JP2004025071A - 塗布装置 - Google Patents

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Mutsuo Uchida
内田 睦雄
Naohisa Akiyama
秋山 尚久
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Kubota Corp
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Abstract

【課題】円柱状体または管体を回転させるための動力源及び回転装置を必要とすることなく、円柱状体または管体の端部の外周に塗布物を塗布する。
【解決手段】管体1の外周にフラックス3を塗布するための装置であって、載置される管体1がその自重により回転移動可能な傾斜台8と、傾斜台8に相対する位置に配設され、回転移動する管体1に追従して移動可能なノズル11とを有する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
鋳鉄管の端部の外周に挿口突部を、例えば、管の製造工場などにおいて形成する場合を図3及び図4を用いて説明する。
【0003】
図3(a)に示すように、熱処理が施される前の管体1における端部の外周にスプレーガン2などによりフラックス3を塗布する。詳細には、このときの管体1は、図4に示すように、図外の動力源によって同方向に回転する二個のローラ4、4上に配置されて強制的に周方向に回転しており、この回転状態の管体1の端部の外周に、作業者がスプレーガン2などによってフラックス3を吹き付け、フラックス3を管体1の端部の全周にわたって塗布する。なお、図3(c)及び図3(d)において、フラックス3により形成される層の図示は省略している。
【0004】
管体1の端部の外周にフラックス3を塗布すると、図3(b)の仮想線から実線へと示すように、挿口リング5をフラックス3が塗布された所定の箇所に対して装着させる。この挿口リング5の先端側、すなわち図示のように見て右側となる部分には内周溝5aが形成されており、この内周溝5aにはろう材としてのメタルワイヤ6が収容されている。
【0005】
管体1の端部に挿口リング5を装着させると、この状態の管体1を熱処理炉に入れ、熱処理を施す。熱処理炉内では、炉内の温度がメタルワイヤ6の融点を超えているため、このメタルワイヤ6は融解する。このとき、管体1の表面には、管体形成時に生じた微小な凹凸が残されているので、図3(c)に示すように、融解したメタルワイヤ6は溶融金属6aとして管体1の外周と挿口リング5の内周との間に流れ込む。
【0006】
そして、管体1の熱処理工程が終了し、管体1が熱処理炉から出されると、溶融金属6aが再び固化し、管体1と挿口リング5とが互いに一体的に固定される。
【0007】
管体1と挿口リング5とが互いに一体的に固定されると、図3(d)に示すように、挿口リング5を含む管体1の先端の外周にテーパ加工を施し、管体1の端部の外周に所定の形状の挿口突部7を形成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記の挿口突部の形成方法において、管体1の端部の外周にフラックス3を塗布するには、図4に示したように、回転している管体1に対して作業者がスプレーガン2などを用いてフラックス3を吹き付けていた。
【0009】
しかし、このようなフラックスの塗布方法では、管体1を強制的に回転させるための動力源や回転ローラなどの装置が必要であり、コスト的に問題があった。また、この問題は管体の端部の外周にフラックスを塗布する場合に限らず、一般に、円柱状体または管体を回転させることによりその外周に塗布物を塗布する場合も同様の問題を有していた。
【0010】
そこで本発明はこのような問題を解決して、円柱状体または管体を回転させるための動力源及び回転装置を必要とすることなく、円柱状体または管体の端部の外周に塗布物を塗布することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、円柱状体または管体の外周に塗布物を塗布するための装置であって、載置される前記円柱状体または管体がその自重により回転移動可能な傾斜台と、前記傾斜台に相対する位置に配設され、回転移動する前記円柱状体または管体に追従して移動可能な塗布物散布手段とを有するものである。
【0012】
