JP2004029878A - サービス提供機器及びサービス提供方法及びサービス提供プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワーク上のいずれかの記憶領域に記憶されているコンテンツ(出展品)を用いた競売サービスであって、競売以外のシステムによっても出展者に特典を与えるサービス提供機器を提供することを目的とする。
【解決手段】サービス提供装置100の記憶部600は、インターネット60上のいずれかの記憶場所に記憶場所情報として記憶されている、出展者機器30が出展したコンテンツの記憶場所情報を出展品アドレス一覧表110に記憶する。入札者機器40は、出展品アドレス一覧表110を用いて入札を希望するコンテンツをアクセスし、サービス提供装置100の制御部500入札者機器40からの入札を受けつけ、入札者機器40と出展者機器30との間でコンテンツの競売を制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】サービス提供装置100の記憶部600は、インターネット60上のいずれかの記憶場所に記憶場所情報として記憶されている、出展者機器30が出展したコンテンツの記憶場所情報を出展品アドレス一覧表110に記憶する。入札者機器40は、出展品アドレス一覧表110を用いて入札を希望するコンテンツをアクセスし、サービス提供装置100の制御部500入札者機器40からの入札を受けつけ、入札者機器40と出展者機器30との間でコンテンツの競売を制御する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オークションに関するサービス提供機器及びサービス提供システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は、従来のオークションシステムの構成及び動作を示す図である。
従来のオークションシステムは、ネットワーク上でバーチャルショップを経営するショップサーバ10と、ショップサーバ10に出展品の出展を希望する出展者機器20及び出展者機器30と、ショップサーバ10が経営するバーチャルショップのサイトに展示されたコンテンツから希望するコンテンツを入札する入札者機器40とから構成されている。ショップサーバ10、出展者機器20、出展者機器30、入札者機器40は各々インターネット60によって接続されており通信が可能である。ショップサーバ10が経営するバーチャルショップの一例としては、コンテンツプロバイダである楽天(登録商標)が経営するインターネット上の店舗が挙げられる。
図9では、出展者機器20及び出展者機器30等の出展者機器によって出展を希望され、ショップサーバ10が経営するバーチャルショップのサイトに展示された壁紙に関するコンテンツが、コンテンツX900、コンテンツW910、コンテンツY920、コンテンツZ930で示されている。このうち、出展者機器20が出展を希望したコンテンツはコンテンツX900である。また、出展者機器30が出展を希望したコンテンツはコンテンツW910である。
コンテンツX900、コンテンツW910、コンテンツY920、コンテンツZ930は、ショップサーバ10の使用するURL(ユニフォーム・リソース・ロケーター:UNIFORM RESOURCE LOCATOR)に記憶されている。URLとは、インターネット60上に存在するコンテンツ等のリソースの記憶場所をいう。
【0003】
次に、従来のオークションシステムの動作を説明する。
まず、出展者機器20や出展者機器30等がコンテンツ(出展品)のオークション販売を希望する場合、インターネット60を介してショップサーバ10にコンテンツ(出展品)希望を通知し、ショップサーバ10が出展を受けつけた場合には、コンテンツ(出展品)をショップサーバ10に送信してコンテンツを登録する(S100、S101)。
ショップサーバ10では、登録したコンテンツX900、コンテンツW910、コンテンツY920、コンテンツZ930を図9に示すように自己が経営するインターネット60上のバーチャルショップのサイトに展示する。
インターネット60に接続可能な入札者機器40は、バーチャルショップのサイトを検索しに行く。この時、入札者機器40は、ショップサーバに展示されたコンテンツW910の購入を希望したとする。その場合、入札者機器40は、ショップサーバ10にコンテンツW910の入札を希望する通知を送信する(S102)。
ショップサーバ10は、入札者機器40からの入札希望通知を受信すると、入札を希望するコンテンツW910が入札者機器40へ売買可能な状態にあることを確認してから入札者機器40にコンテンツW910の入札希望を受け付けたことを通知する(S103)。
入札者機器40は、ショップサーバ10からの入札の受付通知を受信した場合には、コンテンツW910の入札に必要な代金である入札金(出展者希望入札金額)をショップサーバ10に支払う(S104)。
ショップサーバ10は、コンテンツW910に対する入札金(出展者希望入札金額)の入金を確認した場合、コンテンツW910を出展した出展者機器30に対しコンテンツW910の落札を通知する(S105)。
ショップサーバ10からの落札通知を受信した出展者機器30は、コンテンツW910を入札者機器40に送信することでコンテンツW910を入札者機器40に売却する(S106)。
出展者機器30は、上記コンテンツW910の送信後、ショップサーバ10にコンテンツW910の売却通知を送信する(S107)。
ショップサーバ10は、出展者機器30からの売却通知を受信すると、出展者機器30を利用した出展者にコンテンツW910の入札金から仲介料を差し引いた額を売却代金として支払う(S108)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
今までは、上述したような壁紙や着メロ等をコンテンツ(出展品)として販売する形態は存在していた。そのシステムは、出展者機器20や出展者機器30がコンテンツを出展するにあたり、コンテンツをショップサーバ10に登録する必要があった。
また、ショップサーバ10は、出展のための費用を出展者に負担させたり、あるいは仲介手数料を請求することにより収益をあげるとともに、入札者からは出展品に対する入札に基づいて出展者に売却代金を支払うシステムでインターネットオークションを成立させていた。
しかし、このような入札者側の入札以外に出展者側の売上が期待できないオークションでは、出展のための費用を出展者側が負担してまで、あるいは仲介手数料を支払ってまで出展してみようという出展意欲を喚起させることは難しかった。
【0005】
この発明の実施の形態の目的は、ネットワーク上のどの記憶領域に記憶されているコンテンツでも競売サービスを提供することができるサービス提供機器を構築することにある。
さらに、競売以外のシステムによって出展者に得点を与えることができるサービス提供機器を付与している。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかるサービス提供機器は、出展者機器が売却を希望しているコンテンツを記憶しているネットワーク上の記憶場所を示す記憶場所情報を含む出展応募情報を記憶する記憶部と、
上記記憶部により記憶された出展応募情報から入札者機器に出展者機器が売却を希望しているコンテンツをアクセスさせ、入札者機器からの入札希望を受けつけ、入札者機器と出展者機器との間でコンテンツの競売を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
【0007】
この発明にかかるサービス提供機器は、さらに、
上記記憶場所情報を含む出展応募情報を有する出展応募の通知を出展者機器から受信する通信部を備えることを特徴とする。
【0008】
この発明にかかるサービス提供機器は、さらに、
上記通信部によって受信された出展応募の通知に対応して出展品数を応募の対象となるコンテンツ数分カウントアップするカウンタを備え、
上記制御部は、上記カウンタによってカウントアップされた出展品数が所定数に達した場合には、出展応募されたコンテンツの中から対価を支払う1以上のコンテンツを決定し、決定した1以上のコンテンツの対価をコンテンツの出展応募の通知をした出展者機器の利用者に支払うことを特徴とする。
【0009】
上記制御部は、上記決定したコンテンツに対する対価を出展者機器の利用者の使用するインターネット上の銀行口座に振り替えることにより上記コンテンツの対価を上記利用者に支払うことを特徴とする。
【0010】
上記記憶部は、出展応募情報に含まれる記憶場所情報が示す記憶場所として出展者機器の使用するユニフォーム・リソース・ロケーター(URL)とネットワーク上でバーチャルショップを経営するショップサーバの使用するユニフォーム・リソース・ロケーター(URL)との少なくともいずれかを記憶することを特徴とする。
【0011】
この発明にかかるサービス提供方法は、出展者機器が売却を希望しているコンテンツを記憶しているネットワーク上の記憶場所を示す記憶場所情報を含む出展応募情報を記憶し、
上記記憶した出展応募情報から入札者機器に出展者機器が売却を希望しているコンテンツをアクセスさせ、入札者機器からの入札希望を受けつけ、入札者機器と出展者機器との間でコンテンツの競売を制御することを特徴とする。
【0012】
この発明にかかるサービス提供プログラムは、出展者機器が売却を希望しているコンテンツを記憶しているネットワーク上の記憶場所を示す記憶場所情報を含む出展応募情報を記憶する処理と、
上記記憶した出展応募情報から入札者機器に出展者機器が売却を希望しているコンテンツをアクセスさせ、入札者機器からの入札希望を受けつけ、入札者機器と出展者機器との間でコンテンツの競売を制御する処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0013】
この発明にかかるサービス提供機器は、出展応募の通知を出展者機器から受信する通信部と、
入札者機器からの入札を受けつけ、入札者機器と出展者機器との間でコンテンツの競売を制御する制御部と、
上記通信部によって受信された出展応募の通知に対応して出展品数を応募の対象となるコンテンツ数分カウントアップするカウンタとを備え、
