JP6621132B2 - 遠心分離式オイルセパレータ及びこれを用いた冷凍サイクル装置 - Google Patents
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Description
円筒状のオイルセパレータ本体側面に設けられる管台を備える。前記管台を介して前記オイルセパレータ本体に挿入される冷媒流入管を備える。
前記冷媒流入管は、第1の直管部と、第1の湾曲部により前記第1の直管部から水平方向に折り曲げられるとともに前記オイルセパレータ本体と直交する第2の直管部と、第2の湾曲部により前記第2の直管部の前記オイルセパレータ内部側が前記管台内部から横方向に折り曲げられる第3の直管部と、を備え、前記第3の直管部の先端部が前記オイルセパレータの内周面に近接するとともに、
前記第3の直管部の先端部は、前記第2の直管部の冷媒流路断面と略平行となるように斜めにカットされる。
一実施形態の遠心分離式オイルセパレータについて、図1乃至図6を参照して説明する。以下、遠心分離式オイルセパレータを単にオイルセパレータという。図1は、第1の実施形態によるオイルセパレータが設けられる、空気調和装置の室外ユニットの全体構成を示す冷媒回路図を示している。なお、空気調和装置は冷凍サイクル装置の一例であり、冷凍サイクル装置としては、空気調和装置の他にチラーや給湯機等がある。
室外機101において、ガス管接続部111には、冷媒管104を介して四方弁106、アキュムレータ112、圧縮機103の吸込み口が接続される。
以上のように、空気調和装置100の冷凍サイクルの主回路が構成される。
油集合管131の一端部には、高圧側の冷媒管104から分岐するバイパス管133が接続され、このバイパス管133に絞り装置105dが設けられる。
油集合管131の他端部には、油案内管140が接続される。油案内管140は、後述する分配器141の流入口に接続される。
オイルセパレータ1の底部には第1の返油管151が接続され、オイルセパレータ1の側部には第2の返油管152が接続される。
上記第1の返油管151には、絞り装置105eと電磁開閉弁153が設けられ、油案内管140と分配器141の間に接続される。第2の返油管152には、絞り装置105fが設けられ、油集合管131に接続される。
分配器141は、内部に3つの流路が分岐して設けられ、3つの流出口に連通する。
分配器141の3つの流出口にそれぞれ油戻し管155a〜155cの一端が接続される。油戻し管155a〜155cの他端は、それぞれ圧縮機103a〜103cの吸込み管に接続される。
図2に示すように、オイルセパレータ1は、オイルセパレータ本体(以下、容器2という)、冷媒流入管3、冷媒流出管4、第1の油排出管5および第2の油排出管6を備える。また、容器2は水平な設置面Gの上に起立した姿勢で据え付けられる。
底板22および上蓋23は、夫々球面状に湾曲された形状を有するとともに、例えば溶接等の手段により容器本体21に固定される。
本実施形態では、仕切板24は、中央に位置する油滴下孔24aに向かって窪んだ、漏斗形状となっている。しかしながら、油滴下孔24aが仕切板24の下部に位置すれば良いため、仕切板24は、略半球体形状や、略円錐形状としても良い。
このテーパ部52を設けることにより、管台50内部におけるデッドスペースを小さくすることができる。なお、テーパ部52の形状は、第2の湾曲部34に沿うようなラッパ状に設けることも可能である。
図4に示すように、容器本体21の内部とテーパ部52とが連通するとともに、テーパ部52の大半は、容器本体21の内周面よりも外側に位置している。
第1の油排出管5は、その一端が容器2の底板22の下面に接続される。第1の油排出管5の他端は、図1に示す第1の返油管151が接続される。
第2の油排出管6は、その一端が容器2の貯油室8の上部でかつ容器本体21の側部に接続される。第2の油排出管6の他端は、図1に示す第2の返油管152に接続される。
