JP2004036588A - トロコイドポンプ - Google Patents

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【課題】インナーロータに僅かの加工を施すことで、キャビテーション或いは脈動等を防止し、流体をスムーズに吸入,吐出させるトロコイドポンプとすること。
【解決手段】外歯を有するインナーロータ5と、該インナーロータ5の外歯と噛み合うトロコイド歯形の内歯を有するアウターロータ6とからなること。前記インナーロータ5の歯底5bとアウターロータ6の歯先6aとの噛み合い箇所に、ほぼ三日月形状の拡大空隙部qが前記インナーロータ5の歯底5b側に形成させること。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、インナーロータに僅かの加工を施すことで、キャビテーション或いは脈動等を防止し、流体をスムーズに吸入,吐出させることができるトロコイドポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、自動車等のエンジン潤滑油のポンプとしてトロコイドポンプが広く使用されている。このトロコイドポンプは、図9に示すように、トロコイド歯形のインナーロータ及びアウターロータを備えたものである。このトロコイドポンプは、インナーロータとアウターロータとの噛み合い箇所で両者が密着状態となり、そのために液体送出流時におけるキャビテーションにより引き起こされた気泡が破壊されることによって、送出流中に圧力の突然の変動が起こり得るものであった。
【0003】
そこで、その圧力の突然の変動による影響を防止するとともに、キャビテーション泡がポンプ又はモータの駆動により破壊されないようにするためにデッドスペースが設けられたものが特許2818723号に示されている。これは、トロコイドポンプのインナーロータの歯底面にデッドスペースとして溝が形成されたものである。そして、この溝にキャビテーション泡が集中するようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そのトロコイドポンプにおいて、インナーロータの歯底面に形成される溝は、キャビテーション泡が集まるように歯底面に局部的に溝が形成されたものであり、適宜の大きさとすることで、歯底面を局部的に削除されたものである。そのために、その溝とした削除箇所には、応力集中がしやすくなり、ひいてはインナーロータの強度を確保することが難しい。また、キャビテーション泡を多量に集中させるために、そのデッドスペースを確保しようとすると溝が大きくなり、インナーロータの歯底面を局部的に大きく削除することとなり、インナーロータの強度の脆弱化が避けられないという課題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を行った結果、本発明を、外歯を有するインナーロータと、該インナーロータの外歯と噛み合うトロコイド歯形の内歯を有するアウターロータとからなり、前記インナーロータの歯底とアウターロータの歯先との噛み合い箇所に、ほぼ三日月形状の拡大空隙部がインナーロータの歯底側に形成されてなるトロコイドポンプとしたことにより、トロコイドポンプにおけるキャビテーションの発生を防止し、振動及び騒音が低減でき、且つ構造が極めて簡単であり、ロータ自体の強度も十分に確保することができ、上記課題を解決したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明のトロコイドポンプは、図1(A)に示すように、一般のトロコイドポンプと同様にケーシング内に形成されたロータ室1にトロコイド歯形のインナーロータ5及びアウターロータ6が内装されている。ロータ室1にはその円周方向に沿ってほぼ外周寄りに吸入ポート2と吐出ポート3とが形成されている。前記吸入ポート2及び吐出ポート3は、ロータ室1の中心に対して左右対称となる位置に形成される。
【0007】
そのインナーロータ5は、歯数においてアウターロータ6よりも一つ少なく、インナーロータ5が一回転すると、アウターロータ6は一歯分遅れて回転する関係となる。このようにインナーロータ5は外方に突出する歯先5a及び内方に凹状の歯底5bを有し、同様にアウターロータ6は内周側より中心側に向かって突出する歯先6a及び凹状の歯底6bを有している。そして、インナーロータ5とアウターロータ6とが常時一箇所で噛み合い、インナーロータ5の歯先5aがアウターロータ6の歯底6bに挿入し、またアウターロータ6の歯先6aがインナーロータ5の歯底5bに挿入する。
【0008】