上記制御部は、上記カウンタによってカウントアップされた出展品数が所定数に達したことにより、出展応募の中から決定された対価を支払う1以上の出展応募に対しての対価を出展応募の通知をした出展者機器の利用者に支払うことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、実施の形態1について説明する。
図1は、本実施の形態に関するオークションシステムの構成及び出展品応募の動作を示す図である。
本実施の形態のオークションシステムでは、図9に示す従来のオークションシステムの構成にサービス提供機器100が付加された構成となっている。
100は、ネットワークを介して競売(オークション)サービスを提供するサービス提供機器である。本実施の形態の競売(オークション)サービスを提供するオークションシステムでは、サービス提供機器100が出展者機器20及び出展者機器30と入札者機器40との競売を制御することにより、インターネット60上のオークションを成立させている。ただし、インターネット60以外にもWAN(WIDE AREA NETWORK)やLAN(LOCAL AREA NETWORK)を使用する方法がある。
ディジタルコンテンツの一例としては、写真、絵画、書、文章、詩、小説、動画、音楽が挙げられる。また、ディジタルコンテンツは、プログラム、データ、デザイン画、イラスト、音声を含んだアナログコンテンツでもよい。
【0015】
図2は、サービス提供機器100の内部構造の一例である。
600は、出展者機器20または出展者機器30が売却を希望するコンテンツを記憶しているネットワーク上の記憶場所を示す記憶場所情報を含む出展応募情報を記憶する記憶部である。出展応募情報の一例としては、図1の出展者アドレス一覧表110に示す情報が挙げられる。出展者アドレス一覧表110の詳細については後述する。
ネットワーク上の記憶場所を示す記憶場所情報としては、出展者アドレス一覧表110に示されたようにリンク先情報となる上記URLの他、その他のネットワークアドレスや識別子でもかまわない。また、URLやアドレスを直接表示せず、アイコンやコンテンツの縮小コピー等を記憶場所情報に対応させて表示してもよく、記憶場所情報の表示はコンテンツ(出展品)のネットワーク上における記憶場所を示す方法であれば、いずれの方法によりなされていてもよい。
図2の700は、図1で示すショップサーバ10、出展者機器20、出展者機器30、入札者機器40と通信を行う通信部である。
800は、コンテンツにアクセスすることを入札者機器40に促すために記憶部600が記憶した出展応募情報を表示する表示部である。サービス提供者側が出展応募情報を確認したり、サービス提供者側が独自のサイトを構築する場合にサイトを表示するために用いられる。入札者機器40は、サービス提供機器100の表示部800に表示された出展応募情報と同じ表示を入札者機器40の画面上またはプリンタ出力、その他の方法によって行う。
500は、本実施の形態のオークションを制御する制御部である。すなわち、制御部500は、入札者機器40側に表示された出展応募情報が入札者機器40によって指定された場合に、記憶部600に記憶された出展応募情報のうち指定された出展応募情報に含まれる、コンテンツを記憶しているネットワーク上の記憶場所を示す記憶場所情報を用いて入札者機器40にコンテンツをアクセスさせ、入札者機器40からの入札を受けつけ、入札者機器40と出展者機器20等との間でコンテンツの競売を制御する。
900は、応募の対象となるコンテンツの受付番号と出展品数とをカウントアップするカウンタである。
【0016】
次に、図1のシステムの動作について説明する。
まず、出展者機器20がコンテンツ(出展品)の出展を希望する場合、インターネット60を介してショップサーバ10にコンテンツ(出展品)の出展希望を通知し、ショップサーバ10が出展を受けつけた場合には、コンテンツ(出展品)をショップサーバ10に送信してコンテンツを登録する(S1)。
出展者機器20は、コンテンツとしてコンテンツA200を出展するので、ショップサーバ10では、図1のショップサーバ10のサイトに示すように、登録したコンテンツA200を自己が経営するインターネット60上のバーチャルショップのサイトに展示する。また、図1の出展者機器20の画面に示すように、出展者機器20は、独自のホームページ(HP)にもコンテンツA200を展示する。ただし、出展者機器20がショップサーバ10のサイトのみにコンテンツA200を展示することを希望する場合には、独自のホームページ(HP)にはコンテンツA200を展示しない。
また、出展者機器30は、独自のホームページ(HP)にコンテンツD210を展示している。しかし、出展者機器30は、ショップサーバ10には出展を希望していない。したがって、コンテンツD210は、ショップサーバ10のバーチャルショップのサイトに展示されていない。
このようにして複数の出展者機器による出展希望により、他のコンテンツB220及びコンテンツC230もショップサーバ10に登録され、ショップサーバ10のバーチャルショップのサイトに展示される。
【0017】
出展者機器20及び出展者機器30は、サービス提供機器100のサービスによるコンテンツ(出展品)のオークション販売を希望する場合、サービス提供機器100にコンテンツの出展応募の通知を送信する(S2、S3)。この出展応募の通知は、記憶場所情報を含む出展応募情報を有している。
サービス提供機器100の通信部700がS2の出展応募の通知を受信すると、まず、制御部500は、カウンタに保持された受付番号を1つカウントアップし、その値を受付番号「1」として記憶部600の出展者アドレス一覧表110に記憶する。次に、制御部500は、上記出展応募の通知に含まれる出展応募情報中の記憶場所情報からコンテンツを記憶してあるURL「http://shop.co.jp」を抽出して出展者アドレス一覧表110に記憶する。また、上記出展応募の通知に含まれる出展応募情報から出展した作品名「A」と入札金額「3000円」と譲渡額「30000円」とを抽出して出展者アドレス一覧表110に記憶する。
出展者機器20は、独自のホームページ(HP)にもコンテンツA200を展示する。よって、制御部500は、カウンタ900に保持された受付番号を1つカウントアップし、その値を受付番号「2」として出展者アドレス一覧表110に記憶する。また、制御部500は、上記出展応募の通知に含まれる出展応募情報からURL「http://a.co.jp」と出展した作品名「A」と入札金額「3000円」と譲渡額「30000円」とを出展者アドレス一覧表110に記憶する。
同様にして、サービス提供機器100の制御部500は、S3の出展応募の通知に対応して、カウンタ900に保持された受付番号を1つカウントアップし、その値を受付番号「3」として出展者アドレス一覧表110に記憶する。また、制御部500は出展応募情報からURL「http://g.co.jp」と出展した作品名「D」と入札金額「3500円」と譲渡額「35000円」とを出展者アドレス一覧表110に記憶する。
サービス提供機器100の制御部500は、上記のように記憶部600に存在する出展者アドレス一覧表110に必要事項を記憶させるとともに、通信部700を介して出展応募の通知をした出展者機器20及び出展者機器30に対し出展応募の受理を通知する(S4)。
出展者機器20及び出展者機器30は、サービス提供機器100からの受理通知を受け、サービス提供機器100の記憶部600に記憶された出展者アドレス一覧表110の内容に誤りがないかを確認する(S5)。
以上がサービス提供機器100にコンテンツを応募する場合の処理を示したものである。
【0018】
次に、コンテンツを競売する動作について説明する。
図3は、サービス提供機器100にコンテンツを応募した後、サービス提供機器100の制御部500がコンテンツの競売を制御する動作を示す図である。
まず、入札者機器40はサービス提供機器100の提供する出展者アドレス一覧表110を検索する(S6)。すなわち、出展者アドレス一覧表110の示すアドレスにアクセスして作品名「A」や作品名「D」のコンテンツの内容を見に行く。
その結果、入札者機器40は、作品名「D」のコンテンツD210の購入を希望したとする。コンテンツD210は、出展者機器30のホームページに展示されたコンテンツ(出展品)である。入札者機器40は、サービス提供機器100にコンテンツD210の入札を希望する通知を送信する(S6)。
ここで、コンテンツD210の入札を希望するとは、入札者機器40がコンテンツD210を使用する権利を取得することを希望すること、または、入札者機器40がコンテンツD210に関する著作権を取得することを希望することを意味する。
サービス提供機器100は、入札者機器40からの入札希望通知を受信すると、入札を希望するコンテンツD210が入札者機器40へ売買可能な状態にあることを確認し、入札者機器40にコンテンツD210の入札希望を受け付けたことを通知する(S7)。
入札者機器40は、サービス提供機器100からの入札の受付通知を受信した場合には、コンテンツD210の入札に必要な代金である入札金額「3500円」、または、譲渡額「35000円」をサービス提供機器100提供者のインターネット60上にある口座に振り替える(S8)。ただし、サービス提供機器100提供者の口座は必ずインターネット60上にある必要はなく、例えば、通常の銀行口座に振り込むまたは振り替えることも可能である。
サービス提供機器100提供者のインターネット60上にある口座に入札金または譲渡額が振り替えられると、サービス提供機器100の通信部700は、コンテンツD210を出展した出展者機器30に対し、コンテンツD210の使用権または著作権の落札を通知する(S9)。
サービス提供機器100からの落札通知を受信した出展者機器30は、コンテンツD210を入札者機器40に送信すること、または、コンテンツD210に関する著作権の移転(譲渡)手続をとることでコンテンツD210を入札者機器40に売却する(S10)。
出展者機器30は、コンテンツD210の送信後、サービス提供機器100にコンテンツD210の売却通知を送信する(S11)。
サービス提供機器100は、出展者機器30からの売却通知を受信すると、出展者機器30の出展者にコンテンツD210の入札金または譲渡額から仲介料を差し引いた額を売却代金として出展者機器30の出展者の所有するインターネット60上にある口座に振り替える(S12)。
