JP2004030477A - 求人/求職マッチングシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】定員不足が生じた場合の追加募集を容易に行うこと。
【解決手段】処理手段は、一次マッチングによりマークした参加確定者の人数を特定し、特定した参加確定者の人数を処理対象の求人条件に関連付けられた募集定員と比較し、定員不足を判定する。この定員不足判定処理により処理対象の求人条件についての定員が不足すると判定された後、当該処理対象の求人条件を関連付けた追加募集表示情報を作成し、当該追加募集表示情報の提供を要求してきた求職者に対し当該追加募集表示情報を通信手段を介して送信する。更に、追加募集表示情報を受信した求職者から当該追加募集表示情報に含まれる求職条件と関連付けられた追加応募データを受信し、当該追加応募データを送信してきた求職者を処理対象の求人条件への参加確定者として記憶手段にマークする。
【選択図】 図1
【解決手段】処理手段は、一次マッチングによりマークした参加確定者の人数を特定し、特定した参加確定者の人数を処理対象の求人条件に関連付けられた募集定員と比較し、定員不足を判定する。この定員不足判定処理により処理対象の求人条件についての定員が不足すると判定された後、当該処理対象の求人条件を関連付けた追加募集表示情報を作成し、当該追加募集表示情報の提供を要求してきた求職者に対し当該追加募集表示情報を通信手段を介して送信する。更に、追加募集表示情報を受信した求職者から当該追加募集表示情報に含まれる求職条件と関連付けられた追加応募データを受信し、当該追加応募データを送信してきた求職者を処理対象の求人条件への参加確定者として記憶手段にマークする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、求人/求職マッチングシステムに係り、特に、求人条件と求職条件が適合する求職者をコンピュータ処理により決定するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
土木建設現場、街頭での広告チラシの配布、イベント会場でのキャンペーン活動など、短期に複数の人員を必要とする作業現場においては、必要なスタッフを確保するために多くの人員を常に雇用し続けることは難しく、作業が計画されるたびに必要な人員を短期雇用しなければならない。
【0003】
求人者がこれらの人材を個別に募集するには労力とコストの負担が大きく、人材派遣業者を利用することが広く行われている。
【0004】
人材派遣業者においては、求人者から作業現場への人材の派遣を依頼されると、自社の求職スタッフ(求職者)から届け出られている就業希望日程、職能、希望就業場所、給与等の条件と、求人者から依頼された作業日程、必要な職能、作業場所、給与等の条件をマッチングさせ、必要な人数を派遣していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例にあっては、届け出られた求職スタッフの希望条件と、作業の雇用条件との単なるマッチングでは必要な人数を揃えられないことも多い。その際には人材派遣業者は条件がマッチしなかった求職スタッフに個別に連絡をとり、希望条件の緩和を依頼して人数を揃える必要があり、この調整作業に多くの手間がかかる不都合があった。また、このような短期作業は、派遣依頼から派遣当日までの期間が短いため、充分な人数を揃えることができない場合もあった。
【0006】
【発明の目的】
本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、特に、定員不足が生じた場合の追加募集を容易に行うことができる求人/求職マッチングシステムを提供することを、その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、情報の記憶手段と、情報の処理手段と、情報の通信手段とを備えている。このうち、記憶手段は、各求職者とその連絡先とを関連付けた求職者レコードを登録した求職者データベースと、各求人条件とその募集定員とを関連付けた求人条件レコードを登録する求人条件データベースと、求職者と当該求職者が希望した各求職条件とを関連付けた求職条件レコードを登録する求職条件データベースとを備えている。そして、処理手段は、求人条件データベースから処理対象の求人条件を選択し、選択した求人条件と求職条件とが一致する1乃至複数の求職条件レコードを求職条件データベースから選択する一次マッチング処理と、この一次マッチング処理により選択された求職条件レコードに関連付けられた求職者を特定し、特定した求職者に関連付けられた連絡先を求職者データベースから特定し、特定した連絡先に宛てて、処理対象の求人条件を関連付けた同意要求通知を通信手段を介して送信し、当該同意要求通知を受信した求職者から処理対象の求人条件に関連付けられた同意データを受信し、当該同意データを送信してきた求職者を処理対象の求人条件への参加確定者として記憶手段にマークする同意取付処理とを実行する。また、この同意取付処理によりマークした参加確定者の人数を特定し、特定した参加確定者の人数を処理対象の求人条件に関連付けられた募集定員と比較し、定員不足を判定する定員不足判定処理と、この定員不足判定処理により処理対象の求人条件についての定員が不足すると判定された後、当該処理対象の求人条件を関連付けた追加募集表示情報を作成し、当該追加募集表示情報の提供を要求してきた求職者に対し当該追加募集表示情報を通信手段を介して送信する追加募集公示処理とを実行する。更に、追加募集表示情報を受信した求職者から当該追加募集表示情報に含まれる求職条件と関連付けられた追加応募データを受信し、当該追加応募データを送信してきた求職者を処理対象の求人条件への参加確定者として記憶手段にマークする追加応募受付処理とを実行する、という構成を採っている。
【0008】
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の求人/求職マッチングシステムにおいて、記憶手段は、求人条件データベースに求人条件レコードを登録するとき、各求人条件レコード毎に一次募集期限を関連付けて登録する。そして、処理手段は、定員不足判定処理を行う前に、各求人条件レコードに関連付けられた一次募集期限を監視し、処理対象の求人条件に関連付けられた一次募集期限に到達したことを検知したとき、処理対象の求人条件に対する定員不足判定処理を実行する、という構成を採っている。
【0009】
また、請求項3記載の発明では、請求項1記載の求人/求職マッチングシステムにおいて、記憶手段は、求職条件として複数の求職条件細目を登録すると共に、当該各求職条件細目の強制度を登録する。そして、処理手段は、追加募集公示処理において、追加募集表示情報の提供を要求してきた求職者を特定し、この求職者に関連付けられた求職条件細目の強制度を参照し、この強制度に対応する求人条件レコードを求人条件データベースから特定し、特定した求人条件レコードの求人条件と関連付けられた追加募集表示情報のみを提供する、という構成を採っている。
【0010】
ここで、「求職条件細目の強制度」とは、求職条件細目のうち、求職者が譲れないと考える条件細目を指定するパラメータである。例えば、求職条件の細目として、作業の日時と、作業の内容とを登録するようになっている場合、例えば、作業の日時は譲れないが、作業の内容は希望と異なっていてもよい、といった指定を行う。この条件細目に対する強制度の設定は、一次マッチング処理の後、追加募集公示処理において参照されるようになっている。
【0011】
