JP2004032445A - 無線基地局試験システムと無線基地局試験方法 - Google Patents

無線基地局試験システムと無線基地局試験方法 Download PDF

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Abstract

【課題】試験用移動機を強制的に圏外状態にする。
【解決手段】無線基地局装置500と試験装置10とで構成される無線基地局試験システムにおいて、無線基地局装置500の試験が完了すると、試験装置10の切替器11は、ノイズ発生器12が発生する大レベルの白色雑音を、試験用移動機14に入力するよう接続する。これにより、試験用移動機14を強制的に圏外状態にする。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体通信システムの試験に関し、特に、無線基地局を試験する無線基地局試験システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、TDMA方式を使用した移動体通信システムの試験方式においては、各セクタ毎に異なる周波数を使用していたため互いに干渉し合うという問題は無かったが、CDMA方式では同一周波数を使用するために単純に各セクタ出力をアンテナや合成器等で合成し試験用移動機に供給した場合には、必要なC(信号電力)/I(干渉電力)を確保できず、試験用移動機は止まり木チャネルを受信できない、または通話チャネルにて通信中の場合は呼切断になるという問題が発生する。
【0003】
この通信中の呼切断を回避するために、セクタ選択機能を有したスイッチを具備し、このスイッチにより、当該のセクタのみを選択することでC/Iを確保し試験を可能としていた。
【0004】
一方、全セクタの試験が終了後(セクタは未選択状態にある)においては、保守者による誤操作による誤試験防止のために試験用移動機を圏外状態に設定する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、システムレベルダイヤ不具合により、セクタが未選択状態であっても、大きな電力の下り信号が試験用移動機に供給される場合、あるいは、試験装置に近接している送受信装置から、大きな電力の輻射電波が試験装置の試験用移動機に侵入し、送受信装置と試験用移動機との間にパスができてしまう場合、試験用移動機が圏内状態となってしまい、試験が所望の通りに実行されないという課題を有する。
【0006】
本発明の目的は、従来のこの様な課題を解決し、試験用移動機を、強制的に且つ自動的に、圏外状態にして、正しく無線基地局を試験する無線基地局試験システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の無線基地局試験システムは、複数セクタの各々に位置する複数移動機と通信する無線基地局装置と、前記無線基地局装置を試験する試験装置を有する無線基地局試験システムにおいて、
前記試験装置は、
前記無線基地局装置の試験の完了を検知する試験完了検知手段と、
雑音を発生するノイズ発生手段と、
試験のため、前記移動機を擬似する試験用移動機と、
前記無線基地局装置と前記ノイズ発生手段とを、前記試験用移動機に切り替え接続する切替手段とを備え、
前記試験完了検知手段が、前記無線基地局装置の試験の完了を検知するとき、前記切替手段は、前記ノイズ発生手段と前記試験用移動機とを接続し、前記ノイズ発生手段からの雑音を前記試験用移動機に入力し、前記試験用移動機を圏外状態にすることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の無線基地局試験システムは、複数セクタの各々に位置する複数移動機と通信する無線基地局装置と、前記無線基地局装置を試験する試験装置を有する無線基地局試験システムにおいて、
前記試験装置は、
前記無線基地局装置の試験の完了を検知する試験完了検知手段と、
雑音を発生するノイズ発生手段と、
試験のため、前記移動機を擬似する試験用移動機と、
前記無線基地局装置と前記ノイズ発生手段とを、前記試験用移動機に切り替え接続する切替手段とを備え、
前記試験完了検知手段が、前記無線基地局装置の試験の完了を検知するとき、前記切替手段は、前記無線基地局装置と前記試験用移動機との接続を切断し、前記ノイズ発生手段と前記試験用移動機とを接続して前記ノイズ発生手段からの雑音を前記試験用移動機に入力し、前記試験用移動機を圏外状態にすることを特徴とする。
【0009】
さらに、本発明の無線基地局試験システムは、前記ノイズ発生手段が、前記試験用移動機を圏外状態にさせる干渉電力を有する白色雑音を発生することを特徴とする。
【0010】
また、本発明の無線基地局試験システムは、前記ノイズ発生手段が、抵抗器による白色雑音を発生する手段を有することを特徴とする。
【0011】
さらに、本発明の無線基地局試験システムは、前記ノイズ発生手段が、抵抗器による白色雑音を発生する白色雑音手段と、前記白色雑音手段による白色雑音を、前記試験用移動機を圏外状態にさせる干渉電力になるまで増幅する増幅手段を有することを特徴とする。
【0012】
また、本発明の無線基地局試験システムは、セクタに位置する複数移動機と通信する装置を、セクタごとに、且つセクタ数だけ複数備えて構成される無線基地局装置と、前記無線基地局装置を試験する試験装置を有する無線基地局試験システムにおいて、
前記無線基地局装置は、全セクタの装置の試験完了を、前記試験装置に通知する試験完了通知手段を有し、
前記試験装置は、
前記試験完了通知手段からの試験完了を検知する試験完了検知手段と、
白色雑音を発生するノイズ発生手段と、
試験のため、前記移動機を擬似する試験用移動機と、
前記無線基地局装置を構成する各セクタの装置と、前記ノイズ発生手段とを、前記試験用移動機に切り替え接続する切替手段とを有し、
前記試験完了検知手段が、全セクタの装置の試験完了を検知するとき、
前記切替手段は、全セクタの装置と前記試験用移動機との接続を切断し、前記ノイズ発生手段と前記試験用移動機とを接続し、前記ノイズ発生手段からの白色雑音を、前記試験用移動機に入力し、前記試験用移動機を圏外状態にすることを特徴とする。
【0013】
さらに、本発明の無線基地局試験方法は、複数セクタの各々に位置する複数移動機と通信する無線基地局装置と、試験のため、前記移動機を擬似する試験用移動機を有する試験装置とを備え、前記無線基地局装置を試験する無線基地局試験方法において、
前記無線基地局装置から、試験の完了を、前記試験装置に通知する試験完了通知ステップと、
前記試験完了通知ステップによる試験の完了を検知する試験完了検知ステップと、
白色雑音を発生するノイズ発生ステップと、
前記試験完了検知ステップにより、試験の完了が検知されるとき、前記ノイズ発生ステップによる白色雑音を、前記試験用移動機に入力し、前記試験用移動機を圏外状態にするステップとを有することを特徴とする
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明の第1実施形態による無線基地局試験システムの構成ブロック図で、図2は、切替器の構成ブロック図で、図3は、ノイズ発生器の構成ブロック図で、図4は、切替制御部の構成ブロック図で、図5は、塔頂型屋外受信増幅装置の構成ブロック図で、図6は、送受信装置の構成ブロック図である。
【0016】
図1を参照して、本発明の第1実施形態による無線基地局試験システムは、被試験装置である無線基地局装置500と、無線基地局装置500を試験する試験装置10とを有して構成される。試験装置10と無線基地局装置500とは、同軸ケーブル23a、23b、23cと制御信号線52とで接続されている。
【0017】
無線基地局装置500は、複数のセクタ、ここでは、セクタ#1、#2、#3との3つのセクタ、の各々に位置する複数移動機と通信するためのものである。
【0018】
無線基地局装置500は、セクタごとに、電波を送受信する送受共用アンテナ20と、送受共用アンテナに具備される結合器22と、電波を受信する受信専用アンテナ21と、塔頂型屋外受信増幅装置30と、送受信装置40とを有し、さらに、共通の制御部46を有して構成される。すなわち、送受共用アンテナ20aと受信専用アンテナ21aと結合器22aと塔頂型屋外受信増幅装置30aと送受信装置40aとは、セクタ#1用の装置であり、送受共用アンテナ20bと受信専用アンテナ21bと結合器22bと塔頂型屋外受信増幅装置30bと送受信装置40bとは、セクタ#2用の装置であり、送受共用アンテナ20cと受信専用アンテナ21cと結合器22cと塔頂型屋外受信増幅装置30cと送受信装置40cとは、セクタ#3用の装置である。
【0019】
結合器22a、22b、22cの各々は、送受共用アンテナ20a、20b、20cの各々を、塔頂型屋外受信増幅装置30a、30b、30cの各々に、同軸ケーブルにより、接続するとともに、試験装置10からの同軸ケーブル23a、23b、23cを結合して塔頂型屋外受信増幅装置30a、30b、30cの各々に接続するものである。この結合器22a、22b、22cの各々は、送受共用アンテナ20a、20b、20cの各々と塔頂型屋外受信増幅装置30a、30b、30cの各々間を、低い通過損失で接続し、一方、試験装置10と塔頂型屋外受信増幅装置30a、30b、30cとを、予め定められた結合量、例えば、−40dB、で結合して接続する。すなわち、結合器22a、22b、22cの各々は、試験装置10からの上り信号を、結合量−40dBで、塔頂型屋外受信増幅装置30a、30b、30cへ結合するとともに、塔頂型屋外受信増幅装置30a、30b、30cからの下り信号も結合量−40dBで、試験装置10へ結合する。
