JP2004026217A - 物品搬送用の保持具 - Google Patents

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宮谷 清司
Takashi Miyoshi
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Abstract

【課題】物品搬送の下準備や搬送物品の使用時などに要する手間の削減、物品搬送に要するコストの削減、及び、搬送物品の品目確認や数量確認の容易化を図りながら、搬送中に物品同士が互いに干渉して傷付く不都合を未然に回避できるようにする。
【解決手段】複数の棒状部材2を、所定間隔を隔てるとともにそれらの各先端側の変位が可能な状態で基盤3の上面に立設装備した。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の物品を搬送する際に使用する物品搬送用の保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の物品を容器に収納して搬送する際には、搬送中に物品同士が互いに干渉して傷付く不都合を未然に回避するために、各物品を新聞紙や干渉防止専用の包装紙などで梱包した状態で搬送用の容器に収納するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術によると、各物品を新聞紙や干渉防止専用の包装紙などで梱包するのにかなりの手間を要する上に、それらの物品を使用する際には、物品を梱包した新聞紙や干渉防止専用の包装紙などを取り除く手間を要するようになり、又、取り除いた新聞紙や干渉防止専用の包装紙などは再利用されずに廃材として処分されることから、それらを処分する手間を要するとともにコストが嵩むようになり、更に、各物品を新聞紙や干渉防止専用の包装紙などで梱包することによって、搬送物品の品目や数量の確認などが行えなくなる、あるいは、行い難くなるといった不都合をも招くようになっていた。
【0004】
本発明の目的は、物品搬送の下準備や搬送物品の使用時などに要する手間の削減、物品搬送に要するコストの削減、及び、搬送物品の品目確認や数量確認の容易化を図りながら、搬送中に物品同士が互いに干渉して傷付く不都合を未然に回避できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕
上記目的を達成するため、本発明のうちの請求項1に記載の発明では、複数の棒状部材を、所定間隔を隔てるとともにそれらの各先端側の変位が可能な状態で基盤の上面に立設装備した。
【0006】
〔作用〕
上記請求項1に記載の発明によると、例えば、複数の棒状部材の間に、各物品をそれらの間に棒状部材が介在する状態で位置させるようにすれば、物品間に位置する棒状部材によって、搬送中の物品同士の干渉による傷付きを阻止できるようになる。
【0007】
又、物品が貫通孔を有するものであれば、その貫通孔に対応する棒状部材を挿通させるようにすれば、その棒状部材によって物品の移動を規制することができ、その規制によって、搬送中の物品同士の干渉による傷付きを阻止できるようになる。
【0008】
そして上述したように、新聞紙や干渉防止専用の包装紙などを使用することなく物品同士の干渉による傷付きを阻止できることから、各物品を新聞紙や干渉防止専用の包装紙などで梱包する手間や、物品を梱包した新聞紙や干渉防止専用の包装紙などを取り除く手間がなく、又、各物品を新聞紙や干渉防止専用の包装紙などで梱包することによって搬送物品の品目や数量などの確認が行えなくなる、などの不都合を招くこともない。
【0009】
しかも、複数の棒状部材で物品を保持するものであることから保持具として何度でも再利用することが可能となり、その結果、使用後に廃材として処分される新聞紙や干渉防止専用の包装紙などを使用する場合に生じる、取り除いた新聞紙や干渉防止専用の包装紙などを処分する手間がなく、又、コストの高騰も回避できるようになる。
【0010】
その上、物品がその形状や大きさから棒状部材の立設間隔内に収まりきらないものである場合には、対応する棒状部材の先端側が物品の形状や大きさに応じて変位して物品を受け入れるようになることから、物品をその形状や大きさに関係なく安定した状態で保持できるようになる。
【0011】
〔効果〕
従って、搬送中に物品同士が互いに干渉して傷付く不都合を未然に回避できる上に、物品搬送の下準備や搬送物品の使用時などに要する手間の削減、物品搬送に要するコストの削減、及び、搬送物品の品目確認や数量確認などの容易化などを大幅に図ることのできる、合理的で汎用性の高い物品搬送用の保持具を提供できるようになった。