これにより、前述した目的を達成しようとするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1乃至図6に基づいて説明する。以下は本発明の実施の形態を例示するものであって、本願発明が以下の例示の範囲に限定されるものではない。当業者において通常考えうる代替手段の採用も本願発明の範囲に含まれる。
【0013】
図1は、本実施形態における求人/求職マッチングシステムの構成を示すブロック図である。求人/求職マッチングシステムは、記憶装置1と、処理装置2と、通信装置3とを備えたコンピュータシステムである。本実施形態において、記憶装置1(記憶手段)は、ハードディスクドライブである。記憶装置1は物理的に単一の物である必要はなく、物理的に複数の記憶装置に分散されていてもよい。また、本実施形態において、処理装置2は、CPUと記憶装置1及び通信装置3との通信インタフェースを含んでいる。処理装置2も、物理的に単一の物である必要はなく、物理的に複数の処理装置に分散されていてもよい。また、本実施形態において、通信装置3は、インターネットや構内LANなどの通信ネットワークに接続可能なモデム、ルータなどの通信装置である。また、通信ネットワーク4には、LAN、インターネット、携帯電話通信網等が含まれる。この通信ネットワーク4には、通信装置3とデータ通信が可能な複数のコンピュータ端末5,6,7が接続される。それらのコンピュータ端末は、求人者が使用する端末5と、求職者が使用する端末6と、人材派遣業者が使用する端末7とに区分できるので、それぞれ求人者端末5、求職者端末6、派遣業者端末7と称する。ここで、求職者端末6は、通信ネットワーク4とのデータ通信機能を備えた携帯電話機(移動電話機)であってもよい。
【0014】
以下、これを更に詳述する。
【0015】
まず、記憶装置1は、いくつかのデータベースを格納している。それは、求人者データベース(求人者DB)、求職者データベース(求職者DB)、求人条件データベース(求人条件DB)、求職条件データベース(求職条件DB)である。ここで、各データベース間で共通のフィールドは、例えばリレーショナルデータベースとして関連付けて管理されてもよい。その際、ここに言うデータベースは、テーブルと言い換えてもよい。また、記憶装置1には、通信ネットワーク4に接続された各端末5〜7に対して情報提供を行うための文書フォームも格納されている。
【0016】
図2は、求人者DBの構造図である。この求人者DBにおいては、各求人者の識別子である求人者IDと、各求人者を認証する際のパスワードと、各求人者の電子メールアドレスを含む連絡先情報とが関連付けられている。
【0017】
図3は、求職者DBの構造図である。この求職者DBにおいては、各求職者の識別子である求職者IDと、各求職者を認証する際のパスワードと、各求職者の電子メールアドレスを含む連絡先情報と、各求職者が希望した求職条件の細目の一部(作業日時を除く他の全ての求職条件細目(求職条件A))と、各求職者が考える各求職条件細目に対する強制度とが関連付けられている。
【0018】
このうち、求職条件の細目について説明する。図6は、本実施形態における求職条件の細目を示している。ただし、求職条件の細目は、求人者が設定した求人条件の細目と共通するので、図6では、求人条件の細目と共に図示している。求職条件の細目は、勤務日時と、勤務に対する給与(待遇)と、勤務の場所と、勤務の職種と、求職者本人の職能と、求職者本人の風貌とにより構成されている。このうち、本実施形態では、勤務日時以外の給与、場所、職種、職能、風貌(髪型、髪色などを含む)を前述の求職条件Aとして、求職者本人に関連付け、求職者DBに登録している。これらの求職条件細目のうち、求職者の職能と風貌は事実事項であり、一方、給与、場所及び職種は、求職者の希望事項である。求職者の風貌を登録するのは、求人者が設定した求人条件とマッチングをかける際に、風貌だけでマッチングの成立を拒絶すべき場合があるからである。例えば、業務によっては金髪の求職者が相応しくない場合などが考えられる。また、求職条件細目の一つである勤務日時については、求職者が求職条件をエントリーする度に異なるのが当然であるので、求職者DBに登録するのではなく、後述する求職条件DBにエントリー毎に登録するようになっている。以上の求職条件細目に対応して求人条件も勤務日時、勤務に対する給与(待遇)、勤務の場所、勤務の職種、求める職能、及び求める風貌とにより構成されている。
【0019】
続いて、求職条件細目に対して設定する強制度について説明する。「求職条件細目の強制度」とは、上述した求職条件細目のうち、求職者が譲れないと考える条件細目を指定するパラメータである。例えば、勤務の日時は譲れないが、勤務内容についての希望事項(給与、場所、職種)は希望と異なっていてもよい、といった指定を行うことができるようになっている。この強制度の設定は、求人条件と完全に一致する求職者が定員数を下回った場合に参照される。定員割れした求人条件に対しては追加募集を行うが、その追加募集の情報を求職者に見せる際に、強制度の設定に応じて絞り込んだ追加情報だけを求職者に見せるようにする。例えば、勤務日時は譲れないという強制度を設定している求職者に対して追加募集の情報を見せる場合は、予め勤務日時の希望が適合している追加募集情報だけに絞り込んで見せるようにする。
【0020】
本実施形態では、その強制度の設定パターンが4種類用意されている。その4種類の設定パターンとは、▲1▼勤務日時が一致し、かつ、勤務内容の希望も一致しなければならない、▲2▼勤務日時が一致すれば、勤務内容の希望の一致は問わない、▲3▼勤務内容の希望が一致すれば、勤務日時の希望の一致は問わない、▲4▼勤務日時の一致も勤務内容の希望の一致も問わない、という4種類のパターンである。この中から求職者の望む一つのパターンを選択し、求職者DBの強制度のフィールドに設定することができるようになっている。
【0021】
続いて、図4は、図1に示した求人条件DBの構造図である。この求人条件DBでは、エントリーされた各求人条件の識別子である求人条件IDと、その求人条件を提示した求人者の識別子である求人者IDと、提示された求人条件の細目の内訳と、その求人に対する募集定員の数と、その求人の一次募集の期限と、その求人の追加募集の期限と、その求人に対して勤務が確定した求職者の人数である参加確定人数と、その求人の状態が現在において一次募集中であるか、追加募集中であるか、既に募集が終了したかを示す状態フラグとが関連付けられている。
【0022】
また、図5は、図1に示した求職条件DBの構造図である。この求職条件DBでは、エントリーされた各求職条件の識別子である求職条件IDと、その求職条件を提示した求職者の識別子である求職者IDと、提示された求職条件の細目の内訳(ここでは勤務希望日時のみ(求職条件B))と、その求職条件に対して該当した求人条件の識別子である求人条件IDと、その求人条件の現在における状態が、該当する求人条件無しであるか、該当した求人条件に対して求職者の同意待ちであるか、又は該当した求人条件に対して求職者が同意済みであるかを示す状態フラグとが関連付けられている。
【0023】
次に、図1に示した処理装置2のコンピュータ処理について説明する。
【0024】
本実施形態において、処理装置2は、以下のプログラム処理を並列に処理するようになっている。
【0025】
(1)求人条件登録処理
【0026】
処理装置2は、求人者端末5又は派遣業者端末7から入力された求人条件を記憶装置1の求人条件DBに登録する。このとき、端末5,7からは、求人者IDと、求人者のパスワードと、求人条件と、募集定員と、一次募集期限と、追加募集期限とを求人条件関連情報一式として入力する。求人者の特定は、後述する認証処理によって求人者IDとパスワードとの対応を確認することにより行う。もっとも、求人条件の登録を派遣業者端末7から派遣業者のオペレータが行う場合は、パスワードの入力を省略してもよい。また、入力情報の端末5,7からの受信は、後述する情報送受信処理の機能によって行う。処理装置2は、上記の求人条件関連情報一式を受信すると、求人条件IDを自動採番し、図4に示す求人条件DBに新規レコードを追加してゆく。この際、参加確定人数の初期値は0人であり、状態フラグの初期値は一次募集中とする。
