JP3100482U - ディスクプレーヤのトレイパネル開閉装置およびディスクプレーヤ一体型テレビ受像機 - Google Patents

ディスクプレーヤのトレイパネル開閉装置およびディスクプレーヤ一体型テレビ受像機 Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザの誤操作によっても破損し難いディスクプレーヤのトレイパネル開閉装置を提供する。
【解決手段】 トレイパネル開閉装置は、前面パネル11と、ディスクトレイと、トレイパネル20と、バネ30とを備えている。トレイパネル20は、前面パネル11の開口13を閉塞するパネル部21と、パネル部20から突出する一対のアーム部22,26と、これらに設けられた支軸23,27と、アーム部22に設けられたストッパ部24とを有する。前面パネル11の裏面には、支軸23,27を受入れる軸受け部14,17と、ストッパ部24近傍に設けられた脱落防止用リブ15bとを有する。ストッパ部24がこの脱落防止用リブ15bに当接することにより、前面パネル11からトレイパネル20が脱落することを防止する。
【選択図】    図2

Description

 本考案は、ディスクプレーヤのトレイパネル開閉装置およびこのトレイパネル開閉装置を備えたディスクプレーヤ一体型テレビ受像機に関する。
 CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)等の光情報記録媒体(以下、単に「光ディスク」という。)は、通常ディスクトレイに載置されてディスクプレーヤにロード/アンロードされる。ディスクトレイは、ディスクプレーヤの筐体にローダ等の搬送機構によって移動自在に支持されており、光ディスクの出し入れ時において、前後方向に移動して光ディスクをロード/アンロードする。
 この種のディスクプレーヤにおいては、筐体の前面パネルにディスクトレイが出入りするための開口が設けられている。そして、ディスクトレイの先端に設けられたトレイパネルによって、ディスクトレイの収納時において、上記開口が閉塞される。
 しかしながら、このようなトレイパネルの開閉構造を採用した場合には、トレイパネルと開口との位置精度を高く保つために、ディスクトレイと筐体とを高い位置精度で組付けることが必要になり、この位置精度が確保されない場合には、ディスクトレイの収納時において、トレイパネルと前面パネルとの嵌め合わせにズレが生じ、装置の美観を損なう結果となってしまう。
 そこで、ディスクトレイにトレイパネルを設けるのではなく、ディスクプレーヤの筐体自体に回動自在にトレイパネルを取り付けた構造のトレイパネル開閉構造が提案されている。このようなトレイパネルの開閉構造に関する文献として、たとえば、特開2002−133842号公報(特許文献1)や、特開2002−334566号公報(特許文献2)、特開2003−51181号公報(特許文献3)などがある。
 このうち、特許文献2および特許文献3には、筐体の前面パネルの裏面に設けられた軸受け部に穿設された左右一対の軸受け穴にトレイパネルに設けられた一対の支軸を挿し込んでトレイパネルを回動自在に前面パネルに取り付けるとともに、一方の支軸に巻き回されたバネによってトレイパネルを閉塞方向に押圧付勢してなるトレイパネルの開閉構造が開示されている。このトレイパネルの開閉構造においては、ディスクトレイが前進することによってディスクトレイがトレイパネルの背面を前方に向かって押圧し、バネによる付勢力に抗してトレイパネルが前方に回動することによってディスクトレイの出入りが実現される。以下においては、このトレイパネルの開閉構造について、図を参照してより詳細に説明する。
 図7は、従来のトレイパネル開閉装置の組付け構造を示す分解斜視図であり、図8は、図7に示すトレイパネル開閉装置において、組付け後にトレイパネルを筐体の内側から見た場合の図である。なお、図示するトレイパネル開閉装置は、テレビ受像機とディスクプレーヤとが一体化されたディスクプレーヤ一体型テレビ受像機の筐体に設けられたものである。
