JP3189470U - 梱包材、梱包構造及び梱包体 - Google Patents

梱包材、梱包構造及び梱包体 Download PDF

Info

Publication number
JP3189470U
JP3189470U JP2013007419U JP2013007419U JP3189470U JP 3189470 U JP3189470 U JP 3189470U JP 2013007419 U JP2013007419 U JP 2013007419U JP 2013007419 U JP2013007419 U JP 2013007419U JP 3189470 U JP3189470 U JP 3189470U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
support
corner
packing
distance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013007419U
Other languages
English (en)
Inventor
雅人 山口
雅人 山口
友彦 水谷
友彦 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Kasei Co Ltd filed Critical Sekisui Kasei Co Ltd
Priority to JP2013007419U priority Critical patent/JP3189470U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3189470U publication Critical patent/JP3189470U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Buffer Packaging (AREA)

Abstract

【課題】外装箱の大きさに関わらず同一形状の部材で複数の製品を保持することができる梱包材及び梱包体を提供する。【解決手段】被梱包材の角部を保護し、外装箱の隅部内壁面に当接させて配置され、隅部から一の内壁面に沿って一の方向に延びる第1の支持壁25aと、隅部から他の内壁面に沿って一の方向に交差する他の方向に延びる第2の支持壁26aとを有し、第1の支持壁および第2の支持壁により形成される内隅部には、一の内壁面に当接させる第1の外面11aからの距離が異なる複数の内面15a,18aと、他の内壁面に当接させる第2の外面12aからの距離が異なる複数の内面19a,16aと、により形成される、複数の当接支持部17a,20aを階段状に形成する補助壁部21aが形成されていることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本考案は、梱包材、梱包構造及び梱包体に関する。
従来より、液晶テレビなどの電子機器は、段ボールなどの外装箱に収納して運搬されている。電子機器を外装箱に収納する際には、運搬時の振動などにより電子機器が箱内で動かないように、例えば特許文献1に開示された梱包用緩衝材が用いられている。
特許文献1の梱包用緩衝材では、上部樹脂発泡体及び下部樹脂発泡体に、平行な両側面を備えた平面形状がほぼ長方形の扁平なスタンドである第一のスタンド、又は傾斜する両側面を備えた平面形状がほぼ二等辺台形の扁平なスタンドである第二のスタンドの双方を収容可能なスタンド収容凹部が形成されている。これらスタンド収容凹部が、第一のスタンドのほぼ平行な両側面の後半部分を両側から当止する第一の当止面と、第二のスタンドの傾斜した両側面の前半部分を両側から当止する第二の当止面と、を備えていることで、形状の異なる第一のスタンド及び第二のスタンド双方を支持することができる。
特開2010−149869号公報
しかしながら、特許文献1の梱包用緩衝材は、梱包対象となる一のスタンドのみの寸法に合わせてスタンド収容凹部が成形されていた。すなわち、支持するスタンドの長さが異なる場合、同一の梱包用緩衝材を用いることができなかった。
本考案は、上記問題に鑑みてなされたものであり、同一寸法の外装箱及び同一の梱包材を用いて寸法の異なる複数の製品を梱包することができる梱包材及び梱包体を提供することを課題とする。