そして、これらの動作によりインナーロータ5とアウターロータ6との間には、図1(A)に示すように、仕切られた複数の空隙部s,s,…が形成され、回転するインナーロータ5とアウターロータ6により前記吸入ポート2側でその空隙部sが次第に容積を増加しつつ吸入ポート2から流体を吸入し、また吐出ポート3側で空隙部sが次第に容積を減少させつつ、吐出ポート3から流体の吐出を行う(図3参照)。
【0009】
本発明におけるインナーロータ5の形状は、図2(A),(B)に示すように、二つの歯形曲線によって複合されて形成されたものである。その一つは、アウターロータ6のトロコイド歯形に対応する通常のトロコイド歯形を有する形状の曲線であり、以下これを第1歯形曲線Mと称する。該第1歯形曲線Mのみからなるトロコイド曲線は、アウターロータ6との噛み合いが通常のトロコイドの噛み合い関係となる。次に、前記第1歯形曲線Mとともに前記インナーロータ5の外形を構成する別の歯形曲線が存在する。これは、前記第1歯形曲線Mと同じ歯数であるが、異なる形状のトロコイド歯形曲線であり、以下,第2歯形曲線Nと称する。
【0010】
これらの第1歯形曲線Mと第2歯形曲線Nとを以下に示すように複合してインナーロータ5を構成する。まず、第1歯形曲線Mのピッチ円P上又はそれより内側で第2歯形曲線Nをそれぞれの歯先が一致するように重ね合わせる。このようにして、前記インナーロータ5の外形は、歯先5aが第1歯形曲線Mの第1歯先M1 となり、その歯底5bが第2歯形曲線Nの第2歯底N2 となる。すなわち、そのインナーロータ5の歯先5aが前記アウターロータ6の歯底6bとが接触するときには密着状となる。
【0011】
このように、図2(C)に示すように、インナーロータ5は、その歯先5aの形状は、前記第1歯形曲線Mの第1歯先M1 の形状に倣って形成され、また歯底5bは前記第2歯形曲線Nの第2歯底N2 の形状に倣って形成されたものである。そして、第1歯形曲線Mと第2歯形曲線Nとを複合させてインナーロータ5が構成され、その歯先5aの歯形形状は、ピッチ円Pを基準として前記第1歯形曲線Mの第1歯先M1 が適用され、歯底5bには前記ピッチ円Pより内方に位置する第2歯形曲線Nの第2歯底N2 が適用される。
【0012】
上述した第1歯形曲線Mと第2歯形曲線Nとから構成されるインナーロータ5において、歯底5bの曲線形状は、前記第2歯形曲線Nが使用されることにより、第1歯形曲線Mのみからなるインナーロータ5とした場合よりも内方に深く湾曲する歯底曲線を形成することができる。その結果、前記インナーロータ5の隣接する歯先5a,5aと、前記アウターロータ6の隣接する歯先6a,6aとにより囲まれた範囲の容積,すなわち歯間容積を拡大させることができる。
【0013】
これによって、インナーロータ5の歯底5bと,アウターロータ6の歯先6aとの噛み合い状態において、前記歯底5bは第2歯形曲線Nの第2歯底N1 が使用されているので、三日月形状の拡大空隙部qが構成されることになる。該三日月形状の拡大空隙部qは、アウターロータ6の歯先6aの外周に沿って形成され、且つインナーロータ5の歯底5b側がほぼ引き込むようにして形成されたものである。三日月形状に拡大空隙部qにおいて、三日月形状には、筋,線形状から、ほぼ半月状の形状まで種々存在する。また、アウターロータ6の歯先6aの両側に二つに別れて三日月形状の拡大空隙部qが形成されることもある。その拡大空隙部qには、図4,図5に示すように、吐出ポート3から吸入ポート2に移動する歯間容積への流体の流れ込みを緩やかに導入させる役目を有し、キャビテーションの発生を抑制して、振動や騒音を防止することができるものである。なお、この拡大空隙部qは、前記空隙部sが最小となったときに残った空隙部位ともいえる。
【0014】
しかも、このように歯間容積の拡大箇所が第2歯形曲線Nとの複合によって、歯底5bすべてがほぼトロコイド歯形曲線となるので、拡大空隙部qが従来技術における局部的な矩形状等の溝形状とは異なり、応力集中がほとんど作用することなく、その拡大空隙部q付近のインナーロータ5の歯底5bと、アウターロータ6の歯先6aに均一に作用し、荷重が分散され、その結果、ロータの強度を損なうことが低減でき、強度の確保ができる。
【0015】
その第2歯形曲線Nは、前記第1歯形曲線Mと同じ歯数にしながらも、数多くの歯形曲線を設定することができる。このような種々の第2歯形曲線との複合により、インナーロータ5の歯間容積を所望量に適宜拡大して設定することができる。そのインナーロータ5の歯底5bを第2歯形曲線にすることで、歯底5bを歯形曲線のピッチ円Pより下側の第2歯底N2 とし、第1歯形曲線Mのみによる第1歯底M2 よりも容積を大きく適宜設定できる。
【0016】
本発明におけるインナーロータ5は、歯底5bの歯形曲線を第2歯形曲線又はその近似曲線K(円弧含む)にすることにより、歯底面の周長方向に容積を拡大した歯底面にすることができ、応力集中を防ぎ、ロータ強度を損なうことなく確保することができる。これに対して、従来技術では、歯間容積を単に拡大するために、歯底面のほぼ中心箇所に局部的な溝が形成され、該溝の拡大を行うことになるが、このような局部的な溝の拡大は、歯底面との急激な形状変化箇所が存在し、このような箇所に応力集中が発生しやすく、ひいてはロータ強度の確保が難しくなる。
【0017】
また、インナーロータ5の歯底5bをピッチ円Pの内側に設定して歯間容積を拡大することで、吸入初期から吸入工程全体において流体が滑らかに流動し、その充填性を向上させることができ、ひいてはキャビテーションを抑制することができる。このような歯間容積の拡大において、インナーロータ5の歯底5bに設定される拡大容積を最大容積の3%乃至10%増加させる。この最大容積は、通常のトロコイド歯形曲線によって形成される場合を基準にしたものである。
【0018】
前述したように、その最大容積を3%乃至10%の範囲で増加させることにより、インナーロータ5の回転角に対する容積の変化率が緩やかにできる。図7のグラフは、インナーロータ5の回転角(deg)と容積変化率(%)についての関係を示すものである。このグラフには、容積増加率は、3%,5%及び10%となる3種の新歯形と、従来歯形のものが示されている。このグラフ(図7)に示されているように、10%の増加率となる歯底5b形状のものが最も容積変化率を少なくできる。
【0019】
特に、吸入工程における容積変化率を緩やかにすることができるので、図4,図5に示すように、容積内への流体の流入を徐々に満たすことができ、充填率を向上させることができ、キャビテーションの発生を抑制することができる。従来タイプ(図9参照)のものでは、容積変化率が大きいため、容積内への流体の流入が急激になり、流体が滑らかに流動することができず、充填率が低下し、キャビテーションの発生を抑制することが難しいものであった。
【0020】
そのインナーロータ5の歯底5bには、第2歯形曲線Nの第2歯底N2 の代わりに近似曲線Kが適用されることもある。その近似曲線Kは、図6に示すように真円曲線Kaや、図8に示すように楕円曲線Kb等による曲線が存在する。また、第2歯形曲線Nの第2歯底N2 の最深部と近似曲線Kによる歯底5bとの最深部とが一致していればよい。このように、インナーロータ5の歯底5bを第2歯形曲線N又は該第2歯形曲線Nに近似する近似曲線Kにした場合、簡易曲線形状によりインナーロータ5の歯底5bを形成することができるので、インナーロータ5の金型成形における成形性を容易にすることができる。
【0021】
【発明の効果】
請求項1の発明は、外歯を有するインナーロータ5と、該インナーロータ5の外歯と噛み合うトロコイド歯形の内歯を有するアウターロータ6とからなり、前記インナーロータ5の歯底5bとアウターロータ6の歯先6aとの噛み合い箇所に、ほぼ三日月形状の拡大空隙部qがインナーロータ5側に形成されてなるトロコイドポンプとしたことにより、流体をスムーズに吸入,吐出させることができ、且つキャビテーション或いは脈動等を防止することができる。
【0022】
上記効果を詳述すると、前記インナーロータ5とアウターロータ6との噛み合い箇所において、拡大空隙部qが形成されるとともに、該拡大空隙部qは、その形状がほぼ三日月形状となるようにしている。該拡大空隙部qの形状は、前記インナーロータ5及びアウターロータ6に対してその外形に適正に馴染むもので、従来のインナーロータの形状に対して極めて僅かに形状が変化するのみである。
【0023】
そのために、前記インナーロータ5及びアウターロータ6ともに動作時に荷重がかかっても応力集中が生じにくいものにすることができる。したがって、本発明のトロコイドポンプによる流体の容積を拡大させることでキャビテーションの発生を抑制することができ、ひいては振動及びそれに伴う騒音を防止し、トロコイドポンプの耐久性を良好なものにできる。
【0024】
請求項2の発明は、外歯を有するインナーロータ5と、該インナーロータ5の外歯と噛み合うトロコイド歯形の内歯を有するアウターロータ6とからなり、前記インナーロータ5は、前記アウターロータ6と適正に噛み合うトロコイド歯形を構成する第1歯形曲線Mと,該第1歯形曲線Mの歯底面よりも中心側寄りに深く形成された歯底面を有する第2歯形曲線Nとから複合されるものとし、前記インナーロータ5の歯先形状は前記第1歯形曲線Mの歯先形状とし、歯底形状は前記第2歯形曲線Nの歯底形状としてなるトロコイドポンプとしたことにより、アウターロータ6のトロコイド歯形に適正に噛み合うトロコイド歯形となる第1歯形曲線Mを有するインナーロータ5に対して、歯底面の曲線をそれと異なる第2歯形曲線Nにより、歯底面を内側に位置させることによって、ロータの強度を確保しつつ、ロータの歯間容積の拡大を容易にすることができる。
【0025】
また、インナーロータ5の歯底面における容積拡大は、第2歯形曲線Nのトロコイド歯形形状を種々に変化させて前記第1歯形曲線Mと複合させることにより、適宜設定することが可能である。また、第1歯形曲線と第2歯形曲線との交差位置を第1歯形曲線のピッチ円Pより、内側(歯底側)とすることでインナーロータ5の歯先を残しつつ容積拡大の歯底面を形成することができるので、更にロータの強度を確保することができる。
【0026】
請求項3の発明は、請求項2において、前記第1歯形曲線Mと前記第2歯形曲線Nとの複合によって形成される歯底面に設定される容積は第1歯形曲線Mのみの歯底面に設定される容積の3%乃至10%の増加としてなるトロコイドポンプとしたことにより、最大容積の3%〜10%歯底面の曲線により形成することで、吸入工程における容積変化率を緩やかにすることができる。また、ロータの容積への流体の充填率を向上させることができ、キャビテーションの発生を抑制することができ、脈動を防ぐことができる。
【0027】
請求項4の発明は、請求項2又は3において、前記第2歯形曲線Nの歯底箇所の形状は適宜の近似曲線としてなるトロコイドポンプとしたことにより、異なるトロコイド歯形曲線(第2歯形曲線)に代えて、歯底面箇所の形状を近似した曲線によって、形成することで、形状曲線を簡単にすることができ、作製を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明におけるインナーロータとアウターロータとが噛み合っている状態の正面図
(B)は(A)の拡大空隙部箇所の拡大図
【図2】(A)は第1歯形曲線の正面図
(B)は第2歯形曲線の正面図
(C)は第1歯形曲線と第2歯形曲線とを複合したインナーロータの正面図
【図3】(A)乃至(D)は本発明におけるインナーロータとアウターロータとの回転状態を示す動作図
【図4】(A)はインナーロータとアウターロータとの間に拡大空隙部が構成される直前の要部拡大図
(B)はインナーロータとアウターロータとの間に拡大空隙部が構成された要部拡大図
(C)は拡大空隙部に吸入ポートから流体が入り込む状態の要部拡大図
【図5】(A)はインナーロータとアウターロータとの間に拡大空隙部が構成された最拡大図
(B)は逃げ空隙部に吸入ポートから流体が入り込む状態の最拡大図
【図6】インナーロータの歯底を真円状の近似曲線とした要部拡大図
【図7】本発明の特性を示すグラフ
【図8】インナーロータの歯底を楕円状の近似曲線とした要部拡大図
【図9】従来技術を示す略示図
【符号の説明】
5…インナーロータ
5b…歯底
6…アウターロータ
q…拡大空隙部
M…第1歯形曲線
1 …第1歯先
2 …第1歯底
N…第2歯形曲線
1 …第2歯底面
2 …第2歯底

Claims (4)

  1. 外歯を有するインナーロータと、該インナーロータの外歯と噛み合うトロコイド歯形の内歯を有するアウターロータとからなり、前記インナーロータの歯底とアウターロータの歯先との噛み合い箇所に、ほぼ三日月形状の拡大空隙部が前記インナーロータの歯底側に形成されてなることを特徴とするトロコイドポンプ。
  2. 外歯を有するインナーロータと、該インナーロータの外歯と噛み合うトロコイド歯形の内歯を有するアウターロータとからなり、前記インナーロータは、前記アウターロータと適正に噛み合うトロコイド歯形曲線であって,第1歯先を有する第1歯形曲線と、該第1歯形曲線の第1歯底よりも中心側寄りに深く形成された第2歯底を有する第2歯形曲線とから複合されるものとし、前記インナーロータの歯先の形状は前記第1歯形曲線の第1歯先とし、歯底の形状は前記第2歯形曲線の第2歯底としてなることを特徴とするトロコイドポンプ。
  3. 請求項2において、前記第2歯底の容積は、第1歯底に設定される容積の3%乃至10%の増加としてなることを特徴とするトロコイドポンプ。
  4. 請求項2又は3において、前記第2歯形曲線の第2歯底の形状は適宜の近似曲線としてなることを特徴とするトロコイドポンプ。
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