【0027】
(2)求職条件登録処理
【0028】
処理装置2は、求職者端末6又は派遣業者端末7から入力された求職条件を記憶装置1の求職条件DBに登録する。このとき、端末6,7からは、求職者IDと、求職者のパスワードと、求職条件とを求職条件関連情報一式として入力する。求職者の特定は、後述する認証処理によって求職者IDとパスワードとの対応を確認することにより行う。もっとも、求職条件の登録を派遣業者端末7から派遣業者のオペレータが行う場合は、パスワードの入力を省略してもよい。また、入力情報の端末6,7からの受信は、後述する情報送受信処理の機能によって行う。処理装置2は、上記の求職条件関連情報一式を受信すると、求職条件IDを自動採番し、図5に示す求職条件DBに新規レコードを追加してゆく。この際、当該求職条件が該当した求人条件のIDの欄は空欄とし、状態フラグの初期値は適合する求人条件の該当無しとする。
【0029】
(3)初回マッチング処理(一次マッチング処理その1)
【0030】
求人条件登録処理において求人条件の新規レコードが求人条件DBに登録される毎に、この初回マッチング処理が起動される。この初回マッチング処理により、処理装置2は、求人条件DBに新規登録された新規レコードの求人条件と、求職条件DBに登録されている各求職条件のレコードとをマッチングし、求人条件と求職条件A,Bが完全に一致する求職条件のレコードを抽出する。このとき、処理装置2は、求職条件DBに登録されている求職条件Bの情報に加え、各求職条件のレコードに含まれる求職者IDに基づいて当該各求職者IDに関連付けられた求職条件A(給与、場所、職種、職能、風貌)を求職者DBから特定する。そして、求人条件と求職条件A及びBとの完全一致を判定する。ただし、求職条件DBにおいて状態フラグが「同意済み」となっている求職条件のレコードはこのマッチング処理の対象から除外する。状態フラグが「同意済み」の求職条件レコードは、既に他の求人条件とのマッチングが確立されているからである。一方、状態フラグが「同意待ち」の求職条件レコードについてはこのマッチング処理の対象に含めるようになっている。求職者としては自己の提示した求職条件に合致する複数の求人条件について同意を求められることで、参加したい求人を複数から選択する機会が得られるからである。
【0031】
(4)定期マッチング処理(一次マッチング処理その2)
【0032】
処理装置2は、この定期マッチング処理を定期的に繰り返して実行する。この定期マッチング処理において、処理装置2は、求人条件DBに登録されており、かつ、求人条件の状態フラグが「一次募集中」であるレコードの求人条件と、求職条件DBに登録されている各求職条件のレコードとをマッチングし、求人条件と求職条件A,Bが完全に一致する求職条件のレコードを抽出する。このとき、処理装置2は、求職条件DBに登録されている求職条件Bの情報に加え、各求職条件のレコードに含まれる求職者IDに基づいて当該各求職者IDに関連付けられた求職条件A(給与、場所、職種、職能、風貌)を求職者DBから特定する点は前述の初回マッチング処理と同一である。そして、求人条件と求職条件A及びBとの完全一致を判定する。ただし、求職条件DBにおいて状態フラグが「同意済み」となっている求職条件のレコードはこのマッチング処理の対象から除外する。この点も前述の初回マッチング処理と同一である。一方、状態フラグが「同意待ち」の求職条件レコードについてはこのマッチング処理の対象に含めるようになっている。この点も先の初回マッチング処理と同一である。この定期マッチング処理を実行することにより、求人条件が新規登録された後に、この求人条件に合致する求職条件が登録された場合でも、当該求人条件と求職条件とのマッチング処理を実行することができる。
【0033】
(5)同意取付処理
【0034】
上記の初回マッチング処理又は定期マッチング処理において、求人条件と合致する求職条件のレコードが発見されると、当該求人条件のIDと求職条件のIDとが、この同意取付処理に引き渡され、同意取付処理が実行される。処理装置2は、同意取付処理の実行に伴い、初回マッチング処理又は定期マッチング処理から引き渡された求人条件ID及び求職条件IDを用い、求職者へ同意を求める通知を作成する。まず、求人条件IDに関連付けられた求人者ID、求人条件および一次募集期限を求人条件DBから読み出す。また、求職条件IDに関連付けられた求職者IDを読み出すと共に当該求職者IDに関連付けられた求職者連絡先(電子メールアドレス)を求職者DBから読み出す。また、文書フォームから同意要求用の文書フォームを読み出し、この文書フォームに、前記求人条件ID、求職条件ID、求人者の情報、求人条件、及び一次募集期限の情報を挿入した電子メール文書を作成し、先程読み出した求職者連絡先である電子メールアドレスに同意要求通知として送信する。この送信処理は後述する情報送受信処理の機能により行われる。同意要求の電子メールを送信すると、処理装置2は、今回扱った求職条件レコードの状態フラグを「同意待ち」に変更する。
【0035】
この同意要求通知を受信した求職者は、当該通知に明記された求人条件の仕事に参加するか否かを決めることができる。求職者は、同意要求通知の電子メールに返信することで、又は同意要求通知に挿入された所定URLへのハイパーテキストリンクにアクセスすることで、今回通知された求人条件の仕事へ参加する旨旨(求人条件への同意)を連絡できるようになっている。もっとも、端末上で動作するアプリケーションプログラムは、電子メールソフトやWebブラウザソフトに限らない。端末上で動作する他の専用アプリケーションプログラムが前記求人条件への同意を連絡するように構成してもよい。処理装置2は、この電子メールの返信(求人条件IDの指定と求職条件IDの指定を含む)に基づき、又は、所定のURLへのアクセス(求人条件IDの指定と求職条件IDの指定を引数として伴う)に基づき、求職者の求人条件への同意を認識する。求職者から求人条件IDと求職条件IDを指定した同意を受信すると、該当する求人条件レコードの一次募集期限をチェックし、一次募集期限内であれば、参加確定人数を1加算し、かつ、該当する求職条件レコードの状態フラグを「同意済み」に変更すると共に、今回同意された求人条件レコードの求人条件IDを求職条件DBにおいて関連付けておく。
【0036】
これ以外に同意を受け付ける方法として、求職者が同意を入力するためのWebページにアクセスし、求職者IDとパスワードをもって認証を行った後、当該Webページのテキストボックスに前記通知された求人条件IDと求職条件IDとを入力し、同意の旨を送信することにより、これらの情報を処理装置2に連絡してもよい。又は、求職者から同意の連絡を受けた人材派遣会社のオペレータが、処理装置2に接続されたキーボード等の入力手段から上記と同一の情報を直接入力してもよい。
【0037】
処理装置2は、求人条件に対する同意の受付を、当該求人条件に関連付けられた一次募集期限に到達するまで、又は参加確定人数が募集定員に到達するまで行う。
【0038】
(6)定員不足判定処理
【0039】
