JP2004359282A - 梱包構造 - Google Patents

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JP2004359282A
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Abstract

【課題】複数個の被梱包物を梱包する梱包構造であって、サイズ規格の異なるロットの被梱包物に対応できる梱包構造を提供しようとする。
【解決手段】一の端面、他の端面及び両側面で囲繞される空間を有する梱包箱と、該梱包箱に収められて、前記側面と平行に間隔をおいて配列し、縁部に、該側面と直交する方向にみて互いに対応する位置で切り欠きが形成された複数の仕切り板と、前記一の端面に対面して位置し、各前記仕切り板の一の端部に設けられた係合部と係合する前板と、前記他の端面に対面して位置し、各前記仕切り板の他の端部に設けられた係合部と係合する前板と、前記両側面の間に嵌入する長さの複数の長尺ブロック状のクッション体とを含んで成り、前記複数のクッション体から選択されるクッション体が前記切り欠きにより生じた収容空間に収容された梱包構造である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複数個の被梱包物を梱包箱に収納する梱包構造に関する。なかでも、本発明は複数個の板状の電子部品を収納する梱包箱に好適に用いられる梱包構造に関する
【0002】
【従来の技術】
複数個の板状の部材を収納する梱包箱の構造としては、複数の第1の仕切板と第2の仕切板とを直角に組合わせ、隣接の第1の仕切板の間に板状の部材を収納し、仕切板ごと梱包箱に収納する構造が知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。しかし、液晶パネルのような異なるサイズ(幅や高さ)の規格を有するものについては、サイズごとに梱包箱や仕切板の規格をかえて複数種の梱包構造を用意しなければならず、ロットの種類が増えて梱包箱や仕切板の在庫管理が煩雑であり、かつ1ロットあたりの梱包箱や仕切板の数が小さくなり、梱包箱や仕切板の製造のコストも大きくなる。
【0003】
特に、液晶パネルのような運送時の衝撃で壊れやすいものについては、被梱包体に接して設けられるクッション材の併用が必須であり、クッション材とともに異なるサイズ(幅や高さ)に対応する構造を実現するのは困難であった。このため、サイズの異なるロットの被梱包物に対しては、ロットごとに規格の異なる梱包箱を用意しなければならず、梱包材料費や、梱包材の在庫管理に高いコストがかかった。
【0004】
【特許文献1】
特開平1−240438号公報(第1図)
【特許文献2】
特開2001−019042号公報(第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、これら問題点に鑑み、複数個の被梱包物の梱包構造であって、サイズ規格の異なるロットの被梱包物に対応できる梱包構造を提供しようとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の要旨とするところは、一の端面、他の端面及び両側面で囲繞される空間を有する梱包箱と、
該梱包箱に収められて、前記側面と平行に間隔をおいて配列し、縁部に、該側面と直交する方向にみて互いに対応する位置で切り欠きが形成された複数の仕切り板と、
前記一の端面に対面して位置し、各前記仕切り板の一の端部に設けられた係合部と係合する前板と、
前記他の端面に対面して位置し、各前記仕切り板の他の端部に設けられた係合部と係合する前板と、
前記両側面の間に嵌入する長さの複数の長尺ブロック状のクッション体とを含んで成り、
前記複数のクッション体から選択されるクッション体が前記切り欠きにより生じた収容空間に収容された梱包構造であることにある。
【0007】
前記切り欠きは、前記仕切り板の下縁部と側縁部とに形成され得る。
【0008】
前記梱包構造においては、各前記仕切り板に前記係合部が前記一の端面と直交する方向に複数個設けられて選択されて前記前板又は前記後板と係合し得る。
【0009】
前記梱包構造においては、前記一の端部及び前記他の端部に、前記仕切り板から前記一の端面と直交する方向に延長された延出凸部が形成され、
該延出凸部の上縁又は下縁から対縁に向けて切り込みが形成されて前記係合部を構成し、