 図7に示すように、フロントキャビネット10の前面に位置する前面パネル11には、CRTの映像表示面を露出させるための表示窓12と、この表示窓12の下方に位置する横長形状の開口13とが設けられている。また、前面パネル11の裏面の開口13近傍には、軸受け穴が設けられた左右一対の軸受け部14,16が形成されている。
 トレイパネル20は、上記開口13を閉塞する横長形状のパネル部21と、このパネル部21の背面両端側から下方に向かって湾曲して延びる左右一対のアーム部22,26と、アーム部22,26のそれぞれに設けられた支軸23,27とを有している。また、アーム部22にはストッパ部24が設けられている。
 トレイパネル20は、一方の支軸23にバネ30を嵌め込んだ状態で前面パネル11に組付けられる。具体的には、前面パネルに設けられた軸受け部14,16の軸受け穴に支軸23,27が挿し込まれることによって組付けられる。
 図8に示すように、トレイパネル20が前面パネル11に組付けられた状態においては、トレイパネル20のパネル部21によって前面パネル11に設けられた開口13が閉塞される。この状態において、トレイパネル20は、バネ30によって後ろ向きに押圧付勢される。なお、トレイパネル20のパネル部21は、開口13の上部に設けられたストッパ13aによって、前面パネル11と略同一平面上に位置した状態よりも後方に移動しないように、その回動が制限されている。
 図8に示す閉塞状態において、トレイパネル20のアーム部22に設けられたストッパ部24は、その主面が前面パネル11の裏面と略平行となっている。このストッパ部24は、前面パネル11の裏面と当接しており、このストッパ部24によってもバネ30の付勢力に抗してトレイパネル20の回動が制限されている。
 以上の組付け構造を採用することにより、トレイパネル20による開口13の開放および閉塞が実現されるようになる。すなわち、バネ30による付勢力とストッパ部24およびストッパ13aによるトレイパネル20の回動の制限とにより、閉塞状態においては、トレイパネル20によって開口13が閉塞された状態が維持され、ディスクトレイの前進によってトレイパネル20のパネル部21背面が押圧されることにより、開放状態においては、トレイパネル20が前方に向かって回動し、ディスクトレイが開口13を介して筐体外部に引き出されることになる。
 上述の構造のトレイパネルの開閉構造においては、図7および図8に示すように、前面パネル11の裏面に、位置決め用リブ15aと、位置決め用突起17とが設けられている。位置決め用リブ15aは、ストッパ部24近傍の前面パネル11の裏面に突設されており、位置決め用突起17は、ストッパ部24が設けられたアーム部22とは異なる方のアーム部26に形成された支軸27の先端近傍の前面パネル11の裏面に突設されている。これら位置決め用リブ15aおよび位置決め用突起17は、いずれもトレイパネル20が配置された部分に対応する前面パネル11の外側に位置しており、トレイパネル20を挟み込むように設けられている。
 これら位置決め用リブ15aおよび位置決め用突起17によってトレイパネル20の横方向の移動が規制されるため、トレイパネル20の位置決めが実現され、前面パネル11の開口13がトレイパネル20のパネル部21によって確実に閉塞されるようになり、位置ズレが生じる心配がなくなる。
特開2002−133842号公報 特開2002−334566号公報 特開2003−51181号公報
 上述の構造を採用した場合には、トレイパネル開閉装置を安価にかつ美観を高めた状態で製作することができるようになる反面、ユーザの誤操作によるトレイパネルの脱落が問題となっていた。図9は、上記問題点を説明するためのディスクプレーヤ一体型テレビ受像機の前面図である。
 図9に示すように、本構造のトレイパネル開閉装置を備えたディスクプレーヤ一体型テレビ受像機においては、前面パネル11の所定位置に設けられたイジェクトボタン18を押下することにより、ディスクトレイの搬送機構が駆動し、ディスクトレイが前方に移動することによってトレイパネル20が回動する。
