JP2004030392A - 画像処理装置およびサーバ装置および画像処理システムおよび画像処理設定方法およびコンピュータが読取り可能な記憶媒体およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像処理装置を利用する利用者が操作パネルに指を触れた後、音声による操作設定を読み上げるという簡単な操作で、ユーザが意図する画像処理モードを容易に設定することである。
【解決手段】画像処理モードを設定する操作部1002上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取り、読み取られる指紋情報とメインサーバ101で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定するとともに、利用者が読み上げた音声データである検索キー情報に基づき、該特定された利用者に関するユーザ設定ファイルをメインサーバ101から取得し、該取得されるユーザ設定ファイルに対する操作部1002に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定する構成を特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】画像処理モードを設定する操作部1002上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取り、読み取られる指紋情報とメインサーバ101で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定するとともに、利用者が読み上げた音声データである検索キー情報に基づき、該特定された利用者に関するユーザ設定ファイルをメインサーバ101から取得し、該取得されるユーザ設定ファイルに対する操作部1002に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定する構成を特徴とする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット等の通信網を利用して所定の画像処理を行う画像処理装置およびサーバ装置およびデータ処理装置とが通信可能な画像処理システムおよび画像処理設定方法およびコンピュータが読取り可能な記憶媒体およびプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像処理装置、例えばコンビニエンスストアに設置されている複写機等を利用して手軽にコピーサービスを受けられるように構成されている。
【0003】
この際、利用者は、コピーマシンに必要な料金を料金投入機(ベンダーマシン)に投入して、所望のモードを選択する操作指示を行い、必要な部数等を設定した後、スタートキー等を押下して、意図するコピー出力を得られるのが通例である。
【0004】
一方、画像処理装置の機能も多機能化、デジタル化が急速に進み、操作に関する指示も複雑となっており、不慣れな利用者は操作等にとまどいを感じて、誤操作を招いて、不要な紙無駄と費用を支払うこととなってしまう。
【0005】
このように従来の画像処理装置においては、両面機能や拡大縮小機能を利用可能な複写処理ではそれぞれの操作はユーザに委ねられている。
【0006】
また、画像処理装置の設置を提供するコンビニエンスストアは、その料金支払いに関しベンダーマシンを利用するため、システム全体としての占有面積が大規模となり、そのような決済方法以外の決済処理を望む場合も少なくない。
【0007】
さらに、高齢者社会を迎え、操作手順を利用者に委ねるシステムでは、操作指示が煩雑となり、手軽にコピーサービスを受けることができない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の画像処理装置を利用するサービスをコンビニエンスストアで受ける場合、不特定のユーザが利用することを前提としている環境のため、何らユーザの操作設定を記憶しておく手段を備えておらず、サービスを利用する頻度の高い利用者は、同一のコピー操作を行う場合であっても、煩雑な操作負担が必要とされるため、簡単な操作で同一のあるいはそれに類似するような画像処理結果を簡単に得ることができない。すなわち、利用者自身が操作部における操作を簡略できず操作性上問題点があった。
【0009】
また、利用者がマニュアル操作を行うことなく、すなわちタッチレスで操作指示を行いたいという要求に対して、現存の画像処理システムは対応できず、利用者の利便性に柔軟に適応できないという問題点があった。
【0010】
さらに、画像処理サービスを受ける利用者が支払うべき決済も、その都度紙幣または硬貨をベンダーマシンに投入する方式では、ユーザの操作負担が煩雑となって面倒である等の問題点があった。
【0011】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の第1の目的は、サーバ装置と通信可能な画像処理装置において、画像処理モードを設定する操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取り、読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定するとともに、利用者が読み上げた音声データである検索キー情報に基づき、該特定された利用者に関するユーザ設定ファイルを前記サーバ装置から取得し、該取得されるユーザ設定ファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定することにより、画像処理装置を利用する利用者が操作パネルに指を触れた後、音声による操作設定を読み上げるという簡単な操作で、ユーザが意図する画像処理モードを容易に設定できる画像処理装置および画像処理設定方法およびコンピュータが読取り可能な記憶媒体およびプログラムを提供することである。
【0012】
また、第2の目的は、インターネットを利用して画像処理装置と通信可能なサーバ装置において、画像処理装置から通知される画像処理モード,指紋データ,音声データ,課金データを解析してユーザ設定ファイル格納部にユーザIDとともに登録して管理して、ユーザIDに従い課金データに基づく利用料金を電子取引で決済することにより、店舗等に設置される課金処理が必要な画像処理装置におけるユーザが精算すべき利用料金を自動決済処理できるサーバ装置および画像処理設定方法およびコンピュータが読取り可能な記憶媒体およびプログラムを提供することである。
【0013】
さらに、第3の目的は、サーバ装置と画像処理装置とが通信可能な画像処理システムにおいて、画像処理モードを設定する操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取り、読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定するとともに、利用者が読み上げた音声データである検索キー情報に基づき、該特定された利用者に関するユーザ設定ファイルを前記サーバ装置から取得し、該取得されるユーザ設定ファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定するとともに、画像処理装置から通知される画像処理モード,指紋データ,音声データ,課金データを解析してユーザ設定ファイル格納部にユーザIDとともに登録して管理して、ユーザIDに従い課金データに基づく利用料金を電子取引で決済することにより、画像処理装置を利用する利用者が操作パネルに指を触れた後、音声による操作設定を読み上げるという簡単な操作で、ユーザが意図する画像処理モードを容易に設定できるとともに、店舗等に設置される課金処理が必要な画像処理装置におけるユーザが精算すべき利用料金を自動決済処理して、利用者が意図する画像処理サービスを快適に利用できる利便性に優れた画像処理システム環境を自在に構築できる画像処理システムを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の発明は、サーバ装置と通信可能な画像処理装置であって、画像処理モードを設定する操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取る読取り手段(図2に示す操作部1002に相当)と、前記操作部上で設定可能な画像処理モードを音声指示入力する音声入力手段(図2に示すマイク1014,音声入力処理部1015に相当)と、前記読取り手段により読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定する特定手段(図2に示す制御部1009がメインサーバ101に対する問い合わせ結果に基づいて特定する構成に相当)と、前記音声入力手段により利用者が読み上げた検索キー情報に基づき、前記特定手段により特定された利用者に関するユーザ設定ファイルを前記サーバ装置から取得する第1の取得手段(図2に示す制御部1009に相当)と、前記第1の取得手段により取得されるユーザ設定ファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定する第1の制御手段(図2に示す制御部1009に相当)とを有することを特徴とする。
【0015】
本発明に係る第2の発明は、サーバ装置と通信可能な画像処理装置であって、画像処理モードを設定する操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取る読取り手段(図2に示す操作部1002に相当)と、前記操作部上で設定可能な画像処理モードを音声指示入力する音声入力手段と、前記読み取り手段により読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定する特定手段(図2に示す制御部1009がメインサーバ101に対する問い合わせ結果に基づいて特定する構成に相当)と、前記音声入力手段により利用者が読み上げた検索キー情報に基づき、前記特定手段により特定された利用者に関するユーザ別の操作ログファイルを前記サーバ装置から取得する第2の取得手段(図2に示す制御部1009に相当)と、前記第2の取得手段により取得される操作ログファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定する第2の制御手段(図2に示す制御部1009に相当)とを有することを特徴とする。
【0016】
本発明に係る第3の発明は、前記第1の制御手段により確定された画像処理モードに基づく画像処理に要する課金データを前記サーバ装置に転送してキャッシュレス精算する第1の課金精算要求手段(図2に示す制御部1009に相当)を備えることを特徴とする。
【0017】
本発明に係る第4の発明は、前記第2の制御手段により確定された画像処理モードに基づく画像処理に要する課金データを前記サーバ装置に転送してキャッシュレス精算する第2の課金精算要求手段(図2に示す制御部1009に相当)を備えることを特徴とする。
【0018】
本発明に係る第5の発明は、前記特定手段により利用者が前記サーバ装置で管理される利用者でないと特定された場合に、前記利用者が現金精算すべき利用者であることを明示する監視警告部を稼働状態とする警告制御手段(図2に示す制御部1009がランプドライバ1013を介して警告灯1012を駆動する構成に相当)を備えることを特徴とする。
【0019】
本発明に係る第6の発明は、前記操作部上の所定のキーは、節電モードを解除指示するタッチパネルキーであることを特徴とする。
【0020】
本発明に係る第7の発明は、前記特定手段により利用者が前記サーバ装置で管理される利用者でないと特定された場合に、前記利用者が現金精算すべき代金を確定する請求確認シートをプリントアウトすることを特徴とする。
【0021】
本発明に係る第8の発明は、前記第1の制御手段は、音声指示入力されるオペレーションコードに基づき、前記サーバ装置から取得する画像処理モード中から画像処理モードを確定することを特徴とする。
【0022】
本発明に係る第9の発明は、前記第2の制御手段は、音声指示入力される操作ログコードに基づき、前記サーバ装置から取得する画像処理モード中から画像処理モードを確定することを特徴とする。
【0023】
本発明に係る第10の発明は、所定の通信媒体を利用して画像処理装置と通信可能なサーバ装置であって、前記画像処理装置から通知される画像処理モード,指紋データ,音声データ,課金データを解析してユーザ設定ファイル格納部にユーザIDとともに登録して管理する管理手段(図5に示すユーザ設定ファイル管理部504に相当)と、前記ユーザIDに従い課金データに基づく利用料金を電子取引で決済する課金処理手段(図5に示す課金処理部505に相当)とを有することを特徴とする。
【0024】
本発明に係る第11の発明は、前記画像処理装置からの指紋照会要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第1の判断手段(図5に示す指紋処理部501に相当)と、前記画像処理装置からの音声認識要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第2の判断手段(図5に示す音声処理部502に相当)と、前記画像処理装置からの課金照会要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第3の判断手段(図5に示すユーザ設定ファイル管理部504に相当)とを備えることを特徴とする。
【0025】
本発明に係る第12の発明は、前記管理手段は、前記所定の通信媒体を介してユーザ装置から受信するユーザ設定ファイルに基づき、前記ユーザ設定ファイル格納部に格納されているユーザ設定ファイルの更新を行うことを特徴とする。
【0026】
本発明に係る第13の発明は、サーバ装置と画像処理装置とが通信可能な画像処理システムであって、前記画像処理装置は、画像処理モードを設定する操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取る読取り手段(図2に示す操作部1002に相当)と、前記操作部上で設定可能な画像処理モードを音声指示入力する音声入力手段(図2に示す音声入力処理部1015に相当)と、前記読取り手段により読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定する特定手段(図2に示す制御部1009がメインサーバ101に対する問い合わせ結果に基づいて特定する構成に相当)と、前記音声入力手段により利用者が読み上げた検索キー情報に基づき、前記特定手段により特定された利用者に関するユーザ設定ファイルを前記サーバ装置から取得する第1の取得手段(図2に示す制御部1009に相当)と、前記第1の取得手段により取得されるユーザ設定ファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定する第1の制御手段(図2に示す制御部1009に相当する)とを備え、前記サーバ装置は、前記画像処理装置から通知される画像処理モード,指紋データ,音声データ,課金データを解析してユーザ設定ファイル格納部にユーザIDとともに登録して管理する管理手段(図5に示すユーザ設定ファイル管理部504に相当)と、前記ユーザIDに従い課金データに基づく利用料金を電子取引で決済する課金処理手段(図5に示す課金処理部505に相当)とを備えることを特徴とする。
【0027】
本発明に係る第14の発明は、サーバ装置と画像処理装置とが通信可能な画像処理システムであって、前記画像処理装置は、画像処理モードを設定する操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取る読取り手段(図2に示す操作部1002に相当)と、前記操作部上で設定可能な画像処理モードを音声指示入力する音声入力手段と、前記読取り手段により読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定する特定手段(図2に示す制御部1009がメインサーバ101に対する問い合わせ結果に基づいて特定する構成に相当)と、前記音声入力手段により利用者が読み上げた検索キー情報に基づき、前記特定手段により特定された利用者に関するユーザ別の操作ログファイルを前記サーバ装置から取得する第2の取得手段(図2に示す制御部1009に相当する)と、前記第2の取得手段により取得される操作ログファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定する第2の制御手段(図2に示す制御部1009に相当する)とを備え、前記サーバ装置は、前記画像処理装置から通知される画像処理モード,指紋データ,音声データ,課金データを解析してユーザ設定ファイル格納部にユーザIDとともに登録して管理する管理手段(図5に示すユーザ設定ファイル管理部504に相当)と、前記ユーザIDに従い課金データに基づく利用料金を電子取引で決済する課金処理手段(図5に示す課金処理部505に相当)とを備えることを特徴とする。
【0028】
本発明に係る第15の発明は、前記画像処理装置からの指紋照会要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第1の判断手段(図5に示す指紋処理部501に相当)と、前記画像処理装置からの音声認識要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第2の判断手段(図5に示す音声処理部502に相当)と、前記画像処理装置からの課金照会要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第3の判断手段(図5に示すユーザ設定ファイル管理部504に相当)とを備えることを特徴とする。
【0029】