処理手段2は、求人条件DBに登録された各レコードの一次募集期限を監視する。この際、状態フラグが「一次募集」以外のレコードは監視対象から除外する。一次募集期限に到達したレコードを発見すると、当該レコードについて、その時点で参加確定人数として登録されている数値と、募集定員の数値とを比較し、参加確定人数が募集定員に満たない場合は、当該レコードの求人条件IDを後述する追加募集公示処理に引き渡す。また、参加確定人数が募集定員に満たない場合は、当該レコードの状態フラグを「追加募集」に変更し、逆に、参加確定人数が募集定員に達している場合は、当該レコードの状態フラグを「募集終了」に変更する。状態フラグが募集終了となったレコードについては、その求人者に参加確定者の一覧が通知される。参加確定者の情報は、求職条件DBのレコードから求人条件IDが一致するレコードで状態フラグが「同意済み」のものを抽出し、抽出されたレコードの求職者IDから特定される。求人者への連絡は、求人者DBに登録された求人者連絡先を参照することにより行われる。
【0040】
(7)追加募集公示処理
【0041】
処理装置2は、追加募集公示処理の実行により、求人条件DBを参照し、定員不足判定処理から引き渡された求人条件IDに対応する求人条件を読み出し、読み出した求人条件の情報を含むWebページを作成し、記憶装置1に格納しておく。当該Webページの作成は、記憶装置から所定の文書フォームを読み出して行う。この際、記憶装置1に格納するWebページは、元の求人条件IDに関連付けておく。
【0042】
(8)追加応募受付処理
【0043】
処理装置2は、随時、求職者から追加応募を受け付ける。求職者は、求職者端末5を操作して追加募集情報の閲覧を要求する。この要求を受けた処理装置2は、後述する認証処理により求職者の認証を行い、求職者を特定する。そして、求職者DBを参照し、今回特定した求職者について設定されている求職条件細目の強制度を参照する。そして、この強制度と、求人条件DBのレコードとを比較し、強制度の設定と求人条件とが適合するレコードを抽出する。この際、抽出の対象は状態フラグが「追加募集」になっているレコードとする。例えば、追加応募を要求した求職者の強制度が「勤務内容(給与、場所、職種)は譲れないが、勤務の日時には拘らない」というパターンの設定になっている場合、求職者が登録している求職条件のうち、勤務内容(給与、場所、職種)が一致する求人条件のレコードを抽出し、日時の一致は判断しない。そして、抽出したレコードの各求人条件IDをリスト化した応募可能求人リストをWebページとして作成し、要求元の求職者の端末5に送信する。当該Webページの作成は、記憶装置1から所定の文書フォームを読み出して行う。求職者が応募可能求人リストから任意の求人条件IDを選択操作すると、選択された求人条件IDが処理装置2において受信され、処理装置2は、受信した求人条件IDに対応して前述の追加募集公示処理が作成した求人条件が明記されたWebページのデータを記憶装置1から読み出し、要求元の求職者端末6に送信する。このWebページには、明記された求人条件に対し応募を行うための応募ボタンが設置され、求職者がこの応募ボタンを操作すると、明記された求人条件の求人条件IDと当該求人条件への応募の旨が処理装置2に通知される。もっとも、端末上で動作するアプリケーションプログラムは、Webブラウザソフトに限らない。端末上で動作する他の専用アプリケーションプログラムが情報の入出力を行うように構成してもよい。処理装置2は、追加応募に応募した求職者の人数を該当する求人条件レコードの参加確定人数に加算し、募集定員に到達するか、追加募集期限に到達するまで繰り返す。
【0044】
追加応募がなされた作業は求職者の希望する求職条件とは一致しない作業が主になるが、日程や給与などの情報が具体的に提示されており、近い期日であることから、求職者は自身の判断で希望する求職条件を緩和して追加募集に応募することができる。
【0045】
(9)認証処理
【0046】
処理装置2は、上述した各処理において求人者端末を操作する求人者又は求職端末を操作する求職者を特定する場合に、認証処理を起動する。この認証処理により、処理装置2は、求人者又は求職者に対し求人者ID又は求職者IDの入力と当該IDに対応するパスワードの入力を求める。そして、当該求人者又は求職者から通知されたIDとパスワードの一致を求人者ID又は求職者IDを参照して確認し、当該IDとパスワードが一致したことを条件に当該求人者ID又は求職者IDを所有する求人者又は求職者であることを特定する。
【0047】
(10)情報送受信処理
【0048】
処理装置2は、上述した各処理において求人者端末を操作する求人者又は求職者端末を操作する求職者に情報提供を行う場合又は彼等から情報提供を受ける場合に、情報送受信処理を起動する。この情報送受信処理は、Webサーバの情報提供機能と情報受信機能によって実現されるようになっている。
【0049】
以上の処理を行うことにより、人材派遣業者は人数が不足した作業依頼に対して求職者の調整作業を行う手間を省くことができる。即ち、以上の各処理を実行する求人/求職マッチングシステムによれば、定員不足が生じた場合の追加募集を容易に行うことができる。また、求職者は期日の迫った求人情報に対し、人材派遣業者に予め登録した希望条件を自由に調整して応募することでき、就労のチャンスを増やすことが出来る。また、求職者ごとの強制度の設定により求職者にマッチした追加募集情報だけを見せることができ、求職者においては、情報の検索に便利である。
【0050】
ここで、上述した各処理において、求人者端末や求職者端末から入力される情報は、一度人材派遣業者が取得し、人材派遣業者のオペレータが、処理装置2に直接的に接続されたキーボード等の入力装置から入力するようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成され機能するので、これによると、処理手段が、定員不足判定処理、追加募集公示処理、及び追加応募受付処理を行うので、定員不足が生じた場合の追加募集を容易に行うことができる。また、求職者ごとの強制度の設定により求職者にマッチした追加募集情報だけを見せることができ、求職者においては、情報の検索に便利である、という従来にない優れた求人/求職マッチングシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる求人/求職マッチングシステムの一実施形態を示す構成図である。
【図2】図1に示す求人者DBの構造図である。
【図3】図1に示す求職者DBの構造図である。
【図4】図1に示す求人条件DBの構造図である。
【図5】図1に示す求職条件DBの構造図である。
【図6】求人条件と求職条件の細目を示す説明図である。
【符号の説明】
1 記憶装置(記憶手段)
2 処理装置(処理手段)
3 通信装置(通信手段)
4 通信ネットワーク
5 求人者端末
6 求職者端末
7 派遣業者端末
【発明の属する技術分野】
本発明は、求人/求職マッチングシステムに係り、特に、求人条件と求職条件が適合する求職者をコンピュータ処理により決定するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
土木建設現場、街頭での広告チラシの配布、イベント会場でのキャンペーン活動など、短期に複数の人員を必要とする作業現場においては、必要なスタッフを確保するために多くの人員を常に雇用し続けることは難しく、作業が計画されるたびに必要な人員を短期雇用しなければならない。
【0003】
求人者がこれらの人材を個別に募集するには労力とコストの負担が大きく、人材派遣業者を利用することが広く行われている。
【0004】