本考案は、上記課題を解決するために以下の手段を提供している。
本考案の梱包材は、被梱包材の角部を保護し、外装箱の隅部内壁面に当接させて配置される梱包材であって、前記隅部から一の前記内壁面に沿って一の方向に延びる第1の支持壁と、前記隅部から他の前記内壁面に沿って前記一の方向に交差する他の方向に延びる第2の支持壁とを有し、前記第1の支持壁および前記第2の支持壁により形成される内隅部には、前記一の内壁面に当接させる第1の外面からの距離が異なる複数の内面と、前記他の内壁面に当接させる第2の外面からの距離が異なる複数の内面と、により形成される、複数の当接支持部を階段状に形成する補助壁部が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、同一の形状の外装箱内で寸法の異なる少なくとも2種類の被梱包材を梱包することができる。
本考案は、前記第1の外面から一の前記当接支持部を形成する前記内面までの距離及び前記第2の外面から他の前記当接支持部を形成する内面までの距離、並びに、前記第2の外面から前記一の当接支持部を形成する前記内面までの距離及び前記第1の外面から前記他の当接支持部を形成する内面までの距離、のいずれか又は双方が異なっていてもよい。
この構成によれば、外装箱内での梱包材の配置を変えることで梱包材の支持領域を変えることができる。
本考案は、前記第1の支持壁及び前記第2の支持壁は、前記一の方向及びこれに交差する他の方向の双方に直交する方向に延びる第1の延長支持壁及び第2の延長支持壁を有し、前記第1の延長支持壁は、前記第1の外面からの距離が、前記第1の外面と前記複数の内面とのいずれの距離よりも小さい第1の延長支持面を備えているとともに、前記第2の延長支持壁は、前記第2の外面からの距離が、前記第2の外面と前記複数の内面とのいずれの距離よりも小さい第2の延長支持面を備え、前記内面と前記第1及び前記第2の延長支持面との間には段差部が形成され、この段差部が水平当接支持面とされていてもよい。
この構成によれば、内面で形成される支持領域よりも大きな支持領域を形成することができる。
本考案の梱包構造は、被梱包材がその4隅の角部を保護する状態で収納される外装箱と、
該外装箱の隅部内壁面に当接させて配置される請求項1〜3のいずれか一項に記載の一対の第1の梱包材と、該第1の梱包材とは左右鏡像関係に同様の構成を有する一対の第2の梱包材とを備え、一対の前記第1の梱包材は対角線上に配置され、一対の前記第2の梱包材は前記第1の梱包材が配置される対角線と交わる対角線上に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、上記いずれかの作用及び機能を有する梱包構造とすることができる。
本考案の梱包体は、被梱包材が請求項4に記載の梱包構造により梱包されていることを特徴とする。
この構成によれば、被梱包材をぐらつくことなく安定的に支持することができる。
本考案に係る梱包材及び梱包構造によれば、同一の外装箱及び同一の梱包材を用いて形状の異なる複数種類の被梱包材を支持することができるという効果を奏する。また、本考案に係る梱包体によれば、被梱包材を安定的に保持した状態で容易に運搬することができるという効果を奏する。
本考案の第1実施形態の梱包体を示した分解斜視図である。 本考案の第1実施形態の梱包材の一部を示す斜視図である。 本考案の第1実施形態の梱包材が第1の配置状態で外装箱内に配置された状態を示す平面図である。 本考案の第1実施形態の梱包材が第2の配置状態で外装箱内に配置された状態を示す平面図である。 本考案の第1実施形態の梱包材が第1の配置状態で外装箱内に配置された状態を示す平面図である。 本考案の第1実施形態の梱包材が第2の配置状態で外装箱内に配置された状態を示す平面図である。 本考案の第2実施形態の梱包体を示した分解斜視図である。 本考案の第2実施形態の梱包材の一部を示す斜視図である。
(第1実施形態)
以下、添付の図面を参照して本考案の第1実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の梱包体1Aを分解して示した斜視図である。梱包体1Aは、外装箱2及び梱包材3Aを備えた梱包構造と、被梱包材W1と、を備えているものであり、被梱包材W1が梱包構造に梱包されている。被梱包材W1は、例えば、デスクトップパソコンの本体等のように略直方体に形成されたものである。
