JP2004036751A - 管継手ねじれ防止装置 - Google Patents

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Tsutomu Shinohara
篠原 努
Michio Yamaji
山路 道雄
Tsuneo Yoshida
吉田 恒夫
Tomohiro Nakada
中田 知宏
Ichiro Tokuda
徳田 伊知郎
Keiji Tsubota
坪田 慶士
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Abstract

【課題】管継手で連結されているいずれか一方の管を固定したまま、他方の管を回転させる場合に、管継手のシール性が損なわれることを防止する管継手ねじれ防止装置を提供する。
【解決手段】第1および第2の管31,32が結合された管継手30に径方向両側から嵌められて管継手30との間隙を有するように両管31,32を挟持する一対のクランプ半体2,3と、両半体2,3を結合する結合手段4とよりなる。各クランプ半体2,3の両端部に、軸方向にのびる断面半円弧状溝5,6が設けられ、各クランプ半体2,3の中央部に、凹所7,8が設けられている。管継手30のリーク漏れ検知用ののぞき窓30aを露出させるための開口7aが少なくとも一方の半体2の凹所7に設けられている。
【選択図】  図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、配管で使用されている管継手がこの管継手に固定されている管を回転させた際にねじれることを防止する管継手ねじれ防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、管継手の一例を示している。管継手は、流体制御装置などの配管における管と管との接続によく使用されているもので、図示した管継手(40)は、互いに連通する流体通路(41b)(42b)を有している管状の第1および第2の継手部材(41)(42)と、両継手部材(41)(42)の突き合わせ端面間に介在させられるガスケット(43)と、両継手部材(41)(42)を結合するねじ手段とを備え、第1および第2継手部材(41)(42)の突き合わせ端面には、ガスケット押さえ用の環状突起(41a)(42a)が設けられており、第2継手部材(42)の端部近くには、フランジ部(42c)が設けられている。ねじ手段は、第1継手部材(41)に設けられたおねじ部(46)と、頂壁内面がフランジ部(42c)にスラストリング(45)を介して当接するように第2継手部材(42)に嵌められかつ第1継手部材(41)のおねじ部(46)にねじ合わされている袋ナット(44)とよりなる。
【0003】
この管継手(40)では、第1の継手部材(41)にねじ合わされた袋ナット(44)を締め付けることにより、ガスケット(43)が変形して適正なシール力が得られる。したがって、配管組立後に、第1の継手部材(41)が回転させられた場合、袋ナット(44)による締め付け力が弱くなり、シール性が低下する可能性がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一旦組み立てられた配管を分解するに際しては、管継手のねじ手段を外してから行うことが好ましいが、既に組み立てられた配管においては、このねじ手段を外すことが容易でない場合があり、管継手をそのままの状態にして、配管の一部を外せるようにすることが課題となっている。
【0005】
しかしながら、管継手で連結されているいずれか一方の管を固定したまま、他方の管を回転させると、継手部材がこの管と一体となって回転する可能性があり、この場合には、管継手のシール性が損なわれるという問題が生じうる。
【0006】
この発明の目的は、管継手で連結されているいずれか一方の管を固定したまま、他方の管を回転させる場合に、管継手のシール性が損なわれることを防止する管継手ねじれ防止装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
この発明による管継手ねじれ防止装置は、第1および第2の管を連結している管継手がいずれか一方の管を回転させた際にねじれることを防止する装置であって、第1および第2の管が結合された管継手に径方向両側から嵌められて管継手との間隙を有するように両管を挟持する一対のクランプ半体と、両半体を結合する結合手段とよりなるものである。
【0008】
この発明の管継手ねじれ防止装置によると、管を連結している管継手にこの装置を取り付けることにより、一方の管を固定した状態で、他方の管を時計方向または反時計方向にねじった場合に、管継手がねじれることが防止され、したがって、いずれか一方の管を他方の管に対して回転させても、管継手のシール性が損なわれることがない。
【0009】
各クランプ半体の両端部に、軸方向にのびかつ両半体が合わされた際に各管の外周面の半周にそれぞれ圧接する断面半円弧状溝が設けられ、各クランプ半体の中央部に、両半体が合わされた際に各半体と管継手との間に間隙を生じさせる凹所が設けられており、管継手のリーク漏れ検知用ののぞき窓を露出させるための開口が少なくとも一方の半体の凹所に設けられていることが好ましい。このようにすると、管継手を分解する必要が生じない限り、管継手ねじれ防止装置を外す必要はなく、これにより、管継手が常時管継手ねじれ防止装置により保護される。
【0010】
結合手段は、特に限定されるものではなく、例えば、断面半円弧状溝を挟むように一方のクランプ半体の両端部にそれぞれ1対ずつ設けられたねじ挿通孔と、ねじ挿通孔に対応するように他方のクランプ半体の両端部にそれぞれ1対ずつ設けられためねじと、ねじ挿通孔から挿通されてめねじにねじ合わされる六角孔付きボルトとからなるものとされる。このようにすると、この管継手ねじれ防止装置による管の締め付け力が調整しやすく、ねじれ防止効果を微調整することが容易となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を、以下図面を参照して説明する。
【0012】
図1および図2は、この発明の管継手ねじれ防止装置の1実施形態を示している。
【0013】
