JP2004023671A - デジタルカメラ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な回路構成により安価で確実にバックライト照明の動作状況を確認できるデジタルカメラ装置を提供する。
【解決手段】このLED駆動回路は、例えば、電池による電源30と、その正極に接続され電源側とLED側を直流的に分離するインダクタ31と、このインダクタ31と直列に接続されLEDに発生する電圧が逆流しないように阻止するショットキダイオード32と、図示しない表示部のバックライトとして白色照明の光源となる白色LED33と、この白色LED33のアノード側の電圧をAD変換するADコンバータ34と、白色LED33に点灯時に定電流を流すように制御する定電流駆動IC36と、前記電源30の正極に接続され電池電圧を昇圧してDC電圧を生成するDC/DCコンバータ5(図1参照)から構成されている。
【選択図】 図2
【解決手段】このLED駆動回路は、例えば、電池による電源30と、その正極に接続され電源側とLED側を直流的に分離するインダクタ31と、このインダクタ31と直列に接続されLEDに発生する電圧が逆流しないように阻止するショットキダイオード32と、図示しない表示部のバックライトとして白色照明の光源となる白色LED33と、この白色LED33のアノード側の電圧をAD変換するADコンバータ34と、白色LED33に点灯時に定電流を流すように制御する定電流駆動IC36と、前記電源30の正極に接続され電池電圧を昇圧してDC電圧を生成するDC/DCコンバータ5(図1参照)から構成されている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラ装置に関し、さらに詳しくは、表示部のバックライト照明の点灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯器機、或いは携帯端末器機の表示部には小型、軽量、省電力の観点から大部分が液晶型の表示装置が使われており、安価なものでは反射型の液晶表示を使用している。しかし、最近は、夜間或いは暗所での使用を考慮して、表示部の背面に照明を設けたものが多く使用されるようになってきた。特に、そのバックライトには、白色LEDが多く使われている。また、LEDの点灯駆動方式は、LEDが電流値によりその輝度が決定されるため、LEDに流れる電流値を一定に保つ定電流駆動が主流である。また、携帯機器は当然バッテリを電源として駆動することになるため、そのバッテリの動作持続時間を如何に長くするかが、携帯機器に課せられた大きな課題である。その一方でコストの要求も厳しく、コストダウンも併せて実現していくことが要求されている。
従来、バックライト用に使用する定電流駆動回路の電源と、それ以外の装置全体に電源を供給するDC/DCコンバータの電源は、同じバッテリ電源から供給されている場合が多く、しかも、定電流駆動回路の動作限界電圧とDC/DCコンバータの動作限界電圧は必ずしも一致しない。定電流駆動回路の動作限界電圧を、DC/DCコンバータの動作限界電圧より十分に低くできれば、装置の電源が先に切れてしまうので操作上の大きな問題はないが、逆に、定電流駆動回路が先に切れてしまうと装置は動作しているにも拘わらず、表示ができないといった操作上の問題が発生する。従って、定電流駆動回路をDC/DCコンバータより低い電圧で安定動作する回路を採用することが好ましいが、そのような回路は総じてコスト高となり、コスト低減の要求から採用できないことも多い。また、常温では上記条件を満たしていても、低温時には逆転する可能性があり、そのためにも低電圧駆動回路を採用せざるを得ずコストアップを余儀なくされていた。
【0003】
特開平10−111487号公報には、バッテリの出力電圧変動に係わらずバックライトの明るさが一定で、消費電力の少ないLCDバックライト駆動回路を実現する技術について開示されている。それによると、本発明の第1では、液晶表示器のバックライトであるLED光源を駆動するLCDバックライト駆動回路において、バッテリ電圧の変動を取り込む電圧モニタ手段と、この電圧モニタ手段の出力に基づき出力パルスのデューティを制御するパルス幅変調制御手段と、このパルス幅変調制御手段の出力に基づきバックライトを駆動するバックライト駆動手段とを備え、バッテリの出力電圧変動に係わらずバックライトの明るさが一定で、消費電力の少ないLCDバックライト駆動回路を実現するとしている。しかし、本公報による発明では、LED駆動回路、具体的には言えばドライバICへの供給電圧と、予め記憶されたICの動作保証電圧とを比較することで、LEDが点灯しているか否かを判断している。しかしながら、ドライバICには動作保証電圧に個体バラツキが存在するため、この方式ではLED駆動が停止したか否かを正確に判断できないという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる課題に鑑み、簡単な回路構成により安価で確実にバックライト照明の動作状況を確認できるデジタルカメラ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、電池又はACアダプタによる電源と、該電源から供給される電力により表示部を照明するLEDと、該LEDに流す駆動電流を一定値に制御する定電流駆動手段と、前記LEDの正電極側の電圧値を検出する電圧検出手段と、前記LEDの点灯時及び消灯時の正電極側の電圧値定数を予め記憶する電圧記憶手段と、前記電圧検出手段により検出された検出電圧と前記電圧記憶手段に記憶された電圧値定数とを比較する電圧比較手段と、デジタルカメラ装置全体の制御を司る制御部と、を備えたデジタルカメラ装置であって、前記制御部は、前記電圧比較手段の比較結果により、前記LEDの点灯若しくは消灯を判断して装置本体の動作を制御するように構成されていることを特徴とする。
LEDが一定電流で点灯しているときのLEDの正極側の電圧はある一定値を示す。また、LEDが消灯しているときのLEDの正極側の電圧も点灯時とは異なるある一定値を示す。従って、LEDが点灯しているか、消灯しているかは、これらの電圧を検出して一定値と比較することにより判断が可能である。そのためには、最低限LEDの正極側の電圧を検出する手段と、予め測定しておいた点灯時と消灯時のティピカルな電圧値定数を記憶する手段と、それらの結果を比較する手段が必要となる。そして、この比較結果によりデジタルカメラの動作を制御することにより、従来の課題の解決を図ることができる。
かかる発明によれば、LEDの正極側の電圧をティピカルな電圧値定数と比較することにより、LEDの個々のバラツキを考慮しながら点灯と消灯状態を正確に判断することができる。
【0006】
