JP2005267781A - ディスクの誤挿入防止機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ディスク装置全体の奥行き寸法を小型化するのに好適な「ディスクの誤挿入防止機構」を提供すること。
【解決手段】 挿入口3aを有する前面板の外表面に一対の回動アーム4,5を軸支し、両回動アーム4,5を逆方向に同期回転するようにギア結合すると共に、両回動アーム4,5をスプリング10によって挿入口3aの閉塞方向へ回動付勢する。前面板3に折曲形成したストッパ8を回動アーム4の回動軌跡内に向かって突出させると共に、この回動アーム4に板ばね9を片持ち梁状に固着し、板ばね9の自由端に形成した摺動部9aを前面板3の外表面に弾接することにより、回動アーム4をストッパ8の突出量よりも大きく前面板3の外表面から離間させる。そして、誤挿入されたディスクDによって回動アーム4が前面板3の外表面側に押し付けられたとき、回動アーム4をストッパ8に当接させてその回動を阻止したロック状態となす。
【選択図】 図2

Description

本発明は、CDやDVD等のディスクに対して情報の再生および/または記録が可能なディスク装置に係り、特に、前面板に設けられた挿入口からディスクを挿入/排出するスロットイン方式のディスク装置に備えられるディスクの誤挿入防止機構に関するものである。
従来より、ディスク装置の外殻を構成する筐体の前面板にスリット状の挿入口を開設すると共に、この挿入口の前方に回動可能なシャッタを配設し、ディスクが装置内に装填されているときに挿入口をシャッタで閉塞することにより、装置内に別のディスクが挿入されるのを避けるようにした誤挿入防止機構が知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかる既知のディスクの誤挿入防止機構は、ディスクを装置内に装填可能なローディングスタンバイ状態にあるとき、ディスク搬送機構からの駆動力でシャッタを前面板の外方へ回動することにより、挿入口を開放してディスクの挿入を許可し、ディスクが装置内に装填されてプレイ状態等にあるとき、ばね部材の付勢力でシャッタを回動して挿入口を閉塞することにより、装置内に別のディスクが装填されるのを防止できるようになっている。また、装置内に装填されたディスクを排出するイジェクト時は、挿入口を閉塞しているシャッタの裏面にディスクの外周縁を突き当てることにより、ディスクの排出力でシャッタを前面板の外方へ回動するようにしている。
特開平8−249771号公報(第9−10頁、図64)
しかしながら、前述した従来技術によるディスクの誤挿入防止機構は、シャッタが前面板の外方へ回動して挿入口を開放するフラップ式であるため、前面板の前方にシャッタが突出するための大きなスペースを確保しなければならず、このことがディスク装置全体の奥行き寸法の小型化を妨げる大きな要因となっていた。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、ディスク装置全体の奥行き寸法を小型化するのに好適なディスクの誤挿入防止機構を提供することにある。
本発明は、前面板の外表面に沿って回動可能なシャッタを用い、このシャッタを前面板の外表面から離間する方向へ弾性付勢すると共に、該シャッタの回動軌跡内にストッパを配設し、ローディングスタンバイ時にシャッタを回動させて挿入口を開放する場合は、シャッタを前面板の外表面から浮かせてストッパに当接しないようにし、挿入口の閉塞位置にあるシャッタに向けてディスクが挿入されたとき、該ディスクの挿入力でシャッタを前面板の外表面側に押し付けることにより、シャッタがストッパに当接して回転できなくなるようにした。
本発明によるディスクの誤挿入防止機構は、ローディングスタンバイ時に開放手段でシャッタを回動させて挿入口を開放する場合、シャッタは弾性手段の付勢力で前面板の外表面から離間してストッパと当接しないが、挿入口の閉塞位置にあるシャッタに向けてディスクが挿入されたとき、ディスクの挿入力でシャッタが弾性手段の付勢力に抗して前面板の外表面側に押し付けられてストッパに当接するようにしたので、シャッタを前面板の外表面に沿って回動可能に配設したにも拘わらず、該シャッタによって装置内に別のディスクが誤挿入されるのを確実に防止することができ、それゆえ、前面板の前方に必要とされるシャッタの収納スペースを削減してディスク装置全体の奥行き寸法を小型化することができる。