前記前板及び前記後板の、各前記端部と係合する位置に、少なくとも一端で閉じた上下方向のスリットが形成されて前記一の端面と直交する方向に列配され、
前記切り込みと、対応の前記スリットとが噛み合って、前記端部と前記延出凸部とが直交して係合し得る。
【0010】
前記梱包構造においては、前記前板及び前記後板の各内側面の、互いに隣接の前記スリットの間の位置に、側部クッション体が接合され得る。
【0011】
前記梱包構造においては、前記クッション体の断面形状が四角であり、
前記クッション体から成る群から選択される1のクッション体、又は前記クッション体から成る群から選択される複数のクッション体が重畳された重畳クッション体、が前記収容空間に収容され、
前記切り欠きが奥に向けて階段状にせばまり、各段における前記切り欠きの幅及び深さが、前記1のクッション体の幅及び厚さ、又は、前記重畳クッション体の最上段のクッション体の幅及び前記重畳クッション体の厚さにそれぞれ等しくされ得る。
【0012】
前記梱包構造においては、各前記仕切り板の下縁部に前記一の端面と直交する方向にみて互いに対応する他の位置で他の切り欠きが形成され、前記収容空間に収容されたクッション体を除いた残余のクッション体が、該他の切り欠きにより生じた他の収容空間に収容され得る。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係る態様を図面に基づいて詳しく説明する。図1に示す本発明の梱包構造2は、梱包箱4、梱包箱4の蓋5、複数の仕切り板6、仕切り板6に係合する前板8及び後板10及び複数の仕切り板6の下方に配される長尺ブロック状のクッション体48aとから構成される。
【0014】
梱包箱4は、底板14と底板14の各縁からそれぞれ立設する前側板16と後側板18と、一対の横側板20、20とを含んで成る。即ち、梱包箱は、前側板16の内面である一の端面17、後側板18の内面である他の端面19及び横側板20の内面である側面21で囲繞される空間を有する。側面21には、縦長のサイドクッション体22が底板14から上縁にわたって接合されている。
【0015】
仕切り板6は、自身の面を側面21と平行にして梱包箱4に収められる。又、仕切り板6は、隣接の仕切り板6同士が所定の間隔をおいて相対し配列されている。
【0016】
前板8は仕切り板6と直交し、梱包箱4に収められた状態で前側板16の内面に対面して仕切り板6の前端部24の全てとそれぞれ係合する。後板10は仕切り板6と直交し、梱包箱4に収められた状態で後側板18の内面に対面して仕切り板6の後端部26の全てとそれぞれ係合する。
【0017】
前端部24及び後端部26それぞれの上中下3箇所に仕切り板6から一の端面17と直交する方向に延長された延出凸部(30a、30b、30c)が形成されている。延出凸部30aは延出凸部30bの上方に位置する。延出凸部30bは延出凸部30cの上方に位置する。延出凸部30a、30b、30cとも、自身の上縁から下方に向けて切り込み32a、32bが形成されて係合部43を構成している。切り込み32aは延出凸部(30a、30b、30c)の先端がわに、切り込み32bは延出凸部(30a、30b、30c)の根元がわに形成されている。
【0018】
一方、前板8及び後板10には、延出凸部30aに対応した位置に上下方向にスリットが形成され、両端で閉じた上方スリット33aと、延出凸部30bに対応した位置に形成された同様の中間スリット33bと、延出凸部30cに対応した位置に形成された同様の下方スリット33cとから成るスリット組34の複数が、側面21と直交する方向に列配されている。
【0019】
前板8及び後板10のそれぞれの内がわ面の、互いに隣接のスリット組の間の位置に、側部クッション体36が長手方向を縦にして接合されている。
【0020】
切り込み32a、32bから選択された切り込み32bと、対応のスリット(上方スリット33a、中間スリット33b、下方スリット33cのうちの延出凸部(30a、30b、30c)のうちのひとつに対応するスリット)とが噛み合って、前側板8及び後側板10のそれぞれと仕切り板6とが延出凸部(30a、30b、30c)と直交して係合する。
【0021】
延出凸部30a、30b、30c等の延出凸部は、一の端部17及び他の端部19に、それぞれ1個あるいは複数個設けられてよい.。切り込み32a、32b等の切り込みは各延出凸部に3個以上設けられてもよい。一方の端部がわの延出凸部に1を個設けられ、他方の端部がわの延出凸部に複数個設けられる態様であってもよい。切り込み32a、32b等の切り込みは延出凸部の下縁から上方に向けて形成されて係合部43を構成してもよい。