本発明に係る第16の発明は、サーバ装置と通信可能な画像処理装置における画像処理設定方法であって、画像処理モードを設定する操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取る読取りステップ(図示しない)と、前記操作部上で設定可能な画像処理モードを音声指示入力する音声入力ステップ(図8に示すステップ(9))と、前記読取りステップにより読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定する特定ステップ(図8に示すステップ(2))と、前記音声入力ステップにより利用者が読み上げた検索キー情報に基づき、前記特定ステップにより特定された利用者に関するユーザ設定ファイルを前記サーバ装置から取得する第1の取得ステップ(図8に示すステップ(15))と、前記第1の取得ステップにより取得されるユーザ設定ファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定する第1の制御ステップ(図8に示すステップ(17))とを有することを特徴とする。
【0030】
本発明に係る第17の発明は、サーバ装置と通信可能な画像処理装置における画像処理設定方法であって、画像処理モードを設定する操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時(図8に示すステップ(1))に、該利用者の指紋情報を読み取る読取りステップ(図示しない)と、前記操作部上で設定可能な画像処理モードを音声指示入力する音声入力ステップ(図8に示すステップ(8))と、前記読取りステップにより読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定する特定ステップ(図8に示すステップ(2))と、前記音声入力ステップにより利用者が読み上げた検索キー情報に基づき、前記特定ステップにより特定された利用者に関するユーザ別の操作ログファイルを前記サーバ装置から取得する第2の取得ステップ(図8に示すステップ(14))と、前記第2の取得ステップにより取得される操作ログファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定する第2の制御ステップ(図8に示すステップ(17))とを有することを特徴とする。
【0031】
本発明に係る第18の発明は、前記第1の制御ステップにより確定された画像処理モードに基づく画像処理に要する課金データを前記サーバ装置に転送してキャッシュレス精算する第1の課金精算要求ステップ(図示しない)を備えることを特徴とする。
【0032】
本発明に係る第19の発明は、前記第2の制御ステップにより確定された画像処理モードに基づく画像処理に要する課金データを前記サーバ装置に転送してキャッシュレス精算する第2の課金精算要求ステップ(図示しない)を備えることを特徴とする。
【0033】
本発明に係る第20の発明は、前記特定ステップにより利用者が前記サーバ装置で管理される利用者でないと特定された場合に、前記利用者が現金精算すべき利用者であることを明示する監視警告部を稼働状態とする警告制御ステップ(図示しない)を備えることを特徴とする。
【0034】
本発明に係る第21の発明は、前記操作部上の所定のキーは、節電モードを解除指示するタッチパネルキーであることを特徴とする。
【0035】
本発明に係る第22の発明は、前記特定ステップにより利用者が前記サーバ装置で管理される利用者でないと特定された場合に、前記利用者が現金精算すべき代金を確定する請求確認シートをプリントアウトする(図8に示すステップ(21))ことを特徴とする。
【0036】
本発明に係る第23の発明は、前記第1の制御ステップは、音声指示入力されるオペレーションコードに基づき、前記サーバ装置から取得する画像処理モード中から画像処理モードを確定することを特徴とする。
【0037】
本発明に係る第24の発明は、前記第2の制御ステップは、音声指示入力される操作ログコードに基づき、前記サーバ装置から取得する画像処理モード中から画像処理モードを確定することを特徴とする。
【0038】
本発明に係る第25の発明は、所定の通信媒体を利用して画像処理装置と通信可能なサーバ装置における画像処理設定方法であって、前記画像処理装置から通知される画像処理モード,指紋データ,音声データ,課金データを解析してユーザ設定ファイル格納部にユーザIDとともに登録して管理する管理ステップ(図示しない)と、前記ユーザIDに従い課金データに基づく利用料金を電子取引で決済する課金処理ステップ(図10に示すステップ(44))とを有することを特徴とする。
【0039】
本発明に係る第26の発明は、前記画像処理装置からの指紋照会要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第1の判断ステップ(図10に示すステップ(33))と、前記画像処理装置からの音声認識要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第2の判断ステップ(図10に示すステップ(39))と、前記画像処理装置からの課金照会要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第3の判断ステップ(図10に示すステップ(43))とを備えることを特徴とする。
【0040】
本発明に係る第27の発明は、前記管理ステップは、所定の通信媒体を介してユーザ装置から受信するユーザ設定ファイルに基づき、前記ユーザ設定ファイル格納部に格納されているユーザ設定ファイルの更新を行うことを特徴とする。
【0041】
本発明に係る第28の発明は、画像処理記装置本体に対する不正使用状態を判定する判定手段と、前記判定手段により不正使用状態であると判定された場合に、前記読取り手段により読み取られる該利用者の指紋情報を防犯情報とともに記憶する記憶手段と、防犯モード呼び出しコードが入力された場合に、前記記憶手段に記憶された防犯情報と前記指紋情報とを画像出力する防犯情報出力手段とを備えることを特徴とする。
【0042】
本発明に係る第29の発明は、不正使用状態を判定する判定手段と、前記判定手段により不正使用状態であると判定された場合に、前記読取り手段により読み取られる該利用者の指紋情報を防犯情報とともに記憶する記憶手段と、防犯モード呼び出しコードが入力された場合に、前記記憶手段に記憶された防犯情報と前記指紋情報とを画像出力する防犯情報出力手段とを備えることを特徴とする。
【0043】
本発明に係る第30の発明は、画像処理記装置本体に対する不正使用状態を判定する判定ステップと、前記判定ステップにより不正使用状態であると判定された場合に、前記読取りステップにより読み取られる該利用者の指紋情報を防犯情報とともに記憶手段に記憶する記憶ステップと、防犯モード呼び出しコードが入力された場合に、前記記憶手段に記憶された防犯情報と前記指紋情報とを画像出力する防犯情報出力ステップとを備えることを特徴とする。
【0044】
本発明に係る第31の発明は、第16〜第27,30の発明のいずれかに記載の画像処理設定方法を実現するプログラムを記憶した記憶媒体であることを特徴とする。
【0045】
本発明に係る第32の発明は、第16〜第27,30の発明のいずれかに記載の画像処理設定方法を実現するプログラムであることを特徴とする。
【0046】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1は、本発明に係る画像処理装置およびサーバ装置を適用可能な画像処理システムの一例を示す図であり、例えばインターネットを利用したユーザ設定ファイルの登録と該登録されたユーザ設定ファイルの呼び出しを指紋照合と音声入力により自動化可能なシステム例に対応する。
【0047】
図1において、101は本実施形態における主たる処理機能を有する情報処理装置(図2に後述する、CPU、ROM、RAM、HDDなどから構成されるコンピュータシステム)であって、以下単にメインサーバと記す。メインサーバ101はインターネットにおいて一般的にサーバと呼ばれる情報処理装置であって、後述するインターネット105に常時接続されており、外部からの処理要求に応じてデータの返信などの処理を行う機能を有する。
【0048】
メインサーバ101は、例えば、一般的にファイルサーバまたはデータベースサーバと呼ばれる、大容量の外部記憶装置システムや複数の情報処理装置を接続して構成することも可能であるが、本実施形態の説明においては、単一の情報処理処置の場合と差異がないため、単一の情報処理装置として説明する。
【0049】
102(1)、102(2)、102(3)は、本実施形態の利用者が直接操作する情報処理装置であって、以下単にユーザ装置とする。本実施形態においては1つ以上のユーザ装置102(N)が利用可能であって、図1中では複数記載されているが、各ユーザ装置102(N)の機能は同一であるので、以下単にユーザ装置102で総称して説明する。
【0050】
ユーザ装置102は、一般的に普及しているパーソナルコンピュータであって、利用者の操作等により後述するネットワーク105に接続する、例えばモデム,ルータなどの通信装置と、利用者が所望するインターネットのサーバ、例えばメインサーバ101に対して処理要求を送信し、該メインサーバ101より返信されたデータを表示する、一般的にインターネットブラウザと呼ばれる例えばMicrosoft社のInternet Explorer (商品名)などのデータ閲覧機能を有する。本システムの利用者は、ユーザ装置102を用いて、アプリケーションを実行してメインサーバ101と通信して、メインサーバ101が管理する記憶装置上にユーザ情報(ユーザが意図する画像処理設定情報(通常は、画像処理装置の操作パネルにて操作設定されるもの))を設定登録することが可能に構成されている。
【0051】
103(1)、103(2)、103(3)は、本実施形態において、利用者が検索し印刷される画像データの提供者(以下、単に管理者装置とする)が直接操作する情報処理装置であって、以下単に提供装置とする。
【0052】
本実施形態においては1つ以上の管理者装置103(N)が利用可能であって、図1中は複数記載されているが、各管理者装置103(N)の機能は同一であるので、以下単に管理者装置103で総称して説明する。
【0053】
管理者装置103は、ユーザ装置102と同様に、インターネット105への接続機能と、データ閲覧機能を有する。
【0054】
104(1)、104(2)、104(3)は、本実施形態において利用者の注文した画像データの印刷を行う画像処理システムであって、後述するようにスキャナ,プリンタ,画像処理部,通信処理部等で構成される。
【0055】
本実施形態においては1つ以上の画像処理システム104(N)が利用可能であって、図1中は複数記載されているが、画像処理システム104(N)の機能は同等であるので、以下単に画像処理システム104で総称して説明する。画像処理システム104は、インターネット105に接続するための例えばネットワークシステムを介して、メインサーバ101からユーザ設定ファイルデータを受信し、画像処理システムで自動設定する機能を有する。
【0056】
図2は、本発明の一実施形態を示す画像処理装置の制御構成を説明するブロック図であり、本実施形態では一例としてデジタル複写機を挙げて説明する。
【0057】
図において、1001はデジタル複写機本体で、操作部1002,リーダ部1003,プリンタ部1004から構成される。操作部1002は、処理モード等各種設定の入力及びデジタル複写機本体1001及び画像入出力制御部1005を操作するために使用する。
【0058】
リーダ部1003は原稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データを画像入出力制御部1005へ出力する。画像入出力制御部1005へ出力された画像データは制御部1009を介してハードディスク1008に一時的に保存される。プリンタ部1004は、制御部1009を介してハードディスク1008から取り出した画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。なお、リーダ部1003およびプリンタ部1004の構成については後述する図3において詳細に説明する。
【0059】
画像入出力制御部1005は、リーダ部1003に接続されており、ファクシミリ部1006,コンピュータインタフェース部1007,ハードディスク1008,制御部1009から構成される。
【0060】
ファクシミリ部1006は、電話回線を介して受信した圧縮画像データを伸長して、伸長された画像データを制御部1009へ転送し、又、制御部1009から転送された画像データを圧縮して、圧縮された圧縮画像データを電話回線を介して送信する。なお、ファクシミリ部1006により受信した圧縮画像データは、ハードディスク1008に一時的に保存することができる。
【0061】
コンピュータインタフェース部1007は、パーソナルコンピュータ又はワークステーション(PC/WS)と制御部1009の間のインタフェースであり、PC/WS101から転送された画像を表すコードデータ(画像データ,PDL(Page Description Language,:ページ記述言語)データ)と、ネットワークスキャナから転送される画像データとをプリンタ部1004で記録できる画像データ(ビットマップデータ)に展開して制御部1009を介してハードディスク1008に記憶する。なお、ここではコンピュータインタフェース部1007はインターネット105を介してPC/WS101と接続されている。
【0062】
なお、図示はしないが、PC/WS101は、各種情報を表示する表示部,使用者からの入力を受け付けるキーボード及びポインティングデバイス,CPU,RAM,ROM,ネットワークインタフェース等を有している。又、ネットワークスキャナは、原稿画像を読み取る読取り部,使用者からの入力を受け付ける操作パネル,各種情報を表示する表示部,CPU,RAM,ROM,ネットワークインタフェースを有する。
【0063】
制御部1009はリーダ部1003,ファクシミリ部1006,コンピュータインタフェース部1007,ハードディスク1008各間のデータの流れを制御するものである。1009aはCPUで、ROM1009cに記憶されるプログラムに基づいて制御部1009全体の制御を行う。1009bはRAMで、CPU1009aのワークメモリ等として機能する。220はソータ部で、詳細は後述する。
【0064】
なお、ハードディスク1008には、ワークとしてのユーザエリアが確保され、該ワーク上で操作部1002に配設される節電モードキー(タッチパネル上に設けられる)であって、該節電モードキーにユーザが触れた際に、その指紋情報を読み取る手段が備えられており、読み取る手段が読み取った操作指示者の該指紋を一時的に記憶し、ユーザが画像処理を実行させた場合に正当な支払いを完了した場合には、その情報を消去し、支払いが完了しない場合には、保存して、所定の防犯モード呼び出しコードを入力することにより、画像出力されて犯罪捜査に利用可能とするように管理することが可能に構成されている。
【0065】
なお、指紋情報を読み取る手段は、節電キーがONされた際に、図示しない光学ユニットに設けられる光源ランプを点灯させて、ユーザがタッチしているパネルの背面側から光を照射して、その反射光を、例えば光学ユニットに備えるフォトトランジスタで受光し、その反射画像データから特徴点をサンプリング処理して得られる指紋特徴点データを得る画像処理部を備えているものとする。また、本指紋情報読み取り機構並びに読み取り方法は、上記例に限定されることなく、公知の指紋読み取り機構および読み取り方法を採用可能である。
【0066】
1013はランプドライバ(ドライバ)で、画像処理を実行した利用者が課金処理が未完了の場合に、メインサーバ101から通知される警告命令に従い警告灯1012を点灯または点滅させて、該画像処理装置が設置されるコンビニエンスストアの店員に注意を喚起させる。
【0067】
また、図示しないインタフェースを介して、コンビニエンスストアのレジスタとの通信機能を備え、レジスタのキー操作で該利用者が支払うべき画像処理利用代金の請求額をレジスタに表示して、レジ決済可能としてもよい。
【0068】
1014はマイクで、画像処理利用者がメインサーバ101に登録しているユーザが設定されているファイルに関する情報を音声入力する。1015は音声入力処理部で、マイク1014から入力された音声情報をメインサーバ101に通知する。なお、メインサーバ101から通知されるユーザ設定ファイルを操作部1002に表示することが可能であるが、その表示内容を読み上げ可能に構成することは任意である。
【0069】
図3は、図2に示したリーダ部1003及びプリンタ部1004の構成を説明する断面図である。
【0070】
図において、201は原稿給送装置で、原稿を最終順に1枚ずつプラテンガラス202上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス202上の原稿を排出するものである。204はスキャナユニットで、原稿がプラテンガラス202上に搬送されると、ランプ203を点灯して移動を開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー205,206,207及びレンズ208によってCCDイメージセンサ(以下CCDと呼ぶ)209へ導かれる。
【0071】
CCD209では、このように走査された原稿の画像を読み取り、CCD209から出力される画像データは、所定の処理が施された後、プリンタ部1004及び画像入出力制御部1005の制御部1009へ転送される。
【0072】
221はレーザドライバで、レーザ発光部210を駆動するものである。このレーザドライバ221は、レーザ発光部210に画像入出力制御部1005から出力された画像データに基づいたレーザ光を発光させる。211は感光ドラムで、レーザドライバ221により発光されたレーザ光が照射され、レーザ光に応じた潜像が形成される。212は現像器で、感光ドラム211に形成された潜像の部分に現像剤を付着させて現像する。
【0073】
213,214はカセットで、記録紙が載置される。215は転写部で、レーザ光の照射開始と同期したタイミングでカセット213及びカセット214のいずれかから給紙されて搬送される記録紙に感光ドラム211に付着した現像剤を転写する。216は定着部で、転写部215で現像剤が転写され搬送されてくる記録紙に熱と圧力を加えて現像剤を記録紙に定着させる。
【0074】