外装箱2は、直方体形状に形成され、長方形に形成された底板4と、底板4を取り囲む4つの端縁から立ち上がる側板5a−5dと、頂板6a−6dとを備えている。頂板6a−6dは、側板5a−5dの上端縁に連設され、開閉可能に構成されている。
梱包材3Aは、外装箱2内の底板4の表面(同一面)上の4つの隅K1−K4に間隔を空けて配置されて、被梱包材Wの位置決めをして外装箱2内で不用意に動くことを防止し、被梱包材Wを衝撃等から保護するものである。
梱包材3Aは、外装箱2の対角線上の2つの隅部K1,K3に配置される2つの緩衝部材A,Aと、外装箱2の他方の対角線上に2つの隅部K2,K4に配置される緩衝部材B,Bとを備え、2対1組を構成している。
図2に示すように、緩衝部材Aは、仮想直方体Pに、嵌合凹所S1が形成された形状となっている。
具体的には、該緩衝部材Aは、図1,図2に示すように、側板5a(5c)に沿って一の方向(矢印x方向)に延在し、側板5a(5c)の内壁面に当接配置される第1の支持壁25aと、側板5d(5b)に沿って一の方向に直交する他の方向(矢印y方向)に延在し、側板5d(5b)の内壁面に当接配置される第2の支持壁26aと、断面略正方形の底壁13aとを有している。
第1の支持壁25aは、外装箱2の側板5a又は側板5cの内壁面に当接させる平坦な第1の外面11aとこの第1の外面11aに平行な第1の内面15aとを備え、第2の支持壁26aは、外装箱2の側板5d又は側板5bの内壁面に当接させる平坦な第2の外面12aとこの第2の外面12aに平行な第2の内面19aとを備えている。
そして、第1の支持壁25aと第2の支持壁26aとが成す内角(内隅部)には、第1の内面15aと第2の内面19aとから突出した補助壁部21aが設けられている。
補助壁部21aは、第1の外面11aからの距離がt2に設定され、第2の内面19aから垂直に立ち上がった補助内面(内面)18aと、第2の外面12aからの距離がt4に設定され、第1の内面15aから垂直に立ち上がった補助内面(内面)16aとを備えている。
以上の構成により、第1の内面15aと補助内面16aとが第1の角部(当接支持部)17aを形成し、且つ、第2の内面19aと補助内面18aとが第2の角部(当接支持部)20aを形成している。第1の角部17a及び第2の角部20aは、距離t1及び距離t2と、距離t3及び距離t4とをそれぞれ相違させて形成されている。
更に、第1の外面11aと第1の内面15aとの間の距離t1及び第2の外面12aと第2の内面19aとの間の距離t3は、互いに相違するように構成されており、第1の外面11aと補助内面18aとの間の距離t2及び第2の外面12aと補助内面16aとの間の距離t4は、互いに相違するように構成されている。
そして、補助壁部21aにより、第1の角部17a及び第2の角部20aが階段状に形成された構成となっており、第1の角部17a又は第2の角部20aが被梱包材W1を当接支持できるようになっている。
前記底壁13aは外装箱2の底板4に当接させる外面10aと外面10aからの距離がt7となるように設定された内底面14aとを備えている。そして、第1の内面15a、補助内面18a、第2の内面19a、補助内面16a及び内底面14aによって嵌合凹所S1が形成されている。
緩衝部材Bは、図3に示すように、対向配置される緩衝部材Aと左右鏡像関係の構成となるように形成されている。
具体的には、緩衝部材Bには、図3に示すように、緩衝部材Aの第1の支持壁25aに対応する第1の支持壁25bが形成されており、且つ、緩衝部材Aの第1の内面15a及び補助内面18aに対応して、第1の外面11bから距離t1隔てて形成された第1の内面15bと、第1の外面11bから距離t2隔てて形成された補助内面18bとが形成されている。
また、緩衝部材Bには、緩衝部材Aの第2の支持壁26aに対応する第2の支持壁26bが形成されており、且つ、緩衝部材Aの第2の内面19a及び補助内面16aに対応して、第2の外面12aから距離t3隔てて形成された第2の内面19b及び第2の外面12aから距離t4を隔てて形成された補助内面16bが形成されている。