【0020】
塔頂型屋外受信増幅装置30は、図5に示されるように、送受分波機能を有する送受分波器31と、帯域を制限する帯域通過フィルタ32と、受信信号を増幅する0系受信増幅器33と、受信信号を増幅する1系受信増幅器34とを有して構成される。
【0021】
送受信装置40は、図6に示されるように、電力増幅機能を有する送信増幅部41と、1対Nの分配機能を有する0系分配器42と、1対Nの分配機能を有する1系分配器43と、基地局受信下り信号と基地局受信上り信号の送受をする送受信部44と、符号化,拡散及び周波数変換をする信号処理部45とを有して構成される。
【0022】
制御部46は、送受信装置40a、40b、40cを共通制御するとともに、試験をするセクタを指示するセクタ指示と、すべてのセクタの試験が完了した旨を通知する試験完了通知との内の、いずれかを含むセクタ制御信号を生成し、このセクタ制御信号を、端子47に接続されている制御信号線52を介して、試験装置10へ送信する。
【0023】
塔頂型屋外受信増幅装置30と送受信装置40とを構成する各部の機能を、一般の移動機と、セクタ#1の送受信装置40と間の信号の流れにより、説明する。
【0024】
一般の移動機より電波により送出される上り信号は、当該セクタの送受共用アンテナ20aと、当該セクタの受信専用アンテナ21aによるスペースダイバーシティ受信により2つの基地局受信上り信号となる。一方の基地局受信上り信号は、塔頂型屋外受信増幅装置30aの送受分波器31で分波され、0系受信増幅器33で増幅され、そして、他方の基地局受信上り信号は、帯域通過フィルタ32で帯域制限され、1系受信増幅器34で増幅され、その後、これらの基地局受信上り信号の各々は、送受信装置40aに入力される。
【0025】
送受信装置40aに入力された基地局受信上り信号の各々は、0系分配器42と1系分配器43により所定の分配数Nに分配され、送受信部44と信号処理部45にて周波数変換及び逆拡散され復号される。
【0026】
一方、下り信号は、送受信装置40aの信号処理部45と送受信部44で、符号化、拡散及び周波数変換され基地局送信下り信号が生成される。そして、この基地局送信下り信号は、送信増幅部41により電力増幅され、塔頂型屋外受信増幅装置30aの送受分波器31に入力される。送受分波器31に入力された基地局送信下り信号は、帯域制限された後に送受共用アンテナ20aから、一般移動機へ電波により送信される。
【0027】
試験装置10は、ノイズ発生器12と、試験用移動機14と、主制御部13と、試験用移動機14を、無線基地局装置500とノイズ発生器12とに切替接続する切替器11と、を有して構成される。
【0028】
試験用移動機14は、一般移動機と同じ機能を有し、試験のため一般移動機を擬似するもので、切替器11により、試験の対象となるセクタの装置に接続される。
【0029】
ノイズ発生器12は、図3に示されるように、抵抗値Rを有する終端抵抗器201と、終端抵抗器201が発生する白色熱雑音を増幅する高周波増幅器202と、高周波増幅器202からの出力をさらに増幅する高周波増幅器203と、高周波増幅器203からの出力をレベル調整するレベル調整用固定減衰器204とを有して構成される。このように構成されるノイズ発生器12は、終端抵抗器201が発生する白色熱雑音を増幅して切替器11の端子107へ出力する。
【0030】
例えば、使用帯域を2GHz帯とし、帯域幅Bを4MHzとし、高周波増幅器202と高周波増幅器203との総合利得Gを38dBとし、高周波増幅器202と高周波増幅器203との雑音指数Fを2dBとし、レベル調整用固定減衰器204の減衰量ATTを3dBとするとき、ノイズ発生器12は、雑音電力NP=KTB・F・G・ATT=−108+2+38−3dB=−71dBmを有する白色雑音を、端子107へ出力する。ここで、K(ボルツマン定数)=1.38×10―23[W・sec/K]で、Tは、絶対温度である。
【0031】
主制御部13は、制御部46から、セクタ制御信号を受けると、このセクタ制御信号に基づいて、複数ビットからなるセクタ選択信号、ここでは、2ビットからなるセクタ選択信号、を生成して切替器11へ送る。すなわち、主制御部13は、セクタ#1を指示するセクタ指示を含むセクタ制御信号を受けると、2ビットとも論理値“L”レベルのセクタ選択信号を生成し、セクタ#2を指示するセクタ指示を含むセクタ制御信号を受けると、1ビット目を論理値“L”レベルで、2ビット目を論理値“H”レベルのセクタ選択信号を生成し、セクタ#3を指示するセクタ指示を含むセクタ制御信号を受けると、1ビット目を論理値“H”レベルで、2ビット目を論理値“L”レベルのセクタ選択信号を生成し、試験完了通知を含むセクタ制御信号を受けると、2ビットとも論理値“H”レベルのセクタ選択信号を生成し、このセクタ選択信号を切替器11へ送る。
