JP2004026128A - 部品引き剥がしフック - Google Patents

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Abstract

【課題】部品を車体から確実に且つ短時間に引き剥がす。
【解決手段】部品引き剥がしフック10におけるフック本体12のフック部12Bをインストルメントパネル18のデフロスタ吹出口20に係合し、押え板14の牽引手段取付部14Bに配設されたリング28に牽引装置26を連結し、牽引装置26によって牽引する。この際、押え板14がスプリング30の付勢力に抗して回転し、押え部14Dの先端14Fが、フック本体12のフック部12Bの刃先部12Cとでインストルメントパネル18を挟持する。また、牽引中に、インストルメントパネル18が浮き上がった場合には、スプリング30の付勢力によって、押え板14に対して、フック本体12がインストルメントパネル18を押圧する方向へ回転する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は部品引き剥がしフックに関し、特に、自動車の解体に使用される部品引き剥がしフックに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の解体に使用される部品引き剥がしフックにおいては、所定位置に固定した車体の少なくとも前後側に、滑車を保持する滑車スタンドを配置し、一端部をインストルメントパネル、フロントバンパ、リヤバンパ等の部品に連結した牽引用ワイヤを滑車スタンドの滑車を介してクレーンで牽引する構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−142512公報(段落[0027]〜[0030]、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような部品引き剥がしフックでは、部品に対応する連結手段の先端部に設けたプレートによって構成された部品係止部を、部品に係合させている。この結果、部品係止部が部品に確実に係合しない場合または部品が変形した場合には、部品を車体から確実に且つ短時間に引き剥がすことが出来ない。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、部品を車体から確実に且つ短時間に引き剥がすことができる部品引き剥がしフックを提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明の部品引き剥がしフックは、基部の先端部に部品と係合するフック部を有するフック本体と、
長手方向中間部が前記フック本体の基部に回転可能に軸支されており、一方の端部に牽引手段取付部が形成され、他方の端部に前記フック部とで部品を挟持する押え部が形成された押え手段と、
部品を押圧する方向へ前記フック本体を付勢する付勢手段と、
を有し、前記押え手段の牽引手段取付部を牽引することで、前記押え手段が前記付勢手段の付勢力に抗して回転し、前記押え手段の押え部が、前記フック本体のフック部とで部品を挟持すると共に、部品を牽引方向に引き剥がすことを特徴とする。
【0007】
従って、フック本体のフック部を部品に係合し、長手方向中間部がフック本体の基部に回転可能に軸支された押え手段の一方の端部に形成された牽引手段取付部を牽引すると、押え手段が付勢手段の付勢力に抗して回転し、押え部が、フック本体のフック部とで部品を挟持すると共に、部品を牽引方向に引き剥がす。また、部品が浮き上がった場合には、付勢手段の付勢力によって、フック本体が部品を押圧する方向へ回転することで、部品との係合が外れるのを防止する。この結果、フック本体が部品から外れ難いため、部品を車体から確実に且つ短時間に引き剥がすことができる。
【0008】
請求項2記載の本発明の部品引き剥がしフックは、フック本体の一方の端部に形成された牽引手段取付部と
フック本体の他方の端部に形成され部品に係合するフック部と、
を有し、前記フック部の先端に形成した刃先部の軸線方向が、前記フック本体の軸線方向に対して所定角度傾斜していることを特徴とする。
【0009】
従って、フック部の先端に形成した刃先部の軸線方向が、フック本体の軸線方向に対して所定角度傾斜しているため、フック部を係合する部品の開口部の幅に対して、刃先部の長さを長く設定した場合においても、部品への係合時に、フック本体の牽引手段取付部が、部品の開口部に隣接する部材に接近し過ぎることがなく容易に係合させることができる。この結果、フック部の先端に形成した刃先部が部品に確実に係合し外れ難いため、部品を車体から確実に且つ短時間に引き剥がすことができる。
【0010】
請求項3記載の本発明の部品引き剥がしフックは、基部の先端部に部品と係合するフック部を有するフック本体と、
長手方向中間部が前記フック本体の基部に回転可能に軸支されており、一方の端部に牽引手段取付部が形成され、他方の端部に前記フック部とで部品を挟持する押え部が形成された押え手段と、
前記フック部に形成した孔と、
前記押え部に形成され、前記孔に挿入可能とされた孔開け手段と、