緩衝部材Bには、緩衝部材Aの第1の角部17a及び第2の角部20aに対応して、第1の内面15b及び補助内面16bにより第1の角部17bが形成され、補助内面18b及び第2の内面19bにより第2の角部20bが形成されている。さらに、緩衝部材Bには、緩衝部材Aの内底面14aに対応する内底面が設けられている。
この構成の下に、緩衝部材Bには、第1の内面15b、補助内面18b、第2の内面19b、補助内面16b及び内底面によって、緩衝部材Aの嵌合凹所S1に対応する嵌合凹所S2が形成されている。
このようにして、緩衝部材A,Bは、それぞれ隣り合う2隅K1,K2に嵌合凹所S1,S2を外装箱2の内側に向けて配置させた場合に、互いに左右鏡像関係をなすように形成されている。
そして、図3,図5に示すように、梱包材3Aは、緩衝部材A,Aを互いに回転対称になるように外装箱2に一の対角線上の2隅K1,K3に設置し、緩衝部材B,Bを互いに回転対称になるように他の対角線上の隅K2,K4に設置した場合に、同一の角部すなわち第1の角部17a,17b又は第2の角部20a,20bをそれぞれ結んで形成される長方形が二つ形成されるように構成されている。
梱包材3Aは、被梱包材Wを位置決めし、保護できるものであればどのようなものであってもよいが、型内発泡成形された熱可塑性樹脂の発泡成形体により形成されていることが好ましい。熱可塑性樹脂には、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂(例えば、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂等)、ポリエステル系樹脂(例えば、ポリエチレンテフタレート、ポリブチレンテフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリカーボネート系樹脂、ポリ乳酸系樹脂などが挙げられる。なかでも、ポリスチレンとポリエチレンとを含む複合樹脂を用いることが望ましい。
次に、梱包体1A及び梱包材3Aの使用方法及び機能について説明する。
まず、平面視の縦寸法(x軸方向の寸法)と横寸法(y軸方向の寸法)との差が比較的大きい(すなわち横長の)2種類の被梱包材W1,W2を梱包体1Aにより梱包するに際し、緩衝部材A,Bを第一の配置状態及び第二の配置状態にして梱包する方法について説明する。
具体的には、図1,図3に示すように、まず、緩衝部材Aを第1の外面11aが外装箱2の側板5a,5cに当接するように、そして、第2の外面12aが外装箱2の側板5b,5dに当接するように外装箱2内の底板4上で一の対角線上の2つの隅K1,K3に、配置する。
また、外装箱2の底板4上で他の対角線(すなわち、緩衝部材Aが配置される対角線と交わる対角線)上の2つの隅K2,K4に、緩衝部材Bを第1の外面11bが外装箱2の側板5a,5cに当接するように、そして、第2の外面12bが外装箱2の側板5b、5dに当接するように配置する。
そうすると、図3に示すように、梱包材3Aが外装箱2内で第1の配置状態になり、互いに向かい合う補助内面16a,16b間の距離がL1となり、互いに向かい合う第1の内面15a,15b間の距離がL2となる。従って、被梱包材W1の角部を各角部17a,17bに位置させて縦方向の長さL1及び横方向の長さL2の被梱包材W1を梱包材3Aに嵌合させることができる。
次に、被梱包材W1に対して縦,横の寸法が少しずつ異なる被梱包材W2を嵌合させるため、梱包材3Aの外装箱2内の配置を第1の配置状態から第2の配置状態にする。
具体的には、図3及び図4に示すように、外装箱2の各隅K1,K3に配置した緩衝部材A,Aを底板4(第1の支持壁25a及び第2の支持壁26aに垂直な面)上でそれぞれ90°回転させるとともに、これらをそれぞれ隣りの隅K2,K4に移動させる。また、隅K2,K4に配置した緩衝部材B,Bを底板4上でそれぞれ90°回転させるとともに、これらを隣りの隅K3,K1へと移動させる。
ここで、図2に示すように、緩衝部材Aにおいて、第1の外面11aと第1の内面15aとの間の距離t1及び第2の外面12aと第2の内面19aとの間の距離t3が相違し、第1の外面11aと補助内面18aとの間の距離t2及び第2の外面12aと補助内面16aとの間の距離t4が相違している。また、緩衝部材Aのt1−t4に対応する緩衝部材Bの壁部の厚さも緩衝部材Aと同様に相違している。また、外装箱2は、図3に示すように平面視長方形に形成されている。
