端部17aは、底板21の中間部21aに接続されている。本実施形態では、第1の冷媒流通管17の上端部17aは、容器15の下方から底板21の中間部21aを貫通するとともに、当該中間部21aに溶接等の手段により固定されている。
第1の冷媒流通口27が第1の冷媒流通管17の上端部17aに形成されている。第1の冷媒流通口27は、分離室23の底部に開口されているとともに、分離室23内で容器15の上蓋22と向かい合っている。
第2の冷媒流通管18は、容器15の中心線O1に沿って起立している。第2の冷媒流通管18の上端部18aは、底板21の中間部21aに接続されている。本実施形態では、第2の冷媒流通管18の上端部18aは、容器15の下方から底板21の中間部21aを貫通するとともに、当該中間部21aに溶接等の手段により固定されている。
第2の冷媒流通口28が第2の冷媒流通管18の上端部18aに形成されている。第2の冷媒流通口28は、分離室23の底部に開口されているとともに、分離室23内で容器15の上蓋22と向かい合っている。
図3に示すように、第1の冷媒流通口27および第2の冷媒流通口28は、容器15の中心線O1と直交して容器15の径方向に延びる基準線X1の上に位置されているとともに、当該基準線X1の上で中心線O1を間に挟んで互いに並んでいる。
言い換えると、第1の冷媒流通管17の第1の冷媒流通口27および第2の冷媒流通管18の第2の冷媒流通口28は、中心線O1に対し線対称に配置されている。そのため、第1の冷媒流通口27および第2の冷媒流通口28は、分離室23の底部で容器15の径方向に互いに離れている。
第1の冷媒流通管17および第2の冷媒流通管18は、容器15の底から設置面Gに向けて突出されている。さらに、第1の冷媒流通口27および第2の冷媒流通口28は、分離室23に蓄えられた液相冷媒の液面Lよりも下方に位置されている。そのため、第1の冷媒流通管17の内部および第2の冷媒流通管18の内部には、液ヘッド分の圧力が作用するようになっている。
第1の冷媒流通管17の下端部17bは、第1の冷媒配管14aを介して第1の膨張装置10に接続されている。同様に、第2の冷媒流通管18の下端部18bは、第2の冷媒配管14bを介して第2の膨張装置11に接続されている。
本実施形態によると、中間圧レシーバ5の容器15は、脚24a,24bの長さに対応した分だけ設置面Gよりも高い位置に据え付けられている。そのため、容器15は、冷凍サイクル装置1の中で第1の冷媒配管14a、第1の膨張装置10、第2の冷媒配管14bおよび第2の膨張装置11よりも高い位置に保持されている。
次に、冷凍サイクル装置1を冷却モードで運転した時の動作について説明する。
冷却モードでは、四方弁3は、図1に実線で示すように第1ポート3aが第2ポート3bに連通し、第3ポート3cが第4ポート3dに連通するように切り替えられている。
冷却モードで冷凍サイクル装置1の運転が開始されると、低温・低圧の気相冷媒が圧縮機2で圧縮され、高圧の過熱度の大きな気相冷媒となって循環回路8に吐出される。圧縮機2から吐出された高温・高圧の気相冷媒は、四方弁3を経由して凝縮器として機能する空気熱交換器4に導かれる。空気熱交換器4に導かれた気相冷媒は、空気と熱交換することにより凝縮し、高圧の液相冷媒に相変化する。
空気熱交換器4を通過した高圧の液相冷媒は、第1の膨張装置10で減圧され、中間圧の気液二相冷媒に相変化する。第1の膨張装置10を通過した気液二相冷媒は、第1の冷媒配管14aおよび第1の冷媒流通管17を介して中間圧レシーバ5の分離室23の底部に流入する。
具体的に述べると、図2に示すように、気泡bを含む気液二相冷媒は、第1の冷媒流通管17の第1の冷媒流通口27から分離室23の底部に流入する。気液二相冷媒が分離室23に流入すると、気泡bを含む気相冷媒は液相冷媒よりも密度が低いために、浮力を受けて上昇する。この結果、気相冷媒よりも密度が高い液相冷媒が飽和液となって分離室23の底部に溜まり、液相冷媒よりも密度が小さい気相冷媒が分離室23の上部に溜まる。
このため、冷却モードでは、第1の冷媒流通管17が中間圧の気液二相冷媒を分離室23に流入させる冷媒流入管として機能する。第1の冷媒流通管17から分離室23に流入した中間圧の気液二相冷媒は、分離室23内で中間圧の気相冷媒と中間圧の液相冷媒とに分離される。
分離室23の上部に溜まった中間圧の気相冷媒は、気相流出管16を通って分離室23から流出するとともに、第3の冷媒配管14cを経てバイパス用膨張装置12に導かれる。中間圧の気相冷媒は、バイパス用膨張装置12で減圧され、低温・低圧の気相冷媒に相変化する。バイパス用膨張装置12を通過した低温・低圧の気相冷媒は、バイパス配管13および循環回路8の吸入回路8aを通じてアキュームレータ7に流入する。
一方、分離室23の底部に蓄えられた液相冷媒は、重力を受けて第2の冷媒流通管18の第2の冷媒流通口28に流入する。すなわち、第2の冷媒流通口28は、分離室23に蓄えられた液相冷媒の液面Lよりも下方で分離室23の底部に開口されているので、第2の冷媒流通管18の内部に液ヘッド分の圧力が作用する。
この結果、分離室23に蓄えられた中間圧の液相冷媒は、そのまま第2の冷媒流通口28から第2の冷媒流通管18を通じて容器15の下方に流出する。したがって、冷却モードでは、第2の冷媒流通管18が冷媒流出管として機能する。
分離室23から流出した中間圧の液相冷媒は、第2の冷媒流通管18から第2の冷媒配管14bを経て第2の膨張装置11に導かれる。中間圧の液相冷媒は、第2の膨張装置11で減圧され、低温・低圧の気液二相冷媒に相変化する。第2の膨張装置11を通過した低温・低圧の気液二相冷媒は、水熱交換器6の冷媒流路に導かれ、当該冷媒流路を通過する過程で水流路を流れる水と熱交換する。言い換えると、水熱交換器6が蒸発器として機能する。
この結果、冷媒流路を流れる気液二相冷媒は、蒸発して水流路内の水から熱を受け入れ、蒸発潜熱によって低温・低圧の気相冷媒に相変化する。水流路内の水は、潜熱を奪われることにより冷やされ、冷水となって例えば空調用機器に供給される。
水熱交換器6を通過した低温・低圧の気相冷媒は、四方弁3を通じて循環回路8の吸入回路8aに流入し、当該吸入回路8aでバイパス配管13から戻される低温・低圧の気相冷媒と合流した後、アキュームレータ7を経て圧縮機2の吸込口に吸い込まれる。圧縮機2に吸い込まれた低温・低圧の気相冷媒は、再び高温の過熱度の大きな気相冷媒となって圧縮機2から循環回路8に吐出される。
本実施形態によると、第2の冷媒流通管18の第2の冷媒流通口28は、中間圧レシーバ5の分離室23に蓄えられた液相冷媒の液面Lよりも下方に位置している。このため、液相冷媒は、第2の冷媒流通管18の内部に作用する液ヘッド分の圧力、ならびに中間圧力と吸入圧力との圧力差により第2の冷媒流通口28からそのまま下方に流出する。