218はフラッパで、記録紙の搬送経路を切り替えるものである。217は排紙ローラで、記録紙を機外(ここではソータ220)に排出するローラである。220はソータで、排紙ローラ217により排出された記録紙をそれぞれのビンに収納する等の仕分けをしたり、仕分けされた記録紙のステイプルを行う。なお、ソータ220は仕分けが設定されていない場合は最上ビンに記録紙を収納する。
【0075】
なお、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ217のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ217の回転方向を逆転させ、フラッパ218によつて再給紙搬送路219へ導く。また、多重記録が設定されている場合は、記録紙を排出ローラ217まで搬送しないようにフラッパ218によって再給紙搬送路219へ導く。再給紙搬送路219へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写部215へ給紙される。
【0076】
図4は、図2に示した操作部1002の構成を説明する平面図である。
【0077】
図において、301は主電源ランプで、電源オン時に点灯する。図示しない電源スイッチは、本体の側面に配置され、本体への通電を制御する。302は予熱キーで、予熱モードのON/OFFを切り替える際に押下する。
【0078】
303はコピーモードキーで、複数の機能の中からコピーモードを選択するときに押下する。304はファックスモードキーで、複数の機能の中からファックスモードを選択するときに押下する。305は、パーソナルボックスキーであり、複数の機能の中からパーソナルボックスモードを選択するときに押下する。なお、パーソナルボックス機能に関しての詳細な説明は省略する。
【0079】
306はコピースタートキーで、コピーの開始を指示するときに押下するキーである。307はストップキーで、コピーを中断したり、中止したりするときに押下するキーである。308はリセットキーで、スタンバイ中に押下した場合は標準モードに復帰させるキーとして動作する。309はガイドキーで、各機能の説明をタッチパネル316に表示させるために押下するキーである。310はユーザモードキーで、ユーザがシステムの基本設定を変更するときに押下する。
【0080】
311は割り込みキーで、コピー中に割り込みしてコピーを実行したいときに押下する。312はテンキーで、数値の入力を行うときに押下するキー群である。313はクリアキーで、数値をクリアするときに押下する。314はワンタッチダイヤルキーで、本実施形態では20個のキーが配列されており、ファクシミリ送信する際にいずれかのワンタッチダイヤルキーを押下すると、キー毎に登録された電話番号に自動的にダイヤルする。
【0081】
315は2枚組のフタで、ワンタッチダイヤルキー314の各キー部分がくり抜かれ形状の2重のフタになっている。図示しないセンサスイッチにより、2枚のフタが閉じられた第1の状態、1枚目のフタだけが開いた第2の状態、及び2枚のフタが開いた第3の状態を検出する。これら3種類のフタの開閉状態との組み合わせで、ワンタッチダイヤルキー314のキーの動作が決定されるので、本実施形態では、キーが20×3=60個存在するのと同等の効果を持つ。316はタッチパネルで、液晶画面とタッチセンサの組合せからなり、各モード毎に個別の設定画面が表示され、さらに、描画されたキーに触れることで、各種の詳細な設定を行うことが可能である。
【0082】
図5は、図1に示したメインサーバ101側のデータ処理機構を説明するブロック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
【0083】
図5において、500は通信インタフェースで、インターネット105を介してユーザ装置102のデータ通信手段551と画像処理装置104のデータ通信手段552と通信可能に構成されている。
【0084】
501は指紋処理部で、ユーザ装置102より転送される指紋画像データを処理して特徴を抽出した後、該ユーザ認証用の指紋認証データとしてユーザ設定ファイル格納部503上に確保されるユーザフォルダに登録される。
【0085】
なお、指紋処理部501は、画像処理システム104の操作部でタッチ入力される利用者の指紋を読み取ると、該読み取られた指紋画像データとユーザ設定ファイル格納部503に登録された指紋認証データとの照合処理を行い、その結果を画像処理システム104に通知する機能を備えている。
【0086】
502は音声処理部で、画像処理システム104のマイク1014より利用者が音声入力した設定ファイル呼び出しデータを解析して、ユーザ設定ファイル管理部504にその結果を通知する。
【0087】
ユーザ設定ファイル管理部504は、音声解析されたユーザに対応するユーザ設定ファイルをユーザ設定ファイル格納部503を検索し、該当するユーザ設定データを呼び出して画像処理システム104に通知する機能を備えている。なお、ユーザ設定ファイルの構造については後述する。
【0088】
505は課金処理部で、通信インタフェース500を介して、ユーザが電子決済するカート゛会社の端末装置に対して、課金ファイル格納部506で管理されるユーザが月単位で利用している利用状況(使用回数,利用代金)を積算処理した結果を引き落としデータとして通知する機能を備えている。
【0089】
なお、本実施形態では、課金ファイル格納部506を独立した構成としているが、ユーザ設定ファイル格納部503内に前記課金ファイル格納部506を確保することは任意である。
【0090】
図6は、本発明に係る画像処理システムにおける操作設定例を説明する概念図であり、図1,図2と同一のものには同一の符号を付してある。
【0091】
図6において、316Aは節電モードキーで、ユーザが節電モードを解除する際に押下指示される。そして、該節電モードキー316Aが押下指示するために、利用者が任意の指でパネルに触れると、該指の指紋が読取り処理され、画像処理システム104からデータ通信手段552,インターネット105を介してメインサーバ101に自動転送される。
【0092】
図7は、図5に示したユーザ設定ファイル格納部503のデータ構造を説明する図である。
【0093】
図7において、503Aはユーザ設定LUTで、ユーザ設定ファイル管理部504により、指紋認証データ,個人情報,音声判別データ,クレジット番号,課金データがユーザ別に管理されている。
【0094】
なお、本実施形態では、指紋認証データ,個人情報,音声判別データ,クレジットカード番号,課金データが画像処理システム104の操作部からの設定データを取得して管理している例に対応する。
【0095】
503Bはユーザ設定ファイルで、使用ユーザ毎、あるいは登録されたユーザ毎に、設定ファイル(例えばユーザが画像処理システム104の操作部より設定したコピー部数,両面設定の有無,拡大設定の有無,縮小設定の有無,カラー出力の有無,白黒設定の有無等が前記ユーザ設定LUT503Aを介してリンクされてユーザ設定ファイル管理部504により検索可能に管理されている。
【0096】
503CはオペレーションID発行テーブルで、画像処理システム104で利用者が設定して画像処理が実行された際に、再度同一の操作組合せ(例えば通常のコピーであっても、部数が異なるとか、部数は同一で拡大処理する設定とするとかを含む)となる設定操作を不要とするためのID発行指示がなされた場合に、画像処理システム104から転送されるオペレーションIDデータを取得して、ユーザ設定ファイル管理部504により検索可能に管理されている。
【0097】
503Dは操作ログで、ユーザ設定ファイル管理部504により画像処理システム104で実際に処理された操作設定を取得して、ユーザ別に管理される例に対応する。
【0098】
なお、利用者が画像処理システム104の操作部で、該操作ログ503Dをメインサーバ101に対して取得要求を行うことにより、ユーザ設定ファイル管理部504がユーザ設定ファイル格納部503より呼び出して画像処理システム104に転送し、該転送された操作ログ503Dを操作部に表示して、利用者が一度設定してログ管理されている内容を確認して、利用者が意図する該操作ログを選択することにより、同一のユーザ設定を画像処理システム104に自動設定することが可能となっている。
【0099】
また、利用者が選択する画像処理システム104は、利用者の行動パターンにより、常に同じコンビニエンスストアを利用するとは限らず、種々のデジタル画像処理をサービスするデジタルカフェ等も含まれるため、画像処理システム104の機能はオプションユニットの構成により一定とは限らない。すなわち、登録されている画像処理モード中で、設定できない用紙選択(A4Rが選択できない等),カラー選択(画像処理システム104がモノクロ機である場合等),ソータ機能選択(ソータがない場合)等も含まれる。
【0100】
そこで、呼び出されるユーザ設定モード中で、現在の画像処理システム104で設定付加となるモード設定については、その設定を無効とするか、その設定の選択を不可警告を行う制御を実行するか否かは設計上任意である。
【0101】
図8は、本発明に係る画像処理装置における画像処理モード設定処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(21)は図2に示した制御部1009がハードディスク1008から呼び出されるモード設定処理プログラムを実行する際の各ステップを示す。
【0102】
まず、ステップ(1)で、画像処理システム104が設置されているA店舗に赴き、操作部1002に利用者が自身の指で節電モードキー316Aが押下しているか否かを制御部1009が判断し、節電モードキー316Aを押下している判断した場合には、図示しない読取り機構を介して、利用者の指の画像情報を読み取って、所定の画像処理(例えば指紋の特定点を抽出する処理)により抽出される指紋データをコンピュータインタフェース部1007,インターネット105を介してメインサーバ101へ送信する。
【0103】
そして、ステップ(2)で、公知の指紋照合処理技術を利用して、メインサーバ101が図5に示したように、ユーザ設定ファイル格納部503に登録されているユーザの指紋認証データとの一致不一致を照合して得られる照合結果データをメインサーバ101から取得して、操作部の節電モードキー316Aを押下している該利用者を特定する。
【0104】
そして、ステップ(3)で、該指押下者が指紋登録者であると認証されたかどうか(OK)を制御部1009が判断して、該押下者が指紋登録者でないと判断した場合は、ランプドライバ1013を介して警告灯1012を点灯する(4)。これにより、店舗管理者は、画像処理システム104を操作しているユーザが現金支払い等を必要とし、監視対象利用者として注意を払うことが可能となる。
【0105】
一方、ステップ(3)で、該指押下者が指紋登録者であると認証された場合には、制御部1009は、ステップ(5)で、登録されているユーザID(例えばユーザ設定ファイル格納部503に管理されているクレジット番号)を操作部1002より入力することを選択したかどうかを判断して、ユーザIDを入力していないと判断した場合は、ステップ(7)へ進む。
【0106】
一方、ステップ(5)で、ユーザID入力を選択していると判断した場合は、ステップ(6)で、ユーザIDを操作部1002から入力する。
【0107】
次に、ステップ(7)で、プリンタ部1004に備える図示しないセンサによりから給紙可能な用紙を検知したら、利用者がマイク1014に対して所望のオペレーション要求を発声して、ステップ(8)で、音声入力処理部1015がその利用者からの音声入力を受信したら、ステップ(9)で、その音声入力データをメインサーバ101へ転送して音声解読処理を行う。
【0108】
そして、その音声入力データに対応したユーザ設定ファイルをユーザ設定ファイル管理部504が検索できたかどうか、すなわち、ステップ(10)で、メインサーバ101よりユーザ設定ファイルを受信しているか(音声解読OK)かどうかを制御部1009が判断して、解読できたと判断した場合には、当該利用者が操作してきている操作ログを使用する選択を行っているかどうか、すなわち操作部1002に表示される、例えば「過去の操作」を選択指示しているかどうかを制御部1009が判断して、選択していないと判断した場合は、ステップ(15)へ進む。
【0109】
一方、ステップ(13)で、選択していると判断した場合は、ユーザ設定ファイル管理部504がユーザ設定ファイル格納部503を検索して、ステップ(14)で、メインサーバ101から転送される当該利用者の操作ログ503Dを取り出し、ステップ(15)で、操作部1002にパネル表示する。なお、ステップ(13)で、NOと判断された場合には、ステップ(15)で、ステップ(9)で、音声解読に基づいてメインサーバ101から取得しているユーザ設定ファイルを操作部1002にパネル表示する。
【0110】
そして、ステップ(16)で、制御部1009が操作部1002で表示されている内容に基づく画像処理を選択するかどうかの確認指示がなされているかどうかを判断して、確認指示がなされていないと判断した場合は、ステップ(8)へ戻り、確認指示がなされていると判断した場合には、ステップ(17)で、操作部1002にパネル表示された内容の画像処理モードに基づく画像処理を実行する。
【0111】
一方、ステップ(10)で、メインサーバ101よりユーザ設定ファイルを受信しているか(音声解読OK)かどうかを制御部1009が判断して、解読できないと判断した場合(例えばそのようなユーザ設定が存在しない場合を含む)には、ステップ(11)で、通常の画像処理時と同様に、利用者が操作部1002に配置されているキーを操作して、所望の画像処理モードを設定する。
【0112】
そして、ステップ(12)で、制御部1009が操作部1002で表示されている内容に基づく画像処理を選択するかどうかの確認指示がなされているかどうかを判断して、確認指示がなされていないと判断した場合は、ステップ(11)へ戻り、確認指示がなされていると判断した場合には、ステップ(17)で、操作部1002にパネル表示された内容の画像処理モードに基づく画像処理を実行する。
【0113】
そして、ステップ(18)で、制御部1009が操作ID発行を要求しているかどうかを判断して、操作ID発行を要求していると判断した場合は、ステップ(19)で、操作IDを利用者に発行して操作部1002に表示する。
【0114】
一方、ステップ(18)で、操作ID発行を要求していないと判断した場合は、ステップ(20)で、利用者がメインサーバ101のユーザ設定ファイル格納部503に登録されているDB登録者かどうかを制御部1009がメインサーバ101に問い合わせて、該問い合わせの結果に基づき判断して、DB登録者であると判断した場合は、今回の利用料金(課金)データをメインサーバ101のユーザ設定ファイル格納部503上のユーザ設定LUT503Aの課金データとして登録するため、画像処理に伴う操作履歴データに付加してメインサーバ101へ転送して、処理をステップ(1)へ戻す。なお、転送された課金データに従い、利用者が契約しているクレジット会社等より、毎月指定日に銀行引き落とし処理が実行される。
【0115】
一方、ステップ(20)で、DB登録者でないと判断した場合は、ステップ(21)で、利用者が実行した画像処理に伴う料金を算出して、該算出結果をプリンタ部1004で選択可能な最小サイズの用紙にプリントアウトし、処理をステップ(1)へ戻す。
【0116】
これにより、ユーザが設定した操作モード中で、複数のパラメータ中で、全てのパラメータを音声入力しなくても、例えばコピーと利用者が発声すれば、コピーとして登録されているユーザ設定ファイルが全て検索されて、操作部1002にリストアップ表示されるので、その中から利用者が所望の画像処理モードを選択すればよい。
【0117】
なお、料金のプリントアウトは、所定のファーマットに従うバーコード印刷であってもよいし、算用数値による印刷であってもよい。このプリントアウトに従い、利用者はレジスタにてその代金を現金等により決済する。
【0118】
なお、上記実施形態では、マイク1014による音声入力をメインサーバ101側の音声処理部502で解析処理する場合について説明しているが、音声入力処理部1015で処理することも可能であり、この場合は、操作部1002に表示されている文字を、例えば点滅表示される文字を利用者が読み上げることにより、「コピー」,「A4」,「3部」,「縮小」,「70%」等を順次読み上げることにより、制御部1009が、音声入力処理部1015で解析処理したコードを操作指示として確定することにより、所望の設定をマイク1014で読み上げるだけで、利用者が意図する操作指示を誰でも簡単に設定することができることはいうまでもない。
【0119】
〔第2実施形態〕
上記第1実施形態では、操作部1002より設定されたものをIDとともにメインサーバ101で登録して、いずれの店舗に設置されている画像処理システム104でも、一度設定した操作モードを再現性よく簡単な音声入力で行える場合について説明したが、図1に示したユーザ装置102により、個々のユーザがあらかじめ設定すべき操作モードをメインサーバ101が管理するユーザ設定ファイル格納部503に登録、あるいは登録した操作モードの更新あるいは削除、あるいは内容を確認参照する等を行えるようにして、ユーザの操作モード設定の利便性を向上できるように構成してもよい。
【0120】
図9は、本発明の第2実施形態を示すサーバ装置を適用可能な画像処理システムの一例を示す図であり、図1に示したユーザ装置102より、インターネット105を介してメインサーバ101が管理するユーザ設定ファイル格納部503のユーザ設定ファイルへのアクセスを可能とするシステムに対応する。
【0121】
図9において、102Aはマイクロホンで、音声入力により音声処理された音声データがメインサーバ101の音声処理部502へ取り込まれる。
【0122】
なお、ユーザ装置102は、通常のパーソナルコンピュータと同等の機能を備え、所定のOSの管理下で、各種のアプリケーションを実行可能に構成されている。
【0123】