本発明によるディスクの誤挿入防止機構では、ディスクを挿入および排出するためのスリット状の挿入口が設けられた前面板と、この前面板の外表面に沿って回動可能なシャッタと、このシャッタの回動軌跡内に配設されたストッパと、前記シャッタを前記前面板の外表面から離間する方向へ付勢して前記ストッパとの当接を回避する弾性手段と、前記シャッタを回転駆動して前記挿入口を選択的に開閉する開放手段とを備え、前記挿入口の閉塞位置にある前記シャッタに向けてディスクが挿入されたとき、前記シャッタが前記弾性手段の付勢力に抗して前記前面板の外表面側に押し付けられて前記ストッパと当接することにより、該シャッタの回転が阻止されるように構成した。
このように構成されたディスクの誤挿入防止機構によれば、ローディングスタンバイ時に開放手段でシャッタを回動させて挿入口を開放する場合、シャッタは弾性手段の付勢力で前面板の外表面から離間してストッパと当接しないが、挿入口の閉塞位置にあるシャッタに向けてディスクが挿入されたとき、ディスクの挿入力でシャッタが弾性手段の付勢力に抗して前面板の外表面側に押し付けられてストッパに当接するようにしたので、シャッタを前面板の外表面に沿って回動可能に配設したにも拘わらず、該シャッタによって装置内に別のディスクが誤挿入されるのを確実に防止することができ、それゆえ、前面板の前方に必要とされるシャッタの収納スペースを削減してディスク装置全体の奥行き寸法を小型化することができる。
上記の構成において、前記弾性手段はシャッタを前面板の外表面から離間する方向へ付勢できるものであれば何でも良いが、この弾性手段がシャッタに片持ち梁状に固着された板ばねからなり、この板ばねの自由端部を前面板の外表面に弾接させることが好ましい。このような構成を採用すると、シャッタをスムーズに回動させることができると共に、外部振動に起因するシャッタと前面板の外表面との衝突を防止してラットルノイズの発生を抑制することができる。
また、上記の構成において、前記シャッタは合成樹脂製であっても良いが、シャッタが金属板製の回動アームからなると共に、この回動アームの一側縁に前面板の外表面に対して起立方向へ突出する折曲湾曲部を形成し、回動アームが挿入口の閉塞位置にあるとき、該挿入口の長手方向に沿う直線に対して折曲湾曲部を傾斜させることが好ましい。このような構成を採用すると、回動アームの機械的強度を折曲湾曲部によって高めることができると共に、ディスクのイジェクト時に、挿入口内で傾斜している折曲湾曲部の裏面側にディスクの外周縁が当接して回動アームを回動させるため、ディスクの損傷を防止することができる。
また、上記の構成において、1つのシャッタを用いて挿入口を開閉するようにしても良いが、シャッタが前面板の外表面に軸支された一対の回動アームからなり、これら回動アームの端部同士をギア結合して同期回転するように構成すると、ディスクが挿入口の中心から外れた端部位置から挿入された場合でも、ディスクの誤挿入を確実に防止することができて好ましい。この場合、一対の回動アームが挿入口の閉塞位置にあるとき、該挿入口の長手方向に沿う直線に対して一対の回動アームが逆向きに傾斜するように設定することが好ましい。
また、上記の構成において、開放手段によってシャッタ(回動アーム)を直接回動するようにしても良いが、シャッタと開放手段との間にクラッチ板を介設し、このクラッチ板をシャッタと同軸上に配置すると共に、これらシャッタとクラッチ板とに捻りコイルばねの両端を掛止することが好ましい。このような構成を採用すると、開放手段でシャッタを回動するローディングスタンバイ時に、ユーザがシャッタを無理に押さえ付けるという悪戯がなされたとしても、開放手段からシャッタに作用する過度の駆動力がクラッチ板の回転によって吸収されるため、シャッタの損傷を防止することができる。
