JP2004032170A - ノイズ検出装置 - Google Patents

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JP2004032170A JP2002182914A JP2002182914A JP2004032170A JP 2004032170 A JP2004032170 A JP 2004032170A JP 2002182914 A JP2002182914 A JP 2002182914A JP 2002182914 A JP2002182914 A JP 2002182914A JP 2004032170 A JP2004032170 A JP 2004032170A
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Yasunori Inaba
稲葉 康範
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Abstract

【課題】本発明は、外部機器から侵入するノイズ信号を検出し、このノイズ信号が電子機器内部に影響を及ばすか否かを判断してノイズ検出信号を電子機器に出力して、電子機器のノイズによる誤動作を未然に防止するノイズ検出装置を提供することである。
【解決手段】ノイズ判断部8は、外部プロセッサ200からモニタ端子11aを介して受信した処理ステータスが、予め設定されたノイズ判断すべき処理ステータスと一致し、A/Dコンバータ5aから入力されるデジタルノイズ信号がレジスタ6aに記憶された設定値以上の場合、当該ノイズ信号が外部プロセッサ200の処理に影響を及ぼすものと判断し、その受信した処理ステータスを、検出対象の信号種別と対応付けてROM7に記憶し、ノイズ検出信号を出力回路9に出力し、出力回路9から外部プロセッサ200にリセット信号を出力させて、フェールセーフ動作に移行させる。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器に影響を与えるノイズ信号を検出するノイズ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、電子機器は、ユーザーの要望が多様化し、電子機器メーカーでは、高機能化や付加機能を追加して、競合メーカーと差別化を図る傾向にあり、高機能化と多機能化の進展が加速している。
【0003】
また、高機能化と多機能化が進展する電子機器では、外部からの静電気ノイズや他の電子機器からの放射ノイズが、内部の電子回路、特にプロセッサに影響して誤動作等が発生する可能性が高くなり、その外部ノイズの影響を軽減するため、電子回路に接続される電源ラインやグランドライン等のノイズの影響を受けやすい箇所にノイズフィルタ回路等のノイズ対策回路を接続したり、電子回路を収納するケースに電磁シールド効果を有する材料等を使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電子機器内部の電子回路に接続されたノイズ対策回路にあっては、コンデンサやノイズ吸収素子等の受動素子により構成されていたため、ノイズ信号をグランドにバイパスさせたり、熱エネルギーに変換させたりして、電子回路内部にノイズ信号が侵入しないように対策したものが殆どであり、ノイズ対策としては十分でないという問題があった。
【0005】
すなわち、携帯電話や通信機能を搭載した電子機器等が多用される環境においては、環境内で発生するノイズ信号の周波数帯域や信号レベルも多様化し、従来の受動素子を基本構成としたノイズ対策回路だけでは、電子機器を外部ノイズから保護することは十分にできないという問題があった。
【0006】
本発明の課題は、外部機器から侵入するノイズ信号を検出し、このノイズ信号が電子機器内部に影響を及ばすか否かを判断してノイズ検出信号を電子機器に出力して、電子機器のノイズによる誤動作を未然に防止するノイズ検出装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、