このようにして、コンテンツをオークションにより出展者側から入札者側に入札する。
【0019】
図4は、出展者アドレス一覧表110の詳細を示す図である。出展者アドレス一覧表110は、記憶部600の記憶内容でもあり、かつ、入札者機器40に表示される表示内容でもある。なお、記憶部600の記憶内容と入札者機器40に表示される表示内容は異なっていてもかまわない。
出展者アドレス一覧表110は、コンテンツが受付けられた受付番号111、コンテンツの記憶してある場所であるURL112、コンテンツの作品名113、出展者がコンテンツの使用を認めるための入札金である出展者希望入札金額114、出展者がコンテンツに関する著作権の移転(譲渡)を認めるための譲渡額115の各項目からなる表である。
上述のようにコンテンツA200は、ショップサーバ10のバーチャルショップと出展者機器20のホームページに展示される。したがって、コンテンツA200は、受付番号111が「1」と「2」に対応するURLが示す場所に展示されていることを出展者アドレス一覧表110は示している。すなわち、コンテンツA200は、「1」の受付番号111に対応するURL「http://shop.co.jp/rpug13mt」と「2」の受付番号111に対応するURL「http://a.co.jp/rpug13mt」とに展示されていることを出展者アドレス一覧表110は示している。
したがって、入札者機器40は、上記2つのURLのいずれかに基づいてコンテンツA200の展示場所へリンクして、コンテンツA200を鑑賞することができる。
また、入札者機器40は、出展者アドレス一覧表110によって、コンテンツA200の使用をする権利を「3000円」で買うことができ、コンテンツA200に関する著作権を「30000円」で譲受できることを知ることが可能である。
【0020】
一方、コンテンツD210は、ショップサーバ10のバーチャルショップには展示されておらず、出展者機器30のホームページのみに展示されている。したがって、コンテンツD210は、受付番号111が「3」に対応するURL「http://g.co.jp/rpug13mt」に展示されていることを出展者アドレス一覧表110は示している。
したがって、入札者機器40は、上記URLに基づいて出展者機器30のホームページにリンクして、コンテンツD210を鑑賞することができる。
入札者機器40は、他の作品についても同様に、出展者アドレス一覧表110を参照して各作品を鑑賞することができる。
【0021】
次に、インターネット銀行を用いた本実施の形態のオークションシステムによる出展応募と入札の仕組みについて説明する。
図5は、インターネット銀行を用いたオークションシステムの出展応募と入札の仕組みを示す図である。
まず、出展応募の仕組みについて説明する。
・出展品登録
出展者機器30は出展するコンテンツD210をショップサーバ10のバーチャルショップや独自のホームページに載せる(S51)。図5では、ショップサーバ10のAサイトというバーチャルショップにコンテンツA200を掲載する(S51)。
・応募
出展者機器30は、出展者機器30の所有する出展者インターネット銀行口座300からサービス提供機器100の所有するサービス提供者インターネット銀行口座320へ、1点につき300円の応募料を振り替える(S52)。ただし、同一作品を複数のURLに展示する場合には、1点分の応募料又は割安な応募料を出展者インターネット銀行口座に振り替えるようなシステムを構築してもよい。
この振り替えは、出展者機器30がサービス提供者インターネット銀行口座320の支店番号、口座番号、ログインパスワード等を入力することによってインターネット銀行口座にアクセスし、振替手数料が無料のインターネット銀行の支払い画面を通じて、応募料を振り替えることによって行うことが可能である。
このサービスに加え、または、このサービスに替えて、複数の都市銀行や郵便局によって構築されたネットワーク上の口座を利用して応募料を自動振替することも可能である。また、クレジットカードを使用してネットワーク上の口座により自動振替を行うことや、郵便振替が利用できるようなシステムを構築することも可能である。
出展者機器30は、応募料を振り替えた後、サービス提供機器100宛にコンテンツD210を展示しているURL112と出展者インターネット銀行口座300の番号と口座氏名と作品名113と出展者希望入札金額114または譲渡額115とを記載したEメールを送信する(S53)。なお、Eメールでなく、サービス提供機器100のHPへ入力するようにしてもよい。
・受理通知
Eメールを受信したサービス提供機器100は、出展者機器30へ出展の受理を通知する(S54)。
・確認
出展者機器30は、出展者アドレス一覧表110を調べ、自分の出展したコンテンツのURLや出展者希望入札金額114等が正しく出展者アドレス一覧表110に入力されているかを確認する(S55)。正しく入力されていない場合には、サービス提供機器100へ訂正の要求をし、誤字を訂正してもらう。
【0022】
次に、入札の仕組みについて説明する。
・検索、入札希望通知
入札者機器40は、出展者アドレス一覧表110から写真を閲覧してお気に入りの写真を探す(S56)。入札者機器40は、お気に入りの写真を見つけた場合には、希望するコンテンツの受付番号111とURL112と作品名113の少なくともいずれかを記載したEメールをサービス提供機器100に送信する(S57)。なお、Eメールでなく、サービス提供機器100のHPへ入力するようにしてもよい。
・受付通知
サービス提供機器100は、入札者機器40からのEメールを受信すると入札の受付をEメールで通知する(S58)。
・入札金口座振替
入札者機器40は、サービス提供機器100からの入札受付通知を受信すると、コンテンツD210の入札に必要な入札金額または譲渡額を入札者機器40の所有する入札者インターネット銀行口座310からサービス提供者インターネット銀行口座320へ振り替える(S59)。
・落札通知
入札者機器40からの入札金の振替があった場合には、サービス提供機器100はコンテンツD210を出展した出展者機器30にコンテンツD210の落札を通知するEメールを送信する(S60)。このEメールには、入札者である入札者機器40のEメールアドレスが記載されている。
・出展品送信
サービス提供機器100からの落札通知を受信した出展者機器30は、入札対象であるコンテンツD210をEメールに添付して入札者機器40に送信する(S61)。なお、Eメールでなくても、何らかの方法を用いて仲介できればよい。
・売却通知
出展者機器30は、入札者機器40にコンテンツD210を売却したことをEメールにてサービス提供機器100に通知する(S62)。この通知は、S61の送信と別々に行うことも可能である。S61で行われたEメールのCC項目(カーボンコピー機能)にサービス提供機器100のメールアドレスを入力することによって、S61で行われる送信と同時に行う。ただし、S61のコンテンツ送信を確実に確認することができれば、S61の送信と別々に行うことも可能である。なお、Eメールを用いる方法でなくてもよい。
・代金口座振替
上記出展者機器30からの売却通知を受信し、送付内容を確認後、サービス提供機器100はサービス提供者インターネット銀行口座320から出展者インターネット銀行口座300へ一定手数料を差し引いた金額を振り替える(S63)。
このようにして、出展応募と入札がインターネット60上で自動的に行われる。
上記出展者インターネット銀行口座300、入札者インターネット銀行口座310、サービス提供者インターネット銀行口座320で示した銀行口座は、インターネット上に存在する銀行口座である。しかし、金銭の授受を行う口座は、インタネット上だけでなく、あらゆるネットワーク上に存在する口座及び現実に存在する口座を用いることができる。
【0023】
以上のようにして、サービス提供機器100はインターネット60を介してショップサーバ10、出展者機器20、出展者機器30または入札者機器40と接続されることにより本実施の形態のオークションシステムを構築し、これら各装置が協業して情報の送受信及び制御を行うことによって出展者機器20等から入札者機器40への競売サービスを達成する。
【0024】
以上のように、本実施の形態では、出展するコンテンツはインターネット上のどこに記憶させていてもよい。すなわち、コンテンツを自分のホームページや友達のホームページに掲載したり、コンテンツプロバイダなどのフォトアルバムやホームページに載せることにより、入札者機器40がインターネット60を用いてこれらのコンテンツを見ることができればよい。
【0025】
また、上述したシステムでは、1点の作品につき1つまたは複数のURLへ出展する場合を述べたが、1点の作品につき1つのURLのみへの出展を認めるシステムを構築してもよい。
【0026】
このように、本実施の形態のサービス提供機器100は、コンテンツを記憶する記憶領域を確保せずに上記競売サービスを提供することができる。
また、このようなシステムを構築することで、入札者機器40は、従来のシステムに比べ、携帯電話やデジタルカメラ等で撮影しホームページ等に載せたデジタル写真等も気軽にサービス提供機器100に応募することができる。
また、インターネット銀行を利用することで、携帯電話や携帯型情報機器やコンピュータ等の機器を用いて人が介在せずに自動的に決済ができる。
また、本実施の形態におけるオークションシステムでは、すべての代金の授受がサービス提供機器100のサービス提供者インターネット銀行口座320を経由するので、サービス提供機器100がすべての代金の授受を管理することができる。よって、サービス提供機器100による代金の授受の確認後、次のステップに進むという方法により未支払いや未受取りのトラブルを防ぎ、出展者側や入札者側が安心してシステムを利用することができる。
また、ネットワーク上の銀行を利用することで、携帯電話や携帯型情報機器やコンピュータ等の機器を用いて信頼性が高く、また、利便性が高い決済システムを構築することができる。
また、ネットワーク上の銀行を利用して、本実施の形態の競売システムだけでなくインターネット60上の他のオークションも手軽に併用して利用することができる。
【0027】
実施の形態2.
