JP2004023801A - 回転電機 - Google Patents

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Kazuaki Tanaka
田中 一明
Kazunori Jokichi
城吉 一徳
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Abstract

【課題】外来磁気ノイズによるクランク角度センサの誤作動を防止することにある。
【解決手段】エンジンのクランク角度を、クランクシャフトと共に回転する点火信号トリガマグネット22と、点火信号トリガマグネット22に近接配置されたホールICからなるクランク角度センサ8にて検出する。点火信号トリガマグネット22は、無着磁領域を設けることなく、円周方向にN極に着磁された点火許可領域24と、S極に着磁された点火不許可領域25とから構成される。点火信号トリガマグネット22は、外来磁気ノイズより大きく、クランク角度センサ8が過飽和状態となる大きさの磁束密度を有する。クランク角度センサ8は点火信号トリガマグネット22から受ける磁束により過飽和状態となり、外来磁気ノイズがあっても誤動作することなく正常に作動する。
【選択図】   図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンのクランクシャフトに接続される回転電機に関し、特に、エンジンの点火基準信号を出力する部位を有する回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車などエンジンでは、クランクシャフトの回転角度を検出し、エンジンの温度や負荷等に基づいてエンジンの点火時期を調整している。クランクシャフトの角度検出には種々の角度センサが使用されるが、そのひとつとしてパルサコイルを使用したものが知られている。パルサコイルは、その近傍を金属などの導電体が通過すると一定の信号を送出するものであり、一般にリラクタと呼ばれる金属突起との組み合わせで使用される。
【0003】
クランクシャフトには発電機のロータやフライホイールなどが接続されている場合が多く、それらはクランクシャフトと共に回転する。そこで、このような発電機では、フライホイール等にリラクタを設け、クランクシャフトの回転と共にパルサコイルの近傍を通過させることによりクランク角度の検出を行っている。この場合、ロータがフライホイールを兼ねた発電機(ACG)では、クランクシャフトと共に回転するロータヨーク外周にリラクタが設けられる。一定のクランク角度となるとリラクタがパルサコイルに接近離反し、それに伴ってパルサコイルから信号が出力される。そして、このパルサコイルからの出力を基準信号として用い、エンジンの点火時期が制御される。
【0004】
ところが、ロータヨーク外周にリラクタを設けると、リラクタ設置場所をロータヨークに確保しなければならず、エンジン周りのレイアウト性が良くないという問題があった。また、ロータヨークの周壁面を外側に打ち出してリラクタを形成するため、ロータヨークの真円度が低下し、回転ムラが生じ易くなるという問題がある。さらに、ロータヨーク成形に際しリラクタ形成工程が追加されるため、製造工数が増大するという問題もある。そこで、ブラシレスタイプのスタータモータを兼用した始動発電機では、このようなリラクタとパルサコイルに代えて、点火信号トリガマグネットとホールICとの組み合わせによってクランク角を検出する構成が検討されている。
【0005】
すなわち、エンジンのクランクシャフトに接続される発電機には、構成の近似性からスタータモータとして使用されるものもあり、かかる始動発電機では、モータをブラシレスタイプとすると、通電タイミング制御用にロータ角度検出用のセンサマグネットとホールICが必要となる。そこで、クランク角度検出にもこれと同様の構成を採用し、点火信号トリガマグネットとホールICによってこれを行い、前述のような問題を有するリラクタを廃した構成が検討されている。例えば、特開2001−349228号公報には、アウタロータに2個のマグネットリングを取り付け、それらをクランク角度センサとロータ角度センサに対向配置したものが示されている。
【0006】
ところで、このように点火信号トリガマグネットとホールICによって点火基準信号を得る装置では、点火信号トリガマグネット51は図5のように形成される。図5は、点火信号トリガマグネット51の着磁形態を示す説明図である。点火信号トリガマグネット51はリング状に形成され、S極領域(外周面がS極を示す領域、以下同様)52と、N極領域53及び無着磁領域54とから構成される。点火信号トリガマグネット51の外周近傍にはホールIC55が対向配置され、ホールIC55は点火信号トリガマグネット51の極性変化に伴って出力信号が変化する。N極領域53は、磁極変化によりホールIC55の動作を切り替えるために設けられており、S極領域が40°程度であるのに対し、20°程度に小さく設けられている。S極領域52とN極領域53以外の残りの部分は、無着磁領域54となっている。