この発明の管継手ねじれ防止装置(1)は、一対のクランプ半体(2)(3)および両半体(2)(3)を結合する結合手段(4)よりなる。この装置(1)が対象とする管継手(30)は、例えば、ガスケットを介して突き合わされる1対の継手部材および継手部材同士を接続するねじ手段よりなるもので、管継手(30)の各継手部材には、管(31)(32)がそれぞれ溶接により固定されている。
【0014】
各クランプ半体(2)(3)は、半円柱状であり、その平坦面同士が突き合わされることにより、全体として中空状の円柱体となるように形成されている。各半体(2)(3)の両端部の突き合わせ面には、軸方向にのびかつ両半体(2)(3)が合わされた際に各管(31)(32)の外周面の半周にそれぞれ圧接する断面半円弧状溝(5)(6)が設けられるとともに、各半体(2)(3)の中央部の突き合わせ面には、両半体(2)(3)が合わされた際に各半体(2)(3)と管継手(30)との間に間隙を生じさせる略方形の凹所(7)(8)が設けられている。凹所(7)(8)には、各半体(2)(3)の外周面に通じ管継手(30)を露出させるための開口(7a)(8a)が設けられており、この開口(7a)(8a)から管継手(30)の状態が観察可能とされている。
【0015】
結合手段(4)は、第1のクランプ半体(2)を貫通して設けられたねじ挿通孔(9)と、ねじ挿通孔(9)に対応するように第2のクランプ半体(3)の突き合わせ面に設けられためねじ(10)と、ねじ挿通孔(9)から挿通されてめねじ(10)にねじ合わされる六角孔付きボルト(11)とからなる。ねじ挿通孔(9)およびめねじ(10)は、断面半円弧状溝(5)(6)を挟むように各半体(2)(3)の両端部にそれぞれ1対ずつ設けられている。ねじ挿通孔(9)の開口縁部には、座ぐりが設けられており、六角孔付きボルト(11)の頭部は、第1のクランプ半体(2)の外周面から突出しないように、ねじ挿通孔(9)の開口縁部によって受けられている。
【0016】
この管継手ねじれ防止装置(1)は、まず、図3(a)に示すように、めねじ(10)を有する第2クランプ半体(3)を管(31)(32)が結合されている管継手(30)にあてがい、次いで、図3(b)に示すように、これの反対側からねじ挿通孔(9)を有する第1クランプ半体(2)を被せ、次いで、図3(c)に示すように、4本の六角孔付きボルト(11)を第1クランプ半体(2)の各ねじ挿通孔(9)に挿通し、六角レンチによって各ボルト(11)を第2クランプ半体(3)の各めねじ(10)にねじ込めばよい。各半体(2)(3)を管継手(30)に嵌める際には、管継手(30)に設けられているリーク漏れ検知用ののぞき窓(30a)がいずれか一方の半体(図示した例では第1クランプ半体)(2)の開口(7a)から露出するように位置合わせされる。これにより、管継手(30)を分解する必要が生じない限り、管継手ねじれ防止装置(1)を外す必要はなく、管継手(30)が常時管継手ねじれ防止装置(1)により保護されることになる。
【0017】
上記の管継手ねじれ防止装置(1)について、管継手(30)の各部材の材質をSUS316Lとし、管継手ねじれ防止装置(1)の各クランプ半体(2)(3)の材質をSUS304として、以下のようなテストを行った。
【0018】
▲1▼まず、管継手ねじれ防止装置(1)を使用しない場合において、一方の管(32)を固定した状態で、他方の管(31)に反時計方向のねじりを加え、管継手(30)がねじれ始めるときのトルクを測定した。このトルクは、45kgf・cmで、ねじり角度は、45°であった。
【0019】
▲2▼さらに、一方の管(32)を固定した状態で、他方の管(31)に反時計方向のねじりを加えていき、ねじり角度とねじりトルクの関係を調べた。この結果、図4のグラフに示す関係を得た。
【0020】
▲3▼次いで、管継手ねじれ防止装置(1)だけについて、重ね合わされたクランプ半体(2)(3)同士の一端部によって1つの管(管継手は含まない)を保持し、この管を回転させ、管がねじれ始めるトルクを測定した。このトルクは、92kgf・cmであった。
【0021】
▲4▼次いで、この発明の管継手ねじれ防止装置(1)を管継手(30)に取り付け、図2に示すように、管継手(30)によって連結された各管(31)(32)にこれに直交する把手部(33)(34)を結合し、一方の管(32)の把手部(34)をバイス等に固定した状態で、他方の管(31)の把手部(33)をトルクレンチで反時計方向にねじった。この際、110kgf・cmのトルク時に他方の管(31)がねじれ、管継手(30)にはねじれが発生しないことが、一方の管(32)と管継手(30)との間に付された目印線(35)がずれていないことにより確認された。他方の管(31)の把手部(33)を繰り返し(200回)ねじっても、同様に、管継手(30)のねじれはなく、こうして、管継手ねじれ防止装置(1)の有効性が確認された。
【0022】
なお、結合手段は、上記のものに限られるものではなく、ねじの締め付け工数を減らすために、1対のクランプ半体同士を予めその一方の縁部で回動可能に結合しておき、他方の縁部をねじ手段で互いに引きつけ合うようにすることもできる。また、管(31)(32)は、管継手(30)の各継手部材に溶接により固定されているとしたが、管(31)(32)を管継手(30)に固定する方法は、溶接に限られるものでなく、この発明の管継手ねじり防止装置(1)は、種々のタイプの管継手に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による管継手のねじり防止装置を示す一部を切り欠いた斜視図である。
【図2】同管継手に取り付けられた状態の斜視図である。
【図3】ねじれ防止装置を管継手に取り付ける順序を示す斜視図である。
【図4】
締め付け実験結果を示すグラフである。
【図5】
この発明による管継手のねじり防止装置が対象とする管継手の一例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
(1)    管継手ねじれ防止装置
(2)(3)  クランプ半体
(4)    結合手段
(5)(6)  断面半円弧状溝
(7)(8)  凹所
(7a)   開口
(9)    ねじ挿通孔
(10)   めねじ
(11)   六角孔付きボルト
(30)   管継手
(31)(32) 管