従って、梱包材3Aが外装箱2内で第2の配置状態に変更されると、図4に示すように、第2の角部20a,20b・・を結んで形成される支持領域は、縦方向の長さが互いに対向する補助内面18a,18b間のL3となり、横方向の長さが第2の内面19a,19b間のL4となる。よって、縦方向の長さがL3及び横方向の長さがL4の被梱包材W2を支持することができる。
このように、外装箱2内で梱包材3Aの配置及び向きを変更することで、平面形状の寸法の異なる2種類の被梱包材Wを支持することができる。
次に、平面視の縦寸法(x軸方向の寸法)と横寸法(y軸方向の寸法)との差が比較的小さい2種類の被梱包材W3,W4を梱包体1Aにより梱包する方法について説明する。
図5に示すように、梱包材3Aを図3と同様に第1の配置状態で配置すると、第2の角部20a,20bを形成する2つの面のうちの一方の面、第2の内面19a,19bの間の距離がL5となり、第2の角部20a,20bの他方の面を形成している補助内面18a,18bの間の距離がL6となる。従って、縦方向の長さL5及び横方向の長さL6の被梱包材W3を支持することができる。
そして、上述した方法と同様に、梱包材3Aの各緩衝部材A,Bを90度回転させて、緩衝部材A,Aを隅K2,K4へ移動し、緩衝部材B,Bを隅K1,K3に移動させると、図6に示すように第2の配置状態に変更される。そうすると、外装箱2において、第1の角部17a,17bの一方の面を形成する第1の内面15a,15bの間の長さがL7となり、第1の角部17a,17bの他方の面を形成する補助内面16a,16bの間の長さがL8となる。
従って、第1の角部17a,17bを矩形の角部として形成された支持領域には、縦方向の長さL7及び横方向の長さL8の被梱包材W4を支持することができる。
以上のように、梱包材3Aは、図3,図5に示すように、同一寸法の外装箱2において第1の配置状態に設定されることにより、異なる2種類の寸法の被梱包材W1,W3、すなわち第1の角部17a,17bに嵌合するL1×L2寸法の被梱包材W1、又は第2の角部20a,20bに嵌合するL5×L6寸法の被梱包材W3を梱包することができる。
また、梱包材3Aは、図4、図6に示すように、同一寸法の外装箱2内において緩衝部材A,Bの向き及び配置を変更し第2の配置状態に設定することで、被梱包材W1,W3とさらに異なる2種類の寸法の被梱包材W2,W4、すなわち第2の角部20a,20bに嵌合するL3×L4寸法の被梱包材W2、又は第1の角部17a,17bに嵌合するL7×L8寸法の被梱包材W4を梱包することができる。
すなわち、梱包材3Aは、異なる寸法を有する計4種類の被梱包材W1−W4を確実に支持して梱包することができるという効果が得られる。
また、梱包体1Aは、被梱包材W1−W4がこの被梱包材W1−W4のいずれにもフィットし得る緩衝部材A,Bにより、対応する支持領域で支持されているため、被梱包材W1−W4が緩衝部材A、B内でぐらつかない。したがって、梱包体1Aを容易に運搬することができるという効果が得られる。また、梱包体1Aは、被梱包材W1−W4の支持の際に緩衝部材A,B以外にスペーサ等の他の部材を用いないため、開梱時に発生する梱包材の量を抑制することができる。
なお、梱包材3Aの各緩衝部材が外装箱2の四隅K1−K4に間隔を置いて個別に配置されるものであるため、外装箱2のサイズが変わったとしても上記と同様にして平面視した寸法の異なる計4種類の被梱包材Wを梱包することができる。また、外装箱2の底板4の形状は、長方形に限定されるものではなく、正方形に形成されたものであっても同様である。
また、本実施形態では、緩衝部材A,Bが外装箱2の底板4に当接する底壁を有する構成としたが、緩衝部材A,Bが底壁を有さず、第1の支持壁25a(25b)及び第2の支持壁26a(26b)のみを備えた構成とすることも可能である。この場合には、外装箱2の底板4上にシート状又は板状部材を別途敷設し、その上にそのように構成された緩衝部材A,Bを設置する構成としてもよい。