人材派遣業者においては、求人者から作業現場への人材の派遣を依頼されると、自社の求職スタッフ(求職者)から届け出られている就業希望日程、職能、希望就業場所、給与等の条件と、求人者から依頼された作業日程、必要な職能、作業場所、給与等の条件をマッチングさせ、必要な人数を派遣していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例にあっては、届け出られた求職スタッフの希望条件と、作業の雇用条件との単なるマッチングでは必要な人数を揃えられないことも多い。その際には人材派遣業者は条件がマッチしなかった求職スタッフに個別に連絡をとり、希望条件の緩和を依頼して人数を揃える必要があり、この調整作業に多くの手間がかかる不都合があった。また、このような短期作業は、派遣依頼から派遣当日までの期間が短いため、充分な人数を揃えることができない場合もあった。
【0006】
【発明の目的】
本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、特に、定員不足が生じた場合の追加募集を容易に行うことができる求人/求職マッチングシステムを提供することを、その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、情報の記憶手段と、情報の処理手段と、情報の通信手段とを備えている。このうち、記憶手段は、各求職者とその連絡先とを関連付けた求職者レコードを登録した求職者データベースと、各求人条件とその募集定員とを関連付けた求人条件レコードを登録する求人条件データベースと、求職者と当該求職者が希望した各求職条件とを関連付けた求職条件レコードを登録する求職条件データベースとを備えている。そして、処理手段は、求人条件データベースから処理対象の求人条件を選択し、選択した求人条件と求職条件とが一致する1乃至複数の求職条件レコードを求職条件データベースから選択する一次マッチング処理と、この一次マッチング処理により選択された求職条件レコードに関連付けられた求職者を特定し、特定した求職者に関連付けられた連絡先を求職者データベースから特定し、特定した連絡先に宛てて、処理対象の求人条件を関連付けた同意要求通知を通信手段を介して送信し、当該同意要求通知を受信した求職者から処理対象の求人条件に関連付けられた同意データを受信し、当該同意データを送信してきた求職者を処理対象の求人条件への参加確定者として記憶手段にマークする同意取付処理とを実行する。また、この同意取付処理によりマークした参加確定者の人数を特定し、特定した参加確定者の人数を処理対象の求人条件に関連付けられた募集定員と比較し、定員不足を判定する定員不足判定処理と、この定員不足判定処理により処理対象の求人条件についての定員が不足すると判定された後、当該処理対象の求人条件を関連付けた追加募集表示情報を作成し、当該追加募集表示情報の提供を要求してきた求職者に対し当該追加募集表示情報を通信手段を介して送信する追加募集公示処理とを実行する。更に、追加募集表示情報を受信した求職者から当該追加募集表示情報に含まれる求職条件と関連付けられた追加応募データを受信し、当該追加応募データを送信してきた求職者を処理対象の求人条件への参加確定者として記憶手段にマークする追加応募受付処理とを実行する、という構成を採っている。
【0008】
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の求人/求職マッチングシステムにおいて、記憶手段は、求人条件データベースに求人条件レコードを登録するとき、各求人条件レコード毎に一次募集期限を関連付けて登録する。そして、処理手段は、定員不足判定処理を行う前に、各求人条件レコードに関連付けられた一次募集期限を監視し、処理対象の求人条件に関連付けられた一次募集期限に到達したことを検知したとき、処理対象の求人条件に対する定員不足判定処理を実行する、という構成を採っている。
【0009】
また、請求項3記載の発明では、請求項1記載の求人/求職マッチングシステムにおいて、記憶手段は、求職条件として複数の求職条件細目を登録すると共に、当該各求職条件細目の強制度を登録する。そして、処理手段は、追加募集公示処理において、追加募集表示情報の提供を要求してきた求職者を特定し、この求職者に関連付けられた求職条件細目の強制度を参照し、この強制度に対応する求人条件レコードを求人条件データベースから特定し、特定した求人条件レコードの求人条件と関連付けられた追加募集表示情報のみを提供する、という構成を採っている。
【0010】
ここで、「求職条件細目の強制度」とは、求職条件細目のうち、求職者が譲れないと考える条件細目を指定するパラメータである。例えば、求職条件の細目として、作業の日時と、作業の内容とを登録するようになっている場合、例えば、作業の日時は譲れないが、作業の内容は希望と異なっていてもよい、といった指定を行う。この条件細目に対する強制度の設定は、一次マッチング処理の後、追加募集公示処理において参照されるようになっている。
【0011】
これにより、前述した目的を達成しようとするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1乃至図6に基づいて説明する。以下は本発明の実施の形態を例示するものであって、本願発明が以下の例示の範囲に限定されるものではない。当業者において通常考えうる代替手段の採用も本願発明の範囲に含まれる。
【0013】
図1は、本実施形態における求人/求職マッチングシステムの構成を示すブロック図である。求人/求職マッチングシステムは、記憶装置1と、処理装置2と、通信装置3とを備えたコンピュータシステムである。本実施形態において、記憶装置1(記憶手段)は、ハードディスクドライブである。記憶装置1は物理的に単一の物である必要はなく、物理的に複数の記憶装置に分散されていてもよい。また、本実施形態において、処理装置2は、CPUと記憶装置1及び通信装置3との通信インタフェースを含んでいる。処理装置2も、物理的に単一の物である必要はなく、物理的に複数の処理装置に分散されていてもよい。また、本実施形態において、通信装置3は、インターネットや構内LANなどの通信ネットワークに接続可能なモデム、ルータなどの通信装置である。また、通信ネットワーク4には、LAN、インターネット、携帯電話通信網等が含まれる。この通信ネットワーク4には、通信装置3とデータ通信が可能な複数のコンピュータ端末5,6,7が接続される。それらのコンピュータ端末は、求人者が使用する端末5と、求職者が使用する端末6と、人材派遣業者が使用する端末7とに区分できるので、それぞれ求人者端末5、求職者端末6、派遣業者端末7と称する。ここで、求職者端末6は、通信ネットワーク4とのデータ通信機能を備えた携帯電話機(移動電話機)であってもよい。
【0014】
以下、これを更に詳述する。
【0015】
まず、記憶装置1は、いくつかのデータベースを格納している。それは、求人者データベース(求人者DB)、求職者データベース(求職者DB)、求人条件データベース(求人条件DB)、求職条件データベース(求職条件DB)である。ここで、各データベース間で共通のフィールドは、例えばリレーショナルデータベースとして関連付けて管理されてもよい。その際、ここに言うデータベースは、テーブルと言い換えてもよい。また、記憶装置1には、通信ネットワーク4に接続された各端末5〜7に対して情報提供を行うための文書フォームも格納されている。
【0016】
図2は、求人者DBの構造図である。この求人者DBにおいては、各求人者の識別子である求人者IDと、各求人者を認証する際のパスワードと、各求人者の電子メールアドレスを含む連絡先情報とが関連付けられている。
【0017】
図3は、求職者DBの構造図である。この求職者DBにおいては、各求職者の識別子である求職者IDと、各求職者を認証する際のパスワードと、各求職者の電子メールアドレスを含む連絡先情報と、各求職者が希望した求職条件の細目の一部(作業日時を除く他の全ての求職条件細目(求職条件A))と、各求職者が考える各求職条件細目に対する強制度とが関連付けられている。