を有し、前記押え手段の牽引手段取付部を牽引することで、前記押え手段の押え部の孔開け手段が、部品を貫通し、前記フック本体のフック部の孔に挿入されると共に、部品を牽引方向に引き剥がすことを特徴とする。
【0011】
従って、フック本体のフック部を部品に係合し、長手方向中間部がフック本体の基部に回転可能に軸支された押え手段の一方の端部に形成された牽引手段取付部を牽引すると、押え手段の押え部の孔開け手段が、部品を貫通し、フック本体のフック部の孔に挿入されると共に、部品を牽引方向に引き剥がす。この結果、フック本体が部品から外れ難いため、部品を車体から確実に且つ短時間に引き剥がすことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明における部品引き剥がしフックの第1実施形態を図1及び図2に従って説明する。
【0013】
なお、図中矢印UPは車両の上方方向を、矢印FRは車両の前方方向を示す。
【0014】
図1に示される如く、本実施形態の部品引き剥がしフック10は、フック本体12と、押え手段としての押え板14とで構成されている。
【0015】
フック本体12は長尺状の板材で構成されており、基部12Aの一方の端部には、側面視でJ字状のフック部12Bが形成されている。また、フック部12Bの先端は、刃先部12Cとなっており、フック部12Bの刃先部12Cが、部品としてのインストルメントパネル18に形成された開口部としてのデフロスタ吹出口20の壁部20Aを付き抜けることで、フック部12Bがインストルメントパネル18に係合するようになっている。
【0016】
フック本体12の基部12Aにおける他方の端部近傍は取付部12Dとなっており、この取付部12Dに立設されたピン22に、押え板14の基部14Aの長手方向中間部が回転可能に軸支されている。また、押え板14における基部14Aの一方の端部は、牽引手段取付部14Bとなっており、この牽引手段取付部14Bには貫通孔24が形成されている。この貫通孔24には、牽引装置26を連結するためのリング28が配設されている。
【0017】
押え板14における基部14Aの一方の端部14Cからは、押え部14Dが延設されている。この押え部14Dの先端部14Eは、クランク形状に屈曲されており、その先端14Fは、フック本体12の刃先部12Cとで、インストルメントパネル18を挟持可能となっている。
【0018】
フック本体12の基部12Aと押え板14の牽引手段取付部14B近傍とは、付勢手段としてのスプリング30で連結されており、このスプリング30は、フック本体12を、押え板14に対して、インストルメントパネル18を押圧する方向、即ち、ピン22を中心に下方(図1の矢印A方向)へ付勢している。
【0019】
また、フック本体12の取付部12Dには、一対のストッパ32、34が形成されており、これらのストッパ32、34に押え板14の端部14Cが当接することで、フック本体12の押え板14に対する下方(図1の矢印A方向)または上方(図1の矢印B方向)への回転角を制限している。
【0020】
従って、フック本体12をインストルメントパネル18に係合した状態で、押え板14の一方の端部14Bを、牽引装置26によって車両後方(図1の矢印C方向)へ牽引した場合には、押え板14がスプリング30の付勢力に抗して図1に1点鎖線で示す待機位置から、2点鎖線で示す中間位置を経て、実線で示す挟持位置へ図1に矢印Dで示す方向に回転し、押え板14の先端14Fが、フック本体12のフック部12Bの刃先部12Cとでインストルメントパネル18を挟持するようになっている。
【0021】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0022】
本実施形態の部品引き剥がしフック10では、図2に示される如く、フック本体12のフック部12Bをインストルメントパネル18のデフロスタ吹出口20に係合し、押え板14の牽引手段取付部14Bに配設されたリング28に牽引装置26を連結し、牽引装置26によって車両後方(図1の矢印C方向)へ牽引する。
【0023】
なお、牽引装置26としての巻き上げ装置等はシートヘッドレストまたはドアロックストライカー等へ固定してリング28に連結した鎖等を巻き上げる。
【0024】
この際、押え板14がスプリング30の付勢力に抗して図1に1点鎖線で示す待機位置から、2点鎖線で示す中間位置を経て、実線で示す挟持位置へ図1に矢印Dで示す方向に回転し、押え板14の先端14Fが、フック本体12のフック部12Bの刃先部12Cとでインストルメントパネル18を挟持し、この挟持状態で、インストルメントパネル18を車体から牽引方向へ引き剥がす。
【0025】
また、牽引中に、インストルメントパネル18が浮き上がった場合には、スプリング30の付勢力によって、押え板14に対して、フック本体12がインストルメントパネル18を押圧する方向(図1の矢印A方向)へ回転することで、インストルメントパネル18との係合が外れるのを防止する。
【0026】
この結果、本実施形態では、牽引中にフック本体12がインストルメントパネル18から外れ難いため、インストルメントパネル18を車体から確実に且つ短時間に引き剥がすことができる。
【0027】
次に、本発明の部品引き剥がしフックの第2実施形態を図3〜図6に従って説明する。