外部機器と有線又は無線で接続する入力部を備えた電子機器の当該入力部に接続されるノイズ検出装置であって、
前記外部機器から有線又は無線を介して侵入するノイズ信号を検出するノイズ検出手段と、
前記電子機器から出力される動作状態信号を受信する受信手段と、
前記検出されるノイズ信号のノイズレベルを記憶する記憶手段と、
前記検出されたノイズ信号と、前記受信された動作状態信号と、前記記憶されたノイズレベルとに基づいて、当該ノイズ信号が前記電子機器の動作状態に影響を及ぼすか否かを判断するノイズ判断手段と、
前記電子機器の動作状態に影響を及ぼすノイズ信号であると判断されると、ノイズ検出信号を当該電子機器に出力する出力手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0008】
この請求項1記載の発明によれば、
外部機器と有線又は無線で接続する入力部を備えた電子機器の当該入力部に接続されるノイズ検出装置であって、ノイズ検出手段が前記外部機器から有線又は無線を介して侵入するノイズ信号を検出し、受信手段が前記電子機器から出力される動作状態信号を受信し、前記検出されるノイズ信号のノイズレベルを記憶手段に記憶し、ノイズ判断手段が前記検出されたノイズ信号と、前記受信された動作状態信号と、前記記憶されたノイズレベルとに基づいて、当該ノイズ信号が前記電子機器の動作状態に影響を及ぼすか否かを判断すると、出力手段が前記電子機器の動作状態に影響を及ぼすノイズ信号であると判断されると、ノイズ検出信号を当該電子機器に出力する。
【0009】
したがって、電子機器のノイズによる誤動作を未然に防止することができ、電子機器の信頼性を向上させることができる。
【0010】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のノイズ検出装置において、前記ノイズ検出手段は、前記外部機器から有線又は無線を介して送信される無線信号及び有線信号を個別に受信する信号入力部を有し、当該信号入力部に侵入する有線ノイズ信号又は無線ノイズ信号を個別に検出し、
前記記憶手段は、前記個別に検出される有線ノイズ信号又は無線ノイズ信号に対応したノイズレベルを個別に記憶し、
前記ノイズ判断手段は、前記ノイズ検出対象の信号種別に対応した動作状態を設定し、当該設定された信号種別の動作状態と前記受信された動作状態信号とが一致する場合、前記個別に検出されたノイズ信号と、前記個別に記憶されたノイズレベルとを比較して、当該ノイズ信号が前記電子機器の現在の動作状態に影響を及ぼすか否かを判断するようにしてもよい。
【0011】
この請求項2記載の発明によれば、
前記ノイズ検出手段は、前記外部機器から有線又は無線を介して送信される無線信号及び有線信号を個別に受信する信号入力部を有し、当該信号入力部に侵入する有線ノイズ信号又は無線ノイズ信号を個別に検出し、前記記憶手段は、前記個別に検出される有線ノイズ信号又は無線ノイズ信号に対応したノイズレベルを個別に記憶し、前記ノイズ判断手段は、前記ノイズ検出対象の信号種別に対応した動作状態を設定し、当該設定された信号種別の動作状態と前記受信された動作状態信号とが一致する場合、前記個別に検出されたノイズ信号と、前記個別に記憶されたノイズレベルとを比較して、当該ノイズ信号が前記電子機器の現在の動作状態に影響を及ぼすか否かを判断することにより、電子機器に設けられた各種無線信号や有線信号の各入力ラインのノイズ信号に応じて、電子機器のノイズによる誤動作を未然に防止することができる。また、ノイズ検出装置を各種電子機器に容易に適用することができる。
【0012】
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のノイズ検出装置において、前記出力手段は、前記電子機器の動作状態に影響を及ぼすノイズ信号であると判断されると、フェールセーフ動作させる動作指示信号を当該電子機器に出力し、又は特定の処理において誤動作が発生した可能性がある旨を示す信号を当該電子機器に出力するようにしてもよい。
【0013】
この請求項3記載の発明によれば、