本実施形態では、第1実施形態と同様に、ユーザ装置102がメインサーバ101が提供してるホームページ(当該ユーザ設定ファイルページ)等をWebブラウザでに表示した後、利用者がマイク102Aに対してユーザ認証処理等を実行した後、当該登録ユーザのユーザ設定ファイルをWeb表示して、所望のユーザ設定の追加,変更,削除を行える。また、課金データは、現在までの積算課金結果を参照できることはいうまでもない。
【0124】
また、本実施形態では、ユーザ設定ファイル格納部503で管理されているユーザ設定ファイルLUT503Aを参照可能としているが、操作ログをも参照可能に構成してもよい。
【0125】
〔第3実施形態〕
上記第1,第2実施形態では、主に画像処理装置側における操作設定処理について説明したが、以下、第3実施形態では、第1,第2実施形態に関連するサーバ装置側の処理について説明する。
【0126】
図10は、本発明に係るサーバ装置におけるユーザ設定処理手順の一例を示すフローチャートであり、図5に示したメインサーバ101側のデータ処理手順に対応する。なお、(31)〜(46)は各ステップを示す。
【0127】
まず、ステップ(31)で、任意の店舗に設置されている画像処理システム104の操作部1002の節電モードキー316Aが指で押下指示されることに基づく、画像処理システム104からの指紋照合要求を受信すると、ステップ(32)で、画像処理システム104が読み取った指紋データを受信するのを待って、画像処理システム104より指紋データを受信したら、ステップ(33)で、指紋処理部501が受信した指紋データとユーザ設定ファイル格納部503に格納されているユーザ設定ファイルの指紋データとを照合して一致するかどうか(照合OK)を判断し、照合OKと判断されずに、未登録であると判断した場合には、ステップ(34)で、照合エラーを画像処理システム104に通知して、処理を終了する。
【0128】
一方、ステップ(33)で、照合OKと判断された場合には、ステップ(35)で、照合OKを画像処理システム104に通知して、処理を終了する
一方、ステップ(31)で、受信した要求が指紋照合要求でないと判断した場合には、ステップ(36)で、利用者が画像処理システム104のマイク1014による音声操作設定に基づく音声認識要求かどうかを判断して、音声認識要求であると判断した場合には、ステップ(37)で、画像処理システム104が転送される操作設定に関する利用者の音声データを受信するのを待って、画像処理システム104より音声データを受信したら、ステップ(38)で、音声処理部502が受信した音声データとユーザ設定ファイル格納部503に格納されているユーザ設定ファイルの音声判別データとを照合検索して、ステップ(39)で、音声が一致するファイルがあるか否かを音声処理部502が判断し、一致するファイルがあると判断されずに、未登録であると判断した場合には、ステップ(40)で、音声一致ファイル無しを画像処理システム104に通知して、処理を終了する。
【0129】
一方、ステップ(39)で、音声一致ファイルがあると判断した場合は、ステップ(41)で、一致する音声ファイルのユーザ設定ファイルを画像処理システム104に転送して、処理を終了する。
【0130】
一方、ステップ(36)で、音声認識要求でないと判断した場合は、ステップ(42)で、画像処理システム104からの課金処理要求かどうかを判断して、課金処理要求でないと判断した場合は、処理を終了する。
【0131】
一方、ステップ(42)で、課金処理要求であると判断した場合には、ステップ(43)で、画像処理システム104より転送される利用者が課金管理対象者かどうかを判断して、課金対象外であれば、ステップ(44)で、その旨の画像処理システムに通知して、処理を終了する。
【0132】
一方、ステップ(43)で、課金対象者であると判断した場合には、ステップ(45)で、課金データを受信するのを待って、画像処理システム104より課金データを受信したら、ステップ(46)で、課金処理部505が課金ファイル格納部506で管理されるユーザ別の課金ファイルに登録、または更新して、処理を終了する。
【0133】
なお、ユーザ設定ファイルLUT503Aで管理する課金データで、最新利用までに基づく課金総計を管理することも可能であるが、本実施形態では、利用状況をも含めて課金処理部505がユーザ別に課金ファイルを管理している。
【0134】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0135】
以下、図11,図12に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像処理装置,サーバ装置で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0136】
図11は、本発明に係る画像処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図であり、図12は、本発明に係るサーバ装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0137】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0138】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0139】
本実施形態における図8,図10に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0140】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0141】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0142】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0143】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0144】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0145】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る画像処理装置および画像処理設定方法およびコンピュータが読取り可能な記憶媒体およびプログラムによれば、サーバ装置と通信可能な画像処理装置において、画像処理モードを設定する操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取り、読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定するとともに、利用者が読み上げた音声データである検索キー情報に基づき、該特定された利用者に関するユーザ設定ファイルを前記サーバ装置から取得し、該取得されるユーザ設定ファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定することにより、画像処理装置を利用する利用者が操作パネルに指を触れた後、音声による操作設定を読み上げるという簡単な操作で、ユーザが意図する画像処理モードを容易に設定できる。
【0146】
また、本発明に係るサーバ装置および画像処理設定方法およびコンピュータが読取り可能な記憶媒体およびプログラムによれば、インターネットを利用して画像処理装置と通信可能なサーバ装置において、画像処理装置から通知される画像処理モード,指紋データ,音声データ,課金データを解析してユーザ設定ファイル格納部にユーザIDとともに登録して管理して、ユーザIDに従い課金データに基づく利用料金を電子取引で決済することにより、店舗等に設置される課金処理が必要な画像処理装置におけるユーザが精算すべき利用料金を自動決済処理できる。
【0147】
さらに、本発明に係る画像処理システムによれば、サーバ装置と画像処理装置とが通信可能な画像処理システムにおいて、画像処理モードを設定する操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取り、読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定するとともに、利用者が読み上げた音声データである検索キー情報に基づき、該特定された利用者に関するユーザ設定ファイルを前記サーバ装置から取得し、該取得されるユーザ設定ファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定するとともに、画像処理装置から通知される画像処理モード,指紋データ,音声データ,課金データを解析してユーザ設定ファイル格納部にユーザIDとともに登録して管理して、ユーザIDに従い課金データに基づく利用料金を電子取引で決済するので、画像処理装置を利用する利用者が操作パネルに指を触れた後、音声による操作設定を読み上げるという簡単な操作で、ユーザが意図する画像処理モードを容易に設定できるとともに、店舗等に設置される課金処理が必要な画像処理装置におけるユーザが精算すべき利用料金を自動決済処理して、利用者が意図する画像処理サービスを快適に利用できる利便性に優れた画像処理システム環境を自在に構築できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置およびサーバ装置を適用可能な画像処理システムの一例を示す図である。
【図2】本発明の第一実施形態を示す画像処理装置の制御構成を説明するブロック図である。
【図3】図2に示したリーダ部及びプリンタ部の構成を説明する断面図である。
【図4】図2に示した操作部の構成を説明する平面図である。
【図5】図1に示したメインサーバ側のデータ処理機構を説明するブロック図である。
【図6】本発明に係る画像処理システムにおける操作設定例を説明する概念図である。
【図7】図5に示したユーザ設定ファイル格納部のデータ構造を説明する図である。
【図8】本発明に係る画像処理装置における画像処理モード設定処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2実施形態を示すサーバ装置を適用可能な画像処理システムの一例を示す図である。
【図10】本発明に係るサーバ装置におけるユーザ設定処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る画像処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【図12】本発明に係るサーバ装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
101 メインサーバ
102 ユーザ装置
104 画像処理システム
1001 デジタル複写機本体
1006 ファクシミリ部
1008 ハードディスク
1009 制御部
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット等の通信網を利用して所定の画像処理を行う画像処理装置およびサーバ装置およびデータ処理装置とが通信可能な画像処理システムおよび画像処理設定方法およびコンピュータが読取り可能な記憶媒体およびプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像処理装置、例えばコンビニエンスストアに設置されている複写機等を利用して手軽にコピーサービスを受けられるように構成されている。
【0003】
この際、利用者は、コピーマシンに必要な料金を料金投入機(ベンダーマシン)に投入して、所望のモードを選択する操作指示を行い、必要な部数等を設定した後、スタートキー等を押下して、意図するコピー出力を得られるのが通例である。
【0004】
一方、画像処理装置の機能も多機能化、デジタル化が急速に進み、操作に関する指示も複雑となっており、不慣れな利用者は操作等にとまどいを感じて、誤操作を招いて、不要な紙無駄と費用を支払うこととなってしまう。
【0005】
このように従来の画像処理装置においては、両面機能や拡大縮小機能を利用可能な複写処理ではそれぞれの操作はユーザに委ねられている。
【0006】
また、画像処理装置の設置を提供するコンビニエンスストアは、その料金支払いに関しベンダーマシンを利用するため、システム全体としての占有面積が大規模となり、そのような決済方法以外の決済処理を望む場合も少なくない。
【0007】
さらに、高齢者社会を迎え、操作手順を利用者に委ねるシステムでは、操作指示が煩雑となり、手軽にコピーサービスを受けることができない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の画像処理装置を利用するサービスをコンビニエンスストアで受ける場合、不特定のユーザが利用することを前提としている環境のため、何らユーザの操作設定を記憶しておく手段を備えておらず、サービスを利用する頻度の高い利用者は、同一のコピー操作を行う場合であっても、煩雑な操作負担が必要とされるため、簡単な操作で同一のあるいはそれに類似するような画像処理結果を簡単に得ることができない。すなわち、利用者自身が操作部における操作を簡略できず操作性上問題点があった。
【0009】
また、利用者がマニュアル操作を行うことなく、すなわちタッチレスで操作指示を行いたいという要求に対して、現存の画像処理システムは対応できず、利用者の利便性に柔軟に適応できないという問題点があった。
【0010】
さらに、画像処理サービスを受ける利用者が支払うべき決済も、その都度紙幣または硬貨をベンダーマシンに投入する方式では、ユーザの操作負担が煩雑となって面倒である等の問題点があった。
【0011】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の第1の目的は、サーバ装置と通信可能な画像処理装置において、画像処理モードを設定する操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取り、読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定するとともに、利用者が読み上げた音声データである検索キー情報に基づき、該特定された利用者に関するユーザ設定ファイルを前記サーバ装置から取得し、該取得されるユーザ設定ファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定することにより、画像処理装置を利用する利用者が操作パネルに指を触れた後、音声による操作設定を読み上げるという簡単な操作で、ユーザが意図する画像処理モードを容易に設定できる画像処理装置および画像処理設定方法およびコンピュータが読取り可能な記憶媒体およびプログラムを提供することである。
【0012】
また、第2の目的は、インターネットを利用して画像処理装置と通信可能なサーバ装置において、画像処理装置から通知される画像処理モード,指紋データ,音声データ,課金データを解析してユーザ設定ファイル格納部にユーザIDとともに登録して管理して、ユーザIDに従い課金データに基づく利用料金を電子取引で決済することにより、店舗等に設置される課金処理が必要な画像処理装置におけるユーザが精算すべき利用料金を自動決済処理できるサーバ装置および画像処理設定方法およびコンピュータが読取り可能な記憶媒体およびプログラムを提供することである。
【0013】
さらに、第3の目的は、サーバ装置と画像処理装置とが通信可能な画像処理システムにおいて、画像処理モードを設定する操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取り、読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定するとともに、利用者が読み上げた音声データである検索キー情報に基づき、該特定された利用者に関するユーザ設定ファイルを前記サーバ装置から取得し、該取得されるユーザ設定ファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定するとともに、画像処理装置から通知される画像処理モード,指紋データ,音声データ,課金データを解析してユーザ設定ファイル格納部にユーザIDとともに登録して管理して、ユーザIDに従い課金データに基づく利用料金を電子取引で決済することにより、画像処理装置を利用する利用者が操作パネルに指を触れた後、音声による操作設定を読み上げるという簡単な操作で、ユーザが意図する画像処理モードを容易に設定できるとともに、店舗等に設置される課金処理が必要な画像処理装置におけるユーザが精算すべき利用料金を自動決済処理して、利用者が意図する画像処理サービスを快適に利用できる利便性に優れた画像処理システム環境を自在に構築できる画像処理システムを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の発明は、サーバ装置と通信可能な画像処理装置であって、画像処理モードを設定する操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取る読取り手段(図2に示す操作部1002に相当)と、前記操作部上で設定可能な画像処理モードを音声指示入力する音声入力手段(図2に示すマイク1014,音声入力処理部1015に相当)と、前記読取り手段により読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定する特定手段(図2に示す制御部1009がメインサーバ101に対する問い合わせ結果に基づいて特定する構成に相当)と、前記音声入力手段により利用者が読み上げた検索キー情報に基づき、前記特定手段により特定された利用者に関するユーザ設定ファイルを前記サーバ装置から取得する第1の取得手段(図2に示す制御部1009に相当)と、前記第1の取得手段により取得されるユーザ設定ファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定する第1の制御手段(図2に示す制御部1009に相当)とを有することを特徴とする。
【0015】