 しかしながら、ディスクプレーヤ一体型テレビ受像機は市場に投入されてからの日も浅く、ビデオレコーダ一体型テレビ受像機とその外観構造において非常に近似している。ビデオレコーダ一体型テレビ受像機においては、前面パネルに設けられたテープ投入口を閉塞するパネルに媒体であるビデオテープを直接押し当ててビデオテープを装置内に挿し込む構造が採用されており、ユーザによっては、ディスクプレーヤ一体型テレビ受像機においても同様の操作にて光ディスクが装填されるものと誤認してしまう場合がある。
 この場合、ユーザはトレイパネル20のパネル部21を後方に向かって押し下げようとし、トレイパネル開閉装置を破損してしまう場合があった。特に、図9に示すように、パネル部21の両側端(図9中、領域A)を所定の押圧力以上で押し下げた場合には、トレイパネル20のアーム部22が撓み、軸受け部14から脱落してしまうことがあった。
 したがって、本考案は、上述の問題点を解決すべくなされたものであり、ユーザの誤操作によっても破損し難いディスクプレーヤのトレイパネル開閉装置およびこれを備えたディスクプレーヤ一体型テレビ受像機を提供することを目的とする。
 本考案の第1の局面に基づくディスクプレーヤのトレイパネル開閉装置は、開口を有する前面パネルと、上記開口を挿通し、前後方向に移動可能に支持されたディスクトレイと、前面パネルに回動自在に軸支され、上記開口を閉塞または開放するトレイパネルと、上記開口を閉塞する方向にトレイパネルを押圧付勢するバネとを備えており、ディスクトレイを前進させてトレイパネルに当接させることにより、バネによる付勢力に抗してトレイパネルを前方に向かって回動させて上記開口を開放するものである。トレイパネルは、上記開口を閉塞するパネル部と、パネル部の背面両端部分から突出して設けられた一対のアーム部と、一対のアーム部のそれぞれに設けられた支軸と、一対のアーム部のうちのいずれか一方に設けられたストッパ部とを有している。トレイパネルを押圧付勢するバネは、ストッパ部が設けられたアーム部に形成された支軸に巻き回されている。前面パネルの裏面には、一対のアーム部のそれぞれに設けられた支軸を受入れる一対の軸受け部と、トレイパネルが開口を閉塞した状態において、一対のアーム部のうちのいずれか一方に形成されたストッパ部近傍に設けられたリブとを有する。このリブは、パネル部の延伸方向と平行な方向において、ストッパ部が設けられていない方のアーム部側に位置している。また、このリブは、先端側に向かうにつれて横幅が減ずるように、ストッパ部側の側面が傾斜して形成されている。本トレイパネル開閉装置にあっては、ストッパ部がこのリブに当接することにより、前面パネルからトレイパネルが脱落することを防止している。
 このように構成することにより、トレイパネルのパネル部に外力が加わってアーム部が撓んだ場合にも、トレイパネルが前面パネルから脱落することが防止されるようになる。また、トレイパネルを前面パネルに組付ける際にストッパ部が脱落防止用リブに引っ掛かることがなくなるため、組付け作業の容易化が図られるようになる。さらには、巻きバネにてトレイパネルを押圧付勢する構成とすることにより、非常に安価にトレイパネル開閉装置を製作することが可能になる。
 本考案の第2の局面に基づくディスクプレーヤのトレイパネル開閉装置は、開口を有する前面パネルと、上記開口を挿通し、前後方向に移動可能に支持されたディスクトレイと、前面パネルに回動自在に軸支され、上記開口を閉塞または開放するトレイパネルと、上記開口を閉塞する方向にトレイパネルを押圧付勢する押圧付勢手段とを備えており、ディスクトレイを前進させてトレイパネルに当接させることにより、押圧付勢手段による付勢力に抗してトレイパネルを前方に向かって回動させて上記開口を開放するものである。トレイパネルは、上記開口を閉塞するパネル部と、パネル部の背面両端部分から突出して設けられた一対のアーム部と、この一対のアーム部のそれぞれに設けられた支軸と、一対のアーム部のうちのいずれか一方に設けられたストッパ部とを有する。前面パネルの裏面には、一対のアーム部のそれぞれに設けられた支軸を受入れる一対の軸受け部と、トレイパネルが上記開口を閉塞した状態において、一対のアーム部のうちのいずれか一方に設けられたストッパ部近傍に設けられたリブとを有する。このリブは、パネル部の延伸方向と平行な方向において、ストッパ部が設けられていない方のアーム部側に位置している。本トレイパネル開閉装置にあっては、ストッパ部がこのリブに当接することにより、前面パネルからトレイパネルが脱落することを防止している。