前記出力手段は、前記電子機器の動作状態に影響を及ぼすノイズ信号であると判断されると、フェールセーフ動作させる動作指示信号を当該電子機器に出力し、又は特定の処理において誤動作が発生した可能性がある旨を示す信号を当該電子機器に出力することにより、電子機器の誤動作を確実に防止できる。
【0014】
また、請求項4記載の発明は、請求項3記載のノイズ検出装置において、前記受信手段により受信される動作状態信号を記憶する動作状態記憶手段を更に備え、前記ノイズ判断手段は、前記出力手段から出力された動作指示信号により前記電子機器がフェールセーフ動作に移行された後、前記動作状態記憶手段に記憶された動作状態信号を参照して、フェールセーフ動作前の動作状態に復帰させる復帰動作指示を前記出力手段に出力し、前記出力手段は、前記ノイズ判断手段から出力された復帰動作指示に応じて、動作指示信号を前記フェールセーフ動作中の電子機器に出力するようにしてもよい。また、ユーザーに特定の処理において、誤動作が発生した可能性があることをMonitor等のユーザーI/Fを通じて出力するようにしてもよい。
【0015】
この請求項4記載の発明によれば、
前記受信手段により受信される動作状態信号を記憶する動作状態記憶手段を更に備え、前記ノイズ判断手段は、前記出力手段から出力された動作指示信号により前記電子機器がフェールセーフ動作に移行された後、前記動作状態記憶手段に記憶された動作状態信号を参照して、フェールセーフ動作前の動作状態に復帰させる復帰動作指示を前記出力手段に出力し、前記出力手段は、前記ノイズ判断手段から出力された復帰動作指示に応じて、動作指示信号を前記フェールセーフ動作中の電子機器に出力することにより、ユーザーが電子機器を復帰させる際の手間を軽減できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明を適用したノイズ検出装置の一実施の形態を示す図である。
まず、構成を説明する。
図1は、本実施の形態におけるノイズ検出装置100内部の要部構成を示す図であり、入力部4a〜4d、A/Dコンバータ5a〜5d、レジスタ6a〜6d、ROM7、ノイズ判断部8、出力回路9、出力端子部10及びモニタ端子部11a〜11dにより構成される。
【0017】
また、図1において、ノイズ検出装置100の外部には、電源ラインVccとの間、グランドGNDとの間にノイズ対策部品1,2が接続されるとともに、外部プロセッサ200が接続されている。
【0018】
ノイズ対策部品1,2は、ノイズ信号を受動的に吸収処理する受動素子等により構成される。ノイズ対策部品1は、電源ラインVccに流れるノイズ信号をカットし、ノイズ信号が電源ラインVccからノイズ検出装置100内部に侵入することを防止する。ノイズ対策部品2は、グランドGNDに流れるノイズ信号を吸収し、ノイズ信号がグランドGNDからノイズ検出装置100内部に侵入することを防止する。
【0019】
入力部4aは、AV(Audio Video)信号に対応し、外部の電子機器から送信されるAV信号を受信し、そのAV信号からノイズ信号を抽出してA/Dコンバータ5aに出力する。入力部4bは、USB(Universal Serial Bus)端子に対応し、USBラインを介して外部の電子機器から出力される信号からノイズ信号を抽出してA/Dコンバータ5bに出力する。
【0020】
入力部4cは、AC(交流電源)ラインに対応し、外部の交流電源から出力される交流電源信号からノイズ信号を抽出してA/Dコンバータ5cに出力する。入力部4dは、デジタル回路系のGND(グランド)ラインに対応し、そのGNDラインに流れる信号からノイズ信号を抽出してA/Dコンバータ5dに出力する。
【0021】
また、入力部4a〜4aにおけるノイズ検出信号抽出の有無は、ノイズ判断部8により常時監視されているものとする。
【0022】
A/Dコンバータ5aは、入力部4aから入力されるノイズ信号をA/D変換し、デジタルノイズ信号としてノイズ判断部8aに出力する。A/Dコンバータ5bは、入力部4bから入力されるノイズ信号をA/D変換し、デジタルノイズ信号としてノイズ判断部8bに出力する。
【0023】
