JP2004030791A - 記録メディア装置 - Google Patents

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Atsushi Nishio
敦 西尾
Takashi Kawasaki
崇志 河崎
Satoshi Karahashi
聡 唐橋
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Abstract

【課題】本発明はトレーを駆動するモータの起動、停止、反転等の制御を安価構成で行えることを課題とする。
【解決手段】操作者が、イジェクト操作スイッチ38を押圧操作すると、モータ駆動回路88では、イジェクト操作スイッチ38の可動接片38aがオンに切り替わり、可動接片38a及びモータ反転スイッチ84の可動接片84a,84bを介してトレー駆動モータ26と電源90との間が導通されてトレー駆動モータ26への通電が開始される。そして、トレー18の移動によって、第1の検出スイッチ82または第2の検出スイッチ86がオフになると、トレー駆動モータ26への通電を停止させる。そのため、マイクロコンピュータを使用せずにモータの起動、停止を制御することが可能になり、製造コストを安価に抑えることが可能になる。
【選択図】    図21

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は記録メディア装置に係り、特に、挿入方向の先端側にコネクタを有する記録メディアをトレーに載置して装着される記録メディア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の記録メディア装置としては、例えば、カートリッジの端部にコネクタを備えた記録メディアが手動操作で挿入されると、記録メディアの可動側コネクタが装置内に設けられた固定側コネクタに接続されるように構成されている。
【0003】
また、この種の記録メディア装置は、フロントベゼルに記録メディアが挿入される挿入口を有し、この挿入口の奥部に固定側コネクタを有する。そして、記録メディアの装着操作は、操作者が記録メディアを挿入口から装置内部に押し込むように挿入することで、記録メディアの挿入が完了する。
【0004】
また、記録メディア装置に装着された記録メディアをイジェクトする際は、挿入口からはみ出した記録メディアの後端部を把持して記録メディアを引き抜くことで記録メディアをイジェクトする。
【0005】
しかしながら、従来の記録メディア装置では、記録メディアを装着した状態で記録メディアの後端部が前面ベゼルの挿入口から突出しているため、例えば、記録メディアに情報を書き込んでいる途中でも誤って記録メディアを引き抜くことが可能であり、コンピュータが記録メディアにアクセスして情報の書き込みまたは読み込みを行っている途中で、記録メディアが記録メディア装置から引き抜かれるおそれがあった。
【0006】
さらに、従来の記録メディア装置においては、記録メディアの後部が挿入口から突出した状態で保持されるため、記録メディアのカートリッジと挿入口との間の隙間から塵埃が装置内に侵入するといった問題もあった。
【0007】
また、挿入口が突出した記録メディアの後端部に他の機器や操作者の手が誤って接触する可能性があり、その場合外部からの衝撃により情報の書き込みまたは読み込み動作が阻害されるおそれがある。
【0008】
このような問題を解消するためトレーに記録メディアを載置して搬送することで記録メディアを装着したり、あるいは装着された記録メディアをトレーと共にイジェクトする構成が考えられている。
【0009】
また、トレーを移動させて記録メディアを装着またはイジェクトする装置としては、例えば、CD−ROM装置がある。この種の装置では、トレーの側面にラックが形成され、ラックに噛合するピニオンをモータで駆動することによりトレーを移動させて記録メディアの装着またはイジェクトを行えるように構成されている。また、トレーがメディア交換位置またはメディア装着位置に到着すると、各位置に設けられたストッパがトレーに当接してトレーの停止位置を位置決めする構成になっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の記録メディア装置では、トレーがメディア交換位置またはメディア装着位置に到着するまでラックとピニオンからなる搬送機構を介してモータの回転駆動力を伝達する構成であるので、例えば、トレーがメディア交換位置またはメディア装着位置に移動してストッパに当接すると、トレー位置検出スイッチがオンになってモータを停止させるように構成されている。
【0011】
このように、従来は、トレーの移動位置を検出する検出スイッチからの検出信号がモータ制御を行うマイクロコンピュータ(CPU)に入力されると、マイクロコンピュータから出力された制御信号に基づいてモータの起動、停止を制御するように構成されているため、検出スイッチだけでなくモータ制御用のソフトウエアの開発、及びマイクロコンピュータを用意する必要があるので、製造コストが高価になるという問題があった。
【0012】
そこで、本発明は、上記課題を解決した記録メディア装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、以下のような特徴を有する。
【0014】
上記請求項1記載の発明は、記録メディアが載置されるトレーと、トレーをメディア交換位置またはメディア装着位置に搬送する搬送機構と、搬送機構を介してトレーに駆動力を伝達する駆動モータと、所定位置に移動したトレーに当接するストッパと、トレーがメディア交換位置またはメディア装着位置に到着する直前の位置に移動したことを検出する検出スイッチと、検出スイッチの検出動作により駆動モータを停止された後、駆動モータへ通電する電流の極性を反転させる反転スイッチと、を備えたものであり、マイクロコンピュータを使用せずにモータの起動,停止を制御することが可能になり、製造コストを安価に抑えることが可能になる。