【0028】
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0029】
図3に示される如く、本実施形態の部品引き剥がしフック38のフック本体40は長尺状の板材で構成されており、基部40Aの一方の端部には、側面視でJ字状のフック部40Bが形成されている。また、フック部40Bの先端は、刃先部40Cとなっており、フック部40Bの刃先部40Cが、インストルメントパネル18に形成されたデフロスタ吹出口20の壁部20Aを付き抜けることで、フック部40Bがインストルメントパネル18に係合するようになっている。
【0030】
フック本体40の基部40Aにおける他方の端部は、側面視でL字状に屈曲され牽引手段取付部40Dとなっている。また、この牽引手段取付部40Dには、貫通孔42が形成されており、この貫通孔24には、牽引装置26を連結するためのリング28が配設されている。
【0031】
図4に示される如く、本実施形態のフック本体40では、フック部40Bの先端に形成した刃先部40Cの軸線S1の方向が、フック本体40における基部40Aの軸線S2の方向に対して所定角度θ傾斜している。従って、係合するインストルメントパネル18のデフロスタ吹出口20の幅Wに対して、刃先部40Cの長さLを長く設定した(L>W)場合においても、インストルメントパネル18のデフロスタ吹出口20へフック本体40を係合する際に、フック本体40の牽引手段取付部40Dまたは牽引手段取付部40Dを持った作業者の手が、デフロスタ吹出口20に隣接するウインドシールドガラス44に接近し過ぎることがなく容易に係合させることができるようになっている。
【0032】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0033】
本実施形態の部品引き剥がしフック38では、図4に示される如く、フック本体40におけるフック部40Bの先端に形成した刃先部40Cの軸線S1の方向が、フック本体40における基部40Aの軸線S2の方向に対して所定角度θ傾斜しているため、係合するインストルメントパネル18のデフロスタ吹出口20の幅Wに対して、刃先部40Cの長さLを長く設定した場合においても、インストルメントパネル18への係合時に、フック本体40の牽引手段取付部40Dまたは、取付部40Dを持った作業者の手が、デフロスタ吹出口20に隣接するウインドシールドガラス44に接近し過ぎることがなく容易に係合させることができる。
【0034】
この結果、本実施形態では、図4に実線で示される如く、フック本体40のフック部40Bをインストルメントパネル18のデフロスタ吹出口20に係合し、フック本体40の牽引手段取付部40Dに配設されたリング28に牽引装置26を連結し、牽引装置26によって車両後方(図4の矢印C方向)へ牽引すると、フック本体40が車両後方(図4の矢印E方向)へ回転し、長い刃先部40Cが、インストルメントパネル18に形成されたデフロスタ吹出口20の壁部20Aを付き抜けることで、フック部40Bがインストルメントパネル18に確実に係合する。
【0035】
よって、図5に示される如く、部品引き剥がしフック38を牽引装置26によって車両後方(図5の矢印C方向)へ牽引する際に、フック本体40がインストルメントパネル18から外れ難く、インストルメントパネル18を車体から確実に且つ短時間に引き剥がすことができる。
【0036】
また、本実施形態の部品引き剥がしフック38では、図4に示される如く、フック部40Bの先端に形成した刃先部40Cの軸線S1の方向が、フック本体40における基部40Aの軸線S2の方向に対して所定角度θ傾斜しているため、図6に示される如く、2本のフック38を隣接して、インストルメントパネル18のデフロスタ吹出口20に挿入した場合にも、双方のフック本体40の牽引手段取付部40Dが互いに干渉することがない。このため、2本のフック38を同時にセットし引き剥がすことができ、作業性が向上する。
【0037】
また、2本以上のフック38を接合一体化して、1つのフックとして使用することもできる。
【0038】
次に、本発明における部品引き剥がしフックの第3実施形態を図7及び図8に従って説明する。
【0039】
図7に示される如く、本実施形態の部品引き剥がしフック50は、フック本体52と、押え手段としての押え板54とで構成されている。
【0040】
フック本体52は長尺状の板材で構成されており、基部52Aの一方の端部には、側面視でJ字状のフック部52Bが形成されている。
【0041】
図8に示される如く、フック部52Bの折返し部52Cは平板状となっており中央部には貫通孔56が形成されている。また、折返し部52Cの先端は、刃先部52Dとなっている。
【0042】
図7に示される如く、フック部52Bが部品19に係合するようになっている。
【0043】
フック本体52の基部52Aにおける他方の端部近傍は、取付部52Eとなっており、この取付部52Eに立設されたピン62に、押え板54の基部54Aの長手方向中間部が回転可能に軸支されている。また、押え板54における基部54Aの一方の端部は、牽引手段取付部54Bとなっており、この牽引手段取付部54Bには貫通孔64が形成されている。この貫通孔64には、牽引装置26を連結するためのリング28が配設されている。
【0044】
押え板54における基部54Aの一方の端部54Cからは、押え部54Dが延設されている。この押え部54Dの先端部54Eは、L字状に屈曲されている。押え部54Dの先端部54Eには、鍔54Jが形成された孔開け手段としての尖塔形状の凸部54Fが形成されており、凸部54Fが部品19を貫通し、貫通孔56に挿入されることで、フック本体52の折返し部52Cと押え板54の鍔54Jとで、部品19を挟持可能となっている。
【0045】
なお、フック本体52を部品19に係合した状態で、押え板54の一方の端部54Bを、牽引装置26によって車両後方(図7の矢印C方向)へ牽引した場合に、押え板54が図7に実線で示す挟持位置方向(図1の矢印A方向)に回転し、凸部54Fが部品19を貫通し、貫通孔56に挿入されると共に、フック本体52の折返し部52Cと押え板54の鍔54Jとで、部品19を挟持するようになっている。
【0046】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0047】
本実施形態の部品引き剥がしフック50では、図7に二点鎖線で示される如く、押え板54を上方(図7の矢印B方向)へ持ち上げた状態で、フック本体52のフック部52Bを部品19に係合し、押え板54の牽引手段取付部54Bに配設されたリング28に牽引装置26を連結し、牽引装置26によって部品引き剥がし方向(図7の矢印C方向)へ牽引する。
【0048】
なお、牽引装置26としての巻き上げ装置等はシートヘッドレストまたはドアロックストライカー等へ固定してリング28に連結した鎖等を巻き上げる。
【0049】
この際、押え板54は自重と牽引装置26の巻き上げ力により、図7に二点鎖線で示す位置から、実線で示す挟持位置へ回転し、押え板54の先端部54Eの凸部54Fが、部品19を貫通し、フック本体52の貫通孔56に挿入されると共に、フック本体52の折返し部52Cと押え板54の鍔54Jとで、部品19を挟持し、この挟持状態で、部品19を車体から牽引方向へ引き剥がす。
【0050】
また、牽引中に、部品19が浮き上がった場合には、押え板54に対して、フック本体52が部品19を押圧する方向(図7の矢印A方向)へ回転することで、部品19との係合が外れるのを防止する。
【0051】
また、本実施形態では、押え板54の先端部54Eの凸部54Fが、部品19を貫通し、フック本体52の貫通孔56に挿入され、且つ、フック本体52の折返し部52Cと押え板54の鍔54Jとで、部品19を挟持するため、牽引中にフック本体52が部品19から極めて外れ難い。この結果、部品19を車体から確実に且つ短時間に引き剥がすことができる。特に、変形し易い樹脂部品等を車体から確実に且つ短時間に引き剥がすことができる。
【0052】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記各本実施形態のフック12、38、50を2個以上使用し、一つの牽引装置26で巻き上げても良い。
【0053】
また、上記各本実施形態では、牽引手段取付部14B、40D、54Bに牽引装置26を連結するためのリング28を配設したが、リング28を無くし、牽引手段取付部14B、40D、54Bの貫通孔24、42、64に牽引装置26を直接連結しても良い。
【0054】
また、図9に示される如く、第1実施形態のフック10に、押え板14の先端14Fに孔開け手段としての尖塔形状の凸部60を形成した構成としても良い。
【0055】
また、上記各本実施形態では、本発明の部品引き剥がしフックによって、主にインストルメントパネル等を車体から引き剥がす例に付いて説明したが、本発明の部品引き剥がしフックは、インストルメントパネル以外にも、バンパカバー、カーペット、ルーフヘッドライニング等の他の部品にも使用可能であり、助手席用エアバッグ装置格納部を破壊する場合にも使用可能である。
【0056】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明の部品引き剥がしフックは、基部の先端部に部品と係合するフック部を有するフック本体と、長手方向中間部がフック本体の基部に回転可能に軸支されており、一方の端部に牽引手段取付部が形成され、他方の端部にフック部とで部品を挟持する押え部が形成された押え手段と、部品を押圧する方向へフック本体を付勢する付勢手段と、を有し、押え手段の牽引手段取付部を牽引することで、押え手段が付勢手段の付勢力に抗して回転し、押え手段の押え部が、フック本体のフック部とで部品を挟持すると共に、部品を牽引方向に引き剥がすため、部品を車体から確実に且つ短時間に引き剥がすことができるという優れた効果を有する。
【0057】
請求項2記載の本発明の部品引き剥がしフックは、フック本体の一方の端部に形成された牽引手段取付部とフック本体の他方の端部に形成され部品に係合するフック部と、を有し、フック部の先端に形成した刃先部の軸線方向が、フック本体の軸線方向に対して所定角度傾斜しているため、部品を車体から確実に且つ短時間に引き剥がすことができるという優れた効果を有する。
【0058】
請求項3記載の本発明の部品引き剥がしフックは、基部の先端部に部品と係合するフック部を有するフック本体と、長手方向中間部がフック本体の基部に回転可能に軸支されており、一方の端部に牽引手段取付部が形成され、他方の端部にフック部とで部品を挟持する押え部が形成された押え手段と、フック部に形成した孔と、押え部に形成され、孔に挿入可能とされた孔開け手段と、を有し、押え手段の牽引手段取付部を牽引することで、押え手段の押え部の孔開け手段が、部品を貫通し、フック本体のフック部の孔に挿入されると共に、部品を牽引方向に引き剥がすため、部品を車体から確実に且つ短時間に引き剥がすことができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る部品引き剥がしフックを示す側面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る部品引き剥がしフックを示す車両斜め後方から見た斜視図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る部品引き剥がしフックを示す側面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る部品引き剥がしフックを示す平面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る部品引き剥がしフックを示す車両斜め後方から見た斜視図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る部品引き剥がしフックを示す平面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る部品引き剥がしフックを示す側面図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る部品引き剥がしフックを示す車両斜め前方から見た斜視図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係る部品引き剥がしフックを示す側面図である。
【符号の説明】
10  部品引き剥がしフック
12  フック本体
12B  フック本体のフック部
14  押え板(押え手段)
14D  押え板の押え部
18  インストルメントパネル(部品)
20  デフロスタ吹出口
26  牽引装置
30  スプリング(付勢手段)
38  部品引き剥がしフック
40  フック本体
40B  フック本体のフック部
40D  フック本体の牽引手段取付部
50  部品引き剥がしフック
52  フック本体
52B  フック本体のフック部
54  押え板(押え手段)
54B  押え板の牽引手段取付部
54D  押え板の押え部
54F  押え部の凸部(孔開け手段)
56  孔
60  押え部の凸部(孔開け手段)
62  孔

Claims (3)

  1. 基部の先端部に部品と係合するフック部を有するフック本体と、
    長手方向中間部が前記フック本体の基部に回転可能に軸支されており、一方の端部に牽引手段取付部が形成され、他方の端部に前記フック部とで部品を挟持する押え部が形成された押え手段と、
    部品を押圧する方向へ前記フック本体を付勢する付勢手段と、
    を有し、前記押え手段の牽引手段取付部を牽引することで、前記押え手段が前記付勢手段の付勢力に抗して回転し、前記押え手段の押え部が、前記フック本体のフック部とで部品を挟持すると共に、部品を牽引方向に引き剥がすことを特徴とする部品引き剥がしフック。
  2. フック本体の一方の端部に形成された牽引手段取付部と
    フック本体の他方の端部に形成され部品に係合するフック部と、
    を有し、前記フック部の先端に形成した刃先部の軸線方向が、前記フック本体の軸線方向に対して所定角度傾斜していることを特徴とする部品引き剥がしフック。
  3. 基部の先端部に部品と係合するフック部を有するフック本体と、
    長手方向中間部が前記フック本体の基部に回転可能に軸支されており、一方の端部に牽引手段取付部が形成され、他方の端部に前記フック部とで部品を挟持する押え部が形成された押え手段と、
    前記フック部に形成した孔と、
    前記押え部に形成され、前記孔に挿入可能とされた孔開け手段と、
    を有し、前記押え手段の牽引手段取付部を牽引することで、前記押え手段の押え部の孔開け手段が、部品を貫通し、前記フック本体のフック部の孔に挿入されると共に、部品を牽引方向に引き剥がすことを特徴とする部品引き剥がしフック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102874343A (zh) * 2012-10-16 2013-01-16 南车石家庄车辆有限公司 一种车钩拆卸方法
CN103433720A (zh) * 2013-08-23 2013-12-11 西安轨道交通装备有限责任公司 车钩缓冲器拆卸装置及方法
KR101397929B1 (ko) 2013-05-31 2014-05-27 현대자동차주식회사 시트의 분리장치

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