JP2004034963A - 改良した密封手段を包含する空気圧ブレーキブースタ - Google Patents

改良した密封手段を包含する空気圧ブレーキブースタ Download PDF

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Abstract

【課題】空気圧ブレーキブースタにおいて、装着、製造を簡単にし、軽量にした作動室と真空室との間の密封手段の提供。
【解決手段】ブレーキペダルに連結される駆動ロッド125によって駆動される空気圧ブレーキブースタにおいて、可変圧力作動室109と真空室111との間の密封が、スカート113の半径方向内方の第1端部とピストン117の半径方向外方端部との間に配設された第1の密封手段156によって、またスカートの半径方向外方の第2端部及びリム153の内面に配設された第2の密封手段157によって行われ、スカートが、スカートの半径方向内方の第1端部とスカートの半径方向外方の第2端部との間の密封を提供することを特徴とする空気圧ブレーキブースタである。
【選択図】   図2

Description

【0001】
本発明は、主として、可変圧力の第1空気圧室と低圧力を受ける第2空気圧室との間の改良した密封手段を包含する空気圧ブレーキブースタに関する。
【0002】
周知の型式の空気圧ブレーキブースタは、スカートによって第1作動室及び第2真空室に分割された内部容積を画定するエンベロープを包含する。真空室は低圧流体を受け、作動室は、圧力が低圧力と例えば大気圧のような高圧力との間で変化する可変圧力の室である。略環状形のスカートは、その中央部分に、ブースタの後方に延び三方弁を包含する空気圧ピストンを収容する。この三方弁は、ブレーキペダルに連結された駆動ロッドによって駆動される。駆動ロッドを受容する三方弁の端部の対向して、マスターシリンダの少なくとも1つのピストンを駆動するプッシュロッドが配設されている。作動室と真空室との間の密封は、単一のダイヤフラムによって、スカートと空気圧ピストンとの間及びスカートとエンベロープとの間で行われ、このダイヤフラムは、例えば略環状形のゴムで作られ、例えば空気圧ピストンの外周部に捕捉するより、またブースタのエンベロープを形成する第1及び第2シェルの間でエンベロープの内周部に捕捉することによって固定されている。
【0003】
しかしながら、略環状形のダイヤフラムによって与えられるこの型式の密封は、コストの点から問題がある。事実、ダイヤフラムがゴムで作られる重要な部品であるため、可成りの材料コストがかかり、また、ダイヤフラムが比較的複雑な形状であるため、このダイヤフラムを製造するのにも可成りのコストがかかり、そして最後に、ブースタ内に装着するにはこのダイヤフラムを破損しないように特殊工具及び相当の注意を要するため、ブースタ内での装着に高いコストがかかる。さらに、自動車製造業者は、車両を軽量化するためにより軽量の製品を有することを強く望んでおり、このダイヤフラムは、その寸法のため、全体としてブースタの重量に可成り寄与する。
【0004】
従って、作動室と真空室との間の安価な密封手段を提供することが、本発明の目的である。
【0005】
本発明の他の目的は、装着を簡単で経済的にした作動室と真空室との間の密封手段を提供することにある。
【0006】
本発明の他の目的は、製造を簡単にした作動室と真空室との間の密封手段を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、軽量にした作動室と真空室との間の密封手段を提供することにある。
【0008】
これらの目的は、中央部分内に空気圧ピストンを装備したスカートによって作動室と真空室とに分割されたエンベロープを包含し、スカートと空気圧ピストンとの接触及びスカートとエンベロープの内周部との接触による作動室と真空室との間の密封が、2つの別個の密封手段によって与えられている空気圧ブレーキブースタによって、達成される。
【0009】
換言すると、ピストンとスカートとの間の密封は、例えばOリングシールによって行われ、また、スカートとエンベロープの内周部との間の密封は、エンベロープの内面にわたって密封しながら摺動する密封手段によって行われ、従って、スカート自体が作動室と真空室との間の密封の大部分を提供している。
【0010】
本発明の主たる主題は、リムを備えたディッシとリッドとで形成された長手方向軸線をもつエンベロープを包含し、前記エンベロープが、エンベロープ内で長手方向軸線に沿って密封的に摺動するように装架されたスカートによって、可変圧力作動室と低圧室とに密封的に分割された内部容積を画定し、前記スカートが、空気圧ピストンを密封的に嵌装する中央開口を備え、三方弁が空気圧ピストン内に装架され、ブレーキペダルに連結される駆動ロッドによって駆動される空気圧ブレーキブースタにおいて、可変圧力作動室と真空室との間の密封が、スカートの半径方向内方の第1端部とピストンの半径方向外方端部との間に配設された第1の密封手段によって、またスカートの半径方向外方の第2端部及びリムの内面に配設された第2の密封手段によって行われ、スカートが、スカートの半径方向内方の第1端部とスカートの半径方向外方の第2端部との間の密封を提供することを特徴とする空気圧ブレーキブースタである。