請求項2は、前記電圧検出手段により検出された電圧値をL、前記電圧記憶手段に予め記憶された前記LEDの点灯時の正電極側の電圧値定数をa、及び消灯時の正電極側の電圧値定数をbとしたとき、前記電圧比較手段の比較結果が、L>b若しくはL=aの何れかの条件を満足した場合、前記制御部は前記LEDが点灯していると判断することを特徴とする。
LEDが一定の電流で点灯しているときの正極側の端子電圧aは一定値であるが、消灯したときの電圧bより低くなる。それは、LED1灯に順電流が流れるとその両端に約3.6Vの電圧が発生し、これは一般にダイオードの順電圧という。また、LEDに電流が流れない場合は、ほぼ電源電圧がそのまま正極側の端子に現れる。従って、LED正極側の端子電圧Lがbより低いか、aに等しい場合はLEDが点灯していると判断しても差し支えない。
かかる発明によれば、電圧比較手段の比較結果が、L>b若しくはL=aの何れかの条件を満足した場合、LEDが点灯したと判断するので、簡単な方法で正確にLEDの点灯状態を判断することができる。
請求項3は、前記電圧検出手段により検出された電圧値をL、前記電圧記憶手段に予め記憶された前記LEDの消灯時の正電極側の電圧値定数をbとしたとき、前記電圧比較手段の比較結果が、L=bの条件を満足した場合、前記制御部は前記LEDが消灯していると判断することを特徴とする。
LEDは定電流駆動されるため、電流値に応じて明るさが変化する特性を持っている。ここで、LEDを消灯する場合は、定電流駆動回路に流れる電流はゼロになり、当然LEDにも電流が流れなくなる。その場合はLEDの正極側に掛かる電圧は電源電圧がそのまま現れることになり、その値は電圧値定数bと等しくなる。
かかる発明によれば、電圧比較手段の比較結果が、L=bの条件を満足した場合、LEDには電流が流れていないため定電流駆動されるLEDが消灯していることになり、LEDの正極側の電圧値のみで正確にLEDの消灯を確認することができる。
【0007】
請求項4は、前記制御部が前記LEDが消灯していると判断した際、前記デジタルカメラ装置が撮影モードの場合、前記制御部は、前記表示部によるモニタモードから光学ファインダによる撮影が可能な光学ファインダモードに移行するように装置本体を制御することを特徴とする。
デジタルカメラで撮影中のときに、電源電圧がLEDの定電流駆動回路の動作限界電圧を低下してしまい、その結果、液晶モニタのバックライトが消えるので操作者は何が起こったか判断に迷うことになる。そのような場合、カメラ自体が自動的に撮影モードを検知して、液晶によるモニタモードからファインダ撮影モードに自動的に切替えて、撮影を続行可能にすることが操作上好ましい。
かかる発明によれば、撮影モード中にLEDの定電流駆動回路の動作限界電圧を低下して消灯した場合、自動的に表示部によるモニタモードからファインダモードに切り替るので、操作者は撮影を続行することができ、シャッタチャンスを失うことを防ぐことができる。
請求項5は、前記制御部が前記LEDが消灯していると判断した際、前記デジタルカメラ装置が撮影モードの場合、前記制御部は、前記光学ファインダモードに移行するか否かを、前記表示部によるモニタ以外の手段でユーザに通知し、該ユーザが手動により撮影動作の停止、若しくは前記光学ファインダモードへの移行を選択可能とするように制御することを特徴とする。
請求項4の場合、カメラが自動的にファインダモードに切り替るが、操作者によっては、それに気が付かない場合がある。そのような場合は、音声、音、或いは表示部以外の方法により操作者に知らせることが必要であり、どのモードを選ぶかは操作者に任せることが好ましい。
かかる発明によれば、LEDが消灯するとその状態を音声、音等で操作者に知らせ、その後の操作は操作者に選択させるので、LEDが消灯した後の操作手順を操作者が任意に選択することができる。
【0008】
請求項6は、前記電源の電圧値を検出する電源電圧検出手段を更に備え、該電源電圧検出手段により検出された電圧値をB、前記電圧検出手段により検出された電圧値をLとしたとき、前記電圧比較手段の比較結果が、L=Bの条件を満足した場合、前記制御部は前記LEDが消灯していると判断することを特徴とする。
前記請求項3でも説明した通り、定電流駆動回路に電流が流れなくなると、LEDの正極側の電圧値は電源電圧がそのまま現れる。これは、言い換えると電源電圧を検出する手段を設けておけば、LED消灯時の電圧を予め記憶する必要がなくなり、しかも、LED個々のバラツキも無視することができる。従って、LEDの正極側の電圧値と電源電圧が等しくなった場合は、LEDが消灯したと判断できる。
かかる発明によれば、電源電圧とLED正極側の電圧値を比較して等しければ、LEDが消灯していると判断するので、異なる電源電圧を使用した場合やLEDが断線して消灯した場合でも、正確にLEDの消灯状態を確認することができる。
請求項7は、前記電源にACアダプタを使用したことを判別する電源判別手段と、前記ACアダプタを使用時の前記LEDの点灯時の正電極側の電圧値Aを予め記憶するアダプタ電圧記憶手段と、を更に備え、前記電源判別手段により電源がACアダプタであると判別された場合、前記電圧検出手段により検出された電圧値Lと前記アダプタ電圧記憶手段に記憶された電圧値Aとを前記電圧比較手段により比較して、該比較結果が、L=Aの条件を満足した場合、前記制御部は前記LEDが点灯していると判断することを特徴とする。
電源がACアダプタの場合、電池のように消耗して電圧が徐々に低下することはない。また、LEDには夫々個体ごとに点灯時の順電圧にバラツキがあるため、前記請求項1から5までは、そのティピカル値として電圧定数aを設定したが、ACアダプタの場合は、点灯していることが確実であるので、点灯時のLED端子電圧そのものを電圧定数Aとして記憶してLと比較すれば、LEDの個体バラツキを無視することができる。
かかる発明によれば、電源にACアダプタを使用した場合、LEDが点灯時の端子電圧を電圧定数Aとして記憶し、電圧検出手段により検出された電圧値Lと比較することにより、LEDの個体バラツキを無視することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明のデジタルカメラ装置の構成を示すブロック図である。デジタルカメラ装置20は、装置全体を制御するCPU、その制御プログラムを格納するROM、及びワークメモリとしてのRAMからなるシステム制御部1と、被写体像を集光するレンズ、その鏡筒、被写体像を光電変換するCCDからなる撮像部2と、撮像部2の画像を画像処理する画像処理部3と、マイクからの音声をAD変換して取り込んだり、音声情報をDA変換してスピーカから出力する音声入出力部4と、DC/DCコンバータにより電池電圧を変換して装置全体の電源として供給する電源部5と、液晶表示により操作状態をモニタする画像表示部6と、レリーズスイッチや状態表示用のLEDから構成される操作部7と、メモリカード等による外部ストレージカード制御部を有するデータ記憶部8と、フラッシュメモリからなる画像データを一時的に記憶するデータ記憶部9と、外部の通信回線やPCと接続する外部I/F部10から構成されている。尚、画像表示部6にはバックライトとしてLEDの白色照明が備えられている。
【0010】
本デジタルカメラの動作説明は、本発明の主旨ではないので詳しい説明は省略するが、概略動作として説明する。操作者は、まず、操作部7によりモードを選択し、図示しないファインダから被写体を覗き、レリーズスイッチを押すと、システム制御部1はその信号を検出して撮像部2のレンズと絞りを駆動して、被写体の画像をCCDに合焦させる。これらの一連の動作は、自動的にCPUが図示しないセンサの情報に基づいて行われる。CCDに合焦された画像は、タイミング発生器から発生されるクロックにより順次取り出され、データに含まれる雑音を低減する。そして、そのアナログ信号をA/D変換器によりデジタル信号に変換して、画像処理部3によりに入力され、データ記憶部9のフレームメモリに一時保管される。そして、フレームメモリに一時保管されたデータを処理し、その処理された画像をフレームメモリに再び格納する。さらに、フレームメモリ6に書き込まれたデータを画像表示部6の制御部に送り、LCDにその内容を表示する。ここで、操作者の意思により、その画像をメモリカード10に記録しておきたい場合、カメラ操作部17から指示をすると、マイコン14はそれに従って、デジタル信号処理回路7に対して画像をメモリカードに転送する制御を実行する。つまり、画像処理された画像をフレームメモリから読み出し、画像処理部3の画像圧縮伸張回路に送る。ここで、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式で画像を圧縮し、メモリカードに記憶する。このようにメモリカードは、フレームメモリに格納されたデータを圧縮し、その圧縮データを格納しておくためのものである。この他に、例えば8MB程度の内部メモリあるいはスマートメディア・コンパクトフラッシュ(登録商標)などに記録する構成であってもよい。
また、逆にメモリカードの内容を画像表示部6に表示する場合や、外部端子により他のPCと接続して画像データを転送したい場合は、所望のメモリカードをカメラ本体の図示しないコネクタに挿入して、操作部7から指示すると、システム制御部1は画像処理部3に指示してメモリカードの圧縮された画像データを読み出し、画像圧縮伸張回路に入力して、圧縮のアルゴリズムに従ってデータを伸張して元に戻し、画像表示部6に画像を表示する。
【0011】
図2は、本発明の画像表示部6に使用される白色バックライトのLED駆動回路のブロック図である。このLED駆動回路は、例えば、電池による電源30と、その正極に接続され電源側とLED側を直流的に分離するインダクタ31と、このインダクタ31と直列に接続されLEDに発生する電圧が逆流しないように阻止するショットキダイオード32と、図示しない表示部のバックライトとして白色照明の光源となる白色LED33と、この白色LED33のアノード側の電圧をAD変換するADコンバータ34と、白色LED33に点灯時に定電流を流すように制御する定電流駆動IC36と、前記電源30の正極に接続され電池電圧を昇圧してDC電圧を生成するDC/DCコンバータ5(図1参照)から構成されている。
また、ADコンバータ34の出力は図1のシステム制御部1に接続され、DC/DCコンバータ5の出力は装置本体の電源線に接続される。
本発明のデジタルカメラ装置は、基本的に電池駆動であることが特徴である。電池の種類は、乾電池、充電池どちらでも構わない。また、ACアダプタによりAC電源からDCに変換して供給する場合もある。そして、その中で使用されるLEDバックライトの定電流駆動回路は、その電源を電池やACアダプタなどのから直接とることにより、少しでも効率良く動作させるようにしている。ただし、その他の大部分の回路は、DC/DCコンバータからの安定した出力を利用する。本発明ではこれらのことを前提に以下にその動作について説明する。
先ず、説明の前に本発明で使用する電圧値の定義について以下に説明する。
実測された電池電源の電圧値・・・・・・・・・・・・・・・電圧値B
実測されたACアダプタで動作している時のLEDプラス側電圧・・電圧値A
実測されたLEDのプラス側電圧値・・・・・・・・・・・・・電圧値L
予め記憶されたLED点灯時のLEDプラス側の電圧値・・・電圧値定数a
予め記憶されたLED消灯時のLEDプラス側の電圧値・・・電圧値定数b
また、電源電圧値について以下に一例を示す。
電池駆動の場合の電圧値B・・・電池2本を想定すると定常3.0V
DC/DCコンバータ5の動作限界電圧・・・1.8V
ACアダプタの場合の電圧値A・・例えば5Vで安定
【0012】
まず、図2のLED駆動回路40の動作について説明する。尚、電源には電池が接続された場合について説明する。定電流駆動ICの内部の昇圧回路の電源が最低動作電圧を下回り駆動停止すると、電源電圧(記号38のポイント)が単純にインダクタ31とショットキダイオード32を通って白色LED33のプラス側P点に導通するため、そのときに実測されたLEDのプラス側電圧値Lは、実測された電池電源の電圧値Bとなる。その電圧値はADコンバータ34によりデジタルコード化されてシステム制御部1に伝えられる。一方、白色LED33はある電流値を流した場合、その両端に発生する電圧値は略一定となる。一例で示すと、20mA程度を流した場合、3.6V程度を発生する。従って、2灯直列であれば、点灯している時は7.2Vを発生していることになる。そこで、定電流駆動IC36が動作していて2灯直列の場合、白色LED33のプラス側P点の電圧値Lは7.2V程度となる。その電圧もADコンバータ34によりデジタルコード化されてシステム制御部1に伝えられる。
【0013】
また、電池30の電圧は使用しているうちに徐々に低下していき、同じ電源に接続されている定電流駆動IC36の駆動最低電源電圧(動作が保証できる最低電源電圧)と、DC/DCコンバータ5の最低電源電圧(装置全体にロジック回路用の3.3V電源を安定して供給できる最低電源電圧)とは必ずしも一致しない。例えば、定電流駆動IC36は2.0Vまでしか動作しなくても、DC/DCコンバータ5は1.8Vまで動作することもあり得る。また、個体バラツキなどで、ほとんど同じ電圧のこともあり得る。もちろん、装置全体に電力を供給するDC/DCコンバータ5よりも低電圧で定電流駆動IC36が動作すれば、装置全体の動作が先に停止するので操作上の大きな問題にはならないが、その逆の場合、つまり、定電流駆動IC36が先に動作が停止した場合は、本体は正常に動作しているにも拘わらず表示部が消灯してしまといった操作上の不具合が発生する。このような不具合を解消するために、定電流駆動IC36を低電圧でも動作する回路を採用することが好ましいが、コストが高くなり、採用が難しいケースもでてくる。
そこで、本発明では、白色LED33のプラス側の電圧値LをADコンバータ34で検出し、システム制御部1にそのデータを送って予め記憶したティピカルな電圧値定数と比較することにより、白色LED33の点灯と消灯状態を判別するものである。例えば、実測されたLEDのプラス側電圧値Lと、予め記憶されたティピカルなLED点灯時と消灯時のLEDプラス側の電圧値a、bを以下のように比較することで、LEDの状態を正確に把握することができる。
つまり、
L>bかつL=aの場合・・・LEDが点灯していると判断する。
L=bの場合・・・・・・・・LEDが消灯していると判断する。
尚、本実施形態ではデジタルカメラ(デジタルスチルカメラ)を例に説明しているが、定電流駆動方式のLEDバックライトを用いた表示装置であれば、すべてに適用されることは言うまでもない。
【0014】
また、他の実施形態として、特に光学ファインダを有するデジタルカメラの場合は、モニタ用LCDを意図的に消して光学ファインダで撮影する「光学ファインダモード」も有している場合がほとんどである。そのため、電池が消耗してLEDバックライトが点灯できなくなったとしても、その状態をシステム制御部1が検出してLEDバックライトの消灯状態を認識できれば、自動的に光学ファインダモードへ移行することで、撮影動作を続行することが可能となる。そのときは、ユーザに対してUIF機能のブザー音や音声、モノクロ情報表示LCDなどを用いて、その旨通知する手段を準備する。
また、システム制御部1が自動的に「光学ファインダモード」に移行するように制御するが、操作者によってはそこで撮影を終了したい場合もある。そこで、他の実施形態として、LEDの消灯を確認した場合、一旦動作を停止し、ブザー音やモノクロ情報表示LCDなどでユーザにLED点灯の電池が消耗したことを通知した後、ユーザがあらかじめ決められた操作を行うことによって、そのまま電池切れとして全体の動作を停止するか、光学ファインダモードとして動作を続行するかを選択できるようにするものである。
また、他の実施形態として、電池電圧値Bを実測する回路を設け、この値をbとして利用する。これは、LED消灯時の電圧値定数はあくまでもLEDのバラツキから導かれたティピカル値である。しかし、LEDが消灯した場合の正極側の端子電圧(電圧値L)は電源電圧(電池電圧値B)がそのまま現れる。従って、この値をLED消灯時の電圧値定数bと置き換えれば、LEDの個体バラツキを無視することができる。つまり、現在使用されているLEDそのものの端子電圧と見ることができる。
また、他の実施形態として、電源にACアダプタを使用した場合は、電池と異なり、使用時間に伴って電源電圧が低下することはない。つまり、ACアダプタを使用した場合は必ずLEDは点灯しており、その時のLEDの正極側の端子電圧を一旦不揮発性メモリなどに装置の個別情報として記憶し、Lをaとして利用するものである。これにより、LEDの個体バラツキを無視することができる。
【0015】
【発明の効果】
以上記載のごとく請求項1の発明によれば、LEDの正極側の電圧を予め記憶したティピカルな電圧値定数と比較することにより、LEDに個々のバラツキが存在しても、ある所定のバラツキ範囲で点灯と消灯状態を正確に判断することができる。
また請求項2では、電圧比較手段の比較結果が、L>b若しくはL=aの何れかの条件を満足した場合、LEDが点灯したと判断するので、簡単な方法でしかも、ある所定のバラツキ範囲内で正確にLEDの点灯状態を判断することができる。
また請求項3では、電圧比較手段の比較結果が、L=bの条件を満足した場合、LEDには電流が流れていないため定電流駆動されるLEDが消灯していることになり、LEDの正極側の電圧値のみである所定のバラツキ範囲内で正確にLEDの消灯を確認することができる。
また請求項4では、撮影モード中にLEDの定電流駆動回路の動作限界電圧を低下して消灯した場合、自動的に表示部によるモニタモードからファインダモードに切り替るので、操作者は撮影を続行することができ、シャッタチャンスを失うことを未然に防ぐことができる。
また請求項5では、LEDが消灯するとその状態を音声、音等で操作者に知らせ、その後の操作は操作者に選択させるので、LEDが消灯したことが即座に判明し、しかも後の操作手順を操作者が任意に選択することができるので、操作性をさらに高めることができる。
また請求項6では、電源電圧とLED正極側の電圧値を比較して等しければ、LEDが消灯していると判断するので、異なる電源電圧を使用した場合やLEDが断線して消灯した場合でも、正確にLEDの消灯状態を確認することができ、しかも、LEDの個体バラツキによる誤差を吸収することができる。
また請求項7では、電源にACアダプタを使用した場合、LEDが点灯時の端子電圧を電圧定数Aとして記憶し、電圧検出手段により検出された電圧値Lと比較することにより、LEDの個体バラツキによる誤差を吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタルカメラ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の画像表示部に使用される白色バックライトのLED駆動回路のブロック図である。
【符号の説明】
5 DC/DCコンバータ、30 電池、31 インダクタ、32 ショットキダイオード、33 白色LED、34 ADコンバータ
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラ装置に関し、さらに詳しくは、表示部のバックライト照明の点灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯器機、或いは携帯端末器機の表示部には小型、軽量、省電力の観点から大部分が液晶型の表示装置が使われており、安価なものでは反射型の液晶表示を使用している。しかし、最近は、夜間或いは暗所での使用を考慮して、表示部の背面に照明を設けたものが多く使用されるようになってきた。特に、そのバックライトには、白色LEDが多く使われている。また、LEDの点灯駆動方式は、LEDが電流値によりその輝度が決定されるため、LEDに流れる電流値を一定に保つ定電流駆動が主流である。また、携帯機器は当然バッテリを電源として駆動することになるため、そのバッテリの動作持続時間を如何に長くするかが、携帯機器に課せられた大きな課題である。その一方でコストの要求も厳しく、コストダウンも併せて実現していくことが要求されている。
