JP2004028741A - パーティクルカウンタ装置およびパーティクル計数方法 - Google Patents

パーティクルカウンタ装置およびパーティクル計数方法 Download PDF

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Nobuyasu Suzuki
鈴木 信靖
Toshiharu Makino
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Yuka Yamada
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Abstract

【課題】大気圧から減圧雰囲気を経て低真空までの動作圧力範囲で、エアルゾル中の50nm以下のパーティクルをカウントし、粒径分布を算出する。
【解決手段】導入されたエアロゾルに内在するパーティクルに対し荷電を行う荷電装置103と、荷電されたエアロゾルを層流状の非荷電性シースガス流に混合させて静電界を印加し、各々の内在パーティクルにその粒径に依存した軌道を取らせることで分級するパーティクル分球装置104と、分級後のパーティクル数をカウントするパーティクル計測装置105とを備える。また、分級選別後の荷電パーティクルをプローブメッシュおよび微小電流計により検出して、荷電パーティクルの空間数密度を算出する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアロゾル中のパーティクルの粒径分布を計測、評価する装置であって、特に50nm以下のパーティクルを迅速かつ簡便に計測、評価できるパーティクルカウンタ装置およびパーティクル計数方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この分野の技術として主流になっているのは、レーザ散乱法によるパーティクル径計測装置である。これは、エアロゾル中のパーティクル粒径を計測するに際し、レーザ光をエアロゾルに照射し、パーティクルの粒径分布によって、レーザの回折光の空間分布強度が変化することを利用して行う粒径計測法である。以下、図4を用いて従来のパーティクル径計測装置の構成と動作について説明する。これは、現在当該業界で広く一般に知られているものであるが、文献としては例えば、「粒子径計測技術」粉体工学会編、日刊工業新聞社(1994年)、145項から148項に記載されている。
【0003】
光源には出力数ミリワット(mW)のヘリウムネオン(He−Ne)あるいは半導体のプローブレーザ401を用いる。その光束は、ビームエキスパンダ402によって直径数mmの平行な光束に拡げられ、計測部に導入されたエアロゾル中のパーティクル群403に照射される。このビームエキスパンダ402は、平行度の高い照射光束を得るためにスペーシャルフィルタを内蔵している。エアロゾル中のパーティクル群403によって散乱されたレーザ光は、受光レンズ404により屈折され、その焦点面405上のディテクタ406に入射する。受光レンズ404には、fθレンズが用いられており、散乱されたレーザ光束は、それぞれの散乱角毎に焦点面405上の同一円周上に集光される。ディテクタ406は、焦点面405上のレーザ光束の前方散乱(非散乱)光照射点を中心とした、同心円上に半導体光電変換素子が配列されたものである。この構成により、エアロゾルパーティクル群403によって散乱されたレーザ光強度の散乱角依存性を測定することができ、レーザ光散乱強度の散乱角依存性は、パーティクル群403の粒径分布に依存するので、この特性を利用して、信号処理器407によりパーティクル群の粒径分布を算出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のパーティクル径計測装置では、プローブ光として可視光レーザを用いているため、計測可能な粒径は100nm程度が下限となる。何故なら、プローブ光波長に対して対象パーティクルが小さくなると、特に波長の10分の1以下になると、散乱現象の粒径依存性が観測しにくいレイリー散乱となるので、散乱光強度分布から粒径分布を算出することはできないからである。Nd:YAGレーザの第4高調波を用いれば、比較的小型の装置で紫外コヒーレント光(波長266nm)を得ることができるが、これでも計測可能粒径は40nm程度となる。さらに、短波長の紫外コヒーレント光を得るためには、エキシマレーザを用いることになるが、光源装置系が巨大化するとともに、光学系も透過型レンズの使用に制限が付くこととなる。仮に実現するとすれば、Arエキシマレーザによる波長126nmの紫外コヒーレント光があるが、これを用いても計測可能粒径は20nm程度である。
