JP2004026282A - 簡易開封式密封紙箱 - Google Patents

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JP2004026282A JP2002189743A JP2002189743A JP2004026282A JP 2004026282 A JP2004026282 A JP 2004026282A JP 2002189743 A JP2002189743 A JP 2002189743A JP 2002189743 A JP2002189743 A JP 2002189743A JP 2004026282 A JP2004026282 A JP 2004026282A
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Rinako Osumi
大隅 理奈子
Atsushi Sada
佐田 淳
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Abstract

【課題】密封用の封緘紙を必要とせず、紙箱本体と蓋体の2つの部材からなる簡易開封式密封紙箱を提供すること。
【解決手段】本体蓋板18の両端縁にそれぞれ表半切れ線d を介して本体蓋側板182 が連設され、本体蓋板の背面板14が連設していない方の端縁には本体つまみ片181 が連設され、本体蓋板の本体つまみ片が連設されている片を除く三辺には表半切れ線d の内側に表半切れ線と等間隔で連続した裏半切れ線f が設けられ、正面板11の上端縁には裏半切れ線a を介して上板片111 が連設され、上板片の裏半切れ線の近傍に裏半切れ線と平行に第2の裏半切れ線bが設けられているので、紙箱を密封することができるし、本体蓋板を容器本体から取り外すことができる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば粉末洗剤等の内容物を収納し、開封前には完全密封されている簡易開封式密封紙箱に関し、特には、密封紙箱本体と蓋体の2つの部材からなる簡易開封式密封紙箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
粉末洗剤等の内容物を収納する密封紙箱は、洗剤の消費量の増加に伴い、多量に消費されているが、内容物が湿気を嫌うものであるため、紙箱開封前の密封性が良好で、しかも開封作業が容易に行えるように構成しなければならなかった。
【0003】
この種の紙箱は、密封するために紙箱本体上部に別部材の封緘紙を貼り付け、さらに再封止するためさらに別部材の蓋体を紙箱本体上部に被せる構成が一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成の開封式密封紙箱は、封緘紙を貼り付ける工程が必要な上、使用時には封緘紙を剥がさなければならないという問題がある。
【0005】
本発明は、密封のために封緘紙を必要とする粉末洗剤剤等を収容する密封性紙箱に関する以上のような問題点を解決するためになされたもので、密封用の封緘紙を必要とせず紙箱本体と蓋体の2つの部材から構成される簡易開封式密封紙箱を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の発明は、正面板と、該正面板の両側縁に設けられた2枚の側面板と、一方の側面板の一側縁に設けられた背面板と、該背面板の上縁に設けられた本体蓋板と、前記2枚の側面板の下縁にそれぞれ設けられた2枚の折り込み片と、前記正面板及び背面板の下縁にそれぞれ設けられた2枚の底面板とを順次折り曲げて構成される密封紙箱本体と、上蓋板の両側縁に設けられた2枚の別蓋側板と、上蓋板の前端縁に設けられた別蓋前板と、上蓋板の後端縁に設けられた別蓋後板とを順次折り曲げて構成される別体蓋とからなり、前記密封紙箱本体の背面板の上部表側面に前記別体蓋の別蓋後板の裏側面を接着した時、別体蓋が密封紙箱本体の本体蓋板に覆い被さる簡易開封式密封紙箱において、前記背面板と本体蓋板とは表側から切り込まれた半切れ線を介して連設され、本体蓋板の両端縁にはそれぞれ表側から切り込まれた半切れ線を介して本体蓋側板が連設され、本体蓋板の背面板が連設していない方の端縁は折り曲げ線を介して本体蓋つまみ片が連設され、本体蓋板の本体蓋つまみ片が連設さている辺を除く三辺には、表側から切り込まれた半切れ線の内側に、表側から切り込まれた半切れ線と平行に連続した裏側から切り込まれた半切れ線が設けられ、前記正面板の上端縁には裏側から切り込まれた半切れ線を介して上板片が連設され、上板片の裏側から切り込まれた半切れ線の近傍に前記裏側から切り込まれた半切れ線と平行に裏側から切り込まれた第2半切れ線が設けられ、前記別体蓋の別体蓋前板の端縁には表側から切り込まれた半切れ線を介してロック片が連設され、前記上板片の表側面は折り込まれて正面板の表側面と接着され、本体蓋板の両側に連設された本体蓋側板は折り曲げられて側面板の表側面と接着され、本体蓋板つまみ片は折り曲げられて前記上板片の裏側面と接着され、前記別体蓋に設けられたロック片は別体蓋前板に重なるように折り曲げられ、ロック片の端縁が本体蓋つまみ片の端縁に係止していることを特徴とする簡易開封式密閉紙箱である。
【0007】
このように請求項1記載の発明によれば、本体蓋板の両端縁にはそれぞれ表側から切り込まれた半切れ線を介して本体蓋側板が連設され、上板片は裏半切れ線を入れた上縁を表側に折り返して接着し、本体蓋つまみ片と貼着している構造をとっているので、紙箱を密封することが可能で粉もれもしない。
【0008】
また、本体蓋板の本体蓋つまみ片が連設されている辺を除く三辺には、表半切れ線の内側に、表半切れ線と平行に連続した裏半切れ線が設けられているので、本体蓋つまみ片を引き上げると、折り曲げられた上板片の内側は本体蓋つまみ片の内側と層間剥離して、ついで本体蓋板は容器本体から取り外すことができる。
【0009】
また、前側面板の先縁には表側から切り込まれた半切れ線を介してロック片が連設されているので、一度開封した後、再封する際には、ロック片を内側に折り曲げて再封することにより、ロック片が正面板の上端縁に重合積層された上板片の端縁とロック状態に固定され、蓋体が不用意に持ち上がることがない。
【0010】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記背面板と本体蓋板とは表側から切り込まれた半切れ線を介して連設され、本体蓋板の表側から切り込まれた半切れ線の内側寄りに該表側から切り込まれた半切れ線と平行に裏側から切り込まれた半切れ線が設けられ、本体蓋板の背面板が連設していない方の端縁は折り曲げ線を介して本体蓋つまみ片が連設され、前記両側面板の上端縁にはそれぞれ表側から切り込まれた半切れ線を介して側面折り込み片が連設され、側面折り込み片の表側から切り込まれた半切れ線の内側寄りに該表側から切り込まれた半切れ線と平行に裏側から切り込まれた半切れ線が設けられ、前記別体蓋の別体蓋前板の端縁には表側から切り込まれた半切れ線を介してロック片が連設され、前記上板片の表側面は折り込まれて正面板の表側面と接着され、前記側面折り込み片は折り曲げられて表側面は、折り曲げられた本体蓋板の裏側面と接着され、本体蓋板つまみ片の裏側面は折り曲げられて前記上板片の裏側面と接着され、前記別体蓋に設けられたロック片は別体蓋前板に重なるように折り曲げられ、ロック片の端縁が本体蓋つまみ片の端縁に係止していることを特徴とする簡易開封式密閉紙箱である。
【0011】
このように請求項2記載の発明によれば、正面板の上端縁には裏半切れ線を介して上板片が連設され、両側面板の上端縁には側面折り込み片が連設され、両側面板は本体蓋板の内面と、また、上板片は本体蓋つまみ片の内面と貼着されているので、紙箱を密封することが可能で粉もれを起こすことがない。
【0012】
また、本体蓋つまみ片を引き上げると、つまみ片と上板片、本体蓋板と両側の側面板の間で層間剥離を起こし、本体蓋板は開封可能になる。本体蓋板の背面板近傍に裏半切れ線が設けてあるので、開封後は本体蓋板を本体から取り外すことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の簡易開封式密閉紙箱を一実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。