従来、バックライト用に使用する定電流駆動回路の電源と、それ以外の装置全体に電源を供給するDC/DCコンバータの電源は、同じバッテリ電源から供給されている場合が多く、しかも、定電流駆動回路の動作限界電圧とDC/DCコンバータの動作限界電圧は必ずしも一致しない。定電流駆動回路の動作限界電圧を、DC/DCコンバータの動作限界電圧より十分に低くできれば、装置の電源が先に切れてしまうので操作上の大きな問題はないが、逆に、定電流駆動回路が先に切れてしまうと装置は動作しているにも拘わらず、表示ができないといった操作上の問題が発生する。従って、定電流駆動回路をDC/DCコンバータより低い電圧で安定動作する回路を採用することが好ましいが、そのような回路は総じてコスト高となり、コスト低減の要求から採用できないことも多い。また、常温では上記条件を満たしていても、低温時には逆転する可能性があり、そのためにも低電圧駆動回路を採用せざるを得ずコストアップを余儀なくされていた。
【0003】
特開平10−111487号公報には、バッテリの出力電圧変動に係わらずバックライトの明るさが一定で、消費電力の少ないLCDバックライト駆動回路を実現する技術について開示されている。それによると、本発明の第1では、液晶表示器のバックライトであるLED光源を駆動するLCDバックライト駆動回路において、バッテリ電圧の変動を取り込む電圧モニタ手段と、この電圧モニタ手段の出力に基づき出力パルスのデューティを制御するパルス幅変調制御手段と、このパルス幅変調制御手段の出力に基づきバックライトを駆動するバックライト駆動手段とを備え、バッテリの出力電圧変動に係わらずバックライトの明るさが一定で、消費電力の少ないLCDバックライト駆動回路を実現するとしている。しかし、本公報による発明では、LED駆動回路、具体的には言えばドライバICへの供給電圧と、予め記憶されたICの動作保証電圧とを比較することで、LEDが点灯しているか否かを判断している。しかしながら、ドライバICには動作保証電圧に個体バラツキが存在するため、この方式ではLED駆動が停止したか否かを正確に判断できないという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる課題に鑑み、簡単な回路構成により安価で確実にバックライト照明の動作状況を確認できるデジタルカメラ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、電池又はACアダプタによる電源と、該電源から供給される電力により表示部を照明するLEDと、該LEDに流す駆動電流を一定値に制御する定電流駆動手段と、前記LEDの正電極側の電圧値を検出する電圧検出手段と、前記LEDの点灯時及び消灯時の正電極側の電圧値定数を予め記憶する電圧記憶手段と、前記電圧検出手段により検出された検出電圧と前記電圧記憶手段に記憶された電圧値定数とを比較する電圧比較手段と、デジタルカメラ装置全体の制御を司る制御部と、を備えたデジタルカメラ装置であって、前記制御部は、前記電圧比較手段の比較結果により、前記LEDの点灯若しくは消灯を判断して装置本体の動作を制御するように構成されていることを特徴とする。
LEDが一定電流で点灯しているときのLEDの正極側の電圧はある一定値を示す。また、LEDが消灯しているときのLEDの正極側の電圧も点灯時とは異なるある一定値を示す。従って、LEDが点灯しているか、消灯しているかは、これらの電圧を検出して一定値と比較することにより判断が可能である。そのためには、最低限LEDの正極側の電圧を検出する手段と、予め測定しておいた点灯時と消灯時のティピカルな電圧値定数を記憶する手段と、それらの結果を比較する手段が必要となる。そして、この比較結果によりデジタルカメラの動作を制御することにより、従来の課題の解決を図ることができる。
かかる発明によれば、LEDの正極側の電圧をティピカルな電圧値定数と比較することにより、LEDの個々のバラツキを考慮しながら点灯と消灯状態を正確に判断することができる。
【0006】
請求項2は、前記電圧検出手段により検出された電圧値をL、前記電圧記憶手段に予め記憶された前記LEDの点灯時の正電極側の電圧値定数をa、及び消灯時の正電極側の電圧値定数をbとしたとき、前記電圧比較手段の比較結果が、L>b若しくはL=aの何れかの条件を満足した場合、前記制御部は前記LEDが点灯していると判断することを特徴とする。
LEDが一定の電流で点灯しているときの正極側の端子電圧aは一定値であるが、消灯したときの電圧bより低くなる。それは、LED1灯に順電流が流れるとその両端に約3.6Vの電圧が発生し、これは一般にダイオードの順電圧という。また、LEDに電流が流れない場合は、ほぼ電源電圧がそのまま正極側の端子に現れる。従って、LED正極側の端子電圧Lがbより低いか、aに等しい場合はLEDが点灯していると判断しても差し支えない。
かかる発明によれば、電圧比較手段の比較結果が、L>b若しくはL=aの何れかの条件を満足した場合、LEDが点灯したと判断するので、簡単な方法で正確にLEDの点灯状態を判断することができる。
請求項3は、前記電圧検出手段により検出された電圧値をL、前記電圧記憶手段に予め記憶された前記LEDの消灯時の正電極側の電圧値定数をbとしたとき、前記電圧比較手段の比較結果が、L=bの条件を満足した場合、前記制御部は前記LEDが消灯していると判断することを特徴とする。
LEDは定電流駆動されるため、電流値に応じて明るさが変化する特性を持っている。ここで、LEDを消灯する場合は、定電流駆動回路に流れる電流はゼロになり、当然LEDにも電流が流れなくなる。その場合はLEDの正極側に掛かる電圧は電源電圧がそのまま現れることになり、その値は電圧値定数bと等しくなる。
かかる発明によれば、電圧比較手段の比較結果が、L=bの条件を満足した場合、LEDには電流が流れていないため定電流駆動されるLEDが消灯していることになり、LEDの正極側の電圧値のみで正確にLEDの消灯を確認することができる。
【0007】
請求項4は、前記制御部が前記LEDが消灯していると判断した際、前記デジタルカメラ装置が撮影モードの場合、前記制御部は、前記表示部によるモニタモードから光学ファインダによる撮影が可能な光学ファインダモードに移行するように装置本体を制御することを特徴とする。
デジタルカメラで撮影中のときに、電源電圧がLEDの定電流駆動回路の動作限界電圧を低下してしまい、その結果、液晶モニタのバックライトが消えるので操作者は何が起こったか判断に迷うことになる。そのような場合、カメラ自体が自動的に撮影モードを検知して、液晶によるモニタモードからファインダ撮影モードに自動的に切替えて、撮影を続行可能にすることが操作上好ましい。
かかる発明によれば、撮影モード中にLEDの定電流駆動回路の動作限界電圧を低下して消灯した場合、自動的に表示部によるモニタモードからファインダモードに切り替るので、操作者は撮影を続行することができ、シャッタチャンスを失うことを防ぐことができる。