【0015】
また、請求項2記載の発明は、記録メディアが載置されるトレーと、トレーをメディア交換位置またはメディア装着位置に搬送する搬送機構と、搬送機構を介してトレーに駆動力を伝達する駆動モータと、トレーがメディア交換位置の直前位置に到着したことを検出すると共に、駆動モータへの通電を停止させる第1の検出スイッチと、トレーがメディア装着位置の直前位置に到着したことを検出すると共に、駆動モータへの通電を停止させる第2の検出スイッチと、トレーがメディア交換位置またはメディア装着位置に到着したときに駆動モータへ通電する電流の極性を反転させる反転スイッチと、を備えたものであり、マイクロコンピュータを使用せずにモータの起動,停止を制御することが可能になり、製造コストを安価に抑えることが可能になる。
【0016】
また、請求項3記載の発明は、反転スイッチがトレーに当接して反転動作するように切り替わるものであり、安価な構成でトレーがメディア交換位置またはメディア装着位置に到着した後のモータの回転方向を自動的に反転させることが可能になる。
【0017】
また、請求項4記載の発明は、検出スイッチ及び反転スイッチが駆動モータと電源との間で直列に接続されているので、安価な検出スイッチ及び反転スイッチが直接モータの起動、停止、回転方向を制御することが可能になる。
【0018】
また、請求項5記載の発明は、反転スイッチが駆動モータの一方の電極に接続された第1の反転スイッチと、駆動モータの他方の電極に接続された第2の反転スイッチと、を有し、第1の反転スイッチが電源の+側端子または−側端子の何れか一方に接続されるように切り替わるのと共に、第2の反転スイッチが電源の+側端子または−側端子の何れか他方に接続されるように切り替わるものであり、マイクロコンピュータを使用せずにモータの起動,停止を制御することが可能になり、製造コストを安価に抑えることが可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の一実施例について説明する。
図1は本発明になる記録メディア装置の一実施例を示す斜視図である。図2は本発明になる記録メディア装置の一実施例を右斜め後方からみた斜視図である。図3は本発明になる記録メディア装置の一実施例を左斜め後方からみた斜視図である。図4は記録メディア装置の構成を示す図であり、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図である。
図1乃至図4に示されるように、記録メディア装置10は、メインシャーシ12の前端に前面ベゼル14が結合され、前面ベゼル14の挿入口16を通過して前後方向(A,B方向)に移動するトレー18を有する。
【0020】
トレー18は、メインシャーシ12の内部に形成された空間20に挿入されたメディア装着位置に保持された状態にあり、メインシャーシ12の左側に配置されたトレー搬送機構22により前後方向(A,B方向)に搬送される。トレー搬送機構22は、メインシャーシ12の側方に結合されたブラケット24に支持されており、ブラケット24の背面に取り付けられたトレー駆動モータ(駆動部)26に駆動される。
【0021】
このように、記録メディア装置10は、メインシャーシ12の左側にトレー搬送機構22及びトレー駆動モータ26に配置されているので、装置の薄型化が図られている。
【0022】
メインシャーシ12は、上記空間20の上方を覆うように形成された上シャーシ28と、上記空間20の下方を覆うように形成された下シャーシ30とから構成されている。また、上シャーシ28と下シャーシ30との間は、複数の支柱32が介在しており、トレー18の上下面に接触しないように高さ方向の間隔が規制されている。
【0023】
下シャーシ30には、挿入口16に対向する位置に固定側コネクタ34が取り付けられている。この固定側コネクタ34は、前後方向(A,B方向)に延在するコンタクトピン34aを有するため、記録メディア35(図5参照)がA方向から結合され、記録メディアをB方向へ移動させて結合が解除される。
【0024】
尚、本実施例の記録メディアとしては、例えば、内部に磁気ディスク及び磁気ヘッド、ヘッドアーム、アーム駆動用アクチュエータなどが収納された磁気ディスク装置が用いられる。
【0025】
上シャーシ28には、A方向に延在する一対の押圧アーム(押圧部)36が設けられている。この押圧アーム36は、トレー18に載置された記録メディア35(図5参照)の上面を押圧してがたつきの無い状態に保持する。
【0026】
前面ベゼル14には、上記挿入口16と、イジェクト時に押圧操作されるイジェクト操作スイッチ38と、停電時などのモータ駆動できないときに手動操作でトレー18をイジェクト動作させるエマジェンシー操作用孔40とが設けられている。
【0027】
メインシャーシ12の右側には、エマジェンシー操作用孔40から挿入された針金等のワイヤ部材により押圧操作されてトレー18をイジェクト方向(B方向)へ移動させるエマジェンシー機構42が設けられている。
【0028】
図5は記録メディアの構成を示す図であり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は側面図である。
図5(A)〜(C)に示されるように、記録メディア35は、上記固定側コネクタ34に結合される可動側コネクタ35aを前面(挿入側端面)に有する。
【0029】
また、記録メディア35は、左右側面の挿入側に固定側コネクタ34に対する高さ方向(E,F方向)の位置を規制される掛止溝35b,35cが設けられている。この掛止溝35b,35cは、前面(挿入側端面)に開口し、且つトレー18の移動方向(A,B方向)に延在するように形成されている。
【0030】