また、第1の外面11a,11b及び第2の外面12a,12bは、全体として、側板5a,5b,5c,5dと面接触できるように互いに直交する方向に延在しているのであれば、完全なる平面でなく、切り欠き等を有する多面形状に形成されていてもよい。さらに、梱包材3Aは、配置方向を示す目印(凹部など)が付されて各緩衝部材A,Bの向き及び配置を容易に把握できるようにしたものであってもよい。
また、第2の支持壁26aの延在方向は、第1の支持壁25aの延在方向と交差していれば、直交していなくてもよい。
また、本実施形態では、被梱包材W1−W4の寸法に適合するよう、図3に示す第1の外面11aと第1の内面15aとの間の距離t1及び第2の外面12aと第2の内面19aとの間の距離t3が相違し、第1の外面11aと補助内面18aとの間の距離t2及び第2の外面12aと補助内面16aとの間の距離t4が異なる構成とした。しかしながら、前記各寸法t1,t3が同一で各寸法t2,t4のみが異なるように形成されたものであってもよく、又は各寸法t2,t4が同一で前記寸法t1,t3が異なるように形成されたものであってもよい。このように形成された場合であっても、上記実施形態と同様に、異なる4種類の寸法の被梱包材を同一の梱包材3A及び外装箱2により梱包することができる。
なお、本実施形態では、緩衝部材A,Bに第1の角部17a及び第2の角部20a、第1の角部17b及び第2の角部20bの2つの角部がそれぞれ形成された構成としたが、角部は3つ以上形成されたものであってもよい。
(第2実施形態)
図7,図8は、本考案の第2実施形態の梱包体1B及び梱包材3Bを示している。なお、本実施形態において第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略し、第1実施形態と異なる構成についてのみ説明する。
図7に示すように、本実施形態の梱包体1Bは、外装箱2、梱包材3B及び被梱包材W5を備えている。梱包材3Bは、緩衝部材C,Cと、緩衝部材Cの左右鏡像関係に形成された緩衝部材D,Dと、を備えている。
図8を参照して、緩衝部材Cの、前記緩衝部材Aとの相違点を説明する。
緩衝部材Cは、図8に示すように、第1の支持壁25a及び第2の支持壁26aが、前記一の方向(本実施形態においてx軸方向)及びこれに直交する他の方向(本実施形態においてy軸方向)の双方に直交する方向(本実施形態においてz軸方向)に延長された第1の延長支持壁35a及び第2の延長支持壁36aをそれぞれ形成している。
第1の延長支持壁35aは、第1の外面11aからの距離が、第1の外面11aと第1の内面15aとの間の距離t1(図2参照)よりも小さいt5に設定された第5の内面(第1の延長支持面)32cを備えている。第2の延長支持壁36aは、第2の外面12aとの距離が、第1の外面12aと第2の内面19aとの間の距離t3(図2参照)よりも小さいt6に設定された第6の内面(第2の延長支持面)33cを備えている。第1、第2の内面15a,19a,補助内面16a,18aと第5及び第6の内面32c,33cとの間には段差部が形成されており、該段差部が第7の内面(水平当接支持面)31cとされている。
第5の内面32c、第6の内面33c及び第7の内面31cにより、嵌合凹所S3cが形成されている。この構成では、段差部を形成している前記第7の内面31cで、図7に示す被梱包材W5を受けることが可能となっている。また、第5の内面32c及び第6の内面33cにより、第3の角部(当接支持部)30cが形成されており、この第3の角部30cにより被梱包材W5の角部を支持すること、すなわち、第5の内面32c及び第6の内面33cにより被梱包材W5の互いに直交する側面を支持することが可能となっている。
図7に示すように、緩衝部材Dは、第1の実施形態の梱包材3Aと同様にして、緩衝部材Cと左右鏡像関係に形成されている。従って、緩衝部材Dは、第5の内面32d、第6の内面33d及び第7の内面31dを備えている。緩衝部材Dにおけるその他の構成については、説明を省略する。