この際、中間圧レシーバ5の分離室23は、第2の冷媒流通管18の下流に位置された第2の膨張装置11よりも高い位置に設置されているので、分離室23から第2の膨張装置11に至る経路を流れる冷媒に生じる圧力損失よりも、第2の冷媒流通管18の内部に作用する液ヘッド分の圧力を高くすることができる。
特に、第2の冷媒流通管18から第2の膨張装置11までの配管長を極力短くしたり、あるいは配管径を太くして内部流速を低くすれば、分離室23から第2の膨張装置11に至る経路の圧力損失が抑制され、液相冷媒に過大な圧力降下が生じるのを回避することができる。
この結果、分離室23に飽和液となった蓄えられた液相冷媒を、フラッシュを生じさせることなく第2の膨張装置11に導くことが可能となり、冷凍サイクル装置1の冷却能力の低下あるいは制御性の悪化を防止できる。
一方、加熱モードでは、四方弁3は、図1に破線で示すように、第1ポート3aが第3ポート3cに連通し、第2ポート3bが第4ポート3dに連通するように切り替えられている。
加熱モードで運転が開始されると、低温・低圧の気相冷媒が圧縮機2で圧縮され、高圧の過熱度の大きな気相冷媒となって循環回路8に吐出される。圧縮機2から吐出された高温・高圧の気相冷媒は、四方弁3を経由して水熱交換器6の冷媒流路に導かれ、当該冷媒流路を流れる過程で水流路を流れる水と熱交換する。すなわち、加熱モードでは、水熱交換器6が凝縮器として機能する。
この結果、冷媒流路を流れる気相冷媒は、水流路を流れる水と熱交換することにより凝縮し、高圧の液相冷媒に相変化する。水流路内の水は、気相冷媒の熱を受けることにより加熱され、温水となって例えば空調用機器に供給される。
水熱交換器6を通過した液相冷媒は、第2の膨張装置11で減圧され、中間圧の気液二相冷媒に相変化する。第2の膨張装置11を通過した中間圧の気液二相冷媒は、第2の冷媒配管14bおよび第2の冷媒流通管18を介して中間圧レシーバ5の分離室23の底部に流入する。
具体的に述べると、気泡bを含む気液二相冷媒は、第2の冷媒流通管18の第2の冷媒流通口28から分離室23の底部に流入する。気液二相冷媒が分離室23に流入すると、前記冷却モードの時と同様に、気相冷媒よりも密度が高い液相冷媒が飽和液となって分離室23の底部に溜まり、液相冷媒よりも密度が小さい気相冷媒が分離室23の上部に溜まる。したがって、加熱モードでは、第2の冷媒流通管18が中間圧の気液二相冷媒を分離室23に導く冷媒流入管として機能する。
分離室23の上部に溜まった中間圧の気相冷媒は、気相流出管16から第3の冷媒配管14cを経てバイパス用膨張装置12に導かれるとともに、バイパス用膨張装置12で減圧されて低温・低圧の気相冷媒に相変化する。バイパス用膨張装置12を通過した低温・低圧の気相冷媒は、バイパス配管13および循環回路8の吸入回路8aを通じてアキュームレータ7に流入する。
分離室23の底部に蓄えられた液相冷媒は、重力を受けて第1の冷媒流通管17の第1の冷媒流通口27に流入する。すなわち、第1の冷媒流通口27は、分離室23内の液相冷媒の液面Lよりも下方で分離室23の底部に開口されているので、第1の冷媒流通管17の内部に液ヘッド分の圧力が作用する。
この結果、分離室23に蓄えられた中間圧の液相冷媒は、そのまま第1の冷媒流通口27から第1の冷媒流通管17を通じて容器15の下方に流出する。したがって、加熱モードでは、第1の冷媒流通管17が冷媒流出管として機能する。
分離室23から流出した中間圧の液相冷媒は、第1の冷媒流通管17から第1の冷媒配管14aを経て第1の膨張装置10に導かれる。中間圧の液相冷媒は、第1の膨張装置10で減圧され、低温・低圧の気液二相冷媒に相変化する。第1の膨張装置10を通過した低温・低圧の気液二相冷媒は、空気熱交換器4で熱交換することにより蒸発し、低温・低圧の気相冷媒に相変化する。言い換えると、空気熱交換器4が蒸発器として機能する。
空気熱交換器4を通過した低温・低圧の気相冷媒は、四方弁3を通じて循環回路8の吸入回路8aに流入し、当該吸入回路8aでバイパス配管13から戻される低温・低圧の気相冷媒と合流した後、アキュームレータ7を経て圧縮機2の吸込口に吸い込まれる。圧縮機2に吸い込まれた低温・低圧の気液二相冷媒は、再び高温の過熱度の大きな気相冷媒となって圧縮機2から循環回路8に吐出される。
本実施形態によると、第1の冷媒流通管17の第1の冷媒流通口27は、中間圧レシーバ5の分離室23に蓄えられた液相冷媒の液面Lよりも下方に位置するので、液相冷媒は、第1の冷媒流通管17の内部に作用する液ヘッド分の圧力、ならびに中間圧力と吸入圧力との圧力差により第1の冷媒流通口27からそのまま下方に流出する。
この際、中間圧レシーバ5の分離室23は、第1の冷媒流通管17の下流に位置された第1の膨張装置10よりも高い位置に設置されているので、分離室23から第1の膨張装置10に至る経路を流れる冷媒に生じる圧力損失よりも、第1の冷媒流通管17の内部に作用する液ヘッド分の圧力を高くすることができる。
特に、第1の冷媒流通管17から第1の膨張装置10までの配管長を極力短くしたり、あるいは配管径を太くして内部流速を低くすれば、分離室23から第1の膨張装置10に至る経路の圧力損失が抑制され、液相冷媒に過大な圧力降下が生じるのを回避することができる。したがって、加熱モードにおいても分離室23に蓄えられた液相冷媒を、フラッシュを生じさせることなく第1の膨張装置10に導くことができる。
第1の実施形態において、第1の冷媒流通管17および第2の冷媒流通管18の形状は直管に限らず、例えば第1の冷媒流通管17の下端部17bおよび第2の冷媒流通管18の下端部18bを横向きに折り曲げるようにしてもよい。
さらに、中間圧レシーバ5の容器15を第1の膨張装置10および第2の膨張装置11よりも高い位置に設置する手段は、脚24a,24bに特定されるものではない。例えば、中間圧レシーバ5の容器15を設置面Gから起立した壁にブラケットを用いて固定することで、中間圧レシーバ5の設置位置を高めてもよい。
[第2の実施形態]
図4ないし図6は、第2の実施形態を開示している。
第2の実施形態は、中間圧レシーバ5の気相流出管31に関する事項が第1の実施形態と相違している。それ以外の中間圧レシーバ5を含む冷凍サイクル装置1の構成は、第1の実施形態と同様である。そのため、第2の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成については同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
図5および図6に示すように、気相流出管31は、真っ直ぐな直管部31aを有している。気相流出管31の直管部31aは、容器15の中心線O1の上で容器15の底板21に接続されている。
具体的に述べると、気相流出管31の直管部31aは、容器15の下方から中心線O1に沿って底板21の中間部21aを貫通しており、当該直管部31aの軸方向に沿う中間部が底板21の中間部21aに溶接等の手段により固定されている。このため、気相流出管31は、直管部31aの上半分の領域が容器15の分離室23に収容されているとともに、分離室23に蓄えられた液相冷媒の液面Lを貫通している。