【0005】
一方、半導体集積回路製造技術の最先端実用デザインルールは、現状で130nm、2008年には70nmに達しようとしている。しかも一般に、充分な歩留まり管理を実施するには、デザインルール(最小線幅)に対して5分の1の粒径管理が必要とされている。よって、これまで述べてきたレーザ散乱法を用いた場合、将来にわたって歩留維持・向上を目的とした半導体集積回路製造システム内のパーティクル管理を実施することは不可能である。
【0006】
本発明は、上記従来の課題に鑑みなされたものであって、大気圧から減圧雰囲気を経て低真空までの動作圧力範囲で、エアルゾル中のほぼ50nm以下、2nm以上のパーティクルをカウント可能で、粒径分布を算出することのできるパーティクルカウンタ装置およびパーティクル計数方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のパーティクルカウンタ装置は、パーティクルを内在するエアロゾルに対して荷電を行う手段と、前記荷電されたエアロゾルに層流状の非荷電性シースガス流を混合させる手段と、前記混合した流体に静電界を印加する手段と、前記静電界を印加された流体から荷電したパーティクルを捕集する手段と、前記捕集したパーティクルの数を計測する手段とを備えたものである。この構成により、パーティクル計測に光散乱を用いることなく、エアルゾル中のほぼ50nm以下、2nm以上のパーティクルを計数し、粒径分布を算出することができるので、半導体集積回路製造技術の最先端実用デザインルールに対しても対応することができる。
【0008】
また、本発明のパーティクルカウンタ装置は、気相中において物理的または化学的な反応を行うプロセス装置に接続され、前記プロセス装置内のプロセスガスをエアロゾルとして取り込むエアロゾル取込手段と、前記取り込まれたエアロゾルに対して荷電を行う荷電手段と、前記荷電されたエアロゾルを層流状の非荷電性シースガス流に混合させて静電界を印加し、前記エアゾル内の内在パーティクルを選択的に偏向させることにより分級する分級手段と、前記分級された内在パーティクル数を計測する計測手段とを備えたものである。この構成により、非荷電性シースガス流と混合されたエアロゾルに静電界を印加し、各々の内在パーティクルにその粒径に依存した軌道をとらせることで、特定の軌道のパーティクルを抽出し、その数量を計測することで、前記プロセス装置内に浮遊するパーティクルの粒径分布を算出することができる。
【0009】
また、本発明のパーティクルカウンタ装置は、前記エアロゾル取込手段が、質量流量調整機能を備えていることを特徴とするものである。この構成により、導入されたエアロゾルの質量流量が大きくなり過ぎることによる、その後の分級に必要な静電界強度が実用範囲を超えて高くなるのを防止することができる。
【0010】
また、本発明のパーティクルカウンタ装置は、前記荷電手段が、Arエキシマ光源を用いることを特徴とするものである。この構成により、導入されたエアロゾルのガス圧力に影響されず、広範なエアロゾルガス圧での荷電動作が可能となる。
【0011】
また、本発明のパーティクルカウンタ装置は、前記分級手段が、同軸状に配置された内殻円筒および外殻円筒で構成される分級空間と、前記荷電されたエアゾルを前記分級空間に導入するためのラインと、前記非荷電性シースガス流を前記分級空間に導入するためのラインと、前記分級空間に放射状の静電界を印加するために前記内殻円筒の外壁に設けられた負極高電圧電極および前記外殻円筒の内壁に設けられた接地電極と、前記分級後のシースガスを排出するシースガス取出口と、前記分級後のエアロガスを排出するエアロゾル取出口とを備えたことを特徴とするものである。この構成により、内殻円筒と外殻円筒とで構成される分級空間に導入された荷電エアゾルのうち、荷電されていない内在パーティクルは、層流状のシースガスの流れに乗って排出され、荷電された内在パーティクルは、分級空間に形成された静電界により偏向し、特に正に荷電された内在パーティクルは、内殻円筒側に引き寄せられるので、エアロゾル取出口から取り出すことができる。
【0012】
また、本発明のパーティクルカウンタ装置は、前記パーティクル計測装置が、パーティクル計測チャンバと、前記パーティクル計測チャンバ内に前記荷電されたパーティクルを内在するエアロゾルを導入する噴出ノズルと、前記パーティクル計測チャンバ内からエアゾルを排出する吸引口と、前記パーティクル計測チャンバ内に前記噴出ノズルに正対するように配置されたプローブメッシュと、前記プローブメッシュに電気的に接続されて、前記パーティクル計測チャンバの殻壁と電気的に絶縁されたプローブメッシュ支柱と、前記プローブメッシュ支柱に電気的に接続された微小電流計とを備えたことを特徴とするものである。この構成により、噴出ノズルから噴射されたエアロゾルのうち、分級済みの荷電パーティクルがプローブメッシュにより捕集され、その数を、プローブメッシュに接続された微小電流計により、電流信号として計測することができる。
【0013】
また、本発明のパーティクルカウンタ装置は、前記噴出ノズルの径を狭めて、前記噴出ノズルの噴出口前後での差圧を大きくするとともに、前記吸引口の排気量を大きく取ることを特徴とするものである。この構成により、パーティクル計測チャンバの内部を擬似的分子線領域の圧力(10Pa以下)に保つことができるので、プローブメッシュによる荷電パーティクルの捕集を効率的に行うことができる。
【0014】
また、本発明のパーティクルカウンタ装置は、前記プローブメッシュに切替スイッチを介して定電位を印加する電位印加装置を備えたことを特徴とするものである。この構成により、荷電パーティクルを正電位に荷電している場合には、プローブメッシュを負電位に固定することで、荷電パーティクルを効率的に捕集することができる。
【0015】
また、本発明のパーティクルカウンタ装置は、前記微小電流計に切替スイッチを介して接続された、前記プローブメッシュの電位に対し低周波数の変調をかけるための電圧関数発生器を備えたことを特徴とするものである。この構成により、プローブメッシュの電位に対し低周波数の変調をかけることで、微小電流計で計測される荷電パーティクルをこの変調周波数で増減することができ、この変調周波数成分のみを狭帯域増幅することで、定常的に微小電流計に流入する浮遊(拡散)イオンの影響を除去することができ、信号対雑音比を高くすることができる。
【0016】
また、本発明のパーティクルカウンタ装置は、前記排気装置が、ドライメカニカルポンプまたは前記ドライメカニカルポンプに高圧動作のターボ分子ポンプを前段に設置した構成を備えていることを特徴とするものである。この構成により、パーティクルカウンタ装置内を差動排気することができ、パーティクルカウンタ装置内を一定減圧に維持することができる。
【0017】
また、本発明のパーティクル計数方法は、パーティクルを内在するエアロゾルに対して荷電を行う過程と、前記荷電されたエアロゾルに層流状の非荷電性シースガス流を混合させる過程と、前記混合した流体に静電界を印加する過程と、前記静電界を印加された流体から荷電したパーティクルを捕集する過程と、前記捕集したパーティクルの数を計測する過程とを含むものである。この方法により、パーティクル計測に光散乱を用いることなく、エアルゾル中のほぼ50nm以下、2nm以上のパーティクルを計数し、粒径分布を算出することができるので、半導体集積回路製造技術の最先端実用デザインルールに対しても対応することができる。
【0018】
また、本発明のパーティクル計数方法は、気相中において物理的または化学的な反応を行うプロセス装置に接続され、前記プロセス装置内のプロセスガスをエアロゾルとして取り込む過程と、前記エアロゾルに内在するパーティクルに対し荷電を行う過程と、前記エアロゾルを層流状の非荷電性シースガスに混合させて静電界を印加し、各々の内在パーティクルに粒径に依存した軌道を取らせることで分級する過程と、前記分級後の荷電パーティクルを捕集し、その数量を計測する過程とを含むものである。この方法により、気相プロセス装置内のプロセスエアロゾルに内在する、ほぼ50nm以下、2nm以上のパーティクルを、迅速かつ簡便に、その場計測した上で、粒径分布を算出することができる。
【0019】
また、本発明のパーティクル計数方法は、前記非荷電性シースガスとして、前記プロセス装置が設置されるクリーンゾーンの大気を取り込むことを特徴とするものである。この方法により、装置付随のボンベガスを軽減し、より簡便な構成とすることができる。
【0020】
また、本発明のパーティクルカウンタ方法は、前記分級後の荷電パーティクルの検出に際し、前記荷電パーティクルを捕集し易い極性に電位設定されたイオンプローブにより捕集し、前記イオンプローブに流れるイオン電流をもって、前記荷電パーティクルの空間数密度を算出することを特徴とするものである。この方法により、希薄なパーティクル空間数密度(濃度)においても有効に対象荷電パーティクルを捕集し、パーティクルの粒径分布を算出することができる。
【0021】
また、本発明のパーティクルカウンタ方法は、前記分級後の荷電パーティクルの検出に際し、前記イオンプローブへの印加電圧強度を低周波変調し、これに同調する荷電パーティクルの検出電気信号を狭帯域増幅することを特徴とするものである。この方法により、希薄なパーティクル濃度においても、信号対雑音比の高い高精度な計測を行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態におけるパーティクルカウンタ装置の全体構成を示すブロック図である。本実施の形態のパーティクルカウンタ装置は、超微細なデザインルール(130nm以下)に則った半導体集積回路製造プロセスシステムのうち、特に減圧・真空を含む気相中で実施される化学・物理的気相成長(CVD・PVD)法またはドライエッチング法におけるプロセスチャンバ101に気相的に接続されるものである。そして、パーティクルカウンタ装置100の全体としては、減圧ないし真空排気の機能を有している。すなわち、パーティクルカウンタ装置100の動作中は、最後段に設置される排気装置106により差動排気されることにより、最前段のプロセスチャンバ101から最後段の排気装置106まで、計測対象のエアロゾルの一貫した流れが形成される。
【0023】
クリーンゾーン内に配置されたプロセスチャンバ101には、メンテナンスゾーン内に配置されたパーティクルカウンタ装置100のエアロゾル取込バルブ102が接続され、エアロゾル取込バルブ102には荷電装置103が接続され、荷電装置103にはパーティクル分級装置104が接続されている。パーティクル分級装置104には、パーティクル計測装置105が接続されるとともに、シーガス採取口108からのシーガス採取ライン109およびシーガス排出ライン110が接続されている。パーティクル計測装置105には、排気装置106が接続され、排気装置106には、シーガス排出ライン110およびエアロゾル排出ライン111が接続され、排気ダクトゾーン内に配置されるエアロゾル排出ライン111の終端部にはエアロゾル排出口107が接続されている。
【0024】
本実施の形態において、荷電装置103は、パーティクルを内在するエアロゾルに対して荷電を行う手段および過程を担い、パーティクル分級装置104は、荷電されたエアロゾルに層流状の非荷電性シースガス流を混合させ、混合した流体に静電界を印加する手段および過程を担い、パーティクル計測装置105は、静電界を印加された流体から荷電したパーティクルを捕集し、捕集したパーティクルの数を計測する手段および過程を担うものである。
【0025】
次に、本実施の形態におけるパーティクルカウンタ装置の動作について説明する。エアロゾル取込バルブ102を介してプロセスチャンバ101からパーティクルカウンタ装置100に導入されたプロセス雰囲気エアロゾルは、先ず、エアロゾル取込バルブ102の流量調整機能により質量流量を調整される。これは、パーティクル分級装置104において、粒径分解能を向上させるためには大きな質量流量が必要であるが、質量流量が大きくなり過ぎると、分級に必要な静電界強度が実用範囲を超えて高くなるためである。
【0026】
次に、エアロゾル取込バルブ102から導入されたエアロゾルとこのエアロゾルに内在するパーティクル群が、荷電装置103により荷電される。本実施の形態では、この荷電過程に広範なエアロゾルガス圧で動作可能なArエキシマ光源を荷電装置103に内在させ、そこからの真空紫外光照射を用いている。動作ガス圧によっては、動作ガス圧が高い側から順に、放射性同位体、直流コロナ放電、イオンビーム、電子ビームなどを、適宜用いてもよい。特に、10−3Pa以下の高真空状態では、単極荷電が可能なイオンもしくは電子ビームを用いるのが効果的である。
【0027】
荷電装置103による荷電過程を経たエアロゾルは、パーティクル分級装置104に導入され、ここでエアロゾルに内在する荷電パーティクル群は、粒径に依存する電気移動度の値に応じて分級される。その分級動作原理を、図2を用いて説明する。先ず、シースガス導入ライン202より、シースガスとしてクリーンエアが、1.5l/minの流量で導入される。このクリーンエアは、図1の減圧プロセス装置のプロセスチャンバ101が設置されるクリーンゾーン(クラス1以下)から、パーティクルカウンタ装置100のシースガス採取口108から採取され、シースガス採取ライン109を経由して導入されるものである。このシースガスは、フィルターメッシュ207を介して、内殻円筒208と外殻円筒209との分級空間(ここが狭義での分級領域212になる)に流入することで、分級領域212では効果的にシースガスの層流を形成することができる。ここで、内殻円筒208と外殻円筒209は、シースガス流に対して、回転中心軸が平行に、しかも同軸状に配置されている。流入するシースガスにほぼ等しい流量が、シースガス取出口204から図1の排気装置106により排出される。排気装置106は、ドライメカニカルポンプあるいはこれに高圧動作のターボ分子ポンプ(所謂ヘリカルポンプ)を前段に設置した構成をとっている。
【0028】