A/Dコンバータ5cは、入力部4cから入力されるノイズ信号をA/D変換し、デジタルノイズ信号としてノイズ判断部8cに出力する。A/Dコンバータ5dは、入力部4dから入力されるノイズ信号をA/D変換し、デジタルノイズ信号としてノイズ判断部8dに出力する。
入力部4a〜4d及びA/Dコンバータ5a〜5dは、ノイズ検出手段としての機能を有する。
【0024】
レジスタ6a〜6dは、ノイズ判断部8に各々入力されるデジタルのノイズ検出信号に対応するノイズレベルの設定値を各々記憶し、その記憶した各設定値はノイズ判断部8により各々読み出される。なお、レジスタ6a〜6dには、外部プロセッサ200との間にデータバスBが接続されており、外部プロセッサ200によりレジスタ6a〜6dに記憶された各設定値が変更可能である。レジスタ6a〜6dは、記憶手段としての機能を有する。
【0025】
ROM(Read Only Memory)7は、電源を切ってもデータを保持する不揮発性のメモリであり、ノイズ判断部8おいて実行されるノイズ検出処理プログラム、ノイズ判断処理A〜Dの各プログラム等を記憶するとともに、データバスBを介して外部プロセッサ200から常時転送される処理ステータスを常時記録する。また、ROM7は、ノイズ判断部8おいて判断されたノイズ信号及び処理ステータスを信号種別毎に記憶する。
【0026】
ノイズ判断部8は、ROM7に記憶されたノイズ検出処理プログラムに基づいて後述するノイズ検出処理を実行するとともに、ROM7に記憶されたノイズ判断処理Aプログラムに基づいて後述するノイズ判断処理Aを実行する。
ノイズ判断処理Aにおいて、ノイズ判断部8は、外部プロセッサ200からモニタ端子11aを介して受信した処理ステータス(動作状態信号)が、予め設定されたノイズ判断すべき処理ステータス(例えば、AV処理モード等)と一致し、A/Dコンバータ5aから入力されるデジタルのノイズ検出信号がレジスタ6aに記憶された設定値以上の場合、当該ノイズ信号が外部プロセッサ200の処理に影響を及ぼすものと判断し、その受信した処理ステータスを、検出対象の信号種別(AV信号)と対応付けてROM7に記憶し、ノイズ検出信号を出力回路9に出力し、出力回路9から外部プロセッサ200にリセット信号を出力させて、フェールセーフ動作に移行させる。
また、ノイズ判断部8は、当該ノイズ信号が外部プロセッサ200の処理に影響を及ぼすものと判断した場合、特定の処理において誤動作が発生した可能性がある旨を示す信号を外部プロセッサ200に出力するようにしてもよい。
【0027】
また、ノイズ判断部8は、外部プロセッサ200をフェールセーフ動作に移行させた後、ROM7に記憶した信号種別(AV信号)の処理ステータスを参照して、フェールセーフ動作前の動作状態に復帰させる復帰動作指示信号を出力回路9に出力し、出力回路9から外部プロセッサ200に復帰動作指示信号を出力させて、フェールセーフ動作前の動作状態に復帰させる。
【0028】
さらに、ノイズ判断部8は、ROM7に記憶されたノイズ判断処理B〜Dプログラムに基づいて後述するノイズ判断処理B〜Dを各々実行し、上記ノイズ判断処理Aと同様のノイズ判断処理を実行する。
ノイズ判断部8は、ノイズ判断手段としての機能を有する。
【0029】
出力回路9は、ノイズ判断部8から各々出力されるノイズ検出信号に基づいてリセット信号を生成し、このリセット信号を出力端子部10を介して外部プロセッサ200に出力する。
出力回路9は、出力手段としての機能を有する。
【0030】
モニタ端子部11a〜11dは、ノイズ検出対象の信号種別毎に外部プロセッサ200のグローバルI/Oポート3から出力される処理ステータスを各々受信して、ノイズ判断部8の同一ノイズ検出対象のデジタルのノイズ検出信号入力部に各々出力する。
モニタ端子部11a〜11dは、受信手段としての機能を有する。
【0031】
外部プロセッサ200は、電子機器に内蔵されるCPU(Central ProcessingUnit )等であり、処理中の各種処理ステータスをグローバルI/Oポート3からノイズ検出装置100のモニタ端子部11a〜11dに出力し、ノイズ検出装置100の出力端子10からリセット信号を受信すると、処理を中断してフェールセーフ動作に移行する。また、外部プロセッサ200は、ノイズ検出装置100の出力端子10から復帰動作指示信号を受信すると、フェールセーフ動作前の動作状態に復帰する。
【0032】
また、外部プロセッサ200は、データバスBを介してノイズ検出装置100内のROM7に全ての処理ステータスをシリアル転送するとともに、レジスタ6a〜6dに記憶された各設定値を変更する設定値データを転送する。
【0033】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
まず、ノイズ検出装置100において実行されるノイズ検出処理の全体フローについて図2に示すフローチャートに基づいて説明する。
図2において、ノイズ検出装置100内のノイズ判断部8は、ROM7に記憶されたノイズ検出プログラムに基づいて図2のノイズ検出処理を開始する。
【0034】
図2において、ノイズ判断部8は、まず、入力部4aにおけるノイズ信号抽出の有無をチェックし(ステップS1)、入力部4aにおいてノイズ信号が抽出されると(ステップS1:Yes)、図3に示すノイズ判断処理Aに移行する。
【0035】
ノイズ判断処理Aにおいて、ノイズ判断部8は、外部プロセッサ200からモニタ端子11aを介して受信した処理ステータス(動作状態信号)が、予め設定されたノイズ判断すべき処理ステータス(例えば、AV処理モード等)と一致するか否かを判別する(ステップS21)。
【0036】
一致しない場合は(ステップS21:No)、直ちに本処理を終了して図2のステップS3に移行し、一致した場合は(ステップS21:Yes)、入力部4aにおいて抽出されたノイズ信号をA/Dコンバータ5aによりデジタルノイズ信号にA/D変換する(ステップS22)。
【0037】
そして、ノイズ判断部8は、レジスタ6aからデジタルノイズ信号に対応するノイズレベルの設定値を読み出し、A/Dコンバータ5aから入力されたデジタルノイズ信号のノイズレベルが設定値以上か否かを判別する(ステップS23)。入力されたデジタルノイズ信号のノイズレベルが設定値以上でない場合(ステップS23:No)、外部プロセッサ200の動作に影響がないノイズ信号であるため、本処理を終了して図2のステップS3に移行する。
【0038】
また、入力されたデジタルノイズ信号のノイズレベルが設定値以上である場合(ステップS23:Yes)、外部プロセッサ200の動作に影響があるノイズ信号であるため、検出されたデジタルノイズ信号と処理ステータスとを検出対象の信号種別(AV信号)に対応付けてROM7に記録し(ステップS23)、ノイズ検出信号を出力回路9に出力し(ステップS25)、出力回路9から外部プロセッサ200にリセット信号を出力させて、フェールセーフ動作に移行させて、図2のステップS3に移行する。
【0039】
また、ノイズ判断部8は、外部プロセッサ200をフェールセーフ動作に移行させた後、ROM7に記憶した信号種別(AV信号)の処理ステータス(AV処理モード)を参照して、フェールセーフ動作前の動作状態に復帰させる復帰動作指示信号を出力回路9に出力し、出力回路9から外部プロセッサ200に復帰動作指示信号を出力させて、フェールセーフ動作前の動作状態に復帰させる。
【0040】
図2のステップS3において、ノイズ判断部8は、入力部4bにおけるノイズ信号抽出の有無をチェックし、入力部4bにおいてノイズ信号が抽出されると(ステップS3:Yes)、ノイズ判断処理Bに移行する(ステップS4)。このノイズ判断処理Bは、図3に示したノイズ判断処理Aのフローチャートと同様のステップ手順により実行される。
【0041】
すなわち、ノイズ判断部8は、外部プロセッサ200からモニタ端子11bを介して受信した処理ステータス(動作状態信号)が、予め設定されたノイズ判断すべき処理ステータス(例えば、USB処理モード等)と一致するか否かを判別し、一致すると、入力部4bにおいて抽出されたノイズ信号をA/Dコンバータ5bによりデジタルノイズ信号にA/D変換する。
【0042】
そして、ノイズ判断部8は、レジスタ6bからデジタルノイズ信号に対応するノイズレベルの設定値を読み出し、A/Dコンバータ5bから入力されたデジタルノイズ信号のノイズレベルが設定値以上か否かを判別し、入力されたデジタルノイズ信号のノイズレベルが設定値以上である場合、外部プロセッサ200の動作に影響があるノイズ信号であるため、検出されたデジタルノイズ信号と処理ステータスとを検出対象の信号種別(USBデータ信号等)に対応付けてROM7に記録し、ノイズ検出信号を出力回路9に出力し、出力回路9から外部プロセッサ200にリセット信号を出力させて、フェールセーフ動作に移行させる。
【0043】
また、ノイズ判断部8は、外部プロセッサ200をフェールセーフ動作に移行させた後、ROM7に記憶した信号種別(USBデータ信号)の処理ステータス(USB処理モード)を参照して、フェールセーフ動作前の動作状態に復帰させる復帰動作指示信号を出力回路9に出力し、出力回路9から外部プロセッサ200に復帰動作指示信号を出力させて、フェールセーフ動作前の動作状態に復帰させる。
また、ノイズ判断部8は、当該ノイズ信号が外部プロセッサ200の処理に影響を及ぼすものと判断した場合、ユーザーI/Fを介して、ある特定の処理において誤動作が発生した可能性がある旨を示す信号を外部プロセッサ200に出力するようにしてもよい。
【0044】
また、図2のステップS6のノイズ判断処理Cにおいても同様にACラインのノイズ信号に対してノイズ判断処理を実行し、図2のステップS8のノイズ判断処理Dにおいても同様にデジタルグランドラインに対してノイズ判断処理を実行する。
【0045】
以上のように、本実施の形態のノイズ検出装置100では、外部プロセッサ200に対して、外部の電子機器から入力される各種入力ライン(図1では、AVライン、USBライン、ACライン及びデジタルグランドライン)毎にノイズ信号が検出される。
【0046】
そして、ノイズ検出装置100内のノイズ判断部8では、検出された各ノイズ信号に対して、予め設定された処理ステータスと、外部プロセッサ200から各モニタ端子11a〜11dを介して入力される各処理ステータスとの一致が判断された後、対応する入力ラインから検出されたノイズ信号のノイズレベルが、レジスタ6a〜6dに予め記憶されたノイズレベルの設定値以上である場合、ノイズ検出信号が出力回路9に出力され、出力回路9から外部プロセッサ200にリセット信号が出力されて、フェールセーフ動作に移行させる。
【0047】
したがって、外部プロセッサ200が搭載された電子機器の外部機器と接続する入力段にノイズ検出装置100を接続することにより、電子機器のノイズによる誤動作を未然に防止することができ、電子機器の信頼性を向上させることができる。
【0048】
また、本実施の形態のノイズ検出装置100では、外部プロセッサ200をフェールセーフ動作に移行させた後、ROM7に記憶した信号種別の処理ステータスを参照して、フェールセーフ動作前の動作状態に復帰させる復帰動作指示信号が出力回路9に出力され、出力回路9から外部プロセッサ200に復帰動作指示信号を出力させて、フェールセーフ動作前の動作状態に復帰させる。
【0049】
したがって、外部プロセッサ200が搭載された電子機器の外部機器と接続する入力段にノイズ検出装置100を接続することにより、リセットされた外部プロセッサ200をユーザーが復帰させる際の手間も軽減できる。
【0050】
また、上記実施の形態に示したノイズ検出装置では、外部プロセッサの入力ラインとしてAVライン、USBライン、ACライン及びデジタルグランドラインに接続する場合を示したが、その他の無線信号や有線信号に対応させることも可能である。このため、ノイズ検出装置は各種プロセッサを内蔵した各種電子機器にも容易に適用することかでき、電子機器の外部から侵入するノイズ信号に適宜対応することができる。
【0051】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、電子機器のノイズによる誤動作を未然に防止することができ、電子機器の信頼性を向上させることができる。
【0052】
請求項2記載の発明によれば、電子機器に設けられた各種無線信号や有線信号の各入力ラインのノイズ信号に応じて、電子機器のノイズによる誤動作を未然に防止することができ、ノイズ検出装置を各種電子機器に容易に適用することができる。