図5に示すように、冷媒入口32が直管部31aの上端部31bに形成されている。冷媒入口32は、上蓋22の中間部22aに近接した位置で分離室23に開口されており、分離室23に蓄えられた液相冷媒の液面Lよりも上方に位置されている。
さらに、直管部31aの下半分の領域は、第1の冷媒流通管17と第2の冷媒流通管18との間を通って容器15の下方に突出されている。直管部31aの下端部31cは、第3の冷媒配管14cを介してバイパス用膨張装置12に接続されている。
本実施形態によると、第1の冷媒流通管17、第2の冷媒流通管18および気相流出管31の全てが容器15の底板21の中間部21aを貫通して容器15の下方に突出されているとともに、容器15の径方向に延びる基準線X1の上に一列に配列されている。
このため、中間圧レシーバ5を組み立てる際に、第1の冷媒流通管17、第2の冷媒流通管18および気相流出管31は、共通の底板21に固定すればよく、中間圧レシーバ5の組み立て作業を容易に行うことができる。
特に、第1の冷媒流通管17、第2の冷媒流通管18および気相流出管31は、全て真っ直ぐな直管で構成されているので、容器15の底板21に対し容器15の外から第1の冷媒流通管17、第2の冷媒流通管18および気相流出管31を差し込んで固定することができる。
よって、組み立てが完了した容器15に、第1の冷媒流通管17、第2の冷媒流通管18および気相流出管31を個々に接続することができ、容器15の製造工程を簡略化することができる。
しかも、第1の冷媒流通管17、第2の冷媒流通管18および気相流出管31の全てが容器15の底板21に接続されているので、容器15の上蓋22の上に配管用のスペースを確保する必要はない。この結果、中間圧レシーバ5を設置するためのスペースをコンパクトにすることができる。
さらに、容器15の上から配管用のスペースを排除できるので、例えば中間圧レシーバ5を設置すべき箇所の高さ寸法が制限されていても、配管用のスペースの分だけ容器15の設置位置を高くすることができる。
このため、冷却モードでの運転時においては、分離室23の下流に位置された第2の冷媒流通管18および第2の冷媒配管14bに作用する液ヘッド分の圧力を十分に確保できる。よって、分離室23に蓄えられた液相冷媒を、フラッシュを生じさせることなく第2の膨張装置11に導くことができる。
同様に、加熱モードでの運転時においては、分離室23の下流側に位置された第1の冷媒流通管17および第1の冷媒配管14aに作用する液ヘッド分の圧力を十分に確保できる。したがって、分離室23に蓄えられた液相冷媒を、フラッシュを生じさせることなく第1の膨張装置10に導くことができる。
[第3の実施形態]
図7および図8は、第3の実施形態を開示している。
第3の実施形態は、第1の冷媒流通管17および第2の冷媒流通管18に関する事項が第1の実施形態と相違している。それ以外の中間圧レシーバ5を含む冷凍サイクル装置1の構成は、第2の実施形態と同様である。そのため、第3の実施形態において、第2の実施形態と同一の構成については同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
図7および図8に示すように、分離室23の底部に導入された第1の冷媒流通管17の上端部17aは、容器15の径方向に延びた基準線X1の上で容器15の中心線O1から遠ざかる方向に円弧状に曲げられている。
具体的に述べると、第1の冷媒流通管17の上端部17aは、分離室23の底部で容器本体20の周壁15aの下端部を指向するように湾曲された第1の湾曲部41を含んでいる。第1の冷媒流通管17の中心を通る鉛直線P1に対する第1の湾曲部41の曲げ角度θ1は、例えば30°以上、90°以下とすることが望ましい。第1の冷媒流通管17の上端部17aを湾曲させたことで、第1の冷媒流通管17の第1の冷媒流通口27は、底板21の中間部21aに対し斜め上向きに開口されている。
分離室23の底部に導入された第2の冷媒流通管18の上端部18aは、容器15の径方向に延びた基準線X1の上で容器15の中心線O1から遠ざかる方向に円弧状に曲げられている。
具体的に述べると、第2の冷媒流通管18の上端部18aは、分離室23の底部で容器本体20の周壁15aの下端部を指向するように湾曲された第2の湾曲部42を含んでいる。第2の冷媒流通管18の中心を通る鉛直線P2に対する第2の湾曲部42の曲げ角度θ2は、例えば30°以上、90°以下とすることが望ましい。第2の冷媒流通管18の上端部18aを湾曲させたことで、第2の冷媒流通管18の第2の冷媒流通口28は、底板21の中間部21aに対し斜め上向きに開口されている。
したがって、第1の冷媒流通管17の第1の湾曲部41と第2の冷媒流通管18の第2の湾曲部42とは、分離室23の底部で互いに遠ざかるように逆方向に曲げられている。
本実施形態によると、冷凍サイクル装置1を冷却モードで運転した時、気泡bを含む気液二相冷媒は、第1の冷媒流通管17の第1の冷媒流通口27から分離室23の底部に流入する。第1の冷媒流通口27は、第1の湾曲部41の存在により分離室23の底部で容器本体20の周壁15aの下端部を指向するように斜め上向きに開口されているので、気液二相冷媒は、第1の冷媒流通口27から周壁15aの下端部の内面に向けて噴出する。
このため、気液二相冷媒は、周壁15aの内面に沿うようにして分離室23に流入することになり、当該気液二相冷媒が分離室23内で容器15の上蓋22に向けて鉛直方向に一気に吹き上がるのを回避できる。よって、液相冷媒の液滴が分離室23の上部に到達するのを防止できるとともに、液滴が分離室23の上部に開口された気相流出管31の冷媒入口32に流入し難くなる。
一方、冷凍サイクル装置1を加熱モードで運転した時、気泡bを含む気液二相冷媒は、第2の冷媒流通管18の第2の冷媒流通口28から分離室23の底部に流入する。第2の冷媒流入口28は、第2の湾曲部42の存在により分離室23の底部で容器本体20の周壁15aの下端部を指向するように斜め上向きに開口されているので、気液二相冷媒は、第2の冷媒流通口28から周壁15aの下端部の内面に向けて噴出する。
このため、気液二相冷媒は、周壁15aの内面に沿うようにして分離室23に流入することになり、当該気液二相冷媒が分離室23内で容器15の上蓋22に向けて鉛直方向に一気に吹き上がるのを回避できる。よって、液相冷媒の液滴が分離室23の上部に到達するのを防止できるとともに、液滴が分離室23の上部に開口された気相流出管31の冷媒入口32に流入し難くなる。
ところで、本実施形態では、容器15の底板21を椀状に形成したことに伴い、第1の冷媒流通管17および第2の冷媒流通管18が底板21の中間部21aを貫通している。このため、第1の冷媒流通管17の上端部17aおよび第2の冷媒流通管18の上端部18aが容器15の中心線O1に接近した位置で分離室23の底部に導入されている。