上記の如く構成されたディスクの誤挿入防止機構はスロットイン方式のディスク装置全般に適用可能であるが、ディスクの周縁部が挿入されるガイド溝を有する搬送ガイド体と、この搬送ガイド体に対向して列状に配置された搬送プーリ群と、これら搬送ガイド体と搬送プーリ群との対向間隔を可変させる可変動力部とを備えたチェンジャ型ディスク装置である場合、可変動力部を駆動源としてスライド動作する駆動部材を前記開放手段として用い、この駆動部材の一部を前面板の裏面側から外表面側に突出してシャッタを回動させることが好ましい。この場合、可変動力部が搬送ガイド体と搬送プーリ群との対向間隔を最小にする動きを利用して駆動部材をスライド動作させ、この駆動部材のスライド移動に伴ってシャッタを回動するようにすれば、ローディングスタンバイ時にシャッタを開放位置へ回動させて挿入口へのディスクの挿入を許可し、ディスクのプレイ時やチェンジ動作時にシャッタを閉塞位置へ回動させて別のディスクが誤挿入されるのを防止できる。
実施例について図面を参照して説明すると、図1はチェンジャ型ディスク装置の要部を示す断面図、図2は回動アームが閉鎖位置にあるときの誤挿入防止機構を示す正面図、図3は回動アームが開放位置にあるときの誤挿入防止機構を示す正面図、図4は誤挿入防止機構の要部を示す斜視図、図5は可変動力部の内部機構を示す裏面図、図6は可変動力部の内部機構を示す平面図、図7はディスクのイジェクト時における誤挿入防止機構の斜視図、図8は回動アームとストッパの関係を示す説明図である。
本実施例に係るチェンジャ型ディスク装置は、外形寸法が8cmのディスクD(小径ディスク)と12cmのディスクD(大径ディスク)をそれぞれ再生可能で、かつ、複数枚の大径ディスクDを収納してそのうち1枚のディスクDを選択的に再生可能なスロットイン方式のディスク再生装置である。図1に示すように、このチェンジャ型ディスク装置は、箱形形状の筐体1と該筐体1の前方に配設されたノーズ部材2とを備えており、ノーズ部材2にはディスクDを挿通可能な横長形状の開口2aが開設されている。ノーズ部材2は筐体1の前面板3に固定されており、この前面板3にはノーズ部材2の開口2aに連通するスリット状の挿入口3aが開設されている。これらノーズ部材2と前面板3との間には所定の間隙Sが確保されており、この間隙S内にディスクの誤挿入防止機構が配設されている。
図2と図3に示すように、この誤挿入防止機構は、前面板3の外表面に回動可能に支持された第1および第2の回動アーム4,5と、第1の回動アーム4の回転中心軸に同軸配置されたクラッチ板6と、クラッチ板6を介して第1および第2の回動アーム4,5を回転駆動する駆動部材7と、第1の回動アーム4の回動軌跡内に配設されたストッパ8と、第1の回動アーム4を前面板3の外表面から離間方向へ付勢する弾性手段としての板ばね9と、第1および第2の回動アーム4,5を閉塞方向へ回動付勢するスプリング10等を備えており、ストッパ8と板ばね9によってロック手段が構成されている。
第1および第2の回動アーム4,5は挿入口3aを開閉するシャッタとして機能するもので、いずれも金属板をプレス加工することにより長尺状に形成されている。第1および第2の回動アーム4,5はそれぞれピン11,12を用いて前面板3の外表面に回動可能に支持されており、それぞれの一端部(基端部)に形成された円弧状に連続するギヤ部4a,5aを噛合させることにより、第1および第2の回動アーム4,5はピン11,12を中心として互いに逆向きに同期回転するように連結されている。また、第1および第2の回動アーム4,5の長手方向に沿う一側縁には折曲湾曲部4b,5bが形成されており、これら折曲湾曲部4b,5bによって金属板からなる第1および第2の回動アーム4,5の機械的強度が高められている。これら折曲湾曲部4b,5bは前面板3の外表面に対して起立方向へ突出しており、その折曲部分には滑らかな曲面が形成されている。そして、このように第1および第2の回動アーム4,5が前面板3の外表面に沿って回動可能であるため、ノーズ部材2と前面板3間に画成される狭い間隙S内に第1および第2の回動アーム4,5を含む誤挿入防止機構を収納することができ、その分、チェンジャ型ディスク装置全体の奥行き寸法が小型化されている。
クラッチ板6は第1の回動アーム4の回転中心軸であるピン11に回転可能に軸支されており、このピン11に捻りコイルばね13が巻装されている。クラッチ板6には作動受部6aとばね受部6bが一体形成されており、捻りコイルばね13の両腕部をこのばね受部6bと第1の回動アーム4に形成されたばね受部4cとに掛止めすることにより、第1の回動アーム4とクラッチ板6は捻りコイルばね13の弾発力によって常時係合する方向へ付勢されている。クラッチ板6の作動受部6aは駆動部材7の突部7aに当接しており、この駆動部材7は後述するガイド体間隔変更機構(可変動力部)を駆動源として前面板3の左右方向(矢印X1−X2方向)へスライド移動するようになっている。