【0022】
被梱包物35は、互いに隣接の仕切り板6と前板8及び後板10とで囲まれた空間40に、面を仕切り板6の面と平行にして収納されることとなる。被梱包物のサイズ(幅)に応じて切り込み32a、32bのいずれかが選択されて対応のスリットと噛み合って係合がなされる。被梱包物35は板状物であることが好ましい。
【0023】
なお、側部クッション体36は、収納状態の被梱包物の側縁に当接することとなる。
【0024】
又、仕切り板6の下縁部44に切り欠き46が形成されている。切り欠き46は、仕切り板6が前板8及び後板10と係合して組み立てられた状態で、配列した仕切り板6の群を側面21と直交する方向に貫く状態に各仕切り板6に形成される。即ち、側面21と直交する方向にみて互いに対応する位置で切り欠きが形成される。長尺ブロック状のクッション体48aが、この切り欠き46により生じた横長の収容空間50に長手方向を横向き(仕切り板6の面と直交方向)に収容される。これにより、各被梱包物がクッション体48a上に載置され、収納状態の被梱包物の下縁がクッション体48aの上面に当接する。
【0025】
前板8及び後板10と仕切り板6とを係合して組み立てられたものは、梱包箱4に装填される。サイドクッション体22が列における最も外側の仕切り板6aの外面に当接し、側面21と直交する方向の衝撃力に対する緩衝材となる。
【0026】
蓋5の天板52の内側に長尺の蓋クッション体54が長手方向を側面21と直交する方向にして固定されている。蓋5で梱包箱4に蓋をした状態で、蓋クッション体54は梱包箱4に装填された仕切り板6の上縁又は収納状態の被梱包物の上縁に当接することになる。又、蓋5の横の側板58の縁に、横の側板58から延長された係止用片81が設けられる。係止用片81の内側面に面ファスナーの雄部材62が貼着されている。梱包箱4の対応の横側板20の外面の対応する位置に面ファスナーの雌部材64が貼着されている。係止用片81及び雄部材62は横の側板58に対向する他の横の側板にも設けられている。他の横側板20の外面の対応する位置にも面ファスナーの雌部材が貼着されている。蓋5で梱包箱4に蓋をした状態で、雄部材62と雌部材64とが係合して、蓋5がその状態で梱包箱4に係止される。
【0027】
さらに、本発明の梱包構造2は、図2に示すように、クッション体48aの他に、長尺ブロック状のクッション体48b及びクッション体48cを備える。クッション体48a、クッション体48b、クッション体48cは長さLが一対の横側板20、20の間隔と略等しく互いに輪切り断面のサイズが異なる。
【0028】
図3に仕切り板6の平面図を示す。切り欠き46は奥に向けて階段状にせばまる形状をなし、最も広い部分、中間の部分、最もせばまった部分が階段状に形成されている。仕切り板6は、各仕切り板6の下縁部に側面21と直交する方向にみて互いに対応する他の位置で他の切り欠き60が形成されている。
【0029】
図4に、切り欠き46にクッション体48a、クッション体48b、クッション体48cが選択されてはめ込まれる各種の態様を示す。図4(a)は、クッション体48aが階段状部Aの部分(最も広い部分)にはめ込まれた態様であり、クッション体48aは底板14の内面に載置されて階段状部Aの部分にはめ込まれる。クッション体48aの上面に収納状態の被梱包物が載置されて被梱包物の下縁がクッション体48aの上面に当接する。図4(b)は、階段状部Aの部分にはめ込まれたクッション体48aの上にクッション体48bが載置され、クッション体48bが階段状部Bの部分(中間の部分)にはめ込まれた態様であり、クッション体48bの上面に収納状態の被梱包物が載置されて被梱包物の下縁がクッション体48bの上面に当接する。図4(c)は、さらにクッション体48bの上にクッション体48cが載置され、クッション体48cが階段状部Cの部分(最もせばまった部分)にはめ込まれた態様であり、クッション体48cの上面に収納状態の被梱包物が載置されて被梱包物の下縁がその上面に当接する。
【0030】