次に、実施の形態2について説明する。
本実施の形態は、実施の形態1のオークションシステムに、一定条件の下、サービス提供機器100が出展品の中から一部の出展品を買い上げるシステムが付加されている。
図6は、サービス提供機器100によって提供される本実施の形態のオークションシステムである「オークプラス」のサービスを提供するサイトの画面の一例である。
図6に示すように、このオークションシステムでは「わずか300円で応募したデジタル写真が10万円になるチャンスが、10回、さらに100万円になるチャンス」がある。
【0028】
このようなチャンスを有するシステムを構築するために、サービス提供機器100のカウンタ900は、通信部700によって受信された出展応募の通知に対応して出展品数を応募の対象となるコンテンツ数分カウントアップする。そして、サービス提供機器100の制御部500は、カウンタ900によってカウントアップされた出展品数が所定数に達した場合には、出展応募されたコンテンツの中から対価を支払う1以上のコンテンツ(買い上げ作品)を決定し、決定した1以上のコンテンツの対価をコンテンツの出展応募の通知をした出展者機器の利用者に支払う。
【0029】
さらに、サービス提供機器100による上記買い上げシステムについて詳しく説明する。
図7は、サービス提供機器100による買い上げシステムの動作を示すフローチャートである。
まず、カウンタ900は、出展品数を「0」に初期化する(S301)。
次に、制御部500は、新しい出展品があるかを通信部700に問い合わせる(S302)。
その結果、新しい出展品があれば、制御部500は出展品数に1を加算する(S303)。新しい出展品がなければ、S302のステップに戻る。
次に、制御部500は、出展品数が1000×Nに等しいかを判断する(S304)。ここで、Nは整数であり、1≦N≦10の範囲の値を持つ。
出展品数が1000×Nに等しければ、制御部500は(1000×N)個の出展品の中から買い上げ作品を決定し、買い上げ作品を出展した出展者の出展者インターネット銀行口座300にショップサーバ10万円を振り替える(S305)。
この場合、買い上げ作品の決定には、例えば、予め出展品の特徴点をキーワードとして登録しておき、買い上げ作品のキーワードをランダムに決定する方法が考えられる。また、入札者機器40による入札件数をコンテンツごとに記憶しておき、入札件数が多いものを買い上げ作品とする方法が考えられる。また、入札者機器40によるコンテンツへのリンク件数(参照回数)をコンテンツごとに記憶しておき、リンク件数(参照回数)が多いものを買い上げ作品とする方法が考えられる。他の方法としては、入札者機器40による入札件数×入札金額の値が大きいものを買い上げ作品とする方法が考えられる。また、これらの方法を単位期間当たりの件数(入札件数、リンク件数)または金額とし、これらの件数または金額に基づいて買い上げ作品を決定する方法も考えられる。ただし、人によって買い上げ作品を決定してもよい。
このようにして決定した買い上げ作品に基づき、買い上げ作品の個数で10万円を等配分することにより、各々の買い上げ作品の出展者に作品の対価を支払うことが可能である。ただし、複数の買い上げ作品に対し10万円を必ずしも等配分する必要はなく、買い上げ作品毎に各々異なる対価を設定してもよい。
なお、出展品数が1000×Nに等しくなければ、S302のステップに戻る。
次に、制御部500は、出展品数が10000に等しいかを判断する(S306)。
出展品数が10000に等しければ、制御部500は上記S304のステップで記載した方法等を用いて10000個の出展品の中から買い上げ作品を決定し、買い上げ作品を出展した出展者の出展者インターネット銀行口座300にサービス提供機器100万円を振り替える(S307)。出展品数が10000に等しくなければ、S302のステップに戻る。
【0030】
したがって、図7に示すフローチャートによれば、出展者アドレス一覧表110への出展品の掲載期限は、出展品数が10000点になるまで可能である。出展品数が10000点になった時点で出展者アドレス一覧表110は初期化され、出展品数が「1」の出展品から新たに掲載される。
ただし、買い上げ作品を決定する出展品数の数や買い上げ作品に対する対価の額の組み合わせは、上述した買い上げ作品を決定する出展品数の数や買い上げ作品に対する対価の額に限定されず、多様な組み合わせが考えられる。例えば、他の一例としては、出展品数500点毎に買い上げ作品に3万円の対価を設定し、さらに、3000点毎に買い上げ作品に30万円の対価を設定し、出展品数が9000点に達した場合には買い上げ作品に30万円の対価を設定するとともに、出展品数を0クリアする(初期化する)方法が考えられる。
【0031】
サービス提供機器100は、独自のオークションサイトを持っていてもよい。その場合には、サービス提供機器100によって買い上げた買い上げ作品を自分の独自のサイトで販売し収益をあげることができる。買い上げ作品についての買い上げ方法の一例としては、買い上げ作品をサービス提供者が自由に使用する権利を買い上げる場合と買い上げ作品の著作権自体を買い上げる場合とが考えられる。買い上げ作品に対する著作権を買い上げた場合には、買い上げ作品を使用する権利を販売する販売価格とともに買い上げ作品の著作権の販売価格もサイトに表示し販売対象とすることができる。例えば、買い上げ作品を使用する権利を販売する販売価格を「5000円」、買い上げ作品の著作権の販売価格を「5万円」として販売するサービスによってもサービス提供機器100は利益を得ることが可能である。
【0032】
このように、本実施の形態のオークション「オークプラス」によれば、たとえ通常のオークションで出展品に値がつかなくても、サービス提供機器100が上記一定条件にしたがって出展品を買い上げるので、サービス提供機器100は、出展者側にオークションによる売買の他にも出展品に対する対価を得ることができるかもしれないという期待を持たせ、今までのオークションにない出展者に魅力的なシステムを構築することができる。
また、このようなシステムによって、サービス提供機器100による競売サービスは出展者数を伸ばすことができるため、入札者は多くの出展品から気に入ったコンテンツを選ぶことができる。よって、入札者にとっても魅力的なシステムを構築することができる。
【0033】
図8は、サービス提供機器100のコンピュータ基本構成図である。
図8において、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)CPU45は、バス48を介してモニタ41、キーボード42、マウス43、通信ボード44、磁気ディスク装置46等と接続されている。
磁気ディスク装置46には、オペレーティングシステム(OS)OS47、プログラム群49、ファイル群50が記憶されている。ただし、プログラム群49、ファイル群50が一体となってオブジェクト指向のプログラム群49を形成する形態も一実施の形態として考えられる。
プログラム群49は、CPU45、OS47により実行される。
上記各実施の形態では、サービス提供機器100は、通信ボード44の機能を使用して、インターネット60を経由して出展者機器20及び入札者機器40と通信を行う。
【0034】
以上に記載した「登録する」、「記憶する」、「保持する」という用語は、記録媒体に保存することを意味する。
【0035】
以上に記載した競売は、多くの買い手に値段をつけさせ、最も高い値をつけた人に売る方法の他、ディジタルコンテンツの場合は配布点数に制限がないので、出展者機器の希望価格での販売も含む。また、上記競売による入札方法は、複数の入札者機器に入札見積額を出させて、いずれかの入札者機器を契約者と決定する方法の他、ディジタルコンテンツの場合は配布点数に制限がないので、出展者機器の希望価格での販売に同意する入札者機器を契約者と決める方法も含む。
【0036】
すべての実施の形態では、各構成要素の各動作はお互いに関連しており、各構成要素の動作は、上記に示された動作の関連を考慮しながら、一連の動作として置き換えることができる。そして、このように置き換えることにより、方法の発明の実施形態とすることができる。
また、上記各構成要素の動作を、各構成要素の処理と置き換えることにより、プログラムの実施の形態とすることができる。
また、プログラムをプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶させることで、プログラムに記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体の実施の形態とすることができる。
【0037】
従って、サービス提供プログラムの実施の形態は、ネットワークを介して競売サービスを提供するサービス提供プログラムにおいて、出展者機器が売却を希望しているコンテンツを記憶しているネットワーク上の記憶場所を示す記憶場所情報を含む出展応募情報を記憶する処理と、
上記記憶した出展応募情報から入札者機器に出展者機器が売却を希望しているコンテンツをアクセスさせ、入札者機器からの入札希望を受けつけ、入札者機器と出展者機器との間でコンテンツの競売を制御する処理とをコンピュータに実行させるためのサービス提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、というように、サービス提供プログラムに記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体の実施の形態とすることができる。
【0038】
プログラムの実施の形態及びプログラムに記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体の実施の形態は、すべてコンピュータで動作可能なプログラムにより構成することができる。
プログラムの実施の形態およびプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体の実施の形態における各処理はプログラムで実行されるが、このプログラムは、記録装置に記録されていて、記録装置から中央処理装置(CPU)に読み込まれ、中央処理装置によって、各フローチャートが実行されることになる。
また、各実施の形態のソフトウエアやプログラムは、ROM(READ ONLY MEMORY)に記憶されたファームウエアで実現されていても構わない。あるいは、ソフトウエアとファームウエアとハードウエアとの組み合わせで前述したプログラムの各機能を実現しても構わない。
【0039】
【発明の効果】
ネットワーク上のいずれかの記憶領域に記憶されているコンテンツ(出展品)を用いた競売サービスを提供するサービス提供機器を構築することができる。
【0040】
また、競売による出展者への特典とともに出展者に他の特典を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に関するオークションシステムの構成及び動作を示す図である。
【図2】サービス提供機器の内部構成図である。
【図3】コンテンツを競売する動作を示す図である。
【図4】出展品アドレス一覧表の内容を示す図である。
【図5】インターネット銀行を用いたオークションシステムの応募と入札の仕組みを示す図である。
【図6】オークションシステム「オークプラス」のサイトの一例である。
【図7】サービス提供機器による買い上げシステムの動作を示すフローチャートである。
【図8】サービス提供機器100のコンピュータ基本構成図である。
【図9】従来のオークションシステムの構成及び動作を示す図である。
【符号の説明】