このような構成において、第1の冷媒流通管17の第1の冷媒流通口27および第2の冷媒流通管18の第2の冷媒流通口28を容器15の鉛直方向に沿うように上向きに開口させると、第1の冷媒流通口27および第2の冷媒流通口28が容器15の周壁15aの内面から離れる。そのため、気液二相冷媒が容器15の周壁15aの内面に沿って流通し難くなる。
しかるに、本実施形態では、第1の冷媒流通口27および第2の冷媒流通口28は、共に分離室23の底部で周壁15aの内面を指向するように斜め上向きに開口されている。加えて、第1の湾曲部41および第2の湾曲部42を設けたことで、第1の冷媒流通口27および第2の冷媒流通口28が周壁15aに近づいている。
このため、気液二相冷媒は、第1の冷媒流通口27又は第2の冷媒流通口28から周壁15aの内面に沿うようにして流れ、この流れの過程で気泡bを含む密度の低い気相冷媒が液相冷媒から分離される。
よって、第1の冷媒流通管17の上端部17aおよび第2の冷媒流通管18の上端部18aを曲げるだけのシンプルな構成で気液分離効率を高めることができる。
第3の実施形態において、第1の湾曲部41の曲げ角度θ1および第2の湾曲部42の曲げ角度θ2は、互いに同じでもよいし相違していてもよい。
[第4の実施形態]
図9および図10は、第4の実施形態を開示している。
第4の実施形態は、第1の冷媒流通管17および第2の冷媒流通管18に関する事項が第3の実施形態と相違している。それ以外の中間圧レシーバ5を含む冷凍サイクル装置1の構成は、第3の実施形態と同様である。そのため、第4の実施形態において、第3の実施形態と同一の構成については同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
図9および図10に示すように、第1の冷媒流通管17の上端部17aは、容器15の鉛直方向に沿うよう分離室23の底部に導入されている。ガイド片51が第1の冷媒流通管17の上端部17aに一体に形成されている。ガイド片51は、第1の冷媒流通管17の上端部17aの周壁に機械加工により切り込み52を形成し、当該切り込み52により囲まれた箇所を第1の冷媒流通管17の内側に押し込むことで構成されている。
詳しく述べると、図10(C)に示すように、切り込み52は、一対の直線部52a,52bと、湾曲部52cとで規定されている。直線部52a,52bは、第1の冷媒流通管17の軸方向に延びているとともに、第1の冷媒流通管17の周方向に互いに間隔を存して並んでいる。湾曲部52cは、直線部52a,52bの下端の間に跨るとともに、下向きの円弧を描くように湾曲されている。
図10(A)に矢印A示すように、第1の冷媒流通管17の上端部17aの周壁のうち、切り込み52で囲まれた領域を押圧すると、当該領域が直線部52a,52bの上端の間を結ぶ真っ直ぐな折り曲げ線53を支点として第1の冷媒流通管17の内側に入り込む。これにより、第1の冷媒流通管17の上端部17aにガイド片51が形成される。
ガイド片51は、第1の冷媒流通管17の中心を通る鉛直線P1に対して傾いている。鉛直線P1に対するガイド片51の傾斜角度θ3は、例えば30°以上、90°以下とすることが望ましい。したがって、ガイド片51は、第1の冷媒流通管17の上端部17aの内側で容器本体20の周壁15aの下端部を指向するように斜め上向きに延びている。
ガイド片51のうち切り込み52の湾曲部52cに対応する先端縁51aは、円弧状に湾曲された形状を有している。そのため、図10(B)に示すように、ガイド片51の先端縁51aは、第1の冷媒流通管17の内周面に沿っており、ガイド片51の先端縁51aと第1の冷媒流通管17の内周面との間に生じる隙間gが極力小さく抑えられている。
さらに、第1の冷媒流通管17の上端部17aの切り込み52は、上端部17aの周壁に第1の冷媒流通口27を規定している。第1の冷媒流通口27は、ガイド片51の下に位置されるとともに、底板21の外周部21bを指向するように分離室23の底部に開口されている。
図9に示すように、第2の冷媒流通管18の上端部18aは、容器15の鉛直方向に沿うよう分離室23の底部に導入されている。第2の冷媒流通管18の上端部18aには、第1の冷媒流通管17と同様のガイド片51と、ガイド片51の下に位置された第2の冷媒流通口28と、が形成されている。第2の冷媒流通口28は、分離室23の底部で第1の冷媒流通口27とは逆方向に開口されている。
本実施形態によると、冷凍サイクル装置1を冷却モードで運転した時、第1の冷媒流通管17の上端部17aに達した気泡bを含む気液二相冷媒の多くは、傾斜されたガイド片51により容器本体20の周壁15aの下端部の方向に案内されるとともに、第1の冷媒流通口27から周壁15aの下端部の内面に向けて噴出する。
冷凍サイクル装置1を加熱モードで運転した時、第2の冷媒流通管18の上端部18aに達した気泡bを含む気液二相冷媒の多くは、傾斜されたガイド片51により容器本体20の周壁15aの下端部の方向に案内されるとともに、第2の冷媒流通口28から周壁15aの下端部の内面に向けて噴出する。
この結果、冷却モードおよび加熱モードのいずれにおいても、気液二相冷媒は、容器15の周壁15aの内面に沿うようにして分離室23に流入することになり、気液二相冷媒が分離室23内で容器15の上蓋22に向けて鉛直方向に一気に吹き上がるのを防止できる。
さらに、本実施形態によると、気液二相冷媒の流れ方向を案内するガイド片51は、第1の冷媒流通管17の上端部17aおよび第2の冷媒流通管18の上端部18aの内側に位置されている。そのため、第1の冷媒流通管17の上端部17aおよび第2の冷媒流通管18の上端部18aは、共に直管の形状を維持し、容器15の底板21に対し容器15の外から第1の冷媒流通管17および第2の冷媒流通管18を差し込んで固定することができる。
よって、組み立てが完了した容器15に、第1の冷媒流通管17、第2の冷媒流通管18および気相流出管31を個々に接続することが可能となり、容器15の製造工程を簡略化することができる。
第4の実施形態において、第1の冷媒流通管17のガイド片51の曲げ角度θ3および第2の冷媒流通管18のガイド片51の曲げ角度θ3は、互いに同じでもよいし相違していてもよい。
[第5の実施形態]
図11および図12は、第5の実施形態を開示している。
第5の実施形態は、第1の冷媒流通管17および第2の冷媒流通管18に関する事項が第4の実施形態と相違している。それ以外の中間圧レシーバ5を含む冷凍サイクル装置1の構成は、第4の実施形態と同様である。そのため、第5の実施形態において、第4の実施形態と同一の構成については同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