【0018】
このうち、求職条件の細目について説明する。図6は、本実施形態における求職条件の細目を示している。ただし、求職条件の細目は、求人者が設定した求人条件の細目と共通するので、図6では、求人条件の細目と共に図示している。求職条件の細目は、勤務日時と、勤務に対する給与(待遇)と、勤務の場所と、勤務の職種と、求職者本人の職能と、求職者本人の風貌とにより構成されている。このうち、本実施形態では、勤務日時以外の給与、場所、職種、職能、風貌(髪型、髪色などを含む)を前述の求職条件Aとして、求職者本人に関連付け、求職者DBに登録している。これらの求職条件細目のうち、求職者の職能と風貌は事実事項であり、一方、給与、場所及び職種は、求職者の希望事項である。求職者の風貌を登録するのは、求人者が設定した求人条件とマッチングをかける際に、風貌だけでマッチングの成立を拒絶すべき場合があるからである。例えば、業務によっては金髪の求職者が相応しくない場合などが考えられる。また、求職条件細目の一つである勤務日時については、求職者が求職条件をエントリーする度に異なるのが当然であるので、求職者DBに登録するのではなく、後述する求職条件DBにエントリー毎に登録するようになっている。以上の求職条件細目に対応して求人条件も勤務日時、勤務に対する給与(待遇)、勤務の場所、勤務の職種、求める職能、及び求める風貌とにより構成されている。
【0019】
続いて、求職条件細目に対して設定する強制度について説明する。「求職条件細目の強制度」とは、上述した求職条件細目のうち、求職者が譲れないと考える条件細目を指定するパラメータである。例えば、勤務の日時は譲れないが、勤務内容についての希望事項(給与、場所、職種)は希望と異なっていてもよい、といった指定を行うことができるようになっている。この強制度の設定は、求人条件と完全に一致する求職者が定員数を下回った場合に参照される。定員割れした求人条件に対しては追加募集を行うが、その追加募集の情報を求職者に見せる際に、強制度の設定に応じて絞り込んだ追加情報だけを求職者に見せるようにする。例えば、勤務日時は譲れないという強制度を設定している求職者に対して追加募集の情報を見せる場合は、予め勤務日時の希望が適合している追加募集情報だけに絞り込んで見せるようにする。
【0020】
本実施形態では、その強制度の設定パターンが4種類用意されている。その4種類の設定パターンとは、▲1▼勤務日時が一致し、かつ、勤務内容の希望も一致しなければならない、▲2▼勤務日時が一致すれば、勤務内容の希望の一致は問わない、▲3▼勤務内容の希望が一致すれば、勤務日時の希望の一致は問わない、▲4▼勤務日時の一致も勤務内容の希望の一致も問わない、という4種類のパターンである。この中から求職者の望む一つのパターンを選択し、求職者DBの強制度のフィールドに設定することができるようになっている。
【0021】
続いて、図4は、図1に示した求人条件DBの構造図である。この求人条件DBでは、エントリーされた各求人条件の識別子である求人条件IDと、その求人条件を提示した求人者の識別子である求人者IDと、提示された求人条件の細目の内訳と、その求人に対する募集定員の数と、その求人の一次募集の期限と、その求人の追加募集の期限と、その求人に対して勤務が確定した求職者の人数である参加確定人数と、その求人の状態が現在において一次募集中であるか、追加募集中であるか、既に募集が終了したかを示す状態フラグとが関連付けられている。
【0022】
また、図5は、図1に示した求職条件DBの構造図である。この求職条件DBでは、エントリーされた各求職条件の識別子である求職条件IDと、その求職条件を提示した求職者の識別子である求職者IDと、提示された求職条件の細目の内訳(ここでは勤務希望日時のみ(求職条件B))と、その求職条件に対して該当した求人条件の識別子である求人条件IDと、その求人条件の現在における状態が、該当する求人条件無しであるか、該当した求人条件に対して求職者の同意待ちであるか、又は該当した求人条件に対して求職者が同意済みであるかを示す状態フラグとが関連付けられている。
【0023】
次に、図1に示した処理装置2のコンピュータ処理について説明する。
【0024】
本実施形態において、処理装置2は、以下のプログラム処理を並列に処理するようになっている。
【0025】
(1)求人条件登録処理
【0026】
処理装置2は、求人者端末5又は派遣業者端末7から入力された求人条件を記憶装置1の求人条件DBに登録する。このとき、端末5,7からは、求人者IDと、求人者のパスワードと、求人条件と、募集定員と、一次募集期限と、追加募集期限とを求人条件関連情報一式として入力する。求人者の特定は、後述する認証処理によって求人者IDとパスワードとの対応を確認することにより行う。もっとも、求人条件の登録を派遣業者端末7から派遣業者のオペレータが行う場合は、パスワードの入力を省略してもよい。また、入力情報の端末5,7からの受信は、後述する情報送受信処理の機能によって行う。処理装置2は、上記の求人条件関連情報一式を受信すると、求人条件IDを自動採番し、図4に示す求人条件DBに新規レコードを追加してゆく。この際、参加確定人数の初期値は0人であり、状態フラグの初期値は一次募集中とする。
【0027】
(2)求職条件登録処理
【0028】
処理装置2は、求職者端末6又は派遣業者端末7から入力された求職条件を記憶装置1の求職条件DBに登録する。このとき、端末6,7からは、求職者IDと、求職者のパスワードと、求職条件とを求職条件関連情報一式として入力する。求職者の特定は、後述する認証処理によって求職者IDとパスワードとの対応を確認することにより行う。もっとも、求職条件の登録を派遣業者端末7から派遣業者のオペレータが行う場合は、パスワードの入力を省略してもよい。また、入力情報の端末6,7からの受信は、後述する情報送受信処理の機能によって行う。処理装置2は、上記の求職条件関連情報一式を受信すると、求職条件IDを自動採番し、図5に示す求職条件DBに新規レコードを追加してゆく。この際、当該求職条件が該当した求人条件のIDの欄は空欄とし、状態フラグの初期値は適合する求人条件の該当無しとする。
【0029】
(3)初回マッチング処理(一次マッチング処理その1)
【0030】
求人条件登録処理において求人条件の新規レコードが求人条件DBに登録される毎に、この初回マッチング処理が起動される。この初回マッチング処理により、処理装置2は、求人条件DBに新規登録された新規レコードの求人条件と、求職条件DBに登録されている各求職条件のレコードとをマッチングし、求人条件と求職条件A,Bが完全に一致する求職条件のレコードを抽出する。このとき、処理装置2は、求職条件DBに登録されている求職条件Bの情報に加え、各求職条件のレコードに含まれる求職者IDに基づいて当該各求職者IDに関連付けられた求職条件A(給与、場所、職種、職能、風貌)を求職者DBから特定する。そして、求人条件と求職条件A及びBとの完全一致を判定する。ただし、求職条件DBにおいて状態フラグが「同意済み」となっている求職条件のレコードはこのマッチング処理の対象から除外する。状態フラグが「同意済み」の求職条件レコードは、既に他の求人条件とのマッチングが確立されているからである。一方、状態フラグが「同意待ち」の求職条件レコードについてはこのマッチング処理の対象に含めるようになっている。求職者としては自己の提示した求職条件に合致する複数の求人条件について同意を求められることで、参加したい求人を複数から選択する機会が得られるからである。
【0031】
(4)定期マッチング処理(一次マッチング処理その2)
【0032】