本発明に係る第2の発明は、サーバ装置と通信可能な画像処理装置であって、画像処理モードを設定する操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取る読取り手段(図2に示す操作部1002に相当)と、前記操作部上で設定可能な画像処理モードを音声指示入力する音声入力手段と、前記読み取り手段により読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定する特定手段(図2に示す制御部1009がメインサーバ101に対する問い合わせ結果に基づいて特定する構成に相当)と、前記音声入力手段により利用者が読み上げた検索キー情報に基づき、前記特定手段により特定された利用者に関するユーザ別の操作ログファイルを前記サーバ装置から取得する第2の取得手段(図2に示す制御部1009に相当)と、前記第2の取得手段により取得される操作ログファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定する第2の制御手段(図2に示す制御部1009に相当)とを有することを特徴とする。
【0016】
本発明に係る第3の発明は、前記第1の制御手段により確定された画像処理モードに基づく画像処理に要する課金データを前記サーバ装置に転送してキャッシュレス精算する第1の課金精算要求手段(図2に示す制御部1009に相当)を備えることを特徴とする。
【0017】
本発明に係る第4の発明は、前記第2の制御手段により確定された画像処理モードに基づく画像処理に要する課金データを前記サーバ装置に転送してキャッシュレス精算する第2の課金精算要求手段(図2に示す制御部1009に相当)を備えることを特徴とする。
【0018】
本発明に係る第5の発明は、前記特定手段により利用者が前記サーバ装置で管理される利用者でないと特定された場合に、前記利用者が現金精算すべき利用者であることを明示する監視警告部を稼働状態とする警告制御手段(図2に示す制御部1009がランプドライバ1013を介して警告灯1012を駆動する構成に相当)を備えることを特徴とする。
【0019】
本発明に係る第6の発明は、前記操作部上の所定のキーは、節電モードを解除指示するタッチパネルキーであることを特徴とする。
【0020】
本発明に係る第7の発明は、前記特定手段により利用者が前記サーバ装置で管理される利用者でないと特定された場合に、前記利用者が現金精算すべき代金を確定する請求確認シートをプリントアウトすることを特徴とする。
【0021】
本発明に係る第8の発明は、前記第1の制御手段は、音声指示入力されるオペレーションコードに基づき、前記サーバ装置から取得する画像処理モード中から画像処理モードを確定することを特徴とする。
【0022】
本発明に係る第9の発明は、前記第2の制御手段は、音声指示入力される操作ログコードに基づき、前記サーバ装置から取得する画像処理モード中から画像処理モードを確定することを特徴とする。
【0023】
本発明に係る第10の発明は、所定の通信媒体を利用して画像処理装置と通信可能なサーバ装置であって、前記画像処理装置から通知される画像処理モード,指紋データ,音声データ,課金データを解析してユーザ設定ファイル格納部にユーザIDとともに登録して管理する管理手段(図5に示すユーザ設定ファイル管理部504に相当)と、前記ユーザIDに従い課金データに基づく利用料金を電子取引で決済する課金処理手段(図5に示す課金処理部505に相当)とを有することを特徴とする。
【0024】
本発明に係る第11の発明は、前記画像処理装置からの指紋照会要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第1の判断手段(図5に示す指紋処理部501に相当)と、前記画像処理装置からの音声認識要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第2の判断手段(図5に示す音声処理部502に相当)と、前記画像処理装置からの課金照会要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第3の判断手段(図5に示すユーザ設定ファイル管理部504に相当)とを備えることを特徴とする。
【0025】
本発明に係る第12の発明は、前記管理手段は、前記所定の通信媒体を介してユーザ装置から受信するユーザ設定ファイルに基づき、前記ユーザ設定ファイル格納部に格納されているユーザ設定ファイルの更新を行うことを特徴とする。
【0026】
本発明に係る第13の発明は、サーバ装置と画像処理装置とが通信可能な画像処理システムであって、前記画像処理装置は、画像処理モードを設定する操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取る読取り手段(図2に示す操作部1002に相当)と、前記操作部上で設定可能な画像処理モードを音声指示入力する音声入力手段(図2に示す音声入力処理部1015に相当)と、前記読取り手段により読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定する特定手段(図2に示す制御部1009がメインサーバ101に対する問い合わせ結果に基づいて特定する構成に相当)と、前記音声入力手段により利用者が読み上げた検索キー情報に基づき、前記特定手段により特定された利用者に関するユーザ設定ファイルを前記サーバ装置から取得する第1の取得手段(図2に示す制御部1009に相当)と、前記第1の取得手段により取得されるユーザ設定ファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定する第1の制御手段(図2に示す制御部1009に相当する)とを備え、前記サーバ装置は、前記画像処理装置から通知される画像処理モード,指紋データ,音声データ,課金データを解析してユーザ設定ファイル格納部にユーザIDとともに登録して管理する管理手段(図5に示すユーザ設定ファイル管理部504に相当)と、前記ユーザIDに従い課金データに基づく利用料金を電子取引で決済する課金処理手段(図5に示す課金処理部505に相当)とを備えることを特徴とする。
【0027】
本発明に係る第14の発明は、サーバ装置と画像処理装置とが通信可能な画像処理システムであって、前記画像処理装置は、画像処理モードを設定する操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取る読取り手段(図2に示す操作部1002に相当)と、前記操作部上で設定可能な画像処理モードを音声指示入力する音声入力手段と、前記読取り手段により読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定する特定手段(図2に示す制御部1009がメインサーバ101に対する問い合わせ結果に基づいて特定する構成に相当)と、前記音声入力手段により利用者が読み上げた検索キー情報に基づき、前記特定手段により特定された利用者に関するユーザ別の操作ログファイルを前記サーバ装置から取得する第2の取得手段(図2に示す制御部1009に相当する)と、前記第2の取得手段により取得される操作ログファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定する第2の制御手段(図2に示す制御部1009に相当する)とを備え、前記サーバ装置は、前記画像処理装置から通知される画像処理モード,指紋データ,音声データ,課金データを解析してユーザ設定ファイル格納部にユーザIDとともに登録して管理する管理手段(図5に示すユーザ設定ファイル管理部504に相当)と、前記ユーザIDに従い課金データに基づく利用料金を電子取引で決済する課金処理手段(図5に示す課金処理部505に相当)とを備えることを特徴とする。
【0028】
本発明に係る第15の発明は、前記画像処理装置からの指紋照会要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第1の判断手段(図5に示す指紋処理部501に相当)と、前記画像処理装置からの音声認識要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第2の判断手段(図5に示す音声処理部502に相当)と、前記画像処理装置からの課金照会要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第3の判断手段(図5に示すユーザ設定ファイル管理部504に相当)とを備えることを特徴とする。
【0029】
本発明に係る第16の発明は、サーバ装置と通信可能な画像処理装置における画像処理設定方法であって、画像処理モードを設定する操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取る読取りステップ(図示しない)と、前記操作部上で設定可能な画像処理モードを音声指示入力する音声入力ステップ(図8に示すステップ(9))と、前記読取りステップにより読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定する特定ステップ(図8に示すステップ(2))と、前記音声入力ステップにより利用者が読み上げた検索キー情報に基づき、前記特定ステップにより特定された利用者に関するユーザ設定ファイルを前記サーバ装置から取得する第1の取得ステップ(図8に示すステップ(15))と、前記第1の取得ステップにより取得されるユーザ設定ファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定する第1の制御ステップ(図8に示すステップ(17))とを有することを特徴とする。
【0030】
本発明に係る第17の発明は、サーバ装置と通信可能な画像処理装置における画像処理設定方法であって、画像処理モードを設定する操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時(図8に示すステップ(1))に、該利用者の指紋情報を読み取る読取りステップ(図示しない)と、前記操作部上で設定可能な画像処理モードを音声指示入力する音声入力ステップ(図8に示すステップ(8))と、前記読取りステップにより読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定する特定ステップ(図8に示すステップ(2))と、前記音声入力ステップにより利用者が読み上げた検索キー情報に基づき、前記特定ステップにより特定された利用者に関するユーザ別の操作ログファイルを前記サーバ装置から取得する第2の取得ステップ(図8に示すステップ(14))と、前記第2の取得ステップにより取得される操作ログファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定する第2の制御ステップ(図8に示すステップ(17))とを有することを特徴とする。
【0031】
本発明に係る第18の発明は、前記第1の制御ステップにより確定された画像処理モードに基づく画像処理に要する課金データを前記サーバ装置に転送してキャッシュレス精算する第1の課金精算要求ステップ(図示しない)を備えることを特徴とする。
【0032】
本発明に係る第19の発明は、前記第2の制御ステップにより確定された画像処理モードに基づく画像処理に要する課金データを前記サーバ装置に転送してキャッシュレス精算する第2の課金精算要求ステップ(図示しない)を備えることを特徴とする。
【0033】
本発明に係る第20の発明は、前記特定ステップにより利用者が前記サーバ装置で管理される利用者でないと特定された場合に、前記利用者が現金精算すべき利用者であることを明示する監視警告部を稼働状態とする警告制御ステップ(図示しない)を備えることを特徴とする。
【0034】
本発明に係る第21の発明は、前記操作部上の所定のキーは、節電モードを解除指示するタッチパネルキーであることを特徴とする。
【0035】
本発明に係る第22の発明は、前記特定ステップにより利用者が前記サーバ装置で管理される利用者でないと特定された場合に、前記利用者が現金精算すべき代金を確定する請求確認シートをプリントアウトする(図8に示すステップ(21))ことを特徴とする。
【0036】
本発明に係る第23の発明は、前記第1の制御ステップは、音声指示入力されるオペレーションコードに基づき、前記サーバ装置から取得する画像処理モード中から画像処理モードを確定することを特徴とする。
【0037】
本発明に係る第24の発明は、前記第2の制御ステップは、音声指示入力される操作ログコードに基づき、前記サーバ装置から取得する画像処理モード中から画像処理モードを確定することを特徴とする。
【0038】
本発明に係る第25の発明は、所定の通信媒体を利用して画像処理装置と通信可能なサーバ装置における画像処理設定方法であって、前記画像処理装置から通知される画像処理モード,指紋データ,音声データ,課金データを解析してユーザ設定ファイル格納部にユーザIDとともに登録して管理する管理ステップ(図示しない)と、前記ユーザIDに従い課金データに基づく利用料金を電子取引で決済する課金処理ステップ(図10に示すステップ(44))とを有することを特徴とする。
【0039】
本発明に係る第26の発明は、前記画像処理装置からの指紋照会要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第1の判断ステップ(図10に示すステップ(33))と、前記画像処理装置からの音声認識要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第2の判断ステップ(図10に示すステップ(39))と、前記画像処理装置からの課金照会要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第3の判断ステップ(図10に示すステップ(43))とを備えることを特徴とする。
【0040】
本発明に係る第27の発明は、前記管理ステップは、所定の通信媒体を介してユーザ装置から受信するユーザ設定ファイルに基づき、前記ユーザ設定ファイル格納部に格納されているユーザ設定ファイルの更新を行うことを特徴とする。
【0041】
本発明に係る第28の発明は、画像処理記装置本体に対する不正使用状態を判定する判定手段と、前記判定手段により不正使用状態であると判定された場合に、前記読取り手段により読み取られる該利用者の指紋情報を防犯情報とともに記憶する記憶手段と、防犯モード呼び出しコードが入力された場合に、前記記憶手段に記憶された防犯情報と前記指紋情報とを画像出力する防犯情報出力手段とを備えることを特徴とする。
【0042】
本発明に係る第29の発明は、不正使用状態を判定する判定手段と、前記判定手段により不正使用状態であると判定された場合に、前記読取り手段により読み取られる該利用者の指紋情報を防犯情報とともに記憶する記憶手段と、防犯モード呼び出しコードが入力された場合に、前記記憶手段に記憶された防犯情報と前記指紋情報とを画像出力する防犯情報出力手段とを備えることを特徴とする。
【0043】
本発明に係る第30の発明は、画像処理記装置本体に対する不正使用状態を判定する判定ステップと、前記判定ステップにより不正使用状態であると判定された場合に、前記読取りステップにより読み取られる該利用者の指紋情報を防犯情報とともに記憶手段に記憶する記憶ステップと、防犯モード呼び出しコードが入力された場合に、前記記憶手段に記憶された防犯情報と前記指紋情報とを画像出力する防犯情報出力ステップとを備えることを特徴とする。
【0044】
本発明に係る第31の発明は、第16〜第27,30の発明のいずれかに記載の画像処理設定方法を実現するプログラムを記憶した記憶媒体であることを特徴とする。
【0045】
本発明に係る第32の発明は、第16〜第27,30の発明のいずれかに記載の画像処理設定方法を実現するプログラムであることを特徴とする。
【0046】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1は、本発明に係る画像処理装置およびサーバ装置を適用可能な画像処理システムの一例を示す図であり、例えばインターネットを利用したユーザ設定ファイルの登録と該登録されたユーザ設定ファイルの呼び出しを指紋照合と音声入力により自動化可能なシステム例に対応する。
【0047】
図1において、101は本実施形態における主たる処理機能を有する情報処理装置(図2に後述する、CPU、ROM、RAM、HDDなどから構成されるコンピュータシステム)であって、以下単にメインサーバと記す。メインサーバ101はインターネットにおいて一般的にサーバと呼ばれる情報処理装置であって、後述するインターネット105に常時接続されており、外部からの処理要求に応じてデータの返信などの処理を行う機能を有する。
【0048】
メインサーバ101は、例えば、一般的にファイルサーバまたはデータベースサーバと呼ばれる、大容量の外部記憶装置システムや複数の情報処理装置を接続して構成することも可能であるが、本実施形態の説明においては、単一の情報処理処置の場合と差異がないため、単一の情報処理装置として説明する。
【0049】
102(1)、102(2)、102(3)は、本実施形態の利用者が直接操作する情報処理装置であって、以下単にユーザ装置とする。本実施形態においては1つ以上のユーザ装置102(N)が利用可能であって、図1中では複数記載されているが、各ユーザ装置102(N)の機能は同一であるので、以下単にユーザ装置102で総称して説明する。
【0050】
ユーザ装置102は、一般的に普及しているパーソナルコンピュータであって、利用者の操作等により後述するネットワーク105に接続する、例えばモデム,ルータなどの通信装置と、利用者が所望するインターネットのサーバ、例えばメインサーバ101に対して処理要求を送信し、該メインサーバ101より返信されたデータを表示する、一般的にインターネットブラウザと呼ばれる例えばMicrosoft社のInternet Explorer (商品名)などのデータ閲覧機能を有する。本システムの利用者は、ユーザ装置102を用いて、アプリケーションを実行してメインサーバ101と通信して、メインサーバ101が管理する記憶装置上にユーザ情報(ユーザが意図する画像処理設定情報(通常は、画像処理装置の操作パネルにて操作設定されるもの))を設定登録することが可能に構成されている。