 このように構成することにより、トレイパネルのパネル部に外力が加わってアーム部が撓んだ場合にも、トレイパネルが前面パネルから脱落することが防止されるようになる。
 上記本考案の第2の局面に基づくディスクプレーヤのトレイパネル開閉装置にあっては、上記リブは、先端側に向かうにつれて横幅が減ずるように、ストッパ部側の側面が傾斜して設けられていることが好ましい。
 このように構成することにより、トレイパネルを前面パネルに組付ける際にストッパ部が脱落防止用リブに引っ掛かることがなくなるため、組付け作業の容易化が図られるようになる。
 上記本考案の第2の局面に基づくディスクプレーヤのトレイパネル開閉装置にあっては、上記押圧付勢手段が、ストッパ部が設けられたアーム部に形成された支軸に巻き回されたバネにて構成されていることが好ましい。
 このように、押圧付勢手段を巻きバネにて構成することにより、非常に安価にトレイパネル開閉装置を製作することが可能になる。
 本考案に基づくディスクプレーヤ一体型テレビ受像機は、上述のいずれかのディスクプレーヤのトレイパネル開閉装置と、映像を表示するためのCRTとを単一筐体内に有している。
 本考案によれば、ユーザの誤操作によっても破損し難いディスクプレーヤのトレイパネル開閉装置およびこれを備えたディスクプレーヤ一体型テレビ受像機を提供することができるようになる。
 以下、本考案の一実施の形態について、図を参照して説明する。なお、本実施の形態におけるトレイパネル開閉装置は、テレビ受像機とディスクプレーヤとが一体化されたディスクプレーヤ一体型テレビ受像機の筐体に設けられたものである。
 図1は、本考案の実施の形態におけるトレイパネル開閉装置の組付け構造を示す分解斜視図である。また、図2は、図1に示すトレイパネルの開閉装置において、組付け後にトレイパネルを筐体の内側から見た場合の図である。
 図1に示すように、フロントキャビネット10の前面に位置する前面パネル11は、CRTの映像表示面を露出させるための表示窓12と、この表示窓12の下方に位置する横長形状の開口13とを備えている。また、前面パネル11の裏面の開口13近傍には、軸受け穴が設けられた左右一対の軸受け部14,16が形成されている。フロントキャビネット10は、ポリスチレン樹脂やABS樹脂などを用いた射出成形品として製作される。
 トレイパネル20は、上記開口13を閉塞する横長形状のパネル部21と、このパネル部21の背面両端側から下方に向かって湾曲して延びる左右一対のアーム部22,26と、これらアーム部22,26のそれぞれに設けられた支軸23,27とを有している。また、アーム部22は、その下端部分にストッパ部24を有している。トレイパネル20は、ポリスチレン樹脂やABS樹脂などを用いた射出成形品として製作される。
 トレイパネル20は、一方の支軸23にバネ30を嵌め込んだ状態で前面パネル11に組付けられる。具体的には、前面パネルに設けられた軸受け部14,16の軸受け穴に支軸23,27が挿し込まれることによって組付けられる。
 図2に示すように、トレイパネル20が前面パネル11に組付けられた状態においては、トレイパネル20のパネル部21によって前面パネル11に設けられた開口13が閉塞される。この状態において、トレイパネル20は、バネ30によって後ろ向きに押圧付勢される。なお、トレイパネル20のパネル部21は、開口13の上部に設けられたストッパ13aによって、前面パネル11と略同一平面上に位置した状態よりも後方に移動しないように、その回動が制限されている。
 図2に示す閉塞状態において、トレイパネル20のアーム部22に設けられたストッパ部24は、その主面が前面パネル11の裏面と略平行となっている。このストッパ部24は、前面パネル11の裏面と当接しており、このストッパ部24によってもバネ30の付勢力に抗してトレイパネル20の回動が制限されている。