圧縮機101a〜101cから吐出された冷凍機油を含んだ気相冷媒は、冷媒管104及び冷媒流入管3を介してオイルセパレータ1の内部に流入する。冷媒流入管3からオイルセパレータ1内に流入した気相冷媒は、容器本体21の内壁面に沿って旋回しながら、冷媒流出管4の冷媒吸込口41に向けて下降するように流れる。つまり気相冷媒は、分離室7内で螺旋を描くように流れる。一方で、気相冷媒に含まれる冷凍機油は、気相冷媒よりも密度が高いため、この旋回流によって発生する遠心力によって径方向側に飛散し、容器本体21の内壁に付着して気相冷媒から分離される。
このように構成されることにより、気相冷媒の旋回流によって貯油室8内の冷凍機油の油面が乱されたり、冷凍機油が貯油室8から分離室7へ逆流することを防止することができる。従って、分離室7にて分離された冷凍機油を仕切板24下部の貯油室8にスムーズに流すことができる。
一方、図6(b)に示すように、管台50を設けず、容器本体21の内部に冷媒流入管3の第2の湾曲部の曲げ開始部34aを配置した場合は、冷媒流入管3の先端部35bが容器本体21の中心Oに近づき、容器本体21の開口部21aから遠い位置に配置される。この構成によれば、気相冷媒が容器本体21の内壁面に対して流入する角度θ3bが図6(a)のθ3aよりも大きくなり、気相冷媒は内壁面に衝突するように流入するため、気相冷媒が容器本体21の円壁面に沿うように滑らかに流れることが難しくなってしまう。
最初に、予め第1の直管部31、第1の湾曲部32および第2の直管部33が形成されたL字状の冷媒流入管3を準備し、その第2の直管部33を管台50の流入管挿入孔51に通す。引き続き、冷媒流入管3の第2の直管部33の先端部を曲げ加工により、第2の湾曲部34および第3の直管部35を形成する。ここで、第2の湾曲部34の曲げ角度θ1は上述のとおり約50度である。
その後、第3の直管部35をその軸方向に対して角度θ2傾けた約40度で斜めにカットし、楕円形状の冷媒出口35aを形成する。
その後、管台50の内側端面50bを容器本体21の開口部21aに挿入し、管台50を容器本体21に溶接する。これにより管台50が容器本体21に固定される。
その後、冷媒流入管3を治具にて位置決めする。この位置決めにより、図4に示すように、第2の湾曲部34の曲げ開始部34aが管台50のテーパ部52内に位置し、第3の直管部35の先端部35bが容器本体21の内壁面と略隙間なく近接する。
その後、冷媒流入管3の第2の直管部33と管台50の外側端面50aとをロウ付け等の手段により接合する。これにより冷媒流入管3が管台50に固定される。
Claims (4)
- 円筒状のオイルセパレータ本体側面に設けられる管台と、
前記管台を介して前記オイルセパレータ本体に挿入される冷媒流入管と、を備え、
前記冷媒流入管は、第1の直管部と、第1の湾曲部により前記第1の直管部から水平方向に折り曲げられるとともに前記オイルセパレータ本体と直交する第2の直管部と、第2の湾曲部により前記第2の直管部の前記オイルセパレータ内部側が前記管台内部から横方向に折り曲げられる第3の直管部と、を備え、前記第3の直管部の先端部が前記オイルセパレータの内周面に近接するとともに、
前記第3の直管部の先端部は、前記第2の直管部の冷媒流路断面と略平行となるように斜めにカットされている
遠心分離式オイルセパレータ。 - 前記管台は、前記オイルセパレータ本体の側面から突出して設けられ、
前記オイルセパレータ本体の外側となる外側端面から軸方向の中間部まで前記冷媒流入管が挿入される流入管挿入孔と、
前記流入管挿入孔から前記オイルセパレータ本体側に向けて径が拡大するテーパ部とを有している、
請求項1記載の遠心分離式オイルセパレータ。 - 前記オイルセパレータ本体内部に、油滴下孔を有する仕切板と、
前記オイルセパレータ本体から気相冷媒を流出する冷媒流出管と、を備え、
前記仕切板の油滴下孔の孔径は、
前記冷媒流出管端部の内径よりも小さく構成される、
請求項1又は2記載の遠心分離式オイルセパレータ。 - 請求項1乃至3記載の遠心分離式オイルセパレータを用いた冷凍サイクル装置。
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