処理装置2は、この定期マッチング処理を定期的に繰り返して実行する。この定期マッチング処理において、処理装置2は、求人条件DBに登録されており、かつ、求人条件の状態フラグが「一次募集中」であるレコードの求人条件と、求職条件DBに登録されている各求職条件のレコードとをマッチングし、求人条件と求職条件A,Bが完全に一致する求職条件のレコードを抽出する。このとき、処理装置2は、求職条件DBに登録されている求職条件Bの情報に加え、各求職条件のレコードに含まれる求職者IDに基づいて当該各求職者IDに関連付けられた求職条件A(給与、場所、職種、職能、風貌)を求職者DBから特定する点は前述の初回マッチング処理と同一である。そして、求人条件と求職条件A及びBとの完全一致を判定する。ただし、求職条件DBにおいて状態フラグが「同意済み」となっている求職条件のレコードはこのマッチング処理の対象から除外する。この点も前述の初回マッチング処理と同一である。一方、状態フラグが「同意待ち」の求職条件レコードについてはこのマッチング処理の対象に含めるようになっている。この点も先の初回マッチング処理と同一である。この定期マッチング処理を実行することにより、求人条件が新規登録された後に、この求人条件に合致する求職条件が登録された場合でも、当該求人条件と求職条件とのマッチング処理を実行することができる。
【0033】
(5)同意取付処理
【0034】
上記の初回マッチング処理又は定期マッチング処理において、求人条件と合致する求職条件のレコードが発見されると、当該求人条件のIDと求職条件のIDとが、この同意取付処理に引き渡され、同意取付処理が実行される。処理装置2は、同意取付処理の実行に伴い、初回マッチング処理又は定期マッチング処理から引き渡された求人条件ID及び求職条件IDを用い、求職者へ同意を求める通知を作成する。まず、求人条件IDに関連付けられた求人者ID、求人条件および一次募集期限を求人条件DBから読み出す。また、求職条件IDに関連付けられた求職者IDを読み出すと共に当該求職者IDに関連付けられた求職者連絡先(電子メールアドレス)を求職者DBから読み出す。また、文書フォームから同意要求用の文書フォームを読み出し、この文書フォームに、前記求人条件ID、求職条件ID、求人者の情報、求人条件、及び一次募集期限の情報を挿入した電子メール文書を作成し、先程読み出した求職者連絡先である電子メールアドレスに同意要求通知として送信する。この送信処理は後述する情報送受信処理の機能により行われる。同意要求の電子メールを送信すると、処理装置2は、今回扱った求職条件レコードの状態フラグを「同意待ち」に変更する。
【0035】
この同意要求通知を受信した求職者は、当該通知に明記された求人条件の仕事に参加するか否かを決めることができる。求職者は、同意要求通知の電子メールに返信することで、又は同意要求通知に挿入された所定URLへのハイパーテキストリンクにアクセスすることで、今回通知された求人条件の仕事へ参加する旨旨(求人条件への同意)を連絡できるようになっている。もっとも、端末上で動作するアプリケーションプログラムは、電子メールソフトやWebブラウザソフトに限らない。端末上で動作する他の専用アプリケーションプログラムが前記求人条件への同意を連絡するように構成してもよい。処理装置2は、この電子メールの返信(求人条件IDの指定と求職条件IDの指定を含む)に基づき、又は、所定のURLへのアクセス(求人条件IDの指定と求職条件IDの指定を引数として伴う)に基づき、求職者の求人条件への同意を認識する。求職者から求人条件IDと求職条件IDを指定した同意を受信すると、該当する求人条件レコードの一次募集期限をチェックし、一次募集期限内であれば、参加確定人数を1加算し、かつ、該当する求職条件レコードの状態フラグを「同意済み」に変更すると共に、今回同意された求人条件レコードの求人条件IDを求職条件DBにおいて関連付けておく。
【0036】
これ以外に同意を受け付ける方法として、求職者が同意を入力するためのWebページにアクセスし、求職者IDとパスワードをもって認証を行った後、当該Webページのテキストボックスに前記通知された求人条件IDと求職条件IDとを入力し、同意の旨を送信することにより、これらの情報を処理装置2に連絡してもよい。又は、求職者から同意の連絡を受けた人材派遣会社のオペレータが、処理装置2に接続されたキーボード等の入力手段から上記と同一の情報を直接入力してもよい。
【0037】
処理装置2は、求人条件に対する同意の受付を、当該求人条件に関連付けられた一次募集期限に到達するまで、又は参加確定人数が募集定員に到達するまで行う。
【0038】
(6)定員不足判定処理
【0039】
処理手段2は、求人条件DBに登録された各レコードの一次募集期限を監視する。この際、状態フラグが「一次募集」以外のレコードは監視対象から除外する。一次募集期限に到達したレコードを発見すると、当該レコードについて、その時点で参加確定人数として登録されている数値と、募集定員の数値とを比較し、参加確定人数が募集定員に満たない場合は、当該レコードの求人条件IDを後述する追加募集公示処理に引き渡す。また、参加確定人数が募集定員に満たない場合は、当該レコードの状態フラグを「追加募集」に変更し、逆に、参加確定人数が募集定員に達している場合は、当該レコードの状態フラグを「募集終了」に変更する。状態フラグが募集終了となったレコードについては、その求人者に参加確定者の一覧が通知される。参加確定者の情報は、求職条件DBのレコードから求人条件IDが一致するレコードで状態フラグが「同意済み」のものを抽出し、抽出されたレコードの求職者IDから特定される。求人者への連絡は、求人者DBに登録された求人者連絡先を参照することにより行われる。
【0040】
(7)追加募集公示処理
【0041】
処理装置2は、追加募集公示処理の実行により、求人条件DBを参照し、定員不足判定処理から引き渡された求人条件IDに対応する求人条件を読み出し、読み出した求人条件の情報を含むWebページを作成し、記憶装置1に格納しておく。当該Webページの作成は、記憶装置から所定の文書フォームを読み出して行う。この際、記憶装置1に格納するWebページは、元の求人条件IDに関連付けておく。
【0042】
(8)追加応募受付処理
【0043】
処理装置2は、随時、求職者から追加応募を受け付ける。求職者は、求職者端末5を操作して追加募集情報の閲覧を要求する。この要求を受けた処理装置2は、後述する認証処理により求職者の認証を行い、求職者を特定する。そして、求職者DBを参照し、今回特定した求職者について設定されている求職条件細目の強制度を参照する。そして、この強制度と、求人条件DBのレコードとを比較し、強制度の設定と求人条件とが適合するレコードを抽出する。この際、抽出の対象は状態フラグが「追加募集」になっているレコードとする。例えば、追加応募を要求した求職者の強制度が「勤務内容(給与、場所、職種)は譲れないが、勤務の日時には拘らない」というパターンの設定になっている場合、求職者が登録している求職条件のうち、勤務内容(給与、場所、職種)が一致する求人条件のレコードを抽出し、日時の一致は判断しない。そして、抽出したレコードの各求人条件IDをリスト化した応募可能求人リストをWebページとして作成し、要求元の求職者の端末5に送信する。当該Webページの作成は、記憶装置1から所定の文書フォームを読み出して行う。求職者が応募可能求人リストから任意の求人条件IDを選択操作すると、選択された求人条件IDが処理装置2において受信され、処理装置2は、受信した求人条件IDに対応して前述の追加募集公示処理が作成した求人条件が明記されたWebページのデータを記憶装置1から読み出し、要求元の求職者端末6に送信する。このWebページには、明記された求人条件に対し応募を行うための応募ボタンが設置され、求職者がこの応募ボタンを操作すると、明記された求人条件の求人条件IDと当該求人条件への応募の旨が処理装置2に通知される。もっとも、端末上で動作するアプリケーションプログラムは、Webブラウザソフトに限らない。端末上で動作する他の専用アプリケーションプログラムが情報の入出力を行うように構成してもよい。処理装置2は、追加応募に応募した求職者の人数を該当する求人条件レコードの参加確定人数に加算し、募集定員に到達するか、追加募集期限に到達するまで繰り返す。
【0044】
追加応募がなされた作業は求職者の希望する求職条件とは一致しない作業が主になるが、日程や給与などの情報が具体的に提示されており、近い期日であることから、求職者は自身の判断で希望する求職条件を緩和して追加募集に応募することができる。
【0045】
(9)認証処理
【0046】
処理装置2は、上述した各処理において求人者端末を操作する求人者又は求職端末を操作する求職者を特定する場合に、認証処理を起動する。この認証処理により、処理装置2は、求人者又は求職者に対し求人者ID又は求職者IDの入力と当該IDに対応するパスワードの入力を求める。そして、当該求人者又は求職者から通知されたIDとパスワードの一致を求人者ID又は求職者IDを参照して確認し、当該IDとパスワードが一致したことを条件に当該求人者ID又は求職者IDを所有する求人者又は求職者であることを特定する。
【0047】
(10)情報送受信処理
【0048】
処理装置2は、上述した各処理において求人者端末を操作する求人者又は求職者端末を操作する求職者に情報提供を行う場合又は彼等から情報提供を受ける場合に、情報送受信処理を起動する。この情報送受信処理は、Webサーバの情報提供機能と情報受信機能によって実現されるようになっている。
【0049】
以上の処理を行うことにより、人材派遣業者は人数が不足した作業依頼に対して求職者の調整作業を行う手間を省くことができる。即ち、以上の各処理を実行する求人/求職マッチングシステムによれば、定員不足が生じた場合の追加募集を容易に行うことができる。また、求職者は期日の迫った求人情報に対し、人材派遣業者に予め登録した希望条件を自由に調整して応募することでき、就労のチャンスを増やすことが出来る。また、求職者ごとの強制度の設定により求職者にマッチした追加募集情報だけを見せることができ、求職者においては、情報の検索に便利である。
【0050】
ここで、上述した各処理において、求人者端末や求職者端末から入力される情報は、一度人材派遣業者が取得し、人材派遣業者のオペレータが、処理装置2に直接的に接続されたキーボード等の入力装置から入力するようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成され機能するので、これによると、処理手段が、定員不足判定処理、追加募集公示処理、及び追加応募受付処理を行うので、定員不足が生じた場合の追加募集を容易に行うことができる。また、求職者ごとの強制度の設定により求職者にマッチした追加募集情報だけを見せることができ、求職者においては、情報の検索に便利である、という従来にない優れた求人/求職マッチングシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる求人/求職マッチングシステムの一実施形態を示す構成図である。
【図2】図1に示す求人者DBの構造図である。
【図3】図1に示す求職者DBの構造図である。
【図4】図1に示す求人条件DBの構造図である。
【図5】図1に示す求職条件DBの構造図である。
【図6】求人条件と求職条件の細目を示す説明図である。
【符号の説明】
1 記憶装置(記憶手段)
2 処理装置(処理手段)
3 通信装置(通信手段)
4 通信ネットワーク
5 求人者端末
6 求職者端末
7 派遣業者端末
Claims (3)
- 情報の記憶手段と、情報の処理手段と、情報の通信手段とを備え、
前記記憶手段は、各求職者とその連絡先とを関連付けた求職者レコードを登録した求職者データベースと、各求人条件とその募集定員とを関連付けた求人条件レコードを登録する求人条件データベースと、前記求職者と当該求職者が希望した各求職条件とを関連付けた求職条件レコードを登録する求職条件データベースとを備え、
前記処理手段は、
前記求人条件データベースから処理対象の求人条件を選択し、選択した求人条件と前記求職条件とが一致する1乃至複数の求職条件レコードを前記求職条件データベースから選択する一次マッチング処理と、
この一次マッチング処理により選択された求職条件レコードに関連付けられた求職者を特定し、特定した求職者に関連付けられた連絡先を前記求職者データベースから特定し、特定した連絡先に宛てて、前記処理対象の求人条件を関連付けた同意要求通知を前記通信手段を介して送信し、当該同意要求通知を受信した求職者から前記処理対象の求人条件に関連付けられた同意データを受信し、当該同意データを送信してきた求職者を前記処理対象の求人条件への参加確定者として前記記憶手段にマークする同意取付処理と、
この同意取付処理によりマークした参加確定者の人数を特定し、特定した参加確定者の人数を前記処理対象の求人条件に関連付けられた募集定員と比較し、定員不足を判定する定員不足判定処理と、
この定員不足判定処理により前記処理対象の求人条件についての定員が不足すると判定された後、当該処理対象の求人条件を関連付けた追加募集表示情報を作成し、当該追加募集表示情報の提供を要求してきた求職者に対し当該追加募集表示情報を前記通信手段を介して送信する追加募集公示処理と、
前記追加募集表示情報を受信した求職者から当該追加募集表示情報に含まれる求職条件と関連付けられた追加応募データを受信し、当該追加応募データを送信してきた求職者を前記処理対象の求人条件への参加確定者として前記記憶手段にマークする追加応募受付処理とを実行することを特徴とした求人/求職マッチングシステム。 - 請求項1記載の求人/求職マッチングシステムにおいて、
前記記憶手段は、前記求人条件データベースに求人条件レコードを登録するとき、各求人条件レコード毎に一次募集期限を関連付けて登録し、
前記処理手段は、前記定員不足判定処理を行う前に、前記各求人条件レコードに関連付けられた一次募集期限を監視し、前記処理対象の求人条件に関連付けられた一次募集期限に到達したことを検知したとき、前記処理対象の求人条件に対する定員不足判定処理を実行することを特徴とした求人/求職マッチングシステム。 - 請求項1記載の求人/求職マッチングシステムにおいて、
前記記憶手段は、前記求職条件として複数の求職条件細目を登録すると共に、当該各求職条件細目の強制度を登録し、
前記処理手段は、前記追加募集公示処理において、前記追加募集表示情報の提供を要求してきた求職者を特定し、この求職者に関連付けられた前記求職条件細目の強制度を参照し、この強制度に対応する求人条件レコードを前記求人条件データベースから抽出し、抽出した求人条件レコードの求人条件と関連付けられた追加募集表示情報のみを提供することを特徴とした求人/求職マッチングシステム。
Priority Applications (1)
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JP2002188801A JP2004030477A (ja) | 2002-06-27 | 2002-06-27 | 求人/求職マッチングシステム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2002-06-27 JP JP2002188801A patent/JP2004030477A/ja active Pending
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