そして、制御装置側にてこの出力変化を捉えて点火基準信号を取得し、エンジンの点火時期制御を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、点火信号トリガマグネット51に図5のような無着磁領域54を設けると、外来磁気ノイズの影響によりホールIC55が誤動作するという問題があった。図6は、外来磁気ノイズとホールIC55の反応閾値との関係を示す説明図である。ホールIC55の周囲にはコイルや発電機以外の様々な機器が配置されおり、これらは磁気ノイズの発生源ともなっている。ホールIC55は、0.5mT程度の磁束密度から反応するが、これらによる外来磁気ノイズには、図6に示すように0.5mTを超えるものも存在する。このような外来磁気ノイズが現れると、ホールIC55がそれに反応し出力信号が変化する場合がある。出力信号が変化するとクランク角度とは無関係に点火基準信号が形成されるおそれがあり、エンジンの点火制御形態が混乱し、正常なエンジン動作が妨げられるという問題が生じる。
【0008】
特に、クランク角度センサとロータ角度センサを近接配置すると、クランク角度センサがセンサマグネットと近接する。このため、クランク角度センサ(ホールIC55)がセンサマグネットの回転に伴う磁気ノイズの影響を受け易くなり、誤動作が生じる可能性がより高くなる。
【0009】
本発明の目的は、外来磁気ノイズによるクランク角度センサの誤作動を防止することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の回転電機は、コイルが巻装されたステータと、前記ステータの外周又は内周に回転自在に配設され、エンジンのクランクシャフトに接続されたロータと、前記ロータに周方向に沿って取り付けられた複数個の界磁用マグネットと、前記ロータに取り付けられ、無着磁領域を設けることなく、円周方向に一の極性に着磁された点火許可領域と、他の極性に着磁された点火不許可領域とが設けられた点火信号トリガマグネットと、前記点火信号トリガマグネットの極性変化に伴って前記エンジンの点火基準信号を出力する磁気検出素子とを有することを特徴とする。
【0011】
本発明の回転電機にあっては、点火信号トリガマグネットに磁気検出素子が外来磁気ノイズの影響を受け易い無着磁領域が存在せず、点火許可領域以外の部位は、全て着磁された点火不許可領域となっている。このため、磁気検出素子が外来磁気ノイズの影響を受けにくくなり、磁気検出素子の誤動作によるクランク角度の誤認識が抑えられ、エンジン点火時期の適正な制御が可能となる。
【0012】
前記回転電機において、前記点火信号トリガマグネットの磁束密度を、前記磁気検出素子が過飽和状態となる大きさにしても良い。これにより、磁気検出素子は点火信号トリガマグネットから受ける磁束により過飽和状態となり、外来磁気ノイズの影響が排除される。従って、磁気検出素子は外来磁気ノイズがあっても誤動作することなく正常に作動し、誤った点火基準信号が出力されるのを防止できる。このため、クランク角度を正しく把握でき、エンジン点火時期の適正な制御が可能となる。
【0013】
また、前記点火信号トリガマグネットの磁束密度が、前記磁気検出素子に入力される外来磁気ノイズの磁束密度より大きくなるようにしても良い。これにより、磁気検出素子が外来磁気ノイズの影響を受けて誤作動するのを防止できる。
【0014】
一方、前記回転電機に、前記界磁用マグネットと同極数の磁極を備えたセンサマグネットと、前記センサマグネットの極性変化に伴って前記ロータの回転位置検出信号を出力する第2の磁気検出素子をさらに設けても良い。これにより、前記回転電機をブラシレスモータとして使用することが可能となる。この場合、前記点火信号トリガマグネットと前記センサマグネットを無着磁部を挟んで一体に形成しても良い。両マグネットを一体化することにより、回転電機の小型化が図れると共に、組付工数を削減できコストダウンが可能となる。また、組み付け精度も向上する。さらに、無着磁部を両マグネット間に介設することにより、他方の磁気検出素子への影響を抑えることが可能となる。
【0015】
また、前記回転電機を、前記エンジンのスタータとして機能すると共に、前記エンジン始動後は前記コイルに生じる起電力により発電機として機能する始動発電機に構成しても良い。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態である始動発電機の構成を示す断面図である。図1の始動発電機1は、ブラシレスモータと発電機を兼用したアウタロータ型の回転電機であり、例えば自動二輪車におけるACG(交流発電機)スタータとして使用される。始動発電機1は、大きく分けてロータ2とステータ3とから構成されており、ロータ2には界磁用マグネット4が、ステータ3にはコイル5が取り付けられている。
【0017】
ロータ2は、エンジンのクランクシャフト(図示せず)に取り付けられる。ロータ2は、ステータ3の外側に回転自在に配設され、フライホイールとしても機能する。ロータ2は、有底円筒形状のロータヨーク11と、ロータヨーク11に取り付けられクランクシャフトに固定されるボスロータ12とを備えている。ロータヨーク11とボスロータ12は共に鉄等の磁性材料にて形成されている。ロータヨーク11の円筒部11aの内周面には、内面側の極性が交互にN極とS極になるように界磁用マグネット4が周方向に沿って複数個(例えば24個)配設されている。
【0018】