ストッパ8は前面板3の外表面から第1の回動アーム4の回動軌跡内に向かって突出しており、本実施例の場合、ストッパ8は前面板3に一体形成された折曲片であるが、スタッド等の別部品を前面板3に固定したものをストッパ8として用いることも可能である。また、板ばね9は第1の回動アーム4の先端部にかしめ等の固定手段を用いて片持ち梁状に固着されており、この板ばね9の自由端にはU字状の摺動部9aが折曲形成されている。この摺動部9aは前面板3の外表面に弾接しており、外部振動に起因する第1の回動アーム4と前面板3の外表面との衝突が摺動部9aによって防止されているため、ラットルノイズの発生が抑制されている。図8(a)に示すように、第1の回動アーム4の先端部は板ばね9の摺動部9aの高さ相当分(T1)だけ前面板3の外表面から離間しており、その離間量T1はストッパ8の前面板3からの突出量T2よりも大きく設定されている。したがって、第1の回動アーム4に押圧方向(前面板3の方向)への外力が作用しない通常の使用状況下において、第1の回動アーム4はピン11を回転中心軸としてストッパ8に当接することなく回動することができる。これに対して図8(b)に示すように、第1の回動アーム4が前面板3の外表面側に押し付けられて摺動部9aが弾性変形すると、前面板3の外表面に対する第1の回動アーム4の離間量T3がストッパ8の突出量T2よりも小さくなるため、第1の回動アーム4はストッパ8に当接して回動できないロック状態となる。
スプリング10は前面板3と第2の回動アーム5との間に張架されており、このスプリング10の引張力によって第2の回動アーム5が図2の反時計回り方向(矢印B1方向)へ付勢されると共に、第2の回動アーム5と同期回転する第1の回動アーム4が図2の時計回り方向(矢印A1方向)へ付勢されている。また、第2の回動アーム5の先端に作動部5cが折曲形成されており、前面板3に固定されたプリント基板14には作動部5cによって動作される検出スイッチ15が実装されている。
図1および図4〜図6に示すように、筐体1は互いに接合・一体化された上部シャーシ16と下部シャーシ17とで構成されており、前面板3はこれら上部シャーシ16と下部シャーシ17の前面に複数本のネジを用いて固定されている。上部シャーシ16にはディスク搬送機構18やディスク収納部19が配設されており、このディスク搬送機構18によって挿入口3aとプレイ位置間ならびにプレイ位置とディスク収納部19間でディスクDの搬送が行われる。一方、下部シャーシ17には光ピックアップ等を搭載した駆動ユニット(いずれも図示せず)が配設されており、この駆動ユニットはドライブ駆動機構20によって筐体1内の退避位置と駆動位置との間で前後進されるようになっている。なお、図4と図6において上部シャーシ16の天板部は省略されており、図5と図6において上部シャーシ16は天地逆に示されている。
ディスク搬送機構18について簡単に説明すると、このディスク搬送機構18はディスクDの搬送方向に対して直交する向きにスライド移動可能な第1および第2のガイド部(図示せず)を備えており、両ガイド部の間隔はモータ21を駆動源として動作されるガイド体間隔変更機構(可変動力部)によって変更可能となっている。上部シャーシ16の天板部の裏面にはモータ21とホイールギヤ22およびスライドアーム23等が配設されており、このスライドアーム23は図4において省略されているが、前述した駆動部材7はスライドアーム23に重ねて配置されている。スライドアーム23に形成したラック部23aはホイールギヤ22に噛合しており、モータ21の回転に伴ってスライドアーム23は矢印X1−X2方向へ移動する。駆動部材7も上部シャーシ16の天板部に矢印X1−X2方向へ移動可能に支持されており、前述したように駆動部材7の突部7aが前面板3を挿通してクラッチ板6の作動受部6aに当接することにより、この駆動部材7は第1および第2の回動アーム4,5の復帰手段であるスプリング10の弾性力により矢印X2方向へ付勢されている。また、駆動部材7には突部7aと対向する位置に受部7bが折曲形成されており、この受部7bはスライドアーム23に形成した作動突起23bに対向している。これにより、モータ21の回転に伴ってスライドアーム23が矢印X1方向の末端位置へ移動したとき、突部7aが作動突起23bに押圧されて駆動部材7が矢印X1方向へ移動する。