10 ショップサーバ、20,30 出展者機器、40 入札者機器、41 モニタ、42 キーボード、43 マウス、44 通信ボード、45 CPU、46 磁気ディスク装置、47 OS、49 プログラム群、50 ファイル群、60 インターネット、100 サービス提供機器、111 受付番号、112 URL、113 作品名、114 出展者希望入札金額、115 譲渡額、300 出展者インターネット銀行口座、310 入札者インターネット銀行口座、320 サービス提供者インターネット銀行口座、200 コンテンツA、210 コンテンツD、220 コンテンツB、230 コンテンツC、500制御部、600 記憶部、700 通信部、800 表示部、900 カウンタ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、オークションに関するサービス提供機器及びサービス提供システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は、従来のオークションシステムの構成及び動作を示す図である。
従来のオークションシステムは、ネットワーク上でバーチャルショップを経営するショップサーバ10と、ショップサーバ10に出展品の出展を希望する出展者機器20及び出展者機器30と、ショップサーバ10が経営するバーチャルショップのサイトに展示されたコンテンツから希望するコンテンツを入札する入札者機器40とから構成されている。ショップサーバ10、出展者機器20、出展者機器30、入札者機器40は各々インターネット60によって接続されており通信が可能である。ショップサーバ10が経営するバーチャルショップの一例としては、コンテンツプロバイダである楽天(登録商標)が経営するインターネット上の店舗が挙げられる。
図9では、出展者機器20及び出展者機器30等の出展者機器によって出展を希望され、ショップサーバ10が経営するバーチャルショップのサイトに展示された壁紙に関するコンテンツが、コンテンツX900、コンテンツW910、コンテンツY920、コンテンツZ930で示されている。このうち、出展者機器20が出展を希望したコンテンツはコンテンツX900である。また、出展者機器30が出展を希望したコンテンツはコンテンツW910である。
コンテンツX900、コンテンツW910、コンテンツY920、コンテンツZ930は、ショップサーバ10の使用するURL(ユニフォーム・リソース・ロケーター:UNIFORM RESOURCE LOCATOR)に記憶されている。URLとは、インターネット60上に存在するコンテンツ等のリソースの記憶場所をいう。
【0003】
次に、従来のオークションシステムの動作を説明する。
まず、出展者機器20や出展者機器30等がコンテンツ(出展品)のオークション販売を希望する場合、インターネット60を介してショップサーバ10にコンテンツ(出展品)希望を通知し、ショップサーバ10が出展を受けつけた場合には、コンテンツ(出展品)をショップサーバ10に送信してコンテンツを登録する(S100、S101)。
ショップサーバ10では、登録したコンテンツX900、コンテンツW910、コンテンツY920、コンテンツZ930を図9に示すように自己が経営するインターネット60上のバーチャルショップのサイトに展示する。
インターネット60に接続可能な入札者機器40は、バーチャルショップのサイトを検索しに行く。この時、入札者機器40は、ショップサーバに展示されたコンテンツW910の購入を希望したとする。その場合、入札者機器40は、ショップサーバ10にコンテンツW910の入札を希望する通知を送信する(S102)。
ショップサーバ10は、入札者機器40からの入札希望通知を受信すると、入札を希望するコンテンツW910が入札者機器40へ売買可能な状態にあることを確認してから入札者機器40にコンテンツW910の入札希望を受け付けたことを通知する(S103)。
入札者機器40は、ショップサーバ10からの入札の受付通知を受信した場合には、コンテンツW910の入札に必要な代金である入札金(出展者希望入札金額)をショップサーバ10に支払う(S104)。
ショップサーバ10は、コンテンツW910に対する入札金(出展者希望入札金額)の入金を確認した場合、コンテンツW910を出展した出展者機器30に対しコンテンツW910の落札を通知する(S105)。
ショップサーバ10からの落札通知を受信した出展者機器30は、コンテンツW910を入札者機器40に送信することでコンテンツW910を入札者機器40に売却する(S106)。
出展者機器30は、上記コンテンツW910の送信後、ショップサーバ10にコンテンツW910の売却通知を送信する(S107)。
ショップサーバ10は、出展者機器30からの売却通知を受信すると、出展者機器30を利用した出展者にコンテンツW910の入札金から仲介料を差し引いた額を売却代金として支払う(S108)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
今までは、上述したような壁紙や着メロ等をコンテンツ(出展品)として販売する形態は存在していた。そのシステムは、出展者機器20や出展者機器30がコンテンツを出展するにあたり、コンテンツをショップサーバ10に登録する必要があった。
また、ショップサーバ10は、出展のための費用を出展者に負担させたり、あるいは仲介手数料を請求することにより収益をあげるとともに、入札者からは出展品に対する入札に基づいて出展者に売却代金を支払うシステムでインターネットオークションを成立させていた。
しかし、このような入札者側の入札以外に出展者側の売上が期待できないオークションでは、出展のための費用を出展者側が負担してまで、あるいは仲介手数料を支払ってまで出展してみようという出展意欲を喚起させることは難しかった。
【0005】
この発明の実施の形態の目的は、ネットワーク上のどの記憶領域に記憶されているコンテンツでも競売サービスを提供することができるサービス提供機器を構築することにある。
さらに、競売以外のシステムによって出展者に得点を与えることができるサービス提供機器を付与している。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかるサービス提供機器は、出展者機器が売却を希望しているコンテンツを記憶しているネットワーク上の記憶場所を示す記憶場所情報を含む出展応募情報を記憶する記憶部と、
上記記憶部により記憶された出展応募情報から入札者機器に出展者機器が売却を希望しているコンテンツをアクセスさせ、入札者機器からの入札希望を受けつけ、入札者機器と出展者機器との間でコンテンツの競売を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
【0007】
この発明にかかるサービス提供機器は、さらに、
上記記憶場所情報を含む出展応募情報を有する出展応募の通知を出展者機器から受信する通信部を備えることを特徴とする。
【0008】
この発明にかかるサービス提供機器は、さらに、
上記通信部によって受信された出展応募の通知に対応して出展品数を応募の対象となるコンテンツ数分カウントアップするカウンタを備え、
上記制御部は、上記カウンタによってカウントアップされた出展品数が所定数に達した場合には、出展応募されたコンテンツの中から対価を支払う1以上のコンテンツを決定し、決定した1以上のコンテンツの対価をコンテンツの出展応募の通知をした出展者機器の利用者に支払うことを特徴とする。
【0009】
上記制御部は、上記決定したコンテンツに対する対価を出展者機器の利用者の使用するインターネット上の銀行口座に振り替えることにより上記コンテンツの対価を上記利用者に支払うことを特徴とする。
【0010】
上記記憶部は、出展応募情報に含まれる記憶場所情報が示す記憶場所として出展者機器の使用するユニフォーム・リソース・ロケーター(URL)とネットワーク上でバーチャルショップを経営するショップサーバの使用するユニフォーム・リソース・ロケーター(URL)との少なくともいずれかを記憶することを特徴とする。
【0011】
この発明にかかるサービス提供方法は、出展者機器が売却を希望しているコンテンツを記憶しているネットワーク上の記憶場所を示す記憶場所情報を含む出展応募情報を記憶し、
上記記憶した出展応募情報から入札者機器に出展者機器が売却を希望しているコンテンツをアクセスさせ、入札者機器からの入札希望を受けつけ、入札者機器と出展者機器との間でコンテンツの競売を制御することを特徴とする。
【0012】
この発明にかかるサービス提供プログラムは、出展者機器が売却を希望しているコンテンツを記憶しているネットワーク上の記憶場所を示す記憶場所情報を含む出展応募情報を記憶する処理と、
上記記憶した出展応募情報から入札者機器に出展者機器が売却を希望しているコンテンツをアクセスさせ、入札者機器からの入札希望を受けつけ、入札者機器と出展者機器との間でコンテンツの競売を制御する処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0013】
この発明にかかるサービス提供機器は、出展応募の通知を出展者機器から受信する通信部と、
入札者機器からの入札を受けつけ、入札者機器と出展者機器との間でコンテンツの競売を制御する制御部と、
上記通信部によって受信された出展応募の通知に対応して出展品数を応募の対象となるコンテンツ数分カウントアップするカウンタとを備え、
上記制御部は、上記カウンタによってカウントアップされた出展品数が所定数に達したことにより、出展応募の中から決定された対価を支払う1以上の出展応募に対しての対価を出展応募の通知をした出展者機器の利用者に支払うことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、実施の形態1について説明する。
図1は、本実施の形態に関するオークションシステムの構成及び出展品応募の動作を示す図である。
本実施の形態のオークションシステムでは、図9に示す従来のオークションシステムの構成にサービス提供機器100が付加された構成となっている。
100は、ネットワークを介して競売(オークション)サービスを提供するサービス提供機器である。本実施の形態の競売(オークション)サービスを提供するオークションシステムでは、サービス提供機器100が出展者機器20及び出展者機器30と入札者機器40との競売を制御することにより、インターネット60上のオークションを成立させている。ただし、インターネット60以外にもWAN(WIDE AREA NETWORK)やLAN(LOCAL AREA NETWORK)を使用する方法がある。
ディジタルコンテンツの一例としては、写真、絵画、書、文章、詩、小説、動画、音楽が挙げられる。また、ディジタルコンテンツは、プログラム、データ、デザイン画、イラスト、音声を含んだアナログコンテンツでもよい。
【0015】
図2は、サービス提供機器100の内部構造の一例である。
600は、出展者機器20または出展者機器30が売却を希望するコンテンツを記憶しているネットワーク上の記憶場所を示す記憶場所情報を含む出展応募情報を記憶する記憶部である。出展応募情報の一例としては、図1の出展者アドレス一覧表110に示す情報が挙げられる。出展者アドレス一覧表110の詳細については後述する。
ネットワーク上の記憶場所を示す記憶場所情報としては、出展者アドレス一覧表110に示されたようにリンク先情報となる上記URLの他、その他のネットワークアドレスや識別子でもかまわない。また、URLやアドレスを直接表示せず、アイコンやコンテンツの縮小コピー等を記憶場所情報に対応させて表示してもよく、記憶場所情報の表示はコンテンツ(出展品)のネットワーク上における記憶場所を示す方法であれば、いずれの方法によりなされていてもよい。