以上の構成により、第5の内面32c,32d、第6の内面33c,33d及び第7の内面31c,31dによって形成された嵌合凹所S3(支持領域)は、第1の角部17a,17bによって形成される支持領域、及び、第2の角部20a,20bによって形成される支持領域の双方よりも大きくなる。従って、梱包材3Bは、第1の角部17a,17b又は第2の角部20a,20bによって被梱包材W1−W4を梱包できることに加え、第3の角部30を用いることにより被梱包材W1−W4よりも大きい寸法の別の被梱包材(不図示)を更に梱包することができるという効果が得られる。
なお、本実施形態では第3の角部30c,30dを1つ形成する構成としたが、仮想線で示すように、角部は2つ形成されたものであってもよく、3以上形成されたものであってもよい。
また、第5の内面32c及び第6の内面33cは、第1の支持壁25a,25b、第2の支持壁26a,26bから延長された第1の延長支持壁及び第2の延長支持壁に形成されたものでなくてもよい。すなわち、第1の角部17a,17b及び第2の角部20a,20bのいずれか又は双方よりも第1の外面11a及び第2の外面12a寄りに第5の内面32a及び第6の内面33aを形成するものであれば、どのようなものであっても、本実施形態と同様の作用及び効果が得られる。
1A,1B 梱包体 2 外装箱 3A,3B 梱包材 14a 内底面 11a,11b 第1の外面 12a,12b 第2の外面 15a,15b 第1の内面(内面) 16a,16b 補助内面(内面) 17a,17b 第1の角部(当接支持部) 18a,18b 補助内面(内面) 19a,19b 第2の内面(内面) 20a,20b 第2の角部(当接支持部) 21a 補助壁部 25a,25b 第1の支持壁 26a,26b 第2の支持壁 30a,30b 第3の角部(当接支持部) 31c 第7の内面(水平当接支持面) 32c 第5の内面(延長支持面) 33c 第6の内面(延長支持面) 35a 第1の延長支持壁 36a 第2の延長支持壁 A−D 緩衝部材 K1−K4 隅 S1,S2 嵌合凹所 t1−t7 距離 W 被梱包材

Claims (5)

  1. 被梱包材の角部を保護し、外装箱の隅部内壁面に当接させて配置される梱包材であって、
    前記隅部から一の前記内壁面に沿って一の方向に延びる第1の支持壁と、前記隅部から他の前記内壁面に沿って前記一の方向に交差する他の方向に延びる第2の支持壁とを有し、
    前記第1の支持壁および前記第2の支持壁により形成される内隅部には、前記一の内壁面に当接させる第1の外面からの距離が異なる複数の内面と、前記他の内壁面に当接させる第2の外面からの距離が異なる複数の内面と、により形成される、複数の当接支持部を階段状に形成する補助壁部が設けられていることを特徴とする梱包材。
  2. 前記第1の外面から一の前記当接支持部を形成する前記内面までの距離及び前記第2の外面から他の前記当接支持部を形成する内面までの距離、並びに、前記第2の外面から前記一の当接支持部を形成する前記内面までの距離及び前記第1の外面から前記他の当接支持部を形成する内面までの距離、のいずれか又は双方が異なっていることを特徴とする請求項1に記載の梱包材。
  3. 前記第1の支持壁及び前記第2の支持壁は、前記一の方向及びこれに交差する他の方向の双方に直交する方向に延びる第1の延長支持壁及び第2の延長支持壁を有し、
    前記第1の延長支持壁は、前記第1の外面からの距離が、前記第1の外面と前記複数の内面とのいずれの距離よりも小さい第1の延長支持面を備えているとともに、
    前記第2の延長支持壁は、前記第2の外面からの距離が、前記第2の外面と前記複数の内面とのいずれの距離よりも小さい第2の延長支持面を備え、
    前記内面と前記第1及び前記第2の延長支持面との間には段差部が形成され、この段差部が水平当接支持面とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の梱包材。
  4. 被梱包材がその4隅の角部を保護する状態で収納される外装箱と、
    該外装箱の隅部内壁面に当接させて配置される請求項1〜3のいずれか一項に記載の一対の第1の梱包材と、
    該第1の梱包材とは左右鏡像関係に同様の構成を有する一対の第2の梱包材とを備え、
    一対の前記第1の梱包材は対角線上に配置され、一対の前記第2の梱包材は前記第1の梱包材が配置される対角線と交わる対角線上に配置されることを特徴とする梱包構造。
  5. 被梱包材が請求項4に記載の梱包構造により梱包されていることを特徴とする梱包体。