図11に示すように、第1の冷媒流通管17の上端部17aは、容器15の鉛直方向に沿うよう分離室23の底部に導入されている。第1の冷媒流通管17の上端部17aに、底板21の外周部21bを指向するように開口された第1の冷媒流通口27が形成されている。第1の冷媒流通口27は、第1の冷媒流通管17の上端部17aを機械加工により斜めに切り落とし、その尖った先端部を第1の冷媒流通管17の管径の範囲内で円弧状に湾曲させることで構成されている。
具体的に述べると、図12(A)に示すように、第1の冷媒流通管17の上端部17aに、先細り状に尖った尖鋭部61が形成されている。尖鋭部61は、第1の冷媒流通管17の上端部17aを第1の冷媒流通管17の中心を通る鉛直線P1に対し斜めにカットすることで構成されている。
尖鋭部61は、楕円形状の開口端62と、当該開口端62と向かい合う先端壁部63と、を有している。本実施形態では、図12(B)に矢印Bで示すように、第1の冷媒流通管17の先端壁部63を第1の冷媒流通管17の管径Dの範囲内で開口端62の方向に押圧することで、先端壁部63を円弧状に湾曲させている。湾曲された先端壁部63は、第1の冷媒流通管17と同軸の鉛直線P1と交差するガイド部64を構成している。鉛直線P1に対するガイド部64の傾斜角度θ4は、例えば30°以上、90°以下とすることが望ましい。ガイド部64は、第1の冷媒流通管17の上端部17aで容器本体20の周壁15aの下端部を指向するように斜め上向きに延びている。
この結果、第1の冷媒流通管17の上端部17aが管径Dの範囲内で底板21の外周部21bを指向するように変形し、前記開口端62が分離室23の底部に開口された第1の冷媒流通口27として機能するようになっている。
図11に示すように、第2の冷媒流通管18の上端部18aは、容器15の鉛直方向に沿うよう分離室23の底部に導入されている。第2の冷媒流通管18の上端部18aには、第1の冷媒流通管17と同様のガイド部64および第2の冷媒流通口28が形成されている。第2の冷媒流通口28は、分離室23の底部で第1の冷媒流通口27とは逆方向に開口されている。
本実施形態によると、冷凍サイクル装置1を冷却モードで運転した時、第1の冷媒流通管17の上端部17aに達した気泡bを含む気液二相冷媒の多くは、傾斜されたガイド部64により容器本体20の周壁15aの下端部の方向に案内されるとともに、第1の冷媒流通口27から周壁15aの下端部の内面に向けて噴出する。
冷凍サイクル装置1を加熱モードで運転した時、第2の冷媒流通管18の上端部18aに達した気泡bを含む気液二相冷媒の多くは、傾斜されたガイド部64により容器本体20の周壁15aの下端部の方向に案内されるとともに、第2の冷媒流通口28から周壁15aの下端部の内面に向けて噴出する。
この結果、冷却モードおよび加熱モードのいずれにおいても、気液二相冷媒は、容器15の周壁15aの内面に沿うようにして分離室23に流入することになり、気液二相冷媒が分離室23内で容器15の上蓋22に向けて鉛直方向に一気に吹き上がるのを防止できる。
さらに、本実施形態によると、気液二相冷媒の流れ方向を案内するガイド部64は、第1の冷媒流通管17および第2の冷媒流通管18の管径Dの範囲内に位置されている。そのため、第1の冷媒流通管17の上端部17aおよび第2の冷媒流通管18の上端部18aは、共に直管の形状を維持することができ、容器15の底板21に対し容器15の外から第1の冷媒流通管17および第2の冷媒流通管18を差し込んで固定することができる。
よって、組み立てが完了した容器15に、第1の冷媒流通管17、第2の冷媒流通管18および気相流出管31を個々に接続することができ、容器15の製造工程を簡略化することができる。
第5の実施形態において、第1の冷媒流通管17のガイド部64の曲げ角度θ4および第2の冷媒流通管18のガイド部64の曲げ角度θ4は、互いに同じでもよいし相違していてもよい。
[第6の実施形態]
図13は、第6の実施形態を開示している。
第6の実施形態は、第3の実施形態をさらに発展させた内容であって、中間圧レシーバ5を含む冷凍サイクル装置1の構成は、第3の実施形態と同様である。そのため、第6の実施形態において、第3の実施形態と同一の構成には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
図13は、中間圧レシーバ5の容器15を径方向に沿って破断した時の第1の冷媒流通管17の第1の湾曲部41と第2の冷媒流通管18の第2の湾曲部42との位置関係を平面的に示している。図13において、直線Y1は、基準線X1に対する第1の冷媒流通口27の開口方向を示し、直線Y2は、基準線X1に対する第2の冷媒流通口28の開口方向を示している。
図13に示すように、第1の冷媒流通口27は、直線Y1が第1の冷媒流通管17に隣接した位置で基準線X1と直交する容器15の接線Z1と交差する方向を指向するように開口されている。本実施形態では、直線Y1と基準線X1とで規定される角度θ5は、例えば60°〜80°に設定されている。
第2の冷媒流通口28は、直線Y2が第2の冷媒流通管18に隣接した位置で基準線X1と直交する容器15の接線Z2と交差する方向を指向するように開口されている。本実施形態では、直線Y2と基準線X1とで規定される角度θ6は、例えば60°〜80°に設定されている。
さらに、第1の冷媒流通口27および第2の冷媒流通口28は、容器15の内部で互いに逆方向を指向するように開口されている。言い換えると、第1の冷媒流通口27は、容器15の中心線O1を中心として容器15の周方向に180°回動させた時に、丁度第2の冷媒流通口28と重なり合うような位置関係を有している。
本実施形態によると、第1の冷媒流通口27の開口方向を示す直線Y1が基準線X1と直交する容器15の接線Z1と交差しているので、冷却モードの時に第1の冷媒流通口27から分離室23の底部に流入する気液二相冷媒は、分離室23内で容器本体20の内面に沿って旋回するように流れる。
しかも、第1の冷媒流通口27は、容器本体20の周壁15aの下端部を指向するように斜め上向きに開口されているので、気泡bを含む気液二相冷媒は、分離室23内で旋回しながら上昇する。このため、液相冷媒に比べて密度が低い気相冷媒が積極的に分離室23の上部に導かれる。
冷却モードの時に分離室23の底部に蓄えられた液相冷媒が流入する第2の冷媒流通口28は、分離室23内で第1の冷媒流入口27に対し逆向きに開口されている。そのため、分離室23に蓄えられた液相冷媒は、分離室23内で旋回する気液二相冷媒の流れに対向しながら第2の冷媒流通口28に流入する。したがって、気泡bを含む気相冷媒が第2の冷媒流通口28に流入し難くなる。
一方、第2の冷媒流通口28の開口方向を示す直線Y2にしても、基準線X1と直交する容器15の接線Z2と交差しているので、加熱モードの時に第2の冷媒流通口28から分離室23の底部に流入する気液二相冷媒は、分離室23内で容器本体20の内面に沿って旋回するように流れる。