なお、図示省略されているが、ホイールギヤ22にはガイド体間隔変更機構の構成部材である一対のスライド板(図示省略)が噛合されており、前述した第1および第2のガイド部はこれらスライド板に設けられている。そして、第1のガイド部に溝部を有する複数の搬送プーリP1,P2,P3(図1参照)等を支持し、上部シャーシ16の天板部に配設した別のモータ(図5参照)24から各搬送プーリ群に駆動力を伝達すると共に、第2のガイド部にディスクDの搬送方向へ直線状に延びるガイド溝を有する搬送ガイド体を設けることにより、搬送プーリ群と搬送ガイド体との間に挟持したディスクDに回転駆動力を付与して、該ディスクDを挿入口3aとプレイ位置間やプレイ位置とディスク収納部19間で搬送するようになっている。また、モータ21を駆動源として一対のスライド板をスライド移動させることにより、第1および第2のガイド部の搬送プーリ群と搬送ガイド体とを近接離反させることができるので、小径ディスクDでも大径ディスクDでも搬送することができるようになっている。
このように構成されたチェンジャ型ディスク装置において、任意のディスクDを装置内に装填可能なローディングスタンバイ状態にあるとき、ガイド体間隔変更機構の第1および第2のガイド部は最も互いに近接した位置にあり、搬送プーリ群と搬送ガイド体は小径ディスクDの直径よりも狭い間隔で対向している。この場合、ガイド体間隔変更機構の駆動源であるモータ21の回転に伴ってスライドアーム23は矢印X1方向の末端位置へ移動しており、スライドアーム23の作動突起23bが駆動部材7の突部7aを同方向へ押圧するため、駆動部材7は図2の左方向(矢印X1方向)へスライド動作される。その結果、図3に示すように、駆動部材7の突部7aによってクラッチ板6と第1の回動アーム4が反時計回り方向(矢印A2方向)へ回動すると共に、第1の回動アーム4に同期して第2の回動アーム5が時計回り方向(矢印B2方向)へ回動し、検出スイッチ15が第2の回動アーム5の作動部5cによってオン動作される。これにより、第1および第2の回動アーム4,5がいずれも挿入口3aの上方へ退避し、挿入口3aが開放状態となってディスクDの挿入が許可されるため、任意のディスクDをノーズ部材2の開口2aから挿入口3aを経て筐体1内へ挿入することができる。
なお、図8(a)に示すように、第1の回動アーム4は板ばね9の摺動部9aからの弾発力によって前面板3の外表面から離間しており、その離間量T1はストッパ8の突出量T2よりも大きく設定されているため、第1の回動アーム4は摺動部9aが前面板3の外表面に摺接しながらストッパ8に当接することなく回動する。したがって、第1および第2の回動アーム4,5は、このローディングスタンバイ時に前面板3の外表面に沿って挿入口3aの閉塞位置から開放位置へとスムーズに回動することができる。また、このローディングスタンバイ時に第1および第2の回動アーム4,5の自由な回動が阻止された場合、例えばユーザがノーズ部材2の開口2aから指等を差し込んで第1および第2の回動アーム4,5の少なくとも一方を無理に押さえ付けるという悪戯がなされた場合、駆動部材7の突部7aによってクラッチ板6が回動阻止された第1の回動アーム4に対して回転することになる。したがって、駆動部材7からの大きな駆動力が第1の回動アーム4に直接作用することがクラッチ板6の回転によって吸収され、それによって第1および第2の回動アーム4,5の損傷を防止することができる。
かかるローディングスタンバイ状態でディスクDが挿入口3aから筐体1内へ挿入されると、モータ21を駆動源として第1および第2のガイド部の間隔がディスクDの搬送に好適な距離に設定されると共に、別のモータ24を駆動源として搬送プーリ群が回転駆動されるため、挿入されたディスクDは第1および第2のガイド部間に挟持されて筐体1の奥部へと搬送されていき、そのままプレイ動作されたりディスク収納部19に収納される。この場合、第1および第2のガイド部の間隔は最も近接した位置から外側へ広げられるため、スライドアーム23が矢印X1方向の末端位置からX2方向へ移動し、それに伴って駆動部材7もX2方向へと移動する。