【0053】
請求項3記載の発明のによれば、電子機器の誤動作を確実に防止できる。
【0054】
請求項4記載の発明のによれば、ユーザーが電子機器を復帰させる際の手間を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態におけるノイズ検出装置100の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のノイズ判断部8により実行されるノイズ検出処理を示すフローチャートである。
【図3】図2のステップS2においてノイズ判断部8により実行されるノイズ判断処理Aを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,2 ノイズ対策部品
3  グローバルI/Oポート
4a〜4d 入力部
5a〜5d A/Dコンバータ
6a〜6d レジスタ
7  ROM
8  ノイズ判断部
9  出力回路
10 出力端子部
11a〜11d モニタ端子部
100 ノイズ検出装置
200 外部プロセッサ

Claims (4)

  1. 外部機器と有線又は無線で接続する入力部を備えた電子機器の当該入力部に接続されるノイズ検出装置であって、
    前記外部機器から有線又は無線を介して侵入するノイズ信号を検出するノイズ検出手段と、
    前記電子機器から出力される動作状態信号を受信する受信手段と、
    前記検出されるノイズ信号のノイズレベルを記憶する記憶手段と、
    前記検出されたノイズ信号と、前記受信された動作状態信号と、前記記憶されたノイズレベルとに基づいて、当該ノイズ信号が前記電子機器の動作状態に影響を及ぼすか否かを判断するノイズ判断手段と、
    前記電子機器の動作状態に影響を及ぼすノイズ信号であると判断されると、ノイズ検出信号を当該電子機器に出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とするノイズ検出装置。
  2. 前記ノイズ検出手段は、前記外部機器から有線又は無線を介して送信される無線信号及び有線信号を個別に受信する信号入力部を有し、当該信号入力部に侵入する有線ノイズ信号又は無線ノイズ信号を個別に検出し、
    前記記憶手段は、前記個別に検出される有線ノイズ信号又は無線ノイズ信号に対応したノイズレベルを個別に記憶し、
    前記ノイズ判断手段は、前記ノイズ検出対象の信号種別に対応した動作状態を設定し、当該設定された信号種別の動作状態と前記受信された動作状態信号とが一致する場合、前記個別に検出されたノイズ信号と、前記個別に記憶されたノイズレベルとを比較して、当該ノイズ信号が前記電子機器の現在の動作状態に影響を及ぼすか否かを判断することを特徴とする請求項1記載のノイズ検出装置。
  3. 前記出力手段は、前記電子機器の動作状態に影響を及ぼすノイズ信号であると判断されると、フェールセーフ動作させる動作指示信号を当該電子機器に出力し、又は特定の処理において誤動作が発生した可能性がある旨を示す信号を当該電子機器に出力することを特徴とする請求項1又は2に記載のノイズ検出装置。
  4. 前記受信手段により受信される動作状態信号を記憶する動作状態記憶手段を更に備え、
    前記ノイズ判断手段は、前記出力手段から出力された動作指示信号により前記電子機器がフェールセーフ動作に移行された後、前記動作状態記憶手段に記憶された動作状態信号を参照して、フェールセーフ動作前の動作状態に復帰させる復帰動作指示を前記出力手段に出力し、
    前記出力手段は、前記ノイズ判断手段から出力された復帰動作指示に応じて、動作指示信号を前記フェールセーフ動作中の電子機器に出力することを特徴とする請求項3記載のノイズ検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106712753B (zh) * 2017-02-07 2024-01-16 北京集创北方科技股份有限公司 静电保护电路

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