請求項5は、前記制御部が前記LEDが消灯していると判断した際、前記デジタルカメラ装置が撮影モードの場合、前記制御部は、前記光学ファインダモードに移行するか否かを、前記表示部によるモニタ以外の手段でユーザに通知し、該ユーザが手動により撮影動作の停止、若しくは前記光学ファインダモードへの移行を選択可能とするように制御することを特徴とする。
請求項4の場合、カメラが自動的にファインダモードに切り替るが、操作者によっては、それに気が付かない場合がある。そのような場合は、音声、音、或いは表示部以外の方法により操作者に知らせることが必要であり、どのモードを選ぶかは操作者に任せることが好ましい。
かかる発明によれば、LEDが消灯するとその状態を音声、音等で操作者に知らせ、その後の操作は操作者に選択させるので、LEDが消灯した後の操作手順を操作者が任意に選択することができる。
【0008】
請求項6は、前記電源の電圧値を検出する電源電圧検出手段を更に備え、該電源電圧検出手段により検出された電圧値をB、前記電圧検出手段により検出された電圧値をLとしたとき、前記電圧比較手段の比較結果が、L=Bの条件を満足した場合、前記制御部は前記LEDが消灯していると判断することを特徴とする。
前記請求項3でも説明した通り、定電流駆動回路に電流が流れなくなると、LEDの正極側の電圧値は電源電圧がそのまま現れる。これは、言い換えると電源電圧を検出する手段を設けておけば、LED消灯時の電圧を予め記憶する必要がなくなり、しかも、LED個々のバラツキも無視することができる。従って、LEDの正極側の電圧値と電源電圧が等しくなった場合は、LEDが消灯したと判断できる。
かかる発明によれば、電源電圧とLED正極側の電圧値を比較して等しければ、LEDが消灯していると判断するので、異なる電源電圧を使用した場合やLEDが断線して消灯した場合でも、正確にLEDの消灯状態を確認することができる。
請求項7は、前記電源にACアダプタを使用したことを判別する電源判別手段と、前記ACアダプタを使用時の前記LEDの点灯時の正電極側の電圧値Aを予め記憶するアダプタ電圧記憶手段と、を更に備え、前記電源判別手段により電源がACアダプタであると判別された場合、前記電圧検出手段により検出された電圧値Lと前記アダプタ電圧記憶手段に記憶された電圧値Aとを前記電圧比較手段により比較して、該比較結果が、L=Aの条件を満足した場合、前記制御部は前記LEDが点灯していると判断することを特徴とする。
電源がACアダプタの場合、電池のように消耗して電圧が徐々に低下することはない。また、LEDには夫々個体ごとに点灯時の順電圧にバラツキがあるため、前記請求項1から5までは、そのティピカル値として電圧定数aを設定したが、ACアダプタの場合は、点灯していることが確実であるので、点灯時のLED端子電圧そのものを電圧定数Aとして記憶してLと比較すれば、LEDの個体バラツキを無視することができる。
かかる発明によれば、電源にACアダプタを使用した場合、LEDが点灯時の端子電圧を電圧定数Aとして記憶し、電圧検出手段により検出された電圧値Lと比較することにより、LEDの個体バラツキを無視することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明のデジタルカメラ装置の構成を示すブロック図である。デジタルカメラ装置20は、装置全体を制御するCPU、その制御プログラムを格納するROM、及びワークメモリとしてのRAMからなるシステム制御部1と、被写体像を集光するレンズ、その鏡筒、被写体像を光電変換するCCDからなる撮像部2と、撮像部2の画像を画像処理する画像処理部3と、マイクからの音声をAD変換して取り込んだり、音声情報をDA変換してスピーカから出力する音声入出力部4と、DC/DCコンバータにより電池電圧を変換して装置全体の電源として供給する電源部5と、液晶表示により操作状態をモニタする画像表示部6と、レリーズスイッチや状態表示用のLEDから構成される操作部7と、メモリカード等による外部ストレージカード制御部を有するデータ記憶部8と、フラッシュメモリからなる画像データを一時的に記憶するデータ記憶部9と、外部の通信回線やPCと接続する外部I/F部10から構成されている。尚、画像表示部6にはバックライトとしてLEDの白色照明が備えられている。
【0010】
本デジタルカメラの動作説明は、本発明の主旨ではないので詳しい説明は省略するが、概略動作として説明する。操作者は、まず、操作部7によりモードを選択し、図示しないファインダから被写体を覗き、レリーズスイッチを押すと、システム制御部1はその信号を検出して撮像部2のレンズと絞りを駆動して、被写体の画像をCCDに合焦させる。これらの一連の動作は、自動的にCPUが図示しないセンサの情報に基づいて行われる。CCDに合焦された画像は、タイミング発生器から発生されるクロックにより順次取り出され、データに含まれる雑音を低減する。そして、そのアナログ信号をA/D変換器によりデジタル信号に変換して、画像処理部3によりに入力され、データ記憶部9のフレームメモリに一時保管される。そして、フレームメモリに一時保管されたデータを処理し、その処理された画像をフレームメモリに再び格納する。さらに、フレームメモリ6に書き込まれたデータを画像表示部6の制御部に送り、LCDにその内容を表示する。ここで、操作者の意思により、その画像をメモリカード10に記録しておきたい場合、カメラ操作部17から指示をすると、マイコン14はそれに従って、デジタル信号処理回路7に対して画像をメモリカードに転送する制御を実行する。つまり、画像処理された画像をフレームメモリから読み出し、画像処理部3の画像圧縮伸張回路に送る。ここで、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式で画像を圧縮し、メモリカードに記憶する。このようにメモリカードは、フレームメモリに格納されたデータを圧縮し、その圧縮データを格納しておくためのものである。この他に、例えば8MB程度の内部メモリあるいはスマートメディア・コンパクトフラッシュ(登録商標)などに記録する構成であってもよい。
また、逆にメモリカードの内容を画像表示部6に表示する場合や、外部端子により他のPCと接続して画像データを転送したい場合は、所望のメモリカードをカメラ本体の図示しないコネクタに挿入して、操作部7から指示すると、システム制御部1は画像処理部3に指示してメモリカードの圧縮された画像データを読み出し、画像圧縮伸張回路に入力して、圧縮のアルゴリズムに従ってデータを伸張して元に戻し、画像表示部6に画像を表示する。
【0011】
図2は、本発明の画像表示部6に使用される白色バックライトのLED駆動回路のブロック図である。このLED駆動回路は、例えば、電池による電源30と、その正極に接続され電源側とLED側を直流的に分離するインダクタ31と、このインダクタ31と直列に接続されLEDに発生する電圧が逆流しないように阻止するショットキダイオード32と、図示しない表示部のバックライトとして白色照明の光源となる白色LED33と、この白色LED33のアノード側の電圧をAD変換するADコンバータ34と、白色LED33に点灯時に定電流を流すように制御する定電流駆動IC36と、前記電源30の正極に接続され電池電圧を昇圧してDC電圧を生成するDC/DCコンバータ5(図1参照)から構成されている。
また、ADコンバータ34の出力は図1のシステム制御部1に接続され、DC/DCコンバータ5の出力は装置本体の電源線に接続される。
本発明のデジタルカメラ装置は、基本的に電池駆動であることが特徴である。電池の種類は、乾電池、充電池どちらでも構わない。また、ACアダプタによりAC電源からDCに変換して供給する場合もある。そして、その中で使用されるLEDバックライトの定電流駆動回路は、その電源を電池やACアダプタなどのから直接とることにより、少しでも効率良く動作させるようにしている。ただし、その他の大部分の回路は、DC/DCコンバータからの安定した出力を利用する。本発明ではこれらのことを前提に以下にその動作について説明する。
先ず、説明の前に本発明で使用する電圧値の定義について以下に説明する。
実測された電池電源の電圧値・・・・・・・・・・・・・・・電圧値B
実測されたACアダプタで動作している時のLEDプラス側電圧・・電圧値A
実測されたLEDのプラス側電圧値・・・・・・・・・・・・・電圧値L
予め記憶されたLED点灯時のLEDプラス側の電圧値・・・電圧値定数a
予め記憶されたLED消灯時のLEDプラス側の電圧値・・・電圧値定数b
また、電源電圧値について以下に一例を示す。
電池駆動の場合の電圧値B・・・電池2本を想定すると定常3.0V
DC/DCコンバータ5の動作限界電圧・・・1.8V
ACアダプタの場合の電圧値A・・例えば5Vで安定
【0012】
まず、図2のLED駆動回路40の動作について説明する。尚、電源には電池が接続された場合について説明する。定電流駆動ICの内部の昇圧回路の電源が最低動作電圧を下回り駆動停止すると、電源電圧(記号38のポイント)が単純にインダクタ31とショットキダイオード32を通って白色LED33のプラス側P点に導通するため、そのときに実測されたLEDのプラス側電圧値Lは、実測された電池電源の電圧値Bとなる。その電圧値はADコンバータ34によりデジタルコード化されてシステム制御部1に伝えられる。一方、白色LED33はある電流値を流した場合、その両端に発生する電圧値は略一定となる。一例で示すと、20mA程度を流した場合、3.6V程度を発生する。従って、2灯直列であれば、点灯している時は7.2Vを発生していることになる。そこで、定電流駆動IC36が動作していて2灯直列の場合、白色LED33のプラス側P点の電圧値Lは7.2V程度となる。その電圧もADコンバータ34によりデジタルコード化されてシステム制御部1に伝えられる。
【0013】
また、電池30の電圧は使用しているうちに徐々に低下していき、同じ電源に接続されている定電流駆動IC36の駆動最低電源電圧(動作が保証できる最低電源電圧)と、DC/DCコンバータ5の最低電源電圧(装置全体にロジック回路用の3.3V電源を安定して供給できる最低電源電圧)とは必ずしも一致しない。例えば、定電流駆動IC36は2.0Vまでしか動作しなくても、DC/DCコンバータ5は1.8Vまで動作することもあり得る。また、個体バラツキなどで、ほとんど同じ電圧のこともあり得る。もちろん、装置全体に電力を供給するDC/DCコンバータ5よりも低電圧で定電流駆動IC36が動作すれば、装置全体の動作が先に停止するので操作上の大きな問題にはならないが、その逆の場合、つまり、定電流駆動IC36が先に動作が停止した場合は、本体は正常に動作しているにも拘わらず表示部が消灯してしまといった操作上の不具合が発生する。このような不具合を解消するために、定電流駆動IC36を低電圧でも動作する回路を採用することが好ましいが、コストが高くなり、採用が難しいケースもでてくる。
そこで、本発明では、白色LED33のプラス側の電圧値LをADコンバータ34で検出し、システム制御部1にそのデータを送って予め記憶したティピカルな電圧値定数と比較することにより、白色LED33の点灯と消灯状態を判別するものである。例えば、実測されたLEDのプラス側電圧値Lと、予め記憶されたティピカルなLED点灯時と消灯時のLEDプラス側の電圧値a、bを以下のように比較することで、LEDの状態を正確に把握することができる。
つまり、
L>bかつL=aの場合・・・LEDが点灯していると判断する。
L=bの場合・・・・・・・・LEDが消灯していると判断する。
尚、本実施形態ではデジタルカメラ(デジタルスチルカメラ)を例に説明しているが、定電流駆動方式のLEDバックライトを用いた表示装置であれば、すべてに適用されることは言うまでもない。
【0014】
また、他の実施形態として、特に光学ファインダを有するデジタルカメラの場合は、モニタ用LCDを意図的に消して光学ファインダで撮影する「光学ファインダモード」も有している場合がほとんどである。そのため、電池が消耗してLEDバックライトが点灯できなくなったとしても、その状態をシステム制御部1が検出してLEDバックライトの消灯状態を認識できれば、自動的に光学ファインダモードへ移行することで、撮影動作を続行することが可能となる。そのときは、ユーザに対してUIF機能のブザー音や音声、モノクロ情報表示LCDなどを用いて、その旨通知する手段を準備する。
また、システム制御部1が自動的に「光学ファインダモード」に移行するように制御するが、操作者によってはそこで撮影を終了したい場合もある。そこで、他の実施形態として、LEDの消灯を確認した場合、一旦動作を停止し、ブザー音やモノクロ情報表示LCDなどでユーザにLED点灯の電池が消耗したことを通知した後、ユーザがあらかじめ決められた操作を行うことによって、そのまま電池切れとして全体の動作を停止するか、光学ファインダモードとして動作を続行するかを選択できるようにするものである。
また、他の実施形態として、電池電圧値Bを実測する回路を設け、この値をbとして利用する。これは、LED消灯時の電圧値定数はあくまでもLEDのバラツキから導かれたティピカル値である。しかし、LEDが消灯した場合の正極側の端子電圧(電圧値L)は電源電圧(電池電圧値B)がそのまま現れる。従って、この値をLED消灯時の電圧値定数bと置き換えれば、LEDの個体バラツキを無視することができる。つまり、現在使用されているLEDそのものの端子電圧と見ることができる。
また、他の実施形態として、電源にACアダプタを使用した場合は、電池と異なり、使用時間に伴って電源電圧が低下することはない。つまり、ACアダプタを使用した場合は必ずLEDは点灯しており、その時のLEDの正極側の端子電圧を一旦不揮発性メモリなどに装置の個別情報として記憶し、Lをaとして利用するものである。これにより、LEDの個体バラツキを無視することができる。