さらに、記録メディア35の左右側面には、トレー18の移動方向(A,B方向)の位置を規制する一対の掛止溝35d,35eが設けられている。一方の掛止溝35dは、A,B方向の中間位置に設けられ、他方の掛止溝35eは、左右側面の後部側に位置するように設けられている。
【0031】
また、掛止溝35d,35eは、記録メディア35の下面側に開口し、左右側面の途中高さまでZ方向に延在形成されている。そのため、記録メディア35は、左右側面に形成された掛止溝35b,35c及び掛止溝35d,35eによって装着方向が規制され、可動側コネクタ35aが確実に固定側コネクタ34に結合される。
【0032】
図6は記録メディア装置10を前方底面側からみた斜視図である。図7は記録メディア装置10を後方底面側からみた斜視図である。
図6及び図7に示されるように、記録メディア装置10の底面側となる下シャーシ30の下面には、トレー18のメディア装着位置や挿入操作を検出するための検出スイッチ(隠れて見えない)が設けられた基板44が取り付けられている。また、下シャーシ30の下面には、エマジェンシー機構42の回動アーム46が回動可能に設けられている。
【0033】
この回動アーム46は、メインシャーシ12の右側でA,B方向に延在するロッド48の先端に連結されており、ロッド48がエマジェンシー操作用孔40から挿入された針金等のワイヤ部材により押圧操作されると、回動動作してトレー18をイジェクト方向(B方向)へ所定距離押し出す。これにより、固定側コネクタ34に結合された記録メディア35の可動側コネクタ35aを離間方向(B方向)に移動させて結合を解除する。そのため、操作者は、手動でトレー18を引き出すことが可能になる。
【0034】
図8は記録メディア装置10からトレー18をメディア交換位置に移動させた状態を上方からみた斜視図である。
図8に示されるように、トレー18は、前面ベゼル14の挿入口16から突出するようにメディア交換位置に移動されると、記録メディア35が挿入されるメディア収納部50を露出させた状態となる。
【0035】
メディア収納部(メディア保持部)50には、記録メディア35が載置される載置面52〜54がA,B方向に延在するように突出形成されている。また、メディア収納部50の左右側面には、記録メディア35の挿入方向を規制すると共に、記録メディア35を掛止する一対の突起56,57が設けられている。
【0036】
突起56,57は、記録メディア35の左右側面底部に設けられた掛止溝35d,35eに嵌合することで記録メディア35の挿入を許容すると共に、トレー18のメディア収納部50に挿入された記録メディア35のA,B方向への位置ズレを規制する。
【0037】
この突起56,57に対応する凹部を有する記録メディア35のみが挿入された場合のみ記録メディア35の装着が可能になる。また、突起56,57が記録メディア35の左右側面の下側を掛止するように形成され、且つ中心部と後部に位置するように形成されているので、記録メディア35の向き(挿入方向)も規制している。
【0038】
また、トレー18は、挿入されたメディアの取り出しを容易にするための円弧状凹部58,59が左右側面に設けられている。また、トレー18の前面には、挿入口16を閉塞する蓋部64が設けられている。
【0039】
図9は記録メディア装置10からトレー18をメディア交換位置に移動させた状態を下方からみた斜視図である。図10は下シャーシ30の上面に配置された構成を示す斜視図である。図11は搬送機構22を示す斜視図である。
図9及び図10に示されるように、トレー18の下面には、A,B方向に延在するラック60と、A,B方向に延在するスライドバー62とが締結されている。スライドバー62は、ラック60との間にトレー18の移動方向をガイドするガイド溝66を形成すると共に、後述する先端側にトレー18がメディア装着位置の直前位置に移動したことを検出するための第1の検出スイッチ82を作動させるための第1の凹部68が設けられている。さらに、スライドバー62のA,B方向の端部には、後述するモータ反転スイッチ84を作動させるための突部70が設けられている。
【0040】
また、スライドバー62の後端側には、後述するトレー18がメディア交換位置の直前位置に移動したことを検出するための第2の検出スイッチ86を作動させるための第2の凹部72が設けられている。そして、モータ反転スイッチ84は、トレー18がメディア装着位置及びメディア交換位置に到着したとき、トレー駆動モータ26の極性を反転させるように作動する。そのため、モータ反転スイッチ84は、第1の検出スイッチ82、第2の検出スイッチ86がオンからオフに切り替わった後、僅かに遅れて反転動作することになる。
【0041】
ラック60は、トレー搬送機構22のピニオン74に噛合しており、ピニオン74の回転方向に応じてA方向またはB方向へ移動する。ピニオン74は、図11に示されるように、トレー搬送機構22の複数のギヤ76a〜76dを介してモータ26の回転力が伝達される。
【0042】
そして、上記ガイド溝66には、下シャーシ30の上面に固定されたガイドプレート78が嵌合する。これにより、トレー18は、ピニオン74の回転力がラック60に伝達することで、ガイドプレート78にガイドされながらA,B方向に安定的に移動する。
【0043】
また、下シャーシ30は、固定側コネクタ34の左右側部に、記録メディア35の左右方向のメディア交換位置をガイドするメディアガイド部材80,81が設けられており、メディアガイド部材80,81の内側面には記録メディア35の高さ位置を規制する規制部80a,81a(但し、規制部80aは隠れて見えない)が設けられている。
【0044】
規制部80a,81aは、メディア収納部50に挿入された記録メディア35の左右側面の掛止溝35d,35eに嵌合して、メディア収納部50に挿入された記録メディア35の可動側コネクタ35aを固定側コネクタ34に対向する位置に導く。
【0045】