一方、計測対象の荷電済みエアロゾルは、キャリアガス導入ライン201からエアロゾル噴出スリット205を通って、0.5l/minの流量で分級領域212に導入される。分級領域212では、内殻円筒208の外壁に貼りつけられた負極高電圧電極210と、外殻円筒209の内壁に貼りつけられた接地電極211により、共通中心軸に放射状の静電界を印加されている。エアロゾル噴出スリット205から分級領域212に導入された荷電されていない内在パーティクル(荷電装置103の荷電効率は1未満の値である)は、層流状のシースガスの流れに乗って、エアロゾル噴出スリット205からシースガス取出口204の方向(図2では左から右)に搬送され、シースガス取出口204から排出される。荷電装置103により荷電された内在パーティクルは、分級領域212に形成された静電界により偏向する。特に正に荷電された内在パーティクルは、内殻円筒208の側に引き寄せられ、一部はエアロゾル取込スリット206を経て、分級済エアロゾル取出口203から取り出すことができる。
【0029】
分級領域212での荷電微粒子の軌跡は、原理的には、荷電微粒子の粘性流状態であるシースガス中での移動度(近似的に粒の断面積で決まる)、シースガスによる横方向搬送速度、静電界強度分布、幾何学形状(分級領域長L、内殻円筒内径R、外殻円筒内径R)などにより決定される。これらのパラメータを適切に設定することにより、特定の粒径のパーティクルを分級済エアロゾル取出口203から抽出することができる。すなわち分級を行うことが可能となる。通常は、横方向搬送速度と幾何学形状の設定により、分級後粒径の中心値を決定しておき、最後に静電界強度(ソフト的なパラメータとして)を調整することで、ある範囲では任意の分級後粒径を選ぶことができる。静電界強度を走査しながら、分級済荷電パーティクルの数(空間数密度)を微小電流計でその場計測すれば、計測対象エアロゾルに内在するパーティクルの粒径分布を算出・評価することが可能となる。
【0030】
次に、図1のパーティクル計測装置105の構成ならびに信号検出動作について、図3を用いて説明する。本実施の形態におけるパーティクルカウンタ装置100の信号検出は、分級済みエアロゾル流に内在する荷電パーティクル数すなわち空間数密度(すなわち濃度)を、微小電流計で計測することを基本としている。パーティクル計測装置105は、主にパーティクル計測チャンバ301とこれに付属する計測器で構成されている。パーティクル分級装置104で分級された荷電パーティクルを内在するエアロゾルは、エアロゾル導入ライン302により搬送され、エアロゾル噴出ノズル303よりパーティクル計測チャンバ301内に噴出される。このパーティクル計測チャンバ301内は、エアロゾル吸引口304より排気装置106に接続されることで、差動排気がなされ、一定減圧に保たれている。分級済みの対象荷電パーティクルを捕集・検出するイオンプローブであるプローブメッシュ307は、プローブメッシュ支持柱305により、エアロゾル噴出ノズル303からの噴出エアロゾル流に正対するように配置されている。プローブメッシュ307の材質は、SUS304としており、メッシュ粗さは400としている。プローブメッシュ支持柱305は、フィードスルー機構306を介してパーティクル計測チャンバ301の外側からパーティクル計測チャンバ301内に導入されている。フィードスルー機構306は、外気とパーティクル計測チャンバ301内を真空的に遮断するとともに、プローブメッシュ支持柱305とパーティクル計測チャンバ301の殻壁を電気的に絶縁する機能も有している。プローブメッシュ307とプローブメッシュ支持柱305と微小電流計308との間は、非常に低いインピーダンスで、電気的に接続されている。
【0031】
ここで問題となるのは、如何に確実に漏れなく荷電パーティクルを検出する機構を実現するかという点である。また、対象荷電パーティクルの濃度が低いために、微小電流計308による直流計測では、信号対雑音比が低く正確な計測ができない場合は、効果的な信号増幅の必要性が生じる点である。前者の点に対しては、プローブメッシュ307の開口率(透過率)が高いほど対象荷電パーティクルを捕集しにくい、反対に開口率が小さくなると対象荷電パーティクル流が乱され、正確な検出ができなくなる、という二律背反に直面する。特に、開口率が小さく、さらにエアロゾル噴出ノズル303とプローブメッシュ307を含むパーティクル計測チャンバ系の流体力学的ストークス数が0.25を下回ると、インパクター効果により、大半の対象荷電パーティクルがプローブメッシュに到達できなくなる。この課題を解決するために、本実施の形態では、エアロゾル噴出ノズル303の径を狭めて、噴出口前後での差圧を大きくするとともに、排気装置106の排気量を大きく取ることで、パーティクル計測チャンバ301の内部を擬似的分子線領域の圧力(10Pa以下)に保っている。また、切替スイッチ309を介してプローブメッシュ307に電位印加装置310を接続することで、プローブメッシュ307に定電位を印加する。本実施の形態では、対象荷電パーティクルを正荷電としているので、プローブメッシュ307を負電位に固定することで、対象荷電パーティクルを効率的に捕集することができる。