従って、クッション体48aの幅WK1(図2)は、切り欠き46の階段状部Aの部分の幅W1(図3)に、クッション体48bの幅WK2は、階段状部Bの部分の幅W2に、クッション体48cの幅WK3は、階段状部Cの部分の幅W3に、それぞれほぼ等しい。又、クッション体48aの厚さT1は階段状部Aの部分の深さH1に、クッション体48bの厚さT2とT1との和は階段状部Bの部分の深さH2に、クッション体48cの厚さT3とT1とT2との和は階段状部Cの部分の深さH3に、それぞれほぼ等しい。即ち、切り欠き46の各段における切り欠きの幅及び深さが、クッション体48a、クッション体48b、クッション体48cから選択されてはめ込まれる1のクッション体の幅及び厚さ、又は、クッション体48a、クッション体48b、クッション体48cから選択されて重畳された重畳クッション体49の最上段のクッション体51の幅及び重畳クッション体49の厚さにそれぞれ等しくされている。
【0031】
クッション体48cは図4(d)に示す態様の輪切り断面形状を有するクッション体48dであってもよい。クッション体48dの幅WK4はWK3に等しく、厚さT4はT3+T2に等しい。この場合は、クッション体48aとクッション体48dとが重畳されて、図4(c)の態様におけるクッション体48cの上面と同じ高さレベルがクッション体48dの上面で実現される。
【0032】
梱包すべき被梱包物のサイズ(仕切り板6間の隙間に収納された状態の被梱包物35の縦方向の幅TW)に応じて、図4に示す各状態からクッション体の配置状態が選択され、収納された状態の被梱包物35の上縁が仕切り板6の上縁と略面一となる。
【0033】
切り欠き46が階段状に形成されていなくとも、所定の大きさに切り欠かかれていれば、クッション体48a、クッション体48b、クッション体48cから選択したものを切り欠き46で形成された収容空間に収容して、最上段のクッション体の上面のレベルを梱包すべき被梱包物のサイズに適応させることは可能である。切り欠き46が図4に示す態様のように階段状に形成されていると、収容された全てのクッション体の、上下方向、及び一の端面17と直交する方向、の移動を拘束するのでクッション体が梱包箱の移送中に移動することがなく、最も安定した梱包箱の移送がなされる。
【0034】
一方、各仕切り板6に形成された他の切り欠き60(図3)により作られる横長の他の収容空間61(図1)には、収容空間50に収容されたクッション体を除いた残余のクッション体が収容できる。従って、特定の規格の被梱包物が梱包されたときに使用されずに残ったクッション体を収容空間50に収容しておくことにより、通い箱として使用された梱包箱4を開梱して他のサイズの規格の被梱包物を梱包するときに収容空間50に収容されているクッション体を必要に応じて収容空間50に収容して用いることが出来る。このように、梱包構造2は、各種のサイズの規格の被梱包物に1種類の構成で適応出来る通い箱として好適に用いられる。
【0035】
図5に前板8の構成を示す。前板8の内がわ面の、互いに隣接のスリット(上方スリット33a、中間スリット33b、下方スリット33c)の組35の間の位置に、側部クッション体36が長手方向を縦にして接合されている。側部クッション体36は単尺のものが縦方向に複数配列されたものであってもよい。後板10は前板8と面対称の構成を有する。
【0036】
本発明の他の態様の一例においては、図6に示す仕切り板6aと前板8a及び後板10aとの組み合わせが用いられる。仕切り板6aと、前板8a及び後板10aとの係合状態は図1に示す梱包構造2における仕切り板6と前板8及び後板10との係合状態と同様である。ただし、仕切り板6aには、延出凸部(30aa、30bb、30cc)に、仕切り板6(図1)の延出凸部(30a、30b、30c)におけるような複数条の切り込み(32a、32b)が形成されている必要はなく、少なくとも1条の図面視縦方向の切り込みが形成されて、その切り込みにより、前板8a又は後板10aとの噛み合いによる係合がなされて、隣接の仕切り板6a同士が所定の間隔をおいて相対し配列されればよい。なお、仕切り板6aの上縁には、個々の被梱包物を取り出すときに好適な摘み用切り欠き70が形成されている。
【0037】
又、クッション体48f及びクッション体49fが、配列した仕切り板6aの群をなかば貫くように仕切り板6aの面と直交して横切って、組み立てられた前板8aの面及び後板10aの面それぞれに沿う配置で設けられている。このため、仕切り板6aにはクッション体48f及びクッション体49fの位置に対応して上部切り欠き82a及び下部切り欠き82bが形成され、その形成された部分にクッション体48f及びクッション体49fがはめられる。
【0038】
更に、各仕切り板6aの下縁に、切り欠き46aが形成されている。切り欠き46aは、仕切り板6aが前板8及び後板10と係合して組み立てられた状態で、配列した仕切り板6aの群を、切り欠き46(図1)と同様の態様で貫くように各仕切り板6aに形成される。又、各仕切り板6aの後板10aがわの縁と前板8aがわの縁に、それぞれ第二の切り欠き47aが形成されている。第二の切り欠き47aは、仕切り板6aが前板8及び後板10と係合して組み立てられた状態で、配列した仕切り板6aの群を、切り欠き46aと同様の態様で貫くように各仕切り板6aに形成される。長尺ブロック状のクッション体48aa、48bb(図7)から選択されるクッション体が、切り欠き46aにより生じた収容空間50aと、切り欠き47aにより生じた第二の収容空間51aに長手方向を横向き(仕切り板6aの面と直交方向)に収容される。これにより、収納状態の被梱包物の側縁が、収容されたクッション体の側面に当接する。
【0039】
収容空間50a、第二の収容空間51aに収容すべきクッション体をクッション体48aa、48bbから図7に示すように選択することにより、サイズの異なる被梱包物に対応して、被梱包物を安全な緩衝状態で梱包できる。なお、第二の切り欠き47aも奥に向けて階段状にせばまり、せばまった部分と、広がった部分とで段差が形成されている。
【0040】
図7に組み立てられた仕切り板6a、前板8a、後板10a及びクッション体48aa、48bbを梱包箱4aに収める状態を示す。梱包箱4aの側面21には、縦長のサイドクッション体22a、22aの一対がそれぞれ底板14から上縁にわたる上下方向に配されて、互いに平行に間隔をおいて接合されている。又、底板14には、クッション体48abが、薄手方向(矢印Y))を上下方向として貼着されている。クッション体48abの長手方向は側面21と直交方向であり、クッション体48abは、組み立てられた仕切り板6aの、切り欠き46によって作られた収容空間50aの位置に相当する位置に貼着される。なお、符号94は梱包箱4aの取っ手孔であり、符号96は梱包箱4aの角部の補強材、符号5aは蓋である。
【0041】
例えば、クッション体48aa、クッション体48abはクッション体48a(図2)と同形状であり得る。クッション体48bbはクッション体48b(図2)と同形状であり得る。
【0042】
図7(a)は、大、中、小の3段階のサイズの被梱包物のうち、小サイズの被梱包物を収納する場合の、クッション体の収容状態であり、クッション体48aaが薄手方向(矢印Y´)を上下方向として第二の切り欠き47aのせばまった部分と、広がった部分にわたって挿入されて第二の収容空間51aに収容される。一方、クッション体48bbが厚手方向(矢印X´)を上下方向として切り欠き46の最もせばまった部分から中間の部分にわたって収容空間50aに収容される。
【0043】
図7(a´)は、図7(a)の構成で組み立てられた仕切り板6a、前板8a、後板10a及びクッション体48aa、48bbを梱包箱4aに収める状態を示す。
【0044】
図7(a´)の構成により、収納状態の被梱包物(不図示)の側縁がクッション体48aaの狭幅面55aに当接する。又、クッション体48bbの狭幅面56aの上面側の面がその被梱包物の下縁に当接する。クッション体48bbの狭幅面52aの下面側の面は、クッション体48abの上面に当接する。クッション体48bbとクッション体48abとは重畳する。
【0045】
図7(b)は、大、中、小の3段階のサイズの被梱包物のうち、中サイズの被梱包物を収納する場合の、クッション体の収容状態であり、クッション体48aaが厚手方向(矢印X´´)を上下方向として第二の切り欠き47aの広がった部分に挿入されて第二の収容空間51aに収容される。一方、クッション体48bbが薄手方向(矢印Y´´)を上下方向として切り欠き46の中間の部分に収容空間50aに収容される。
【0046】
図7(b´)は、図7(b)の構成で組み立てられた仕切り板6a、前板8a、後板10a及びクッション体48aa、48bbを梱包箱4aに収める状態を示す。
【0047】
図7(b´)の構成により、収納状態の被梱包物(不図示)の側縁がクッション体48aaの広幅面57bに当接する。又、クッション体48bbの広幅面58bの上面側の面がその被梱包物の下縁に当接する。クッション体48bbとクッション体48abとが重畳し、クッション体48bbの広幅面58bの下面側の面は、クッション体48abの上面に当接する。