このような構成によれば、円柱状体または管体が傾斜台に沿ってその自重で回転移動することができ、かつ回転移動する円柱状体または管体に追従して移動可能な塗布物散布手段を有することにより、円柱状体または管体の外周に塗布物を塗布する際に、円柱状体または管体を強制的に回転させるための動力源などの特別な装置を必要とすることなく円柱状体または管体の端部の外周に常に一定量の塗布物を塗布することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の塗布装置を図1を用いて説明する。
本発明の実施の形態の塗布装置は、図1に示すように、軸方向水平に載置される円柱状体または管体としての管体1がその自重により回転移動可能な傾斜台8と、この傾斜台8の上方に、管体1の回転移動方向に沿った水平方向に配置されているレール9と、レール9の下側に取り付けられ、回転移動する管体1に追従してレール9に沿って滑らかに移動可能なノズル取付台10と、このノズル取付台10の下面に取り付けられ下方に向けて塗布物であるフラックス3を散布可能な塗布物散布手段である電磁弁式のノズル11とを有する。なお、レール9は、管体1の回転移動方向に沿った水平方向に配置されているとしているが、これに限らず、管体1に対するフラックス3の散布距離が一定になるように、例えば傾斜台8におけるステージIなどと平行に配置することもできる。
また、ノズル取付台10の奥側の端面10a、すなわち図示のように見て左側となる端面10a(以下、本明細書中において「奥側」とは、図1のように見て左側を指し、「手前側」とは、図1のように見て右側を指す。)には、ガイド棒12の一方の端部が取り付けられている。なお、このガイド棒12は鉛直方向に設けられており、その他方の端部は傾斜台8の近傍に位置する。また、ノズル取付台10の手前側の端面10bには、コイルバネ13の一方の端部が取り付けられている。なお、このコイルバネ13の他方の端部はレール9の手前側の端部に形成されている取付部9aに取り付けられている。ちなみに、コイルバネ13は、ノズル取付台10が最も手前の位置にある状態のときに自然長である。
【0014】
レール9上には、ノズル11からのフラックスの散布を開始させるための第1のリミットスイッチ14と、この第1のリミットスイッチ14から奥側に向かって距離D1をおいた位置で、フラックスの散布を停止させるための第2のリミットスイッチ15とが設けられている。また、傾斜台8はそれぞれの傾斜が異なるステージI、ステージII及びステージIIIとを有し、ステージIは主に、管体1にフラックス3を散布するためのものであり、ステージIIの傾斜が最も大きくなるように構成されている。
【0015】
このような構成において、管体1の端部の外周にフラックスを塗布するには、図1に示すように、傾斜台8におけるステージIよりも手前側に管体1を載置する。すると、管体1は、自重により傾斜台8を転がり始めステージIに達する。なお、このときのノズル11は、フラックス3の散布を停止している状態である。
【0016】
ステージIに達した管体1はガイド棒12の他方の端部に接触し、コイルバネ13の弾性力に抗して、このガイド棒12の一方の端部が取り付けられているノズル取付台10をレール9に沿って奥側に向かって移動させる。ノズル取付台10が第1のリミットスイッチ14を離れると同時に電磁弁制御によりノズル11からのフラックス3の散布が開始される。
【0017】
このとき、図中の仮想線にて示す状態Aのように、管体1は、ガイド棒12の他端部に接触しながら、すなわちノズル取付台10及びノズル11を常に管体1のほぼ真上に位置させながら、自重により傾斜台8のステージIをさらに転がる。これにより、ノズル11から散布され続けるフラックス3を管体1の端部の全周にわたって塗布することができる。
【0018】
そして、図中の仮想線にて示す状態Bのように、管体1が転がりつづけてノズル取付台10が第2のリミットスイッチ15に達すると、ノズル11からのフラックスの散布が停止される。
【0019】
このとき、第1のリミットスイッチ14と第2のリミットスイッチ15との距離D1を、ノズル取付台10が第1のリミットスイッチ14から第2のリミットスイッチ15に達する間にステージIを回転移動する管体1が管周長さのちょうど整数倍だけ移動する、例えばここではちょうど一回転するような距離にあらかじめ設定しておく。これにより、フラックス3の過剰な散布を防ぎ、フラックス3を管体1の端部の外周に均一に塗布することができる。
【0020】