【0032】
切替器11は、図2に示されるように、複数の高周波リレー101a、〜、101dと、複数のレベル調整用固定減衰器102a、〜、102cと、分配合成器103と、切替制御部104とを有して構成される。
【0033】
高周波リレー101aは、接点1aと接点2aと接点と、駆動コイル3aで構成され、高周波リレー101bは、接点1bと接点2bと接点と、駆動コイル3bで構成され,高周波リレー101cは、接点1cと接点2cと接点と、駆動コイル3cで構成され,高周波リレー101dは、接点1dと接点2dと接点と、駆動コイル3dで構成される。
【0034】
高周波リレー101a、〜、101cの接点1a、〜、1cの各々は、セクタ端子15a、〜、15cと同軸ケーブル23a、〜、23cの各々を介して、結合器22a、〜、22cの各々に接続され、接点2a、〜、2cの各々は、レベル調整用固定減衰器102a、〜、102cの各々に接続されている。
【0035】
高周波リレー101dの接点1dは、端子107を経由して、ノイズ発生器12に接続され、接点2dは、分配合成器103に、直接に、接続されている。
【0036】
駆動コイル3a、〜、3cの各々の片側端子には、電源(+Vボルトの電圧)が接続され、もう一方の片側端子には、切替制御部104からの駆動信号が接続される。
【0037】
高周波リレー101は、接点1と接点2が接続状態では、使用周波数帯、例えば2GHz帯、において、1dB以下の低い通過損失を有し、接点1と接点2が開放接続状態では、50dB以上の高いアイソレーション(分離損失)を有している。例えば、高周波リレー101は、市販されている、松下電工(株)製のRXリレーが好ましい。
【0038】
レベル調整用固定減衰器102a、〜、102cの各々は、高周波リレー101a、〜、101cの各々と分配合成器103と間に配置され、この間に流れる高周波信号のレベルを調整する。
【0039】
分配合成器103は、レベル調整用固定減衰器102a、〜、102cと、高周波リレー101dとを合成接続し、その合成出力を、入出力端子108を介して試験機用移動機14に供給する。分配合成器103は、例えば、通過損失が約7dBの、市販されている4分配合成器が望ましい。
【0040】
切替制御部104は、図4に示されるように、デコーダ301と、ドライバ302a、〜、302dとを有して構成される。
【0041】
デコーダ301は、主制御部13から、2ビットからなるセクタ選択信号を、制御端子105、106を介して、受信すると、このセクタ選択信号をデコードして制御信号を得、この制御信号をドライバ302a、〜、302dに供給する。デコーダ301は、NECデータブックに掲載され市販されているμPD74HC139μで構成されるのが望ましい。
【0042】
ドライバ302a、〜、302dの各々は、デコーダ301から制御信号を受けると、この制御信号に応じて高周波リレー101a、〜、101cを駆動するための駆動信号を生成する。たとえば、ドライバ302は、NECデータブックに掲載され市販されているμPA2981で構成されるのが望ましい。
【0043】
さらに、デコーダ301とドライバ302と高周波リレー101の機能を、信号の流れにより、詳細に説明する。
【0044】
デコーダ301は、主制御部13から、2ビットとも論理値“L”レベルのセクタ選択信号を受けると、論理値“L”レベルの制御信号を生成し、この論理値“L”レベルの制御信号をドライバ302aに供給するとともに、論理値“H”レベルの制御信号を生成し、この論理値“H”レベルの制御信号をドライバ302b,〜,302dに供給する。
【0045】
ドライバ302a、〜、302dは、入力に対する出力が同値であるように構成されている。よって、論理値“L”レベルの制御信号が供給されるドライバ302aは、論理値“L”レベルの駆動信号を生成し、この駆動信号で高周波リレー101aを駆動する。一方、論理値“H”レベルの制御信号が供給されるドライバ302b,〜,302dは、論理値“H”レベルの駆動信号を生成し、この駆動信号で、高周波リレー101b、〜、101dを駆動する。
【0046】
ドライバ302の生成する駆動信号の、論理値“L”レベルは、接地電位で、論理値“H”レベルは、+Vボルトの電圧である。よって、高周波リレー101aのコイル3aにのみに電流が流れ、高周波リレー101b、〜、101dのコイル3a、〜、101dには電流が流れないので、高周波リレー101aの接点1aと接点2aは接続状態となり、高周波リレー101b、〜、101dの接点1b、〜、1dと接点2b、〜、2dは開放状態となる。