Claims (3)

  1. 第1および第2の管を連結している管継手がいずれか一方の管を回転させた際にねじれることを防止する装置であって、第1および第2の管が結合された管継手に径方向両側から嵌められて管継手との間隙を有するように両管を挟持する一対のクランプ半体と、両半体を結合する結合手段とよりなる管継手ねじれ防止装置。
  2. 各クランプ半体の両端部に、軸方向にのびかつ両半体が合わされた際に各管の外周面の半周にそれぞれ圧接する断面半円弧状溝が設けられ、各クランプ半体の中央部に、両半体が合わされた際に各半体と管継手との間に間隙を生じさせる凹所が設けられており、管継手のリーク漏れ検知用ののぞき窓を露出させるための開口が少なくとも一方の半体の凹所に設けられている請求項1の管継手ねじれ防止装置。
  3. 結合手段は、断面半円弧状溝を挟むように一方のクランプ半体の両端部にそれぞれ1対ずつ設けられたねじ挿通孔と、ねじ挿通孔に対応するように他方のクランプ半体の両端部にそれぞれ1対ずつ設けられためねじと、ねじ挿通孔から挿通されてめねじにねじ合わされる六角孔付きボルトとからなる請求項1または2の管継手ねじれ防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1854994A2 (en) * 2006-05-12 2007-11-14 Iveco S.p.A. Protective device for terminations of pipes carrying fluids under pressure in an engine, especially for marine or special applications
JP2015147468A (ja) * 2014-02-05 2015-08-20 コベルコ建機株式会社 作業機械

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