図2の700は、図1で示すショップサーバ10、出展者機器20、出展者機器30、入札者機器40と通信を行う通信部である。
800は、コンテンツにアクセスすることを入札者機器40に促すために記憶部600が記憶した出展応募情報を表示する表示部である。サービス提供者側が出展応募情報を確認したり、サービス提供者側が独自のサイトを構築する場合にサイトを表示するために用いられる。入札者機器40は、サービス提供機器100の表示部800に表示された出展応募情報と同じ表示を入札者機器40の画面上またはプリンタ出力、その他の方法によって行う。
500は、本実施の形態のオークションを制御する制御部である。すなわち、制御部500は、入札者機器40側に表示された出展応募情報が入札者機器40によって指定された場合に、記憶部600に記憶された出展応募情報のうち指定された出展応募情報に含まれる、コンテンツを記憶しているネットワーク上の記憶場所を示す記憶場所情報を用いて入札者機器40にコンテンツをアクセスさせ、入札者機器40からの入札を受けつけ、入札者機器40と出展者機器20等との間でコンテンツの競売を制御する。
900は、応募の対象となるコンテンツの受付番号と出展品数とをカウントアップするカウンタである。
【0016】
次に、図1のシステムの動作について説明する。
まず、出展者機器20がコンテンツ(出展品)の出展を希望する場合、インターネット60を介してショップサーバ10にコンテンツ(出展品)の出展希望を通知し、ショップサーバ10が出展を受けつけた場合には、コンテンツ(出展品)をショップサーバ10に送信してコンテンツを登録する(S1)。
出展者機器20は、コンテンツとしてコンテンツA200を出展するので、ショップサーバ10では、図1のショップサーバ10のサイトに示すように、登録したコンテンツA200を自己が経営するインターネット60上のバーチャルショップのサイトに展示する。また、図1の出展者機器20の画面に示すように、出展者機器20は、独自のホームページ(HP)にもコンテンツA200を展示する。ただし、出展者機器20がショップサーバ10のサイトのみにコンテンツA200を展示することを希望する場合には、独自のホームページ(HP)にはコンテンツA200を展示しない。
また、出展者機器30は、独自のホームページ(HP)にコンテンツD210を展示している。しかし、出展者機器30は、ショップサーバ10には出展を希望していない。したがって、コンテンツD210は、ショップサーバ10のバーチャルショップのサイトに展示されていない。
このようにして複数の出展者機器による出展希望により、他のコンテンツB220及びコンテンツC230もショップサーバ10に登録され、ショップサーバ10のバーチャルショップのサイトに展示される。
【0017】
出展者機器20及び出展者機器30は、サービス提供機器100のサービスによるコンテンツ(出展品)のオークション販売を希望する場合、サービス提供機器100にコンテンツの出展応募の通知を送信する(S2、S3)。この出展応募の通知は、記憶場所情報を含む出展応募情報を有している。
サービス提供機器100の通信部700がS2の出展応募の通知を受信すると、まず、制御部500は、カウンタに保持された受付番号を1つカウントアップし、その値を受付番号「1」として記憶部600の出展者アドレス一覧表110に記憶する。次に、制御部500は、上記出展応募の通知に含まれる出展応募情報中の記憶場所情報からコンテンツを記憶してあるURL「http://shop.co.jp」を抽出して出展者アドレス一覧表110に記憶する。また、上記出展応募の通知に含まれる出展応募情報から出展した作品名「A」と入札金額「3000円」と譲渡額「30000円」とを抽出して出展者アドレス一覧表110に記憶する。
出展者機器20は、独自のホームページ(HP)にもコンテンツA200を展示する。よって、制御部500は、カウンタ900に保持された受付番号を1つカウントアップし、その値を受付番号「2」として出展者アドレス一覧表110に記憶する。また、制御部500は、上記出展応募の通知に含まれる出展応募情報からURL「http://a.co.jp」と出展した作品名「A」と入札金額「3000円」と譲渡額「30000円」とを出展者アドレス一覧表110に記憶する。
同様にして、サービス提供機器100の制御部500は、S3の出展応募の通知に対応して、カウンタ900に保持された受付番号を1つカウントアップし、その値を受付番号「3」として出展者アドレス一覧表110に記憶する。また、制御部500は出展応募情報からURL「http://g.co.jp」と出展した作品名「D」と入札金額「3500円」と譲渡額「35000円」とを出展者アドレス一覧表110に記憶する。
サービス提供機器100の制御部500は、上記のように記憶部600に存在する出展者アドレス一覧表110に必要事項を記憶させるとともに、通信部700を介して出展応募の通知をした出展者機器20及び出展者機器30に対し出展応募の受理を通知する(S4)。
出展者機器20及び出展者機器30は、サービス提供機器100からの受理通知を受け、サービス提供機器100の記憶部600に記憶された出展者アドレス一覧表110の内容に誤りがないかを確認する(S5)。
以上がサービス提供機器100にコンテンツを応募する場合の処理を示したものである。
【0018】
次に、コンテンツを競売する動作について説明する。
図3は、サービス提供機器100にコンテンツを応募した後、サービス提供機器100の制御部500がコンテンツの競売を制御する動作を示す図である。
まず、入札者機器40はサービス提供機器100の提供する出展者アドレス一覧表110を検索する(S6)。すなわち、出展者アドレス一覧表110の示すアドレスにアクセスして作品名「A」や作品名「D」のコンテンツの内容を見に行く。
その結果、入札者機器40は、作品名「D」のコンテンツD210の購入を希望したとする。コンテンツD210は、出展者機器30のホームページに展示されたコンテンツ(出展品)である。入札者機器40は、サービス提供機器100にコンテンツD210の入札を希望する通知を送信する(S6)。
ここで、コンテンツD210の入札を希望するとは、入札者機器40がコンテンツD210を使用する権利を取得することを希望すること、または、入札者機器40がコンテンツD210に関する著作権を取得することを希望することを意味する。
サービス提供機器100は、入札者機器40からの入札希望通知を受信すると、入札を希望するコンテンツD210が入札者機器40へ売買可能な状態にあることを確認し、入札者機器40にコンテンツD210の入札希望を受け付けたことを通知する(S7)。
入札者機器40は、サービス提供機器100からの入札の受付通知を受信した場合には、コンテンツD210の入札に必要な代金である入札金額「3500円」、または、譲渡額「35000円」をサービス提供機器100提供者のインターネット60上にある口座に振り替える(S8)。ただし、サービス提供機器100提供者の口座は必ずインターネット60上にある必要はなく、例えば、通常の銀行口座に振り込むまたは振り替えることも可能である。
サービス提供機器100提供者のインターネット60上にある口座に入札金または譲渡額が振り替えられると、サービス提供機器100の通信部700は、コンテンツD210を出展した出展者機器30に対し、コンテンツD210の使用権または著作権の落札を通知する(S9)。
サービス提供機器100からの落札通知を受信した出展者機器30は、コンテンツD210を入札者機器40に送信すること、または、コンテンツD210に関する著作権の移転(譲渡)手続をとることでコンテンツD210を入札者機器40に売却する(S10)。
出展者機器30は、コンテンツD210の送信後、サービス提供機器100にコンテンツD210の売却通知を送信する(S11)。
サービス提供機器100は、出展者機器30からの売却通知を受信すると、出展者機器30の出展者にコンテンツD210の入札金または譲渡額から仲介料を差し引いた額を売却代金として出展者機器30の出展者の所有するインターネット60上にある口座に振り替える(S12)。
このようにして、コンテンツをオークションにより出展者側から入札者側に入札する。
【0019】
図4は、出展者アドレス一覧表110の詳細を示す図である。出展者アドレス一覧表110は、記憶部600の記憶内容でもあり、かつ、入札者機器40に表示される表示内容でもある。なお、記憶部600の記憶内容と入札者機器40に表示される表示内容は異なっていてもかまわない。
出展者アドレス一覧表110は、コンテンツが受付けられた受付番号111、コンテンツの記憶してある場所であるURL112、コンテンツの作品名113、出展者がコンテンツの使用を認めるための入札金である出展者希望入札金額114、出展者がコンテンツに関する著作権の移転(譲渡)を認めるための譲渡額115の各項目からなる表である。
上述のようにコンテンツA200は、ショップサーバ10のバーチャルショップと出展者機器20のホームページに展示される。したがって、コンテンツA200は、受付番号111が「1」と「2」に対応するURLが示す場所に展示されていることを出展者アドレス一覧表110は示している。すなわち、コンテンツA200は、「1」の受付番号111に対応するURL「http://shop.co.jp/rpug13mt」と「2」の受付番号111に対応するURL「http://a.co.jp/rpug13mt」とに展示されていることを出展者アドレス一覧表110は示している。
したがって、入札者機器40は、上記2つのURLのいずれかに基づいてコンテンツA200の展示場所へリンクして、コンテンツA200を鑑賞することができる。
また、入札者機器40は、出展者アドレス一覧表110によって、コンテンツA200の使用をする権利を「3000円」で買うことができ、コンテンツA200に関する著作権を「30000円」で譲受できることを知ることが可能である。
【0020】
一方、コンテンツD210は、ショップサーバ10のバーチャルショップには展示されておらず、出展者機器30のホームページのみに展示されている。したがって、コンテンツD210は、受付番号111が「3」に対応するURL「http://g.co.jp/rpug13mt」に展示されていることを出展者アドレス一覧表110は示している。
したがって、入札者機器40は、上記URLに基づいて出展者機器30のホームページにリンクして、コンテンツD210を鑑賞することができる。
入札者機器40は、他の作品についても同様に、出展者アドレス一覧表110を参照して各作品を鑑賞することができる。
【0021】
次に、インターネット銀行を用いた本実施の形態のオークションシステムによる出展応募と入札の仕組みについて説明する。
図5は、インターネット銀行を用いたオークションシステムの出展応募と入札の仕組みを示す図である。
まず、出展応募の仕組みについて説明する。
・出展品登録
出展者機器30は出展するコンテンツD210をショップサーバ10のバーチャルショップや独自のホームページに載せる(S51)。図5では、ショップサーバ10のAサイトというバーチャルショップにコンテンツA200を掲載する(S51)。
・応募
出展者機器30は、出展者機器30の所有する出展者インターネット銀行口座300からサービス提供機器100の所有するサービス提供者インターネット銀行口座320へ、1点につき300円の応募料を振り替える(S52)。ただし、同一作品を複数のURLに展示する場合には、1点分の応募料又は割安な応募料を出展者インターネット銀行口座に振り替えるようなシステムを構築してもよい。