図1は、本発明の簡易開封式密閉紙箱に使用する密封紙箱本体の展開平面図であり、図2は、本発明の簡易開封式密閉紙箱に使用する別体蓋の展開説明図である。
図1から明らかなように、正面板(11)の右側縁には折り曲げ線を介して右側面板(12)が、その左側縁には折り曲げ線を介して左側面板(13)がそれぞれ連設されている。
【0014】
また、右側面板(12)の右側縁には折り曲げ線を介して背面板(14)が連設され、さらに左側面板(13)の左側縁には折り曲げ線を介して糊代片(15)が連設されている。
【0015】
さらに、正面板(11)、右側面板(12)、左側面板(13)及び背面板(14)の下縁には密閉紙箱の底部を構成する底面板(16、16)及び折り込み片(17、17)がそれぞれ折り曲げ線を介して連設されている。
【0016】
正面板(11)の上端には上板片(111)が裏側から所定の深さに切り込まれた半切れ線(以下裏半切れ線という)(a)を介して連設されている。
上板片(111)の裏半切れ線(a)の近傍には所定の間隔をおいて裏半切れ線(a)と平行な第2の裏半切れ線(b)が設けられている。
【0017】
一方、背面板(14)の上縁には蓋体を構成する本体蓋板(18)が表側から切り込まれた半切れ線(表半切れ線)(c)を介して連設され、そして上蓋板(18)の上縁にはさらに折り曲げ線を介して本体蓋つまみ片(181)が連設され、本体蓋板(18)の左右端縁にはそれぞれ表半切れ線(d、e)を介して本体蓋側板(182、182)が連設されている。
さらに、本体蓋板の本体蓋つまみ片が連設されている辺を除く三辺には、表半切れ線(c、d、e)の内側に、所定の間隔をおいて表半切れ線と平行に連続した裏半切れ線(f)が設けられいる。
【0018】
なお、上記裏半切れ線(a)や表半切れ線(c、d、e)は、組立時に正面板に対する上板折り曲げ片の折り曲げ線、背面板に対する本体蓋板の折り曲げ線、本体蓋板に対する本体蓋側板の折り曲げ線を形成する。
【0019】
また、図2から明らかなように、上蓋板(21)の相対する一方の両側縁の前側の端縁には折り曲げ線を介して別体蓋前板(22)が、表半切れ線(g)を介してロック片(23)がそれぞれ順次連設され、後側の端縁には折り曲げ線を介して別体蓋後板(24)が連設されている。
また、上蓋板(21)の相対するもう一方の両側縁には別蓋側板(211、211)が連設され、別体蓋前板(22)の両端縁には舌片(221)が連設されている。
【0020】
以上のような構成を有する密封紙箱本体のブランクから密封紙箱本体(10)を組み立てるには、例えば、先ず、正面板(11)、右側面板(12)、左側面板(13)及び背面板(14)を折り曲げ線を介して所定方向につぎつぎと折り曲げた後、糊代片(15)を背面板(14)の内側に接着する。
同時に上板片(111)を外側に倒すようにして正面板(11)に重ね、上板片の表側面と正面板の表側面とを接着させる。
【0021】
つぎに、本体蓋つまみ片(181)、本体蓋側板(182、182)を折り曲げた後、本体蓋板(18)を折り曲げ、本体蓋つまみ片(181)と上板片(111)の裏側面の2本の半切れ線に挟まれた部分とを、本体蓋側板(182、182)の裏側面と左右の側面板(12、13)とをそれぞれ完全に接着させる。このことにより密封紙箱本体の上部は完全に密封される。
【0022】
一方、粉末洗剤等の内容物を密封紙箱本体の底部から充填した後、紙箱底部の両底面板(16、16)と左右の折り込み片(17、17)を順次内側に折り込み、最後に貼着することによって密封紙箱本体の底部も完全密封する。
【0023】
なお、粉末洗剤等の内容物は紙箱本体の底部から充填する場合に限られず、紙箱本体の底部を先ず密封しておき、ついで粉末洗剤等の内容物を紙箱本体の上部から充填して、最後にこの紙箱本体の上部を上述のようにして密封するようにしても良い。
【0024】
別に、別体蓋前板(22)、ロック片(23)、別体蓋後板(24)、別蓋側板(211、211)、舌片(221、221)を折り曲げ線に沿って折り曲げ、舌片(221)の表側面と隣接する別蓋側板(211)の裏側面とを接着させ、別体蓋(20)を組み立てる。
【0025】
最後にロック片(23)を折り込んだ組み立てた別体蓋(20)を密封紙箱本体の天面に被せ、別体蓋後板(24)の裏側面と密封紙箱本体の背面板(14)の上部表側面とを接着させる。