しかも、第2の冷媒流通口28は、容器本体20の周壁15aの下端部を指向するように斜め上向きに開口されているので、気泡bを含む気液二相冷媒は、分離室23内で旋回しながら上昇する。このため、液相冷媒に比べて密度が低い気相冷媒が積極的に分離室23の上部に導かれる。
加熱モードの時に分離室23の底部に蓄えられた液相冷媒が流入する第1の冷媒流通口27は、分離室23内で第2の冷媒流入口28に対し逆向きに開口されている。そのため、分離室23に蓄えられた液相冷媒は、分離室23内で旋回する気液二相冷媒の流れに対向しながら第1の冷媒流通口27に流入する。
したがって、冷却モードおよび加熱モードのいずれにおいても、気泡bを含む気相冷媒が第1の冷媒流通口27又は第2の冷媒流通口28に流入し難くなり、第1の膨張装置10又は第2の膨張装置11に対しフラッシュを生じさせない状態で液相冷媒を導くことができる。
さらに、本実施形態によると、気液二相冷媒は、周壁15aの内面に沿う旋回流となって分離室23に流入するので、当該気液二相冷媒が分離室23内で容器15の上蓋22に向けて鉛直方向に一気に吹き上がるのを防止できる。
よって、第3の実施形態と同様に、液相冷媒の液滴が分離室23の上部に到達するのを防止でき、液滴が分離室23の上部に開口された気相流出管31の冷媒入口32に流入し難くなる。
本実施形態において、分離室23内のスワールを強化する必要がある場合は、第1の冷媒流通口27の開口方向を規定する角度θ5および第2の冷媒流通口28の開口方向を規定する角度θ6の値を大きくすればよい。
さらに、第1の冷媒流通口27の開口方向を規定する角度θ5と第2の冷媒流通口28の開口方向を規定する角度θ6とは、互いに同一であることが理想的であるが、相違していてもよい。その理由は、冷凍サイクル装置1を冷却モードで運転した時と加熱モードで運転した時とでは、分離室23に蓄えられる余剰冷媒量の相違により分離室23内の液相冷媒の液面Lの位置が異なり、冷媒の流出抵抗、流入抵抗および気液分離効率を考慮した場合の角度θ5およびθ6の最適な値が冷凍サイクル装置1を適用する製品によって異なるためである。
なお、本実施形態は、第4の実施形態または第5の実施形態に係る中間圧レシーバにも同様に適用することができる。
[第7の実施形態]
図14および図15は、第7の実施形態を開示している。
第7の実施形態は、第1の冷媒流通管17および第2の冷媒流通管18に関する事項が第3の実施形態と相違しており、それ以外の中間圧レシーバ5を含む冷凍サイクル装置1の構成は、第3の実施形態と同様である。そのため、第7の実施形態において、第3の実施形態と同一の構成には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
冷却モードおよび加熱モードに切り替えが可能で、かつ凝縮器と蒸発器の内容積が大きく異なる冷凍サイクル装置1に中間圧レシーバ5を付設した場合、冷却モードと加熱モードとで中間圧レシーバ5の分離室23に貯溜される余剰の液相冷媒の量が大きく相違する。
本実施形態では、冷却モードの時に分離室23に貯溜される液相冷媒の量が、加熱モードの時に分離室23に貯溜される液相冷媒の量よりも少ない場合を例に掲げて説明する。図14は、冷却モードの時に分離室23に貯溜された液相冷媒の液面L1の位置を示し、図15は、加熱モードの時に分離室23に貯溜された液相冷媒の液面L2の位置を示している。
図14および図15に示すように、本実施形態では、第1の冷媒流通管17の上端部17aが、第2の冷媒流通管18の上端部18aよりも上方に位置されている。言い換えると、第1の冷媒流通管17の上端部17aと第2の冷媒流通管18の上端部18aとが容器15の高さ方向に互いにずれている。これにより、第1の冷媒流通管17の第1の冷媒流通口27が第2の冷媒流通口28よりも高い位置で分離室23に開口されている。
冷凍サイクル装置1を冷却モードで運転した時、図14に示すように第1の冷媒流通管17の第1の冷媒流通口27は、分離室23に貯溜された液相冷媒の液面L1に近い位置で液相冷媒の中に開口されている。そのため、気相冷媒中に含まれる気泡bは、速やかに液面L1に到達し、液相冷媒の液面L1の低下により気泡bに加わる浮力が小さい状況下においても、気相冷媒を液相冷媒から確実に分離することができる。
さらに、冷媒の流入側となる第1の冷媒流通口27は、冷媒の流出側となる第2の冷媒流通口28よりも高い位置で分離室23に開口されているので、第1の冷媒流通口27から分離室23に流入する気液二相冷媒に含まれる気泡bが第2の冷媒流通口28の付近に到達し難くなる。
この結果、冷却モードの時に、気泡bを含む気相冷媒が第2の冷媒流通口28に流入するのを防止でき、第2の膨張装置11に対しフラッシュを生じさせない状態で液相冷媒を導くことができる。
冷凍サイクル装置1を加熱モードで運転した時は、図15に示すように分離室23に貯溜された液相冷媒の液面L2が上昇する。そのため、加熱モードの時に冷媒の流出側となる第1の冷媒流通口27が、冷媒の流入側となる第2の冷媒流通口28よりも高い位置で分離室23に開口されていても、分離室23に貯溜された液相冷媒を第1の膨張装置10に確実に導くことができる。
一方、加熱モードでは、冷媒の流出側となる第1の冷媒流通口27よりも低い位置で気泡bを含む気液二相冷媒が分離室23に流入する。しかるに、前記第3の実施形態の図8に示すように、冷媒の流入側となる第2の冷媒流通口28は、基準線X1の上で容器本体20の周壁15aの内面に向けて開口されているので、第2の冷媒流通口28から分離室23に導かれた気液二相冷媒は、旋回流を生じることなく周壁15aの内面に沿うように上昇する。それとともに、液相冷媒の液面L2の上昇に伴って気泡bを含む気相冷媒に浮力が強く働き、気泡bの多くは液面L2に向けて上昇する。
加えて、冷媒の流出側となる第1の冷媒流通口27と冷媒の流入側となる第2の冷媒流通口28とは、基準線X1の上で互いに逆向きに開口されているので、第2の冷媒流通口28から分離室23に導かれた気相冷媒に浮力が強く働くことと相まって、第1の冷媒流通口27の付近に気相冷媒が到達するのを回避できる。
よって、冷却モードおよび加熱モードのいずれにおいても、気泡bを含む気相冷媒が第1の冷媒流通口27又は第2の冷媒流通口28に流入し難くなり、第1の膨張装置10又は第2の膨張装置11に対しフラッシュを生じさせない状態で液相冷媒を導くことができる。
なお、加熱モードで冷凍サイクル装置1を運転した時に、液相冷媒の液面の位置が図14に示すように低くなる場合は、気液二相冷媒が第1の冷媒流通管17から分離室23に流入するように循環回路8の回路構成を変更すればよい。
なお、本実施形態は、第4の実施形態または第5の実施形態に係る中間圧レシーバにも同様に適用することができる。
[第8の実施形態]
図16ないし図18は、第8の実施形態を開示している。