【0032】
信号対雑音比が低く信号増幅の必要性があるという後者の問題点として、計測対象の荷電パーティクル数密度より、浮遊イオンの数密度が無視できない場合が挙げられる。つまり、パーティクル分級装置104において静電的な吸着あるいは偏向により、減圧プロセスチャンバ101と荷電装置103で発生する浮遊イオンの除去、ならびに特定粒径の荷電パーティクルとの選別を行ったとしても、パーティクルカウンタ装置のエアロゾル流路全体に気相拡散現象により散逸する浮遊イオンの影響(微小電流計への流入)が問題になるということである。そこで本実施の形態では、プローブメッシュ307の電位に対し低周波数(数〜数十Hz)の変調をかけることで、検出用微小電流計308に到達する荷電パーティクルをこの変調周波数で増減する。この変調周波数成分のみを狭帯域増幅することで、定常的に微小電流計に流入する浮遊(拡散)イオンの影響を除去するものである。図3はその狭帯域増幅ための機構をブロック図として示しており、切替スイッチ309が電圧関数発生器311側に接続された際は、プローブメッシュ307の印加電位は、電圧関数発生器311により矩形波が入力される。これは、
周波数:数Hz、
デューティー比:1/2、
最小印加電圧:対象とする分級済み荷電パーティクル(ここでは正荷電)のほとんどすべてがプローブメッシュに衝突・捕集される範囲での最大値、
最大印加電圧:対象とする分級済み荷電パーティクルのほとんどすべてがプローブメッシュに反発され衝突できない範囲での最小値、
とするものである。分級済み荷電パーティクルの数は、プローブメッシュ207に接続された微小電流計308により、電流信号として計測される。この電流信号は、プリアンプ312により電流−電圧変換された後、ロックインアンプ313で、上記変調周波数で狭帯域増幅される。この際の参照周波数信号は、電圧関数発生器311からプローブメッシュ307への印加電圧としたものと同じ波形のものを入力する。
【0033】
このように、本実施の形態におけるパーティクルカウンタ装置は、導入されたエアロゾルに内在するパーティクルに対し荷電を行う荷電装置103と、荷電されたエアロゾルを層流状の非荷電性シースガス流に混合させて静電界を印加し、各々の内在パーティクルにその粒径に依存した軌道を取らせることで分級するパーティクル分級装置104と、分級後のパーティクル数をカウントするパーティクル計測装置105とを備えているので、非荷電性シースガス流としてボンベガスを用いることなく、対象プロセス装置が設置されるクリーンゾーンの清浄大気を採取して有効活用することができる。また、分級選別後の荷電パーティクルをプローブメッシュ307およびプローブメッシュ307に流れるイオン電流を微小電流計308により検出して、荷電パーティクルの空間数密度を算出するので、気相プロセス装置内のプロセスエアロゾルに内在する、ほぼ50nm以下、2nm以上のパーティクルを、迅速かつ簡便に、その場計測することができる。
【0034】
また、分級選別後の荷電パーティクルをプローブメッシュ307および微小電流計308により検出する際に、プローブメッシュ307に荷電パーティクルを捕集し易い極性に電位設定するための電位印加装置310を備えているので、希薄なパーティクル空間数密度(濃度)においても有効に対象荷電パーティクルを捕集し、パーティクルの粒径分布を算出することができる。さらに、プローブメッシュ307への印加電圧強度を低周波変調し、これに同調する荷電パーティクルの検出電気信号を狭帯域増幅する電圧関数発生器311を備えているので、希薄なパーティクル濃度においても、信号対雑音比の高い高精度な計測を行うことができる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のパーティクルカウンタ装置またはパーティクル計数方法は、パーティクルを内在するエアロゾルに対して荷電を行う手段または過程と、荷電されたエアロゾルに層流状の非荷電性シースガス流を混合させる手段または過程と、混合した流体に静電界を印加する手段または過程と、静電界を印加された流体から荷電したパーティクルを捕集する手段または過程と、捕集したパーティクルの数を計測する手段または過程とを含むものであり、パーティクル計測に光散乱を用いることなく、エアルゾル中のほぼ50nm以下、2nm以上のパーティクルを計数し、粒径分布を算出することができるので、半導体集積回路製造技術の最先端実用デザインルールにも対応することができる。