【0026】
図4はこのようにして組み立てた本発明の簡易開封式密封紙箱の組立が完了した組立完了図である(別体蓋は開けてある)。この状態にあっては、内容物は完全に密封されている。
【0027】
本発明の簡易開封式密封紙箱の開封にあたっては、先ず、別体蓋を開けた後、本体蓋つまみ片(181)をつまんで背面板(14)から剥がすことから始まる。
前述のように上板片(111)には2本の裏半切れ線(a、b)が設けられているので、半切れ線の間の紙層が簡単に層間剥離を起こし、上板片(111)と本体蓋つまみ片(181)とは簡単に剥がれる。
と同時に、本体蓋板(18)の本体蓋つまみ片(181)が連設されている辺を除く3辺は、表半切れ線(c、d、e)とその内側近傍に設けられた裏半切れ線(f)とに囲まれた部分の紙層が簡単に層間剥離を起こし、本体蓋つまみ片(181)を引き続き持ち上げることにより本体蓋板(18)は密封紙箱本体の天面から分離され、天面が開口する(図5(a)、(b)参照)。
【0028】
このように本体蓋板(18)には裏半切れ線(f)が入っているため、開封後は密封紙箱本体(10)から取り外すことができる。
本体蓋板(18)の表裏両面には印刷表示部を設けることができる。従来の封緘紙よりも多くの情報を記載できる。
【0029】
開口した天面は別体蓋を被せることにより容易にロック片(23)が上板片(111)の端縁に係止して密封状態に戻る。
なお、ロック片(23)が上板片(111)の端縁に係止する際にはカチッという音が出るので消費者に閉まったという感覚を与えることができる。また、別体蓋をロックさせることで粉漏れやある程度の防湿性を保つことができる。
【0030】
図3は、本発明の簡易開封式密閉紙箱に使用する密封紙箱本体の別の展開平面図である。
図3から明らかなように、正面板(11)の右側縁には折り曲げ線を介して右側面板(12)が、その左側縁には折り曲げ線を介して左側面板(13)がそれぞれ連設されている。
【0031】
また、右側面板(12)の右側縁には折り曲げ線を介して背面板(14)が連設され、さらに左側面板(13)の左側縁には折り曲げ線を介して糊代片(15)が連設されている。
【0032】
さらに、正面板(11)、右側面板(12)、左側面板(13)及び背面板(14)の下縁には密閉紙箱の底部を構成する底面板(16、16)及び折り込み片(17、17)がそれぞれ折り曲げ線を介して連設されている。
【0033】
正面板(11)の上端には上板片(111)が裏半切れ線(a)を介して連設されている。
上板片(111)の裏半切れ線(a)の近傍には適宜の間隔をおいて裏半切れ線(a)と平行な第2の裏半切れ線(b)が設けられている。
【0034】
左右の側面板(12、13)の上端縁にはそれぞれ表半切れ線(h)を介して側面折り込み片(121、131)が連設され、側面折り込み片(121、131)の表半切れ線(h)の内側寄りに表半切れ線(h)と平行に裏半切れ線(i)が設けられている。
【0035】
一方、背面板(14)の上縁には本体蓋板(18)が表半切れ線(c)を介して連設され、そして本体蓋板(18)の上縁にはさらに折り曲げ線を介して本体蓋つまみ片(181)が連設されている。
さらに、本体蓋板(18)の表半切れ線(c)の内側寄りに表半切れ線(c)と平行に裏半切れ線(j)が設けられている。
上板片(111)、側面折り込み片(121、131)そして本体蓋板(18)に設けられた裏半切れ線(b、i、j)は同一線上に設けられている方が見栄えが良い。
【0036】
なお、上記裏半切れ線(a)や表半切れ線(c、h)は、組立時に正面板に対する上板折り曲げ片の折り曲げ線、背面板に対する本体蓋板の折り曲げ線、側面板に対する側面折り込み片の折り曲げ線を形成する。
【0037】
以上のような構成を有する密封紙箱本体のブランクから密封紙箱本体(10)を組み立てるには、例えば、先ず、正面板(11)、右側面板(12)、左側面板(13)及び背面板(14)を折り曲げ線を介して所定方向につぎつぎと折り曲げた後、糊代片(15)を背面板(14)の内側に接着させる。
同時に上板片(111)を外側に倒すようにして正面板(11)に重ね、上板片の表側面と正面板の表側面とを接着させる。
【0038】