第8の実施形態は、分離室23の底部に邪魔板71を設置した点が第7の実施形態と相違している。それ以外の中間圧レシーバ5を含む冷凍サイクル装置1の構成は、第7の実施形態と同様である。そのため、第8の実施形態において、第7の実施形態と同一の構成には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
図16ないし図18に示すように、邪魔板71は、単なるフラットな板であって、その周縁の複数個所を容器15の底板21に溶接することで容器15と一体化されている。邪魔板71は、気相流出管31と第2の冷媒流出管18との間で底板21の内面から起立されている。
図18に示すように、邪魔板71は、分離室23の底部を第1の領域72aと第2の領域72bとに区分けしている。冷却モードの時に気液二相冷媒を分離室23に導く第1の冷媒流通管17は、第1の領域72aに位置されている。加熱モードの時に気液二相冷媒を分離室23に導く第2の冷媒流通管18は、第2の領域72bに位置されている。そのため、邪魔板71は、第1の冷媒流通管17と第2の冷媒流通管18との間で分離室23の底から立ち上がっていると言い換えることができる。
図18に示すように、邪魔板71の周縁と底板21の内面との間には、部分的に隙間が形成されている。隙間は、分離室23の第1の領域72aと第2の領域72bとの間で液相冷媒の自由な流れを許容する通路73を構成している。
さらに、邪魔板71の上縁71aは、第1の冷媒流通管17の上端部17aよりも距離dだけ下方に位置されているとともに、第2の冷媒流通管18の上端部18aよりも上方に位置されている。
本実施形態によると、加熱モードで冷凍サイクル装置1を運転すると、図17に示すように、気液二相冷媒が第2の冷媒流通管18の第2の冷媒流通口28から分離室23の底部に流入する。この際、気泡bを含む密度が低い気相冷媒は、前記第7の実施形態と同様に、旋回流を生じることなく周壁15aの内面に沿うように上昇する。それとともに、気相冷媒に浮力が強く働き、気相冷媒の多くが液面L2に向けて上昇する。
加えて、本実施形態では、第2の冷媒流通管18と隣り合うように底板21から起立した邪魔板71が配置され、当該邪魔板71の上縁71aが分離室23の底部で第2の冷媒流通管18の上端部18aよりも上方に位置されている。
このため、加熱モードの時に、第2の冷媒流通管18の第2の冷媒流通口28から分離室23の底部に流入した気液二相冷媒に含まれる気泡bが第1の冷媒流通管17の方向に移動しようとしても、気泡bの移動が邪魔板71の上部によって制限される。よって、第1の冷媒流通口27の付近に気相冷媒が到達するのを防止できる。
一方、冷凍サイクル装置1が冷却モードで運転を開始した直後では、図16に示すように、分離室23に貯溜された液相冷媒の液面L1が邪魔板71の上縁71aよりも低い位置にある。
この際、邪魔板71によって分離室23の底部が第1の領域72aと第2の領域72bとに完全に仕切られていると、液相冷媒の液面L1が邪魔板71の上縁71aを超えるまでは、流出側となる第2の冷媒流通管18の第2の冷媒流通口28に液相冷媒を導くことができない。
これに対し、本実施形態では、邪魔板71の周縁と底板21の内面との間に液相冷媒の流通を許容する通路73が確保されている。このため、液相冷媒は、第1の領域72aと第2の領域72bとの間を自由に往来することができ、液相冷媒の液面L1が邪魔板71の上縁71aより低い状態でも、流出側となる第2の冷媒流通口28に液相冷媒を導くことができる。
なお、加熱モードの時に冷媒流出側となる第1の冷媒流通口27に気泡bが移動するのを妨げる邪魔板71は、前記第1の実施形態ないし第7の実施形態に係る中間圧レシーバ5にも同様に適用することができる。
[第9の実施形態]
図19および図20は、第9の実施形態に係る冷凍サイクル装置1を開示している。
本実施形態は、中間圧レシーバ5の内部に内部熱交換器100を収容した点が第3の実施形態と相違している。これ以外の中間圧レシーバ5を含む冷凍サイクル装置1の基本的な構成は、第3の実施形態と同様である。そのため、第9の実施形態において、第3の実施形態と同一の構成については同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
図20に示すように、内部熱交換器100は、例えばコイル状に巻回された冷媒管101を有している。冷媒管101は、容器15の内部に同軸状に収容されているとともに、容器15の内面から離れた状態で分離室23の底部に設置されている。
そのため、本実施形態では、冷媒管101の下半分の領域が分離室23に蓄えられた液相冷媒中に浸漬し、冷媒管101の上半分の領域が液相冷媒の液面Lを貫通して気相冷媒の雰囲気中に露出している。
図19に示すように、冷媒管101の上流端は、バイパス用膨張装置12および第3の冷媒配管14cを介して中間圧レシーバ5の気相流出管31に接続されている。さらに、冷媒管101の下流端は、バイパス配管13、循環回路8の吸入回路8aおよびアキュームレータ7を介して圧縮機2に接続されている。
本実施形態によると、冷却モードでは、凝縮器としての空気熱交換器4を通過した高圧の液相冷媒は、第1の膨張装置10で減圧されて中間圧の気液二相冷媒に相変化した後、中間圧レシーバ5に導かれる。
中間圧レシーバ5で気相冷媒と分離された中間圧の液相冷媒は、第2の膨張装置11を経て蒸発器としての水熱交換器6に導かれる。
中間圧レシーバ5で液相冷媒と分離された中間圧の気相冷媒は、バイパス用膨張装置12で減圧されて若干の過熱度を有した低温・低圧の気相冷媒に相変化する。バイパス用膨張装置12を通過した低温・低圧の気相冷媒は、中間圧レシーバ5の内部に設置された内部熱交換器100の冷媒管101を流通し、この流れの過程で容器15に蓄えられた中温・中圧の飽和液相冷媒との間で熱交換が行われる。
この結果、容器15に蓄えられた液相冷媒は、過冷却度を増加された状態で第2の冷媒流通管18から第2の膨張装置11に流入する。そのため、第2の膨張装置11に対し気相冷媒を伴うことなく液相冷媒のみを導くことが可能となる。
一方、加熱モードでは、凝縮器としての水熱交換器6を通過した高圧の液相冷媒は、第2の膨張装置11で減圧されて中間圧の気液二相冷媒に相変化した後、中間圧レシーバ5に導かれる。
中間圧レシーバ5で気相冷媒と分離された中間圧の液相冷媒は、第1の膨張装置10を経て蒸発器としての空気交換器4に導かれる。
中間圧レシーバ5で液相冷媒と分離された中間圧の気相冷媒は、バイパス用膨張装置12で減圧されて若干の過熱度を有した低温・低圧の気相冷媒に相変化する。バイパス用膨張装置12を通過した低温・低圧の気相冷媒は、中間圧レシーバ5の内部に設置された内部熱交換器100の冷媒管101を流通し、この流れの過程で容器15に蓄えられた中温・中圧の飽和液相冷媒との間で熱交換が行われる。