【0036】
また、本発明のパーティクルカウンタ装置は、気相中において物理的または化学的な反応を行うプロセス装置に接続され、プロセス装置内のプロセスガスをエアロゾルとして取り込むエアロゾル取込手段と、取り込まれたエアロゾルに対して荷電を行う荷電手段と、荷電されたエアロゾルを層流状の非荷電性シースガス流に混合させて静電界を印加し、エアゾル内の内在パーティクルを選択的に偏向させることにより分級する分級手段と、分級された内在パーティクル数を計測する計測手段とを備えているので、気相プロセス装置内のプロセスエアロゾルに内在する、ほぼ50nm以下、2nm以上のパーティクルを、大気圧から減圧雰囲気を経て低真空までの動作圧力範囲で、迅速かつ簡便に、その場計測した上で、粒径分布を算出することができる。このため、半導体集積回路や液晶表示装置の製造における気相プロセス装置やクリーンルーム内のその場パーティクル計測に最適なパーティクルカウンタ装置を実現することができ、これら半導体集積回路や液晶表示装置の製造歩留の向上に寄与することができる。
【0037】
また、本発明のパーティクル計数方法は、気相中において物理的または化学的な反応を行うプロセス装置に接続され、プロセス装置内のプロセスガスをエアロゾルとして取り込む過程と、エアロゾルに内在するパーティクルに対し荷電を行う過程と、エアロゾルを層流状の非荷電性シースガスに混合させて静電界を印加し、各々の内在パーティクルに粒径に依存した軌道を取らせることで分級する過程と、分級後の荷電パーティクルを捕集し、その数量を計測する過程とを含むので、気相プロセス装置内のプロセスエアロゾルに内在する、ほぼ50nm以下、2nm以上のパーティクルを、大気圧から減圧雰囲気を経て低真空までの動作圧力範囲で、迅速かつ簡便に、その場計測した上で、粒径分布を算出することができる。このため、半導体集積回路や液晶表示装置の製造における気相プロセス装置やクリーンルーム内のその場パーティクル計測に最適なパーティクルカウンタ方法を実現することができ、これら半導体集積回路や液晶表示装置の製造歩留の向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるパーティクルカウンタ装置の全体構成を示す概略ブロック図
【図2】本発明の実施の形態におけるパーティクルカウンタ装置の構成要素であるパーティクル分級装置の概略断面構成図
【図3】本発明の実施の形態におけるパーティクルカウンタ装置の構成要素であるパーティクル計測装置の概略断面構成図
【図4】従来例におけるパーティクルカウンタ装置の構成を示す概略ブロック図
【符号の説明】
100 パーティクルカウンタ装置
101 プロセス装置のプロセスチャンバ
102 エアロゾル取込バルブ
103 荷電装置
104 パーティクル分級装置
105 パーティクル計測装置
106 排気装置
107 エアロゾル排出口
108 シースガス採取口
109 シースガス採取ライン
110 シースガス排出ライン
111 エアロゾル排出ライン
201 キャリアガス導入ライン
202 シースガス導入ライン
203 分級済エアロゾル取出口
204 シースガス取出口
205 エアロゾル噴出スリット
206 エアロゾル取込スリット
207 フィルターメッシュ
208 内殻円筒
209 外殻円筒
210 負極高電圧電極
211 接地電極
212 分級領域
301 パーティクル計測チャンバ
302 エアロゾル導入ライン
303 エアロゾル噴出ノズル
304 エアロゾル吸引口
305 プローブメッシュ支柱
306 フィードスルー機構
307 プローブメッシュ
308 微小電流計
309 切替スイッチ
310 電位印加装置
311 電圧関数発生器
312 プリアンプ
313 ロックインアンプ
401 プローブレーザ
402 ビームエキスパンダ
403 パーティクル群
404 受光fθレンズ
405 焦点面
406 ディテクタ
407 信号処理器

Claims (15)

  1. パーティクルを内在するエアロゾルに対して荷電を行う手段と、前記荷電されたエアロゾルに層流状の非荷電性シースガス流を混合させる手段と、前記混合した流体に静電界を印加する手段と、前記静電界を印加された流体から荷電したパーティクルを捕集する手段と、前記捕集したパーティクルの数を計測する手段とを備えたパーティクルカウンタ装置。