【0047】
同様に、デコーダ301が、主制御部13から、1ビット目を論理値“L”で、2ビット目を論理値“H” レベルのセクタ選択信号を受けると、高周波リレー101cのみが接続状態になり、そして、1ビット目が論理値“H”で、2ビット目が論理値“L” レベルのセクタ選択信号を受けると、高周波リレー101cのみが接続状態になり、そして、2ビットとも論理値“H”レベルのセクタ選択信号を受けると、高周波リレー101dのみが接続状態になる。
【0048】
次に、本発明の実施形態の動作について図面を参照して詳細に説明する。
【0049】
図7は、動作のフローチャートである。
【0050】
図1、〜、図7を参照して説明する。
【0051】
試験装置10は、無線基地局装置500の、セクタ#1用の装置からセクタ#3用の装置までを順番に試験する。
【0052】
まず、試験装置10とセクタ#1用の装置と間で通信を行う場合の試験装置10の動作について説明する。
【0053】
試験装置10のセクタ端子15a〜15cには、常時対応したセクタ#1、〜、#3の一般移動機用通話チャネル信号も含まれている下り信号が同軸ケーブル23a、〜、23cを経由して供給されている。
【0054】
結合器22a、〜、22cの結合度は、約−40dBであり、通過電力が40dBmと仮定した場合、同軸ケーブル23a、〜、23cに供給される下り信号レベルは約0dBmとなる。同軸ケーブル23a、〜、23cの通過損失は長さによって変化するが、一般的に約20dBであるので、試験装置10のセクタ端子15a、〜、15cに供給される下り信号の電力は、約−20dBmとなる。
【0055】
無線基地局装置500の制御部46は、試験装置10の端子16を経由して主制御部13に対して、セクタ#1を指示するセクタ指示を含むセクタ制御信号を送る。
【0056】
主制御部13は、制御部46からセクタ制御信号を受けると、セクタ#1の装置を選択するための、2ビットで構成されるセクタ選択信号、ここでは、セクタ#1を選択するので、2ビットのうち、いずれのビットも論理値“L”レベルであるセクタ選択信号、を生成し、このセクタ選択信号を切替器11の制御端子105,106に送る。
【0057】
切替器11の切替制御部104は、このセクタ選択信号を受けると、高周波リレー101aの接点1aと接点2aを接続状態とし、高周波リレー101b、〜、101dの接点1b、〜、1dと接点2b、〜、2dを、開放状態(アイソレーションは−50dB程度)とする。これにより、送受信装置40aからセクタ端子15aに供給されるセクタ#1の下り信号のみが、高周波リレー101aと,レベル調整用固定減衰器102aと,分配合成器103と、入出力端子108とを通り、試験機用移動機14に供給される。一方、セクタ#2の送受信装置40bからセクタ端子15bに供給される下り信号と、セクタ#3の送受信装置40cからセクタ端子15cに供給される下り信号とは、遮断され、切替器11の入出力端子108には入力されない。
【0058】
このとき、高周波リレー101aは接続状態であり、その通過損失は約1dBであり、そして、レベル調整用固定減衰器102aは、20dBに設定されており、そして、分配合成器103の通過損失は、7dBであるので、試験機用移動機14に供給される下り信号のレベルは約−48dBmとなる。
【0059】
また、高周波リレー101bと高周波リレー101cとは、開放状態であるため、−50dBのアイソレーションを有するので、セクタ#2の送受信装置40bから試験機用移動機14に供給される下り信号のレベルと,セクタ#3の送受信装置40cから試験機用移動機14に供給される下り信号のレベルは、約−97dBmとなる。すなわち、この下り信号のレベルは、試験機用移動機14に供給されるセクタ1の下り信号のレベルより約50dB低いレベルである。
【0060】
一方、試験機用移動機14からの上り信号は、下り信号の逆ルートをたどり、セクタ端子15a,同軸ケーブル23a,結合器22aを通り、塔頂型屋外受信増幅装置30a,送受信部44aを経て信号処理部45aに供給される。これにより、試験機用移動機14と、セクタ#1の送受信装置40a間での試験通信が可能となり、塔頂型屋外受信増幅装置30aと送受信装置40aとが試験される。
【0061】
そして、同様に、試験装置10は、次に、セクタ#2の塔頂型屋外受信増幅装置30bと送受信装置40bを試験し、さらに、セクタ#3の、塔頂型屋外受信増幅装置30cと送受信装置40cを試験する。
【0062】
次に、すべてのセクタの装置の試験が完了すると、無線基地局装置50の制御部46は、すべてのセクタの試験を完了した旨を通知する試験完了通知を含むセクタ制御信号を生成し、このセクタ制御信号を試験装置10へ送る(ステップ10)。