 図1および図2に示すように、前面パネル11の裏面には、位置決め用リブ15aと、位置決め用突起17とが設けられている。位置決め用リブ15aは、ストッパ部24近傍の前面パネル11の裏面に突設されており、位置決め用突起17は、ストッパ部24が設けられたアーム部22とは異なる方のアーム部26に形成された支軸27の先端近傍の前面パネル11の裏面に突設されている。これら位置決め用リブ15aおよび位置決め用突起17は、いずれもトレイパネル20が配置された部分に対応する前面パネル11の外側に位置しており、トレイパネル20を挟み込むように設けられている。
 これら位置決め用リブ15aおよび位置決め用突起17によってトレイパネル20の横方向の移動が規制されるため、トレイパネル20の位置決めが実現され、前面パネル11の開口13がトレイパネル20のパネル部21によって確実に閉塞されるようになり、位置ズレが生じる心配がなくなる。
 また、図1および図2に示すように、前面パネル11の裏面には、脱落防止用リブ15bが設けられている。この脱落防止用リブ15bは、トレイパネル20が開口13を閉塞した状態において、ストッパ部24の近傍に設けられている。より詳しくは、パネル部21の延伸方向と平行な方向(すなわち筐体の横方向)において、ストッパ部24が設けられていない方のアーム部26側のストッパ部24近傍に設けられている。
 この脱落防止用リブ15bは、トレイパネル20のストッパ部24を基準に上述の位置決め用リブ15aと対称の位置にある。すなわち、閉塞状態において、脱落防止用リブ15bと位置決め用リブ15aとの間にストッパ部24が位置することになる。
 この脱落防止用リブ15bは、トレイパネル20のアーム部22が撓んだ場合に、アーム部22が前面パネル11の主面と平行な方向において内側に湾曲し、アーム部22に設けられた支軸23が軸受け部14から脱落することを防止するために設けられるものである。すなわち、位置決め用突起17では規制しきれない撓みによるアーム部22の横方向(図2中における右方向)への移動を規制する部位である。この脱落防止用リブ15bを設けることにより、トレイパネル20のパネル部21に無理な外力が加わった場合にも、トレイパネル20が前面パネル11から脱落することが防止されるようになる。
 図3は、本実施の形態におけるトレイパネル開閉装置の閉塞状態を示す模式断面図であり、図4は開放状態を示す模式断面図である。これらの図を参照して、トレイパネルの開閉動作について説明する。
 図3に示すように、トレイパネル20は、自由状態においてパネル部21によって前面パネル11の開口13を閉塞した状態に維持されている。この状態において、トレイパネル20のパネル部21に後ろ方向に向かって外力が加わっても、前面パネル11に設けられたストッパ13aにトレイパネル20のパネル部21が当接し、かつパネル部21に設けられたストッパ部24がトレイパネル20の裏面に当接することにより、トレイパネル20の回動が規制されるため、トレイパネル20は回動しない。また、この外力によってトレイパネル20のアーム部22に撓みが生じた場合にも、上述のとおりトレイパネル20の横方向の移動が規制されるため、トレイパネル20が横方向に位置ズレを起こして前面パネル11から脱落することもない。
 この状態において、ユーザがイジェクトボタンを操作等した場合には、図4に示すように、ディスクトレイ40の搬送機構が駆動し、ディスクトレイ40が前方に向かって移動する。このとき、前方に向かって移動したディスクトレイの前方端がトレイパネル20のパネル部21の背面に当接し、トレイパネル20を前方に向かって押圧する。この押圧力により、バネ30による付勢力に抗してトレイパネル20が前方に向かって回動し、ディスクトレイ40が開口13を介して筐体外部に引き出されることになる。
 なお、再度ユーザがイジェクトボタンを操作等した場合には、ディスクトレイ40が後方に向かって移動し、バネ30による付勢力によってトレイパネル20も後ろ方向に回動し、図3に示す如くの閉塞状態に戻る。
 図5および図6は、本実施の形態における位置決め用リブおよび脱落防止用リブの形状を示す上面図である。