その結果、第1および第2の回動アーム4,5がスプリング10の引張力によって互いに逆方向へ同期回転し、図2に示すように、挿入口3aの一部が第1および第2の回動アーム4,5によって閉塞される。また、第2の回動アーム5の閉塞方向への回動によって検出スイッチ15がオフ動作されるため、その切替信号に基づいてディスクDが筐体1内に装填されたことが検出される。この場合も第1の回動アーム4は摺動部9aが前面板3の外表面に摺接しながらストッパ8に当接することなく回動するため、第1および第2の回動アーム4,5は前面板3の外表面に沿ってスムーズに回動することができる。なお、この閉塞位置で第1および第2の回動アーム4,5は挿入口3aの長手方向に沿う直線に対して正面視で互いに逆向きに傾斜して対向しているが、挿入口3a上におけるこれら両回動アーム4,5の折曲湾曲部4b,5b間の距離は小径ディスクDの直径よりも狭い間隔に設定されている。
ディスクDのプレイ動作中またはディスク収納部19とプレイ位置間でのチェンジ動作中においては、上記スライドアーム23がX2方向へ移動した状態に保持され、第1および第2のガイド部は互いに離間した状態となっている。したがって、第1および第2の回動アーム4,5は挿入口3aの閉塞位置に維持される。この状態で、ユーザが別のディスクDをノーズ部材2の開口2a内に挿入すると、そのディスクDの外周縁が折曲湾曲部4b,5bの前端縁に当接するため、ディスクDの挿入力によって第1の回動アーム4が前面板3の外表面側に押し付けられ、図8(b)に示すように、板ばね9の摺動部9aが大きく弾性変形し、前面板3の外表面に対する第1の回動アーム4の離間量T3がストッパ8の突出量T2よりも小さくなる。したがって、第1の回動アーム4はストッパ8に当接してロック状態となり、第1の回動アーム4と同期回転する第2の回動アーム5も回動規制された状態となるため、筐体1内でディスクDの動作中に誤って別のディスクDがノーズ部材2の開口2a内に挿入されたとしても、このディスクDは第1および第2の回動アーム4,5によって挿入口3aを通過することができず、筐体1内に別のディスクDが誤挿入されるのを確実に防止することができる。
また、筐体1内に装填されたディスクDを排出するイジェクト時は、搬送プーリ群が挿入時と逆方向に回転駆動されることにより、ディスクDが第1および第2のガイド部間に挟持されて筐体1の手前側へ搬送される。これにより図7に示すように、挿入口3aを閉塞している第1および第2の回動アーム4,5の裏面にディスクDの外周縁が突き当たり、ディスクDの排出力で第1および第2の回動アーム4,5が開放方向(A2,B2方向)へ回動されるため、このディスクDを挿入口3aと開口2aを通ってノーズ部材2の外部に取り出すことができる。このとき、排出方向へ搬送されるディスクDの外周縁は第1および第2の回動アーム4,5の折曲湾曲部4b,5bに突き当たるが、これら折曲湾曲部4b,5bは挿入口3aの長手方向に沿う直線に対して逆向きに傾斜し、かつ、その折曲部分に滑らかな曲面が付けられているため、ディスクDを損傷することなく第1および第2の回動アーム4,5を開放方向へ回動することができる。
なお、上記実施例では、同期回転するようにギア結合された第1および第2の回動アーム4,5のうち、一方の第1の回動アーム4側のみにストッパ8と板ばね9で構成されるロック手段を適用した場合について説明したが、このようなロック手段を第1および第2の回動アーム4,5の両方に適用しても良く、その場合、ディスクDの誤挿入時における第1および第2の回動アーム4,5のロック保持力を一層高めることができる。
また、上記実施例では、前面板3の外表面から第1の回動アーム4に向けて突出させたストッパ8と、第1の回動アーム4を前面板3の外表面からら離間させる方向へ付勢する板ばね9とでロック手段を構成し、ディスクDの誤挿入時に第1の回動アーム4を前面板3の外表面側に押し付けてストッパ8と当接させるようにしているが、これとは逆に、前面板3の外表面にストッパとしての係止孔を開設すると共に、シャッタ(第1および/または第2の回動アーム)に前面板3の外表面に向かって突出する突部を設け、ディスクDの誤挿入時に第1の回動アーム4を前面板3の外表面側に押し付けて突部を係止孔に当接させるようにすることも可能である。この場合、前面板3の外表面に開設されている挿入口3aの一部を係止孔(ストッパ)として兼用することができる。