この振り替えは、出展者機器30がサービス提供者インターネット銀行口座320の支店番号、口座番号、ログインパスワード等を入力することによってインターネット銀行口座にアクセスし、振替手数料が無料のインターネット銀行の支払い画面を通じて、応募料を振り替えることによって行うことが可能である。
このサービスに加え、または、このサービスに替えて、複数の都市銀行や郵便局によって構築されたネットワーク上の口座を利用して応募料を自動振替することも可能である。また、クレジットカードを使用してネットワーク上の口座により自動振替を行うことや、郵便振替が利用できるようなシステムを構築することも可能である。
出展者機器30は、応募料を振り替えた後、サービス提供機器100宛にコンテンツD210を展示しているURL112と出展者インターネット銀行口座300の番号と口座氏名と作品名113と出展者希望入札金額114または譲渡額115とを記載したEメールを送信する(S53)。なお、Eメールでなく、サービス提供機器100のHPへ入力するようにしてもよい。
・受理通知
Eメールを受信したサービス提供機器100は、出展者機器30へ出展の受理を通知する(S54)。
・確認
出展者機器30は、出展者アドレス一覧表110を調べ、自分の出展したコンテンツのURLや出展者希望入札金額114等が正しく出展者アドレス一覧表110に入力されているかを確認する(S55)。正しく入力されていない場合には、サービス提供機器100へ訂正の要求をし、誤字を訂正してもらう。
【0022】
次に、入札の仕組みについて説明する。
・検索、入札希望通知
入札者機器40は、出展者アドレス一覧表110から写真を閲覧してお気に入りの写真を探す(S56)。入札者機器40は、お気に入りの写真を見つけた場合には、希望するコンテンツの受付番号111とURL112と作品名113の少なくともいずれかを記載したEメールをサービス提供機器100に送信する(S57)。なお、Eメールでなく、サービス提供機器100のHPへ入力するようにしてもよい。
・受付通知
サービス提供機器100は、入札者機器40からのEメールを受信すると入札の受付をEメールで通知する(S58)。
・入札金口座振替
入札者機器40は、サービス提供機器100からの入札受付通知を受信すると、コンテンツD210の入札に必要な入札金額または譲渡額を入札者機器40の所有する入札者インターネット銀行口座310からサービス提供者インターネット銀行口座320へ振り替える(S59)。
・落札通知
入札者機器40からの入札金の振替があった場合には、サービス提供機器100はコンテンツD210を出展した出展者機器30にコンテンツD210の落札を通知するEメールを送信する(S60)。このEメールには、入札者である入札者機器40のEメールアドレスが記載されている。
・出展品送信
サービス提供機器100からの落札通知を受信した出展者機器30は、入札対象であるコンテンツD210をEメールに添付して入札者機器40に送信する(S61)。なお、Eメールでなくても、何らかの方法を用いて仲介できればよい。
・売却通知
出展者機器30は、入札者機器40にコンテンツD210を売却したことをEメールにてサービス提供機器100に通知する(S62)。この通知は、S61の送信と別々に行うことも可能である。S61で行われたEメールのCC項目(カーボンコピー機能)にサービス提供機器100のメールアドレスを入力することによって、S61で行われる送信と同時に行う。ただし、S61のコンテンツ送信を確実に確認することができれば、S61の送信と別々に行うことも可能である。なお、Eメールを用いる方法でなくてもよい。
・代金口座振替
上記出展者機器30からの売却通知を受信し、送付内容を確認後、サービス提供機器100はサービス提供者インターネット銀行口座320から出展者インターネット銀行口座300へ一定手数料を差し引いた金額を振り替える(S63)。
このようにして、出展応募と入札がインターネット60上で自動的に行われる。
上記出展者インターネット銀行口座300、入札者インターネット銀行口座310、サービス提供者インターネット銀行口座320で示した銀行口座は、インターネット上に存在する銀行口座である。しかし、金銭の授受を行う口座は、インタネット上だけでなく、あらゆるネットワーク上に存在する口座及び現実に存在する口座を用いることができる。
【0023】
以上のようにして、サービス提供機器100はインターネット60を介してショップサーバ10、出展者機器20、出展者機器30または入札者機器40と接続されることにより本実施の形態のオークションシステムを構築し、これら各装置が協業して情報の送受信及び制御を行うことによって出展者機器20等から入札者機器40への競売サービスを達成する。
【0024】
以上のように、本実施の形態では、出展するコンテンツはインターネット上のどこに記憶させていてもよい。すなわち、コンテンツを自分のホームページや友達のホームページに掲載したり、コンテンツプロバイダなどのフォトアルバムやホームページに載せることにより、入札者機器40がインターネット60を用いてこれらのコンテンツを見ることができればよい。
【0025】
また、上述したシステムでは、1点の作品につき1つまたは複数のURLへ出展する場合を述べたが、1点の作品につき1つのURLのみへの出展を認めるシステムを構築してもよい。
【0026】
このように、本実施の形態のサービス提供機器100は、コンテンツを記憶する記憶領域を確保せずに上記競売サービスを提供することができる。
また、このようなシステムを構築することで、入札者機器40は、従来のシステムに比べ、携帯電話やデジタルカメラ等で撮影しホームページ等に載せたデジタル写真等も気軽にサービス提供機器100に応募することができる。
また、インターネット銀行を利用することで、携帯電話や携帯型情報機器やコンピュータ等の機器を用いて人が介在せずに自動的に決済ができる。
また、本実施の形態におけるオークションシステムでは、すべての代金の授受がサービス提供機器100のサービス提供者インターネット銀行口座320を経由するので、サービス提供機器100がすべての代金の授受を管理することができる。よって、サービス提供機器100による代金の授受の確認後、次のステップに進むという方法により未支払いや未受取りのトラブルを防ぎ、出展者側や入札者側が安心してシステムを利用することができる。
また、ネットワーク上の銀行を利用することで、携帯電話や携帯型情報機器やコンピュータ等の機器を用いて信頼性が高く、また、利便性が高い決済システムを構築することができる。
また、ネットワーク上の銀行を利用して、本実施の形態の競売システムだけでなくインターネット60上の他のオークションも手軽に併用して利用することができる。
【0027】
実施の形態2.
次に、実施の形態2について説明する。
本実施の形態は、実施の形態1のオークションシステムに、一定条件の下、サービス提供機器100が出展品の中から一部の出展品を買い上げるシステムが付加されている。
図6は、サービス提供機器100によって提供される本実施の形態のオークションシステムである「オークプラス」のサービスを提供するサイトの画面の一例である。
図6に示すように、このオークションシステムでは「わずか300円で応募したデジタル写真が10万円になるチャンスが、10回、さらに100万円になるチャンス」がある。
【0028】
このようなチャンスを有するシステムを構築するために、サービス提供機器100のカウンタ900は、通信部700によって受信された出展応募の通知に対応して出展品数を応募の対象となるコンテンツ数分カウントアップする。そして、サービス提供機器100の制御部500は、カウンタ900によってカウントアップされた出展品数が所定数に達した場合には、出展応募されたコンテンツの中から対価を支払う1以上のコンテンツ(買い上げ作品)を決定し、決定した1以上のコンテンツの対価をコンテンツの出展応募の通知をした出展者機器の利用者に支払う。
【0029】
さらに、サービス提供機器100による上記買い上げシステムについて詳しく説明する。
図7は、サービス提供機器100による買い上げシステムの動作を示すフローチャートである。
まず、カウンタ900は、出展品数を「0」に初期化する(S301)。
次に、制御部500は、新しい出展品があるかを通信部700に問い合わせる(S302)。
その結果、新しい出展品があれば、制御部500は出展品数に1を加算する(S303)。新しい出展品がなければ、S302のステップに戻る。
次に、制御部500は、出展品数が1000×Nに等しいかを判断する(S304)。ここで、Nは整数であり、1≦N≦10の範囲の値を持つ。
出展品数が1000×Nに等しければ、制御部500は(1000×N)個の出展品の中から買い上げ作品を決定し、買い上げ作品を出展した出展者の出展者インターネット銀行口座300にショップサーバ10万円を振り替える(S305)。
この場合、買い上げ作品の決定には、例えば、予め出展品の特徴点をキーワードとして登録しておき、買い上げ作品のキーワードをランダムに決定する方法が考えられる。また、入札者機器40による入札件数をコンテンツごとに記憶しておき、入札件数が多いものを買い上げ作品とする方法が考えられる。また、入札者機器40によるコンテンツへのリンク件数(参照回数)をコンテンツごとに記憶しておき、リンク件数(参照回数)が多いものを買い上げ作品とする方法が考えられる。他の方法としては、入札者機器40による入札件数×入札金額の値が大きいものを買い上げ作品とする方法が考えられる。また、これらの方法を単位期間当たりの件数(入札件数、リンク件数)または金額とし、これらの件数または金額に基づいて買い上げ作品を決定する方法も考えられる。ただし、人によって買い上げ作品を決定してもよい。
このようにして決定した買い上げ作品に基づき、買い上げ作品の個数で10万円を等配分することにより、各々の買い上げ作品の出展者に作品の対価を支払うことが可能である。ただし、複数の買い上げ作品に対し10万円を必ずしも等配分する必要はなく、買い上げ作品毎に各々異なる対価を設定してもよい。
なお、出展品数が1000×Nに等しくなければ、S302のステップに戻る。
次に、制御部500は、出展品数が10000に等しいかを判断する(S306)。
出展品数が10000に等しければ、制御部500は上記S304のステップで記載した方法等を用いて10000個の出展品の中から買い上げ作品を決定し、買い上げ作品を出展した出展者の出展者インターネット銀行口座300にサービス提供機器100万円を振り替える(S307)。出展品数が10000に等しくなければ、S302のステップに戻る。
【0030】
したがって、図7に示すフローチャートによれば、出展者アドレス一覧表110への出展品の掲載期限は、出展品数が10000点になるまで可能である。出展品数が10000点になった時点で出展者アドレス一覧表110は初期化され、出展品数が「1」の出展品から新たに掲載される。
ただし、買い上げ作品を決定する出展品数の数や買い上げ作品に対する対価の額の組み合わせは、上述した買い上げ作品を決定する出展品数の数や買い上げ作品に対する対価の額に限定されず、多様な組み合わせが考えられる。例えば、他の一例としては、出展品数500点毎に買い上げ作品に3万円の対価を設定し、さらに、3000点毎に買い上げ作品に30万円の対価を設定し、出展品数が9000点に達した場合には買い上げ作品に30万円の対価を設定するとともに、出展品数を0クリアする(初期化する)方法が考えられる。
【0031】