【0051】
103(1)、103(2)、103(3)は、本実施形態において、利用者が検索し印刷される画像データの提供者(以下、単に管理者装置とする)が直接操作する情報処理装置であって、以下単に提供装置とする。
【0052】
本実施形態においては1つ以上の管理者装置103(N)が利用可能であって、図1中は複数記載されているが、各管理者装置103(N)の機能は同一であるので、以下単に管理者装置103で総称して説明する。
【0053】
管理者装置103は、ユーザ装置102と同様に、インターネット105への接続機能と、データ閲覧機能を有する。
【0054】
104(1)、104(2)、104(3)は、本実施形態において利用者の注文した画像データの印刷を行う画像処理システムであって、後述するようにスキャナ,プリンタ,画像処理部,通信処理部等で構成される。
【0055】
本実施形態においては1つ以上の画像処理システム104(N)が利用可能であって、図1中は複数記載されているが、画像処理システム104(N)の機能は同等であるので、以下単に画像処理システム104で総称して説明する。画像処理システム104は、インターネット105に接続するための例えばネットワークシステムを介して、メインサーバ101からユーザ設定ファイルデータを受信し、画像処理システムで自動設定する機能を有する。
【0056】
図2は、本発明の一実施形態を示す画像処理装置の制御構成を説明するブロック図であり、本実施形態では一例としてデジタル複写機を挙げて説明する。
【0057】
図において、1001はデジタル複写機本体で、操作部1002,リーダ部1003,プリンタ部1004から構成される。操作部1002は、処理モード等各種設定の入力及びデジタル複写機本体1001及び画像入出力制御部1005を操作するために使用する。
【0058】
リーダ部1003は原稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データを画像入出力制御部1005へ出力する。画像入出力制御部1005へ出力された画像データは制御部1009を介してハードディスク1008に一時的に保存される。プリンタ部1004は、制御部1009を介してハードディスク1008から取り出した画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。なお、リーダ部1003およびプリンタ部1004の構成については後述する図3において詳細に説明する。
【0059】
画像入出力制御部1005は、リーダ部1003に接続されており、ファクシミリ部1006,コンピュータインタフェース部1007,ハードディスク1008,制御部1009から構成される。
【0060】
ファクシミリ部1006は、電話回線を介して受信した圧縮画像データを伸長して、伸長された画像データを制御部1009へ転送し、又、制御部1009から転送された画像データを圧縮して、圧縮された圧縮画像データを電話回線を介して送信する。なお、ファクシミリ部1006により受信した圧縮画像データは、ハードディスク1008に一時的に保存することができる。
【0061】
コンピュータインタフェース部1007は、パーソナルコンピュータ又はワークステーション(PC/WS)と制御部1009の間のインタフェースであり、PC/WS101から転送された画像を表すコードデータ(画像データ,PDL(Page Description Language,:ページ記述言語)データ)と、ネットワークスキャナから転送される画像データとをプリンタ部1004で記録できる画像データ(ビットマップデータ)に展開して制御部1009を介してハードディスク1008に記憶する。なお、ここではコンピュータインタフェース部1007はインターネット105を介してPC/WS101と接続されている。
【0062】
なお、図示はしないが、PC/WS101は、各種情報を表示する表示部,使用者からの入力を受け付けるキーボード及びポインティングデバイス,CPU,RAM,ROM,ネットワークインタフェース等を有している。又、ネットワークスキャナは、原稿画像を読み取る読取り部,使用者からの入力を受け付ける操作パネル,各種情報を表示する表示部,CPU,RAM,ROM,ネットワークインタフェースを有する。
【0063】
制御部1009はリーダ部1003,ファクシミリ部1006,コンピュータインタフェース部1007,ハードディスク1008各間のデータの流れを制御するものである。1009aはCPUで、ROM1009cに記憶されるプログラムに基づいて制御部1009全体の制御を行う。1009bはRAMで、CPU1009aのワークメモリ等として機能する。220はソータ部で、詳細は後述する。
【0064】
なお、ハードディスク1008には、ワークとしてのユーザエリアが確保され、該ワーク上で操作部1002に配設される節電モードキー(タッチパネル上に設けられる)であって、該節電モードキーにユーザが触れた際に、その指紋情報を読み取る手段が備えられており、読み取る手段が読み取った操作指示者の該指紋を一時的に記憶し、ユーザが画像処理を実行させた場合に正当な支払いを完了した場合には、その情報を消去し、支払いが完了しない場合には、保存して、所定の防犯モード呼び出しコードを入力することにより、画像出力されて犯罪捜査に利用可能とするように管理することが可能に構成されている。
【0065】
なお、指紋情報を読み取る手段は、節電キーがONされた際に、図示しない光学ユニットに設けられる光源ランプを点灯させて、ユーザがタッチしているパネルの背面側から光を照射して、その反射光を、例えば光学ユニットに備えるフォトトランジスタで受光し、その反射画像データから特徴点をサンプリング処理して得られる指紋特徴点データを得る画像処理部を備えているものとする。また、本指紋情報読み取り機構並びに読み取り方法は、上記例に限定されることなく、公知の指紋読み取り機構および読み取り方法を採用可能である。
【0066】
1013はランプドライバ(ドライバ)で、画像処理を実行した利用者が課金処理が未完了の場合に、メインサーバ101から通知される警告命令に従い警告灯1012を点灯または点滅させて、該画像処理装置が設置されるコンビニエンスストアの店員に注意を喚起させる。
【0067】
また、図示しないインタフェースを介して、コンビニエンスストアのレジスタとの通信機能を備え、レジスタのキー操作で該利用者が支払うべき画像処理利用代金の請求額をレジスタに表示して、レジ決済可能としてもよい。
【0068】
1014はマイクで、画像処理利用者がメインサーバ101に登録しているユーザが設定されているファイルに関する情報を音声入力する。1015は音声入力処理部で、マイク1014から入力された音声情報をメインサーバ101に通知する。なお、メインサーバ101から通知されるユーザ設定ファイルを操作部1002に表示することが可能であるが、その表示内容を読み上げ可能に構成することは任意である。
【0069】
図3は、図2に示したリーダ部1003及びプリンタ部1004の構成を説明する断面図である。
【0070】
図において、201は原稿給送装置で、原稿を最終順に1枚ずつプラテンガラス202上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス202上の原稿を排出するものである。204はスキャナユニットで、原稿がプラテンガラス202上に搬送されると、ランプ203を点灯して移動を開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー205,206,207及びレンズ208によってCCDイメージセンサ(以下CCDと呼ぶ)209へ導かれる。
【0071】
CCD209では、このように走査された原稿の画像を読み取り、CCD209から出力される画像データは、所定の処理が施された後、プリンタ部1004及び画像入出力制御部1005の制御部1009へ転送される。
【0072】
221はレーザドライバで、レーザ発光部210を駆動するものである。このレーザドライバ221は、レーザ発光部210に画像入出力制御部1005から出力された画像データに基づいたレーザ光を発光させる。211は感光ドラムで、レーザドライバ221により発光されたレーザ光が照射され、レーザ光に応じた潜像が形成される。212は現像器で、感光ドラム211に形成された潜像の部分に現像剤を付着させて現像する。
【0073】
213,214はカセットで、記録紙が載置される。215は転写部で、レーザ光の照射開始と同期したタイミングでカセット213及びカセット214のいずれかから給紙されて搬送される記録紙に感光ドラム211に付着した現像剤を転写する。216は定着部で、転写部215で現像剤が転写され搬送されてくる記録紙に熱と圧力を加えて現像剤を記録紙に定着させる。
【0074】
218はフラッパで、記録紙の搬送経路を切り替えるものである。217は排紙ローラで、記録紙を機外(ここではソータ220)に排出するローラである。220はソータで、排紙ローラ217により排出された記録紙をそれぞれのビンに収納する等の仕分けをしたり、仕分けされた記録紙のステイプルを行う。なお、ソータ220は仕分けが設定されていない場合は最上ビンに記録紙を収納する。
【0075】
なお、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ217のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ217の回転方向を逆転させ、フラッパ218によつて再給紙搬送路219へ導く。また、多重記録が設定されている場合は、記録紙を排出ローラ217まで搬送しないようにフラッパ218によって再給紙搬送路219へ導く。再給紙搬送路219へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写部215へ給紙される。
【0076】
図4は、図2に示した操作部1002の構成を説明する平面図である。
【0077】
図において、301は主電源ランプで、電源オン時に点灯する。図示しない電源スイッチは、本体の側面に配置され、本体への通電を制御する。302は予熱キーで、予熱モードのON/OFFを切り替える際に押下する。
【0078】
303はコピーモードキーで、複数の機能の中からコピーモードを選択するときに押下する。304はファックスモードキーで、複数の機能の中からファックスモードを選択するときに押下する。305は、パーソナルボックスキーであり、複数の機能の中からパーソナルボックスモードを選択するときに押下する。なお、パーソナルボックス機能に関しての詳細な説明は省略する。
【0079】
306はコピースタートキーで、コピーの開始を指示するときに押下するキーである。307はストップキーで、コピーを中断したり、中止したりするときに押下するキーである。308はリセットキーで、スタンバイ中に押下した場合は標準モードに復帰させるキーとして動作する。309はガイドキーで、各機能の説明をタッチパネル316に表示させるために押下するキーである。310はユーザモードキーで、ユーザがシステムの基本設定を変更するときに押下する。
【0080】
311は割り込みキーで、コピー中に割り込みしてコピーを実行したいときに押下する。312はテンキーで、数値の入力を行うときに押下するキー群である。313はクリアキーで、数値をクリアするときに押下する。314はワンタッチダイヤルキーで、本実施形態では20個のキーが配列されており、ファクシミリ送信する際にいずれかのワンタッチダイヤルキーを押下すると、キー毎に登録された電話番号に自動的にダイヤルする。
【0081】
315は2枚組のフタで、ワンタッチダイヤルキー314の各キー部分がくり抜かれ形状の2重のフタになっている。図示しないセンサスイッチにより、2枚のフタが閉じられた第1の状態、1枚目のフタだけが開いた第2の状態、及び2枚のフタが開いた第3の状態を検出する。これら3種類のフタの開閉状態との組み合わせで、ワンタッチダイヤルキー314のキーの動作が決定されるので、本実施形態では、キーが20×3=60個存在するのと同等の効果を持つ。316はタッチパネルで、液晶画面とタッチセンサの組合せからなり、各モード毎に個別の設定画面が表示され、さらに、描画されたキーに触れることで、各種の詳細な設定を行うことが可能である。
【0082】
図5は、図1に示したメインサーバ101側のデータ処理機構を説明するブロック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
【0083】
図5において、500は通信インタフェースで、インターネット105を介してユーザ装置102のデータ通信手段551と画像処理装置104のデータ通信手段552と通信可能に構成されている。
【0084】
501は指紋処理部で、ユーザ装置102より転送される指紋画像データを処理して特徴を抽出した後、該ユーザ認証用の指紋認証データとしてユーザ設定ファイル格納部503上に確保されるユーザフォルダに登録される。
【0085】
なお、指紋処理部501は、画像処理システム104の操作部でタッチ入力される利用者の指紋を読み取ると、該読み取られた指紋画像データとユーザ設定ファイル格納部503に登録された指紋認証データとの照合処理を行い、その結果を画像処理システム104に通知する機能を備えている。
【0086】
502は音声処理部で、画像処理システム104のマイク1014より利用者が音声入力した設定ファイル呼び出しデータを解析して、ユーザ設定ファイル管理部504にその結果を通知する。
【0087】
ユーザ設定ファイル管理部504は、音声解析されたユーザに対応するユーザ設定ファイルをユーザ設定ファイル格納部503を検索し、該当するユーザ設定データを呼び出して画像処理システム104に通知する機能を備えている。なお、ユーザ設定ファイルの構造については後述する。
【0088】
505は課金処理部で、通信インタフェース500を介して、ユーザが電子決済するカート゛会社の端末装置に対して、課金ファイル格納部506で管理されるユーザが月単位で利用している利用状況(使用回数,利用代金)を積算処理した結果を引き落としデータとして通知する機能を備えている。
【0089】
なお、本実施形態では、課金ファイル格納部506を独立した構成としているが、ユーザ設定ファイル格納部503内に前記課金ファイル格納部506を確保することは任意である。
【0090】
図6は、本発明に係る画像処理システムにおける操作設定例を説明する概念図であり、図1,図2と同一のものには同一の符号を付してある。
【0091】
図6において、316Aは節電モードキーで、ユーザが節電モードを解除する際に押下指示される。そして、該節電モードキー316Aが押下指示するために、利用者が任意の指でパネルに触れると、該指の指紋が読取り処理され、画像処理システム104からデータ通信手段552,インターネット105を介してメインサーバ101に自動転送される。
【0092】
図7は、図5に示したユーザ設定ファイル格納部503のデータ構造を説明する図である。
【0093】
図7において、503Aはユーザ設定LUTで、ユーザ設定ファイル管理部504により、指紋認証データ,個人情報,音声判別データ,クレジット番号,課金データがユーザ別に管理されている。
【0094】
なお、本実施形態では、指紋認証データ,個人情報,音声判別データ,クレジットカード番号,課金データが画像処理システム104の操作部からの設定データを取得して管理している例に対応する。
【0095】
503Bはユーザ設定ファイルで、使用ユーザ毎、あるいは登録されたユーザ毎に、設定ファイル(例えばユーザが画像処理システム104の操作部より設定したコピー部数,両面設定の有無,拡大設定の有無,縮小設定の有無,カラー出力の有無,白黒設定の有無等が前記ユーザ設定LUT503Aを介してリンクされてユーザ設定ファイル管理部504により検索可能に管理されている。
【0096】
503CはオペレーションID発行テーブルで、画像処理システム104で利用者が設定して画像処理が実行された際に、再度同一の操作組合せ(例えば通常のコピーであっても、部数が異なるとか、部数は同一で拡大処理する設定とするとかを含む)となる設定操作を不要とするためのID発行指示がなされた場合に、画像処理システム104から転送されるオペレーションIDデータを取得して、ユーザ設定ファイル管理部504により検索可能に管理されている。
【0097】
503Dは操作ログで、ユーザ設定ファイル管理部504により画像処理システム104で実際に処理された操作設定を取得して、ユーザ別に管理される例に対応する。
【0098】
なお、利用者が画像処理システム104の操作部で、該操作ログ503Dをメインサーバ101に対して取得要求を行うことにより、ユーザ設定ファイル管理部504がユーザ設定ファイル格納部503より呼び出して画像処理システム104に転送し、該転送された操作ログ503Dを操作部に表示して、利用者が一度設定してログ管理されている内容を確認して、利用者が意図する該操作ログを選択することにより、同一のユーザ設定を画像処理システム104に自動設定することが可能となっている。
【0099】
また、利用者が選択する画像処理システム104は、利用者の行動パターンにより、常に同じコンビニエンスストアを利用するとは限らず、種々のデジタル画像処理をサービスするデジタルカフェ等も含まれるため、画像処理システム104の機能はオプションユニットの構成により一定とは限らない。すなわち、登録されている画像処理モード中で、設定できない用紙選択(A4Rが選択できない等),カラー選択(画像処理システム104がモノクロ機である場合等),ソータ機能選択(ソータがない場合)等も含まれる。
【0100】
そこで、呼び出されるユーザ設定モード中で、現在の画像処理システム104で設定付加となるモード設定については、その設定を無効とするか、その設定の選択を不可警告を行う制御を実行するか否かは設計上任意である。
【0101】
図8は、本発明に係る画像処理装置における画像処理モード設定処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(21)は図2に示した制御部1009がハードディスク1008から呼び出されるモード設定処理プログラムを実行する際の各ステップを示す。
【0102】
まず、ステップ(1)で、画像処理システム104が設置されているA店舗に赴き、操作部1002に利用者が自身の指で節電モードキー316Aが押下しているか否かを制御部1009が判断し、節電モードキー316Aを押下している判断した場合には、図示しない読取り機構を介して、利用者の指の画像情報を読み取って、所定の画像処理(例えば指紋の特定点を抽出する処理)により抽出される指紋データをコンピュータインタフェース部1007,インターネット105を介してメインサーバ101へ送信する。
【0103】
そして、ステップ(2)で、公知の指紋照合処理技術を利用して、メインサーバ101が図5に示したように、ユーザ設定ファイル格納部503に登録されているユーザの指紋認証データとの一致不一致を照合して得られる照合結果データをメインサーバ101から取得して、操作部の節電モードキー316Aを押下している該利用者を特定する。
【0104】
そして、ステップ(3)で、該指押下者が指紋登録者であると認証されたかどうか(OK)を制御部1009が判断して、該押下者が指紋登録者でないと判断した場合は、ランプドライバ1013を介して警告灯1012を点灯する(4)。これにより、店舗管理者は、画像処理システム104を操作しているユーザが現金支払い等を必要とし、監視対象利用者として注意を払うことが可能となる。
【0105】
一方、ステップ(3)で、該指押下者が指紋登録者であると認証された場合には、制御部1009は、ステップ(5)で、登録されているユーザID(例えばユーザ設定ファイル格納部503に管理されているクレジット番号)を操作部1002より入力することを選択したかどうかを判断して、ユーザIDを入力していないと判断した場合は、ステップ(7)へ進む。
【0106】
一方、ステップ(5)で、ユーザID入力を選択していると判断した場合は、ステップ(6)で、ユーザIDを操作部1002から入力する。
【0107】
次に、ステップ(7)で、プリンタ部1004に備える図示しないセンサによりから給紙可能な用紙を検知したら、利用者がマイク1014に対して所望のオペレーション要求を発声して、ステップ(8)で、音声入力処理部1015がその利用者からの音声入力を受信したら、ステップ(9)で、その音声入力データをメインサーバ101へ転送して音声解読処理を行う。
【0108】
そして、その音声入力データに対応したユーザ設定ファイルをユーザ設定ファイル管理部504が検索できたかどうか、すなわち、ステップ(10)で、メインサーバ101よりユーザ設定ファイルを受信しているか(音声解読OK)かどうかを制御部1009が判断して、解読できたと判断した場合には、当該利用者が操作してきている操作ログを使用する選択を行っているかどうか、すなわち操作部1002に表示される、例えば「過去の操作」を選択指示しているかどうかを制御部1009が判断して、選択していないと判断した場合は、ステップ(15)へ進む。
【0109】
一方、ステップ(13)で、選択していると判断した場合は、ユーザ設定ファイル管理部504がユーザ設定ファイル格納部503を検索して、ステップ(14)で、メインサーバ101から転送される当該利用者の操作ログ503Dを取り出し、ステップ(15)で、操作部1002にパネル表示する。なお、ステップ(13)で、NOと判断された場合には、ステップ(15)で、ステップ(9)で、音声解読に基づいてメインサーバ101から取得しているユーザ設定ファイルを操作部1002にパネル表示する。
【0110】
そして、ステップ(16)で、制御部1009が操作部1002で表示されている内容に基づく画像処理を選択するかどうかの確認指示がなされているかどうかを判断して、確認指示がなされていないと判断した場合は、ステップ(8)へ戻り、確認指示がなされていると判断した場合には、ステップ(17)で、操作部1002にパネル表示された内容の画像処理モードに基づく画像処理を実行する。
【0111】
一方、ステップ(10)で、メインサーバ101よりユーザ設定ファイルを受信しているか(音声解読OK)かどうかを制御部1009が判断して、解読できないと判断した場合(例えばそのようなユーザ設定が存在しない場合を含む)には、ステップ(11)で、通常の画像処理時と同様に、利用者が操作部1002に配置されているキーを操作して、所望の画像処理モードを設定する。
【0112】
そして、ステップ(12)で、制御部1009が操作部1002で表示されている内容に基づく画像処理を選択するかどうかの確認指示がなされているかどうかを判断して、確認指示がなされていないと判断した場合は、ステップ(11)へ戻り、確認指示がなされていると判断した場合には、ステップ(17)で、操作部1002にパネル表示された内容の画像処理モードに基づく画像処理を実行する。
【0113】
そして、ステップ(18)で、制御部1009が操作ID発行を要求しているかどうかを判断して、操作ID発行を要求していると判断した場合は、ステップ(19)で、操作IDを利用者に発行して操作部1002に表示する。
【0114】
一方、ステップ(18)で、操作ID発行を要求していないと判断した場合は、ステップ(20)で、利用者がメインサーバ101のユーザ設定ファイル格納部503に登録されているDB登録者かどうかを制御部1009がメインサーバ101に問い合わせて、該問い合わせの結果に基づき判断して、DB登録者であると判断した場合は、今回の利用料金(課金)データをメインサーバ101のユーザ設定ファイル格納部503上のユーザ設定LUT503Aの課金データとして登録するため、画像処理に伴う操作履歴データに付加してメインサーバ101へ転送して、処理をステップ(1)へ戻す。なお、転送された課金データに従い、利用者が契約しているクレジット会社等より、毎月指定日に銀行引き落とし処理が実行される。
【0115】
一方、ステップ(20)で、DB登録者でないと判断した場合は、ステップ(21)で、利用者が実行した画像処理に伴う料金を算出して、該算出結果をプリンタ部1004で選択可能な最小サイズの用紙にプリントアウトし、処理をステップ(1)へ戻す。
【0116】
これにより、ユーザが設定した操作モード中で、複数のパラメータ中で、全てのパラメータを音声入力しなくても、例えばコピーと利用者が発声すれば、コピーとして登録されているユーザ設定ファイルが全て検索されて、操作部1002にリストアップ表示されるので、その中から利用者が所望の画像処理モードを選択すればよい。
【0117】
なお、料金のプリントアウトは、所定のファーマットに従うバーコード印刷であってもよいし、算用数値による印刷であってもよい。このプリントアウトに従い、利用者はレジスタにてその代金を現金等により決済する。
【0118】
なお、上記実施形態では、マイク1014による音声入力をメインサーバ101側の音声処理部502で解析処理する場合について説明しているが、音声入力処理部1015で処理することも可能であり、この場合は、操作部1002に表示されている文字を、例えば点滅表示される文字を利用者が読み上げることにより、「コピー」,「A4」,「3部」,「縮小」,「70%」等を順次読み上げることにより、制御部1009が、音声入力処理部1015で解析処理したコードを操作指示として確定することにより、所望の設定をマイク1014で読み上げるだけで、利用者が意図する操作指示を誰でも簡単に設定することができることはいうまでもない。
【0119】
〔第2実施形態〕
上記第1実施形態では、操作部1002より設定されたものをIDとともにメインサーバ101で登録して、いずれの店舗に設置されている画像処理システム104でも、一度設定した操作モードを再現性よく簡単な音声入力で行える場合について説明したが、図1に示したユーザ装置102により、個々のユーザがあらかじめ設定すべき操作モードをメインサーバ101が管理するユーザ設定ファイル格納部503に登録、あるいは登録した操作モードの更新あるいは削除、あるいは内容を確認参照する等を行えるようにして、ユーザの操作モード設定の利便性を向上できるように構成してもよい。
【0120】
図9は、本発明の第2実施形態を示すサーバ装置を適用可能な画像処理システムの一例を示す図であり、図1に示したユーザ装置102より、インターネット105を介してメインサーバ101が管理するユーザ設定ファイル格納部503のユーザ設定ファイルへのアクセスを可能とするシステムに対応する。
【0121】
図9において、102Aはマイクロホンで、音声入力により音声処理された音声データがメインサーバ101の音声処理部502へ取り込まれる。
【0122】
なお、ユーザ装置102は、通常のパーソナルコンピュータと同等の機能を備え、所定のOSの管理下で、各種のアプリケーションを実行可能に構成されている。
【0123】
本実施形態では、第1実施形態と同様に、ユーザ装置102がメインサーバ101が提供してるホームページ(当該ユーザ設定ファイルページ)等をWebブラウザでに表示した後、利用者がマイク102Aに対してユーザ認証処理等を実行した後、当該登録ユーザのユーザ設定ファイルをWeb表示して、所望のユーザ設定の追加,変更,削除を行える。また、課金データは、現在までの積算課金結果を参照できることはいうまでもない。
【0124】
また、本実施形態では、ユーザ設定ファイル格納部503で管理されているユーザ設定ファイルLUT503Aを参照可能としているが、操作ログをも参照可能に構成してもよい。
【0125】
〔第3実施形態〕
上記第1,第2実施形態では、主に画像処理装置側における操作設定処理について説明したが、以下、第3実施形態では、第1,第2実施形態に関連するサーバ装置側の処理について説明する。
【0126】
図10は、本発明に係るサーバ装置におけるユーザ設定処理手順の一例を示すフローチャートであり、図5に示したメインサーバ101側のデータ処理手順に対応する。なお、(31)〜(46)は各ステップを示す。
【0127】
まず、ステップ(31)で、任意の店舗に設置されている画像処理システム104の操作部1002の節電モードキー316Aが指で押下指示されることに基づく、画像処理システム104からの指紋照合要求を受信すると、ステップ(32)で、画像処理システム104が読み取った指紋データを受信するのを待って、画像処理システム104より指紋データを受信したら、ステップ(33)で、指紋処理部501が受信した指紋データとユーザ設定ファイル格納部503に格納されているユーザ設定ファイルの指紋データとを照合して一致するかどうか(照合OK)を判断し、照合OKと判断されずに、未登録であると判断した場合には、ステップ(34)で、照合エラーを画像処理システム104に通知して、処理を終了する。
【0128】
一方、ステップ(33)で、照合OKと判断された場合には、ステップ(35)で、照合OKを画像処理システム104に通知して、処理を終了する
一方、ステップ(31)で、受信した要求が指紋照合要求でないと判断した場合には、ステップ(36)で、利用者が画像処理システム104のマイク1014による音声操作設定に基づく音声認識要求かどうかを判断して、音声認識要求であると判断した場合には、ステップ(37)で、画像処理システム104が転送される操作設定に関する利用者の音声データを受信するのを待って、画像処理システム104より音声データを受信したら、ステップ(38)で、音声処理部502が受信した音声データとユーザ設定ファイル格納部503に格納されているユーザ設定ファイルの音声判別データとを照合検索して、ステップ(39)で、音声が一致するファイルがあるか否かを音声処理部502が判断し、一致するファイルがあると判断されずに、未登録であると判断した場合には、ステップ(40)で、音声一致ファイル無しを画像処理システム104に通知して、処理を終了する。
【0129】
一方、ステップ(39)で、音声一致ファイルがあると判断した場合は、ステップ(41)で、一致する音声ファイルのユーザ設定ファイルを画像処理システム104に転送して、処理を終了する。
【0130】
一方、ステップ(36)で、音声認識要求でないと判断した場合は、ステップ(42)で、画像処理システム104からの課金処理要求かどうかを判断して、課金処理要求でないと判断した場合は、処理を終了する。
【0131】
一方、ステップ(42)で、課金処理要求であると判断した場合には、ステップ(43)で、画像処理システム104より転送される利用者が課金管理対象者かどうかを判断して、課金対象外であれば、ステップ(44)で、その旨の画像処理システムに通知して、処理を終了する。
【0132】
一方、ステップ(43)で、課金対象者であると判断した場合には、ステップ(45)で、課金データを受信するのを待って、画像処理システム104より課金データを受信したら、ステップ(46)で、課金処理部505が課金ファイル格納部506で管理されるユーザ別の課金ファイルに登録、または更新して、処理を終了する。
【0133】
なお、ユーザ設定ファイルLUT503Aで管理する課金データで、最新利用までに基づく課金総計を管理することも可能であるが、本実施形態では、利用状況をも含めて課金処理部505がユーザ別に課金ファイルを管理している。
【0134】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0135】
以下、図11,図12に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像処理装置,サーバ装置で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0136】
図11は、本発明に係る画像処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図であり、図12は、本発明に係るサーバ装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0137】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0138】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0139】
本実施形態における図8,図10に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0140】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0141】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0142】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0143】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0144】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0145】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る画像処理装置および画像処理設定方法およびコンピュータが読取り可能な記憶媒体およびプログラムによれば、サーバ装置と通信可能な画像処理装置において、画像処理モードを設定する操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取り、読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定するとともに、利用者が読み上げた音声データである検索キー情報に基づき、該特定された利用者に関するユーザ設定ファイルを前記サーバ装置から取得し、該取得されるユーザ設定ファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定することにより、画像処理装置を利用する利用者が操作パネルに指を触れた後、音声による操作設定を読み上げるという簡単な操作で、ユーザが意図する画像処理モードを容易に設定できる。
【0146】
また、本発明に係るサーバ装置および画像処理設定方法およびコンピュータが読取り可能な記憶媒体およびプログラムによれば、インターネットを利用して画像処理装置と通信可能なサーバ装置において、画像処理装置から通知される画像処理モード,指紋データ,音声データ,課金データを解析してユーザ設定ファイル格納部にユーザIDとともに登録して管理して、ユーザIDに従い課金データに基づく利用料金を電子取引で決済することにより、店舗等に設置される課金処理が必要な画像処理装置におけるユーザが精算すべき利用料金を自動決済処理できる。
【0147】
さらに、本発明に係る画像処理システムによれば、サーバ装置と画像処理装置とが通信可能な画像処理システムにおいて、画像処理モードを設定する操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取り、読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定するとともに、利用者が読み上げた音声データである検索キー情報に基づき、該特定された利用者に関するユーザ設定ファイルを前記サーバ装置から取得し、該取得されるユーザ設定ファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定するとともに、画像処理装置から通知される画像処理モード,指紋データ,音声データ,課金データを解析してユーザ設定ファイル格納部にユーザIDとともに登録して管理して、ユーザIDに従い課金データに基づく利用料金を電子取引で決済するので、画像処理装置を利用する利用者が操作パネルに指を触れた後、音声による操作設定を読み上げるという簡単な操作で、ユーザが意図する画像処理モードを容易に設定できるとともに、店舗等に設置される課金処理が必要な画像処理装置におけるユーザが精算すべき利用料金を自動決済処理して、利用者が意図する画像処理サービスを快適に利用できる利便性に優れた画像処理システム環境を自在に構築できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置およびサーバ装置を適用可能な画像処理システムの一例を示す図である。
【図2】本発明の第一実施形態を示す画像処理装置の制御構成を説明するブロック図である。
【図3】図2に示したリーダ部及びプリンタ部の構成を説明する断面図である。
【図4】図2に示した操作部の構成を説明する平面図である。
【図5】図1に示したメインサーバ側のデータ処理機構を説明するブロック図である。
【図6】本発明に係る画像処理システムにおける操作設定例を説明する概念図である。
【図7】図5に示したユーザ設定ファイル格納部のデータ構造を説明する図である。
【図8】本発明に係る画像処理装置における画像処理モード設定処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2実施形態を示すサーバ装置を適用可能な画像処理システムの一例を示す図である。
【図10】本発明に係るサーバ装置におけるユーザ設定処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る画像処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【図12】本発明に係るサーバ装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
101 メインサーバ
102 ユーザ装置
104 画像処理システム
1001 デジタル複写機本体
1006 ファクシミリ部
1008 ハードディスク
1009 制御部
Claims (32)
- サーバ装置と通信可能な画像処理装置であって、
画像処理モードを設定する操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取る読取り手段と、
前記操作部上で設定可能な画像処理モードを音声指示入力する音声入力手段と、
前記読取り手段により読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定する特定手段と、
前記音声入力手段により利用者が読み上げた検索キー情報に基づき、前記特定手段により特定された利用者に関するユーザ設定ファイルを前記サーバ装置から取得する第1の取得手段と、
前記第1の取得手段により取得されるユーザ設定ファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定する第1の制御手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - サーバ装置と通信可能な画像処理装置であって、
画像処理モードを設定する操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取る読取り手段と、
前記操作部上で設定可能な画像処理モードを音声指示入力する音声入力手段と、
前記読取り手段により読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定する特定手段と、
前記音声入力手段により利用者が読み上げた検索キー情報に基づき、前記特定手段により特定された利用者に関するユーザ別の操作ログファイルを前記サーバ装置から取得する第2の取得手段と、
前記第2の取得手段により取得される操作ログファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定する第2の制御手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記第1の制御手段により確定された画像処理モードに基づく画像処理に要する課金データを前記サーバ装置に転送してキャッシュレス精算する第1の課金精算要求手段を備えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記第2の制御手段により確定された画像処理モードに基づく画像処理に要する課金データを前記サーバ装置に転送してキャッシュレス精算する第2の課金精算要求手段を備えることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
- 前記特定手段により利用者が前記サーバ装置で管理される利用者でないと特定された場合に、前記利用者が現金精算すべき利用者であることを明示する監視警告部を稼働状態とする警告制御手段を備えることを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
- 前記操作部上の所定のキーは、節電モードを解除指示するタッチパネルキーであることを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
- 前記特定手段により利用者が前記サーバ装置で管理される利用者でないと特定された場合に、前記利用者が現金精算すべき代金を確定する請求確認シートをプリントアウトすることを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
- 前記第1の制御手段は、音声指示入力されるオペレーションコードに基づき、前記サーバ装置から取得する画像処理モード中から画像処理モードを確定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記第2の制御手段は、音声指示入力される操作ログコードに基づき、前記サーバ装置から取得する画像処理モード中から画像処理モードを確定することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
- 所定の通信媒体を利用して画像処理装置と通信可能なサーバ装置であって、
前記画像処理装置から通知される画像処理モード,指紋データ,音声データ,課金データを解析してユーザ設定ファイル格納部にユーザIDとともに登録して管理する管理手段と、
前記ユーザIDに従い課金データに基づく利用料金を電子取引で決済する課金処理手段と、
を有することを特徴とするサーバ装置。 - 前記画像処理装置からの指紋照会要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第1の判断手段と、
前記画像処理装置からの音声認識要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第2の判断手段と、
前記画像処理装置からの課金照会要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第3の判断手段と、
を備えることを特徴とする請求項10記載のサーバ装置。 - 前記管理手段は、前記所定の通信媒体を介してユーザ装置から受信するユーザ設定ファイルに基づき、前記ユーザ設定ファイル格納部に格納されているユーザ設定ファイルの更新を行うことを特徴とする請求項10記載のサーバ装置。
- サーバ装置と画像処理装置とが通信可能な画像処理システムであって、
前記画像処理装置は、
画像処理モードを設定する操作部と、
前記操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取る読取り手段と、
前記操作部上で設定可能な画像処理モードを音声指示入力する音声入力手段と、
前記読取り手段により読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定する特定手段と、
前記音声入力手段により利用者が読み上げた検索キー情報に基づき、前記特定手段により特定された利用者に関するユーザ設定ファイルを前記サーバ装置から取得する第1の取得手段と、
前記第1の取得手段により取得されるユーザ設定ファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定する第1の制御手段とを備え、
前記サーバ装置は、
前記画像処理装置から通知される画像処理モード,指紋データ,音声データ,課金データを解析してユーザ設定ファイル格納部にユーザIDとともに登録して管理する管理手段と、
前記ユーザIDに従い課金データに基づく利用料金を電子取引で決済する課金処理手段とを備えることを特徴とする画像処理システム。 - サーバ装置と画像処理装置とが通信可能な画像処理システムであって、
前記画像処理装置は、
画像処理モードを設定する操作部と、
前記操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取る読取り手段と、
前記操作部上で設定可能な画像処理モードを音声指示入力する音声入力手段と、
前記読取り手段により読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定する特定手段と、
前記音声入力手段により利用者が読み上げた検索キー情報に基づき、前記特定手段により特定された利用者に関するユーザ別の操作ログファイルを前記サーバ装置から取得する第2の取得手段と、
前記第2の取得手段により取得される操作ログファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定する第2の制御手段とを備え、
前記サーバ装置は、
前記画像処理装置から通知される画像処理モード,指紋データ,音声データ,課金データを解析してユーザ設定ファイル格納部にユーザIDとともに登録して管理する管理手段と、
前記ユーザIDに従い課金データに基づく利用料金を電子取引で決済する課金処理手段と、
を備えることを特徴とする画像処理システム。 - 前記画像処理装置からの指紋照会要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第1の判断手段と、
前記画像処理装置からの音声認識要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第2の判断手段と、
前記画像処理装置からの課金照会要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第3の判断手段と、
を備えることを特徴とする請求項13または14記載の画像処理システム。 - サーバ装置と通信可能な画像処理装置における画像処理設定方法であって、
画像処理モードを設定する操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取る読取りステップと、
前記操作部上で設定可能な画像処理モードを音声指示入力する音声入力ステップと、
前記読取りステップにより読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定する特定ステップと、
前記音声入力ステップにより利用者が読み上げた検索キー情報に基づき、前記特定ステップにより特定された利用者に関するユーザ設定ファイルを前記サーバ装置から取得する第1の取得ステップと、
前記第1の取得ステップにより取得されるユーザ設定ファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定する第1の制御ステップと、
を有することを特徴とする画像処理設定方法。 - サーバ装置と通信可能な画像処理装置における画像処理設定方法であって、
画像処理モードを設定する操作部上の所定のキーに対する利用者の指操作時に、該利用者の指紋情報を読み取る読取りステップと、
前記操作部上で設定可能な画像処理モードを音声指示入力する音声入力ステップと、
前記読取りステップにより読み取られる指紋情報と前記サーバ装置で管理されるユーザ設定ファイルとを照合して利用者を特定する特定ステップと、
前記音声入力ステップにより利用者が読み上げた検索キー情報に基づき、前記特定ステップにより特定された利用者に関するユーザ別の操作ログファイルを前記サーバ装置から取得する第2の取得ステップと、
前記第2の取得ステップにより取得される操作ログファイルに対する前記操作部に対する利用者からの選択指示に基づき、画像処理モードを確定する第2の制御ステップと、
を有することを特徴とする画像処理設定方法。 - 前記第1の制御ステップにより確定された画像処理モードに基づく画像処理に要する課金データを前記サーバ装置に転送してキャッシュレス精算する第1の課金精算要求ステップを備えることを特徴とする請求項16記載の画像処理設定方法。
- 前記第2の制御ステップにより確定された画像処理モードに基づく画像処理に要する課金データを前記サーバ装置に転送してキャッシュレス精算する第2の課金精算要求ステップを備えることを特徴とする請求項17記載の画像処理設定方法。
- 前記特定ステップにより利用者が前記サーバ装置で管理される利用者でないと特定された場合に、前記利用者が現金精算すべき利用者であることを明示する監視警告部を稼働状態とする警告制御ステップを備えることを特徴とする請求項16または17記載の画像処理設定方法。
- 前記操作部上の所定のキーは、節電モードを解除指示するタッチパネルキーであることを特徴とする請求項16または17記載の画像処理設定方法。
- 前記特定ステップにより利用者が前記サーバ装置で管理される利用者でないと特定された場合に、前記利用者が現金精算すべき代金を確定する請求確認シートをプリントアウトする請求項16または17記載の画像処理設定方法。
- 前記第1の制御ステップは、音声指示入力されるオペレーションコードに基づき、前記サーバ装置から取得する画像処理モード中から画像処理モードを確定することを特徴とする請求項16記載の画像処理設定方法。
- 前記第2の制御ステップは、音声指示入力される操作ログコードに基づき、前記サーバ装置から取得する画像処理モード中から画像処理モードを確定することを特徴とする請求項17記載の画像処理設定方法。
- 所定の通信媒体を利用して画像処理装置と通信可能なサーバ装置における画像処理設定方法であって、
前記画像処理装置から通知される画像処理モード,指紋データ,音声データ,課金データを解析してユーザ設定ファイル格納部にユーザIDとともに登録して管理する管理ステップと、
前記ユーザIDに従い課金データに基づく利用料金を電子取引で決済する課金処理ステップと、
を有することを特徴とする画像処理設定方法。 - 前記画像処理装置からの指紋照会要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第1の判断ステップと、
前記画像処理装置からの音声認識要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第2の判断ステップと、
前記画像処理装置からの課金照会要求に基づき、該利用者がユーザ設定ファイル格納部に登録されたユーザ設定ファイル登録者かどうかを判断する第3の判断ステップと、
を備えることを特徴とする請求項25記載の画像処理設定方法。 - 前記管理ステップは、前記所定の通信媒体を介してユーザ装置から受信するユーザ設定ファイルに基づき、前記ユーザ設定ファイル格納部に格納されているユーザ設定ファイルの更新を行うことを特徴とする請求項25記載の画像処理設定方法。
- 画像処理記装置本体に対する不正使用状態を判定する判定手段と、
前記判定手段により不正使用状態であると判定された場合に、前記読取り手段により読み取られる該利用者の指紋情報を防犯情報とともに記憶する記憶手段と、
防犯モード呼び出しコードが入力された場合に、前記記憶手段に記憶された防犯情報と前記指紋情報とを画像出力する防犯情報出力手段と、
を備えることを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。 - 画像処理記装置本体に対する不正使用状態を判定する判定手段と、
前記判定手段により不正使用状態であると判定された場合に、前記読取り手段により読み取られる該利用者の指紋情報を防犯情報とともに記憶する記憶手段と、
防犯モード呼び出しコードが入力された場合に、前記記憶手段に記憶された防犯情報と前記指紋情報とを画像出力する防犯情報出力手段と、
を備えることを特徴とする請求項13または14記載の画像処理システム。 - 不正使用状態を判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより不正使用状態であると判定された場合に、前記読取りステップにより読み取られる該利用者の指紋情報を防犯情報とともに記憶手段に記憶する記憶ステップと、
防犯モード呼び出しコードが入力された場合に、前記記憶手段に記憶された防犯情報と前記指紋情報とを画像出力する防犯情報出力ステップと、
を備えることを特徴とする請求項16または17記載の画像処理設定方法。 - 請求項16〜27,30のいずれかに記載の画像処理設定方法を実現するプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
- 請求項16〜27,30のいずれかに記載の画像処理設定方法を実現することを特徴とするプログラム。
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JP2002187853A JP2004030392A (ja) | 2002-06-27 | 2002-06-27 | 画像処理装置およびサーバ装置および画像処理システムおよび画像処理設定方法およびコンピュータが読取り可能な記憶媒体およびプログラム |
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US8332933B2 (en) | 2007-11-30 | 2012-12-11 | Sharp Kabushiki Kaisha | Processing apparatus with touch panel |
JP2021149455A (ja) * | 2020-03-18 | 2021-09-27 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 情報処理装置及びプログラム |
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- 2002-06-27 JP JP2002187853A patent/JP2004030392A/ja active Pending
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