【0063】
試験装置10の主制御部13は、制御部46から、このセクタ制御信号を受けると、このセクタ制御信号に含まれる試験完了通知を検知し(ステップ20)、2ビットの内いずれのビットをも論理値“H”レベルであるセクタ選択信号を生成し、切替器11に送る。
【0064】
切替器11の切替制御部104が、主制御部13から、このセクタ選択信号を受けると、切替制御部104のデコーダ301は、このセクタ選択信号をデコードして、論理値“L”レベルの制御信号を生成し、この論理値“L”レベルの制御信号をドライバ302dに供給するとともに、論理値“H”レベルの制御信号を生成し、この論理値“H”レベルの制御信号をドライバ302a,〜,302cに供給する。
【0065】
ドライバ302dは、論理値“L”レベルの制御信号を受けると、高周波リレー101dのコイル3dに論理値“L”レベルの駆動信号を供給する。
【0066】
高周波リレー101dのコイル3dに、論理値“L”レベルの駆動信号が供給されると、コイル3dに電流が流れ、接点1dと接点2dとが接続状態となる。
【0067】
高周波リレー101dが接続状態になることで、ノイズ発生器12からの、約−71dBmの白色雑音が、高周波リレー101dと,分配合成器103と,入出力端子108を経由して、試験機用移動機14に供給される(ステップ30)。このとき、試験機用移動機14に供給される白色雑音の電力は、途中の損失により、約−79dBmにまで下がる。
【0068】
一方、ドライバ302a,〜,302cは、論理値“H”レベルの制御信号受けると、高周波リレー101aのコイル3aと、高周波リレー101bのコイル3bと、高周波リレー101cのコイル3cとに論理値“H”レベルの駆動信号を供給する。これにより、コイル3aと、コイル3bと、コイル3cには、電流が流れないので、接点1a、〜、1cと接点2a、〜、2cは、開放状態をとる。このとき、試験機用移動機14に入力されるセクタ#1、〜、セクタ#3の下り信号のレベルは、約−97dBmになる。
【0069】
ノイズ発生器12よりの白色雑音が、干渉電力として試験機用移動機14に供給されない場合において、試験機用移動機14に入力される下り信号の下り信号レベルが約−97dBmであることは、試験機用移動機14が、圏内限界ぎりぎりの圏内状態であることを意味する。下り信号レベルは、複数の通話チャネル及び制御信号を多重した総電力であり、1通話チャネルあたりの電力は、この下り信号レベルより20dBだけ低いレベルの約−117dBmとなっている。
【0070】
試験機用移動機14に干渉電力として入力される、約−79dBmの白色雑音は、試験機用移動機14に入力される下り信号の下り信号レベルである約−97dBmより約18dBだけ大きく(1通話チャネルあたりの電力では、38dBだけ大きく)なるため、試験機用移動機14は、圏外状態になる(ステッ40)。
【0071】
また、試験装置10は、送受信装置40に物理的に近づけて設置されることが多いため、送受信装置40の送信増幅部41からの輻射の影響を受ける。たとえば、送信増幅部41の出力レベルが、+43dBmで、輻射量が、−80dBで、空間伝搬損失が、30dBで,試験装置10のシールド効果が、20dBである場合、正規のルートを通らないで、直接に、試験機用移動機14に侵入する飛込み下り信号の下り信号レベルは、約−87dBmと大きな値となる。
【0072】
ノイズ発生器12が具備されていない場合、この約−87dBmの飛込み下り信号が、試験機用移動機14に入力すると、試験機用移動機14は、圏内状態となるが、ノイズ発生器12が具備され、ノイズ発生器12から、飛込み下り信号の下り信号レベルより8dBだけ大である約−79dBmの白色雑音が、干渉電力として、試験機用移動機14に供給されると、試験機用移動機14は、圏内状態にならずに、圏外状態になる。
【0073】
直接に侵入する飛込み下り信号の下り信号レベルが、−87dBmより大きくなる場合、試験機用移動機14が圏内状態をとることになるが、その場合は、ノイズ発生器12の高周波増幅器202、203の利得を上げることや、高周波増幅器を、より多段に接続することで、ノイズ発生器12からの白色雑音の電力を増大させて、すなわち、干渉電力を増大させて、試験機用移動機14を圏外状態にする。
【0074】
次に、第2実施形態について説明する。
【0075】
図8は、本発明の第2実施形態による切替器とノイズ発生器の構成ブロック図である。
【0076】
図8を参照して、本発明の第2実施形態の構成は、第1実施形態とは異なる切替器11−1とノイズ発生器12−1とを有して構成され、その他の構成部については、第1実施形態の構成部と同じ構成部を有して構成される。
【0077】