【0012】
〔構成〕
上記目的を達成するため、本発明のうちの請求項2に記載の発明では、弾性変形可能な複数の棒状部材を、所定間隔を隔てた状態で基盤の上面に立設装備した。
【0013】
〔作用〕
上記請求項2に記載の発明においても、例えば、複数の棒状部材の間に、各物品をそれらの間に棒状部材が介在する状態で位置させるようにすれば、物品間に位置する棒状部材によって、搬送中の物品同士の干渉による傷付きを阻止できるようになる。
【0014】
又、物品が貫通孔を有するものであれば、その貫通孔に対応する棒状部材を挿通させるようにすれば、その棒状部材によって物品の移動を規制することができ、その規制によって、搬送中の物品同士の干渉による傷付きを阻止できるようになる。
【0015】
そして上述したように、新聞紙や干渉防止専用の包装紙などを使用することなく物品同士の干渉による傷付きを阻止できることから、各物品を新聞紙や干渉防止専用の包装紙などで梱包する手間や、物品を梱包した新聞紙や干渉防止専用の包装紙などを取り除く手間がなく、又、各物品を新聞紙や干渉防止専用の包装紙などで梱包することによって搬送物品の品目や数量などの確認が行えなくなる、などの不都合を招くこともない。
【0016】
しかも、複数の棒状部材で物品を保持するものであることから保持具として何度でも再利用することが可能となり、その結果、使用後に廃材として処分される新聞紙や干渉防止専用の包装紙などを使用する場合に生じる、取り除いた新聞紙や干渉防止専用の包装紙などを処分する手間がなく、又、コストの高騰も回避できるようになる。
【0017】
その上、物品がその形状や大きさから棒状部材の立設間隔内に収まりきらないものである場合には、対応する棒状部材が物品の形状や大きさに応じて弾性変形して物品を受け入れるようになることから、物品をその形状や大きさに関係なく安定した状態で保持できるようになる。
【0018】
〔効果〕
従って、搬送中に物品同士が互いに干渉して傷付く不都合を未然に回避できる上に、物品搬送の下準備や搬送物品の使用時などに要する手間の削減、物品搬送に要するコストの削減、及び、搬送物品の品目確認や数量確認などの容易化などを大幅に図ることのできる、合理的で汎用性の高い物品搬送用の保持具を提供できるようになった。
【0019】
〔構成〕
本発明のうちの請求項3に記載の発明では、上記請求項1又は2に記載の発明において、前記棒状部材のそれぞれを前記基盤に一体形成した。
【0020】
〔作用〕
上記請求項3に記載の発明によると、基盤と複数の棒状部材とをそれぞれ個別に形成して組み付ける場合に比較して制作に要する手間やコストの削減を図れるようになる。
【0021】
〔効果〕
従って、制作の容易化やコストの削減を図れるようになった。
【0022】
〔構成〕
本発明のうちの請求項4に記載の発明では、上記請求項1又は2に記載の発明において、前記棒状部材を前記基盤に対して着脱可能に装備した。
【0023】
〔作用〕
上記請求項4に記載の発明によると、物品の形状や大きさなどに応じて棒状部材の立設間隔を変更することができ、又、棒状部材として長さや太さあるいは形状や材質などの異なるものを備えるようにすれば、物品の形状や大きさあるいは硬さなどに応じて棒状部材の材質や長さあるいは形状などを変更することができるようになる。
【0024】
例えば、物品が大きいものである場合には、その大きさに応じて棒状部材を間引くようにすれば、物品をより安定した状態で保持することができて、搬送中の物品同士の干渉による傷付きをより確実に阻止することができ、又、物品が小さいものである場合には、棒状部材を長さの短いものに変更すれば、物品を取り出す際に棒状部材が邪魔になって物品が取り出し難くなる不具合が生じることを未然に回避することができ、更に、物品が貫通孔を有するものであれば、その貫通孔に挿通される棒状部材を貫通孔の大きさに応じた太さのものに変更すれば、その棒状部材によって物品の移動をより効果的に規制することができて、搬送中の物品同士の干渉による傷付きをより確実に阻止することができ、その上、物品が柔らかく傷付き易いものである場合には、棒状部材を柔らかい材質のものや変形又は先端側が変位し易いものに変更すれば、棒状部材との接触で物品が傷付く虞を未然に回避できるようになる。
【0025】
〔効果〕
従って、多種多様の物品をそれらの形状や大きさなどに適した良好な状態で安定保持することのできる、より汎用性に優れたものにすることができるようになった。