 図5および図6に示すように、本実施の形態における位置決め用リブ15aおよび脱落防止用リブ15bは、いずれもフロントキャビネット10の前面パネル11の裏面から後方に向かって突出して設けられる。図5に示すリブ構造では、位置決め用リブ15aおよび脱落防止用リブ15bがいずれも略矩形に形成された場合を示している。
 これに対し、図6に示すリブ構造では、脱落防止用リブ15bのアーム部22側の側面15b1の一部が傾斜している。すなわち、脱落防止用リブ15bは、先端側に向かうにつれ横幅が減ずるように側面の一部が切り欠かれている。このような形状を採用した場合には、前面パネル11にトレイパネル20を組みつける際に、位置決め用リブ15aと脱落防止用リブ15bとの間に、トレイパネル20のアーム部22に設けられたストッパ部24がスムーズに挿し込まれるようになるため、組付け作業の作業性が向上するようになる。
 以上の構造のトレイパネル開閉装置とすることにより、ユーザが誤ってトレイパネルのパネル部を後方に向かって押し下げようとした場合にも、トレイパネルが前面パネルから脱落するといった不具合が生じなくなるため、破損の生じ難いディスクプレーヤのトレイパネル開閉装置とすることが可能になる。
 上述の実施の形態においては、ディスクプレーヤ一体型テレビ受像機を例示して本考案に基づくトレイパネルの開閉装置について説明を行なったが、テレビ受像機が一体化されていないディスクプレーヤにも本考案を適用することは当然に可能である。また、本考案は、ディスクプレーヤであればどのようなプレーヤに対しても適用可能であり、映像ソフトを再生するプレーヤに限られるものではない。たとえば、パーソナルコンピュータの外部インターフェースとしてのディスクドライブ装置や音楽ソフト再生用のCDプレーヤなどにも当然に適用可能である。
 このように、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本考案の技術的範囲は実用新案登録請求の範囲によって画定され、また実用新案登録請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本考案の実施の形態1におけるトレイパネル開閉装置の組付け構造を示す分解斜視図である。 図1に示す組付け構造を有するトレイパネル開閉装置において、組付け後にトレイパネルを筐体の内側から見た場合の図である。 本考案の実施の形態におけるトレイパネル開閉装置の閉塞状態を示す模式断面図である。 本考案の実施の形態におけるトレイパネル開閉装置の開放状態を示す模式断面図である。 本考案の実施の形態における位置決め用リブおよび脱落防止用リブの形状を示す上面図である。 本考案の実施の形態における位置決め用リブおよび脱落防止用リブの形状の他の例を示す上面図である。 従来のトレイパネル開閉装置の組付け構造を示す分解斜視図である。 図7に示す組付け構造を有するトレイパネル開閉装置において、組付け後にトレイパネルを筐体の内側から見た場合の図である。 図7に示す組付け構造を有するトレイパネル開閉装置の問題点を説明するためのディスクプレーヤ一体型テレビ受像機の前面図である。
符号の説明
 10 フロントキャビネット、11 前面パネル、12 表示窓、13 開口、13a ストッパ、14,16 軸受け部、15a 位置決め用リブ、15b 脱落防止用リブ、17 位置決め用突起、18 イジェクトボタン、20 トレイパネル、21 パネル部、22,26 アーム部、23,27 支軸、24 ストッパ部、30 バネ、40 ディスクトレイ、50 光ディスク。

Claims (5)

  1.  開口(13)を有する前面パネル(11)と、前記開口(13)を挿通し、前後方向に移動可能に支持されたディスクトレイ(40)と、前記前面パネル(11)に回動自在に軸支され、前記開口(13)を閉塞または開放するトレイパネル(20)と、前記開口(13)を閉塞する方向に前記トレイパネル(20)を押圧付勢するバネ(30)とを備え、
     前記ディスクトレイ(40)を前進させて前記トレイパネル(20)に当接させることにより、前記バネ(30)による付勢力に抗して前記トレイパネル(20)を前方に向かって回動させて前記開口(13)を開放するディスクプレーヤのトレイパネル開閉装置であって、