ボスロータ12は、円盤状のフランジ部12aと略円筒形状のボス部12bとからなる。フランジ部12aは、ロータヨーク11の底部11bに同心的に取り付けられる。ボス部12bはフランジ部12aから回転中心線に沿って突設され、クランクシャフトにテーパ結合される。一方、ステータ3は、複数枚の鋼板を重ねて形成したステータコア14を備えている。ステータコア14には複数個の突極が形成されており、突極の周囲にコイル5が巻装されている。そして、クランクシャフトが回転するとボス部12bが共に回転し、ロータ2がコイル5の外側にて回転する。
【0019】
ロータ2のボス部12b先端には、円筒形状のリングマグネット6が取り付けられており、その外周にはマグネットカバー13が外装されている。図2は、リングマグネット6の構成を示す斜視図である。図2に示すように、リングマグネット6は、ロータ角度検出用のセンサマグネット21とクランク角検出用の点火信号トリガマグネット22を、無着磁部23を挟んで一体に形成した構成となっている。センサマグネット21は、界磁用マグネット4の磁極に対応して、同磁極数(例えば24極)に着磁されている。これに対し点火信号トリガマグネット22は、N極とS極が1極ずつ設けられている。このように両マグネット21,22を一体化することにより、始動発電機1の小型化が図れると共に、組付工数が削減されコストダウンが可能となる。また、両マグネット21,22を個別に組み付ける場合に比して組付精度も向上する。さらに、無着磁部23を両マグネット21,22間に介設することにより、他方の磁気検出素子への影響を抑えられる。
【0020】
図3は、点火信号トリガマグネット22の着磁形態を示す説明図である。図3に示すように、点火信号トリガマグネット22では、無着磁領域を設けることなく、S極に着磁された点火許可領域24と、N極に着磁された点火不許可領域25とが設けられている。点火許可領域24は、図5に示した従来の点火信号トリガマグネット51と同様、着磁角度が約40°に形成されている。そして、残りの約320°は全て点火不許可領域25(N極)となっている。
【0021】
一方、ステータ3側には、ホールIC(磁気検出素子)からなるロータ角度センサ7とクランク角度センサ8を備えたセンサユニット9が取り付けられている。センサユニット9は、ねじ15によってステータコア14の端部に取り付けられ、リングマグネット6の外周に対向設置される。ロータ角度センサ7はセンサマグネット21の外側に配設され、センサマグネット21の磁極変化に伴い連続パルス状のセンサ信号を出力する。一方、クランク角度センサ8は点火信号トリガマグネット22の外側に配設され、点火信号トリガマグネット22の磁極変化に伴い単パルス状の点火基準信号を出力する。これらのセンサ信号と点火基準信号は、図示しない制御装置に送られる。
【0022】
自動二輪車のスタータスイッチがONされると、制御装置はコイル5に通電を行い始動発電機1がモータとして機能する。制御装置はロータ角度センサ7からのセンサ信号に基づきコイル5に適宜通電を行い、ロータ2の周囲に回転磁界を形成する。これにより、ロータ2が回転駆動されエンジンが始動される。一方、エンジンが始動しスタータスイッチがOFFされると、ロータ2がエンジンによって回転され、始動発電機1は発電機として機能する。すなわち、ロータ2がステータ3の周囲で回転すると、界磁用マグネット4の磁界がコイル5を切り、起電力が生じ発電が行われる。
【0023】
エンジンの回転に伴い、クランク角度センサ8からは点火基準信号が出力される。すなわち、点火信号トリガマグネット22の点火許可領域24の両端部で出力信号が変化し、点火不許可領域25と点火許可領域24との境界部Aで点火トリガ信号が出力され、その後、点火許可領域24と点火不許可領域25との境界部Bで固定点火信号が出力される。点火トリガ信号を受信した制御装置は、エンジンの温度や負荷等を勘案して点火時期を決定する演算を開始し、適当な時期にエンジンを点火する。始動時や冷態時などでは固定点火信号が使用され、固定点火信号入力時にエンジンを点火する。
【0024】
さらに、当該始動発電機1では、点火信号トリガマグネット22の点火許可領域24以外の部位は、全てN極に着磁された点火不許可領域25となっている。つまり、点火信号トリガマグネット22には無着磁領域が存在しておらず、このためクランク角度センサ8が外来磁気ノイズの影響を受けにくくなっている。図4は、点火信号トリガマグネット22と外来磁気ノイズの着磁量との関係を示す説明図である。
【0025】
図4に示すように、点火信号トリガマグネット22は全周に亘って6mTの着磁量を有している。この場合、点火信号トリガマグネット22の着磁量(6mT)は、クランク角度センサ8を過飽和状態とするに十分なものであり、しかも、外来磁気ノイズの磁束密度(最大2mT程度)より大きく設定されている。従って、クランク角度センサ8は、点火信号トリガマグネット22から受ける磁束により過飽和状態となり、外来磁気ノイズの影響が排除される。すなわち、クランク角度センサ8は境界部A,Bでのみ反応し、外来磁気ノイズがあっても誤動作することなく正常に作動する。このため、誤った点火基準信号が形成されることがなく、クランク角度を正しく捉えることが可能となり、エンジンの点火時期を適正に制御できる。