フラックス3の塗布が終了すると、管体1はそのままステージIIへ転がる。このとき、ステージIIの傾斜が最も大きく形成されていることにより、ステージIIを転がる管体1の落差がステージIを転がる管体1よりも大きくなるので、ガイド棒12と管体1との接触状態を確実に解消することができる。これにより、ノズル取付台10は管体1の動きに拘束されなくなるので、コイルバネ13の弾性力により、レール9に沿って待機位置、すなわち最も手前となる位置まで戻ることができる。
【0021】
ステージIIを通過した管体1は、そのままステージIIIを通過し、ステージIIIの先にある挿口リング装着場(図示は省略)に送られる。このとき、ステージIIIの傾斜がステージIIの傾斜より小さく形成されていることにより、ステージIIを通過して加速された管体1の転がる速度を緩めることができ、管体1を挿口リング装着場に穏やかに送り込むことができる。
【0022】
挿口リング装着場に送られた管体1には、図3(b)以降に示した手順と同様の手順で、挿口リングが装着される。
以上のように、本発明の塗布装置を用いることによって、傾斜台8に水平に載置された管体1がその自重により回転移動することができ、かつ傾斜台8を回転移動する管体1に追従してノズル取付台10及びノズル11をレール9に沿って移動可能とすることができる。詳細には、回転移動する管体1にガイド棒12の他方の端部を接触させてこのガイド棒12を押圧させることで、このガイド棒12の一方の端部が取り付けられているノズル取付台10及びノズル取付台10に取り付けられているノズル11をレール9に沿って奥側に向けて移動させることができる。これにより、管体1の外周にフラックス3を塗布する際に、管体1を強制的に回転させるための動力源や回転ローラなどの特別な装置を必要とするなく管体1の端部の外周に常に一定量のフラックス3を塗布することができる。したがって、コストダウンを図ることができ、非常に経済的である。
【0023】
なお、図2に示すように、第1のリミットスイッチ14と第2のリミットスイッチ15との距離を、D1よりも大きいD2とすることによって、図1に示した管体1よりも口径の大きい管体1についてもこの塗布装置を適用することができる。また、図示は省略するが、第1のリミットスイッチ14と第2のリミットスイッチ15との距離を、D1よりも小さい値にすることによって、図1に示した管体1よりも口径の小さい管体についてもこの塗布装置を適用することができる。
【0024】
また、上記の実施の形態においては、本発明の塗布装置を管体にフラックスを塗布する場合にのみ適用しているが、これに限らず、円柱状体などを回転させることによりその外周に塗布物を塗布するような場合にも適用することができる。
【0025】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、円柱状体または管体が傾斜台に沿ってその自重で回転移動することができ、かつ回転移動する円柱状体または管体に追従して移動可能な塗布物散布手段を有することにより、円柱状体または管体の外周に塗布物を塗布する際に、円柱状体または管体を強制的に回転させるための動力源などの特別な装置を必要とすることなく円柱状体または管体の端部の外周に常に一定量の塗布物を塗布することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の塗布装置を示す図である。
【図2】図1に示す塗布装置において、管体の口径が大きい場合を示す図である。
【図3】管体の端部の外周に挿口突部を形成する方法を示す図である。
【図4】従来の技術において、管体の端部の外周にフラックスを塗布している状態を示す図である。
【符号の説明】
1   管体
3   フラックス
8   傾斜台
11   ノズル

Claims (1)

  1. 円柱状体または管体の外周に塗布物を塗布するための装置であって、載置される前記円柱状体または管体がその自重により回転移動可能な傾斜台と、前記傾斜台に相対する位置に配設され、回転移動する前記円柱状体または管体に追従して移動可能な塗布物散布手段とを有することを特徴とする塗布装置。
JP2002186989A 2002-06-27 2002-06-27 塗布装置 Pending JP2004025071A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103111399A (zh) * 2013-02-17 2013-05-22 乐山晟嘉电气有限公司 水平式涂敷管道自动控制系统
CN106622828A (zh) * 2016-12-01 2017-05-10 重庆永高塑业发展有限公司 管材的喷漆装置

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