     前記トレイパネル(20)は、前記開口(13)を閉塞するパネル部(21)と、前記パネル部(21)の背面両端部分から突出して設けられた一対のアーム部(22,26)と、前記一対のアーム部(22,26)のそれぞれに設けられた支軸(23,27)と、前記一対のアーム部(22,26)のうちのいずれか一方に設けられたストッパ部(24)とを有し、
     前記バネ(30)は、前記ストッパ部(24)が設けられたアーム部(22)に形成された支軸(23)に巻き回されており、
     前記前面パネル(11)の裏面には、前記一対のアーム部(22,26)のそれぞれに設けられた支軸(23,27)を受入れる一対の軸受け部(14,16)と、前記トレイパネル(20)が前記開口(13)を閉塞した状態において、前記一対のアーム部(22,26)のうちのいずれか一方に形成されたストッパ部(24)近傍に設けられたリブ(15b)とを有し、
     前記リブ(15b)は、前記パネル部(21)の延伸方向と平行な方向において、前記ストッパ部(24)が設けられていない方のアーム部(26)側に位置しており、かつ先端側に向かうにつれて横幅が減ずるように、前記ストッパ部(24)側の側面(15b1)が傾斜して設けられており、
     前記ストッパ部(24)が前記リブ(15b)に当接することにより、前記トレイパネル(20)の前記前面パネル(11)からの脱落が防止されてなる、ディスクプレーヤのトレイパネル開閉装置。
  2.  開口(13)を有する前面パネル(11)と、前記開口(13)を挿通し、前後方向に移動可能に支持されたディスクトレイ(40)と、前記前面パネル(11)に回動自在に軸支され、前記開口(13)を閉塞または開放するトレイパネル(20)と、前記開口(13)を閉塞する方向に前記トレイパネル(20)を押圧付勢する押圧付勢手段(30)とを備え、
     前記ディスクトレイ(40)を前進させて前記トレイパネル(20)に当接させることにより、前記押圧付勢手段(30)による付勢力に抗して前記トレイパネル(20)を前方に向かって回動させて前記開口(13)を開放するディスクプレーヤのトレイパネル開閉装置であって、
     前記トレイパネル(20)は、前記開口(13)を閉塞するパネル部(21)と、前記パネル部(21)の背面両端部分から突出して設けられた一対のアーム部(22,26)と、前記一対のアーム部(22,26)のそれぞれに設けられた支軸(23,27)と、前記一対のアーム部(22,26)のうちのいずれか一方に設けられたストッパ部(24)とを有し、
     前記前面パネル(11)の裏面には、前記一対のアーム部(22,26)のそれぞれに設けられた支軸(23,27)を受入れる一対の軸受け部(14,16)と、前記トレイパネル(20)が前記開口(13)を閉塞した状態において、前記一対のアーム部(22,26)のうちのいずれか一方に設けられたストッパ部(24)近傍に設けられたリブ(15b)とを有し、
     前記リブ(15b)は、前記パネル部(21)の延伸方向と平行な方向において、前記ストッパ部(24)が設けられていない方のアーム部(26)側に位置しており、
     前記ストッパ部(24)が前記リブ(15b)に当接することにより、前記トレイパネル(20)の前記前面パネル(11)からの脱落が防止されてなる、ディスクプレーヤのトレイパネル開閉装置。
  3.  前記リブ(15b)は、先端側に向かうにつれて横幅が減ずるように、前記ストッパ部(24)側の側面(15b1)が傾斜して設けられている、請求項2に記載のディスクプレーヤのトレイパネル開閉装置。
  4.  前記押圧付勢手段(30)は、前記ストッパ部(24)が設けられたアーム部(22)に形成された支軸(23)に巻き回されたバネにて構成されている、請求項2または3に記載のディスクプレーヤのトレイパネル開閉装置。
  5.  請求項1から4のいずれかに記載のディスクプレーヤのトレイパネル開閉装置と、映像を表示するためのCRTとを単一筐体内に有する、ディスクプレーヤ一体型テレビ受像機。
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