これにより、メディア収納部50に挿入された記録メディア35は、トレー18がメディア装着位置へ移動する過程で可動側コネクタ35aを固定側コネクタ34に確実に結合することが可能になる。
【0046】
図12は下シャーシ30に設けられた各部材の配置例を示す斜視図である。
図12に示されるように、下シャーシ30には、上記トレー搬送機構22、固定側コネクタ34、エマジェンシー機構42、ガイドプレート78、メディアガイド部材80,81の他にトレー18の位置を検出する第1の検出スイッチ82、モータ反転スイッチ84と、第2の検出スイッチ86とが開口30aから上方に突出している。また、第1の検出スイッチ82、モータ反転スイッチ84、第2の検出スイッチ86は、基板44に半田付けされている。
【0047】
図13はトレー18を外した状態を示す斜視図である。
図13に示されるように、ラック60に噛合するピニオン74は、クラッチ部材(押圧力付与手段)75と一体的に設けられている。このクラッチ部材75は、所謂クラッチギヤと呼ばれており、外周にギヤ76dに噛合するギヤ75aを有し、内部には所定以上のトルクまたは負荷が入力されるとすべり動作を行うクラッチ機構(図示せず)が設けられている。従って、クラッチ部材75は、トレー18が移動している過程では、モータ26からの回転駆動力をピニオン74に伝達し、トレー18が後述するストッパに当接して停止すると、内部のクラッチ機構が滑り動作してラック60やピニオン74及び駆動モータ26のロータに過大な力が作用することを防止する。尚、このクラッチ機構は、周知の技術であるので、ここではその説明を省略する。
【0048】
また、下シャーシ30の上面には、トレー18をメディア装着位置に位置決めするための第1のストッパ77と、トレー18をメディア交換位置に位置決めするための第2のストッパ79と、が設けられている。第1のストッパ77は、円柱状に形成されており、下シャーシ30の上面奥部に起立している。また、第2のストッパ79は、上方からみるとL字状に形成されており、トレー18の両側からトレー18をメディア交換位置に係止するように設けられている。そのため、トレー18の停止位置は、最終的に第1のストッパ77及び第2のストッパ79に当接することで決まる。
【0049】
図14はトレー18が第1のストッパ77に当接した状態を示す斜視図である。図15はトレー18が第1のストッパ77に当接した状態を示す平面図である。
図14及び図15に示されるように、トレー18の挿入側端部には、第1のストッパ77に対向する位置に切欠き18aが設けられている。そして、トレー18は、A方向に移動して切欠き18aが第1のストッパ77に当接することでメディア装着位置に位置決めされる。
【0050】
図16はトレー18が第2のストッパ79に当接した状態を示す平面図である。図17はトレー18が第2のストッパ79に当接した状態を左斜め方向からみた斜視図である。図18はトレー18が第2のストッパ79に当接した状態を右斜め方向からみた斜視図である。図19はトレー駆動モータ26及び各スイッチとの接続関係を示す回路図である。
図16乃至図18に示されるように、トレー18の左右側面18b,18cには、第2のストッパ79の鉤型に形成された係止部79bに対向する位置に突部18d,18eが設けられている。そして、トレー18は、B方向に移動して左右側面18b,18cの突部18d,18eが第2のストッパ79の係止部79bに係止されてメディア交換位置に位置決めされる。
【0051】
図19に示されるように、第1の検出スイッチ82、モータ反転スイッチ84、第2の検出スイッチ86は、トレー駆動モータ26への通電を制御するモータ駆動回路(モータ制御手段)88に接続されている。尚、モータ反転スイッチ84は、トレー18の移動に応じてトレー駆動モータ26の極性を反転させるスイッチであり、本実施例では一対のスライドスイッチを組み合わせた構成になっている。
【0052】
第1の検出スイッチ82は、図10、図12に示されるように、スライドバー62の第1の凹部68が通過する位置に設けられている。そのため、第1の検出スイッチ82は、トレー18がメディア装着位置(図1参照)に至ると、第1の凹部68が可動接片82aに対向する位置に移動し、可動接片82aが起立状態となってオフになり、トレー18がメディア装着位置からB方向へ移動する過程は可動接片82aが傾斜されてオンになる。
【0053】
第2の検出スイッチ86は、スライドバー62の第2の凹部72が通過する位置に設けられている。そのため、第2の検出スイッチ86は、トレー18がメディア交換位置(図8、図9参照)に至ると、第2の凹部72が可動接片86aに対向する位置に移動し、可動接片86aが起立状態となってオフになり、トレー18がメディア交換位置からA方向へ移動する過程は可動接片86aが傾斜されてオンになる。
【0054】
従って、第1の検出スイッチ82と第2の検出スイッチ86とのオン・オフの組み合わせによってトレー18の位置を判別することが可能になる。また、モータ反転スイッチ84は、トレー18の移動によりスライドバー62に設けられた突部70が通過する位置に設けられている。
【0055】
モータ反転スイッチ84は、突部70が通過する度に可動接片84a,84bがトレー移動方向に押圧される。そして、モータ駆動回路88は、モータ反転スイッチ84から可動接片84a,84bの作動に応じた信号からトレー駆動モータ26へ供給される電源の極性を反転させる。
【0056】
これにより、トレー駆動モータ26の回転駆動方向は、トレー18がメディア装着位置からメディア交換位置へ移動したトレー引出し動作完了後のときと、トレー18がメディア交換位置からメディア装着位置へ移動したトレー挿入動作完了後のときとで反転される。
【0057】
ここで、図20(A)〜(E)に示すタイミングチャートを参照して上記のように構成された記録メディア装置10の記録メディア装着動作について説明する。
【0058】