切替器11−1は、第1実施形態による切替器11に含まれる高周波リレー101dが削除されて構成され、複数の高周波リレー101a、〜、101cと、レベル調整用固定減衰器102a、〜、102cと、分配合成器103と、切替制御部104とを有して構成される。
【0078】
ノイズ発生器12−1は、第1実施形態によるノイズ発生器12を構成する終端抵抗器201と、高周波増幅器202、203とレベル調整用固定減衰器204とに加えて、電源印加制御リレー205を有して構成される。
【0079】
電源印加制御リレー205は、切替制御部104からの指令により、送信増幅部202、203へ電源(+Vボルトの電圧)を印加するのを制御するリレーである。
【0080】
第2実施形態の動作を説明する。
【0081】
図7において、無線基地局装置500の正常性を確認する試験が終了すると、試験装置10の主制御部13は、2ビットの内、いづれのビットも論理値“H”レベルであるセクタ選択信号を、切替器11の制御端子105,106を経て切替制御部104に送る。
【0082】
切替制御部104が、主制御部13から、このセクタ選択信号を受けると、切替制御部104のデコーダ301は、このセクタ選択信号をデコードして、論理値“L”レベルの制御信号を生成し、この論理値“L”レベルの制御信号をドライバ302dに供給するとともに、論理値“H”レベルの制御信号を生成し、この論理値“H”レベルの制御信号をドライバ302a,〜,302cに供給する。
【0083】
ドライバ302dは、論理値“L”レベルの制御信号を受けると、端子109を経て、電源印加制御リレーRL205のコイル3eに論理値“L”レベルを供給する。
【0084】
電源印加制御リレー205のコイル3eに、論理値“L”レベルが供給されると、コイル3eに電流が流れ、接点1eと接点2eとが接続状態となり、接点2eには電圧+Vボルトの電源が接続されているため、接点1eには、電圧+Vボルトがそのまま伝達される。接点1eには、送信増幅部202、203の電源供給ラインが接続されているため、送信増幅部202,203は、電圧+Vボルトの電源が印加され、動作状態となる。
【0085】
終端抵抗器201で発生される白色雑音は、動作状態となった送信増幅部202,203により、増幅され、レベル調整用固定減衰器204を経て、切替器11の端子107に供給される。端子107に供給される白色雑音のレベルは、約−71dBmである。この約−71dBmの白色雑音は、分配合成器103,入出力端子108を経由して試験機用移動機14に供給される。このとき、試験機用移動機14に供給される白色雑音のレベルは、約−79dBmである。
【0086】
試験機用移動機14に供給されるセクタ1〜セクタ3の下り信号の下り信号レベルは、第1実施形態と同じように、約−97dBmである。
【0087】
よって、ノイズ発生器12から試験機用移動機14に干渉電力として供給される白色雑音は、下り信号レベルより約18dB大きい(1通話チャネル電力当たりでは38dB大きい)ため、試験機用移動機14が、圏内状態にとならず、圏外状態になる。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、無線基地局装置の試験が完了すると、大レベルの白色雑音を試験用移動機に入力するよう構成されているので、セクタが未選択状態にて高電界の下り信号が試験用移動機に入力された場合でも、また基地局装置より輻射される高電界の下り信号が直接試験用移動機に侵入した場合でも、試験用移動機を強制的に圏外状態にすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による無線基地局試験システムの構成ブロック図である。
【図2】切替器の構成ブロック図である。
【図3】ノイズ発生器の構成ブロック図である。
【図4】切替制御部の構成ブロック図である。
【図5】塔頂型屋外受信増幅装置の構成ブロック図である。
【図6】送受信装置の構成ブロック図である。
【図7】動作のフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施形態による切替器とノイズ発生器の構成ブロック図である。
【符号の説明】
10  試験装置
11  切替器
12  ノイズ発生器
13  主制御部
14  試験用移動機
15  セクタ端子
16  端子
20  送受共用アンテナ
21  受信専用アンテナ
22  結合器
23  同軸ケーブル
30  塔頂型屋外受信増幅装置
31  送受分波器
32  帯域通過フィルタ
33  0系受信増幅器
34  1系受信増幅器
40  送受信装置
41  送信増幅部
42  0系分配器
43  1系分配器
44  送受信部
45  信号処理部
46  制御部
47  端子
101  高周波リレー
102  レベル調整用固定減衰器
