JP2004032408A - 通信端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】施設情報を予め記憶しておくことなく、基地局から施設情報を受信して、施設情報を表示することができる通信端末装置を提供する。
【解決手段】基地局から送信され、予め定められる施設の位置を示す施設位置を含む施設情報を表す施設情報信号を受信するPDC無線通信部13と、現在位置を測位するGPS受信部12と、情報を表示する表示部14と、受信される施設情報信号が表す施設情報に基づいて、現在位置と施設位置との間隔が所定の間隔以下になると、施設情報の少なくとも一部を表示するように表示部14を制御する制御部11とを備える。これによって通信端末装置10に、施設情報を予め記憶させておくことなく、施設情報を表示部14に表示できる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、現在位置を測位する機能を有する携帯電話装置などの通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル携帯電話(Personal Digital Cellular tele−communication system ;略称:PDC)および簡易形携帯電話(Personal Handy−phone System;略称:PHS)などの通信端末装置と基地局との通信を利用した現在位置の検出が実用化されている。基地局が通信端末装置との通信が可能な領域であるセル(Cell)とも呼ばれるサービスエリアの半径が、数百メートルから数キロメートル程度に限定されているとともに、通信端末装置がどの基地局のサービスエリア内に存在するかを交換機に対して位置情報を登録しているので、位置情報に示される基地局がわかれば通信端末装置のおおよその現在位置を検出することができる。このような位置情報を利用して、通信端末装置に、当該通信端末装置の現在位置の周辺地域の情報を配信するサービスが実用化されているが、現状の通信端末装置の位置情報に基づく現在位置の検出精度では、通信端末装置の現在位置を中心とする半径数メートルの領域内にどのような建造物および特定施設などが存在するかを特定するには不十分である。
【0003】
また汎地球測位システム(Global Positioning System;略称:GPS)を利用した測位装置も実用化されており、その測位誤差は実際の現在位置を中心とする半径数メートル以内であり、非常に高い測位精度となっている。たとえば特開2000−98017号公報には、特定の自営基地局の通話エリア内に端末機が存在することを検出している間は、GPSを利用した測位手段の電源を切断し、前記通話エリア内に存在していないことを検出している間は、測位手段の電源を投入する位置検出用端末機が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
GPSを利用した測位で得られる現在位置は、経度および緯度を含む数値データだけであるので、現在位置の周辺に存在する建造物および特定施設などを含む施設に関する情報は、前記数値データからは得ることができない。したがって施設情報を得るためには、施設の位置を含む施設情報をデータベース化しておき、通信端末装置に前記データベースを予め記憶させておく必要がある。カーナビゲーション装置などのGPSを利用した汎用装置においては、このようなデータベースは、CD−ROM(Compact Disc Read−Only−Memory)およびDVD−ROM(Digital Versatile Disk ROM)などの大容量記憶媒体に記憶されて供給される。このような大容量のデータベースを携帯電話装置などの通信端末装置に記憶させるためには、小形かつ大容量の半導体メモリが必要であり、このような半導体メモリを搭載することによって、通信端末装置の製造コストが非常に高くなる。
【0005】
したがって本発明の目的は、施設情報を予め記憶しておくことなく、基地局から施設情報を受信して、施設情報を表示することができる通信端末装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、情報を表す信号を送受信する通信手段であって、基地局から送信され、予め定められる施設の位置を示す施設位置を含む施設情報を表す施設情報信号を受信する通信手段と、
現在位置を測位する測位手段と、
情報を表示する表示手段と、
受信される施設情報信号が表す施設情報に基づいて、現在位置と施設位置との間隔が所定の間隔以下になると、施設情報の少なくとも一部を表示するように表示手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする通信端末装置である。
【0007】
本発明に従えば、基地局から送信され、予め定められる施設の位置を示す施設位置を含む施設情報を表す施設情報信号が受信され、受信される施設情報信号が表す施設情報に基づいて、現在位置と施設位置との間隔が所定の間隔以下になると、施設情報の少なくとも一部が表示手段に表示される。これによって通信端末装置に、施設情報を予め記憶させておくことなく、施設情報の少なくとも一部を表示手段に表示することができる。このように施設情報を予め記憶させておく必要がないので、施設情報を記憶するための大容量の記憶装置を備える必要がなく、通信端末装置が大形化することを防止するとともに、通信端末装置の構成を単純にすることができる。また現在位置と施設位置との間隔が所定の間隔以下になると、自動的に施設情報の少なくとも一部が表示されるので、通信端末装置を携帯する利用者は、施設に近づく度に、通信端末装置に対して、施設情報を表示するように設定することなく、容易に表示手段に表示される施設情報を確認することができる。