【0048】
図7(c)は、大、中、小の3段階のサイズの被梱包物のうち、小サイズの被梱包物を収納する場合の、クッション体の収容状態であり、一対のクッション体48bbが他の切り欠き60aにより形成される他の収容空間61aに収容される。クッション体48aaは、サイドクッション体22a、22aの間に収容される。
【0049】
図7(c´)は、図7(c)の構成で組み立てられた仕切り板6a、前板8a、後板10a及びクッション体48aa、48bbを梱包箱4aに収める状態を示す。
【0050】
図7(c´)の構成により、収納状態の被梱包物(不図示)の側縁がクッション体48f及びクッション体49fの縦面に当接する。又、クッション体48abの上面がその被梱包物の下縁に当接する。
【0051】
本発明の梱包構造2、梱包構造2aのこのような構成により、規格サイズ(縦横の幅)の異なる被梱包物の複数を並べて梱包出来る。即ち、梱包構造2、梱包構造2aを有する通い箱にある規格の被梱包物の複数を並べて梱包し、送付先で開梱後返送されたその通い箱を他の規格サイズの被梱包物の梱包に用いることが出来る。
【0052】
本発明の梱包構造2、2aは、精密な電子機器あるいはその部品の輸送に好適に用いられる。なかでも、液晶パネルをはじめとする板状の被梱包物の輸送に好適に用いられる。
【0053】
梱包箱(4、4a)、蓋(5、5a)、仕切り板(6、6a)、前板(8、8a)及び後板(10、10a)の素材は問わないが、ダンボールであることが好ましい。なかでもプラスチックダンボールであることが耐久性と耐水性が良好で更に好ましい。
【0054】
クッション体48a、48aa、クッション体48b、48bb、クッション体48c、クッション体48f、クッション体49f等のクッション体、側部クッション体36、サイドクッション体22、22a及び蓋クッション体54は被梱包物に作用する衝撃力を緩衝するものであれば素材は問わないが、加工性の良さから、オレフィン系、ウレタン系、エステル系、塩ビ系等の発泡樹脂材が好適に用いられる。
【0055】
蓋5を閉じて梱包箱4とを係止する係止手段としては、面ファスナーを用いた態様の他に、ホック、紐、テープを用いた態様であってもよい。又、梱包箱4の蓋としては、前側板16、後側板18及び横側板20、20の上縁に折り曲げ自在にそれぞれ連接する蓋板であってもよい。
【0056】
なお、本明細書においては、各図にわたって記される同じ符号は同一又は同様の部材やものを示す。
【0057】
以上本発明の梱包構造の態様を説明したが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変形を加えた態様で実施し得るものであり、これらの態様はいずれも本発明の範囲に属するものである。
【0058】
例えば、仕切り板と前板あるいは後板とは図7に示す態様で係合されてもよい。図8において、互いに平行に配列する仕切り板6aの延出凸部80a、80bに形成された切り込み82a、82b(係合部43a)に、前側板(あるいは後側板)16a、16bが係合する。前側板(あるいは後側板)16a、16bの面には、側部クッション体36aが間隔82をおいて側面21(図1)と直交する方向(仕切り板6aの面と直交する方向)に配されて固定されている。前側板16aあるいは前側板16bの、間隔82の位置の部分84を切り込み82aあるいは切り込み82bに挿入させて、前側板(あるいは後側板)16a、16bと、各仕切り板6aとが係合する。
【0059】
【発明の効果】
本発明の梱包構造は、通い箱として、規格サイズの異なる被梱包物の梱包に共用して用いることが出来る。この規格サイズの変更に対しては、簡単な操作で迅速に対応出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の梱包構造の構成を示す斜視分解図である。
【図2】本発明の梱包構造に用いられるクッション体の形状を示し、図2(a)は平面図、図2(b)は正面図である。
【図3】本発明の梱包構造に用いられる仕切り板の形状を示す平面図である。
【図4】仕切り板に形成された切り欠きにクッション体が選択されてはめ込まれる各種の態様を示す説明図である。
【図5】本発明の梱包構造に用いられる前板と、前板に取り付けられた側部クッション体の構成を示し、図5(a)は平面図、図5(b)は側面図である。