記録メディア装置10に記録メディア35を装着するときは、まず、イジェクト操作スイッチ38を押圧操作されてオン(P1)になる(図20(A)参照)。これにより、モータ駆動回路88は、トレー駆動モータ26を回転駆動させる(図20(E)参照)。
【0059】
よって、トレー18は、トレー搬送機構22の複数のギヤ76a〜76d及びを介してトレー駆動モータ26の回転力がピニオン74に伝達されると共に、モータ駆動力によりラック60が駆動されてB方向へ移動する。そして、トレー18は、ガイド溝66に嵌合するガイドプレート78にガイドされながらスムーズにB方向へ移動する。
【0060】
トレー18がメディア装着位置(図1参照)からメディア交換位置の直前位置(図8、図9参照)へ移動すると、上記第1の検出スイッチ82がオンのまま第2の検出スイッチ86がオフになるので(図20(B)(D)参照)、モータ駆動回路88は、トレー駆動モータ26への通電を停止して回転駆動を停止させる(図20(E)参照)。
【0061】
その後、トレー18は、慣性によりメディア交換位置に移動する。そして、モータ停止後の慣性によりトレー18がB方向に移動して左右側面18b,18cの突部18d,18eが第2のストッパ79の係止部79bに係止されてメディア交換位置に位置決めされる(図16乃至図18参照)。このとき、トレー18は、第2のストッパ79の係止部79bに係止されて停止しているため、モータ26によるロータの慣性力が残っている場合、クラッチ部材75の内部で負荷が所定値以上に増大する。
【0062】
そのため、クラッチ部材75では、内部のクラッチ機構ですべり動作が生じるため、ピニオン74に慣性力を伝達させないように作用する。これで、ラック60に噛合したピニオン74に過大な負荷が作用することを回避してラック60及びピニオン74の寿命を延ばすことが可能になる。
【0063】
そして、トレー18がメディア交換位置に到着した後、スライドバー62の突部70がモータ反転スイッチ84の可動接片84a,84bを押圧して反転動作させる(図20(C)参照)。
【0064】
このように、トレー18は第1のストッパ77に当接してメディア交換位置に押圧された状態で位置決めされ、且つトレー18を駆動する駆動系(ラック60及びピニオン74)及び駆動モータ26のロータに過大な負荷が作用することが防止される。よって、トレー18は、メディア収納部50が前面ベゼル14の挿入口16から露出した状態に停止する。
【0065】
次に操作者は、図4に示す記録メディア35をトレー18のメディア収納部50に載置する。その際、トレー18の左右側壁内面に突出する突起56,57が記録メディア35の左右側面底部に設けられた掛止溝35d,35eに嵌合する。
【0066】
これにより、記録メディア35は、挿入方向を規制されると共に、A,B方向へのがたつきが防止される。
【0067】
この後、イジェクト操作スイッチ38を押圧してオン(P2)にしてトレー駆動モータ26を反転方向に回転駆動させる。あるいは操作者がトレー18を押圧して所定距離A方向へ移動させることで、スライドバー62の第1の凹部68が第1の検出スイッチ82の可動接片82aを押圧する。これにより、第1の検出スイッチ82がオンのまま第2の検出スイッチ86がオンになるので(図20(B)(D)参照)、モータ駆動回路88は、トレー駆動モータ26への通電を再開して反転方向に回転駆動させる(図20(E)参照)。
【0068】
そのため、ラック60に噛合するピニオン74が反対方向に回転駆動されてトレー18をA方向へ駆動する。そして、トレー18は、ガイド溝66に嵌合するガイドプレート78にガイドされながらスムーズにA方向へ移動する。
【0069】
トレー18がメディア交換位置(図8、図9参照)からメディア装着位置(図1参照)の直前位置へ移動すると、スライドバー62の第1の凹部68が第1の検出スイッチ82の可動接片82aに対向する。そのため、上記第2の検出スイッチ86がオンのまま第1の検出スイッチ82がオフになるので(図20(B)参照)、モータ駆動回路88は、トレー駆動モータ26への通電を停止して回転駆動を停止させる(図20(E)参照)。
【0070】
その後、トレー18は、慣性によりメディア装着位置に移動する。そして、モータ停止後の慣性によりトレー18がB方向に移動して切欠き18aが第1のストッパ77に当接することでメディア装着位置に位置決めされる(図14,図15参照)。このとき、トレー18は、第1のストッパ77に当接して停止しているため、モータ26によるロータの慣性力が残っている場合、クラッチ部材75の内部で負荷が所定値以上に増大する。
【0071】
そのため、クラッチ部材75では、内部のクラッチ機構ですべり動作が生じるため、ピニオン74に慣性力を伝達させないように作用する。これで、ラック60に噛合したピニオン74に過大な負荷が作用することを回避してラック60及びピニオン74の寿命を延ばすことが可能になる。
【0072】
そして、トレー18がメディア装着位置に到着した後、スライドバー62の突部70がモータ反転スイッチ84の可動接片84a,84bを押圧して反転動作させる(図20(C)参照)。
【0073】
このように、トレー18は第2のストッパ79に係止されてメディア装着位置に押圧された状態で位置決めされ、且つトレー18を駆動する駆動系(ラック60及びピニオン74)及び駆動モータ26のロータに過大な負荷が作用することが防止される。よって、トレー18は、メディア収納部50が前面ベゼル14の挿入口16に収納された状態に停止する。
【0074】
また、上記のようにトレー18がメディア装着位置に移動する過程でメディア収納部50に収納された記録メディア35は、トレー18がメディア装着位置に到着する直前に左右側面がメディアガイド部材80,81の内側面に摺動して左右方向(C,D方向)の位置が規制され、その後メディアガイド部材80,81の規制部80a,81aが記録メディア35の左右側面の掛止溝35d,35eに嵌合する。
【0075】
これにより、メディア収納部50に挿入された記録メディア35は、可動側コネクタ35aを固定側コネクタ34に対向する位置に導かれる。そして、トレー18が第2のストッパ79に係止されてメディア装着位置に至る過程で可動側コネクタ35aが固定側コネクタ34に結合されて通信可能に接続される。そのため、トレー18がメディア装着位置に到着した時点では、可動側コネクタ35aの固定側コネクタ34に対する結合が完了する。
【0076】
これで、記録メディア35は、コンピュータ(図示せず)からの制御信号により情報の書き込み、あるいは情報の読み出しを行うことが可能になる。
【0077】
そして、再び、イジェクト操作スイッチ38が押圧操作されてオンになると、トレー18がB方向に移動する。そのため、トレー18のメディア収納部50に収納された記録メディア35は、トレー18の移動と共に、可動側コネクタ35aが固定側コネクタ34から離間してメディア交換位置へイジェクトされる(図8参照)。これで、記録メディア35の交換操作が行える。
【0078】
このように、トレー18のA,B方向への移動により記録メディア35の装着、イジェクト動作が自動的に行われると共に、可動側コネクタ35aが固定側コネクタ34に確実に結合され、且つイジェクト操作時には可動側コネクタ35aを固定側コネクタ34から離間させることができるので、記録メディア35の装着、イジェクト操作が容易に行える。
【0079】
ここで、モータ駆動回路88の詳細な構成について図21乃至図27を参照して説明する。
【0080】
図21に示されるように、モータ駆動回路88は、イジェクト操作スイッチ38(可動接片38aを有する)と、第1の検出スイッチ82と、モータ反転スイッチ84(一対の可動接片84a,84bを有する)と、第2の検出スイッチ86との接続関係によって構成されている。
【0081】
すなわち、モータ駆動回路88においては、第1の検出スイッチ82と第2の検出スイッチ86とモータ反転スイッチ84の一方の可動接片84aとが直列に接続され、イジェクト操作スイッチ38が第1の検出スイッチ82及び第2の検出スイッチ86と並列に接続されている。そのため、第1の検出スイッチ82及び第2の検出スイッチ86及びイジェクト操作スイッチ38は、モータ反転スイッチ84の一方の可動接片84aを介して電源90と接続される。そして、モータ反転スイッチ84の他方の可動接片84bは、トレー駆動モータ26と電源90との間を直接接続するように設けられている。
【0082】
このように、モータ駆動回路88は、マイクロコンピュータを使用せずに複数のスイッチの組み合わせによって構成されているので、高価なソフトウエアやマイクロコンピュータを用意する必要がなく、安価に製作することが可能である。
【0083】
また、可動接片38aは、前面ベゼル14に設けられたイジェクト操作スイッチ38が押圧操作されたときに閉成(オン)するように構成されたスイッチ機構である。
【0084】
また、モータ反転スイッチ84は、一対の可動接片84a,84bを組み合わせた構成であり、可動接片84a,84bのうち一方が電源90の+側端子に接続されたa端子とc端子とを導通し、他方が電源90の−側端子に接続されたb端子とc端子とを導通するように切り替わる。また、トレー18の移動により可動接片84a,84bのうち他方が電源90の+側端子に接続されたa端子とc端子とを導通した場合には、一方が電源90の−側端子に接続されたb端子とc端子とを導通するように切り替わる。
【0085】
尚、上記第1の検出スイッチ82は、トレー18がメディア装着位置の直前位置に移動したとき、可動接片82aがスライドバー62の第1の凹部68に対向するため、オンからオフに切り替わる。また、第2の検出スイッチ86は、トレー18がメディア交換位置の直前位置に移動したとき、可動接片86aがスライドバー62の第2の凹部72に対向するため、オンからオフに切り替わる。
【0086】
ここで、上記のように構成されたモータ駆動回路88の作用について説明する。
図21に示すモータ駆動回路88は、トレー18がメディア装着位置(図1乃至図4を参照)に移動したときの動作状態を示しており、イジェクト操作スイッチ38及び第1の検出スイッチ82がオフ、第2の検出スイッチ86がオンになっている。
【0087】
トレー18をメディア装着位置からメディア交換位置へ移動させる場合、操作者は、前面ベゼル14に設けられたイジェクト操作スイッチ38を押圧操作する。これにより、モータ駆動回路88では、図22に示されるように、イジェクト操作スイッチ38の可動接片38aがオンに切り替わり、可動接片38a及びモータ反転スイッチ84の可動接片84a,84bを介してトレー駆動モータ26と電源90との間が導通されてトレー駆動モータ26への通電が開始される。
【0088】
そのため、トレー18は、トレー駆動モータ26の回転駆動力によりイジェクト方向に移動する。トレー18がメディア装着位置からイジェクト方向に移動し始めると、イジェクト操作スイッチ38の押圧解除により可動接片38aがオフに切り替わると共に、第1の検出スイッチ82の可動接片82aがトレー18の下面に押圧されてオンに切り替わる。
【0089】
図23に示されるように、トレー18がメディア装着位置からイジェクト方向に移動し始めると、第1の検出スイッチ82及び第2の検出スイッチ86がオンになるため、トレー駆動モータ26への通電が維持される。
【0090】
図24に示されるように、トレー18がメディア交換位置の直前位置に到着すると、スライドバー62の第2の凹部72に第2の検出スイッチ86が位置するため、第2の検出スイッチ86はトレー18がメディア交換位置の直前位置に移動したとき、オンからオフに切り替わる。これにより、トレー駆動モータ26への通電が停止され、トレー駆動モータ26によるトレー18の駆動が停止する。
【0091】
その後、トレー18は、慣性によりメディア交換位置に移動する。そして、モータ停止後の慣性によりトレー18がB方向に移動して左右側面18b,18cの突部18d,18eが第2のストッパ79の係止部79bに係止されてメディア交換位置に位置決めされる(図16乃至図18参照)。
【0092】
図25に示されるように、トレー18がメディア交換位置に到着した後、スライドバー62の突部70がモータ反転スイッチ84の可動接片84a,84bを押圧して反転動作させ、可動接片84aがc端子とb端子を導通し、可動接片84bがc端子とa端子とを導通するように切り替わる。
【0093】
次に、トレー18をメディア交換位置からメディア装着位置へ移動させる場合の動作について説明する。この場合、操作者は、図26に示されるように、イジェクト操作スイッチ38を押圧して可動接片38aをオンにするか、あるいはトレー18を押圧して所定距離A方向へ移動させる。
【0094】
図27に示されるように、これにより、トレー18の移動開始によりスライドバー62の第1の凹部68が第1の検出スイッチ82の可動接片82aを押圧するため、第1の検出スイッチ82がオンのまま第2の検出スイッチ86がオンになるので、モータ駆動回路88は、トレー駆動モータ26への通電を再開して反転方向に回転駆動させる。
【0095】
そのため、ラック60に噛合するピニオン74が反対方向に回転駆動されてトレー18をA方向へ駆動する。
【0096】
トレー18がメディア交換位置(図8、図9参照)からメディア装着位置(図1参照)の直前位置へ移動すると、図21に示されるように、スライドバー62の第1の凹部68が第1の検出スイッチ82の可動接片82aに対向する。そのため、上記第2の検出スイッチ86がオンのまま第1の検出スイッチ82がオフになるので、トレー駆動モータ26への通電を停止して回転駆動を停止させる。
【0097】
その後、トレー18は、慣性によりメディア装着位置に移動する。そして、モータ停止後の慣性によりトレー18がB方向に移動して切欠き18aが第1のストッパ77に当接することでメディア装着位置に位置決めされる(図14,図15参照)。
【0098】
そして、トレー18がメディア装着位置に到着した後、スライドバー62の突部70がモータ反転スイッチ84の可動接片84a,84bを押圧して反転動作させる。
【0099】
尚、上記実施の形態では、図5(A)〜(C)に示されるような形状の記録メディア35を一例として挙げたが、これに限らず、これ以外の形状とされた記録メディアを装着する構成の装置にも本発明を適用できるのは勿論である。
【0100】
【発明の効果】
上述の如く、請求項1記載の発明によれば、記録メディアが載置されるトレーと、トレーをメディア交換位置またはメディア装着位置に搬送する搬送機構と、搬送機構を介してトレーに駆動力を伝達する駆動モータと、所定位置に移動したトレーに当接するストッパと、トレーがメディア交換位置またはメディア装着位置に到着する直前の位置に移動したことを検出する検出スイッチと、検出スイッチの検出動作により駆動モータを停止された後、駆動モータへ通電する電流の極性を反転させる反転スイッチと、を備えたため、マイクロコンピュータを使用せずにモータの起動,停止を制御することが可能になり、製造コストを安価に抑えることが可能になる。
【0101】
また、請求項2記載の発明によれば、記録メディアが載置されるトレーと、トレーをメディア交換位置またはメディア装着位置に搬送する搬送機構と、搬送機構を介してトレーに駆動力を伝達する駆動モータと、トレーがメディア交換位置の直前位置に到着したことを検出すると共に、駆動モータへの通電を停止させる第1の検出スイッチと、トレーがメディア装着位置の直前位置に到着したことを検出すると共に、駆動モータへの通電を停止させる第2の検出スイッチと、トレーがメディア交換位置またはメディア装着位置に到着したときに駆動モータへ通電する電流の極性を反転させる反転スイッチと、を備えたため、マイクロコンピュータを使用せずにモータの起動,停止を制御することが可能になり、製造コストを安価に抑えることが可能になる。
【0102】
また、請求項3記載の発明によれば、反転スイッチがトレーに当接して反転動作するように切り替わるため、安価な構成でトレーがメディア交換位置またはメディア装着位置に到着した後のモータの回転方向を自動的に反転させることが可能になる。
【0103】
また、請求項4記載の発明によれば、検出スイッチ及び反転スイッチが駆動モータと電源との間で直列に接続されたため、安価な検出スイッチ及び反転スイッチが直接モータの起動、停止、回転方向を制御することが可能になる。
【0104】
また、請求項5記載の発明によれば、反転スイッチが駆動モータの一方の電極に接続された第1の反転スイッチと、駆動モータの他方の電極に接続された第2の反転スイッチと、を有し、第1の反転スイッチが電源の+側端子または−側端子の何れか一方に接続されるように切り替わるのと共に、第2の反転スイッチが電源の+側端子または−側端子の何れか他方に接続されるように切り替わるため、マイクロコンピュータを使用せずにモータの起動,停止を制御することが可能になり、製造コストを安価に抑えることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる記録メディア装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明になる記録メディア装置の一実施例を右斜め後方からみた斜視図である。
【図3】本発明になる記録メディア装置の一実施例を左斜め後方からみた斜視図である。
【図4】記録メディア装置の構成を示す図であり、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図である。
【図5】記録メディアの構成を示す図であり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は側面図である。
【図6】記録メディア装置10を前方底面側からみた斜視図である。
【図7】記録メディア装置10を後方底面側からみた斜視図である。
【図8】記録メディア装置10からトレー18をメディア交換位置に移動させた状態を上方からみた斜視図である。
【図9】記録メディア装置10からトレー18をメディア交換位置に移動させた状態を下方からみた斜視図である。
【図10】下シャーシ30の上面に配置された構成を示す斜視図である。
【図11】搬送機構22の構成を示す斜視図である。
【図12】下シャーシ30に設けられた各部材の配置例を示す斜視図である。
【図13】トレー18を外した状態を示す斜視図である。
【図14】トレー18が第1のストッパ77に当接した状態を示す斜視図である。
【図15】トレー18が第1のストッパ77に当接した状態を示す平面図である。
【図16】トレー18が第2のストッパ79に当接した状態を示す平面図である。
【図17】トレー18が第2のストッパ79に当接した状態を左斜め方向からみた斜視図である。
【図18】トレー18が第2のストッパ79に当接した状態を右斜め方向からみた斜視図である。
【図19】トレー駆動モータ26及び各スイッチとの接続関係を示す回路図である。
【図20】イジェクト操作スイッチ38、第1の検出スイッチ82、モータ反転スイッチ84、第2の検出スイッチ86、トレー駆動モータ26のオン・オフ動作を示すタミングチャートである。
【図21】記録メディア挿入完了後のモータ駆動回路88の切り替え動作を説明するための回路図である。
【図22】記録メディアイジェクト開始時のモータ駆動回路88の切り替え動作を説明するための回路図である。
【図23】記録メディアイジェクト途中1のモータ駆動回路88の切り替え動作を説明するための回路図である。
【図24】記録メディアイジェクト途中2のモータ駆動回路88の切り替え動作を説明するための回路図である。
【図25】記録メディアイジェクト終了のモータ駆動回路88の切り替え動作を説明するための回路図である。
【図26】記録メディア挿入開始時のモータ駆動回路88の切り替え動作を説明するための回路図である。
【図27】記録メディア挿入途中のモータ駆動回路88の切り替え動作を説明するための回路図である。
【符号の説明】
10 記録メディア装置
12 メインシャーシ
14 前面ベゼル
16 挿入口
18 トレー
18a 切欠き
18b,18c 左右側面
18d,18e 突部
22 トレー搬送機構
24 ブラケット
26 トレー駆動モータ
28 上シャーシ
30 下シャーシ
34 固定側コネクタ
35 記録メディア
35a 可動側コネクタ
35b,35c,35d,35e 掛止溝
36 押圧アーム
38 イジェクト操作スイッチ
38a 可動接片
42 エマジェンシー機構
44 基板
50 メディア収納部
56,57 突起
60 ラック
62 スライドバー
66 ガイド溝
68 第1の凹部
70 突部
72 第2の凹部
74 ピニオン
76a〜76d ギヤ
78 ガイドプレート
80,81 メディアガイド部材
80a,81a 規制部
82 第1の検出スイッチ
82a 可動接片
84 モータ反転スイッチ
84a,84b 可動接片
86 第2の検出スイッチ
86a 可動接片
88 モータ駆動回路
75 クラッチ部材
77 第1のストッパ
79 第2のストッパ

Claims (5)

  1. 記録メディアが載置されるトレーと、
    該トレーを前記メディア交換位置またはメディア装着位置に搬送する搬送機構と、
    前記搬送機構を介して前記トレーに駆動力を伝達する駆動モータと、
    前記所定位置に移動した前記トレーに当接するストッパと、
    前記トレーが前記メディア交換位置またはメディア装着位置に到着する直前の位置に移動したことを検出する検出スイッチと、
    該検出スイッチの検出動作により前記駆動モータを停止された後、前記駆動モータへ通電する電流の極性を反転させる反転スイッチと、
    を備えたことを特徴とする記録メディア装置。
  2. 記録メディアが載置されるトレーと、
    該トレーをメディア交換位置またはメディア装着位置に搬送する搬送機構と、
    前記搬送機構を介して前記トレーに駆動力を伝達する駆動モータと、
    前記トレーが前記メディア交換位置の直前位置に到着したことを検出すると共に、前記駆動モータへの通電を停止させる第1の検出スイッチと、
    前記トレーが前記メディア装着位置の直前位置に到着したことを検出すると共に、前記駆動モータへの通電を停止させる第2の検出スイッチと、
    前記トレーが前記メディア交換位置またはメディア装着位置に到着したときに前記駆動モータへ通電する電流の極性を反転させる反転スイッチと、
    を備えたことを特徴とする記録メディア装置。
  3. 前記反転スイッチは、前記トレーに当接して反転動作するように切り替わることを特徴とする請求項1または2記載の記録メディア装置。
  4. 前記検出スイッチ及び前記反転スイッチは、前記駆動モータと電源との間で直列に接続されたことを特徴とする請求項1記載の記録メディア装置。
  5. 前記反転スイッチは、
    前記駆動モータの一方の電極に接続された第1の反転スイッチと、
    前記駆動モータの他方の電極に接続された第2の反転スイッチと、
    を有し、前記第1の反転スイッチが電源の+側端子または−側端子の何れか一方に接続されるように切り替わるのと共に、前記第2の反転スイッチが電源の+側端子または−側端子の何れか他方に接続されるように切り替わることを特徴とする請求項1または2記載の何れかの記録メディア装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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