この結果、容器15に蓄えられた液相冷媒は、過冷却度を増加された状態で第1の冷媒流通管17から第1の膨張装置10に流入する。そのため、第1の膨張装置10に対し気相冷媒を伴うことなく液相冷媒のみを導くことができる。
よって、冷却モードおよび加熱モードのいずれにおいても、第1の膨張装置10又は第2の膨張装置11に対しフラッシュを生じさせない状態で液相冷媒を導くことができる。
しかも、内部熱交換器100の冷媒管101は、容器15内の底部でコイル状に巻回されているので、容器15内の液相冷媒との接触面積を十分に確保することができる。
それとともに、冷媒管101は、容器15の内面から離れているので、冷媒管101内を流れる低温・低圧の気相冷媒の熱が容器15に逃げるのを防止できる。よって、低温・低圧の気相冷媒と中温・中圧の飽和液相冷媒との間での熱交換を効率よく行うことができる。
加えて、内部熱交換器100の冷媒管101は、圧縮機2に接続された吸入回路8aとは別の要素であるため、冷媒管101として例えば吸入回路8aよりも小径な気相流出管31と口径が同等の配管を使用することができる。このため、容器15の内部に冷媒管101を配管する広いスペースを確保する必要はなく、容器15の内部に内部熱交換器100を収容したにも拘らず、中間圧レシーバ5の大型化を抑制することができる。
さらに、バイパス配管13に接続される冷媒管101をコイル状に巻回したことに伴いバイパス配管13の圧力損失が増加したとしても、冷媒管101に流入する気相冷媒の温度が容器15の内部に蓄えられた飽和液相冷媒の温度に若干近づく程度にとどまる。そのため、低温・低圧の気相冷媒と中温・中圧の飽和液相冷媒との間での交換熱量が若干低下するものの、冷凍サイクル装置1の成績係数に悪影響が生じることはない。
本実施形態では、冷媒管101がコイル状に巻回されているので、冷媒管101の複数のループ部は、予め規定されたピッチ角で傾斜している。そのため、中間圧レシーバ5の分離室23に流入した気液二相冷媒が分離室23内で旋回しながら上昇する場合には、冷媒管101のループ部を気液二相冷媒の旋回方向に対し逆向きに傾斜させることが望ましい。
このようにすれば、気液二相冷媒が冷媒管101に逆らいながら上昇するので、気液二相冷媒が冷媒管101に万遍なく接触する。このため、低温・低圧の気相冷媒と中温・中圧の飽和液相冷媒との間での熱交換をより一層効率よく行うことができる。
さらに、バイパス配管13から吸入回路8aに合流する気相冷媒の過熱度が大きくなる。このため、圧縮機2に吸い込まれる気相冷媒の過熱度を通常の5〜10K程に制御する場合に、蒸発器6の出口で確保すべき過熱度を理想的な0K付近にすることができ、冷凍サイクル装置1を冷却モードで運転した時のCOPを高めることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…冷凍サイクル装置、4…空気熱交換器、5…中間圧レシーバ、6…水熱交換器、8…循環回路、15…容器、16,31…気相流出管、17…第1の冷媒流通管、18…第2の冷媒流通管

Claims (13)

  1. 凝縮器と蒸発器との間に設けられ、気液二相冷媒を液相冷媒と気相冷媒とに分離する円筒状の容器と、
    前記容器の底に接続され、前記気液二相冷媒を前記容器に導く冷媒流入管と、
    前記容器の前記底に接続され、前記容器に蓄えられた前記液相冷媒が流入するとともに当該液相冷媒を膨張装置に導く冷媒流出管と、
    前記容器に接続され、前記容器内で前記気液二相冷媒から分離された前記気相冷媒が流入する気相流出管と、を含み、
    前記容器が前記膨張装置よりも高い位置に保持された中間圧レシーバ。
  2. 前記冷媒流入管および前記冷媒流出管は、夫々真っ直ぐな端部を有し、前記冷媒流入管の前記端部および前記冷媒流出管の前記端部が前記容器の前記底に接続された請求項1に記載の中間圧レシーバ。
  3. 前記冷媒流出管の前記端部は、前記容器内に開口された冷媒流通口を有し、当該冷媒流通口が前記容器に蓄えられた前記液相冷媒の液面よりも下方に位置された請求項2に記載の中間圧レシーバ。
  4. 前記気相流出管は、真っ直ぐな直管部を有し、当該直管部が前記容器の前記底に接続された請求項2又は請求項3に記載の中間圧レシーバ。
  5. 前記容器の前記底は、比較的フラットな中間部と、当該中間部の周縁部から立ち上がる円弧状に湾曲された外周部と、を含み、前記冷媒流入管、前記冷媒流出管および前記気相流出管の前記直管部が前記底の前記中間部を貫通して配置された請求項4に記載の中間圧レシーバ。
  6. 前記冷媒流入管の前記端部および前記冷媒流出管の前記端部は、前記容器の径方向に互いに離間して配置された請求項2又は請求項3に記載の中間圧レシーバ。
  7. 前記容器は、前記底から立ち上がる円筒状の周壁を有し、前記冷媒流入管の前記端部および前記冷媒流出管の前記端部は、夫々前記容器内で前記周壁の内面を指向するように互いに逆向きに開口された冷媒流通口を有し、前記冷媒流通口は、前記冷媒流入管の前記端部および前記冷媒流出管の前記端部に夫々機械加工を施すことにより形成された請求項2に記載の中間圧レシーバ。
  8. 前記冷媒流通口は、前記容器の前記底に対し斜め上向きに開口された請求項7に記載の中間圧レシーバ。
  9. 前記容器は、前記底から立ち上がる円筒状の周壁を有し、前記冷媒流入管の前記端部および前記冷媒流出管の前記端部は、夫々前記周壁の内面を指向するように互いに逆向きに曲げられた湾曲部を含み、当該湾曲部は、前記容器の前記底に対し斜め上向きに開口された冷媒流通口を有する請求項2に記載の中間圧レシーバ。
  10. 前記冷媒流入管の前記端部および前記冷媒流出管の前記端部は、前記容器の中心を通って前記容器の径方向に延びた基準線の上に位置され、前記冷媒流入管の前記冷媒流通口および前冷媒流出管の前記冷媒流通口は、前記基準線と直交するように前記容器の前記周壁に接する接線に対し交差する方向を向くように開口された請求項9に記載の中間圧レシーバ。
  11. 前記冷媒流入管の前記端部と前記冷媒流出管の前記端部とが前記容器の高さ方向に互いにずれている請求項6ないし請求項10のいずれか一項に記載の中間圧レシーバ。
  12. 前記冷媒流入管の前記端部と前記冷媒流出管の前記端部との間で前記容器の前記底から立ち上がる邪魔板をさらに備え、前記邪魔板と前記容器との間、又は前記邪魔板に前記液相冷媒の流れを許容する通路が設けられ、前記邪魔板の上縁が前記冷媒流入管の前記端部よりも下方に位置された請求項11に記載の中間圧レシーバ。
  13. 冷媒が循環する循環回路と、
    前記循環回路に設けられた請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載の中間圧レシーバと、
    を備えた冷凍サイクル装置。
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