【0011】
本発明の他の主題は、第1の密封手段が、空気圧ピストンの外周部に形成した溝内に装着されるOリングシールであることを特徴とする空気圧ブレーキブースタである。
【0012】
本発明の他の主題は、第2の密封手段が、スカートに固定され、ディッシュのリムの内面に対して当接し且つ前記内面にわたって摺動する密封部材であることを特徴とする空気圧ブレーキブースタである。
【0013】
本発明の他の主題は、密封部材が第1長手方向端部で、スカートの半径方向外方端部に形成した折曲部内に捕捉されることによって固定されることを特徴とする空気圧ブレーキブースタである。
【0014】
本発明の他の主題は、折曲部の内方端部と密封部材の第1端部との間で折曲部内に低圧空所が形成されていることを特徴とする空気圧ブレーキブースタである。
【0015】
本発明の他の主題は、密封部材の第1端部が、制動中にスカートに当接する、駆動ロッドに向かって指向されたタブを有することを特徴とする空気圧ブレーキブースタである。
【0016】
本発明の他の主題は、後方に指向されたリップを形成する密封部材の第2長手方向端部が、ディッシュのリムの内面にわたって摺動できることを特徴とする空気圧ブレーキブースタである。
【0017】
本発明の他の主題は、密封部材がゴムで作られていることを特徴とする空気圧ブレーキブースタである。
【0018】
本発明の他の主題は、密封部材が滑り易いEPDMで作られていることを特徴とする空気圧ブレーキブースタである。
【0019】
本発明の他の主題は、リッドがディッシュ内に密封的に嵌合されていることを特徴とする空気圧ブレーキブースタである。
【0020】
本発明の他の主題は、密封要素が、リッドの半径方向外方端部に形成した溝内に装着されディッシュのリムの内面に対して当接するOリングシールであることを特徴とする空気圧ブレーキブースタである。
【0021】
本発明の他の主題は、溝が折曲部によって形成されていることを特徴とする空気圧ブレーキブースタである。
【0022】
本発明の利点は、密封手段の形状を変更する必要なしに、スカートとエンベロープの内面との間の密封手段の寸法を単に変えることにより、異なるエンベロープ径を備えた異なる型式のブースタに適するように容易に適応できることである。
【0023】
前方及び後方をそれぞれ左側部分及び右側部分とした添付図面及び下記説明により、本発明を一層よく理解されるであろう。
【0024】
図1において、下記の構成要素は、多かれ少なかれ、記載したブレーキブースタの長手方向軸線Xを中心とする対称回転体である。
【0025】
図1は、第1及び第2シェル3及び5で形成されたエンベロープ1を包含する、長手方向軸線Xをもつ周知の型式の空気圧ブレーキブースタを示しており、シェル3及び5は、それらの外周部のまわりで一緒にクリンプされている。シェル3は、中空軸6の形状で後方に延びる中央開口4を包含し、この中空軸内には、空気圧ピストン17が密封的に摺動可能に嵌装され、シェル5は、マスターシリンダ10を受容する中央開口8を包含する。エンベロープ1は、圧力差のもとで軸線Xに沿って移動できる略環状形のスカート13によって、作動室9と真空室11とに密封的に分割された内部容積7を画定する。スカート13は、その中央部分に、空気圧ピストン17が密封的に嵌装される開口15を包含しており、この空気圧ピストンは、前方に指向した第1端部に、後方に指向した頂点をもつ略円錐形の部分19を包含するとともに、後方に指向した第2端部にスリーブ21を包含する。空気圧ピストンの内部に配設された周知の型式の三方弁23は、ブレーキペダル(図示しない)に連結された駆動ロッド25によって作動される。三方弁23は、休止時には真空室11と作動室9とを連通させ、制動位相中には作動室9と高圧外部環境とを連通させる。
【0026】
運転者により与えられる制動作用及びブースタにより与えられるブースト力は、プッシュロッド27を介してマスターシリンダの少なくとも1つのピストンに伝えられる。反動ディスク31は、三方弁23の一部を形成し制御ロッド25の長手方向前方端部を受容する分配プランジャ29と、プッシュロッド27の長手方向後方端部との間に配設され、ブレーキ回路からの反力をブレーキペダルに伝える。戻しスプリング33が、空気圧ピストンとエンベロープとの間で真空室内に圧縮状態に装架されて、空気圧ピストン及びスカートを休止位置に戻すことができる。
【0027】
真空室11は、密封コネクタ35を介して低圧力空気圧流体を供給され、低圧力空気圧流体は、例えばエンジンマニホルド負圧又は空気圧ポンプ(図示しない)から来る。
【0028】
前方真空室11と後方作動室9との間の密封は、端壁41により一端部を閉鎖され内径に比べて短い長さのチューブ37の形状のダイヤフラム39によって与えられ、ダイヤフラム39は、スカート13とエンベロープ1との間及びスカート13と空気圧ピストン17との間の密封を提供する。
【0029】
後方に指向されたダイヤフラム39の端壁41は、ピストン17の前方部分19を受容する中央開口43を包含し、この部分には、スカート13とピストン17の外周部との間で中央開口43の周辺を縁取りする膨出部45を捕捉することによって、端壁41が密封態様で固定される。また、ダイヤフラム13も、シェル3,5の間でチューブの前方長手方向端部を縁取りする環状膨出部47を捕捉することによって、エンベロープ13の内部に密封的に固定される。
【0030】
作動室9は可変圧力の室であり、休止時、この室は真空室11に連通していて、低圧力を受け、制動作動時には、真空室11と作動室9との連通が遮断されるとともに、作動室9と外部環境とが連通されて、高圧力の空気圧流体が作動室9に流入でき、この高圧力の空気圧流体は、例えば大気圧の空気であってよい。真空室11と作動室9との間の圧力差は、スカート13及びピストン17をプッシュロッドに向けて移動させ、従って、ブレーキペダルへの運転者のブレーキ作動を増強する。
【0031】
制動中、軸線Xに沿ったスカートの移動及び作動室と真空室との間の圧力差のもとでのピストンの移動の間、転がりシールとして一般に知られているダイヤフラムは、エンベロープ1の半径方向内壁に沿って転動する。
【0032】
図2は、本発明による空気圧ブレーキブースタを示す。
【0033】
図2及び3では、下記の構成要素は、記載したブレーキブースタの長手方向軸線Xを中心とするほぼ対称回転体である。
【0034】
軸線Yをもつ本発明による空気圧ブレーキブースタは、エンベロープ101、エンベロープ101内を密封的に摺動するように装架されたスカート113、スカート113の中央部分内に固着された空気圧ピストン117を包含しており、前記ピストン117は、スカート113の前方に配設された低圧室111をスカート113の後方の可変圧力室109に連通できる三方弁を装備している。室111及び109の間の密封は、スカートとエンベロープとの間及びスカートとピストンとの間にそれぞれ配設された第1及び第2密封手段157,156によって行われる。
【0035】
エンベロープは、リッド103と、例えばプレス加工した薄鋼板で作られリム153を備えたディッシュ105とで形成されており、リッド103は、ディッシュ105内に嵌合し、薄板金を折り曲げることによって形成されているリッドの半径方向外周部に形成した環状溝151内に固着される例えばシールのような密封手段149を包含し、シール149はディッシュ105のリム153の内面に対して密封的に押圧される。リッド103は、中空軸106の形状で後方に延びる中央開口104を包含し、この中空軸内には、空気圧ピストン117が密封的に摺動可能に嵌装され、ディッシュ105は、マスターシリンダ(図示しない)を受容する中央開口108を包含する。エンベロープ101は内部容積107を画定しており、この内部には、中央部に開口115を備えた略環状形のスカート113が、軸線Yに沿って密封的に摺動可能に嵌装され、この開口内には、空気圧ピストン117の前方に指向した第1端部119が密封的に固着され、この端部は、スカート113内に圧力ばめされる第1スリーブを形成する。開口115はチャンネル155によって縁取りされ、このチャンネルの外面はピストン117のスリーブ119を囲繞する。例えばOリングシールのような第2密封手段156は、ピストン117のスリーブ119の外周部に形成した溝158内でチャンネル155の外面に対して密封接触するように配設されている。
【0036】
真空室111は、例えば真空ポンプあるいはエンジンマニホルド負圧のような真空源に連通している。
【0037】
スカート113とエンベロープ101との間の密封は、スカート113に対して固定され且つエンベロープ101のリム153の内面に沿って摺動可能に移動できるように装架された第1密封手段157によって行われる。
【0038】
第1密封手段157は、その径に比べて短い長さのチューブの部分で形成され、チューブ157の径はスカート113の外径に略等しい。前方に指向したチューブ157の第1長手方向端部161は、駆動ロッド125に向かって指向されスカート113の半径方向外方端部に形成した環状折曲部165によってチューブ157のこの第1端部161を捕捉することにより、スカート113の半径方向外方端部163に固着される。有益的には、低圧空所167が、折曲部165と、チューブ157の部分の第1長手方向端部161と、折曲部165内に捕捉されたチューブ157の外面にある密封タブ169との間に設けられており、前記タブ169は低圧空所167とは反対方向に指向されている。
【0039】
制動位相中、タブ169は、作動室109と低圧室111との間の圧力差のためにスカート113に対して強く押圧されて、スカート113とチューブ157との間の密封を強める。
【0040】
休止時、真空室111及び作動室109内の圧力が平衡するために、タブ169はスカート113から持ち上がって、空所167が低圧力空気圧流体を再び供給されることを可能にし、従って、制動位相において真空室111と作動室109との間の密封を強めることを可能にする。
【0041】
捕捉以外の方法で、例えばスカートに固定することによって、チューブ157の第1端部161をスカート113に密封的に固定することは、予想できることである。それから、互いに協働するスカート及びチューブ157に取付け手段を設けるか、接着することが必要となるが、大気圧の室172を設ける必要はもはやない。
【0042】
後方に指向したチューブ157の第2長手方向端部171では、チューブの外面は、ディッシュ105のリム153の内面と略接線方向に接触する環状リップ173を形成している。ディッシュ105のリム153の内面に対するリップ173の当接は、制動位相中真空室111と作動室109との間の圧力差によって強められ、リップ173は、実際に、真空室111に向かって”吸引”され、ディッシュ105のリム153の内面に対して”重なる”ようになる。リップ173は、スカート113の半径方向外方端部とリム153との間に位置するようになる危険性なしに、2つの室109,111の密封を提供するように十分に長いものである。
【0043】
密封は、環状シール157がリム153の内面に対して当接される力に依存し、この力は、例えばスカートとリム153との間の環状シールの圧縮力である。
【0044】
密封手段157は、例えばゴムあるいは滑り易いEPDMのような柔軟で気密の弾性材料で作られている。
【0045】
空気圧ピストン117は、ブレーキペダル(図示しない)に連結される駆動ロッド125により駆動される周知の型式の三方弁123を収容する長手方向貫通孔179を穿設した、ほぼ対称回転体をなす部品で作られており、弁123は、休止時には真空室111と作動室109とを連通させ、制動位相中には作動室109を高圧外部環境に連通させる。
【0046】
我々は、周知である三方弁の構造及び作動については説明しない。
【0047】
運転者により与えられる制動作用及びブースタにより与えられるブースト力は、プッシュロッド127を介してマスターシリンダの少なくとも1つのピストンに伝えられる。反動ディスク131は、三方弁123の一部を形成し制御ロッド125の長手方向前方端部を受容する分配プランジャ133と、プッシュロッド127の長手方向後方端部との間に配設され、ブレーキ回路からの反力をブレーキペダルに伝える。
【0048】
戻しスプリング133が真空室内に圧縮状態に装架され、図示の例では、このスプリングは、ディッシュ105の内面に対して当接する補強部材179と略帽子形の部材177の縁部との間で支持され、この帽子形部材の端部は空気圧ピストン117の前面と協働するとともに、その縁部はスカート113の前面に対して部分的に押圧される。
【0049】
作動において、運転者はブレーキペダルを踏み込み、このペダルが駆動ロッド125を移動させる。従って、真空室111と作動室109との連通が閉じられ、作動室109と大気圧の外部環境とが連通される。作動室109と真空室111との間で発生する圧力差のために、スカート113及び空気圧ピストン117は、軸線Yに沿ってプッシュロッド127に向かって移動する。エンベロープ101のリム153の内面にわたって密封的に摺動できる第1密封手段157の外方端部は、エンベロープ101内でのスカートの長手方向移動を妨害することなしに、作動室109と真空室111との間の密封を提供する。
【0050】
事実、真空室と作動室との間の密封手段を包含するブースタが製作されており、この密封手段は、エンベロープの内面とスカートとの間の密封を提供する密封部材を、所望の長さに長手方向に切断される例えばゴムあるいは滑り易いEPDMのような弾性且つ気密の材料で作られたチューブから製造し、且つ、低価格の標準のOリングシールによってスカート113と空気圧ピストン117との間の密封を行っているため、構造が簡単で安価である。従って、端部を縁取りする膨出部を備えたポットの形状に成型されたダイヤフラムを生産することはもはや必要ではない。
【0051】
さらに、密封手段がスカートにのみ固定され、エンベロープの内面に対して単に休止するだけであるため、装着が簡素化される。
【0052】
勿論、ブースタの前方に配置された作動室及びブースタの後方に配置された真空室を包含する空気圧ブレーキブースタは、本発明の範囲から逸脱するものではない。
【0053】
本発明は、特に自動車産業に適用される。
【0054】
本発明は、主として、特に自家用車に関係する自動車産業に適用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】周知の型式のブースタの縦断面図である。
【図2】本発明による空気圧ブレーキブースタの断面図である。
【図3】図2の詳細図である。

Claims (9)

  1. リム(153)を備えたディッシュ(105)とリッド(103)とで形成された長手方向軸線(Y)をもつエンベロープ(101)を包含し、前記エンベロープ(101)が、エンベロープ(101)内で長手方向軸線Yに沿って密封的に摺動するように装架されたスカート(113)によって、可変圧力作動室(109)と低圧室(111)とに密封的に分割された内部容積(107)を画定し、前記スカート(113)が、空気圧ピストン(117)を密封的に嵌装する中央開口(115)を備え、三方弁(123)が空気圧ピストン(117)内に装架され、ブレーキペダルに連結される駆動ロッド(125)によって駆動され、可変圧力作動室(109)と真空室(111)との間の前記密封が、スカート(113)の半径方向内方の第1端部とピストン(117)の半径方向外方端部との間に配設された第1の密封手段(156)によって、またスカートの半径方向外方の第2端部及びリム(153)の内面に配設された第2の密封手段(157)によって行われ、スカートが、スカートの半径方向内方の第1端部とスカートの半径方向外方の第2端部との間の密封を提供し、第2の密封手段が、スカート(113)に固定され、ディッシュ(105)のリム(153)の内面に対して当接し且つ前記内面にわたって摺動する密封部材(157)であり、前記密封部材(157)が第1長手方向端部(161)で、スカート(113)の半径方向外方端部(163)に形成した折曲部(165)内に捕捉されることによって固定されている空気圧ブレーキブースタにおいて、折曲部(165)の内方端部と密封部材(157)の第1端部との間で折曲部(165)内に低圧空所(167)が形成されていることを特徴とする空気圧ブレーキブースタ。
  2. 請求項1記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、密封部材(157)の第1端部(161)が、制動中にスカート(113)に当接する、駆動ロッド(125)に向かって指向されたタブ(169)を有することを特徴とする空気圧ブレーキブースタ。
  3. 請求項1又は2記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、第1の密封手段が、空気圧ピストン(117)の外周部に形成した溝(158)内に装着されるOリングシール(156)であることを特徴とする空気圧ブレーキブースタ。
  4. 請求項1、2又は3記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、後方に指向されたリップ(173)を形成する密封部材(157)の第2長手方向端部(171)が、ディッシュ(105)のリム(153)の内面にわたって摺動できることを特徴とする空気圧ブレーキブースタ。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、密封部材(157)がゴムで作られていることを特徴とする空気圧ブレーキブースタ。
  6. 請求項3ないし5のいずれか1項に記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、密封部材(157)が滑り易いEPDMで作られていることを特徴とする空気圧ブレーキブースタ。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、リッド(103)がディッシュ(105)内に密封的に嵌合されていることを特徴とする空気圧ブレーキブースタ。
  8. 請求項7記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、密封要素(149)が、リッド(103)の半径方向外方端部に形成した溝(151)内に装着されディッシュ(105)のリム(153)の内面に対して当接するOリングシールであることを特徴とする空気圧ブレーキブースタ。
  9. 請求項8記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、溝(151)が折曲部によって形成されていることを特徴とする空気圧ブレーキブースタ。
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