【0026】
〔構成〕
本発明のうちの請求項5に記載の発明では、上記請求項1又は2に記載の発明において、前記棒状部材の前記基盤上での位置変更が可能となるように構成した。
【0027】
〔作用〕
上記請求項5に記載の発明によると、物品の形状や大きさに応じて棒状部材の配置や立設間隔を変更することができ、これによって、物品をより安定した状態で保持することができて、搬送中の物品同士の干渉による傷付きをより確実に阻止できるようになる。
【0028】
〔効果〕
従って、形状や大きさの異なる物品をそれらの形状や大きさなどに適した良好な状態で安定保持することのできる、より汎用性に優れたものにすることができるようになった。
【0029】
〔構成〕
本発明のうちの請求項6に記載の発明では、上記請求項1〜5のいずれか一つに記載の発明において、前記基盤の側縁に、前記基盤同士の連結を可能にする係合連結部を形成した。
【0030】
〔作用〕
上記請求項6に記載の発明によると、物品の大きさや数量に応じて保持具の大きさを変更することができ、これによって、基盤よりも大きい物品を保持できるようになり、又、数量の多い同一種の物品や一つのものを構成する複数の物品を一つに纏めた状態で保持できるようになる。
【0031】
〔効果〕
従って、基盤より大きい物品をも保持することができ、又、目的に応じて物品を一纏めに保持できる、より汎用性及び搬送性に優れたものにすることができるようになった。
【0032】
【発明の実施の形態】
図1〜5に示すように、物品搬送用の保持具1は、断面視円形で中実の弾性変形可能な複数の棒状部材2を、所定間隔を隔てて縦横に整列する状態で基盤3の上面に立設固定装備することで構成されたウレタンなどの樹脂製のものであり、使用時には、物品搬送用の容器4に各棒状部材3が容器4の開口4Aに臨む状態で内備され、物品5の一例である機械部品を保持するようになっている。ちなみに、各棒状部材2は、容器4の長尺方向となる横方向の間隔が短尺方向となる縦方向の間隔よりも小さくなる状態で配列され、その長さは、保持具1を内備した状態での容器4の積み重ねを許容する長さに設定されている。
【0033】
そして、容器4に収納される物品5の一例である機械部品が、例えば、棒状部材2の間や棒状部材2と容器4の周壁4Bとの間に収まる扁平形状のものや屈曲形状のものである場合には、図2及び図3に示すように、容器4に、各機械部品5をその長さや幅及び形状に応じた姿勢で、それらの間に棒状部材2が介在するように収納すれば、機械部品5間に位置する棒状部材2によって、搬送中の機械部品5同士の干渉による傷付きを阻止できるようになっている。
【0034】
又、各棒状部材2の間隔を容器4の横方向と縦方向とで異ならせていることから、保持する機械部品5の幅に応じた使い分けを行うことで各機械部品5をより安定した状態で保持することができ、搬送中の機械部品5同士の干渉による傷付きをより効果的に阻止できるようになっている。
【0035】
又、機械部品5が貫通孔5Aを有するものである場合には、図4及び図5の(イ)に示すように、容器4に、各機械部品5をその貫通孔5Aに対応する棒状部材2を挿通させた状態で収納すれば、各棒状部材2によって各機械部品5の移動を規制することができ、もって、搬送中の機械部品5同士の干渉による傷付きを阻止できるようになっている。
【0036】
そして上述したように、各機械部品5は、保持具1を内備した容器4にその開口4Aから収納されるだけであることから、搬送部品の品目や数量などの確認は容器4の開口4Aから容易に行えるようになっている。
【0037】
しかも、機械部品5がその形状や大きさから棒状部材2の立設間隔内や棒状部材2と容器4の周壁4Bとの間隔内に収まりきらない場合には、図5の(ロ)に示すように、対応する棒状部材2が機械部品5の形状や大きさに応じて弾性変形して機械部品5を受け入れるようになることから、機械部品5をその形状や大きさに関係なく安定した状態で保持することができ、もって、機械部品5が棒状部材2の立設間隔内や棒状部材2と容器4の周壁4Bとの間隔内に収まりきらないものであっても、搬送中の機械部品5同士の干渉による傷付きを阻止できるようになっている。
【0038】
〔別実施形態〕
以下、本発明の別実施形態を列記する。
(1)図6に示すように、保持具1としては、棒状部材2を、所定間隔を隔てるとともにそれらの基端部を支点にした先端側の変位が可能な状態で基盤3の上面に立設装備されたものであってもよい。このように構成すると、物品5がその形状や大きさから棒状部材2の立設間隔内に収まりきらないものである場合には、対応する棒状部材2が、その基端部を支点にして先端側が物品5の形状や大きさに応じて変位して物品5を受け入れるようになることから、物品5をその形状や大きさに関係なく安定した状態で保持できるようになる。尚、この構成における各棒状部材2のその基端部を支点にした先端側の変位が、例えば、基盤3に対する各棒状部材2の相対変位で行われるように構成してもよく、又、基盤3の弾性変形で行われるように構成してもよい。
【0039】
(2)図7に示すように、各棒状部材2を基盤3に一体形成して制作の容易化やコストの削減を図るようにしてもよく、又、同図に示すように、各棒状部材2を中空に形成して各棒状部材2に柔軟性を持たせることや保持具1の軽量化を図るようにしてもよい。
【0040】
(3)図7に示すように、各棒状部材2を先細り形状に形成して、棒状部材2間への物品5の差し込みの容易化や、棒状部材2の物品5に形成された貫通孔5Aに対する挿通の容易化を図るとともに、貫通孔5Aの大きさの多少の変化にかかわらず、その貫通孔5Aに挿通した棒状部材2による物品5の移動規制を確実に行えるようにしてもよい。尚、各棒状部材2の形状としては種々の変更が可能であり、例えば、各棒状部材2の先端側を先細り形状に形成する、各棒状部材2の先端を半球状に形成する、あるいは、各棒状部材2の断面形状を楕円又は三角や四角などの多角形に形成する、ことなどが考えられる。
【0041】
(4)図8に示すように、各棒状部材2を、基盤3に一体形成された基端側部分2Aと、この基端側部分2Aに出退可能に内嵌装備された先端側部分2Bとから構成し、その長さを、基端側部分2Aに対する先端側部分2Bの摺動や螺合などによって、物品5の大きさに応じて変更できるように構成してもよい。
【0042】
(5)図9に示すように、基盤3の周縁に、基盤3に立設装備された棒状部材2を外囲する壁体3Aを一体形成し、保持具1によって物品5を収納保持できるように構成してもよい。この構成によると、容器4を不要にできることから、コストの削減や管理の容易化を図れるようになる。
【0043】
(6)図10に示すように、基盤3の上面に、複数の棒状部材2を所定間隔を隔てるとともに長さの異なるものを混在させた状態で立設装備するようにしてもよい。この構成によると、物品5が小さいものであっても、棒状部材2が邪魔になって物品5が取り出し難くなる不具合を招くことなく物品5を取り出せるようになる。
【0044】
(7)図11に示すように、基盤3の上面に、複数の棒状部材2を所定間隔を隔てるとともに太さの異なるものを混在させた状態で立設装備するようにしてもよい。この構成によると、物品5に形成された貫通孔5Aの大きさに適した太さの棒状部材2を選択してその貫通孔5Aに挿通することができ、もって、その貫通孔5Aに挿通した棒状部材2による物品5の移動規制をより確実に行えるようになる。
【0045】
(8)各棒状部材2を、例えば、塩化ビニルやアクリルなどの樹脂製もしくは金属製の棒材やパイプ材、又は、金属製の棒材やパイプ材に樹脂ライニングを施したもの、あるいは、樹脂製や金属製の線材を螺旋状に巻き付けて形成されたバネ棒状のものなどで構成するようにしてもよく、又、基盤3を、例えば、塩化ビニルやアクリルなどの樹脂製もしくは金属製の板材、又は、金属製の板材に樹脂ライニングを施したものなどで構成するようにしてもよい。
【0046】
(9)図12に示すように、例えば、基盤3に形成した取付孔3Bに対する棒状部材2の抜き差しで各棒状部材2の基盤3に対する着脱が可能となるように構成して、物品5の形状や大きさなどに応じた棒状部材2の立設間隔の変更を容易に行えるようにしてもよい。この構成によると、棒状部材2として長さや太さあるいは形状や材質などの異なるものを備えるようにすれば、物品5の種類や形状や大きさあるいは硬さなどに応じて棒状部材2の材質や長さあるいは形状などを変更することができるようになり、これによって、例えば、物品5が大きいものである場合には、その大きさに応じて棒状部材2を間引くようにすることで、物品5をより安定した状態で保持することができて、搬送中の物品5同士の干渉による傷付きをより確実に阻止できるようになり、又、物品5が小さいものである場合には、棒状部材2を長さの短いものに変更することで、物品5を取り出す際に棒状部材2が邪魔になる不具合を招くことなく物品5を容易に取り出せるようになり、更に、物品5が貫通孔5Aを有するものであれば、その貫通孔5Aに挿通される棒状部材2を貫通孔5Aの大きさに応じた太さのものに変更することで、その棒状部材2によって物品5の移動をより効果的に規制することができて、搬送中の物品5同士の干渉による傷付きをより確実に阻止できるようになり、その上、物品5が柔らかく傷付き易いものである場合には、棒状部材2を柔らかい材質のものや変形又は先端側が変位し易いものに変更することで、棒状部材2との接触で物品5が傷付く虞を未然に回避できるようになる。尚、各棒状部材2の基盤3に対する装着を螺合で行うように構成してもよい。