【0008】
また本発明は、制御手段は、現在位置と施設位置とに基づいて、現在位置と施設位置との間隔が所定の間隔以下の場合、送受信動作を停止するように通信手段を制御し、現在位置と施設位置との間隔が所定の間隔を超える場合、送受信動作を許容するように通信手段を制御することを特徴とする。
【0009】
本発明に従えば、現在位置と施設位置との間隔が所定の間隔以下の場合、送受信動作を停止するように通信手段が制御され、現在位置と施設位置との間隔が所定の間隔を超える場合、送受信動作を許容するように通信手段が制御される。これによって、たとえば病院などの、その内部および周囲において通信端末装置を利用することが好ましくない施設に、通信端末装置を携帯する利用者が近づいて、現在位置と施設位置との間隔が所定の間隔以下になると、自動的に通信手段が送受信動作を停止するので、利用者は、施設に近づく度に、通信手段が送受信動作を停止するように設定する必要がない。また通信端末装置を携帯する利用者が施設から離れて、現在位置と施設位置との間隔が所定の間隔を超えると、自動的に通信手段が送受信動作を許容するので、利用者は、施設から離れる度に、通信手段が送受信動作を許容するように設定する必要がない。したがって予め定められる施設において、利用者が通信端末装置を用いて情報の送受信を行うことを確実に防止することができる。
【0010】
また本発明は、非送受信状態において情報を表す信号を受信したことを利用者に音声および振動のうち少なくともいずれかで報知する報知手段をさらに含み、制御手段は、予め指定される指定位置と現在位置との間隔が所定の間隔以下である場合、情報を表す信号を受信したことを利用者に振動だけで報知するように報知手段を制御することを特徴とする。
【0011】
本発明に従えば、報知手段は、予め指定される指定位置と現在位置との間隔が所定の間隔以下である場合、情報を表す信号を受信したことを利用者に振動だけで報知するように制御される。これによって、たとえば図書館などの音声を発することが好ましくない施設の位置を指定しておき、前記施設に通信端末装置を携帯する利用者が近づいて、現在位置と指定位置との間隔が所定の間隔以下になると、自動的に報知手段が情報を表す信号を受信したことを利用者に振動だけで報知するように制御されるので、利用者は、施設に近づく度に、報知手段が振動だけで報知するように設定する必要がない。したがって指定位置の周辺において、通信端末装置が情報を表す信号を受信したことを利用者に音声で報知することを確実に防止することができる。
【0012】
また本発明は、通信端末装置の各手段への駆動電力の供給を制御する電源制御手段をさらに含み、
制御手段は、予め指定される指定位置と現在位置との間隔が所定の間隔以下である場合、各手段への駆動電力の供給を停止するように電源制御手段を制御することを特徴とする。
【0013】
本発明に従えば、電源制御手段は、予め指定される指定位置と現在位置との間隔が所定の間隔以下である場合、各手段への駆動電力の供給を停止するように制御される。これによって、たとえば病院などの通信端末装置を利用することが好ましくない施設の位置を指定しておき、前記施設に通信端末装置を携帯する利用者が近づいて、現在位置と指定位置との間隔が所定の間隔以下になると、自動的に電源制御手段が各手段への駆動電力の供給を停止するように制御されるので、利用者は、施設に近づく度に、各手段への駆動電力の供給を停止するように設定する必要がない。したがって指定位置の周辺において、利用者が通信端末装置を利用することを確実に防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態の通信端末装置10の構成を示すブロック図である。図2は、通信端末装置10を用いた位置検出システム20の構成を示すブロック図である。通信端末装置10は、たとえばデジタル携帯電話(PersonalDigital Cellular tele−communication system;略称:PDC)および簡易形携帯電話(Personal Handy−phone System;略称:PHS)などで実現され、後述する基地局21〜23を介して公衆回線に接続可能である。通信端末装置10は、制御部11、GPS受信部12、PDC無線部13、表示部14、音声入出力部15、操作部16、記憶部17および振動発生部18を含んで構成される。
【0015】
制御手段である制御部11は、たとえば超小形演算処理装置(MicroProcessing Unit;略称:MPU)などで実現され、通信端末装置10を統括的に制御する。また電源制御手段でもある制御部11は、通信端末装置10の各手段への駆動電力の供給を制御する。
【0016】
測位手段であるGPS受信部12は、汎地球測位システム(GlobalPositioning System;略称:GPS)を構成する複数、少なくとも3個、望ましくは4個のGPS衛星41(図2には1つだけ記載)からの電波を受信し、受信した電波に含まれるGPS時間などに基づいて、通信端末装置10の経度および緯度を含む現在位置を測位する。さらにGPS受信部12は、ディファレンシャル方式GPS(Differential GPS;略称:DGPS)を構成する複数のDGPS基準局42(図2には1つだけ記載)からの電波を受信し、受信した電波に含まれる各GPS衛星41のディファレンシャル情報とも呼ばれる補正情報に基づいて、GPS衛星41からのGPS時間などに基づく通信端末装置10の現在位置を補正して、高精度の現在位置を測位する。測位された現在位置は、記憶部17に記憶される。
【0017】
通信手段であるPDC無線通信部13は、基地局21〜23との無線通信を行って、電話機能における音声を含む情報を表す信号を送受信する。またPDC無線通信部13は、基地局21〜23および交換機24を介して、公衆回線に接続可能である。表示手段である表示部14は、たとえば液晶表示装置(LiquidCrystal Display;略称:LCD)で実現され、各種情報を表示する。
【0018】
音声入出力部15は、たとえばマイクロホンおよびスピーカを含んで実現され、通信端末装置10の利用者の声を電気的な音声信号に変換したり、音声信号を音声に変換して出力する。また音声入出力部15は、非送受信状態において情報を表す信号を受信したことを、通信端末装置10の利用者に音声で報知する。操作部16は、たとえばキーボードおよびタッチパネルで実現され、通信端末装置10の利用者の入力操作によって、各種指令が入力される。
【0019】
記憶部17は、たとえばランダムアクセスメモリ(Random Access Memory;略称:RAM)などの揮発性メモリおよびリードオンリーメモリ(Read OnlyMemory;略称:ROM)などの不揮発性メモリを含んで実現される。前記記憶部17は、GPS受信部12およびPDC無線通信部13からの各種情報、および制御部11が実行可能な通信端末装置10の制御に用いるプログラムなどを記憶する。
【0020】
振動発生部18は、たとえば駆動軸に偏心カムを備える電動モータで実現され、振動を発生する。振動発生部18は、非送受信状態において情報を表す信号を受信したことを、通信端末装置10の利用者に振動で報知する。本実施の形態において、報知手段は、音声入出力部15および振動発生部18を含んで構成される。
【0021】
位置検出システム20は、第1基地局21、第2基地局22、第3基地局23、交換機24、データサーバ25および施設情報データベース装置26を含んで構成される。第1〜第3基地局21〜23は、所定の位置に設置され、通信端末装置10のPDC無線通信部13との無線通信を行い、情報を表す信号を送受信する。
【0022】
交換機24は、第1〜第3基地局21と、公衆回線網および専用回線網との接続を制御する。また交換機24には、通信端末装置10と通信している基地局が変更される毎に、通信端末装置10が、いずれの基地局と通信可能であるかを示す位置情報が登録される。また位置情報の登録は、通信端末装置10の電源が投入される毎にも行われる。交換機24は、通信端末装置10が移動することによる位置情報の更新登録が行われる毎に、位置情報に基づいて基地局を選択し、選択された基地局を介して、後述するデータサーバ25によって、位置情報に基づいて抽出された施設情報を、前記通信端末装置10に送信する。
【0023】
データサーバ25は、たとえばワークステーションなどの電子計算機で実現され、公衆回線網および専用回線網を介して交換機24に接続可能である。またデータサーバ25は、後述する施設情報データベース装置26に接続し、交換機24に登録されている通信端末装置10の位置情報に基づいて、施設情報データベース装置26に記憶されている施設情報を抽出して交換機24に与える。
【0024】
施設情報データベース装置26は、たとえば大容量の記憶装置を備えるワークステーションなどの電子計算機で実現され、施設情報を記憶する。施設情報は、たとえば図2に示されるデータテーブル30のようにデータベース化されて記憶されている。施設情報は、各施設に対して、地点番号データ31、経度データ32、緯度データ33、施設名称データ34、認識半径データ35、オフラインモード設定状態データ36およびマナーモード設定状態データ37を含む。
【0025】
地点番号データ31は、通信端末装置10の利用者にとって有用と思われる病院および学校等の個々の施設に付与される番号を示す。経度データ32は、施設の中心における経度を示し、緯度データ33は、施設の中心における緯度を示す。本実施の形態において、施設位置は、緯度および経度を含む。施設名称データ34は、施設の名称を示す。認識半径35は、施設が占有している領域を包含する領域を、施設の中心を中心とする円形の領域とする場合の、その円形領域の半径を示す。通信端末装置10の現在位置と施設位置との間隔が、認識半径35以下の場合とは、通信端末装置10が施設内に存在する場合である。また通信端末装置10の現在位置と施設位置との間隔が、認識半径35を超える場合とは、通信端末装置10が施設外に存在する場合である。
【0026】
このように施設が占有している領域を、経度データ32、緯度データ33および認識半径35だけで表すことによって、施設の形状を詳細にデータ化して表す場合に比べて、データ量を非常に小さくすることができる。これによって施設情報を表す施設情報信号を基地局を介して交換機24から送信して、前記施設情報信号を通信端末装置10が全て受信するまでに必要とされる通信時間を短縮することができる。したがって施設情報信号の受信している間に公衆回線を介して通信端末装置10に与えるべき他の情報を表す信号が来ても、通信端末装置10が、施設情報信号の受信によって前記他の情報を表す信号を受信できなくなることを可及的に防止することができる。
【0027】
オフラインモード設定状態データ36は、通信端末装置10が、予め指定される施設内に存在するとき、基地局との通信を行わないオフラインモードが設定されているか否かを示す。マナーモード設定状態データ37は、通信端末装置10が、予め指定される施設内に存在するとき、基地局から情報が与えられたことを、振動発生部18による振動だけで利用者に報知するマナーモードが設定されているか否かを示す。このように施設情報は、リレーショナルデータベースである。制御部11は、GPS受信部12からの高精度の現在位置(以後、単に「現在位置」と表記する)と、PDC無線通信部13によって受信される基地局21〜23からの施設情報に含まれる施設位置とに基づいて、通信端末装置10を制御する。
【0028】
オフライン設定状態データ36は、施設情報が通信端末装置10の記憶部17に記憶されている状態で、利用者による操作部16の入力操作によって、施設を指定してオフラインモードの設定および非設定を変更することができる。またマナーモード設定状態データ37は、施設情報が通信端末装置10の記憶部17に記憶されている状態で、利用者による操作部16の入力操作によって、施設を指定してマナーモードの設定および非設定を変更することができる。
【0029】
図3、図4および図5は、通信端末装置10の移動に伴う制御手順を示すフローチャートである。ステップs0で制御手順が開始されて、ステップs1に進む。ステップs1では、交換機24は、通信端末装置10からのハンドオーバーの要求および通信端末装置10からの位置情報の登録のいずれかがある否かを判断し、あると判断するとステップs2に進み、ないと判断するとステップs3に進む。ハンドオーバーとは、通信端末装置10が、たとえば図6に示すように、第1基地局21が通信端末装置10との通信可能な領域である第1セルC1内の第3位置P3から、第2基地局22が通信端末装置10との通信可能な領域である第2セルC2内の第4位置P4に移動した場合に、通信端末装置10が通信する基地局を、第1基地局21から第2基地局22に変更することである。
【0030】
ステップs1において、通信端末装置10からのハンドオーバーの要求および通信端末装置10からの位置情報の登録のいずれかがあると判断されてステップs2に進むと、ステップs2では、交換機24は、データサーバ25に、施設情報データベース装置26に記憶されている施設情報から、通信端末装置10に関する位置情報に基づいて施設情報を抽出させて、抽出した施設情報を表す施設情報信号を、通信端末装置10との通信可能な基地局を介して通信端末装置10に送信する。通信端末装置10のPDC無線通信部13は、前記基地局から施設情報信号を受信し、制御部11は、受信した施設情報を記憶部17に更新記憶して、ステップs3に進む。
【0031】
ステップs3では、通信端末装置10のGPS受信部12は、GPS衛星41からのGPS時間とDGPS基準局42からのディファレンシャル情報とに基づいて、現在位置を測位して、制御部11は、測位された現在位置を記憶部17に記憶するとともに、前回の現在位置の測位工程において測位されて記憶されている前回の現在位置を前回位置として記憶しなおして、ステップs4に進む。ステップs4では、制御部11は、現在位置と前回位置とを比較して、現在位置と前回位置とが一致するか否かを判断し、一致しない、すなわち通信端末装置10が移動したと判断するとステップs5に進み、一致する、すなわち通信端末装置10は移動していないと判断するとステップs1に戻る。
【0032】
ステップs4において、通信端末装置10が移動したと判断してステップs5に進むと、ステップs5では、通信端末装置10の制御部11は、現在位置と、施設情報に含まれる施設の施設位置とに基づいて、現在位置と施設位置との間隔を求めて、ステップs6に進む。
【0033】
ステップs6では、通信端末装置10の制御部11は、ステップs5で求めた現在位置と施設位置との間隔に基づいて、現在位置から最も近い施設である最近接施設を決定し、最近接施設の認識半径を記憶部17に記憶されている施設情報から読み出して、ステップs7に進む。ステップs7では、通信端末装置10の制御部11は、現在位置と最近接施設との間隔および最近接施設の認識半径に基づいて、現在位置と最近接施設との間隔が最近接施設の認識半径以下であるか否かを判断し、前記間隔が前記認識半径以下である、すなわち現在位置が最近接施設内であると判断するとステップs8に進み、前記間隔が前記認識半径を超える、すなわち現在位置が最近接施設外であると判断するとステップs9に進む。
【0034】
ステップs7において、現在位置が最近接施設内であると判断されてステップs8に進むと、ステップs8では、通信端末装置10の制御部11は、前回位置と最近接施設との間隔および最近接施設の認識半径に基づいて、前回位置と最近接施設との間隔が最近接施設の認識半径以下であるか否かを判断し、前記間隔が前記認識半径以下である、すなわち前回位置は最近設施設内であると判断するとステップs1に戻り、前記間隔が前記認識半径を超える、すなわち前回位置は最近設施設外であると判断すると、図4に示されるステップs10に進む。
【0035】
ステップs8において、前回位置は最近設施設外であると判断されてステップs10に進むと、ステップs10では、通信端末装置10の制御部11は、表示部14を制御して最近接施設の施設情報を表示させて、ステップs11に進む。ステップs7において、現在位置が最近接施設内であると判断されて、かつステップs8において、前回位置は最近接施設外であると判断されたとは、換言すれば、通信端末装置10は最近接施設の外から最近接施設内に入ったということである。
【0036】
ステップs11では、通信端末装置10の制御部11は、記憶部11に記憶されている施設情報に基づいて、最近接施設には、オフラインモードが設定されているか否かを判断し、設定されていると判断するとステップs12に進み、設定されていないと判断するとステップs13に進む。
【0037】
ステップs11において、最近接施設にオフラインモードが設定されていると判断されてステップs12に進むと、ステップs12では、通信端末装置10の制御部11は、送受信動作を停止するようにPDC無線通信部13を制御して、ステップs13に進む。ステップs13では、通信端末装置10の制御部11は、記憶部11に記憶されている施設情報に基づいて、最近接施設には、マナーモードが設定されているか否かを判断し、設定されていると判断するとステップs14に進み、設定されていないと判断すると、図1に示されるステップs1に戻る。
【0038】
ステップs13において、予め指定される指定位置である最近接施設にはマナーモードが設定されていると判断されてステップs14に進むと、ステップs14では、通信端末装置10の制御部11は、非送受信状態において情報を表す信号を受信したことを、音声入出力部15による音声で報知しないで、振動発生部18による振動だけで利用者に報知するように、音声入出力部15および振動発生部18を制御して、図1に示されるステップs1に戻る。
【0039】
ステップs7において、現在位置が最近接施設外であると判断されてステップs9に進むと、ステップs9では、通信端末装置10の制御部11は、前回位置と最近接施設との間隔および最近接施設の認識半径に基づいて、前回位置と最近接施設との間隔が最近接施設の認識半径以下であるか否かを判断し、前記間隔が前記認識半径以下である、すなわち前回位置は最近設施設内であると判断すると、図5に示されるステップs15に進み、前記間隔が前記認識半径を超える、すなわち前回位置は最近設施設外であると判断するとステップs1に戻る。
【0040】
ステップs9において、前回位置は最近設施設内であると判断されてステップs15に進むと、ステップs15では、通信端末装置10の制御部11は、表示部14を制御して最近接施設の施設情報の表示を消去させて、ステップs16に進む。ステップs7において、現在位置が最近接施設外であると判断されて、かつステップs9において、前回位置は最近接施設内であると判断されたとは、換言すれば、通信端末装置10は最近接施設内から最近接施設の外に出たということである。
【0041】
ステップs16では、通信端末装置10の制御部11は、送受信動作を許容するようにPDC無線通信部13を制御して、ステップs17に進む。ステップs17では、通信端末装置10の制御部11は、音声による報知を許容するように音声入出力部15を制御して、図3に示されるステップs1に戻る。
【0042】
このように図3、図4および図5のフローチャートに示される制御手順に従うことによって、現在位置が随時更新されて、通信端末装置10が基地局との通信が可能な領域内であれば、どのような位置に存在しても、送受信が許容されている場合には、常に施設情報を受信可能である。
【0043】
図6は、通信端末装置10の移動を模式的に示す図である。通信端末装置10は、初期状態において、第1位置P1にある。このとき通信端末装置10のPDC無線通信部13は、第1基地局21との通信が可能であると判断するので、PDC無線通信部13は、通信端末装置10が第1基地局21と通信可能であることを示す位置情報を交換機24に登録する。したがって通信端末装置10は、第1基地局21が通信端末装置10との通信可能な領域である第1セルC1内にあると、交換機24によって判断される。このとき第1基地局21内に存在する各施設に関する施設情報を表す施設情報信号が、第1基地局21を介して、交換機24から通信端末装置10に送信される。前記施設情報信号は、通信端末装置10のPDC無線通信部13によって受信されて、前記施設情報は、記憶部17に記憶される。またGPS受信部12によって測位された第1位置P1は、現在位置として、記憶部17に記憶される。
【0044】
通信端末装置10の制御部11は、現在位置と記憶部17に記憶されている施設情報に基づいて、現在位置である第1位置P1と第1施設の施設位置A1との間隔が、第1施設の認識半径以下であると判断する。これによって第1位置P1は、第1施設の施設位置A1を中心として第1施設の認識半径を半径とする円形の第1施設領域B1内にあると、制御部11によって判断される。したがって現在位置である第1位置P1は第1施設用域B1内にある、すなわち通信端末装置10が第1施設内にあると制御部11によって判断される。通信端末装置10が第1位置P1にあるとき、第1施設に関する施設情報の少なくとも一部、たとえば第1施設の施設名称「○×町公民館」を表示するように、制御部11は表示部14を制御する。
【0045】
通信端末装置10が、第1位置P1から第2位置P2に移動する。このとき通信端末装置10のPDC無線通信部13は、第1基地局21との通信が可能であると判断するので、PDC無線通信部13は、位置情報を交換機24に更新登録しない。これによって通信端末装置10は第1セルC1内にあると交換機24によって判断される。したがって交換機24から第1基地局21を介して施設情報は通信端末装置10に送信されない。
【0046】
またこのときGPS受信部12によって、第2位置P2が現在位置として測位される。さらに制御部11は、記憶部17に現在位置として記憶されている第1位置P1を前回位置として記憶するとともに、現在位置として第2位置P2を記憶する。制御部11は、現在位置と記憶部17に記憶されている施設情報とに基づいて、最近接施設が第1施設であると判断し、現在位置である第2位置P2と第1施設の施設位置A1との間隔を算出し、この間隔が第1施設の認識半径を超えていると判断する。これによって現在位置である第2位置P2は第1施設領域B1外にある、すなわち通信端末装置10は第1施設外にあると、制御部11によって判断される。また制御部11は、記憶部17に記憶されている前回位置と施設情報とに基づいて、前回位置である第1位置P1は、第1施設内であると判断する。このように通信端末装置10は、第1施設内から第1施設外に出たと判断されるので、表示部14に表示されている第1施設に関する施設情報の表示を消去するように、制御部11は、表示部14を制御する。
【0047】
通信端末装置10が、第2位置P2から第3位置P3に移動する。このとき通信端末装置10のPDC無線通信部13は、第1基地局21との通信が可能であると判断するので、PDC無線通信部13は、位置情報を交換機24に更新登録しない。これによって通信端末装置10は第1セルC1内にあると交換機24によって判断される。したがって交換機24から第1基地局21を介して施設情報は通信端末装置10に送信されない。
【0048】
またこのときGPS受信部12によって、第3位置P3が現在位置として測位される。さらに制御部11は、記憶部17に現在位置として記憶されている第2位置P2が前回位置として記憶するとともに、現在位置として第3位置P3を記憶する。制御部11は、現在位置と記憶部17に記憶されている施設情報とに基づいて、最近接施設が第2施設であると判断し、現在位置である第3位置P3と第2施設の施設位置A2との間隔を算出し、この間隔が第2施設の認識半径以下であると判断する。これによって現在位置である第3位置P3は第2施設領域B2内にある、すなわち通信端末装置10は第2施設内にあると、制御部11によって判断される。また制御部11は、記憶部17に記憶されている前回位置と施設情報とに基づいて、前回位置である第2位置P2は、第2施設外であると判断する。このように通信端末装置10は第2施設外から第2施設内に入ったと判断されるので、第2施設に関する施設情報の少なくとも一部、たとえば第2施設の施設名称「△×市立病院」を表示するように、制御部11は表示部14を制御する。
【0049】
通信端末装置10が、第3位置P3から第4位置P4に移動する。このとき通信端末装置10のPDC無線通信部13は、第2基地局22との通信が可能であると判断するので、PDC無線通信部13は、通信端末装置10が第1基地局21との通信から第2基地局22との通信に切換えるハンドオーバーを交換機24に要求する。またこのとき通信端末装置10が第2基地局22と通信可能であることを示す位置情報が交換機24に登録される。したがって通信端末装置10は、第2基地局22が通信端末装置10との通信可能な領域である第2セルC2内にあると、交換機24によって判断される。このとき第2基地局22内に存在する各施設に関する施設情報を表す施設情報信号が、第2基地局22を介して、交換機24から通信端末装置10に送信される。前記施設情報信号は、通信端末装置10のPDC無線通信部13によって受信されて、前記施設情報は、記憶部17に記憶される。またこのとき記憶部17に記憶されていた第1基地局21内に存在する各施設に関する施設情報が消去される。これによって表示部14に表示されている第2施設に関する施設情報の表示が消去される。
【0050】
またこのときGPS受信部12によって、第4位置P4が現在位置として測位される。さらに制御部11は、記憶部17に現在位置として記憶されている第3位置P3を前回位置として記憶するとともに、現在位置として第4位置P4を記憶する。制御部11は、現在位置と記憶部17に記憶されている施設情報とに基づいて、最近接施設が第3施設であると判断し、現在位置である第4位置P4と第3施設の施設位置A3との間隔を算出し、この間隔が、第3施設の認識半径を超えていると判断する。これによって現在位置である第4位置P4は第3施設領域B3外にある、すなわち通信端末装置10は第3施設外にあると、制御部11によって判断される。
【0051】
通信端末装置10が、第4位置P4から第5位置P5に移動する。このとき通信端末装置10のPDC無線通信部13は、第3基地局23との通信が可能であると判断するので、PDC無線通信部13は、通信端末装置10が第2基地局22との通信から第3基地局23との通信に切換えるハンドオーバーを交換機24に要求する。またこのとき通信端末装置10が第3基地局23と通信可能であることを示す位置情報が交換機24に登録される。したがって通信端末装置10は、第3基地局23が通信端末装置10との通信可能な領域である第3セルC3内にあると、交換機24によって判断される。このとき第3基地局23内に存在する各施設に関する施設情報を表す施設情報信号が、第3基地局23を介して、交換機24から通信端末装置10に送信される。前記施設情報信号は、通信端末装置10のPDC無線通信部13によって受信されて、前記施設情報は、記憶部17に記憶される。またこのとき記憶部17に記憶されていた第2基地局22内に存在する各施設に関する施設情報が消去される。
【0052】
またこのときGPS受信部12によって、第5位置P5が現在位置として測位される。さらに制御部11は、記憶部17に現在位置として記憶されている第4位置P4を前回位置として記憶するとともに、現在位置として第5位置P5を記憶する。制御部11は、現在位置と記憶部17に記憶されている施設情報とに基づいて、最近接施設が第3施設であると判断し、現在位置である第5位置P5と第3施設の施設位置A3との間隔を算出し、この間隔が、第3施設の認識半径以下であると判断する。これによって現在位置である第5位置P5は第3施設領域B3内にある、すなわち通信端末装置10は第3施設内にあると、制御部11によって判断される。また制御部11は、記憶部17に記憶されている前回位置と施設情報とに基づいて、前回位置である第4位置P4は、第3施設外であると判断する。このように通信端末装置10は第3施設外から第3施設内に入ったと判断されるので、第3施設に関する施設情報の少なくとも一部、たとえば第3施設の施設名称「□○駅」を表示するように、制御部11は表示部14を制御する。
【0053】
また第1〜第3施設においては、通信端末装置10の制御部11は、各施設に関する施設情報に含まれるオフラインモードおよびマナーモードの設定に基づいて、PDC無線通信部13並びに音声入出力部15および振動発生部18を制御する。第1〜第3施設外では、通信端末装置10の制御部11は、予め設定されている制御態様で、PDC無線通信部13並びに音声入出力部15および振動発生部18を制御する。予め設定されている制御態様とは、たとえば、第1〜第3施設外では、送受信動作を許容するようにPDC無線通信部13を制御し、非送受信状態において情報を表す信号を受信したことを、音声入出力部15による音声で報知しないで、振動発生部18による振動だけで利用者に報知するように、音声入出力部15および振動発生部18を制御することである。言うまでもなく、制御様態はこれに限ることはない。
【0054】
また施設情報には、電源切断モード設定状態データを含むようにしてもよい。電源切断モード設定状態データは、通信端末装置10が、予め指定される施設内に存在するとき、強制的に通信端末装置10の各手段への駆動電力の供給を停止する電源切断モードが設定されているか否かを示す。通信端末装置10が電源切断モードが設定されている施設内にあると判断されると、制御部11は、各手段への駆動電力の供給を停止するように制御する。電源切断モード設定状態データは、施設情報が通信端末装置10の記憶部17に記憶されている状態で、利用者による操作部16の入力操作によって、施設を指定して電源切断モードの設定および非設定を変更できるようにしてもよい。
【0055】
また通信端末装置10が電源切断モードが設定されている施設内にあると判断されると、制御部11は、制御部11およびGPS受信部12を除く通信端末装置10の各手段への駆動電力の供給を停止するように制御してもよい。この場合、制御部11は、施設位置とGPS受信部12からの現在位置とに基づいて、通信端末装置10が電源切断モードが設定されている施設内から外に出たと判断すると、通信端末装置10の各手段への駆動電力の供給を行う。これによって通信端末装置10が電源切断モードが設定されている施設に出入する度に、利用者が駆動電力の供給および供給の停止を設定することなく、自動的に駆動電力の供給および供給の停止を行うことができる。
【0056】
以上のように本実施の形態の通信端末装置10によれば、基地局から送信され、予め定められる施設の位置を示す施設位置を含む施設情報を表す施設情報信号が受信され、受信される施設情報信号が表す施設情報に基づいて、現在位置と施設位置との間隔が所定の間隔以下になると、施設情報の少なくとも一部が表示部14に表示される。これによって通信端末装置10に、施設情報を予め記憶させておくことなく、施設情報の少なくとも一部を表示部14に表示することができる。このように施設情報を予め記憶させておく必要がないので、施設情報を記憶するための大容量の記憶装置を備える必要がなく、通信端末装置10が大形化することを防止するとともに、通信端末装置10の構成を単純にして、製造コストを抑えることができる。また現在位置と施設位置との間隔が所定の間隔以下になると、自動的に施設情報の少なくとも一部が表示されるので、通信端末装置10を携帯する利用者は、施設に近づく度に、通信端末装置10に対して、施設情報を表示するように設定することなく、容易に表示部14に表示される施設情報を確認することができる。
【0057】
また本実施の形態の通信端末装置10によれば、現在位置と施設位置との間隔が所定の間隔以下の場合、送受信動作を停止するようにPDC無線通信部13が制御され、現在位置と施設位置との間隔が所定の間隔を超える場合、送受信動作を許容するようにPDC無線通信部13が制御される。これによって、たとえば病院などの、その内部および周囲において通信端末装置10を利用することが好ましくない施設に、通信端末装置10を携帯する利用者が近づいて、現在位置と施設位置との間隔が所定の間隔以下になると、自動的にPDC無線通信部13が送受信動作を停止するので、利用者は、施設に近づく度に、PDC無線通信部13が送受信動作を停止するように設定する必要がない。また通信端末装置10を携帯する利用者が施設から離れて、現在位置と施設位置との間隔が所定の間隔を超えると、自動的にPDC無線通信部13が送受信動作を許容するので、利用者は、施設から離れる度に、PDC無線通信部13が送受信動作を許容するように設定する必要がない。したがって予め定められる施設において、利用者が通信端末装置10を用いて情報の送受信を行うことを確実に防止することができる。
【0058】
また本実施の形態の通信端末装置10によれば、報知手段は、予め指定される指定位置と現在位置との間隔が所定の間隔以下である場合、情報を表す信号を受信したことを利用者に振動だけで報知するように制御される。これによって、たとえば図書館などの音声を発することが好ましくない施設の位置を指定しておき、前記施設に通信端末装置10を携帯する利用者が近づいて、現在位置と指定位置との間隔が所定の間隔以下になると、自動的に報知手段が情報を表す信号を受信したことを利用者に振動だけで報知するように制御されるので、利用者は、施設に近づく度に、報知手段が振動だけで報知するように設定する必要がない。したがって指定位置の周辺において、通信端末装置10が情報を表す信号を受信したことを利用者に音声で報知することを確実に防止することができる。
【0059】
また本実施の形態の通信端末装置10によれば、制御部11は、予め指定される指定位置と現在位置との間隔が所定の間隔以下である場合、各手段への駆動電力の供給を停止する。これによって、たとえば病院などの通信端末装置10を利用することが好ましくない施設の位置を指定しておき、前記施設に通信端末装置10を携帯する利用者が近づいて、現在位置と指定位置との間隔が所定の間隔以下になると、自動的に制御部11が各手段への駆動電力の供給を停止するように制御されるので、利用者は、施設に近づく度に、各手段への駆動電力の供給を停止するように設定する必要がない。したがって指定位置の周辺において、利用者が通信端末装置10を利用することを確実に防止することができる。
【0060】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、通信端末装置に、施設情報を予め記憶させておくことなく、施設情報の少なくとも一部を表示手段に表示することができる。このように施設情報を予め記憶させておく必要がないので、施設情報を記憶するための大容量の記憶装置を備える必要がなく、通信端末装置が大形化することを防止するとともに、通信端末装置の構成を単純にすることができる。また通信端末装置を携帯する利用者は、施設に近づく度に、通信端末装置に対して、施設情報を表示するように設定することなく、容易に表示手段に表示される施設情報を確認することができる。
【0061】
また本発明によれば、利用者は、施設に近づく度に、通信手段が送受信動作を停止するように設定する必要がない。また利用者は、施設から離れる度に、通信手段が送受信動作を許容するように設定する必要がない。したがって予め定められる施設において、利用者が通信端末装置を用いて情報の送受信を行うことを確実に防止することができる。
【0062】
また本発明によれば、利用者は、施設に近づく度に、報知手段が振動だけで報知するように設定する必要がない。したがって指定位置の周辺において、通信端末装置が情報を表す信号を受信したことを利用者に音声で報知することを確実に防止することができる。
【0063】
また本発明によれば、利用者は、施設に近づく度に、各手段への駆動電力の供給を停止するように設定する必要がない。したがって指定位置の周辺において、利用者が通信端末装置を利用することを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の通信端末装置10の構成を示すブロック図である。
【図2】通信端末装置10を用いた位置検出システム20の構成を示すブロック図である。
【図3】通信端末装置10の移動に伴う制御手順を示すフローチャートである。
【図4】通信端末装置10の移動に伴う制御手順を示すフローチャートである。
【図5】通信端末装置10の移動に伴う制御手順を示すフローチャートである。
【図6】通信端末装置10の移動を模式的に示す図である。
【符号の説明】
10 通信端末装置
11 制御部
12 GPS受信部
13 PDC無線通信部
14 表示部
15 音声入出力部
18 振動発生部
21,22,23 基地局

Claims (4)

  1. 情報を表す信号を送受信する通信手段であって、基地局から送信され、予め定められる施設の位置を示す施設位置を含む施設情報を表す施設情報信号を受信する通信手段と、
    現在位置を測位する測位手段と、
    情報を表示する表示手段と、
    受信される施設情報信号が表す施設情報に基づいて、現在位置と施設位置との間隔が所定の間隔以下になると、施設情報の少なくとも一部を表示するように表示手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする通信端末装置。
  2. 制御手段は、現在位置と施設位置とに基づいて、現在位置と施設位置との間隔が所定の間隔以下の場合、送受信動作を停止するように通信手段を制御し、現在位置と施設位置との間隔が所定の間隔を超える場合、送受信動作を許容するように通信手段を制御することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  3. 非送受信状態において情報を表す信号を受信したことを利用者に音声および振動のうち少なくともいずれかで報知する報知手段をさらに含み、
    制御手段は、予め指定される指定位置と現在位置との間隔が所定の間隔以下である場合、情報を表す信号を受信したことを利用者に振動だけで報知するように報知手段を制御することを特徴とする請求項1または2記載の通信端末装置。
  4. 通信端末装置の各手段への駆動電力の供給を制御する電源制御手段をさらに含み、
    制御手段は、予め指定される指定位置と現在位置との間隔が所定の間隔以下である場合、各手段への駆動電力の供給を停止するように電源制御手段を制御することを特徴とする請求項1または2記載の通信端末装置。
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