実施例に係るチェンジャ型ディスク装置の要部を示す断面図である。 回動アームが閉鎖位置にあるときの誤挿入防止機構を示す正面図である。 回動アームが開放位置にあるときの誤挿入防止機構を示す正面図である。 誤挿入防止機構の要部を示す斜視図である。 可変動力部の内部機構を示す裏面図である。 可変動力部の内部機構を示す平面図である。 ディスクのイジェクト時における誤挿入防止機構の斜視図である。 回動アームとストッパの関係を示す説明図である。
符号の説明
1 筐体
2 ノーズ部材
2a 開口
3 前面板
3a 挿入口
4 第1の回動アーム(シャッタ)
4a ギヤ部
4b 折曲湾曲部
5 第2の回動アーム(シャッタ)
5a ギヤ部
5b 折曲湾曲部
6 クラッチ板
7 駆動部材
7a 突部
8 ストッパ
9 板ばね(弾性手段)
9a 摺動部
10 スプリング
11,12 ピン
13 捻りコイルばね
18 ディスク搬送機構
19 ディスク収納部
21 モータ
22 ホイールギヤ
23 スライドアーム
23a ラック部
23b 作動突起

Claims (8)

  1. ディスクを挿入および排出するためのスリット状の挿入口が設けられた前面板と、この前面板の外表面に沿って回動可能なシャッタと、このシャッタの回動軌跡内に配設されたストッパと、前記シャッタを前記前面板の外表面から離間する方向へ付勢して前記ストッパとの当接を回避する弾性手段と、前記シャッタを回転駆動して前記挿入口を選択的に開閉する開放手段とを備え、
    前記挿入口の閉塞位置にある前記シャッタに向けてディスクが挿入されたとき、前記シャッタが前記弾性手段の付勢力に抗して前記前面板の外表面側に押し付けられて前記ストッパと当接することにより、該シャッタの回転が阻止されるように構成したことを特徴とするディスクの誤挿入防止機構。
  2. 請求項1の記載において、前記弾性手段が前記シャッタに片持ち梁状に固着された板ばねからなり、この板ばねの自由端部を前記前面板の外表面に弾接させたことを特徴とするディスクの誤挿入防止機構。
  3. 請求項1または2の記載において、前記シャッタが金属板製の回動アームからなると共に、この回動アームの一側縁に前記前面板の外表面に対して起立方向へ突出する折曲湾曲部を形成し、前記回動アームが前記挿入口の閉塞位置にあるとき、該挿入口の長手方向に沿う直線に対して前記折曲湾曲部を傾斜させたことを特徴とするディスクの誤挿入防止機構。
  4. 請求項1の記載において、前記シャッタが前記前面板の外表面に軸支された一対の回動アームからなり、これら回動アームの端部同士をギア結合することにより、前記一対の回動アームが同期して回転するように構成したことを特徴とするディスクの誤挿入防止機構。
  5. 請求項4の記載において、前記一対の回動アームが前記挿入口の閉塞位置にあるとき、該挿入口の長手方向に沿う直線に対して前記一対の回動アームが逆向きに傾斜するように構成したことを特徴とするディスクの誤挿入防止機構。
  6. 請求項1の記載において、前記シャッタと前記開放手段との間にクラッチ板を介設し、このクラッチ板を前記シャッタと同軸上に配置すると共に、これらシャッタとクラッチ板とに捻りコイルばねの両端を掛止したことを特徴とするディスクの誤挿入防止機構。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項の記載において、ディスクの周縁部が挿入されるガイド溝を有する搬送ガイド体と、この搬送ガイド体に対向して列状に配置された搬送プーリ群と、これら搬送ガイド体と搬送プーリ群との対向間隔を可変させる可変動力部とを備え、前記開放手段が前記可変動力部を駆動源としてスライド動作する駆動部材であると共に、この駆動部材の一部を前面板の裏面側から外表面側に突出させたことを特徴とするディスクの誤挿入防止機構。
  8. 請求項7の記載において、前記可変動力部が前記搬送ガイド体と前記搬送プーリ群との対向間隔を最小にさせるとき、前記駆動部材のスライド移動に伴って前記シャッタが前記挿入口の閉塞位置から開放位置へと回動することを特徴とするディスクの誤挿入防止機構。
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