【0047】
(10)図12に示すように、各棒状部材2を基盤3に対して、その中心軸周りに向き変更可能に装備し、物品5の形状や大きさなどに応じた棒状部材2の物品5を保持し易い向きへの向き変更を行えるようにして、各棒状部材2による物品5の保持性の向上を図れるようにしてもよい。
【0048】
(11)図示は省略するが、基盤3に、棒状部材2の基盤3上での位置変更を可能にする多数の取付孔3Bを形成し、物品5の形状や大きさに応じて棒状部材2の配置や立設間隔を、多数の取付孔3Bに対する棒状部材2の差し換えで容易に変更できるように構成してもよい。この構成によると、物品5をその形状や大きさになどに適した良好な状態で安定保持することができて、搬送中の物品5同士の干渉による傷付きをより確実に阻止できるようになる。
【0049】
(12)図13に示すように、基盤3の側縁に、基盤3同士の連結を可能にする係合連結部としての係合凸部3Cと係合凹部3Dとを形成し、保持する物品5の大きさや数量あるいは容器4の大きさなどに応じて保持具1の大きさを変更できるように構成してもよい。この構成によると、基盤3よりも大きい物品5を保持することや、数量の多い同一種の物品5や一つのものを構成する複数の物品5を一つに纏めた状態で保持することができるようになる。
【0050】
(13)各棒状部材2を、それらの横方向の間隔と縦方向の間隔が同じになるように縦横に整列装備するようにしてもよく、又、例えば、保持具1の右半部と左半部とで各棒状部材2の間隔が異なるように縦横に整列装備するようにしてもよい。
【0051】
(14)基盤3に立設装備する棒状部材2の本数は種々の変更が可能なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】保持具を容器から取り出した状態を示す分解斜視図
【図2】保持具で扁平形状や屈曲形状の物品を保持した状態を示す斜視図
【図3】保持具で扁平形状の物品を斜めに保持した状態を示す斜視図
【図4】保持具で孔付きの物品を保持した状態を示す斜視図
【図5】(イ)保持具で扁平形状や孔付きの物品を保持した状態を示す要部の縦断面図
(ロ)保持具で棒状部材の立設間隔よりも大きい物品を保持した状態を示す要部の縦断面図
【図6】別実施形態での保持具で棒状部材の立設間隔よりも大きい物品を保持した状態を示す要部の縦断面図
【図7】基盤に先細り中空の棒状部材を一体形成した別実施形態を示す要部の縦断面図
【図8】棒状部材の先端側部分を出退可能に構成した別実施形態を示す要部の縦断面図
【図9】基盤の周縁に壁体を一体形成した別実施形態を示す要部の縦断斜視図
【図10】基盤に長さの異なる棒状部材を立設装備した別実施形態を示す斜視図
【図11】基盤に太さの異なる棒状部材を立設装備した別実施形態を示す斜視図
【図12】基盤に棒状部材を着脱可能に立設装備した別実施形態を示す斜視図
【図13】基盤を連結可能に構成した別実施形態を示す斜視図
【符号の説明】
2  棒状部材
3  基盤
3C 係合連結部
3D 係合連結部

Claims (6)

  1. 複数の棒状部材を、所定間隔を隔てるとともにそれらの各先端側の変位が可能な状態で基盤の上面に立設装備してある物品搬送用の保持具。
  2. 弾性変形可能な複数の棒状部材を、所定間隔を隔てた状態で基盤の上面に立設装備してある物品搬送用の保持具。
  3. 前記棒状部材のそれぞれを前記基盤に一体形成してある請求項1又は2に記載の物品搬送用の保持具。
  4. 前記棒状部材を前記基盤に対して着脱可能に装備してある請求項1又は2に記載の物品搬送用の保持具。
  5. 前記棒状部材の前記基盤上での位置変更が可能となるように構成してある請求項1又は2に記載の物品搬送用の保持具。
  6. 前記基盤の側縁に、前記基盤同士の連結を可能にする係合連結部を形成してある請求項1〜5のいずれか一つに記載の物品搬送用の保持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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