JP2013007419U 2013-12-27 2013-12-27 梱包材、梱包構造及び梱包体 Expired - Fee Related JP3189470U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013007419U JP3189470U (ja) 2013-12-27 2013-12-27 梱包材、梱包構造及び梱包体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013007419U JP3189470U (ja) 2013-12-27 2013-12-27 梱包材、梱包構造及び梱包体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3189470U true JP3189470U (ja) 2014-03-13

Family

ID=78225166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013007419U Expired - Fee Related JP3189470U (ja) 2013-12-27 2013-12-27 梱包材、梱包構造及び梱包体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3189470U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020125122A (ja) * 2019-02-01 2020-08-20 富士通クライアントコンピューティング株式会社 梱包材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020125122A (ja) * 2019-02-01 2020-08-20 富士通クライアントコンピューティング株式会社 梱包材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI443050B (zh) 包裝盒
CN200974674Y (zh) 包装盒
WO2013170493A1 (zh) 一种液晶玻璃包装盒
JP2010189013A (ja) ガラス基板用容器
JP2014193738A (ja) パネル搬送用容器
WO2016061809A1 (zh) 一种具有堆栈结构的包装箱
TW201226277A (en) A box for transporting
TWI501904B (zh) 包裝盒
JP3189470U (ja) 梱包材、梱包構造及び梱包体
KR101941124B1 (ko) 디스플레이장치용 포장박스
TWI540087B (zh) 緩衝包裝結構
JP2017218187A (ja) 緩衝材、梱包材、及び梱包体
WO2009131014A1 (ja) トレイ
WO2014194545A1 (zh) 一种液晶模组前框包装装置
TWI703075B (zh) 緩衝包裝裝置
WO2019082298A1 (ja) 表示パネル用梱包トレーおよび梱包トレー積層体
US20200130915A1 (en) Packaging tray
TWM314190U (en) Packing box
JP3210846U (ja) パネル搬送容器
JP2016150789A (ja) トレイおよび収納容器
CN210681556U (zh) 显示面板包装结构
TWI480211B (zh) 包裝組合及其包裝方法
TW201018626A (en) Cushion structure of package box and supporting structure
TWI412475B (zh) 偏光板用裝載箱
TWI426041B (zh) 包裝結構

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20140106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3189470

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees