JP2004035224A - 照明器付きプラットホーム型高所作業装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】基台2と、昇降手段4と、プラットホーム101と、この上に取付けた照明器104とを備えた従来の高所作業装置は、照明器104が小型のため、作業対象物の広い範囲を明るく照明する場合には、発電機に大型の照明器を組合せた照明装置をプラットホーム101に搭載しなければならず、占有面積が大きいことと、プラットホーム101の鉛直方向下方を照射できないこととが問題点であった。
本願発明の課題は、上記問題点を解決し、高所作業を効率的にすることである。
【解決手段】プラットホーム6に切欠部6bと、照明器取付けブラケット7と、姿勢変更自在に取付けた大型の照明器9と、プラットホーム6の床面上外に電源装置10を設け、大型の照明器9は、格納姿勢において、平面視でプラットホーム6と重複することなくまた少なくとも一部が切欠部6bに位置するよう取付けると共に、鉛直方向下方を照射可能に取付けた。
【選択図】 図2
本願発明の課題は、上記問題点を解決し、高所作業を効率的にすることである。
【解決手段】プラットホーム6に切欠部6bと、照明器取付けブラケット7と、姿勢変更自在に取付けた大型の照明器9と、プラットホーム6の床面上外に電源装置10を設け、大型の照明器9は、格納姿勢において、平面視でプラットホーム6と重複することなくまた少なくとも一部が切欠部6bに位置するよう取付けると共に、鉛直方向下方を照射可能に取付けた。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、基台と、その基端部を基台の上に昇降自在に取付けた昇降手段と、昇降手段の先端部に直接または姿勢維持部材を介して取付けられたプラットホームと、プラットホームに取付けられた照明器とを備えた高所作業装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の照明器を備えた高所作業装置の構成について、照明器を備えた高所作業車に例を取り、図4を用いて説明する。
【0003】
高所作業車Bは、車両1と、車両1上に固定された基台2と、基台2の上に旋回自在に取付けた旋回台3と、旋回台3に起伏自在にその基端部を取付けた伸縮ブーム4と、伸縮ブーム4の先端部に伸縮ブーム4の起伏作動に関わらず姿勢を維持するよう揺動自在に取付けた姿勢維持部材5と、姿勢維持部材5に水平首振自在に取付けたプラットホーム101と、からなっている。プラットホーム101の床面101aの一隅部には、上部操作手段102を取付け、また、プラットホーム101の外周部には、手摺り103を取付けている。
【0004】
そして、プラットホーム101に照明器104を備えていることがあり、この照明器104は、小型のもの(最大55W程度)が手摺り103の上縁に位置している。照射方向は可変式になっており、水平方向に旋回、上下方向に各約30度揺動可能であり、また着脱可能になっている。
【0005】
このように構成された高所作業車Bの作業時には、オペレータは、プラットホーム101に資材や工具を積載した後、プラットホーム101に搭乗し、上部操作手段102の操作レバー、操作スイッチを操作して、伸縮ブーム4を適宜起仰、旋回台3を適宜旋回、伸縮ブーム4を適宜伸縮、プラットホーム101を適宜首振りし、プラットホーム101を作業対象物に近付けて、プラットホーム101に搭乗したオペレータまたは作業員がプラットホーム101に積載した資材や工具を用いて高所作業を行う。
【0006】
そして、必要に応じて照明器104を点灯し作業をする。照明器104の照射方向をプラットホーム101の外側方または上方に向ければ、作業対象物が照明され、高所作業がし易くなり、また、照射方向をプラットホーム101内に向ければ、積載した資材や工具が照明され、資材や工具の選択がし易くなり、高所作業がし易くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のプラットホーム101に備えた照明器104は、小型のものであるため、作業対象物の広い範囲を明るく照明することができないという問題点があった。作業対象物の広い範囲を明るく照明する必要がある場合には、複数の大型の照明灯を備えた照明車を手配し高所作業車の近くから作業対象物を照明するか、または発電機に複数の大型の照明器を一体的に組合せた照明装置(約200kg)をプラットホーム101に搭載し作業対象物を照明するか、しなければならず、前者の場合には、高所作業車以外の車両(照明車)が必要であることや、これに伴い照明車の運転者が必要であることや、道路占有面積が照明車の分だけ大きいことが問題点であった。また、後者の場合には、別途照明装置が必要であることや、照明装置のプラットホーム101への積込み作業が必要であることや、プラットホーム101上での確実な固定が必要であることや、プラットホーム101上での占有面積が大きいことが問題点であった。
また、照明器104は、プラットホーム101の上にあり、また照射方向の可変範囲が小さいため、プラットホーム101の鉛直方向下方を照明する必要ができた場合に、照明できないという問題点があった。どうしても照明する必要がある場合には、照明器104を手摺り103から取外し照射方向を下向きにし平面視でプラットホーム101から大きく突出させ保持しておかなければならなかった。
【0008】
本願発明の課題は、作業対象物の広い範囲を明るく照明する必要のある高所作業の場合に、従来の照明器付きプラットホーム型高所作業装置の問題点である、他の照明車や他の照明装置の必要をなくすことと、プラットホーム101上での占有面積をできる限り小さくすると共に、プラットホームの鉛直方向下方を照明する必要のある高所作業の場合に、従来の照明器付きプラットホーム型高所作業装置の問題点である、照明器を手摺りから取外し照射方向を下向きにし平面視でプラットホームから大きく突出させ保持しておく必要をなくして、高所作業を効率的にすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本願発明に係る照明器付きプラットホーム型高所作業装置は、以下の如く構成する。
【0010】
本願発明の請求項1では、照明器付きプラットホーム型高所作業装置を、基台と、その基端部を基台の上に昇降自在に取付けた昇降手段と、昇降手段の先端部に直接または姿勢維持部材を介して取付けたプラットホームとを備えた高所作業装置において、プラットホームの平面視における外縁部の一部を切欠いた切欠部と、その基端部をこの切欠部または切欠部の近傍に取付けた照明器取付けブラケットと、この照明器取付けブラケットの先端部に姿勢変更自在に取付けた大型の照明器と、プラットホームの床面上以外の高所作業装置の適所に取付けた電源装置とを設け、大型の照明器は、格納姿勢において、平面視でプラットホームと重複することなくまた少なくとも一部が切欠部に位置するよう取付けると共に、鉛直方向下方を照射可能に構成した。
【0011】
このように構成したため、大型の照明器により作業対象物の広い範囲を明るく照明できると共に、大型の照明器をプラットホームに取付けたにも拘わらず、プラットホームの鉛直方向下方の視界を大型の照明器による明るい視界として確保できる。そこで、別途照明車を手配する必要がなくなり、または、発電機に大型の照明器を一体的に組合せた照明装置をプラットホームに搭載する必要がなくなるので、別途手配の照明車の道路占有面積がなくなり、大型の照明器関係のプラットホーム上での占有面積が小さくなり、高所作業を効率よくできる。また、格納姿勢における大型の照明器9のプラットホームの端面からの突出量を小さくでき、大型の照明器を使用しない高所作業の際や走行の際に取扱いが容易になる
【0012】
本願発明の請求項2では、請求項1の照明器付きプラットホーム型高所作業装置を、車両に基台を架装して構成した。
【0013】
このように構成したため、高所作業装置を現場内または現場間で移動する際に車両として迅速に移動できるので、高所作業あるいは作業全体を効率よくできる。
【0014】
本願発明の請求項3では、請求項1または2の照明器付きプラットホーム型高所作業装置を、大型の照明器が格納姿勢において平面視におけるプラットホームの側面または車両側面から突出しないよう構成した。
【0015】
このように構成したため、大型の照明器を格納姿勢とした高所作業時に建造材等の間に突っ込んで作業する突込み作業の際や車両として道路走行する際に扱い易いので、高所作業あるいは作業全体を効率よくできる。
【0016】
本願発明の請求項4では、請求項1または2の照明器付きプラットホーム型高所作業装置を、大型の照明器が姿勢変化に拘わらず平面視におけるプラットホームの側面から突出しないよう構成した。
【0017】
このように構成したため、大型の照明器の姿勢変化に拘わらず高所作業時に建造材等の間に突っ込んで作業する突込み作業の際に扱い易いので、大型の照明器を点灯した高所作業を効率よくできる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本願発明の照明器を備えたプラットホーム型高所作業装置の実施の形態について、照明器を備えたプラットホーム型高所作業車に例を取り、図1、図2、および図3を用いて説明する。
【0019】
符号1〜5は、従来の技術で用いたものと同義であるので、説明を省略し以下に用いる。
符号6は、プラットホーム、6aは、プラットホーム6の床面、6bは、プラットホーム6の切欠部、7は、照明器取付けブラケット、8は、連結部材、9は、大型の照明器、10は、電源装置、11は、上部操作手段、12は、手摺り、13は、ガードである。
【0020】
高所作業車Aは、車両1と、車両1上に固定された基台2と、基台2の上に旋回自在に取付けた旋回台3と、旋回台3に起伏自在にその基端部を取付けた伸縮ブーム4と、伸縮ブーム4の先端部に伸縮ブーム4の起伏作動に関わらず姿勢を維持するよう揺動自在に取付けた姿勢維持部材5と、姿勢維持部材5に水平首振自在に取付けたプラットホーム6と、以下に説明する大型の照明器9回りからなっている。
本実施の形態の説明では、請求の範囲における基台は、基台2と旋回台3とからなっており、同じく昇降手段は、伸縮ブーム4としている。
【0021】
プラットホーム6の床面6aは、プラットホーム6の平面視における一隅部の外縁部が切欠かれ切欠部6bとなっている。この切欠部6bは、後述する大型の照明器9の格納姿勢において大型の照明器9が平面視におけるプラットホーム6と重複することなく、また大型の照明器9の少なくとも一部(2個の大型の照明器9、9のうち1個と大型の照明器9を後述する照明器取付けブラケット7に連結する後述する連結部材8)が位置できる位置と大きさを持っている。
【0022】
照明器取付けブラケット7は、基端部を切欠き部6bにおけるプラットホーム6の側面に取付けており、先端部に連結部材8を介して大型の照明器9を取付けている。連結部材8は、大型の照明器9の照射方向を可変にする姿勢変更自在機構を持っており、大型の照明器9をプラットホーム6の鉛直方向下方を照射可能な姿勢にもできる。この姿勢変更自在機構は、手動でも動力駆動されるものでもよい。なお、照明器取付けブラケット7は、切欠き部6b自体になくとも切欠き部6bの近傍にあってもよい。
【0023】
大型の照明器9は、たとえば400Wメタルハライドランプ以上のものである。大型の照明器9の電源装置10は、基台2上に取付けており、電力を旋回台3、伸縮ブーム4を経過してプラットホーム6上の大型の照明器9に供給する。電源装置10は、基台2でなくとも、旋回台3上やプラットホーム6の床下等に取付けることができる。
【0024】
上部操作手段11は、プラットホーム6の床面6aの切欠部6bを設けた隅部以外の床面6aの一隅部に取付けている。
プラットホーム6の床面6aの外周部には、手摺り12を取付けており、ガード13は、大型の照明器9の回りに取付けた大型の照明器9の保護材である。
【0025】
このように構成された高所作業車Aの作業時には、オペレータは、プラットホーム6に資材や工具を積載した後、プラットホーム6に搭乗し、上部操作手段11の操作レバー、操作スイッチを操作して、伸縮ブーム4を適宜起仰、旋回台3を適宜旋回、伸縮ブーム4を適宜伸縮、プラットホーム6を適宜首振りし、プラットホーム6を作業対象物に近付けて、プラットホーム6に搭乗したオペレータまたは作業員がプラットホーム6に積載した資材や工具を用いて高所作業を行う。
【0026】
そして、必要に応じて大型の照明器9を点灯し作業をする。大型の照明器9は、大型のものであると共に、照射方向が可変式になっているため、照射方向をプラットホーム6の外側方または上方に向ければ、作業対象物の広い範囲が明るく照明され、高所作業がし易くなる。また、照射方向をプラットホーム6内に向ければ、積載した資材や工具が照明され、資材や工具の選択がし易くなる。さらに、照射方向をプラットホーム6の鉛直方向下方に向ければ、プラットホーム6の下降動の場合の作業のし易さがたいへん良くなる。
もちろん、高所作業をしないで、照明だけを行う照明車として用いることもできる。
【0027】
このように大型の照明器9をプラットホーム6に取付けたので、作業対象物の広い範囲を明るく照明する必要のある高所作業において、別途照明車を手配する必要がなくなり、発電機に大型の照明器を一体的に組合せた照明装置をプラットホーム6に搭載する必要もなくなったのである。そこで、大型の照明器9により作業対象物の広い範囲を明るく照明できると共に、高所作業を、照明車の道路占有面積がなくなり、道路占有面積が小さいという点から効率よくできるのである。また、大型の照明器関係のプラットホーム6上での占有面積は、大型の照明器9だけになり発電機付きの照明装置に比べ小さくなるため、高所作業を、プラットホーム6の床面6a上が広く使える点からも効率よくできるのである。
【0028】
また、大型の照明器9の格納姿勢において平面視における大型の照明器9の少なくとも一部がプラットホーム6の切欠部6bに位置するよう取付けたので、格納姿勢における大型の照明器9のプラットホーム6の端面からの突出量を小さくでき、大型の照明器9を使用しない高所作業の際や走行の際に取扱いが容易になるのである。
【0029】
さらに、大型の照明器9の格納姿勢において平面視における大型の照明器9がプラットホーム6と重複することなく取付け、プラットホーム6の鉛直方向下方を照射可能にしたため、大型の照明器9をプラットホーム6に取付けたにも拘わらず、プラットホーム6の鉛直方向下方の視界を大型の照明器による明るい視界として確保できできる。
プラットホーム6の鉛直方向下方域は、通常照明の照射が届かない領域になっており、高所作業におけるプラットホーム6の鉛直方向下方域への降下作動、または高所作業終了時の格納作動が非常に実行し難いのであるが、本願発明によれば、解消される。
また、大型の照明器9を格納姿勢において、下向きにしておけば、大型の照明器9の照明灯本体、または前面ガラスを汚損したり損傷したりする割合を格段に小さくできるのである。
【0030】
ところで、本願発明の照明器付きプラットホーム型高所作業装置を、本例のように車両1に基台2を架装した場合には、高所作業装置を現場内または現場間で移動する際に迅速に行える。
本願発明の照明器付きプラットホーム型高所作業装置は、本例のブーム式昇降手段に限定されるものではなく、昇降手段としてシザーズ式、ポスト式等を採用してもよいことはもちろんである。これらシザーズ式、ポスト式の昇降手段の場合、プラットホームは、これらの先端部に直接取付ければよい。
また、移動式でなく、定置式、あるいは現場内で工事の進捗に合わせて設置場所が変る仮設式であってもよい。
【0031】
さらに、大型の照明器9が格納姿勢において平面視におけるプラットホーム6の側面または車両1の側面から突出しないよう構成することもできる。
【0032】
大型の照明器9を格納姿勢とした高所作業時にプラットホーム6を建造材等の間に突っ込んで作業する突込み作業の際や車両として道路走行する際に、突出していない分幅が狭いため扱い易く、また、突出していないため大型の照明器9を建造材等に引掛けることがなく扱い易い。本実施の形態のようにガード13を設け、大型の照明器9を、格納姿勢とした場合にこのガード13内に位置させれば、損傷を受けることが少なくなる。
【0033】
そのうえ、大型の照明器が姿勢変化に拘わらず平面視におけるプラットホーム6の側面から突出しないよう構成することもできる。
【0034】
高所作業時にプラットホーム6を建造材等の間に突っ込んで作業する突込み作業の際に、大型の照明器9が姿勢変化に拘わらず突出していない分幅が狭いため扱い易く、また、突出していないため大型の照明器9を建造材等に引掛けることがなく扱い易い。本実施の形態のようにガード13を設け、大型の照明器9を、格納姿勢とした場合にこのガード13内に位置させれば、損傷を受けることが少なくなる。
【0035】
なお、プラットホーム6上あるいはプラットホーム6の後端に標識14を取付けることも考えられ、このようにした場合、高所作業および照明作業に加えて、標識の掲示もできる多機能化が計れる。
【0036】
【発明の効果】
まず、本願発明の請求項1では、照明器付きプラットホーム型高所作業装置を、基台と、その基端部を基台の上に昇降自在に取付けた昇降手段と、昇降手段の先端部に直接または姿勢維持部材を介して取付けたプラットホームとを備えた高所作業装置において、プラットホームの平面視における外縁部の一部を切欠いた切欠部と、その基端部をこの切欠部または切欠部の近傍に取付けた照明器取付けブラケットと、この照明器取付けブラケットの先端部に姿勢変更自在に取付けた大型の照明器と、プラットホームの床面上以外の高所作業装置の適所に取付けた電源装置とを設け、大型の照明器は、格納姿勢において、平面視でプラットホームと重複することなくまた少なくとも一部が切欠部に位置するよう取付けると共に、鉛直方向下方を照射可能に構成した。
【0037】
このように構成したため、作業対象物の広い範囲を明るく照明する必要のある高所作業において、大型の照明器により作業対象物の広い範囲を明るく照明できると共に、別途手配の照明車の道路占有面積がなくなり、または、発電機に大型の照明器を一体的に組合せた照明装置に比べ大型の照明器関係のプラットホーム上での占有面積が小さくなるので、高所作業を効率よくできるという効果大である。
また、大型の照明器の格納姿勢において平面視における大型の照明器の少なくとも一部がプラットホームの切欠部に位置するよう取付けたので、格納姿勢における大型の照明器9のプラットホームの端面からの突出量を小さくでき、大型の照明器を使用しない高所作業の際や走行の際に取扱いが容易になるという効果大である。
さらに、大型の照明器をプラットホームに取付けたにも拘わらず、プラットホームの鉛直方向下方の視界を大型の照明器による明るい視界として確保できるので、高所作業における降下作動時の視認性確保に効果大である。
【0038】
次に、本願発明の請求項2では、請求項1の照明器付きプラットホーム型高所作業装置を、車両に基台を架装して構成した。
【0039】
このように構成したため、高所作業装置を現場内または現場間で移動する際に迅速に行え、機動性の向上に効果大である。
【0040】
また、本願発明の請求項3では、請求項1または2の照明器付きプラットホーム型高所作業装置を、大型の照明器が格納姿勢において平面視におけるプラットホームの側面または車両側面から突出しないよう構成した。
【0041】
このように構成したため、大型の照明器を格納姿勢とした高所作業時に建造材等の間に突っ込んで作業する突込み作業の際や車両として道路走行する際に扱い易いという効果大である。
【0042】
また、本願発明の請求項4では、請求項1または2の照明器付きプラットホーム型高所作業装置を、大型の照明器が姿勢変化に拘わらず平面視におけるプラットホームの側面から突出しないよう構成した。
【0043】
このように構成したので、大型の照明器の姿勢変化に拘わらず高所作業時に建造材等の間に突っ込んで作業する突込み作業の際に扱い易いという効果大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の照明器付きプラットホーム型高所作業装置を示す側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本願発明の照明器付きプラットホーム型高所作業装置の要部を示す側面図である。
【図4】従来の照明器付きプラットホーム型高所作業装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 車両、
2 基台、
3 旋回台、
4 伸縮ブーム、
5 姿勢維持部材、
6 プラットホーム、
6b 切欠部、
7 照明器取付けブラケット
9 大型の照明器、
【発明の属する技術分野】
この発明は、基台と、その基端部を基台の上に昇降自在に取付けた昇降手段と、昇降手段の先端部に直接または姿勢維持部材を介して取付けられたプラットホームと、プラットホームに取付けられた照明器とを備えた高所作業装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の照明器を備えた高所作業装置の構成について、照明器を備えた高所作業車に例を取り、図4を用いて説明する。
【0003】
高所作業車Bは、車両1と、車両1上に固定された基台2と、基台2の上に旋回自在に取付けた旋回台3と、旋回台3に起伏自在にその基端部を取付けた伸縮ブーム4と、伸縮ブーム4の先端部に伸縮ブーム4の起伏作動に関わらず姿勢を維持するよう揺動自在に取付けた姿勢維持部材5と、姿勢維持部材5に水平首振自在に取付けたプラットホーム101と、からなっている。プラットホーム101の床面101aの一隅部には、上部操作手段102を取付け、また、プラットホーム101の外周部には、手摺り103を取付けている。
【0004】
そして、プラットホーム101に照明器104を備えていることがあり、この照明器104は、小型のもの(最大55W程度)が手摺り103の上縁に位置している。照射方向は可変式になっており、水平方向に旋回、上下方向に各約30度揺動可能であり、また着脱可能になっている。
【0005】
このように構成された高所作業車Bの作業時には、オペレータは、プラットホーム101に資材や工具を積載した後、プラットホーム101に搭乗し、上部操作手段102の操作レバー、操作スイッチを操作して、伸縮ブーム4を適宜起仰、旋回台3を適宜旋回、伸縮ブーム4を適宜伸縮、プラットホーム101を適宜首振りし、プラットホーム101を作業対象物に近付けて、プラットホーム101に搭乗したオペレータまたは作業員がプラットホーム101に積載した資材や工具を用いて高所作業を行う。
【0006】
そして、必要に応じて照明器104を点灯し作業をする。照明器104の照射方向をプラットホーム101の外側方または上方に向ければ、作業対象物が照明され、高所作業がし易くなり、また、照射方向をプラットホーム101内に向ければ、積載した資材や工具が照明され、資材や工具の選択がし易くなり、高所作業がし易くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のプラットホーム101に備えた照明器104は、小型のものであるため、作業対象物の広い範囲を明るく照明することができないという問題点があった。作業対象物の広い範囲を明るく照明する必要がある場合には、複数の大型の照明灯を備えた照明車を手配し高所作業車の近くから作業対象物を照明するか、または発電機に複数の大型の照明器を一体的に組合せた照明装置(約200kg)をプラットホーム101に搭載し作業対象物を照明するか、しなければならず、前者の場合には、高所作業車以外の車両(照明車)が必要であることや、これに伴い照明車の運転者が必要であることや、道路占有面積が照明車の分だけ大きいことが問題点であった。また、後者の場合には、別途照明装置が必要であることや、照明装置のプラットホーム101への積込み作業が必要であることや、プラットホーム101上での確実な固定が必要であることや、プラットホーム101上での占有面積が大きいことが問題点であった。
また、照明器104は、プラットホーム101の上にあり、また照射方向の可変範囲が小さいため、プラットホーム101の鉛直方向下方を照明する必要ができた場合に、照明できないという問題点があった。どうしても照明する必要がある場合には、照明器104を手摺り103から取外し照射方向を下向きにし平面視でプラットホーム101から大きく突出させ保持しておかなければならなかった。
【0008】
本願発明の課題は、作業対象物の広い範囲を明るく照明する必要のある高所作業の場合に、従来の照明器付きプラットホーム型高所作業装置の問題点である、他の照明車や他の照明装置の必要をなくすことと、プラットホーム101上での占有面積をできる限り小さくすると共に、プラットホームの鉛直方向下方を照明する必要のある高所作業の場合に、従来の照明器付きプラットホーム型高所作業装置の問題点である、照明器を手摺りから取外し照射方向を下向きにし平面視でプラットホームから大きく突出させ保持しておく必要をなくして、高所作業を効率的にすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本願発明に係る照明器付きプラットホーム型高所作業装置は、以下の如く構成する。
【0010】
本願発明の請求項1では、照明器付きプラットホーム型高所作業装置を、基台と、その基端部を基台の上に昇降自在に取付けた昇降手段と、昇降手段の先端部に直接または姿勢維持部材を介して取付けたプラットホームとを備えた高所作業装置において、プラットホームの平面視における外縁部の一部を切欠いた切欠部と、その基端部をこの切欠部または切欠部の近傍に取付けた照明器取付けブラケットと、この照明器取付けブラケットの先端部に姿勢変更自在に取付けた大型の照明器と、プラットホームの床面上以外の高所作業装置の適所に取付けた電源装置とを設け、大型の照明器は、格納姿勢において、平面視でプラットホームと重複することなくまた少なくとも一部が切欠部に位置するよう取付けると共に、鉛直方向下方を照射可能に構成した。
【0011】
このように構成したため、大型の照明器により作業対象物の広い範囲を明るく照明できると共に、大型の照明器をプラットホームに取付けたにも拘わらず、プラットホームの鉛直方向下方の視界を大型の照明器による明るい視界として確保できる。そこで、別途照明車を手配する必要がなくなり、または、発電機に大型の照明器を一体的に組合せた照明装置をプラットホームに搭載する必要がなくなるので、別途手配の照明車の道路占有面積がなくなり、大型の照明器関係のプラットホーム上での占有面積が小さくなり、高所作業を効率よくできる。また、格納姿勢における大型の照明器9のプラットホームの端面からの突出量を小さくでき、大型の照明器を使用しない高所作業の際や走行の際に取扱いが容易になる
【0012】
本願発明の請求項2では、請求項1の照明器付きプラットホーム型高所作業装置を、車両に基台を架装して構成した。
【0013】
このように構成したため、高所作業装置を現場内または現場間で移動する際に車両として迅速に移動できるので、高所作業あるいは作業全体を効率よくできる。
【0014】
本願発明の請求項3では、請求項1または2の照明器付きプラットホーム型高所作業装置を、大型の照明器が格納姿勢において平面視におけるプラットホームの側面または車両側面から突出しないよう構成した。
【0015】
このように構成したため、大型の照明器を格納姿勢とした高所作業時に建造材等の間に突っ込んで作業する突込み作業の際や車両として道路走行する際に扱い易いので、高所作業あるいは作業全体を効率よくできる。
【0016】
本願発明の請求項4では、請求項1または2の照明器付きプラットホーム型高所作業装置を、大型の照明器が姿勢変化に拘わらず平面視におけるプラットホームの側面から突出しないよう構成した。
【0017】
このように構成したため、大型の照明器の姿勢変化に拘わらず高所作業時に建造材等の間に突っ込んで作業する突込み作業の際に扱い易いので、大型の照明器を点灯した高所作業を効率よくできる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本願発明の照明器を備えたプラットホーム型高所作業装置の実施の形態について、照明器を備えたプラットホーム型高所作業車に例を取り、図1、図2、および図3を用いて説明する。
【0019】
符号1〜5は、従来の技術で用いたものと同義であるので、説明を省略し以下に用いる。
符号6は、プラットホーム、6aは、プラットホーム6の床面、6bは、プラットホーム6の切欠部、7は、照明器取付けブラケット、8は、連結部材、9は、大型の照明器、10は、電源装置、11は、上部操作手段、12は、手摺り、13は、ガードである。
【0020】
高所作業車Aは、車両1と、車両1上に固定された基台2と、基台2の上に旋回自在に取付けた旋回台3と、旋回台3に起伏自在にその基端部を取付けた伸縮ブーム4と、伸縮ブーム4の先端部に伸縮ブーム4の起伏作動に関わらず姿勢を維持するよう揺動自在に取付けた姿勢維持部材5と、姿勢維持部材5に水平首振自在に取付けたプラットホーム6と、以下に説明する大型の照明器9回りからなっている。
本実施の形態の説明では、請求の範囲における基台は、基台2と旋回台3とからなっており、同じく昇降手段は、伸縮ブーム4としている。
【0021】
プラットホーム6の床面6aは、プラットホーム6の平面視における一隅部の外縁部が切欠かれ切欠部6bとなっている。この切欠部6bは、後述する大型の照明器9の格納姿勢において大型の照明器9が平面視におけるプラットホーム6と重複することなく、また大型の照明器9の少なくとも一部(2個の大型の照明器9、9のうち1個と大型の照明器9を後述する照明器取付けブラケット7に連結する後述する連結部材8)が位置できる位置と大きさを持っている。
【0022】
照明器取付けブラケット7は、基端部を切欠き部6bにおけるプラットホーム6の側面に取付けており、先端部に連結部材8を介して大型の照明器9を取付けている。連結部材8は、大型の照明器9の照射方向を可変にする姿勢変更自在機構を持っており、大型の照明器9をプラットホーム6の鉛直方向下方を照射可能な姿勢にもできる。この姿勢変更自在機構は、手動でも動力駆動されるものでもよい。なお、照明器取付けブラケット7は、切欠き部6b自体になくとも切欠き部6bの近傍にあってもよい。
【0023】
大型の照明器9は、たとえば400Wメタルハライドランプ以上のものである。大型の照明器9の電源装置10は、基台2上に取付けており、電力を旋回台3、伸縮ブーム4を経過してプラットホーム6上の大型の照明器9に供給する。電源装置10は、基台2でなくとも、旋回台3上やプラットホーム6の床下等に取付けることができる。
【0024】
上部操作手段11は、プラットホーム6の床面6aの切欠部6bを設けた隅部以外の床面6aの一隅部に取付けている。
プラットホーム6の床面6aの外周部には、手摺り12を取付けており、ガード13は、大型の照明器9の回りに取付けた大型の照明器9の保護材である。
【0025】
このように構成された高所作業車Aの作業時には、オペレータは、プラットホーム6に資材や工具を積載した後、プラットホーム6に搭乗し、上部操作手段11の操作レバー、操作スイッチを操作して、伸縮ブーム4を適宜起仰、旋回台3を適宜旋回、伸縮ブーム4を適宜伸縮、プラットホーム6を適宜首振りし、プラットホーム6を作業対象物に近付けて、プラットホーム6に搭乗したオペレータまたは作業員がプラットホーム6に積載した資材や工具を用いて高所作業を行う。
【0026】
そして、必要に応じて大型の照明器9を点灯し作業をする。大型の照明器9は、大型のものであると共に、照射方向が可変式になっているため、照射方向をプラットホーム6の外側方または上方に向ければ、作業対象物の広い範囲が明るく照明され、高所作業がし易くなる。また、照射方向をプラットホーム6内に向ければ、積載した資材や工具が照明され、資材や工具の選択がし易くなる。さらに、照射方向をプラットホーム6の鉛直方向下方に向ければ、プラットホーム6の下降動の場合の作業のし易さがたいへん良くなる。
もちろん、高所作業をしないで、照明だけを行う照明車として用いることもできる。
【0027】
このように大型の照明器9をプラットホーム6に取付けたので、作業対象物の広い範囲を明るく照明する必要のある高所作業において、別途照明車を手配する必要がなくなり、発電機に大型の照明器を一体的に組合せた照明装置をプラットホーム6に搭載する必要もなくなったのである。そこで、大型の照明器9により作業対象物の広い範囲を明るく照明できると共に、高所作業を、照明車の道路占有面積がなくなり、道路占有面積が小さいという点から効率よくできるのである。また、大型の照明器関係のプラットホーム6上での占有面積は、大型の照明器9だけになり発電機付きの照明装置に比べ小さくなるため、高所作業を、プラットホーム6の床面6a上が広く使える点からも効率よくできるのである。
【0028】
また、大型の照明器9の格納姿勢において平面視における大型の照明器9の少なくとも一部がプラットホーム6の切欠部6bに位置するよう取付けたので、格納姿勢における大型の照明器9のプラットホーム6の端面からの突出量を小さくでき、大型の照明器9を使用しない高所作業の際や走行の際に取扱いが容易になるのである。
【0029】
さらに、大型の照明器9の格納姿勢において平面視における大型の照明器9がプラットホーム6と重複することなく取付け、プラットホーム6の鉛直方向下方を照射可能にしたため、大型の照明器9をプラットホーム6に取付けたにも拘わらず、プラットホーム6の鉛直方向下方の視界を大型の照明器による明るい視界として確保できできる。
プラットホーム6の鉛直方向下方域は、通常照明の照射が届かない領域になっており、高所作業におけるプラットホーム6の鉛直方向下方域への降下作動、または高所作業終了時の格納作動が非常に実行し難いのであるが、本願発明によれば、解消される。
また、大型の照明器9を格納姿勢において、下向きにしておけば、大型の照明器9の照明灯本体、または前面ガラスを汚損したり損傷したりする割合を格段に小さくできるのである。
【0030】
ところで、本願発明の照明器付きプラットホーム型高所作業装置を、本例のように車両1に基台2を架装した場合には、高所作業装置を現場内または現場間で移動する際に迅速に行える。
本願発明の照明器付きプラットホーム型高所作業装置は、本例のブーム式昇降手段に限定されるものではなく、昇降手段としてシザーズ式、ポスト式等を採用してもよいことはもちろんである。これらシザーズ式、ポスト式の昇降手段の場合、プラットホームは、これらの先端部に直接取付ければよい。
また、移動式でなく、定置式、あるいは現場内で工事の進捗に合わせて設置場所が変る仮設式であってもよい。
【0031】
さらに、大型の照明器9が格納姿勢において平面視におけるプラットホーム6の側面または車両1の側面から突出しないよう構成することもできる。
【0032】
大型の照明器9を格納姿勢とした高所作業時にプラットホーム6を建造材等の間に突っ込んで作業する突込み作業の際や車両として道路走行する際に、突出していない分幅が狭いため扱い易く、また、突出していないため大型の照明器9を建造材等に引掛けることがなく扱い易い。本実施の形態のようにガード13を設け、大型の照明器9を、格納姿勢とした場合にこのガード13内に位置させれば、損傷を受けることが少なくなる。
【0033】
そのうえ、大型の照明器が姿勢変化に拘わらず平面視におけるプラットホーム6の側面から突出しないよう構成することもできる。
【0034】
高所作業時にプラットホーム6を建造材等の間に突っ込んで作業する突込み作業の際に、大型の照明器9が姿勢変化に拘わらず突出していない分幅が狭いため扱い易く、また、突出していないため大型の照明器9を建造材等に引掛けることがなく扱い易い。本実施の形態のようにガード13を設け、大型の照明器9を、格納姿勢とした場合にこのガード13内に位置させれば、損傷を受けることが少なくなる。
【0035】
なお、プラットホーム6上あるいはプラットホーム6の後端に標識14を取付けることも考えられ、このようにした場合、高所作業および照明作業に加えて、標識の掲示もできる多機能化が計れる。
【0036】
【発明の効果】
まず、本願発明の請求項1では、照明器付きプラットホーム型高所作業装置を、基台と、その基端部を基台の上に昇降自在に取付けた昇降手段と、昇降手段の先端部に直接または姿勢維持部材を介して取付けたプラットホームとを備えた高所作業装置において、プラットホームの平面視における外縁部の一部を切欠いた切欠部と、その基端部をこの切欠部または切欠部の近傍に取付けた照明器取付けブラケットと、この照明器取付けブラケットの先端部に姿勢変更自在に取付けた大型の照明器と、プラットホームの床面上以外の高所作業装置の適所に取付けた電源装置とを設け、大型の照明器は、格納姿勢において、平面視でプラットホームと重複することなくまた少なくとも一部が切欠部に位置するよう取付けると共に、鉛直方向下方を照射可能に構成した。
【0037】
このように構成したため、作業対象物の広い範囲を明るく照明する必要のある高所作業において、大型の照明器により作業対象物の広い範囲を明るく照明できると共に、別途手配の照明車の道路占有面積がなくなり、または、発電機に大型の照明器を一体的に組合せた照明装置に比べ大型の照明器関係のプラットホーム上での占有面積が小さくなるので、高所作業を効率よくできるという効果大である。
また、大型の照明器の格納姿勢において平面視における大型の照明器の少なくとも一部がプラットホームの切欠部に位置するよう取付けたので、格納姿勢における大型の照明器9のプラットホームの端面からの突出量を小さくでき、大型の照明器を使用しない高所作業の際や走行の際に取扱いが容易になるという効果大である。
さらに、大型の照明器をプラットホームに取付けたにも拘わらず、プラットホームの鉛直方向下方の視界を大型の照明器による明るい視界として確保できるので、高所作業における降下作動時の視認性確保に効果大である。
【0038】
次に、本願発明の請求項2では、請求項1の照明器付きプラットホーム型高所作業装置を、車両に基台を架装して構成した。
【0039】
このように構成したため、高所作業装置を現場内または現場間で移動する際に迅速に行え、機動性の向上に効果大である。
【0040】
また、本願発明の請求項3では、請求項1または2の照明器付きプラットホーム型高所作業装置を、大型の照明器が格納姿勢において平面視におけるプラットホームの側面または車両側面から突出しないよう構成した。
【0041】
このように構成したため、大型の照明器を格納姿勢とした高所作業時に建造材等の間に突っ込んで作業する突込み作業の際や車両として道路走行する際に扱い易いという効果大である。
【0042】
また、本願発明の請求項4では、請求項1または2の照明器付きプラットホーム型高所作業装置を、大型の照明器が姿勢変化に拘わらず平面視におけるプラットホームの側面から突出しないよう構成した。
【0043】
このように構成したので、大型の照明器の姿勢変化に拘わらず高所作業時に建造材等の間に突っ込んで作業する突込み作業の際に扱い易いという効果大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の照明器付きプラットホーム型高所作業装置を示す側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本願発明の照明器付きプラットホーム型高所作業装置の要部を示す側面図である。
【図4】従来の照明器付きプラットホーム型高所作業装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 車両、
2 基台、
3 旋回台、
4 伸縮ブーム、
5 姿勢維持部材、
6 プラットホーム、
6b 切欠部、
7 照明器取付けブラケット
9 大型の照明器、
Claims (4)
- 基台と、その基端部を基台の上に昇降自在に取付けた昇降手段と、昇降手段の先端部に直接または姿勢維持部材を介して取付けたプラットホームとを備えた高所作業装置において、
プラットホームの平面視における外縁部の一部を切欠いた切欠部と、その基端部をこの切欠部または切欠部の近傍に取付けた照明器取付けブラケットと、この照明器取付けブラケットの先端部に姿勢変更自在に取付けた大型の照明器と、プラットホームの床面上以外の高所作業装置の適所に取付けた電源装置とを設け、大型の照明器は、格納姿勢において、平面視でプラットホームと重複することなくまた少なくとも一部が切欠部に位置するよう取付けると共に、鉛直方向下方を照射可能に構成したことを特徴とする照明器付きプラットホーム型高所作業装置。 - 前記高所作業装置は、車両に基台を架装して構成したことを特徴とする請求項1記載の照明器付きプラットホーム型高所作業装置。
- 前記大型の照明器は、格納姿勢において平面視におけるプラットホームの側面または車両側面から突出しない構成としたことを特徴とする請求項1または2記載の照明器付きプラットホーム型高所作業装置。
- 前記大型の照明器は、姿勢変化に拘わらず平面視におけるプラットホームの側面から突出しない構成としたことを特徴とする請求項1または2記載の照明器付きプラットホーム型高所作業装置。
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