つぎに、本体蓋つまみ片(181)、側面折り込み片(121、131)を折り曲げた後、本体蓋板(18)を折り曲げ、本体蓋つまみ片(181)の裏側面と上板片(111)の2本の裏半切れ線に挟まれた部分とを、また、側面折り込み片(121、131)の表側面と本体蓋板(18)の裏側面とをそれぞれ完全に接着させる。このことにより密封紙箱本体の上部は完全に密封される。
【0039】
一方、粉末洗剤等の内容物を密封紙箱本体の底部から充填した後、紙箱底部の両底面板(16、16)と左右の折り込み片(17、17)を順次内側に折り込み、最後に貼着することによって密封紙箱本体の底部も完全密封する。
【0040】
なお、粉末洗剤等の内容物は紙箱本体の底部から充填する場合に限られず、紙箱本体の底部を先ず密封しておき、ついで粉末洗剤等の内容物を紙箱本体の上部から充填して、最後にこの紙箱本体の上部を上述のようにして密封するようにしても良いことはいうまでもない。
【0041】
上述のロック片(23)を折り込んで組み立てた別体蓋(20)を密封紙箱本体の天面に被せ、別体蓋後板(24)の裏側面と密封紙箱本体の背面板(14)の上部表側面とを接着させる。
【0042】
図6はこのようにして組み立てた本発明の簡易開封式密封紙箱の組立が完了した組立完了図である(別体蓋は開けてある)。この状態にあっては、内容物は完全に密封されている。
【0043】
本発明の簡易開封式密封紙箱の開封にあたっては、先ず、別体蓋を開けた後、本体蓋つまみ片(181)をつまんで背面板(14)から剥がすことから始まる。
前述のように上板片(111)には2本の裏半切れ線(a、b)が設けられているので、半切れ線の間の紙層が簡単に層間剥離を起こし、上板片(111)と本体蓋つまみ片(181)とは簡単に剥がれる。
と同時に、側面折り込み片(121、131)の裏側面と本体蓋板(18)の裏側面には、それぞれの表半切れ線(h、c)とその内側近傍に設けられた裏半切れ線(i、j)とに囲まれた部分の紙層が簡単に層間剥離を起こし、本体蓋つまみ片(181)を引き続き持ち上げることにより本体蓋板(18)は密封紙箱本体の天面から分離され、天面が開口する(図7(a)、(b)参照)。
【0044】
開口した天面は別体蓋を被せることにより容易にロック片(23)が上板片(111)の端縁に係止して密封状態に戻る。
なお、ロック片(23)が上板片(111)の端縁に係止する際にはカチッという音が出るので消費者に閉まったという感覚を与えることができる。また、別体蓋をロックさせることで粉漏れやある程度の防湿性を保つことができる。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、本発明の簡易開封式密封紙箱は、開封手段としてブランクの表側と裏側から互いに離間させて所定の深さに切り込んだ半切れ線によっているので、内容物を製函時に完全密封状態にすることができ、開封前の密封性が優れている。
しかも正面板側の上板片と本体つまみ片との接着は、上板片の2本の裏半切れ線によって挟まれた部分が本体つまみ片と貼着している構造をとっているので、消費者はつまみ片を持ち上げるだけで容易に開封することができる。
さらに再封止の際は、別体蓋の前板の先端に設けたロック片が正面板の上端縁に重合積層された上板片の端縁とロック状態に固定されるので、不用意に持ち上がることがなく、再封性に優れている。
本体蓋板の表裏両側面に印刷表示部を設けることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の簡易開封式密封紙箱の密封紙箱本体の一実施例を示す、展開説明図である。
【図2】本発明の簡易開封式密封紙箱の別体蓋の一実施例を示す、展開説明図である。
【図3】本発明の簡易開封式密封紙箱の密封紙箱本体の別の実施例を示す、展開説明図である。
【図4】本発明の簡易開封式密封紙箱の組立完了後の一実施例を示す、斜視説明図である。
【図5】本発明の簡易開封式密封紙箱の組立完了後に開封した状態の一実施例を示す、斜視説明図であり、(a)は本体蓋板を取り除いた密封紙箱であり、(b)は裏返した状態の本体蓋板である。
【図6】本発明の簡易開封式密封紙箱の組立完了後の別の実施例を示す、斜視説明図である。