【図6】本発明の他の態様の一例における仕切り板と前板及び後板との組み合わせの状態を示す斜視図である。
【図7】図6に示す仕切り板と前板及び後板との組み合わせを用いた本発明の梱包構造の態様を示す分解斜視図であり、図6(a、a´)〜(c、c´)はそれぞれサイズの異なる被梱包物の収納に対応する。
【図8】本発明の梱包構造に用いられる仕切り板と前側板、後側板との係合の他の態様の一例を示す要部斜視模式図である。
【符号の説明】
2、2a:梱包構造
4、4a:梱包箱
5、5a:蓋
6、6a:仕切り板
8、8a:前板
10、10a:後板
14:底板
16、16a、16b:前側板
18:後側板
20:横側板
22、22a:サイドクッション体
30a、30b、30c、80a、80b:延出凸部
32a、32b:切り込み
33a:上方スリット
33b:中間スリット
33c:下方スリット
35:被梱包物
36、36a:側部クッション体
40:空間
43:係合部
46:切り欠き
50:収容空間
48a、48b、48c:クッション体
60:他の切り欠き

Claims (7)

  1. 一の端面、他の端面及び両側面で囲繞される空間を有する梱包箱と、
    該梱包箱に収められて、前記側面と平行に間隔をおいて配列し、縁部に、該側面と直交する方向にみて互いに対応する位置で切り欠きが形成された複数の仕切り板と、
    前記一の端面に対面して位置し、各前記仕切り板の一の端部に設けられた係合部と係合する前板と、
    前記他の端面に対面して位置し、各前記仕切り板の他の端部に設けられた係合部と係合する前板と、
    前記両側面の間に嵌入する長さの複数の長尺ブロック状のクッション体とを含んで成り、
    前記複数のクッション体から選択されるクッション体が前記切り欠きにより生じた収容空間に収容された梱包構造。
  2. 前記切り欠きが、前記仕切り板の下縁部と側縁部とに形成された請求項1に記載の梱包構造。
  3. 各前記仕切り板に前記係合部が前記一の端面と直交する方向に複数個設けられて選択されて前記前板又は前記後板と係合した請求項1又は2に記載の梱包構造。
  4. 前記一の端部及び前記他の端部に、前記仕切り板から前記一の端面と直交する方向に延長された延出凸部が形成され、
    該延出凸部の上縁又は下縁から対縁に向けて切り込みが形成されて前記係合部を構成し、
    前記前板及び前記後板の、各前記端部と係合する位置に、少なくとも一端で閉じた上下方向のスリットが形成されて前記一の端面と直交する方向に列配され、
    前記切り込みと、対応の前記スリットとが噛み合って、前記端部と前記延出凸部とが直交して係合する請求項1乃至3のいずれかに記載の梱包構造。
  5. 前記前板及び前記後板の各内側面の、互いに隣接の前記スリットの間の位置に、側部クッション体が接合された請求項4に記載の梱包構造。
  6. 前記クッション体の断面形状が四角であり、
    前記クッション体から成る群から選択される1のクッション体、又は前記クッション体から成る群から選択される複数のクッション体が重畳された重畳クッション体、が前記収容空間に収容され、
    前記切り欠きが奥に向けて階段状にせばまり、各段における前記切り欠きの幅及び深さが、前記1のクッション体の幅及び厚さ、又は、前記重畳クッション体の最上段のクッション体の幅及び前記重畳クッション体の厚さにそれぞれ等しくされた、請求項1乃至5のいずれかに記載の梱包構造。
  7. 各前記仕切り板の下縁部に前記一の端面と直交する方向にみて互いに対応する他の位置で他の切り欠きが形成され、前記収容空間に収容されたクッション体を除いた残余のクッション体が、該他の切り欠きにより生じた他の収容空間に収容される請求項1乃至5のいずれかに記載の梱包構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012158384A (ja) * 2011-02-02 2012-08-23 Sekisui Plastics Co Ltd 梱包材およびこれを用いた梱包体
CN111689035A (zh) * 2020-08-01 2020-09-22 重庆润川智能物联科技有限公司 可循环使用的周转箱
JP7440078B2 (ja) 2020-11-30 2024-02-28 豊田段ボール工業株式会社 仕切体

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