  2. 気相中において物理的または化学的な反応を行うプロセス装置に接続され、前記プロセス装置内のプロセスガスをエアロゾルとして取り込むエアロゾル取込手段と、前記取り込まれたエアロゾルに対して荷電を行う荷電手段と、前記荷電されたエアロゾルを層流状の非荷電性シースガス流に混合させて静電界を印加し、前記エアゾル内の内在パーティクルを選択的に偏向させることにより分級する分級手段と、前記分級された内在パーティクル数を計測する計測手段とを備えたパーティクルカウンタ装置。
  3. 前記エアロゾル取込手段が、質量流量調整機能を備えていることを特徴とする請求項2記載のパーティクルカウンタ装置。
  4. 前記荷電手段が、Arエキシマ光源を用いることを特徴とする請求項2または請求項3記載のパーティクルカウンタ装置。
  5. 前記分級手段が、同軸状に配置された内殻円筒および外殻円筒で構成される分級空間と、前記荷電されたエアゾルを前記分級空間に導入するためのラインと、前記非荷電性シースガス流を前記分級空間に導入するためのラインと、前記分級空間に放射状の静電界を印加するために前記内殻円筒の外壁に設けられた負極高電圧電極および前記外殻円筒の内壁に設けられた接地電極と、前記分級後のシースガスを排出するシースガス取出口と、前記分級後のエアロガスを排出するエアロゾル取出口とを備えたことを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれかに記載のパーティクルカウンタ装置。
  6. 前記パーティクル計測装置が、パーティクル計測チャンバと、前記パーティクル計測チャンバ内に前記荷電されたパーティクルを内在するエアロゾルを導入する噴出ノズルと、前記パーティクル計測チャンバ内からエアゾルを排出する吸引口と、前記パーティクル計測チャンバ内に前記噴出ノズルに正対するように配置されたプローブメッシュと、前記プローブメッシュに電気的に接続されて、前記パーティクル計測チャンバの殻壁と電気的に絶縁されたプローブメッシュ支柱と、前記プローブメッシュ支柱に電気的に接続された微小電流計とを備えたことを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれかに記載のパーティクルカウンタ装置。
  7. 前記噴出ノズルの径を狭めて、前記噴出ノズルの噴出口前後での差圧を大きくするとともに、前記吸引口の排気量を大きく取ることを特徴とする請求項2ないし請求項6のいずれかに記載のパーティクルカウンタ装置。
  8. 前記プローブメッシュに切替スイッチを介して定電位を印加する電位印加装置を備えたことを特徴とする請求項2ないし請求項7のいずれかに記載のパーティクルカウンタ装置。
  9. 前記微小電流計に切替スイッチを介して接続された、前記プローブメッシュの電位に対し低周波数の変調をかけるための電圧関数発生器を備えたことを特徴とする請求項2ないし請求項8のいずれかに記載のパーティクルカウンタ装置。
  10. 前記排気装置が、ドライメカニカルポンプまたは前記ドライメカニカルポンプに高圧動作のターボ分子ポンプを前段に設置した構成を備えていることを特徴とする請求項2ないし請求項9のいずれかに記載のパーティクルカウンタ装置。
  11. パーティクルを内在するエアロゾルに対して荷電を行う過程と、前記荷電されたエアロゾルに層流状の非荷電性シースガス流を混合させる過程と、前記混合した流体に静電界を印加する過程と、前記静電界を印加された流体から荷電したパーティクルを捕集する過程と、前記捕集したパーティクルの数を計測する過程とを含むパーティクル計測方法。
  12. 気相中において物理的または化学的な反応を行うプロセス装置に接続され、前記プロセス装置内のプロセスガスをエアロゾルとして取り込む過程と、前記エアロゾルに内在するパーティクルに対し荷電を行う過程と、前記エアロゾルを層流状の非荷電性シースガスに混合させて静電界を印加し、各々の内在パーティクルに粒径に依存した軌道を取らせることで分級する過程と、前記分級後の荷電パーティクルを捕集し、その数量を計測する過程とを含むパーティクル計数方法。
  13. 前記非荷電性シースガスとして、前記プロセス装置が設置されるクリーンゾーンの大気を取り込むことを特徴とする請求項12記載のパーティクル計数方法。
  14. 前記分級後の荷電パーティクルの検出に際し、前記荷電パーティクルを捕集し易い極性に電位設定されたイオンプローブにより捕集し、前記イオンプローブに流れるイオン電流をもって、前記荷電パーティクルの空間数密度を算出することを特徴とする請求項12または請求項13記載のパーティクル計数方法。
  15. 前記分級後の荷電パーティクルの検出に際し、前記イオンプローブへの印加電圧強度を低周波変調し、これに同調する荷電パーティクルの検出電気信号を狭帯域増幅することを特徴とする請求項14記載のパーティクル計数方法。
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