【0015】
【発明の効果】
以上記載のごとく請求項1の発明によれば、LEDの正極側の電圧を予め記憶したティピカルな電圧値定数と比較することにより、LEDに個々のバラツキが存在しても、ある所定のバラツキ範囲で点灯と消灯状態を正確に判断することができる。
また請求項2では、電圧比較手段の比較結果が、L>b若しくはL=aの何れかの条件を満足した場合、LEDが点灯したと判断するので、簡単な方法でしかも、ある所定のバラツキ範囲内で正確にLEDの点灯状態を判断することができる。
また請求項3では、電圧比較手段の比較結果が、L=bの条件を満足した場合、LEDには電流が流れていないため定電流駆動されるLEDが消灯していることになり、LEDの正極側の電圧値のみである所定のバラツキ範囲内で正確にLEDの消灯を確認することができる。
また請求項4では、撮影モード中にLEDの定電流駆動回路の動作限界電圧を低下して消灯した場合、自動的に表示部によるモニタモードからファインダモードに切り替るので、操作者は撮影を続行することができ、シャッタチャンスを失うことを未然に防ぐことができる。
また請求項5では、LEDが消灯するとその状態を音声、音等で操作者に知らせ、その後の操作は操作者に選択させるので、LEDが消灯したことが即座に判明し、しかも後の操作手順を操作者が任意に選択することができるので、操作性をさらに高めることができる。
また請求項6では、電源電圧とLED正極側の電圧値を比較して等しければ、LEDが消灯していると判断するので、異なる電源電圧を使用した場合やLEDが断線して消灯した場合でも、正確にLEDの消灯状態を確認することができ、しかも、LEDの個体バラツキによる誤差を吸収することができる。
また請求項7では、電源にACアダプタを使用した場合、LEDが点灯時の端子電圧を電圧定数Aとして記憶し、電圧検出手段により検出された電圧値Lと比較することにより、LEDの個体バラツキによる誤差を吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタルカメラ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の画像表示部に使用される白色バックライトのLED駆動回路のブロック図である。
【符号の説明】
5 DC/DCコンバータ、30 電池、31 インダクタ、32 ショットキダイオード、33 白色LED、34 ADコンバータ
Claims (7)
- 電池又はACアダプタによる電源と、該電源から供給される電力により表示部を照明するLEDと、該LEDに流す駆動電流を一定値に制御する定電流駆動手段と、前記LEDの正電極側の電圧値を検出する電圧検出手段と、前記LEDの点灯時及び消灯時の正電極側の電圧値定数を予め記憶する電圧記憶手段と、前記電圧検出手段により検出された検出電圧と前記電圧記憶手段に記憶された電圧値定数とを比較する電圧比較手段と、デジタルカメラ装置全体の制御を司る制御部と、を備えたデジタルカメラ装置であって、
前記制御部は、前記電圧比較手段の比較結果により、前記LEDの点灯若しくは消灯を判断して装置本体の動作を制御するように構成されていることを特徴とするデジタルカメラ装置。 - 前記電圧検出手段により検出された電圧値をL、前記電圧記憶手段に予め記憶された前記LEDの点灯時の正電極側の電圧値定数をa、及び消灯時の正電極側の電圧値定数をbとしたとき、前記電圧比較手段の比較結果が、L>b若しくはL=aの何れかの条件を満足した場合、前記制御部は前記LEDが点灯していると判断することを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ装置。
- 前記電圧検出手段により検出された電圧値をL、前記電圧記憶手段に予め記憶された前記LEDの消灯時の正電極側の電圧値定数をbとしたとき、前記電圧比較手段の比較結果が、L=bの条件を満足した場合、前記制御部は前記LEDが消灯していると判断することを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ装置。
- 前記制御部が前記LEDが消灯していると判断した際、前記デジタルカメラ装置が撮影モードの場合、前記制御部は、前記表示部によるモニタモードから光学ファインダによる撮影が可能な光学ファインダモードに移行するように装置本体を制御することを特徴とする請求項1又は3に記載のデジタルカメラ装置。
- 前記制御部が前記LEDが消灯していると判断した際、前記デジタルカメラ装置が撮影モードの場合、前記制御部は、前記光学ファインダモードに移行するか否かを、前記表示部によるモニタ以外の手段でユーザに通知し、該ユーザが手動により撮影動作の停止、若しくは前記光学ファインダモードへの移行を選択可能とするように制御することを特徴とする請求項1又は3に記載のデジタルカメラ装置。
- 前記電源の電圧値を検出する電源電圧検出手段を更に備え、該電源電圧検出手段により検出された電圧値をB、前記電圧検出手段により検出された電圧値をL、としたとき、前記電圧比較手段の比較結果が、L=Bの条件を満足した場合、前記制御部は前記LEDが消灯していると判断することを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ装置。
- 前記電源にACアダプタを使用したことを判別する電源判別手段と、前記ACアダプタを使用時の前記LEDの点灯時の正電極側の電圧値Aを記憶するアダプタ電圧記憶手段と、を更に備え、
前記電源判別手段により電源がACアダプタであると判別された場合、前記電圧検出手段により検出された電圧値Lと前記アダプタ電圧記憶手段に記憶された電圧値Aとを前記電圧比較手段により比較して、該比較結果が、L=Aの条件を満足した場合、前記制御部は前記LEDが点灯していると判断することを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ装置。
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JP2006034544A (ja) * | 2004-07-26 | 2006-02-09 | Olympus Corp | 電子内視鏡システム |
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2002
- 2002-06-19 JP JP2002179041A patent/JP2004023671A/ja active Pending
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