103  分配合成器
104  切替制御部
105,106  制御端子
107,109  端子
108  入出力端子
201  終端抵抗器
202,203  高周波増幅器
204  レベル調整用固定減衰器
205  電源印加制御リレー
301  デコーダ
302  ドライバ
500  無線基地局装置

Claims (7)

  1. 複数セクタの各々に位置する複数移動機と通信する無線基地局装置と、前記無線基地局装置を試験する試験装置を有する無線基地局試験システムにおいて、
    前記試験装置は、
    前記無線基地局装置の試験の完了を検知する試験完了検知手段と、
    雑音を発生するノイズ発生手段と、
    試験のため、前記移動機を擬似する試験用移動機と、
    前記無線基地局装置と前記ノイズ発生手段とを、前記試験用移動機に切り替え接続する切替手段とを備え、
    前記試験完了検知手段が、前記無線基地局装置の試験の完了を検知するとき、前記切替手段は、前記ノイズ発生手段と前記試験用移動機とを接続し、前記ノイズ発生手段からの雑音を前記試験用移動機に入力し、前記試験用移動機を圏外状態にすることを特徴とする無線基地局試験システム。
  2. 複数セクタの各々に位置する複数移動機と通信する無線基地局装置と、前記無線基地局装置を試験する試験装置を有する無線基地局試験システムにおいて、
    前記試験装置は、
    前記無線基地局装置の試験の完了を検知する試験完了検知手段と、
    雑音を発生するノイズ発生手段と、
    試験のため、前記移動機を擬似する試験用移動機と、
    前記無線基地局装置と前記ノイズ発生手段とを、前記試験用移動機に切り替え接続する切替手段とを備え、
    前記試験完了検知手段が、前記無線基地局装置の試験の完了を検知するとき、前記切替手段は、前記無線基地局装置と前記試験用移動機との接続を切断し、前記ノイズ発生手段と前記試験用移動機とを接続して前記ノイズ発生手段からの雑音を前記試験用移動機に入力し、前記試験用移動機を圏外状態にすることを特徴とする無線基地局試験システム。
  3. 前記ノイズ発生手段は、前記試験用移動機を圏外状態にさせる干渉電力を有する白色雑音を発生することを特徴とする請求項1と2の内のいずれか1項記載の無線基地局試験システム。
  4. 前記ノイズ発生手段は、抵抗器による白色雑音を発生する手段を有することを特徴とする請求項1と2の内のいずれか1項記載の無線基地局試験システム。
  5. 前記ノイズ発生手段は、
    抵抗器による白色雑音を発生する白色雑音手段と、
    前記白色雑音手段による白色雑音を、前記試験用移動機を圏外状態にさせる干渉電力になるまで増幅する増幅手段を有することを特徴とする請求項1と2の内のいずれか1項記載の無線基地局試験システム。
  6. セクタに位置する複数移動機と通信する装置を、セクタごとに、且つセクタ数だけ複数備えて構成される無線基地局装置と、前記無線基地局装置を試験する試験装置を有する無線基地局試験システムにおいて、
    前記無線基地局装置は、全セクタの装置の試験完了を、前記試験装置に通知する試験完了通知手段を有し、
    前記試験装置は、
    前記試験完了通知手段からの試験完了を検知する試験完了検知手段と、
    白色雑音を発生するノイズ発生手段と、
    試験のため、前記移動機を擬似する試験用移動機と、
    前記無線基地局装置を構成する各セクタの装置と、前記ノイズ発生手段とを、前記試験用移動機に切り替え接続する切替手段とを有し、
    前記試験完了検知手段が、全セクタの装置の試験完了を検知するとき、
    前記切替手段は、全セクタの装置と前記試験用移動機との接続を切断し、前記ノイズ発生手段と前記試験用移動機とを接続し、前記ノイズ発生手段からの白色雑音を、前記試験用移動機に入力し、前記試験用移動機を圏外状態にすることを特徴とする無線基地局試験システム。
  7. 複数セクタの各々に位置する複数移動機と通信する無線基地局装置と、試験のため、前記移動機を擬似する試験用移動機を有する試験装置とを備え、前記無線基地局装置を試験する無線基地局試験方法において、
    前記無線基地局装置から、試験の完了を、前記試験装置に通知する試験完了通知ステップと、
    前記試験完了通知ステップによる試験の完了を検知する試験完了検知ステップと、
    白色雑音を発生するノイズ発生ステップと、
    前記試験完了検知ステップにより、試験の完了が検知されるとき、前記ノイズ発生ステップによる白色雑音を、前記試験用移動機に入力し、前記試験用移動機を圏外状態にするステップとを有することを特徴とする無線基地局試験方法。
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