【図7】本発明の簡易開封式密封紙箱の組立完了後に開封した状態の別の実施例を示す、斜視説明図であり、(a)は本体蓋板を取り除いた密封紙箱であり、(b)は裏返した状態の本体蓋板である。
【符号の説明】
10‥‥密封紙箱本体
11‥‥正面板
12‥‥右側面板
13‥‥左側面板
14‥‥背面板
15‥‥糊代片
16‥‥底面板
17‥‥折り込み片
18‥‥本体蓋板
20‥‥別体蓋
21‥‥上蓋板
22‥‥別体蓋前板
23‥‥ロック片
24‥‥別体蓋後板
111‥‥上板片
181‥‥本体蓋つまみ片
182‥‥本体蓋側板
211‥‥別蓋側板
221‥‥舌片
a‥‥裏半切れ線
b‥‥裏半切れ線
c‥‥表半切れ線
d‥‥表半切れ線
e‥‥表半切れ線
f‥‥裏半切れ線
g‥‥表半切れ線
h‥‥表半切れ線
i‥‥裏半切れ線
j‥‥裏半切れ線

Claims (2)

  1. 正面板と、該正面板の両側縁に設けられた2枚の側面板と、一方の側面板の一側縁に設けられた背面板と、該背面板の上縁に設けられた本体蓋板と、前記2枚の側面板の下縁にそれぞれ設けられた2枚の折り込み片と、前記正面板及び背面板の下縁にそれぞれ設けられた2枚の底面板とを順次折り曲げて構成される密封紙箱本体と、
    上蓋板の両側縁に設けられた2枚の別蓋側板と、上蓋板の前端縁に設けられた別蓋前板と、上蓋板の後端縁に設けられた別蓋後板とを順次折り曲げて構成される別体蓋とからなり、
    前記密封紙箱本体の背面板の上部表側面に前記別体蓋の別蓋後板の裏側面を接着した時、別体蓋が密封紙箱本体の本体蓋板に覆い被さる簡易開封式密封紙箱において、
    前記背面板と本体蓋板とは表側から切り込まれた半切れ線を介して連設され、本体蓋板の両端縁にはそれぞれ表側から切り込まれた半切れ線を介して本体蓋側板が連設され、本体蓋板の背面板が連設していない方の端縁は折り曲げ線を介して本体蓋つまみ片が連設され、
    本体蓋板の本体蓋つまみ片が連設さている辺を除く三辺には、表側から切り込まれた半切れ線の内側に、表側から切り込まれた半切れ線と平行に連続した裏側から切り込まれた半切れ線が設けられ、
    前記正面板の上端縁には裏側から切り込まれた半切れ線を介して上板片が連設され、上板片の裏側から切り込まれた半切れ線の近傍に前記裏側から切り込まれた半切れ線と平行に裏側から切り込まれた第2半切れ線が設けられ、
    前記別体蓋の別体蓋前板の端縁には表側から切り込まれた半切れ線を介してロック片が連設され、
    前記上板片の表側面は折り込まれて正面板の表側面と接着され、
    本体蓋板の両側に連設された本体蓋側板は折り曲げられて側面板の表側面と接着され、
    本体蓋板つまみ片は折り曲げられて前記上板片の裏側面と接着され、
    前記別体蓋に設けられたロック片は別体蓋前板に重なるように折り曲げられ、ロック片の端縁が本体蓋つまみ片の端縁に係止していることを特徴とする簡易開封式密閉紙箱。
  2. 前記背面板と本体蓋板とは表側から切り込まれた半切れ線を介して連設され、
    本体蓋板の表側から切り込まれた半切れ線の内側寄りに該表側から切り込まれた半切れ線と平行に裏側から切り込まれた半切れ線が設けられ、
    本体蓋板の背面板が連設していない方の端縁は折り曲げ線を介して本体蓋つまみ片が連設され、
    前記両側面板の上端縁にはそれぞれ表側から切り込まれた半切れ線を介して側面折り込み片が連設され、
    側面折り込み片の表側から切り込まれた半切れ線の内側寄りに該表側から切り込まれた半切れ線と平行に裏側から切り込まれた半切れ線が設けられ、
    前記別体蓋の別体蓋前板の端縁には表側から切り込まれた半切れ線を介してロック片が連設され、
    前記上板片の表側面は折り込まれて正面板の表側面と接着され、
    前記側面折り込み片は折り曲げられて表側面は、折り曲げられた本体蓋板の裏側面と接着され、
    本体蓋板つまみ片の裏側面は折り曲げられて前記上板片の裏側面と接着され、
    前記別体蓋に設けられたロック片は別体蓋前板に重なるように折り曲げられ、ロック片の端縁が本体蓋つまみ片の端縁に係止していることを特徴とする請求項1記載の簡易開封式密閉紙箱。
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