【0026】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施の形態では、センサマグネット21と点火信号トリガマグネット22を一体に形成した構成を示したが、これらを別々に形成してロータ2に取り付けても良い。その際、センサマグネット21と点火信号トリガマグネット22を隣接して設ける必要はなく、それらを離れた位置に取り付けても良い。また、リングマグネット6の無着磁部23は必ずしも設けなくとも良いが、センサマグネット21と点火信号トリガマグネット22との間に間隔を設けた方が、ロータ角度センサ7,8への影響という点では有利である。
【0027】
一方、前述の実施の形態では、本発明の回転電機をスタータ・発電機兼用の装置(始動発電機)に適用した例を示したが、発電機単体あるいはブラシレスモータ単体として使用される回転電機にも本発明は適用可能である。また、自動二輪車のみならず四輪自動車の発電機にも適用可能である。さらに、前述の実施の形態では、アウタロータ型の回転電機に本発明を適用した例を示したが、ロータがステータの内側に配設されるいわゆるインナーロータ型の回転電機に本発明を適用することも可能である。
【0028】
【発明の効果】
本発明の回転電機によれば、点火信号トリガマグネットを、無着磁領域を設けることなく、円周方向に一の極性に着磁された点火許可領域と、他の極性に着磁された点火不許可領域とで構成したので、点火信号トリガマグネットの点火許可領域以外の部位は全て着磁された点火不許可領域となり、磁気検出素子が外来磁気ノイズの影響を受けにくくなる。従って、磁気検出素子の誤動作によるクランク角度の誤認識が抑えられ、エンジン点火時期の適正な制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である始動発電機の構成を示す断面図である。
【図2】図1の始動発電機で使用されるリングマグネットの構成を示す斜視図である。
【図3】点火信号トリガマグネットの着磁形態を示す説明図である。
【図4】点火信号トリガマグネットと外来磁気ノイズの着磁量との関係を示す説明図である。
【図5】従来の点火信号トリガマグネットの着磁形態を示す説明図である。
【図6】外来磁気ノイズとホールICの反応閾値との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1  始動発電機
2  ロータ
3  ステータ
4  界磁用マグネット
5  コイル
6  リングマグネット
7  ロータ角度センサ
8  クランク角度センサ
9  センサユニット
11  ロータヨーク
11a 円筒部
11b 底部
12  ボスロータ
12a フランジ部
12b ボス部
13  マグネットカバー
14  ステータコア
15  ねじ
21  センサマグネット
22  点火信号トリガマグネット
23  無着磁部
24  点火許可領域
25  点火不許可領域
51  点火信号トリガマグネット
52  S極領域
53  N極領域
54  無着磁領域
55  ホールIC
A,B 境界部

Claims (6)

  1. コイルが巻装されたステータと、
    前記ステータの外周又は内周に回転自在に配設され、エンジンのクランクシャフトに接続されたロータと、
    前記ロータに周方向に沿って取り付けられた複数個の界磁用マグネットと、
    前記ロータに取り付けられ、無着磁領域を設けることなく、円周方向に一の極性に着磁された点火許可領域と、他の極性に着磁された点火不許可領域とが設けられた点火信号トリガマグネットと、
    前記点火信号トリガマグネットの極性変化に伴って前記エンジンの点火基準信号を出力する磁気検出素子とを有することを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1記載の回転電機において、前記点火信号トリガマグネットは、前記磁気検出素子を過飽和状態とする磁束密度を有することを特徴とする回転電機。
  3. 請求項1又は2記載の回転電機において、前記点火信号トリガマグネットは、前記磁気検出素子に入力される外来磁気ノイズの磁束密度より大きい磁束密度を有することを特徴とする回転電機。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の回転電機において、前記回転電機は、前記界磁用マグネットと同極数の磁極を備えたセンサマグネットと、前記センサマグネットの極性変化に伴って前記ロータの回転位置検出信号を出力する第2の磁気検出素子をさらに有することを特徴とする回転電機。
  5. 請求項4記載の回転電機において、前記点火信号トリガマグネットと前記センサマグネットは無着磁部を挟んで一体に形成されることを特徴とする回転電機。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の回転電機において、前記回転電機は、前記エンジンのスタータとして機能すると共に、前記エンジン始動後は前記コイルに生じる起電力により発電機として機能する始動発電機であることを特徴とする回転電機。
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