サービス提供機器100は、独自のオークションサイトを持っていてもよい。その場合には、サービス提供機器100によって買い上げた買い上げ作品を自分の独自のサイトで販売し収益をあげることができる。買い上げ作品についての買い上げ方法の一例としては、買い上げ作品をサービス提供者が自由に使用する権利を買い上げる場合と買い上げ作品の著作権自体を買い上げる場合とが考えられる。買い上げ作品に対する著作権を買い上げた場合には、買い上げ作品を使用する権利を販売する販売価格とともに買い上げ作品の著作権の販売価格もサイトに表示し販売対象とすることができる。例えば、買い上げ作品を使用する権利を販売する販売価格を「5000円」、買い上げ作品の著作権の販売価格を「5万円」として販売するサービスによってもサービス提供機器100は利益を得ることが可能である。
【0032】
このように、本実施の形態のオークション「オークプラス」によれば、たとえ通常のオークションで出展品に値がつかなくても、サービス提供機器100が上記一定条件にしたがって出展品を買い上げるので、サービス提供機器100は、出展者側にオークションによる売買の他にも出展品に対する対価を得ることができるかもしれないという期待を持たせ、今までのオークションにない出展者に魅力的なシステムを構築することができる。
また、このようなシステムによって、サービス提供機器100による競売サービスは出展者数を伸ばすことができるため、入札者は多くの出展品から気に入ったコンテンツを選ぶことができる。よって、入札者にとっても魅力的なシステムを構築することができる。
【0033】
図8は、サービス提供機器100のコンピュータ基本構成図である。
図8において、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)CPU45は、バス48を介してモニタ41、キーボード42、マウス43、通信ボード44、磁気ディスク装置46等と接続されている。
磁気ディスク装置46には、オペレーティングシステム(OS)OS47、プログラム群49、ファイル群50が記憶されている。ただし、プログラム群49、ファイル群50が一体となってオブジェクト指向のプログラム群49を形成する形態も一実施の形態として考えられる。
プログラム群49は、CPU45、OS47により実行される。
上記各実施の形態では、サービス提供機器100は、通信ボード44の機能を使用して、インターネット60を経由して出展者機器20及び入札者機器40と通信を行う。
【0034】
以上に記載した「登録する」、「記憶する」、「保持する」という用語は、記録媒体に保存することを意味する。
【0035】
以上に記載した競売は、多くの買い手に値段をつけさせ、最も高い値をつけた人に売る方法の他、ディジタルコンテンツの場合は配布点数に制限がないので、出展者機器の希望価格での販売も含む。また、上記競売による入札方法は、複数の入札者機器に入札見積額を出させて、いずれかの入札者機器を契約者と決定する方法の他、ディジタルコンテンツの場合は配布点数に制限がないので、出展者機器の希望価格での販売に同意する入札者機器を契約者と決める方法も含む。
【0036】
すべての実施の形態では、各構成要素の各動作はお互いに関連しており、各構成要素の動作は、上記に示された動作の関連を考慮しながら、一連の動作として置き換えることができる。そして、このように置き換えることにより、方法の発明の実施形態とすることができる。
また、上記各構成要素の動作を、各構成要素の処理と置き換えることにより、プログラムの実施の形態とすることができる。
また、プログラムをプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶させることで、プログラムに記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体の実施の形態とすることができる。
【0037】
従って、サービス提供プログラムの実施の形態は、ネットワークを介して競売サービスを提供するサービス提供プログラムにおいて、出展者機器が売却を希望しているコンテンツを記憶しているネットワーク上の記憶場所を示す記憶場所情報を含む出展応募情報を記憶する処理と、
上記記憶した出展応募情報から入札者機器に出展者機器が売却を希望しているコンテンツをアクセスさせ、入札者機器からの入札希望を受けつけ、入札者機器と出展者機器との間でコンテンツの競売を制御する処理とをコンピュータに実行させるためのサービス提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、というように、サービス提供プログラムに記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体の実施の形態とすることができる。
【0038】
プログラムの実施の形態及びプログラムに記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体の実施の形態は、すべてコンピュータで動作可能なプログラムにより構成することができる。
プログラムの実施の形態およびプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体の実施の形態における各処理はプログラムで実行されるが、このプログラムは、記録装置に記録されていて、記録装置から中央処理装置(CPU)に読み込まれ、中央処理装置によって、各フローチャートが実行されることになる。
また、各実施の形態のソフトウエアやプログラムは、ROM(READ ONLY MEMORY)に記憶されたファームウエアで実現されていても構わない。あるいは、ソフトウエアとファームウエアとハードウエアとの組み合わせで前述したプログラムの各機能を実現しても構わない。
【0039】
【発明の効果】
ネットワーク上のいずれかの記憶領域に記憶されているコンテンツ(出展品)を用いた競売サービスを提供するサービス提供機器を構築することができる。
【0040】
また、競売による出展者への特典とともに出展者に他の特典を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に関するオークションシステムの構成及び動作を示す図である。
【図2】サービス提供機器の内部構成図である。
【図3】コンテンツを競売する動作を示す図である。
【図4】出展品アドレス一覧表の内容を示す図である。
【図5】インターネット銀行を用いたオークションシステムの応募と入札の仕組みを示す図である。
【図6】オークションシステム「オークプラス」のサイトの一例である。
【図7】サービス提供機器による買い上げシステムの動作を示すフローチャートである。
【図8】サービス提供機器100のコンピュータ基本構成図である。
【図9】従来のオークションシステムの構成及び動作を示す図である。
【符号の説明】
10 ショップサーバ、20,30 出展者機器、40 入札者機器、41 モニタ、42 キーボード、43 マウス、44 通信ボード、45 CPU、46 磁気ディスク装置、47 OS、49 プログラム群、50 ファイル群、60 インターネット、100 サービス提供機器、111 受付番号、112 URL、113 作品名、114 出展者希望入札金額、115 譲渡額、300 出展者インターネット銀行口座、310 入札者インターネット銀行口座、320 サービス提供者インターネット銀行口座、200 コンテンツA、210 コンテンツD、220 コンテンツB、230 コンテンツC、500制御部、600 記憶部、700 通信部、800 表示部、900 カウンタ。
Claims (8)
- ネットワークを介して競売サービスを提供するサービス提供機器において、出展者機器が売却を希望しているコンテンツを記憶しているネットワーク上の記憶場所を示す記憶場所情報を含む出展応募情報を記憶する記憶部と、
上記記憶部により記憶された出展応募情報から入札者機器に出展者機器が売却を希望しているコンテンツをアクセスさせ、入札者機器からの入札希望を受けつけ、入札者機器と出展者機器との間でコンテンツの競売を制御する制御部とを備えることを特徴とするサービス提供機器。 - 上記サービス提供機器は、さらに、
上記記憶場所情報を含む出展応募情報を有する出展応募の通知を出展者機器から受信する通信部を備えることを特徴とする請求項1に記載されたサービス提供機器。 - 上記サービス提供機器は、さらに、
上記通信部によって受信された出展応募の通知に対応して出展品数を応募の対象となるコンテンツ数分カウントアップするカウンタを備え、
上記制御部は、上記カウンタによってカウントアップされた出展品数が所定数に達した場合には、出展応募されたコンテンツの中から対価を支払う1以上のコンテンツを決定し、決定した1以上のコンテンツの対価をコンテンツの出展応募の通知をした出展者機器の利用者に支払うことを特徴とする請求項2に記載されたサービス提供機器。 - 上記制御部は、上記決定したコンテンツに対する対価を出展者機器の利用者の使用するインターネット上の銀行口座に振り替えることにより上記コンテンツの対価を上記利用者に支払うことを特徴とする請求項3に記載されたサービス提供機器。
- 上記記憶部は、出展応募情報に含まれる記憶場所情報が示す記憶場所として出展者機器の使用するユニフォーム・リソース・ロケーター(URL)とネットワーク上でバーチャルショップを経営するショップサーバの使用するユニフォーム・リソース・ロケーター(URL)との少なくともいずれかを記憶することを特徴とする請求項1に記載されたサービス提供機器。
- ネットワークを介して競売サービスを提供するサービス提供方法において、出展者機器が売却を希望しているコンテンツを記憶しているネットワーク上の記憶場所を示す記憶場所情報を含む出展応募情報を記憶し、
上記記憶した出展応募情報から入札者機器に出展者機器が売却を希望しているコンテンツをアクセスさせ、入札者機器からの入札希望を受けつけ、入札者機器と出展者機器との間でコンテンツの競売を制御することを特徴とするサービス提供方法。 - ネットワークを介して競売サービスを提供するサービス提供プログラムにおいて、出展者機器が売却を希望しているコンテンツを記憶しているネットワーク上の記憶場所を示す記憶場所情報を含む出展応募情報を記憶する処理と、
上記記憶した出展応募情報から入札者機器に出展者機器が売却を希望しているコンテンツをアクセスさせ、入札者機器からの入札希望を受けつけ、入札者機器と出展者機器との間でコンテンツの競売を制御する処理とをコンピュータに実行させることを特徴とするサービス提供プログラム。 - ネットワークを介して競売サービスを提供するサービス提供機器において、出展応募の通知を出展者機器から受信する通信部と、
入札者機器からの入札を受けつけ、入札者機器と出展者機器との間でコンテンツの競売を制御する制御部と、
上記通信部によって受信された出展応募の通知に対応して出展品数を応募の対象となるコンテンツ数分カウントアップするカウンタとを備え、
上記制御部は、上記カウンタによってカウントアップされた出展品数が所定数に達したことにより、出展応募の中から決定された対価を支払う1以上の出展応募に対しての対価を出展応募の通知をした出展者機器の利用者に支払うことを特徴とするサービス提供機器。
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JP2022106684A (ja) * | 2021-01-07 | 2022-07-20 | 株式会社ロイヤリティバンク | 評価価格算定プログラム及び評価価格算定方法 |
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2002
- 2002-06-21 JP JP2002180797A patent/JP2004029878A/ja active Pending
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